JP6788252B2 - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6788252B2
JP6788252B2 JP2016187526A JP2016187526A JP6788252B2 JP 6788252 B2 JP6788252 B2 JP 6788252B2 JP 2016187526 A JP2016187526 A JP 2016187526A JP 2016187526 A JP2016187526 A JP 2016187526A JP 6788252 B2 JP6788252 B2 JP 6788252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
control circuit
drive device
computed tomography
gantry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016187526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018050711A (ja
Inventor
正享 若原
正享 若原
正 澤登
正 澤登
雅弘 陣崎
雅弘 陣崎
武雄 名倉
武雄 名倉
直道 荻原
直道 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keio University
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Keio University
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keio University, Canon Medical Systems Corp filed Critical Keio University
Priority to JP2016187526A priority Critical patent/JP6788252B2/ja
Publication of JP2018050711A publication Critical patent/JP2018050711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6788252B2 publication Critical patent/JP6788252B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置に関する。
現在のX線コンピュータ断層撮影装置は、臥位の患者をX線CT撮影することを目的とした構成を有しており、立位で運動している患者をX線CT撮影することを想定していない。
特開2013−512038号公報 特開平6−98885号公報
実施形態の目的は、立位で運動している患者をX線CT撮影することが可能なX線コンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、撮影空間を形成する開口を有し、前記開口を挟んで対向して配置されたX線管とX線検出器とを有する架台と、前記開口の中心軸を設置面に対して垂直方向に維持しながら前記架台を前記垂直方向にスライド可能に支持する支柱と、被検体の片足を載せるための第1の踏み台と第2の踏み台とを有し、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台とを前記垂直方向に個別に昇降可能に支持する踏み台機構と、を具備する。
図1は、本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。 図2は、図1の動作条件記憶回路に記憶される動作条件テーブルの一例を示す図である。 図3は、図1の架台装置の模式的な正面図である。 図4は、本実施形態に係る丸みを帯びた角部を有する左足用の踏み台と右足用の踏み台とを示す図である。 図5は、左足用の踏み台と右足用の踏み台との、周期運動に関する位相の変化に伴う高さ変化を示す図である。 図6は、位相0%、位相25%、位相50%、及び位相75%のときの左足用の踏み台と右足用の踏み台との外観を模式的に示す図である。 図7は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を利用した動態検査のワークフローを示す図である。 図8は、本実施形態に係る左足用の踏み台と右足用の踏み台との、周期運動に関する位相の変化に伴う高さ変化とX線のON/OFF変調のタイミングを示す図である。 図9は、本実施形態に係る左足用の踏み台と右足用の踏み台との、周期運動に関する位相の変化に伴う高さ変化とX線のエネルギー変調のタイミングを示す図である。 図10は、本実施形態に係る左足用の踏み台と右足用の踏み台との、周期運動に関する位相の変化に伴う高さ変化と架台回転速度の変速タイミングを示す図である。 図11は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を利用した動態検査の他のワークフローを示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置を説明する。
図1は、本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台装置10とコンソール50とを有する。例えば、架台装置10はCT検査室に設置され、コンソール50はCT検査室に隣接する制御室に設置される。架台装置10とコンソール50とは互いに通信可能に有線又は無線で接続されている。架台装置10は、立位の被検体SをX線コンピュータ断層撮影(以下、X線CT撮影と呼ぶ)するための構成を有するスキャン装置である。コンソール50は、架台装置10を制御するコンピュータである。
図1に示すように、架台本体11は、撮影空間(field of view)をなす開口15が形成された略円筒形状の構造体である。図1に示すように、架台本体11は、開口15を挟んで対向するように配置されたX線管17とX線検出器19とを収容する。
より詳細には、架台本体11は、アルミ等の金属により形成されたメインフレーム(図示せず)と、メインフレームにより中心軸R1回りに軸受等を介して回転可能に支持された回転フレーム21とを更に有している。メインフレームの回転フレーム21との接触部には環状電極(図示せず)が設けられている。メインフレームの当該接触部には環状電極に摺り接触するように導電性の摺動子(図示せず)が取り付けられている。回転フレーム21は、アルミ等の金属により円環形状に形成された金属枠であり、例えば、X線管17とX線検出器19とが取付けられている。X線管17とX線検出器19とは、例えば、回転フレーム21に形成された凹部に嵌め込まれても良いし、ネジ等の締結具により締結されても良い。
回転フレーム21は、回転駆動装置23からの動力を受けて中心軸R1回りに一定の角速度で回転する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの制御に従って回転フレーム21を回転させるための動力を発生する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。回転駆動装置23は、例えば、ダイレクトドライブモータやサーボモータ等のモータにより実現される。回転駆動装置23は、例えば、架台本体11に収容されている。
支柱13は、架台本体11を床面から離反して支持する基体である。支柱13は、例えば、円柱形状や角柱形状等の柱状形状を有する。支柱13は、例えば、プラスチックや金属等の任意の物質により形成される。支柱13は、例えば、架台本体11の側面部に取付けられる。支柱13は、立位の被検体SをX線CT撮影するため、開口15の中心軸R1が接地面に対して垂直方向を維持した状態において架台本体11をスライド可能に支持する。
典型的には、支柱13は架台本体11の両側部に設けられる。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、1本の支柱13が架台本体11の両側部のうちの片側のみに接続されても良い。また、支柱13は柱状形状を有するとしたが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、支柱13は、架台本体の少なくとも一方の側部を支持可能であれば、U字形状等の如何なる形状を有していても良い。
なお、支柱13は、中心軸R1が床面に対して垂直に向くように架台本体11を固定している必要はない。すなわち、支柱13は、床面に対して平行する水平軸(以下、チルト軸と呼ぶ)回りに回転可能に架台本体11を支持するように構成されても良い。この場合、支柱13と架台本体11とは、架台本体11がチルト軸回りに回転可能に軸受等を介して接続されると良い。これにより、立位撮影と臥位撮影とを一台の架台装置10で選択的に実行することが可能となる。
図1に示すように、支柱13には架台本体11の垂直方向に関するスライドのための駆動装置(以下、支柱駆動装置と呼ぶ)27が収容されている。支柱駆動装置27は、架台制御回路25からの制御に従って、架台本体11を垂直方向に関してスライドするための動力を発生する。具体的には、支柱駆動装置27は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。支柱13は、支柱駆動装置27からの動力を受けて、支柱13に対して架台本体11を垂直方向に関してスライドする。支柱駆動装置27は、例えば、サーボモータ等のモータにより実現される。
図1に示すように、架台本体11下方には踏み台機構29が設けられている。踏み台機構29は、被検体の左足を載せるための踏み台31と被検体の右足を載せるための踏み台33とを有し、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを個別に昇降可能に支持する。踏み台機構29は、左側駆動装置35からの動力を受けて左足用の踏み台31を昇降し、右側駆動装置37からの動力を受けて右足用の踏み台33を昇降する。左側駆動装置35は、踏み台制御回路39からの制御に従って左足用の踏み台31を昇降させるための動力を発生する。右側駆動装置37は、踏み台制御回路39からの制御に従って右足用の踏み台33を昇降させるための動力を発生する。左側駆動装置35と右側駆動装置37との各々は、踏み台制御回路39からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。左側駆動装置35と右側駆動装置37との各々は、例えば、ダイレクトドライブモータやサーボモータ等のモータにより実現される。左側駆動装置35と右側駆動装置37とは、例えば、踏み台機構29に収容されると良い。
踏み台制御回路39は、架台制御回路25からの制御に従い、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを個別に昇降するために左側駆動装置35と右側駆動装置37とを制御する。ハードウェア資源として、踏み台制御回路39は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の処理装置(プロセッサ)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、踏み台制御回路39は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されても良い。処理装置は、記憶装置に保存されたプログラムを読み出して実行することで上記機能を実現する。なお、記憶装置にプログラムを保存する代わりに、処理装置の回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、処理装置は、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記機能を実現する。
踏み台制御回路39には動作条件記憶回路41が接続されている。動作条件記憶回路41は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との周期運動に関する複数の動作条件を記憶する記憶装置である。具体的には、動作条件記憶回路41は、複数の動作条件を記憶するLUT(Look Up Table)を記憶している。以下、複数の動作条件を記憶するLUTを動作条件テーブルと呼ぶことにする。
図2は、動作条件テーブルの一例を示す図である。図2に示すように、動作条件は、例えば、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とに関する昇降範囲と昇降速度とを含む。また、動作条件としては、さらに、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との昇降の連動態様を含んでも良い。昇降範囲は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との昇降に関するストロークを示す。昇降範囲は、具体的には、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とのY軸に関する基準高さを0cmとする、各踏み台31、33の最低到達点である下限高さと最高到達点である上限高さとの間の範囲により規定される。例えば、昇降範囲は、0−20cmや0−10、10−30cm等の任意の範囲に設定される。昇降速度は、各踏み台31,33のY軸に関する上昇又は下降の速度に規定される。例えば、昇降速度は、予め決定された速度に対応するHIGH(高速)やMIDDLE(中速)、LOW(低速)に設定される。また、昇降速度は、具体的な数値に設定されても良い。連動態様は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との上昇又は下降の連動の態様により規定される。例えば、連動態様としては、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とが逆向きに動作する逆向き動作、何れか一方の踏み台が停止している間に他方の踏み台が昇降する片側動作、両方の踏み台が同一向きに動作する同向き動作に設定される。踏み台制御回路39は、動作条件記憶回路41に記憶されている複数の動作条件のうちの、ユーザにより指定された動作条件に従い左側駆動装置35と右側駆動装置37とを制御する。
図3は、架台装置10の模式的な正面図である。図3において鉛直軸をY軸に規定し、チルト軸に平行する水平軸をX軸に規定し、Y軸及びX軸に直交する軸をZ軸に規定する。図3に示すように、床面等の設置面に支柱13が立設されている。支柱13は、開口15の中心軸をY軸に平行に維持した状態で架台本体11をY軸に関して昇降可能に支持している。X線CT撮影時、患者Sは開口15の内部にいる必要がある。そのため、踏み台機構29は、設置面のうちの、架台本体11の昇降に伴う開口15の経路P1の内側に設置されると良い。上記の通り、踏み台機構29は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを個別にY軸に関して昇降可能に支持する。左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを個別に昇降可能に支持することができれば、踏み台機構29の構造は特に限定されない。例えば、踏み台機構29は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを個別に昇降可能に支持する機構を、ボールねじやシリンダ、スライダレール、Xリンク機構等により実現しても良い。患者Sが左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とに足を載せた状態において左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを個別に昇降させることにより、患者Sに周期的な歩行運動を強制させることができる。
左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とは、例えば、柱状形状を有する。左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とは、X線を透過し易い物質、例えば、樹脂やカーボンを材料として形成されると良い。これにより、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とにより減弱されたX線に起因するアーチファクトを低減することができる。また、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との各々の角部のうちの、X線管17からのX線の照射範囲に含まれうる角部が角張っている場合、当該角部によりX線が散乱する確率が増すので、当該角部は、散乱X線に起因するアーチファクトを誘発し易い。従って左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とは、X線の散乱を低減しやすい形状、例えば、図4に示すように、丸みを帯びた角部を有すると良い。
図1に示すように、X線管17は、高電圧発生器43からの高電圧の印加を受けてX線を発生する。高電圧発生器43は、例えば、回転フレーム21に取付けられている。高電圧発生器43は、架台本体11の電源装置(図示せず)から環状電極を介して供給された電力から、架台制御回路25による制御に従いX線管17に印加する高電圧を発生する。高電圧発生器43とX線管17とは高圧ケーブル(図示せず)を介して接続されている。高電圧発生器43により発生された高電圧は、高圧ケーブルを介してX線管17に印加される。
X線検出器19は、X線管17から発生され被検体Sを透過したX線を検出する。X線検出器19は、二次元湾曲面に配列された複数のX線検出素子(図示せず)を搭載する。各X線検出素子は、X線管17からのX線を検出し、検出されたX線の強度に応じた波高値を有する電気信号に変換する。各X線検出素子は、例えば、シンチレータと光電変換器とを有する。シンチレータはX線を受けて蛍光を発生する。光電変換器は、発生された蛍光を電荷パルスに変換する。電荷パルスはX線の強度に応じた波高値を有する。光電変換器としては、具体的には、光電子増倍管やフォトダイオード(Photo Diode)等の光子を電気信号に変換する機器が用いられる。なお、本実施形態に係るX線検出器19としてはX線を一旦蛍光に変換してから電気信号に変換する間接検出型の検出器に限定されず、X線を直接的に電気信号に変換する直接検出型の検出器であっても良い。
データ収集回路45は、被検体Sにより減弱されたX線の強度を示すデジタルのデータをビュー毎に収集する。データ収集回路45は、例えば、複数のX線検出素子の各々について設けられた積分回路とA/D変換器とが並列して実装された半導体集積回路により実現される。データ収集回路45は、架台本体11内においてX線検出器19に接続されている。積分回路は、X線検出素子からの電気信号を所定のビュー期間に亘り積分し、積分信号を生成する。A/D変換器は、生成された積分信号をA/D変換し、当該積分信号の波高値に対応するデータ値を有するデジタルデータを生成する。変換後のデジタルデータは、生データと呼ばれている。生データは、生成元のX線検出素子のチャンネル番号、列番号、及び収集されたビューを示すビュー番号により識別されたX線強度のデジタル値のセットである。生データは、例えば、架台本体11に収容された非接触データ伝送装置(図示せず)を介してコンソール50に供給される。
なお、架台本体11には、上記のX線管17、X線検出器19、回転フレーム21、メインフレーム、電源装置、高電圧発生器43、及びデータ収集回路45だけでなく、CT撮影に必要なその他の種々の装置を収容しても良い。例えば、回転フレーム21にはX線管を冷却する冷却装置が取付けられても良い。また、空調のためのファンが架台本体11に取付けられても良い。
架台制御回路25は、コンソール50のシステム制御回路61からの制御に従い高電圧発生器43、回転駆動装置23、支柱駆動装置27、及び踏み台制御回路39を制御する。架台制御回路25は、ハードウェア資源として、CPUやMPU等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、架台制御回路25は、ASICやFPGA、CPLD、SPLD等により実現されても良い。当該処理装置は、当該記憶装置に保存されたプログラムを読み出して実現することで上記機能を実現する。なお、当該記憶装置にプログラムを保存する代わりに、当該処理装置の回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該処理装置は、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記機能を実現する。
なお、踏み台制御回路39と架台制御回路25とは、単一の回路により実現されても良い。また、踏み台制御回路39と動作条件記憶回路41と架台制御回路25とは、複数の基板に実装されても良いし、単一の基板に実装されても良い。踏み台制御回路39と動作条件記憶回路41と架台制御回路25とは、架台本体11の支柱13に設けられても良いし、コンソール50に設けられても良い。踏み台制御回路39と架台制御回路25とは、同一の装置に設けられている必要はなく、別々の装置に設けられても良い。
図1に示すように、コンソール50は、バス(bus)を介して接続された画像再構成装置51、画像処理装置53、表示機器55、入力機器57、主記憶回路59、及びシステム制御回路61を有する。画像再構成装置51、画像処理装置53、表示機器55、入力機器57、主記憶回路59、及びシステム制御回路61間のデータ通信は、バスを介して行われる。
画像再構成装置51は、コンソール50からの生データに基づいて被検体Sに関するCT画像を再構成する。具体的には、画像再構成装置51は、前処理部511、投影データ記憶部513、及び再構成演算部515を有する。前処理部511は、架台装置10からの生データに前処理を施す。前処理としては、対数変換やX線強度補正、オフセット補正等の各種の補正処理を含む。前処理後の生データは、投影データと呼ばれている。投影データ記憶部513は、前処理部511により生成された投影データを記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置等の記憶装置である。再構成演算部515は、投影データに基づいて被検体Sに関するCT値の空間分布を表現するCT画像を発生する。画像再構成アルゴリズムとしては、FBP(filtered back projection)法やCBP(convolution back projection)法等の解析学的画像再構成法や、ML−EM(maximum likelihood expectation maximization)法やOS−EM(ordered subset expectation maximization)法等の統計学的画像再構成法等の既存の画像再構成アルゴリズムが用いられれば良い。
画像再構成装置51は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、画像再構成装置51は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されても良い。当該処理装置は、当該記憶装置に保存されたプログラムを読み出して実行することで前処理部511と再構成演算部515との機能を実現する。なお、当該記憶装置にプログラムを保存する代わりに、当該処理装置の回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該処理装置は、回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで前処理部511と再構成演算部515との機能を実現する。また、上記前処理部511として機能する専用のハードウェア回路と再構成演算部515として機能する専用のハードウェア回路とが画像再構成装置に実装されても良い。
画像処理装置53は、画像再構成装置51により再構成されたCT画像に種々の画像処理を施す。例えば、画像処理装置53は、CT画像がボリュームデータの場合、当該CT画像にボリュームレンダリングや、サーフェスボリュームレンダリング、画像値投影処理、MPR(Multi-Planer Reconstruction)処理、CPR(Curved MPR)処理等の3次元画像処理を施して表示画像を発生する。画像処理装置53は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、画像処理装置53は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されても良い。
表示機器55は、2次元のCT画像や表示画像等の種々の情報を表示する。表示機器55としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
入力機器57は、ユーザからの各種指令や情報入力を受け付ける。入力機器57としては、キーボードやマウス、各種スイッチ等が利用可能である。なお、入力機器57は、コンソール50に設けられても良いし、架台装置10に設けられても良い。
主記憶回路59は、種々の情報を記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、主記憶回路59は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であっても良い。例えば、主記憶回路59は、本実施形態に係るCT撮影に関する制御プログラム等を記憶する。
システム制御回路61は、ハードウェア資源として、上記の処理装置と記憶装置とを有する。システム制御回路61は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の中枢として機能する。具体的には、システム制御回路61は、主記憶回路59に記憶されている制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線コンピュータ断層撮影装置の各部を制御する。
画像再構成装置51、画像処理装置53、及びシステム制御回路61は、コンソール50内の単一の基板に集約されても良いし、複数の基板に分散して実装されても良い。
以下、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の詳細について説明する。
まずは、踏み台制御回路39による左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との周期運動について説明する。図2の動作条件テーブルにおいて連動態様として逆向き動作が設定された場合、踏み台制御回路39は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とが逆向きに周期運動するように左側駆動装置35と右側駆動装置37とを同期的に制御する。
図5は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との、周期運動に関する位相の変化に伴う高さ変化を示す図である。図5の縦軸は高さに規定され、横軸は位相変化に規定される。なお、図5においては、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との昇降範囲は、下限高さMINと上限高さMAXとにより規定される任意の範囲に設定されているものとする。本実施形態において位相は、0%から100%までの百分率で表すものとする。図6は、位相0%、位相25%、位相50%、及び位相75%のときの左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との外観を模式的に示す図である。図5及び図6に示すように、0%又は100%は、左足用の踏み台31が下限高さMINに位置し、右足用の踏み台33が上限高さMAXに位置する状態に対応し、25%は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とが中間高さMIDに位置する状態に対応し、50%は、左足用の踏み台31が上限高さMAXに位置し、右足用の踏み台33が下限高さMINに位置する状態に対応し、75%は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とが中間高さMIDに位置する状態に対応する。
図5に示すように、踏み台制御回路39は、左側駆動装置35と右側駆動装置37とを制御し、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とは上限高さMAXと下限高さMINとの間を定速で昇降する。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。踏み台制御回路39は、左側駆動装置35と右側駆動装置37とをし、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを位相に応じて変速しても良い。例えば、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とが撮影対象の位相に遷移するにつれ速度を下げ、非撮影対象の位相に遷移するにつれ速度を上げても良い。上限高さMAX及び下限高さMINが撮影対象の位相の場合、上限高さMAX及び下限高さMINに遷移するにつれ速度が下がり、非撮影対象の位相に対応する中間高さMIDに遷移するにつれ速度が上がることとなる。
図6に示すように、患者Sが左足用の踏み台31に左足を載せ、右足用の踏み台33に右足を載せた状態において、踏み台制御回路39のよる制御のもとに左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とが一定の周期で繰り返し昇降する。左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを繰り返し昇降することにより、患者Sに不要な動きをさせず、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との周期運動に同調した一定の周期の歩行動作を強制させることができる。本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを昇降させながら架台本体11を用いて患者SをX線CT撮影することにより、安定した歩行運動をしている患者Sに関する時系列のCT画像を収集することができる。
次に、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を利用した動態検査のワークフローについて説明する。
図7は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を利用した動態検査のワークフローの一例を示す図である。
図7に示すように、X線CT撮影の前段階において患者Sは、医療従事者等のユーザにより踏み台31,33に案内される(ステップSA1)。そして立位において患者Sの左足が左足用の踏み台31に載置され、右足が右足用の踏み台33に載置される。各足は踏み台31,33にベルトやゴム等の固定具で固定されても良い。これにより患者Sの踏み台31,33からの落下を防止することができる。
ステップSA1が行われるとシステム制御回路61は、動態検査プランの選択を待機する(ステップSA2)。ステップSA2においてシステム制御回路61は、動態検査プランの選択画面を表示機器55に表示し、ユーザによる入力機器57を介した所望のプランの選択を促す。動態検査プランとして、撮影部位や患者Sの動作種、年齢、性別に応じて予め複数のプランが設定されている。なお、動作種とは歩行や屈伸等の足の周期運動の種類を示す。動態検査プランは、例えば、複数の動作種の各々についてのスキャン条件と踏み台31,33の動作条件との組合せにより規定される。スキャン条件は、X線条件(管電圧や管電流、X線曝射時間)、回転フレーム21の回転速度(以下、架台回転速度と呼ぶ)等のX線CT撮影のための既存のパラメータを含む。動作条件は、上記の動作条件記憶回路41に記憶される動作条件テーブルにより規定されるパラメータを含む。ユーザは、表示機器55に表示される複数のプランから所望のプランを入力機器57を介して選択する。システム制御回路61は、選択されたプランを、実行対象の動態検査プランに設定する。設定された動態検査プランのデータは、システム制御回路61により架台制御回路25に伝送される。
ステップSA2が行われると架台制御回路25は、ステップSA2において選択された動作条件プランに従い回転駆動装置23、支柱駆動装置27、踏み台制御回路39、及び高電圧発生器43を制御し、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とによる補助を受けて歩行運動している患者Sを架台本体11を用いてX線CT撮影する(ステップSA3)。X線CT撮影のスキャン方式としては、架台本体11の停止下において繰り返しスキャンするダイナミックスキャンと、架台本体11の移動下において繰り返しスキャンするヘリカルスキャンとが挙げられる。本実施形態においては、ダイナミックスキャンとヘリカルスキャンとを、例えば、入力機器57等を介して任意に選択可能である。また、昇降範囲の広さに応じてダイナミックスキャンとヘリカルスキャンとが。システム制御回路61又は架台制御回路25により自動的に選択されても良い。例えば、昇降範囲が架台本体11のFOVサイズよりも狭い場合、ダイナミックスキャンが選択され、昇降範囲が架台本体11のFOVサイズよりも広い場合、ヘリカルスキャンが選択されると良い。
ダイナミックスキャンの場合、例えば、架台制御回路25は、ユーザによる入力機器57を介した指示に従い支柱駆動装置27を制御し、FOVに撮影部位が含まれるように架台本体11の位置を調節する。本実施形態に係るダイナミックスキャンにおける撮影部位としては、歩行時における内部構造に臨床的関心がある部位、例えば、踝やつま先、足底等が挙げられる。本実施形態においては当該撮影部位が積極的に動くため、当該撮影部位の移動範囲をFOVが含むように架台本体11が位置決めされると良い。
架台本体11が位置決めされると架台制御回路25は、回転駆動装置23を制御し、設定された動態検査プランの架台回転速度で回転フレーム21を中心軸R1回りに回転させる。また、架台制御回路25は、設定された動態検査プランの動作条件を示す識別子を供給し、当該識別子に対応する動作条件を動作条件記憶回路41から読み出す。そして踏み台制御回路39は、読み出した動作条件に従い左側駆動装置35と右側駆動装置37とを同期的に制御し、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とに歩行運動に関する周期運動を行わせる。
患者Sが左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との周期運動に同調して安定して両足を動かしていると判断するとユーザは、入力機器57等を介してスキャン開始指示を行う。架台制御回路25は、スキャン開始指示がなされると高電圧発生器43を制御し、設定された動態検査プランのX線条件に応じたX線をX線管17から連続的に発生させる。この際、架台本体11は静止している。X線管17から発生されたX線は、患者の撮影部位等を透過してX線検出器19に連続的に検出され、X線検出器19により検出されたX線に関する生データがデータ収集回路45により連続的に収集される。収集された生データは、非接触データ伝送装置により画像再構成装置51に伝送される。
そして、設定された動態検査プランのX線曝射時間が経過すると架台制御回路25は、回転駆動装置23、支柱駆動装置27、踏み台制御回路39、及び高電圧発生器43を制御し、ダイナミックスキャンを終了する。
ヘリカルスキャンの場合、架台制御回路25は、まず、支柱駆動装置27により撮影範囲の一端まで架台本体11を移動する。架台本体11が位置決めされると架台制御回路25は、回転駆動装置23を制御し、設定された架台回転速度で回転フレーム21を中心軸R1回りに回転させる。また、架台制御回路25は、設定された動作条件を示す識別子を供給し、当該識別子に対応する動作条件を動作条件記憶回路41から読み出す。そして踏み台制御回路39は、読み出した動作条件に従い左側駆動装置35と右側駆動装置37とを同期的に制御し、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とに歩行運動に関する周期運動を行わせる。
患者Sが左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との周期運動に同調して安定して両足を動かしていると判断するとユーザは、入力機器57等を介してスキャン開始指示を行う。架台制御回路25は、スキャン開始指示がなされると支柱駆動装置27を制御し、撮影範囲の一端から他端に向けて架台本体11の上昇又は下降を開始する。そして架台制御回路25は、高電圧発生器43を制御し、設定されたX線条件に応じたX線をX線管17から連続的に発生させる。この際、架台本体11は上昇又は下降を継続している。X線管17から発生されたX線は、患者の撮影部位等を透過してX線検出器19に連続的に検出され、X線検出器19により検出されたX線に関する生データがデータ収集回路45により連続的に収集される。収集された生データは、非接触データ伝送装置により画像再構成装置51に伝送される。
そして架台本体11が撮影範囲の他端に到達すると架台制御回路25は、回転駆動装置23、支柱駆動装置27、踏み台制御回路39、及び高電圧発生器43を制御し、ヘリカルスキャンを終了する。
なお、撮影範囲の一端から他端までの往路のみでは再構成に必要なデータを収集できない場合、架台制御回路25は、支柱駆動装置27を制御し、架台本体11を撮影範囲の一端と他端との間を一回又は複数回往復しても良い。
上記のX線CT撮影において患者Sによる歩行運動を更に補助するため、例えば、スピーカから音声等を発することにより患者Sの歩調を指揮すると良い。
ステップSA3が行われると画像再構成装置51は、ステップSA3において収集された生データに基づいてCT画像を再構成する(ステップSA4)。例えば、画像再構成装置51は、ステップSA3において収集された生データに基づいて撮影範囲に関する一連の複数の位相に関する複数のCT画像を再構成する。また、画像再構成装置51は、ステップSA3において収集された生データに基づいて所定位相のCT画像を再構成しても良い。当該所定位相は、ユーザにより入力機器57を介して任意に設定可能である。なお、CT画像は、二次元のスライスデータとして再構成されても良いし、三次元のボリュームデータとして再構成されても良い。CT画像は位相に関連付けて主記憶回路59に記憶される。
ステップSA4が行われるとシステム制御回路61は、ステップSA4において再構成されたCT画像を表示機器55に表示する(ステップSA5)。例えば、ステップSA4において一連の複数の位相に関する複数のCT画像が再構成された場合、当該複数のCT画像が動画として表示される。ステップSA4において所定位相に関するCT画像が再構成された場合、当該CT画像が静止画として表示される。なお、CT画像がボリュームデータの場合、画像処理装置53は、当該ボリュームデータに3次元画像処理を施して2次元画像を発生し、当該2次元画像が表示機器55に表示される。CT画像がスライスデータの場合、画像処理装置53は、当該スライスデータに階調処理やノイズ低減処理等を施して2次元画像を発生し、当該2次元画像が表示機器55に表示される。表示機器55に表示されたCT画像はユーザの診断に供される。時系列のCT画像は、歩行している患者Sの撮影部位の形態を描出する。ダイナミックスキャンにより収集されたCT画像を観察することにより、歩行時における患者Sの局所範囲(例えば、踝やつま先、足底等を含む撮影部位)の内部構造を動的に把握することができる。また、ヘリカルスキャンにより収集されたCT画像を観察することにより、歩行時における患者Sの広範囲(例えば、全身)の内部構造を動的に把握することができる。
以上で本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を利用した動態検査のワークフローについての説明を終了する。当該ワークフローにより患者Sによる立位での歩行運動を補助する踏み台機構29を用いたX線CT撮影を実現することができる。
なお、ステップSA2において、表示機器55により表示された複数のプランの中に最適なプランがない場合、ユーザは、入力機器57を介して任意のプランを構成するスキャン条件及び動作条件の各パラメータを調整しても良い。システム制御回路61は、調整後のスキャン条件及び動作条件を、実行対象の動態検査プランに設定する。各パラメータを調整可能とすることにより、より最適なスキャン条件や動作条件を設定することができる。
また、上記の説明において架台制御回路25は、X線CT撮影においてX線管17から連続的にX線を発生するものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。架台制御回路25は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との周期運動に関する位相に同期してX線管17からのX線を変調するように、左側駆動装置35と右側駆動装置37と高電圧発生器43とを制御しても良い。
図8は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との、周期運動に関する位相の変化に伴う高さ変化とX線のON/OFF変調のタイミングを示す図である。図8に示すように、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とは、一定の周期で上限高さMAXと下限高さMINとの間を互い違いに昇降している。
歩行運動に関する位相のうちの臨床的に関心のある範囲(以下、高関心範囲)TXが、例えば、ユーザによる入力機器57等を介した指示に従い架台制御回路25又はシステム制御回路61により設定される。例えば、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との各々が最高高さMAXと最低高さMINとに位置しているときの撮影部位に関心がある場合、最高高さMAXと最低高さMINとに対応する位相50%を含む局所的な位相範囲と位相0%(100%)を含む局所的な位相範囲とが高関心範囲TXに設定される。高関心範囲TXの幅は任意に設定可能である。例えば、高関心範囲TXは、位相50%を挟む±10%程度の幅に設定されると良い。
左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との動作中、架台制御回路25は、高関心範囲TXにある場合、高電圧発生器43を制御してX線管17からX線を発生させ(ON)、高関心範囲TXにない場合、高電圧発生器43を制御してX線管17からX線を発生させない(OFF)。このように高関心範囲TXに限定してX線を発生させることにより、臨床的に関心のある位相の生データの精度を保ちつつ、患者Sの被曝量を低減することができる。
なお、上記の実施形態においては、X線管17からのX線の変調態様としてONとOFFとが切り替えられるとしたが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、X線管17からのX線の変調態様としてX線のエネルギーを変調させても良い。
図9は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との、周期運動に関する位相の変化に伴う高さ変化とX線のエネルギー変調のタイミングを示す図である。図9に示すように、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とは、図8と同様、一定の周期で上限高さMAXと下限高さMINとの間を互い違いに昇降している。また、X線のエネルギーを変調させる場合であっても、X線のON/OFF変調の場合と同様、歩行運動に関する位相のうちの臨床的に関心のある範囲が高関心範囲TXに設定される。
左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との動作中、架台制御回路25は、高関心範囲TXにある場合、高電圧発生器43を制御してX線管17に高電圧を印加し、高エネルギーのX線を発生させ(HIGH)、高関心範囲TXにない場合、高電圧発生器43を制御してX線管17に低電圧を印加し、低エネルギーのX線を発生させる(LOW)。このように高関心範囲TXに限定して高エネルギーのX線を発生させることにより、臨床的に関心のある位相における画質の精度を向上させつつ、臨床的に関心のない位相における患者Sの被曝量を低減することができる。
また、上記の実施形態においては、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との周期運動の位相に同期してX線が変調されるとしたが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との周期運動の位相に同期して架台回転速度が変速されても良い。
図10は、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との、周期運動に関する位相の変化に伴う高さ変化と架台回転速度の変速タイミングを示す図である。図10に示すように、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とは、図8及び図9と同様、一定の周期で上限高さMAXと下限高さMINとの間を互い違いに昇降している。また、架台回転速度を変速させる場合であっても、X線を変調する場合と同様、歩行運動に関する位相のうちの臨床的に関心のある範囲が高関心範囲TXに設定される。
左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との動作中、架台制御回路25は、高関心範囲TXにある場合、回転駆動装置23を制御し、高速で回転フレーム21を回転させ(HIGH)、高関心範囲TXにない場合、回転駆動装置23を制御し、低速で回転フレーム21を回転させる(LOW)。このように高関心範囲TXに限定して回転フレーム21を高速で緒回転させることにより、臨床的に関心のある位相における時間分解能を向上させることができる。
次に、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を利用した動態検査の他のワークフローについて説明する。
図11は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を利用した動態検査の他のワークフローを示す図である。
図11に示すように、X線CT撮影の前段階において患者Sは、医療従事者等のユーザにより左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とに案内される(ステップSB1)。ステップSB1はステップSA1と略同一であるので詳細な説明は省略する。
ステップSB1が行われるとシステム制御回路61は、動態検査プランの選択を待機する(ステップSB2)。ステップSB2はステップSA2と略同一であるので詳細な説明は省略する。
ステップSB2が行われると架台制御回路25は、選択された動作条件プランに従い回転駆動装置23、支柱駆動装置27、踏み台制御回路39、及び高電圧発生器43を制御し、ステップSB2で選択された動態検査プランの妥当性評価のためのプレスキャンを行う(ステップSB3)。プレスキャンにおいて架台制御回路25は、例えば、本スキャンのために選択された動態検査プランと同一のスキャン条件及び動作条件でX線CT撮影を行う。なお、プレスキャンのスキャン条件及び動作条件は、本スキャンのスキャン条件及び動作条件と同一である必要はない。例えば、架台制御回路25は、プレスキャンのX線条件を本スキャンのX線条件に比して低く設定しても良い。これにより患者Sの被曝量を低減することができる。また、架台制御回路25は、プレスキャンにおける左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との動作条件を本スキャンにおける動作条件に比して患者Sの負担が少なくなるパラメータに設定すると良い。具体的には、架台制御回路25は、本スキャンに比して、プレスキャンにおける昇降範囲を狭く設定したり昇降速度を遅く設定したりしても良い。また、架台制御回路25は、プレスキャンにおける左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との少なくとも一方を所望の位相で静止させても良い。これにより患者Sの負担を軽減することができる。また、プレスキャンにおいては回転フレームを静止させるスキャノ撮影が行われても良い。
プレスキャンにより、X線管17から発生され患者Sを透過したX線がX線検出器19により検出され、検出されたX線に関する生データがデータ収集回路45により収集され、収集された生データが画像再構成装置51に伝送される。
ステップSB3が行われると画像再構成装置51は、プレスキャンにおいて収集された生データに基づいてCT画像を再構成する(ステップSB4)。
ステップSB4が行われるとシステム制御回路61は、プレスキャンに関するCT画像を表示機器55に表示する(ステップSB5)。ユーザは、プレスキャンに関するCT画像を観察することにより、ステップSB2において選択された動態検査プランが適切であるか否かを確認する。例えば、CT画像に撮影部位が良好な画質で描出されている場合、当該動態検査プランが適切であると判断することができる。例えば、CT画像に撮影部位が描出されていない場合やCT画像に描出されている撮影部位が不鮮明な場合、昇降範囲や昇降速度等の動作条件が適切でないと判断することができる。
動態検査プランが適切でないと判断した場合、ユーザは、入力機器57等を介して、ステップSB2において選択された動態検査プランのスキャン条件や動作条件のパラメータを調節する(ステップSB6)。例えば、患者Sが歩行動作を上手くできなかった場合、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との昇降速度を調節したり、昇降範囲を調節したりすると良い。例えば、架台本体11の振動が激しいと判断した場合、架台回転速度を下げると良い。例えば、CT画像の時間分解能が低いと判断した場合、架台回転速度を上げると良い。調節後のスキャン条件及び動作条件を含む動態検査プランは、本スキャンの動態検査プランに設定される。なお、ステップSB6においては、スキャン条件や動作条件のパラメータを調節する代わりに、再度、動態検査プランを選択し直しても良い。
ステップSB6が行われると架台制御回路25は、ステップSB6において調節されたスキャン条件及び動作条件に従い回転駆動装置23、支柱駆動装置27、踏み台制御回路39、及び高電圧発生器43を制御し、本スキャンを行う(ステップSB7)。本スキャンによるX線CT撮影に係る架台制御回路25は、ステップSA3のX線CT撮影と略同一の制御により行う。本スキャンにより、X線管17から発生され患者Sを透過したX線がX線検出器19により検出され、検出されたX線に関する生データがデータ収集回路45により収集され、収集された生データが画像再構成装置51に伝送される。
ステップSB7が行われると画像再構成装置51は、ステップSB7において収集された生データに基づいてCT画像を再構成する(ステップSB8)。ステップSB8はステップSA4と略同一であるので詳細な説明は省略する。
ステップSB8が行われるとシステム制御回路61は、ステップSB8において再構成されたCT画像を表示機器55に表示する(ステップSB9)。ステップSB9はステップSA5と略同一であるので詳細な説明は省略する。
以上で本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を利用した他の動態検査のワークフローについての説明を終了する。
上記の説明の通り、他の動態検査のワークフローにおいては本スキャンの前段においてプレスキャンが行われる。これにより、X線CT撮影下において踏み台機構29を用いて患者Sが歩行運動の練習をすることができるので、動態検査のスループットを向上させることができる。また、本スキャンのやり直しに起因する不要なX線の曝射を低減することができる。
(変形例)
上記の実施形態においては左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との連動態様として逆向き動作を例に挙げて説明した。以下、連動態様として同向き動作を説明する。同向き動作においては左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とは同じ向きに上昇又は下降する。
同向き動作は、例えば、高速撮影に用いられる。この場合、踏み台制御回路39は、架台本体11の下降中、左側駆動装置35と右側駆動装置37とを制御して左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との両方を同時に上昇させる。架台本体11を下降させつつ、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との両方を上昇させることにより、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との両方が静止している場合に比して、撮影部位に対して架台本体11を高速で移動させることができる。これにより、高速撮影が実現される。
また、物理的な制約により架台本体11の下降限度により撮影部位を撮影できない場合がある。例えば、撮影部位が踝や足先、足底等の場合、架台本体11の下降限度により当該撮影部位をFOVに含まれない場合がある。この場合、踏み台制御回路39は、左側駆動装置35と右側駆動装置37とを制御して、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とに載せられた撮影部位がFOVに含まれるよう、左足用の踏み台31と右足用の踏み台33との両方を上昇させる。これにより、如何なる部位であってもX線CT撮影することが可能となる。
(変形例2)
上記の実施形態においては患者Sの歩行を補助するための装置として踏み台機構29は左足用の踏み台31と右足用の踏み台33とを支持するものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、踏み台機構29は、単一の補助台を昇降可能に支持しても良い。この場合、踏み台機構29には単一の駆動装置(以下、補助台駆動装置と呼ぶ)が接続される。当該補助台には患者Sの腕や頭、胴体、足等の如何なる部位を載置又は固定させることができる。これにより本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、患者Sの任意の部分に対して、補助台の周期運動に同調した周期運動を強制させることができる。
このように踏み台機構29が単一の補助台を支持する場合であっても、架台制御回路25は、回転駆動装置23、支柱駆動装置27、補助台駆動装置、及び高電圧発生器43を制御し、補助台により周期運動している患者Sを架台本体によりX線CT撮影することができる。また、架台制御回路25は、補助台の周期運動に関する位相に同期してX線管17からのX線を変調するように補助台駆動装置と高電圧発生器43とを制御しても良い。同様に、架台制御回路25は、補助台の周期運動に関する位相に同期して架台回転速度を変速するように補助台駆動装置と高電圧発生器43とを制御しても良い。
(総括)
上記の説明の通り、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台本体11、支柱13、及び踏み台機構29を有する。架台本体11は、撮影空間を形成する開口15を有し、開口15を挟んで対向して配置されたX線管17とX線検出器19とを有する。支柱13は、開口15の中心軸R1を設置面に対して垂直方向に維持しながら架台本体11を垂直方向にスライド可能に支持する。踏み台機構29は、患者の左足を載せるための踏み台31と右足を載せるための踏み台33とを有し、踏み台31と踏み台33とを垂直方向に個別に昇降可能に支持する。
上記の構成により、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、周期的に昇降する踏み台31と踏み台33との動きに同調して患者Sに強制的に歩行運動をさせることできる。これにより患者Sの不要な動きを抑制しつつ一定のリズムで歩行させることができる。これにより歩行に伴う患者Sのアーチファクトを低減することができる。また、踏み台機構29により患者Sの動く範囲を制限することにより、撮影部位が検出器幅(換言すれば、撮影範囲)から外れることを防止することができる。これにより撮影のやり直しに伴う動体検査のスループットを向上し、また、患者Sの被曝量を低減することができる。
かくして、本実施形態によれば、立位で運動している患者をX線CT撮影することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…架台装置、11…架台本体、13…支柱、15…開口、17…X線管、19…X線検出器、21…回転フレーム、23…回転駆動装置、25…架台制御回路、27…支柱駆動装置、29…踏み台機構、31…左足用の踏み台、33…右足用の踏み台、35…左側駆動装置、37…右側駆動装置、39…踏み台制御回路、41…動作条件記憶回路、43…高電圧発生器、45…データ収集回路、50…コンソール、51…画像再構成装置、53…画像処理装置、55…表示機器、57…入力機器、59…主記憶回路、61…システム制御回路、511…前処理部、513…投影データ記憶部、515…再構成演算部。

Claims (16)

  1. 撮影空間を形成する開口を有し、前記開口を挟んで対向して配置されたX線管とX線検出器とを有する架台と、
    前記開口の中心軸を設置面に対して垂直方向に維持しながら前記架台を前記垂直方向にスライド可能に支持する支柱と、
    被検体の片足を載せるための第1の踏み台と第2の踏み台とを有し、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台とを前記垂直方向に個別に昇降可能に支持する踏み台機構と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記第1の踏み台を昇降するための動力を発生する第1の踏み台駆動装置と、
    前記第2の踏み台を昇降するための動力を発生する第2の踏み台駆動装置と、
    前記第1の踏み台と前記第2の踏み台とを前記垂直方向に個別に昇降するために前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置とを制御する制御回路と、をさらに備える、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記制御回路は、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台との周期運動に関する動作条件に従い前記第1の踏み台と前記第2の踏み台とが前記垂直方向に昇降するために前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置とを制御する、請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記動作条件は、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台との各々についての、前記垂直方向に関する昇降範囲と昇降速度とを含む、請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記制御回路は、ユーザにより指定された前記動作条件に従い前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置とを制御する、請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記第1の踏み台と前記第2の踏み台との周期運動に関する複数の動作条件を記憶する記憶回路をさらに備え、
    前記制御回路は、前記複数の動作条件のうちのユーザにより指定された動作条件に従い前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置とを制御する、
    請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記制御回路は、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台とを同時に上昇又は昇降させるために前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置とを制御する、請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記支柱に対して前記架台を昇降するための動力を発生する支柱駆動装置をさらに備え、
    前記制御回路は、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台とを同時に上昇させながら前記架台を下降させる又は前記第1の踏み台と前記第2の踏み台とを同時に下降させながら前記架台を上昇させるように前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置と前記支柱駆動装置とを制御する、
    請求項7記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記X線管に印加する高電圧を発生する高電圧発生器をさらに備え、
    前記制御回路は、本スキャンの前段においてプレスキャンを行うように前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置と前記高電圧発生器とを制御する、
    請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記第1の踏み台と前記第2の踏み台とは、樹脂又はカーボンを材料に含む、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記第1の踏み台と前記第2の踏み台とは、丸みを帯びた角部を有する、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 前記X線管に印加する高電圧を発生する高電圧発生器をさらに備え、
    前記制御回路は、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台との周期運動に関する位相に同期して前記X線管からのX線を変調するように、前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置と前記高電圧発生器とを制御する、
    請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  13. 前記制御回路は、前記周期運動に関する位相のうちの、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台との各々が最も高い位置又は最も低い位置における位相を含む特定の位相範囲において高線量のX線を発生し、他の位相範囲において低線量のX線を発生するように、前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置と前記高電圧発生器とを制御する、
    請求項12記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  14. 前記制御回路は、前記周期運動に関する位相のうちの、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台との各々が最も高い位置又は最も低い位置における位相を含む特定の位相範囲においてX線を発生し、他の位相範囲においてX線を発生しないように、前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置と前記高電圧発生器とを制御する、
    請求項12記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  15. 前記架台に含まれ、前記開口の中心軸回りに前記X線管と前記X線検出器とを回転可能に支持する回転機構と、
    前記X線管と前記X線検出器とを回転するための動力を発生する回転駆動装置と、をさらに備え、
    前記制御回路は、前記第1の踏み台と前記第2の踏み台との周期運動に関する位相に同期して前記X線管と前記X線検出器との前記開口の中心軸回りの回転を変速するように、前記第1の踏み台駆動装置と前記第2の踏み台駆動装置と前記回転駆動装置とを制御する、
    請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  16. X線を発生するX線管と、
    X線を検出するX線検出器と、
    前記X線管に印加する高電圧を発生する高電圧発生器と、
    被検体の撮影対象部位が載置又は固定される補助台と、
    前記撮影対象部位の周期運動を補助するために前記補助台を周期運動させる補助機構と、
    前記補助機構を駆動する駆動装置と、
    前記補助台の周期運動に関する位相に同期して前記X線管からのX線を変調するように、前記駆動装置と前記高電圧発生器とを制御する制御回路と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置。
JP2016187526A 2016-09-26 2016-09-26 X線コンピュータ断層撮影装置 Active JP6788252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016187526A JP6788252B2 (ja) 2016-09-26 2016-09-26 X線コンピュータ断層撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016187526A JP6788252B2 (ja) 2016-09-26 2016-09-26 X線コンピュータ断層撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018050711A JP2018050711A (ja) 2018-04-05
JP6788252B2 true JP6788252B2 (ja) 2020-11-25

Family

ID=61834407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016187526A Active JP6788252B2 (ja) 2016-09-26 2016-09-26 X線コンピュータ断層撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6788252B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11684324B2 (en) 2020-07-27 2023-06-27 Canon Medical Systems Corporation Medical image diagnosis apparatus and controlling method

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106592A (en) * 1977-03-01 1978-09-16 Toshiba Corp Ct apparatus
JP4665181B2 (ja) * 2004-11-25 2011-04-06 独立行政法人放射線医学総合研究所 駆動装置、動態撮影システム及び動態撮影方法
JP2007020814A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Aloka Co Ltd 超音波探触子装置および超音波診断装置
JP4925284B2 (ja) * 2006-10-26 2012-04-25 パナソニック株式会社 健康測定装置
US7972246B2 (en) * 2007-01-30 2011-07-05 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Walking ability diagnosis system
CA2688169A1 (en) * 2007-05-24 2008-11-27 P-Cure Ltd. Irradiation treatment apparatus and method
FI125528B (fi) * 2010-04-29 2015-11-13 Planmed Oy Lääketieteellinen röntgenkuvauslaitteisto
EP2861148B1 (en) * 2012-06-14 2020-08-19 Mobius Imaging, LLC Vertical scan imaging system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018050711A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4309631B2 (ja) X線コンピュータトモグラフィ装置
JP2008264273A (ja) X線ct装置
JP2022179701A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
US11033245B2 (en) X-ray CT apparatus and X-ray detector
JP6788252B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
US7502439B2 (en) Radiographic apparatus and method of using the same
US9326746B2 (en) X-ray CT apparatus
JP6958849B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
US20170325759A1 (en) X-ray ct apparatus
JP7242410B2 (ja) 医用画像処理装置、x線ct装置及び学習用データの生成方法
JP2005185549A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP7106384B2 (ja) 医用画像処理装置及びx線コンピュータ断層撮影装置
JP7462433B2 (ja) 医用診断システム、医用診断装置、および医用情報処理装置
JP2019122553A (ja) X線ct装置及びスキャン計画装置
JP6812202B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置および表示装置
US10902589B2 (en) Medical image diagnosis apparatus and medical image processing apparatus
JP2023028846A (ja) 放射線撮影装置、および放射線撮影装置の制御方法
JP7418950B2 (ja) X線ct装置、撮影計画装置およびx線ct撮影方法
JP2017080304A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置及び架台移動装置
US20160027192A1 (en) X-ray ct apparatus and image processing apparatus
KR101194493B1 (ko) 컴퓨터 단층촬영장치
JP6833314B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
US10363003B2 (en) X-ray computed tomography imaging apparatus and display apparatus
JP6937103B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置及び架台装置
Jaffray et al. Volumetric cone-beam CT system based on a 41x41 cm2 flat-panel imager

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20161006

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200923

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200923

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6788252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250