JP6787149B2 - 画像補正装置、画像補正方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像補正装置、画像補正方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、スキャンした画像の補正の技術に関する。
従来、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼ばれる画像形成装置が普及している。
画像形成装置は、スキャナで原稿の用紙から画像を読み取ったり、FAXモデムで画像を受信したりする。これらの画像は、画像形成装置のスキャナまたはFAXモデムのスキャナにおける読取りの可能な範囲全体を表わす画像(全体画像)に読取りの対象である画像(対象画像)が配置されて構成されていることが多い。
ところで、原稿の用紙が歪んでセットされるなどして、全体画像に対して対象画像が傾いてしまうことがある。この傾きは、対象画像を回転させて補正することができる。しかし、それによって対象画像の一部分が全体画像からはみ出てしまい、対象画像の一部分が欠損してしまうことがある。このような問題を解決する技術として、以下のようなものが提案されている。
引用文献1に記載の画像処理装置によると、スキュー検知部で元原稿のスキュー角や余白幅、用紙サイズを検出して回転処理部に供給する。アドレス生成部は、大容量低速メモリに記憶された元原稿の画像データをブロック単位で読み出すべく読み出しアドレスを生成する。アドレス生成部は、ブロック単位で画像データを読み出す際に、元原稿の上下左右の余白幅に応じて読み出しアドレスを設定し、元原稿の画像データの欠落を抑制する。
引用文献2に記載の画像処理装置は、入力された画像情報から特定領域を抽出する抽出部と、画像情報の傾きを検出する傾き検出部と、傾きに応じた回転角で画像情報を回転させる画像回転部と、画像情報が回転された場合に、回転後の画像情報の特定領域が回転前の画像情報の画像範囲からはみ出すか否かを検出するはみ出し検出部と、回転後の画像情報の特定領域が回転前の画像情報の画像範囲からはみ出すことが検出された場合、回転後の画像情報の特定領域を含む最小矩形範囲を切出範囲に決定する切出範囲決定部と、回転後の画像情報から、切出範囲を切出す画像切出部とを備える。
特開2006−5499号公報 特開2004−46632号公報
上記の技術によると、欠損してしまう部分を抑えることができる。しかし、引用文献1に記載される画像処理装置は、画像を構成する小さいブロックを移動させ回転させる処理を伴う。また、引用文献2に記載される画像処理装置は、文字または図などが含まれる部分を認識して元の画像から切り出す処理を伴う。よって、対象画像の傾きを補正する処理が複雑になってしまう。
本発明は、このような問題点に鑑み、従来よりも容易に、一部分が欠損しないように入力の対象の画像の傾きを補正することを、目的とする。
本発明の一形態に係る画像補正装置は、予め決められた範囲の画像を入力する画像入力装置によって入力された、入力の対象である対象画像を含みかつ前記範囲を表わす全体画像を補正する、画像補正装置であって、前記全体画像に対しての傾きが前記対象画像に生じている場合に、前記対象画像を、前記対象画像の複数の頂点のうちの前記全体画像の複数の角それぞれの所定の領域のいずれかに重なっている重畳頂点を中心に回転させることによって前記傾きがなくなるように補正する、画像補正手段、を有する。
好ましくは、前記複数の角それぞれの前記所定の領域は、高さが前記全体画像の縦辺の長さから前記対象画像の縦辺の長さを減じた第一の長さに等しくかつ幅が前記全体画像の横辺の長さから前記対象画像の横辺の長さを減じた第二の長さに等しい領域である。
前記範囲は、例えば、矩形の範囲であり、前記対象画像は、矩形の帳票および前記帳票の所定の区域に書き加えられた書込み画像からなる。
または、前記複数の頂点のうちの所定の頂点の位置に関わらず、前記対象画像を、前記所定の頂点を中心に回転させることによって前記傾きがなくなるように補正する、第二の画像補正手段、を有し、前記画像補正手段は、前記第二の画像補正手段によって前記所定の区域の一部分または全部分が前記全体画像をはみ出る場合に、前記複数の頂点のうちの前記所定の頂点以外の頂点を中心に回転させることによって前記対象画像を補正する。
本発明によると、従来よりも容易に、一部分が欠損しないように入力の対象の画像の傾きを補正することができる。
受注システムを含むネットワークの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 注文処理サーバのハードウェア構成の例を示す図である。 注文フォーマットおよび注文用紙の例を示す図である。 注文処理サーバの機能的構成の例を示す図である。 注文読取画像の例を示す図である。 理想読取画像における頂点領域の位置の例を示す図である。 補正読取画像の例を示す図である。 傾き補正に伴って読取注文フォーマットの一部分が欠損してしまう例を説明するための図である。 第二の判別処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第二の判別処理の流れの例を説明するフローチャートである。 注文読取画像における読取注文フォーマットの配置の例を示す図である。 補正読取画像を生成する第一の例を説明するための図である。 補正読取画像を生成する第二の例を説明するための図である。 補正読取画像を生成する第三の例を説明するための図である。 注文処理サーバの全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 注文用紙の変形例を示す図である。 読取注文フォーマットの欠損した部分を補間する方法の例を説明するための図である。 頂点領域を求める方法の例を示す図である。
図1は、受注システム100を含むネットワークの全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、注文処理サーバ2のハードウェア構成の例を示す図である。図4は、注文フォーマット50および注文用紙5の例を示す図である。
図1に示すように、受注システム100は、画像形成装置1、注文処理サーバ2、および通信回線31などによって構成される。受注システム100は、企業が顧客から注文を受け付けて処理するために使用される。
画像形成装置1および注文処理サーバ2は、通信回線31を介して接続される。通信回線31として、インターネット、公衆回線、または専用線などが用いられる。
画像形成装置1は、一般に「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」などと呼ばれる画像処理装置であって、コピー、PCプリント、ファックス、スキャナ、およびボックスなどの機能を集約した装置である。
PCプリント機能は、パーソナルコンピュータまたはタブレットコンピュータなどの端末装置から受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。
ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。
本実施形態において、画像形成装置1は、特に、顧客から注文を受け付けるために用いられる。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、補助記憶装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、操作キーパネル10f、NIC(Network Interface Card)10g、モデム10h、スキャンユニット10i、およびプリントユニット10jなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aなどが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10eは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。
操作キーパネル10fは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで注文処理サーバ2などの装置との通信を行う。
モデム10hは、公衆回線32を介してファックス端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。本実施形態では、特に、注文の内容などを示す画像データを顧客のファックス端末4から受信するために用いられる(図1参照)。
スキャンユニット10iは、プラテンガラスの上にセットされたシートに記されている画像を読み取って画像データを生成する。
プリントユニット10jは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像のほか、他の装置から受信した画像データに示される画像を用紙に印刷する。
ROM10cまたは補助記憶装置10dには、上述のコピーなどの機能を実現するためのプログラムが記憶されている。さらに、補助記憶装置10dには、注文転送プログラム10P(図5参照)が記憶されている。注文転送プログラム10Pは、ファックス端末4から受信した画像データを注文処理サーバ2へ転送するためのプログラムである。
これらのプログラムは、RAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。補助記憶装置10dとして、ハードディスクまたはSSDなどが用いられる。
注文処理サーバ2は、画像形成装置1が受け付けた注文を処理する。注文処理サーバ2として、いわゆるサーバ機またはクラウドサーバなどが用いられる。以下、注文処理サーバ2としてサーバ機が用いられる場合を例に説明する。
注文処理サーバ2は、図3に示すように、CPU20a、RAM20b、ROM20c、補助記憶装置20d、およびNIC20eなどによって構成される。
ROM20cまたは補助記憶装置20dには、注文処理プログラム20P(図5参照)が記憶されている。注文処理プログラム20Pは、画像形成装置1が受け付けた注文に従って商品の発送および課金などを行うためのプログラムである。
注文処理プログラム20Pは、RAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。補助記憶装置20dとして、ハードディスクまたはSSDなどが用いられる。
注文処理プログラム20Pによると、画像形成装置1が受け付けた注文の画像がファックス端末4において斜めに読み取られた場合に、この画像を補正する。つまり、この画像に対して傾き補正を行う。しかも、この画像の一部分が損なわれないように傾き補正を行うことができる。
以下、この仕組みについて、ある特定の企業が受注システム100を使用する場合を例に説明する。この企業は、様々な商品を顧客に販売している。また、複数の注文フォーマット50を用意している。
注文フォーマット50は、帳票の形式の画像である。図4(A)において太線で示すように、注文フォーマット50には、顧客が書込みを行うための領域(以下、「書込領域50A」と記載する。)が設けられている。
注文フォーマット50は、図4(B)に示すように用紙に印刷され、顧客に配布される。以下、注文フォーマット50が印刷された用紙を「注文用紙5」と記載する。
図5は、注文処理サーバ2の機能的構成の例を示す図である。図6は、注文読取画像51の例を示す図である。図7は、理想読取画像52における頂点領域5Aの位置の例を示す図である。図8は、補正読取画像53の例を示す図である。図9は、傾き補正に伴って読取注文フォーマット50Yの一部分が欠損してしまう例を説明するための図である。図10〜図11は、第二の判別処理の流れの例を説明するフローチャートである。図12は、注文読取画像51における読取注文フォーマット50Yの配置の例を示す図である。図13は、補正読取画像54を生成する第一の例を説明するための図である。図14は、補正読取画像54を生成する第二の例を説明するための図である。図15は、補正読取画像54を生成する第三の例を説明するための図である。
注文転送プログラム10Pによると、図5に示す注文転送部101が画像形成装置1に実現される。
注文処理プログラム20Pによると、フォーマットデータ記憶部201、注文画像記憶部202、初期補正部203、第一の判別部204、第二の判別部205、OCR処理部206、注文登録部207、注文データ記憶部208、商品手配処理部211、および課金処理部212などが注文処理サーバ2に実現される。
顧客は、商品に応じた注文用紙5に印刷されている注文フォーマット50の書込領域50Aに注文の内容などを書き込み、それをファックス端末4にセットする。
すると、ファックス端末4は、注文用紙5をスキャンする。これにより、注文用紙5から画像が読み取られる。以下、この画像を「注文読取画像51」と記載する。注文読取画像51のサイズは、ファックス端末4のスキャナが読み取ることができる範囲(以下、「読取範囲」と記載する。)のサイズと同じである。以下、ファックス端末4のスキャナの読取範囲が注文用紙5のサイズと同じである場合を例に、説明する。
図6(A)に示すように、注文読取画像51には、注文フォーマット50および顧客が書き込んだ内容(画像)が含まれている。以下、顧客が書き込んだ画像を「書込画像51B」と記載する。書込画像51Bは、注文フォーマット50に重なっている。注文用紙5において余白の領域がある場合は、注文読取画像51にも余白の領域が含まれる。
また、注文用紙5が、ファックス端末4のスキャナに真っ直ぐにセットされずにスキャンされると、図6(B)に示すように、注文読取画像51の上辺に対して注文フォーマット50の上辺が斜めになってしまうことがある。ファックス端末4のスキャナのラインセンサが本来の位置に対して歪んだ位置に設置されている場合も、同様である。
ファックス端末4は、画像形成装置1のファックス番号にダイアルし、注文読取画像51を表わす読取画像データ6Aを画像形成装置1へ送信する。
画像形成装置1の注文転送部101は、ファックス端末4から読取画像データ6Aを受信すると、これを注文処理サーバ2へ転送する。
注文処理サーバ2の注文画像記憶部202は、画像形成装置1から読取画像データ6Aを受信すると、これを一時的に記憶する。
フォーマットデータ記憶部201には、注文フォーマット50ごとに、フォーマットデータ6B、書込領域データ6C、および頂点領域データ6Dが1組ずつ、その注文フォーマット50の識別子と対応付けて予め記憶されている。
フォーマットデータ6Bは、その注文フォーマット50を再現するための画像データである。フォーマットデータ6Bとして、PDF(Portable Document Format)、ビットマップフォーマット、またはTIFF(Tagged Image File Format)などのフォーマットのファイルが用いられる。
書込領域データ6Cには、その注文フォーマット50における、書込領域50Aそれぞれの位置の座標が示されている。
頂点領域データ6Dには、その注文フォーマット50が印刷された注文用紙5の全体を歪みなく理想的に読み取ることによって得られた画像(以下、「理想読取画像52」と記載する。)における、4つの頂点領域5A(5A1〜5A4)の位置が示されている。
頂点領域5A1は、図7(A)に示すように、その注文フォーマット50を理想読取画像52の右下の隅へ寄せたときに生じる、その注文フォーマット50の上辺の延長線および左辺の延長線ならびに理想読取画像52の上辺および左辺によって囲まれる領域である。
頂点領域5A2は、図7(B)に示すように、その注文フォーマット50を理想読取画像52の右上の隅へ寄せたときに生じる、その注文フォーマット50の下辺の延長線および左辺の延長線ならびに理想読取画像52の下辺および左辺によって囲まれる領域である。
頂点領域5A3は、図7(C)に示すように、その注文フォーマット50を理想読取画像52の左下の隅へ寄せたときに生じる、その注文フォーマット50の上辺の延長線および右辺の延長線ならびに理想読取画像52の上辺および右辺によって囲まれる領域である。
頂点領域5A4は、図7(D)に示すように、その注文フォーマット50を理想読取画像52の左上の隅へ寄せたときに生じる、その注文フォーマット50の下辺の延長線および右辺の延長線ならびに理想読取画像52の下辺および右辺によって囲まれる領域である。
なお、注文読取画像51も理想読取画像52も、注文用紙5の全体を読み取ることによって得られる画像なので、ともにファックス端末4のスキャナの読取範囲のサイズと同じである。
注文画像記憶部202に読取画像データ6Aが記憶されると、初期補正部203ないし注文登録部207は、読取画像データ6Aを用いて、注文読取画像51に対して次の処理を行う。
初期補正部203は、注文画像記憶部202から読取画像データ6Aを読み出し、注文読取画像51に含まれる注文フォーマット50および書込画像51Bに対して傾き補正および天地補正を施す。
具体的には、初期補正部203は、図6(B)に示したように注文読取画像51の上辺に対して注文フォーマット50の上辺が斜めになっている場合に、図8に示すようにこれらの2つの上辺が平行になるように、注文フォーマット50および書込画像51Bを注文読取画像51の中で回転させる。この際に、注文フォーマット50の4つの頂点のうちの所定の頂点を回転の中心とする。本実施形態では、左上の頂点50Yaを中心に回転させる。
さらに、初期補正部203は、注文フォーマット50の上下が本来の上下と逆さまになっている場合に、注文フォーマット50および書込画像51Bを、注文フォーマット50の重心を中心に180度回転させる。
これらの補正の処理は、公知の方法によって行えばよい。例えば、注文用紙5に所定のマーク(例えば、この企業のロゴ)または文字列(例えば、「注文書」という文字列)を印刷しておく。そして、注文読取画像51における、所定のマークまたは文字列の向きに基づいて注文読取画像51の傾きの角度および注文読取画像51の天地を判別し、傾き補正および天地補正を行えばよい。
以下、傾き補正および天地補正が施された注文読取画像51を「補正読取画像53」と記載する。
第一の判別部204は、補正読取画像53に含まれる注文フォーマット50の識別子を次のように判別する。
第一の判別部204は、補正読取画像53をフォーマットデータ記憶部201に記憶されているフォーマットデータ6Bそれぞれに示される注文フォーマット50とマッチングする。以下、これら2つの注文フォーマット50を区別するために、フォーマットデータ6Bに示される注文フォーマット50を「登録注文フォーマット50X」と記載し、補正読取画像53に含まれる注文フォーマット50を「読取注文フォーマット50Y」と記載する。
マッチングは、公知の方法によって行えばよい。例えば、第一の判別部204は、読取注文フォーマット50Yと各登録注文フォーマット50Xとの差分を求める。その結果、書込画像51Bのみが差分として抽出されることがある。第一の判別部204は、このときに使用した登録注文フォーマット50Xが読取注文フォーマット50Yと一致すると、判別する。
または、登録注文フォーマット50Xごとにユニークな特徴的な部分(以下、「特徴部分画像」と記載する。)を予め、注文画像記憶部202に記憶させておく。第一の判別部204は、読取注文フォーマット50Yから特徴部分画像を検索する。そして、特徴部分画像が見つかったら、その特徴部分画像を有する登録注文フォーマット50Xが読取注文フォーマット50Yと一致すると、判別する。
そして、第一の判別部204は、読取注文フォーマット50Yと一致する登録注文フォーマット50Xの識別子が読取注文フォーマット50Yの識別子であると判別する。
しかし、初期補正部203による傾き補正の結果、読取注文フォーマット50Yの一部分が欠落してしまうことがある。例えば、読取注文フォーマット50Yが注文読取画像51に図9(A)のように配置されている場合に傾き補正を行うと、図9(B)のように読取注文フォーマット50Yの下部が欠落してしまう。そうすると、第一の判別部204がマッチングを行っても、読取注文フォーマット50Yの識別子を判別することができないことがある。
また、書込画像51Bの一部または全部が欠落してしまうことがある。そうすると、読取注文フォーマット50Yの識別子を判別することができても、注文の内容などを把握することができなくなることがある。
そこで、第二の判別部205は、第一の判別部204による処理の結果、読取注文フォーマット50Yの識別子が判別されなかった場合に、読取注文フォーマット50Yの識別子を判別するための処理を、図10〜図11に示す手順で行う。
第二の判別部205は、1つ目の(例えば、識別子が一番小さい)登録注文フォーマット50Xに注目する(図10の#801、#802)。以下、注目した登録注文フォーマット50Xを「注目フォーマット」と記載する。
第二の判別部205は、図12に示す、注文読取画像51における頂点領域5B(5B1〜5B4)の位置を決定する(#803)。なお、頂点領域5B1〜5B4の座標は、注目フォーマットの頂点領域データ6Dに示される頂点領域5A1〜5A4(図7参照)の座標と同じである。
注文読取画像51の中の読取注文フォーマット50Yの左上の頂点50Yaが頂点領域5B1の中にあるか否かを判別する(#804)。
頂点50Yaが頂点領域5B1の中にある場合は(#805でYes)、未注目の登録注文フォーマット50Xが残っていれば(#806でYes)、次の登録注文フォーマット50Xに注目し(#807)。ステップ#802に戻って処理を行う。
頂点50Yaが頂点領域5B1の中にない場合は(#805でNo)、左下の頂点50Ybが頂点領域5B2の中にあるか否かを判別する(#806)。
図13の状態(A)のように頂点50Ybが頂点領域5B2の中にある場合は(#809でYes)、第二の判別部205は、状態(B)になるように、注文読取画像51を時計回りに90度回転させる(#810)。そして、初期補正部203による傾き補正と同様の方法で、注文読取画像51に対して傾き補正を施す(#811)。つまり、注文読取画像51に含まれる読取注文フォーマット50Yおよび書込画像51Bを、状態(C)になるように、読取注文フォーマット50Yの左上の頂点を中心に回転させる。以下、このように補正された注文読取画像51を「補正読取画像54」と記載する。
第二の判別部205は、注目フォーマットを時計回りに90度回転させてから、注目フォーマットと補正読取画像54の読取注文フォーマット50Yとをマッチングする(#812)。そして、両者が一致すると判別した場合は(#813でYes)、注目フォーマットの識別子が補正読取画像54に含まれる読取注文フォーマット50Yの識別子であると判別する(#814)。
なお、判別の方法は、第一の判別部204による判別の方法と同様である。つまり、第二の判別部205は、補正読取画像53の代わりに補正読取画像54を用い、登録注文フォーマット50Xとして注目フォーマットを用いてマッチングを行う。また、注目フォーマットと補正読取画像54とが一致しない場合は、補正読取画像54の天地が逆さまになっていることがあるので、注目フォーマットをさらに180度回転させてからマッチングしてもよい。後述するステップ#819およびステップ#826においても、同様である。
頂点50Ybが頂点領域5B2の中にない場合(#809でNo)および注目フォーマットと補正読取画像54とが一致しない場合は(#813でNo)、第二の判別部205は、右上の頂点50Ycが頂点領域5B3の中にあるか否かを判別する(図11の#815)。
図14の状態(A)のように頂点50Ycが頂点領域5B3の中にある場合は(#816でYes)、第二の判別部205は、状態(B)になるように、注文読取画像51を反時計回りに90度回転させる(#817)。そして、初期補正部203による傾き補正と同様の方法で、注文読取画像51に対して傾き補正を施し、補正読取画像54を生成する(#818)。つまり、注文読取画像51に含まれる読取注文フォーマット50Yおよび書込画像51Bを、状態(C)になるように、読取注文フォーマット50Yの左上の頂点を中心に回転させる。
第二の判別部205は、注目フォーマットを反時計回りに90度回転させてから、注目フォーマットと補正読取画像54の読取注文フォーマット50Yとをマッチングする(#819)。そして、両者が一致すると判別した場合は(#820でYes)、注目フォーマットの識別子が補正読取画像54に含まれる読取注文フォーマット50Yの識別子であると判別する(#821)。
頂点50Ycが頂点領域5B3の中にない場合(#816でNo)および注目フォーマットと補正読取画像54とが一致しない場合は(#820でNo)、第二の判別部205は、右下の頂点50Ydが頂点領域5B4の中にあるか否かを判別する(#822)。
図15の状態(A)のように頂点50Ydが頂点領域5B4の中にある場合は(#823でYes)、第二の判別部205は、状態(B)になるように、注文読取画像51を180度回転させる(#824)。そして、初期補正部203による傾き補正と同様の方法で、注文読取画像51に対して傾き補正を施し、補正読取画像54を生成する(#825)。つまり、注文読取画像51に含まれる読取注文フォーマット50Yおよび書込画像51Bを、状態(C)になるように、読取注文フォーマット50Yの左上の頂点を中心に回転させる。
第二の判別部205は、注目フォーマットを180度回転させてから、注目フォーマットと補正読取画像54の読取注文フォーマット50Yとをマッチングする(#826)。そして、両者が一致すると判別した場合は(#827でYes)、注目フォーマットの識別子が補正読取画像54に含まれる読取注文フォーマット50Yの識別子であると判別する(#828)。
頂点50Ydが頂点領域5B4の中にない場合(#823でNo)および注目フォーマットと補正読取画像54とが一致しない場合は(#827でNo)、ステップ#806へ戻る。そして、未注目の登録注文フォーマット50Xが残っていれば(#806でYes)、第二の判別部205は、次の登録注文フォーマット50Xに注目し(#807)。ステップ#802に戻って処理を行う。
すべての登録注文フォーマット50Xに注目して上述の処理を行っても読取注文フォーマット50Yの識別子を判別できない場合は(#806でNo)、第二の判別部205は、判別が不能である旨をこの企業の従業員の端末装置へ電子メールなどによって通知する出力する(#829)。
図5に戻って、OCR処理部206は、第一の判別部204によって読取注文フォーマット50Yの識別子が判別された場合は、補正読取画像53の中の書込画像51Bが表わす文字列を、書込画像51Bに対してOCR(Optical Character Recognition)の処理を施すことによって識別する。この書込画像51Bの位置は、読取注文フォーマット50Yの識別子に対応付けられている書込領域データ6Cによって特定することができる。
第二の判別部205によって読取注文フォーマット50Yの識別子が判別された場合は、OCR処理部206は、この識別子を判別できたときに用いた補正読取画像54の中の書込画像51Bが表わす文字列を、書込画像51Bに対してOCRの処理を施すことによって識別する。この書込画像51Bの位置は、読取注文フォーマット50Yの識別子に対応付けられている書込領域データ6Cによって特定することができる。
注文登録部207は、OCR処理部206によって識別された文字列を示すデータを注文データ6Eとして注文データ記憶部208に記憶させる。注文データ6Eのフォーマットとして、テキストフォーマットまたはCSV(Comma Separated Value)フォーマットなどが用いられる。
商品手配処理部211は、注文データ6Eに基づいて商品の手配のための処理を行う。例えば、商品を注文者に引き当てる処理および商品を発送するための処理などを行う。
課金処理部212は、商品の代金を顧客へ要求する処理などを行う。例えば、銀行または信販会社へ代金の引落しを要求する。
図16は、注文処理サーバ2の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、注文処理サーバ2における注文の処理の全体的な流れを、フローチャートを参照して説明する。
注文処理サーバ2は、注文処理プログラム20Pに基づいて、図16に示す手順で処理を実行する。
注文処理サーバ2は、読取画像データ6Aを画像形成装置1から受信すると(#11)、読取画像データ6Aに示される注文読取画像51に対して傾き補正および天地補正を行う(#12)。これにより、補正読取画像53が得られる。
注文処理サーバ2は、補正読取画像53の中の読取注文フォーマット50Yを各登録注文フォーマット50Xとマッチングすることによって、読取注文フォーマット50Yの識別子を判別する(#13)。
読取注文フォーマット50Yの識別子を判別することができなかった場合は(#14でNo)、注文処理サーバ2は、図10〜図11で示した手順でこれを判別する(#15)。
ステップ#13またはステップ#15において読取注文フォーマット50Yの識別子を判別することができた場合は(#14でYesまたは#16でYes)、注文処理サーバ2は、読取注文フォーマット50Yの識別子を判別できたときに用いた補正読取画像53または補正読取画像54の中の書込画像51Bに対してOCRの処理を施す(#17)。この際に、その識別子に対応する書込領域データ6Cに基づいて、補正読取画像53の中の書込画像51Bを特定する。
注文処理サーバ2は、OCRの処理によって識別した文字列に基づいて注文データ6Eを生成し保存する(#18)。そして、注文データ6Eに基づいて商品の手配および課金などの処理を行う(#19)。
本実施形態によると、従来よりも容易に、一部分が欠損しないように読取注文フォーマット50Yの傾きを補正することができる。
図17は、注文用紙5の変形例を示す図である。図18は、読取注文フォーマット50Yの欠損した部分を補間する方法の例を説明するための図である。図19は、頂点領域5Bを求める方法の例を示す図である。
本実施形態では、第二の判別部205は、識別子が小さい順に登録注文フォーマット50Xを注目し読取注文フォーマット50Yとのマッチングを行ったが、1番目は、特定の条件に合う登録注文フォーマット50Xを注目し、マッチングを行ってもよい。
例えば、TSI(Transmitting Subscriber Identification)の技術を次のように転用すればよい。
画像形成装置1は、読取画像データ6Aをファックス端末4から受信すると、読取注文フォーマット50Yを示すデータ(読取画像データ6A)とともに、そのファックス端末4のファックス番号(いわゆる発信者番号)を注文処理サーバ2へ送信する。
フォーマットデータ記憶部201には、フォーマットデータ6Bをファックス番号と予め対応付けておく。1つのフォーマットデータ6Bに複数のファックス番号を対応付けてもよい。また、1つのファックス番号を複数のフォーマットデータ6Bに対応付けてもよい。
そして、第二の判別部205は、読取画像データ6Aとともに送信されてきたファックス番号に対応する登録注文フォーマット50Xを1番目に注目し、読取注文フォーマット50Yとのマッチングを行う。対応する登録注文フォーマット50Xが複数ある場合は、これらを他の登録注文フォーマット50Xよりも優先して注目し、マッチングを行う。
または、図17のように、注文フォーマット50とともに、その注文フォーマット50の識別子を表わす二次元バーコード50Zを注文用紙5に印刷しておいてもよい。これにより、注文読取画像51にも二次元バーコード50Zが含まれる。二次元バーコード50Zとして、QR(Quick Response)コードが用いられる。
第二の判別部205は、注文読取画像51の中から二次元バーコード50Zを抽出し、それを解析することによって、二次元バーコード50Zが表わす識別子を判別する。そして、判別した識別子に対応する登録注文フォーマット50Xを1番目に注目し、読取注文フォーマット50Yとのマッチングを行う。
二次元バーコード50Zの代わりに、一次元バーコードまたは文字列などを用いてもよい。
本実施形態では、天地補正を初期補正部203が行ったが、第一の判別部204または第二の判別部205が必要に応じて行ってもよい。具体的には、無回転の状態および180度回転させた状態のそれぞれで、注文読取画像51または補正読取画像53に対してOCRの処理を施す。そして、180度回転させた状態の場合に文字を解析することができた場合に、天地補正を行う。
本実施形態では、注文に対する処理を注文処理サーバ2が行ったが、画像形成装置1が行ってもよい。この場合は、フォーマットデータ記憶部201ないし課金処理部212の機能を画像形成装置1に設ければよい。
本実施形態では、画像形成装置1は、読取画像データ6Aをファックス端末4からファックスによって取得したが、注文用紙5を郵送などによって受け取り、スキャンユニット10iで注文用紙5をスキャンすることによって取得してもよい。
本実施形態では、初期補正部203および第二の判別部205は、読取注文フォーマット50Yおよび書込画像51Bの傾き補正を、読取注文フォーマット50Yの予め決められた位置の頂点、つまり、左上の頂点を中心に回転させることによって行ったが、左上以外の頂点が、予め決められた位置の頂点(以下、「特定頂点」と記載する。)であってもよい。
特定頂点が左上以外の頂点に定められている場合に、第二の判別部205は、予め次のように注文読取画像51を回転させておく。
第二の判別部205は、読取注文フォーマット50Yの周に沿って特定頂点の右隣にある頂点が頂点領域5Bの中にある場合は、注文読取画像51を注文読取画像51の重心を中心に反時計回りに90度回転させておく。または、この周に沿ってこの頂点の右隣にある頂点が頂点領域5Bの中にある場合は、180度回転させておく。または、この周に沿って特定頂点の左隣にある頂点が頂点領域5Bの中にある場合は、注文読取画像51を注文読取画像51の重心を中心に時計回りに90度回転させておく。
本実施形態では、第二の判別部205は、注文読取画像51の頂点領域5Bの位置を、注文読取画像51に含まれる読取注文フォーマット50Yの予め用意されたデータ(頂点領域データ6D)に基づいて特定した。しかし、頂点領域データ6Dに依らず、次のように特定してもよい。
第二の判別部205は、注文読取画像51の中から読取注文フォーマット50Yの周および頂点を検索する。
ただし、読取注文フォーマット50Yの一部分が欠損していると、読取注文フォーマット50Yの本来の頂点でない点が頂点として検索される。
そこで、第二の判別部205は、周の辺のうちの直角をなす2つの辺の交点を頂点として検索する。頂点が1〜3つしか見つからない場合は、図18のように、延長すると直角に交わる2つの辺を延長することによって、欠損している部分を補間する。
そして、第二の判別部205は、読取注文フォーマット50Yを図19(A)〜(D)のように注文読取画像51の各隅に移動させることによって、頂点領域5B1〜5B4の位置を求める。
その他、受注システム100、画像形成装置1、注文処理サーバ2の全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
10i スキャンユニット(画像入力装置)
2 注文処理サーバ(画像補正装置)
201 フォーマットデータ記憶部(記憶手段)
203 初期補正部(画像補正手段)
205 第二の判別部(画像補正手段)
206 OCR処理部(識別手段)
208 注文データ記憶部(文字列記憶手段)
4 ファックス端末(画像入力装置)
50X 登録注文フォーマット(第二の帳票)
50Y 読取注文フォーマット(対象画像、帳票)
50Z 二次元バーコード(識別子画像)
51 注文読取画像(全体画像)
51B 書込画像
5B 頂点領域(所定の領域)

Claims (13)

  1. 予め決められた範囲の画像を入力する画像入力装置によって入力された、入力の対象である対象画像を含みかつ前記範囲を表わす全体画像を補正する、画像補正装置であって、
    前記全体画像に対しての傾きが前記対象画像に生じている場合に、前記対象画像を、前記対象画像の複数の頂点のうちの前記全体画像の複数の角それぞれの所定の領域のいずれかに重なっている重畳頂点を中心に回転させることによって前記傾きがなくなるように補正する、画像補正手段、
    を有することを特徴とする画像補正装置。
  2. 前記複数の角それぞれの前記所定の領域は、高さが前記全体画像の縦辺の長さから前記対象画像の縦辺の長さを減じた第一の長さに等しくかつ幅が前記全体画像の横辺の長さから前記対象画像の横辺の長さを減じた第二の長さに等しい領域である、
    請求項1に記載の画像補正装置。
  3. 前記範囲は、矩形の範囲であり、
    前記対象画像は、矩形の帳票および前記帳票の所定の区域に書き加えられた書込み画像からなる、
    請求項2に記載の画像補正装置。
  4. 前記複数の頂点のうちの所定の頂点の位置に関わらず、前記対象画像を、前記所定の頂点を中心に回転させることによって前記傾きがなくなるように補正する、第二の画像補正手段、を有し、
    前記画像補正手段は、前記第二の画像補正手段によって前記所定の区域の一部分または全部分が前記全体画像をはみ出る場合に、前記複数の頂点のうちの前記所定の頂点以外の頂点を中心に回転させることによって前記対象画像を補正する、
    請求項3に記載の画像補正装置。
  5. 前記画像補正手段は、前記複数の頂点のうちの、前記全体画像の周に沿って前記所定の頂点の右隣にある頂点を前記重畳頂点とする場合は、前記全体画像を前記全体画像の重心を中心に反時計回りに90度回転させた後、前記対象画像を補正し、前記周に沿って前記右隣にある頂点の右隣にある頂点を前記重畳頂点とする場合は、前記全体画像を前記重心を中心に180度回転させた後、前記対象画像を補正し、前記周に沿って前記所定の頂点の左隣にある頂点を前記重畳頂点とする場合は、前記全体画像を前記重心を中心に時計回りに90度回転させた後、前記対象画像を補正する、
    請求項4に記載の画像補正装置。
  6. 第二の帳票ごとに、当該第二の帳票を前記対象画像として前記全体画像に含ませた場合における前記複数の角それぞれの前記所定の領域の位置を、当該第二の帳票と対応付けて記憶する、記憶手段、を有し、
    前記複数の角それぞれの前記所定の領域は、前記帳票と一致する前記第二の帳票に対応する前記位置によって特定される領域である、
    請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の画像補正装置。
  7. 第二の帳票ごとに、当該第二の帳票を前記対象画像として前記全体画像に含ませた場合における前記複数の角それぞれの前記所定の領域の位置を、当該第二の帳票を識別する第二の識別子と対応付けて記憶する、記憶手段、を有し、
    前記全体画像は、前記帳票を識別する第一の識別子を示す識別子画像を含み、
    前記複数の角それぞれの前記所定の領域は、前記第一の識別子と一致する前記第二の識別子に対応する前記位置によって特定される領域である、
    請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の画像補正装置。
  8. 前記識別子画像は、前記第一の識別子を示す二次元バーコードである、
    請求項7に記載の画像補正装置。
  9. 前記全体画像を、前記全体画像の発信元を示す第一の識別子とともに取得する取得手段と、
    第二の帳票ごとに、当該第二の帳票を前記対象画像として前記全体画像に含ませた場合における前記複数の角それぞれの前記所定の領域の位置を、当該第二の帳票を識別するための第二の識別子と対応付けて記憶する、記憶手段と、を有し、
    前記複数の角それぞれの前記所定の領域は、前記第一の識別子と同じである前記第二の識別子に対応する前記位置によって特定される領域である、
    請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の画像補正装置。
  10. 前記第一の識別子は、前記発信元のファックス番号であり、
    前記第二の識別子は、ユーザが使用するファックス端末のファックス番号である、
    請求項9に記載の画像補正装置。
  11. 前記所定の区域に対してOCR(Optical Character Recognition)の処理を施すことによって前記書込み画像が表わす文字列を識別する識別手段と、
    識別された前記文字列を記憶する文字列記憶手段と、を有する、
    請求項3ないし請求項10のいずれかに記載の画像補正装置。
  12. 予め決められた範囲の画像を入力する画像入力装置によって入力された、入力の対象である対象画像を含みかつ前記範囲を表わす全体画像を補正する、画像補正方法であって、
    前記全体画像に対しての傾きが前記対象画像に生じている場合に、前記対象画像を、前記対象画像の複数の頂点のうちの前記全体画像の複数の角それぞれの所定の領域のいずれかに重なっている重畳頂点を中心に回転させることによって前記傾きがなくなるように補正する、
    ことを特徴とする画像補正方法。
  13. 予め決められた範囲の画像を入力する画像入力装置によって入力された、入力の対象である対象画像を含みかつ前記範囲を表わす全体画像、を補正するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記全体画像に対しての傾きが前記対象画像に生じている場合に、前記対象画像を、前記対象画像の複数の頂点のうちの前記全体画像の複数の角それぞれの所定の領域のいずれかに重なっている重畳頂点を中心に回転させることによって前記傾きがなくなるように補正する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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