JP6790430B2 - 電気錠制御システム、この電気錠制御システム用の電気錠制御装置、サーバ装置及び通信端末 - Google Patents

電気錠制御システム、この電気錠制御システム用の電気錠制御装置、サーバ装置及び通信端末 Download PDF

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Description

本発明は、電気錠装置を制御して遠隔で玄関ドアの施開錠を行う電気錠制御システムに関する。
従来、宅外に設置されたインターホン子機からの呼び出しに基づいて、通信回線を介してインターホン子機を特定の携帯通信端末(例えば、居住者の携帯通信端末)と接続し、インターホン子機のカメラ部で撮像された映像信号に基づく映像を携帯通信端末の表示部に表示させる。この状態で携帯通信端末の操作釦を押操作することで、遠隔で電気錠に玄関ドアを開錠させる技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012−29242号公報
ところで、電気錠は、スマートホン等の携帯通信端末を持たない対象(例えば、小学生の子供)には使いにくい。また、子供に鍵や携帯通信端末を持たせた場合にこれらを紛失するリスクが生じる。そのため、子供には鍵や携帯通信端末を持たせずに、留守宅に子供が帰宅時は、例えば、外出先の親の携帯通信端末に子供の映像や音声を出力し、親はこの映像を見たり音声を聞いたりして本人確認を行い、確認がとれたときに遠隔で玄関ドアの開錠を行う利用形態が望まれる。
しかしながら、上記利用形態を適用した場合に、例えば、遠方の親戚等の居住者の子供とは滅多に顔を合わせない者を、代替して遠隔開錠を行う資格者(以下、「代替開錠者」と記載する場合がある。)として登録したとする。この場合に、代替開錠者が来訪者の顔や声を居住者の子供のものと誤認して、全くの他人に対して開錠指示を行ってしまう可能性がある。
また、代替開錠者が誰も応答してくれずに、居住者の子供等の宅内に入る資格を有する来訪者が宅内に入れないといった状況が発生する可能性もある。この場合に、応答が行われなかったことがどこにも通知されず、例えば、子供が長時間宅内に入れずに放置されるといった状況が発生する場合がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、代替開錠者の誤認による誤開錠の発生を低減するのに好適な電気錠制御システム、この電気錠制御システム用の電気錠制御装置、サーバ装置及び通信端末を提供することを第1の目的としている。また、代替開錠者が誰も応答しなかった場合に、このことを予め設定した非応答時の対応先に通知することが可能な電気錠制御システム、この電気錠制御システム用の電気錠制御装置、サーバ装置及び通信端末を提供することを第2の目的としている。
上記第1の目的を達成するために、本発明の第1の形態に係る電気錠制御システムは、電気錠制御装置と、サーバ装置と、代替開錠先として予め登録された通信端末とを通信回線を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備える。
そして、前記電気錠制御装置は、来訪者の来訪を通知する呼出部と、施錠信号及び開錠信号を受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う電気錠装置とに接続されており、前記呼出部の呼出動作に応じて前記来訪者の顔を含む画像である来訪者画像を撮像するカメラと、前記呼出部の呼出動作に応じて、当該電気錠制御装置の識別情報と、前記カメラで撮像して得られた来訪者画像とを含む通知情報を、前記サーバ装置と、前記識別情報に対応付けて予め登録された代替開錠先の前記通信端末とに送信する通知情報送信部と、前記代替開錠先の前記通信端末からの施開錠指示情報を受信したことに応じて、該施開錠指示情報が開錠許可を示す場合に前記電気錠装置に前記開錠信号を送信する電気錠制御部と、を備える。
さらに、前記サーバ装置は、前記通知情報を受信したことに応じて、該通知情報に含まれる前記来訪者画像と、前記識別情報に対応付けて予め登録された居住者の顔特徴情報とに基づき来訪者の顔認証処理を実施する顔認証処理部と、前記顔認証処理部の認証結果を含む認証結果情報を前記代替開錠先の通信端末に送信する認証結果情報送信部と、を備える。
さらに、前記通信端末は、操作部と、画像を表示する表示部と、受信した前記通知情報に含まれる前記来訪者画像を前記表示部に表示する来訪者画像表示部と、受信した前記認証結果情報に含まれる前記認証結果を前記表示部に表示する認証結果表示部と、前記操作部を介した操作入力に基づき前記表示部に表示された前記来訪者画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する開錠指示部と、前記開錠指示部の指示結果を示す施開錠指示情報を前記電気錠制御装置に送信する施開錠指示情報送信部と、を備える。
また、上記第1の目的を達成するために、本発明の第2の形態に係る電気錠制御システムは、電気錠制御装置と、代替開錠先として予め登録された通信端末とを通信回線を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備える。
そして、前記電気錠制御装置は、来訪者の来訪を通知する呼出部と、施錠信号及び開錠信号を受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う電気錠装置とに接続されており、前記呼出部の呼出動作に応じて前記来訪者の顔を含む画像である来訪者画像を撮像するカメラと、前記呼出部の呼出動作に応じて、当該電気錠制御装置の識別情報と、前記カメラで撮像して得られた来訪者画像とを含む通知情報を、前記識別情報に対応付けて予め登録された代替開錠先の前記通信端末に送信する通知情報送信部と、前記代替開錠先の前記通信端末からの施開錠指示情報を受信したことに応じて、該施開錠指示情報が開錠許可を示す場合に前記電気錠装置に前記開錠信号を送信する電気錠制御部と、前記来訪者画像と、前記識別情報に対応付けて予め登録された居住者の顔特徴情報とに基づき来訪者の顔認証処理を実施する顔認証処理部と、前記顔認証処理部の認証結果を含む認証結果情報を前記代替開錠先の通信端末に送信する認証結果情報送信部と、を備える。
さらに、前記通信端末は、操作部と、画像を表示する表示部と、受信した前記通知情報に含まれる前記来訪者画像を前記表示部に表示する来訪者画像表示部と、受信した前記認証結果情報に含まれる前記認証結果を前記表示部に表示する認証結果表示部と、前記操作部を介した操作入力に基づき前記表示部に表示された前記来訪者画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する開錠指示部と、前記開錠指示部の指示結果を示す施開錠指示情報を前記電気錠制御装置に送信する施開錠指示情報送信部と、を備える。
一方、上記第2の目的を達成するために、本発明の第3の形態に係る電気錠制御システムは、電気錠制御装置と、サーバ装置と、代替開錠先として予め登録された通信端末とを通信回線を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備える。
そして、前記電気錠制御装置は、来訪者の来訪を通知する呼出部と、施錠信号及び開錠信号を受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う電気錠装置とに接続されており、前記呼出部の呼出動作に応じて前記来訪者の顔を含む画像である来訪者画像を撮像するカメラと、前記呼出部の呼出動作に応じて、当該電気錠制御装置の識別情報と、前記カメラで撮像して得られた来訪者画像とを含む通知情報を、前記サーバ装置と、前記識別情報に対応付けて予め登録された代替開錠先の前記通信端末とに送信する通知情報送信部と、前記代替開錠先の前記通信端末からの施開錠指示情報を受信したことに応じて、該施開錠指示情報が開錠許可を示す場合に前記電気錠装置に前記開錠信号を送信する電気錠制御部と、を備える。
さらに、前記サーバ装置は、予め設定された非応答時の対応先と相互にデータ通信可能に接続されており、前記通知情報を受信してからの経過時間を計測する経過時間計測部と、前記経過時間計測部で計測された経過時間が予め設定された設定時間以上になっても前記通信端末からの前記施開錠指示情報を受信しなかったと判定すると、来訪者に対して前記代替開錠先による応答が1つも行われなかったことを、予め設定された非応答時の対応先に通知する非応答状況通知部と、を備える。
さらに、前記通信端末は、操作部と、画像を表示する表示部と、受信した前記通知情報に含まれる前記来訪者画像を前記表示部に表示する来訪者画像表示部と、前記操作部を介した操作入力に基づき前記表示部に表示された前記来訪者画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する開錠指示部と、前記開錠指示部の指示結果を示す施開錠指示情報を前記電気錠制御装置及び前記サーバ装置に送信する施開錠指示情報送信部と、を備える。
また、上記第2の目的を達成するために、本発明の第4の形態に係る電気錠制御システムは、電気錠制御装置と、代替開錠先として予め登録された通信端末とを通信回線を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備える。
そして、前記電気錠制御装置は、来訪者の来訪を通知する呼出部と、施錠信号及び開錠信号を受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う電気錠装置と、予め設定された非応答時の対応先とに接続されており、前記呼出部の呼出動作に応じて前記来訪者の顔を含む画像である来訪者画像を撮像するカメラと、前記呼出部の呼出動作に応じて、当該電気錠制御装置の識別情報と、前記カメラで撮像して得られた来訪者画像とを含む通知情報を、前記識別情報に対応付けて予め登録された代替開錠先の前記通信端末とに送信する通知情報送信部と、前記代替開錠先の前記通信端末からの施開錠指示情報を受信したことに応じて、該施開錠指示情報が開錠許可を示す場合に前記電気錠装置に前記開錠信号を送信する電気錠制御部と、前記通知情報を送信してからの経過時間を計測する経過時間計測部と、前記経過時間計測部で計測した前記経過時間が予め設定された設定時間以上になっても前記開錠指示情報を受信しなかったと判定すると、来訪者に対して前記代替開錠先による応答が1つも行われなかったことを、前記非応答時の対応先に通知する非応答状況通知部と、を備える。
さらに、前記通信端末は、操作部と、画像を表示する表示部と、受信した前記通知情報に含まれる前記来訪者画像を前記表示部に表示する来訪者画像表示部と、前記操作部を介した操作入力に基づき前記表示部に表示された前記来訪者画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する開錠指示部と、前記開錠指示部の指示結果を示す施開錠指示情報を前記電気錠制御装置に送信する施開錠指示情報送信部と、を備える。
上記第1及び第2の形態に係る電気錠制御システムによれば、代替開錠者が、来訪者の顔認証処理結果を参照して開錠を許可するか否かを判断することが可能となるので、誤認による誤開錠の発生を低減することが可能となる。
また、上記第3及び第4の形態に係る電気錠制御システムによれば、代替開錠者が誰も応答しなかった場合に、そのことを予め設定した非応答時の対応先に通知することが可能となる。これによって、非応答時の対応先において、例えば本人確認を行って代替開錠を行う等の何らかの対応を行うことが可能となり、宅内に入る資格のある者を長時間放置するというような状況の発生を低減することが可能となる。
第1実施形態に係る電気錠制御システムの全体構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るインターホンの具体的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るIP親機及びIP子機の具体的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る第1制御装置の具体的な機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る認証サーバの具体的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る第2制御装置の具体的な機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る携帯通信端末の具体的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る第3制御装置の具体的な機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る電気錠制御システム1の第1の全体処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る電気錠制御システム1の第2の全体処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る通知情報送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る施開錠制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る認証処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る第1の顔認証処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る非応答状況通知処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る第2の顔認証処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る第2の代替開錠制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る電気錠制御システムの代替開錠先が応答時の動作を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る電気錠制御システムの代替開錠先が非応答時の動作を説明するための模式図である。 第1実施形態の変形例1に係る電気錠制御システムの全体構成を示すブロック図である。 第1実施形態の変形例1に係る第2制御装置の具体的な機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態の変形例1に係る電気錠制御システムの代替開錠先が非応答時の動作を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る電気錠制御システムの全体構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る第1制御装置の具体的な機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る通知情報送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る非応答状況通知処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る電気錠制御システムの代替開錠先が応答時の動作を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る電気錠制御システムの代替開錠先が非応答時の動作を説明するための模式図である。
次に、図面に基づき、本発明の第1実施形態及びその変形例1、並びに第2実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、寸法の関係や比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。
また、以下に示す第1実施形態及びその変形例1、並びに第2実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1実施形態)
(構成)
本発明の第1実施形態に係る電気錠制御システム1は、図1に示すように、システム利用者の管理下にあるインターホン10_1〜10_n(nは1以上の自然数)と、システム管理者の管理下にある認証サーバ20と、システム登録者(代替開錠者)の管理下にある携帯通信端末30_1〜30_m(mは2以上の自然数)とを備える。
インターホン10_1〜10_nと、認証サーバ20と、携帯通信端末30_1〜30_mとは、基地局40_1〜40_p(pは1以上の自然数)とインターネット50とを介して、それぞれ相互にデータ通信可能に接続されている。
以下、区別する必要が無い場合に、インターホン10_1〜10_nを、単に「インターホン10」と記載する場合があり、携帯通信端末30_1〜30_mを、単に「携帯通信端末30」と記載する場合があり、基地局40_1〜40_pを、単に「基地局40」と記載する場合がある。
(インターホン10の具体的な構成)
インターホン10は、図2に示すように、インターホン親機11(以下、「IP親機11」と記載する場合がある)と、インターホン子機12(以下、「IP子機12」と記載する場合がある)とを備える。
インターホン10は、さらに、電気錠装置14と、第1通信機15とを備える。
ここで、第1実施形態では、IP親機11と、IP子機12及び第1通信機15とは相互にデータ送受信可能に有線で接続され、IP親機11と、電気錠装置14とは相互にデータ送受信可能に無線で接続されている。
IP親機11は、住宅500の宅内に設けられ、IP子機12との間で来訪者の動画像を見ながらの通話が可能に構成されている。さらに、IP親機11は、第1BT(Bluetooth(登録商標))通信機113(詳細は後述)を備え、電気錠装置14に対して施錠信号及び開錠信号を無線送信することによって、玄関ドア(図示略)の施錠及び開錠を行うことが可能に構成されている。
IP子機12は、住宅500の宅外における例えば玄関ドアの側部に設けられ、IP親機11との間で通話可能に構成されている。
電気錠装置14は、住宅500の宅内における玄関ドアの例えばサムターン部に設けられ、携帯通信端末30やIP親機11から無線で送信される施錠信号及び開錠信号に基づき、モータ等のアクチュエータを備える機械機構部(不図示)にて玄関ドアの施錠及び開錠(サムターンの回動)を自動で行う。
第1通信機15は、住宅500の宅内に設けられ、例えば、光通信用のルータ及びモデムを備える。そして、これらルータ及びモデムによって、インターホン10と、認証サーバ20及び携帯通信端末30との間でインターネット50を介したデータの送受信を行う。
(IP親機11及びIP子機12の具体的な構成)
IP親機11は、図3に示すように、送受話器110と、表示装置111と、第1制御装置112と、第1BT(Bluetooth)通信機113と、施開錠ボタン114と、第2スピーカ115とを備える。
また、IP子機12は、呼出ボタン120と、カメラ121と、第3スピーカ122と、第2マイク123とを備える。
送受話器110は、公知の電話機の受話器の構成を有し、第1スピーカ110aと、第1マイク110bとを備える。送受話器110は、非使用時(不通話状態時)に、不図示のフックボタンを押下した状態(オンフック状態)で保持される。そして、使用時に、宅内の利用者が送受話器110を持ち上げてフックボタンを開放した状態(オフフック状態)とすることで、通話可能な状態となるように構成されている。
この送受話器110は、オフフック状態において、宅内の通話者(以下、「宅内話者」と記載する場合がある)の音声である第1音声を、第1マイク110bを介して電気信号に変換し、該電気信号からなる宅内話者の第1音声信号iVdを第1制御装置112に入力する。
さらに、送受話器110は、第1制御装置112からの宅外の来訪者(以下、「来訪話者」と記載する場合がある)の音声信号である第2音声信号oVdに基づき、第1スピーカ110aから来訪話者の音声である第2音声を出力する。
表示装置111は、例えば液晶ディスプレイから構成され、第1制御装置112からの画像信号に基づき、カメラ121で撮像された来訪者の顔を含む第1の動画像や認証サーバ20から送られてきた動画像等の画像を表示する。
第1制御装置112は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入出力回路、タイマ回路等を含むマイクロコントローラから構成されている。
第1制御装置112は、各種入力信号に基づき、インターホン10を構成する各構成部の動作を制御する。なお、詳細な構成は後述する。
第1BT通信機113は、第1BTアンテナ113aを備え、Bluetoothの通信規格に準拠した無線送受信機である。
第1BT通信機113は、第1実施形態では、電気錠装置14や宅内の携帯通信端末30との間の無線通信を行うものである。
施開錠ボタン114は、施錠ボタン114aと開錠ボタン114bとを備える。施錠ボタン114a及び開錠ボタン114bは、それぞれ宅内の利用者に押下されることで、施錠指示信号Lki及び開錠指示信号ULkiを第1制御装置112に入力する。
第2スピーカ115は、第1制御装置112及び第1代替開錠制御部112gからのチャイム音信号Chmに基づき、チャイム音を出力する。
一方、IP子機12の呼出ボタン120は、来訪者が押下することで呼出信号BtnをIP親機11及びカメラ121に送信する。
カメラ121は、呼出信号Btnの入力に応じて、来訪者の顔を含む動画像である第1の動画像を撮像する。そして、撮像して得られた来訪者の動画像データである第1の動画像データoMvをIP親機11に送信する。
なお、カメラ121は、IP子機12に設ける構成に限らずに、玄関ドアや玄関ドアの上部に別途設ける構成としてもよい。また、カメラ121は、後述する顔認証を行うことと、顔認証の主な適用対象とを考慮して、例えば、背の低い子供の顔を正確に撮影するための子供用の低い位置に設けたカメラを別に設けるようにしてもよい。または、比較的広角を撮像できるカメラを、子供から大人まで対応できる位置に設けるようにしてもよい。
第3スピーカ122は、IP親機11から入力される宅内話者の音声信号である第1音声信号iVdに基づき宅内話者の第1音声を出力する。また、代替開錠者の携帯通信端末30との通話接続時には、代替開錠者の音声信号である第4音声信号tVdに基づき代替開錠者の第4音声を出力する。
第2マイク123は、入力される来訪話者の音声を電気信号に変換し、該電気信号からなる来訪話者の音声信号である第2音声信号oVdをIP親機11に送信する。
(第1制御装置112の具体的な機能構成)
第1制御装置112は、機能構成部として、図4に示すように、第1施開錠制御部112aと、通知情報送信部112bと、開錠状況情報送信部112cと、第1通話処理部112dと、第1データ通信制御部112eと、第1開錠状況情報表示部112fと、第1代替開錠制御部112gとを備える。
また、第1制御装置112には、図5に示すように、呼出ボタン120からの呼出信号Btnと、第3スピーカ122からの第2音声信号oVdと、カメラ121からの第1の動画像データoMvとが入力される。
さらに、第1制御装置112には、第1スピーカ110aからの第1音声信号iVdと、施開錠ボタン114からの施錠指示信号Lki及び開錠指示信号ULkiとが入力される。
さらに、第1制御装置112には、他のインターホン10から送信されてきた、他家に来訪した来訪者の動画像データである第2の動画像データaMv及びこの来訪者の音声データである第3音声データaVdを含む第2通知データaNFが入力される。
なおさらに、第1制御装置112には、携帯通信端末30又は他のインターホン10からの第4音声データtVd及び施開錠指示データULkpが入力される。
なお、各種アナログの信号は、第1制御装置112の備える不図示のA/D変換器によってデジタルのデータ信号に変換される。
また、上記各信号の示すデジタルのデータを、呼出データBtn、施錠指示データLki、開錠指示データULki、第1音声データiVd、及び第2音声データoVdと記載する場合がある。
また、以下、第1の動画像データoMv及び第2音声データoVdの組を、「第1の動画音声データoMV」と記載する場合があり、第2の動画像データaMv及び第3音声データaVdの組を、「第2の動画音声データaMV」と記載する場合がある。
第1施開錠制御部112aは、施開錠ボタン114からの施錠指示データLkiの入力に応じて、施錠信号Lkを第1BT通信機113を介して電気錠装置14に送信する。さらに、施開錠ボタン114からの開錠指示データULkiの入力に応じて、開錠信号ULkを第1BT通信機113を介して電気錠装置14に送信する。なおさらに、第1データ通信制御部112eからの、他のインターホン10や携帯通信端末30から受信した開錠指示のフラグ(例えば「1」)が設定された施開錠指示データULkpの入力に応じて、開錠信号ULkを第1BT通信機113を介して電気錠装置14に送信する。
通知情報送信部112bは、代替開錠モードが設定されている場合に、呼出データBtnの入力に応じて第1通知データNFを認証サーバ20と、代替開錠先として予め登録された登録者(すなわち代替開錠者)のインターホン10及び携帯通信端末30とに送信する処理を行う。
ここで、代替開錠モードは、第1実施形態においてIP親機11によって設定されるモードである。第1実施形態では、不図示の代替開錠設定ボタンの押下等に応じて設定可能となっている。代替開錠モードは、居住者が家を留守にする際や、IP親機11による応答ができない状態のときに設定するものである。
また、上記代替開錠者は、その役割から、インターホン10を利用している居住者の家族や、この家族の親類など居住者の家族を見知っている者が望ましい。
すなわち、上記居住者の家族のうち、玄関ドアの鍵や携帯通信端末30を持たせたくない子供や老人などについて、これらの人物の顔を知っていてかつ居住者にとって信頼のおける人物が望ましい。なお、信頼のおける人物であれば親類に限らず代替開錠者として設定してもよい。また、代替開錠者は、居住者全員の顔を見知っている方が望ましい。
ここで、通知情報送信部112bには、呼出ボタン120からの呼出データBtnと、カメラ121及び第2マイク123からの第1の動画音声データoMVとが入力される。
通知情報送信部112bは、呼出データBtnの入力に応じて、予め設定されたインターホン10の識別情報ID1(後述)と、入力された第1の動画音声データoMVとを含む第1通知データNFを生成する。
通知情報送信部112bは、生成した第1通知データNFを暗号化するとともに暗号化した第1通知データNFに電子署名を付与する。そして、暗号化後かつ電子署名を付与後の第1通知データNFを、第1データ通信制御部112eを介して、認証サーバ20と、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30とに送信する。
ここで、上記暗号化には、例えば、公開鍵暗号方式、共通鍵暗号方式、またはこれら2つの方式を組み合わせた方式(SSL:Secure Sockets Layer)を用いる。
開錠状況情報送信部112cは、第1施開錠制御部112aからの施開錠指示データULkpの入力に応じて、施開錠指示データULkpに含まれる識別情報ID2(後述)に対応する代替開錠者の情報と、開錠が行われたこと又は開錠が禁止されたことを示す情報とを含む開錠状況データULiを生成する。そして、生成した開錠状況データULiを、第1データ通信制御部112e及び認証サーバ20を介して、認証サーバ20と、代替開錠先の他のインターホン10及び携帯通信端末30とに対して送信する。
ここで、開錠状況情報送信部112cは、認証サーバ20からの施開錠指示データULkpを受信した場合は、代替開錠者の情報の代わりに、認証サーバ20による施開錠指示であることが解る情報と、開錠が行われたこと又は開錠が禁止されたことを示す情報とを含む開錠状況データULiを生成する。
第1通話処理部112dは、各種入力データに基づき、IP子機12との間の通話処理を制御する機能と、呼出ボタン120の押下に応じて第1のチャイム音を鳴らす機能とを有している。
ここで、第1通話処理部112dには、呼出ボタン120からの呼出データBtnと、カメラ121及び第2マイク123からの第1の動画音声データoMVと、第1マイク110bからの第1音声データiVdとが入力される。
第1通話処理部112dは、来訪者の呼出ボタン120の押下による呼出データBtnの入力に応じて、予めROM等のメモリに記憶された第1チャイム音データに基づき第1チャイム音信号Chm1を第2スピーカ115に出力する。これにより、第2スピーカ115から第1のチャイム音が出力される。
また、第1通話処理部112dは、IP親機11とIP子機12との間で、宅内の利用者が来訪者の動画を見ながらこの来訪者と通話を行うことを可能とする制御処理である第1の動画通話処理を行う。すなわち、第1の動画通話処理は、来訪者の呼出ボタン120の押下による呼び出しに対して、宅内の利用者が送受話器110による応答が可能なときの通話処理となる。
具体的に、第1の動画通話処理は、第1のチャイム音による呼び出しに対して、宅内の利用者が送受話器110による応答(オフフック)を行うことで開始される。かかる処理が開始されると、第1通話処理部112dは、入力された第1の動画像データoMvに基づき、表示装置111に来訪者の動画像を表示し、入力された第2音声データoVdに基づき送受話器110の第1スピーカ110aから来訪者の第2音声を出力する。さらに、入力された第1音声データiVdに基づきIP子機12の第3スピーカ122から第1音声を出力する。これにより、宅内の居住者はIP親機11の送受話器110を用いて、表示装置111に表示された来訪者の動画像を見ながら来訪者との通話を行い、一方、来訪者はIP子機12の第3スピーカ122及び第2マイク123を用いて宅内の利用者との通話を行うことが可能となる。
第1データ通信制御部112eは、IP親機11の各構成部からの送信要求に基づき、第1通信機15を制御して、各構成部からのデータを指定された送信先へと送信する。さらに、第1通信機15を介して受信した、他のインターホン10、認証サーバ20及び携帯通信端末30からの各種データを、対応する各構成部へと入力する処理を行う。
第1開錠状況情報表示部112fは、代替開錠の要請元の他家のインターホン10からの開錠状況データULiに基づき、応答した代替開錠者の情報と、開錠が行われたこと又は開錠が禁止されたことを示す情報とを含む開錠状況情報を表示装置111に表示する。
第1代替開錠制御部112gは、代替開錠の要請元の他家のインターホン10からの第2通知データaNFと、認証サーバ20からの認証結果情報CRとに基づき、第1の代替開錠制御処理を実施する機能と、第2のチャイム音を鳴らす機能とを有している。
ここで、第2通知データaNFは、他家のインターホン10の識別情報と、他家に来訪した来訪者(以下、「他家来訪者」と記載する場合がある)の第2の動画音声データaMVとを含むデータである。また、認証結果情報CRは、認証サーバで行われる他家来訪者の顔認証処理の認証結果を含む情報である。
第1代替開錠制御部112gは、まず、第2通知データaNFの受信に応じて、例えばROMに予め記憶された第2チャイム音データに基づき第2チャイム音信号Chm2を第2スピーカ115に出力する。これにより、第2スピーカ115からは第2のチャイム音が出力される。
ここで、第1実施形態の第1代替開錠制御部112gは、宅内の利用者(特に居住者)に代替開錠に係る呼び出し(以下、単に「代替呼出」と記載する場合がある)であることが解るように、第1のチャイム音とは異なる第2のチャイム音を出力する。なお、表示装置111に、代替呼出であることを示す情報を表示してもよい。
また、第1の代替開錠制御処理は、第2のチャイム音による呼び出しに対して、宅内の利用者が送受話器110による応答(オフフック)を行うことで開始される。かかる処理が開始されると、第1代替開錠制御部112gは、受信した第2通知データaNFに含まれる第2の動画音声データaMVに基づき、表示装置111に他家来訪者の第2の動画像を表示する。加えて、第1スピーカ110aから他家来訪者の第3音声を出力する。さらに、受信した認証結果情報CRに基づき、認証結果情報CRに含まれる顔認証結果を表示装置111に表示する。なおさらに、顔認証結果の表示後に、開錠を許可するか否かの選択を促す第1開錠選択画像を表示装置111に表示する。
第1代替開錠制御部112gは、第1開錠選択画像の表示中に、宅内の利用者が開錠ボタン114bを押下することで、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを生成し、一方、施錠ボタン114aを押下することで、開錠禁止のフラグ(例えば「0」)が設定された施開錠指示データULkpを生成する。そして、生成した施開錠指示データULkpを、認証サーバ20及び他家のインターホン10に送信する。これにより、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpが他家のインターホン10に送信された場合は、他家の玄関ドアを遠隔で開錠することが可能である。一方、開錠禁止のフラグが設定された施開錠指示データULkpが送信された場合は、他家の玄関ドアの開錠を禁止する(開錠処理を実施しない)ことが可能である。
すなわち、第1の代替開錠制御処理は、自家のインターホン10が他家の代替開錠先として登録されている場合に実施される処理となる。具体的に、他家が留守のときに、宅内の利用者が、他家来訪者の動画を見ながらかつ他家来訪者の音声を聞きながら開錠を許可するか否かを遠隔で指示可能とする処理となる。なお、自家のインターホン10のIP親機11と他家のインターホン10のIP子機12とを通話可能に接続して来訪者と通話を行うことが可能な構成としてもよい。
(認証サーバ20の具体的な構成)
認証サーバ20は、図5に示すように、第2通信機21と、第2制御装置22と、記憶装置23とを備える。
記憶装置23は、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置から構成される。記憶装置23は、その記憶領域に、顧客情報データベース24と、生体情報データベース25とが構築されている。
以下、顧客情報データベース24は、「顧客情報DB24」と記載する場合があり、生体情報データベース25は、「生体情報DB25」と記載する場合がある。
第2通信機21は、例えば、上記第1通信機15と同様に、光通信用のルータ及びモデムを備える。そして、これらルータ及びモデムによって、認証サーバ20と、インターホン10及び携帯通信端末30との間でインターネット50を介したデータの送受信を行う。
第2制御装置22は、後述する各機能構成部の機能を、ソフトウェアを用いて実現するためのコンピュータシステムを備えている。かかるコンピュータシステムは、図示省略するが、CPUと、RAMと、ROMと、入出力回路と、タイマ回路と、各種内外バスとを含んで構成される。CPU、RAM、ROM、入出力回路およびタイマ回路は、各種内外バスを介して接続されており、これら接続デバイス間のデータの送受信を可能としている。
さらに、このコンピュータシステムは、入出力回路を介して、第2通信機21と、記憶装置23とが接続されている他、図示省略するが、液晶モニター等の出力装置、マウスやキーボード等の入力装置などが接続されている。
そして、電源を投入すると、ROMなどに記憶されたBIOSなどのシステムプログラムが、ROMに予め記憶された各種専用のコンピュータプログラム、あるいは、記憶装置23にインストールされた各種専用のコンピュータプログラムをRAMにロードする。そして、RAMにロードされたプログラムに記述された命令に従ってCPUが各種リソースを駆使して各種演算処理を行うことで後述する機能構成部の機能をソフトウェア上で実現できるようになっている。
顧客情報DB24は、電気錠制御システム1を利用する利用者(顧客)の情報を記憶したデータベースである。具体的に、インターホン10の利用者の情報と、インターホン10の識別情報ID1と、この識別情報ID1と対応付けられた代替開錠者の情報と、この代替開錠者の利用するインターホン10及び携帯通信端末30の識別情報ID2とを含む顧客情報を記憶している。ここで、識別情報ID1及びID2は、例えば、MACアドレスや、固定のIPアドレス、SIP(Session Initiation Protocol)アドレス、IMEI(International Mobile Equipment Identifier)などから構成される。
生体情報DB25は、第1実施形態では、同じ家や施設に居住するシステム利用者の顔特徴点データを記憶したデータベースである。具体的に、居住者全員の顔特徴点データ、居住者のうち鍵や携帯通信端末30を持たせたくない子供や老人等の被保護者の顔特徴点データなどを記憶している。なお、顔特徴点データとしては、様々な顔の向きや表情の変化に対応した顔特徴点のデータが登録されている。
(第2制御装置22の具体的な機能構成)
第2制御装置22は、図6に示すように、データ復号部210と、ID認証部211と、生体認証処理部212と、認証結果情報送信部213と、第2データ通信制御部214と、非応答状況通知部215と、第2施開錠制御部216とを備える。
データ復号部210は、第2データ通信制御部214を介して入力されるインターホン10及び携帯通信端末30からの暗号化された各種データのうち暗号化されたデータについて元のデータへと復号化する。
さらに、電子署名が付与されたデータについては、復号化したデータからハッシュ関数を用いてメッセージダイジェストを生成し、また、受信したデータに付与されている電子署名を復号化する。
そして、上記復号化したデータから生成したメッセージダイジェストと、上記復号化した電子署名に含まれるメッセージダイジェストとが一致するか否かを判定することで、これらのデータの送信元の正当性を判定する。すなわち、一致する場合に、受信した情報が正当な送信者から送信されたデータであると判定し、一致しない場合に、不当な送信者から送信されたデータであると判定する。
データ復号部210は、復号化したデータが正当な送信者から送信されたデータであると判定した場合に、復号化したデータをID認証部211に出力する。
ID認証部211は、入力されたデータに含まれる識別情報ID1又はID2を、顧客情報DB24の登録データ(識別情報ID1_1〜1_n又は識別情報ID2_1〜2_q(qは2以上の自然数))と照合する。これにより、識別情報ID1又はID2が顧客情報DB24に登録された正規の顧客又は正規の代替開錠者の識別情報であるか否かを判定する。そして、識別情報が認証されたデータを後段の対応する各機能構成部に入力する。
生体認証処理部212は、第1通知データNFの入力に応じて、予め設定された第1顔認証閾値Thf1に基づき第1の顔認証処理を実施する。また、第1実施形態の生体認証処理部212は、非応答状況通知部215からの非応答通知DR(後述)の入力に応じて、予め設定された第2顔認証閾値Thf2に基づき第2の顔認証処理を実施する。ここで、第2顔認証閾値Thf2は、第1顔認証閾値Thf1よりも高い値に設定されている。
具体的に、生体認証処理部212は、ID認証部211から入力された第1通知データNFに含まれる来訪者の第1の動画像データoMvに基づき、来訪者の顔を含む画像データから来訪者の顔特徴点データChfを抽出する。次に、抽出した顔特徴点データChfと、生体情報DB25に予め登録された、入力された第1通知データNFに含まれる識別情報ID1に対応する登録データ(顔特徴点データ)との一致度(%)を算出する。さらに、この一致度が予め設定した第1顔認証閾値Thf1(例えば、80%)以上となるか否かを判定することで第1の顔認証処理を実施する。そして、一致度が第1顔認証閾値Thf1以上の場合に、来訪者が登録データの該当する人物として顔認証されたと判定する。一方、第1顔認証閾値Thf1以上となる登録データが無かった場合に、来訪者は登録データの人物のいずれにも該当せず認証されなかったと判定する。
そして、生体認証処理部212は、第1の顔認証処理の認証結果である第1顔認証結果FCR1を、認証結果情報送信部213に入力する。
一方、生体認証処理部212は、上記第1の顔認証処理を実施後に、非応答状況通知部215から非応答通知DRが入力された場合は、上記第1の顔認証処理で算出した一致度と、第2顔認証閾値Thf2(例えば、90%)とを比較する。そして、一致度が第2顔認証閾値Thf2以上の場合に来訪者が顔認証されたと判定し、一方、一致度が第2顔認証閾値Thf2未満の場合に来訪者は顔認証されなかったと判定する。
そして、生体認証処理部212は、第2の顔認証処理の認証結果である第2顔認証結果FCR2を、第2施開錠制御部216に入力する。
以下、顔認証結果が、来訪者が顔認証された結果を示す場合に「顔認証OK」と記載する場合があり、来訪者が顔認証されなかった結果を示す場合に「顔認証NG」と記載する場合がある。
認証結果情報送信部213は、第1顔認証結果FCR1と識別情報ID1とを含む認証結果情報CRを生成する。そして、生成した認証結果情報CRを、第2データ通信制御部214を介して、識別情報ID1に対応する代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30に送信する処理を行う。
この認証結果情報CRは、代替開錠者が、開錠許可または開錠禁止を判断する際に参照する情報となる。例えば、遠方の親戚などが来訪者の顔をうろ覚えの状態で判断に迷ったときに顔認証OKの結果であれば開錠指示を選択し、顔認証NGの結果であれば開錠禁止を選択するといった判断が可能となる。特に、顔認証NGのときは、誤認の恐れがあることの注意喚起の役割として機能する。
第2データ通信制御部214は、第2制御装置22の各構成部からの送信要求に基づき、第2通信機21を制御して、各構成部からの各種データを指定された送信先へと送信する。さらに、第2通信機21を介して受信した、インターホン10及び携帯通信端末30からの各種データを、データ復号部210に入力する処理を行う。
非応答状況通知部215は、第1顔認証結果FCR1が顔認証OKの結果であると判定すると、不図示のタイマ回路を利用して、経過時間Tpの計測を開始する。そして、経過時間Tpが予め設定した設定時間Ts以上となるまでに、代替開錠先のインターホン10又は携帯通信端末30からの施開錠指示データULkpを受信しなかったと判定した場合に、非応答通知DRを生体認証処理部212に入力する。
一方、顔認証NGの場合は経過時間Tpの測定を行わずに処理を終了し、また、経過時間Tpが設定時間Ts以上となる前に、施開錠指示データULkpを受信した場合は、経過時間Tpの測定を終了する。
すなわち、顔認証OKの来訪者に対して、代替開錠者がいずれも応答せずに、代替開錠処理が行われなかった場合に、そのことを生体認証処理部212に通知する。つまり、認証サーバ20自身に通知する(認識させる)。
第2施開錠制御部216は、第2顔認証結果FCR2が入力されたことに応じて、その認証結果が顔認証OKの場合に、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、第2データ通信制御部214を介して、識別情報ID1に対応する要請元のインターホン10に送信する。一方、顔認証NGの場合に、開錠禁止のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、第2データ通信制御部214を介して、識別情報ID1に対応する要請元のインターホン10に送信する。
(携帯通信端末30の具体的な構成)
携帯通信端末30は、図7に示すように、第3通信機31と、第3制御装置32と、第3マイク33と、第4スピーカ34と、TP式表示装置35と、第2BT通信機36とを備える。なお、携帯通信端末30は、携帯電話(フューチャーホン、スマートホン等)、タブレット端末等の利用者が携帯可能な通信機器から構成される。
第3通信機31は、図示省略するが、電波を受発信するアンテナと、変調処理を行う送信機と、復調処理を行う受信機とを備え、第3制御装置32から送られてきた送信用データを送信機で電波に乗せて(変調して)アンテナから発信する。アンテナから発信された電波は、基地局40で受信され、基地局40を介してインターネット50に送られ、インターネット50を介してインターホン10、認証サーバ20及び他の携帯通信端末30へと送信される。一方、インターホン10、認証サーバ20及び他の携帯通信端末30から送信されたデータは、インターネット50を介して基地局40に受信され、基地局40から電波に乗せられて発信される。この電波は、アンテナで受信され、受信された電波信号を復調器で復調してデータを取り出し、取り出したデータを第3制御装置32に入力する。
第3制御装置32は、CPU、RAM、ROM、入出力回路、タイマ回路等を含むマイクロコントローラから構成される。
第3制御装置32は、各種入力信号に基づき、携帯通信端末30を構成する各構成部の動作を制御する。なお、詳細な構成は後述する。
第3マイク33は、入力される利用者の音声を電気信号に変換し、該電気信号からなる利用者の音声信号である第4音声信号tVdを第3制御装置32に入力する。
第4スピーカ34は、第3制御装置32から入力される音声データに基づき、音声データに対応した音声を出力する。例えば、第2音声データoVdに基づき、来訪者の第2音声を出力する。
タッチパネル式表示装置35(以下、「TP式表示装置35」と記載する場合がある)は、液晶ディスプレイの表示パネル部に、タッチ位置を検出するタッチパネルを組み込んだ表示装置である。
TP式表示装置35は、第3制御装置32からの指令に応じて各種画像の表示を行うとともに、利用者が表示パネル部の表示面(タッチ面)をタッチすることによってタッチパネルを介して検出されたタッチ位置情報を第3制御装置32に入力する。
これにより、利用者は、例えば、TP式表示装置35の表示パネル部に表示されたボタンや文字等の画像の表示位置をタッチすることで各種指示入力を行うことが可能となる。
第2BT通信機36は、第2BTアンテナ36aを備え、第1BT通信機113と同様に、Bluetoothの通信規格に準拠した無線送受信機である。
第2BT通信機36は、第1実施形態において、例えば、玄関ドアの施錠及び開錠を行うために、電気錠装置14との間の無線通信に用いられる。
(第3制御装置32の具体的な機能構成)
第3制御装置32は、その機能構成部として、図8に示すように、第3データ通信制御部320と、第2代替開錠制御部322と、第2開錠状況情報表示部323と、第2通話処理部324と、第3施開錠制御部325とを備える。第1実施形態において、これらの機能構成部の機能は、インターホン10からの第1通知データNFに応じて、第3制御装置32のCPUにて起動されるアプリケーションプログラムの実行によって実現される。
具体的に、第1実施形態の第3制御装置32は、インターホン10からの第1通知データNFを受信すると、例えば、代替開錠処理に係るアプリケーションプログラムを起動したり、バックグラウンドで待機状態にあるアプリケーションプログラムをアクティブ状態にしたりする。このとき、例えば、呼出音を鳴らしたり、バイブレーション機能によって振動を発生したりすることで、第1通知データNFを受信したことを利用者に報知する。
第3データ通信制御部320は、第3通信機31を介したデータの送受信を制御する機能を有する。さらに、暗号化されたデータついては復号化を行い、電子署名の付与されたデータについては電子署名の検証を行う。そして、復号化後のデータ、及び電子署名の検証OKのデータを対応する各構成部に入力する。
第2代替開錠制御部322は、第3データ通信制御部320から、代替開錠の要請元のインターホン10から送信されてきた第1通知データNFが入力されたことに応じて、第2の代替開錠制御処理を開始する。かかる処理が開始されると、第2代替開錠制御部322は、まず、応答をするか否かを選択する応答選択画像をTP式表示装置35に表示する。ここで、第1実施形態では、TP式表示装置35のタッチパネルを介したタッチ入力によって、応答をするか否かを選択することが可能となっている。
ここで、応答をしない選択がされた場合は処理を終了する。
第2代替開錠制御部322は、応答が選択されると、次に、入力された第1通知データNFに含まれる第1の動画音声データoMVに基づき、来訪者の第1の動画像をTP式表示装置35に表示し、来訪者の第2音声を第4スピーカ34から出力する。
引き続き、第2代替開錠制御部322は、第3データ通信制御部320から、認証サーバ20から送信されてきた認証結果情報CRが入力されると、入力された認証結果情報CRに含まれる第1顔認証結果FCR1に基づき、顔認証OKかNGかを判定する。そして、この判定結果に基づく顔認証結果をTP式表示装置35に表示する。例えば、第1の動画像に重ねて、顔認証OKであれば緑色の「顔認証OK」の文字画像を点滅表示し、顔認証NGであれば赤色の「顔認証NG」の文字画像を点滅表示する。
さらに、第2代替開錠制御部322は、顔認証結果を表示後に、TP式表示装置35に、開錠を許可するか否かを選択する第2開錠選択画像を表示する。ここで、第1実施形態では、TP式表示装置35のタッチパネルを介したタッチ入力によって、開錠を許可するか否かを選択することが可能となっている。
そして、利用者のタッチ操作によって開錠を許可する選択がされたことに応じて、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、第3データ通信制御部320を介して、代替開錠の要請元のインターホン10と、認証サーバ20とに送信する。一方、開錠を許可しない選択がされたことに応じて、開錠禁止のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、第3データ通信制御部320を介して、代替開錠の要請元のインターホン10と、認証サーバ20とに送信する。
第2開錠状況情報表示部323は、第3データ通信制御部320から、代替開錠の要請元のインターホン10から送信されてきた開錠状況データULiが入力されると、入力された開錠状況データULiに基づき、開錠を行った登録者の情報又は認証サーバ20による施開錠指示であることが解る情報と、開錠が行われたこと又は開錠が禁止されたことを示す情報とを含む開錠状況情報をTP式表示装置35に表示する。
第2通話処理部324は、他の携帯通信端末30や一般電話機との間で専用回線を介して通話可能に接続する制御と、接続後の通話処理の制御とを行う。加えて、第1実施形態では、当該携帯通信端末30と、代替開錠の要請元のインターホン10のIP子機12とを、インターネット50を介して両者の間で通話可能に接続する制御と、接続後の通話処理の制御とを行う。
具体的に、インターホン10との間で例えばSIPメッセージ等の通話接続情報の送受信を行って、両者を、インターネット50を介して通話可能に接続する制御を行う。
第2通話処理部324は、通話可能に接続後は、例えば接続先のインターホン10からの第2音声データoVdに基づき、来訪者の第2音声を第4スピーカ34から出力する処理を行う。加えて、第3マイク33を介して入力される携帯通信端末30の利用者の第4音声のデータである第4音声データtVdを接続先のインターホン10に送信する処理を行う。
また、例えばSIPプロトコル等を利用することで、動画通話可能に接続することが可能となる。これにより、例えば、接続先のインターホン10からの第1の動画像データoMvに基づき、来訪者の第1の動画像をTP式表示装置35に表示しながら通話を行うことが可能となる。
例えば、この機能を利用することで、携帯通信端末30の利用者は、第1通知データNFに含まれる動画像や音声の視聴だけでは不安な場合に、代替開錠の要請元のインターホン10のIP子機12と通話可能に接続して、来訪者と通話を行うことが可能である。
(電気錠制御システム1の第1の全体処理の流れ)
次に、図9に基づき、代替開錠者が応答を行った場合の電気錠制御システム1の第1の全体処理の流れを説明する。
図9に示すように、まず、来訪者がIP子機12の呼出ボタン120を押下すると呼出データBtnがIP親機11及びカメラ121に送信される(S1000)。カメラ121は、呼出データBtnの入力に応じて、来訪者の動画像である第1動画像の撮像を開始する。カメラ121は、撮像した第1の動画像データoMvを、IP親機11に送信する(S1002)。
IP親機11は、呼出データBtnを受信したことに応じて、カメラ121からの第1の動画像データoMvと第2マイク123からの第2音声データoVdとを取得する。さらに、取得した第1の動画像データoMv及び第2音声データoVdと、インターホン10の識別情報とを含む第1通知データNFを生成する(S1004)。そして、IP親機11は、生成した第1通知データNFを認証サーバ20と、代替開錠先の他のインターホン10及び携帯通信端末30に送信する(S1006〜S1008)。
認証サーバ20は、第1通知データNFを受信すると、まず、データの復号化処理、電子署名の検証処理及び識別情報ID1の認証処理を行う。そして、第1通知データNFに問題がない場合は、第1通知データNFに含まれる第1の動画像データoMvに基づき、来訪者の顔特徴点データChfを抽出する。さらに、抽出した顔特徴点データChfと、生体情報DB25に登録された居住者の顔特徴点データと、予め設定された第1顔認証閾値Thf1とに基づき第1の顔認証処理を行う(S1010)。
一方、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30は、第1通知データNFを受信すると、データの復号化処理、電子署名の検証処理及び識別情報ID1の認証処理を行う。そして、第1通知データNFに問題がない場合は、引き続き第2の代替開錠制御処理を実行する。
インターホン10では、送受話器110のオフフック動作が行われることで応答が選択される。一方、携帯通信端末30では、応答選択画像をTP式表示装置35に表示し、携帯通信端末30の利用者のタッチ入力により応答が選択される。応答が選択されたインターホン10及び携帯通信端末30は、第1通知データNFに含まれる第1の動画音声データoMVに基づき、来訪者の動画像及び音声を表示装置及びスピーカから出力する(S1011)。
また、認証サーバ20は、第1の顔認証処理が終了すると、第1顔認証結果FCR1を含む認証結果情報CRを、第1通知データNFに含まれる識別情報ID1に対応する代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30に送信する。(S1012)。
さらに、認証サーバ20は、第1顔認証結果FCR1が顔認証OKかNGかを判定し、顔認証OKである場合に、非応答状況通知処理を実行して、経過時間Tpの測定を開始する(S1013)。
一方、応答を選択したインターホン10又は携帯通信端末30は、認証結果情報CRを受信すると、受信した認証結果情報CRに含まれる第1顔認証結果FCR1に基づく顔認証結果を表示装置に表示する。その後、第1又は第2開錠選択画像を、表示装置に表示する。これによって、開錠許可が選択されると、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、認証サーバ20と、代替開錠の要請元のインターホン10とに送信する(S1016〜S1018)。
認証サーバ20は、経過時間Tpが設定時間Ts以上となる前に施開錠指示データULkpを受信すると、非応答状況通知処理を終了する。
要請元のインターホン10は、応答を選択したインターホン10又は携帯通信端末30からの開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを受信すると、このデータに付与された電子署名を検証する。そして、検証OKの場合に電気錠装置14に開錠信号ULkを送信して、電気錠装置14に玄関ドアを開錠させる(S1020)。
引き続き、要請元のインターホン10は、施開錠指示データULkpに含まれる識別情報ID2に対応する登録者の情報及び開錠されたことを示す情報を含む開錠状況データULiを、認証サーバ20と、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30とに送信する(S1022〜S1024)。
(電気錠制御システム1の第2の全体処理の流れ)
次に、図10に基づき、代替開錠者が誰も応答を行わなかった場合の電気錠制御システム1の第2の全体処理の流れを説明する。
ステップS2000〜S2012までの処理は、上記ステップS1000〜S1012までの処理と同様となるので説明を省略する。
認証サーバ20は、第1の顔認証処理が終了すると、第1顔認証結果FCR1が顔認証OKかNGかを判定し、顔認証OKである場合に、非応答状況通知処理を実行して、経過時間Tpの測定を開始する。
そして、経過時間Tpが設定時間Ts以上となっても、代替開錠先のインターホン10又は携帯通信端末30からの施開錠指示データULkpを受信しなかったと判定すると、非応答通知DRを、当該認証サーバ20の生体認証処理部212に入力する。
生体認証処理部212は、非応答通知DRが入力されると、第2の顔認証処理を実行する。そして、第2顔認証結果FCR2を、第2施開錠制御部216に入力する(S2014)。
第2施開錠制御部216は、第2顔認証結果FCR2に基づき顔認証OKかNGかを判定し、顔認証OKと判定すると、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、要請元のインターホン10に送信する(S2016)。
要請元のインターホン10は、認証サーバ20からの開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを受信すると、このデータに付与された電子署名を検証する。そして、検証OKの場合に電気錠装置14に開錠信号ULkを送信して、電気錠装置14に玄関ドアを開錠させる(S2018)。
引き続き、要請元のインターホン10は、認証サーバ20によって開錠されたことを示す情報を含む開錠状況データULiを、認証サーバ20と、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30とに送信する(S2020〜S2022)。
(通知情報送信処理)
次に、図11に基づき、上記ステップS1004又はS2004の通知情報送信処理の処理手順を説明する。なお、通知情報送信処理は、予め設定した周期で繰り返し実行される処理となる。
インターホン10の第1制御装置112において制御プログラムが実行され、通知情報送信処理が開始されると、図11に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、通知情報送信部112bにおいて、呼出データBtnが入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合(Yes)は、ステップS102に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、呼出データBtnが入力されるまで判定処理を繰り返す。
ステップS102に移行した場合は、通知情報送信部112bにおいて、カメラ121から入力される第1の動画像データoMvと、第2マイク123から入力される第2音声データoVdとを取得して、ステップS104に移行する。
ステップS104では、通知情報送信部112bにおいて、第1の動画像データoMv及び第2音声データoVdと、予めROM等のメモリに記憶されたインターホン10の識別情報ID1とを含む第1通知データNFを生成する。そして、生成した第1通知データNFを暗号化するとともに暗号化した第1通知データNFに電子署名を付与して、ステップS106に移行する。
ステップS106では、通知情報送信部112bにおいて、第1データ通信制御部112eを介して、暗号化後かつ電子署名を付与後の第1通知データNFを、認証サーバ20と、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30に送信し、一連の処理を終了する。
(施開錠制御処理)
次に、図12に基づき、上記ステップS1020又はS2018において、インターホン10で行われる施開錠制御処理の処理手順を説明する。なお、施開錠制御処理は、予め設定した周期で繰り返し実行される処理となる。
インターホン10の第1制御装置112において制御プログラムが実行され、施開錠制御処理が開始されると、図12に示すように、まず、ステップS150に移行する。
ステップS150では、第1施開錠制御部112aにおいて、代替開錠先のインターホン10又は携帯通信端末30からの施開錠指示データULkpを受信したか否かを判定する。そして、受信したと判定した場合(Yes)は、ステップS152に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、元の処理に復帰する。
ステップS152に移行した場合は、第1施開錠制御部112aにおいて、施開錠指示データULkpに付与された電子署名を検証して、ステップS154に移行する。
具体的に、施開錠指示データULkpが暗号化されている場合は復号化し、復号化したデータからハッシュ関数を用いてメッセージダイジェストを生成し、このメッセージダイジェストと復号化した電子署名に含まれるメッセージダイジェストとを比較する。
ステップS154に移行した場合は、第1施開錠制御部112aにおいて、ステップS152の検証結果に基づき、署名OKか否かを判定し、署名OKであると判定した場合(Yes)は、ステップS156に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了し、元の処理に復帰する。
すなわち、メッセージダイジェストの比較結果が、両者が一致している結果の場合に、施開錠指示データULkpが正当な送信者からのデータである(署名OK)と判定し、一致していない場合に不当な送信者からのデータである(署名NG)と判定する。
ステップS156に移行した場合は、第1施開錠制御部112aにおいて、受信した施開錠指示データULkpは、開錠指示のフラグが設定されたものか否かを判定し、開錠指示のフラグが設定されたものであると判定した場合(Yes)は、ステップS158に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS162に移行する。
ステップS158に移行した場合は、第1施開錠制御部112aにおいて、開錠信号ULkを電気錠装置14に送信して、ステップS160に移行する。これにより、電気錠装置14に玄関ドアを開錠させる。
ステップS160では、第1施開錠制御部112aにおいて、施開錠指示データULkpに含まれる識別情報ID2に基づき、この識別情報ID2に対応する登録者の情報と、玄関ドアを開錠したことを示す情報とを含む開錠状況データULiを生成する。そして、生成した開錠状況データULiを、認証サーバ20と、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30とに送信する。その後、一連の処理を終了する。
一方、ステップS156において、開錠指示ではないと判定してステップ162に移行した場合は、第1施開錠制御部112aにおいて、施開錠指示データULkpに含まれる識別情報ID2に基づき、この識別情報ID2に対応する登録者の情報と、玄関ドアの開錠を禁止したことを示す情報とを含む開錠状況データULiを生成する。そして、生成した開錠状況データULiを、認証サーバ20と、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30とに送信する。その後、一連の処理を終了する。
(認証処理)
次に、図13に基づき、上記ステップS1010又はS2010において、認証サーバ20で行われる認証処理の処理手順を説明する。
認証サーバ20の第2制御装置22において制御プログラムが実行され、認証処理が開始されると、図13に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、データ復号部210において、第2データ通信制御部214を介して、第1通知データNFを受信したか否かを判定する。そして、受信したと判定した場合(Yes)は、ステップS202に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、処理を終了する。
ステップS202に移行した場合は、データ復号部210において、暗号化された第1通知データNFを復号化し、第1通知データNFに付与された電子署名を復号化して、電子署名の検証を行う。その後、ステップS204に移行する。
ステップS204では、データ復号部210において、電子署名が正当な送信者からのものか否かを判定する。そして、正当な送信者からのものである(署名OK)と判定された場合(Yes)は、復号化した第1通知データNFをID認証部211に入力して、ステップS206に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了する。
ステップS206に移行した場合は、ID認証部211において、入力された第1通知データNFに含まれる識別情報ID1の認証処理を行う。その後、ステップS208に移行する。
具体的に、第1通知データNFに含まれる識別情報ID1を、顧客情報DB24に登録された識別情報と照合して、該当するものがあるか否かを判定することで、識別情報ID1の認証処理を行う。
ステップS208では、ID認証部211において、ステップS206の認証処理結果に基づき、識別情報ID1が認証されたか否かを判定する。そして、認証されたと判定した場合(Yes)は、第1通知データNFを生体認証処理部212に入力して、ステップS210に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了する。
ステップS210に移行した場合は、生体認証処理部212において、第1の顔認証処理を実行する。そして、第1顔認証結果FCR1を認証結果情報送信部213に入力して、ステップS212に移行する。
ステップS212では、認証結果情報送信部213において、入力された第1通知データNFに含まれる識別情報ID1と、入力された第1顔認証結果FCR1とを含む認証結果情報CRを生成して、ステップS214に移行する。
ステップS214では、認証結果情報送信部213において、ステップS212で生成した認証結果情報CRに電子署名を付与する。そして、電子署名を付与後の認証結果情報CRを、識別情報ID1に対応する代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30に送信する。その後、一連の処理を終了する。
(第1の顔認証処理)
次に、図14に基づき、上記ステップS210において、認証サーバ20で行われる第1の顔認証処理の処理手順を説明する。
上記ステップS210において、第1の顔認証処理が開始されると、図14に示すように、まず、ステップS230に移行する。
ステップS230では、生体認証処理部212において、第1通知データNFに含まれる第1の動画像データoMvから、来訪者の顔特徴点データChfを抽出する。その後、ステップS232に移行する。
ステップS232では、生体認証処理部212において、生体情報DB25から、第1通知データNFに含まれる識別情報ID1に対応する顔特徴点データを読み出して、ステップS234に移行する。
ステップS234では、生体認証処理部212において、抽出した顔特徴点データChfと、読み出した顔特徴点データとの一致度を算出する。その後、ステップS236に移行する。
ここで、第1実施形態において、算出した一致度は、第2の顔認証処理において再利用する可能性があるため、少なくとも開錠状況データULiを受信するまでは、RAM等のメモリに記憶保持しておく。
ステップS236では、生体認証処理部212において、ステップS234で算出した一致度と、第1顔認証閾値Thf1とを比較する。そして、一致度が第1顔認証閾値Thf1以上であるか否かを判定し、第1顔認証閾値Thf1以上であると判定した場合(Yes)は、ステップS238に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS240に移行する。
ステップS238に移行した場合は、生体認証処理部212において、顔認証OKの第1顔認証結果FCR1を、認証結果情報送信部213と、非応答状況通知部215とに出力する。その後、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
一方、ステップS240に移行した場合は、生体認証処理部212において、顔認証NGの第1顔認証結果FCR1を、認証結果情報送信部213と、非応答状況通知部215とに出力する。その後、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
(非応答状況通知処理)
次に、図15に基づき、上記ステップS1014又はS2014の非応答状況通知処理の処理手順を説明する。
認証サーバ20の第2制御装置22において制御プログラムが実行され、非応答状況通知処理が開始されると、図15に示すように、まず、ステップS250に移行する。
ステップS250では、非応答状況通知部215において、生体認証処理部212から入力された第1顔認証結果FCR1に基づき、顔認証OKか否かを判定する。そして、顔認証OKであると判定した場合(Yes)は、ステップS252に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了する。
ステップS252に移行した場合は、非応答状況通知部215において、タイマ回路を利用して、経過時間の計測を開始し、ステップS254に移行する。
ステップS254に移行した場合は、非応答状況通知部215において、施開錠指示データULkpを受信したか否かを判定し、受信していないと判定した場合(No)は、ステップS256に移行し、受信したと判定した場合(Yes)は、経過時間Tpの計測を終了して、一連の処理を終了する。
ステップS256に移行した場合は、非応答状況通知部215において、現在のタイマ回路のカウント値に基づき、経過時間Tpが設定時間Ts以上となったか否かを判定する。そして、設定時間Ts以上になったと判定した場合(Yes)は、ステップS258に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS254に移行する。
ステップS258に移行した場合は、非応答状況通知部215において、経過時間Tpの計測処理を終了して、ステップS260に移行する。
ステップS260では、非応答状況通知部215において、非応答通知DRを生体認証処理部212に出力して、一連の処理を終了する。
(第2の顔認証処理)
次に、図16に基づき、上記ステップS2014において、認証サーバ20で行われる第2の顔認証処理の処理手順を説明する。
認証サーバ20の第2制御装置22において制御プログラムが実行され、第2の顔認証処理が開始されると、図16に示すように、まず、ステップS270に移行する。
ステップS270では、生体認証処理部212において、非応答状況通知部215からの非応答通知DRが入力されたか否かを判定する。そして、入力されたと判定した場合(Yes)は、ステップS272に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、処理を終了する。
ステップS272に移行した場合は、生体認証処理部212において、RAM等のメモリから、第1の顔認証処理で算出した顔特徴点の一致度を読み出して、ステップS274に移行する。
ステップS274では、生体認証処理部212において、ステップS272で読み出した一致度と、第2顔認証閾値Thf2とを比較する。そして、一致度が第2顔認証閾値Thf2以上であるか否かを判定し、第2顔認証閾値Thf2以上であると判定した場合(Yes)は、ステップS276に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS278に移行する。
ステップS276に移行した場合は、生体認証処理部212において、顔認証OKの第2顔認証結果FCR2を、第2施開錠制御部216に出力して、一連の処理を終了する。
これにより、第2施開錠制御部216において、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpが、代替開錠の要請元のインターホン10に送信される。
一方、ステップS278に移行した場合は、生体認証処理部212において、顔認証NGの第2顔認証結果FCR2を、第2施開錠制御部216に出力して、一連の処理を終了する。
これにより、第2施開錠制御部216において、開錠禁止のフラグが設定された施開錠指示データULkpが、代替開錠の要請元のインターホン10に送信される。
(第2の代替開錠制御処理)
次に、図17に基づき、上記ステップS1011又はS2011において、携帯通信端末30で行われる第2の代替開錠制御処理の処理手順を説明する。
携帯通信端末30の第3制御装置32において、第2の代替開錠制御処理が開始されると、図17に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、第3データ通信制御部320において、第1通知データNFを受信したか否かを判定する。そして、受信したと判定した場合(Yes)は、受信した第1通知データNFを、第2代替開錠制御部322に入力して、ステップS302に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、処理を終了する。
ここで、第1実施形態では、第1通知データNFを受信したことに応じて、バックグラウンドで待機状態にあったアプリケーションプログラムがアクティブ状態となる。
また、第3データ通信制御部320は、第1通知データNFに付与された電子署名を検証し、検証OKの場合に、第1通知データNFを第2代替開錠制御部322に入力する。
ステップS302に移行した場合は、第2代替開錠制御部322において、TP式表示装置35に、応答選択画像を表示して、ステップS304に移行する。
ステップS304では、第2代替開錠制御部322において、タッチパネルを介した利用者からのタッチ入力に基づき、応答が選択されたか否かを判定する。そして、応答が選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS306に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS307に移行する。
具体的に、第1実施形態の第2通話処理部324は、応答の文字が描かれた応答ボタン画像及び応答拒否の文字が描かれた応答拒否ボタン画像をTP式表示装置35の表示画面に表示する。そして、携帯通信端末30の利用者は、画面に表示された応答ボタン画像及び応答拒否ボタン画像のいずれかの画像位置をタッチすることで応答するか否かを選択することが可能となっている。
ステップS306に移行した場合は、第2代替開錠制御部322において、第1通知データNFに含まれる第1の動画像データoMvに基づき来訪者の第1の動画像をTP式表示装置35に表示する。加えて、第1通知データNFに含まれる第2音声データoVdに基づき来訪者の第2の音声を第4スピーカ34から出力する。その後、ステップS308に移行する。
一方、ステップS307に移行した場合は、第2代替開錠制御部322において、応答拒否が選択されたか否かを判定し、応答拒否が選択されたと判定した場合(Yes)は、一連の処理を終了し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS304に移行する。
ステップS308に移行した場合は、第2代替開錠制御部322において、認証サーバ20から送られてくる認証結果情報CRが入力されたか否かを判定する。そして、入力されたと判定した場合(Yes)は、ステップS310に移行し、そうでないと判定した場合は、入力されるまで判定処理を繰り返す。
ステップS310では、第2代替開錠制御部322において、認証結果情報CRに含まれる第1顔認証結果FCR1に基づく顔認証結果を、TP式表示装置35に表示して、ステップS312に移行する。
ステップS312では、第2代替開錠制御部322において、第2開錠選択画像をTP式表示装置35に表示して、ステップS314に移行する。
具体的に、第1実施形態の第2代替開錠制御部322は、開錠許可の文字が描かれた開錠許可ボタン画像及び開錠不許可の文字が描かれた開錠不許可ボタン画像をTP式表示装置35の表示画面に表示する。そして、携帯通信端末30の利用者は、画面に表示された開錠許可ボタン画像及び開錠不許可ボタン画像のいずれかの画像位置をタッチすることで開錠を許可するか否かを選択することが可能となっている。
ステップS314では、第2代替開錠制御部322において、タッチパネルを介したタッチ入力に基づき、開錠許可が選択されたか否かを判定する。そして、開錠許可が選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS316に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS318に移行する。
ステップS316に移行した場合は、第2代替開錠制御部322において、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、要請元のインターホン10に送信して、ステップS322に移行する。
一方、ステップS318に移行した場合は、第2代替開錠制御部322において、タッチパネルを介したタッチ入力に基づき、開錠不許可が選択されたか否かを判定する。そして、開錠不許可が選択されたと判定した場合(Yes)は、ステップS320に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS314に移行する。
ステップS320に移行した場合は、第2代替開錠制御部322において、開錠禁止のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、要請元のインターホン10に送信して、ステップS322に移行する。
ステップS322では、第2代替開錠制御部322において、開錠状況データULiが入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合(Yes)は、ステップS324に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、開錠状況データULiを受信するまで、判定処理を繰り返す。
ステップS324に移行した場合は、第2代替開錠制御部322において、開錠状況データULiに基づき、開錠を行った登録者の情報と、開錠が行われたことを示す情報とを含む開錠状況情報をTP式表示装置35に表示する。その後、一連の処理を終了する。
(動作)
次に、図18〜図19に基づき、第1実施形態の電気錠制御システム1の動作を説明する。
ここで、住宅500にてインターホン10_1が利用されており、居住者は、両親と子供の3人家族であるとする。そして、インターホン10_1の識別情報ID1_1が認証サーバ20の顧客情報DB24に登録されているとする。さらに、代替開錠先として母親の携帯通信端末30_1の識別情報ID2_1と、祖父の携帯通信端末30_2の識別情報ID2_2と、祖父が利用するインターホン10_2の識別情報ID2_3とが認証サーバ20の顧客情報DB24に登録されているとする。
いま、図18に示すように、両親が留守にしている住宅500に子供が帰宅してきて、呼出ボタン120を押下したとする(図18中の(1))。これにより、呼出データBtnがIP親機11及びカメラ121に送信され、カメラ121が撮像を開始し、呼出ボタン120を押下した子供(来訪者)の動画像(第1の動画像)を撮像する。さらに、第2マイク123を介して子供の音声が入力される。そして、撮像により得られた第1の動画像データoMv、マイク入力により得られた第2音声データoVdが宅内のIP親機11に送信される。
IP親機11は、呼出データBtnを受信したことに応じて、カメラ121及び第2マイク123から送られてくる第1の動画像データoMv及び第2音声データoVdを取得する。そして、取得した第1の動画像データoMv及び第2音声データoVdと、識別情報ID1_1とを含む第1通知データNFを生成する。さらに、この第1通知データNFを暗号化しかつ暗号化後のデータに電子署名を付与する。そして、暗号化後かつ電子署名付与後の第1通知データNFを、インターネット50を介して認証サーバ20と、識別情報ID1_1に対応付けて登録された代替開錠先のインターホン10_2及び携帯通信端末30_1〜30_2に送信する(図18中の(2))。
一方、認証サーバ20は、インターホン10_1から送られてきた第1通知データNFを受信すると、受信した第1通知データNFを復号化するとともに付与されている電子署名を検証する。この検証により正当な送信者から送信されたものであると判定すると、次に、第1通知データNFに含まれる識別情報ID_1の認証処理を行う。そして、この識別情報ID_1が認証されると、次に、受信した第1通知データNFに含まれる第1の動画像データoMvに基づき、第1の顔認証処理を実行する(図18中の(3))。
ここで、この子供の顔特徴点データは、事前に取得したものが、認証サーバ20の生体情報DB25に識別情報ID_1に対応付けて登録されている。
認証サーバ20は、第1の顔認証処理が実行されると、まず、第1の動画像データoMvから子供の顔特徴点データChfを抽出する。次に、抽出した顔特徴点データChfと、生体情報DB25に登録された顔特徴点データとの一致度を算出する。さらに、算出した一致度と、予め設定された第1顔認証閾値Thf1とを比較し、一致度が第1顔認証閾値Thf1以上か否かを判定する。
ここで、子供が顔を隠す等変なことをしていなければ、登録データとの一致度は高い確率で第1顔認証閾値Thf1以上となる。ここでは、顔認証OKの第1顔認証結果FCR1が得られたとする。
認証サーバ20は、引き続き、第1顔認証結果FCR1を含む認証結果情報CRを生成し、生成した認証結果情報CRを、代替開錠先のインターホン10_2及び携帯通信端末30_1〜30_2に送信する(図18中の(4))。
すなわち、母の持つ携帯通信端末30_1、祖父の持つ携帯通信端末30_2、祖父の利用するインターホン10_2に、認証結果情報CRが送信される。
また、認証サーバ20は、第1顔認証結果FCR1が顔認証OKと判定すると、経過時間Tpの計測を開始する。
一方、祖父の利用するインターホン10_2は、そのIP親機11が第1通知データNFを受信したことに応じて、第2スピーカ115を介して第2のチャイム音を鳴らすとともに表示装置111に代替開錠であることを示すメッセージを表示する。
また、携帯通信端末30_1及び30_2は、第1通知データNFを受信したことに応じて、TP式表示装置35に応答選択画像を表示する。このとき、携帯通信端末30_1〜30_2は、各端末の設定状態に応じて、呼出音を出力したり、バイブレーション機能で振動を発生したりする。
このようにして、代替開錠先に対して呼出動作が行われる。
ここでは、母親が応答ボタン画像をタッチして、携帯通信端末30_1で応答が選択されたとする。なお、インターホン10_2では、祖父が送受話器110を持ち上げてオフフック状態にすることで応答が選択されることになる。
携帯通信端末30_1は、応答が選択されたことに応じて、第1通知データNFに含まれる第1の動画像データoMvに基づき子供の動画像をTP式表示装置35に表示し、第2音声データoVdに基づき子供の音声を第4スピーカ34から出力する。
母親は、TP式表示装置35に表示された子供の動画像を見て、かつ第4スピーカ34から出力される子供の音声を聞いて本人確認を行う。
引き続き、携帯通信端末30_1は、認証サーバ20からの認証結果情報CRを受信すると、認証結果情報CRに含まれる第1顔認証結果FCR1に基づき、顔認証OKに基づく顔認証結果をTP式表示装置35に表示する。
ここでは、緑色の「顔認証OK」の文字画像が、TP式表示装置35に点滅表示されたとする。
引き続き、携帯通信端末30_1は、第2開錠選択画像をTP式表示装置35に表示する。
母親は、子供の動画像と音声による視聴確認に加えて、「顔認証OK」の文字画像を確認することで、来訪者が自分の子供であると判断し、画面に表示された開錠許可ボタン画像の表示位置をタッチしたとする。これにより、携帯通信端末30_1は、開錠許可が選択されたと判定する。
携帯通信端末30_1は、開錠許可が選択されると、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、認証サーバ20と、インターホン10_1とに送信する(図18中の(5))。
インターホン10_1は、携帯通信端末30_1からの施開錠指示データULkpを受信すると、施開錠指示データULkpに付与された電子署名の検証を行う。ここでは、検証OKとして、インターホン10_1は、開錠信号ULkを、電気錠装置14に送信する。これにより、玄関ドアが開錠されて、子供が宅内に入ることができるようになる。
引き続き、インターホン10_1は、識別情報ID2_1に対応する母親の情報(例えば実名やハンドル名)と、開錠が行われたことを示す情報とを含む開錠状況データULiを生成する。そして、生成した開錠状況データULiを、認証サーバ20と、インターホン10_2、携帯通信端末30_1及び30_2とに送信する(図18中の(6))。
これにより、開錠状況データULiを受信したインターホン10_2、携帯通信端末30_1及び30_2は、受信した開錠状況データULiに基づき開錠状況情報を表示装置に表示する。これらの端末の利用者は、開錠状況情報を確認することで、子供の母親が開錠を行ったことを知ることが可能である。
一方、認証サーバ20では、経過時間Tpが設定時間Ts(例えば、30秒)以上となる前に、携帯通信端末30_1からの施開錠指示データULkpを受信したこととする。これにより、認証サーバ20は、経過時間の計測を終了する。すなわち、非応答状況通知処理を終了する。
一方、別の動作例として、第1顔認証結果FCR1が顔認証NGとなった場合の動作を説明する。
ここでは、同じクラスの他人の子供が訪ねて来たとして第1顔認証結果FCR1が顔認証NGの結果となり、また、祖父の携帯通信端末30_2が応答したとする。
携帯通信端末30_2は、認証サーバ20からの認証結果情報CRを受信すると、認証結果情報CRに含まれる第1顔認証結果FCR1に基づき、顔認証NGの顔認証結果をTP式表示装置35に表示する。
ここでは、赤色の「顔認証NG」の文字画像が、TP式表示装置35に点滅表示されたとする。
例えば、祖父は老眼鏡を家に忘れており、また子供とは長い間会っていなかったため、TP式表示装置35に表示された他人の子供の動画像を見てかつ第4スピーカ34から出力される音声を聞いても、本人じゃないとの確信が持てない状況であるとする。
このような場合に、赤色の「顔認証NG」の文字画像が点滅表示されることで、祖父は、やはり他人の子供だったかといった判断が可能となる。
そして、祖父は、「顔認証NG」の文字画像を確認することで、来訪者が娘(母親)の子供ではないと判断し、画面に表示された開錠不許可ボタン画像の表示位置をタッチしたとする。これにより、携帯通信端末30_2は、開錠不許可が選択されたと判定する。
携帯通信端末30_2は、開錠不許可が選択されると、開錠禁止のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、認証サーバ20と、インターホン10_1とに送信する(図18中の(5))。
インターホン10_1は、携帯通信端末30_2からの施開錠指示データULkpを受信すると、施開錠指示データULkpに付与された電子署名の検証を行う。ここでは、検証OKとして、インターホン10_1は、開錠禁止と判断して、処理を終了する。
これにより、玄関ドアが開錠されずに、他人の子供が宅内に入ることができない状態のままとなる。なお、開錠禁止の場合に、施錠忘れを考慮して、施錠信号Lkを、電気錠装置14に送信するようにしてもよい。
さらに、別の動作例として、代替開錠先のインターホン10_2、携帯通信端末30_1及び30_2の利用者がいずれも応答しなかった場合の動作を説明する。ここでは、居住者の子供が帰宅したとして、第1の顔認証処理の認証結果が顔認証OKになったとする。
なお、図19中の(1)〜(4)の動作は、上記動作例と同様となるので、これら以降の動作から説明する。
ここでは、応答が行われなかったために、認証サーバ20では、経過時間Tpが設定時間Ts以上になっても施開錠指示データULkpが受信されないことになる(図19中の(5))。
これにより、認証サーバ20は、非応答状況通知部215が非応答通知DRを生体認証処理部212に入力する。つまり、認証サーバ20は、誰も応答しなかったために顔認証OKの来訪者に対して非開錠の状況になっていることを自己の機能部間で通知する。
認証サーバ20は、生体認証処理部212が、この通知に対して、第2の顔認証処理を実行する(図19中の(6))。ここで、第2の顔認証処理は、認証サーバ20において代替開錠を行うための、より厳しい条件での顔認証処理となる。
すなわち、第1の顔認証処理において算出した一致度と、第1顔認証閾値Thf1よりも高い値の第2顔認証閾値Thf2とを比較する。そして、一致度が第2顔認証閾値Thf2以上である場合に顔認証OKと判定し、第2顔認証閾値Thf2未満である場合に顔認証NGと判定する。ここでは、顔認証OKの認証結果であったとする。
認証サーバ20は、顔認証OKである場合に、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、インターホン10_1に送信する(図19中の(7))。
インターホン10_1は、携帯通信端末30_1からの施開錠指示データULkpを受信すると、開錠信号ULkを、電気錠装置14に送信する。これにより、玄関ドアが開錠されて、子供が宅内に入ることができるようになる。
引き続き、インターホン10_1は、認証サーバ20(システム管理者)によって開錠が行われたことを示す情報を含む開錠状況データULiを生成する。そして、生成した開錠状況データULiを、認証サーバ20と、インターホン10_2、携帯通信端末30_1及び30_2とに送信する(図19中の(8))。
ここで、上記第1実施形態において、インターホン10が電気錠制御装置に対応し、認証サーバ20がサーバ装置に対応し、インターホン10及び携帯通信端末30が通信端末に対応し、呼出ボタン120が呼出部に対応する。
また、上記第1実施形態において、第1施開錠制御部112aが電気錠制御部に対応し、通知情報送信部112bが通知情報送信部に対応する。
また、上記第1実施形態において、生体認証処理部212が顔認証処理部に対応し、認証結果情報送信部213が認証結果情報送信部に対応する。
また、上記第1実施形態において、表示装置111が表示部に対応し、施開錠ボタン114が操作部に対応し、第1代替開錠制御部112gが応答指示部、応答要求送信部、開錠指示部及び施開錠指示情報送信部に対応する。
また、上記第1実施形態において、TP式表示装置35が操作部及び表示部に対応し、第2代替開錠制御部322が応答指示部、応答要求送信部、開錠指示部及び施開錠指示情報送信部に対応する。
また、上記第1実施形態において、非応答状況通知部215が経過時間計測部及び非応答状況通知部に対応する。
(第1実施形態の効果)
(1)第1実施形態に係る電気錠制御システム1は、インターホン10と、認証サーバ20と、代替開錠先として予め登録された他のインターホン10及び携帯通信端末30とをインターネット50を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備える。以下、代替開錠先の他のインターホン10及び携帯通信端末30を、総じて「通信端末」と記載する場合がある。
インターホン10は、電気錠装置14が、施錠信号Lk及び開錠信号ULkを受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う。カメラ121が、呼出ボタン120からの呼出データBtnの入力に応じて来訪者の動画像である第1の動画像を撮像する。通知情報送信部112bが、呼出ボタン120からの呼出データBtnの入力に応じて、カメラ121で撮像して得られた第1の動画像を含む第1の動画像データoMvと、インターホン10の識別情報ID1とを含む第1通知データNFを、認証サーバ20及び通信端末に送信する。第1施開錠制御部112aが、代替開錠先の通信端末からの施開錠指示データULkpを受信したことに応じて、該施開錠指示データULkpに開錠指示のフラグが設定されている場合に電気錠装置14に開錠信号ULkを送信する。
認証サーバ20は、生体認証処理部212が、受信した第1通知データNFに含まれる第1の動画像データoMvと、該第1通知データNFに含まれる識別情報ID1に対応付けて予め生体情報DB25に登録された居住者の顔特徴点データとに基づき来訪者の第1の顔認証処理を行う。認証結果情報送信部213が、第1の顔認証処理の認証結果である第1顔認証結果FCR1を、代替開錠先の通信端末に送信する。
代替開錠先のインターホン10(携帯通信端末30)は、表示装置111及び施開錠ボタン114(TP式表示装置35)を備える。第1代替開錠制御部112g(第2代替開錠制御部322)が、受信した第1通知データNFに含まれる第1の動画像データoMvに基づき第1の動画像を表示装置111(TP式表示装置35)に表示する。第1代替開錠制御部112g(第2代替開錠制御部322)が、受信した認証結果情報CRに含まれる第1顔認証結果FCR1に基づく情報を表示装置111(TP式表示装置35)に表示する。第1代替開錠制御部112g(第2代替開錠制御部322)が、施開錠ボタン114(TP式表示装置35)を介した操作入力に基づき、表示装置111(TP式表示装置35)に表示された第1の動画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する。加えて、指示結果を示す施開錠指示データULkpを、第1通知データNFの送信元のインターホン10に送信する。
上記構成によれば、代替開錠先の通信端末の利用者が、来訪者の顔認証処理結果を参照して開錠を許可するか否かを判断することが可能となるので、誤認による誤開錠の発生を低減することが可能となる。
(2)第1代替開錠制御部112g(第2代替開錠制御部322)が、施開錠指示データULkpを認証サーバ20にも送信する。
認証サーバ20は、さらに、非応答状況通知部215が、第1通知データNFを受信後に、生体認証処理部212で来訪者が顔認証されたと判定してからの経過時間Tpを計測する。非応答状況通知部215が、計測した経過時間Tpが予め設定された設定時間Ts以上になっても通信端末からの施開錠指示データULkpを受信しなかったか否かを判定する。そして、受信しなかったと判定すると、顔認証された来訪者に対して代替開錠先による応答が1つも行われなかったことを示す非応答通知DRを、予め設定された非応答時の対応先(第1実施形態では認証サーバ20自身の生体認証処理部212)に出力する。
この構成によれば、代替開錠者が誰も応答しなかった場合に、そのことを予め設定した非応答時の対応先に通知することが可能となる。すなわち、上記第1実施形態では、認証サーバ20が代わりに応答を行うようになっている。
このように、非応答時の対応先において、何らかの対応を行うことが可能となり、宅内に入る資格のある来訪者を長時間放置するというような状況の発生を低減することが可能となる。特に、来訪者が顔認証されたときのみ、非応答時の対応先に通知を行うようにしたので、対応先の負荷を軽減することが可能となる。
(第1実施形態の変形例1)
(構成)
本発明の第1実施形態の変形例1に係る電気錠制御システム2は、図20に示すように、上記第1実施形態の電気錠制御システム1に、認証サーバ20の代わりに非応答時の対応先としての役割を果たす、警備会社の管理下にある警備会社サーバ60が追加された点が上記第1実施形態と異なる。
さらに、変形例1の電気錠制御システム2は、図21に示すように、非応答状況通知部215が、非応答通知DRを、生体認証処理部212ではなく警備会社サーバ60に送信する点が上記第1実施形態と異なる。加えて、生体認証処理部212が第2の顔認証処理を行わない点と、第2制御装置22の機能構成部から第2施開錠制御部216を除外した点とが上記第1実施形態と異なる。
以下、上記第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して適宜説明を省略し、異なる点を詳細に説明する。
第2実施形態の非応答状況通知部215は、図21に示すように、第1顔認証結果FCR1が顔認証OKの結果であると判定すると、不図示のタイマ回路を利用して、経過時間Tpの計測を開始する。そして、経過時間Tpが予め設定した設定時間Ts以上となるまでに、代替開錠先のインターホン10又は携帯通信端末30からの施開錠指示データULkpを受信しなかったと判定した場合に、非応答通知DRを、第2データ通信制御部214を介して、警備会社サーバ60に送信する。
ここで、第2実施形態の非応答状況通知部215は、警備会社サーバ60側の対応方法に応じて、必要な情報を非応答通知DRに付加する。
例えば、警備会社サーバ60が、上記第1実施形態の第2の顔認証処理を実施して、代替開錠処理を行う場合は、第1通知データNFに含まれる第1の動画音声データoMV及び識別情報ID1を非応答通知DRに付加する。
一方、第1顔認証結果FCR1が顔認証NGの場合は経過時間Tpの測定を行わずに処理を終了し、また、経過時間Tpが設定時間Ts以上となる前に、施開錠指示データULkpを受信した場合は、経過時間Tpの測定を終了する。
すなわち、第2実施形態では、顔認証OKの来訪者に対して、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30の利用者がいずれも応答せずに、代替開錠処理が行われなかった場合に、そのことを、外部の警備会社サーバ60に通知する。
警備会社サーバ60は、インターネット50を介して、インターホン10、認証サーバ20、及び携帯通信端末30とそれぞれ相互にデータ通信可能に接続されている。
警備会社サーバ60は、認証サーバ20からの非応答通知DRを受信すると、予め設定された非応答時の対応処理を実施する。
(動作)
次に、図22に基づき、第2実施形態の電気錠制御システム2の動作を説明する。
以下、代替開錠先のインターホン10_2、携帯通信端末30_1及び30_2の利用者がいずれも応答しなかった場合の動作を説明する。
ここで、図22中の(1)〜(5)までの動作は、上記第1実施形態の図19中の(1)〜(5)の動作と同様となるので、これら以降の動作から説明をする。
また、ここでは、居住者の子供が帰宅したとして、第1の顔認証処理の認証結果が顔認証OKになったとする。
経過時間Tpが設定時間Ts以上になっても施開錠指示データULkpが受信されなかったため、認証サーバ20は、非応答通知DRを、警備会社サーバ60に送信する(図22中の(6))。
警備会社サーバ60は、非応答通知DRを受信すると、予め設定された所定の対応処理を実行する。例えば、音や光、メール等で非応答通知DRの受信を担当の警備員に報知する。担当の警備員に報知後は、例えば、この警備員が予め設定された連絡先(例えば大家)に電話等で連絡を入れたり、担当者がマンション等に常駐の警備員であれば直接現場に向かったりなどの対応を行う。
また、例えば、上記第1実施形態の認証サーバ20と同様に、警備会社サーバ60にて、第2の顔認証処理を行い顔認証結果に応じた施開錠指示データULkpをインターホン10_1に送信するといった対応を行う。
上記の他にも、例えば、警備会社サーバ60を、インターネット50を介してIP子機12と通話可能に接続し、警備会社の担当者が来訪者と通話を行って本人確認を行い、遠隔開錠を行うといった対応などを行う。
すなわち、変形例1では、システム管理者側と警備会社側とで事前に契約を結んでおり、非応答時の対応を警備会社側に任せている。
ここで、上記変形例1において、警備会社サーバ60が非応答時の対応先に対応する。
(第1実施形態の変形例1の効果)
(1)第1実施形態の変形例1に係る電気錠制御システム2は、インターホン10と、認証サーバ20と、代替開錠先として予め登録された他のインターホン10及び携帯通信端末30と、警備会社サーバ60とをインターネット50を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備える。以下、代替開錠先の他のインターホン10及び携帯通信端末30を、総じて「通信端末」と記載する場合がある。
変形例1の認証サーバ20は、非応答状況通知部215が、計測した経過時間Tpが予め設定された設定時間Ts以上になっても通信端末からの施開錠指示データULkpを受信しなかったか否かを判定する。そして、受信しなかったと判定すると、顔認証された来訪者に対して代替開錠先による応答が1つも行われなかったことを示す非応答通知DRを、非応答時の対応先である警備会社サーバ60に送信する。
この構成によれば、代替開錠者が誰も応答しなかった場合に、そのことを予め設定した非応答時の対応先である外部の警備会社サーバ60に通知することが可能となる。
すなわち、変形例1では、システム管理者側で対応処理を実施するのではなく、警備会社サーバ60に通知して、警備会社側に対応処理を委ねる構成となっている。
このように、非応答時に警備会社側で、何らかの対応を行うようにしたので、例えば、宅内に入る資格のある来訪者を長時間放置するというような状況の発生を低減することが可能となる。
特に、荒事の対応に慣れた警備の専門家に非応答時の対応を委ねることで、悪意のある来訪者などに対しても適切な対応を行うことが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る電気錠制御システム3は、図23に示すように、上記第1実施形態の変形例1の電気錠制御システム2から認証サーバ20を除いた点が上記第1実施形態と異なる。
さらに、第2実施形態の電気錠制御システム3は、上記変形例1の認証サーバ20で行っていた代替開錠に係る処理をインターホン10が行う点が異なる。
以下、上記第1実施形態の変形例1と同様の構成については、同様の符号を付して適宜説明を省略し、異なる点を詳細に説明する。
第2実施形態の第1制御装置112は、図23に示すように、上記第1実施形態の第1制御装置112に対して、新たに生体情報データベース116(以下、「生体情報DB116」と記載する場合がある)と、登録者情報データベース117(以下、「登録者情報DB117」と記載する場合がある)とを備えた構成となる。
さらに、第2実施形態の第1制御装置112の機能構成部は、図23に示すように、上記第1実施形態の第1制御装置112の機能構成部に対して、新たに生体認証処理部112hと、非応答状況通知部112iとを備えた構成となる。
生体情報DB116は、居住者の生体情報(第2実施形態では顔特徴点データ)が登録されたデータベースとなる。
登録者情報DB117は、代替開錠先の登録者の情報と、この登録者の利用する他のインターホン10及び携帯通信端末30の識別情報ID2とが登録されたデータベースとなる。
生体認証処理部112hは、呼出データBtnの入力に応じて、カメラ121及び第2マイク123から入力される第1の動画音声データoMVを取得する。そして、取得した第1の動画像データoMvと、生体情報DB116に登録された居住者の顔特徴点データと、予め設定された第1顔認証閾値Thf1とに基づき第1の顔認証処理を実施する。そして、第1顔認証結果FCR1と、取得した第1の動画音声データoMVとを、通知情報送信部112bに入力する。
第2実施形態の通知情報送信部112bは、入力された第1顔認証結果FCR1と、入力された第1の動画音声データoMVと、識別情報ID1とを含む第1通知データNFを生成する。ここで、第2実施形態の第1通知データNFは、上記変形例1の第1通知データNFに含まれる情報に加えて、認証結果情報CRに含まれる情報も含んだものとなる。
通知情報送信部112bは、生成した第1通知データNFを暗号化するとともに暗号化した第1通知データNFに電子署名を付与する。そして、暗号化後かつ電子署名を付与後の第1通知データNFを、第1データ通信制御部112eを介して、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30に送信する。
非応答状況通知部112iは、第1通知データNFが送信されたと判定後に、第1顔認証結果FCR1が顔認証OKの結果であると判定すると、不図示のタイマ回路を利用して、経過時間Tpの計測を開始する。そして、経過時間Tpが予め設定した設定時間Ts以上となるまでに、代替開錠先のインターホン10又は携帯通信端末30からの施開錠指示データULkpを受信しなかったと判定した場合に、非応答通知DRを、第1データ通信制御部112eを介して、警備会社サーバ60に送信する。
一方、顔認証NGの場合は経過時間Tpの測定を行わずに処理を終了し、また、経過時間Tpが設定時間Ts以上となる前に、施開錠指示データULkpを受信した場合は、経過時間Tpの測定を終了する。
すなわち、顔認証OKの来訪者に対して、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30の利用者がいずれも応答せずに、代替開錠処理が行われなかった場合に、そのことを、警備会社サーバ60に通知する。
第2実施形態の警備会社サーバ60は、インターホン10からの非応答通知DRを受信すると、予め設定された非応答時の対応処理を実施する。
(第2実施形態の通知情報送信処理)
次に、図25に基づき、第2実施形態の通知情報送信処理の処理手順を説明する。なお、この処理は、予め設定した周期で繰り返し実行される処理となる。
インターホン10の第1制御装置112において制御プログラムが実行され、通知情報送信処理が開始されると、図25に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS100では、生体認証処理部112hにおいて、呼出データBtnが入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合(Yes)は、ステップS402に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、呼出データBtnが入力されるまで判定処理を繰り返す。
ステップS402に移行した場合は、生体認証処理部112hにおいて、カメラ121及び第2マイク123から入力される第1の動画音声データoMVを取得して、ステップS404に移行する。
ステップS404では、生体認証処理部112hにおいて、取得した第1の動画像データoMvから、来訪者の顔特徴点データChfを抽出して、ステップS406に移行する。
ステップS406では、生体認証処理部112hにおいて、生体情報DB116から居住者の顔特徴点データを読み出して、ステップS408に移行する。
ステップS408では、生体認証処理部112hにおいて、抽出した顔特徴点データChfと、読み出した顔特徴点データとの一致度を算出して、ステップS410に移行する。
ステップS410では、生体認証処理部112hにおいて、算出した一致度と第1顔認証閾値Thf1とを比較して、一致度が第1顔認証閾値Thf1以上であるか否かを判定する。そして、第1顔認証閾値Thf1以上であると判定した場合(Yes)は、顔認証OKの第1顔認証結果FCR1を通知情報送信部112bに入力して、ステップS412に移行する。一方、そうでないと判定した場合(No)は、顔認証NGの第1顔認証結果FCR1を通知情報送信部112bに入力して、ステップS414に移行する。
ステップS412に移行した場合は、通知情報送信部112bにおいて、顔認証OKの第1顔認証結果FCR1と、第1の動画音声データoMVと、識別情報ID1とを含む第1通知データNFを生成する。そして、生成した第1通知データNFを暗号化するとともに暗号化した第1通知データNFに電子署名を付与して、ステップS416に移行する。
一方、ステップS414に移行した場合は、通知情報送信部112bにおいて、顔認証NGの第1顔認証結果FCR1と、第1の動画音声データoMVと、識別情報ID1とを含む第1通知データNFを生成する。そして、生成した第1通知データNFを暗号化するとともに暗号化した第1通知データNFに電子署名を付与して、ステップS416に移行する。
ステップS416では、通知情報送信部112bにおいて、第1データ通信制御部112eを介して、暗号化後かつ電子署名を付与後の第1通知データNFを、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30に送信し、一連の処理を終了する。
(第2実施形態の非応答状況通知処理)
次に、図26に基づき、第2実施形態の非応答状況通知処理の処理手順を説明する。なお、この処理は、予め設定した周期で繰り返し実行される処理となる。
インターホン10の第1制御装置112において制御プログラムが実行され、非応答状況通知処理が開始されると、図26に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ステップS500では、非応答状況通知部112iにおいて、生体認証処理部112hから入力された第1顔認証結果FCR1に基づき、顔認証OKか否かを判定する。そして、顔認証OKであると判定した場合(Yes)は、ステップS502に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了する。
ステップS502に移行した場合は、非応答状況通知部112iにおいて、タイマ回路を利用して、経過時間の計測を開始し、ステップS504に移行する。
ステップS504に移行した場合は、非応答状況通知部112iにおいて、施開錠指示データULkpを受信したか否かを判定し、受信していないと判定した場合(No)は、ステップS506に移行し、受信したと判定した場合(Yes)は、経過時間Tpの計測を終了して、一連の処理を終了する。
ステップS506に移行した場合は、非応答状況通知部112iにおいて、現在のタイマ回路のカウント値に基づき、経過時間Tpが設定時間Ts以上となったか否かを判定する。そして、設定時間Ts以上になったと判定した場合(Yes)は、ステップS508に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS504に移行する。
ステップS508に移行した場合は、非応答状況通知部112iにおいて、経過時間Tpの計測処理を終了して、ステップS510に移行する。
ステップS510では、非応答状況通知部112iにおいて、非応答通知DRを、第1データ通信制御部112eを介して、警備会社サーバ60に送信し、一連の処理を終了する。
(動作)
以下、図27〜図28に基づき、第2実施形態の電気錠制御システム3の動作を説明する。
いま、図27中の(1)に示すように、両親が留守にしている住宅500に子供が帰宅してきて、呼出ボタン120を押下したとする。これにより、呼出データBtnがIP親機11及びカメラ121に送信され、カメラ121が撮像を開始し、呼出ボタン120を押下した子供(来訪者)の動画像(第1の動画像)を撮像する。さらに、第2マイク123を介して子供の音声が入力される。そして、撮像により得られた第1の動画像データoMv、第2マイク123を介して得られた第2音声データoVdが宅内のIP親機11に送信される。
IP親機11は、呼出データBtnを受信したことに応じて、第1の顔認証処理を実行して、カメラ121及び第2マイク123から送られてくる第1の動画像データoMv及び第2音声データoVdを取得する。そして、取得した第1の動画像データoMvに基づき、来訪者の顔特徴点データChfを抽出する。さらに、生体情報DB116から、居住者の顔特徴点データを読み出し、抽出した顔特徴点データとの一致度を算出し、算出した一致度とROM等のメモリに記憶された第1顔認証閾値Thf1とを比較する。これにより、一致度が第1顔認証閾値Thf1以降である場合に、顔認証OKと判定し、第1顔認証閾値Thf1未満である場合に、顔認証NGと判定する(図27中の(2))。ここでは、顔認証OKと判定されたとする。
インターホン10は、次に、顔認証OKの第1顔認証結果FCR1と、第1の動画音声データoMVと、識別情報ID1_1とを含む第1通知データNFを生成する。さらに、この第1通知データNFを暗号化しかつ暗号化後のデータに電子署名を付与する。そして、暗号化後かつ電子署名付与後の第1通知データNFを、代替開錠先の他のインターホン10及び携帯通信端末30に送信する(図27中の(3))。
これにより、母の持つ携帯通信端末30_1、祖父の持つ携帯通信端末30_2、祖父の利用するインターホン10_2に、第1通知データNFが送信される。
また、インターホン10は、顔認証OKの場合に、経過時間Tpの計測を開始する。そして、経過時間Tpが設定時間Ts以上となるまでに施開錠指示データULkpを受信したか否かを監視する。
以下、母親が応答ボタン画像をタッチして、携帯通信端末30_1で応答が選択されたとする。
携帯通信端末30_1は、応答が選択されたことに応じて、第1通知データNFに含まれる第1の動画像データoMvに基づき子供の動画像をTP式表示装置35に表示し、第2音声データoVdに基づき子供の音声を第4スピーカ34から出力する。さらに、第1通知データNFに含まれる第1顔認証結果FCR1に基づき、顔認証OKの顔認証結果をTP式表示装置35に表示する。なおさらに、開錠指示画像をTP式表示装置35に表示する。
母親は、TP式表示装置35に表示された子供の動画像を見て、かつ第4スピーカ34から出力される子供の音声を聞いて本人確認を行う。さらに、認証結果OKの表示を見て最終的な判断を行う。
母親は来訪者が自分の子供であると最終的に判断し、画面に表示された開錠許可ボタン画像の表示位置をタッチしたとする。これにより、携帯通信端末30_1は、開錠許可が選択されたと判定する。
携帯通信端末30_1は、開錠許可が選択されると、開錠指示のフラグが設定された施開錠指示データULkpを、インターホン10_1に送信する(図27中の(4))。
インターホン10_1は、携帯通信端末30_1からの施開錠指示データULkpを受信すると、施開錠指示データULkpに付与された電子署名の検証を行う。ここでは、検証OKとして、インターホン10_1は、開錠信号ULkを、電気錠装置14に送信する。これにより、玄関ドアが開錠されて、子供が宅内に入ることができるようになる。
引き続き、インターホン10_1は、識別情報ID2_1に対応する母親の情報(例えば実名やハンドル名)と、開錠が行われたことを示す情報とを含む開錠状況データULiを生成する。そして、生成した開錠状況データULiを、インターホン10_2、携帯通信端末30_1及び30_2に送信する(図27中の(5))。
これにより、開錠状況データULiを受信したインターホン10_2、携帯通信端末30_1及び30_2は、受信した開錠状況データULiに基づき開錠状況情報を表示装置に表示する。これらの端末の利用者は、開錠状況情報を確認することで、子供の母親が開錠を行ったことを知ることが可能である。
一方、インターホン10_1では、経過時間Tpが設定時間Ts以上となる前に、携帯通信端末30_1からの施開錠指示データULkpを受信したこととする。これにより、インターホン10_1は、経過時間の計測を終了する。すなわち、非応答状況通知処理を終了する。
一方、別の動作例として、代替開錠先のインターホン10_2、携帯通信端末30_1及び30_2の利用者がいずれも応答しなかった場合の動作を説明する。ここでは、居住者の子供が帰宅したとして、第1の顔認証処理の認証結果が顔認証OKになったとする。
なお、図28中の(1)〜(3)の動作は、図27中の(1)〜(3)と同様となるので、これら以降の動作から説明する。
ここでは、応答が行われなかったために、インターホン10_1では、経過時間Tpが設定時間Ts以上になっても施開錠指示データULkpが受信されないことになる(図27中の(4))。
これにより、インターホン10_1は、非応答状況通知部112iが、非応答通知DRを、警備会社サーバ60に送信する。つまり、インターホン10_1は、誰も応答しなかったために顔認証OKの来訪者に対して非開錠の状況になっていることを警備会社サーバ60に通知する。
警備会社サーバ60は、非応答通知DRを受信すると、予め設定された所定の対応処理を実行する。例えば、上記第1実施形態の認証サーバ20と同様に、第2の顔認証処理を行い顔認証結果に応じた施開錠指示データULkpをインターホン10_1に送信するといった対応を行う。
ここで、上記第2実施形態において、インターホン10が電気錠制御装置に対応し、認証サーバ20がサーバ装置に対応し、インターホン10及び携帯通信端末30が通信端末に対応し、呼出ボタン120が呼出部に対応する。
また、上記第2実施形態において、第1施開錠制御部112aが電気錠制御部に対応し、通知情報送信部112bが通知情報送信部及び認証情報送信部に対応し、生体認証処理部112hが顔認証処理部に対応し、非応答状況通知部112iが経過時間計測部及び非応答状況通知部に対応する。
また、上記第2実施形態において、表示装置111が表示部に対応し、施開錠ボタン114が操作部に対応し、第1代替開錠制御部112gが応答指示部、応答要求送信部、開錠指示部及び施開錠指示情報送信部に対応する。
また、上記第2実施形態において、TP式表示装置35が操作部及び表示部に対応し、第2代替開錠制御部322が応答指示部、応答要求送信部、開錠指示部及び施開錠指示情報送信部に対応する。
(第2実施形態の効果)
(1)第2実施形態に係る電気錠制御システム3は、インターホン10と、代替開錠先として予め登録された他のインターホン10及び携帯通信端末30とをインターネット50及び基地局40を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備える。以下、代替開錠先の他のインターホン10及び携帯通信端末30を、総じて「通信端末」と記載する場合がある。
インターホン10は、電気錠装置14が、施錠信号Lk及び開錠信号ULkを受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う。カメラ121が、呼出ボタン120からの呼出データBtnの入力に応じて来訪者の動画像である第1の動画像を撮像する。生体認証処理部212が、呼出ボタン120からの呼出データBtnの入力に応じて、カメラ121で撮像して得られた第1の動画像を含む第1の動画像データoMvと、予め生体情報DB116に登録された顔特徴点データとに基づき来訪者の第1の顔認証処理を行う。
通知情報送信部112bが、第1顔認証結果FCR1と、第1の動画像データoMvと、インターホン10の識別情報ID1とを含む第1通知データNFを、通信端末に送信する。第1施開錠制御部112aが、代替開錠先の通信端末からの施開錠指示データULkpを受信したことに応じて、該施開錠指示データULkpに開錠指示のフラグが設定されている場合に電気錠装置14に開錠信号ULkを送信する。
非応答状況通知部112iが、生体認証処理部112hで来訪者が顔認証されたと判定してからの経過時間Tpを計測する。非応答状況通知部112iが、計測した経過時間Tpが予め設定された設定時間Ts以上になっても通信端末からの施開錠指示データULkpを受信しなかったか否かを判定する。そして、受信しなかったと判定すると、顔認証された来訪者に対して代替開錠先による応答が1つも行われなかったことを示す非応答通知DRを、予め設定された非応答時の対応先である警備会社サーバ60に送信する。
代替開錠先のインターホン10(携帯通信端末30)は、表示装置111及び施開錠ボタン114(TP式表示装置35)を備える。第1代替開錠制御部112g(第2代替開錠制御部322)が、受信した第1通知データNFに含まれる第1の動画像データoMvに基づき第1の動画像を表示装置111(TP式表示装置35)に表示する。第1代替開錠制御部112g(第2代替開錠制御部322)が、受信した第1通知データNFに含まれる第1顔認証結果FCR1に基づく情報を表示装置111(TP式表示装置35)に表示する。第1代替開錠制御部112g(第2代替開錠制御部322)が、施開錠ボタン114(TP式表示装置35)を介した操作入力に基づき、表示装置111(TP式表示装置35)に表示された第1の動画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する。加えて、指示結果を示す施開錠指示データULkpを、第1通知データNFの送信元のインターホン10に送信する。
上記構成によれば、上記第1実施形態の変形例1と同様の作用及び効果に加えて、認証サーバ20を設ける必要が無くなるので認証サーバ20の運用費分のコストを削減することが可能となる。
(変形例)
(1)上記各実施形態では、顔認証OKの来訪者に対してのみ、経過時間Tpの計測を行って、非応答時に非応答通知DRを対応先に送信する構成としたが、この構成に限らない。例えば、顔認証の結果内容にかかわらず、例えば、通知データNFを受信又は送信してからの経過時間Tpの計測を行って非応答通知DRを対応先に送信する構成としてもよい。
(2)上記各実施形態では、生体認証処理を行って、その認証結果を含む認証結果情報又は第1通知データNFを、代替開錠先のインターホン10及び携帯通信端末30に送信する構成としたが、この構成に限らない。例えば、非応答時の対応を目的とした場合に、生体認証処理や認証結果情報の送信処理を行わない構成としてもよい。
(3)上記各実施形態では、生体認証処理として、顔認証処理を行う構成としたが、この構成に限らない。例えば、顔認証処理に代えて又は加えて例えば声紋認証、指紋認証、虹彩認証などの他の生体認証処理を行う構成としてもよい。
(4)上記各実施形態では、電気錠装置14が、Bluetoothを用いて無線通信する構成としたが、この構成に限らず、他の無線規格を用いる構成としてもよい。また、電気錠装置14と、IP親機11との間もBluetoothを用いて無線通信する構成としたが、この構成に限らず、他の無線規格又は有線を用いる構成としてもよい。
(5)上記各実施形態では、送受話器110を、公知の受話器の構成としたが、この構成に限らない。例えば、IP親機11の正面側の面にマイクとスピーカと通話ボタンと切断ボタンとを設け、使用時に通話ボタンを押下することで受話器を持つことなく通話を行うことが可能な構成とするなど他の構成としてもよい。
(6)上記各実施形態では第1通知データNFの受信に応じてアプリケーションプログラムを自動で起動又はアクティブ化する構成としたが、この構成に限らない。第1通知データNFを受信した時点ではメッセージを表示するだけとし、このメッセージを見た利用者が手動でアプリケーションプログラムを起動又はアクティブ化する構成としてもよい。また、この手動による起動又はアクティブ化を応答選択がなされたとする構成としてもよい。
(7)上記各実施形態では、携帯通信端末30において、来訪者側との通話を選択的に実施可能とする構成としたが、この構成に限らない。例えば、通知データNFを単なる呼出データとして携帯通信端末30に送信し、携帯通信端末30側でこの呼出データに対して応答を選択したときに、IP子機12と携帯通信端末30とを動画通話可能に接続する構成としてもよい。これにより、来訪者はIP子機12を介して代替開錠者との通話が可能となり、代替開錠者は携帯通信端末30を介して、来訪者の動画像を見ながらの通話が可能となる。また、動画通話可能に接続する際には、SIP等の通信プロトコルを用いる。
(8)上記第1実施形態の変形例1及び上記第2実施形態では、非応答時の対応先として警備会社サーバを例に挙げて説明したが、この構成に限らない。例えば、システム管理者側の認証サーバとは異なるサーバ装置や、他の警備会社以外の会社のサーバ装置などを非応答時の対応先とする構成としてもよい。
1〜3…電気錠制御システム、10_1〜n…インターホン、20…認証サーバ、30_1〜m…携帯通信端末、11…IP親機、12…IP子機、14…電気錠装置、15…第1通信機、21…第2通信機、22…第2制御装置、23…記憶装置、24…顧客情報DB、25,116…生体情報DB、31…第3通信機、32…第3制御装置、33…第3マイク、34…第4スピーカ、35…タッチパネル式表示装置、36…第2BT通信機、110…送受話器、112…第1制御装置、112a…第1施開錠制御部、112b…通知情報送信部、112c…開錠状況情報送信部、112d…第1通話処理部、112e…第1データ通信制御部、112f…第1開錠状況情報表示部、112g…第1代替開錠制御部、113…第1BT通信機、114…施開錠ボタン、117…登録者情報DB、120…呼出ボタン、121…カメラ、122…第3スピーカ、123…第2マイク、210…データ復号部、211…ID認証部、212,112h…生体認証処理部、213…認証結果情報送信部、214…第2データ通信制御部、215…非応答状況通知部、216…第2施開錠制御部、320…第3データ通信制御部、322…第2代替開錠制御部、323…第2開錠状況情報表示部

Claims (9)

  1. 電気錠制御装置と、サーバ装置と、代替開錠先として予め登録された通信端末とを通信回線を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備え、
    前記電気錠制御装置は、
    来訪者の来訪を通知する呼出部と、施錠信号及び開錠信号を受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う電気錠装置とに接続されており、
    前記呼出部の呼出動作に応じて前記来訪者の顔を含む画像である来訪者画像を撮像するカメラと、
    前記呼出部の呼出動作に応じて、当該電気錠制御装置の識別情報と、前記カメラで撮像して得られた来訪者画像とを含む通知情報を、前記サーバ装置と、前記識別情報に対応付けて予め登録された代替開錠先の前記通信端末とに送信する通知情報送信部と、
    前記代替開錠先の前記通信端末からの施開錠指示情報を受信したことに応じて、該施開錠指示情報が開錠許可を示す場合に前記電気錠装置に前記開錠信号を送信する電気錠制御部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記通知情報を受信したことに応じて、該通知情報に含まれる前記来訪者画像と、前記識別情報に対応付けて予め登録された顔特徴情報と、に基づき来訪者の顔認証処理を実施する顔認証処理部と、
    前記顔認証処理部の認証結果を含む認証結果情報を前記代替開錠先の通信端末に送信する認証結果情報送信部と、を備え、
    前記通信端末は、
    操作部と、
    画像を表示する表示部と、
    受信した前記通知情報に含まれる前記来訪者画像を前記表示部に表示する来訪者画像表示部と、
    受信した前記認証結果情報に含まれる前記認証結果を前記表示部に表示する認証結果表示部と、
    前記操作部を介した操作入力に基づき前記表示部に表示された前記来訪者画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する開錠指示部と、
    前記開錠指示部の指示結果を示す施開錠指示情報を前記電気錠制御装置に送信する施開錠指示情報送信部と、を備え、
    前記施開錠指示情報送信部は、前記施開錠指示情報を前記サーバ装置にも送信するようになっており、
    前記サーバ装置は、
    予め設定された非応答時の対応先と相互にデータ通信可能に接続されており、
    前記通知情報を受信してからの経過時間を計測する経過時間計測部と、
    前記経過時間計測部で計測された前記経過時間が予め設定された設定時間以上になっても前記通信端末からの前記施開錠指示情報を受信しなかったと判定すると、来訪者に対して前記代替開錠先による応答が1つも行われなかったことを、前記非応答時の対応先に通知する非応答状況通知部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記認証結果が予め設定された顔認証閾値以上の場合に、前記経過時間計測部による計測を開始し、前記非応答状況通知部において、前記施開錠指示情報を受信したと判定すると、前記計測を終了し、
    前記認証結果が前記顔認証閾値未満の場合に、前記経過時間の測定を行わずに処理を終了することで、前記非応答時の対応先への通知を実施しないことを特徴とする電気錠制御システム。
  2. 電気錠制御装置と、代替開錠先として予め登録された通信端末とを通信回線を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備え、
    前記電気錠制御装置は、
    来訪者の来訪を通知する呼出部と、施錠信号及び開錠信号を受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う電気錠装置と、予め設定された非応答時の対応先とに接続されており、
    前記呼出部の呼出動作に応じて前記来訪者の顔を含む画像である来訪者画像を撮像するカメラと、
    前記呼出部の呼出動作に応じて、当該電気錠制御装置の識別情報と、前記カメラで撮像して得られた来訪者画像と、を含む通知情報を、前記識別情報に対応付けて予め登録された代替開錠先の前記通信端末とに送信する通知情報送信部と、
    前記代替開錠先の前記通信端末からの施開錠指示情報を受信したことに応じて、該施開錠指示情報が開錠許可を示す場合に前記電気錠装置に前記開錠信号を送信する電気錠制御部と、
    前記通知情報を送信してからの経過時間を計測する経過時間計測部と、
    前記経過時間計測部で計測した前記経過時間が予め設定された設定時間以上になっても前記施開錠指示情報を受信しなかったと判定すると、来訪者に対して前記代替開錠先による応答が1つも行われなかったことを、前記非応答時の対応先に通知する非応答状況通知部と、を備え、
    前記通信端末は、
    操作部と、
    画像を表示する表示部と、
    受信した前記通知情報に含まれる前記来訪者画像を前記表示部に表示する来訪者画像表示部と、
    前記操作部を介した操作入力に基づき前記表示部に表示された前記来訪者画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する開錠指示部と、
    前記開錠指示部の指示結果を示す施開錠指示情報を前記電気錠制御装置に送信する施開錠指示情報送信部と、を備え、
    前記電気錠制御装置は、
    前記認証結果が予め設定された顔認証閾値以上の場合に、前記経過時間計測部による計測を開始し、前記非応答状況通知部において、前記施開錠指示情報を受信したと判定すると、前記計測を終了し、
    前記認証結果が前記顔認証閾値未満の場合に、前記経過時間の測定を行わずに処理を終了することで、前記非応答時の対応先への通知を実施しないことを特徴とする電気錠制御システム。
  3. 請求項1に記載の電気錠制御システム用の電気錠制御装置であって、
    来訪者の来訪を通知する呼出部と、施錠信号及び開錠信号を受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う電気錠装置とに接続されており、
    前記呼出部の呼出動作に応じて前記来訪者の顔を含む画像である来訪者画像を撮像するカメラと、
    前記呼出部の呼出動作に応じて、当該電気錠制御装置の識別情報と、前記カメラで撮像して得られた来訪者画像とを含む通知情報を、前記サーバ装置と、前記識別情報に対応付けて予め登録された代替開錠先の前記通信端末と、に送信する通知情報送信部と、
    前記代替開錠先の前記通信端末からの施開錠指示情報を受信したことに応じて、該施開錠指示情報が開錠許可を示す場合に前記電気錠装置に前記開錠信号を送信する電気錠制御部と、を備えることを特徴とする電気錠制御システム用の電気錠制御装置。
  4. 請求項1に記載の電気錠制御システム用のサーバ装置であって、
    前記通知情報を受信したことに応じて、該通知情報に含まれる前記来訪者画像と、前記識別情報に対応付けて予め登録された顔特徴情報とに基づき来訪者の顔認証処理を実施する顔認証処理部と、
    前記顔認証処理部の認証結果を含む認証結果情報を前記代替開錠先の通信端末に送信する認証結果情報送信部と、を備えることを特徴とする電気錠制御システム用のサーバ装置。
  5. 前記通信端末の前記施開錠指示情報送信部は、前記施開錠指示情報を当該サーバ装置にも送信するようになっており、
    予め設定された非応答時の対応先と相互にデータ通信可能に接続されており、
    前記通知情報を受信してからの経過時間を計測する経過時間計測部と、
    前記経過時間計測部で計測された前記経過時間が予め設定された設定時間以上になっても前記通信端末からの前記施開錠指示情報を受信しなかったと判定すると、来訪者に対して前記代替開錠先による応答が1つも行われなかったことを、前記非応答時の対応先に通知する非応答状況通知部と、を備える請求項4に記載の電気錠制御システム用のサーバ装置。
  6. 請求項1に記載の電気錠制御システム用の通信端末であって、
    操作部と、
    画像を表示する表示部と、
    受信した前記通知情報に含まれる前記来訪者画像を前記表示部に表示する来訪者画像表示部と、
    受信した前記認証結果情報に含まれる前記認証結果を前記表示部に表示する認証結果表示部と、
    前記操作部を介した操作入力に基づき前記表示部に表示された前記来訪者画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する開錠指示部と、
    前記開錠指示部の指示結果を示す施開錠指示情報を前記電気錠制御装置に送信する施開錠指示情報送信部と、を備えることを特徴とする電気錠制御システム用の通信端末。
  7. 請求項2に記載の電気錠制御システム用の電気錠制御装置であって、
    来訪者の来訪を通知する呼出部と、施錠信号及び開錠信号を受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う電気錠装置とに接続されており、
    前記呼出部の呼出動作に応じて前記来訪者の顔を含む画像である来訪者画像を撮像するカメラと、
    前記呼出部の呼出動作に応じて、当該電気錠制御装置の識別情報と、前記カメラで撮像して得られた来訪者画像とを含む通知情報を、前記識別情報に対応付けて予め登録された代替開錠先の前記通信端末に送信する通知情報送信部と、
    前記代替開錠先の前記通信端末からの施開錠指示情報を受信したことに応じて、該施開錠指示情報が開錠許可を示す場合に前記電気錠装置に前記開錠信号を送信する電気錠制御部と、
    前記来訪者画像と、前記識別情報に対応付けて予め登録された顔特徴情報とに基づき来訪者の顔認証処理を実施する顔認証処理部と、
    前記顔認証処理部の認証結果を含む認証結果情報を前記代替開錠先の通信端末に送信する認証結果情報送信部と、を備えることを特徴とする電気錠制御システム用の電気錠制御装置。
  8. 電気錠制御装置と、サーバ装置と、代替開錠先として予め登録された通信端末とを通信回線を介してそれぞれ互いにデータ通信可能に備え、
    前記電気錠制御装置は、
    来訪者の来訪を通知する呼出部と、施錠信号及び開錠信号を受信したことに応じて玄関ドアの施錠及び開錠を行う電気錠装置とに接続されており、
    前記呼出部の呼出動作に応じて前記来訪者の顔を含む画像である来訪者画像を撮像するカメラと、
    前記呼出部の呼出動作に応じて、当該電気錠制御装置の識別情報と、前記カメラで撮像して得られた来訪者画像とを含む通知情報を、前記サーバ装置と、前記識別情報に対応付けて予め登録された代替開錠先の前記通信端末とに送信する通知情報送信部と、
    前記代替開錠先の前記通信端末からの施開錠指示情報を受信したことに応じて、該施開錠指示情報が開錠許可を示す場合に前記電気錠装置に前記開錠信号を送信する電気錠制御部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記通知情報を受信したことに応じて、該通知情報に含まれる前記来訪者画像と、前記識別情報に対応付けて予め登録された顔特徴情報と、に基づき来訪者の第1の顔認証処理を実施する第1の顔認証処理部と、
    前記第1の顔認証処理部の認証結果を含む認証結果情報を前記代替開錠先の通信端末に送信する認証結果情報送信部と、を備え、
    前記通信端末は、
    操作部と、
    画像を表示する表示部と、
    受信した前記通知情報に含まれる前記来訪者画像を前記表示部に表示する来訪者画像表示部と、
    受信した前記認証結果情報に含まれる前記認証結果を前記表示部に表示する認証結果表示部と、
    前記操作部を介した操作入力に基づき前記表示部に表示された前記来訪者画像の示す来訪者に対して開錠を許可するか否かを指示する開錠指示部と、
    前記開錠指示部の指示結果を示す施開錠指示情報を前記電気錠制御装置に送信する施開錠指示情報送信部と、を備え、
    前記施開錠指示情報送信部は、前記施開錠指示情報を前記サーバ装置にも送信するようになっており、
    前記サーバ装置は、
    予め設定された非応答時の対応先と相互にデータ通信可能に接続されており、
    前記通知情報を受信してからの経過時間を計測する経過時間計測部と、
    前記経過時間計測部で計測された前記経過時間が予め設定された設定時間以上になっても前記通信端末からの前記施開錠指示情報を受信しなかったと判定する非応答状況通知部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記非応答状況通知部から非応答通知を受領した場合に、前記第1の顔認証処理より厳しい条件での第2の顔認証処理を実施する第2の顔認証処理部を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記第2の顔認証処理の認証結果が予め設定された顔認証閾値以上の場合に、前記電気錠装置に前記開錠信号を送信することで、前記玄関ドアの開錠を行うことを特徴とする電気錠制御システム。
  9. 前記電気錠装置は、
    前記サーバ装置によって開錠が行われたことを示す情報を前記通信端末に送信することを特徴とする請求項8に記載の電気錠制御システム。
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