JP6796311B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
基板の厚さ方向に主電流が走行する縦型パワーデバイス(半導体装置)においては、導通時の損失の低減や高速動作のため、電流の導通距離、すなわちデバイスウェハ(半導体基板)を薄く加工することが求められる。一方で、所望の耐圧の仕様に対する最大電界強度及び空乏層の延伸距離の要請から、デバイスウェハの最小厚さが決定される。
空乏層の延伸距離を抑制するために、デバイスウェハのドリフト層中には、バッファ層等が用いられることもあり、バッファ層を用いればさらにウェハを薄くすることが可能となる。また半導体材料をシリコン(Si)から、炭化珪素(SiC)、特に4H−SiCに変えることで、最大電界強度は10倍程度高まる。従ってSiCに必要なウェハ厚さは、Siの1/10でよい。ただし、Siの場合には60μm程度以下に薄くなると曲げやすいウェハを実現できるが、SiCの場合、ウェハが薄くなると、機械的強度の不足が顕著になり、破損や応力による反りの影響が大きくなる。
これらの問題を回避する方法としては、薄化した基板を支持する構造を用いた技術があり、例えば、ウェハの外周をリブ状に残し、リブ以外を削ることで薄く加工する技術がある。またウェハのおもて面に接着剤を用いて支持基板を貼り付け、裏面側を削ることで破損等を回避し、薄く加工する技術もある。ウェハのおもて面と支持基板との貼り付けにおいては、接着剤の他にも表面活性化法などの接合技術を用いることができる。
しかしながら、SiCはSiよりも硬い材料であり、薄化の加工が非常に難しく手間がかかる。また薄化加工による残留応力が、ウェハの反りや破損を引き起こし易い。このため、SiCでは残留応力除去の研磨加工などを別途行う必要がある。またウェハが薄くなることに伴って、電極等の構成部材の形成によって生じる応力変形の影響が無視できなくなる。こうした応力変形は、ある程度の厚さ以下でのデバイス形成時に生じ、不可避である。そのため外周をリブ状に残す技術では、Siの場合には適用可能であるが、SiCの場合には薄化したウェハを十分に支持しきれず、割れ等が発生してしまう。
またSiCにおいては、オーミック電極の形成には1000℃程度の高温処理が必要であり、ドーパントの活性化には1600℃〜1700℃の高温処理が必要である。そのため、支持基板を貼り付ける技術の場合、接着剤として、たとえ耐熱温度の高いポリイミド材料を用いた樹脂接着剤等を用いたとしても、SiCウェハと支持基板との間の接着剤が高温処理に耐えることができない。
また接着剤や表面活性化法により基板同士を貼り付けると、一般に、非常に強固に接合状態が形成されるため、再度剥離することはない。また剥離による接合面の荒れといった問題も生じる。
SiC基板に支持基板を接合する技術としては、例えば単結晶SiC基板又は多結晶SiC基板の支持基板を用意し、単結晶SiC基板のデバイスウェハと直接接合させる技術が開示されている(特許文献1参照)。また支持基板を可及的に容易に剥離する方法として、第1の基板と第2の基板とを、エッチング速度の速い介在層を介して接合する技術が開示されている(特許文献2参照)。
しかし特許文献1の方法では、接合後の剥離についての問題が十分に考慮されていない。また特許文献2の方法は、介在層として酸化ケイ素(SiO)を用いているため、融点が低いSi基板においては有効であるが、SiCの1600℃程度の活性化アニール等には耐えられないという問題がある。
特許第5053855号公報 特開2002−299589号公報
本発明は上記した問題に着目して為されたものであって、SiCを主材料とする半導体基板の薄片化加工が容易で、良好な特性のSiC半導体装置を実現可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る半導体装置の製造方法のある態様は、(a)炭化ケイ素を主成分とする単結晶ウェハの下面に、第1の支持体を接合する工程と、(b)第1の支持体と反対側に定義される、単結晶ウェハの上面側を薄化する工程と、(c)単結晶ウェハの上面側にデバイス構造を構築しデバイスウェハとする工程と、(d)第1の支持体とデバイスウェハとを接合した界面の領域を酸化して分離酸化膜を形成する工程と、(e)分離酸化膜を除去することにより、残った第1の支持体とデバイスウェハとを分離する工程と、を含むことを要旨とする。
従って本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、SiCを主材料とする半導体基板の薄片化加工が容易で、良好な特性のSiC半導体装置を実現可能な半導体装置の製造方法を提供できる。
第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法に用いる支持体の概略を模式的に説明する鳥瞰図(斜視図)である。 図1に示した支持体の製造方法を、図2(a)→図2(b)の順に模式的に説明する工程断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を、図3(a)→図3(b)→図3(c)→図3(d)の順に模式的に説明する工程断面図である(その1)。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を、図4(a)→図4(b)→図4(c)→図4(d)→図4(e)→図4(f)の順に模式的に説明する工程断面図である(その2)。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法に用いる支持体の第1変形例の概略を模式的に説明する断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法に用いる支持体の第2変形例の概略を模式的に説明する上面図である。 図6中のA部分の拡大図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法に用いる支持体の第3変形例の概略を模式的に説明する上面図である。 図8中のB−B線方向から見た断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法に用いる支持体の第4変形例の概略を模式的に説明する上面図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法に用いる支持体の第5変形例の概略を模式的に説明する断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法に用いる支持体の第6変形例の概略を模式的に説明する断面図である。 第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を、図13(a)→図13(b)→図13(c)→図13(d)→図13(e)の順に模式的に説明する工程断面図である(その1)。 第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を、図14(a)→図14(b)→図14(c)→図14(d)→図14(e)→図14(f)の順に模式的に説明する工程断面図である(その2)。 第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を、図15(a)→図15(b)→図15(c)の順に模式的に説明する工程断面図である(その1)。 第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を、図16(a)→図16(b)→図16(c)→図16(d)の順に模式的に説明する工程断面図である(その2)。 第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法に用いる支持体と半導体装置の第7変形例の概略を模式的に説明する断面図である。
以下に本発明の第1〜第3の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各装置や各部材の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判定すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下の説明における「左右」や「上下」の方向は、単に説明の便宜上の定義であって、本発明の技術的思想を限定するものではない。よって、例えば、紙面を90度回転すれば「左右」と「上下」とは交換して読まれ、紙面を180度回転すれば「左」が「右」に、「右」が「左」になることは勿論である。また本明細書及び添付図面においては、nやpに付す+や−は、+及び−が付記されていない半導体領域に比して、それぞれ相対的に不純物濃度が高い又は低い半導体領域であることを意味する。またnとnのように同じ表記であっても、必ずしも同じ不純物濃度であることが示されている訳ではない。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法として、SiCを主材料とするPiNダイオードを製造する場合を例として以下に説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態の説明に縛られることなく、例えばショットキーバリアダイオード(SBD)、MISFETやMISSIT等の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOSFET)、或いは絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)等にも適用できる。また導電型の極性を反対に変えても成立することはいうまでもない。
(第1の支持体)
まず第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法に用いる第1の支持体を説明する。第1の支持体10はSiCの半導体基板からなり、図1に示すように、ほぼ円柱状の基部11と、この基部11の上面に設けられた複数の凸部…12i-1,12,12i+1…とを備える。
第1の支持体10しては、多結晶SiC基板、或いは3c、4H、6H等のポリタイプの結晶構造を備えたSiC基板を採用できる。多結晶のSiCのグレインサイズは、例えば50μm程度以下である。
図1に例示した複数の凸部…12i-1,12,12i+1…は、いずれもほぼ同じ形状であり、基部11の上に島(メサ)構造をなして設けられている。凸部…12i-1,12,12i+1…の上面には単結晶ウェハが載置される。隣り合う複数の凸部…12i-1,12,12i+1…間には、溝部が形成される。この溝部は第1の支持体10の外周部まで連通し、第1の支持体10と単結晶ウェハとの接合後に行われる酸化処理の際に第1の支持体10が配置される雰囲気中の酸素が、この溝部を介して複数の凸部…12i-1,12,12i+1…のすべてに接触するように酸化処理が進められる。すなわち溝部は、酸化性の気体が導入され通過する経路である酸化雰囲気通過路をなす。
図1中には、ほぼ角柱状の複数の凸部…12i-1,12,12i+1…が、平面パターンで、等間隔で格子窓状に配置され、隣り合う凸部…12i-1,12,12i+1…に挟まれた溝部が格子状に表れる場合が例示されている。
第1の支持体10の製造方法としては、まず図2(a)に示すように、ベースとなるSiC基板10subの少なくとも一方の面(図2(a)中の上面)を、必要に応じて化学的機械研磨(CMP)等の研磨加工により平坦化する。或いは、予め一方の面が平坦化されたSiC基板10subを市場より購入して用意してもよい。
この平坦化された領域は、図2(b)に示すように、凸部…12i-1,12,12i+1…の上面をなす。凸部…12i-1,12,12i+1…の上面と単結晶ウェハの下面との接合強度を確保するため、SiC基板10subの平坦度は算術平均粗さRaで1nm以下が望ましく、0.5nm以下であれば更に望ましい。研磨等により平坦化がなされた場合は、その後、所定の洗浄処理を行い、平坦化加工によって生じた残渣やダメージを除去する。
次に、平坦化されたSiC基板10subの上面上に、フォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジスト膜等による所望のエッチングマスクを形成する。そしてエッチングマスクを用いた選択エッチング技術で、凸部…12i-1,12,12i+1…に挟まれた溝部をエッチングして形成する。溝部のエッチング技術としては、反応性イオンエッチング(RIE)、熱エッチング、ウェットエッチング、イオンミリング等を適宜採用できる。
RIEの場合、ガスとしては、例えば六フッ化硫黄(SF)、四フッ化炭素(CF)、三フッ化窒素(NF),五フッ化リン(PF)、三フッ化ホウ素(BF)、三フッ化メタン(CHF)、塩素(Cl)、塩化ケイ素(SiCl)、一臭化ヨウ素(IBr)、三塩化リン(PCl)等のそれぞれに酸素(O)を添加して、或いはそれぞれを単独で使用できる。
熱エッチングの場合、ガスとしては、水素(H)、Cl及びO、三フッ化塩素(ClF)等を使用できる。ウェットエッチングの場合、例えば500℃程度の水酸化カリウム(KOH)水溶液等を使用できる。
図2(b)中に示した凸部…12i-1,12,12i+1…の最下部から最上部までの鉛直方向に沿って測った高さhは、後述する単結晶ウェハとの接合後に行われる酸化処理において、必要な酸化性の気体が導入されて、凸部…12i-1,12,12i+1…の最下部から最上部までの領域がすべて酸化されるように設定される。酸化雰囲気通過路としての高さhは、酸化条件によるが、具体的には、例えば1μm程度の値が採用できる。
凸部…12i-1,12,12i+1…の立方体の一辺に相当する、凸部…12i-1,12,12i+1…の並列方向に沿って測った幅wも、凸部…12i-1,12,12i+1…の並列方向の領域が、酸化処理によってすべて酸化されるように考慮して設定されている。凸部…12i-1,12,12i+1…の幅wは、具体的には例えば0.1μm程度以上3μm程度以下が望ましく、0.5μm程度以上1μm程度以下であれば更に望ましい。
凸部の幅wが0.3μm未満の場合、単結晶ウェハ(デバイス基板)との接合強度が低くなり、凸部の幅wが3μmを超える場合、酸化及び除去の処理が困難になる。また隣り合う凸部…12i-1,12,12i+1…間の溝部の幅pも、凸部…12i-1,12,12i+1…の幅wと同様に、0.1μm程度以上3μm程度以下が望ましい。
(半導体装置の製造方法)
次に、この第1の支持体10を用いた第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。まず、第1の支持体10とほぼ同一半径の円板状をなし、一方の面が平坦化されたn型の4H−SiCの単結晶ウェハ1subを用意する。単結晶ウェハ1subの平坦化された一方の面は、図3(a)に示すように、単結晶ウェハ1subの下面となる。
単結晶ウェハ1subの下面には第1の支持体10の凸部…12i-1,12,12i+1…の上面が接触する。凸部…12i-1,12,12i+1…の上面と単結晶ウェハ1subの下面との接合強度を確保するため、単結晶ウェハ1subの平坦度は算術平均粗さRaで1nm以下が望ましく、0.5nm以下であれば更に望ましい。その後、所定の洗浄処理を行い、研磨等により平坦化がなされた場合は、平坦化加工によって生じた残渣やダメージをウェットエッチング等により除去しておくのが好ましい。
次に図3(a)に示すように、第1の支持体10の凸部…12i-1,12,12i+1…の上面と単結晶ウェハ1subの下面とを接合する。この接合には、表面活性化接合 (Surface Activated Bonding:SAB)法等による直接接合法を採用できる。直接接合法では、第1の支持体10及び単結晶ウェハ1subを同じ超高真空チャンバー内に配置し、加速したアルゴン(Ar)等の原子を用いた、原子ビーム或いはイオンビームを照射して、アモルファス接合層を形成する処理を行うことができる。具体的には、接合面となる第1の支持体10の凸部…12i-1,12,12i+1…の上面及び単結晶ウェハ1subの下面にそれぞれAr原子ビームの照射を行う。
Ar原子ビームの照射後直ちに第1の支持体10及び単結晶ウェハ1subを、それぞれアモルファス接合層が形成された接合面を互いに接触させて直接接合することにより接合状態を形成する。直接接合後の第1の支持体10及び単結晶ウェハ1subの間には、数nm程度の厚みのアモルファス接合層が形成される。アモルファス接合層は、Si、炭素(C)、及び吸着したArからなる原子配列に長距離秩序がない固体層である。
次に図3(b)に示すように、直接接合した単結晶ウェハ1subの、直接接合面とは反対側の面(図3(b)中の上面)に対して、薄片化加工を行い、所望の厚さの単結晶ウェハ1subを残す。以降、薄片化加工された単結晶ウェハ1subをエピタキシャル成長用ウェハ1と呼ぶ。4H−SiCのエピタキシャル成長用ウェハ1は、例えば15μm程度の厚さである。薄片化には、イオン照射によるスマートカット、研削、研磨等の公知技術を採用できる。CMP等により薄片化がなされた場合は、薄片化加工によって生じた残渣やダメージをウェットエッチング等により除去しておくのが好ましい。
次に図3(c)に示すように、薄片化した4H−SiCのエピタキシャル成長用ウェハ1に対して、酸溶液等を用いてウェット洗浄等をした後、低濃度のn型(n)のSiCのエピタキシャル成長を行い、所望の厚さのエピタキシャル成長層2を形成する。例えば半導体デバイスの耐圧が1200Vの場合、エピタキシャル成長層2の厚さは15μm程度に形成する。
次にエピタキシャル成長層2の上に、CVD法等により例えばSiOの薄膜を堆積する。そしてSiOの薄膜の上にフォトレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジスト膜のエッチングマスクとなるパターンを形成し、エッチングマスクを利用してSiOの薄膜を選択エッチングしてパターニングを行い、フォトレジスト膜を除去する。パターニングされたSiOの薄膜をイオン注入用マスクとして用い、室温〜500℃程度の雰囲気中にエピタキシャル成長用ウェハ1を配置して、エピタキシャル成長層2の上部に、アルミニウム(Al)のイオンを注入する。その後、SiOの薄膜を除去する。所望のデバイスによっては、前述の工程と同様の方法を繰り返し用いることで、さらなるエピタキシャル成長層、イオン注入層を形成してもよい。
次にエピタキシャル成長用ウェハ1に対して1600℃程度の高温の活性化アニールを施すことで、図3(d)に示すような複数のp型の半導体層3a〜3dが所望の設計仕様に応じて4H−SiCのデバイス上部に形成される。以降、この複数のp型の半導体層3a〜3dが形成されたエピタキシャル成長用ウェハ1及び2をデバイスウェハ100と呼ぶ。
尚、デバイスウェハ100の表面からSiが離脱することを防ぐため、活性化アニール前に予め、デバイスウェハ100の表面に、例えば炭素(C)等の薄膜を20nm程度成膜し、活性化アニール後にアッシング等の処理により除去してもよい。
活性化アニール後、図3(e)に示すように、CVD法等によりSiOの薄膜等の層間絶縁膜14を堆積し、さらに層間絶縁膜14の上にバリア層15としてSiN薄膜を形成する。
次に図4(a)に示すように、例えば熱酸化法により、第1の支持体10及びデバイスウェハ100の表面を酸化して第1の支持体10とデバイスウェハ100との界面に分離酸化膜18の層を形成する。尚、図4(a)中に例示した酸化後の溝部の断面の矩形と図3中に例示した酸化前の溝部の断面の矩形とは、ほぼ同じ寸法で描かれているが、実際には、酸化による肥厚のため、酸化後の溝部の矩形の方が小さくなる。
ここで多結晶のSiCの酸化レートは、例えば1200℃程度の大気中でのウェット酸化の場合、約200〜300nm/hである。一方、単結晶のSiCの酸化レートは、例えば6H−SiCの場合、1150℃程度のサーマルウェット酸化の場合、(0001)面で約20nm/h、(11−20)面で約120nm/hである。
そのため、多結晶のSiCが単結晶のSiCと比較して酸化レートが非常に早いことを利用して、例えばウェット酸化を行うことにより、第1の支持体10の選択的な酸化を行うことができる。酸化される領域は、第1の支持体10とデバイスウェハ100との接合界面近傍、凸部…12i-1,12,12i+1…全体並びに第1の支持体10の基部11の側面である。凸部…12i-1,12,12i+1…に挟まれた溝部が、酸化雰囲気通過路として機能して、酸化性の気体が導入されるので、第1の支持体10とデバイスウェハ100との接合界面に位置する凸部…12i-1,12,12i+1…の側面が有効に酸化される。
また複数の凸部…12i-1,12,12i+1…により微細な溝構造が形成され、第1の支持体10の上部における酸化の表面積が増大されている。そのため酸化の際、第1の支持体10の凸部…12i-1,12,12i+1…の側面だけでなく、全体をより効率的に酸化して、デバイスウェハ100に対して選択的に酸化することができる。このとき第1の支持体10の複数の凸部…12i-1,12,12i+1…のすべてが酸化されるような深さで分離酸化膜18の層が形成されることが望ましいが、少なくとも0.5μm程度以上の酸化深さで酸化され、実効的な分離酸化膜18として機能できることが望ましい。
次に図4(b)に示すように、層間絶縁膜14とバリア層15の上にフォトレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ技術とRIE法等を用いて層間絶縁膜14及びバリア層15を選択エッチングして、複数の半導体層3a〜3dの上面の一部が露出するコンタクトホールを層間絶縁膜14に開口した後、フォトレジスト膜を除去する。さらに、コンタクトホールが開口された層間絶縁膜14及びバリア層15の上の全面に、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)等の高融点金属からなる金属薄膜を、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法等で堆積する。そして高融点金属の金属薄膜の上にフォトレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ技術とRIE法等を用いて金属薄膜を選択エッチングする。その後、熱処理を施すことにより、複数の半導体層3a〜3dの上部に高融点金属のシリサイドからなるオーミックコンタクト領域のパターン6a〜6dが形成されたPiNダイオード構造の主要部を形成する。
次に図4(c)に示すように、デバイスウェハ100の上面側に、接着層4を介してデバイスウェハ100とほぼ同一半径の円板状をなす第2の支持体5を接合する。第2の支持体5としては、例えばSiCやSi等の材料を用いることができる。接着層4としては、樹脂等の公知の接着剤を用いて形成できる。
次に図4(d)に示すように、例えばフッ酸(HF)により、第1の支持体10とデバイスウェハ100との接合界面近傍、凸部…12i-1,12,12i+1…全体並びに第1の支持体10の基部11の側面の分離酸化膜18を除去し、デバイスウェハ100から第1の支持体10rを分離する。このとき、デバイス表面に形成した層間絶縁膜14は、SiNからなるバリア層15及び接着層4により保護される。
次に図4(e)に示すように、デバイス構造の裏面側となる、分離したデバイスウェハ100の下面に窒素(N)イオンを注入し、低温プロセスとして適切な温度のアニールを施して、デバイスウェハ100よりも高濃度のn型の裏面コンタクト層7を形成する。さらにNi層を成膜して、低温プロセスとして適切な温度のアニールを施して裏面電極層8を形成する。以降、この裏面電極層8まで形成されたデバイスウェハ100をデバイスウェハ101と呼ぶ。尚、この「低温プロセス」とは、デバイスウェハ100のおもて面側のデバイス構造の上に接合された第2の支持体5との接合を損なわないように、例えば局所加熱を使う等、接着層4の接着剤が分解しないようなプロセス温度において行うプロセスのことを指す。
次に図4(f)に示すように、裏面構造形成プロセスが完了した後、第2の支持体5をデバイスウェハ101から取り外す。さらに表面に電極を形成することによりデバイスウェハを得て、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法が完了する。
第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、SiCの単結晶ウェハ1subの下面に多結晶構造のSiCの第1の支持体10を直接接合し、単結晶ウェハ1subを薄片化加工したエピタキシャル成長用ウェハ1の上面にデバイス構造を構築する。第1の支持体10として、直接接合の接合界面に形成される直接接合層も含んで、高温に耐えられる材料である多結晶SiC等が採用されているので、例えばSiO膜では溶解するような1500℃程度〜1600℃程度の高温エピタキシャル成長を行う場合であっても、接合状態を保持してエピタキシャル成長用ウェハ1を堅固に支持できる。また1600℃程度以上の高温の活性化アニールを行う場合であっても同様に、接合状態を保持してエピタキシャル成長用ウェハ1を堅固に支持できる。
また第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第1の支持体10と単結晶ウェハ1subとの接合に、樹脂接着剤や耐熱性の低い材料を用いる必要がないため、高温の活性化アニールにより接合が損なわれることがない。
また第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第1の支持体10が多結晶SiCであることで様々なグレインサイズの粒子を含んでいるため、単結晶ウェハ1subの下面の結晶方位に関わらず、単結晶ウェハ1subとの接合性を高めることができる。
また第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、エピタキシャル成長層2の上面に第2の支持体5を接合することによりエピタキシャル成長用ウェハ1や、エピタキシャル成長用ウェハ1の上に成長したエピタキシャル成長層2の強度を向上させ、その後、デバイスウェハ100から第1の支持体10を除去する。よって、厚さが薄くなると機械的強度の不足が顕著になるSiC基板からなるエピタキシャル成長用ウェハ1や、エピタキシャル成長用ウェハ1の上に成長したエピタキシャル成長層2の損傷を防止できる。尚、エピタキシャル成長用ウェハ1やエピタキシャル成長層2の強度が適切に確保されていれば、第2の支持体5は必須ではない。
また第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、デバイス構造構築後、第1の支持体10のデバイスウェハ100と接合した側の領域を選択的に酸化させて分離酸化膜18を形成し、この分離酸化膜18を除去することにより、残った第1の支持体10rとデバイスウェハ100を分離する。よって、SiCならではの高温プロセス及び困難な薄片化加工プロセスの実行と、プロセス後の第1の支持体10及びデバイスウェハ100の分離とを、容易に両立して実現することができ、良好な特性を備えたSiC半導体装置を提供できる。
(第1変形例)
第1の支持体の凸部としては、図1及び図2に示したような凸部…12i-1,12,12i+1…に限定されず、例えば図5に示した第1の支持体10aのように、断面が台形状に表れる凸部…12ai-1,12a,12ai+1…であってもよい。図5中には、等脚台形状の凸部…12ai-1,12a,12ai+1…と、この凸部…12ai-1,12a,12ai+1…に挟まれた逆等脚台形状の溝部とが例示されている。図5に示した第1の支持体10aの溝部も、図2に示した第1の支持体10の溝部と同様に、酸化性の気体が導入される通路となる酸化雰囲気通過路を構成する。
図5中には、凸部…12ai-1,12a,12ai+1…の台形の上底の幅waの方が下底の幅wbよりも短く、溝部の逆台形の上底の幅w1の方が下底の幅w2よりも長い場合が例示されている。このように凸部…12ai-1,12a,12ai+1…の断面形状が台形状であっても、凸部…12ai-1,12a,12ai+1…の上面に単結晶ウェハ1subを接合して支持し、溝部が第1の支持体10aの外部の雰囲気と連通して、選択的な酸化領域が形成されるように制御できる。
(第2変形例)
また例えば図6及び図7に示すように、第1の支持体10bを上面から見た平面パターンでストライプ状に表れるように、凸部…12bi-1,12b,12bi+1…を構成してもよい。第1の支持体10bは、直線状に延びる凸部…12bi-1,12b,12bi+1…と、この凸部…12bi-1,12b,12bi+1…に挟まれた直線状に延びる溝部とが例示されている。
図6及び図7に示した第1の支持体10bの溝部も、図2に示した第1の支持体10の溝部と同様に、酸化性の気体が導入される通路となる酸化雰囲気通過路を構成する。このようにそれぞれが直線状に延びる凸部…12bi-1,12b,12bi+1…であっても、単結晶ウェハ1subと接合する上面を有し、溝部が第1の支持体10bの外部の雰囲気と連通して、選択的な酸化領域が形成されるように制御できる。
(第3変形例)
また図8に示すように、上面が平坦な第1の支持体10cを構成してもよい。第1の支持体10cは、図9に示すように、上面から一定の距離(厚みt)の領域を隔てて設けられ、上面に沿ってそれぞれが同じ方向に間隔を空けて延びる複数の孔部…13i-1,13,13i+1…を備える。複数の孔部…13i-1,13,13i+1…は第1の支持体10cの外部の雰囲気と連通している空隙である。
図8及び図9に示した第1の支持体10cの溝部も、図2に示した第1の支持体10の溝部と同様に、酸化性の気体が導入される通路となる酸化雰囲気通過路を構成する。孔部…13i-1,13,13i+1…の上側の領域の厚みtは、酸化及びエッチング除去可能な厚みとして、例えば1μm程度以下に設定される。孔部…13i-1,13,13i+1…の作製方法としては、SiC基板10subの上面上にストライプ状のレジストパターンを形成した後、図2(b)で説明したようなエッチングによりトレンチ状の隙間を形成し、その後、隙間の開口部側のみを埋め戻せば形成できる。
このように第1の支持体10cの上面が開口部を有していなくても、単結晶ウェハ1subと接合する上面を有し、下側の孔部…13i-1,13,13i+1…が第1の支持体10cの外部の雰囲気と連通して、選択的な酸化領域が形成されるように制御できる。孔部…13i-1,13,13i+1…を酸化雰囲気通過路とすることにより、分離酸化膜18を形成した後、分離酸化膜18をエッチング除去すれば、本発明に係る半導体装置の製造方法で使用することができる。
(第4変形例)
また図10中には、基部11の上面がSiCの面方位を考慮して、第1領域11a〜第5領域11eに5分割された第4変形例に係る第1の支持体10dが例示されている。尚、説明の便宜のため、基部11上に設けられている凸部の図示は省略されている。
第1領域11a〜第5領域11eのうち、第1の支持体10dの外周側に配置された第1領域11a〜第4領域11dは、いずれも平面パターンで羽根状である。一方、第1の支持体10dの中央に配置され第1領域11a〜第4領域11dに囲まれた第5領域11eは、ほぼ正方形状である。第1領域11a〜第5領域11eは、隣り合う領域間に設けられた溝によって分離されている。
図10に示した第1の支持体10dでは、第1領域11a〜第5領域11e間の溝と、凸部…12i-1,12,12i+1…間の溝部とが、酸化性の気体が導入される通路となる酸化雰囲気通過路を構成する。このように基部11の上面を溝によって複数の領域に分割し、それぞれの領域に図1で示したような凸部…12i-1,12,12i+1…を設けることにより、第1の支持体10dと単結晶ウェハ1subとの接合界面近傍の酸化処理を一層容易に行うことができる。
(第5変形例)
第1の支持体10eとしては、まず例えば4H,6H等のポリタイプの単結晶のような活性化アニールに代表される高温に耐える材料であるSiC基板を用意する。そして図11に示すように、SiC基板の上部に図2(b)と同様の凹凸形状を形成して基部16を作成した後、基部16の凹凸形状の上に多結晶のSiC薄膜17を形成してもよい。
(第6変形例)
第1の支持体10fとしては、例えば4H,6H等のポリタイプの単結晶のような活性化アニールに代表される高温に耐える材料であるSiC基板10subを、図12に示すように用意する。そしてSiC基板10subの少なくとも一方の平坦な面に、多結晶のSiC薄膜を形成した後、多結晶SiC薄膜に公知の方法で凸部…19i-1,19,19i+1…を設けることにより凹凸パターンを形成してもよい。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を、図13及び図14を参照して説明する。第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、第1の実施の形態で説明した第1の支持体10を用いて図3(a)〜図3(d)で示した処理と等価な処理を行う点は同じである。しかし図13(a)に示すように、第1の支持体10に酸化処理を施して分離酸化膜を形成した後、図13(b)に示すように、層間絶縁膜14とバリア層15を堆積させ、さらに図13(c)(d)に示すように、フォトリソグラフィ技術とRIE法等を用いて複数の半導体層3a〜3dの上面の一部が露出するコンタクトホールを開口し、デバイスウェハ100のエピタキシャル成長層2の表面上に複数の表面コンタクト電極6a〜6d及び表面電極21a〜21dを設ける点が異なる。
具体的には、第1の支持体10に分離酸化膜18を形成した後、図13(b)に示すように、CVD法等によりSiOの薄膜等の層間絶縁膜14をn型のエピタキシャル成長層2の上に堆積する。さらに層間絶縁膜14の上にバリア層15としてSiN薄膜を形成し、その上にフォトレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ技術とRIE法等を用いて層間絶縁膜14を選択エッチングして、複数のp型の半導体層3a〜3dの上面の一部が露出するコンタクトホールを層間絶縁膜14及びバリア層15に開口した後、フォトレジスト膜を除去する。
さらに図13(c)に示すように、このコンタクトホールが開口された層間絶縁膜14及びバリア層15の上に、Ni,Mo,Ti等からなる金属薄膜を、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法等で堆積する。金属薄膜の上にフォトレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ技術とRIE法等を用いて金属薄膜を選択エッチングし、適切なアニールを施すことで、複数のp型の半導体層3a〜3dの上面にオーミック接触するオーミック電極6a〜6dを形成する。
さらに図13(d)に示すように、コンタクトホールが開口された層間絶縁膜14とバリア層15の上の全面に、Al又はAl合金等の金属薄膜を、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法等で堆積する。金属薄膜の上にフォトレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ技術とRIE法等を用いて金属薄膜を選択エッチングすれば、表面電極21a〜21dのパターンが形成される。以降、この表面電極21a〜21dが形成されたデバイスウェハ100をデバイスウェハ102と呼ぶ。
次に図13(e)に示すように、エピタキシャル成長層2の上の絶縁膜並びにバリア層15上に、接着層4を介して第2の支持体5を設ける。その後、エッチングにより第1の支持体10とデバイスウェハ102との接合界面近傍、凸部…12i-1,12,12i+1…全体並びに第1の支持体10の基部11の側面の分離酸化膜18をHF等により除去し、図14(a)に示すように、第1の支持体10r及びデバイスウェハ102を分離する。
次に図14(b)に示すように、必要に応じて、デバイスウェハ102の下部にエピタキシャル成長用ウェハ1よりも高濃度のn型の裏面コンタクト層7を形成する。更に、デバイスウェハ102または裏面コンタクト層7の下面にNi層を成膜し、必要な温度のアニールを施す。さらにNi膜の下面にNi,Au膜などを成膜して、裏面電極層8を形成する。以降、この裏面電極層8が形成されたデバイスウェハ102をデバイスウェハ103と呼ぶ。裏面コンタクト層7および裏面電極層8の形成温度が問題になる場合、表面電極21a〜21dのパターンはAlやAl合金等の金属薄膜ではなく、高融点金属の金属薄膜で構成すればよい。次に図14(c)に示すように、デバイスウェハ103の裏面電極層8側を粘着性のテープ9に貼り付けて固定し、接着層4を除去してデバイスウェハ103の上面側の第2の支持体5を分離する。
第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第1の実施の形態の場合と同様に、SiCならではの高温プロセス及び困難な薄片化加工プロセスの実行と、プロセス後の第1の支持体10及びデバイスウェハ102の分離とを、容易に両立して実現できる。更に第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、デバイスウェハ100の表面構造として電極を備えた、より複雑な半導体装置を製造できる。第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の他の効果については、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の効果と同様である。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を、図15及び図16を参照して説明する。第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、第1の実施の形態で説明した第1の支持体10を用いて図3(a)〜図3(e)及び第2の実施の形態で説明した図13(a)、(b)で示した処理と等価な処理を行う点は同じである。しかし、層間絶縁膜14、バリア層15に半導体層3a〜3dの上面の一部が露出するコンタクトホールを開口し、デバイスウェハ100の表面上に複数の表面電極6a〜6dを形成し、デバイスウェハ100の上面に、接着層4を介して第2の支持体5を接合し、分離酸化膜18を除去してデバイスウェハ100から第1の支持体10rを分離し、デバイスウェハ100の下面に、接着層4を介して第3の支持体20を接合し、さらに第4の支持体30とデバイスウェハ100の上面の酸化膜を介して接合し、高温プロセスでデバイスウェハ100下面のコンタクト形成を行った後、HFで酸化膜を除去することで第4の支持体30とデバイスウェハ100を分離する点で異なる。「第4の支持体30」は本発明の「第2の支持体」に相当する。
具体的には、図15(a)に示すように、層間絶縁膜14、バリア層15にフォトリソグラフィ技術とRIE法等を用いて複数の半導体層3a〜3dの上面の一部が露出するコンタクトホールを開口し、デバイスウェハ100の表面上に複数の表面電極6a〜6dを形成する。
続いて図15(b)に示すようにデバイスウェハ100の上面に、接着層4を介してデバイスウェハ100とほぼ同一半径の円板状をなす第2の支持体5を接合する。接着層4としては、樹脂等の公知の接着剤を用いて形成できる。
次に図15(c)に示すように、例えばフッ酸(HF)により、第1の支持体10とデバイスウェハ100との接合界面近傍、凸部全体並びに第1の支持体10の基部11の側面の分離酸化膜18を除去し、デバイスウェハ100から第1の支持体10rを分離する。
続いて図15(d)に示すように、第1の支持体10rを分離したデバイスウェハ100の下面に、接着層4を介してデバイスウェハ100とほぼ同一半径の円板状をなす第3の支持体20を接合する。第3の支持体20としては、例えばSiやSiC、SiO等の材料を用いることができる。接着層4としては、樹脂等の公知の接着剤を用いて形成できる。
次に図15(e)に示すように、第2の支持体5をデバイスウェハ100から取り外す。尚、図15(e)中では取り外した第2の支持体5の下の接着層4を除去している。
続いて図15(f)に示すように、デバイスウェハ100の表面に酸化ケイ素(SiO)薄膜23を形成する。ここで薄膜の形成温度は、支持体20との接着層4が耐えうる温度である。続いて酸化ケイ素薄膜23の上面を研磨などの公知の方法により平坦化してもよく、平坦度は算術平均粗さRaで1nm以下が望ましい。その後、所定の洗浄処理により、加工による残渣やダメージを除去することが望ましい。
次に図16(a)に示すように、第4の支持体30を、デバイスウェハ100の表面に形成したSiO薄膜23と接合する。第4の支持体30は第1の支持体10と同様にデバイスウェハ100とほぼ同一半径の円板状をなし、デバイスウェハ100側の一方の面に多数の凸部を有する形状である。また接合には表面活性化法等による直接合法を採用できる。第4の支持体30及びデバイスウェハ100の表面に形成したSiO薄膜23に対して、Ar原子ビームを照射し、さらにSiO薄膜23にスパッタ法によりSi層を形成した後、照射面同士を接触させることでアモルファス層を介して接合状態を形成する。尚、Si層は、第4の支持体30及びSiO薄膜23の少なくともいずれか一方の面に形成されていれば良い。
続いて図16(b)に示すように、第3の支持体20を取り外す。ここで、続いて図16(c)に示すように、コンタクト抵抗を低減するために、デバイスウェハ100の下面にエピタキシャル成長用ウェハ1よりも高濃度のn型の裏面コンタクト層7を形成してもよい。さらにデバイスウェハ100あるいは裏面コンタクト層7の下面にNi層を形成し、1000℃程度の高温アニール処理を行うことで、オーミックコンタクトを形成する。このとき接着剤等の非耐熱性材料がないため、デバイスウェハ100全体に高温処理を実施することができる。
さらに熱処理したNi膜上にNi,Al,Auなどの薄膜を成膜することで、裏面電極層8を形成する。続いて図16(d)に示すように、例えばフッ酸により、第4の支持体30とデバイスウェハ100との接合界面近傍のSiO薄膜23を除去することで、第4の支持体30とデバイスウェハ100を分離する。デバイスウェハ100において必要な強度が保てない等の場合は、図16(d)に示すように裏面電極層8に第5の支持体40を貼り付けてよい。第5の支持体40は、第1の支持体10のような円盤状のもの以外にテープ材でもよい。
(第7変形例)
例えば図17に示すように、第4の支持体30の下部が平坦であり、かつデバイスウェハ100の上面に形成した酸化ケイ素薄膜23がフォトリソ・エッチング等の公知の技術により凹凸形状24を有すること以外、第3の実施の形態と同様の場合についても、同じ効果を得ることができる。
第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第1の実施の形態の場合と同様に、SiCならではの高温プロセス及び困難な薄片化加工プロセスの実行と、プロセス後の第1の支持体10及びデバイスウェハ100の分離とを、容易に両立して実現できる。更に第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、デバイスウェハ100の表面側においても、第4の支持体30及びデバイスウェハ100の分離を容易に行うことができる。第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の他の効果については、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の効果と同様である。
(その他の実施の形態)
本発明は上記の開示した第1〜第3の実施の形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになると考えられるべきである。
例えば図1中には、角柱状の複数の凸部…12i-1,12,12i+1…が等間隔で格子状に配置された場合が示されていたが、凸部…12i-1,12,12i+1…の形状としてはこれに限定されない。例えば複数の凸部…12i-1,12,12i+1…の間隔は等幅でなく、溝部を介して酸化できる限り、基部11の上面上に不均一に配置されていてもよい。また凸部…12i-1,12,12i+1…の断面形状が、V字状、半円状、或いはU字状等であってもよい。
また接合方法としては、直接接合だけでなく、第1の支持体10や第4の支持体30等の支持体及びデバイスウェハ100の両方又は一方の接合させる面上に中間層を成膜し、この中間層を介して行ってもよい。中間層としては、非常に薄い膜、例えば20nm程度以下の厚みの薄いSi膜又はSiC膜が採用できる。中間層は、1分子層程度の厚みの膜又は単原子膜のような数nmオーダの極薄の膜であってもよい。
また例えば図4(c)で示したように第1の支持体10及びデバイスウェハ100を分離した後、酸化膜が除去された第1の支持体10rの表面の凹凸を公知の研磨方法等を用いて除去し平坦化することにより、新たな第1の支持体10として再び使用することも可能である。高価なSiC基板を再利用することにより、製造コストを低減することができる。
またデバイスウェハ100としては、単結晶のSiCを用いる場合を例示的に説明したが、支持体との酸化レートの違い等が考慮されれば多結晶のSiCでもよく、どのようなタイプのSiC結晶であっても本発明を適用できる。また図1〜図17で示したそれぞれの構造を部分的に組み合わせても本発明に係る半導体装置の製造方法を構成できる。以上のとおり本発明は、上記に記載していない様々な実施の形態等を含むとともに、本発明の技術的範囲は、上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 エピタキシャル成長用ウェハ
sub 単結晶ウェハ
2 エピタキシャル成長層
3a〜3d 半導体層
4 接着層
5 第2の支持体
6a〜6d 表面電極
7 裏面コンタクト層
8 裏面電極層
9 テープ
10,10a〜10f,10r 第1の支持体
10sub SiC基板
11 基部
11a〜11e 第1領域〜第5領域
12,12a,12b 凸部
13 孔部
14 層間絶縁膜
15 バリア層
16 基部
17 SiC薄膜
18 分離酸化膜
19 凸部
20 第3の支持体
20a 本体
21a〜21d 表面電極
23 SiO薄膜
24 凹凸形状
30 第4の支持体
40 第5の支持体
100〜103 デバイスウェハ
h 凸部の高さ
t 距離(厚み)
w,wa,wb 凸部の幅
p,w1,w2 溝部の幅

Claims (19)

  1. 炭化ケイ素を主成分とする単結晶ウェハの下面に、第1の支持体を接合する工程と、
    前記第1の支持体と反対側に定義される、前記単結晶ウェハの上面側を薄化する工程と、
    前記単結晶ウェハの上面側にデバイス構造を構築しデバイスウェハとする工程と、
    前記第1の支持体と前記デバイスウェハとを接合した界面の領域を酸化して分離酸化膜を形成する工程と、
    前記分離酸化膜を除去することにより、残った前記第1の支持体と前記デバイスウェハとを分離する工程と、
    を含み、
    前記第1の支持体の前記単結晶ウェハ側の面には、複数の凸部が設けられ、前記複数の凸部の間に、酸化性の気体の導入経路となる溝部を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記薄化する工程の後、薄化された前記単結晶ウェハの上面側にエピタキシャル成長層を成長する工程を更に含み、
    前記エピタキシャル成長層に、前記デバイス構造を構築することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の支持体は、多結晶の炭化ケイ素あるいは多結晶の炭化ケイ素を形成した単結晶炭化ケイ素のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記凸部の上面の幅は、0.1μm以上、3μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記溝部の幅は、0.1μm以上、3μm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記溝部は前記第1の支持体の外部に連通していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 炭化ケイ素を主成分とする単結晶ウェハの下面に、第1の支持体を接合する工程と、
    前記第1の支持体と反対側に定義される、前記単結晶ウェハの上面側を薄化する工程と、
    前記単結晶ウェハの上面側にデバイス構造を構築しデバイスウェハとする工程と、
    前記第1の支持体と前記デバイスウェハとを接合した界面の領域を酸化して分離酸化膜を形成する工程と、
    前記分離酸化膜を除去することにより、残った前記第1の支持体と前記デバイスウェハとを分離する工程と、
    を含み、
    前記第1の支持体は、前記単結晶ウェハ側の上面から一定の距離を隔てて設けられ、前記上面に沿って延びる孔部を、酸化性の気体の導入経路として更に備えることを特徴とす半導体装置の製造方法。
  8. 前記孔部は前記第1の支持体の外部に連通していることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記一定の距離は1μm以下であることを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1の支持体を接合する工程は、前記第1の支持体と前記単結晶ウェハの直接接合であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1の支持体と前記単結晶ウェハの直接接合の前に、前記第1の支持体の表面及び前記デバイスウェハの表面の少なくとも一方に、アモルファス接合層を形成する工程を更に含み、
    前記アモルファス接合層を介して前記第1の支持体と前記単結晶ウェハの直接接合を行うことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1の支持体を接合する工程の前に、前記第1の支持体及び前記単結晶ウェハのうち少なくとも一方の接合面に第1の中間層を形成する工程を更に含み、
    前記第1の中間層を介して、前記第1の支持体と前記単結晶ウェハを接合することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1の中間層は、少なくともシリコンを含み、厚さが20nm以下であることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 炭化ケイ素を主成分とする単結晶ウェハの下面に、第1の支持体を接合する工程と、
    前記第1の支持体と反対側に定義される、前記単結晶ウェハの上面側を薄化する工程と、
    前記単結晶ウェハの上面側にデバイス構造を構築しデバイスウェハとする工程と、
    前記第1の支持体と前記デバイスウェハとを接合した界面の領域を酸化して分離酸化膜を形成する工程と、
    前記分離酸化膜を除去することにより、残った前記第1の支持体と前記デバイスウェハとを分離する工程と、
    前記分離酸化膜を除去することにより、残った前記デバイスウェハの上面側に酸化ケイ素薄膜を形成する工程と、
    前記酸化ケイ素薄膜が形成された前記デバイスウェハの上面側を第2の支持体と接合する工程と、
    前記デバイスウェハの下面側にオーミックコンタクト及び電極を形成する工程と、
    前記酸化ケイ素薄膜を除去することで、前記第2の支持体と前記デバイスウェハを分離する工程と、
    含み、
    前記第2の支持体の前記デバイスウェハ側の面には複数の凸部が設けられ、前記複数の凸部の間に、酸化性の気体の導入経路となる溝部を有することを特徴とす半導体装置の製造方法。
  15. 前記第2の支持体と接合する工程は、前記第2の支持体と前記酸化ケイ素薄膜の直接接合であることを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 炭化ケイ素を主成分とする単結晶ウェハの下面に、第1の支持体を接合する工程と、
    前記第1の支持体と反対側に定義される、前記単結晶ウェハの上面側を薄化する工程と、
    前記単結晶ウェハの上面側にデバイス構造を構築しデバイスウェハとする工程と、
    前記第1の支持体と前記デバイスウェハとを接合した界面の領域を酸化して分離酸化膜を形成する工程と、
    前記分離酸化膜を除去することにより、残った前記第1の支持体と前記デバイスウェハとを分離する工程と、
    前記分離酸化膜を除去することにより、残った前記デバイスウェハの上面側に酸化ケイ素薄膜を形成する工程と、
    前記酸化ケイ素薄膜が形成された前記デバイスウェハの上面側を第2の支持体と接合する工程と、
    前記デバイスウェハの下面側にオーミックコンタクト及び電極を形成する工程と、
    前記酸化ケイ素薄膜を除去することで、前記第2の支持体と前記デバイスウェハを分離する工程と、
    を含み、
    前記酸化ケイ素薄膜の前記第2の支持体側の面には複数の凸部が設けられ、前記複数の凸部の間に、酸化性の気体の導入経路となる溝部を有することを特徴とす半導体装置の製造方法。
  17. 前記第2の支持体と前記デバイスウェハの直接接合の前に、前記第2の支持体の表面及び前記デバイスウェハの表面の少なくとも一方に、アモルファス接合層を形成する工程を更に含み、
    前記アモルファス接合層を介して前記第2の支持体と前記デバイスウェハの直接接合を行うことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記第2の支持体を接合する工程の前に、前記第2の支持体及び前記デバイスウェハのうち少なくとも一方の接合面に第2の中間層を形成する工程を更に含み、
    前記第2の中間層を介して、前記第2の支持体と前記デバイスウェハを接合することを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記第2の中間層は、少なくともシリコンを含み、厚さが20nm以下であることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置の製造方法。
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