JP6800491B2 - 体液吸引チューブ - Google Patents

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Description

本発明は、体液を吸引するために用いられる体液吸引チューブに関するものである。
従来より、患者の痰や唾液などの体液を吸引除去するために、吸引ポンプに接続した体液吸引チューブで体液を吸引するように構成した体液吸引装置が医療用途で広く利用されている(たとえば、特許文献1参照。)。
従来の体液吸引装置で用いられる体液吸引チューブは、直線状(棒状)に伸延する1本の中空円筒状のチューブ本体を用いた構成となっている。
そして、体液吸引チューブは、チューブ本体の基端側開口を連結具を介して吸引ポンプに接続する一方、チューブ本体の先端部を患者の体内に挿入し、吸引ポンプの吸引力によって先端側開口(吸引口)から患者の体液を吸引するようにしている。
特開2007−307185号公報
ところが、上記従来の体液吸引チューブでは、先端部から体液を吸引する際に、直線状に伸延するチューブ本体の先端が患者の身体(口腔内の粘膜等)に接触しており、吸引ポンプによって体液をチューブ本体の先端側開口(吸引口)から強制的に吸引するようになっている。
そのため、上記従来の体液吸引チューブでは、吸引ポンプの吸引力が1か所の吸引口に集中することになり、誤って吸引口から患者の身体の一部(口腔内の粘膜等)を吸引してしまい、体液を円滑に吸引することができないばかりか、患者に苦痛を与えてしまうおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、体液を吸引するために用いられる体液吸引チューブにおいて、先端に環形状の先端環状部を形成するとともに、先端環状部に複数の吸引口を形成することにした。
また、請求項1に係る本発明では、前記複数の吸引口の間を閉塞して体液を吸引する吸引流路を二股形状に形成することにした。
また、請求項2に係る本発明では、中空円筒状のチューブ本体の前記複数の吸引口を挟んで先端側に挿通孔を形成するとともに基端側に連通孔を形成し、チューブ本体の基端部を挿通孔から先端開口に挿通孔と連通孔とが連通するまで挿通することで前記先端環状部を形成することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、体液を吸引するために用いられる体液吸引チューブにおいて、先端に環形状の先端環状部を形成するとともに、先端環状部に複数の吸引口を形成することにしているために、1か所の吸引口での吸引力を緩和することができ、誤って患者の身体を吸引してしまうのを防止することができ、患者に苦痛を与えることなく体液を円滑に吸引することができる。
特に、前記複数の吸引口の間を閉塞して体液を吸引する吸引流路を二股形状に形成した場合には、各吸引口から体液を円滑に吸引することができる。
また、中空円筒状のチューブ本体の前記複数の吸引口を挟んで先端側に挿通孔を形成するとともに基端側に連通孔を形成し、チューブ本体の基端部を挿通孔から先端開口に挿通孔と連通孔とが連通するまで挿通することで前記先端環状部を形成することにした場合には、体液吸引チューブの製造が容易で安価なものとすることができる。
本発明に係る体液吸引チューブを示す説明図。 チューブ本体を示す断面図。 同拡大図。 同断面図。
以下に、本発明に係る体液吸引チューブの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、体液吸引チューブ1は、チューブ本体2の基端部に連結具3を接続しており、連結具3を介して吸引ポンプ4に着脱自在に接続されている。
チューブ本体2は、先端に環形状の先端環状部5を形成し、先端環状部5の左右の外側部に吸引口6,7をそれぞれ形成している。なお、チューブ本体2は、中空状となっており、内部に吸引口6,7と連結具3(吸引ポンプ4)とを連通する吸引流路が形成されている。
そして、体液吸引チューブ1は、先端側(先端環状部5)を患者の体内に挿入して使用され、吸引ポンプ4の吸引力によって吸引口6,7から患者の体液を吸引して除去する。吸引された体液は、チューブ本体2の吸引口6,7から吸引流路を通って基端側(連結具3)に吸引される。
ここで、先端環状部5は、チューブ本体2の先端に環形状に形成されていればよく、内部に環状に連通する吸引流路を形成してもよく、後述するように、二股状に分岐する吸引流路を形成してもよい。また、先端環状部5の製造方法は特に限定されるものではないが、たとえば、以下に説明するようにして製造することができる。
まず、図2に示すように、1本の直線状に伸延する可撓性を有する中空円筒状のチューブ本体2を用意し、チューブ本体2の先端側の中途部の一方側(ここでは、下側)に複数(ここでは、2個)の吸引口6,7を形成し、吸引口6,7を挟んで先端側の他方側(ここでは、上側)に挿通孔8を形成するとともに、吸引口6,7を挟んで基端側の他方側(ここでは、上側)に連通孔9を形成する。このように、1本のチューブ本体2の一方側(ここでは、下側)に複数の吸引口6,7を形成し、中空部分を挟んで反対側(ここでは、上側)に挿通孔8と連通孔9とを形成する。
吸引口6,7は、患者の体液の吸引に適した大きさで形成する。挿通孔8は、チューブ本体2を挿通させることができ、かつ、挿通後に内周がチューブ本体2の外周と密着する大きさ(チューブ本体2の外径と同一程度)で形成する。連通孔9は、挿通孔8よりも一回り小さく形成する。
次に、チューブ本体2の基端部を挿通孔8の外側から内側に向けて挿入するとともに、挿入したチューブ本体2の基端部をチューブ本体2の先端開口10から外側に引き出すことで、チューブ本体2の挿通孔8にチューブ本体2の基端側を挿通させる。
チューブ本体2の挿通は、チューブ本体2の連通孔9が挿通孔8と符号して挿通孔8と連通孔9とが連通する状態となるまで行う。
これにより、図3及び図4に示すように、チューブ本体2の先端部分が環形状となって先端環状部5を容易に形成することができる。
先端環状部5は、先端を円弧状に折り返すことで内部に環状の吸引流路を形成することができ、また、先端を鋭角状に折り返す(折り曲げる)ことで内部に二股状の吸引流路を形成することができる。なお、図3及び図4では、先端を誇張して先鋭状に折り返された形状で図示しているが、実際には、可撓性を有するチューブ本体2の厚みによって先端に丸みを帯びさせることができる。
チューブ本体2は、基端側の中空部11と吸引口6の内側の中空部12とが連通孔9を介して連通連結するとともに、基端側の中空部11と吸引口7の内側の中空部13とが直接連通連結した状態となる。
特に、先端環状部5の中途部においてチューブ本体2を折り返して吸引口6と吸引口7との間を閉塞した場合には、基端側の中空部11が挿通孔8と連通孔9との連通部分で吸引口6の内側の中空部12と吸引口7の内側の中空部13とに二股に分岐した二股形状の吸引流路を形成することができる。
そして、吸引ポンプ4を駆動して吸引口6,7から患者の体液を吸引すると、吸引された体液は吸引流路を通って体液吸引チューブ1の基端側へと吸引される。
その際に、複数の吸引口6,7が同時に患者の身体(口腔内の粘膜等)などと接触して閉塞されてしまっても、挿通孔8と連通孔9との連通部分が開口されて吸引力が低下するので、患者の身体(口腔内の粘膜等)を誤って吸引してしまうのを防止することができる。
なお、吸引口6,7は、先端環状部5を形成した後に所要位置に形成してもよい。
以上に説明したように、上記体液吸引チューブ1は、先端に環形状の先端環状部5を形成するとともに、先端環状部5に複数の吸引口6,7を形成した構成となっている。
そのため、上記構成の体液吸引チューブ1では、先端に環形状の先端環状部5を形成することで、患者の体内に痛みを与えることなく容易に挿入することができ、また、挿入後には看者の体内で体液吸引チューブ1の先端部分(吸引口6,7)の姿勢を安定させることができる。
しかも、上記構成の体液吸引チューブ1では、1か所の吸引口6(7)での吸引力を緩和することができ、誤って患者の身体を吸引してしまうのを防止することができ、患者に苦痛を与えることなく体液を円滑に吸引することができる。
また、上記体液吸引チューブ1は、複数の吸引口6,7の間を閉塞して体液を吸引する吸引流路を二股形状に形成した構成となっている。
そのため、上記構成の体液吸引チューブ1では、各吸引口6,7での吸引力を均等化させることができ、各吸引口6,7から体液を円滑に吸引することができる。
また、上記体液吸引チューブ1は、中空円筒状のチューブ本体2の複数の吸引口6,7を挟んで先端側に挿通孔8を形成するとともに基端側に連通孔9を形成し、チューブ本体2の基端部を挿通孔8から先端開口10に挿通孔8と連通孔9とが連通するまで挿通することで先端環状部5を形成した構成となっている。
そのため、上記構成の体液吸引チューブ1では、先端環状部5を形成した体液吸引チューブ1の製造が容易で安価なものとすることができる。
1 体液吸引チューブ 2 チューブ本体
3 連結具 4 吸引ポンプ
5 先端環状部 6,7 吸引口
8 挿通孔 9 連通孔
10 先端開口 11,12,13 中空部

Claims (2)

  1. 体液を吸引するために用いられる体液吸引チューブにおいて、
    先端に環形状の先端環状部を形成するとともに、先端環状部に複数の吸引口を形成し、前記複数の吸引口の間を閉塞して体液を吸引する吸引流路を二股形状に形成したことを特徴とする体液吸引チューブ。
  2. 体液を吸引するために用いられる体液吸引チューブにおいて、
    先端に環形状の先端環状部を形成するとともに、先端環状部に複数の吸引口を形成し、
    中空円筒状のチューブ本体の前記複数の吸引口を挟んで先端側に挿通孔を形成するとともに基端側に連通孔を形成し、チューブ本体の基端部を挿通孔から先端開口に挿通孔と連通孔とが連通するまで挿通することで前記先端環状部を形成したことを特徴とする体液吸引チューブ。
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