JP6787895B2 - 連続ラウンドベーラー - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年12月2日に出願された米国仮特許出願第62/086,594号、および2015年2月4日に出願された米国仮特許出願第62/111,884号の国内優先権を主張し、これらの出願の内容は、参照により本明細書に組み込まれている。
本発明は、一般的に、田畑での作物材料の円筒形ベール(cylindrical bale)の形成、および、より詳細には、ラウンドベール(round bale)を機械から排出するために停止することなく、田畑の端から端まで移動して作物材料を連続的に回収し、ラウンドベールを形成するように動作可能であるラウンドベーラー(round baler)に関するものである。
農作物材料のベール形成(baling)は、従来、手作業で取り扱われることが可能であった、飼料作物材料などの作物材料の圧縮されたベールを形成する矩形ベーラーで行われてきた。農作業の機械化が進むにつれ、いくつかのベーラーが大きな矩形ベールを形成し、他のベーラーが一般にラウンドベールと称される円筒形状のベールを形成するとともに、作物材料のベールのサイズは増大した。矩形ベーラーは、ベーラーが手作業で取り扱える小さなベールを形成したか、またはベールを取り扱うために機械を必要とする大きなベールを形成したかどうかに関係なく、ベールに圧縮するために田畑から作物材料を連続的に集めることができるという利点を有していた。
矩形ベーラーは、田畑から束ねていない作物材料を回収し、回収された作物材料をベール形成室に送り込み、すでに形成されているベールに、およびベーラーの圧縮構造に圧し付けた。作物材料の矩形ベールが形成された後、形成されたベールは、ベールケース内に残り、形成された矩形ベールがベールケースの末端に到達するまで形成される次のベールに対する逆防止部として機能し、そこで、形成されたベールは田畑上に落とし戻されるが、大きな矩形ベーラーのいくつかの構成において、形成されたベールは、ベーラーに接続されている後続の装置によって回収された。
従来のラウンドベーラーはまた、田畑から作物材料を回収し、連続ベルト、すなわち、単一のワイドベルトまたは複数のより小さなベルト、チェーン機構、またはローラーであってよい装置を使用して、機械内に作物材料の円筒形ベールを形成するために拡張可能ウェブベール室(expandable webbed bale chamber)を形成し、ベルトまたはチェーン機構の蛇行形成は、ベール室が、作物材料が機械に追加されてベールが成長すると拡大することを可能にする。ラウンドベーラーの他の構成は、固定直径ベール室を画定するものであり、典型的には、円周上に取り付けられた複数のロールを利用して固定室を画定し、中に供給される作物材料を転がして圧縮円筒形ベールにする。
しかしながら、これらの従来のラウンドベーラーはすべて、最終的に、完全に形成されたベールが機械から排出され得るように、作物材料を回収する作業を一時的に停止しなければならなかった。ベールの排出は、典型的には、機械が前方進行を停止し、テールゲート構造を開き、次いで、形成された円筒形ベールを、後で取り上げるために、機械から田畑の表面上へ押し出し、その後、新しいラウンドベールを作るプロセスを開始することができるように、テールゲート構造を閉じることを必要とする。したがって、従来のラウンドベーラーは、作物材料を回収するために田畑の表面上で連続的に移動することができるという矩形ベーラーの利点を有していなかった。
形成されたベールをラッピングすることも、作物材料の矩形ベールと円筒形ベールとの違いの1つである。矩形ベールは、典型的には、重い針機構および関連するノッターを利用して、形成されたベールの長手方向周縁の周りにより糸またはワイヤを位置決めし、これは結ばれて結び目または撚られたワイヤになりベールの周りのラッピングを固定する。ラウンドベーラーは、典型的には、ネッティング材料(netting material)で、またはプラスチックシーティング(plastic sheeting)でラッピングされ、形成されたベールの円筒形周縁を固定する。従来のラウンドベーラーは、ベール室にデバイス内のネッティング材料のロール上に保持されているネッティング材料の供給物を送り込むネットラッピングデバイス(net wrapping device)を備え、供給物は円筒形ベールの外周上に送り込まれる。典型的には、ネッティング材料は、ネッティング材料がラウンドベーラーから放出された後にベール上に保持されるように複数回ラッピングされる。
そのような従来のラウンドベーラーはすべて、いくつかの共通の問題を抱えている。
1.ベーラーからベールをラップし排出するのに運転時間のロスがある。
2.ベールを形成し、形成されたベースを素早く排出するために複雑で高価な機構が必要である。いくつかのラウンドベーラー製造業者は、ラウンドベーラーからベールを排出する時間を3〜5秒短縮するためにかなりの労力を費やしてきた。
3.ベルトを利用するベーラーについて、ベルトのトラッキングおよび耐久性は、特により複雑な連続ラウンドベーラーの場合に問題となる。複数のベルトがあり、特に複数の長いベルトがある場合に、製造一貫性、および異なる作物条件におけるベルトの利用において問題が生じる。ローラー上を移動するベルトは、ローラーの周りの作物ラッピング、およびローラーとの係合からベルトを力ずくで外すことに固有の問題を有する。
4.均一な円筒形ベール形状を維持するには、均一な量の干し草がラウンドベールの両端に維持されるように、操作者が作物乾草列の上を行きつ戻りつ横方向にラウンドベーラーをウィービングする必要がある。
5.ネットラッピングシステムは、複雑であり、持ち上げられベーラー上の隆起したレセプタクル内に装填されなければならないネッティング材料の重いロールを使用する。
6.作物の喪失、特に非常に貴重な葉および他の細かいものは、運転中にベーラーから漏れ、ベール形成プロセスから喪失し、地面に落下する。
したがって、従来のラウンドベーラーの大半の製造業者の主要な目的は、形成されたベールをラウンドベーラーから排出または放出するために停止する必要なく、田畑の表面から作物材料を回収するように連続動作可能であるラウンドベーラーを提供し、したがって、矩形ベーラー動作の利点を得ることである。このような機械は、連続ラウンドベーラーと称されてきた。従来のラウンドベーラーは、円筒形ベールを形成する、形成されたベールをラッピングする、およびラッピングされたベールを機械から排出する、という3つの主要なサイクルを有する。従来の考え方は、プロセスに第4のサイクル、すなわち、機械がラッピングサイクルおよび排出サイクルに入っている間に、田畑から回収された作物材料を蓄積すること、を加えるというものである。
連続ラウンドベーラーを作成する試みの大半は、他方の室が機械からラウンドベールを排出しながら一方の室が新しいラウンドベールを開始するために使用され得るように2つの室ラウンドベーラーを形成することに集中している。そのような試みの1つは、Kenneth R. Underhillによって、1985年8月13日に発行された特許文献1において特許されている。チェーンおよびスラットの蛇行機構は、形成されたベールが放出されている間に前部室内の新しいベールを開始するために後部ベール室内への干し草の流れを中断した。主ベール室が空になった後、部分的に完成しているベールは、後部室に移動されて完了する。この2つの室の概念は、上で指摘されている第1の問題を理論的に解決し、運転時間のロスを終わらせるが、これが非常に大きく重量があり、複雑で高価な機械であるので、上で指摘されている第2の問題を悪化させている。
類似のアプローチは、1986年7月1日に発行された特許文献2においてDon Bowdenによって特許取得されており、円板を使用して、形成されたベールの背後から形成されたベールの前の位置までインデキシングローラーを回転させ、形成されたベールが機械から排出されている間に新しいベール形成室を一時的に作成した。このBowdenの機械は、形成されたベールが排出されている間に前室内の新しく形成されたベールが速く成長しすぎるという問題に直面しており、これは、特に豊作時において当てはまった。
この従来の考え方の例は、2014年4月29日にScott Oakesに付与された特許文献3において見ることができ、この特許において、サージビンは、作物材料を回収し、ベール室内に送り込む一次作物ピックアップ機構の前でラウンドベーラーのフレーム上で支持される。このサージビンは、作物材料をサージビン内に回収する補助作物ピックアップ機構を備え、この材料は、ベーラーがすでに形成されているベールを放出する間に蓄積する。次いで、サージビンは、蓄積された作物材料を量って一次作物ピックアップ機構内に入れ、これはベール形成サイクルにおいてベール内に移送される。サージビンは、ラウンドベールの形成を開始しないけれども、UnderhillおよびBowdenの機械について指摘されているように、サージビンはそれでもベールが後室から排出されている間に前室内に入ってくる干し草を回収することを可能にする2室概念の一部である。
実質的により複雑な蓄積装置が、2014年5月27日にMartin Robergeに付与された特許文献4において開示されており、この特許において、ラウンドベーラーは、関連する第1および第2のベルトもしくはチェーン蛇行機構を有する第1および第2のベール室を備える。第1のベール室は、ラウンドベールの形成を開始するように操作され、第1のベール室は、完成したラウンドベールをラッピングし、放出する。次いで、第2の室は、部分的に終了しているベールを第2の室に移送し、ベール形成サイクルを完了する。完了した後、第1の室は、第2のベール室への作物材料の流れを中断し、新しいラウンドベールを開始することによって作物材料を蓄積する。このRobergeの機械は、非常に重く、非常に複雑であるように見える。
蓄積室の異なる形態は、2012年10月23日に発行された特許文献5、および2013年4月9日に発行された特許文献6、2013年6月18日に発行された特許文献7、および2013年10月1日にMaynard Herronらに発行された特許文献8においても開示されている。Herron構成は、従来の作物ピックアップ機構が蓄積室の前方端部に配置されている細長い蓄積室を提供している。入ってくる干し草は、細長い蓄積室内に単純に回収され、すでに形成されているベールは、ラッピングされ、ベーラーから放出される。この設計の問題点は、蓄積室が、特に束ねていない作物を蓄積し、重い作物乾草列において作業している場合に、非常に大きくなければならないという点である。また、ベール室内に挿入されるこの大量の作物が機械を詰まらせないように、ラウンドベーラーの前方対地速度は、重い乾草列から干し草とともに蓄積室から蓄積されている干し草を供給できるように十分に遅くなければならない。機械を遅くすることで、生産をスピードアップするという、蓄積室を有する元々の理由がなくなる。
2013年2月13日に公開された特許文献9は、Kroneによって開発された連続ラウンドベーラー概念を反映している。このKroneの機械も、蓄積室概念を組み込んでおり、束ねていない干し草の蓄積は、適切に操作するのが困難なものである。このKroneの機械は、非常に大きく、非常に複雑である。蓄積室は、ベールが後部ラッピングプラットフォームに排出されている間に束ねていない干し草を回収するために前部に配設される。テールゲートが閉じられた後、蓄積された干し草は、ベール室内に押し込まれ、後部プラットフォーム上のベールは、プラスチックでラッピングされ、地面に落とされる。
1988年5月25日に公開された特許文献10、1988年5月25日に公開された特許文献11、および1988年6月15日に公開された特許文献12では、Deere & Companyによって開発された概念を開示しており、それによって、テーパー付きローラーから形成された円錐形ベース形成室は、田畑から、従来のピックアップ機構を介して干し草を受け入れ、螺旋状に形成された円筒形状のベールを形成する。フラストコニカルベール形成室は、その下側の角度を付けられた側が地面に対して平行になり、円錐形の室内への作物の供給を円滑にするような向きにされる。作物は、円錐形ベール形成室から、円錐形ベール形成室内のテーパー付きローラーの大きい端部と揃うようにローラーによって形成された円筒形の直径固定の室内に移動する。円筒形の部分は、地面に対して10から30度の角度で上方に延在し、放出がワゴンまたは運搬装置上に直接なされるように高くなった端部を形成する。密度制御機構は、円筒形の室からの形成された円筒形ベールの径方向への放出とともに開示される。
特許文献11では、ベールカットオフ機構は、円錐形ベール室の近くに配置されるものとして開示されているが、この明細書は、円筒形ローラーが切断機構の挿入のための開口部の隣りにどのように支持されるかを開示していない。特許文献10では、ベールカットオフ機構は、円筒形ベール室の下流端部にあるとして開示されているが、この明細書は、形成されたラウンドベールが切断前および切断中にどのように支持されるかを開示していない。
これらの作物材料蓄積デバイスはすべて、同じ目標を達成する、すなわち、非ベール形成サイクルが完了し、ベール室がラウンドベールの形成を再開する準備ができている間、ベーラーが前進し、作物材料を回収し続けることを可能にする。技術的には、ベーラーは順方向の移動を停止しないが、これら2つの室の概念は、真に連続的な、ベール形成プロセスではない。さらに、これらの構成の各々は、ベーラーのテールゲートが開けられなければならず、ベーラーが田畑の表面に沿って移動されている間、機械の重心が高くなり、構造構成要素に応力が加わるという同じ不利点を抱える。
当業者であれば、圃場の表面が滑らかな水平面でないが、その代わりに、クロップマウンド(crop mound)、傾斜、および耕作畝、およびその上を移動する機械を跳ねさせ、著しく揺らす他の起伏を含むことを理解するであろう。ラウンドベーラーが圃場の起伏のある表面上を移動している間に、ラウンドベーラーのテールゲートを高くして、1000ポンドを超える重量であり得る、完全に形成されたラウンドベールを放出することで、ラウンドベーラーのフレームおよび他の構造構成要素によって支えられなければならない応力が増大する。したがって、耐久性が問題になるだけでなく、安定性および安全性も重要な要因である。
さらに、ラウンドベーラーが従来のラウンドベーラーの非ベール形成機能を実行している間に蓄積室を利用して回収された作物材料を貯蔵するラウンドベーラーの動作で、矩形ベーラーが連続動作可能であるのと同じ意味で真に連続動作可能なラウンドベーラーを形成しない。したがって、田畑を端から端まで移動しているときに作物材料の円筒形ベールを形成するように動作可能である連続動作可能ラウンドベーラーを提供することが望ましい。作物材料の円筒形ベールが形成されている間にネッティング材料のラッピングを行うように連続動作可能なラウンドベーラーに適応可能であるネットラッピング装置を提供することがさらに望ましい。
米国特許第4,534,285号 米国特許第4,597,254号 米国特許第8,707,865号 米国特許第8,733,361号 米国特許第8,291,687号 米国特許第8,413,414号 米国特許第8,464,509号 米国特許第8,544,243号 欧州特許第2556741号 欧州特許公開第0268002号 欧州特許公開第0268003号 欧州特許公開第0270726号
本発明の目的は、連続ベール形成動作を有する連続ラウンドベーラーを提供することによって従来技術の不利点を克服することである。
本発明の別の目的は、ラウンドベールを部分的に形成するために、またはベーラーが形成されたベールをベーラーから排出している間に作物を蓄積するために、第2の室を必要としない連続ラウンドベーラーを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、螺旋状のコイル形状の円筒形状ベールを形成する連続ラウンドベーラーを提供することである。
本発明の特徴は、ベール形成室が、作物材料を受け入れ、作物が内部で螺旋パターンに移動するのを開始する円錐形部分を備えることである。
本発明の別の特徴は、ベール形成室が、円錐形部分から螺旋状に形成された作物材料を受け入れるために円錐形部分の大きな端部と嵌合する円筒形部分を備えることである。
本発明の利点は、形成されたベールの直径が、円錐形部分の大きな端部およびベール形成室の嵌合円筒形部分によって画定されることである。
本発明の別の特徴は、ベール形成室の円筒形部分が、円筒形形成ベールの外周にネットラップを施すために利用され得ることである。
本発明の別の利点は、ネットラッピング動作は、円筒形ベールが形成されている間に連続的に遂行され得ることである。
本発明のさらに別の特徴は、作物が、田畑から円錐形部分の側の固定点へ回収された作物材料を送出する回転式供給テーブルによってベール形成室の円錐形部分内に供給され得ることである。
本発明のさらに別の利点は、従来の作物ピックアップ機構が、作物材料を地面から持ち上げて回転式供給テーブル上に置くために利用され得ることである。
本発明のさらに別の目的は、作物材料が地面から連続的にピックアップされ、回転式供給テーブル上に蓄積されている場合に軽量作物状態が生じたときにベール形成室の円錐形部分内への作物材料の流れを中断させる連続ラウンドベール形成動作を提供することである。
本発明のさらに別の特徴は、回転式供給テーブルがベール形成室に対する駆動機構を操作する制御機構を有することである。
本発明のさらに別の利点は、作物材料が、十分な量の作物がベール形成室の円錐形部分内に入ることができるときにベール形成室にのみ供給されることである。
本発明のさらに別の利点は、形成されたベールの外周上にネッティング材料を置くことが、ベール形成室が動作しており、十分な量の作物材料が受け入れられベール形成室の円筒形部分内の形成されたベールの移動を適切に進行させるときにのみ遂行されることである。
本発明のさらなる特徴は、ベール形成室が地面に対して20度を超える角度の向きにされることである。
本発明のさらなる利点は、形成されたベールの重量が、ベール形成室の円錐形部分内に形成されている円筒形ベールの密度を高めるのを助けることである。
本発明のさらなる特徴は、ベール形成室の円筒形部分が、ベール形成室の円錐形部分の対応する長さ寸法よりも実質的に短い長さ寸法を有することである。
本発明のさらなる利点は、円筒形に形成されたベールがベール形成室の円筒形部分内にある間に、円筒形ベールが、施されたネットラッピング材料によって外周上で収容されることである。
本発明のさらなる目的は、螺旋状に形成された円筒形ベールが、円筒形ベールがベール形成室の円錐形部分内に形成されるにつれてベール形成室の円筒形部分から上方に突出することである。
本発明のさらなる目的は、所定の長さ寸法で突出している円筒形ベールを切断するカットオフ機構を提供することである。
本発明の別の特徴は、連続ラウンドベーラーが、ベール形成室の円筒形部分から上方に突出している円筒形ベールの遠位端と係合する密度制御機構を備えることである。
本発明のさらに別の特徴は、密度制御機構が、円筒形ベールの遠位端と係合する支持板を備えることである。
本発明の別の利点は、密度制御機構が、ベール形成室の円筒形部分から突出している円筒形ベールの成長とともに前進するように動作可能であることである。
本発明のさらに別の特徴は、カットオフ機構の後の円筒形ベールの成長とともに進行するように支持されているカットオフ機構が、連続ラウンドベーラーから円筒形ベールの所定の長さ分を切断するように始動されることである。
本発明のさらに別の利点は、カットオフ機構が、円筒形ベールの軸に垂直な円筒形ベールの端面を備えることである。
本発明のさらに別の特徴は、カットオフ機構は、操作者によって望まれているカットされる切断済み円筒形ベールの所定の長さをもたらし、ベールの長さを望みに応じて異なる値に変更するようにプログラムすることが可能である。
本発明のさらに別の利点は、ベール形成室の全体的に垂直な向きは、円筒形ベールを形成することからの作物喪失分が回転式供給テーブル上にフォールバックし、円筒形ベールの形成に再度組み込まれるようにすることである。
本発明のさらなる利点は、作物喪失分が最小にされることである。
本発明のさらに別の利点は、機械上に置かれるネッティング材料のロールが従来のラウンドベーラーによって現在使用されているものよりも小さく、それにより、ネッティング材料をラウンドベーラー上に取り付けることがすでに知られているより容易な作業になることである。
本発明のなおもさらなる特徴は、連続ラウンドベーラーがより小さく、したがって、現在知られている従来の非連続ラウンドベーラーよりも軽量であることである。
本発明のさらなる利点は、連続ラウンドベーラーには、ベルトがなく、また蛇行機構もなく、従来のラウンドベーラーに比べて可動部分が少なく、したがって、ベルトトラッキング問題がなく、ベルトもしくはチェーンの寿命問題もなく、そして高価な機械式高速ベール排出機構の必要性もないという点である。
本発明のなおもさらなる利点は、操作者がベール形状を維持するためにベーラーを横方向にウィービング(weave)しなくてよいことである。
本発明の一態様は、円筒形ベールが外側にネッティングをラッピングされて円筒形部分から突き出し、支持板がこのベールの遠位端と係合するように、円筒形部分に関連付けられているネットラッピング機構を有する円筒形部分内で終端する円錐形部分を有するベール形成室を備えて形成されている連続ラウンドベーラーを提供することである。ベール切断機構は、後続のベールが形成されるにつれて、ベーラーからの放出のために、突き出ているベールを所望の長さでカットする。本発明の別の態様は、円筒形ベールを生産するように連続的に動作可能である単一ベール室のみを連続ラウンドベーラーに備えることである。本発明の別の態様は、ネットラッピング機構が、ベール形成室の円筒形部分と係合し、回転している間に突き出ているベールに連続的に施される幅の狭いネッティング材料を利用することができるという態様である。本発明の別の態様は、ネッティング材料が、形成されたベールに施すためにともに連動する幅の狭いロールで提供され得ることである。本発明の別の態様は、ネットラッピング機構が、一方の幅の小さいロールから他方へのネッティング材料の連続的供給をもたらすように動作する連動機構を備えることできる。
本発明の別の態様は、ネッティング材料の廃棄を防ぐために、作物が田畑から連続的に取り出されている間には作物の蓄積を許すように中断され得る駆動機構を有するラウンドベーラーである。本発明の別の態様は、完全なベールの放出中に、作物材料の蓄積を必要とせずに円筒形ベールを連続的に形成する方法を提供することである。本発明の別の態様は、ベール形成がベーラー内で続いている間にベーラーから放出するように形成された円筒形ベールを分離するように動作可能であるベール切断機構を提供することである。本発明の別の態様は、作物材料が、地面から連続的にピックアップされ、回収された作物材料を円錐形ベール室に送出する回転可能供給板上に配設されることである。本発明の別の態様は、ベールが形成されている間にベール切断機構が動作可能であることである。本発明の別の態様は、垂直に対して鋭角な向きにされ、ベーラーの主軸が移動方向に平行となるような向きにされているベール形成室の連続的円錐形および円筒形部分を有する連続ラウンドベーラーを提供することである。本発明の別の態様は、可変ベール密度システムを提供することである。本発明の別の態様は、可変長ラウンドベールを生産することができる連続ラウンドベーラーを提供することである。
本発明のさらなる目的は、耐久性のある造りであり、製造が安価であり、メンテナンスの心配がなく、組み立てが容易であり、使用も単純で効果的である連続ラウンドベーラーを提供することである。
これらおよび他の目的、特徴、および利点は、ベール形成室の円錐形部分によって形成され、ベール形成室の円筒形部分から上方に突き出た、螺旋状コイル層によって円筒形状ベールを形成する連続ラウンドベーラーを提供することによって本発明によりもたらされる。ベールは、円筒形部分内でベールに施されるネッティングによって周上で支持される。回転式供給テーブルは、田畑から作物を受け入れ、作物を円錐形部分内に送り込む。ベール形成プロセスは、回転式供給テーブル上に回収された作物の量が不十分である場合に中断され得る。ネッティング材料は、機械上への装填を円滑にするように短いロールで提供される。カットオフ機構は、円筒形部分からのベールの成長に結合され、ベールの軸に垂直な端面を有する所定の長さのところでベールを切断する。ベール密度機構は、ベールが突き出るとベールの遠位端を支持する。
本発明の利点は、特に付属の図面と併せて、本発明の以下の詳細な開示を考察すれば、明らかになる。
初期構成における連続ラウンドベーラーの左前方斜視図である。 図1に示されている連続ラウンドベーラーの右前方斜視図である。 図1に示されている連続ラウンドベーラーの左後方斜視図である。 移送テーブルがよく見えるように構成要素が取り去れている連続ラウンドベーラーの後方斜視図である。 図1の左前方斜視図と似ているが、形成されたラウンドベールの成長に対応する後支持板の延長を示している左前方斜視図である。 ベール室の内部のローラーを見ることができるように後支持板が後方にずらされている連続ラウンドベーラーの上面斜視図である。 新しいベールが円錐形ベール室内で形成されている間にベール室の円筒形部分から突き出ている円筒形ベールを示す、機械の垂直縦方向中心線に沿った概略断面図である。 移送テーブルが見えるように構成要素が取り去れ、作物材料の移動が破線で示されている、連続ラウンドベーラーの右上後方斜視図である。 ベール室の内側を見せるように後支持板が後方に移動され、ベール室の円錐形部分内の開口部が図示されている、連続ラウンドベーラーの上後方斜視図である。 図6の上面斜視図と類似しているが、ベール室から後方に延在するラウンドベールの形成の始まりを示し、形成されたラウンドベールが見えるように後支持板が後方にずらされている、上面斜視図である。 図8の上面斜視図と類似しているが、後方に延在し、ベール室と後支持板との間に支持されている、ベール切断デバイスが作動できる状態にある、形成されたラウンドベールを示す上面斜視図である。 図9の上面斜視図と類似しているが、ベール切断デバイスが部分的にカッティングサイクル中である、上面斜視図である。 図10の上面斜視図と類似しているが、ベール切断デバイスがカッティングサイクルを完了している、上面斜視図である。 図11の上面斜視図と類似しているが、切断されたラウンドベールが後支持板から地面に落下している、上面斜視図である。 図12の上面斜視図と類似しているが、形成されているラウンドベールの後方端部を支持するように後支持板が再位置決めされている、上面斜視図である。 ベール室のローラーを支持する連続ラウンドベーラーのフレーム上に取り付けられている折り畳まれたネットラッピング装置を示す、連続ラウンドベーラーの右前方斜視図である。 ネットの経路が、形成されたラウンドベールと係合するようにローラー間を通る、折り畳まれたネットラッピング装置の拡大部分断面図である。 図14に示されている連続ラウンドベーラーの左後方斜視図である。 代替的ネットラッピング装置がネッティング材料の幅の小さいロールをネッティング供給源として利用している連続ラウンドベーラーの概略斜視図である。 代替的ネットラッピング装置の部分側面図である。 それぞれのネッティングロールを結び合わせる連動機構の拡大部分斜視図である。 ネッティングロールに対する中心取り付けチューブの一部の詳細斜視図である。 ネッティング材料のテールエンドがアクセス開口部に通され、結び目を作られている中心取り付けチューブの詳細図である。 中心取り付けチューブが見えるように中心部分が取り去られているネッティングロールのうちの1つの詳細斜視図である。 代替的ネットラッピング装置がネッティングの第1のロールが尽きていることを示し、ネッティングの結ばれているテールエンドがまだ中心取り付けチューブ内に位置決めされている連続ラウンドベーラーの概略斜視図である。 ネッティングロールの結ばれているテールエンドが中心取り付けチューブ内に位置決めされているネッティング材料の第1のロールが尽きていることを示す代替的ネットラッピング装置の部分側面図である。 ネッティングの第1のロールが尽きていることを示し、結ばれているテールエンドが連動機構に接近しネッティング材料の第2のロールの利用を開始する代替的ネットラッピング装置を備えた連続ラウンドベーラーの概略斜視図である。 ネッティングの第1のロールが尽きていることを示し、結ばれているテールエンドが連動機構に接近しネッティング材料の第2のロールの利用を開始する代替的ネットラッピング装置の部分側面図である。 ネッティング材料の第2のロールと動作不能位置に回転された連動機構の第1のセグメントとの係合を示す、代替的ネットラッピング装置を備えた連続ラウンドベーラーの概略斜視図である。 ネッティング材料の第2のロールと動作不能位置に回転された連動機構の第1のセグメントとの係合を示す代替的ネットラッピング装置の部分側面図である。 ネッティング材料の第2のロールを利用する代替的ネットラッピング装置を備えた連続ラウンドベーラーの概略斜視図である。 ネッティング材料の第2のロールを利用する代替的ネットラッピング装置の部分側面図である。 ベール形成室の円錐形ロールのうちのいくつが、分かりやすくするために取り除かれ、ベール薄切り機構が、円錐形ベール形成室の底部の初期位置に配置されている、代替的ベール薄切り機構を有する連続ラウンドベーラーの部分概略側面図である。 図31に示されているが、枢軸の対応する配置を破線で示すために図33と併せて使用される、連続ラウンドベーラーの部分概略側面図である。 図31に示され、破線が図31および図32に関して枢軸の対応する配置を示している、連続ラウンドベーラーの底面図である。 図31に示され、円錐形および円筒形ロールのうちのいくつかが、分かりやすくするために取り除かれている、連続ラウンドベーラーの上面図である。 初期位置から始まるベール薄切り機構の動作を示し、ベール薄切り機構の動作の開始時における作物材料の初期の円錐形楔が強調表示されている、図31に示されている連続ラウンドベーラーの部分側面図である。 ベール薄切り機構がベールの長さの約半分のところまで進行した状態の、作物材料の初期円錐形楔が強調表示されている、連続ラウンドベーラーの部分側面図である。 ベール薄切り機構がベール薄切り動作の終わりまで進行した状態の、ブレードの配置が円筒形ローラーの配列の底部に来ている、作物材料の初期円錐形楔が強調表示されている、連続ラウンドベーラーの部分側面図である。 ベール薄切り機構が円筒形ベールの形成に追随し、ブレードが円筒形ローラーの配列の上にある、連続ラウンドベーラーの部分側面図である。 切断された円筒形ベールがベーラーから地面上に放出されている、ベール薄切り機構が位置変更のために引き出されている、連続ラウンドベーラーの部分側面図である。 ベール薄切り機構が、ブレードを円錐形ベール形成室の底部に挿入し別の円筒形ベールの切断をその形成時に開始するように位置変更されている状態の、連続ラウンドベーラーの部分側面図である。 第2の代替的ベール切断機構が図示されている、ベール薄切りナイフの移動が想像線で示されている、連続ラウンドベーラーの部分上面図である。 図40に示されている連続ラウンドベーラーの部分側面図である。 円錐形ベール形成室の中心に取り付けられているベール密度スピア(bale density spear)を有する連続ラウンドベーラーの概略斜視図である。 円筒形ベールの形成中のベール密度スピアの配置を示す、ラウンドベーラーの中心を通る概略垂直断面図である。
次に、図面を参照することで、本発明の原理を組み込んだ連続ラウンドベーラーが最もよくわかる。左、右、前、および後への言及は、原動機の背後で連続ラウンドベーラーを順方向に引くように接続されている、トラクターなどの原動機に面している機械の後に立つことによって決定される。連続ラウンドベーラー10は、一対の横方向に間隔をあけて並ぶ地面係合車輪13を有する車輪付きフレーム12と、回転動力源および従来方式の油圧動力源を備える、トラクターなどの原動機(図示せず)に接続可能である前方に延在するドラフトタング(draft tongue)14とを備える。
フレーム12は、以下でより詳しく説明されるようにベール室20内のローラー28を回転可能に支持するための円形ローラー支持部材15をさらに含む。ドラフトタング14は、ローラー支持部材15に接続し、これも以下でより詳しく説明されるように後支持板30を支持する支持梁32の中空受け入れ部を備える。フレーム12は、横方向に延在し、ドラフトタング14の下に機械10の動作可能前方縁を形成する従来の作物ピックアップ機構17を支持する。作物ピックアップ機構17の目的は、地面の表面上に置かれた切断済み作物材料を持ち上げて、作物材料を後方に機械10内に送り込むことである。
作物ピックアップ機構17から作物材料を受け入れるのは、移送テーブル18であり、これはピックアップ機構17から受け入れた作物材料を移送テーブル18の一方の側に移送する機能を有する。移送テーブル18は、移送テーブル18に関連付けられている回転機構(図示せず)を有し、それにより、ピックアップ機構17から受け入れた作物材料を搬送することが可能であるけれども、移送テーブル18は、また、単純に回転可能に駆動されて、図7に示されているように、および以下でより詳しく説明されるように作物材料がベール室20に供給されるように作物材料をテーブル18の一方の側に移動することも可能である。移送テーブル18は、ベール室内のローラー25、28の回転に応じて、作物をいずれかの方向に移動するように動作し得るが、好ましくは、移送テーブル18は、図7Aに示されているように2つの選択された円錐形ローラー25の間の送り込み開口部23を通して、作物材料をテーブル18の左側に移動し、上に向かってベール室20内に搬送するように動作可能である。移送テーブル18は、作物材料がテーブル18の側部に移動され、ランプ18aに沿って上に向かってベール室20内に、そして送り込み開口部23内に供給されるときに移送テーブル18上に作物材料を保持するフェンスとしての機能を果たす湾曲したバリア19を備える。
ベール室20は、移送テーブル18に隣接している円錐形部分22から始まる。ベール室20の円錐形部分22は、前方端のところのフレーム12によって、および後方端のところの円形ローラー支持部材15によって回転するように取り付けられているテーパー付き円錐形ローラー25によって形成される。テーパー付きローラー25は、前方フレーム12のところに収束し、円形ローラー支持部材15の直径のところで円形配列に間隔をあけて並べられるように配置構成される。したがって、ベール室20の円錐形部分22は、全体的に垂直な向きにされる。図1、図2、図5、および図6を見ると最もよくわかるように、円形ローラー支持部材15は、鋭角で、好ましくは、20から60度の範囲内の角度で水平から傾いており、これにより、ベール室20の円錐形部分22および円筒形部分27を垂直から約20〜60度、好ましくは25から35度の間の向きにする。
円形ローラー支持部材15は、上で定義されているように、全体的に垂直な向きにされている中心放出開口部29を有する円形配列の円筒形ローラー28を回転可能に支持する。当業者であれば、以下でより詳しく説明されるように、この鋭角だけ真の垂直からずれていることが切断されたラウンドベールの放出を円滑にすることを除き、放出開口部29、さらにはベール室20の真の垂直の配向が利用され得ることを理解するであろう。
ベール室20は、円形ローラー支持部材15内に回転可能に収納されている短い円筒形ローラー28によって形成される円形部分27も備える。円錐形ローラー25および円筒形ローラー28は一対一の関係を有しており、図6および図14に示されている駆動ベルトまたはチェーン36などを介して、好ましくは一緒に駆動される。以下でより詳しく説明される、駆動機構35は、円錐形ローラー25の幅広端部と円筒形ローラー28の対応する隣接する端部とを相互接続し、ローラー25、28の両方のセットに駆動回転力を与える。したがって、作物材料がベール室20の円錐形部分22内に供給されると、ベール室20の円錐形部分22内に受け入れられた作物材料は、回転されて、大きくなり続けるコンパクトな円錐形状の塊にされる。次いで、ベール室20内にさらに作物材料が加えられると、円錐形部分22内の円錐形状の塊は、ベール室20の円筒形部分27と同じ直径である直径を後方端部のところに有する。次いで、追加の作物材料が円錐形部分22内に加えられると、以下でさらに詳しく説明されるように、円筒形ベールは、上方および後方に、円筒形部分27から突き出て後支持板30に当たる。
当業者であれば、駆動ベルトまたはチェーン36は、原動機から機械的にまたは油圧により回転可能に駆動されることを理解するであろう。機械的には、原動機(図示せず)は、ローラー25、28を駆動するために駆動ベルトまたはチェーン36に動作可能に接続され得るギアボックス(図示せず)に回転力を伝えることができるパワーテークオフを有する。代替的に、パワーテークオフは、油圧システムを駆動して、ベルトまたはチェーン36を駆動することができる。同様に、移送テーブル18、またはそれに関連付けられている回転機構の回転は、原動機によってもたらされる機械または油圧力から動作可能に駆動され得る。
駆動機構35は、図14に最もよく示されているように、各円筒形ローラー28の前方端部上に取り付けられている駆動スプロケット37の周りに部分的に巻かれるように位置決めされている駆動ベルトまたはチェーン36を備えることができる。また、各円筒形ローラー28の前方端部に取り付けられているのは、駆動スプロケット37の駆動された回転により回転可能である駆動移送部材38である。駆動移送部材38は、図14に、各対応する円錐形ローラー25の内側に形成されている平行なカフと係合するサイズを有する弾性のある車輪であるものとして示されている。そのような配置構成は、弾力性のある車輪と平行なカフとの間の摩擦を通じて回転を円錐形ローラー25に伝えるように動作可能である。当業者であれば、平行なカフ上に形成されている対応するラック、またはかさ歯車セットと係合可能なピニオンなどの、駆動移送部材38の他の構成は、駆動機構35から回転力を円筒形ローラー28に隣接している円錐形ローラー25の円形配置構成に伝えるように動作可能であることも理解するであろう。
当業者であれば、作物材料の微粉またはほこりなどの、汚れおよび残骸は、作物材料のベーリングを行う機構の動作にはつきものであることも理解するであろう。駆動機構35は、汚れおよび残骸から遮蔽するために、ただし安全のために、連続ラウンドベーラー10の構成要素部分を明確にすることを目的として図中に示されていない、遮蔽物によって封入される可能性がある。同様に、移送テーブル18およびベール切断デバイス40などの、他の動作可能構成要素に望ましいものと思われる、遮蔽物は、構成要素部分を見やすくするために図面に示されていない。
当業者であれば、駆動力が伝達される必要のある構成要素の駆動機構は、円錐形ローラー25および移送テーブル18および関連する機構を駆動するために最適な位置決めをされているギアボックス(図示せず)を備える、様々な異なる機構で提供され得ることを理解するであろう。当業者であれば、円筒形ローラー28は全く駆動されなくてもよいことも理解するであろう。円錐形ベールに伝えられる回転が円錐形ローラー25によって円錐形ベール室22内に形成される場合に、円筒形ローラー28の上側部分から突き出るベールは、円筒形ローラー28に駆動力が伝えられることを必要とせずに円錐形ベール室22から回転され得る。したがって、円筒形ローラー28は、図17に概略が示されているように、対応する円錐形ローラー25の中心から単純に取り付けられるものとしてよく、ベアリングはベーラー室27の円筒形部分から突き出ている回転する円筒形ベールと係合することで回転を可能にする。
後支持板30は、ドラフトタング14の後方端部内に伸縮自在に受け入れられる支持梁32の後方端部のところで回転可能に支持される。支持梁32の伸縮自在の移動は、図1〜図3に示されているように、ベール室20の円筒形部分27からラウンドベールの前進に対応するように動力を与えられるか、または収縮する向きへバネ仕掛けで駆動されるものとしてよく、これにより、後支持板30は、形成されたラウンドベールの後方端部を支持し、ベールはベール室20の円筒形部分27から突き出る。後支持板30は、油圧を動力とすることが可能であり、密度は油圧安全弁(図示せず)を通じて制御され、後支持板30は油圧でホーム位置に戻される。好ましくは、後支持板30は、突き出ているラウンドベールの端部が完全に係合し支持されるように板30のベールに面する側に取り付けられている歯34により形成される。代替的に、後支持板30は、後支持板30の側部が遠位端の周りで円筒形ベールの側部と係合し、ベールの端部に対する追加の支持を行うようにカップ形状(図示せず)に形成することも可能である。後支持板30の回転は、ベールが形成され、ベール室20から外に延びるときにローラー28によって突き出るラウンドベールの回転を円滑にする。
円筒形ラウンドベーラー10は、ドラフトタング14の後方端部から支持されているベール切断デバイス40も備える。ベール切断デバイス40の目的は、連続的に突き出てくるラウンドベールを個別の長さにカットして、最終結果が従来のラウンドベーラーが形成しているのと同様に田畑の表面上に置かれる円筒形ベールとなるようにすることである。好ましくは、伸縮支持梁32は、後支持板30が形成されたラウンドベールの所望の長さに対応する地点に達したときにベール切断デバイス40の動作をトリガーする。また好ましくは、形成されたラウンドベールの長さは、個別の操作者にとって望ましい長さに合わせて調整することができる。次いで、その所望の長さが得られたときに、ベール切断デバイスは、連続ラウンドベーラーからのラウンドベールを適切な長さに切断するように作動される。
ベール切断デバイス40は、好ましくは、ラウンドベールを所望の長さに切断するために円弧を描いてスイングする電動ナイフ42を備える。好ましくは、ナイフ42は、伸縮支持梁32によって係合可能であり、伸縮支持梁32とともにドラフトタング14の後方端部に沿って移動可能であるカラー44上に載置され、それにより、ラウンドベールがベール室20から突き出し続けるときに、ナイフ42は、作動された後、支持梁32および後支持板30とともに後方に移動し平行カットを維持する。ナイフ42の移動は、油圧シリンダ(図示せず)の移動などを介して原動機(図示せず)から油圧駆動され得る。
当業者は、多数の異なるナイフ42の構成が、ベール切断デバイスの動作で利用され得ることを理解するであろう。切断アークを通して動力を得る単一のブレードの代わりに、図9〜図13に示されているように、ナイフ42は、チェーンソー、または一対の往復運動するブレードなどの、回転するブレード、またはファインチェーンとすることも可能である。さらに、ナイフ42の長さは、形成されたラウンドベールの直径と同じくらいの長さでなくてもよい。ナイフブレード42は、形成されたラウンドベールがベール切断デバイスの動作時に少なくとも1回転してラウンドベールの押し出しからベールの完全な切断に影響を及ぼすように直径の半分よりもわずかに長いものとすることが可能である。
図8〜図13を参照すると、当業者であれば、ベール室20からラウンドベールの押し出しの進行および従来のようなラウンドベールを形成するベール切断デバイスの動作を見ることができる。図8では、後支持部材30は、図13に示されているのと同じ位置にあるけれども、ずらされた後支持板30は、作物材料を移送テーブルからベール室20の円錐形部分22内に送り込むことによって形成され、完全な直径のラウンドベールはベール室の円筒形部分27を満たす、ベール室20内のラウンドベールの形成を明らかにしている。当業者であれば、図13に示されているような、円筒形部分27の端部への後支持部材30の配置により、作物材料が、ベール室20から突き出る円筒形の形態にしっかりとコンパクトにならなければならないので、円筒形ベールの形成が高められ、円滑にされることを理解するであろう。
ラウンドベールは、より多くの作物材料を円錐形部分22内に加え続けるとともに成長を続け、ラウンドベールの押し出しをベール室20から前進させて後支持板30に当てる。最終的に、突き出ているラウンドベールは、図9に表されているように、操作者によって望ましいものとみなされる長さに達し、ベール切断デバイス40は、好ましくは、手動で作動されるのとは反対に、自動的に作動され、それにより、均一なベール長が得られる。ベール切断デバイス40は、図10および図11に示されているように、突き出たベールがローラー25、28で回転され続けるとともに、突き出たラウンドベールを切断して行く。次いで、切断されたラウンドベールは、図12に示されているように、残っている突き出ている円筒形ベールから、および後支持板30から落ちて、田畑の表面に落下する。切断されたラウンドベールが切り離され、放出された後、支持梁32は収縮して、後支持板30を突き出ている円筒形ベールに当たるように位置決めし、次のラウンドベールの形成時にそれを支持し続ける。
連続ラウンドベーラー10の上で説明されている動作は、問題のある従来のネットラッピング装置(図示せず)でベールのラッピングを行う。ネッティング材料を形成されたラウンドベールの外周縁上に施すという問題の一解決方法は、後支持板30の配置に対応する後方端部のところで支持梁32にネットラッピング装置(図示せず)を取り付けるという方法である。そのようなネットラッピング装置は、ベール切断デバイス40を作動させる直前に、形成されたラウンドベールの外面に施されるべき、従来の1つまたは複数のネッティング材料のロールを載置する。
しかしながら、折り畳まれたネットラップ装置50は、連続ラウンドベーラー10の改善されたネットラッピング機能を提供する。ネッティング材料がロールに巻かれる際の芯を必要とする、ロール上にネッティング材料を供給するのではなく、ネッティング材料は、ドラフトタング14および伸縮支持梁32の対向する側のローラー支持部材15の上に取り付けられた供給ボックス52内に嵌合するように事前形成された形状に詰められる折り畳まれた構成で形成される。ネッティング材料の折り畳みでは、ロールの芯は不要なので大量のネッティング材料を対応するサイズのボックス内に入れることができる。実際に、折り畳まれたネッティング材料のいくつかの束は、供給ボックス52の各々に装填されるものとしてよく、それぞれの供給ボックス52が折り畳まれ圧縮されたネッティング材料で満たされるまで、先の束のテールエンドは刈り込まれるか、または折り畳まれたネッティング材料のその後の束の先端に結ばれる。
図14〜図16を見ると最もよくわかるように、ネッティング材料55は、ラウンドベールが回転させられ、ベール室20の円筒形部分28内に突き出るにつれて、形成されたラウンドベールの外面と接触させられる円筒形ローラー28のうちの2つの間の供給ボックス52のうちのいずれか一方から供給され得る。その結果、ネッティング材料55は、ラウンドベールがベール室20から出るときにすでにラウンドベールの周縁に施されている。ラウンドベールがベール室20から回転と直線的前進の両方で出るので、ネッティング材料55は、形成されたラウンドベールの周縁上に連続する螺旋方式で施される。したがって、後支持板30とベール室20との間の形成されたラウンドベールの安定性は、ネッティング材料55を施すことによって高められる。
通常または重い作物状態では、移送テーブル18上に受け入れられる作物材料の量は、ベール室20内にラウンドベールを形成する連続動作を維持するのに十分である。その結果、形成されたラウンドベールは、ネッティング材料55が形成されたラウンドベールの周りに均等な螺旋を描く形で施されるように均等にベール室から突き出るべきである。しかしながら、軽い作物状態では、ベール形成の進行速度は、ネッティング材料を効率的におよび効果的に施せるほどには十分に速くはあり得ない。
したがって、移送テーブル18は、蓄積室として使用され、作物材料の十分な供給物を、ベール室20の円錐形部分22内に送り込む前に蓄積することができる。そのような状態において、駆動機構(図示せず)は、クラッチまたはオン/オフ機能などの駆動中断装置を組み込むことができ、それにより、ローラー25、28は、移送テーブル18が作物材料をベール室20内に送り込む準備ができるまで回転されない。そのような状況において、移送テーブル18は、作物ピックアップ機構17と同様に、動作し続け、作物材料を回収し、ベール室20への送出のために移送テーブル18の一方の側に作物材料を位置決めする。センサー(図示せず)は、近接スイッチであれ、または体積センサーもしくは重量センサーであれ、適切な量の作物材料が移送テーブル18上に回収された時を識別する。センサーのトリガーは、ローラー25、28の駆動を開始し、円錐形部分22内への作物材料の供給を可能にする。ローラー28の回転により、ネッティング材料55が供給ボックス52から引き出され、形成されたラウンドベールの周縁に施されることが続けられる。この方法で、ネッティング材料55は、廃棄されず、ラウンドベールがベール室20内に形成されているときにのみ施される。円錐形部分22内に送り込むために利用可能な作物材料の量に応じて、駆動中断装置は、ローラー25、28を完全に停止させる代わりに、ローラー25、28の回転を単純に遅くし、円錐形部分22内への作物材料の適切な送り込みを行うことが可能である。
折り畳まれたネットラップ装置も、従来のラウンドベーラーによって利用され得る。ネッティング材料のロールの代わりに、供給ボックスは、ネッティング材料のより大きい供給物が従来のラウンドベーラーによって載置されることを可能にする折り畳まれたネッティング材料を充填され得る。ネッティング材料の幅は、従来のロールで載置されるのと同じであるけれども、折り畳まれたネッティング材料の束の先端および後端は、結合されるかまたは結ばれて一緒にされ、機構の変更を必要とすることなくネットラッピング機構に施すためのネッティングの長い供給物を作る。操作者は、供給ボックスの再装填の間にネッティング材料をより長い期間にわたって施し、ネッティング材料の装填は、芯がないことでネッティング束が軽量になり、取り扱いが楽になるので容易である。
当業者であれば、上で説明されている連続ラウンドベーラー10は、大半の従来のラウンドベーラーよりもかなり小さく、複雑度が低い、および知られている連続ラウンドベーラーよりも確かに小さく、著しく複雑度が低い軽量コンパクトラウンドベール形成機となっていることを理解するであろう。連続ラウンドベーラー10が田畑から作物材料を回収する動作は、決して中断されず、機械10において軽量作物状態が生じ、ローラー25、28の回転を再開する前に作物材料が移送テーブル18上に蓄積されたときに操作者がベール形成プロセスを中断し、蓄積された材料をベール室20内に送り込むことを望むということがない限り、ラウンドベールの形成は、純粋に連続的である。
代替的ネットラッピング装置およびベール切断デバイスは、図17〜図43で見られる。最初に図17〜図30を見ると、代替的ネットラッピング機構は上で開示されている折り畳まれたネッティング材料の代わりにネッティング材料の幅の小さなロールを利用している。ラウンドベーラー10の構成は、類似の参照番号が類似の構成要素に使用されている上で説明されているのと本質的に同じである。折り畳まれたネットラッピング機構50の代わりに、この代替的ロールネットラッピング機構60は、軸方向幅が小さいことを除き従来のネッティング材料と類似している、ネッティング材料の複数の幅の小さいロールを利用する。ネッティング材料のロールの幅は、円筒形ローラー28の高さに実質的に等しいことを意図されているが、円筒形ローラー28の配置における円筒形ベールの回転速度に応じて、ネッティング材料の幅は、円筒形ローラー28の高さよりも小さくてもよい。
ロールネットラッピング機構60は、好ましくは、ベーラー10の前側に沿って取り付けられ、円筒形ローラー28と係合している間に形成された円筒形ベールに施すために円筒形ローラー28の間にネッティング材料を送り込むように構成される。ネッティング材料の幅の小さいロールは、使用順序を反映するように図面中では番号1〜4を振られている。ネッティング材料のロール1〜4は、中心取り付けチューブ61上に取り付けられており、これは図20〜図22を見ると最もよくわかる。中心取り付けチューブ61は、中空であり、中心取り付けチューブ61の中心中空部へのアクセスが得られるように外周にアクセス開口部62を設けて形成されている。図21に示されているように、ロール1〜4の中心にあるネッティング材料のテールエンド63は、アクセス開口部内に送り込まれ、次いで、中心取り付けチューブ61の端部に通され、それにより、中心取り付けチューブ61の中心中空部内に引き戻される前に結び目64がその中に形成され得る。次いで、ネッティング材料のロールは、中心取り付けチューブ61上に取り付けられ、次いで、ベーラー10の前で支持される。
次いで、ロール1〜4上のネッティング材料のヘッドエンド65は、図22に示されているように連動ループ66を形成するために図22に示されているようにループされ、結び目を作られる。ネッティング材料のすべてのロールの場合、4つが図17に示されており、ロールの数はベーラー10のサイズおよびロール1〜4からネッティング材料を分注するために回転運動するようにベーラー10の前に取り付けられているロール1〜4の幅によって決定されるけれども、連動機構70は、ネットラッピング装置60内にネッティング材料を分注するために順次利用できるようにネッティング材料のロール1〜4の各々を係合させるために利用される。好ましくは、ネッティング材料の製造業者は、ネッティング材料のこれらの幅の小さいロールを事前形成するが、結び目を作られたテールエンド63はすでにネッティング材料のロールが取り付けられる中心取り付けチューブ61内に位置決めされており、連動ループ66は適切なサイズを有しネッティング材料のヘッドエンド65内に形成されている。ネッティング材料の製造業者は、テールエンドの結び目64は必ずしも中心取り付けチューブ61の内部に置く必要がないので中心取り付けチューブ61上に結び目を作られたテールエンド63を楔のように打ち込むだけでよい。次いで、操作者は、以下でより詳しく説明されているように連動ループ66を単純に取り付けて係合させることができる。
連動機構70は、図19に最もよく示されている。連動機構70は、ネッティング材料と係合してネッティング材料の張力を維持するのを補助する第1のガイドバー72と第1のガイドバー72の上に位置決めされている第2のガイドバー74とを備える。ループホルダー機構75は、以下でより詳しく説明されるように、複数のループホルダー76を通して連動ループを保持し、各ループホルダー76は支持バー77上に枢動可能に支持され、各ループホルダー76がアクティブ位置と非アクティブ位置との間を枢動することを可能にする。図19に最もよく示されているように、各ループホルダー76は、結び目保持器78から間隔をあけて並ぶ開放端およびフランジ79を有するU字型結び目保持器78を備える。ループホルダー機構75全体が、支持バー77によって画定された軸の周りに枢動し、各ループホルダー76は他の各々のループホルダー76とは無関係に枢動する。4つのループホルダー76が図面に示されているけれども、当業者であれば、ロールネットラッピング装置60内に取り付けられているネッティング材料の各ロールは、対応するループホルダー76を備えるべきであることを理解するであろう。
ベーラー10の前に取り付けられた後、ヘッドエンド65のネッティング材料の各ロールは、次の順次ロールの連動ループ66を通過し、次いで、前の順次ロールのループホルダー76内に位置決めされ、結び目67は、U字型結び目保持器78の隣接する側に配置され、ネッティング材料は、連動ループ66がフランジ79上に置かれるようにU字型結び目保持器78を通過する。より具体的には、図17に示されているようにネッティング材料の4つのロールを利用すると、ネッティング材料のロール1〜4は、次のようにして取り付けられる。ロール4上のネッティング材料のヘッドエンドは、第1のガイドバー72の後ろを通り、次いで、対応するU字型結び目保持器78とフランジ79との間に通される。次いで、連動ループ66は、ロール3に対応するループホルダー76に移動され、結び目67は、U字型結び目保持器78の隣接する側にあり、連動ループ66は、ロール3に対するループホルダー76のフランジ79上に置かれる。
ロール3上のネッティング材料のヘッドエンド65は、第1のガイドバー72の後ろを通り、次いで、ロール4の連動ループ66を通って上方に移動する。ロール4のヘッドエンド65と同様に、連動ループ66は、U字型結び目保持器78を通過し、結び目67を隣接する側に保持し、連動ループはロール2に対するループホルダー76のフランジ79上に置かれる。同様に、ロール2からのネッティング材料のヘッドエンド65は、第1のガイドバーの後ろを通り、次いで、ロール3の連動ループ66を通って上方に移動する。次いで、ロール2に対するヘッドエンド65は、ロール1に対するループホルダー76に通され、結び目67は結び目保持器78の隣接する側にあり、連動ループ66はロール1に対するループホルダー76のフランジ79上に置かれる。
次いで、ロール1のヘッドエンドは、第1のガイドバー72の後ろを通り、ロール2の連動ループ66を通って上方に移動する。次いで、ロール1に対するネッティング材料のヘッドエンド65は、第2のガイドバー74の前に上方に移動され、第2のガイドバー74の上でラッピングされ、ネット受け入れ部68内に入り、そこを通り、その後、ネットスプレッダーロール(net spreader roll)69と係合する。使用されるネッティング材料のロールが4本よりも多い場合、追加のロールは、上で説明されている手順の繰り返しとして連動機構70に接続される。スプレッダーロール69は、ネット受け入れ部68から受け入れたネッティング材料を、選択された円筒形ローラー28の間に通すことによって遂行される円筒形ベールに施すのに必要な幅に広げるように動作する。当業者であれば、ネット受け入れ部の受け入れ開口部は、4つのロールすべてからネッティング材料を受け入れるだけの横方向に広い幅を有することを理解するであろう。しかしながら、ネット受け入れ部の放出開口部は小さく、ネッティング材料をスプレッダーロール69に施す一貫した地点をもたらす。
次いで、図17〜図30を見ると、ロールネットラッピング装置60の動作が最もよくわかる。ネッティング材料は、ロール1上のネッティング材料の供給物が尽きるまで、ロール1からネット受け入れ部68を通してスプレッダーロール69に分注され、円筒形ロール28間から係合している円筒形ベールへ施される。図23〜図26に示されているように、ロール1上のネッティング材料が尽きた結果、テールエンドの結び目64がアクセス開口部62から飛び出し、上方に移動してロール2の連動ループ66と係合する。図27〜図30に図示されているように、テールエンドの結び目64は、テールエンドの結び目64が連動ループ66を通過できないようなサイズを有する。その結果、ロール2の連動ループ66は、ロール1のテールエンドの結び目64とともにネット受け入れ部内に運ばれる。
テールエンドの結び目64とロール2の連動ループ66との係合により、ロール2のネッティング材料のヘッドエンド65が上方に引かれる。結び目67は、ロール1に対するループホルダー76上のU字型結び目保持器78を通過できないので、結び目67は、U字型結び目保持器78が図28に示されているように実質的に垂直な向きにされるまでループホルダー76を支持バー77上で枢動させ、それにより、結び目67は上方に移動してネット受け入れ部68内に入ることができる。当業者であれば、ループホルダー76が係合位置までバネで付勢される必要があり得、ループホルダー76が上方に傾いたときにバネ(図示せず)は中心を超えて進むことを理解するであろう。次いで、ネッティング材料の供給物は、ロール2上のネッティング材料の供給物が尽き、ロール2のテールエンドの結び目64とロール3の連動ループとの係合で、供給物が上で説明されているのと同じ方式でロール3に切り替えられるまで、ロール2から来て第2のガイドバー74の前を通る。図19を見ると、第1のガイドバー72、ループホルダー76、および支持バー77の配置構成は、連動ループ66を対応するループホルダー76上の適所に維持する。ネッティング材料の供給物が第1のガイドバー72の後ろを通り、その後のロールに対する連動ループ66を通過する場合に、U字型連動ループ66は、ネッティング材料のヘッドエンド65が連動機構70から後方に滑るのを防ぎ、第1のガイドバー72と係合するネッティング材料は、連動ループ66がループホルダー76の前方に滑るのを防ぐ。
次に図31〜図39を参照すると、第1の代替的ベール切断機構80が最もよく示されている。第1の代替的ベール切断機構80の一次機能は、作物材料が円錐形ベール形成室22内に入り平行なカット経路を維持し形成された円筒形ベール間の離線を画定するときに作物材料を切断することである。すでに指摘されているように、ドラフトタング14は、後支持板30に対する支持梁32の伸縮自在な伸長に対する支持を行う。より具体的には、ドラフトタング14は、全体的に水平方向に延在するヒッチ部材と、垂直の向きから延在する鋭角でヒッチ部材から上方向に延在する中空フレーム部材14aとを備える。この鋭角は、好ましくは、突き出る円筒形ベールが、垂直に関して同じ角度で配向されるように60度未満である。
第1の代替的ベール切断機構80は、ローラー支持部材15上で支持されている取り付けブラケット86に枢動可能に接続され、フレーム部材14aから伸縮自在に延在する支持梁32の一部として形成される溝付き取り付けブラケット87に枢動可能に接続されている二叉支持アーム85に固定されている関節式取り付けアーム82の遠位端上で支持されているナイフ部材81を備える。当業者は、ラウンドベーラー10の構成要素の多くが、この第1の代替的ベール切断機構80を見る際にわかりやすくなるように取り去られていることに留意されたい。関節式取り付けアーム82は、溝付き取り付けブラケット87に枢動可能に受け入れられる上側取り付けアーム84に枢動可能に接続されているナイフホルダー83により形成される。ナイフ部材81は、ナイフ部材81が中空フレーム部材14aの角度に対して垂直な向きにされ、ナイフ部材81によって作物材料に付けられた切り込みが形成されているベールの円筒形軸に垂直になるような仕方でナイフホルダー83に固定される。ナイフホルダー83は、取り付けアーム82の垂直方向移動がナイフホルダー83を円錐形ベール室22の側部に対して平行に保持するように円錐形ベール形成室22の角度でナイフ部材81に関して配設される。
取り付けアーム82の移動は、突き出ている円筒形ベールの移動によって行われるか、または代替的に、支持梁32の遠位端に取り付けられている後支持板30の係合と併せて、円筒形ベールの突き出しに対応するように動力供給され得る。したがって、後支持板30は、突き出ている円筒形ベールと一緒に移動して、その上側端部の支持を維持する。支持梁32は、中空フレーム部材14aから伸縮自在に延在するので、溝付き取り付けブラケット87は、支持梁32とともに上方に移動し、支持梁32とともに上側取り付けアーム84を引く。図34〜図37の間の比較を見るとわかるように、上側取り付けアーム84と二叉支持アームとの間の固定された接続部は、上側取り付けアーム84とナイフホルダー83との間の枢動接続部を円筒形ベールから上方に、および外側に移動する。
その結果、ナイフ部材81は、突き出ている円筒形ベールとともに上昇し、入ってくる作物材料に対するカッティング動作を平行になるように維持し、形成された円筒形ベールの間の分離距離を画定する。ナイフ部材81は、円錐形ベール室22内に挿入される作物材料の入ってくひと刈り(swath)の深さと同じ長さを有し、それにより、作物材料が円錐形ベール室22内に投入され、ベールが上方に突き出されるときに、ナイフ部材81は、入ってくる作物材料をカットする。ナイフ部材81に関する投入される作物材料の進行が、図34〜図37に示されている。図34において、ナイフ部材81は、一対の選択された隣接する円錐形ローラー25の間、さらには対応する円形ローラー28の間で円錐形ベール室22内に挿入される。入ってくる作物材料の一番外側の層は、図34において強調表示されている。
円筒形ベールの進行は、図35に、円錐形ベール室22内の作物材料が、おおよそ2回転し、作物材料の2つの層を強調表示された層の外側に追加するように示されている。ナイフ部材81は、選択された円錐形ローラー25の間に配置されたままであるが、中空フレーム部材14aからの支持梁32の伸縮自在の延在の結果として円筒形ベールの突き出しとともに上昇する。図36において、作物材料の追加の層が円錐形ベール室22内に投入されており、このことは、円筒形ベールをさらに突き出させ、ナイフ部材81を円錐形ベール室22内で垂直に移動させる。これで、元の強調表示されている層は、ベーラー10から放出されようとしている形成された円筒形ベールの中心に位置決めされる。
図37において、形成された円筒形ベールは、円筒形ローラー28の配列の上に移動しており、ナイフ部材は、選択された円筒形ローラー28の間を通り、配列の上に配置される。後支持板30が係脱されると形成されている円筒形ベールは図38のベーラー10から放出され、ベールを地面に落下させることができる。図39において、支持梁32は、中空フレーム部材14a内に後退し、後支持板30は、新規に形成する円筒形ベールの頂面と再係合され、ナイフ部材81は、円錐形ベール室22内に挿入されるように位置変更され、ベール切断プロセスを新しく開始する。
第2の代替的ベール切断機構90は、図40および図41に示されており、これは上で説明されているベール切断デバイス40に類似している。第2の代替的ベール切断デバイス90は、突き出ている円筒形ベールの対向側の円形ローラー支持部材15上に取り付けられている一対のカッティングブレード92を利用する。放出のために円筒形ベールを所望の長さに分離するための作動の所望の瞬間に、ブレード92に動作可能に結合されている油圧シリンダ94はスイングしてブレード92を円筒形ベールと係合させる。ベール切断デバイス40と同様に、ブレード92および油圧シリンダ94は、円筒形ベールの突き出しとともに移動可能である。中空フレーム部材14aに隣接するカッティングブレード92aは、支持梁32とともに上方に移動するように支持梁に結合されている。しかしながら、他方のカッティングブレード92bに対する対応する移動を可能にする場合、カッティングブレード92bおよび関連する油圧シリンダ94の上方移動を可能にするために二次支持体95が必要になる。
第2の代替的ベール切断機構90は、単純さ、さらには動作速度の点で利点を有する。2つのカッティングブレード92が動作して突き出ている円筒形ベールを切断するので、分離プロセスは、素早く遂行され得る。さらに、ベール切断デバイス40の長いナイフ42と比較して、カッティングブレード92のいずれも、動作中、または始動を待つ貯蔵中に、円形ローラー支持部材15の境界の外側に位置決めされない。二次支持体95、カッティングブレード92b、および対応する油圧シリンダ94を保護するために、分離された円筒形ベールの放出移動の何らかの制御を行う必要が生じるであろう。
ベール密度スピア97は、図42および図43に示されている。ベール密度スピア97は、円錐形ベール室22内の作物材料とともに回転可能であるような仕方で円錐形ベール室22の底板24に切り離し可能に固定される。ベール密度スピア97は、三角形フィン99内に広がる細身の下側シャフト98を備える。作物材料が、円錐形ベール室22内に入ると、作物材料が円錐形ベール室22に入ることで、作物材料はすでにベール室27の円形部分の方へ上向きに円錐形ベール室内に押し込まれている。ベール密度スピア97のフィン99は、形成ベールの上方移動に抵抗し、したがって、円錐形ベール室22内に形成されているベールの密度を高める。ベール密度スピア97は、形成ベールとともに移動するように自由に回転可能であり得る。代替的に、底板24は、独立して、または円錐形ローラー25の回転と併せて、回転可能に駆動され、それによって、ベール密度スピア97を回転させることができる。ベール密度スピア97の動力バージョンも、特に形成されている初期ベールと併せて、円錐形ベール室22内の作物材料の回転を開始するように機能することができる。
本発明の特質を説明するために記述され、例示されている細部、材料、ステップ、および部品配列の変更は、本発明の原理および本発明の範囲内で、本開示を読んだ後、当業者が思い付き、また当業者によってなされ得ることは理解されるであろう。前記の説明では、本発明の好ましい実施形態を例示しているが、概念は、説明に基づき、本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態でも使用され得る。
1〜4 ネッティング材料のロール
10 連続グラウンドベーラー
12 車輪付きフレーム
13 地面係合車輪
14 ドラフトタング
14a 中空フレーム部材
15 円形ローラー支持部材
17 作物ピックアップ機構
18 移送テーブル
18a ランプ
19 湾曲したバリア
20 ベール室
22 円錐形部分
23 送り込み開口部
24 底板
25 円錐形ローラー
27 円筒形部分
28 円筒形ローラー
29 中心放出開口部
30 後支持板
32 支持梁
34 歯
35 駆動機構
36 駆動ベルトまたはチェーン
37 駆動スプロケット
38 駆動移送部材
40 ベール切断デバイス
42 電動ナイフ
44 カラー
50 折り畳まれたネットラップ装置
52 供給ボックス
55 ネッティング材料
60 ロールネットラッピング機構
61 中心取り付けチューブ
62 アクセス開口部
63 テールエンド
64 結び目
65 ヘッドエンド
66 連動ループ
67 結び目
68 ネット受け入れ部
69 ネットスプレッダーロール
70 連動機構
72 第1のガイドバー
74 第2のガイドバー
75 ループホルダー機構
76 ループホルダー
77 支持バー
78 結び目保持器
79 フランジ
80 第1の代替的ベール切断機構
81 ナイフ部材
82 関節式取り付けアーム
83 ナイフホルダー
84 上側取り付けアーム
85 二叉支持アーム
86 取り付けブラケット
87 溝付き取り付けブラケット
90 第2の代替的ベール切断機構
92 カッティングブレード
92a カッティングブレード
92b カッティングブレード
94 油圧シリンダ
95 二次支持体
97 ベール密度スピア
98 細身の下側シャフト
99 三角形フィン

Claims (19)

  1. 移動の順方向に移動可能である連続ラウンドベーラーであって、
    フレーム(12)と、
    作物材料を回収するために前記フレーム(12)上に支持されている作物ピックアップ機構(17)と、
    円錐形部分(22)と、連続する円筒形部分(27)とを有するベール室(20)であって、前記円錐形部分(22)は、前記円筒形部分(27)の直径に等しい最大直径を有する作物材料の円錐形状の塊を形成するよう構成されており、前記ベール室(20)は、作物材料を前記円錐形部分(22)に継続的に送り込むことで円筒形ベールを形成するように回転可能であり、かつ前記円筒形部分(27)から作物材料の前記円筒形ベールを突き出す、ベール室(20)と、
    前記フレーム(12)上に支持され、前記円筒形部分(27)から突き出ている作物材料の前記円筒形ベールから所定の長さを有するラウンドベールを切断するベール切断機構(40、80、90)と、
    を備え、
    前記ベール室(20)は、前記連続ラウンドベーラーの前記移動の順方向に対して上方および後方に延在する中央長手方向軸を規定し、
    前記ベール室(20)の前記円筒形部分(27)は、前記連続ラウンドベーラーの前記移動の順方向に対して、前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)の後方に配置され、
    移送テーブル(18)が、回収された作物材料を前記移送テーブル(18)の一方の側に送出して前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)へ前記回収された作物材料を送り込むために、前記作物ピックアップ機構(17)によって回収された作物材料を受け入れるように位置決めされている、連続ラウンドベーラー。
  2. 作物材料の前記円筒形ベールが前記円筒形部分(27)から突き出るにつれて、作物材料の前記円筒形ベールを支持するために、作物材料の前記円筒形ベールの遠位端と係合可能である後支持部材(30)であって、前記ベール切断機構(40、80、90)は、前記円筒形ベールから前記ラウンドベールを切断するために前記後支持部材(30)と協働可能である、後支持部材をさらに備える、請求項1に記載の連続ラウンドベーラー。
  3. 前記後支持部材(30)は、前記円筒形ベールの前記遠位端と係合する板を含み、前記板は、前記円筒形ベールとともに回転可能である、請求項2に記載の連続ラウンドベーラー。
  4. 前記板は、前記フレーム(12)内に伸縮自在に受け入れられる支持梁(32)上に取り付けられ、前記支持梁(32)は、前記円筒形ベールが前記ベール室(20)の前記円筒形部分(27)から突き出るにつれて前記フレーム(12)から延在し、前記支持梁(32)は、前記ラウンドベールが前記ベール切断機構(40、80、90)によって前記円筒形ベールから切断された後に前記フレーム(12)内に後退して、前記板を作物材料の前記突き出ている円筒形ベールの前記遠位端と再係合させる、請求項3に記載の連続ラウンドベーラー。
  5. 前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)は、前記ベール室(20)の前記円筒形部分(27)の対応する長さ寸法よりも大きい、軸方向に延在する長さ寸法を有する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の連続ラウンドベーラー。
  6. 前記移送テーブル(18)は、前記ピックアップ機構(17)によって回収された作物材料を前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)内に移動する回転式供給テーブルを備える、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の連続ラウンドベーラー。
  7. 前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)は、円錐形状に構成され、前記ベール室(20)の前記円筒形部分(27)で終端する複数のローラー(25)によって形成され、前記連続ラウンドベーラーは、前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)の前記ローラー(25)のうちの少なくとも1つを回転可能に駆動する駆動機構(35)をさらに備える、請求項6に記載の連続ラウンドベーラー。
  8. 前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)を形成する前記ローラー(25)は、円錐台形状である、請求項7に記載の連続ラウンドベーラー。
  9. 前記ベール室(20)の前記円筒形部分(27)は、複数の円筒形ローラー(28)によって形成され、各円筒形ローラー(28)は、前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)の対応するローラー(25)と位置合わせされる、請求項7または請求項8に記載の連続ラウンドベーラー。
  10. 前記円筒形ローラー(28)の各々は、前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)の対応する前記ローラー(25)に動作可能に結合されて、一緒に回転する、請求項9に記載の連続ラウンドベーラー。
  11. 計測センサーが、前記回転式供給テーブル上に存在する作物材料の量を決定するように構成されており、前記計測センサーは、前記駆動機構(35)に動作可能に結合されて、前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)に送り込むのに不十分な量の作物材料しか存在しないときに前記駆動機構(35)を中断する、請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の連続ラウンドベーラー。
  12. 前記ベール室(20)の前記円筒形部分(27)内にある間に前記円筒形ベールの周りにネッティング材料をラッピングするために、前記フレーム(12)上に支持されているネットラッピング機構(50、60)をさらに備え、前記ネットラッピング機構(50、60)は、前記駆動機構(35)が前記円筒形ベールを回転させている間に連続的に動作可能である、請求項7から請求項11のいずれか一項に記載の連続ラウンドベーラー。
  13. 前記ネットラッピング機構(50、60)は、一緒に結ばれている複数のロールのネッティング材料を利用して、ネッティング材料の供給物を前記ベール室(20)の前記円筒形部分(27)に提供する、請求項12に記載の連続ラウンドベーラー。
  14. 前記ベール切断機構(40、80、90)は、前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)内の前記作物材料とともに移動するように取り付けられているナイフ(81)を含み、前記ナイフ(81)は、前記作物材料が前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)に入るにつれて、前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)の選択された一対の前記ローラー(25)の間を通って、作物材料を切断し、前記ナイフ(81)は、前記作物材料が上方に移動するにつれて、上方に移動して、平面に沿って作物材料を切断し続けて、形成されたベール間の分離を形成する、請求項7から請求項13のいずれか一項に記載の連続ラウンドベーラー。
  15. 前記ベール切断機構(40、80、90)が前記連続ラウンドベーラーから前記円筒形ベールの所定の長さ分を切断するように始動された後、前記円筒形ベールの成長とともに進行するよう、前記ベール切断機構(40、60、80)が支持される、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の連続ラウンドベーラー。
  16. 前記ベール切断機構(40、80、90)は、前記所定の長さ分で前記円筒形ベールを切断するために円弧を描いてスイングする電動ナイフ(42)を備える、請求項15に記載の連続ラウンドベーラー。
  17. 前記ベール切断機構(40、80、90)の前記電動ナイフ(42)は、前記円筒形ベールの直径の半分よりもわずかに長いものである、請求項16に記載の連続ラウンドベーラー。
  18. ラウンドベールを形成する方法であって、
    移動の順方向に移動可能な連続ラウンドベーラー(10)を提供するステップであって、前記連続ラウンドベーラー(10)は、円錐形部分(22)と、前記円錐形部分(22)から前記連続ラウンドベーラー(10)の前記移動の順方向に対して上方および後方に延在する連続する円筒形部分(27)と、を有するベール室(20)を支持するフレーム(12)を有しており、前記ベール室(20)は、垂直に対して鋭角な向きにされ、前記円筒形部分(27)の放出開口部(29)を全体的に垂直に位置決めする、ステップと、
    作物材料を前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)に送り込むステップと、
    前記送り込むステップ中に前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)内の前記作物材料を転がして、前記ベール室(20)の前記円筒形部分(27)に隣接する、最大直径を有する全体的に円錐形形状の作物材料の塊を形成するステップと、
    作物材料が前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)内に送り込まれ続けるにつれて、前記放出開口部(29)から回転する円筒形ベールを突き出すステップと、
    前記ラウンドベールの選択された長さ分を前記突き出された円筒形ベールから切断し、前記切断されたラウンドベールを地面に放出するステップと
    を含む、方法。
  19. 前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)内に送り込まれるべき作物材料の最小量を決定し、作物材料の量が前記最小量よりも大きい場合に、前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)内に作物材料を送り込み続けるステップと、
    前記決定するステップが、前記最小量よりも少ない作物材料の量を指示したときに、前記円筒形ベールの前記回転を中断するステップと、
    前記ベール室(20)の前記円錐形部分(22)内に作物材料を送り込むことなく移送テーブル(18)上に作物材料を蓄積することを、蓄積された作物材料の前記量が前記最小量よりも大きくなるまで行い、次いで、前記作物材料が前記円錐形部分(22)内に送り込まれている間に、前記円筒形ベールの前記回転を再確立するステップと、
    をさらに含む、請求項18に記載の方法。
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