JP6792161B2 - カップ部付き衣類 - Google Patents

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Description

本発明は、カップ部付き衣類に関する。
ブラジャーに代表されるカップ部付き衣類は、例えば、バストを覆うためのカップ部、カップ部の下辺部側を支持する土台部、土台部の脇側から延びるバック部、及びカップ部とバック部とを連結するストラップ部などを備えて構成されている(例えば、特許文献1参照)。このようなカップ部付き衣類の主たる機能の一つとしては、バストの造形性、すなわち、バストを好ましい形状に整えて保持する機能が挙げられる。
特開2015−48559号公報
バストの造形性を高めるために、カップ部の脇辺部の位置をより高くすることにより、脇側にはみ出そうとするバストをカップ部内に集めて収め易くすると共に、集めたバストが流れ出て着崩れが生じるのを抑え易くすることが考えられる。しかしながら、カップ部の脇辺部の位置が高いと、着用者の身長や体型によっては、着用時に圧迫感を与えることや、カップ部の下辺部の脇側先端が着用者の脇に当たることなどにより、着け心地が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、バストの造形性と着け心地とを両立できるカップ部付き衣類を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係るカップ部付き衣類は、左右一対のカップ部と、カップ部の下辺部側を支持する土台部と、土台部の脇側から延びるバック部と、カップ部とバック部とを連結するストラップ部と、一対のカップ部の表面側に、カップ部の脇側部分を覆うようにそれぞれ設けられた一対の脇サポート部と、一対の脇サポート部同士を連結する連結部と、を備え、脇サポート部は、土台部における下辺部側及びバック部側、並びにカップ部とストラップ部との連結部分に結合される一方、カップ部の脇側部分に対して遊離しており、かつ、脇側部分の縁から脇側に張り出した張出部分を有している。
このカップ部付き衣類では、着用状態において、バック部及びストラップ部からの引っ張り力によって脇サポート部がバストを面でしっかりと押える。また、このカップ部付き衣類では、一対の脇サポート部同士が連結部によって連結されており、バストを面で押さえながら両脇側からしっかりと保持でき、両脇側で保持されたバストのボリュームを前中心側に集めて造形性を高めることができる。また、バストをしっかりと保持できるため、動きによる着崩れを抑制することができる。更に、このカップ部付き衣類では、脇サポート部がカップ部の脇側部分の縁から脇側に張り出した張出部分を有している。この張出部分により、バストがカップ部内に収まり、バストをボリュームアップできる。また、バストの脇側へのはみ出し等に起因する着崩れを確実に抑制できる。また、カップ部の脇側部分の縁を張出部分によって覆うことにより、バストの肌当たりを軽減でき、着心地を向上できる。
また、張出部分は、土台部においてカップ部の脇側部分の縁と連なる上辺から上側に張り出していてもよい。この場合、脇サポート部によるバストの保持及びバスト脇側の肌当たりがより効果的なものとなる。
また、脇サポート部は、ストラップ部に結合されていてもよい。この場合、ストラップ部からの引っ張り力を脇サポート部により確実に作用させることができる。これにより、脇サポート部によってバストの脇側を一層しっかりと保持でき、バストの造形性を向上できる。
また、土台部の前中心には、筒状の挿通部が設けられており、連結部は、挿通部に挿通されていてもよい。この場合、挿通部によって連結部の位置を規制でき、動きに対する安定性を高めることができる。
また、脇サポート部の脇側の辺部には、テープ部による始末部が設けられており、張出部分における脇側部分の縁からの張出量は、テープ部の幅よりも大きくなっていてもよい。この場合、カップ部の脇側部分の縁からの張出部分の張出量が十分なものとなり、脇サポート部によるバストの保持及びカップ部とテープ部が重なることによる厚みの増加を抑え、バスト脇側の肌当たりを一層十分に確保できる。
本発明によれば、バストの造形性と着け心地とを両立できるカップ部付き衣類を提供できる。
一実施形態に係るカップ部付き衣類の正面図である。 図1のカップ部付き衣類の背面図である。 図1のカップ部付き衣類によるバストの造形作用を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
図1及び図2に示されるカップ部付き衣類1は、例えば女性用のブラジャーとして構成されている。このカップ部付き衣類1は、バストを覆うための左右一対のカップ部2と、カップ部2の下辺部2c側を支持する土台部3と、土台部3の両脇からそれぞれ延びて背面側に至る一対のバック部4と、カップ部2とバック部4とをそれぞれ連結する一対のストラップ部5と、一対のカップ部2の表面側にそれぞれ設けられた一対の脇サポート部6と、一対の脇サポート部6の表面側にそれぞれ設けられた一対の押さえ部7と、一対の脇サポート部6同士を連結する連結部8と、を備えて構成されている。
カップ部2は、人体のバストの形状に対応した椀形状をなしている。左右のカップ部2は、土台部3を介して前中心A側で互いに結合されている。カップ部2の背面側(肌側)には、例えばスムース(両面編み)やトリコット等の肌触りや吸湿性に優れる編物等の素材が使用されている。さらにパッド受け布を設けることにより、脇側に開口したポケット部(パッド受け)が形成されており、このポケット部に、弾力性を有するパッドが着脱自在に装着可能となっている。カップ部2の上辺部2aは、例えばバストの上部付近の形状に沿うように略中央部分で上向きに凸となるように湾曲している。また、カップ部2の脇辺部2bは、腕の動きを阻害することが無いように中心側に向かって緩やかな凹状に湾曲しており、カップ部2の下辺部2cは、バストのバージスラインに合うように下向きに凸となるように湾曲している。
カップ部2の脇辺部2bには、テープ部11による始末部が設けられている。テープ部11は、バスト脇部の肌当たりを良くするために設けられ、例えばストレッチテープなどによって形成されている。また、カップ部2の下辺部2cには、ワイヤー部12が設けられている。ワイヤー部12は、例えば芯材となるワイヤー部材と、ワイヤー部材を封入するワイヤーループとによって構成されている。ワイヤー部材には、金属や樹脂等が用いられ、ワイヤーループには、織物や編物などの柔らかい素材が用いられる。
土台部3は、例えばマーキゼット等の非(難)伸縮性の素材が用いられ、表地に伸縮性もしくは非(難)伸縮性のレース生地等を縫着し、全体として非(難)伸縮性を有している。ここで、非伸縮性とは、伸縮性を有さないことを意味し、難伸縮性とは、伸縮性が比較的低いことを意味する。土台部3の上辺部3aは、カップ部2の下辺部2cに沿うように凹状に湾曲しており、カップ部2の下辺部2cに縫着されている。土台部3の下辺部3bには、伸縮性及び復元性を高める目的で、長手方向に特に伸縮性の高い素材からなる始末部が設けられている。始末部に用いる素材としては、例えばストレッチテープなどが挙げられる。土台部3の脇部3cには、バック部4が結合される結合部13が設けられている。結合部13は、上下方向に帯状に延びている。
バック部4は、例えばパワーネットなどの伸縮性を有する素材によって形成されている。バック部4は、基端側において土台部3の結合部13に結合され、背面側に向かって帯状に延びている。バック部4における背面側の端部には、ホック14が設けられている。このホック14により、左右のバック部4が互いに係脱自在となっている。
ストラップ部5は、例えばテープ状に形成した織物や編物、若しくは帯状の織物や編物を縫製して形成されている。ストラップ部5に用いられる織物等の素材は、長手方向に伸縮性を有していることが好適である。ストラップ部5は、カップ部2とバック部4との間に掛け渡され、いわゆる肩紐を構成している。ストラップ部5の一方の端部5aは、カップ部2における上辺部2aと脇辺部2bとが交差する頂部に連結され、ストラップ部5の他方の端部5bは、バック部4の上辺部4aに連結されている。
脇サポート部6は、略矩形状の幅広な非(難)伸縮性の布材であり、例えばチュールによって形成されている。脇サポート部6は、カップ部2よりも薄い素材によって構成されている。脇サポート部6は、カップ部2の表面側に、カップ部2の脇側部分2d及び土台部3の脇側を覆うように設けられている。カップ部2の脇側部分2dとは、例えばカップ部2におけるバストトップ位置Tよりも脇側の部分である。
脇サポート部6の前辺部(前中心A側の辺部)6aは、ストラップ部5の端部5aからバストトップ位置Tよりも脇側を通って土台部3の下辺部3bに至り、下辺部3bに近づくほど前中心A側に近づくように傾斜して直線状に延在している。前辺部6aは、カップ部2の下辺部2cに対し、下辺部2cの最下点よりも前中心A側の位置で交差している。脇サポート部6の下辺部6bは、土台部3の下辺部3bに沿って延在している。脇サポート部6の脇部下辺(バック部4側の辺部)6cは、土台部3におけるバック部4との結合部13に沿って延在している。
脇サポート部6は、土台部3における下辺部3b側及びバック部4側、並びにカップ部2とストラップ部5との連結部分Pに結合される一方、カップ部2の脇側部分2dに対して遊離している。より詳細には、脇サポート部6は、土台部3に対して下辺部3b及び結合部13に沿って縫着されると共に、カップ部2の頂部よりも上側の位置においてストラップ部5の端部5aに縫着されている。脇サポート部6は、これらの縫着箇所を除いてカップ部2及び土台部3に対して非縫着となっており、脇サポート部6における縫着箇所以外の部分、すなわち前辺部6a及び脇部上辺(脇側の辺部)6dを含む中央部分が、脇側部分2dから浮いた状態となっている。
また、脇サポート部6は、カップ部2の脇辺部2b(脇側部分2dの縁)から脇側に張り出した張出部分15を有している。張出部分15は、土台部3における脇辺部2bと連なる上辺3d(脇部3cの上縁)から上側に張り出しており、張出部分15の脇側の縁により脇サポート部6の脇部上辺6dが構成されている。脇部上辺6dは、脇辺部2b及び上辺3dの脇側に延在してストラップ部5の端部5aから結合部13の上端に至り、バック部4の上辺部4aに連なっている。脇部上辺6dは、脇辺部2b及び上辺3dに沿うように中心側に向かって緩やかな凹状に湾曲している。
脇サポート部6の脇部上辺6dには、テープ部16による始末部が設けられている。テープ部16は、バスト脇部の肌当たりを良くするために設けられ、例えばストレッチテープなどによって形成されている。テープ部16の幅(張出部分15の張出方向に沿っての長さ)は、例えば8〜16mm程度となっている。張出部分15におけるカップ部2の脇辺部2bからの張出量は、テープ部16の幅よりも大きくなっている。これにより、テープ部16は、カップ部2の脇辺部2bに設けられたテープ部11から離間した状態となっている。
押さえ部7は、脇サポート部6よりも幅狭な略矩形状の布材であり、例えば編みレースなどにより形成されて非(難)伸縮性を有している。押さえ部7は、脇サポート部6の表面側に脇サポート部6のバック部4側を覆うように設けられている。
押さえ部7の前辺部(前中心A側の辺部)7aは、例えば、脇サポート部6の前辺部6aと平行に直線状に延在し、脇サポート部6の脇部上辺6dからバストトップ位置Tよりも脇側を通って土台部3の下辺部3bに至っている。前辺部7aは、カップ部2の下辺部2cに対し、下辺部2cの最下点よりも脇側の位置で交差している。押さえ部7の下辺部7bは、土台部3の下辺部3bに沿って延在している。押さえ部7の脇部下辺(バック部4側の辺部)7cは、土台部3におけるバック部4との結合部13に沿って延在している。押さえ部7の脇部上辺(脇側の辺部)7dは、脇サポート部6の脇部上辺6dに沿って延在している。なお、前辺部7aは、必ずしも前辺部6aと平行に直線状に延在していなくてもよく、前辺部6aに対して傾斜して直線状に延在してもよいし、或いは、曲線状に延在してもよい。
押さえ部7は、脇サポート部6及び土台部3に結合される一方、カップ部2の脇側部分2dに対して遊離している。より詳細には、押さえ部7は、土台部3に対して下辺部7b及び脇部下辺7cに沿って脇サポート部6と共に縫着されると共に、脇サポート部6に対して前辺部7a及び脇部上辺7dに沿って縫着されている。押さえ部7は、これらの縫着箇所を除いて土台部3及び脇サポート部6に対して非縫着となっており、前辺部7a及び脇部上辺7dを含む中央部分がカップ部2の脇側部分2dから浮くと共に、各辺部を除く中央部分が脇サポート部6から浮いた状態となっている。なお、脇サポート部6は、前辺部6a側において裏側(カップ部2側)に折り返されており、前辺部6aから押さえ部7の前辺部7aにわたる部分が二重になっている。裏側に折り返された生地と表側の生地とは、押さえ部7の前辺部7aの位置で互いに縫着されている。
また、押さえ部7は、カップ部2の脇辺部2bから脇側に張り出した張出部分17を有している。張出部分17は、土台部3の上辺3dから上側に張り出しており、張出部分17の脇側の縁により押さえ部7の脇部上辺7dが構成されている。脇部上辺7dは、脇辺部2b及び上辺3dの脇側に延在して結合部13の上端に至り、バック部4の上辺部4aに連なっている。脇部上辺7dは、脇辺部2b及び上辺3dに沿うように中心側に向かって緩やかな凹状に湾曲している。
連結部8は、帯状の非(難)伸縮性を有する布材であり、例えばチュールなどによって形成されている。本実施形態では、連結部8は、脇サポート部6と同一の素材によって形成されている。連結部8は、左右方向に延在して各脇サポート部6の前中心A側に縫着されており、一対の脇サポート部6の距離が大きく離れないようにしている(前中心A側に引き寄せている)。連結部8は、脇サポート部6に対して前辺部6aの下側に沿って縫着されている。また、連結部8は、土台部3の前中心Aに設けられた筒状の挿通部9に挿通されており、挿通部9内を左右方向に移動自在となっている。挿通部9は、筒状に形成された布材からなり、前中心Aの位置で土台部3に縫着されている。連結部8は、挿通部9から脇サポート部6に近づくほど幅(上下方向の長さ)が広がるように、前中心Aに対して左右両側のそれぞれにおいて略台形状をなしている。
続いて、上述したカップ部付き衣類1の作用効果について説明する。
図3は、カップ部付き衣類1によるバストの造形作用を示す図である。図3では、着用状態においてカップ部付き衣類1からバストに作用する力が矢印によって示されている。着用状態においては、バック部4及びストラップ部5からの引っ張り力が脇サポート部6に作用する。これにより、図3に示されるように脇サポート部6からカップ部2に下側及び脇側からの力が作用し、脇サポート部6によってバストが支えられる。また、カップ部付き衣類1では、一対の脇サポート部6同士が連結部8によって連結されており、脇サポート部6の左右方向の距離が大きく広がらない。これにより、バストを面で押さえながら両脇側からしっかりと保持でき、両脇側で保持されたバストのボリュームを前中心A側に集めて造形性を高めることができる。更に、カップ部付き衣類1では、脇サポート部6がカップ部2の脇側部分2dの縁から脇側に張り出した張出部分15を有している。この張出部分15により、バストの脇側へのはみ出し等に起因する着崩れを確実に抑制できる。また、カップ部2の脇側部分2dの縁が張出部分によって覆われるので、バストの肌当たりを軽減でき、着心地を向上できる。
また、カップ部付き衣類1では、張出部分15が土台部3の上辺3dから上側に張り出しているため、脇サポート部6によるバストの保持及びバスト脇側の肌当たりがより効果的なものとなる。また、カップ部付き衣類1では、脇サポート部6がストラップ部5に結合されているため、ストラップ部5からの引っ張り力を脇サポート部6に確実に作用させることができる。これにより、脇サポート部6によってバストの脇側を一層しっかりと保持でき、バストの造形性を向上できる。
また、カップ部付き衣類1では、土台部3の前中心Aに設けられた筒状の挿通部9に連結部8が挿通されているため、挿通部9によって連結部8の位置を規制でき、バストを安定して保持できる。
また、カップ部付き衣類1では、張出部分15における脇側部分2dの縁からの張出量が、脇サポート部6の脇部上辺6dに始末部として設けられたテープ部16の幅よりも大きくなっている。これにより、カップ部2の脇側部分2dの縁からの張出部分15の張出量が十分なものとなり、脇サポート部6によるバストの保持及びバスト脇側の肌当たりを一層十分に確保できる。
また、カップ部付き衣類1は、脇サポート部6の表面側に脇サポート部6のバック部4側を覆うように設けられた押さえ部7を更に備えている。これにより、押さえ部7によってカップ部をバック部4側から支えることができ、バストを一層確実に保持できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られない。例えば、上記実施形態では、カップ部付き衣類としてブラジャーを例示したが、本発明を適用するカップ部付き衣類としては、ブラジャーの他に、ブラスリップ、ブラキャミソール、ボディスーツなどのファンデーション衣類、水着、レオタードなどが挙げられる。また、上記実施形態では、カップ部2の下辺部2cにワイヤー部12が設けられたワイヤー型のカップ部付き衣類を例示したが、ワイヤー部12を設けないノンワイヤー型のカップ部付き衣類に適用されてもよい。
また、上記実施形態では、脇サポート部6がストラップ部5に縫着されていたが、脇サポート部6は、カップ部2とストラップ部5との連結部分Pに結合されていればよく、例えば、カップ部2の頂部に結合されてもよい。或いは、脇サポート部6は、カップ部2の上辺部2aにおける脇側に結合されてもよいし、カップ部2の脇辺部2bにおける上側に結合されてもよい。換言すれば、脇サポート部6は、着用時にストラップ部5からの引っ張り力が作用するように、カップ部2とストラップ部5との連結部分Pに結合されていればよい。
また、上記実施形態では、脇サポート部6及び連結部8を構成する素材としてチュールを例示したが、脇サポート部6及び連結部8を構成する素材は、非(難)伸縮性であればよく、ラッセルレースなどの編レースやエンブレース、マーキゼット、トリコット等の編物、ジョーゼット等の織物などが用いられてもよい。また、上記実施形態では、押さえ部7が脇サポート部6のバック部4側を覆っていたが、押さえ部7は、脇サポート部6の少なくともバック部4側を覆っていればよく、例えば脇サポート部6の全面を覆っていてもよい。上記実施形態では、押さえ部7を構成する素材として、編みレースを例示したが、エンブレース、チュール、マーキゼット、トリコット等の編物、ジョーゼット等の織物などが用いられてもよい。
また、上記実施形態では、前辺部6aを、カップ部2の下辺部2cに対し、下辺部2cの最下点よりも前中心A側の位置で交差させると、バストの引き上げ効果と寄せ効果を十分に得られる。バストの引き上げ効果は低下するが、デザイン性を優先し、前辺部6aを、カップ部2の下辺部2cに対し、下辺部2cの最下点よりも脇側の位置で交差させてもよい。
また、上記実施形態では、押さえ部7は、脇サポート部6及び土台部3に結合される一方、カップ部2の脇側部分2dに対して遊離していたが、押さえ部7の全面が接着により脇サポート部6に結合されてもよい。
また、上記実施形態では、脇サポート部6は、前辺部6a側において裏側(カップ部2側)に折り返されており、前辺部6aから押さえ部7の前辺部7aにわたる部分が二重になり、裏側に折り返された生地と表側の生地とは、押さえ部7の前辺部7aの位置で互いに縫着されていたが、脇サポート部6の全面が一重であっても、二重であっても、一重の部分と二重の部分が組み合わされていてもよい。
また、上記実施形態では、脇サポート部6、押さえ部7及び連結部8が非(難)伸縮性を有していたが、脇サポート部6、押さえ部7及び連結部8の少なくとも一つが伸縮性を有していてもよい。脇サポート部6および/または押さえ部7が伸縮性を有する場合、脇サポート部6、押さえ部7の上下方向の伸長回復率は、左右方向の伸長回復率よりも高くてもよい。これにより、脇サポート部6および/または押さえ部7がバストを押さえる力を増加させることができ、バスト脇側での着崩れを確実に抑制できる。また、連結部8が伸縮性を有する場合、連結部8の左右方向の伸長回復率は、上下方向の伸長回復率よりも高くてもよい。これにより、バストの(前中心側への)寄せ効果をより高めることができる。なお、各部材の伸長回復率は、JIS L1096に規定される伸長回復率である。
1…カップ部付き衣類、2…カップ部、2c…下辺部、2d…脇側部分、3…土台部、3b…下辺部、3…土台部、3b…下辺部、3d…上辺、4…バック部、5…ストラップ部、6…脇サポート部、8…連結部、9…挿通部、15…張出部分、16…テープ部、P…連結部分。

Claims (5)

  1. 左右一対のカップ部と、
    前記カップ部の下辺部側を支持する土台部と、
    前記土台部の脇側から延びるバック部と、
    前記カップ部と前記バック部とを連結するストラップ部と、
    前記一対のカップ部の表面側に、前記カップ部の脇側部分を覆うようにそれぞれ設けられた一対の脇サポート部と、
    前記一対の脇サポート部同士を連結する連結部と、を備え、
    前記脇サポート部は、前記土台部における下辺部側及び前記バック部側、並びに前記カップ部と前記ストラップ部との連結部分に結合される一方、前記カップ部の前記脇側部分に対して遊離しており、かつ、前記脇側部分の縁から脇側に張り出した張出部分を有している、カップ部付き衣類。
  2. 前記張出部分は、前記土台部において前記カップ部の前記脇側部分の縁と連なる上辺から上側に張り出している、請求項1に記載のカップ部付き衣類。
  3. 前記脇サポート部は、前記ストラップ部に結合されている、請求項1又は2に記載のカップ部付き衣類。
  4. 前記土台部の前中心には、筒状の挿通部が設けられており、
    前記連結部は、前記挿通部に挿通されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカップ部付き衣類。
  5. 前記脇サポート部の脇側の辺部には、テープ部による始末部が設けられており、
    前記張出部分における前記脇側部分の縁からの張出量は、前記テープ部の幅よりも大きくなっている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のカップ部付き衣類。
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