JP6788789B2 - 変速機の入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば、変速機のレンジの入力操作を行うための変速機の入力装置に関する。
従来の変速機の入力装置として、たとえば、特許文献1のシフト装置が知られている。このシフト装置は、ケースと、ケースに対して回転可能に設けられたノブと、ノブと同軸に設けられる節度部材と、ノブ及び節度部材の周囲を回転するカム材と、ノブと節度部材とを連結可能な連結部材とを備えている。この節度部材の下面には節度部材の回転方向に沿って4つの凹部が設けられており、各凹部は変速機の各レンジに対応している。また、節度部材の下面よりも下方にはピンがケースに固定されている。
このようなシフト装置では、ノブの回転操作によってレンジを切り換えるとき、連結部材がノブと節度部材を連結し、ノブの回転操作に連動して節度部材が回転する。このとき、節度部材の回転位置によりレンジが切り換えられると共に、節度部材の回転によってピンが各凹部に順次係止され、クリック感が節度感として発生する。
また、エンジンがオフされた際などに節度部材をパーキングレンジに復帰させるとき、カム材を回転させて、連結部材によるノブと節度部材と連結を解除した上、カム材の当接面を節度部材の突部に当接させて、カム材の回転に合わせて節度部材を回転させる。そして、節度部材の回転位置がパーキングレンジに対応する凹部に至ると、節度部材の回転を停止することにより、レンジがパーキングレンジに切り換えられる。
特開2015−107671号公報
上記特許文献1のシフト装置では、レンジをパーキングに自動的に復帰させる際、節度部材を回転させているため、節度部材の各凹部にピンが順次係止されて、節度感及びこれに伴う動作音が発生する。これにより、操作者の操作に対応しない不要な音が発生してしまい、操作者に不快感を与えてしまうおそれがある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、レンジの自動復帰時における静音化が図られる変速機の入力装置を提供することを目的としている。
本発明のある態様に係る変速機の入力装置は、所定の軸心回りの回転操作によってパーキングレンジを含むレンジを切り換えるためのノブと、前記ノブに同軸で接続された回転軸部と、前記ノブの回転操作に節度感を付与する節度部と、前記ノブの回転操作に伴う前記回転軸部の回転を案内するローテーションガイドと、前記回転軸部と前記ローテーションガイドとの前記軸心回りの相対位置に応じて前記レンジを切り換える切換処理、及び、所定条件が成立したときに前記レンジを前記パーキングレンジに戻す復帰処理を行う制御部と、を備え、前記制御部は前記復帰処理にて、前記ローテーションガイドを回転させることにより前記回転軸部との相対位置を前記パーキングレンジに合わせるように構成されている。
この構成によれば、レンジをパーキングレンジに戻す復帰処理の際に、ローテーションガイドを回転させ、節度部が回転しないため、節度部によるクリック感などの節度感に伴う動作音が生じず、レンジの自動復帰時における静音化が図られる。
変速機の入力装置では、前記回転軸部が回転可能に設けられるケースと、前記軸心回りに回転することによって前記ローテーションガイドを前記軸心方向及び前記軸心回りに変位させるカムと、をさらに備え、前記ローテーションガイドは、前記軸心方向への変位によって前記ケースに対して係合状態と非係合状態とで切り替わり、前記制御部は前記復帰処理にて、前記カムを回転させることにより、前記ローテーションガイドを前記非係合状態とする第1処理と、前記ローテーションガイドを前記パーキングレンジに位置させる第2処理と、前記ローテーションガイドを前記係合状態へ戻す第3処理とを行うように構成されていてもよい。
この構成によれば、カムの回転によってローテーションガイドを軸心方向及び軸心回りに変位させることにより、第1〜第3処理を行って、レンジをペーキングレンジに自動復帰させている。このようにカム及びローテーションガイドを変位させ、節度部が回転しないため、節度部による節度感が生じず、レンジの自動復帰時における静音化が図られる。
変速機の入力装置では、前記カムは、円環形状であって、その周方向に沿って延び且つ前記軸心方向の一方へ傾斜する複数の傾斜面を有し、前記ローテーションガイドは前記軸心方向の他方に突出する複数の摺動リブを有し、前記カムが回転したとき、前記摺動リブが前記傾斜面上を前記周方向に沿って摺動することで、前記ローテーションガイドが前記軸心方向へ変位してもよい。この構成によれば、カムの回転によってローテーションガイドの摺動リブがカムの摺動面上を軸心方向へ変位することにより、ローテーションガイドを軸心方向へ変位させることができる。
変速機の入力装置では、前記カムは、隣り合う前記傾斜面の間に設けられる段差面をさらに有し、前記カムが回転したとき、前記摺動リブが前記段差面に押されて、前記ローテーションガイドを前記パーキングレンジの位置に回転させてもよい。この構成によれば、カムの回転によってローテーションガイドの摺動リブがカムの段差面に押されることにより、ローテーションガイドを回転させることができる。
変速機の入力装置では、前記回転軸部は突起を有し、前記ローテーションガイドは筒形状であって、その周方向に延び且つ前記突起が嵌められるガイド溝、前記ガイド溝に設けられる凸部、及び前記ガイド溝において前記凸部を挟んだ周方向の一方側と他方側とを接続する迂回溝を有し、前記ノブは押下されながら回転されることにより、前記突起は前記ガイド溝における前記凸部の一方側と他方側との間を、前記迂回溝を通って前記凸部を迂回しつつ移動可能であり、前記レンジは、前記パーキングレンジに加えて、操作者による変速操作を受け付けない第1前進レンジ、及び前記操作者による変速操作を受け付ける第2前進レンジを含み、前記制御部は、前記突起が前記ガイド溝において前記凸部よりも一方側に位置する場合は、前記回転軸部と前記ローテーションガイドとの相対位置に応じて、前記第2前進レンジ以外の前記レンジへ切り換え、前記突起が前記ガイド溝において前記凸部よりも他方側に位置する場合は、前記第2前進レンジへ切り換えるように構成されていてもよい。
この構成によれば、ノブの押下及び回転によって回転軸部の突起を迂回溝を介して移動させることにより、第2前進レンジとその他のレンジとを切り換えることができる。また、この際であっても、カムの回転によってローテーションガイドを軸心方向及び軸心回り
に変位させることにより、第1〜第3処理を行って、レンジをーキングレンジに自動復帰させることができる。

本発明は、以上に説明した構成を有し、レンジの自動復帰時における静音化が図られる変速機の入力装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴及び利点は、添付図面を参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
図1Aは、本発明の実施の形態に係る変速機の入力装置を備えた車両の一部を概略的に示す斜視図であり、図1Bは、図1Aの入力装置を上方から視た図である。 図2Aは、図1Aの入力装置を斜め上から視た斜視図であり、図2Bは、図2Aの入力装置を斜め下から視た斜視図である。 図3Aは、図1Aの入力装置の構成を斜め上から視た分解斜視図であり、図3Bは、図3Aの入力装置の構成を斜め下から視た分解斜視図である。 図4Aは、図1Aの入力装置においてローテーションガイドが上昇している場合の断面図であり、図4Bは、図4Aの入力装置においてローテーションガイドが下降している場合の断面図である。 図5は、図1Aの入力装置の構成を示す機能ブロック図である。 図6は、図1Aの入力装置の自動復帰動作方法の一例を示すフローチャートである。 図7A〜図7Cは、図6の入力装置の自動復帰動作方法を説明するための図である。 図8A〜図8Cは、図6の入力装置の自動復帰動作方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、説明の便宜上、ノブの軸心方向における一方を上方と称し、その反対を下方と称する。ただし、変速機の入力装置の取付方向は任意であり、この取付方向によれば、必ずしもノブの軸心方向が上下方向とは限らない。
(実施の形態)
まず、実施の形態に係る変速機の入力装置100について、図1Aを参照して説明する。変速機の入力装置100は、操作者の操作によって車両の変速機(図示せず)に対してレンジを入力するためのセレクタであり、車両のセンターコンソール部200などに設けられている。ただし、その配置はこれに限定されず、入力装置100が車輌のフロント部201などに配置されていてもよい。
入力装置100は、ノブ10及びノブ10が上面から突出するケース20を備えている。ノブ10はコンソール部200の表面から突出しており、ケース20はコンソール部200内に収容されて固定されている。ノブ10は、その軸心回りの回転操作及び軸心方向の押下操作が操作者によってなされ、これによりケース20に対して軸心回りに回転し、軸心方向に変位(上下動)して、変速機のレンジが設定される。
次に、入力装置100の表示について、図1Bを参照して説明する。入力装置100は、ノブ10に加えて、ノブ10の操作者の操作によって現在、設定されているレンジを示す表示部30をさらに備えており、ノブ10及び表示部30がセンターコンソール部200の表面に現されている。ただし、表示部30は、センターコンソールに限定されず、たとえば、スピードメータ及びオドメータなどが設けられたメータパネル202(図1A)などに配置されていてもよい。
表示部30は、複数(この実施の形態では、5つ)の照光部31、及び照光部31の周囲に設けられた複数のラベル32を有している。ラベル32としては、たとえば、P、R、N、D及びSが挙げられ、コンソール部200の表面に記されている。
Pは、変速機の駆動軸がロックされたパーキングレンジ(Pレンジ)を表し、Nは、変速機において動力が車輪に伝達されないニュートラルレンジ(Nレンジ)を表し、Rは車両が後退するリバースレンジ(Rレンジ)を表す。Dは、車両が前進するドライブレンジ(Dレンジ)を表し、操作者の操作を受け付けない第1前進レンジであり、車速及びエンジンの回転速度などに応じてギアの段位が自動的に切り換えられるオートマチックモードである。Sは、車両が前進するスポーツレンジ(Sレンジ)を表し、操作者の操作を受け付ける第2前進レンジであり、操作者の操作によってギアの段位が手動式で切り換えられるマニュアルモードである。
照光部31はラベル32と対応付けられており、ノブ10の操作者の操作によって設定されたレンジを表すラベル32に対応する照光部31が点灯し、その他の照光部31は消灯する。たとえば、操作者によってDレンジが設定されている場合Dのラベル32の近傍の照光部31が点灯し、その他の照光部31は消灯することにより、操作者はDレンジに設定されていることを認識することができる。
次に、変速機の入力装置100について、図2A及び図2Bを参照して説明する。入力装置100において、ノブ10及びケース20は共に円柱形状及び角柱形状などの柱形状である。ノブ10及びケース20が円柱形状である場合には、これらが同軸に設けられていてもよい。ケース20は、上下方向において2つに分割されており、上側ケース21及び下側ケース22により構成されている。
次に、変速機の入力装置100の各構成について、図3A〜図4Bを参照して説明する。入力装置100はノブ10、上側ケース21及び下側ケース22に加えて、回転軸部40、節度部50、バネ60、バネ保持部61、ローテーションガイド70、カム80、検出部90及びモータ11を備えている。
上側ケース21は、上端が閉じた円筒形状であって、上面及び側面(上側側面)を有している。上面は、円環形状であって、その中央には孔部(ケース孔部)23が開口している。上面の下面には複数の溝(ケース溝)24が形成されており、複数のケース溝24は、下方に向かって開口し、上面の周方向に並んで配列され、上面の中心に対して放射線状に延びている。上側側面は、円筒形状であって、上面の外縁から下方に延びている。
下側ケース22は、下端が閉じた円筒形状であって、下面及び側面(下側側面)を有している。下面は略円板形状であり、下側側面は、上側側面と径が同じ円筒形状であって、下面の外縁から上方に延びており、その一部に切り欠き25が設けられている。
また、下側ケース22の中央には、上方に突出した中央筒部26が形成され、その内側には、上方へ付勢される釦部を有するプッシュスイッチ27が配置されている。
この上側ケース21と下側ケース22とが組み合わされたケース20には、上面、上側側面、下側側面及び下面に囲まれた内部空間が形成され、この内部空間に回転軸部40、節度部50、バネ60、バネ保持部61、ローテーションガイド70、カム80及び検出部90が収容される。モータ11は、下側ケース22の切り欠き25の位置に配置され、切り欠き25を介して内部空間のカム80に接続している。
回転軸部40は、ノブ10に同軸で接続され、ノブ10の回転及び上下動を各部に伝えるシャフトであって、たとえば、上側筒部(上側軸筒部)41、上側軸筒部41よりも下方にある下側筒部(下側軸筒部)42、43及び柱部(軸柱部)44、並びにこれらが接続する円板部(軸円板部)45、により構成されている。上側軸筒部41、下側軸筒部42、43及び軸柱部44はそれぞれ、上下方向に延び、同軸で軸円板部45に接続している。
上側軸筒部41は、円筒形状であって、その下端が軸円板部45の上面に接続している。下側軸筒部は、第1下側軸筒部42、及び第1下側軸筒部42よりも下側に設けられた第2下側軸筒部43により構成されている。第1下側軸筒部42は、上側軸筒部41よりも径が大きい円筒形状であって、その上端が軸円板部45の下面に接続している。第2下側軸筒部43は、円筒形状であって、第1下側軸筒部42の下端から拡径している。
この第2下側軸筒部43の外面には1つ又は複数(この実施の形態では、2つ)の突起(外側軸突起)46が設けられている。2つの外側軸突起46は、第2下側軸筒部43を挟んで相対する位置に配置され、互いに反対向きに第2下側軸筒部43の外面から突出している。
また、第2下側軸筒部43の内面には、1つ又は複数(この実施の形態では、4つ)の突起(内側軸突起)47が設けられており、内側軸突起47は上下方向に延びている。4つの内側軸突起47は、第2下側軸筒部43の周方向に等間隔で配置され、第2下側軸筒部43の内面から突出している。
軸柱部44は、下側軸筒部42、43よりも内側に配置され、その上端が軸円板部45の下面の中央に接続している。この軸柱部44のうち下部分の外周面には周方向に並ぶ複数の歯が設けられており、この下部分は検出部90の主歯車48として機能する。
節度部50は、ノブ10の回転操作に節度感を付与する部材であって、たとえば、本体(節度本体)51及びピン(節度ピン)52により構成されている。節度本体51は、内側筒部(内側節度筒部)53、内側節度筒部53よりも外側に配置されている外側筒部(外側節度筒部)54及びこれらが同軸で接続する環部(節度環部)55により構成されている。
節度環部55は、円環形状であって、その中央に孔部(節度孔部)56が開口し、外周面に1つ又は複数(この実施の形態では、4つ)の溝(節度溝)57が設けられており、節度溝57は上下方向に延びている。この節度溝57に回転軸部40の内側軸突起47が嵌ることにより、回転軸部40は、節度本体51に対して上下方向に移動可能に、その周方向に固定される。このため、ノブ10が押下された際には、これに伴い回転軸部40が上下動するが、節度本体51は上下動しない。また、ノブ10が回転された際には、回転軸部40に対してその周方向に固定された節度本体51は、回転軸部40と共に回転する。
内側節度筒部53は、節度環部55の節度孔部56を上下方向に貫通し、節度環部55の内縁に接続している。外側節度筒部54は、節度環部55の下面から下方に延びており、その下端に波形状面54aが設けられている。波形状面54aは、その周方向に沿って下方に突出する凸部(節度凸部)及び上方に窪む凹部(節度凹部)が交互に並んでおり、周方向に沿って上下方向に変位する。
節度ピン52は、ボール52a及びバネ(節度バネ)52bにより構成されている。ボール52aは、上下方向に移動可能に上方へ節度バネ52bによって付勢されながら、節度本体51の波形状面54aに当接している。これにより、回転軸部40の回転に伴い節度本体51が回転すると、節度ピン52のボール52aが波形状面54aの節度凸部と節度凹部との間を移行する際に、節度ピン52から節度本体51に力が付与される。これが、クリック感(節度感)として節度本体51から回転軸部40及びノブ10を介して操作者に与えられる。
バネ60は、ローテーションガイド70に弾性力を付与する弾性部材であって、上側ケース21とバネ保持部61との間に配置されている。バネ保持部61は、円環形状であって、その上面にバネ60が配置されており、バネ60により下方に付勢されている。バネ保持部61の内縁よりも内側に回転軸部40及び節度部50が配置している。
ローテーションガイド70は、ノブ10の回転操作に伴う回転軸部40の回転を案内する部材であって、内側筒部(内側ガイド筒部)71、内側ガイド筒部71よりも外側に配置されている外側筒部(外側ガイド筒部)72、及びこれらが同軸で接続する環部(ガイド環部)73により構成されている。
ガイド環部73は円環形状であって、その上面にバネ保持部61が配置されており、バネ保持部61を介してバネ60により下方に付勢されている。ガイド環部73の下面には、複数(この実施の形態では4つ)の摺動リブ74が設けられている。摺動リブ74は、矩形の平板形状であって、内側ガイド筒部71と外側ガイド筒部72との間に配置されている。4つの摺動リブ74は、周方向に等間隔に配置されており、ガイド環部73の中心に対して放射線状に延びている。摺動リブ74は、その上端がガイド環部73の下面に接続し、一方側端が内側ガイド筒部71に接続し、他方側端が外側ガイド筒部72に接続して、軸心方向の他方(下方)に突出する。
内側ガイド筒部71は、円筒形状であって、ガイド環部73の内縁から下方に延びる。内側ガイド筒部71には、回転軸部40の外側軸突起46をガイドする溝(ガイド溝)75が設けられている。ガイド溝75には凸部(ガイド凸部)76が設けられ、ガイド凸部76を迂回する溝(迂回溝)77が接続する。迂回溝77は、ガイド溝75及びガイド凸部76よりも下方に設けられ、ガイド溝75においてガイド凸部76を挟んだ周方向の一方側と他方側とを接続する。
ガイド凸部76は、外側ガイド筒部72から径方向の内側からガイド溝75内に突出し、周方向におけるガイド溝75の一端及び他端のそれぞれに対して間隙を開けて設けられている。このガイド溝75の一端とこれに対向するガイド凸部76の一端との間であって、ガイド溝75におけるガイド凸部76の一方側のガイド溝(第1ガイド溝)75aの周方向における長さは、ガイド溝75の他端とこれに対向するガイド凸部76の他端との間であって、ガイド溝75におけるガイド凸部76の他方側のガイド溝(第2ガイド溝)75bより長い。この第1ガイド溝75a及び第2ガイド溝75bに迂回溝77が接続することにより、外側軸突起46は迂回溝77を通ってガイド凸部76を迂回して第1ガイド溝75aと第2ガイド溝75bとの間を移動することができる。
なお、内側ガイド筒部71には、2つのガイド溝75、2つのガイド凸部76及び2つの迂回溝77が設けられている。2つのガイド溝75、2つのガイド凸部76及び2つの迂回溝77はそれぞれガイド環部73の軸心を中心として、点対称に対向して配置されている。
外側ガイド筒部72は、円筒形状であって、ガイド環部73の下面から下方に延びており、その外面に複数(この実施の形態では、4つ)の突起(ガイド突起)78が設けられている。ガイド突起78は、周方向に等間隔に配置されており、ガイド環部73の中心に対して放射線状に延びている。ガイド突起78は、上側ケース21のケース溝24に嵌ることにより、ローテーションガイド70は、上側ケース21に対して上下方向に移動可能に上側ケース21に周方向に固定される。
カム80は、ノブ10の軸心回りに回転することによってローテーションガイド70を軸心方向及び軸心回りに変位させる部材である。カム80は、円環形状であって、その外縁には周方向に並ぶ複数の歯81が設けられており、この歯81がモータ11の回転軸のウォーム12の歯と噛み合うことにより周方向に回転する。また、カム80は、その上面に上方に突出する複数(この実施の形態では、4つ)の凸部(カム凸部)82が設けられている。
カム凸部82は、カム80の周方向に沿って軸心方向の一方(上方)へ傾斜する傾斜面83を有している。傾斜面83は、カム80の周方向に沿って延び、図3Aの例ではカム80の周方向に沿って時計回りに一端部(低位部)83aから他端部(高位部)83bへ上方に一定角度で傾斜する。傾斜面83のうち低位部83a及び高位部83bは平面状に形成されていてもよい。4つの傾斜面83は、傾斜面83の低位部83aと隣接する傾斜面83の高位部83bとが隣り合うように、カム80の周方向に沿って連続して配列されており、隣接する傾斜面83との間には上下方向に延びる面(段差面)84が設けられている。
検出部90は、回転軸部40の回転角度を検出する装置であって、第1歯車91、第2歯車92及び検出素子93を有している。第1歯車91及び第2歯車92は、外周面に複数の歯が設けられた円板形状であって、その径は互いに異なる。第1歯車91及び第2歯車92は、各歯が回転軸部40の主歯車48の歯に噛み合うように、主歯車48の側方に設けられており、主歯車48の回転に伴い回転する。第1歯車91及び第2歯車92のそれぞれには磁石が取り付けられており、磁石は第1歯車91及び第2歯車92の各回転により第1歯車91及び第2歯車92の軸を中心に回転する。
検出素子93は、第1歯車91の磁石の磁場を検知する磁気抵抗素子から成り、第1歯車91の回転を検出する第1検出素子と、第2歯車92の磁石の磁場を検知する磁気抵抗素子から成り、第2歯車92の回転を検出する第2検出素子とから構成されている。この検出素子93によって検出された第1歯車91及び第2歯車92の回転に基づいて主歯車48並びにこれに接続する回転軸部40及びノブ10の絶対的な回転角度が得られる。なお、絶対的なノブ10の回転角度が必要ない場合、第1歯車91及び第2歯車92の両方は必要なく、そのいずれか一方のみが設けられていればよい。また、検出部90はこの構成に限定されず、ロータリーエンコーダなど公知の技術を用いてもよい。
次に、入力装置100に備えられる制御部13について、図5を参照して説明する。制御部13は、検出部90の検出結果等に基づいてレンジの自動復帰及び切り換えを行う装置であって、CPU等の演算部13aと、ROM及びRAM等の記憶部13bとを備え、モータ11、表示部30及び検出部90、並びに変速機の制御部203に電気的に接続している。なお、制御部13は、集中制御する単独の制御装置によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されていてもよい。
記憶部13bには、レンジの自動復帰及び切り換えを制御する基本プログラム、ならびに、各種固定データ等の情報が記憶されている。演算部13aは、記憶部13bに記憶された基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、各種動作を制御する。たとえば、制御部13は、回転軸部40とローテーションガイド70との軸心回りの相対位置に応じてレンジを切り換える切換処理、及び、所定条件が成立したときにレンジをパーキングレンジに戻す復帰処理を行う。この復帰処理において、制御部13はローテーションガイド70を回転させることにより、回転軸部40との相対位置をパーキングレンジに合わせる。
次に、変速機の入力装置100の動作について、図4A、図4B、図6〜図8Cを参照して説明する。なお、この動作については制御部13により実行される。また、図7A〜図8Cにおいて、説明の便宜上、回転軸部40、上側ケース21のケース溝24、ローテーションガイド70及びカム80のみを記載し、それ以外の構成を省略している。さらに、説明の便宜上、カム80において円環状に並べられる4つの傾斜面83(第1傾斜面83、第2傾斜面83、第3傾斜面83及び第4傾斜面83)を、図7A〜図8Cでは直線状に並んで表している。この各傾斜面83(第1傾斜面831、第2傾斜面832、第3傾斜面833及び第4傾斜面834)上に各摺動リブ74(第1摺動リブ741、第2摺動リブ742、第3摺動リブ743及び第4摺動リブ744)が配置されており、図7A〜図8Cでは第1摺動リブ741は第3摺動リブ743の後方(紙面の裏側)に位置し表されていない。
レンジの切り換え時には、図4A、図7A及び図7Bに示すように、ローテーションガイド70の摺動リブ74がカム80の傾斜面83の高位部83b上に配置されている。これにより、ローテーションガイド70が上方へ押し上げられて、ローテーションガイド70のガイド突起78が、その上方に配置され且つ下方に向かって開口する上側ケース21のケース溝24に嵌っている。これにより、周方向においてローテーションガイド70が上側ケース21に対して係合状態であるため、ノブ10はローテーションガイド70に対して回転することができる。
この状態で操作者によってノブ10が回転操作されると、ノブ10に接続する回転軸部40の外側軸突起46とローテーションガイド70のガイド溝75との相対位置によってシフトが切り換えられる。すなわち、図7Aに示すように、ローテーションガイド70の周方向においてガイド溝75は複数の角度範囲に分けられており、各角度範囲にレンジが割り当てられている。たとえば、ガイド溝75のうちの第1ガイド溝75aは4つの角度範囲に分けられており、この角度範囲にPレンジ、Rレンジ、Nレンジ及びDレンジが割り当てられている。また、ガイド溝75のうちの第2ガイド溝75bにはSレンジが割り当てられている。
このPレンジ、Rレンジ、Nレンジ及びDレンジ間でのレンジの切り換えは、ノブ10の回転操作により外側軸突起46を第1ガイド溝75a内で周方向に移動させることによって、回転軸部40とローテーションガイド70との相対位置に応じて実現される。
また、DレンジからSレンジへの切り換えは、ノブ10を押下しながら回転することにより外側軸突起46を第1ガイド溝75aから迂回溝77を通して第2ガイド溝75bへ移動させることにより実現される。
具体的には、図4Aに示すように、回転軸部40の軸柱部44の下端がプッシュスイッチ27の上面に当接した状態において、ノブ10を押下することにより軸柱部44を介してプッシュスイッチ27が押下される。この時、プッシュスイッチ27から例えばON信号が出力され、制御部13はSレンジへの切り換えの第1条件が満たされたと判定する。続いて、ノブ10を押下しながら回転軸部40の外側軸突起46をローテーションガイド70のSレンジの回転範囲へ回転することによって、制御部13はローテーションガイド70に対する回転軸部40の回転角度に基づいてSレンジへの切り換えの第2条件が満たされたと判定して、レンジをDレンジからSレンジへ切り換える。このように、プッシュスイッチ27からの信号(第1条件)と回転軸部40の回転角度(第2条件)から判定してSレンジへの切り換えが行なわれるため、確実なSレンジへの切り換えが可能となる。
そして、ノブ10に対する押圧を解除すると、プッシュスイッチ27の上方への付勢力により回転軸部40を介してノブ10が上方の元の位置に復帰する。なお、ノブ10の押下を検出する装置は、プッシュスイッチ27に限定されない。
例えば、上面が上方へ付勢されるラバー接点型のスイッチをノブ10の押下検出として用いてもよい。この場合、ラバー接点型のスイッチを、その上面が回転軸部40の軸柱部44の下端に当接するように配置してもよい。
あるいは、上方付勢の圧縮コイルばね等のばね、及び、検知スイッチ等の位置検出部をノブ10の押下検出として用いてもよい。この場合、ばねを軸柱部44の下端に当接するように配置すると共に、位置検出部を中央筒部26以外の位置であって、ノブ10又は回転軸部40の上下動を検出可能な位置に配置してもよい。
上記のDレンジからSレンジへの切り換えを除くレンジの切り換えの場合、制御部13は、検出部90により検出された回転軸部40の回転角度に基づいて、ガイド溝75における外側軸突起46の回転角度を取得し、この回転角度とガイド溝75におけるレンジの角度範囲とを比較し、設定されたレンジを判定して、このレンジの信号を変速機の制御部203に出力する。これにより、変速機のレンジが切り換えられる。
たとえば、図7Bに示すように、ノブ10が回転されるに伴い外側軸突起46がガイド溝75におけるDレンジの角度範囲に位置すると、制御部13は検出部90からの検出結果による外側軸突起46の回転角度がDレンジの角度範囲であると判定して、Dレンジの信号を変速機の制御部203に出力する。これにより、変速機のレンジがDレンジに設定される。
そして、所定条件が満たされると、レンジの自動復帰が行われる。この所定条件としては、例えば、エンジンの始動又は停止、鍵の着脱、或いはドアの開閉などが挙げられる。制御部13は、図6に示すように、所定条件を満たす信号を受け取ると(ステップS1:YES)、モータ11(図3A)を駆動して、図7Cの矢印に示す右方向へカム80を回転させる(ステップS2)。
この際、ローテーションガイド70はバネ60(図4A)により下方に付勢されているため、図7Cに示すように、ローテーションガイド70の摺動リブ74が、回転するカム80の傾斜面83上を摺動し、高位部83bから低位部83aへ移動して、図8Aに示すように、摺動リブ74が傾斜面83の低位部83aに至る(ステップS3:YES)。
この際、摺動リブ74は1つの傾斜面83上を移動する。例えば、カム80は、第2傾斜面832の低位部83aが第2摺動リブ742の下方に位置するように回転することにより、第2摺動リブ742は第2傾斜面832においてその高位部83bから低位部83aへ移動し、第2傾斜面832内を摺動する。このため、第2摺動リブ742は隣接する傾斜面83間の段差を移動する事がなく、この段差を移動する際に生じる音の発生を防止することができる。
このような摺動リブ74の高位部83bから低位部83aへ移動によって、図4Bに示すように、ローテーションガイド70が上側ケース21及び回転軸部40に対して下降する。これにより、図8Aに示すように、ローテーションガイド70のガイド突起78が上側ケース21のケース溝24から外れ、ローテーションガイド70は上側ケース21に対して非係合状態になり(第1処理)、ローテーションガイド70は回転できるようになる。
ここで、制御部13は、図8Bの矢印に示す右方向へカム80を回転させる(ステップS4)。この際、摺動リブ74はカム80の段差面84の右側に位置するため、摺動リブ74は、右方向へ回転するカム80の段差面84に押される。これにより、図8Bに示すように、ローテーションガイド70が回転軸部40に対して回転して、ローテーションガイド70のガイド溝75と回転軸部40の外側軸突起46との相対位置が変化する。そして、ガイド溝75のPレンジの回転範囲を外側軸突起46に合わせるようにカム80を回転させる(ステップS5:YES)。
なお、このローテーションガイド70のガイド凸部76が外側軸突起46よりも下方に位置している。このため、例え外側軸突起46がその右方向に位置するガイド溝75のSレンジの回転範囲(第2ガイド溝75b)にあっても、ガイド凸部76が外側軸突起46に当たることなく、カム80がローテーションガイド70を回転軸部40に対して右方向へ回転して、ガイド溝75のPレンジの回転範囲を外側軸突起46に合わせることができる。
そして、図8Cの矢印に示すように、先の方向(右方向)と逆方向(左方向)へカム80を回転する(ステップS6)。これにより、ローテーションガイド70の摺動リブ74が、回転するカム80の傾斜面83上を摺動し、低位部83aから高位部83bへ移動して、摺動リブ74が傾斜面83の高位部83bに至る(ステップS7:YES)。
この際、傾斜面83の周方向の角度だけカム80を回転させることにより、摺動リブ74は1つの傾斜面83上を移動する。例えば、カム80は、第2傾斜面832の高位部83bが第2摺動リブ742の下方に位置するように回転することにより、第2摺動リブ742は第2傾斜面832においてその低位部83aから高位部83bへ移動し、第2傾斜面832内を摺動する。このため、第2摺動リブ742は隣接する傾斜面83間の段差を移動する事がなく、この段差を移動する際に生じる音の発生を防止することができる。
このような摺動リブ74の低位部83aから高位部83bへの移動によって、ローテーションガイド70が上側ケース21及び回転軸部40に対して上昇して、ガイド溝75のPレンジの回転範囲に外側軸突起46が嵌る。これにより、ローテーションガイド70をPレンジの回転範囲に位置させて(第2処理)、レンジがPレンジへ自動復帰する。
また、ローテーションガイド70のガイド突起78が、押し上げられて上側ケース21のケース溝24に嵌り、周方向においてローテーションガイド70が上側ケース21に対して係合状態になる(第3処理)。これにより、係合されたローテーションガイド70に対して回転軸部40が回転し、このガイド溝75に対する外側軸突起46の相対位置によってレンジを切り換えることができる。
この実施の形態によれば、カム80を回転させて、ローテーションガイド70を上下動及び回転させることにより、ローテーションガイド70のPレンジの回転範囲を回転軸部40の外側軸突起46に合わせて、レンジをPレンジに自動的に復帰させることができる。よって、回転軸部40に接続した節度部50が回転しないため、節度部50による節度感に伴う動作音が生じないため、レンジの自動復帰時における静音化が図られる。
また、カム80が周方向に沿って上方へ傾斜する傾斜面83を有することにより、カム80の回転によってローテーションガイド70の摺動リブ74が傾斜面83を移動して、ローテーションガイド70を上下動させることができる。さらに、カム80が隣接する傾斜面83の間に段差面84を有することにより、カム80の回転によって摺動リブ74が段差面84に押されて、ローテーションガイド70を回転させることができる。この際、摺動リブ74が1つの傾斜面83上を移動し、段差面84を移動しないため、摺動リブ74が段差面84を移動する際の音が発生せず、レンジの自動復帰時における静音化が図られる。
さらに、ノブ10を押下しながら回転することにより、第1ガイド溝75aから迂回溝77を介して第2ガイド溝75bへ外側軸突起46を移動させることにより、Sレンジにレンジを切り換えることができる。このような構成であっても、カム80の回転によってローテーションガイド70を上下動及び回転させることによって、Pレンジへの自動復帰を実現することができる。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態では、変速機の入力装置100はバネ60を保持するバネ保持部61を備えていたが、これを備えていなくてもよい。この場合、バネ60はローテーションガイド70のガイド環部73の上面上に設けられてもよい。
上記実施の形態では、回転軸部40と節度部50の節度本体51とが別体で設けられていたが、これらは一体的に設けられてもよい。
上記実施の形態では、レンジにSレンジが設けられていたが、これは設けられていなくてもよい。また、Sレンジの回転範囲が第2ガイド溝75bに設けられていたが、第1ガイド溝75aに設けられていてもよい。これらの場合、ローテーションガイド70には、ガイド溝75にガイド凸部76が設けられ、ガイド凸部76を迂回しガイド溝75を繋ぐ迂回溝77が設けられたが、これらは設けられなくてもよい。
なお、上記全実施の形態は、互いに相手を排除しない限り、互いに組み合わせてもよい。上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の変速機の入力装置は、レンジの自動復帰時における静音化が図られる変速機の入力装置等として有用である。
10 :ノブ
13 :制御部
20 :ケース
40 :回転軸部
46 :外側軸突起(突起)
50 :節度部
70 :ローテーションガイド
74 :摺動リブ
75 :ガイド溝
75a :第1ガイド溝(ガイド溝)
75b :第2ガイド溝(ガイド溝)
76 :ガイド凸部(凸部)
77 :迂回溝
80 :カム
83 :傾斜面
84 :段差面
741 :第1摺動リブ(摺動リブ)
742 :第2摺動リブ(摺動リブ)
743 :第3摺動リブ(摺動リブ)
744 :第4摺動リブ(摺動リブ)
831 :第1傾斜面(傾斜面)
832 :第2傾斜面(傾斜面)
833 :第3傾斜面(傾斜面)
834 :第4傾斜面(傾斜面)

Claims (4)

  1. 所定の軸心回りの回転操作によってパーキングレンジを含むレンジを切り換えるためのノブと、
    前記ノブに同軸で接続された回転軸部と、
    前記回転軸部が回転可能に設けられるケースと、
    前記ノブの回転操作に節度感を付与する節度部と、
    前記ノブの回転操作に伴う前記回転軸部の回転を案内するローテーションガイドと、
    前記軸心回りに回転することによって前記ローテーションガイドを前記ノブの軸心方向及び前記軸心回りに変位させるカムと、
    前記回転軸部と前記ローテーションガイドとの前記軸心回りの相対位置に応じて前記レンジを切り換える切換処理、及び、所定条件が成立したときに前記レンジを前記パーキングレンジに戻す復帰処理を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は前記復帰処理にて、前記ローテーションガイドを回転させることにより前記回転軸部との相対位置を前記パーキングレンジに合わせるように構成され
    前記ローテーションガイドは、前記軸心方向への変位によって前記ケースに対して係合状態と非係合状態とで切り替わり、
    前記制御部は前記復帰処理にて、前記カムを回転させることにより、前記ローテーションガイドを前記非係合状態とする第1処理と、前記ローテーションガイドを前記パーキングレンジに位置させる第2処理と、前記ローテーションガイドを前記係合状態へ戻す第3処理とを行うように構成されている、変速機の入力装置。
  2. 前記カムは、円環形状であって、その周方向に沿って延び且つ前記軸心方向の一方へ傾斜する複数の傾斜面を有し、
    前記ローテーションガイドは前記軸心方向の他方に突出する複数の摺動リブを有し、
    前記カムが回転したとき、前記摺動リブが前記傾斜面上を前記周方向に沿って摺動することで、前記ローテーションガイドが前記軸心方向へ変位する、請求項に記載の変速機の入力装置。
  3. 前記カムは、隣り合う前記傾斜面の間に設けられる段差面をさらに有し、
    前記カムが回転したとき、前記摺動リブが前記段差面に押されて、前記ローテーションガイドを前記パーキングレンジの位置に回転させる、請求項に記載の変速機の入力装置。
  4. 前記回転軸部は突起を有し、
    前記ローテーションガイドは筒形状であって、その周方向に延び且つ前記突起が嵌められるガイド溝、前記ガイド溝に設けられる凸部、及び前記ガイド溝において前記凸部を挟んだ周方向の一方側と他方側とを接続する迂回溝を有し、
    前記ノブは押下されながら回転されることにより、前記突起は前記ガイド溝における前記凸部の一方側と他方側との間を、前記迂回溝を通って前記凸部を迂回しつつ移動可能であり、
    前記レンジは、前記パーキングレンジに加えて、操作者による変速操作を受け付けない第1前進レンジ、及び前記操作者による変速操作を受け付ける第2前進レンジを含み、
    前記制御部は、
    前記突起が前記ガイド溝において前記凸部よりも一方側に位置する場合は、前記回転軸部と前記ローテーションガイドとの相対位置に応じて、前記第2前進レンジ以外の前記レンジへ切り換え、
    前記突起が前記ガイド溝において前記凸部よりも他方側に位置する場合は、前記第2前進レンジへ切り換えるように構成されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の変速機の入力装置。
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