JP6800451B2 - リレースイッチを含む回路及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リレースイッチ含む回路の制御方法に関し、具体的には、リレースイッチの接点で発生する熱起電力の影響を低減することが可能なリレースイッチを含む回路及びその制御方法に関する。
リレースイッチは、制御信号によって電気回路を開閉するもので、多くの電子機器や電気製品に組み込まれており、機器の自動制御など産業界で欠かせない部品である。リレースイッチは、精密電気測定の分野においても、複数の器物を1台ずつ順番に切り替えながら測定するためのチャネル制御のほか、信号発生器からの出力のオン/オフ、測定器で生じるオフセットや低温−室温間の配線で生じる熱起電力の影響を打ち消すための極性反転動作を行うためなどに利用されている。
しかし、リレースイッチは1対の電極間に金属表面同士の接点が形成されるため、金属の種類や表面状態、温度勾配などに応じて熱起電力が生じる。電極で生じる熱起電力の大きさは、接点の切り替え位置(ここでは便宜上、それらを正転(Normal)状態と反転(Reverse)状態と呼ぶ)により異なるため、接点を切り替えた際に、それらの差が不要な成分として、精密な電気測定を行う際の妨げとなっていた。そのため、高い精度を必要とする電気測定においては、不要な熱起電力(小さいものでも0.1μV程度)が生じるリレースイッチの代わりに、ロータリースイッチなどの機械的なスイッチが用いられている。例えばロータリースイッチでは、接点の切り替え時に、強力なバネの力で押し付けられた一方の電極が、他方の電極の表面を削りながら移動するため、表面の劣化した酸化層などが削り取られ、常に清浄な表面同士の接点が実現される。その結果、不要な熱起電力の値を例えば5nV程度以下に抑えることが可能となる。
その一方で、ロータリースイッチなどの機械的なスイッチの接点切り替えは通常手動を前提としており、その自動化には強力なモーターや精密なギヤなどが必要であり、接点切り替え速度を早くできない、構造が複雑になる、システムが大きく重くなる等の課題がある。そのため、よりコンパクトかつ低コストで、高速かつスマートな自動制御システムを実現するために、リレースイッチの低熱起電力化が望まれている。
特許文献1と2は、2つのリードスイッチの各々の一方のリード片を短絡させ直列に接続し、各々のリードスイッチの接点で発生する熱起電力を互いに逆向きにして相殺させるリードスイッチ(開閉装置)を開示する。特許文献3は、逆並列に同一コイルの2つのリレーの接点を接続して各接点で発生する熱起電力を相殺するリレー接点間の熱起電力減少方法を開示する。
特開昭49−3465号広報 特開昭58−20458号広報 特開昭53−142645号広報
特許文献1〜3の従来技術は、いずれもリレー接点間の熱起電力自体の原理的な減少方法を開示するものであるが、実際のリレースイッチにおいて、ロータリースイッチなどの機械的なスイッチ並み(ナノボルト[nV]レベル)にまで減少させることは技術的に困難である。また、チャネル切り替え、極性反転等のためのリレースイッチを含む回路及びその動作において熱起電力減少を実現させるための構成や方法を開示するものではない。本発明は、リレースイッチの接点で発生する熱起電力が一定量存在する場合においても、精密測定において、その影響を低減することが可能なリレースイッチを含む回路の制御方法、極性反転回路及びその制御方法を提案することを目的とする。
本発明の一態様のリレースイッチを含む回路の制御方法は、(a)第1の接点同士が接続された第1及び第2のリレースイッチを含み、第1リレースイッチの第2の接点の一方はチャネル1に接続し他方は出力端子に接続し、第2リレースイッチの第2の接点の一方はチャネル2に接続し他方は出力端子に接続している回路を準備するステップと、(b) チャネル1と出力端子との間に第1信号経路を形成するステップと、(c)チャネル2と出力端子との間に第2信号経路を形成するステップと、を含む。第1信号経路を形成するステップ(b)は、(b1)第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップと、(b2)第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップとを含む。第2信号経路を形成するステップ(c)は、(c1)第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップと、(c2)第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップとを含む。なお、本明細書における「入力」と「出力」は便宜上の表現であり、それらが入れ替わっても本発明の趣旨に変わりはなく、以下の説明においても同様である。
本発明の他の一態様のリレースイッチを含む回路の制御方法は、(a)第1の接点同士が接続された第1及び第2のリレースイッチを含み、第1の接点同士は出力端子に接続し、第1リレースイッチの第2の接点の一方はチャネル1に接続し、第2リレースイッチの第2の接点の一方はチャネル2に接続する回路を準備するステップと、(b)チャネル1と出力端子との間に第1信号経路を形成するステップと、(c)チャネル2と出力端子との間に第2信号経路を形成するステップとを含む。第1信号経路を形成するステップ(b)は、(b1)第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップと、(b2)第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップとを含む。第2信号経路を形成するステップ(c)は、(c1)第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップと、(c2)第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップとを含む。
本発明の一態様のリレースイッチを含む回路は、第1の接点同士が接続された第1及び第2のリレースイッチを含み、第1リレースイッチの第2の接点の一方は第2入力端子に接続し他方は第1出力端子に接続し、第2リレースイッチの第2の接点の一方は第1入力端子に接続し他方は第1出力端子に接続し、さらに、第1の接点同士が接続された第3及び第4のリレースイッチを含み、第3リレースイッチの第2の接点の一方は第1入力端子に接続し他方は第2出力端子に接続し、第4リレースイッチの第2の接点の一方は第2入力端子に接続し他方は第2出力端子に接続する。
本発明によれば、リレースイッチを含む回路、例えばチャネル(経路)切り替え回路、極性反転回路、開閉回路等において、リレースイッチの接点で発生する熱起電力の影響を低減した各動作を確保することができる。
従来のリレースイッチの構成を示す図である。 本発明の一実施形態のリレースイッチの構成を示す図である。 本発明の他の一実施形態のリレースイッチの構成を示す図である。 図1の従来のリレースイッチでの熱起電力(EMF)の測定結果を示す図である。 図2の本発明の一実施形態のリレースイッチでの熱起電力(EMF)の測定結果を示す図である。 図3の本発明の他の一実施形態のリレースイッチでの熱起電力(EMF)の測定結果を示す図である。 本発明の一実施形態のリレースイッチを含むチャネル(経路)切り替え回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態のリレースイッチを含む極性反転回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態のリレースイッチを含む極性反転回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態のリレースイッチを含む開閉回路の構成を示す図である。 図8の本発明の一実施形態の極性反転回路での熱起電力(EMF)の測定結果を示す図である。
図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。最初に、比較のために、図1の従来のリレースイッチの構成/動作の説明を行う。図1(a)では、通常のリレー(同列、inline)の一動作として、スイッチS1が電極1、2の間で切り替わる。S1が電極1に接続する時に正転(Normal)信号が電極5を介して出力(OUT)に入る。S1が電極2に接続する時に反転(Reverse)信号が電極5を介して出力(OUT)に入る。図1(b)は、市販のリレースイッチ(パナソニック社製Sリレー)を用いた場合の結線例を示す。なお、図1(a)、(b)では、正転(Normal)時の状態を示している。
電極1、2とこれに接触するスイッチS1とは金属表面同士の接点を含むために、金属の種類や表面状態、温度勾配などに応じて、正転と反転の切り替えにおいて、各電極において熱起電力Vが発生する。その際、各接点における表面状態や温度勾配などの条件に差異が生じ得る。その結果、正転時に電極1で発生する熱起電力Vnorと反転時に電極2で発生する熱起電力Vrevは厳密には異なる値をとる(Vnor≠Vrev)。なお、この正転時と反転時の熱起電力の差は、図1(b)のSリレーの電極配置から明らかなように、電極1と2の間隔が電極1−4間あるいは2−3間に比べて長いので正反転時での電極1と2の温度TとTが同一にならず差が出てしまうことから、その温度差(T−T)に起因して生じていると考えることもできる。
図4に図1(b)のSリレーの正転と反転の切り替えにおける熱起電力Vnor、Vrev及び両者の差分ΔVEMFの測定結果(時間変化)を示す。図4の(a)と(b)は2つのリレーS単体(A、B)の測定結果を示す。(a)、(b)共に熱起電力VnorとVrevに差があり、その平均電圧差ΔVEMF(=[Vnor−Vrev]/2)は(a)で平均10nV程度、(b)で平均−15nV程度と、いずれの場合もその大きさ(絶対値)は10nV以上である。この平均電圧差ΔVEMFの大きさは、正転時と反転時の各測定値の差を求める場合においても不要なオフセット成分として残り、精密な電気測定を行う際の妨げとなる。

図2は、本発明の一実施形態のリレースイッチの構成を示す図である。図1の場合と同様に、(b)は市販のリレースイッチ(Sリレー)を用いた場合の結線例を示している。(a)、(b)はいずれも正転(Normal)時の状態を示している。図2の構成例は、図1のリレースイッチを2つ組み合わせた構成、すなわち、2つのリレースイッチが、連結した電極6、7を介して直列接続した構成を有している。図2(a)では、スイッチS1が電極1、2の間で切り替わり、スイッチS2が電極3、4の間で切り替わる。S1が電極1に接続し、S2が電極3に接続する時に正転(Normal)信号が電極6、7、5を介して出力(OUT)に入る。同様に、S1が電極2に接続し、S2が電極4に接続する時に時に反転(Reverse)信号が電極7、6、5を介して出力(OUT)に入る。
図1の場合と同様に、図2の各電極1、2、3、4とこれらに接触するスイッチS1、S2とは金属表面同士の接点を含むために、正転と反転の切り替えにおいて、各電極において熱起電力V1nor、V2nor、V1rev、V2revが発生する。正転時に発生する熱起電力の総和(V1nor−V2nor)の値と、反転時に発生する熱起電力の総和(V1rev−V2rev)の値は、ほぼ等しくかつ同じ極性のため、それらの平均電圧差ΔVEMF(={[V1nor−V2nor]−[V2rev−V1rev]}/2)はゼロに近い微小な電圧となる。
図5に図2(b)のSリレーの正転と反転の切り替えにおける熱起電力Vnor、Vrev及び両者の差分ΔVEMFの測定結果(時間変化)を示す。熱起電力VnorとVrevに差があるが、その平均電圧差ΔVEMF(=[Vnor−Vrev]/2)は平均4nV程度であり10nVよりも小さい。その結果、図1の従来の構成例の通常の反転動作での電圧差(≧10nV)に比べてその値を小さくすることができる。この正転時と反転時の熱起電力の微小差は、図2(b)のSリレーの電極配置から明らかなように、電極1と4や2と3の間隔が電極1と2や4と3の間隔に比べて小さいので、正反転時での電極1と3での温度差(T−T)と電極4と2での温度差(T−T)がほぼ同一になることから、その微小な温度勾配に起因して生じていると考えることもできる。
図3は、本発明の他の一実施形態のリレースイッチの構成を示す図である。図3(b)は市販のリレースイッチ(パナソニック社製Sリレー)を用いた場合の結線例を示している。図3の構成は図2の構成の変形バージョンである。図2(b)との比較から、構成上の異なる点は、直列接続された2つのリレースイッチの連結された電極6、7にさらに出力(OUT)が接続されていることである。これにより、図2では交差した経路1−3と2−4の両側の端子を使用していた(両側交差)のに対して、図3では1と4の片側端子のみを使用(片側交差)している。図2(a)の場合と同様に、図3(a)では、スイッチS1が電極1、2の間で切り替わり、スイッチS2が電極3、4の間で切り替わる。S1が電極1に接続し、S2が電極3に接続する時に正転(Normal)信号が電極6、5を介して出力(OUT)に入る。同様に、S1が電極2に接続し、S2が電極4に接続する時に時に反転(Reverse)信号が電極7、5を介して出力(OUT)に入る。
図3の構成で正転と反転の切り替え時に電極1、4において熱起電力V1norとV2revが発生するが、図3(b)のSリレーの電極配置から明らかなように、電極1と4の間隔が電極1−2間あるいは4−3間に比べて短いので、反転時での電極1と4の温度TとTの温度差(T−T)は比較的小さいことから、熱起電力V1norとV2revの差は微小な電圧差になると考えることができる。
図6に図3(b)のSリレーの正転と反転の切り替えにおける熱起電力Vnor、Vrev及び両者の差分ΔVEMFの測定結果(時間変化)を示す。熱起電力VnorとVrevに差があるが、その平均電圧差ΔVEMF(=[Vnor−Vrev]/2)は平均−6nV程度であり、その大きさ(絶対値)は10nVよりも小さい。その結果、図2の構成の場合と同様に、図1の従来の構成例の通常の反転動作での電圧差(≧10nV)に比べてその値を小さくすることができる。
次に、図7〜図11を参照しながら、図2または図3で説明した本発明の一実施形態のリレースイッチを用いたチャネル(経路)切り替え回路(図7)、極性反転回路(図8、図9)、開閉回路(図10)の実施形態(適用例)について説明する。なお、以下の説明では、図2のリレースイッチの構成を用いた場合の例を示しているが、図3のリレースイッチの構成を用いる場合は、図3の場合と同様に、各回路において出力側のOUT、Hi、またはLoの電極(出力端子)をそれぞれ2つのリレースイッチの連結された電極の間に配置することにより同様に適用することができる。
図7は、本発明の一実施形態のチャネル(経路)切り替え回路の構成を示す図である。図7の構成は基本的に図2の構成と同じであり、図2の入力側のNORとREVがCh1、Ch2になっている点が異なる。S1が電極1に接続し、S2が電極3に接続する時にチャネル1(Ch1)の信号が出力(OUT)に入る。同様に、S1が電極2に接続し、S2が電極4に接続する時にチャネル2(Ch2)の信号が出力(OUT)に入る。
図8は、本発明の一実施形態のリレースイッチを含む極性反転回路の構成を示す図である。図8の構成は、図7の直列接続された1組のリレースイッチがさらにもう1組加わった構成を有している。図8の構成は入力Hi、Loがそのまま出力する場合を示している。上段のS1が電極2に接続し、S2が電極4に接続し、下段のS3が電極9に接続し、S4が電極11に接続する時に、上段からHiが出力され、下段からLoが出力される。極性反転時には、上段のS1が電極1に接続し、S2が電極3に接続し、下段のS3が電極8に接続し、S4が電極10に接続する時に、上段からLoが出力され、下段からHiが出力される。
図9は、本発明の一実施形態のリレースイッチを含む極性反転回路の構成を示す図である。図9の構成は、図8の構成においてさらに出力側に開閉器となるON/OFFスイッチS5、S6を設けたものである。図9の構成は、入力Hi、Loがそのまま出力する場合を示している。極性反転(Hi、Lo)の切り替え動作は、図8の場合と同様である。図9の構成では、S5、S6のスイッチ動作(切り替え)によりHiまたはLoの出力をさらに開閉(ON、OFF)させることができる。図9の構成では、図8の場合に比べてスイッチS5、S6の熱起電力が余分な成分として加算されるが、出力側から見たときに、それらの成分は正転および反転のいずれの場合も同じ値かつ同じ極性であるため、正転時と反転時の測定値の差をとることで、それらの成分は打ち消し合い、測定結果に影響しない。
図10は、本発明の一実施形態のリレースイッチを含む開閉回路の構成を示す図である。図10の構成は、図8の構成において、上段のリレースイッチの電極1とLo入力との接続を辞めて、代わりに上段のリレースイッチの電極1と下段のリレースイッチの電極8とを接続したものであり、その間の配線が短絡(Short)している。図10の構成は入力Hi、Loがそのまま出力する場合を示している。各スイッチの切り替え動作は、上述した図8の場合と同様である。図10の構成では、入力Hi、Loがそのまま出力された場合の測定値から、短絡(Short)された場合の測定値を差し引くことにより、本開閉回路に起因した熱起電力の成分が打ち消され、測定結果に影響しない。
図11に図8の極性反転回路での極性切り替えにおける熱起電力Vnor、Vrev及び両者の差分ΔVEMFの測定結果(時間変化)を示す。図11の測定では、リレースイッチとしてSリレーを用いている。図11の(a)は上段のHi側出力での測定データであり、(b)は下段のLo側出力での測定データであり、(c)は極性をHiからLoに反転させた場合の測定データである。(a)から(c)のいずれの場合でも熱起電力VnorとVrevに差があるが、その平均電圧差ΔVEMF(=[Vnor−Vrev]/2)は、(a)で平均4nV程度、(b)で平均1nV程度、(c)で−3nV程度といずれの場合もその大きさ(絶対値)は10nVよりも小さいことが確認された。
本発明のリレースイッチを含む回路は、極性反転時の熱起電力の影響を低減した回路として産業上幅広く利用することができる。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11 電極(接点、端子)

Claims (7)

  1. リレースイッチを含む回路の制御方法であって、
    第1の接点同士が接続された第1及び第2のリレースイッチを含み、第1リレースイッチの第2の接点の一方はチャネル1に接続し他方は出力端子に接続し、第2リレースイッチの第2の接点の一方はチャネル2に接続し他方は出力端子に接続している回路を準備するステップと、
    チャネル1と出力端子との間に第1信号経路を形成するステップと、
    チャネル2と出力端子との間に第2信号経路を形成するステップと、を含み、
    前記第1信号経路を形成するステップは、
    第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップと、
    第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップとを含み、
    前記第2信号経路を形成するステップは、
    第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップと、
    第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップとを含む、制御方法。
  2. リレースイッチを含む回路の制御方法であって、
    第1の接点同士が接続された第1及び第2のリレースイッチを含み、第1の接点同士は出力端子に接続し、第1リレースイッチの第2の接点の一方はチャネル1に接続し、第2リレースイッチの第2の接点の一方はチャネル2に接続する回路を準備するステップと、
    チャネル1と出力端子との間に第1信号経路を形成するステップと、
    チャネル2と出力端子との間に第2信号経路を形成するステップと、を含み、
    前記第1信号経路を形成するステップは、
    第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップと、
    第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップとを含み、
    前記第2信号経路を形成するステップは、
    第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップと、
    第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップと
    を含み、
    第1リレースイッチの第2の接点の一方と第2リレースイッチの第2の接点の一方との距離が、第1リレースイッチの第2の接点同士の距離、又は、第2リレースイッチの第2の接点同士の距離よりも短い
    制御方法。
  3. リレースイッチを含む回路であって、
    第1の接点同士が接続された第1及び第2のリレースイッチを含み、第1リレースイッチの第2の接点の一方は第2入力端子に接続し他方は第1出力端子に接続し、第2リレースイッチの第2の接点の一方は第1入力端子に接続し他方は第1出力端子に接続し、さらに、
    第1の接点同士が接続された第3及び第4のリレースイッチを含み、第3リレースイッチの第2の接点の一方は第1入力端子に接続し他方は第2出力端子に接続し、第4リレースイッチの第2の接点の一方は第2入力端子に接続し他方は第2出力端子に接続する、回路。
  4. 第1リレースイッチの第2の接点の一方は第2入力端子に接続せず、かつ第3リレースイッチの第2の接点の一方は第1入力端子に接続しない代わりに、当該2つの第2の接点の一方が短絡している、請求項3に記載の回路。
  5. 第1出力端子に接続しその出力を開閉するための第5リレースイッチと、第2出力端子に接続しその出力を開閉するための第6リレースイッチとをさらに含む、請求項3または4に記載の回路。
  6. 請求項3または4に記載の回路の制御方法であって、
    第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップと、
    第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップと、
    第3リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップと、
    第4リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップと、を含むことにより、第1出力端子に第1入力端子からの第1入力信号を出力し、第2出力端子に第2入力端子からの第2入力信号を出力する、制御方法。
  7. 第1リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップと、
    第2リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップと、
    第3リレースイッチの第1の接点と第2の接点の一方を接続するステップと、
    第4リレースイッチの第1の接点と第2の接点の他方を接続するステップとをさらに含むことにより、第1出力端子に第2入力端子からの第2入力信号を出力し、第2出力端子に第1入力端子からの第1入力信号を出力する、請求項6に記載の制御方法。
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