JP6794221B2 - ハンドルキャッチ - Google Patents

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Description

本発明は、バンボディタイプのトラックの箱形の荷台(アルミ製のコンテナ)や輸送用のコンテナなどの観音開き式の扉の開閉に用いられる扉開閉用ハンドルの拘束、施錠に使用するハンドルキャッチ(掛金装置)に関する。
一般に、この種のコンテナの扉は観音開き式で、扉を閉鎖したときは、扉開閉用ハンドルによってロックシャフトを回転し、ロックシャフトの上下端部のロックカムをコンテナ側のカムキーパーに係合させて、扉の閉鎖状態を保持する形式を採る。そして、この扉開閉用ハンドルは、扉に取り付けられたハンドルキャッチ(掛金装置)によって拘束され、このハンドルキャッチに装備された錠前ユニットを鍵で施錠することによってロック(施錠)される。
運送業者の業務で使用するトラックでは、コンテナの扉の開閉操作とともに、ハンドルキャッチの開閉、施解錠が繰り返し行われるので、ハンドルキャッチの操作は簡単かつ迅速にできることが要請される。
本願出願人は、従前、この種のハンドルキャッチを特許文献1により提案している。
このハンドルキャッチを図10、図11に示している。
図10に示すように、このハンドルキャッチCは、正面部601、背面部602、両側面部603及び底面部604からなり、正面部601の上部と背面部602の上部との間に扉開閉用ハンドルHを横断させて支持するハンドル横断支持部61を有し、正面部601の略中央に正面部601の上部中央から垂直方向に向けて略U字形に切り欠き形成されてなるレバー収納部62を有する本体6と、本体6の正面部61のレバー収納部62に嵌め込まれて、中間部を水平方向の回転軸71(図11参照)を介して起伏自在に枢支され、上部に本体6のハンドル横断支持部61に対向して溝形に形成され、ハンドル横断支持部61に横断支持される扉開閉用ハンドルHに係合可能なハンドル保持部72を有するフックレバー7と、本体6の背面部602とフックレバー7との間に介設され、フックレバー7を倒伏方向又は起立方向に回動付勢するバネ機構8A(図11参照)と、本体6とフックレバー7との間に回動可能に組み込まれ、フックレバー7の下端に対して係脱可能に配置されるロックレバー92(図11参照)と、本体6の正面部601に鍵孔90を表出されて本体6の正面部601と背面部602との間に設置され、ロックレバー92に作動連結されて、鍵Kによる一方向又は他方向の回転操作により、ロックレバー92をフックレバー7の下端に対して係合させる施錠位置と離脱させる解錠位置との間で駆動するシリンダー錠形式の錠前ユニット9(図11参照)とを備えて構成される。
この場合、バネ機構8Aは、図11に示すように、フックレバー7の背面で回転軸71の下部に水平方向に配置されるピン81と、本体6の背面部602側に固定される背面部側固定部821、背面部側固定部821の上縁部両側から本体6の正面部601側に向けて上方斜めに向けて延びる一対の中間アーム822、各中間アーム822の上端部の延長上に形成され、本体6の正面部601に固定される正面部側固定部823、及び背面部側固定部821の上端部中央からフックレバー7に配置されるピン81に向けて上方斜めに向けて突出されるバネ受け部824を有するバネ受けプレート82と、先端に受け溝831、基端を拡大されこの基端に受け溝832を有するガイド板83と、ガイド板83の周囲に巻装され、このガイド板83先端の受け溝831をフックレバー7背面のピン81に係合し、基端の受け溝832をバネ受けプレート82のバネ受け部824に係合し、このガイド板83を介してピン81とバネ受けプレート82のバネ受け部824との間に圧縮されて配置されるコイルスプリング84とを具備して構成される。
このようにしてフックレバー7を開動操作すると、図11(c)に示すように、コイルスプリング84を支持するバネ受けプレート82のバネ受け部824とフックレバー7背面のピン81とを結ぶ直線がフックレバー7の回転軸71の上方に移動して、バネ機構8Aがフックレバー7を起立方向に回動付勢し、反対に、フックレバー7を閉動操作すると、図11(b)、(a)に示すように、コイルスプリング84を支持するバネ受けプレート82のバネ受け部824とフックレバー7背面のピン81とを結ぶ直線がフックレバー7の回転軸71の下方に移動して、バネ機構8はフックレバー7を倒伏方向に回動付勢するようになっている。
また、この場合、ロックレバー92は、一端にフックレバー7の下端部に係脱可能な錠止アーム921を有し、本体6とフックレバー7との間に水平方向の枢軸920を介して枢着されて、本体6とフックレバー7との間に前後方向(本体6の正面部601又は背面部602方向)に回動可能に配置される。なお、この場合、ロックレバー92は、本体6の下部に設けられた下部バネ機構8Bにより、本体6の正面部601方向又は背面部602方向に回転付勢され、フックレバー7を本体6に倒伏させた状態では、ロックレバー92をこの下部バネ機構8Bによって本体6の背面部602方向に回転付勢して、錠止アーム921をフックレバー7の下端部に対して係合可能な位置に置く。また、錠前ユニット9は本体6にレバー収納部62の下部に近接して設けられ、錠前ユニット9の鍵孔90が本体6の正面部601に表出され、錠前ユニット9のロータ91にカム円盤910が固着される。カム円盤910には突起911を有し、この突起911はロックレバー92に係合される。
このようにして鍵Kの操作により錠前ユニット9のロータ91を回動し、カム円盤910の突起911を回動することにより、図11(b)に示すように、ロックレバー92が正面部601方向に回転されて、錠止アーム921がフックレバー7の下端部に対して係合不能な位置に退避される。この状態から、図11(c)に示すように、フックレバー7を開動することにより、扉開閉用ハンドルHを本体6正面部601の上部と背面部602の上部との間のハンドル横断支持部61上に横断支持させることができる。なお、このハンドルキャッチCでは、扉開閉用ハンドルHを本体6のハンドル横断支持部61上に横断支持すると、扉開閉用ハンドルHがフックレバー7背面のカム斜面に当たり、フックレバー7は水平方向の回転軸71を中心に時計回り方向に倒伏回転して、図11(a)に示すように、扉開閉用ハンドルHがフックレバー7の横断溝部72に再係合される。このフックレバー7の回転途中で、バネ機構8Aの付勢方向が逆転され、この扉開閉用ハンドルHとフックレバー7の係合状態が保持される。また、このハンドルキャッチCの場合、ロックレバー92、錠前ユニット9及びバネ機構8B間にオートロック機構が構成されていて、フックレバー7が倒伏方向に回転すると、フックレバー7の下端部がロックレバー92の錠止アーム921の背面部を背面側から押すことにより、ロックレバー92の錠止アーム921がフックレバー7の下端部に対して係合不能な位置まで回転退避され、このロックレバー92の回転に伴ってロックレバー92によりカム円盤910の突起911が押され、錠前ユニット9のロータ91が施錠状態に戻されて、自動的に施錠される。これによって、鍵Kを錠前ユニット9の鍵孔90に挿入しロータ91を回転操作する必要がない。
このようにこのハンドルキャッチCでは、フックレバー7の開閉、施解錠の操作を簡単かつ迅速に行うことができる。
特開2002−227494号公報
しかしながら、上記従来のハンドルキャッチでは次のような問題がある。
(1)このハンドルキャッチのバネ機構8Aの構成上、図12に示すように、フックレバー7の背面にコイルスプリング84(ガイド板83)を受けるためのピン81を必要とし、このピン81をフックレバー7に取り付けるには、ピン81のカシメ作業が必要で、これがハンドルキャッチの製造工程において煩雑な作業となる。
(2)このハンドルキャッチのバネ機構8Aの構成上、バネ受けプレート82は、図13に示すように、本体6の背面部602側に固定される背面部側固定部821と、背面部側固定部821の上縁部両側から本体6の正面部601側に向けて上方斜めに向けて延びる一対の中間アーム822と、各中間アーム822の上端部の延長上に形成され、本体6の正面部601に固定される正面部側固定部823と、背面部側固定部821の上縁部中央からフックレバー7背面のピン81に向けて上方斜めに向けて突出されるバネ受け部824とからなり、特に、一対の中間アーム822とバネ受け部824との間が段差形状となって、全体として複雑なプレス作業が必要で、これがハンドルキャッチの製造工程において煩雑な作業となる。
(3)このハンドルキャッチのバネ機構8Aの構成上、図13に示すように、ガイド板83の先端に受け溝831、基端に受け溝832を有し、コイルスプリング84はガイド板83の周囲に巻装され、このガイド板83先端の受け溝831をフックレバー7背面のピン81に係合し、コイルスプリング84を圧縮させながら、このコイルスプリング84の他端側をバネ受けプレート82のバネ受け部824に嵌め込むとともにガイド板83の基端の受け溝832をバネ受け部824に係合させることになり、この場合に、ガイド板83基端の受け溝832をバネ受け部824に合せることが容易でなく、これがハンドルキャッチの製造工程において煩雑な作業となる。
(4)このハンドルキャッチでは、本体6にフックレバー7を起伏回動可能に取り付けるため、図12に示すように、フックレバー7に回転軸71を必要とし、この回転軸71をフックレバー7に通す作業が必要で、これがハンドルキャッチの製造工程において煩雑な作業となる。
本発明は、上記従来のハンドルキャッチの問題を解決するために、上記従来のハンドルキャッチを改良し、コイルスプリングを受けるためのピンを不要とし、ピンのカシメ作業をなくすこと、バネ受けプレートの複雑なプレス作業を不要とすること、コイルスプリングの他端側をバネ受けプレートのバネ受け部に係合させる際の、ガイド板基端の受け溝とバネ受け部との係合を不要とすること、フックレバーに回転軸を通す作業を不要にすることなど、バネ機構の部品点数と部品の加工や組み立てに伴う煩雑な作業を削減し、ハンドルキャッチの製造工程における各作業を簡単にしてコストダウンを図ること、ひいては地球環境に優しい取り組みに資すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のハンドルキャッチは、
正面部、背面部、両側面部及び底面部からなり、前記正面部の上部と前記背面部の上部との間に扉開閉用ハンドルを横断させて支持するハンドル横断支持部を有し、前記正面部の略中央に前記正面部の上部中央から垂直方向に向けて略U字形に切り欠き形成されてなるレバー収納部を有する本体と、
前記本体の前記正面部の前記レバー収納部に嵌め込まれて、中間部を水平方向の回転軸を介して起伏自在に枢支され、上部に前記本体の前記ハンドル横断支持部に対向して溝状に形成され、前記ハンドル横断支持部に横断支持される扉開閉用ハンドルに係合可能なハンドル保持部を有するフックレバーと、
前記本体の背面部と前記フックレバーとの間に介設され、前記フックレバーを倒伏方向又は起立方向に回動付勢するバネ機構と、
前記本体と前記フックレバーとの間に回動可能に組み込まれ、前記フックレバーの下端に対して係脱可能に配置されるロックレバーと、
前記本体の前記正面部に鍵孔を表出されて前記本体の前記正面部と前記背面部との間に設置され、前記ロックレバーに作動連結されて、鍵による一方向又は他方向の回転操作により、前記ロックレバーを前記フックレバーの下端に対して係合する施錠位置と離脱する解錠位置との間で駆動するシリンダー錠形式の錠前ユニットと、
を備え、
前記バネ機構は、
前記フックレバーの背面で前記回転軸の下部に下方に向けて延びる段部を有し、前記回転軸の下方で前記段部の下面に前記回転軸と略平行に形成されるバネ取付溝と、
前記本体の前記背面部側に固定される背面部側固定部、前記背面部側固定部の上縁部両側から前記本体の正面部側に向けて上方斜めに向けて延びる一対の中間アーム、及び前記各中間アームの上端部の延長上に形成され、前記本体の前記正面部に固定される正面部側固定部からなり、前記背面部側固定部の上縁部の中央に前記各中間アームと平行に突出されるバネ受け部を有し、前記本体の前記背面部と前記正面部との間に取り付けられるバネ受けプレートと、
全体が略T字形を呈し、前記フックレバーの前記バネ取付溝に係合可能な支持部、及び前記支持部から直角方向に延びるバネ受け部からなるバネガイドと、
一端を前記バネ受けプレートの前記バネ受け部に支持され、他端を前記バネガイドを介して前記フックレバーの前記バネ取付溝に支持されて、前記バネ受けプレートの前記バネ受け部と前記フックレバーの前記バネ取付溝との間に圧縮されて配置されるコイルスプリングと、
を具備して構成され、
前記フックレバーの開動操作により、前記コイルスプリングを支持する前記バネ受けプレートの前記バネ受け部と前記フックレバーの前記バネ取付溝とを結ぶ直線が前記フックレバーの前記回転軸の上方に移動することにより、前記バネ機構は前記フックレバーを起立方向に回動付勢し、
前記フックレバーの閉動操作により、前記コイルスプリングを支持する前記バネ受けプレートの前記バネ受け部と前記フックレバーの前記バネ取付溝とを結ぶ直線が前記フックレバーの前記回転軸の下方に移動することにより、前記バネ機構は前記フックレバーを倒伏方向に回動付勢する、
ことを要旨とする。
このハンドルキャッチは、各部について次のような構成を採用されることが好ましい。
(1)フックレバーの中間部に回転軸が一体に形成される。
(2)フックレバーのバネ取付溝は漸次外側に拡開される断面略逆U字形に形成され、バネガイドの支持部は前記バネ取付溝に対する当たり面が断面略円弧状に形成される。
(3)バネ受けプレートのバネ受け部及びバネガイドのバネ受け部はそれぞれ、幅方向の寸法がコイルスプリングの内径と略同じで、前記コイルスプリングの一端は前記バネ受けプレートの前記バネ受け部の周囲に巻装されて前記バネ受け部両側の前記バネ受けプレートの背面部側固定部の上縁部に支持され、他端は前記バネガイドの前記バネ受け部の周囲に巻装されて前記バネ受け部両側の前記バネガイドの支持部に支持される。
(4)バネガイドは、中間部の幅がコイルスプリングの外径よりも少し大きい略矩形状でその両側部の幅がコイルスプリングの内径と略同じ略矩形状の、平板状のプレートが前記中間部の中央で略U字形に折り曲げられて形成される。
(5)本体の正面部にフックレバーの施錠・解錠状態を表示するインジケータを併せて備え、前記インジケータは、前記本体の正面部に形成される窓穴と、前記本体の正面部の背面側に前記窓穴上をスライド可能に配置され、施錠状態を表す表示部及び解錠状態を表す表示部を有する表示プレートとを具備し、前記表示プレートがスライド駆動可能に錠前ユニットに作動連結されて、前記錠前ユニットの鍵による施錠方向の操作により、前記ロックレバーを駆動して前記ロックレバーが前記フックレバーの下端に対して係合されると、これに連動して、前記表示プレートが駆動され、前記施錠状態を表す表示部が前記窓穴に対向する位置にスライドされて前記窓穴に施錠状態を表示し、前記錠前ユニットの鍵による解錠方向の操作により、前記ロックレバーを駆動して前記ロックレバーが前記フックレバーの下端に対して離脱されると、これに連動して、前記表示プレートが駆動され、前記解錠状態を表す表示部が前記窓穴に対向する位置にスライドされて前記窓穴に解錠状態を表示する。
本発明のハンドルキャッチでは、上記の構成により、バネ機構が、フックレバーの背面で回転軸の下部に下方に向けて延びる段部を有し、回転軸の下方で段部の下面に回転軸と略平行に形成されるバネ取付溝と、本体の背面部側に固定される背面部側固定部、背面部側固定部の上縁部両側から本体の正面部側に向けて上方斜めに向けて延びる一対の中間アーム、及び各中間アームの上端部の延長上に形成され、本体の正面部に固定される正面部側固定部からなり、背面部側固定部の上縁部の中央に各中間アームと平行に突出されるバネ受け部を有するバネ受けプレートと、全体が略T字形を呈し、フックレバーのバネ取付溝に係合可能な支持部、及び支持部から直角方向に延びるバネ受け部からなるバネガイドと、一端をバネ受けプレートのバネ受け部に支持され、他端をバネガイドを介してフックレバーのバネ取付溝に支持されて、バネ受けプレートのバネ受け部とフックレバーのバネ取付溝との間に圧縮されて配置されるコイルスプリングとを具備して構成されるので、従来のような、コイルスプリングを受けるためのピンを不要として、ピンのカシメ作業をなくすことができる、バネ受けプレートの複雑なプレス作業を不要とすることかできる、コイルスプリングの他端側をバネ受けプレートのバネ受け部に係合させる際の、ガイド板基端の受け溝とバネ受け部との係合を不要とすることができるなど、部品点数とその部品の加工や組み立てに伴う煩雑な作業を削減して、ハンドルキャッチの製造工程における各作業を簡単にしてコストダウンを図ることができ、ひいては地球環境に優しい取り組みに資することができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態におけるハンドルキャッチの外部構成を示す正面図 同ハンドルキャッチの外部及び内部構成を示す背面図 同ハンドルキャッチの内部構成を示す側面断面図 同ハンドルキャッチの特にフックレバーの構成を示す図((a)は側面断面図(b)は背面図) 同ハンドルキャッチの特にバネ受けプレートの構成を示す図((a)は斜視図(b)は側面断面図(c)は平面図) 同ハンドルキャッチの特にバネガイドの構成を示す図((a)は側面図(b)は正面図(c)は底面図) 同ハンドルキャッチの使用例を示す図((a)はフックレバーが本体に倒伏され、施錠された状態を示す側面断面図(b)はフックレバーが解錠され、本体から起立された状態を示す側面断面図) 同ハンドルキャッチにインジケータが装備された状態を示す正面図 同ハンドルキャッチのインジケータの動作状態を示す図((a)はフックレバーが解錠された状態を示す側面断面図(b)はフックレバーが解錠された状態を示す背面図(c)はフックレバーが施錠された状態を示す背面図) 従来のハンドルキャッチの構成を示す図((a)は平面図(b)は正面図(c)は側面図) 同ハンドルキャッチの使用例を示す図((a)はフックレバーが本体に倒伏され、施錠された状態を示す側面断面図(b)はフックレバーが解錠された状態を示す側面断面図(c)はフックレバーが本体から起立された状態を示す側面断面図) 同ハンドルキャッチの問題点を説明するための図 同ハンドルキャッチの問題点を説明するための図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。
なお、以下の説明の中で、扉開閉用ハンドルHは、バンボディタイプのトラックの箱形の荷台(アルミ製のコンテナ)や輸送用のコンテナなどの観音開き式の扉の開閉に一般に使用されるハンドルである(段落0002、図面の図10、特許文献1の図1参照)。
図1、図2及び図3にハンドルキャッチを示している。
図1、図2に示すように、このハンドルキャッチC1は、本体1と、フックレバー2と、バネ機構3と、ロックレバー4と、錠前ユニット5とを備えて構成される。
本体1は、図1、図2及び図3に示すように、全体が薄形のケース状に形成され、正面部101、背面部102、(左右)両側面部103、104及び底面部105からなる。この場合、背面部102の高さは正面部101の高さより高く、また、背面部102の上部側は幅が正面部101の幅より少し大きく、両側に少し張り出される。正面部101の上端部は両側面部103、104の上端部よりも高くなっている。背面部102は両側面部103、104の上端部よりも少し下がった位置から中間部が開口され、この開口内で正面部101の背面上部側に段部106、背面中間部の両側で開口面に臨む突状部107を有し、段部106の両側、各突状部107にそれぞれ取付ねじSのためのねじ孔が設けられる。このような正面部101の上部と背面部102の上部との間に扉開閉用ハンドルHを横断させて(両側面部103、104上部間に)支持するハンドル横断支持部11が設けられる。また、正面部101の略中央には、正面部101の上部中央から垂直方向に向けて略U字形に切り欠かれて形成され、フックレバー2のためのレバー収納部12が設けられる。また、この正面部101の背面の既述の段部106のレバー収納部12の両側にフックレバー2の回転軸21のための軸受溝120(図3参照)が併せて形成される。なお、この本体1は上部側の左右両側及び下部側の中央に取付ねじ挿通部が設けられ、これら取付ねじ挿通部に取付ねじを挿通されて、これらの取付ねじにより、コンテナの扉に取り付けられる。
フックレバー2は、図1及び図3に示すように、本体1の正面部101のレバー収納部12に嵌め込まれて、中間部を水平方向の回転軸21を介して起伏自在に枢支され、上部に本体1のハンドル横断支持部11に対向して溝状に形成されハンドル横断支持部11に横断支持される扉開閉用ハンドルHに係合可能なハンドル保持部22を有する。この場合、フックレバー2は本体1のレバー収納部12に嵌合可能に、かつ本体1の背面部102の上端部と略同じ高さまで延びる正面視縦に長い長方形の板状で、図4に示すように、背面の上端部にフック形状(カマ状)23が設けられ、背面の中間部に凸状部24が設けられて、背面の上部にハンドル保持部22が本体1のハンドル横断支持部11に対向して断面略コ字形に形成される。この背面にはまた、凸状部24の下部に本体1の正面部101の背面上部の段部106に対応して下方に向けて延びる段部201が設けられる。また、この場合、フックレバー2の左右両側面の上下方向中間部に回転軸21が一体に形成され、それぞれ、両側方に向けて水平に突出される。なお、この回転軸21は背面の凸状部24の下面と略同じ高さに設けられる。これにより、段部201は回転軸21の下部に下方に向けて形成される(延びる)。このフックレバー2は、図2、図3に示すように、左右両側面から突出される回転軸21が本体1正面部101の背面上部の段部201に設けられた軸受溝120に支持されて、本体1のレバー収納部12に起伏自在に取り付けられる。
バネ機構3は、図2及び図3に示すように、本体1の背面部102とフックレバー2との間に介設され、フックレバー2を倒伏方向又は起立方向に回動付勢する構造を有する。
このバネ機構3では、フックレバー2の背面で回転軸21の下部に下方に向けて延びる段部201を有し、回転軸21の下方で段部201の下面に回転軸21と略平行に形成されるバネ取付溝31と、本体1の背面部102中間部に固定される背面部側固定部321、背面部側固定部321の上縁部(左右)両側から本体1の正面部101側に向けて上方斜めに向けて延びる一対の中間アーム322、及び各中間アーム322の上端部の延長上に形成され、本体1の正面部101の背面上部側に固定される正面部側固定部323からなり、背面部側固定部321の上縁部の中央に各中間アーム322と平行に突出されるバネ受け部324を有し、本体1の背面部102と正面部101との間に取り付けられるバネ受けプレート32と、全体が略T字形を呈し、フックレバー2のバネ取付溝31に係合可能な支持部331、及び支持部331から直角方向に延びるバネ受け部332からなるバネガイド33と、一端をバネ受けプレート32のバネ受け部324に支持され、他端がバネガイド33を介してフックレバー2のバネ取付溝31に支持されて、バネ受けプレート32のバネ受け部324とフックレバー2のバネ取付溝31との間に圧縮されて配置されるコイルスプリング34とを具備して構成される。
この場合、フックレバー2のバネ取付溝31は、図4に示すように、フックレバー2の回転軸21の下方でフックレバー2背面の段部201の下面に漸次外側に拡開される断面略逆U字形に形成され、バネガイド33の支持部331は、図3に示すように、バネ取付溝31に対する当たり面が断面略円弧状に形成される。
バネ受けプレート32は、図5に示すように、背面部側固定部321が横に長い略長方形を呈し、この背面部側固定部321の左右両側にそれぞれねじ挿通部321aを有し、これらのねじ挿通部321aから取付ねじSが通され、これらの取付ねじSが、図2に示すように、本体1の背面部102に開口された中間部に臨む正面部101の背面中間部の各突状部107のねじ孔に締結されて、本体1の背面部中間部に固定される。一対の中間アーム322はそれぞれ、図5に示すように、縦に長い台形又は長方形を呈し、背面部側固定部321の上縁部から本体1の背面上部の段部106下部まで斜めに延ばされる。正面部側固定部323はそれぞれ、図5に示すように、やや縦長の長方形を呈し、ねじ挿通部323aを有し、これらのねじ挿通部323aから取付ねじSが通され、これらの取付ねじSが本体1の背面部102に開口された中間部を通して正面部101の背面上部の段部106の各ねじ孔に締結されて、本体1の正面部101の背面上部側に固定される。
バネ受けプレート32のバネ受け部324及びバネガイド33のバネ受け部332はそれぞれ、図5、図6に示すように、幅方向の寸法がコイルスプリング34の内径と略同じで、図3に示すように、コイルスプリング34の一端はバネ受けプレート32のバネ受け部324の周囲に巻装されてこのバネ受け部324両側のバネ受けプレート32の背面部側固定部321の上縁部に支持され、他端はバネガイド33のバネ受け部332の周囲に巻装されてこのバネ受け部332両側のバネガイド33の支持部331に支持される。また、この場合、バネガイド33は、図6に示すように、中間部の幅がコイルスプリング34の外径よりも少し大きい略矩形状でその両側部の幅がコイルスプリング34の内径と略同じ略矩形状の、平板状のプレートを中間部の中央で略U字形に折り曲げられて形成される。
このようにしてフックレバー2の開動操作により、図7(b)に示すように、コイルスプリング34を支持するバネ受けプレート32のバネ受け部324とフックレバー2のバネ取付溝31とを結ぶ直線がフックレバー2の回転軸21の上方に移動すると、バネ機構3はフックレバー2を起立方向に回動付勢し、フックレバー2の閉動操作により、図7(a)に示すように、コイルスプリング34を支持するバネ受けプレート32のバネ受け部324とフックレバー2のバネ取付溝31とを結ぶ直線がフックレバー2の回転軸21の下方に移動すると、バネ機構3はフックレバー2を倒伏方向に回動付勢する。
ロックレバー4は、図2、図3に示すように、本体1とフックレバー2との間に回動可能に組み込まれ、フックレバー2の下端に対して係脱可能に配置される。この場合、ロックレバー4は細長いプレートにより断面略L字形に形成されて、一端側がフックレバー2の下端を押えるための押え部41、他端側が錠前ユニット5に作動連結可能に、後述する錠前ユニット5のロータ51の後部に連結可能な取付部42になっている。
錠前ユニット5は、図1、図2及び図3に示すように、シリンダー錠形式の錠前で、本体1の正面部101に鍵孔50を表出されて、本体1の正面部101と背面部102との間に設置される。この錠前ユニット5のロータ51の後部にロックレバー4の取付部42が取り付けられて、ロックレバー4の押え部41が錠前ユニット5の外周面に沿って延び、押え部41の先端がフックレバー2の背面下端に近接して配置される。この錠前ユニット5の鍵孔50に鍵Kを差し込み、鍵Kの操作によりロータ51を一方向又は他方向に回転することにより、ロックレバー4の押え部41が錠前ユニット5の外周面に沿って一定の角度の範囲、この場合、90度の範囲内で駆動(回動)され、押え部41の先端がフックレバー2の下端に対して係合可能な施錠位置と離脱可能な解錠位置との間で回動される。
このようにしてハンドルキャッチC1の開閉は次のように行われる。
図7(b)に示すように、フックレバー2の開動操作、すなわち、フックレバー2の下部を押すことにより、又はフックレバー2の上部を手前に引くことにより、このフックレバー2は、コイルスプリング34を支持するバネ受けプレート32のバネ受け部324とフックレバー2のバネ取付溝31とを結ぶ直線がフックレバー2の回転軸21の(下方から)上方に移動されて、このバネ機構3の付勢により、起立方向に回動付勢され、これによりフックレバー2の起立状態が保持されて、本体1の正面部101の上部と背面部102の上部との間が開放される。
この状態で、扉開閉用ハンドルHを本体1正面部101の上部と背面部102の上部との間のハンドル横断支持部11上に降ろし、横断支持する。このとき、扉開閉用ハンドルHを本体1のハンドル横断支持部11上に横断支持すると、扉開閉用ハンドルHがフックレバー2の背面中間部の凸状部24に衝接し、これにより、フックレバー2は回転軸21を中心に時計回り方向に倒伏回転し、図7(a)に示すように、扉開閉用ハンドルHはこのフックレバー2のハンドル保持部22により再係合される。また、このフックレバー2の回転途中でバネ機構3の付勢方向が切り替えられて、すなわち、コイルスプリング34を支持するバネ受けプレート32のバネ受け部324とフックレバー2のバネ取付溝31とを結ぶ直線がフックレバー2の回転軸21の上方から下方に移動されて、扉開閉用ハンドルHとフックレバー2の係合状態が保持される。なお、この場合、フックレバー2を直接閉動操作して、フックレバー2を本体1上に倒伏し、フックレバー2のハンドル保持部22を扉開閉用ハンドルHに係合させても勿論かまわない。
また、このハンドルキャッチC1の施錠、解錠は次のように行われる。
図7(a)、(b)を参照すると、このハンドルキャッチC1の錠前ユニット5の鍵孔50に鍵Kを差し込み、鍵Kによりロータ51を施錠方向に回すと、ロータ51の同方向への回転により、ロックレバー4の押え部41が錠前ユニット5の外周面の周囲一定の角度の範囲で、この外周面に沿って回動し、この押え部41がフックレバー2の下端に対して係合可能な施錠位置まで回動されて、ロックレバー4の押え部41がフックレバー2の下端に近接対向される。この状態で、フックレバー2を開動しようとしても、フックレバー2の下端がロックレバー4の押え部41に押えられて、フックレバー2は動かない。
また反対に、このハンドルキャッチC1の錠前ユニット5の鍵孔50に鍵Kを差し込み、鍵Kによりロータ51を解錠方向に回すと、ロータ51の同方向への回転により、ロックレバー4の押え部41が錠前ユニット5の外周面の周囲一定の角度の範囲で、この外周面に沿って回動し、この押え部41がフックレバー2の下端に対して離脱可能な解錠位置まで回動されて、押え部41がフックレバー2の下端から離間される。この状態で、フックレバー2は開動可能となる。
このようにハンドルキャッチC1の開閉、施錠・解錠の操作を簡単かつ迅速に行うことができる。
以上説明したように、このハンドルキャッチC1では、特に、バネ機構3が、フックレバー2の背面で回転軸21の下部に下方に向けて延びる段部201を有し、回転軸21の下方で段部201の下面に回転軸21と略平行に形成されるバネ取付溝31と、本体1の背面部102側に固定される背面部側固定部321、背面部側固定部321の上縁部両側から本体1の正面部101側に向けて上方斜めに向けて延びる一対の中間アーム322、及び各中間アーム322の上端部の延長上に形成され、本体1の正面部101に固定される正面部側固定部323からなり、背面部側固定部321の上縁部の中央に各中間アーム322と平行に突出されるバネ受け部324を有するバネ受けプレート32と、全体が略T字形を呈し、フックレバー2のバネ取付溝31に係合可能な支持部331、及び支持部331から直角方向に延びるバネ受け部332からなるバネガイド32と、一端をバネ受けプレート32のバネ受け部324に支持され、他端をバネガイド33を介してフックレバー2のバネ取付溝31に支持されて、バネ受けプレート32のバネ受け部324とフックレバー2のバネ取付溝31との間に圧縮されて配置されるコイルスプリング34とをを具備して構成され、また併せて、フックレバー2の中間部に回転軸21が一体に形成されるので、従来のような、コイルスプリングを受けるためのピンを不要として、ピンのカシメ作業をなくすことができる、バネ受けプレートの複雑なプレス作業を不要とすることかできる、コイルスプリングの他端側をバネ受けプレートのバネ受け部に係合させる際の、ガイド板基端の受け溝とバネ受け部との係合を不要とすることができる、フックレバーに回転軸を通す作業を不要とすることができるなど、バネ機構3の部品点数とその部品の加工に伴う煩雑な作業を削減することができる。
よって、このハンドルキャッチC1では、ハンドルキャッチC1の開閉、施錠解錠の操作を簡単かつ迅速に行うことができる構造の維持、向上を図りつつも、このハンドルキャッチC1の製造工程における各作業を簡単にしてコストダウンを図ることができ、ひいては地球環境に優しい取り組みに資することもできる。
図8、図9に錠前ユニットの施錠状態・解錠状態を表示するインジケータ付きのハンドルキャッチを示している。なお、このハンドルキャッチは既述のハンドルキャッチと同様の構成を備えており、インジケータを装備した点のみが異なるので、ここでは、インジケータについてのみ説明する。
図8、図9に示すように、インジケータ52は、本体1の正面部101に形成される窓穴520と、本体1の正面部101の背面側に窓穴520上をスライド可能に配置され、施錠状態を表す表示部521及び解錠状態を表す表示部522を有する表示プレート52Pとを具備し、表示プレート52Pがスライド駆動可能に錠前ユニット5に作動連結されて構成される。この場合、窓穴520は本体1の正面部101に錠前ユニット5の鍵孔50に近接して円形に形成される。また、本体1の正面部101の背面の窓穴520に対応する位置には表示プレート52Pのスライドガイド523として、上下方向に延びる所定の長さの溝が形成され、この溝の上部所定の高さに平板状の凸起が水平方向に向けて突出され、この溝の下部が平面状に形成されて、それぞれ、表示プレート52Pの上下のストッパー524、525になっている。表示プレート52Pはスライドガイド(溝)523に嵌合可能に上下に延びる略長方形状に形成され、その正面の上半部に錠前ユニット5の施錠状態を表す表示部521として赤色を付けられ、下半部に錠前ユニット5の解錠状態を表す表示部522として青色が付けられる。また、表示プレート52Pの上部に本体1の背面部102方向に断面略逆L字形に延びる上方作動連結部526を有し、表示プレート52Pの背面で上下方向中間部に本体1の背面部102方向に断面略逆L字形に延びる下方作動連結部527を有する。この表示プレート52Pはスライドガイド523内に嵌め込まれ、その上に保持プレート528が取付ねじにより取り付けられて、スライドガイド523内を上下のストッパー524、525間で上下方向にスライド可能に取り付けられる。この表示プレート52Pは錠前ユニット5に表示プレート駆動用の作動アーム43を介して作動連結される。この場合、作動アーム43はロックレバー4に一体的に形成され、ロックレバー4の取付部42にロックレバー4とは略反対方向に略L字形に延びる細長いプレートで、一端側がインジケータ52の表示プレート52Pの上方、下方の各作動連結部526、527に係合可能な係合部431で、他端側がロックレバー4の取付部42に連結される。なお、作動アーム43はロックレバー4とは別体に形成され、錠前ユニット5のロータ51にロックレバー4と同様に取り付けられてもよい。
このようにして表示プレート52Pが上下方向にスライド駆動可能に錠前ユニット5に作動連結され、錠前ユニット5の鍵Kによる施錠方向の操作により、ロックレバー4を駆動してロックレバー4がフックレバー2の下端に対して係合されると、これに連動して、表示プレート52Pが駆動され、施錠状態を表す表示部521が窓穴520に対向する位置にスライドされて窓穴520に施錠状態を表示する。すなわち、図9(c)に示すように、鍵Kにより錠前ユニット5を施錠方向に操作し、ロックレバー4を回動してフックレバー2の下端に対して係合させると、これに連動して、作動アーム43は下方向に回動され、係合部431が表示プレート52Pの下方作動連結部527に係合して表示プレート52Pを下方に向けて駆動し、これにより本体1正面部101の表示窓520に赤色の表示部521が現れ、錠前ユニット5の施錠状態を表示する。
反対に、錠前ユニット5の鍵Kによる解錠方向の操作により、ロックレバー4を駆動してロックレバー4がフックレバー2の下端に対して離脱されると、これに連動して、表示プレート52Pが駆動され、解錠状態を表す表示部522が窓穴520に対向する位置にスライドされて窓穴520に解錠状態を表示する。すなわち、図9(a)、(b)に示すように、鍵Kにより錠前ユニット5を解錠方向に操作し、ロックレバー4を回動してフックレバー2の下端に対して離脱させると、これに連動して、作動アーム43は上方向に回動され、係合部431が表示プレート52Pの上方作動連結部526に係合して表示プレート52Pを上方に向けて駆動し、これにより本体1正面部101の表示窓520に青色の表示部522が現れ、表示窓520に錠前ユニット5の解錠状態を表示する。
このように本体1の正面部101に錠前ユニット5の施錠状態・解錠状態を表示するインジケータ52を装備することで、ハンドルキャッチC1の施錠状態又は解錠状態を一目で視認することができるので、ハンドルキャッチC1の施錠、解錠状態を即時に確認することができ、鍵のかけ忘れを防止することができる。
C1 ハンドルキャッチ
1 本体
101 正面部
102 背面部
103、104 側面部
105 底面部
106 段部
107 突状部
S 取付ねじ
11ハンドル横断支持部
12 レバー収納部
120 軸支溝
2 フックレバー
21 回転軸
22 ハンドル保持部
23 フック形状
24 凸状部
201 段部
3 バネ機構
31 バネ取付溝
32 バネ受けプレート
321 背面部側固定部
321a ねじ挿通部
322 中間フレーム
323 正面部側固定部
323a ねじ挿通部
324 バネ受け部
33 バネガイド
331 支持部
332 バネ受け部
34 コイルスプリング
4 ロックレバー
41 押え部
42 取付部
43 作動アーム
431 係合部
5 錠前ユニット
50 鍵孔
51 ロータ
52 インジケータ
520 窓穴
52P 表示プレート
521 錠前ユニットの施錠状態を表す表示部(赤)
522 錠前ユニットの解錠状態を表す表示部(青)
523 スライドガイド(溝)
524 ストッパー
525 ストッパー
526 上方作動連結部
527 下方作動連結部
528 保持プレート
K 鍵
H 扉開閉用ハンドル

Claims (6)

  1. 正面部、背面部、両側面部及び底面部からなり、前記正面部の上部と前記背面部の上部との間に扉開閉用ハンドルを横断させて支持するハンドル横断支持部を有し、前記正面部の略中央に前記正面部の上部中央から垂直方向に向けて略U字形に切り欠き形成されてなるレバー収納部を有する本体と、
    前記本体の前記正面部の前記レバー収納部に嵌め込まれて、中間部を水平方向の回転軸を介して起伏自在に枢支され、上部に前記本体の前記ハンドル横断支持部に対向して溝状に形成され、前記ハンドル横断支持部に横断支持される扉開閉用ハンドルに係合可能なハンドル保持部を有するフックレバーと、
    前記本体の背面部と前記フックレバーとの間に介設され、前記フックレバーを倒伏方向又は起立方向に回動付勢するバネ機構と、
    前記本体と前記フックレバーとの間に回動可能に組み込まれ、前記フックレバーの下端に対して係脱可能に配置されるロックレバーと、
    前記本体の前記正面部に鍵孔を表出されて前記本体の前記正面部と前記背面部との間に設置され、前記ロックレバーに作動連結されて、鍵による一方向又は他方向の回転操作により、前記ロックレバーを前記フックレバーの下端に対して係合する施錠位置と離脱する解錠位置との間で駆動するシリンダー錠形式の錠前ユニットと、
    を備え、
    前記バネ機構は、
    前記フックレバーの背面で前記回転軸の下部に下方に向けて延びる段部を有し、前記回転軸の下方で前記段部の下面に前記回転軸と略平行に形成されるバネ取付溝と、
    前記本体の前記背面部側に固定される背面部側固定部、前記背面部側固定部の上縁部両側から前記本体の正面部側に向けて上方斜めに向けて延びる一対の中間アーム、及び前記各中間アームの上端部の延長上に形成され、前記本体の前記正面部に固定される正面部側固定部からなり、前記背面部側固定部の上縁部の中央に前記各中間アームと平行に突出されるバネ受け部を有し、前記本体の前記背面部と前記正面部との間に取り付けられるバネ受けプレートと、
    全体が略T字形を呈し、前記フックレバーの前記バネ取付溝に係合可能な支持部、及び前記支持部から直角方向に延びるバネ受け部からなるバネガイドと、
    一端を前記バネ受けプレートの前記バネ受け部に支持され、他端を前記バネガイドを介して前記フックレバーの前記バネ取付溝に支持されて、前記バネ受けプレートの前記バネ受け部と前記フックレバーの前記バネ取付溝との間に圧縮されて配置されるコイルスプリングと、
    を具備して構成され、
    前記フックレバーの開動操作により、前記コイルスプリングを支持する前記バネ受けプレートの前記バネ受け部と前記フックレバーの前記バネ取付溝とを結ぶ直線が前記フックレバーの前記回転軸の上方に移動することにより、前記バネ機構は前記フックレバーを起立方向に回動付勢し、
    前記フックレバーの閉動操作により、前記コイルスプリングを支持する前記バネ受けプレートの前記バネ受け部と前記フックレバーの前記バネ取付溝とを結ぶ直線が前記フックレバーの前記回転軸の下方に移動することにより、前記バネ機構は前記フックレバーを倒伏方向に回動付勢する、
    ことを特徴とするハンドルキャッチ。
  2. フックレバーの中間部に回転軸が一体に形成される請求項1に記載のハンドルキャッチ。
  3. フックレバーのバネ取付溝は漸次外側に拡開される断面略逆U字形に形成され、バネガイドの支持部は前記バネ取付溝に対する当たり面が断面略円弧状に形成される請求項1又は2に記載のハンドルキャッチ。
  4. バネ受けプレートのバネ受け部及びバネガイドのバネ受け部はそれぞれ、幅方向の寸法がコイルスプリングの内径と略同じで、前記コイルスプリングの一端は前記バネ受けプレートの前記バネ受け部の周囲に巻装されて前記バネ受け部両側の前記バネ受けプレートの背面部側固定部の上縁部に支持され、他端は前記バネガイドの前記バネ受け部の周囲に巻装されて前記バネ受け部両側の前記バネガイドの支持部に支持される請求項1乃至3のいずれかに記載のハンドルキャッチ。
  5. バネガイドは、中間部の幅がコイルスプリングの外径よりも少し大きい略矩形状でその両側部の幅がコイルスプリングの内径と略同じ略矩形状の、平板状のプレートが前記中間部の中央で略U字形に折り曲げられて形成される請求項1乃至4のいずれかに記載のハンドルキャッチ。
  6. 本体の正面部にフックレバーの施錠・解錠状態を表示するインジケータを併せて備え、前記インジケータは、前記本体の正面部に形成される窓穴と、前記本体の正面部の背面側に前記窓穴上をスライド可能に配置され、施錠状態を表す表示部及び解錠状態を表す表示部を有する表示プレートとを具備し、前記表示プレートがスライド駆動可能に錠前ユニットに作動連結されて、前記錠前ユニットの鍵による施錠方向の操作により、前記ロックレバーを駆動して前記ロックレバーが前記フックレバーの下端に対して係合されると、これに連動して、前記表示プレートが駆動され、前記施錠状態を表す表示部が前記窓穴に対向する位置にスライドされて前記窓穴に施錠状態を表示し、前記錠前ユニットの鍵による解錠方向の操作により、前記ロックレバーを駆動して前記ロックレバーが前記フックレバーの下端に対して離脱されると、これに連動して、前記表示プレートが駆動され、前記解錠状態を表す表示部が前記窓穴に対向する位置にスライドされて前記窓穴に解錠状態を表示する請求項1乃至5のいずれかに記載のハンドルキャッチ。
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