JP6791223B2 - 信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6791223B2
JP6791223B2 JP2018188642A JP2018188642A JP6791223B2 JP 6791223 B2 JP6791223 B2 JP 6791223B2 JP 2018188642 A JP2018188642 A JP 2018188642A JP 2018188642 A JP2018188642 A JP 2018188642A JP 6791223 B2 JP6791223 B2 JP 6791223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
signal
resolution
unit
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018188642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019030019A (ja
JP2019030019A5 (ja
Inventor
浩二 神谷
浩二 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2018188642A priority Critical patent/JP6791223B2/ja
Publication of JP2019030019A publication Critical patent/JP2019030019A/ja
Publication of JP2019030019A5 publication Critical patent/JP2019030019A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6791223B2 publication Critical patent/JP6791223B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本技術は、信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステムに関し、詳しくは、ハイダイナミックレンジ映像信号の信号レベル判断のための信号処理装置等に関する。
0%から100%の輝度レベル範囲を持つ通常ダイナミックレンジ(SDR:Standard Dynamic Range)の映像信号に対して、ハイダイナミックレンジ(HDR:High Dynamic Range)の映像信号は0%から100%*N(Nは1より大きい数)の輝度レベル範囲を持っている。従来、撮像映像信号としてHDR映像信号を出力するカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
HDR映像信号では、ダイナミックレンジの拡大により、被写体毎の輝度レベルの正確な把握が難しくなっている。例えば、1000%を超えるようなHDR映像信号を、リニアな信号レベルで波形モニター上に表示しても、輝度のスケール感が広すぎて、映像として重要な、常用域の輝度レベルの状況を把握しにくくなるし、一方、光電気伝達関数(Optical-Electro Transfer Function、OETF)を用いて階調圧縮処理された伝送フォーマットの信号を、そのままのコードで表示した場合には、逆に、高輝度部分が圧縮されて表示されるため、正確な輝度レベルを把握することが困難になる。
また、映像モニター上で輝度確認する場合、人間の視覚が対数特性を有していることから、例えば、SDR映像信号の輝度レベル範囲にある50%、100%で認識できる輝度変化の違いに対し、HDR映像信号の輝度レベル範囲にある250%、500%で認識できる輝度変化の違いは小さく、はっきりと区別しにくくなる。
従来、SDR映像信号から所定の輝度レベル領域を検出し、その領域を表示するための表示信号を当該SDR映像信号に合成して表示用SDR映像信号を得ることで、所定の輝度レベル領域を画面上で容易に確認可能とすることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2015−115789号公報 特開2008−060866号公報
本技術の目的は、HDR映像信号の所定の信号レベル領域を表示装置に表示される画面上で容易に確認可能とすることにある。
本技術の概念は、
ハイダイナミックレンジ映像信号に少なくとも通常ダイナミックレンジ用の階調圧縮処理を含む処理を行って通常ダイナミックレンジ映像信号を得る信号処理部と、
上記ハイダイナミックレンジ映像信号から所定の信号レベル領域を検出するレベル検出部と、
上記通常ダイナミックレンジ映像信号に上記ハイダイナミックレンジ映像信号から検出された上記所定の信号レベル領域を示す信号に基づいて該所定の信号レベル領域を表示するための表示信号を合成して表示用通常ダイナミックレンジ映像信号を得る合成部を備える
信号処理装置にある。
本技術において、信号処理部により、ハイダイナミックレンジ映像信号に少なくとも通常ダイナミックレンジ用の階調圧縮処理を含む処理が行われて通常ダイナミックレンジ映像信号が得られる。
レベル検出部により、ハイダイナミックレンジ映像信号から所定の信号レベル領域が検出される。
例えば、レベル検出部は、ハイダイナミックレンジ映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出する、ようにされてもよい。また、例えば、レベル検出部は、ハイダイナミックレンジ映像信号を構成する原色色信号から所定の信号レベル領域を検出する、ようにされてもよい。
合成部により、通常ダイナミックレンジ映像信号に、ハイダイナミックレンジ映像信号から検出された所定の信号レベル領域を示す信号に基づいてこの所定の信号レベル領域を表示するための表示信号が合成されて表示用通常ダイナミックレンジ映像信号が得られる。例えば、表示信号は、所定の信号レベル領域を特定の色、あるいは特定輝度パターン(ゼブラパターン、クロスハッチパターンなど)で表示する信号である、ようにされてもよい。
なお、本技術において、例えば、ハイダイナミックレンジ映像信号は第1の解像度を持ち、ダイナミックレンジ映像信号を第1の解像度からこの第1の解像度より低い第2の解像度に変換する第1の解像度変換部と、所定の信号レベル領域を示す信号の解像度を第1の解像度から第2の解像度に変換する第2の解像度変換部をさらに備え、信号処理部は、第2の解像度に変換されたハイダイナミックレンジ映像信号を処理して第2の解像度の通常ダイナミックレンジ映像信号を得、合成部は、第2の解像度の通常ダイナミックレンジ映像信号に、第2の解像度に変換された所定の信号レベル領域を示す信号に基づいてこの所定の信号レベル領域を表示するための表示信号を合成して、第2の解像度の表示用通常ダイナミックレンジ映像信号を得る、ようにされてもよい。
また、本技術において、例えば、合成部は、所定の信号レベル領域を表示するために、表示用通常ダイナミックレンジ映像信号を表示装置に出力する、ようにされてもよい。
また、本技術の他の概念は、
ハイダイナミックレンジ映像信号を得る撮像部と、
上記ハイダイナミックレンジ映像信号に少なくとも通常ダイナミックレンジ用の階調圧縮処理を含む処理を行って通常ダイナミックレンジ映像信号を得る信号処理部と、
上記ハイダイナミックレンジ映像信号から所定の信号レベル領域を検出するレベル検出部と、
上記通常ダイナミックレンジ映像信号に、上記ハイダイナミックレンジ映像信号から検出された上記所定の信号レベル領域を示す信号に基づいて該所定の信号レベル領域を表示するための表示信号を合成して表示用通常ダイナミックレンジ映像信号を得る合成部を備える
カメラシステムにある。
本技術において、撮像部により、ハイダイナミックレンジ映像信号が得られる。信号処理部により、ハイダイナミックレンジ映像信号に少なくとも通常ダイナミックレンジ用の階調圧縮処理を含む処理が行われて通常ダイナミックレンジ映像信号が得られる。
レベル検出部により、ハイダイナミックレンジ映像信号から所定の信号レベル領域が検出される。そして、合成部により、通常ダイナミックレンジ映像信号に、ハイダイナミックレンジ映像信号から検出された所定の信号レベル領域を示す信号に基づいてこの所定の信号レベル領域を表示するための領域を表示するための表示信号が合成されて表示用通常ダイナミックレンジ映像信号が得られる。
本技術によれば、HDR映像信号の所定の信号レベル領域を表示装置に表示される画面上で容易に確認可能となる。なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
第1の実施の形態としてのカメラシステムの構成例を示すブロック図である。 HDRカメラプロセス部およびSDRカメラプロセス部の詳細な構成例を示すブロック図である。 BPUにおける表示信号の生成および合成に係る部分の構成例を示すブロック図である。 HDR映像信号から所定の信号レベル領域を検出することによる効果、リニアなHDR映像信号から所定の信号レベル領域を検出することによる効果などを説明するための図である。 第2の実施の形態としてのカメラシステムの構成例を示すブロック図である。 インバース・HDRカメラプロセス部およびSDRカメラプロセス部の詳細な構成例を示すブロック図である。 CCUにおける表示信号の生成および合成に係る部分の構成例を示すブロック図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明を以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
[カメラシステムの構成例]
図1は、実施の形態としてのカメラシステム10の構成例を示している。このカメラシステム10は、カメラ100で得られた撮像映像信号としてのリニアなハイダイナミックレンジ(HDR)映像信号が信号処理ユニットとしてのベースバンド・プロセッサ・ユニット(BPU:Baseband Processor Unit)200に伝送される構成となっている。ここで、リニアとは階調圧縮処理が行われていないことを意味する。
カメラ100は、撮像部101と、プリプロセス(Pre-Process)部102と、伝送部103を有している。撮像部101は、例えば、UHD(8K、4Kなど)あるいはHDの解像度のイメージセンサを持ち、撮像映像信号としてHDR映像信号を出力する。プリプロセス部102は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、撮像部101から出力されるHDR映像信号に対して、レンズなどの光学系の補正処理や、イメージセンサのばらつきなどから生じる傷補正処理などを行う。伝送部103は、通信インタフェースを有する回路であり、プリプロセス部102で処理されたHDR映像信号をBPU200に送信する。ここで、4K解像度は横:約4,000×縦:約2,000ピクセルの解像度であり、例えば4096×2160や3840×2160であり、8K解像度は縦、横のピクセルがそれぞれ4K解像度の2倍となる解像度である。また、HD解像度は、例えば、縦、横のピクセルが4K解像度の1/2倍となる解像度である。
BPU200は、伝送部201と、HDRカメラプロセス(HDR CAM Process)部202と、SDRカメラプロセス(SDR CAM Process)部203を有している。伝送部201は、通信インタフェースを有する回路であり、カメラ100から送られてくるリニアなHDR映像信号を受信する。HDRカメラプロセス部202は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、伝送部201で受信されたリニアなHDR映像信号に対して色域変換、ディテール(輪郭)補正、階調圧縮などの処理を行って出力HDR映像信号(HDR Video)を得る。ここでの階調圧縮処理は、HDR用の光電気伝達関数(Optical-Electro Transfer Function,OETF)を用いてリニア領域からビット長圧縮をする階調圧縮処理を意味する。SDRカメラプロセス部203は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、伝送部201で受信されたリニアなHDR映像信号に対して色域変換、ニー補正、ディテール(輪郭)補正、階調圧縮などの処理を行って出力SDR映像信号(SDR Video)を得る。ここでの階調圧縮処理は、SDR用の光電気伝達関数(例えばガンマ特性)を用いてリニア領域からビット長圧縮をする階調圧縮処理を意味する。
図2は、HDRカメラプロセス部202およびSDRカメラプロセス部203の詳細な構成例を示している。なお、この例は、リニアなHDR映像信号がUHD(8K、4Kなど)の解像度を持つ例であり、SDRカメラプロセス部203の前段に、リニアなHDR映像信号の解像度をUHDからHDに変換する解像度変換部204を備えている。この解像度変換部204は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサである。
HDRカメラプロセス部202は、ホワイトゲイン(White-Gain)部221と、リニアマトリクス(Linear-Matrix)部222と、ブラックレベル(Black-level)部223と、ディテール(Detail)部224と、OETF(Optical-Electro Transfer Function)・フォーマッタ(Formatter)部225を有している。
ホワイトゲイン部221は、伝送部201(図1参照)で受信されたリニアなHDR映像信号(Linear HDR Video)を構成するR,G,Bの各原色信号のゲインをホワイトバランス調整のために調整する。リニアマトリクス部222は、ホワイトゲイン部221から出力されるHDR映像信号に色域変換の処理をする。ブラックレベル部223は、リニアマトリクス部222から出力されるHDR映像信号に黒レベル調整をする。
ディテール部224は、ブラックレベル部223から出力されるHDR映像信号にディテール(輪郭)補正の処理をする。OETF・フォーマッタ部225は、ディテール部224から出力されるHDR映像信号に階調圧縮処理、つまりHDR用の光電気伝達関数を用いてリニア領域からビット長圧縮をする階調圧縮処理を行う。この階調圧縮処理により、HDR映像信号は、ログカーブ特性で階調圧縮処理されたものとなる。ここでログカーブ特性とは対数関数そのものだけではなく、低域輝度の階調が密で、高域輝度の階調が疎になるような特性のカーブのことを言い、例えば、HLG(Hybrid Log-Gamma)特性、PQ(Perceptual Quantizer)カーブ特性、S−LOG3特性などがある。また、OETF・フォーマッタ部225は、このように階調圧縮されたHDR映像信号を、RGBドメインからY色差ドメインに変換して出力HDR映像信号(HDR Video)を得る。
SDRカメラプロセス部203は、ホワイトゲイン(White-Gain)・リラティブゲイン(Relative-Gain)部231と、リニアマトリクス(Linear-Matrix)部232と、ブラックレベル(Black-level)部233と、ニー(Knee)・ディテール(Detail)部234と、ガンマ(Gamma)・フォーマッタ(Formatter)部235を有している。
ホワイトゲイン・リラティブゲイン部231は、解像度変換部204でHD解像度に変換されたリニアなHDR映像信号(Linear HDR Video)を構成するR,G,Bの各原色信号のゲインをホワイトバランス調整およびコントラスト調整のために調整する。
リニアマトリクス部232は、ホワイトゲイン・リラティブゲイン部231から出力されるHDR映像信号に色域変換の処理をする。ブラックレベル部233は、リニアマトリクス部232から出力されるHDR映像信号に黒レベル調整をする。ニー・ディテール部234は、ブラックレベル部233から出力されるHDR映像信号に、ニー補正を行ってSDR映像信号にし、さらにこのSDR映像信号にディテール(輪郭)補正をする。
ガンマ・フォーマッタ部235は、ニー・ディテール部234から出力されるリニアなSDR映像信号にSDR用の光電気伝達関数(ガンマ特性)を用いてリニア領域からビット長圧縮をする階調圧縮処理を行う。また、ガンマ・フォーマッタ部235は、このように階調圧縮されたSDR映像信号を、RGBドメインからY色差ドメインに変換して出力SDR映像信号(SDR Video)を得る。
この実施の形態において、BPU200は、HDR映像信号における輝度信号から所定の信号レベル領域を検出し、この所定の信号レベル領域を示す信号に基づいてこの所定の信号レベル領域を表示するための表示信号をSDR映像信号に合成することが可能となっている。このようにSDR映像信号に表示信号が合成されることで、HDR映像信号における輝度信号の所定の信号レベル領域をSDR対応の表示装置に表示されるSDR画面上で容易に確認可能となる。
図3は、BPU200における表示信号の生成および合成に係る部分の構成例を示している。この図3において、図1、図2と対応する部分には同一符号を付して示している。レベル検出(Level Detect)部205は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、伝送部201(図1参照)で受信されたリニアなHDR映像信号(Linear HDR Video)を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出し、この所定の信号レベル領域を示す信号を出力する。
この所定の信号レベル領域を示す信号は、例えば、各画素信号に対応して、検出領域で“1”となり、その他の領域で“0”となる信号であり、HDR映像信号と同じ解像度、ここではUHD(8K、4Kなど)の解像度を持っている。なお、所定の信号レベルは、例えば図示しないユーザ操作部からユーザが指定可能とされる。信号レベルの指定は、例えば、「A%からB%」、あるいは「C%以上」などのように指定される。
遅延(Delay)部206は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、レベル検出部205で得られた所定の信号レベル領域を示す信号のタイミングをSDRカメラプロセス部203で得られる出力SDR映像信号(SDR Video)と合わせるために設けられている。解像度変換部207は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、遅延部206でタイミング調整された所定の信号レベル領域を示す信号の解像度をUHDから出力SDR映像信号と同じHDに変換する。
合成部208は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、SDRカメラプロセス部203で得られる出力SDR映像信号に、解像度変換部207で解像度変換された所定の信号レベル領域を示す信号に基づき、この所定の信号レベル領域を表示するための表示信号を合成して表示用SDR映像信号を得る。この場合、出力SDR映像信号の所定の信号レベル領域に対応する部分が、特定の色、あるいは特定輝度パターン(ゼブラパターン、クロスハッチパターンなど)で表示する表示信号に置き換えられる。図示しないが、表示信号は、例えば、合成部208内で発生される。
その後、合成部208は、SDR映像信号を表示可能な表示装置に対して、表示用SDR映像信号を出力する。このようにSDR映像信号に表示信号が合成されることで、SDR映像信号の所定の信号レベル領域を、SDR対応の表示装置に表示されるSDR画面上で容易に確認可能となる。このSDR対応の表示装置は、例えばLCDやOLED、あるいはビューファインダーでもよい。
なお、上述ではリニアなHDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出する例を示したが、HDRカメラプロセス部202で階調圧縮などの処理が施された後のHDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出することも考えられる。
その場合、破線図示するように、HDRカメラプロセス部202の後段にレベル検出部205´が設けられる。そして、このレベル検出部205´では、HDRカメラプロセス部202から出力される出力HDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域が検出されて、所定の信号レベル領域を示す信号を出力される。そして、この所定の信号レベル領域を示す信号が、解像度変換部207でUHDの解像度からHDに解像度に変換された後に、合成部208に供給されて用いられる。
また、上述では、HDR映像信号の解像度がUHDである例を示したが、HDR映像信号の解像度がHDである場合には、UHDからHDに解像度を変換する解像度変換部204,207は不要となる。
また、上述では、所定の信号レベル領域を表示するための表示信号をSDR映像信号に合成する例を説明したが、この所定の信号レベル領域を表示するための表示信号をHDR映像信号に合成することも考えられる。この場合、レベル検出部205あるいはレベル検出部205´から出力される所定の信号レベル領域を示す信号レベル検出信号は、破線図示する合成部209に供給される。
そして、合成部209では、HDRカメラプロセス部202で得られる出力HDR映像信号に、所定の信号レベル領域を示す信号に基づき、この所定の信号レベル領域を表示するための表示信号が合成されて表示用HDR映像信号が得られる。その後合成部209はHDR映像信号を表示可能な表示装置(例えば高輝度表示が可能なディスプレイ)に対し、表示用HDR映像信号を出力する。このHDR対応の表示装置は、例えばLCDやOLEDでもよい。このようにHDR映像信号に表示信号が合成されることで、HDR映像信号の所定の信号レベル領域をHDR対応の表示装置に表示されるHDR画面上で容易に確認可能となる。
上述したように、図1に示すカメラシステム10では、BPU200において、HDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域が検出され、この所定の信号レベル領域を示す信号に基づいてこの所定の信号レベル領域を表示するための表示信号がSDR映像信号に合成される。そのため、HDR映像信号における輝度信号の所定の信号レベル領域をSDR対応の表示装置に表示されるSDR画面上で容易に確認可能となる。
この場合、HDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域が検出されるため、レベル検出部205,205´では、HDR映像信号における、SDR映像信号の輝度レベルを超える高輝度レベルの領域の検出を正しく検出することができる。SDR映像信号では、HDR映像信号における高輝度レベル部分が、図4に矢印aで示すように、ニー処理により圧縮されて最大100%以下とされるので、SDR映像信号からHDR映像信号における高輝度レベルの領域(例えば750%以上の領域)を正しく検出することはできない。
また、リニアなHDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出する場合には、HDRカメラプロセス部202で得られる出力HDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出する場合に比べて、信号レベル領域の検出を簡単に行うことができる。例えば、HDRカメラプロセス部202で、図4に矢印bで示すように、高輝度抑制機能が掛けられると、HDRカメラプロセス部202で得られる出力HDR映像信号から所定の信号レベル領域(例えば750%以上の領域)を検出する場合にはその抑制量に応じて検出レベルを変える必要が生じる。しかし、リニアなHDR映像信号から所定の信号レベル領域を検出する場合にはそのような必要はない。
また、HDR映像信号の解像度がUHDである場合、レベル検出部205,205´で得られた所定の信号レベル領域を示す信号の解像度がUHDからHDに変換されて合成部208で用いられる。そのためHDR映像信号の解像度がUHDでSDR対応の表示装置の解像度がHDである場合であっても、HDR映像信号における輝度信号の所定の信号レベル領域をSDR対応の表示装置に表示されるSDR画面上で容易に確認可能となる。
<2.第2の実施の形態>
[カメラシステムの構成例]
上述の第1の実施の形態においては、カメラ100からBPU200にリニアなHDR映像信号が送られてくるものであって、このリニアなHDR映像信号の供給のもと、BPU200ではSDR映像信号にHDR映像信号における映像信号の所定の信号レベル領域を表示する表示信号を合成する例を示した。しかし、階調圧縮処理が既に施されているHDR映像信号が供給される場合にあっても、同様の処理を行うことは可能である。
図5は、第2の実施の形態としてのカメラシステム10Aの構成例を示している。この図5において、図1と対応する部分には同一符号を付し、適宜、その詳細説明は省略する。このカメラシステム10Aは、カメラ100Aで得られた撮像映像信号としての、階調圧縮処理が施されたHDR映像信号がカメラ・コントロール・ユニット(CCU:Camera Control Unit)300に伝送される構成となっている。
カメラ100Aは、撮像部101と、プリプロセス(Pre-Process)部102と、HDRカメラプロセス(HDR CAM Process)部104と、伝送部103を有している。撮像部101は、例えば、4KあるいはHDのイメージセンサを持ち、撮像映像信号としてHDR映像信号を出力する。プリプロセス部102は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、撮像部101から出力されるHDR映像信号に対して、レンズなどの光学系の補正処理や、イメージセンサのばらつきなどから生じる傷補正処理などを行う。
HDRカメラプロセス部104は、プリプロセス部102で処理されたHDR映像信号に対して色域変換、ディテール(輪郭)補正、階調圧縮などの処理をする。このHDRカメラプロセス部104は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、詳細説明は省略するが、上述したカメラシステム10のBPU200におけるHDRカメラプロセス部202と同様の構成とされている(図1、図2参照)。伝送部103は、通信インタフェースを有する回路であり、HDRカメラプロセス部104で処理されたHDR映像信号をCCU300に送信する。
CCU300は、伝送部301と、インバース・HDRカメラプロセス(Inverse HDR CAM Process)部302と、SDRカメラプロセス(SDR CAM Process)部303を有している。伝送部301は、通信インタフェースを有する回路であり、カメラ100Aから送られてくるHDR映像信号を受信する。このHDR映像信号は、そのまま、CCU300からの出力HDR映像信号となる。
インバース・HDRカメラプロセス部302は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、伝送部301で受信されたHDR映像信号に対してY色差ドメインからRGBドメインへの変換、階調圧縮の逆変換などの処理を行って、リニアなHDR映像信号を得る。SDRカメラプロセス部303は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、インバース・HDRカメラプロセス部302で得られたリニアなHDR映像信号に対して色域変換、ニー補正、ディテール(輪郭)補正、階調圧縮などの処理を行って出力SDR映像信号(SDR Video)を得る。
図6は、インバース・HDRカメラプロセス部302およびSDRカメラプロセス部303の詳細な構成例を示している。なお、この例は、HDR映像信号がUHD(8K、4Kなど)の解像度を持つ例であり、SDRカメラプロセス部303の前段に、HDR映像信号の解像度をUHDからHDに変換する解像度変換部304を備えている。この解像度変換部304は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサである。
インバース・HDRカメラプロセス部302は、デフォーマッタ(De-Formatter)部321と、インバースOETF(Inverse-OETF)部322と、リムーブ・ブラックレベル(Remove-Black-level)部323を有している。
デフォーマッタ部321は、伝送部301(図5参照)で受信されたHDR映像信号に対してY色差ドメインからRGBドメインへの変換処理をする。インバースOETF部322は、デフォーマッタ部321から出力されるHDR映像信号に階調圧縮の逆変換を行ってリニアなHDR映像信号を得る。リムーブ・ブラックレベル部323は、インバースOETF部322から出力されるリニアなHDR映像信号のブラックレベルをHDRカメラプロセス部104(図5参照)のブラックレベル部で調整される前の状態に戻す。
SDRカメラプロセス部303は、リラティブゲイン(Relative-Gain)部331と、リニアマトリクス(Linear-Matrix)部332と、ブラックレベル(Black-level)部333と、ニー(Knee)・ディテール(Detail)部334と、ガンマ(Gamma)・フォーマッタ(Formatter)部335を有している。
リラティブゲイン部331は、インバース・HDRカメラプロセス部302から出力されて解像度変換部304でHD解像度に変換されたリニアなHDR映像信号(Linear HDR Video)にコントラスト調整のためのゲイン調整をする。リニアマトリクス部332は、リラティブゲイン部331から出力されるHDR映像信号に色域変換の処理をする。
ブラックレベル部333は、リニアマトリクス部332から出力されるHDR映像信号に黒レベル調整をする。ニー・ディテール部334は、ブラックレベル部333から出力されるHDR映像信号に、ニー補正を行ってSDR映像信号にし、さらにこのSDR映像信号にディテール(輪郭)補正をする。
ガンマ・フォーマッタ部335は、ニー・ディテール部334から出力されるリニアなSDR映像信号にSDR用の光電気伝達関数(ガンマ特性)を用いてリニア領域からビット長圧縮をする階調圧縮処理を行う。また、ガンマ・フォーマッタ部335は、このように階調圧縮されたSDR映像信号を、RGBドメインからY色差ドメインに変換して出力SDR映像信号(SDR Video)を得る。
この実施の形態において、CCU300は、HDR映像信号における輝度信号から所定の信号レベル領域を検出し、この所定の信号レベル領域を示す信号に基づいてこの所定の信号レベル領域を表示するための表示信号をSDR映像信号に合成することが可能となっている。このようにSDR映像信号に表示信号が合成されることで、HDR映像信号における輝度信号の所定の信号レベル領域をSDR対応の表示装置に表示されるSDR画面上で容易に確認可能となる。
図7は、CCU300における表示信号の生成および合成に係る部分の構成例を示している。この図7において、図5、図6と対応する部分には同一符号を付して示している。レベル検出(Level Detect)部305は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、インバース・HDRカメラプロセス部302から出力されるリニアなHDR映像信号(Linear HDR Video)を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出し、この所定の信号レベル領域を示す信号を出力する。
この所定の信号レベル領域を示す信号は、例えば、各画素信号に対応して、検出領域で“1”となり、その他の領域で“0”となる信号であり、HDR映像信号と同じ解像度、ここではUHD(8K、4Kなど)の解像度を持っている。なお、所定の信号レベルは、例えば図示しないユーザ操作部からユーザが指定可能とされる。信号レベルの指定は、例えば、「A%からB%」、あるいは「C%以上」などのように指定される。
遅延(Delay)部306は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、レベル検出部305で得られた所定の信号レベル領域を示す信号のタイミングをSDRカメラプロセス部303で得られる出力SDR映像信号(SDR Video)と合わせるために設けられている。解像度変換部307は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、遅延部306でタイミング調整された所定の信号レベル領域を示す信号の解像度をUHDから出力SDR映像信号と同じHDに変換する。
合成部308は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサであり、SDRカメラプロセス部303で得られる出力SDR映像信号に、解像度変換部307で解像度変換された所定の信号レベル領域を示す信号に基づき、この所定の信号レベル領域を表示するための表示信号を合成して表示用SDR映像信号を得る。この場合、出力SDR映像信号の所定の信号レベル領域に対応する部分が、特定の色、あるいは特定輝度パターン(ゼブラパターン、クロスハッチパターンなど)で表示する表示信号に置き換えられる。図示しないが、表示信号は、例えば、合成部308内で発生される。
その後、合成部308は、SDR映像信号を表示可能な表示装置に対して、表示用SDR映像信号を出力する。このようにSDR映像信号に表示信号が合成されることで、SDR映像信号の所定の信号レベル領域を、SDR対応の表示装置に表示されるSDR画面上で容易に確認可能となる。このSDR対応の表示装置は、例えばLCDやOLED、あるいはビューファインダーでもよい。
なお、上述ではリニアなHDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出する例を示したが、伝送部301(図5参照)で受信された、階調圧縮などの処理が施されているHDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出することも考えられる。
その場合、破線図示するように、ビデオ遅延(Video-delay)部310でタイミング調整されたHDR映像信号を構成する輝度信号から、レベル検出(Level Detect)部305´で所定の信号レベル領域が検出されて、この所定の信号レベル領域を示す信号が出力される。そして、この所定の信号レベル領域を示す信号が、解像度変換部307でUHDの解像度からHDに解像度に変換された後に、合成部308に供給されて用いられる。なお、ビデオ遅延部310は、例えばFPGAやASIC等の回路で構成されるプロセッサである。
また、上述では、HDR映像信号の解像度がUHDである例を示したが、HDR映像信号の解像度がHDである場合には、UHDからHDに解像度を変換する解像度変換部304,307は不要となる。
また、上述では、所定の信号レベル領域を表示するための表示信号をSDR映像信号に合成する例を説明したが、この所定の信号レベル領域を表示するための表示信号をHDR映像信号に合成することも考えられる。この場合、レベル検出部305あるいはレベル検出部305´で検出される所定の信号レベル領域を示す信号は、破線図示する合成部309に供給される。
そして、合成部309では、ビデオ遅延部310でタイミング調整されたHDR映像信号に、所定の信号レベル領域を示す信号に基づき、この所定の信号レベル領域を表示するための表示信号が合成されて表示用HDR映像信号が得られる。その後合成部309はHDR映像信号を表示可能な表示装置(例えば高輝度表示が可能なディスプレイ)に対し、表示用HDR映像信号を出力する。このHDR対応の表示装置は、例えばLCDやOLEDでもよい。このようにHDR映像信号に表示信号が合成されることで、HDR映像信号の所定の信号レベル領域をHDR対応の表示装置に表示されるHDR画面上で容易に確認可能となる。
上述したように、図5に示すカメラシステム10では、CCU300において、HDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域が検出され、この所定の信号レベル領域を示す信号に基づいてこの所定の信号レベル領域を表示するための表示信号がSDR映像信号に合成される。そのため、上述した第1の実施の形態と同様に、HDR映像信号における輝度信号の所定の信号レベル領域をSDR対応の表示装置に表示されるSDR画面上で容易に確認可能となる。
この場合、HDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域が検出されることから、レベル検出部305,305´では、HDR映像信号における、SDR映像信号の輝度レベルを超える高輝度レベルの領域の検出を正しく検出することができる。また、リニアなHDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出する場合には、階調圧縮等が施されている出力HDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域を検出する場合に比べて、信号レベル領域の検出を簡単に行うことができる。
また、HDR映像信号の解像度がUHDである場合、レベル検出部305,305´で得られた検出領域信号の解像度がUHDからHDに変換されて合成部308で用いられる。そのためHDR映像信号の解像度がUHDでSDR対応の表示装置の解像度がHDである場合であっても、HDR映像信号における輝度信号の所定の信号レベル領域をSDR対応の表示装置に表示されるSDR画面上で容易に確認可能となる。
<3.変形例>
なお、上述実施の形態においては、レベル検出部でHDR映像信号を構成する輝度信号から所定の信号レベル領域が検出される例を示した。しかし、レベル検出部でHDR映像信号を構成するR,G,Bのそれぞれの原色色信号から所定の信号レベル領域を検出し、それぞれの検出領域を示す表示信号を出力SDR映像信号あるいは出力HDR映像信号に合成することも考えられる。この場合、R,G,Bの各原色信号の所定の信号レベル領域をSDR画面上あるいはHDR画面上で容易に確認可能となる。
また、本技術は、以下のような構成を取ることもできる。
(1)ハイダイナミックレンジ映像信号に少なくとも通常ダイナミックレンジ用の階調圧縮処理を含む処理を行って通常ダイナミックレンジ映像信号を得る信号処理部と、
上記ハイダイナミックレンジ映像信号から所定の信号レベル領域を検出するレベル検出部と、
上記通常ダイナミックレンジ映像信号に、上記ハイダイナミックレンジ映像信号から検出された上記所定の信号レベル領域を示す信号に基づいて該所定の信号レベル領域を表示するための表示信号を合成して表示用通常ダイナミックレンジ映像信号を得る合成部を備える
信号処理装置。
(2)上記ハイダイナミックレンジ映像信号は第1の解像度を持ち、
上記ハイダイナミックレンジ映像信号を上記第1の解像度から該第1の解像度より低い第2の解像度に変換する第1の解像度変換部と、
上記所定の信号レベル領域を示す信号の解像度を上記第1の解像度から上記第2の解像度に変換する第2の解像度変換部をさらに備え、
上記信号処理部は、
上記第2の解像度に変換された上記ハイダイナミックレンジ映像信号を処理して上記第2の解像度の通常ダイナミックレンジ映像信号を得、
上記合成部は、
上記第2の解像度の通常ダイナミックレンジ映像信号に、上記第2の解像度に変換された上記所定の信号レベル領域を示す信号に基づいて該所定の信号レベル検出領域を表示するための表示信号を合成して、上記第2の解像度の表示用通常ダイナミックレンジ映像信号を得る
前記(1)に記載の信号処理装置。
(3)上記第1の解像度は4Kまたは8Kであり、上記第2の解像度はHDである
前記(2)に記載の信号処理装置。
(4)上記レベル検出部は、ハイダイナミックレンジ映像信号を構成する輝度信号から上記所定の信号レベル領域を検出する
前記(1)から(3)のいずれかに記載の信号処理装置。
(5)上記レベル検出部は、ハイダイナミックレンジ映像信号を構成する原色色信号から上記所定の信号レベル領域を検出する
前記(1)から(3)のいずれかに記載の信号処理装置。
(6)上記合成部は、上記所定の信号レベル領域を表示するために、上記表示用通常ダイナミックレンジ映像信号を表示装置に出力する
前記(1)から(5)のいずれかに記載の信号処理装置。
(7)ハイダイナミックレンジ映像信号に少なくとも通常ダイナミックレンジ用の階調圧縮処理を含む処理を行って通常ダイナミックレンジ映像信号を得る信号処理ステップと、
上記ハイダイナミックレンジ映像信号から所定の信号レベル領域を検出するレベル検出ステップと、
上記通常ダイナミックレンジ映像信号に、上記ハイダイナミックレンジ映像信号から検出された上記所定の信号レベル領域を示す信号に基づいて該所定の信号レベル領域を表示するための表示信号を合成して表示用通常ダイナミックレンジ映像信号を得る合成ステップを有する
信号処理方法。
(8)ハイダイナミックレンジ映像信号を得る撮像部と、
上記ハイダイナミックレンジ映像信号に少なくとも通常ダイナミックレンジ用の階調圧縮処理を含む処理を行って通常ダイナミックレンジ映像信号を得る信号処理部と、
上記ハイダイナミックレンジ映像信号から所定の信号レベル領域を検出するレベル検出部と、
上記通常ダイナミックレンジ映像信号に、上記ハイダイナミックレンジ映像信号から検出された上記所定の信号レベル領域を示す信号に基づいて該所定の信号レベル領域を表示するための表示信号を合成して表示用通常ダイナミックレンジ映像信号を得る合成部を備える
カメラシステム。
10,10A・・・カメラシステム
100,100A・・・カメラ
101・・・撮像部
102・・・プリプロセス部
103・・・伝送部
104・・・HDRカメラプロセス部
200・・・ベースバンド・プロセッサ・ユニット(BPU)
201・・・伝送部
202・・・HDRカメラプロセス部
203・・・SDRカメラプロセス部
204,207・・・解像度変換部
205,205´・・・レベル検出部
206・・・遅延部
208,209・・・合成部
221・・・ホワイトゲイン部
222・・・リニアマトリクス部
223・・・ブラックレベル部
224・・・ディテール部
225・・・OETF・フォーマッタ部
231・・・ホワイトゲイン・リラティブゲイン部
232・・・リニアマトリクス部
233・・・ブラックレベル部
234・・・ニー・ディテール部
235・・・ガンマ・フォーマッタ部
300・・・カメラ・コントロール・ユニット(CCU)
301・・・伝送部
302・・・インバース・HDRカメラプロセス部
303・・・SDRカメラプロセス部
304,307・・・解像度変換部
305,305´・・・レベル検出部
306・・・遅延部
308,309・・・合成部
310・・・ビデオ遅延部
321・・・デフォーマッタ部
322・・・インバースOETF部
323・・・リムーブ・ブラックレベル部
331・・・リラティブゲイン部
332・・・リニアマトリクス部
333・・・ブラックレベル部
334・・・ニー・ディテール部
335・・・ガンマ・フォーマッタ部

Claims (9)

  1. 第1のダイナミックレンジおよび第1の解像度を有するリニアな第1の映像信号に処理を行って、上記第1の映像信号よりも小さな第2のダイナミックレンジを有し、かつ上記第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2の映像信号を得る信号処理部と、
    上記第1の映像信号から所定の輝度レベル以上の領域を検出するレベル検出部と、
    上記第2の映像信号に、上記第1の映像信号から検出された上記所定の輝度レベル以上の領域を示す信号に基づいて該所定の輝度レベル以上の領域を表示するための表示信号を合成して、上記第2の解像度を有する表示用映像信号を得る合成部を備える
    信号処理装置。
  2. 上記所定の輝度レベルは、ユーザの入力を介して変更指示することが可能とされる
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 上記第1の映像信号を上記第1の解像度から上記第2の解像度に変換する第1の解像度変換部と、
    上記所定の輝度レベル以上の領域を示す信号の解像度を上記第1の解像度から上記第2の解像度に変換する第2の解像度変換部をさらに備え、
    上記信号処理部は、
    上記第2の解像度に変換された上記第1の映像信号を処理して上記第2の解像度の上記第2の映像信号を得、
    上記合成部は、
    上記第2の解像度の上記第2の映像信号に、上記第2の解像度に変換された上記所定の輝度レベル以上の領域を示す信号に基づいて該所定の輝度レベル以上の領域を表示するための表示信号を合成して、上記第2の解像度の上記表示用映像信号を得る
    請求項1または2に記載の信号処理装置。
  4. 上記第1の解像度は4Kまたは8Kであり、上記第2の解像度はHDである
    請求項1から3のいずれかに記載の信号処理装置。
  5. 上記レベル検出部は、上記第1の映像信号を構成する輝度信号から上記所定の輝度レベル以上の領域を検出する
    請求項1から4のいずれかに記載の信号処理装置。
  6. 上記レベル検出部は、上記第1の映像信号を構成する原色色信号から上記所定の輝度レベル以上の領域を検出する
    請求項1から4のいずれかに記載の信号処理装置。
  7. 上記合成部は、上記所定の輝度レベル以上の領域を表示するために、上記表示用映像信号を表示装置に出力する
    請求項1から6のいずれかに記載の信号処理装置。
  8. 第1のダイナミックレンジおよび第1の解像度を有するリニアな第1の映像信号に処理を行って、上記第1の映像信号よりも小さな第2のダイナミックレンジを有し、かつ上記第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2の映像信号を得る信号処理ステップと、
    上記第1の映像信号から所定の輝度レベル以上の領域を検出するレベル検出ステップと、
    上記第2の映像信号に、上記第1の映像信号から検出された上記所定の輝度レベル以上の領域を示す信号に基づいて該所定の輝度レベル以上の領域を表示するための表示信号を合成して、上記第2の解像度を有する表示用映像信号を得る合成ステップを有する
    信号処理方法。
  9. 第1のダイナミックレンジおよび第1の解像度を有するリニアな第1の映像信号を得る撮像部と、
    上記第1の映像信号に処理を行って、上記第1の映像信号よりも小さな第2のダイナミックレンジを有し、かつ上記第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2の映像信号を得る信号処理部と、
    上記第1の映像信号から所定の輝度レベル以上の領域を検出するレベル検出部と、
    上記第2の映像信号に、上記第1の映像信号から検出された上記所定の輝度レベル以上の領域を示す信号に基づいて該所定の輝度レベル以上の領域を表示するための表示信号を合成して、上記第2の解像度を有する表示用映像信号を得る合成部を備える
    カメラシステム。
JP2018188642A 2018-10-03 2018-10-03 信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム Active JP6791223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188642A JP6791223B2 (ja) 2018-10-03 2018-10-03 信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188642A JP6791223B2 (ja) 2018-10-03 2018-10-03 信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016042867A Division JP6460014B2 (ja) 2016-03-04 2016-03-04 信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019030019A JP2019030019A (ja) 2019-02-21
JP2019030019A5 JP2019030019A5 (ja) 2019-04-04
JP6791223B2 true JP6791223B2 (ja) 2020-11-25

Family

ID=65476733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018188642A Active JP6791223B2 (ja) 2018-10-03 2018-10-03 信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6791223B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4739256B2 (ja) * 2007-03-12 2011-08-03 富士フイルム株式会社 画像処理装置および方法並びにプログラム
JP4900343B2 (ja) * 2008-08-21 2012-03-21 株式会社Jvcケンウッド ビデオ撮像装置および露光ガイド表示方法
JP2012044480A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Sony Corp 撮像装置及び撮像方法
JP2013055567A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Olympus Imaging Corp 撮像装置
JP6420540B2 (ja) * 2013-02-04 2018-11-07 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
EP3739894A1 (en) * 2014-06-27 2020-11-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Data output device, data output method, and data generation method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019030019A (ja) 2019-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6460014B2 (ja) 信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム
JP6237797B2 (ja) ビデオシステム、ビデオ処理方法、プログラム、およびビデオコンバーター
JP6451669B2 (ja) 評価装置、評価方法およびカメラシステム
WO2011151867A1 (ja) 撮像装置、撮像方法およびプログラム
EP3402179B1 (en) Image-capturing system, image-capturing method, and program
JP7020417B2 (ja) 映像信号処理装置、映像信号処理方法および映像信号処理システム
JP2016195379A5 (ja)
JP6791223B2 (ja) 信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム
JP6753386B2 (ja) カメラシステム、ビデオ処理方法およびプログラム
JP5038190B2 (ja) 撮影装置及びその設定方法
JP6673424B2 (ja) 信号処理装置、信号処理方法およびカメラシステム
KR20010076835A (ko) 디지털 카메라의 자동 화이트 밸런스 장치 및 방법
JP7137544B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法、プログラム
JP6852821B2 (ja) カメラシステム、ビデオ処理方法、プログラム、ビデオシステムおよびビデオコンバーター
JP2018014766A (ja) 撮像システムおよび撮像方法
JP2021048522A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2018124377A (ja) 表示装置、表示システム、及び、表示方法
JPH10271485A (ja) 動体検出方法及び動体検出装置
JP2011199464A (ja) 映像処理システムおよび映像信号調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201019

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6791223

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151