JP6792467B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、信号処理装置に関する。
この種の信号処理装置は、たとえば、制御装置等に使用されており、センサの出力する信号を処理して制御装置へ入力する。信号処理装置は、センサの出力に含まれるノイズを除去し、センサの出力信号から制御装置で必要となる周波数帯成分のみを抽出するため、各種機器に広範に使用されている。
たとえば、鉄道車両用制振装置に適用された場合を例に挙げれば、信号処理装置は、バンドパスフィルタとされている。具体的には、信号処理装置は、加速度センサが出力する信号を処理して、ノイズと曲線走行時の定常加速度成分を除去して、車両における乗心地を悪化させる周波数帯の振動成分のみを抽出するために使用される(たとえば、特許文献1参照)。
特開2013−1304号公報
このように、信号処理装置は、種々の信号から抽出したい成分のみを抽出するために使用されているが、信号を処理して得られた出力信号は元のオリジナルの信号に対してどうしても位相がずれてしまう。
よって、信号処理装置で処理して得られた出力信号を用いる制御システムでは、制御ゲインを高くするとシステム的に不安定となるために、制御性能を高めたくとも限界がある。
また、フィルタの次数を高次のものとすると、ゲイン減衰率はよくなるが、位相角が増えてしまうため、問題の解決に至らない。
そこで、本発明は、位相ずれを解消できる信号処理装置を提供を目的としている。
本発明の信号処理装置は、信号を濾波するハイパスフィルタと、前記信号と前記信号を前記ハイパスフィルタで処理した処理後信号との位相に基づいて出力信号を出力する出力部とを備え、出力部は、信号の振幅中心値をオフセット値とし、信号をオフセット値でオフセットして、オフセット後の信号と処理後信号との双方が共に0以上であるか或いは0未満である場合を同位相とし、オフセット後の信号と処理後信号との一方が0以上であって他方が0未満である場合を逆位相として、オフセット後の信号と処理後信号とが同位相である場合、オフセット後の信号の絶対値と処理後信号の絶対値のうち値が小さい方の信号を出力信号とし、オフセット後の信号と処理後信号とが逆位相である場合0を出力信号とする出力部を備えていてもよい。このように構成された信号処理装置は、信号が0以外を振幅中心値として振幅する波形であっても、ハイパスフィルタ処理を行ってもオリジナルの信号に対して位相ずれのない同位相の出力信号を出力できる。
また、信号処理装置は、信号を濾波するローパスフィルタと、信号と信号をローパスフィルタで処理した処理後信号との位相に基づいて出力信号を出力する出力部とを備え、出力部は、信号の振幅中心値をオフセット値とし、信号と処理後信号とをオフセット値でオフセットして、オフセット後の信号とオフセット後の処理後信号との双方が共に0以上であるか或いは0未満である場合を同位相とし、オフセット後の信号とオフセット後の処理後信号との一方が0以上であって他方が0未満である場合を逆位相として、オフセット後の信号とオフセット後の処理後信号とが同位相である場合、オフセット後の信号の絶対値とオフセット後の処理後信号の絶対値のうち値が小さい方の信号を出力信号とし、オフセット後の信号とオフセット後の処理後信号とが逆位相である場合、オフセット値を出力信号とする出力部を備えていてもよい。このように信号処理装置が構成される場合、信号が0以外を振幅中心値として振幅する波形であっても、ローパスフィルタ処理を行ってもオリジナルの信号に対して位相ずれのない同位相の出力信号を出力できる。
また、信号処理装置は、信号を濾波するローパスフィルタと、信号と信号をローパスフィルタで処理した処理後信号との位相に基づいて出力信号を出力する出力部とを備え、出力部は、信号と処理後信号との双方が共に0を超えるか或いは0未満である場合を同位相とし、信号が0を超え処理後信号が0以下であるか或いは信号が0未満で処理後信号が0以上である場合を逆位相として、信号と処理後信号とが逆位相である場合には信号を出力信号とし、信号と処理後信号とが同位相であって信号の絶対値が処理後信号の絶対値を超える場合には信号から処理後信号を差し引いて前記出力信号を生成し、信号と処理後信号とが同位相であって信号の絶対値が処理後信号の絶対値以下の場合には0を出力信号とする出力部を備えていてもよい。このように構成された信号処理装置では、信号に含まれる高周波成分を抽出する処理をしても、オリジナルの信号に対して位相ずれの無い出力信号が得られる。
さらに、信号処理装置は、信号を濾波するハイパスフィルタと、前記信号と前記信号を前記ハイパスフィルタで処理した処理後信号との位相に基づいて出力信号を出力する出力部とを備え、出力部は、信号と処理後信号との双方が共に0を超えるか或いは0未満である場合を同位相とし、信号が0を超え処理後信号が0以下であるか或いは信号が0未満で処理後信号が0以上である場合を逆位相として、信号と処理後信号とが同位相であって信号の絶対値が処理後信号の絶対値以下である場合には、信号を出力信号とし、信号と処理後信号とが同位相であって信号の絶対値が処理後信号の絶対値を超える場合には処理後信号を出力信号とし、信号と処理後信号とが逆位相である場合には0を出力信号とする出力部を備えてもよい。このように構成された信号処理装置では、信号をハイパスフィルタ処理しても、オリジナルの信号に対して位相ずれの無い出力信号が得られる。
また、信号処理装置は、ハイパスフィルタを一次のハイパスフィルタ或いはローパスフィルタを一次のローパスフィルタとする場合には、出力信号の歪を低減できる。
本発明の信号処理装置によれば、信号に対して出力信号の位相ずれを解消できる。
第一の実施の形態における信号処理装置の構成を示した図である。 オリジナルの信号とハイパスフィルタ処理後の信号との波形を示した図である。 第一の実施の形態における信号処理装置でオリジナルの信号を処理した際に出力される出力信号の波形を示した図である。 振幅中心値が0でないオリジナルの信号の波形を示した図である。 第一の実施の形態における信号処理装置で振幅中心値が0でないオリジナルの信号を処理した際に出力される出力信号の波形を示した図である。 第二の実施の形態における信号処理装置の構成を示した図である。 オリジナルの信号とローパスフィルタ処理後の信号との波形を示した図である。 第二の実施の形態における信号処理装置でオリジナルの信号を処理した際に出力される出力信号の波形を示した図である。 第三の実施の形態における信号処理装置の構成を示した図である。 第三の実施の形態における信号処理装置でオリジナルの信号を処理した際に出力される出力信号の波形を示した図である。
<第一の実施の形態>
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。第一の実施の形態の信号処理装置S1は、図1に示すように、フィルタ1と、出力部2とを備えている。この例では、信号処理装置S1は、オリジナルの信号ISをハイパスフィルタ処理するようになっている。
フィルタ1は、ハイパスフィルタとされており、本例では、加速度センサAが加速度を検知して出力する信号ISをオリジナルの信号として、この信号ISをハイパスフィルタ処理を行って処理後信号TSを出力する。処理後信号TSは、出力部2に入力される。出力部2には、処理後信号TSのほか、信号ISがそのまま入力される。なお、フィルタ1は、アナログのフィルタとされてもよいが、演算処理装置がソフトウェアの実行により実現されるフィルタとされてもよい。フィルタ1のカットオフ周波数は、信号処理装置S1が出力する出力信号OSを利用する制御装置が要求する周波数帯の成分の抽出に適するように設定されればよい。
出力部2は、信号ISとフィルタ1で処理した処理後信号TSの位相に基づいて出力信号OSを出力する。まず、理解を平易とするために、信号ISが0を中心として振幅する波形であって振幅中心値が0である場合を例にして出力部2が出力信号OSを出力する過程を説明する。その後に、出力部2の出力信号OSの出力過程をより一般化するため、信号ISが振幅中心値αを中心として振幅する波形である場合の出力信号OSの出力過程を説明する。
図2に示すように、信号ISが0を中心として振動する図2中実線で示した信号であると、フィルタ1でハイパスフィルタ処理すると処理後信号TSは、図2中破線で示すように、振幅が減衰するとともに位相が進む。
出力部2は、信号ISと処理後信号TSとを比較して、同位相であるか、逆位相であるかを判定する。信号ISと処理後信号TSとが同位相であるとは、振幅中心である0を基準として、信号ISと処理後信号TSとの双方が、共に0以上であって図2中上方の範囲にある場合、或いは、共に0未満であって図2中下方の範囲にある場合を指している。信号ISと処理後信号TSとが逆位相であるとは、振幅中心である0を基準として、信号ISと処理後信号TSの一方が図2中上方の範囲にあって、信号ISと処理後信号TSの他方が0未満であって図2中下方の範囲にある場合を指している。
信号ISと処理後信号TSとが同位相である場合、フィルタ1が出力する処理後信号TSを出力信号OSとしても、出力信号OSが信号ISと逆位相の信号とならないが、信号ISと処理後信号TSとが逆位相である場合、出力信号OSが信号ISと逆位相の信号となってしまう。
そこで、出力部2は、信号ISと処理後信号TSとが逆位相である場合、0を出力信号OSとして出力する。また、信号ISと処理後信号TSとが同位相である場合、常に、信号ISの絶対値と処理後信号TSの絶対値とを比較し、絶対値が小さな値を持つ信号を出力信号OSとして選択して出力する。
より詳細には、出力部2は、信号ISと処理後信号TSとが同位相であるか、逆位相であるかの判定には、信号ISの値U1と処理後信号TSの値U2とを乗じた値を用いて判定する。出力部2は、信号ISの値U1と処理後信号TSの値U2とを乗じた値が0以上であると、つまり、U1×U2≧0であると、信号ISと処理後信号TSとが同位相であると判定する。反対に、出力部2は、信号ISの値U1と処理後信号TSの値U2とを乗じた値が0未満であると、つまり、U1×U2<0であると、信号ISと処理後信号TSとが逆位相であると判定する。要するに、信号ISと処理後信号TSとが同位相であるか否かの判定には、両者の符号が一致するか否かで判定している。そして、出力部2は、信号ISと処理後信号TSとが同位相であると判定すると、信号ISの絶対値|U1|と処理後信号TSの絶対値|U2|とを比較して、絶対値が小さい値を持つ信号を採用してその信号を出力信号OSとする。よって、出力部2は、|U1|≧|U2|であるとき、処理後信号TSが選択され、処理後信号TSの値U2を出力信号OSの値として出力し、|U1|<|U2|であるとき、信号ISが選択され、信号ISの値U1を出力信号OSの値として出力する。これに対して、出力部2は、信号ISと処理後信号TSとが逆位相であると判定すると、0を出力信号OSの値として出力する。
このように、信号処理装置S1が信号ISを処理して出力信号OSを出力すると、出力信号OSは、図3中の実線に示すように、図3中の破線で示した信号ISに対して位相がずれず同位相の波形の信号となる。よって、出力信号OSは、加速度センサAが出力するオリジナルの信号ISに対して位相ずれのない信号として出力される。したがって、この信号処理装置S1で処理した出力信号OSを用いる制御装置では、制御を実行する際に、位相余裕が確保されるとともに制御ゲインを高く設定しても制御が不安定にならないため、制御性能が向上する。
なお、前述したところでは、フィルタ1をハイパスフィルタとしていたが、ローパスフィルタを用いてもよい。フィルタ1をローパスフィルタとする場合には、信号ISに対して処理後信号TSが位相遅れとなる。この場合も、信号ISと処理後信号TSとが同位相の場合には、信号ISの絶対値と処理後信号TSの絶対値のうち、絶対値の値が小さい信号を出力信号OSとし、両者が逆位相の場合には出力を0とすれば、信号ISと出力信号OSとの位相ずれが阻止される。
なお、前述したところでは、信号ISが0を振幅中心として振動する波形の信号であったが、振幅中心値が0でない場合もある。この場合、以下のようにすればよい。
まず、信号処理装置S1が信号ISをハイパスフィルタ処理する場合、信号ISの0以外の振幅中心値αを中心として振幅しているとすると、フィルタ1で信号ISを処理すると処理後信号TSは、振幅中心値αの情報が失われ、0を振幅中心とした波形となる。よって、この場合、オフセット値を振幅中心値αとして、信号ISをオフセットして、オフセット後の信号ISが0を振幅中心とした波形となるように変換し、このオフセット後の信号ISと処理後信号TSとを比較して、同位相か否かを判断して前述の通りの処理を行えばよい。
対して、フィルタ1をローパスフィルタとし、信号処理装置S1が信号ISをローパスフィルタ処理する場合、信号ISと処理後信号TSとが振幅中心値αを基準として同位相であるか否かを判断すればよい。したがって、図4に示すように、信号ISが0からずれた振幅中心値αを中心として振幅する波形の場合、ローパスフィルタ処理された処理後信号TSも振幅中心値αを中心として振幅する。よって、振幅中心値αをオフセット値として、このオフセット値αで信号ISと処理後信号TSをオフセットして、同位相か否かの判定をすればよい。
具体的には、出力部2は、信号ISと処理後信号TSの値をそれぞれU1、U2、オフセット後の信号ISの値をU1off、オフセット後の処理後信号TSの値をU2offとすると、U1off=U1−α、U2off=U2−αを演算する。出力部2は、前述の演算を行って、信号ISと処理後信号TSをオフセット値αでオフセットして、オフセット後の信号ISの値U1offとオフセット後の処理後信号TSの値U2offを得る。
そして、出力部2は、オフセット後の信号ISの値U1offとオフセット後の処理後信号TSの値U2offを比較して、信号ISと処理後信号TSとが同位相か否かを前述の要領で判定する。出力部2は、オフセット後の信号ISの値U1offとオフセット後の処理後信号TSの値U2offを乗じた値を用いて同位相か否かを判定する。出力部2は、オフセット後の信号ISの値U1offとオフセット後の処理後信号TSの値U2offとを乗じた値が0以上であると、つまり、U1off×U2off≧0であると、信号ISと処理後信号TSとが同位相であると判定する。反対に、出力部2は、オフセット後の信号ISの値U1offとオフセット後の処理後信号TSの値U2offを乗じた値が0未満であると、つまり、U1off×U2off<0であると、信号ISと処理後信号TSとが逆位相であると判定する。
そして、出力部2は、信号ISと処理後信号TSとが同位相であると判定すると、オフセット後の信号ISの絶対値|U1off|とオフセット後の処理後信号TSの絶対値|U2off|とを比較して、絶対値が小さい値を持つ信号を採用してその信号を出力信号OSとする。よって、出力部2は、|U1off|≧|U2off|であるとき、処理後信号TSが選択され、処理後信号TSの値U2を出力信号OSの値として出力し、|U1off|<|U2off|であるとき、信号ISが選択され、信号ISの値U1を出力信号OSの値として出力する。これに対して、出力部2は、信号ISと処理後信号TSとが逆位相であると判定すると、オフセット値αを出力信号OSの値として出力する。
このように、信号処理装置S1が信号ISを処理して出力信号OSを出力すると、出力信号OSは、図5に示すように、信号ISに対して位相がずれず同位相の波形の信号となる。このように、信号ISが0以外を振幅中心値として振幅する波形である場合、信号処理装置S1は、振幅中心値をオフセット値αとして、オフセット後の信号ISとオフセット後の処理後信号TSとを比較して、同位相か否かを判定して、出力信号OSを生成する。このように、信号処理装置S1は、信号ISが0以外を振幅中心値として振幅する波形であっても、信号ISと同位相の出力信号OSを出力できる。なお、振幅中心値が0である場合、オフセット値αを0とすればよいので、オフセット処理を行う信号処理装置S1は、信号ISが0を振幅中心とする波形の処理にも対応できる。
よって、出力信号OSは、信号ISが0以外を振幅中心値として振幅する波形であっても、加速度センサAが出力するオリジナルの信号ISに対して位相ずれのない信号として出力される。したがって、この信号処理装置S1で処理した出力信号OSを用いる制御装置では、制御を実行する際に、位相余裕が確保されるとともに制御ゲインを高く設定しても制御が不安定にならないため、制御性能が向上する。
前述したところから理解できるように、信号ISと処理後信号TSとの位相ずれが大きくなればなるほど、信号ISと処理後信号TSとが同位相となる時間が短くなるので、信号ISの波形に対して処理後信号TSの波形が近似しなくなる傾向を示す。よって、フィルタ1は、一次のローパスフィルタ或いは一次のハイパスフィルタであると、高次のローパスフィルタ或いはハイパスフィルタを使用する場合に比較して、信号ISと処理後信号TSとの位相ずれが少なく、出力信号OSの歪を低減できる。
<第二の実施の形態>
第二の実施の形態の信号処理装置S2は、図6に示すように、ローパスフィルタ3と、出力部4とを備えている。この例では、信号処理装置S2は、ローパスフィルタ3を用いてオリジナルの信号ISに含まれる高周波成分を抽出する処理をするようになっている。
ローパスフィルタ3は、本例では、加速度センサAが加速度を検知して出力する信号ISをオリジナルの信号として、ローパスフィルタ処理を行って処理後信号TSを出力する。処理後信号TSは、出力部4に入力される。出力部4には、処理後信号TSのほか、信号ISがそのまま入力される。なお、ローパスフィルタ3は、アナログのフィルタとされてもよいが、演算処理装置がソフトウェアの実行により実現されるフィルタとされてもよい。ローパスフィルタ3のカットオフ周波数は、信号処理装置S2が出力する出力信号OSを利用する制御装置が要求する周波数帯の成分の抽出に適するように設定されればよい。ローパスフィルタ3で処理した処理後信号TSは、図7に示すように、図7中実線で示す信号ISに対して位相が遅れる波形(図7中破線)の信号となる。
出力部4は、信号ISとローパスフィルタ3で処理した処理後信号TSの位相に基づいて出力信号OSを出力する。本例では、出力部4は、信号ISと処理後信号TSとに基づいて不感帯量を求める不感帯量演算部41と、信号ISと不感帯量演算部41によって求めた不感帯量とに基づいて出力信号OSを出力する信号処理部42とを備えて構成されている。
不感帯量演算部41は、信号ISの値をU1として、処理後信号TSの値をUrefとすると、U1>0を条件として、Uref>0の場合、正の不感帯量DpをUrefとし、Uref≦0の場合、正の不感帯量Dpを0とする。正の不感帯量Dpは、信号ISの値U1が正である場合に利用される不感帯量である。また、不感帯量演算部41は、U1<0を条件として、Uref<0の場合、負の不感帯量DmをUrefとし、Uref≧0の場合、負の不感帯量Dmを0とする。負の不感帯量Dmは、信号ISの値U1が負である場合に利用される不感帯量である。
信号処理部42は、信号ISの値U1が0を超え、処理後信号TSの値Urefが0を超え、かつ、信号ISの値U1が正の不感帯量Dpを超えている場合、つまり、U1>0、Uref>0かつU1>Dpの場合、出力信号OSの値UをU=U1−Dpを演算して求める。この場合の正の不感帯量Dpは、Uref≦0の場合には0で、Uref>0の場合には、処理後信号TSの値Urefである。よって、信号ISが0を超え、信号ISと処理後信号TSが逆位相の場合、信号処理部42は、信号ISを出力信号OSとする。また、信号ISが0を超え、信号ISと処理後信号TSが同位相であって、信号ISが処理後信号TSを超えている場合、信号処理部42は、信号ISから処理後信号TSを差し引いて出力信号OSを生成する。つまり、信号処理部42は、U1>0、Uref≦0の場合、信号ISを出力信号OSとし、U1>0、Uref>0かつU1>Urefの場合、信号ISから処理後信号TSを差し引いて出力信号OSを生成する。
また、信号処理部42は、信号ISの値U1が0を超え、処理後信号TSの値Urefが0を超え、かつ、信号ISの値U1が正の不感帯量Dp以下である場合、つまり、U1>0、Uref>0かつU1≦Dpの場合、出力信号OSの値Uを0とする。この場合の正の不感帯量Dpは、処理後信号TSの値Urefである。よって、信号ISの値U1が0を超え、処理後信号TSが0を超え、かつ、信号ISが処理後信号TS以下である場合、つまり、U1>0、Uref>0かつU1≦Urefの場合、信号処理部42は、0を出力信号OSとする。
以上から、信号ISが正である場合、信号処理部42は、正の不感帯量Dpを用い、信号ISが正の不感帯量Dpより大きい場合には、信号ISから正の不感帯量Dpを差し引いて得た信号を出力信号OSとする。また、信号ISが正であって処理後信号TSの値Urefが正の場合、信号処理部42は、信号ISが正の不感帯量Dpより小さい場合、信号ISが不感帯域にあるので、0を出力信号OSとする。
さらに、信号処理部42は、信号ISの値U1が0未満、処理後信号TSの値Urefが0未満、かつ、信号ISの値U1が負の不感帯量Dm未満の場合、つまり、U1<0、Uref<0かつU1<Dmの場合、出力信号OSの値UをU=U1−Dmを演算して求める。この場合の負の不感帯量Dpは、Uref≧0の場合には0で、Uref<0の場合には、処理後信号TSの値Urefである。よって、信号ISが0未満で、信号ISと処理後信号TSが逆位相の場合、信号処理部42は、信号ISを出力信号OSとする。また、信号ISが0未満で、信号ISと処理後信号TSが同位相であって、信号ISが処理後信号TS未満である場合、信号処理部42は、信号ISから処理後信号TSを差し引いて出力信号OSを生成する。つまり、信号処理部42は、U1<0かつUref≧0の場合、信号ISを出力信号OSとし、U1<0、Uref<0かつU1<Urefの場合、信号ISから処理後信号TSを差し引いて出力信号OSを生成する。
また、信号処理部42は、信号ISの値U1が0未満で、処理後信号TSの値Urefが0未満であって、かつ、信号ISの値U1が負の不感帯量Dm以上である場合、つまり、U1<0、Uref<0かつU1≧Dmの場合、出力信号OSの値Uを0とする。この場合の負の不感帯量Dmは、処理後信号TSの値Urefである。よって、信号ISの値U1が0未満で、処理後信号TSが0未満であって、かつ、信号ISが処理後信号TS以上である場合、つまり、U1<0、Uref<0かつU1≧Urefの場合、信号処理部42は、0を出力信号OSとする。
以上から、信号ISが負である場合、信号処理部42は、負の不感帯量Dmを用い、信号ISが負の不感帯量Dmより小さい場合には、信号ISから負の不感帯量Dmを差し引いて得た信号を出力信号OSとする。また、信号ISが負であって処理後信号TSの値Urefが負の場合、信号処理部42は、信号ISが負の不感帯量Dmより大きい場合、信号ISが不感帯域にあるので、0を出力信号OSとする。
以上から理解できるように、信号処理部42は、信号ISと処理後信号TSとが逆位相である場合には、信号ISを出力信号OSとする。また、信号処理部42は、信号ISと処理後信号TSとが同位相であって、信号ISの絶対値が処理後信号TSの絶対値を超える場合には、信号ISから処理後信号TSを差し引いた信号を出力信号OSとする。さらに、信号処理部42は、信号ISと処理後信号TSとが同位相であって、信号ISの絶対値が処理後信号TSの絶対値以下の場合には、0を出力信号OSとする。
このように、信号処理装置S2が信号ISを処理して出力信号OSを生成すると、出力信号OSは、図8に示す波形の信号として出力される。図8に示すように、出力信号OSは、信号ISと処理後信号TSとが逆位相の場合には信号ISとなり、前述の条件に合致する場合に信号ISからローパスフィルタ処理された処理後信号TSが差し引かれた信号となるので、信号ISに含まれる高周波成分の波形の信号となる。また、出力信号OSは、信号ISと処理後信号TSとが逆位相の場合には信号ISとなり、信号ISと処理後信号TSとが同位相で信号ISの絶対値が処理後信号TSの絶対値未満の場合に0となるから、信号ISと逆位相となるのが阻止される。
よって、信号処理装置S2は、信号ISを処理して出力信号OSを生成すると、信号ISに含まれる高周波成分であって信号ISと同位相の出力信号OSが得られる。したがって、信号処理装置S2は、加速度センサAが出力するオリジナルの信号ISから高周波成分を抽出する処理をし、かつ、位相ずれのない出力信号OSを出力できる。したがって、この信号処理装置S2で処理した出力信号OSを用いる制御装置では、制御を実行する際に、位相余裕が確保されるとともに制御ゲインを高く設定しても制御が不安定にならないため、制御性能が向上する。
<第三の実施の形態>
第三の実施の形態の信号処理装置S3は、図9に示すように、ハイパスフィルタ5と、出力部6とを備えている。この例では、信号処理装置S3は、オリジナルの信号ISをハイパスフィルタ処理するようになっている。
ハイパスフィルタ5は、本例では、加速度センサAが加速度を検知して出力する信号ISをオリジナルの信号として、ハイパスフィルタ処理を行って処理後信号TSを出力する。処理後信号TSは、出力部6に入力される。出力部6には、処理後信号TSのほか、信号ISがそのまま入力される。なお、ハイパスフィルタ5は、アナログのフィルタとされてもよいが、演算処理装置がソフトウェアの実行により実現されるフィルタとされてもよい。ハイパスフィルタ5のカットオフ周波数は、信号処理装置S3が出力する出力信号OSを利用する制御装置が要求する周波数帯の成分の抽出に適するように設定されればよい。ハイパスフィルタ5で処理した処理後信号TSは、図2に示すように、図2中実線で示す信号ISに対して位相が進む波形(図2中破線)の信号となる。
出力部6は、信号ISとハイパスフィルタ5で処理した処理後信号TSの位相に基づいて出力信号OSを出力する。本例では、出力部6は、信号ISと処理後信号TSとに基づいて飽和上限値を求める飽和上限値演算部61と、信号ISと飽和上限値演算部61によって求めた飽和上限値とから出力信号OSを生成する信号処理部62とを備えて構成されている。
飽和上限値演算部61は、信号ISの値をU1として、処理後信号TSの値をUrefとすると、U1>0を条件として、Uref>0の場合、正の飽和上限値LpをUrefとし、Uref≦0の場合、正の飽和上限値Lpを0とする。正の飽和上限値Lpは、信号ISの値U1が正である場合に利用される飽和上限値である。また、飽和上限値演算部61は、U1<0を条件として、Uref<0の場合、負の飽和上限値LmをUrefとし、Uref≧0の場合、負の飽和上限値Lmを0とする。負の飽和上限値Lmは、信号ISの値U1が負である場合に利用される飽和上限値である。
信号処理部62は、信号ISが0を超え、処理後信号TSの値Urefが0を超え、かつ、信号ISの値U1が正の飽和上限値Lp以下である場合、つまり、U1>0、Uref>0かつU1≦Lpの場合、信号ISを出力信号OSとする。この場合の正の飽和上限値Lpは、処理後信号TSの値Urefである。よって、信号ISが0を超え、処理後信号TSが0を超え、かつ、信号ISが処理後信号TS以下である場合、つまり、U1>0、Uref>0かつU1≦Urefの場合、信号処理部62は、信号ISを出力信号OSとする。
また、信号処理部62は、信号ISが0を超え、処理後信号TSの値Urefが0を超え、かつ、信号ISの値U1が正の飽和上限値Lpを超えている場合、つまり、Uref>0かつU1>Lpの場合、出力信号OSの値Uを正の飽和上限値Lpとする。この場合の正の飽和上限値Lpは、処理後信号TSの値Urefであるので、処理後信号TSが0を超え、かつ、信号ISが処理後信号TSを超えている場合、信号処理部62は、処理後信号TSを出力信号OSとする。つまり、信号処理部62は、U1>0、Uref>0かつU1>Urefの場合、処理後信号TSを出力信号OSとする。
さらに、信号処理部62は、信号ISの値U1が0を超え、処理後信号TSの値Urefが0未満で、かつ、信号ISの値U1が正の飽和上限値Lpを超えている場合、つまり、U1>0、Uref≦0かつU1>Lpの場合、出力信号OSを正の飽和上限値Lpとする。この場合の正の飽和上限値Lpは、Uref≦0の場合には0である。よって、信号ISが0を超え、信号ISと処理後信号TSが逆位相の場合、信号処理部62は、出力信号OSを0とする。つまり、信号処理部62は、U1>0、Uref≦0の場合、出力信号OSを0とする。
以上から、信号処理部62は、信号ISが正である場合、正の飽和上限値Lpを用い、信号ISが正の飽和上限値Lp以下であると、信号ISを出力信号OSとし、信号ISが正の飽和上限値Lpより大きいと、正の飽和上限値Lpを出力信号OSとする。
さらに、信号処理部62は、信号ISが0未満で、処理後信号TSの値Urefが0未満であって、かつ、信号ISの値U1が負の飽和上限値Lm以上である場合、つまり、U1<0、Uref<0かつU1≧Lmの場合、信号ISを出力信号OSとする。この場合の負の飽和上限値Lmは、処理後信号TSの値Urefである。よって、信号ISが0未満で、処理後信号TSが0未満であって、かつ、信号ISが処理後信号TS以上である場合、つまり、U1<0、Uref<0かつU1≧Urefの場合、信号処理部62は、信号ISを出力信号OSとする。
また、信号処理部62は、信号ISが0未満で、処理後信号TSの値Urefが0未満であって、かつ、信号ISの値U1が負の飽和上限値Lm未満である場合、つまり、U1<0、Uref<0かつU1<Lmの場合、出力信号OSの値Uを負の飽和上限値Lmとする。この場合の負の飽和上限値Lpは、処理後信号TSの値Urefである。よって、信号ISが0未満で、処理後信号TSが0未満であって、かつ、信号ISが処理後信号TS未満である場合、信号処理部62は、処理後信号TSを出力信号OSとする。つまり、信号処理部62は、U1<0、Uref<0かつU1<Urefの場合、信号ISを出力信号OSとする。
さらに、信号処理部62は、信号ISの値U1が0未満で、処理後信号TSの値Urefが0以上で、かつ、信号ISの値U1が負の飽和上限値Lm未満である場合、つまり、U1<0、Uref≧0かつU1<Lpの場合、出力信号OSを負の飽和上限値Lmとする。この場合の負の飽和上限値Lmは、Uref≧0の場合には0である。よって、信号ISが0未満で、信号ISと処理後信号TSが逆位相の場合、信号処理部62は、出力信号OSを0とする。つまり、信号処理部62は、U1<0、Uref≧0の場合、出力信号OSを0とする。
以上から理解できるように、信号処理部62は、信号ISと処理後信号TSとが同位相であって、信号ISの絶対値が処理後信号TSの絶対値以下である場合には、信号ISを出力信号OSとする。また、信号処理部62は、信号ISと処理後信号TSとが同位相であって、信号ISの絶対値が処理後信号TSの絶対値を超える場合には、処理後信号TSを出力信号OSとする。さらに、信号処理部62は、信号ISと処理後信号TSとが逆位相である場合には、0を出力信号OSとする。
このように、信号処理装置S3が信号ISを処理して出力信号OSを生成すると、出力信号OSは、図10に示す波形の信号として出力される。出力信号OSは、図10に示すように、信号ISに対して位相がずれず同位相の波形の信号となる。よって、出力信号OSは、加速度センサAが出力するオリジナルの信号ISに対して位相ずれのない信号として出力される。よって、信号処理装置S3は、加速度センサAが出力するオリジナルの信号ISをハイパスフィルタ処理し、かつ、位相ずれのない出力信号OSを出力できる。したがって、この信号処理装置S3で処理した出力信号OSを用いる制御装置では、制御を実行する際に、位相余裕が確保されるとともに制御ゲインを高く設定しても制御が不安定にならないため、制御性能が向上する。
なお、信号処理装置S1,S2,S3は、本例では、加速度センサAが出力する信号ISを処理しているが、オリジナルの信号ISはこれに限られず、センサ以外の信号を処理できるのは当然である。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
1・・・フィルタ、2,4,6・・・出力部、3・・・ローパスフィルタ、5・・・ハイパスフィルタ、S1,S2,S3・・・信号処理装置

Claims (6)

  1. 信号を濾波するハイパスフィルタと、
    前記信号と前記信号を前記ハイパスフィルタで処理した処理後信号との位相に基づいて出力信号を出力する出力部とを備え、
    前記出力部は、
    前記信号の振幅中心値をオフセット値とし、前記信号をオフセット値でオフセットして、オフセット後の前記信号と前記処理後信号との双方が共に0以上であるか或いは0未満である場合を同位相とし、オフセット後の前記信号と前記処理後信号との一方が0以上であって他方が0未満である場合を逆位相として、
    オフセット後の前記信号と前記処理後信号とが同位相である場合、オフセット後の前記信号の絶対値と前記処理後信号の絶対値のうち値が小さい方の信号を出力信号とし、
    オフセット後の前記信号と前記処理後信号とが逆位相である場合、0を出力信号とする
    ことを特徴とする信号処理装置。
  2. 信号を濾波するローパスフィルタと、
    前記信号と前記信号を前記ローパスフィルタで処理した処理後信号との位相に基づいて出力信号を出力する出力部とを備え、
    前記出力部は、
    前記信号の振幅中心値をオフセット値とし、前記信号と前記処理後信号とをオフセット値でオフセットして、オフセット後の前記信号とオフセット後の前記処理後信号との双方が共に0以上であるか或いは0未満である場合を同位相とし、オフセット後の前記信号とオフセット後の前記処理後信号との一方が0以上であって他方が0未満である場合を逆位相として、
    オフセット後の前記信号とオフセット後の前記処理後信号とが同位相である場合、オフセット後の前記信号の絶対値とオフセット後の前記処理後信号の絶対値のうち値が小さい方の信号を出力信号とし、
    オフセット後の前記信号とオフセット後の前記処理後信号とが逆位相である場合、前記オフセット値を出力信号とする
    ことを特徴とする信号処理装置。
  3. 信号を濾波するローパスフィルタと、
    前記信号と前記信号を前記ローパスフィルタで処理した処理後信号との位相に基づいて出力信号を出力する出力部とを備え、
    前記出力部は、
    前記信号と前記処理後信号との双方が共に0を超えるか或いは0未満である場合を同位相とし、前記信号が0を超え前記処理後信号が0以下であるか或いは前記信号が0未満で前記処理後信号が0以上である場合を逆位相として、
    前記信号と前記処理後信号とが逆位相である場合には、前記信号を出力信号とし、
    前記信号と前記処理後信号とが同位相であって、前記信号の絶対値が前記処理後信号の絶対値を超える場合には、前記信号から前記処理後信号を差し引いて前記出力信号を生成し、
    前記信号と前記処理後信号とが同位相であって、前記信号の絶対値が前記処理後信号の絶対値以下の場合には、0を出力信号とする
    ことを特徴とする信号処理装置。
  4. 信号を濾波するハイパスフィルタと、
    前記信号と前記信号を前記ハイパスフィルタで処理した処理後信号とが入力されて出力信号を出力する出力部とを備え、
    前記出力部は、
    前記信号と前記処理後信号との双方が共に0を超えるか或いは0未満である場合を同位相とし、前記信号が0を超え前記処理後信号が0以下であるか或いは前記信号が0未満で前記処理後信号が0以上である場合を逆位相として、
    前記信号と前記処理後信号とが同位相であって、前記信号の絶対値が前記処理後信号の絶対値以下である場合には、前記信号を出力信号とし、
    前記信号と前記処理後信号とが同位相であって、前記信号の絶対値が前記処理後信号の絶対値を超える場合には、前記処理後信号を出力信号とし、
    前記信号と前記処理後信号とが逆位相である場合には、0を出力信号とする
    ことを特徴とする信号処理装置。
  5. 前記ハイパスフィルタは、一次のハイパスフィルタである
    ことを特徴とする請求項1または4に記載の信号処理装置。
  6. 前記ローパスフィルタは、一次のローパスフィルタである
    ことを特徴とする請求項またはに記載の信号処理装置。
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