JP6794303B2 - 密封装置 - Google Patents
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Description
回転軸と、該回転軸の軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を密封する密封装置であって、
前記ハウジングに対して固定される固定環と、
前記固定環に対して摺動する回転環を有すると共に、前記回転軸と共に回転する回転環ユニットと、
を備える密封装置において、
前記回転環ユニットは、
前記回転環と前記回転軸との間の環状隙間を封止する弾性体シールと、
前記回転環と前記弾性体シールとを固定する金属製の環状部材と、
を備えると共に、
前記弾性体シールは、
前記回転軸の外周面に取付けられる円筒部と、
該円筒部の端部に設けられる外向きフランジ部と、
を備え、
前記環状部材は、
前記外向きフランジ部と前記回転環とを挟持固定する挟持固定部と、
前記円筒部を前記回転軸の外周面に締付ける締め付け部と、
前記外向きフランジ部の根元の部分を前記回転環に向けて押圧する押圧部と、
を備えることを特徴とする。
部分が回転環に向けて押圧されるため、回転環が固定環に対して押圧される。以上のように、環状部材は、弾性体シールと回転環とを固定させる機能と、弾性体シールを回転軸に固定させる機能と、回転環を固定環に対して押圧する機能とを有する。
図1〜図5を参照して、本発明の実施例に係る密封装置について説明する。図1は本発明の実施例に係る密封装置の模式的断面図である。なお、本実施例に係る密封装置は、一部の部材を除き、回転対称形状であり、図1においては、密封装置の中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例に係る密封装置を適用した密封構造の模式的断面図である。図2においても、密封装置の中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。図3は本発明の実施例に係る環状部材の模式的断面図である。図3においては、環状部材の中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。図4は本発明の実施例に係る環状部材の斜視図の一部であり、図3において、矢印X方向に見た図の一部を示
している。図5は本発明の実施例に係る環状部材の斜視図の一部であり、図3において、矢印Y方向に見た図の一部を示している。
特に、図1及び図2を参照して、本実施例に係る密封装置について説明する。本実施例に係る密封装置10は、回転環110と固定環210とを有するメカニカルシールを備える装置である。この密封装置10は、回転軸500と、回転軸500の軸孔を有するハウジング600との間の環状隙間を密封する役割を担っている。図2に示すように、密封装置10によって、回転軸500とハウジング600との間の環状隙間が封止されて、図中右側の領域(A)と左側の領域(B)とが隔てられる。使用環境に応じて、領域(A)に密封対象流体が封止され、領域(B)が大気側となる場合、領域(B)に密封対象流体が封止され、領域(A)が大気側となる場合の他、双方の領域(A)(B)に密封対象流体が封止される場合もある。
れている。この部分が撓み変形可能なため、ハウジング600に対する回転軸500の偏心や軸線方向の位置ずれに対して、円筒部121は回転軸500の外周表面に対して密着した状態を維持することができる。つまり、ハウジング600に対する回転軸500の移動に対して円筒部121が追随することができる。また、外向きフランジ部122の端面(回転環110の配置側の端面)には環状凸部122aが形成されている。この環状凸部122aは、回転環110における外向きフランジ部112の端面に形成された環状凹部112aに嵌合するよう構成されている。
特に、図3〜図5を参照して、環状部材130について、より詳細に説明する。環状部材130は、第1円筒部131と、第1円筒部131の端部(回転環110の配置側の端部)に設けられる外向きフランジ部132と、外向きフランジ部132の径方向外側の端部から回転環110の配置側に向かって伸びる第2円筒部133とを備えている。また、第2円筒部133は、第1円筒部131よりも径が大きく、その先端には加締め加工部134が設けられている。また、第1円筒部131と外向きフランジ部132との間の部分には、回転環110の配置側に向かって突出するように湾曲した湾曲部135が設けられている。
か一方を複数形成させることによって、湾曲部135の剛性を挟持固定部及び締め付け部よりも低くして、弾性を有するようにしている。貫通孔及び溝の形状については、特に限定されるものではなく、円,楕円及び矩形など各種の形状のものを採用しうる。例えば、図4(a)〜(c)には、長穴135a,135b,135cを採用した場合の例を示している。なお、図4(a)〜(c)は、図3中矢印X方向に見た場合の斜視図の一部を示している。また、分かり易くするために、第1円筒部131と湾曲部135との境界部分と、湾曲部135と外向きフランジ部132との境界部分に点線を示している。また、貫通孔や溝の配置構成や配置数についても、特に限定されるものではない。図4(a)においては、第1円筒部131から外向きフランジ部132に向かって真っ直ぐ伸びるように長穴135aを配置した場合を示している。図4(b)においては、周方向に向かって真っ直ぐ伸びるように長穴135bを配置した場合を示している。図4(c)においては、周方向に向かって斜めに伸びるように長穴135cを配置した場合を示している。
本実施例に係る密封装置10によれば、環状部材130に備えられた挟持固定部(外向きフランジ部132と、第2円筒部133と、加締め加工部134により構成される)によって、弾性体シール120の外向きフランジ部122と回転環110とが挟持固定される。また、環状部材130に設けられた締め付け部(第1円筒部131)によって、弾性体シール120の円筒部121が締め付けられることで、弾性体シール120は回転軸500に固定される。更に、環状部材130に備えられた押圧部(湾曲部135)によって、弾性体シール120の外向きフランジ部122の根元部分123が回転環110に向けて押圧されるため、回転環110が固定環210に対して押圧される。
100 回転環ユニット
110 回転環
111 円筒部
112 外向きフランジ部
112a 環状凹部
120 弾性体シール
121 円筒部
122 外向きフランジ部
122a 環状凸部
123 根元部分
130 環状部材
131 第1円筒部
132 外向きフランジ部
133 第2円筒部
134 加締め加工部
135 湾曲部
135a,135b,135c 長穴
135d,135e,135f 長穴
200 固定環ユニット
210 固定環
220 ガスケット
221 補強環
221a 円筒部
221b 内向きフランジ部
222 ガスケット本体部
222a,222b シール突起
500 回転軸
600 ハウジング
Claims (5)
- 回転軸と、該回転軸の軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を密封する密封装置であって、
前記ハウジングに対して固定される固定環と、
前記固定環に対して摺動する回転環を有すると共に、前記回転軸と共に回転する回転環ユニットと、
を備える密封装置において、
前記回転環ユニットは、
前記回転環と前記回転軸との間の環状隙間を封止する弾性体シールと、
前記回転環と前記弾性体シールとを固定する金属製の環状部材と、
を備えると共に、
前記弾性体シールは、
前記回転軸の外周面に取付けられる円筒部と、
該円筒部の端部に設けられる外向きフランジ部と、
を備え、
前記環状部材は、
前記外向きフランジ部と前記回転環とを挟持固定する挟持固定部と、
前記円筒部を前記回転軸の外周面に締付ける締め付け部と、
前記外向きフランジ部の根元の部分を前記回転環に向けて押圧する押圧部と、
を備えることを特徴とする密封装置。 - 前記押圧部は、前記挟持固定部と前記締め付け部との間に設けられ、前記回転環側に向けて突出するように湾曲した湾曲部により構成されると共に、これら挟持固定部及び締め付け部よりも剛性が低いことにより、弾性を有していることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
- 前記押圧部には、貫通孔及び溝のうちの少なくともいずれか一方が複数形成されていることを特徴とする請求項2に記載の密封装置。
- 前記押圧部は、前記挟持固定部と前記締め付け部との間に設けられ、前記回転環側に向けて突出するように湾曲した湾曲部により構成されると共に、前記挟持固定部よりも剛性が低いことにより、弾性を有していることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
- 前記押圧部と前記締め付け部には、貫通孔及び溝のうちの少なくともいずれか一方が複数形成されていることを特徴とする請求項4に記載の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017054195A JP6794303B2 (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017054195A JP6794303B2 (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018155369A JP2018155369A (ja) | 2018-10-04 |
JP6794303B2 true JP6794303B2 (ja) | 2020-12-02 |
Family
ID=63717920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017054195A Active JP6794303B2 (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6794303B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2375985A (en) * | 1942-11-06 | 1945-05-15 | Wagner Electric Corp | Shaft seal |
US2995391A (en) * | 1957-10-11 | 1961-08-08 | Chicago Rawhide Mfg Co | Seals and improved shells therefor |
JPS5824050Y2 (ja) * | 1977-10-05 | 1983-05-23 | エヌオーケー株式会社 | メカニカルシ−ル |
GB8405628D0 (en) * | 1984-03-03 | 1984-04-04 | Crane Packing Ltd | Mechanical face seals |
JPH044564U (ja) * | 1990-04-26 | 1992-01-16 |
-
2017
- 2017-03-21 JP JP2017054195A patent/JP6794303B2/ja active Active
Also Published As
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---|---|
JP2018155369A (ja) | 2018-10-04 |
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