JP6795218B1 - 保険情報管理システムおよび保険情報管理方法、保険情報管理プログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

保険情報管理システムおよび保険情報管理方法、保険情報管理プログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の既契約保険の正確な情報の照会、問合せを一括して行うことができ、また、長期に渡る保険契約のメンテナンスを容易に行うことのできる保険情報管理システムを提供する。【解決手段】認証手段によって認証された第一の顧客に対しては、ユーザIDで閲覧可能なグループIDをユーザ特定データベースから取得し、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを有する既契約保険情報を契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、前記認証手段によって認証された第二の顧客に対しては、自己のグループIDを有する既契約保険情報のみを契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、前記既契約保険情報を表示する画面上には、契約情報取得手段を用いて前記契約保険データベースを更新し、前記既契約保険情報の表示を更新するための一括照会ボタンが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、一つまたは複数の既契約保険の情報をグループ単位で一元管理し、通信回線を介して前記保険情報を顧客に提供する保険情報管理システムおよび保険情報管理方法、保険情報管理プログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
法人や個人の保険契約者にとって、既契約保険の情報管理、すなわち、支払保険料や保障額等の情報を容易に把握できるよう管理することは、経理処理や家計管理の上で好ましい。また、この情報管理を如何に効率的に行うかが、資産運用に対して大きな影響を及ぼす。しかしながら、保険契約者にとっては、既契約保険の数が多いほど、その情報管理は煩雑となり易く、必ずしも容易とはいえない。
また、複数の法人、個人を顧問先に持つ税理士等にとっても、各顧問先の保険情報を管理することは容易な作業ではない。
また、近年においては多種多様な保険商品が混在し、一法人が保険会社の異なる複数の保険商品に加入する場合も多い。また、一法人内において、保険毎に保険契約者や被保険者が異なる場合も珍しくない。このため、それらの保険情報を一元して管理することが益々困難となっている。
そのため、契約者、被保険者、保険会社等の異なる複数の保険情報の中から、例えば被保険者や保険会社を検索キーにして保険情報を抽出して一纏めにして閲覧し、契約者や保険会社の異なる複数の既契約保険の中から、同一の被保険者に掛けられた合計保険金額を容易に得ることができるシステムが求められていた。
このような課題に対し、本願発明者は、特許文献1(特許第4107599号)において、契約者、被保険者、保険会社等が夫々異なる複数の既契約保険の情報をグループ単位で一元管理し、グループ内において前記保険会社や契約者を検索キーとして、所望の情報を容易に得ることのできる保険情報管理システムを提供している。
図33に特許文献1に開示した保険情報管理システムの概略構成を模式的に示す。
図33に示す保険情報管理システムにおいては、情報管理会社Aが有するインターネットサーバ100と、税理士事務所Mが有するパーソナルコンピュータ(PC)等の情報端末110とが、通信回線網であるインターネット網5を介して接続されている。さらに、このインターネット網5には、前記税理士事務所Mに財務管理(コンサルティング)を委託し、一人または複数の保険契約者を夫々有する複数の法人Q、R、S、・・・が、夫々PC等の情報端末120によって接続されている。
また、前記情報管理会社Aには、保険管理に係るデータを蓄積したデータサーバ130が設置される。そして、前記インターネットサーバ100は、前記複数の情報端末110、120が略同時に前記データサーバ130内のデータを利用可能とするために、タイムシェアリングシステム(時分割処理)により対応する。なお、前記インターネットサーバ100は、インターネット網5に対しセキュリティ上の理由からファイアウォール端末150を介して接続されている。
なお、前記複数の法人Q、R、S、・・・を顧問先に持つ前記税理士事務所Mは、本システムを管理する情報管理会社Aに対し、前記顧問先法人の保険情報管理を委託している。したがって、この税理士事務所Mは、第一の顧客(以下ユーザと呼ぶ)として本システムに登録され、インターネットを介して前記法人Q、R、S、・・・の保険情報を閲覧するためのユーザIDが与えられている。また、前記複数の法人Q、R、S、・・・は夫々第二の顧客(以下グループと呼ぶ)として本システムに登録され、夫々にインターネット網5を介して自身の保険情報を閲覧するためのグループIDが与えられている。
税理士事務所Mまたは各法人Q、R、S、・・・における情報閲覧者は、夫々の情報端末にインストールされているWebブラウザを介して専用のWebアプリケーションを起動し、ユーザID、グループIDを用いて本システムを利用する。
データサーバ130内には、各ユーザに係る保険情報が全て記録されており、例えばユーザは所望の検索キーにより必要な情報を一覧にして閲覧できる。
このようなシステムによれば、グループIDが付された法人が有する複数の既契約保険において、保険毎に保険会社、契約者、被保険者等が異なっても、顧客は、検索キーによって、所望の情報を抽出し、一纏めに閲覧することができる。したがって、例えば、契約者や保険会社の異なる複数の既契約保険の中から、同一の被保険者に掛けられた合計保険金額等の情報も容易に得ることができる。
特許第4107599号
上記のように特許文献1に開示した保険情報管理システムによれば、例えば同一の被保険者について、複数の保険会社の医療保険に加入している場合に、各保険契約の内容(加入状況)について一覧で確認することができる。
しかしながら、前記保険情報管理システムにあっては、データサーバ130にて管理されるデータベースへの既契約保険情報の登録を作業者が保険証券を見ながら入力するという手作業で行うものであったため、手間(時間)を要する上に、情報が誤入力されて登録される虞があった。
また、特約などの追加・消滅などにより証券記載の契約情報が最新のものではない場合があり、前記保険情報管理システムでは、その最新の契約情報が反映されていない虞があった。
また、前記のように同一の被保険者について、複数の保険会社の保険内容(保険金・給付金受取可能な保険情報)を一覧で確認することができても、保険金・給付金を請求したい場合に、保険会社ごとに個別に保険金・給付金を照会しなければならず、その手続が非常に面倒であるという課題があった。
また、一般社団法人生命保険協会の統計によれば、生命保険各社の苦情受付情報について、保全関係の苦情が上位を占めている。即ち、保全とは、長期にわたる保険契約のメンテナンスのことであり、苦情が多いという事実は、前記メンテナンスが十分に行われていないことを示している。
保険会社が長期にわたる保険契約のメンテナンスを十分に行うためには、保険の満期・満了のタイミング、解約返戻金がピークとなるタイミング、或いは契約者(及び家族)の進学、就職などのタイミングを保険会社(代理店)の営業員が把握することが重要である。
しかしながら、従来は、そのようなメンテナンスを行うべきタイミングを営業員が容易に把握できる手段が確立されていなかった。
上記した課題はいずれも保険管理の実効性の問題であるが、特許文献1で提供した保険情報管理システムにあっては、これらの課題を解決できず、保険管理の実効性を十分に担保できていなかった。本願発明者は、これらの課題を解決するために鋭意検討し、本発明をするに至った。
即ち、本発明は、契約者、被保険者、保険会社等が夫々異なる複数の既契約保険の情報をグループ単位で一元管理し、グループ内において前記契約者や被保険者を検索キーとして、所望の情報を容易に得ることのできる保険情報管理システムにおいて、複数の既契約保険の正確な情報の照会、問合せを一括して行うことができ、また、長期に渡る保険契約のメンテナンスを容易に行うことのできる保険情報管理システム、および保険情報管理方法、保険情報管理プログラム、並びにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる保険情報管理システムは、保険会社の異なる複数の既契約保険の情報をグループ単位で一元管理し、通信回線を介して保険情報を顧客に提供する保険情報管理システムであって、前記顧客は、管理を委託する第二の顧客と、一又は複数の第二の顧客から前記管理の委託を受けた第一の顧客とに区別され、かつ、第二の顧客にかかる既契約保険が一つのグループとして情報管理され、前記第一の顧客及び第二の顧客に対して、通信回線を介して前記保険情報を提供する保険情報管理システムにおいて、前記第二の顧客を特定し、自己の既契約保険情報のみを閲覧可能とするために、少なくとも第二の顧客を特定するグループIDを記録したグループ特定データベースと、前記第一の顧客を特定し、この第一の顧客が前記管理の委託を受けている第二の顧客の既契約保険情報を閲覧可能とするために、少なくとも第一の顧客を特定するユーザIDを記録すると共に前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを記録したユーザ特定データベースとを有する顧客特定データベースと、前記既契約保険の情報を、グループID及び複数の検索キーを含む情報として記録した契約保険データベースと、前記既契約保険に係る一又は複数の保険会社から通信回線を介して前記既契約保険に係る情報の送受信の許可を前記保険会社から受けるためのアクセス許可識別データを各保険会社に対応して記録したアクセス許可識別データベースと、顧客が操作画面上から入力した、保険契約者、被保険者、保険会社のいずれかを含む検索キーによって前記契約保険データベースから該当する保険情報を検索する検索手段と、前記検索手段が検索した保険情報を画面上に出力する保険情報出力手段と、前記顧客が操作画面上から入力したユーザIDまたはグループIDに基づいて、顧客特定データベースを参照し、第一の顧客または第二の顧客を認証する認証手段と、各保険会社及び各第二の顧客に対応する前記アクセス許可識別データを用いることにより、保険会社から通信回線を介して前記第二の顧客の既契約保険情報を取得し、前記契約保険データベースを更新する契約情報取得手段と、前記アクセス許可識別データを用いることにより、前記既契約保険情報に係る各保険会社に対し通信回線を介して前記第二の顧客の既契約保険の保険金・給付金が受取可能か問合せする一括問合せ手段とを備え、前記認証手段によって認証された第一の顧客に対しては、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを前記ユーザ特定データベースから取得し、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを有する既契約保険情報を契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、前記認証手段によって認証された第二の顧客に対しては、自己のグループIDを有する既契約保険情報のみを契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、前記契約情報取得手段は、前記第二の顧客の既契約保険情報を定期的に取得し、前記契約保険データベースを更新するとともに、前記既契約保険情報を表示する画面上に設けられた一括照会ボタンを前記第一の顧客と前記第二の顧客のいずれかが選択した際に、前記契約保険データベースを更新し、前記一括問合せ手段は、前記一括照会ボタンを選択することにより表示が更新された前記既契約保険情報を表示する画面上に設けられ、該既契約保険情報に係る各保険会社に対し、表示された既契約保険の保険金・給付金を給付可能か問合せするための一括問合せボタンを有することに特徴を有する。
尚、前記一括問合せ手段は、前記一括問合せボタンを選択することにより画面上に表示され、被保険者の保険金・給付金請求の理由を入力するための請求理由入力画面と、前記請求理由入力画面の内容を前記既契約保険情報に係る各保険会社に対し前記通信回線を介して一括送信するための問合せ送信手段と、を有することが望ましい。
このように構成することによって、グループ内の既契約保険において、保険毎に保険会社、契約者、被保険者等が異なっても、顧客は、検索キーによって、所望の情報を一纏めに閲覧することができる。
さらに、通信回線を介し各保険会社との間でデータの送受信が可能であるため、例えば被保険者において保険金の請求が必要な際、複数の保険会社の保険商品を契約している場合であっても、一括して最新の正確な保険金・給付金を照会し、給付可能かについて各保険会社に対し一括問合せすることができる。
尚、前記検索手段が検索した保険情報を基に経理処理を行う経理手段をさらに備え、前記保険情報出力手段は、前記経理手段が処理した結果を画面上に出力することが望ましい。
このように経理手段を備えることによって、財務管理をより容易に行うことができる。
また、グループ単位で該グループのリスクに係る情報を記録したリスク管理データベースと、前記リスク管理データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基にリスク管理診断処理を行うリスク管理診断手段とをさらに備え、前記保険情報出力手段は、前記リスク管理診断手段が処理した結果を画面上に出力することが望ましい。
このように、リスク管理診断手段を備えることによって、リスク管理に関して現在の既契約保険が適正か否かを容易に把握することができる。
また、グループ単位で該グループの資産運用に係る情報を記録した資産運用データベースと、前記資産運用データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基に資産運用診断処理を行う資産運用診断手段とをさらに備え、前記保険情報出力手段は、前記資産運用診断手段が処理した結果を画面上に出力することが望ましい。
このように、資産運用診断手段を備えることによって、資産運用に関して現在の既契約保険が適正か否かを容易に把握することができる。
また、前記第二の顧客に係る既契約保険の契約者本人または契約者の家族の少なくとも生年月日を含む情報を記録した家族情報管理データベースと、前記契約保険データベースに基づく、既契約保険情報に係るイベントと、前記家族情報データベースに基づく、登録された各個人に係るイベントとを抽出するイベント抽出手段と、前記イベント抽出手段により抽出されたイベントを登録したカレンダーイベントデータベースと、日付が更新された後の所定のタイミングの度に前記カレンダーイベントデータベースに登録されたイベントの有無を参照し、イベントがある場合には所定の宛先に通知するイベント通知手段と、を備えることが望ましい。
このようにカレンダーイベントを登録し、通知することにより保険営業員は容易に適切な保険商品を顧客に提案し長期にわたる保険のメンテナンスを行うことができる。
また、上記課題を解決するために、本発明にかかる保険情報管理方法は、前記保険情報管理システムの各手段が実行する保険情報管理方法であって、顧客が操作画面上から入力したユーザIDまたはグループIDに基づいて、グループ特定データベースとユーザ特定データベースとを有する顧客特定データベースを参照し、第一の顧客または第二の顧客を認証するステップと、前記認証するステップによって認証された第一の顧客に対しては、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを前記ユーザ特定データベースから取得し、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを有する既契約保険情報を契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、また前記認証するステップによって認証された第二の顧客に対しては、自己のグループIDを有する既契約保険情報のみを契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とするステップと、既契約保険の情報を複数の検索キーを含む情報として記録した契約保険データベースから、顧客が操作画面上から入力した保険契約者、被保険者、保険会社のいずれかを含む検索キーによって、該当する保険情報を検索するステップと、前記検索するステップにおいて検索した保険情報を画面上に出力するとともに、表示する保険情報を更新するための一括照会ボタンを画面上に表示するステップと、前記第二の顧客の既契約保険情報を定期的に取得し、前記契約保険データベースを更新するステップと、前記既契約保険情報を表示する画面上に設けられた一括照会ボタンを前記第一の顧客と前記第二の顧客のいずれかが選択した際に、前記契約保険データベースを更新するステップと、前記画面上の保険情報を更新するステップの後、画面に表示された一括問合せボタンが顧客により選択されると、前記アクセス許可識別データを用いることにより、前記画面上に表示された既契約保険情報に係る保険会社に対し通信回線を介して前記第二の顧客の既契約保険の保険金・給付金が受取可能か問合せするステップを含むことに特徴を有する。
このような方法によれば、グループ内の既契約保険において、保険毎に保険会社、契約者、被保険者等が異なっても、顧客は、検索キーによって、所望の情報を一纏めに閲覧することができる。
さらに、各保険会社との間でデータの送受信が可能であるため、例えば被保険者において保険金の請求が必要な際、複数の保険会社の保険商品を契約している場合であっても、一括して最新の正確な保険金を照会し、保険金・給付金を受取ることが出来るかを一括問合せすることができる。
また、前記検索した保険情報を基に経理処理を行うステップと、前記経理処理した結果を画面上に出力するステップとを含むことが望ましい。
このように経理処理を行うステップを含むことによって、財務管理をより容易に行うことができる。
また、グループ単位で該グループのリスクに係る情報を記録したリスク管理データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基にリスク管理診断処理を行うステップと、前記リスク管理診断の処理結果を画面上に出力するステップとを含むことが好ましい。
このように、リスク管理診断を行うステップを含むことによって、リスク管理に関して現在の既契約保険が適正か否かを容易に把握することができる。
また、グループ単位で該グループの資産運用に係る情報を記録した資産運用データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基に資産運用診断処理を行うステップと、前記資産運用診断の処理結果を画面上に出力するステップを含むことが望ましい。
このように、資産運用診断を行うステップを含むことによって、資産運用に関して現在の既契約保険が適正か否かを容易に把握することができる。
また、前記契約保険データベースに基づく、既契約保険情報に係るイベントと、前記家族情報データベースに基づく、登録された各個人に係るイベントとを抽出するステップと、前記抽出したイベントをカレンダーイベントデータベースに登録するステップと、日付が更新された後の所定のタイミングの度に前記カレンダーイベントデータベースに登録されたイベントの有無を参照し、イベントがある場合には所定の宛先に通知するステップとを含むことが望ましい。
このようにカレンダーイベントを登録し、通知することにより保険営業員は容易に適切な保険商品を顧客に提案し、長期にわたる保険のメンテナンスを行うことができる。
また、上記課題を解決するために、本発明にかかる保険情報管理プログラムは、前記保険情報管理システムに用いられる保険情報管理プログラムにおいて、コンピュータに、顧客が操作画面上から入力したユーザIDまたはグループIDに基づいて、グループ特定データベースとユーザ特定データベースとを有する顧客特定データベースを参照し、第一の顧客または第二の顧客を認証するステップと、前記認証するステップによって認証された第一の顧客に対しては、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを前記ユーザ特定データベースから取得し、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを有する既契約保険情報を契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、また前記認証するステップによって認証された第二の顧客に対しては、自己のグループIDを有する既契約保険情報のみを契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とするステップと、既契約保険の情報を複数の検索キーを含む情報として記録した契約保険データベースから、顧客が操作画面上から入力した保険契約者、被保険者、保険会社のいずれかを含む検索キーによって、該当する保険情報を検索するステップと、前記検索するステップにおいて検索した保険情報を画面上に出力するとともに、表示する保険情報を更新するための一括照会ボタンを画面上に表示するステップと、前記第二の顧客の既契約保険情報を定期的に取得し、前記契約保険データベースを更新するステップと、前記既契約保険情報を表示する画面上に設けられた一括照会ボタンを前記第一の顧客と前記第二の顧客のいずれかが選択した際に、前記契約保険データベースを更新するステップと、前記画面上の保険情報を更新するステップの後、画面に表示された一括問合せボタンが顧客により選択されると、前記アクセス許可識別データを用いることにより、前記画面上に表示された既契約保険情報に係る保険会社に対し通信回線を介して前記第二の顧客の既契約保険の保険金・給付金が受取可能か問合せするステップとを実行させることに特徴を有する。
このようにコンピュータに実行させることによって、グループ内の既契約保険において、保険毎に保険会社、契約者、被保険者等が異なっても、顧客は、検索キーによって、所望の情報を一纏めに閲覧することができる。
さらに、各保険会社との間でデータの送受信が可能であるため、例えば被保険者において保険金の請求が必要な際、複数の保険会社の保険商品を契約している場合であっても、一括して最新の正確な保険金・給付金を照会し、保険金・給付金を受け取ることができるかを一括問合せすることができる。
また、コンピュータに、前記検索した保険情報を基に経理処理を行うステップと、前記経理処理した結果を画面上に出力するステップとを実行させることが好ましい。
このように、コンピュータに、経理処理を行うステップを実行させることによって、財務管理をより容易に行うことができる。
また、コンピュータに、グループ単位で該グループのリスクに係る情報を記録したリスク管理データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基にリスク管理診断処理を行うステップと、前記リスク管理診断の処理結果を画面上に出力するステップとを実行させることが好ましい。
このように、コンピュータに、リスク管理診断を行うステップを実行させることによって、リスク管理に関して現在の既契約保険が適正か否かを容易に把握することができる。
また、コンピュータに、グループ単位で該グループの資産運用に係る情報を記録した資産運用データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基に資産運用診断処理を行うステップと、前記資産運用診断の処理結果を画面上に出力するステップとを実行させることが好ましい。
このように、コンピュータに、資産運用診断を行うステップを実行させることによって、資産運用に関して現在の既契約保険が適正か否かを容易に把握することができる。
また、コンピュータに、前記契約保険データベースに基づく、既契約保険情報に係るイベントと、前記家族情報データベースに基づく、登録された各個人に係るイベントとを抽出するステップと、前記抽出したイベントをカレンダーイベントデータベースに登録するステップと、日付が更新された後の所定のタイミングの度に前記カレンダーイベントデータベースに登録されたイベントの有無を参照し、イベントがある場合には所定の宛先に通知するステップとを実行させることが望ましい。
このようにカレンダーイベントを登録し、通知することにより保険営業員は容易に適切な保険商品を顧客に提案し、長期にわたる保険のメンテナンスを行うことができる。
なお、前記保険情報管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
本発明によれば、契約者、被保険者、保険会社等が夫々異なる複数の既契約保険の情報をグループ単位で一元管理し、グループ内において前記契約者や被保険者を検索キーとして、所望の情報を容易に得ることのできる保険情報管理システムにおいて、複数の既契約保険の正確な情報の照会、問合せを一括して行うことができ、また、長期に渡る保険契約のメンテナンスを容易に行うことのできる保険情報管理システム、および保険情報管理方法、保険情報管理プログラム、並びにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
図1は、本発明に係る保険情報管理システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。 図2(a)、(b)は、オープンAPIを介して、情報管理会社のインターネットサーバと保険会社のインターネットサーバとがデータ送受信を行う際の制御フローの一例を示す図である。 図3は、図1のデータサーバにおけるデータベース構成例を示すブロック図である。 図4は、ユーザ特定DBが有するテーブルの一例を示す図である。 図5は、グループ特定DBが有するテーブルの一例を示す図である。 図6は、契約保険DBが有するテーブルの一例を示す図である。 図7は、契約保険DBが有する別のテーブルの一例を示す図である。 図8は、契約保険DBにデータを登録する入力フォームの一例を示す図である。 図9は、Webブラウザ上でのログイン画面の一例を示す図である。 図10は、Webブラウザ上でのグループ選択画面の一例を示す図である。 図11は、Webブラウザ上での基本情報表示画面の一例を示す図である。 図12は、Webブラウザ上での医療保障表示画面の一例を示す図である。 図13は、Webブラウザ上での医療保障表示画面の他の一例を示す図である。 図14は、Webブラウザ上での問合せ入力画面の一例を示す図である。 図15は、Webブラウザ上での問合せ確認画面の一例を示す図である。 図16は、一括問合せの流れを示すフローである。 図17は、Webブラウザ上での詳細情報表示画面の一例を示す図である。 図18は、Webブラウザ上での入院保障推移表の表示画面の一例を示す図である。 図19は、Webブラウザ上での入院保障推移グラフの表示画面の一例を示す図である。 図20は、Webブラウザ上での法人経理処理の表示画面の一例を示す図である。 図21は、Webブラウザ上での法人経理処理の詳細情報表示画面の一例を示す図である。 図22は、第二の実施形態において、データサーバにおけるデータベース構成例を示すブロック図である。 図23は、リスク管理診断処理のフローである。 図24は、リスク管理診断処理において、法人の保険金額推移を模式的にグラフ化したものである。 図25は、リスク管理診断処理において、法人の借入金額とその期間を模式的にグラフ化したものである。 図26は、リスク管理診断処理の結果をグラフ化したものである。 図27は、資産運用診断処理のフローである。 図28は、資産運用診断処理において、法人社長の保険解約金の推移を模式的にグラフ化したものである。 図29は、資産運用診断処理において、法人社長の退職金必要積立額の推移を模式的にグラフ化したものである。 図30は、資産運用診断処理の結果をグラフ化したものである。 図31は、第三の実施形態において、データサーバにおけるデータベース構成例を示すブロック図である。 図32は、カレンダーイベントの通知処理の流れを示すフローである。 図33は、従来の保険情報管理システムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明にかかる第一の実施の形態につき、図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る保険情報管理システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。なお、本実施の形態においては、本発明に係る保険情報管理システムを、情報管理会社Aが導入し、そのサービスを税理士事務所Mや、その顧問先の法人S、Tに提供する場合、或いは前記サービスを保険代理店Uや、その顧客である法人V、個人Wに提供する場合、或いは前記サービスを個人Q、法人Rに提供する場合の一例を示す。
図1に示すように、情報管理会社Aが有するインターネットサーバ10と、税理士事務所Mや保険代理店Uが有するパーソナルコンピュータ(PC)等の情報端末11とが通信回線網であるインターネット網5を介して接続されている。
このインターネット網5には、保険会社D、保険会社Eの支店F、・・・のインターネットサーバ25(コンピュータ)が接続されており、情報管理会社Aが有するインターネットサーバ10は、インターネット網5を介して保険会社D、保険会社E支店Fのインターネットサーバ25との間でデータの送受信を行うことが可能となされている。
尚、本実施形態においては、保険会社Dのインターネットサーバ25は、顧客の契約保険情報を記憶するためのデータサーバ26に接続されているものとする。
また、保険会社E支店Fのインターネットサーバ25は、顧客の契約保険情報を記憶するための保険会社E(本社)のデータサーバ26にインターネット網5或いは専用回線を介して接続されているものとする。
また、インターネット網5には、前記税理士事務所Mに財務管理(コンサルティング)を委託し、一人または複数の保険契約者を夫々有する複数の法人S、Tが、夫々PC等の情報端末12によって接続されている。
また、インターネット網5には、保険代理店Uの顧客であって、保険契約者または被保険者となる法人V、個人Wが、PCやタブレット、スマートフォン等の情報端末12によって接続されている。
さらに、インターネット網5には、保険契約者や被保険者を有する法人R、個人Qが、それぞれPCやタブレット、スマートフォン等の情報端末12によって接続されている。
また、前記情報管理会社Aには、保険管理に係るデータを蓄積したデータサーバ30が設置される。このデータサーバ30への保険情報の蓄積方法としては、情報管理会社Aのインターネットサーバ10より例えば、所望の保険会社(本実施形態ではD,Eのいずれか)のインターネットサーバ25に対しオープンAPI(Application Programming Interface)を用いてアクセスし、データサーバ26から最新の契約データを定期的、或いは任意に取得してデータサーバ30に保存することが望ましい。
ここでオープンAPIを用いた仕組みの一例としては、まず、例えば図2(a)に示すように、保険の契約者Cが保険会社D,E(F)のインターネットサーバ25にログインした後(Stp1)、情報管理会社Aに自身の契約保険情報に対するアクセス権を付与するための所定の手順を踏んで、情報管理会社Aに対しアクセス許可識別データを付与してもらう(Stp2)。
尚、このStp1からStp2における情報管理会社Aに対しアクセス許可識別データを付与するまでの手順としては、本発明において限定されるものではなく、上記一例に限らず、他の手順を踏むものであってもよい。例えば、Stp1において保険契約者が保険会社D,E(F)のインターネットサーバ25にログインするステップに代えて、情報管理会社Aが、保険会社D,E(F)のインターネットサーバ25に対し、保険契約者Cから既に認証されていることを証明するデータを示しつつ前記アクセス許可識別データを要求するようにしてもよい。
情報管理会社Aでは、付与されたアクセス許可識別データを保管しておき、図2(b)に示すように、前記契約者の契約した保険情報を取得したいときに、前記アクセス許可識別データを用いて保険会社D,E(F)にアクセス要求する(Stp3)。
保険会社D,E(F)においては、情報管理会社Aからのアクセス要求がある度に、一度限りのアクセス権限(トークンなど)を発行することとなる(この状態をオープンAPIが有効という)。
具体的には、アクセス許可識別データとともにアクセス要求を受けた保険会社D,E(F)のインターネットサーバ25は、アクセスを認証し(Stp4)、情報管理会社Aのインターネットサーバ10に対し一度限りのアクセス権限(トークンなどのデータ)を発行する(Stp5)。
アクセス権限を受け取った情報管理会社Aのインターネットサーバ25は、そのアクセス権限とともに、要求する保険情報の証券番号を指定して保険会社D,E(F)のインターネットサーバ25に送る(Stp6)。
保険会社D,E,(F)のインターネットサーバ25は、受け取ったアクセス権限により認証を行い(Stp7)、指定された情報をデータサーバ26から取り出して情報管理会社Aのインターネットサーバ10に送信する(Stp8)。
このようにしてオープンAPIが有効な場合には、情報管理会社Aのインターネットサーバ10は、保険会社より保険情報などをオンラインで容易に取得することが可能となる。
また、前記インターネットサーバ10は、前記複数の情報端末11、12が略同時に前記データサーバ30内のデータを利用可能とするために、タイムシェアリングシステム(時分割処理)により対応する。
なお、前記インターネットサーバ10は、インターネット網5に対しセキュリティ上の理由からファイアウォール端末15を介して接続されている。また、各保険会社D,Eのインターネットサーバは、保持する情報を保護するために独自にセキュリティシステムを採用するが、本実施形態において、情報管理会社Aのインターネットサーバ10が各保険会社D,保険会社E支店Fのインターネットサーバ25に対し対応したオープンAPIを用いて接続できるものとしている。
なお、前記複数の法人S、Tを顧問先に持つ前記税理士事務所M、法人V、個人Wを顧客に持つ保険代理店U、及び個人Q、法人Rは、本システムを管理する情報管理会社Aに対し、前記顧問先法人、顧客、或いは自身の保険情報管理を委託している。
したがって、税理士事務所Mは、第一の顧客(以下ユーザと呼ぶ)として本システムに登録され、インターネットを介して前記法人S、Tの保険情報を閲覧するためのユーザIDが与えられている。
また、保険代理店Uは、第一の顧客(ユーザ)として本システムに登録され、インターネットを介して顧客である法人V、個人Wの保険情報を閲覧するためのユーザIDが与えられている。
また、前記税理士事務所Mの顧問先である複数の法人S、T、及び保険代理店の顧客である法人V、個人Wは夫々第二の顧客(以下グループと呼ぶ)として本システムに登録され、夫々にインターネット網5を介して自身の保険情報を閲覧するためのグループIDが与えられている。
尚、前記個人Q、法人Rは、末端のユーザであるため、第一の顧客(ユーザ)としてではなく第二の顧客(グループ)として登録され、インターネットを介して自身の保険情報を閲覧するためのグループIDが与えられている。
また、本発明に係る保険情報管理システムが実行された際に、各情報端末11、12にはWebブラウザを介してGUI(Graphical User Interface)画面が表示される。このGUI画面は、HTML(Hypertext Markup Language)をインタフェイスとして構築されたWebアプリケーションソフトウエア20(以降、Webアプリケーション20と呼ぶ)により表示される。このWebアプリケーション20は、前記インターネットサーバ10内に導入される。
なお、ユーザIDを有する税理士事務所M、保険代理店UまたはグループIDを有する各法人S、T、V、R、個人W、Qにおける情報閲覧者は、夫々の情報端末にインストールされているWebブラウザを介して前記Webアプリケーション20を起動し、本システムを利用する。なお、このWebアプリケーション20は、Web上で動作するため、OS(Operating System)に関係なくWebブラウザから利用することが可能に構築されている。
図3は図1のデータサーバにおけるデータベース構成例を示すブロック図である。
図3に示すように前記データサーバ30は、複数のデータベース(DB)および、それらを管理するソフトウエアであるDB管理システム31を有している。なお、このDB管理システム31は、前記複数のデータベースおよび前記Webアプリケーション20と共に、本発明に係る保険情報管理プログラムを構成している。
また、図3に示すように、前記DB管理システム31が管理するデータベース(DB)として、データサーバ30は、税理士事務所M、保険代理店Uを含む複数のユーザの基本情報を夫々記録した、顧客特定データベースとしてのユーザ特定DB32を有する。また、前記法人S、T等を含む複数のグループの基本情報を夫々記録した、顧客特定データベースとしてのグループ特定DB33を有する。
また、各グループ内における、全ての既契約保険情報を記録した契約保険DB(契約保険データベース)34を有する。この契約保険DB34では、契約者、被保険者、保険会社のすべて、あるいは、いずれかの組み合わせを検索キーとして、各保険情報を抽出できるように構成されている。
さらに、オープンAPIを用いて情報管理会社Aと保険会社D,E(F)とのデータ送受信を可能とするために、契約者と保険会社との組み合わせ毎に保険会社D,E(F)より付与された前記アクセス許可識別データを記録したアクセス許可識別DB(アクセス許可識別データベース)39を有する。前記アクセス許可識別データは、少なくとも保険会社識別データ、情報管理会社識別データ、契約者識別データを含む構造となっている。
前記ユーザ特定DB32においては、図4に示すように、例えばユーザID、パスワード等の顧客特定データの他、顧問先、或いは従業員としてのグループのID(G001、G002、G003等)を記録したテーブル32aを有する。
また、前記グループ特定DB33においては、図5に示すように、例えばグループID、パスワード等の各グループに係る顧客特定データを記録したテーブル33aを有する。
また、前記契約保険DB34においては、図6に示すように、例えば各グループ内におけるすべての保険契約者名、すべての被保険者名、すべての保険会社名等を、夫々識別コードに対応付けて記録したテーブル34aを有する。
さらに、図7に示すように、この契約保険DB34においては、各グループ内における各既契約保険の情報を、その保険証券に基づき入力されて記録したテーブル34bを有する。
このテーブル34bへの既契約保険の情報の入力については、例えば以下の方法のいずれかにより行うことができる。
まず、情報管理会社Aにおいては、各保険証券に基づき、例えば図8に示すようなPC画面上の入力フォームF1からデータ入力を行うことができる(マニュアル入力)。このフォームに示すように、例えば契約者情報40、被保険者情報41等は、識別コードにより入力するようになされている。すなわち、登録された情報を閲覧する際に、保険契約者や被保険者等を検索キーとして容易且つ確実に検索可能とするように構成されている。
或いは、契約保険DB34のテーブル34bに記録するデータとして、各保険会社のデータサーバ26に記録されている既契約情報を、オープンAPIを介して取得するようにしてもよい。
その場合、例えば、証券番号毎に必要な情報項目(契約者、被保険者、保険種類など)を所定の順番で配列したデータを各保険会社のデータサーバ26から取得すればよい。
このようにデータの自動入力を行うことにより、データベースへの誤入力を防止することができる。
続いて、情報閲覧者が本発明に係る保険情報管理システムのサービスを利用する場合における前記Webアプリケーション20の動作について図9乃至図22に基づき説明する。図9乃至図22は、情報端末のWebブラウザ上に表示される画面の一例を夫々示している。なお、以下の説明においては適宜、図1乃至図7を用いる。
例えば保険代理店Uにおける情報閲覧者(以下、作業者と称呼する)が本発明に係る保険情報管理システムのサービスを利用する場合、先ず情報端末11からWebブラウザを起動し、前記Webアプリケーション20が導入された場所のURLアドレスを指定して、図9に示すログイン画面W1を開く。そこで作業者は、予め決められたログインID(ユーザID)を入力ボックス43aに、パスワードを入力ボックス43bに入力し、ログインボタン44をマウスクリックして本システムにログインする。
このログイン作業においては、先ず、入力されたユーザIDおよびパスワードが、インターネット網5を介しインターネットサーバ10のWebアプリケーション20に渡される。ここでWebアプリケーション20は、顧客を認証する認証手段として機能する。すなわち、データサーバ30のDB管理システム31を介し、ユーザ特定DB32にアクセスし、前記IDおよびパスワードに基づきユーザ認証を行う。この認証が成功すると、Webアプリケーション20は、ユーザIDをキーとして、前記ユーザ特定DB32から、情報閲覧可能なグループのIDを取得して引き渡すよう要求する。
取得したグループIDに基づき、Webアプリケーション20は、各IDに対応するグループ名称(法人V、個人W、・・・の具体的名称)を、図10に示すようにブラウザ画面においてグループ選択画面W2として表示する。そこで作業者は、情報閲覧を希望するグループ名をマウス操作により選択し、対応する表示ボタン45をクリックする。
Webアプリケーション20は、選択されたグループのIDをDB管理システム31に引き渡し、契約保険DB34から、対応する既契約保険の情報を読み出すよう要求する。そして、Webアプリケーション20は、図11に示すように、受け取ったデータを表示するための所定の形式に変換し、ブラウザ画面に出力表示する。
このように、第一の顧客としての税理士事務所Mにおいては、それぞれに決められたユーザIDとパスワードを用いてログインすることにより、顧問先の法人S、T、・・・の保険情報をそれぞれ選択して閲覧できるように構成されている。
なお、法人(例えば法人S等)における情報閲覧者(作業者)が情報閲覧する場合であって、法人に対し予め与えられたログインID(グループID)、パスワードを用いてログインした場合には、認証手段(Webアプリケーション20)は、グループ特定DB33にアクセスし、前記IDおよびパスワードに基づきユーザ認証を行う。そして、Webアプリケーション20は、ログインに用いたグループIDをDB管理システム31に引き渡し、契約保険DB34から、対応する既契約保険の情報を読み出すよう要求する。
すなわち、第二の顧客としての各法人においては、それぞれに決められたグループIDとパスワードを用いてログインすることにより、自身のグループの保険情報のみが閲覧できるように構成されている。
図11においては、例えばグループ名称が“株式会社 特許工業”の基本情報画面W3を表示している。図示するように、画面中のエリア50にグループ名が表示され、エリア51に検索条件入力ボックスが表示され、エリア52に既契約保険の基本情報が表示される。
前記エリア51には、複数種類の前記検索条件入力ボックスが設けられる。この検索条件入力ボックスは、クリックすることによりドロップダウンリストが表示され、そのリストの中からマウス操作により項目の選択ができるようになされている。検索条件入力ボックスの種類としては、契約者の入力ボックス53、被保険者の入力ボックス54、保険会社の入力ボックス55、並べ替え(ソート)の入力ボックス56、および表示内容の入力ボックス57が用意されている。そして、情報閲覧者が各条件において所望の選択入力を行なった後、表示ボタン58をマウスクリックすることにより、その選択された条件に対応した画面が表示されるようになされている。
すなわち、情報閲覧者は、契約者、被保険者、保険会社等を検索キーとして前記契約保険DB34から所望の保険情報を読み出すことができる。
なお、エリア52における表示内容を切り替えるには、前記表示内容の入力ボックス57においてドロップダウンメニューとしてリスト表示される、基本情報、死亡保障、医療保障、保険料、満期金/払戻金、法人経理処理のいずれかの項目を選択し、表示ボタン58をマウスクリックすればよい。あるいは、エリア52において表示された基本情報タブ59、死亡保障タブ60、医療保障タブ61、保険料タブ62、満期金/払戻金タブ63、法人経理処理タブ64のうち、所望のタブをクリック選択することによっても表示内容を切り替えることができる。
また、図11の画面W3においては、契約者、被保険者、および保険会社の夫々の検索条件がすべての場合の基本情報を表示している。この基本情報としては、例えば図示するように、契約日、証券番号、契約者、被保険者、保険会社、保険種類、払込方法、保険期間、1回あたりの保険料等が表示される。
なお、基本情報、死亡保障、医療保障、保険料、満期金/払戻金、法人経理処理のいずれの表示内容であっても、画面上には最上位層の画面に直接戻ることのできるトップボタン65、質問等を税理士事務所MにEメールで送信するためのメールボタン66、操作方法等におけるヘルプ情報を表示するためのヘルプボタン67が表示される。
ここで例えば、医療保障タブ61をクリック選択するか、あるいは、契約者の入力ボックス53、被保険者の入力ボックス54、保険会社の入力ボックス55における検索キーを共に“すべて”とし、さらに表示内容の入力ボックス57における検索キーを医療保障として表示ボタン58をクリックした場合には、図12に示すような医療保障情報画面W4が表示される。
なお、この検索表示の際、検索キーを受け取ったWebアプリケーション20は、検索手段として機能し、契約保険DB34から該当する保険情報を検索する。次いで、Webアプリケーション20は、保険情報出力手段として機能し、検索された保険情報を画面上に出力する。
また、図11の前記画面W3においては、オンライン一括照会ボタン90が設けられている。このオンライン一括照会ボタン90をクリックした場合、Webアプリケーション20は、契約情報取得手段として機能し、画面W3に表示している契約情報に係る各保険会社のインターネットサーバ25に対し夫々対応するオープンAPIを介して各証券番号の既契約情報を要求し取得する。
そして、Webアプリケーション20は、取得した情報に基づき契約保険DB34の情報を更新するとともに、所定の変換処理を行い画面W3に表示する。即ち、前記オンライン一括照会ボタン90をクリックすることにより、顧客が契約している全ての保険情報が正しく更新されるようになっている。
図12に示す医療保障情報画面W4においては、図示するように、契約者名、被保険者名、保険会社、保険種類、保険期間、契約形態、病気・けが・ガンの場合の保険金等の基本的情報が表示される。
また、この医療保障情報画面W4を最初に表示すると、当年度の情報が表示される。そして、他の年度の情報を表示する場合には、ドロップダウンメニューによりリスト表示される入力ボックス77において所望の年度を選択し、表示ボタン78をマウスクリックすることにより画面が更新され、その年度の情報が表示されるようになされている。
また、各契約ごとに設けられたチェックボックス79により所望の契約内容のみを選択し、絞込ボタン80をマウスクリックすることにより、選択した契約内容についての病気・けが・ガンのそれぞれの場合の保険金合計が新しい別ウインドウ(図示せず)で表示されるように構成されている。
なお、図示しないが、前記したような年度別の表示切替、所望の契約内容についての絞込表示は、医療保障情報のみならず、死亡保障、保険料、満期金/返戻金のそれぞれの表示内容の画面においても行なうことができるようになされている。
また、同一の被保険者について、けが、病気、ガンなどで入院する場合に、現時点で、どの保険会社からいくら給付されるのか知りたい場合、医療保障情報画面W4の被保険者の入力ボックス54で所望の被保険者名を選択し(例えば、特許 正)、表示ボタン58をクリックすることで、図13に示す画面W5のように同一の被保険者についての保険金情報を表示することができる(図16のステップS1,S2)。
また、図13に示す画面W5においては、一括問合せボタン91が表示される。前記一括問合せボタン91の横には、ドロップダウンメニューによりリスト表示される入力ボックス92が表示され、けが、病気、ガンなどの医療タイプを選択できるようになっている。
前記入力ボックス92において医療タイプを選択し(例えば、けが)、一括問合せボタン91をクリックすることにより、Webアプリケーション20(一括問合せ手段)は、各保険会社に対しオープンAPIを介して保険金・給付金請求が可能な否かを一括して問い合わせることが可能となっている。
具体的には、前記一括問合せボタン91をクリックすると、図14に示すような請求理由入力画面W6−1が表示される(ステップS3)。
図14の請求理由入力画面W6−1おいては、契約者名、被保険者名、証券番号等と、被保険者の請求理由(例えば治療に要した通院、入院日数、傷病名等)が例えば順に設問形式でテキストボックス95に入力可能とされている。尚、これら情報の入力形式は本発明において限定されるものではなく、例えば文章形式で請求理由を入力するようにしてもよい。
前記請求理由入力画面W6−1においてテキストボックス95に必要な情報の入力が完了し(ステップS4)、内容確認ボタンをクリックすると、図15に示す確認画面W6−2が表示される。
確認画面W6−2において間違いある場合には、修正ボタン97をクリックすることにより請求理由入力画面W6−1に戻ることができる。確認画面W6−2において間違いない場合には、送信ボタン98をクリックすることによりWebアプリケーション20が問合せ送信手段として機能し、各保険会社に問合せ内容がインターネット網5を介して送信される(ステップS5)。
尚、ここで各保険会社に送信される内容としては、証券番号、契約者名、被保険者名と、前記テキストボックス95に入力した情報等である。
また、各保険における契約内容について詳細な情報を表示する場合には、図11の基本情報画面W3や図12の医療保障情報画面W4において、各契約ごとに設けられた詳細ボタン68をクリックすることにより、詳細情報がブラウザ画面上に表示されるようになされている。
例えば、図11に示されるリストNo.3、証券番号6203325−0000の詳細情報は、図17に示すように詳細情報画面W7として表示される。この詳細表示画面W7においては、前記基本情報の他に、主契約および特約の基本的情報、保険金の受取人等の情報が表示される。
なお、詳細情報画面W7において、ワンポイント情報である、お知らせコメントを表示するものについては、図11〜図13に示した詳細ボタン68の色で区別できるようになされている(図11〜図13では、詳細ボタン68aはお知らせコメントなし、詳細ボタン68bはお知らせコメント付を示す)。このお知らせコメントは、図17の例ではエリア81に表示され、その契約についてのコメントが記される。
さらに、この詳細情報画面W7においては、死亡保障のグラフボタン70、表ボタン71、入院保障のグラフボタン72、表ボタン73、保険料のグラフボタン74、表ボタン75をそれぞれクリック選択することによりグラフまたは表が表示され、一目瞭然にそれらの推移を確認できるようになされている。なお、それらのグラフ及び表を表示するためのボタンは、例えば図12の医療保障情報画面W4においてもグラフボタン72、表ボタン73として表示される。すなわち、図示しないが、エリア52に死亡保障の情報を表示した画面にはグラフボタン70、表ボタン71が各契約ごとに表示され、エリア52に保険料の情報を表示した画面にはグラフボタン74、表ボタン75が各契約ごとに表示される。
ここで例えば、入院保障の推移表は、図18に示す画面W8のように表示される。また、入院保障の推移を示すグラフは図19に示す画面W9のように表示される。なお、図19に示す画面W9は病気のときのグラフを示しているが、病気以外の場合のグラフを表示する場合には、ドロップダウンメニューによりリスト表示される入力ボックス82において、所望の項目(けが、がん、交通事故など)を先ず選択する。そして、表示ボタン83をマウスクリックすることにより画面が更新され、選択した項目の場合のグラフが表示されるようになされている。
また、前記したように、この保険情報管理システムにおいては、エリア52における表示内容として、図20に示すように資産計上額、損金算入額等に係る法人経理処理の情報を表示することができる。すなわち、作業者が表示内容として法人経理処理を選択した場合には、Webアプリケーション20は経理手段として機能し、そのグループの契約保険情報に基づいて経理処理を行い、さらにWebアプリケーション20は保険情報出力手段として機能し、処理結果を画面上に出力表示する。
例えば、この法人経理処理情報画面W10においては、契約者が“特許工業”、被保険者が“すべて”、保険会社が“B生命保険”の場合の経理処理情報を示している。
なお、この法人経理処理情報画面W10を最初に表示すると、当年度の情報が表示される。そして、他の年度の情報を表示する場合には、ドロップダウンメニューによりリスト表示される入力ボックス84において所望の年度を選択し、表示ボタン85をマウスクリックすることにより画面が更新され、その年度の情報が表示されるようになされている。
また、各保険についての経理処理の詳細情報を閲覧する場合には、閲覧したい保険の詳細ボタン76をクリック選択することにより、例えば図21に示す詳細画面W11のように、年度ごとの情報を表示することができる。
以上のように、第一の実施の形態によれば、本発明に係る保険情報管理システムにおいては、グループ単位或いはユーザ単位で既契約保険情報を一元管理すると共に、グループ内或いは各ユーザにおける契約者、保険会社、および被保険者等をすべてコード化して管理し、夫々を検索キーとすることにより、容易且つ確実に様々な検索条件による情報表示が可能である。
すなわち、グループIDが付された法人或いは個人が有する複数の既契約保険において、保険毎に保険会社、契約者、被保険者等が異なっても、顧客は、検索キーによって、所望の情報を抽出し、一纏めに閲覧することができる。
したがって、例えば、契約者や保険会社の異なる複数の既契約保険の中から、同一の被保険者に掛けられた合計保険金額等の情報も容易に得ることができる。
特に、情報管理会社Aのインターネットサーバ10がオープンAPIを利用して各保険会社との間でデータの送受信が可能であるため、例えば被保険者において保険金の請求が必要な際、複数の保険会社の保険商品を契約している場合であっても、一括して最新の正確な保険金・給付金を照会し、各保険会社に対し給付可能か容易に問い合わせることができる。
また、各既契約保険については、保険証券或いは保険会社のデータサーバから取得した既契約保険情報に基づきすべてデータベース化されているため、容易に夫々の詳細情報を読み出して閲覧することができる。
また、経理処理に係る情報を表示することができるため、法人等の財務管理をより容易とすることができる。
なお、前記した第一の実施の形態において、保険代理店Uにおける作業者が、保険情報を閲覧する場合を例に示したが、その顧客である法人V、或いは個人Wの夫々においても自身の既契約保険情報を閲覧し、或いは保険金・給付金を保険会社に対して直接的に問合せすることができる。その場合、図10に示したグループ選択画面は表示されず、夫々に与えられたログインID(グループID)およびパスワードを用いてログインした後は、図11に示すような基本情報画面が表示される。なお、グループによるログインの際には、Webアプリケーション20が認証手段として機能し、入力されたグループIDおよびパスワードを前記グループ特定DB33に記録されたIDおよびパスワードと照合することにより認証が行われる。
続いて、図22乃至図30に基づき、本発明に係る第二の実施形態を説明する。この第二の実施の形態は、前記第一の実施の形態に加え、機能を追加した形態として説明する。このため、以下の説明においては、第一の実施の形態に用いた図1乃至図21を適宜用いる。
図22は、第二の実施の形態におけるデータサーバ30の構成を示すブロック図である。図に示すように、この第二の実施形態においては、前記第一の実施形態で図3に示したデータサーバ30内のデータベースに加え、リスク管理データベース(以下、リスク管理DBと記す)35および資産運用データベース(以下、資産運用DBと記す)36が加えられたものとして構成されている。このうち、リスク管理DB35は、そのグループ(法人)における法人・企業活動の短期リスク、借替リスク、長期リスク等のリスク情報を記録するデータベースである。また、前記資産運用DB36は、そのグループ(法人)の社長等の退職金額を算出するためのデータ、すなわち、役員報酬(例えば過去10年内の最高金額)、現在の在位年数、功績倍率等を記録するデータベースである。
次に、前記情報管理会社Aにおいて前記リスク管理DB35を利用して行なわれる、法人のリスク管理診断について説明する。
情報管理会社Aにおける作業者は、予め、リスク管理診断の操作画面(図示せず)において、法人のリスク管理に係る情報として、法人・企業活動における短期リスク、借替リスク、長期リスクのデータを入力し、前記リスク管理DB35に登録する。
なお、短期リスクとは短期借入金のリスクであって、例えば、支払手形、支払小切手、買掛金、1年未満の借入金、未払い金、預かり金、前受け金、割引手形、社員給与3か月分等が挙げられる。借替リスクとしては、設備用途など1年以上5年未満の借入金、周期的(1年以上間隔)に発生する借入金等が挙げられる。また、長期リスクとは、5年以上の長期借入金である。
リスクデータの入力後、作業者の指示により演算処理の実行命令がWebアプリケーション20に発行されると、Webアプリケーション20はリスク管理診断手段として機能し、前記リスク管理DB35から必要なデータを読み出してリスク管理診断の演算処理を実行する。
このリスク管理診断処理について、図23に示すフロー図に基づいて説明する。
Webアプリケーション20(リスク管理診断手段)は先ず、法人の社長(オーナー)に掛けられた保険に関し、保険期間に対する保険金合計額を算出する(図23のステップSP1)。なお、この算出結果をグラフに表すと、例えば図24に示すようなグラフとなる。
次いで、前記リスク管理DB35からデータを読み出し、借入期間に対する借入金合計額を算出する(ステップSP2)。この算出結果をグラフに表すと、例えば図25に示すようなグラフとなる。
さらに、Webアプリケーション20は、借入金合計額と、保険金に掛かる税率とに基づいて必要保険金額を算出する(ステップSP3)。必要保険金額とは、保険金の税引き後の手取り額によりリスク(借入金合計額)をカバーすることができる必要最小限の保険金額のことである。この必要保険金額については、例えば次のように算出される。保険金額に掛かる税率を例えば40%とすれば、保険金額に0.6を乗じた金額が手取り額となる。すなわち、その手取り額が借入金合計額に等しくなればよい。したがって、保険金に掛かる税率が40%の場合には、必要保険金額は、借入金合計額を0.6で割ることにより算出される。
このようにして、Webアプリケーション20は必要保険金額を算出し、その推移を保険金合計の推移と比較演算する。そして、保険情報出力手段として機能し、その比較演算結果を例えば図26に示すようにグラフ化して保険金の過不足を画面上に表示する(ステップSP4)。すなわち、図26において一点鎖線で示すグラフが必要保険金額の推移であって、このグラフの示す額より保険金額が少なければその分が不足金額であり、保険金額が多ければその分が超過金額である。
以上の処理により、情報管理会社Aにおいては、法人のリスク管理における契約保険金額の過不足を一目瞭然に把握することができる。例えば、情報管理会社Aが保険代理店を兼ねている場合等には、この結果に従い、その法人に対して契約保険の見直し等を助言し、より適切な保険商品を提供することができる。
続いて、前記情報管理会社Aにおいて、前記資産運用DB36を用いて、法人の資産運用診断を行う手順を説明する。
情報管理会社Aにおける作業者は、予め、資産運用診断の操作画面(図示せず)において、法人の資産運用に係る情報として、社長(オーナー)の退職金を算出するためのデータをすべて入力し、前記資産運用DB36に登録する。
この社長の退職金を算出するためのデータとは、例えば役員報酬(過去10年内の最高値)、現在の在位年数、功績倍率である。
退職金算出のためのデータ入力後、作業者の指示により演算処理の実行命令がWebアプリケーション20に発行されると、Webアプリケーション20は、資産運用診断手段として機能し、前記資産運用DB36から必要なデータを読み出して資産運用診断の演算処理を実行する。
この資産運用診断処理について、図27に示すフロー図に基づいて説明する。
Webアプリケーション20(資産運用診断手段)は先ず、法人の社長(オーナー)に掛けられた保険に関し、年数経過に対する解約返戻金合計を算出する(図27のステップSP11)。なお、この算出結果をグラフに表すと、例えば図28に示すようなグラフとなる。
次いで、前記資産運用DB36からデータを読み出し、年数経過に対する退職金積立必要額を算出する(ステップSP12)。この算出結果をグラフに表すと、例えば図29に示すようなグラフとなる。
さらに、Webアプリケーション20は、前記解約返戻金合計の推移と、退職金積立必要額の推移とを比較演算する。そして、Webアプリケーション20は保険情報出力手段として機能し、その比較演算結果を例えば図30に示すようにグラフ化して保険金の過不足を画面上に表示する(ステップSP13)。すなわち、図30においては、年数経過に伴い退職金積立金額より解約返戻金額が少なくなるよう推移しており、その差分が不足金額となる。
以上の処理により、情報管理会社Aにおいては、法人の資産運用における契約保険金額の過不足を一目瞭然に把握することができる。例えば、情報管理会社Aが保険代理店を兼ねている場合等には、この結果に従い、その法人に対して契約保険の見直し等を助言し、より適切な保険商品を提供することができる。
以上のように、本発明に係る第二の実施の形態によれば、法人のリスク管理診断においては、その法人の社長等に掛けられた保険金額の推移額と、その法人に係るリスクの推移とを比較することによって、既契約保険の過不足を一目に把握することができ、その法人に対し適切な助言をすることができる。また、法人の資産運用診断においては、その法人の社長(オーナー)に掛けられた保険の解約払戻金額の推移額と、社長の退職金の推移額とを比較することによって、既契約保険の過不足を一目に把握することができ、その法人に対して適切な助言を行うことができる。すなわち、前記情報管理会社Aが保険代理店を兼ねている場合等には、より適切な保険商品を法人に対して提供することができる。
なお、前記第二の実施の形態においては、法人のリスク管理診断、および資産運用診断を情報管理会社Aが行う場合を示したが、これはユーザIDが与えられた税理士事務所等が行ってもよい。すなわち、これらの診断を行うことによって、税理士等が顧問先の法人に対し、より適切な助言を行うことができる。
続いて、図31、図32に基づき、本発明に係る第三の実施形態を説明する。この第三の実施の形態は、前記第一の実施の形態に加え、機能を追加した形態として説明する。このため、以下の説明においては、第一の実施の形態に用いた図1乃至図21を適宜用いる。
図31は、第三の実施の形態におけるデータサーバ30の構成を示すブロック図である。図に示すように、この第三の実施形態においては、前記第一の実施形態で図3に示したデータサーバ30内のデータベースに加え、家族情報管理データベース(以下、家族情報管理DBと記す)37、カレンダーイベントデータベース(以下、イベントDBと記す)38が加えられたものとして構成されている。
また、図1に示すようにインターネットサーバ10の記憶装置には、コンピュータプログラムであるイベント抽出プログラム21(イベント抽出手段)と、通知プログラム22(イベント抽出手段)とが記憶されている。これらのコンピュータプログラム21,22は、コンピュータ起動時より常時動作している。
前記家族情報管理DB37は、契約者本人、及び契約者の家族情報を記録したデータベースである(図32のステップST1)。具体的には、氏名、(保険契約者との)関係性・続柄、生年月日、性別、住所、所属(学校、勤務先など)、電話番号などが情報として記録される。尚、契約者本人以外の情報の取得は、契約者及び登録する家族の同意のもと、各保険会社における家族情報登録制度を利用することで可能である。
また、イベントDB38は、既契約情報に係るイベント、即ち契約保険の重要事項情報である保険の満期・満了時期、解約返戻金のピーク時期(保険解約した際に返戻金が最大となる時期)等や、契約者及びその家族に係るイベント、即ち進学、就職時期等を記録したデータベースである。
このイベントDB38へのイベント情報の登録は、前記イベント抽出プログラム21が、契約保険情報DB34から既契約保険に係るイベント情報を抽出し、更には、前記イベント抽出プログラム21が、前記家族情報管理DB37に登録されている契約者本人、及びその家族の年齢、所属、誕生日等のパラメータからイベント(例えば進学、就職、誕生日等)を推定し(ステップST2)、カレンダーデータベースとして登録することによりなされる(ステップST3)。
また、前記通知プログラム21は、コンピュータの内蔵時計を監視し、日付が更新された時点、或いは所定の時刻(例えばAM6:00など)においてイベントDB38を参照し(ステップST4)、例えば1ヶ月後のイベントが存在する場合には(ステップST5)、例えば保険代理店Uの営業員にそのイベント情報をメール送信する(ステップST6)。
保険代理店Uの営業員は、届いたメールに記載されたイベント情報に基づき、既契約者或いはその家族に、適切なタイミングで適切な保険商品を提案することができ、長期にわたる保険のメンテナンス(保全)を行うことができる。
なお、前記した第一乃至第三の実施の形態において、保険情報管理プログラムのソフトウエアは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で提供されてもよく、あるいは、インターネット等のオンライン上で提供されてもよい。
また、この保険情報管理システムにおいては、本システムに登録されるユーザおよびグループの数は限定されない。
本発明は、一つまたは複数の既契約保険の情報をグループ単位で一元管理し、通信回線を介して前記保険情報を顧客に提供する保険情報管理システムおよび保険情報管理方法、保険情報管理プログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、例えば保険代理店、税理士事務所、法人等において好適に用いられる。
5 インターネット網
10 インターネットサーバ
11 情報端末
12 情報端末
20 Webアプリケーション(検索手段、保険情報出力手段、認証手段、経理手段、リスク管理診断手段、資産運用診断手段、契約情報取得手段、一括問合せ手段)
21 イベント抽出プログラム(イベント抽出手段)
22 通知プログラム(イベント通知手段)
30 データサーバ
31 DB管理システム
32 グループ特定DB(顧客特定データベース)
33 ユーザ特定DB(顧客特定データベース)
34 契約保険DB(契約保険データベース)
35 リスク管理DB(リスク管理データベース)
36 資産運用DB(資産運用データベース)
37 家族情報管理DB(家族情報管理データベース)
38 イベントDB(カレンダーイベントデータベース)
39 アクセス許可識別DB(アクセス許可識別データベース)
A 情報管理会社
D 保険会社
E 保険会社
F 支店
M 税理士(第一の顧客)
Q 個人(第二の顧客)
R 法人(第二の顧客)
S 法人(第二の顧客)
T 法人(第二の顧客)
U 保険代理店(第一の顧客)
V 法人(第二の顧客)
W 個人(第二の顧客)

Claims (17)

  1. 保険会社の異なる複数の既契約保険の情報をグループ単位で一元管理し、通信回線を介して保険情報を顧客に提供する保険情報管理システムであって、
    前記顧客は、管理を委託する第二の顧客と、一又は複数の第二の顧客から前記管理の委託を受けた第一の顧客とに区別され、かつ、第二の顧客にかかる既契約保険が一つのグループとして情報管理され、前記第一の顧客及び第二の顧客に対して、通信回線を介して前記保険情報を提供する保険情報管理システムにおいて、
    前記第二の顧客を特定し、自己の既契約保険情報のみを閲覧可能とするために、少なくとも第二の顧客を特定するグループIDを記録したグループ特定データベースと、
    前記第一の顧客を特定し、この第一の顧客が前記管理の委託を受けている第二の顧客の既契約保険情報を閲覧可能とするために、少なくとも第一の顧客を特定するユーザIDを記録すると共に前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを記録したユーザ特定データベースとを有する顧客特定データベースと、
    前記既契約保険の情報を、グループID及び複数の検索キーを含む情報として記録した契約保険データベースと、
    前記既契約保険に係る一又は複数の保険会社から通信回線を介して前記既契約保険に係る情報の送受信の許可を前記保険会社から受けるためのアクセス許可識別データを各保険会社に対応して記録したアクセス許可識別データベースと、
    顧客が操作画面上から入力した、保険契約者、被保険者、保険会社のいずれかを含む検索キーによって前記契約保険データベースから該当する保険情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段が検索した保険情報を画面上に出力する保険情報出力手段と、
    前記顧客が操作画面上から入力したユーザIDまたはグループIDに基づいて、顧客特定データベースを参照し、第一の顧客または第二の顧客を認証する認証手段と、
    各保険会社及び各第二の顧客に対応する前記アクセス許可識別データを用いることにより、保険会社から通信回線を介して前記第二の顧客の既契約保険情報を取得し、前記契約保険データベースを更新する契約情報取得手段と、
    前記アクセス許可識別データを用いることにより、前記既契約保険情報に係る各保険会社に対し通信回線を介して前記第二の顧客の既契約保険の保険金・給付金が受取可能か問合せする一括問合せ手段とを備え、
    前記認証手段によって認証された第一の顧客に対しては、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを前記ユーザ特定データベースから取得し、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを有する既契約保険情報を契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、
    前記認証手段によって認証された第二の顧客に対しては、自己のグループIDを有する既契約保険情報のみを契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、
    前記契約情報取得手段は、前記第二の顧客の既契約保険情報を定期的に取得し、前記契約保険データベースを更新するとともに、前記既契約保険情報を表示する画面上に設けられた一括照会ボタンを前記第一の顧客と前記第二の顧客のいずれかが選択した際に、前記契約保険データベースを更新し、
    前記一括問合せ手段は、前記一括照会ボタンを選択することにより表示が更新された前記既契約保険情報を表示する画面上に設けられ、該既契約保険情報に係る各保険会社に対し、表示された既契約保険の保険金・給付金を給付可能か問合せするための一括問合せボタンを有することを特徴とする保険情報管理システム。
  2. 前記一括問い合せ手段は、
    前記一括問合せボタンを選択することにより画面上に表示され、被保険者の保険金・給付金請求の理由を入力するための請求理由入力画面と、前記請求理由入力画面の内容を前記既契約保険情報に係る各保険会社に対し前記通信回線を介して一括送信するための問合せ送信手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載された保険情報管理システム。
  3. 前記検索手段が検索した保険情報を基に経理処理を行う経理手段をさらに備え、
    前記保険情報出力手段は、前記経理手段が処理した結果を画面上に出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された保険情報管理システム。
  4. グループ単位で該グループのリスクに係る情報を記録したリスク管理データベースと、
    前記リスク管理データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基にリスク管理診断処理を行うリスク管理診断手段とをさらに備え、
    前記保険情報出力手段は、前記リスク管理診断手段が処理した結果を画面上に出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された保険情報管理システム。
  5. グループ単位で該グループの資産運用に係る情報を記録した資産運用データベースと、
    前記資産運用データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基に資産運用診断処理を行う資産運用診断手段とをさらに備え、
    前記保険情報出力手段は、前記資産運用診断手段が処理した結果を画面上に出力することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された保険情報管理システム。
  6. 前記第二の顧客に係る既契約保険の契約者本人または契約者の家族の少なくとも生年月日を含む情報を記録した家族情報管理データベースと、
    前記契約保険データベースに基づく、既契約保険情報に係るイベントと、前記家族情報管理データベースに基づく、登録された各個人に係るイベントとを抽出するイベント抽出手段と、
    前記イベント抽出手段により抽出されたイベントを登録したカレンダーイベントデータベースと、
    日付が更新された後の所定のタイミングの度に前記カレンダーイベントデータベースに登録されたイベントの有無を参照し、イベントがある場合には所定の宛先に通知するイベント通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された保険情報管理システム。
  7. 前記請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された保険情報管理システムの各手段が実行する保険情報管理方法であって、
    顧客が操作画面上から入力したユーザIDまたはグループIDに基づいて、グループ特定データベースとユーザ特定データベースとを有する顧客特定データベースを参照し、第一の顧客または第二の顧客を認証するステップと、
    前記認証するステップによって認証された第一の顧客に対しては、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを前記ユーザ特定データベースから取得し、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを有する既契約保険情報を契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、また前記認証するステップによって認証された第二の顧客に対しては、自己のグループIDを有する既契約保険情報のみを契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とするステップと、
    既契約保険の情報を複数の検索キーを含む情報として記録した契約保険データベースから、顧客が操作画面上から入力した保険契約者、被保険者、保険会社のいずれかを含む検索キーによって、該当する保険情報を検索するステップと、
    前記検索するステップにおいて検索した保険情報を画面上に出力するとともに、表示する保険情報を更新するための一括照会ボタンを画面上に表示するステップと、
    前記第二の顧客の既契約保険情報を定期的に取得し、前記契約保険データベースを更新するステップと、
    前記既契約保険情報を表示する画面上に設けられた一括照会ボタンを前記第一の顧客と前記第二の顧客のいずれかが選択した際に、前記契約保険データベースを更新するステップと、
    前記画面上の保険情報を更新するステップの後、画面に表示された一括問合せボタンが顧客により選択されると、
    前記アクセス許可識別データを用いることにより、前記画面上に表示された既契約保険情報に係る保険会社に対し通信回線を介して前記第二の顧客の既契約保険の保険金・給付金が受取可能か問合せするステップを含むことを特徴とする保険情報管理方法。
  8. 検索した保険情報を基に経理処理を行うステップと、
    前記経理処理した結果を画面上に出力するステップとを含むことを特徴とする請求項7に記載された保険情報管理方法。
  9. グループ単位で該グループのリスクに係る情報を記録したリスク管理データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基にリスク管理診断処理を行うステップと、
    前記リスク管理診断処理の結果を画面上に出力するステップとを含むことを特徴とする請求項7または請求項8に記載された保険情報管理方法。
  10. グループ単位で該グループの資産運用に係る情報を記録した資産運用データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基に資産運用診断処理を行うステップと、
    前記資産運用診断処理の結果を画面上に出力するステップを含むことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載された保険情報管理方法。
  11. 前記契約保険データベースに基づく、既契約保険情報に係るイベントと、家族情報管理データベースに基づく、登録された各個人に係るイベントとを抽出するステップと、
    抽出された前記イベントをカレンダーイベントデータベースに登録するステップと、
    日付が更新された後の所定のタイミングの度に前記カレンダーイベントデータベースに登録されたイベントの有無を参照し、イベントがある場合には所定の宛先に通知するステップとを含むことを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記載された保険情報管理方法。
  12. 前記請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された保険情報管理システムに用いられる保険情報管理プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    顧客が操作画面上から入力したユーザIDまたはグループIDに基づいて、グループ特定データベースとユーザ特定データベースとを有する顧客特定データベースを参照し、第一の顧客または第二の顧客を認証するステップと、
    前記認証するステップによって認証された第一の顧客に対しては、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを前記ユーザ特定データベースから取得し、前記ユーザIDで閲覧可能なグループIDを有する既契約保険情報を契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とし、また前記認証するステップによって認証された第二の顧客に対しては、自己のグループIDを有する既契約保険情報のみを契約保険データベースから読み出し、閲覧可能とするステップと、
    既契約保険の情報を複数の検索キーを含む情報として記録した契約保険データベースから、顧客が操作画面上から入力した保険契約者、被保険者、保険会社のいずれかを含む検索キーによって、該当する保険情報を検索するステップと、
    前記検索するステップにおいて検索した保険情報を画面上に出力するとともに、表示する保険情報を更新するための一括照会ボタンを画面上に表示するステップと、
    前記第二の顧客の既契約保険情報を定期的に取得し、前記契約保険データベースを更新するステップと、
    前記既契約保険情報を表示する画面上に設けられた一括照会ボタンを前記第一の顧客と前記第二の顧客のいずれかが選択した際に、前記契約保険データベースを更新するステップと、
    前記画面上の保険情報を更新するステップの後、画面に表示された一括問合せボタンが顧客により選択されると、
    前記アクセス許可識別データを用いることにより、前記画面上に表示された既契約保険情報に係る保険会社に対し通信回線を介して前記第二の顧客の既契約保険の保険金・給付金が受取可能か問合せするステップとを実行させることを特徴とする保険情報管理プログラム。
  13. コンピュータに、検索した保険情報を基に経理処理を行うステップと、
    前記経理処理した結果を画面上に出力するステップとを実行させることを特徴とする請求項12に記載された保険情報管理プログラム。
  14. コンピュータに、グループ単位で該グループのリスクに係る情報を記録したリスク管理データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基にリスク管理診断処理を行うステップと、
    前記リスク管理診断処理の結果を画面上に出力するステップとを実行させることを特徴とする請求項12または請求項13に記載された保険情報管理プログラム。
  15. コンピュータに、グループ単位で該グループの資産運用に係る情報を記録した資産運用データベースに記録された情報および前記契約保険データベースに記録された保険情報を基に資産運用診断処理を行うステップと、
    前記資産運用診断処理の結果を画面上に出力するステップとを実行させることを特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれかに記載された保険情報管理プログラム。
  16. コンピュータに、
    前記契約保険データベースに基づく、既契約保険情報に係るイベントと、家族情報管理データベースに基づく、登録された各個人に係るイベントとを抽出するステップと、
    抽出された前記イベントをカレンダーイベントデータベースに登録するステップと、
    日付が更新された後の所定のタイミングの度に前記カレンダーイベントデータベースに登録されたイベントの有無を参照し、イベントがある場合には所定の宛先に通知するステップとを実行させることを特徴とする請求項12乃至請求項15のいずれかに記載された保険情報管理プログラム。
  17. 請求項12乃至請求項16のいずれかの請求項に記載された保険情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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