JP6801141B1 - 中空成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品不良の原因となる装置本体の振動等を抑制した中空成形機を提供する。【解決手段】型締機構4のフレーム21は、それぞれ前後一対のアッパリンク51とロアリンク52とを介して、装置本体2に連結されている。装置本体2の中央下部には、略半円形状のマス61aを有するカウンタウエイト61が配置されている。カウンタウエイト61からはマス61aの反対側にクランクアーム61bが延設される一方、型締機構4のフレーム21の右側面にはブラケット28が固設されている。クランクアーム61bの先端とブラケット28(すなわち、フレーム21)とは、クランクピン62および連結ピン63を介し、コネクティングロッド65によって連結されている。【選択図】図4

Description

本発明は、中空樹脂製品の製造に供される中空成形機に係り、詳しくは装置本体の振動に起因する製品不良の抑制等を図る技術に関する。
薬品ボトル等の中空樹脂製品を効率的に生産する装置として、ダイレクトパリソン方式の中空成形機(ブロー成形機とも呼ばれる)が知られている(特許文献1〜3参照)。この種の中空成形機は、熱可塑性樹脂を加熱溶融させてパリソンダイから筒状のパリソンとして押し出すパリソン押出装置、製品外形を形成するためのキャビティが設けられた開閉式の成形金型、成形金型を開閉自在に保持する型締機構、型締機構の上方でパリソンを切断するパリソン切断装置、成形金型に保持されたパリソン内に高圧気体を吹き込むブローノズルを進退可能に保持したブロー装置等から構成されている。
型締機構は、一般に油圧シリンダによって駆動され、パリソン押出装置とブロー装置との間を往復動する。型締機構の移動方式としては、水平に配置されたパリソン押出装置とブロー装置との間を直進動する直動式が知られている。直動式の場合、型締機構4は、図10(a)に示すようにパリソン押出ユニット3の下で停止してパリソンダイから押し出されたパリソン13を成形金型31に保持させた後、図10(b)に示すように油圧シリンダ(図示せず)に駆動されて移動を開始し(起動し)、図10(c)に示すようにブロー装置6の下で停止してパリソン13内にブローノズル41を受け入れさせる。パリソン13の中空部にはブローノズル41から圧縮空気が供給され、膨張したパリソン13の外面が成形金型31のキャビティ37に張り付いて成形が完了する。パリソン13は、冷却された後に成形金型31から開放され、切断装置(図示せず)によって上下の不要部分が切断されて製品となる。
特開2004−160669号公報 特開2017−24193号公報 特開2017−136764号公報
型締機構4がオン・オフ作動する油圧シリンダによって駆動される場合、起動時には停止状態から急加速し、停止時には高速移動状態から急停止する。これにより、成形金型31に保持されたパリソン13の中央部分(非拘束部分)は、型締機構4の起動時において、慣性よって進行方向に対して後方に撓んで成形金型31のキャビティ37に接触(図10(b)中のX部)する一方、型締機構4の停止時において、慣性よって進行方向に対して前方に撓んで成形金型31のキャビティ37に接触(図10(c)中のY部)する。その結果、パリソン13は、キャビティ37に接触した部位(X部、Y部)が早期に冷却硬化してしまい、成形不良(容器肉厚の不均一、表面のひけ等)を製品に生じさせる。
一方、回動式の場合においても、油圧シリンダに駆動された型締機構の起動・停止時に、慣性モーメントの急増減によって装置本体が振動し、直動式と同様にパリソンの撓みによる同様の成形不良が製品に生じる。そして、小型細径容器等の製造にあたって樹脂素材の選定自由度も少なくなる他、振動を抑えるために装置本体をボルト等によって床面に固定する必要もあった。また、油圧シリンダは作動油の温度によって作動速度が変化するため、型締機構の作動曲線も時間の経過に連れて変化する。その結果、型締機構の動作が不安定になり、パリソン押出ユニットや切断装置等と連携が困難になる問題もあった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、型締機構の慣性モーメントの急増減に起因する装置本体の振動等を抑制し、もって製品不良の低減を図った回動式の中空成形機を提供することを目的とする。
本発明の中空成形機は、熱可塑性樹脂を加熱溶融させてパリソンダイから筒状のパリソンとして下方へ押し出すパリソン押出手段と、
製品外形を形成するためのキャビティが形成されるとともに前記パリソンを当該キャビティの上下で拘束して保持する成形金型と、
前記成形金型を開閉可能に保持する型締機構と、
前記パリソンを前記パリソンダイの下方で切断するパリソン切断手段と、
前記パリソン内に高圧気体を下方に吹き込むためのブローノズルを上下に進退可能に保持するブロー手段と、
駆動機構と、を備え、
前記駆動機構が、前記型締機構を前記パリソン押出手段の下方と前記ブロー手段の下方との間を往復移動し、前記パリソン押出手段の下方で前記成形金型に前記パリソンを保持させ、前記ブロー手段の下方で当該パリソンに前記ブローノズルを受け入れさせる中空成形機において、
前記駆動機構は、前記型締機構に対する駆動方向に発生する慣性モーメントを打ち消す方向の慣性モーメントを発生させるカウンタウエイトを備えたことを特徴とする。
好適には、前記型締機構は、装置本体に平行リンクによって支持されるとともに、前記回動中心から離間した位置で前記カウンタウエイトに連結部材を介して連結されている。
好適には、前記型締機構の回動起点と回動終点との少なくとも一方において、前記第回動中心と、前記型締機構と前記連結部材とを連結する第1の連結点と、前記カウンタウエイトと前記連結部材とを連結する第2の連結点とが略直線上に並ぶ。
好適には、前記駆動機構はサーボモータを駆動源とする。
本発明の中空成形機によれば、型締機構の移動による慣性モーメントの少なくとも一部がカウンタウエイトの回動による逆方向の慣性モーメントによって相殺され、装置本体の振動が抑制されて成形金型内のパリソンの撓みが起こり難くなる。
また、カウンタウエイトが型締機構を移動させる型締機構駆動機構の一部を構成するものでは、中空成形機の構造や部品点数が削減できる。
また、型締機構が、装置本体に平行リンクによって支持されるとともに、駆動機構の回動中心から離間した位置でカウンタウエイトに連結部材を介して連結されているものでは、型締機構とカウンタウエイトとの同期作動が確実に行われる。
また、型締機構の回動起点と回動終点との少なくとも一方において、第2の回動中心と、型締機構と連結部材とを連結する第1の連結点と、カウンタウエイトと連結部材とを連結する第2の連結点とが略直線上に並ぶものでは、起動時や停止時における型締機構の回動角速度が小さくなり、慣性モーメントの急増減が抑制できる。
また、型締機構の駆動機構がサーボモータを駆動源とするものでは、型締機構の回動角速度を自由に設定できるため、慣性モーメントの急増減に起因する振動抑制と生産効率の向上とを両立できる。
中空成形機における型締機構の駆動装置を示す正面図である。 中空成形機における型締機構の駆動装置を示す側面図である。 成形金型の正面図である。 型締機構の動きを示す模式図である。 成形金型がパリソンを保持した状態を示す図である。 型締機構の最上昇位置から最下降位置への動きを示す模式図である。 カウンタウエイトの回転と型締機構の上下との関係を示す線図である。 ブローノズルがパリソンに圧縮空気を供給する状態を示す図である。 型締機構の最下降位置から最上昇位置への動きを示す模式図である。 従来装置の問題点を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図1から図9を用いて詳細に説明する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態の中空成形機における型締機構の駆動装置を示す正面図であり、図2は同側面図である。本願の説明においては、図1の上側を中空成形機の上側、図1に向かって左側を中空成形機の左側、図2に向かって左側を中空成形機の前側とする。
図1に示すように、中空成形機1は、装置本体を構成する型移動台(以下、装置本体2と記す)と、装置本体2の左上に配置されたパリソン押出ユニット3と、装置本体2に回動自在に支持された型締機構4と、パリソン押出ユニット3の真下に配置されたパリソン切断装置5と、パリソン押出ユニット3の斜め右下に配置されたブロー装置6とを主要な構成要素としている。
パリソン押出ユニット3は、ホッパーに投入された熱可塑性樹脂のペレットを加熱溶融する加熱シリンダや溶融樹脂を前方に搬送する押出スクリュー等からなる公知の押出ユニット本体11と、押出ユニット本体11の前端に取り付けられた双頭式のパリソンダイ12とからなっている。中空成形機1の運転時に押出ユニット本体11は継続的に作動し、パリソンダイ12からは左右一対のパリソン13が下方に押し出され続ける。
型締機構4は、鋼板溶接構造品のフレーム21と、フレーム21の上面に設置された左右一対のレール22、レール22に案内されてスライドする前後一対の金型ホルダ23,24、金型ホルダ23,24を互いに接近・離反させる開閉リンク25,26、開閉リンク25,26を駆動するねじシャフト27等から構成されている。
金型ホルダ23,24には、フロントハーフ32とリヤハーフ33とからなる前後分割式の成形金型31が保持されている。金型ホルダ23には成形金型31のフロントハーフ32が固定される一方、金型ホルダ24には成形金型31のリヤハーフ33が固定されている。
図3に示すように、成形金型31(フロントハーフ32、リヤハーフ33)は、成形金型31の閉鎖時にパリソン13を挟み込む上下の拘束部35,36と、製品外形を形成するためのキャビティ37とが形成されている。本実施形態の成形金型31は小型細径のスクリュー管瓶の製造に供されるものであり、キャビティ37は、口部を形成するための口部キャビティ37aと、円筒状の胴部を形成するための胴部キャビティ37bとから成っている。
パリソン切断装置5は、サーボモータ及びボールねじにより駆動するカッター等から構成され、パリソン13が成形金型31に保持された直後にパリソン13を切断する。
ブロー装置6は、左右一対のブローノズル41a,41bやこれらブローノズル41a,41bを降下させるサーボモータ及びボールねじからなる降下機構42から構成され、成形金型31が直下に移動してくると成形金型31に保持されたパリソン13内にブローノズル41a,41bを進入させ、パリソン13内に圧縮空気を吹き込む。
(型締機構の回動支持)
型締機構4のフレーム21は、それぞれ上下一対のアッパリンク51とロアリンク52とを介して、装置本体2に連結されている。アッパリンク51とロアリンク52は、それぞれ棒状をしており、型締機構4が最上昇位置にあるときに略水平方向に配置される。アッパリンク51は、水平方向において、ロアリンク52よりも型締機構4に近い位置に配置されている。アッパリンク51とロアリンク52とは同一品であり、かつ、装置本体2との連結点51a,52a間の距離と、フレーム21との連結点51b,52b間の距離が等しく設定されている。また、アッパリンク51とロアリンク52は連結点51a,51b,52a,52bにおいて回動可能に支持されている。これにより、型締機構4と装置本体2とは、アッパリンク51およびロアリンク52とともに平行リンクを構成している。
図1に示すように、水平方向において型締機構4に対してアッパリンク51の側で、アッパリンク51よりも下側に、略半円形状のマス61aを有するカウンタウエイト61が配置されている。図2に示すように、カウンタウエイト61は、同軸減速機71のシャフト71aに固定されており、下方に設置されたサーボモータ72の駆動力がドライブスプロケット73、タイミングベルト74、ドリブンスプロケット75を介して同軸減速機71に伝達されることにより、左右どちらかの回転方向に回転駆動される。
カウンタウエイト61からは、シャフト71aを中心としてマス61aの反対側にクランクアーム61bが延設されている。型締機構4のフレーム21の右側面にはブラケット28が固設されている。クランクアーム61bの先端とブラケット28とは、クランクピン62および連結ピン63を介し、コネクティングロッド65によって連結されている。ブラケット28とコネクティングロッド65、及び、コネクティングロッド65とクランクアーム61bは、それぞれ互いに相対回転可能に連結している。アッパリンク51、ロアリンク52、コネクティングロッド65の回転中心軸線はいずれも略水平方向であり、互いに略同一の方向(中空成形機1の前後方向)である。
図4に模式的に示すように、上述したように型締機構4と装置本体2とが平行リンクの構成要素であるため、型締機構4(重心:G1)は、第1の回動中心C1(仮想回動軸心)をもって往復回動するが、回動時においても常に直立状態(図1,図2の状態)を保つ。また、カウンタウエイト61(重心:G2)は、第2の回動中心C2(同軸減速機71のシャフト71aの軸心)をもって回動する。
図4において、コネクティングロッド65とブラケット28の相対回転の中心を連結点P1とし、クランクアーム61bとコネクティングロッド65の相対回転の中心を連結点P2としている。型締機構4が回動起点である最上昇位置(図1,図2,図4(a))から動き出す場合、前から見てカウンタウエイト61が時計回りに回動し、コネクティングロッド65によって右下に引かれる。これにより、型締機構4は反時計回りに回動する。型締機構4が最上昇位置にあるとき、回動中心C2と連結点P1と連結点P2とが略直線上に並び、カウンタウエイト61の回転量に対する型締機構4の回動量は小さくなる。
一方、型締機構4が回動終点である最下降位置(図4(b))から動き出す場合、前から見てカウンタウエイト61が反時計回りに回動し、連結点P2(クランクピン62)によってクランクアーム61bに連結されたコネクティングロッド65が斜め左上方に押される。これにより、連結点P1(連結ピン63)によってコネクティングロッド65に連結された型締機構4は時計回りに回動する。型締機構4が最下降位置にあるときも、最上昇位置にあるときと同様に、回動中心C2と連結点P1と連結点P2とが略直線上に並び、カウンタウエイト61の回転量に対する型締機構4の回動量は小さくなる。
<実施形態の作用>
中空成形機1が運転を開始すると、パリソン押出ユニット3内で溶融樹脂が連続的に成形され、この溶融樹脂がパリソンダイ12の左右一対のダイヘッド14a,14bからそれぞれパリソン13として下方に押し出されてくる。パリソン13が所定の長さまで垂下した時点で、成形金型31を保持した型締機構4がパリソンダイ12の直下に停止し、その直後に金型ホルダ23,24が閉鎖方向に作動する。これにより、図5に示すように、パリソン13は、上下部分が拘束部35,36によって拘束され、中間部はキャビティ37の内壁に間隙をもった状態で成形金型31に保持される。パリソン13が成形金型31に保持されると、パリソン切断装置5がパリソン13を切断する。
パリソン切断装置5がパリソン13を切断すると、型締機構4はブロー装置6の直下まで下降する。具体的には、サーボモータ72に駆動されてカウンタウエイト61が時計回りに回動し、図6(a)〜(c)に示すように、回動中心C2をもって型締機構4が反時計回りに回動し、最下降位置に達した時点で停止する。
型締機構4が回動すると比較的大きな慣性モーメントが生じるが、カウンタウエイト61の回動方向が型締機構4と逆方向であるため、型締機構4の慣性モーメントの少なくとも一部がカウンタウエイト61の慣性モーメントによって打ち消される。また、上述したように、型締機構4が最上昇位置および最下降位置にあるときには、カウンタウエイト61の回動量に対する型締機構4の回動量が小さいことから、回動開始時および回動停止時において、型締機構4の移動速度の単位時間あたりの変化量が小さくなる。型締機構4の最上昇位置や最下降位置の近傍において、サーボモータ72が回転速度を急増あるいは急減させないように制御することで、単位時間当たりの型締機構4の移動速度の変化量をさらに小さくすることもできる。加えて、型締機構4が最上昇位置から動き出す時に、水平方向ではなく、下方に動き出すことで、パリソン13が水平方向に撓むのを防ぐことができる。
これらにより、慣性モーメントによる装置本体2の振動や、型締機構4の移動速度の変化に起因して、成形金型31に保持されたパリソン13が撓むのを抑制し、キャビティ37への接触による成形不良が防止される。図7はカウンタウエイト61の回転と型締機構4の上下との関係を示す線図である。型締機構4の最上昇位置近傍(図7中のA部)及び最下降位置近傍(図7中のB部)で上下動がなだらかに変化する近似サイン曲線を描くことが判る。
型締機構4が最下降位置まで回動してブロー装置6の真下で停止すると、図8に示すように、ブロー装置6からブローノズル41a,41bが下降する。下降したブローノズル41a,41bは、成形金型31に保持されたパリソン13内に進入し、パリソン13の上方の不要部分を切断し、パリソン13内に圧縮空気を吹き込む。これにより、パリソン13は、瞬間的に膨張して成形金型31のキャビティ37に張り付き成形が完了する。パリソン13は、冷却された後に成形金型31から開放され、次工程の切断装置(図示せず)によって下方の不要部分が切断されて製品となる。
最下降位置で成形金型31がパリソン13を開放すると、型締機構4は、再びパリソン押出ユニット3の真下まで上昇する。すなわち、サーボモータ72に駆動されてカウンタウエイト61が反時計回りに回動すると、図9(a)〜(c)に示すように、各部材が最上昇位置から最下降位置に移動する場合とは逆に作動し、型締機構4は、回動中心C2をもって型締機構4が時計回りに回動して最上昇位置に達した時点で停止し、再び成形金型31によるパリソン13の保持が行われる。
最上昇位置から最下降位置への移動する場合と同様、型締機構4の最下降位置から最上昇位置への移動の際においても装置本体2の振動が効果的に抑制される。そのため、パリソンダイ12から連続的に押し出されているパリソン13には揺れに起因する撓み等が生じなくなり、製品不良を防ぐことができる。
本実施形態では、上述した構成を採ったことにより、小型細径容器等の製造時に樹脂素材を比較的自由に選定できるとともに、装置本体2を床面に固定する必要性も低くなる。また、型締機構4を油圧シリンダで駆動するものに比べて安定した作動が実現され、パリソン押出ユニット3やパリソン切断装置5との連携が確実に行われる。更に、中空成形機1の稼働電力も、油圧シリンダで駆動するものに比べ、半減させることができる。
以上で具体的な実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれに限られるものではない。例えば、上記実施形態ではカウンタウエイトが型締機構を回動させる型締機構駆動機構の構成要素を兼ねているが、型締機構駆動手段から独立したカウンタウエイトを採用してもよい。その他、型締機構の支持構造や駆動方法等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
本発明は、小型細径容器等の製造に供される中空成形機に効果的に利用できる。
1 中空成形機
2 装置本体
3 パリソン押出ユニット
4 型締機構
5 パリソン切断装置
6 ブロー装置
12 パリソンダイ
13 パリソン
21 フレーム
23、24 金型ホルダ
28 ブラケット
31 成形金型
35 拘束部
37 キャビティ
41 ブローノズル
51 アッパリンク
52 ロアリンク
61 カウンタウエイト
61a マス
61b クランクアーム
62 クランクピン
63 連結ピン
65 コネクティングロッド
71 同軸減速機
71a シャフト
72 サーボモータ
C1 型締機構の仮想回動中心
C2 カウンタウェイトの回動中心
P1 連結点
P2 連結点

Claims (4)

  1. 熱可塑性樹脂を加熱溶融させてパリソンダイから筒状のパリソンとして下方へ押し出すパリソン押出手段と、
    製品外形を形成するためのキャビティが形成されるとともに前記パリソンを当該キャビティの上下で拘束して保持する成形金型と、
    前記成形金型を開閉可能に保持する型締機構と、
    前記パリソンを前記パリソンダイの下方で切断するパリソン切断手段と、
    前記パリソン内に高圧気体を下方に吹き込むためのブローノズルを上下に進退可能に保持するブロー手段と、
    駆動機構と、を備え、
    前記駆動機構が、前記型締機構を前記パリソン押出手段の下方と前記ブロー手段の下方との間を往復移動し、前記パリソン押出手段の下方で前記成形金型に前記パリソンを保持させ、前記ブロー手段の下方で当該パリソンに前記ブローノズルを受け入れさせる中空成形機において、
    前記駆動機構は前記型締機構に対する駆動方向に発生する慣性モーメントを打ち消す方向の慣性モーメントを発生させるカウンタウエイトを備えたことを特徴とする中空成形機。
  2. 前記型締機構は、装置本体に平行リンクによって支持されるとともに、前記回動中心から離間した位置で前記カウンタウエイトに連結部材を介して連結されていることを特徴とする、請求項1に記載の中空成形機。
  3. 前記型締機構の回動起点と回動終点との少なくとも一方において、前記回動中心と、前記型締機構と前記連結部材とを連結する第1の連結点と、前記カウンタウエイトと前記連結部材とを連結する第2の連結点とが略直線上に並ぶことを特徴とする、請求項2に記載の中空成形機。
  4. 前記駆動機構がサーボモータを駆動源とすることを特徴とする、請求項2又は3に記載の中空成形機。
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