JP6793139B2 - 半導体発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光装置に関する。
従来、パッケージ基板の凹部に半導体発光素子を収容した半導体発光装置が知られている。このような半導体発光装置として、パッケージ基板の内周面を、開口側ほど外方に拡がる傾斜面とすることで、光出力の向上を図ったものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−103636号公報
しかしながら、従来技術では、半導体発光素子の大きさや、半導体発光素子とパッケージ基板との距離を考慮していなかったため、例えば傾斜面で反射した光が半導体発光素子に再突入する等して、光出力を十分に向上することができない場合があった。特に、紫外光を照射する紫外光発光ダイオードでは、素子内に紫外光を吸収する層を含む場合があり、そのような場合には、半導体発光素子に再突入した紫外光が吸収されてしまい、光出力の低下をまねくおそれがあった。
そこで、本発明は、光出力の向上を図った半導体発光装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、環状の側壁部と、該側壁部の一方の開口を塞ぐ底壁部と、を一体に有するパッケージ基板と、前記側壁部の中空部に収容され前記底壁部上に実装された半導体発光素子と、を備え、前記側壁部の内周面が、前記底壁部と離れるほど外方へと拡がる傾斜面に形成されており、前記側壁部の軸方向に沿った前記半導体発光素子の高さをhとし、前記半導体発光素子の前記底壁部側の端部と前記傾斜面との前記軸方向に対して垂直な方向に沿った距離をdとしたとき、前記軸方向に対して垂直な面に対する前記傾斜面の傾斜角度θが、下式
θ≦{(180−θ)/2}×1.32
θ={arctan(h/d)}×180/π
の条件を満たしている、半導体発光装置を提供する。
本発明によれば、光出力の向上を図った半導体発光装置を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る半導体発光装置の分解斜視図である。 半導体発光装置の要部を拡大した断面図である。 半導体発光素子の積層構造を説明する図である。 本発明による実施例及び従来例の光出力を演算したシミュレーション結果を示すグラフ図である。 反射率を変化させ、傾斜角度と光出力との関係をシミュレーションした結果を示すグラフ図である。 (a)は、透明基板の窒化物半導体層側の面の中心位置を発光点とした場合において、発光点からの光の経路(軌跡)を示す図であり、(b)は、透明基板から外に出る光と、全反射により透明基板から外に出ない光のそれぞれの領域を説明する図である。 透明基板の厚さを変化させた際における光出力の変化のシミュレーション結果を示すグラフ図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
(半導体発光装置の全体構成)
図1は、本発明の一実施の形態に係る半導体発光装置の分解斜視図であり、図2は、その要部を拡大した断面図である。
半導体発光装置1は、パッケージ基板2と、蓋体3と、半導体発光素子4と、ツェナーダイオード5と、を備えている。
パッケージ基板2は、環状(短筒状、枠状)の側壁部21と、側壁部21の一方の開口を塞ぐ底壁部22と、を一体に有する。側壁部21は、平面視で略矩形状(略矩形の枠状)に形成されており、この側壁部21の中空部内に、半導体発光素子4とツェナーダイオード5とが収容されている。パッケージ基板2は、例えば高温焼成セラミック多層基板(HTCC、High Temperature Co-fired Ceramic)からなる。底壁部22には、半導体発光素子4やツェナーダイオード5が実装される基板側電極24が設けられている。なお、図1では、基板側電極24の図示を省略している。
蓋体3は、半導体発光素子が発光する光を透過する石英ガラス等の透明部材からなる。蓋体3は、パッケージ基板2の開口、すなわち側壁部21の他方の開口(底壁部22と反対側の開口)を塞ぐようにパッケージ基板2に取り付けられる。蓋体3は、側壁部21の上面(底壁部22と反対側の面)に、ろう材等を用いて水密に固定される。
半導体発光素子4は、側壁部21の中空部に収容されており、底壁部22の基板側電極24上にフリップチップ実装されている。本実施の形態では、半導体発光素子4は、発光波長(中心波長、ピーク波長)が360nm以下である紫外光(深紫外光)を発光する発光ダイオード(以下、紫外光LEDという)からなる。半導体発光素子4の詳細については後述する。
ツェナーダイオード5は、半導体発光素子4と共に側壁部21の中空部に収容されており、底壁部22の基板側電極24上に実装されている。ツェナーダイオード5は、半導体発光素子4に印加される電圧を一定とし過電流を抑制することにより、半導体発光素子4を保護する役割を果たす。
(側壁部21の内周面21aの傾斜角度θの説明)
本実施の形態に係る半導体発光装置1は、側壁部21の内周面21aが、底壁部22と離れるほど外方(側壁部21の中心軸から離れる方向)へと拡がる傾斜面に形成されている。以下、側壁部21の軸方向(図2の上下方向)に対して垂直な面に対する傾斜面の傾斜角度を、傾斜角度θという。また、側壁部21の軸方向を、単に軸方向という場合がある。
半導体発光素子4では、その上面(底壁部22と反対側の面)のみならず、その側面からも光を出射する。傾斜角度θが大きすぎると、半導体発光素子4の側面から出射された光が、側壁部21の内周面21aで反射して半導体発光素子4に再突入してしまい、光出力の低下をまねく場合がある。詳細は後述するが、本実施の形態で用いている半導体発光素子4(紫外光LED)は、発光層よりも底壁部22側に紫外光を吸収する層を含んでおり、半導体発光素子4に再突入した光の大部分は当該層で吸収されてしまうことになる。よって、光出力を向上させるためには、半導体発光素子4の側面から出射され側壁部21の内周面21aで反射した光が、半導体発光素子4に再突入しないように、傾斜角度θを設定する必要がある。
そこで、本実施の形態に係る半導体発光装置1では、側壁部21の軸方向に沿った半導体発光素子4の高さをhとし、半導体発光素子4の底壁部22側の端部と傾斜面(側壁部21の内周面21a)との軸方向に対して垂直な方向に沿った距離をdとしたとき、傾斜角度θが、下式(1)
θ≦{(180−θ)/2}×1.32 ・・・(1)
θ={arctan(h/d)}×180/π
の条件を満たすようにした。式(1)におけるθは、つまり、軸方向に対して垂直な方向に出射され内周面21aで反射された光が半導体発光素子4に再突入しない条件となる、入射角と出射角の合計値の下限値である。
傾斜角度θが小さすぎると、側壁部21の高さを確保するためには側壁部21を厚くする必要が生じ、半導体発光装置1の大型化をまねくおそれがある。そのため、傾斜角度θは45度以上、より好ましくは60度以上であることが望ましい。
本実施の形態では、側壁部21が平面視で矩形状に形成されているが、この側壁部21の内周面21aである4つの面のうち、少なくとも、最も半導体発光素子4に近い面が、式(1)の条件を満たしているとよい。
また、本実施の形態では、ツェナーダイオード5を備えているため、半導体発光素子4の側面から出射される光の一部が、ツェナーダイオード5に当たってしまう。つまり、半導体発光素子4の側面からツェナーダイオード5側に出射される光は、その一部のみしか側壁部21の内周面21aに到達しない。そのため、側壁部21の内周面21aである4つの面のうち半導体発光素子4のツェナーダイオード5側の面は、光出力への影響が比較的小さいといえる。よって、側壁部21の内周面21aである4つの面のうち半導体発光素子4のツェナーダイオード5側の面を除く3つの面が、式(1)の条件を満たしていればよく、半導体発光素子4のツェナーダイオード5側の面が式(1)の条件を満たしていなくてもよい。
また、図示していないが、側壁部21の内周面21aには、反射膜が形成されていてもよい。反射膜としては、例えばアルミニウム等の紫外光の反射率が高い金属からなるものを用いるとよい。反射膜は、例えば、アルミニウム等の金属を、蒸着あるいはスパッタリング等により成膜することにより形成できる。
(半導体発光素子4の積層構造)
図3は、紫外光LEDである半導体発光素子4の積層構造を説明する図である。半導体発光素子4は、透明基板41及び透明基板41上に設けられたAlGaN系の窒化物半導体層42を有し、窒化物半導体層42を底壁部22側にして実装されている。
本実施の形態では、透明基板41は、サファイア基板からなる。また、本実施の形態では、窒化物半導体層42は、透明基板41上に、AlNからなるバッファ層42a、n型AlGaNからなるnクラッド層42b、AlGaNを含む発光層42c、p型AlGaNからなるpクラッド層42d、p型GaNからなるコンタクト層42eを順次形成して構成されている。この半導体発光素子4では、発光層42c、pクラッド層42d、及びコンタクト層42eの一部がエッチング等により除去され、n型クラッド層42bの一部が露出されており、その露出された部分のn型クラッド層42b上にn電極43が形成されている。また、コンタクト層42e上にはp電極44が形成されている。n電極43とp電極44は、バンプ46,47を介して、基板側電極24にそれぞれ電気的に接続されている。窒化物半導体層42のうち、p型GaNからなるコンタクト層42eは、紫外光を吸収する層(紫外光の吸収が非常に大きい層)である。
上述の式(1)における半導体発光素子4の高さhとは、厳密には、透明基板41の上面からp電極44の下面(底壁部22側の面)までの軸方向に沿った距離である。また、距離dは、厳密には、p電極44の下面の軸方向位置における、対象となる側壁部21に最も近い窒化物半導体層42の側面を底壁部22側に仮想的に延出した仮想面(p電極44の側面と一致する場合もある)と、内周面21aとの、軸方向に垂直な方向に沿った距離である。
(シミュレーション結果)
上面視で一辺1mmの正方形状に形成され高さhが0.5mmの半導体発光素子4を用いると共に、上面視で一辺3.5mmの正方形状に形成され高さ1mm、側壁部21の高さ0.6mmのパッケージ基板2を用い、距離dを0.25mmとした場合について、シミュレーションを行った。側壁部21の内周面21aの反射率は15%とした。また、半導体発光素子4の発光波長は280nmとした。この場合、h=0.5mm、d=0.25mmであるから、上述の式(1)のうち、(180−θ)/2に対応する角度はおよそ58.3度となる。
シミュレーションでは、側壁部21の内周面21aの傾斜角度θを90度とした従来例、傾斜角度θを58.3度とした実施例1、及び、傾斜角度θを58.3度とし、かつ内周面21aに紫外光の反射率50%の反射膜を形成した実施例2について、光出力(放射束)を演算した。なお、従来例及び実施例1における内周面21aの反射率(紫外光の反射率)は15%とした。結果を図4に示す。図4に示すように、実施例1では、従来例と比較して、約1.2倍の光出力が得られた。また、反射膜を形成した実施例2では、従来例と比較して、約1.3倍の光出力が得られた。
さらに、内周面21aの反射率を70%,50%,30%,及び15%とした場合について、傾斜角度θを変化させた際の光出力(放射束)をシミュレーションにより求めた。結果を図5に示す。図5に示すように、反射率を15%とした場合、傾斜角度θを77度以上とすることで、10%以上の出力向上の効果が得られることが分かる。つまり、傾斜角度θを、(180−θ)/2に、係数(77/58.3)=1.32 を掛け合わせた値以下とする上述の式(1)の条件を満たすことで、10%以上の出力向上の効果が得られる。なお、内周面21aの反射率が低い場合でも確実に効果を得るために、傾斜角度θは下式
θ≦{(180−θ)/2}
の関係を満たしていることが、より好ましい。
(透明基板41の厚さの説明)
上述のように、紫外光LEDである半導体発光素子4は、紫外光を吸収する層(p型GaNからなるコンタクト層42e)を含んでいるため、発光層42cで発光した光のうち底壁部22側に向かう光の大部分は吸収されてしまう。そのため、透明基板41側に向かう光を可能な限り利用することが求められる。
図5(a)は、透明基板41の窒化物半導体層42側の面の中心位置(平面視における中心位置)を発光点とした場合において、発光点からの光の経路(軌跡)を示す図である。図5(a)に示すように、透明基板41中の光は立体角2πで広がり、透明基板41の界面に向けて進む。透明基板41の界面への入射角度が、透明基板41の屈折率n2と空気の屈折率n1とで決定される臨界角θよりも大きいと、透明基板41の界面にて全反射が発生してしまう。
図5(b)に示すように、発光点からの光のうち、軸方向からの角度が臨界角θより小さい光、すなわち図示の領域Aへと出射される光は、透明基板41の上面(窒化物半導体層42側と反対側の面)41aへの入射角が臨界角より小さくなるため、上面41aから透明基板41の外部へと出射可能となる。一般に、透明基板41の幅Lは、透明基板41の厚さDよりも十分に大きいため、領域Aへと出射される光は、最小限のロスで出射する。
また、発光点からの光のうち、軸方向に垂直な方向からの角度が臨界角θより小さい光、すなわち図示の領域Bへと出射される光は、透明基板41の側面41bへの入射角が臨界角より小さくなるため、側面41bから透明基板41の外部へと出射可能となる。発光点からの光のうち、領域A,B以外の領域Cへと出射される光は、上面41aや側面41bで全反射され、透明基板41から出射できない光、あるいはパッケージ基板2の底壁部22側へと出射される光となり、光出力(発光強度)の向上にほとんど寄与しない。
ここで、透明基板41の厚さDを薄くしすぎると、領域Bへと出射される光の一部が上面41aにて全反射され、光出力の低下の原因となってしまう。よって、領域Bへと出射される光を全て側面41bから出射させるために、透明基板41の厚さDは、領域Bの側面41b上での厚さ(高さ)Dmin以上とすることが望ましい。この厚さDminは、透明基板41の幅をL、臨界角をθとすると、下式(2)
Dmin=(L/2)tanθ ・・・(2)
で表すことができる。
そこで、本実施の形態では、透明基板41の厚さDを、下式(3)
D≧(L/2)tanθ ・・・(3)
θ=sin−1(n/n
但し、n:空気の屈折率
:透明基板41の屈折率
を満たすように設定している。これにより、領域Bへと出射される光を全て側面41bから出射できるようになり、透明基板41からの光の取り出し効率を向上し、光出力を向上することが可能になる。
ここでは、簡単化のために発光点を透明基板41の中心位置に設定したが、実際には透明基板41の窒化物半導体層42側の面の略全体が発光する。よって、透明基板41の一方の側面41bの近傍で発光した光が反対側の側面41bから出射できるように透明基板41の厚さDを設定することで、透明基板41からの光の取り出し効率をより向上可能となる。具体的には、透明基板41の厚さDは、下式(4)
D≧L×tanθ ・・・(4)
を満たすように設定されることが、より望ましい。
なお、ここでいう透明基板41の幅Lとは、透明基板41の平面視における幅の最小値である。本実施の形態では、平面視で正方形状の半導体発光素子4を用いており、透明基板41も平面視で正方形状に形成されているため、その一辺の長さが幅Lとなる。例えば、平面視で長方形状の半導体発光素子4を用いる場合、その短辺方向の幅が幅Lとなる。
(シミュレーション結果)
透明基板41の幅Lを1mm、透明基板41の屈折率を1.81とした場合について、厚さDを変化させた際の光出力(放射束)を演算した。結果を図6に示す。なお、この場合、上述の式(3)より、厚さDは0.33mm以上(D/Lを0.33以上)とすればよいことになる。
図6に示すように、放射束はD/Lが0.33未満の領域で急激に低下しており、D/Lを0.33以上とすることで、光出力を向上できることが確認できた。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係る半導体発光装置1では、側壁部21の内周面21aが、底壁部22と離れるほど外方へと拡がる傾斜面に形成されており、その傾斜面の傾斜角度θが、上述の式(1)の条件を満たしている、
これにより、半導体発光素子4から側方に出射された光が、半導体発光素子4に再突入することなく外部へと出射されることになり、光出力を向上させることが可能になる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]環状の側壁部(21)と、該側壁部(21)の一方の開口を塞ぐ底壁部(22)と、を一体に有するパッケージ基板(2)と、前記側壁部(21)の中空部に収容され前記底壁部(22)上に実装された半導体発光素子(4)と、を備え、前記側壁部(21)の内周面(21a)が、前記底壁部(22)と離れるほど外方へと拡がる傾斜面に形成されており、前記側壁部(21)の軸方向に沿った前記半導体発光素子(4)の高さをhとし、前記半導体発光素子(4)の前記底壁部(22)側の端部と前記傾斜面との前記軸方向に対して垂直な方向に沿った距離をdとしたとき、前記軸方向に対して垂直な面に対する前記傾斜面の傾斜角度θが、下式
θ≦{(180−θ)/2}×1.32
θ={arctan(h/d)}×180/π
の条件を満たしている、半導体発光装置(1)。
[2]前記傾斜面の傾斜角度θが、45度以上である、[1]に記載の半導体発光装置(1)。
[3]前記側壁部(21)が、平面視で矩形状に形成されており、前記側壁部(21)の内周面である4つの面のうち、少なくとも、最も前記半導体発光素子(4)に近い面が、前記条件を満たしている、[1]または[2]に記載の半導体発光装置(1)。
[4]前記側壁部(21)の中空部に収容され前記底壁部(22)上に実装されており、前記半導体発光素子(4)を保護するツェナーダイオード(5)を備え、前記側壁部(21)の内周面(21a)である4つの面のうち、前記半導体発光素子(4)の前記ツェナーダイオード(5)側の面を除く3つの面が、前記条件を満たしている、[3]に記載の半導体発光装置(1)。
[5]前記半導体発光素子(4)は、紫外光を発光する発光ダイオードであり、紫外光を吸収する層を含んでいる、[1]乃至[4]の何れか1項に記載の半導体発光装置(1)。
[6]前記半導体発光素子(4)は、透明基板(41)及び前記透明基板(41)上に設けられた窒化物半導体層(42)を有し、前記窒化物半導体層(42)を前記底壁部(22)側にして実装されており、前記透明基板(41)の幅をLとしたとき、前記透明基板(41)の厚さDが、下式
D≧(L/2)×tanθ
θ=sin−1(n/n
但し、n:空気の屈折率
:透明基板の屈折率
を満たしている、[1]乃至[5]の何れか1項に記載の半導体発光装置(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、側壁部21の内周面21aが、一定の傾斜角度θを有する平面上に形成されている場合を説明したが、これに限らず、側壁部21の内周面21aは、段階的に傾斜角度θが変化するものであってもよい。また、側壁部21の内周面21aは、下方に凸となるように湾曲した曲面状であってもよい。
1…半導体発光装置
2…パッケージ基板
3…蓋体
4…半導体発光素子
5…ツェナーダイオード
21…側壁部
21a…内周面
22…底壁部
41…透明基板
42…窒化物半導体層

Claims (4)

  1. 環状の側壁部と、該側壁部の一方の開口を塞ぐ底壁部と、を一体に有するパッケージ基板と、
    前記側壁部の中空部に収容され前記底壁部上に実装された半導体発光素子と、を備え、
    前記側壁部の内周面が、前記底壁部と離れるほど外方へと拡がる傾斜面に形成されており、
    前記側壁部の軸方向に沿った前記半導体発光素子の高さをhとし、前記半導体発光素子の前記底壁部側の端部と前記傾斜面との前記軸方向に対して垂直な方向に沿った距離をdとしたとき、前記軸方向に対して垂直な面に対する前記傾斜面の傾斜角度θが、下式
    θ≦{(180−θ)/2}×1.32
    θ={arctan(h/d)}×180/π
    の条件を満たしており、
    前記側壁部が、平面視で矩形状に形成されており、
    前記側壁部の中空部に収容され前記底壁部上に実装されており、前記半導体発光素子を保護するツェナーダイオードを備え、
    前記側壁部の内周面である4つの面のうち、前記半導体発光素子の前記ツェナーダイオード側の面を除く3つの面が、前記条件を満たしており、前記半導体発光素子の前記ツェナーダイオード側の面が前記条件を満たしていない、
    半導体発光装置。
  2. 前記傾斜面の傾斜角度θが、45度以上である、
    請求項に記載の半導体発光装置。
  3. 前記半導体発光素子は、紫外光を発光する発光ダイオードであり、紫外光を吸収する層を含んでいる、
    請求項1または2に記載の半導体発光装置。
  4. 前記半導体発光素子は、透明基板及び前記透明基板上に設けられた窒化物半導体層を有し、前記窒化物半導体層を前記底壁部側にして実装されており、
    前記透明基板の幅をLとしたとき、前記透明基板の厚さDが、下式
    D≧(L/2)×tanθ
    θ=sin−1(n/n
    但し、n:空気の屈折率
    :透明基板の屈折率
    を満たしている、
    請求項1乃至の何れか1項に記載の半導体発光装置。
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