JP6789108B2 - 血液分析方法及び血液検査キット - Google Patents
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Description
血液中に恒常的に存在する標準成分の標準値を用いて希釈倍率を決定する工程と、
血液検体中の対象成分の濃度を分析する工程と、
を含む、血液分析方法であり、
上記血液分析方法が、上記希釈液が収納された第1の収容器具と、上記希釈液で希釈された血液検体から血漿を分離回収するための分離器具と、上記分離器具を保持するための保持器具と、回収した血漿を収容するための第2の収容器具と、収容した血漿を第2の収容器具内に維持するための封止器具とからなる群により選択される部材を用いる血液分析方法であって、
上記希釈液が、上記希釈液及び/又は上記部材に由来する、上記希釈液中に含まれうる上記標準成分の量を規定した希釈液であり、
上記血液検体の容量が50μL以下であり、上記血液検体中の血漿成分の希釈倍率が14倍以上である、血液分析方法。
(2) 上記希釈液に含まれうる上記血液検査キットの部材に由来する上記標準成分の量が、希釈液に対し、0.35mmol/L以下である、(1)に記載の血液分析方法。
(3) 血液中に恒常的に存在する上記標準成分が、ナトリウムイオン又は塩化物イオンである、(1)又は(2)に記載の血液分析方法。
(4) 血液中に恒常的に存在する上記標準成分が、ナトリウムイオン又は塩化物イオンと、さらに少なくとも1種の標準成分とである、(1)から(3)のいずれか一に記載の血液分析方法。
(5) 上記さらに少なくとも1種の標準成分が、総タンパク又はアルブミンから選択される標準成分である、(4)に記載の血液分析方法。
(6) 上記さらに少なくとも1種の標準成分の標準値を用いて求めた希釈倍率から上記対象成分の濃度の分析を検証する工程、を更に含む、(4)又は(5)に記載の血液分析方法。
(7) 上記希釈液が、血液中に恒常的に存在する標準成分を含まない、(1)から(6)のいずれか一に記載の血液分析方法。
(8) 上記希釈液が、pH6.5〜pH8.0のpH域で緩衝作用を有する緩衝液である、(1)から(7)の何れか一に記載の血液分析方法。
(9) 上記希釈液が、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−エチルアミノエタノール、N−メチル−D−グルカミン、ジエタノールアミン、及びトリエタノールアミンからなる群から選択されるアミノアルコール化合物、並びにHEPESとも称する2−[4−(2−ヒドロキシエチル−1−ピペラジニル]エタンスルホン酸)、TESとも称するN−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノエタンスルホン酸、MOPSとも称する3−モルホリノプロパンスルホン酸、及びBESとも称する(N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸からなる群から選択される緩衝剤を含む希釈液である、(1)から(8)の何れか一に記載の血液分析方法。
(10) 希釈液が収納された第1の収容器具と、上記希釈液で希釈された血液検体から血漿を分離回収するための分離器具と、上記分離器具を保持するための保持器具と、回収した血漿を収容するための第2の収容器具と、収容した血漿を第2の収容器具内に維持するための封止器具とを含む、(1)から(9)の何れか一に記載の血液分析方法において使用するための血液検査キット。
本発明の血液分析方法の対象となる生体試料は血液であり、血液とは、血清又は血漿を含む概念である。血液の起源はヒトに限定されず、ヒト以外の動物(非ヒト動物)である哺乳類、鳥類、魚類等であっても良い。ヒト以外の動物としては、例えば、ウマ、ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、イヌ、ネコ、マウス、クマ、パンダ等が挙げられる。好ましくは、生体試料の起源はヒトである。
本発明では、血液検体を採取して、血液検体中の対象成分を分析する。本発明の血液分析方法は、対象者自身が血液を採取する自己採血で実施してもよいし、医師等の有資格者が注射器を使用して血液を採取する一般採血において実施してもよい。
本発明では、採取された血液検体を希釈液で希釈する。
血液検査として、肝機能、腎機能、メタボリズムなど、特定の臓器、特定の疾患を検査する場合には、臓器や疾患に特有の複数の測定対象成分の情報を入手して、臓器の状態、生活習慣の予測などを行うために、一般的には、複数の対象成分の分析が同時に行われる。たとえば、肝臓の状態を検査するためには、一般的には、ALT(アラニントランスアミナーゼ)、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)、γ−GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)、ALP(アルカリホスファターゼ)、総ビリルビン、総タンパク、アルブミン等の数種類以上の成分の血液中の濃度が測定される。このように、複数の対象成分を一つの血液検体から測定するためには、再測定の可能性も考慮すると、希釈された血液の量がある程度必要となる。従って、採取した血液を希釈する希釈液としては、ある程度の量の希釈液を使用することが必要になる。採取した血液量にかかわらず、使用する希釈液の量は、複数の対象成分を測定するためには、250μL以上が好ましく、300μL以上がより好ましく、350μL以上がさらに好ましく、400μL以上であることが最も好ましく、希釈液の量の上限は特に限定されないが、測定に有効な希釈率を実現するため、一般的には1000μL以下が好ましい。
患者である被検者の血液中における血漿成分の占有率は、容積の比率で約55%であるが、被検者の塩分摂取量の変化などで変動し、また被検者ごとにも異なる。そのため、本発明においては、血液中に恒常的に存在する標準成分の標準値を用いて希釈倍率を決定し、決定された希釈倍率を用いて血液検体中の対象成分の濃度を分析する。希釈倍率を決定する方法としては、血漿の希釈液中の標準物質の測定値(濃度X)と、血漿中に恒常的に存在する標準物質の既知濃度値(濃度Y)とから、血液検体中の血漿成分の希釈倍率(Y/X)を算出することができる。この希釈倍率を用いて、血漿の希釈液中の対象成分の測定値(濃度Z)を測定し、この測定値に希釈倍率を掛け合わせることにより、実際に血液検体中に含まれる分析対象成分の濃度[Z×(Y/X)]を測定することができる。
上記のように、血漿成分の希釈倍率の高い希釈血漿中の対象成分の分析に用いる標準物質として、希釈液中にあらかじめ存在する物質を用いる場合には、希釈前後の標準物質の濃度変化が非常に小さいために希釈倍率の測定誤差が大きくなり、測定の再現性が悪化する弊害がある。一方で、血液中に恒常的に存在する標準成分の標準値を用いて希釈倍率を決定する本発明の方法では、希釈前後の標準物質の濃度変化が大きいため、測定誤差が小さく、測定の再現性も良好に保つことが可能となるので、常に測定精度の高い血液分析が可能となる。なお、血液中に恒常的に存在する標準成分のことは、外部標準物質とも称する。
血液中の分析対象成分の濃度分析が正常に行われているか確認をするために、血液中に恒常的に存在する異なる2つ以上の成分を標準成分として用いて、それぞれ独立に血液検体中の血漿成分の希釈倍率を求めて、その値がほぼ一致することを確認することが好ましい。好ましい一態様としては、ナトリウムイオン以外の血漿中に恒常的に存在する標準成分から求めた希釈倍率が、ナトリウムイオン濃度から求めた希釈倍率と比較してほぼ同じ値であることを確認することによって、血漿の希釈液中のナトリウムイオン濃度の測定値から求めた希釈倍率を用いて行った血液中の分析対象成分の濃度分析が正常に行われていることの確証が可能となる。塩化物イオンの測定法は、イオン選択電極を用いた電極法(Ion Selective Electrode:ISE)や、アミラーゼなどの酵素を用いる酵素法、硝酸銀滴定法などがあり、測定試料の特性や感度、試料量などに応じて適宜使用する方法を選択することができる。本発明の好ましい態様としては、血液中に恒常的に存在する標準成分が、ナトリウムイオン又は塩化物イオンと、さらに、別の血液中に恒常的に存在する標準成分である場合である。この場合、ナトリウムイオン及び塩化物イオン以外の血漿中に恒常的に存在する検証のために使用する標準成分の例としては、総タンパク又はアルブミンから選択されることが好ましく、総タンパクから選択されることがより好ましい。総タンパクの測定法としては、ビューレット法や、紫外吸収法、ブレッドフォード法、ローリー法、ビシンコニン酸(Bicinchoninic Acid:BCA)法、蛍光法など公知の方法があり、測定試料の特性や感度、試料量などに応じて適宜使用する方法を選択することができる。
本発明においては、血液中に恒常的に存在する標準成分(以下、恒常性物質とも言う)を希釈液で希釈後に測定し、上記した通り希釈倍率を決定して、血液検体中の対象成分の濃度を分析することができる。血液検体を希釈するための希釈液として用いる化学物質又は溶媒については、希釈倍率を求めるために使用する「血液中に恒常的に存在する標準成分」を含有しない(含まない)ことが好ましい。本明細書において「含有しない」とは、「実質的に含有しない」ことを意味する。ここで、「実質的に含有しない」とは、希釈倍率を求める時に使用する恒常性物質をまったく含まないか、あるいは含まれていたとしても、血液検体を希釈した後の希釈液の恒常性物質の測定に影響を及ぼさない程度の極微量の濃度で含まれる場合を意味する。恒常性物質として、ナトリウムイオン又は塩化物イオンを用いる場合には、希釈液に用いる化学物質又は溶媒に、ナトリウムイオン又は塩化物イオンを実質的に含有しないことが好ましい。
血液検体中の分析の対象成分は特に限定されず、血液中に含まれるあらゆる物質が対象となる。例えば臨床診断に用いられる血液中の生化学検査項目、腫瘍マーカーや肝炎のマーカー等各種疾患のマーカー等が挙げられ、タンパク質、糖、脂質、低分子化合物等が挙げられる。また、測定は物質濃度だけでなく、酵素等の活性を有する物質の活性も対象となる。各対象成分の測定は、公知の方法で行うことができる。さらに、肝機能、腎機能、メタボリズムなど、特定の臓器、特定の疾患を検査する場合には、臓器や疾患に特有の複数の測定対象成分の情報を入手して、臓器の状態、生活習慣の予測などを行うため、複数の対象成分の分析が同時に行われる。たとえば、肝臓の状態を検査するためには、ALT(アラニントランスアミナーゼ)、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)、γ―GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)、ALP(アルカリホスファターゼ)、総ビリルビン、総タンパク、アルブミン等の数種類以上の成分の血液中の濃度が測定される。
本発明の血液検査キットは、希釈液が収納された第1の収容器具と、希釈液で希釈された血液検体から血漿を分離回収するための分離器具と、分離器具を保持するための保持器具と、回収した血漿を収容するための第2の収容器具と、収容した血漿を第2の収容器具内に維持するための封止器具とを含む。本発明の血液検査キットの一例としては、血液検体の成分を希釈するための希釈液、希釈液が収容された第一の収容器具、希釈液で希釈された血液検体から血漿を分離回収するための分離器具、分離器具を保持するための保持器具、回収した血漿を収容するための第二の収容器具、収容した血漿を第二の収容器具内に維持するための封止器具、皮膚に傷をつけて血液を皮膚外に染み出させる針又はランセット、傷に貼る絆創膏又は消毒部材(例えば、イソプロパノール(70%イソプロパノールなど)又はエタノールなどを含浸させた不織布)、及び取扱説明書、等を備えることができる。希釈された血液検体から血漿成分を回収するための分離器具としては、分離膜である態様が好ましく、血球成分を分離可能な細孔を有するフィルタがより好ましい。
好ましい態様の一つにおいて、血液分析用の血液検査キットは、希釈液、希釈液が収容された第一の収容器具(血液検体の希釈物を収容するための収容器具でもある。)、希釈液で希釈された血液検体から血漿を分離回収するための分離器具、分離器具を保持するための保持器具、回収した血漿を収容するための第二の収容器具、及び収容した血漿を第二の収容器具内に維持するための封止器具を含む。具体的な器具としては、例えば、特許第3597827号公報の図1から図13に記載された器具を使用することができる。特許第3597827号公報の図1を、本願の図1として援用する。
本発明のキットにおいては、希釈液中に含まれうる血液キットの部材に由来する血液中に恒常的に存在する標準成分の量が規定される。希釈液中に含まれうる量は、対象となる部材を実際に適切な量の標準成分を含まない希釈液に一定時間曝し、部材に由来して希釈液に含まれることとなった標準成分の量を測定することにより求めることができる。希釈液中に含まれうる血液キットの部材に由来する血液に恒常的に存在する標準成分の量は少ないことが好ましく、下限値は特に限定されない。
(参考例1)
1.部材の洗浄と希釈液の調製
デメカル血液検査キット(株式会社リージャー社)を用いた。その際、血液検査キットの部材であるボトル(希釈液を収容するための第一の収容器具)、フィルター(希釈液で希釈された血液検体から血漿を分離回収するための分離器具)、ガスケット(分離器具を保持するための保持器具)に対して、洗浄なし、蒸留水洗浄1回、純水洗浄(電気伝導度1μS/cm)3回、を施した血液検査キットを準備した。そして、下記のように調製した希釈液−1の350μLをボトルに入れ、ガスケットで保持されたフィルターをボトルに押し込んで希釈液をろ過し、フィルターを通過した液のナトリウムイオン量を測定した。なお洗浄は、水を部材にシャワー状に当てることにより行った。
希釈液−1を以下の組成で調製した。浸透圧は、OSMOATAT OM−6040(アークレイ(株)社製)を用いて測定した値を表示した。浸透圧の単位は、溶液の水1kgが持つ浸透圧で、イオンのミリモル数をあらわす。
HEPES 50mmol/L
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP) 50mmol/L
D−マンニトール 284mmol/L
塩化リチウム 1mmol/L
EDTA−2K 0.8mmol/L
PALP(ピリドキサールリン酸) 0.05mmol/L
チアベンダゾール 0.0001質量%
アミカシン硫酸塩 0.0003質量%
硫酸カナマイシン 0.0005質量%
メロペネム三水和物 0.0005質量%
浸透圧 355mOsm/kg
pH 7.4
1.で調製した希釈液のナトリウム濃度の測定には、β−ガラクトシダーゼがナトリウムで活性化することを利用し、それぞれの希釈液中のナトリウム濃度とβ−ガラクトシダーゼ活性が比例関係にあることを利用した酵素活性法により行った。具体的には、ナトリウムイオンを含まない精製水で上記のように濾過した希釈液−1を5倍希釈した後、3μLを秤量し下記のように調製した第一試薬52μLを加えて、37℃で5分間加温し、下記のように調製した第二試薬を26μL加え、1分間の吸光度の変化をJCA−BM6050型生化学自動分析装置(日本電子(株)社製)を用いて主波長410nm、副波長658nmで吸光度を測定することにより求めた。あらかじめ作成した検量線から、ナトリウムの濃度を測定した。
以下の組成のナトリウム測定試薬を調製した。
第一試薬
HPEPS・LiOH(pH8.0) 100mmol/L
D−マンニトール 60mmol/L
N−アセチルシステイン 30mmol/L
硫酸マグネシウム 1.52mmol/L
β−ガラクトシダーゼ 1.1kU/L
TritonX−100 0.05質量%
第二試薬
HPEPS・LiOH(pH8.0) 100mmol/L
o−Nitrophenyl−β−D−Galactpyranoside 15mmol/L
1.微量血液検体を希釈した希釈液の調製
ボランティアの患者から、インフォームドコンセントを行った後に静脈から注射器で採取した10mLの血液を採血管に得た。この採血した血液から、80μL、60μL、40μL、30μL、20μLをそれぞれ20回ずつマイクロピペットで正確に秤量し、参考例1で調製した希釈液と同じ希釈液−1の350μLにそれぞれ混合した。注射器とマイクロピペットからは、ナトリウム溶出がほとんどないことを事前に確認した。希釈液−1を入れた血液検査キットは、参考例1と同様に、下記の表2に示したように、蒸留水洗浄、純水洗浄したものを用いた。得られた血液と希釈液の混合液をフィルターを通過させることにより血球成分を分離して、希釈血漿を得た。得られた希釈血漿を試料として、参考例1と同様にして、ナトリウムイオン濃度の測定を行った。
次に、希釈液、及び、純水洗浄を行った血液検査キット中の希釈液と血液の混合液をフィルターを通過させて得た血漿の希釈液中のリチウムイオンを、キレート比色法(ハロゲン化ポリフィリンキレート法:パーフルオロ−5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23H,−ポリフィリン)により測定した。具体的には、希釈血漿を、リチウムイオンを含まない精製水で4.5倍に希釈した後、5μLを秤量し下記のように調製した第三試薬55μLを加えて、37℃で10分間加温した。この混合物について、1分間の吸光度の変化を、JCA−BM6050型生化学自動分析装置(日本電子(株)社製)を用いて、主波長545nm、副波長596nmで吸光度を測定することにより求めた。あらかじめ作成した検量線から、リチウムイオンの濃度を測定した。
以下の組成のリチウムイオン用測定試薬を調製した。
第三試薬
パーフルオロ−5,10,15,20−テトラフェニル−21H,23H,−ポリフィリン 0.05質量%
ジメチルスルホキシド 5質量%
トリエタノールアミン 2質量%
ポリエチレングリコール−t−オクチルフェニルエーテル 2質量%
ドデシル硫酸ナトリウム 2質量%
1.ALT(アラニントランスアミナーゼ)及びAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)の測定
参考例2で注射器を用いて静脈から採血した直後に、採血した同じ患者の指先からランセットを用いて血液を指先の皮膚外ににじませた後に、20μL〜40μL程度の液体を吸収できるスポンジを、参考例2と同様に純水で3回洗浄し、乾燥させた後に使用して血液を患者に吸い取ってもらい、参考例2で使用した希釈液と同じ組成の希釈液350μL中に血液を吸収したスポンジを浸し、十分にスポンジから血液を希釈液中に抽出し、フィルターで濾過して血球成分を分離し、血液検体の血漿成分の希釈液を得た。この時使用した血液検査キットは、参考例2と同様に純水洗浄を3回行ったキットを用いた。その後、希釈液を密閉して、検査が可能な別の施設へと輸送し、その後、希釈液を取り出して、参考例2の血液中のナトリウムイオンを用いた希釈倍率の測定方法と同様にして、希釈倍率を測定したところ、19.8倍の希釈倍率であった。このことから、採血量は30μL強であることがわかった。この希釈検体中のALT、ASTの濃度を、市販の測定キット(トランスアミナーゼCII−テストワコー:和光純薬工業(株)社製)を用いて測定したところ、参考例2の採血量30μLでのサンプルでナトリウムイオン濃度を用いて測定した希釈倍率を基にして分析した、ALT値は18U/L、AST値は36U/Lとの結果に対して、上記のようにスポンジを用いて採取した血液を希釈した希釈液から分析した、ALT値は18U/L、AST値は、36U/Lであり、一致した結果が得られ、本発明の効果を確認した。
実施例1において、ナトリウムイオンを用いた血液検体中の血漿成分の希釈倍率の測定を行った希釈液を用いて、下記に示す方法により、塩化物イオンの濃度を測定した。
イオン選択電極(ISE)を用いて塩化物イオンの測定を行った。塩化物イオンに選択的に応答するイオン選択電極と参照電極間に生体試料を流し、両電極間に生じた起電圧より塩化物イオン濃度を算出した。
2 採血容器
3 筒体
4 キャップピストン
5 密閉蓋
6 キャップ
7 パッキン
8 螺子部
9 係止部
10 底部
11 脚部
12 スリット溝
13 希釈液
14 拡径部
15 薄肉部
16 本体部
18 縮径部
19 係止突起部
20 外鍔部
21 濾過膜
22 カバー
26 摘み部
27 心棒部
28 空間
29 下端部
31 段差部
33 上端部
34 頂部
Claims (5)
- 採取された血液検体を希釈液で希釈する工程と、
血液中に恒常的に存在する標準成分の標準値を用いて希釈倍率を決定する工程と、
血液検体中の対象成分の濃度を分析する工程と、
を含む、血液分析方法であり、
前記血液分析方法が、前記希釈液が収納された第1の収容器具と、前記希釈液で希釈された血液検体から血漿を分離回収するための分離器具と、前記分離器具を保持するための保持器具と、回収した血漿を収容するための第2の収容器具と、収容した血漿を第2の収容器具内に維持するための封止器具とからなる群により選択される部材を用いる血液分析方法であって、
前記希釈液が、前記希釈液及び/又は前記部材に由来する、前記希釈液中に含まれうる前記標準成分の量が、予め測定されて規定されている希釈液であり、
前記血液検体の容量が50μL以下であり、前記血液検体中の血漿成分の希釈倍率が14倍以上であり、
前記希釈液に含まれうる前記血液検査キットの部材に由来する前記標準成分の量が、希釈液に対し、0.35mmol/L以下であり、
血液中に恒常的に存在する前記標準成分が、ナトリウムイオン又は塩化物イオンと、総タンパク又はアルブミンから選択される標準成分とであり、
前記さらに少なくとも1種の標準成分の標準値を用いて求めた希釈倍率から前記対象成分の濃度の分析を検証する工程、を更に含む、血液分析方法。 - 前記希釈液が、血液中に恒常的に存在する標準成分を含まない、請求項1に記載の血液分析方法。
- 前記希釈液が、pH6.5〜pH8.0のpH域で緩衝作用を有する緩衝液である、請求項1又は2に記載の血液分析方法。
- 前記希釈液が、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−エチルアミノエタノール、N−メチル−D−グルカミン、ジエタノールアミン、及びトリエタノールアミンからなる群から選択されるアミノアルコール化合物、並びにHEPESとも称する2−[4−(2−ヒドロキシエチル−1−ピペラジニル] エタンスルホン酸)、TESとも称するN−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノエタンスルホン酸、MOPSとも称する3−モルホリノプロパンスルホン酸、及びBESとも称する(N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸からなる群から選択される緩衝剤を含む希釈液である、請求項1から3の何れか一項に記載の血液分析方法。
- 希釈液が収納された第1の収容器具と、前記希釈液で希釈された血液検体から血漿を分離回収するための分離器具と、前記分離器具を保持するための保持器具と、回収した血漿を収容するための第2の収容器具と、収容した血漿を第2の収容器具内に維持するための封止器具とを含み、前記希釈液に含まれうる前記血液検査キットの部材に由来する前記標準成分の量が、希釈液に対し、0.35mmol/L以下である、請求項1から4の何れか一項に記載の血液分析方法において使用するための血液検査キット。
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