JP6789041B2 - エアゾール化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾール化粧料に関する。
血流促進、温熱効果、マッサージ効果を得るため、炭酸ガスを噴射剤として利用したエアゾール化粧料が開発され、使用されている。そのようなエアゾール化粧料としては、炭酸ガス等を利用した自己発泡性又は泡状の化粧品(特許文献1)、炭酸ガスと炭化水素及び/又は脂肪酸エステルとを含有する泡沫化粧料(特許文献2)、酸化ケイ素又は(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルクロスポリマーと、高HLBの非イオン界面活性剤又はアニオン界面活性剤と、水溶性増粘剤と、水と、炭酸ガスとを含有するエアゾール化粧料(特許文献3)、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルと、糖類と、シリコーン油と、炭酸ガスとを含有するエアゾール化粧料(特許文献4)が報告されている。
特表2005−506325号公報 特開2010−30945号公報 特開2014−129306号公報 特開2011−93877号公報
しかしながら、特許文献1及び2記載の化粧料は、泡を発生させることは考慮されているが、発生した泡に含まれる成分を皮膚に速やかに浸透させようとする技術思想はない。また、特許文献3及び4では、発生した泡の特性に着目しているが、泡に含まれる成分を速やかに皮膚に浸透させようとする技術思想はない。
一方、炭酸ガスを含有する泡は、炭酸ガスが泡から消失しやすいため、皮膚に適用した後は、速やかに皮膚に浸透させる必要があり、また皮膚上に均一に塗布する必要がある。
従って、本発明の課題は、発生した炭酸ガスを含有する泡が、皮膚に均一に塗布でき、かつ皮膚への浸透性の良好な炭酸ガス含有エアゾール化粧料を提供することにある。
そこで本発明者は、前記課題を解決すべく種々検討した結果、固体脂、平均粒子径0.01〜30μmを有する特定の粉体、非イオン界面活性剤、水及び炭酸ガスを配合してエアゾール化粧料とすれば、発生した炭酸ガスを含む泡を皮膚上に均一に塗布することができ、塗布時の皮膚が均一に白くなり、かつ泡の皮膚への浸透感が向上することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(E)を含有するエアゾール化粧料を提供するものである。
(A)固体脂、
(B)平均粒子径0.01〜30μmを有する酸化ケイ素、酸化チタン、(メタ)アクリル酸又はその塩/(メタ)アクリル酸アルキルクロスポリマー及びシリコーンラストマーから選ばれる1種以上の粉体、
(C)非イオン界面活性剤、
(D)水、
(E)炭酸ガスを含む噴射剤
本発明のエアゾール化粧料を用いれば、炭酸ガスを含有する泡を皮膚に均一に塗布することができ、かつその泡は皮膚への浸透性に優れているので、炭酸ガスの血流促進効果、温熱効果及びマッサージ効果を皮膚上で均一に得ることができる。
本発明で用いる成分(A)は、固体脂である。固体脂は、25℃で固体状の脂溶性物質であれば特に限定されないが、泡の均一塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、炭素数12〜22のアルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックス;パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等の石油系ワックス;フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ライスワックス、木ロウ、サンフラワーワックス、水添ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ、鯨ロウ等の動物性ワックス;シリコーンワックス、フッ素系ワックス、合成ミツロウ等の合成ワックス;一般式(1)で表されるセラミド類等が好ましい固体脂として挙げられる。
セラミド類としては、天然セラミド及び擬似セラミドから選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。泡の均一塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、具体的には、特開2013−53146号公報記載のセラミド類が好ましい。
天然型セラミドの具体的な例示として、スフィンゴシン、ジヒドロスフィンゴシン、フィトスフィンゴシン又はスフィンガジエニンがアミド化されたセラミドType1〜7(例えば、J. Lipid Res., 24:759(1983)の図2、及びJ. Lipid. Res.,35:2069(1994)の図4記載のブタ及びヒトのセラミド)が挙げられる。
更にこれらのN−アルキル体(例えばN−メチル体)も含まれる。
これらのセラミドは天然型(D(−)体)の光学活性体を用いても、非天然型(L(+)体)の光学活性体を用いても、更に天然型と非天然型の混合物を用いてもよい。上記化合物の相対立体配置は、天然型の立体配置のものでも、それ以外の非天然型の立体配置のものでも良く、また、これらの混合物によるものでもよい。特にCERAMIDE1、CERAMIDE2、CERAMIDE3、CERAMIDE5、CERAMIDE6IIの化合物(以上、INCI、8th Edition)及び次式で表わされるものが好ましい。
Figure 0006789041
これらは天然からの抽出物及び合成物のいずれでもよく、市販のものを用いることができる。このような天然型セラミドの市販のものとしては、Ceramide I、Ceramide III、Ceramide IIIA、Ceramide IIIB、Ceramide IIIC、Ceramide VI(以上、コスモファーム社)、Ceramide TIC-001(高砂香料社)、CERAMIDE II(Quest International社)、DS-Ceramide VI、DS-CLA-Phytoceramide、C6-Phytoceramide、DS-ceramide Y3S(DOOSAN社)、CERAMIDE2(セダーマ社)が挙げられる。
Figure 0006789041
擬似型セラミドとしては、泡の均一塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、下記一般式(1)で表される擬似セラミドが好ましい。
Figure 0006789041
(式中、R1は、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数10〜22の直鎖、分岐鎖若しくは環状の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又は水素原子を示し;X1は水素原子、アセチル基又はグリセリル基を示し;R2はヒドロキシル基又はアミノ基が置換していてもよい炭素数5〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基であるか、又は該炭化水素基のω末端に、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸がエステル結合したものを示し;R3は水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数1〜30のアルキル基を示す。)
これらの中でも、泡の均一塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、下記式で表される擬似セラミドがより好ましい。
Figure 0006789041
一般式(1)としては、下記式のR1がヘキサデシル基、X1が水素原子、R2がペンタデシル基、R3がヒドロキシエチル基のもの;R1がヘキサデシル基、X1が水素原子、R2がノニル基、R3がヒドロキシエチル基のものの擬似型セラミドが好ましく、一般式(1)のR1がヘキサデシル基、X1が水素原子、R2がペンタデシル基、R3がヒドロキシエチル基のもの(N−(ヘキサデシロキシヒドロキシプロピル)−N−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド)が、更に好ましい。
Figure 0006789041
成分(A)の一般式(1)で示される化合物としては、天然型セラミド及び擬似型セラミドから選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
成分(A)の炭素数12〜22のアルコールとしては、例えば、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。これらのうち、泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、直鎖アルキル基を有するものが好ましく、炭素数16〜18アルコールがより好ましく、セタノール、ステアリルアルコールがさらに好ましい。
成分(A)の炭素数12〜22の脂肪酸としては、泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、炭素数12〜22の直鎖状飽和脂肪酸が好ましく、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、べへン酸等が挙げられる。これらのうち、炭素数14〜22の直鎖状飽和脂肪酸が好ましく、炭素数16〜22の直鎖状飽和脂肪酸がより好ましく、また、パルミチン酸、ステアリン酸から選ばれる少なくともいずれか一種が好ましく、ステアリン酸がさらに好ましい。
成分(A)のワックスの中では、泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタルワックス及びポリエチレンワックスから選ばれる少なくとも1種が好ましく、セレシンがより好ましい。
前記の成分(A)は1種又は2種以上を用いることができ、皮膚への均一な塗布性、塗布時の皮膚の均一な白さ及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、炭素数12〜22のアルコール、炭素数12〜22の脂肪酸及びワックスから選ばれる少なくとも1種が好ましく、具体的には、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタルワックス及びポリエチレンワックスから選ばれる少なくとも1種がより好ましく、セタノール、ステアリルアルコール及びセレシンから選ばれる少なくとも1種がさらに好ましい。
成分(A)の含有量は、炭酸ガスを含有する泡の皮膚への均一な塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、エアゾール化粧料から(E)炭酸ガスを含む噴射剤を除いた液状化粧料(以下、単に「本発明における原液」ともいう)中、0.5質量%以上が好ましく、1.0質量%以上がより好ましく、2.0質量%以上がさらに好ましく、また5.0質量%以下が好ましく、4.0質量%以下がより好ましく、3.0質量%以下さらに好ましい。
成分(B)は、平均粒子径0.01〜30μmを有する酸化ケイ素、酸化チタン、(メタ)アクリル酸又はその塩/(メタ)アクリル酸アルキルクロスポリマー及びシリコーンエラストマーから選ばれる1種以上の粉体である。
成分(B)の各粉体の平均粒子径は、0.01〜30μmであるが、より良い使用感を与える点から0.1〜20μmが好ましく、0.1〜10μmがより好ましい。これらの粉体は、水、アルコール、油剤等には、溶解しないものである。その形状は、球状、板状等いずれでも良い。粉体の内部構造にも制限はなく、多孔質、中空、無孔質等いずれのものも使用することができる。感触を向上させる観点からは、球状であることが好ましい。
なお、本発明において、平均粒子径の測定は、レーザー回折散乱式 粒子径分布測定装置 LA−920/HORIBA/メジアン径で、測定される。
酸化ケイ素、酸化チタンとしては、化粧料に通常用いられるものであれば制限されず、表面を化合物等で処理した改質粉体を用いても良いが、シリコーン油、脂肪酸金属塩等を用いた疎水化処理をしていないもの、親水的な表面を有するものが好ましい。具体的には、市販品としては、アドマファインSO−C1(アドマテックス社製)、NP−100,NP−200(AGCエスアイテック社製)、サンラブリーLSF−C(AGCエスアイテック社製)、TM−100TV(テイカ社製)などが挙げられる。水に分散しやすいスラリー状のものが好ましく、サンラブリーLSF−Cがより好ましい。
成分(B)のうち、(メタ)アクリル酸又はその塩/(メタ)アクリル酸アルキルクロスポリマーとは、(メタ)アクリル酸若しくはその塩から選ばれる少なくとも1種の単量体と(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれる少なくとも1種の単量体とを、共重合してなる架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体である(単にクロスポリマーともいう)。なお、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸とメタクリル酸との総称であり、(メタ)アクリル酸アルキルとは、アクリル酸アルキルとメタクリル酸アルキルとの総称をいう。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体としては、アルキル基の炭素数が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましい。具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等が挙げられる。これらの中でも、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等のアルキル基の炭素数が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルがより好ましい。これらは複数種組み合わせて用いてもよい。全単量体成分(後述の架橋性単量体も含む。以下同様)中の(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体の割合は、30〜98質量%が好ましく、50〜85質量%がより好ましい。
一方、全単量体成分中の(メタ)アクリル酸若しくはその塩の割合は、粉体の凝集を抑制し、良好な粉体の感触(なめらかさ、さらさら感)を得る観点から、本発明における原液中0.1〜30質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。
クロスポリマーに含有されるカルボキシル基の一部は中和されていることが好ましい。クロスポリマーは、クロスポリマーに含有されるカルボキシル基を中和することにより、ポリマー表面を親水的にでき、水への分散性や、炭酸ガスを含有する泡の皮膚への均一な塗布性を向上させることができる。
更に、粉体のなめらかさとさらさら感をより向上させる観点から、中和度は1〜30%が好ましく、1〜20%がより好ましい。ここで中和度とは、カルボキシル基を有する単量体のカルボキシル基のモル数に対する、添加された塩基のモル数の比を百分率で表したものである。
中和のための塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩基性アミノ酸等が好ましいが、アミン類、アルカノールアミン類、アンモニアも用いることができる。
単量体成分は架橋剤として、ビニル基を2個以上有する架橋性単量体を含むことが好ましい。このような架橋性単量体としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート等の(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートから選ばれる少なくとも1種が、皮膚刺激が低いため、より好ましい。これらの架橋性単量体は、全単量体成分中に、3〜50質量%となるように使用するのが好ましい。
単量体成分として、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、アクリル酸若しくはその塩及び架橋性単量体以外に、これらと共重合可能な他の単量体を共重合させてもよい。他の単量体として、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、酢酸ビニル、ビニルピロリドン等が挙げられる。
クロスポリマーは、例えば上記の(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、(メタ)アクリル酸及び架橋性単量体を含む単量体成分を、分散剤、重合開始剤等を用いて水性懸濁重合、乳化重合、シード重合、分散重合等により重合することにより、得ることができる。このうち、樹脂粉体が工業的に容易に得られる観点から、水性懸濁重合法が好ましい。
クロスポリマーは、例えば、特開2006−8659号公報に記載の方法により、製造することができる。
成分(B)のシリコーンエラストマーは、モノマーの重合によって得られた架橋構造を有するシリコーン及びその誘導体が好ましい。例えば、ジメチコン、ビニルジメチコン、フェニルビニルジメチコン、ラウリルジメチコン及びラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン等から選ばれるモノマーを重合又は共重合させて得られるシリコーン及びその誘導体が好ましく、炭酸ガスを含有する泡の皮膚への均一な塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、ポリメチルシルセスキオキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、ポリシリコーン−1クロスポリマー及び(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマーから選ばれる少なくとも1種がより好ましく、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマーがさらに好ましく、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーから選ばれる少なくとも1種がよりさらに好ましい。
成分(B)のシリコーンエラストマーは、固体状のまま使用しても良く、水、液状油と均一に混合したものを使用しても良い。化粧料中への分散性、作業性、炭酸ガスを含有する泡の皮膚への均一な塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、水又は液状油と混合した分散液として用いるのが好ましく、液状油と混合した分散液として用いるのがより好ましい。
液状油としては、炭酸ガスを含有する泡の皮膚への均一な塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、25℃における粘度が100mPa・s以下のものが好ましく、50mPa・s以下がより好ましく、30mPa・s以下がさらに好ましく、10mPa・s以下がよりさらに好ましい。
ここで、粘度は、B型粘度計(VISCOMETER TVB-10、東機産業社製)、ローターNo.1、60rpm、1分で測定するものである。
また、液状油としては、炭酸ガスを含有する泡の皮膚への均一な塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、シリコーン油、炭化水素油、エステル油から選ばれる少なくとも一種が好ましく、シリコーン油、炭化水素油から選ばれる少なくとも一種がより好ましく、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、流動パラフィン、軽質イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種がさらに好ましく、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンから選ばれる少なくとも一種がよりさらに好ましい。
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとしては、化粧料にそのまま配合しても良いし、水に分散させた水分散体や、油、具体的には液状油に分散させた油分散体として配合してもよく、固体状のもとして、トレフィルE−506S(有効分100質量%)(東レ・ダウコーニング社製)等が挙げられ、油分散体として、デカメチルシクロペンタシロキサン(KF−995)との混合物であるKSG−15(有効分7質量%)、低粘度ジメチルポリシロキサン(KF−96A−6cs)との混合物であるKSG−16(有効分25質量%)(以上、信越化学工業社製)、ジメチコンとの混合物であるトレフィルE−508(有効分70%)等が挙げられ、水分散体としては、BY29−119(有効分63質量%)、BY29−129(有効分63質量%)などの市販品を用いることができる。
(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーとしては、化粧料にそのまま配合しても良いし、油、具体的には液状油に分散させた油分散体として配合してもよく、油分散体として、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(KF−56A)との混合物であるKSG−18A(有効分15質量%)(信越化学工業社製)などの市販品を用いることができる。
また、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーとしては、化粧料にそのまま配合しても良いし、油、具体的には液状油に分散させた油分散体として配合してもよく、油分散体として、流動パラフィンとの混合物であるKSG−41(有効分30質量%)、軽質イソパラフィンとの混合物であるKSG−42(有効分25質量%)、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリルとの混合物であるKSG−43(有効分30質量%)、スクワランとの混合物であるKSG−44(有効分30質量%)(以上、信越化学工業社製)などの市販品を用いることができる。
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーとしては、固体状のもとして、KSP−100(有効分100質量%)(信越化学工業社製)などの市販品を用いることができる。
(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマーとしては、化粧料にそのまま配合しても良いし、油、具体的には液状油に分散させた油分散体として配合してもよく、油分散体として、流動パラフィンとの混合物であるKSG−310(有効分30質量%)、軽質イソパラフィンとの混合物であるKSG−320(有効分25質量%)、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリルとの混合物であるKSG−330(有効分20質量%)(以上、信越化学工業社製)などの市販品を用いることができる。
これらの微粒子のうち、炭酸ガスを含有する泡の皮膚への均一な塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、シリコーンエラストマー粉体がより好ましく、ポリメチルシルセスキオキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、ポリシリコーン−1クロスポリマー及び(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマーから選ばれる1種又は2種以上を、本発明の化粧料中及び原液中に含有することがさらに好ましい。
成分(B)の含有量は、炭酸ガスを含有する泡の皮膚への均一な塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、本発明における原液中に0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、0.8質量%以上がさらに好ましく、また1.5質量%以下が好ましく、2.0質量%以下がより好ましく、2.5質量%以下さらに好ましい。具体的な含有量の範囲は、0.1〜2.5質量%が好ましく、0.5〜2.0質量%がより好ましく、0.8〜1.5質量%がさらに好ましい。
成分(A)と成分(B)の含有質量比(A/B)は、本発明の化粧料中及び原液中、泡の皮膚への均一な塗布性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、0.5以上が好ましく、1.0以上がより好ましく、2.0以上がさらに好ましく、また5.0以下が好ましく、4.0以下がより好ましく、3.5以下がさらに好ましい。
成分(C)は、非イオン界面活性剤である。非イオン界面活性剤としては、泡の皮膚への浸透感及び組成物の保存安定性を向上させる観点からHLB3〜20の非イオン界面活性剤が好ましい。また、このHLBは、泡の皮膚への浸透感を向上させる観点、組成物の保存安定性を向上させる観点から、7以上が好ましく、9以上がより好ましく、11以上がさらに好ましく、泡の皮膚への均一な塗布性を向上させる観点から、18以下が好ましく、16以下がより好ましく、15以下がさらに好ましい。成分(B)の非イオン界面活性剤は、炭酸ガスの、液状組成物(炭酸ガスを含む噴射剤以外の化粧料成分))への溶解量、溶解性促進と塗布時の泡立ち性を向上させる観点から、含有される。
なお、成分(C)に、いわゆるシリコーン系界面活性剤は、含まれない。
ここで、HLB(親水性−親油性のバランス〈Hydrophilic-Lypophilic Balance〉)は、界面活性剤の全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものであり、非イオン界面活性剤については、グリフィン(Griffin)の式により求められるものである。
2種以上の非イオン界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLBは、次のようにして求められる。混合界面活性剤のHLBは、各非イオン界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。
混合HLB=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
HLBxは、非イオン界面活性剤XのHLB値を示す。
Wxは、HLBxの値を有する非イオン界面活性剤Xの質量(g)を示す。
成分(C)の非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロースエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル等が挙げられる。
これらのうち、泡の皮膚への浸透感、組成物の保存安定性を向上させる観点から、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種が好ましく、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油がより好ましく、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種がさらに好ましく、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種がよりさらに好ましい。
また、泡の皮膚への浸透感、塗布後の皮膚の皮膜感を向上させる観点から、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種が好ましく、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種がより好ましく、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種がさらに好ましく、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油がよりさらに好ましい。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、成分(A)及び成分(B)と組合わせて泡の皮膚への浸透感、組成物の保存安定性を向上させる観点から、エチレンオキサイドの平均付加モル数が、20〜90であるのが好ましく、30〜80がより好ましく、50〜70がさらに好ましい。
成分(C)は、本発明の化粧料中及び原液中に、上記から選ばれる1種又は2種以上を組合わせて含有することができ、含有量は、泡ののび、泡の皮膚への浸透感、皮膚への均一な塗布性を向上させる観点から、本発明における原液中に0.1質量%以上であり、0.3質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、5.0質量%以下であり、2.5質量%以下が好ましく、1.5質量%以下がより好ましい。
成分(A)と成分(C)の含有質量比(A/C)は、本発明の化粧料中及び原液中、泡の皮膚への浸透感、皮膚への均一な塗布性を向上させる観点から、0.1以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、2.0以上がさらに好ましく、20以下が好ましく、5.0以下がより好ましく、3.0以下がさらに好ましい。
成分(D)は水である。成分(D)の含有量は、エアゾール化粧料の乳化安定性及び泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、本発明における原液中、55質量%以上が好ましく、65質量%以上がより好ましく、75質量%以上がさらに好ましく、また95質量%以下が好ましく、93量%以下がより好ましく、91質量%以下がさらに好ましい。
成分(E)は、炭酸ガスを含む噴射剤である。本発明のエアゾール化粧料においては、炭酸ガス又はエアゾールの噴射剤として機能するとともに、皮膚上において血流促進、温熱効果、マッサージ効果を得るために使用される。かかる観点から、成分(E)の噴射剤は、炭酸ガスを90質量%以上含むことが好ましく、95質量%以上含むことがより好ましく、98質量%以上含むことがさらに好ましく、100質量%であることがさらに好ましい。
成分(E)の噴射剤は、炭酸ガスの前記生理機能を得る観点、泡の皮膚への浸透感を向上させる観点から、原液と(E)噴射剤の質量割合は、泡ののびを向上させる観点から、94:6〜99.5:0.5が好ましく、95:5〜99:1がより好ましく、96.5:3.5〜98.5:1.5がさらに好ましい。
本発明のエアゾール化粧料は、さらに成分(F)アニオン界面活性剤及びカチオン界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を含有するのが、泡の皮膚への浸透感向上及び皮膚に均一に塗布できる点から好ましい。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸塩、アルキル(エーテル)硫酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アリル(エーテル)硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルキルエーテルスルホン酸塩、グリセリンエーテルスルホン酸塩、αメチルエステルスルホン酸塩、スルホ脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、脂肪アルコールエーテル硫酸塩、グリセリンエーテル硫酸塩、ヒドロキシ混合エーテル硫酸塩、モノグリセリド(エーテル)硫酸塩、脂肪酸アミド(エーテル)硫酸塩、モノアルキルスルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、モノアルキルスルホスクシンアミド酸塩、ジアルキルスルホスクシンアミド酸塩、スルホトリグリセライド、アミドエーテルカルボン酸塩及びその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウライド;アシルラクチレート、アシル酒石酸塩、アシルグルタミン酸塩、アシルアスパラギン酸塩等のN−アシルアミノ酸塩;アルキルオリゴグルコシド硫酸塩、プロテイン脂肪酸縮合物(小麦ベースの植物産物)、アルキル(エーテル)リン酸塩等が挙げられる。
これらのうち、脂肪酸塩、アルキル(エーテル)硫酸塩、N−アシルアミノ酸塩が好ましい。
脂肪酸塩としては、一般式(4)
Figure 0006789041
(式中、R21は炭素数9〜21の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Yはアルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン由来のアンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表されるものが好ましい。
より具体的には、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、アラキン酸、ベヘニン酸等の塩が挙げられる。これらの塩としては、カリウム等のアルカリ金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来のアンモニウム;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸などが挙げられる。
また、アルキル(エーテル)硫酸塩としては、一般式(5)
Figure 0006789041
(式中、R23は炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、pは0〜20の数を示し、平均付加モル数が0〜3、Z2は水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム及びグルクアンモニウムから選ばれるカチオンを示す)
で表されるものが好ましい。
アルキル(エーテル)硫酸塩は、(アルコキシル)アルコールの硫酸モノエステル塩であり、アルコールを硫酸化した後、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン等の塩基で中和することにより得られる。
本発明において、一般式(5)中、R23は炭素数12〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、更に、炭素数12〜14の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。
一般式(5)中、pは0又は平均付加モル数が0より大きく3以下が好ましく、0より大きく2未満、更に0.5〜1.5がより好ましい。
N−アシルアミノ酸塩としては、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルアスパラギン酸塩、N−アシルタウリン塩等が挙げられ、N−C8−C20アシルグルタミン酸塩、N−C8−C20アシルアスパラギン酸塩、N−C8−C20アシルタウリン塩等が好ましい。N−アシルアミノ酸塩の塩としては、アルカリ金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム等が好ましい。
アニオン界面活性剤は、1種又は2種以上を用いることができ、泡の皮膚への浸透感、皮膚への均一な塗布性の点から、本発明における原液中に0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上が更に好ましく、2.0質量%以下が好ましく、1.5質量%以下がより好ましく、0.8質量%以下含有するのが更により好ましい。
カチオン界面活性剤としては、次の一般式(6)
Figure 0006789041
(式中、R31及びR32は同一又は異なって、炭素数16〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R33及びR34は同一又は異なって、炭素数1〜3のアルキル基を示し、X11-は塩形成陰イオンを示す)
で表されるカチオン界面活性剤が挙げられる。
一般式(6)中、R31及びR32は、同一又は異なって、炭素数16〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示すが、炭素数16〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基が好ましい。R33及びR34は、同一又は異なって炭素数1〜3のアルキル基を示すが、メチル基、エチル基が好ましく、メチル基がより好ましい。X-としては、ハロゲンイオン、リン酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン、モノアルキル硝酸イオンが挙げられ、ハロゲンイオンがより好ましい。
カチオン界面活性剤の具体例としては、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジアラキルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニルジメチルアンモニウム等が挙げられる。これらのうち、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等が好ましい。また、これらの市販品としては、VARISOFT 432 PPG(エボニック社製),VARISOFT TA 100(EVONIK エボニック社製)が挙げられる。
カチオン界面活性剤は、本発明の化粧料中及び原液中に、1種又は2種以上を組み合わせて含有することができ、エアゾール化粧料中の含有量は、泡の皮膚への浸透感及び皮膚上での均一な塗布性の点から、本発明における原液中に0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、1.5質量%以下が好ましく、0.8質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下がより好ましい。
また、本発明のエアゾール化粧料には、前記成分以外であって、更に、25℃で液状の油剤、多価アルコール、増粘剤、防腐剤、成分(B)以外の粉体、エタノール、酸化防止剤、色素、pH調整剤、香料、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、美白剤、抗炎症剤、皮膚賦活剤などを含有することができる。なお、これらの各剤は、各剤とし ての用途に限られず、目的に応じて他の用途、たとえば、制汗剤を香料として使用したり 、他の用途との併用として、たとえば、制汗剤と香料としての効果を奏するものとして使 用することができる。
25℃で液状の油剤としては、炭化水素油、シリコーン油、エステル油、エーテル油、フッ素油等が挙げられ、泡の均一な塗布性、組成物の保存安定性を向上させる観点から、炭化水素油、エステル油及びシリコーン油が好ましく、炭化水素油、モノエステル油、トリエステル油、シリコーン油がより好ましく、モノエステル油、トリエステル油、シリコーン油がさらに好ましい。
具体的には、例えば、軽質イソパラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;ジメチルポリシロキサン、シクロメチコン、ジメチコン、トリシロキサンメチルトリメチコン、エチルトリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油;イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、安息香酸と炭素数12〜15の脂肪族アルコールとのエステルである安息香酸アルキル(C12−15)等のモノエステル油、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等のジエステル油、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、2−エチルヘキサン酸トリグリセリル等のトリエステル油;アルキル−1,3−ジメチルブチルエーテル、ジカプリリルエーテル、ジカプリリルエーテル等のエーテル油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油などが挙げられる。これらは植物等天然由来のものであってもよい。なお、液状の紫外線吸収剤も25℃で液状の油剤に含まれる。
25℃で液状の油剤の含有量は、均一な塗布性を向上させる観点から、本発明における原液中に、1質量%以上が好ましく、9質量%以下であるのが好ましく、7.5質量%以下がより好ましい。
多価アルコールとしては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の2価の多価アルコール、グリセリン、ソルビトール等の3価以上の多価アルコールなどが挙げられる。これらのうち、泡の皮膚への浸透感の向上、泡の均一な塗布性を向上させる観点から、2価のポリオールが好ましく、プロピレングリコール、プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコールがより好ましく、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコールがさらに好ましいく、1,3−プロパンジオールおよびジプロピレングリコールを含むことがよりさらに好ましい。
多価アルコールの含有量は、泡の皮膚への浸透感、均一な塗布性を向上させる観点から、本発明における原液中に、1〜20質量%が好ましく、2〜15質量%がより好ましく、2〜10質量%が更に好ましい。
本発明のエアゾール化粧料は、前記噴射剤以外を含有する液状組成物(本発明における原液)、(E)噴射剤を、耐圧容器(エアゾール容器)に充填することにより製造することができる。その噴射の形態としては、泡状にして吐出するフォームタイプとするのが好ましい。
本発明のエアゾール化粧料において、前記液状組成物は、前記成分(A)〜(D)及びその他成分を混合することにより調製される。本発明における原液(液状組成物)は、保存安定性、泡の吐出性、泡の皮膚への浸透感を向上せる観点から、25℃における粘度が、500mPa・s以上であるのが好ましく、1000mPa・s以上がより好ましく、1500mPa・s以上がさらに好ましく、20000mPa・s以下が好ましく、10000mPa・s以下がより好ましく、7000mPa・s以下がさらに好ましい。本発明における原液は、25℃における粘度が、500〜20000mPa・sであるのが好ましく、1000〜10000mPa・sがより好ましく、1500〜7000mPa・sがさらに好ましい。
ここで、粘度は、25℃で、BM粘度計(東機産業社製)を用いて、ローターNo.3、12rpm、1分で測定し、粘度が10000mPa・sを超えた場合は、ローターNo.3、6rpm、1分で測定した値である。
本発明のエアゾール化粧料は、化粧料として特に制限なく適用することができるが、炭酸ガスが経皮吸収され、従来のものより高い血行促進する効果が得られることから、肌色(明るさ、くすみなどの)改善、保湿感の改善等のために用いられる皮膚化粧料として好適である。また、本発明のエアゾール化粧料を塗布した後に用いる化粧料の浸透性を高めることができる。
また、本発明においては、エアゾール容器に、成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)を含有する化粧料が充填されている、化粧品とすることができる。
本発明のエアゾール化粧料は、皮膚、中でも頭髪を除く皮膚、好ましくは、顔、身体、手足等のいずれかに適用、好ましくは、塗布することにより使用することができる。
さらに、本発明のエアゾール化粧料を適用又は塗布した皮膚に、本発明以外の化粧料(他の化粧料という)を適用又は塗布することにより、他の化粧料の浸透感が向上し、該他の化粧料ののびが向上するという格別の効果を奏する。その詳細なる理由は不明なるも、本発明のエアゾール化粧料を皮膚に適用又は塗布することにより、該化粧料が皮膚の表面状態に変化を及ぼしているためと考えられる。
したがって、本発明は、さらに、他の化粧料の前に使用するための化粧料、使用方法を開示する。
すなわち、本発明のエアゾール化粧料を、例えば、皮膚に適用又は塗布した後、当該エアゾール化粧料が適用又は塗布された皮膚に、他の化粧料を適用又は塗布する使用方法である。
このように、本発明のエアゾール化粧料を他の化粧料に先立って皮膚に適用又は塗布すると、後に適用又は塗布される他の化粧料の浸透感及びのびを向上させることができる。
なお、前記本発明以外の化粧料(他の化粧料)は、より詳細には、炭酸ガスの含有量が、化粧料中10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましく、1質量%以下であることがさらに好ましく、0.1質量%以下であることがよりさらに好ましく、実質0質量%であることが特に好ましい。
本発明のエアゾール化粧料を皮膚に適用又は塗布した後、当該エアゾール化粧料が適用又は塗布された皮膚に塗布する他の化粧料としては、特に制限されず、化粧水、乳液、クリーム等として使用できるが、化粧料を均一に皮膚にのび広げる観点から、化粧水又は乳液が好ましく、化粧水がより好ましい。
また、他の化粧料は、グリセリン、ジプロピレングリコール等の多価アルコールを含有することが好ましく、他の化粧料の全組成中の含有量が、3〜40質量%であるのが好ましく、5〜30質量%がより好ましく、7〜25質量%がさらに好ましい。
本発明のエアゾール化粧料を皮膚に適用又は塗布した後、当該エアゾール化粧料が適用又は塗布された皮膚に他の化粧料を使用する場合、他の化粧料の使用量に対するエアゾール化粧料の使用割合[(エアゾール化粧料の使用量)/(他の化粧料の使用量)]は、他の化粧料のなじみ、のび、皮膚への均一な付着性を向上させる観点から、0.2〜6であるのが好ましく、0.3〜5がより好ましく、0.4〜4がさらに好ましい。
また、エアゾール化粧料を皮膚に適用又は塗布した後、当該エアゾール化粧料が適用又は塗布された皮膚に他の化粧料を塗布し始めるまでの時間は、他の化粧料のなじみ、のび、皮膚への均一な付着性を向上させる観点から、0秒〜5分であるのが好ましく、3秒〜3分がより好ましく、5秒〜1分がさらに好ましい。
本発明のエアゾール化粧料は、皮膚に塗布することにより、皮膚への浸透性を高めることができる。
また、本発明のエアゾール化粧料は、皮膚に塗布することにより、皮膚に均一に塗布することができる。
本発明のエアゾール化粧料は、前記のように、当該化粧料を皮膚に適用又は塗布した後、当該エアゾール化粧料が適用又は塗布された皮膚に他の化粧料を使用することができるため、エアゾール化粧料及び他の化粧料を含む化粧キットとすることができる。
本発明のエアゾール化粧料は、肌に塗布後、一定時間放置することにより、血行を促進する効果を高めることができ、化粧料中の有効成分も合わせて、浸透させることができ、非常に有益と考えられる。
本発明のエアゾール化粧料は、皮膚へ塗布し、一定時間放置、肌になじませる、拭き取る、又は、洗い流すなど、使用場面に応じて使用することができる。
本発明のエアゾール化粧料は、通常の方法により製造することができ、例えば、前記液状組成物の成分を混合して均一にし、得られた組成物を耐圧容器に充填して、密封した後、成分(E)を加圧することにより充填することにより、得ることができる。
次に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。
実施例1〜13及び比較例1〜4
表1に示す組成のエアゾール化粧料を製造し、次の泡の皮膚への浸透感、泡の均一な塗布性を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
成分(A)、(C)及び(D)を60℃で撹拌し、成分(B)と残りの成分を加え、撹拌して均一にし、25℃まで冷却した。得られた液状組成物を耐圧容器に充填し、密封後、成分(E)を充填してエアゾール化粧料を得た。
(評価方法)
(1)浸透感の評価(官能評価)
専門パネラー1名により、手を市販の無香料洗顔料(キュレル泡洗顔料 花王社製)を用いて良く洗い、タオルでしっかり拭いた。その後、0.1gのエアゾール化粧料を一方の手の甲に乗せ、もう一方の手の親指・小指以外の指3本、第1〜3関節まで使って1秒間に1回転、直径6cmの円を描くように60秒間伸ばした。直後の肌を触り、泡の浸透感の大きさを評価した。「泡の浸透感が明らかにある」を7とし、「泡の浸透感を全く感じない」を1として評価した。なお、炭酸泡を生じないない化粧料については、評価不能なため0とした。
(2)泡の皮膚への均一な塗布及び塗布時の皮膚の均一な白さの評価(官能評価)
専門パネラー1名により、手を市販の無香料洗顔料(キュレル泡洗顔料 花王社製)を用いて良く洗い、タオルでしっかり拭いた。その後、0.1gのエアゾール化粧料を一方の手の甲に乗せ、もう一方の手の親指・小指以外の指3本、第1〜3関節まで使って1秒間に1回転、直径6cmの円を描くように60秒間伸ばした。直後の肌を見て、「泡の皮膚への均一な塗布及び塗布時の皮膚が均一に白い」を7とし、「泡の皮膚への均一な塗布及び塗布時の皮膚が均一に白くない」を1として評価した。なお、塗布が著しく劣るものは評価不能なため0とした。
Figure 0006789041
*1:トスパール 145A(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)
*2:微粒子酸化チタン TM−100TV(テイカ社製)
*3:エマノーン CH−60(k)(花王社製)
*4:レオドール TW−S128V(花王社製)
*5:エマール E−27(花王社製)

Claims (4)

  1. 次の成分(A)〜(E)を含有し、エアゾール化粧料から成分(E)を除いた液状化粧料と成分(E)との質量割合が、94:6〜99.5:0.5であるエアゾール化粧料。
    (A)固体脂:エアゾール化粧料から成分(E)を除いた液状化粧料中0.5質量%以上5.0質量%以下
    (B)平均粒子径0.01〜30μmを有する酸化ケイ素、酸化チタン、(メタ)アクリル酸又はその塩/(メタ)アクリル酸アルキルクロスポリマー及びシリコーンエラストマーから選ばれる1種以上の粉体:エアゾール化粧料から成分(E)を除いた液状化粧料中0.1質量%以上2.5質量%以下
    (C)非イオン界面活性剤:エアゾール化粧料から成分(E)を除いた液状化粧料中0.1質量%以上5.0質量%以下
    (D)水:エアゾール化粧料から成分(E)を除いた液状化粧料中55質量%以上95質量%以下
    (E)炭酸ガスを90質量%以上含む噴射剤
  2. さらに、(F)アニオン界面活性剤及びカチオン界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を含有する請求項1記載のエアゾール化粧料。
  3. 成分(A)が、炭素数12〜22のアルコール、炭素数12〜22の脂肪酸及びワックスから選ばれる1種以上の固体脂である請求項1又は2記載のエアゾール化粧料。
  4. 成分(B)が、(メタ)アクリル酸又はその塩/(メタ)アクリル酸アルキルクロスポリマー及びシリコーンエラストマーから選ばれる1種以上である請求項1〜3のいずれか1項記載のエアゾール化粧料。
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