JP6799452B2 - 爪または皮膚の研磨カス飛散防止組成物 - Google Patents
爪または皮膚の研磨カス飛散防止組成物 Download PDFInfo
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る毒性が低いものであれば特に限定されない。本発明では該アルコールとして、エタノールおよびイソプロパノールの何れかを含有する。これらのアルコールは、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また本発明の組成物が含有する他の溶媒成分としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、メチルセロソルブ、ヘキシレングリコール等が例示される。
本発明において該高分子化合物(前述したアルコール及び水に対して溶解性を有する高分子化合物、およびアルコールに非溶解性でかつ水溶性の高分子化合物)は、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー、およびグルコマンナンの何れかである。
蒸留水63g、エタノール33.4gを混合した後、平均分子量が140,000のヒドロキシプロピルセルロースであるセルニーL(日本曹達(株)社製)0.6g、平均分子量が910,000のヒドロキシプロピルセルロースであるセルニーH(日本曹達(株)社製)2.0g、カルボキシビニルポリマーであるハイビスワコー103(和光純薬(株)社製)1.0gをこの順に混合し、後に株式会社シンキー製ARE−310にて撹拌し、実施例1の研磨カス飛散防止組成物を得た。なお、該組成物は均一なゲル状の組成物であり、作製後は溶媒成分が揮発しないように、容器内にて密閉した。
実施例1の研磨カス飛散防止組成物中の作製において、蒸留水およびエタノールの使用量を後述の表1に示した量に変更した以外は同様にして、実施例2〜4および比較例1〜2の研磨カス飛散防止組成物を得た。なお、得られた組成物は何れも均一なゲル状の組成物であり、作製後は溶媒成分が揮発しないように、容器内にて密閉した。
実施例1〜4および比較例1〜2の研磨カス飛散防止組成物を、木ベラを使って混ぜた後に、それぞれ容器内から取り出し、施術する箇所に塗布した。適切な塗布がしにくい組成物については組成物の量を多く塗布するなどして、可能な限り適切に塗布を行った。その後、グラインダーを用いて爪を研磨し、目視にて組成物と研磨カスの飛散の様子を以下の基準で評価した。この結果を表1に示す。
○:研磨カスが飛散せず包摂性は良好である。
△:研磨カスが僅かに飛散したが、実用上十分な包摂性が認められた。
×:組成物及び研磨カスが飛散し、包摂性に問題がある。
実施例1〜4および比較例1〜2の研磨カス飛散防止組成物を、木ベラを使って上記した研磨カス包摂性の評価と同様にして施術する箇所に塗布した。その後、グラインダーを用いて爪の研磨を行い、研磨状況を以下の基準で評価した。この結果を表1に示す。
○:爪の研磨作業を開始してから30分経過した後であっても、良好な研磨効率が維
持されていた。
△:爪の研磨作業を開始後、15分経過した後に研磨効率が低下したが、実用上問題
ないレベルである。
×:爪の研磨作業を開始後、10分経過した後に研磨効率が低下し、不満なレベルで
ある。
実施例1〜4および比較例1〜2の研磨カス飛散防止組成物を、木ベラを使って上記した研磨カス包摂性の評価と同様にして施術する箇所に塗布した。その後、グラインダーを用いて30分間、爪の研磨作業を行い、使用後のグラインダーを水と共に超音波洗浄器内に投入して洗浄した。この時の洗浄性を以下の基準で評価した。この結果を表1に示す。
○:5分間未満の超音波洗浄により洗浄が完了した。
△:5分以上30分未満の超音波洗浄により洗浄が完了した。
×:洗浄の完了まで30分以上の時間を要した。
蒸留水54g、エタノール42.4gを混合した後、アルコールに非溶解性でかつ水溶性の多糖類としてグルコマンナンであるレオレックス(登録商標)One(清水化学社製)0.9g、平均分子量が140,000のヒドロキシプロピルセルロースであるNISSO HPC L(日本曹達社製)0.68g、平均分子量が910,000のヒドロキシプロピルセルロースであるNISSO HPC(登録商標) H(日本曹達社製)2.02gをこの順に混合し、後に株式会社シンキー製ARE−310にて撹拌し、比較例3の研磨カス飛散防止組成物を得た。また該組成物は均一なゲル状の組成物であり、作製後は溶媒成分が揮発しないように、容器内にて密閉した。
蒸留水54g、エタノール42.4gを混合した後、アルコールに非溶解性でかつ水溶性の多糖類としてグルコマンナンであるレオレックスOne(清水化学社製)0.18g、平均分子量が140,000のヒドロキシプロピルセルロースであるNISSO HPC L(日本曹達社製)0.86g、平均分子量が910,000のヒドロキシプロピルセルロースであるNISSO HPC H(日本曹達社製)2.57gをこの順に混合し、後に株式会社シンキー製ARE−310にて撹拌し、実施例5の研磨カス飛散防止組成物を得た。また該組成物は均一なゲル状の組成物であり、作製後は溶媒成分が揮発しないように、容器内にて密閉した。
Claims (1)
- 溶媒成分として少なくとも水およびアルコールを含有し、更に高分子化合物を少なくとも含有する爪または皮膚の研磨カス飛散防止組成物であって、該アルコールはエタノール、イソプロパノールの何れかであり、該高分子化合物はヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー、およびグルコマンナンの何れかであり、該研磨カス飛散防止組成物が含有する全溶媒成分量に対する水の割合が30〜70質量%であり、該高分子化合物の全質量に対する、アルコールおよび水に対して溶解性を有する高分子化合物の占める割合が85質量%以上であることを特徴とする、爪または皮膚の研磨カス飛散防止組成物。
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