JPH10276318A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10276318A
JPH10276318A JP9079869A JP7986997A JPH10276318A JP H10276318 A JPH10276318 A JP H10276318A JP 9079869 A JP9079869 A JP 9079869A JP 7986997 A JP7986997 A JP 7986997A JP H10276318 A JPH10276318 A JP H10276318A
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JP9079869A
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Nobuhiro Mishima
信広 三縞
Kazuhiro Ueda
和弘 上田
Daisetsu Tooyama
大雪 遠山
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意角回転により原稿の傾きを補正する機能
を備える画像形成装置において、原稿が読取領域からは
み出している場合の不適切な画像形成を防止する。 【解決手段】 原稿ガラス上に置かれた原稿において、
原稿が読取領域からはみ出しているとき、あらかじめ設
定した白領域検出エリアにおいて画像が存在しない場合
(または存在しないと予想される場合)には、画像が傾
いていても、原稿を回転して傾きの補正をすることを禁
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、複合機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置から出力するための2次元
画像データの任意角回転処理機能が提案されている(た
とえば特公昭63−9266号公報)。この任意角回転
処理では、原稿画像を読み取るために原稿ガラス上に置
かれた原稿の位置が誤っている場合に、その原稿の傾き
を検出して、画像データを回転する。こうして補正され
た画像データについて画像を形成する。ここで、回転処
理のためのパラメータは、原稿ガラス上に置かれた原稿
の四隅の座標を基に設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、誤って置か
れた原稿の四隅の座標すべてを検出できるとは限らな
い。特に傾いている場合には、読取領域からはみ出てい
る可能性が考えられる。また、ユーザーが意図的に原稿
を傾けている場合もある。そのような場合、従来の処理
方法をそのまま用いると、原稿が読取領域からはみ出て
いて正しいパラメータが設定できないので、本来求めら
れるべき補正画像が得られない。そこで、本発明者ら
は、原稿が読取領域からはみ出ている場合でも、原稿の
4隅を推定して、任意角回転処理をすることを提案して
いる。しかし、はみ出しが大きい場合、読取領域の外に
ある画像の欠損などが生じる可能性が高い。そのような
場合、任意角回転機能により原稿の傾きを補正しても、
不適切な画像が形成されるおそれがある。
【0004】本発明の目的は、任意角回転機能を有する
画像形成装置において、原稿が読取領域からはみ出して
いる場合、不適切な原稿傾き補正処理を防止できる画像
形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の画像
編集装置は、原稿ガラス上の画像を入力する画像入力手
段と、2次元の入力画像データを任意角回転処理する任
意角回転手段と、原稿ガラス上に置かれている原稿の領
域を検出する検出手段と、検出された原稿の領域より原
稿の読取領域からのはみ出し領域を算出し、算出したは
み出し領域内の画像の有無を予測し、はみ出し領域内に
画像がある場合に前記の任意角回転手段の動作を禁止す
る制御手段とを備える。すなわち、任意角回転機能を有
する画像形成装置において、原稿ガラス上に置かれた原
稿が原稿領域からはみ出している場合、読み取った原稿
領域のデータよりはみ出し領域を算出し、はみ出し領域
に画像があるかないかの予測により、傾き補正をするか
否かを決定する。また、好ましくは、前記の制御手段
は、前記のはみ出し領域内の画像の有無の予測を、はみ
出し領域に隣接する読取領域内の画像を基に行う。すな
わち、はみ出し部分に着目し、はみ出し領域に隣接する
読取領域内に画像があれば、画像が欠損している可能性
があるので、任意角回転による原稿の傾きの補正を行わ
ない。また、好ましくは、前記の制御手段は、前記のは
み出し領域内の画像の有無の予測を、原稿の各辺からの
距離で規定される領域について行う。すなわち、あらか
じめ決められた領域(たとえば文字原稿のマージン)内
に画像があれば、画像が欠損している可能性があるの
で、任意角回転による原稿の傾きの補正を行わない。ま
た、好ましくは、前記の制御手段は、前記の任意角回転
手段を動作の禁止の際に、すなわち、はみ出し領域に画
像があれば、コピー動作を禁止し、ユーザーに、回転補
正を禁止する旨の警告メッセージを発生する
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置の1実施形
態であるデジタル複写機を、以下に添付の図面を参照し
て説明する。 (1)複写機の構成 図1は、デジタル複写機1の全体の構成を図式的に示
す。このデジタル複写機1は、読取装置200、プリン
タ装置300、原稿搬送部500、操作パネル(図2参
照)および再給紙ユニット600からなる。原稿搬送部
500は、原稿給紙トレー510上にセットされた原稿
を自動的に原稿ガラス18上の読取位置に搬送し、読取
装置200が原稿を読み取った後に原稿を排出トレイ5
11へ排出する。原稿のサイズは、センサ551と55
2により検出される。読取装置200は、走査系、画像
処理部20などからなる。走査系では、原稿ガラス18
上の原稿を読み取り、その原稿の画像の各画素に対応す
る画像データを生成する。すなわち、原稿は、原稿ガラ
ス18の下方を移動するスキャナ19に組み付けられた
露光ランプ12により照射される。原稿からの反射光
は、第1ミラー12と固定ミラー13a,13bと集光用
のレンズ14を経て、CCDアレイなどを用いたライン
センサ(光電変換素子)16に入射される。スキャナ位
置センサ17は、スキャナ19が原稿読取領域(画像領
域)に達することを検出するために設けられる。ライン
センサ16は、図1の紙面に直交する方向(主走査方
向)に多数の光電変換素子を配列したものであり、たと
えば400DPIで画像を読み取り、原稿の画像の各画
素に対応する反射光を電気信号に変換し、画像信号処理
部20に出力する。画像信号処理部20は、入力電気信
号を処理し、メモリユニット部30に対して画像データ
を出力する。ここで、画像信号処理部20は、原稿の傾
きを検出できる。メモリユニット部30は、画像信号処
理部20から入力される画像データを圧縮して一旦記憶
し、次に、伸長処理を行ってプリンタ装置300に送信
する。伸長の際、必要ならば、傾いた原稿に対する任意
角回転などの編集処理などが施される。また、メモリユ
ニット部30は、後述する外部機器インターフェース部
を備えており、外部機器接続用コネクタ50を介し、外
部ケーブル51を通して外部機器に接続される。
【0007】プリンタ装置300は、印字処理部40、
レーザ光学系60、作像系などから構成される。印字処
理部40は、メモリユニット部30から受信される画像
データに基づいてレーザ光学系60を制御する。レーザ
光学系60において、半導体レーザ61は、印字処理部
40からの信号によって変調されるレーザビームを放射
し、ポリゴンミラー65は、このレーザビームを偏向
し、感光体ドラム71上へ走査させる。すなわち、偏向
されたレーザビームは、f-θレンズ66および反射ミ
ラー67、68をへて、感光体ドラム71上の露光位置
に導かれ、この走査により、感光体ドラム71上に原稿
画像の潜像が形成される。
【0008】画像形成は作像系において電子写真方式で
行われ、感光体ドラム71上に形成された潜像を現像
し、用紙上に転写かつ定着して用紙上に画像を形成す
る。ここで、図1の反時計方向に回転駆動される感光体
ドラム71が帯電チャージャ72により一様に帯電され
た後で露光され、潜像は現像器73により現像される。
(図示を簡単にするため1個の現像器のみが記載される
が、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のト
ナーの現像器を設けることにより、カラー画像が現像で
きる。)一方、用紙は、カセット80a、80bから用紙
ガイド81とタイミングローラ82をへて感光体ドラム
71へ導かれ、現像で得られたトナー像は、転写チャー
ジャ74により用紙に転写される。次に、用紙は、分離
チャージャ75により分離され、定着ローラ84へ搬送
される。定着ローラ84は、像を用紙に熱で定着し、そ
の後、用紙は、再給紙ユニット600を経て排出され
る。
【0009】図2は、複写機の操作パネルの平面図であ
る。操作パネルには、状態表示および各種モード設定の
ための液晶タッチパネル91、コピーの数値(枚数、倍
率など)を入力するためのテンキー92、数値を標準値
に戻すためのクリアキー93、コピーモードを初期化す
るためのパネルリセットキー94、コピーの中止を指示
するためのストップキー95、コピーの開始を指示する
ためのスタートキー96、割り込み起動および復帰を指
定するための割り込みキー97、傾斜角補正モードを指
示するキー102などが配置される。キー102を押す
ことにより、液晶タッチパネル91において、任意角回
転機能に関連した各種チョイス設定(モード設定など)
が行える。図3は、複数のデジタル複写機1、1'をネ
ットワーク上に接続したシステム形態の1例を示す。デ
ジタル複写機1、1’は、外部機器インターフェースコ
ネクタ50にて、インターフェースケーブル51を介し
て、外部機器の1例であるコントローラ2、2'に接続
される。コントローラ2は、Ethernetなどの汎
用インターフェースを介してコンピュータ3に接続さ
れ、また、コントローラ2'を通して他のデジタル複写
機1'に接続される。1例として、コンピュータ3で作
成したデータファイルのプリントのため、各種設定(用
紙サイズ、倍率、プリント枚数、ステープル、ソーティ
ングなどの条件)および出力命令が入力されると、コン
ピュータ3上でのプリント処理でコントローラ2へ送ら
れる。コントローラ2では、一般的にコンピュータ3か
ら送られてくる画像データ(ポストスクリプトデータな
ど)をラスターデータへ変換する。そのため、コントロ
ーラ2には、最低で1画面分のメモリが搭載される。ビ
ットマップデータに変換されると、デジタル複写機1へ
画像データを伝送し(同時に、各種設定条件もコントロ
ーラ2を介して送信し)、デジタル複写機1側で、用紙
上への画像形成および各種処理が施される。なお、本発
明はこのシステム形態に限定されるものではなく、モデ
ムと電話回線を通して接続されているファクシミリ装置
などのシステムなども含むものである。
【0010】(2)複写機の制御系 図4と図5は、複写機1を制御する制御部100を示
す。制御部100は、8個のCPU101〜107を中
心に構成され、これら各CPU101〜107には、そ
れぞれプログラムを格納したROM111〜117およ
びプログラム実行のワークエリアとなるRAM121〜
127が設けられている。なお、CPU103は、メモ
リユニット30内に設けられる。
【0011】第1CPU101は、操作パネル(図2参
照)の各種操作キーからの信号の入力および液晶タッチ
パネルの表示を制御する。第2CPU102は、読取装
置200の走査系の駆動制御と画像信号処理部20の各
部の制御を行なう。ここで、読み取った画像より、原稿
の傾きを検出する。第3CPU103は、メモリユニッ
ト部30を制御することによって読取った画像データを
圧縮し符号メモリ303に一旦格納し、次にこれを読出
して印字処理部40へ出力する。ここで、読み出し時
に、画像傾き補正を含む画像データの回転編集などが行
われる。なお、メモリユニット部30には、外部機器と
のインターフェースを行なう機能があり、画像データや
制御データが送受信される。第4CPU104は、プリ
ンタ装置300の印字処理部40、光学系60および作
像系の制御を行なう。第5CPU105は、制御部10
0の全体的なタイミング調整や動作モードの設定のため
の処理を行なう。第6CPU106は、原稿搬送部50
0の制御を行なう。第7CPU107は、再給紙ユニッ
ト600の制御を行なう。これらのCPU101〜10
7の間では、割込みによるシリアル通信が行なわれ、コ
マンド、レポートなどデータが授受される。
【0012】図6は、CPU105により制御されるコ
ントローラ2のブロック図である。第1外部インターフ
ェース700は、外部のコンピュータ3と信号のやりと
りをする。インタープリタ702は、コンピュータ3か
ら送られてきたデータ(たとえばポストスクリプトデー
タ)を翻訳してラスターデータへ展開し、メモリ部70
2は、ラスターデータを記憶する。1ページ分の画像デ
ータを格納すると、第2外部インターフェース704を
介して印字部へ画像データが出力される。
【0013】次に、画像データの処理について説明す
る。図7は、画像信号処理部20を示し、画像信号処理
部20は、タイミング制御部21、アンプ23、A/D
変換器25、シェーディング補正部26、濃度変換部2
7、電気変倍部28、編集加工部29などからなり、C
PU102により制御される。画像信号処理部20によ
って、ラインセンサ16からの入力信号が、アンプ23
により増幅され、A/D変換器25により画素ごとに8
ビットの画像データに量子化される。画像データは、そ
の後、シェーディング補正、濃度データへの変換(ガン
マ補正)、電気変倍、編集加工の種々の処理が施された
後に、画像データとしてメモリユニット30やプリンタ
装置に送られる。CPU102は、画像信号処理部20
の各部26〜29へのパラメータの設定、レーザ走査系
のスキャナモータのスキャン制御、CPU105との通
信などを行い、読取装置200全体を制御する。原稿サ
イズおよび原稿の向きは次のように検知される。読み取
った画像が原稿であるか否かの判断において、たとえ
ば、原稿搬送装置500の原稿カバーを鏡面のものとし
て、原稿ガラス18上に置かれた原稿を走査し、反射光
量が多いところを原稿と判断する。鏡面であれば反射光
量がほとんどないため、その判断が容易である。したが
って、原稿カバーを開放した状態で走査してもよい。C
PU102は、CPU105より原稿サイズ検出動作の
指示を受けると、予備スキャンをおこなう。CPU10
2は、スキャナ位置センサ17からの位置情報に基づい
て、スキャナ19を駆動するスキャナモータを制御し、
スキャナ19を副走査方向に走査させる。副走査位置に
対応したタイミングで、画像データの内容とモニタ位置
情報とから、原稿サイズと縦置き/横置きを検出し、検
出結果をCPU105へ送信する。CPU102は、C
PU105から送信される倍率情報を基に、画像読取時
に、その倍率情報にあったスキャン速度でスキャナモー
タの速度を制御する。
【0014】図8は、メモリユニット30のブロック図
である。切り換え部301は、画像信号処理部20、印
字処理部、外部インターフェース310への画像データ
のルートを切り換える。領域判別部303は、入力画像
データが単純2値データであるか中間調データであるか
について領域判別をする。2値化処理部302は、第3
CPU103からのパラメータ設定に基づいて、誤差拡
散、ディザ法などにより多値画像データに復元可能な範
囲で画像データを2値データに変換する。画像メモリ
は、2ページ分の容量を有する。2値データは、画像メ
モリに記憶される。画像メモリ304から読み出された
2値データは、次に、符号処理部305の中の圧縮器3
11によって圧縮され、符号メモリ306に記憶され
る。符号メモリ306は、たとえば、400DPIでA
4サイズの1頁分の容量を有するマルチポートのメモリ
である。符号メモリ306には、複数頁の原稿画像の読
取データが一時的に記憶されるが、符号メモリ306内
のデータは、RAM126内に設けられた符号管理テー
ブルによって管理される。
【0015】プリント時には、符号メモリ306内の圧
縮された画像データは、伸長器312によって伸長され
る。また画像編集が必要な場合は、伸長時に編集制御部
307で編集処理(回転、変倍、移動など)を行い、編
集処理と伸長処理を同時に行う。必要ならば伸長時に傾
斜角回転も行われる。伸長されたデータは、画像メモリ
304に転送される。1ページ分のデータの伸長がなさ
れると、画像メモリ304から読み出された2値データ
は、多値化処理部308により多値データに変換され、
必要ならばスムージング処理部309においてスムージ
ング処理がされた後、切り換え部301を介して、印字
処理部40または外部機器に転送される。CPU103
は、多値化処理部302とスムージング処理部309に
制御パラメータを送る。
【0016】次に、画像読取及びプリントにおける複写
機1の動作シーケンスについて、CPU101〜106
の間でやりとりされる要求コマンド(Q)、レポート(A)
およびデータの流れを中心に説明する。図9は、メモリ
書き込み動作の概略のシーケンスを示す。まず、全体の
シーケンスを管理している第5CPU105が、メモリ
ユニット部30を制御する第3CPU103に対してメ
モリ準備を要求する。これを受けて、CPU103は、
内部ハードウエアに対し、画像信号処理部20からの画
像データを画像メモリ304へ転送させるためのバス接
続状態の設定、2値化処理のためのモードの設定、画像
メモリ304における書き込み領域の開始アドレス、X
Yレングス情報などの設定をおこなう。これらの設定が
終わって準備が完了すると、CPU103は、CPU1
05に対してメモリ準備の完了を通知する。次に、CP
U105は、CPU103とCPU102に対して読取
を要求する。これに応じて、CPU102は、読取装置
200の原稿走査部に対してスキャンを要求する。こう
して、原稿のスキャンが開始され、スキャナ19が原稿
ガラス上の原稿読取領域に達すると、CPU102によ
り設定された画像処理モードに応じて、読み取りデータ
(画像データD2)が画像信号処理部20からメモリユニ
ット部30に転送される。スキャンが終了すると、スキ
ャン終了信号がCPU102に送られ、CPU102、
103から読取の完了がCPU105に通知される。次
に、CPU105は、CPU103に対して、データの
圧縮を要求する。これを受けて、CPU103は、画像
メモリ304からの読み出しアドレス、XYレングス情
報、符号メモリ306への書き込みアドレス、圧縮器3
11のモード(たとえば算術符号化方式、MH方式)な
どを設定し、各部の起動を行う。これによって圧縮器3
11による圧縮処理が行われ、符号データが符号メモリ
306に格納される。圧縮処理が完了すると、CPU1
03はCPU105に圧縮の完了を通知する。このと
き、符号メモリ306がデータでいっぱいになっていた
場合には、圧縮不可能を示すパラメータを付加した圧縮
完了レポートがCPU105に送られる。これによっ
て、CPU105は、符号メモリ306がフルになった
ことを知ることができる。
【0017】図10は、メモリ読み出し動作の概略のシ
ーケンスを示す。メモリ読み出し動作では、画像メモリ
304から画像データが読み出され、その画像データに
基づいて用紙に複写画像がプリントされる。CPU10
5は、CPU103に対してデータ伸長を要求する。こ
れを受けて、CPU103は、符号メモリ306からの
読み出しアドレス、データの量、画像メモリ304への
書き込みアドレス、XYレングス情報、伸長器312の
モード(たとえば、算術符号化方式、MH方式)、傾斜
角回転などの編集処理モードなどを設定して、各部の起
動をおこなう。これによって伸長(編集)処理がおこな
われ、画像データが画像メモリ304に書き込まれる。
伸長処理が終了すると、CPU103はCPU105に
対して伸長完了を通知する。次に、CPU105は、C
PU103に対して、画像メモリ304から画像を読み
出すためのメモリ準備を要求する。これを受けて、CP
U103は、内部ハードウエアに対して、画像メモリ3
04から印字処理部40へ画像データを出力するための
バス接続状態の設定、画像メモリ304の読み出し領域
の開始アドレスおよびXYレングス情報などの設定を行
い、CPU105にメモリ準備完了を通知する。次に、
CPU105は、CPU103と印字部40に対して、
プリントを要求する。印字処理部40からCPU105
に用紙の搬送状態を知らせる給紙レポートが送られ、そ
の後、画像メモリ304から読み出された画像データが
印字処理部40に出力され、プリントが行われる。プリ
ントが終了すると、CPU103と印字処理部40がC
PU105に対してプリント完了レポートとイジェクト
完了レポートを送る。これらのレポートを受け取ったC
PU105は、必要に応じてCPU103に対してメモ
リクリア要求を与える。
【0018】(3)原稿が傾いている場合(はみ出てい
る場合を含む)の原稿読取 次に、原稿ガラス18上で読み取られる原稿が傾いてい
る場合の画像読取について説明する。図11に示すよう
に、原稿10は、右上端(3角印で示す)を基準とする
原稿ガラス18の上に、原稿の複写面を下向きに置かれ
ている。原稿ガラス18の長手方向がスキャン読取の副
走査方向であり、それに垂直な方向が主走査方向であ
る。図11に示した例では、原稿は、画像基準から離れ
て置かれ、その位置は副走査方向と平行ではない。この
例では、原稿は読取領域からはみ出ていない。図12と
図13は、原稿10(破線で示す)が読取領域(実線で
示す長方形)からはみ出ていない場合の読み取った画像
のイメージを示す。(原稿10を複写面側から見るの
で、画像基準は左上端である。)画像信号処理部20で
は、少なくとも原稿の範囲を含む長方形領域の画像デー
タを処理して、原稿が存在する原稿領域の検出を行い、
原稿の周囲(すなわちエッジ部)のすべての座標から、
図に示すように長方形原稿の4隅の座標を検出する。こ
こで、主走査方向がX軸であり、副走査方向がY軸であ
る。XmaxとXminは、最大と最小のX座標であり、残り
の2つのX座標のうち大きいほうがX1であり、小さい
ほうがX2である。また、YmaxとYminは、最大と最小
のY座標であり、残りの2つのY座標のうち大きいほう
がY1であり、小さいほうがY2である。図12の例で
は、原稿の4隅のX座標とY座標は、(X1,Ymin)、
(Xmax,Y2)、(Xmin,Y1)、(X2,Ymax)であ
る。原稿10の4辺の長さa、b、c、dは、原稿の座
標から以下のとおり計算できる。 a=√{(Xmax−X1)2+(Y2−Ymin)2} b=√{(X1−Xmin)2+(Y1−Ymin)2} (1) c=√{(X2−Xmin)2+(Ymax−Y1)2} d=√{(Xmax−X2)2+(Ymax−Y2)2} また、図13の例では、原稿の傾きの方向が図12の場
合と異なり、原稿の4端の座標は、(Xmin,Y1)、
(X1,Ymin)、(X2,Ymax)、(Xmax,Y2)であ
る。この場合も4辺の長さa、b、c、dは同じ式で計
算できる。ここで、傾いた画像を補正するための編集処
理パラメータは、次のようになる。まず、X1−Xmin
1−Yminの場合(図12)、 回転座標: (X1,Ymin) 回転角θ: tan-1{(X1−Xmin)/(Y1−Ymin)} (2) デスティネーションアドレス(pmdax,pmday): (−X1,−Ymin) また、X1−Xmin>Y1−Yminの場合(図13)、 回転座標: (Xmin,Y1) 回転角θ: tan-1{(Y1−Ymin)/(X1−Xmin)} (3) デスティネーションアドレス(pmdax,pmday): (−Xmin,−Y1) 回転座標は、図の左上端に近い隅の座標である。回転角
θは、回転座標位置を基準として原稿を回転して読取領
域に平行にするための回転角である。デスティネーショ
ンアドレスは、メモリへの転送先の座標であり、左上端
の位置から画像基準への長さに相当する。
【0019】原稿10が読取領域(実線の長方形部)よ
りはみ出している場合、たとえば、読み取った画像(破
線)が図14のようなイメージであっても、原稿領域の
検出により上述の座標を検出する。図の左上端が、読取
領域の基準位置である。いまX軸の読取範囲がXmin0
max0であり、Y軸の読取範囲がYmin0〜Ymax0である
とする。原稿の隅が読取領域の外にあるので、極値X
max、Xmin、Ymax、Yminは、それぞれ読取領域の端と
交差する2点で検出される。すなわち、X軸、Y軸のそ
れぞれの極値が読取範囲の最大値Xmax0、Ymax0または
最小値Xmin0、Ymin0と一致した場合、2点づつ検出す
る。こうして、原稿の端の8点の座標は、(Xmin0,Y
10)、(Xmin0,Y11)、(X10,Ymin0)、(X11
min0)、(X20,Ymax0)、(X21,Ymax0)、(X
max0,Y20)、(Xmax0,Y21)である。これより、読
取範囲内に存在する辺a、b、c、dを抽出できる。こ
こに、原稿の4辺の長さa、b、c、dとはみ出し部分
の長さe、f、g、hはこれらの座標から以下のように
計算できる。 a=√{(Xmax0−X11)2+(Y20−Ymin0)2} b=√{(X10−Xmin0)2+(Y10−Ymin0)2} c=√{(X20−Xmin0)2+(Ymax0−Y11)2} d=√{(Xmax0−X21)2+(Ymax0−Y21)2} (4) e=X11−X10 f=Y11−Y10 g=X21−X20 h=Y21−Y20 また、原稿を長方形とした場合の4辺の長さは、図に示
されるように、それぞれ以下のように算出できる。 e*cosθ+a+h*sinθ、 f*cosθ+b+e*sinθ、 (5) g*cosθ+c+f*sinθ、 h*cosθ+d+g*sinθ。 ここで、傾き角θも各辺についてそれぞれ上述の座標か
ら算出できる。
【0020】以上に説明した考え方に基づいて、あらゆ
る原稿の置かれ方に対応して、編集処理パラメータを求
めることができる。4辺のうち少なくとも1辺が抽出で
きれば、傾き角θの算出は可能となる。また、抽出した
辺を辺の1部とし、読み取った原稿領域を含む長方形領
域を有効原稿領域とした場合の各辺の長さおよび座標を
算出することができる。図15は、置かれた原稿が読取
領域からはみ出してはいるが4辺とも抽出できる場合の
読み取った画像のイメージの1例を示す。原稿は読取領
域の左側と上側ではみ出ているが、それぞれ読取領域の
端と交差する2点(Xmin0,Y10)、(Xmin0
11)、(X10,Ymin0)、(X11,Ymin0)が検出で
きる。辺dの長さは抽出できるが、辺a、b、cについ
ては完全な辺が抽出できない。しかし、辺e,fと傾斜
角θに基づいて各辺の長さと4隅の座標が算出できる。
この例では、g=h=0であるので、4辺の長さは、式
(5)においてg=h=0として算出できる。 e*cosθ+a、 f*cosθ+b+e*sinθ、 (6) c+f*sinθ、 d+g*sinθ。
【0021】図16は、3辺のみを抽出できる場合の読
み取った画像のイメージの1例の図である。この場合、
読取可能な原稿部分の左上隅の位置α=(Xmin0
10)=(X10,Ymin0)である。この例では、b=g
=h=0であるので、4辺の長さは、式(5)において
b=g=h=0として算出できる。 e*cosθ+a、 f*cosθ+e*sinθ、 (7) c+f*sinθ、 d+g*sinθ。 図17は、2辺c、dのみを抽出できる場合の読み取っ
た画像のイメージの1例の図である。この例では、左上
隅の位置α=(Xmin0,Y10)=(X10,Ymin0)であ
り、右上の隅の位置β=(X11,Ymin0)=(Xmax0
2)である。この例では、a=b=g=h=0である
ので、4辺の長さは、式(5)においてa=b=g=h
=0として算出できる。 e*cosθ、 f*cosθ+e*sinθ、 (8) c+f*sinθ、 d。 図18は、1辺のみを抽出できる場合の読み取った画像
のイメージの1例の図である。この例では、読取可能な
原稿部分の左上隅の位置α=(Xmin0,Y10)=
(X10,Ymin0)であり、右上隅の位置β=(X11,Y
min0)=(Xmax0,Y2)、右下隅の位置γ=
(Xmax0,Y21)=(X21,Ymax0)である。この例で
は、a=b=d=g=0であるので、4辺の長さは、式
(5)においてa=b=d=g=0として算出できる。 e*cosθ+h*sinθ、 f*cosθ+e*sinθ、 (9) c+f*sinθ、 h*cosθ。
【0022】(4)任意角回転による傾斜角補正 読み取った原稿の傾きが検出された場合に、画像を傾斜
角だけ自動的に回転して、傾かない画像を得る。したが
って、使用者が原稿を原稿ガラス上に置く場合に、誤っ
て傾いて置いた場合などにおいて、画像は自動的に傾斜
角だけ回転されるので、正常な画像が得られる。以下
で、この任意角回転処理について説明する。任意角回転
は、画像読取により検出された編集パラメータに基づい
て、メモリユニット30内の編集処理部307において
行われる。まず、編集処理部307について説明する。
図19は、メモリユニット30内の編集処理部307の
任意角回転に関連する部分と画像メモリ304を示す。
編集処理部307による回転などの編集は、画像メモリ
304を利用し、シフト処理、X−Y変換処理およびビ
ットスワップ処理を組み合わせて進められる(図20、
図21参照)。なお、回転処理をしない場合(0°回
転)は、破線で示すように、ビットスワップ処理のみが
おこなわれ、信号W2、R2のみがアクセスされる。
【0023】回転処理をする場合、伸長部312より転
送される入力画像データは、16ビットであり、編集処
理部307において、まず16→32変換部3070で
32ビットに変換される。編集処理部307の内部動作
および画像メモリ304へのアクセスを高速に処理する
ため、データ処理はすべて32ビットで行われる。第1
シフト部3071は、ビット変換後のデータが必要であ
れば、シフト処理をし、画像メモリ304内の第1-1
スライスエリア部3040と第1-2スライスエリア部
3041に書き込む。第1-1X-Y変換部3072と第
1-2X-Y変換部3073は、それぞれ、第1-1スラ
イスエリア部3040と第1-2スライスエリア部30
41から読み出されたデータR1についてX-Y変換処
理をする。第2シフト部3074はX-Y変換後のデー
タについて必要であればシフト処理をする。第1ビット
スワップ部3075は、16→32変換部3070から
のデータまたは第2シフト部3074からのデータを必
要であればビットスワップ処理し、画像メモリ304内
の編集用の仮想用紙エリア3042(最大でA3サイズ
の容量)に書き込む。第2X-Y変換部3076は、プ
リント出力時に、必要であれば第2ビットスワップ部3
077により、画像メモリ304内のプリント出力用の
仮想用紙エリア3042から読み出したR2データのX
-Y変換処理をして、画像メモリ304内の第2スライ
スエリア3043に書き込む。プリント出力動作時に仮
想用紙エリア3042から読み出されたR2データまた
は第2スライスエリア3043から読み出されたR3デ
ータは、32→1変換部3078により1ビットに変換
され、多値化処理部308へ転送される。連続動作時に
は、画像メモリ304へのアクセス(信号W1〜W3、
R1〜R3)は、32ビットバスラインにて時分割で並
列処理される。
【0024】次に、図20を参照して、画像データの9
0°回転処理を説明する。伸長部312より転送される
入力画像のイメージは、左上の(a)に示すように、左
上端を画像基準として受信される。この入力画像データ
は、右上の(b)に示すように、ライン単位で第1-1
スライスエリア部3040から32ビット×32ライン
のデータから、32ビット×32ビットのブロックの単
位で読み出されて、第1-1X-Y変換部3072で編集
処理される。次に、90°回転のために、中央の(c)
に示すように読み出され、右下の(d)に示すように、
仮想用紙エリア3042に書き込まれる。このとき、画
像基準(デスティネーションアドレス(pmdax,pmday))
が左下端になるように、データを展開する。第1-1ス
ライスエリア部3040と第1-2スライスエリア部3
041は、対になっていて、上記の処理がダブルバッフ
ァ動作で行われる。次に、図21を参照して、第1ビッ
トスワップ部3075と第2ビットスワップ部3077
による画像データのビットスワップ処理を説明する。こ
の処理において、図の上部に示すように、32ビットの
データの並びを逆転する。そして、図の下部に示すよう
に、逆転したデータを、仮想用紙エリア3042におい
て、画像基準(デスティネーションアドレス)が右下端
になるように書き込む。また、90°回転とビットスワ
ップ処理を組み合わせることにより270°回転もする
ことができる。このとき、画像基準が右上端になるよう
にデータを展開する。なお、編集処理部307では、画
像基準の仮想用紙エリアへの転送先(デスティネーショ
ンアドレス)を変えることにより、画像の平行移動も同
時に処理することができる。また、説明はしないが、特
定の領域の画像の消去や複写・貼り付けなどの処理も可
能である。
【0025】次に、任意角回転のための演算について説
明する。次の式は、アフィン変換における回転処理を示
す。式(10)に示されるように、座標(X,Y)は角
度θだけ回転されて座標(U,V)になる。この演算
は、式(11)に示すように分解され、第1シフト、9
0°回転、第2シフト、−90°回転の組み合わせとな
る。上述の編集処理部307では、これらの処理を組み
合わせて演算が行われる。第1シフトと第2シフトで
は、Y軸パラメータ固定でX軸パラメータのみが処理さ
れる。
【数1】
【0026】次に、上述の回転アドレス演算の逆演算を
示す。式(12)、(13)は、式(10)、(11)
の逆変換を示す。
【数2】
【0027】画像データの任意角回転処理では、上述の
任意角回転のための演算に従って画像データが処理され
る。図22により、画像データの任意角回転処理(シフ
トシフト方式)を説明する。編集処理部307におい
て、図22の左上に示すように、伸長部312より転送
される入力画像のイメージは、左上端を基準として受信
される。この入力画像データは、図の中央部上側に示す
ように、上述の第1シフト部3071において、設定さ
れた回転角θに応じて第1シフト処理がなされ、第1-
1スライスエリア3041と第1-2スライスエリア3
042へライン単位で書き込まれる。次に、第1-1ス
ライスエリア3041と第1-2スライスエリア304
2から32×32ビットのブロックの単位で読み出さ
れ、第1-1X-Y変換部3072と第1-2X-Y変換部
3073により処理される。次に、2ブロック分のデー
タを基に、第2シフト部3074にて、設定された回転
角θに応じた第2シフト処理がなされ、このデータが仮
想用紙エリア3042に書き込まれる。2つのスライス
エリア3040、3041は対になっており、上述の動
作がダブルバッファ動作にて行われる。これまでの処理
で、画像は(90°+θ)回転した状態となる。仮想用
紙エリア3042からプリント出力をするとき、−90
°回転(270°回転)を第2X-Y変換部3076と
第2ビットスワップ部3077を用いて処理し、第2ス
ライスエリア部3043へバッファリング(ビット変
換)をしてから、多値化処理部308へ出力する。シフ
トシフト方式による回転処理は、処理後の画質を考慮す
るとθはなるべく小さい角度が望ましいため、−45°
<θ<45°とする。それ以上の角度の回転は、90°
単位の回転と組み合わせることにより処理する。
【0028】次に、画像データの任意角回転と変倍処理
とを同時に処理するための論理式を示す。式(14)
は、アフィン変換における回転処理と変倍処理を示し、
座標(X,Y)は角度θだけ回転されてα倍になって座
標(U,V)になる。これは、式(16)に示すように
分解され、第1シフト、90°回転、第2シフト、−9
0°回転となる。第1と第2のシフトは、Y軸パラメー
タ固定でX軸パラメータのみが処理される。
【数3】 次に、上述の回転アドレス演算の逆演算を示す。式(1
6)、(17)は、式(14)、(15)の逆変換を示
す。
【数4】
【0029】図23は、上述の画像データの任意角回転
処理を示す。この処理は、シフト処理、90°回転、シ
フト処理、−90°回転からなる。変倍は、図19に示
す編集処理部307において、第1と第2のシフト部に
おいて変倍のパラメータを対応させることにより行な
う。ただし、倍率によっては、スライスエリアの数を増
やすことが必要になる。このとき、変倍のみを処理し、
回転しない場合は、回転角度の設定を0°にすればよ
い。
【0030】(5)はみ出しが大きい場合の任意角回転
補正の禁止 以上に説明したように、画像の傾きがある場合、原稿が
読取領域からはみ出ていても自動的に傾きが補正でき
る。しかし、特に読取領域からのはみ出しが大きい場
合、再現画像において画像欠損などが生じるおそれがあ
る。そこで、はみ出しが大きい場合には任意角回転補正
を禁止する。また、はみ出しにより画像の欠損が予想さ
れる場合にも、任意角回転補正を禁止する。ここで、は
み出し量モードとはみ出し範囲モードとの2つのモード
を設け、はみ出し量(はみ出し範囲)が、あらかじめ決
められたしきい値より大きい場合には、任意角回転を禁
止する(図34〜36参照)。はみ出し量またははみ出
し範囲は、原稿読取領域で読み取った画像データより算
出される。はみ出し量モードでは、原稿領域の各辺の抽
出結果より判断して、はみ出し量が所定のしきい値より
大きい場合に任意角回転補正を禁止する。はみ出し量
は、1例では原稿読取領域からはみ出している部分の面
積である(図34参照)。すなわち、原稿のはみ出した
面積が広い場合に任意角回転補正を禁止する。また、は
み出し範囲モードでは、原稿領域のはみ出し範囲がはみ
出し可能範囲を越える場合に任意角回転を禁止する。図
24は、はみ出し範囲モードにおいてはみ出し可能領域
を設定した場合のイメージを示す。はみ出し可能領域を
設定する値ax0、ax1、ay0、ay1は、原稿の各辺
からの距離を規定し、後で説明するチョイス処理(図2
8参照)により設定される。図24において斜線領域が
はみ出し可能領域となる。原稿が、このはみ出し可能範
囲を越えてはみ出ている場合に、任意角回転の補正は禁
止され、使用者に対して警告メッセージが表示される。
このはみ出し範囲は、たとえば、原稿の余白部分であ
る。このようにはみ出し量(はみ出し範囲)が大きい場
合に任意角回転を禁止するのは、はみ出し量が大きい場
合、または、はみ出し範囲が広い場合、画像欠損のおそ
れがあり、回転処理しても本来得られるべき画像が得ら
れないと考えられるためである。また、このような場合
は、使用者が意図的に原稿をはみ出して置いた可能性も
あるからである。これにより、不適切なコピーが防止で
きる。
【0031】さらに、はみ出しがある場合、2つの白領
域検出モードを設け、はみ出し領域に画像が有る(と予
測される)場合には、原稿の傾きの補正を禁止する(図
37〜図39参照)。白領域検出モードと白領域検出処
理モード、および、白領域検出エリアを設定するための
パラメータは、ユーザーが後述のチョイス設定において
設定する。図25は、第1白領域検出モード(mode
_g)において白領域検出エリアを設定した場合のイメ
ージの1例を示す。チョイス処理(図28参照)により
設定されたgx0,gx1,gy0,gy1の各値により規
定される斜線領域が白領域検出エリアとなる。gx0
gx1,gy0,gy1は、原稿ガラスの読取領域の各辺
から内側への距離を規定する。これらの各値により規定
される斜線領域が白領域検出エリアとなる。この場合、
はみ出し領域に隣接する原稿の読取領域内の画像を検出
する。
【0032】また、図26は、第2白領域検出モード
(mode_i)で白領域検出エリアを設定した場合の
イメージの1例を示す。チョイス処理(図28参照)に
よりix0,ix1,iy0,iy1が設定される。値ix
0,ix1,iy0,iy1は、原稿の各辺から内側への距
離を規定する。これらの各値により規定される斜線領域
が白領域検出エリアとなる。この場合、原稿の各辺から
の距離で規定される原稿内の領域において画像を検出す
る。2つの白領域検出処理モードが設定できる(図28
参照)。画像が画像読取領域からはみ出している場合、
はみ出し領域に隣接する白領域検出エリア(図25、図
26参照)に画像が有るか無いか(の予測)により、白
領域検出エリアに画像が有れば、任意角回転禁止処理モ
ードでは、任意角回転機能による傾き補正を禁止して、
不適切な画像処理を防止する。また、コピー禁止モード
では、コピーが禁止される。これにより不必要な処理を
防止できる。また、ユーザーに警告をすることもでき
る。
【0033】(6)複写機の制御 以下に本複写機の制御のフローを説明する。図27は、
操作パネルを制御する第1CPU101のメインフロー
チャートである。電源が投入されると、まず、RAMや
レジスタなどを初期化する初期設定を行なう(ステップ
S11)。その後、1ルーチンの長さを規定する内部タ
イマーをセットし(ステップS12)、キー操作を受け
付けるキー入力処理をし(ステップS13)、キー操作
に応じた表示を行なうパネル表示処理をする(ステップ
S14)。このキー入力処理において、キー102のキ
ー入力が受け付けられると、はみ出し量モードまたはは
み出し領域モードが設定される。そして、傾斜角回転処
理のためチョイス設定処理をし(ステップS15、図2
8参照)、さらに、コピー禁止処理をする(ステップS
16、図29参照)。その他の処理をした後(ステップ
S17)、内部タイマーの終了を待って(ステップS1
8でYES)、ステップS12に戻り、上述の処理をく
り返す。また、適時に割り込み処理として、他のCPU
との通信をおこなう。
【0034】図28は、チョイス設定(図27、ステッ
プS15)のフローチャートである。まず、はみ出し検
出モード(はみ出し量モード(hm_ryo)またははみ
出しエリアモード(hm_area)をch_hmに設定
する(ステップS151)。次に、はみ出し量しきい値
(ref_siz)を設定し(ステップS152)、a
0、ax1、ay0、ay1(図24参照)を設定しては
み出し可能領域を設定する(ステップS153)。コピ
ー禁止モード(cp_dis)または任意角補正禁止モ
ード(rot_dis)をはみ出し検出処理モード(h
m_mode)として設定する(ステップS154)。
次ぎに、白領域検出モード(mode_i/mode_
g)を設定し(ステップS155)、白領域検出エリア
を設定する値gx0、gx1、gy0、gy1またはi
0、ix1、iy0、iy1を設定する(ステップS15
6)。そして、白領域検出処理モード(任意角補正禁止
モードrot_disまたはコピー禁止モードcp_d
is)を設定する(ステップS157)。次に、その他
の設定をして(ステップS158)、リターンする。
【0035】図29は、コピー禁止処理のフローチャー
ト(図27、ステップS16)である。まず、はみ出し
検出処理モード(hm_mode)により分岐する(ス
テップS161)。コピー禁止モード(cp_dis)
では、原稿のはみ出し(hm_err=1)が発生した
とき(ステップS162でYES)、通常の印字を禁止
する処理(ステップS165)と警告メッセージ処理
(ステップS166)をする。そして、その他の処理
(ステップS167)をして、リターンする。一方、コ
ピー禁止モードであるが原稿のはみ出しが発生していな
いときは(ステップS162でNO)、または、はみ出
し検出モードが任意角補正禁止モード(rot_di
s)である場合は、白領域検出処理モード(wa_mod
e)により分岐する(ステップS163)。白領域検出
処理モードが任意角補正禁止処理モード(rot_di
s)である場合はただちにその他の処理(ステップS1
67)のみをして、リターンする。また、白領域検出処
理モードがコピー禁止処理モード(cp_dis)であ
る場合は、白領域検出エリアに画像が存在すると(ステ
ップS164でYES)、ステップS165に進み、画
像の印字を禁止する。一方、白領域検出エリアに画像が
存在しないと(ステップS164でNO)、その他の処
理(ステップS167)のみをして、リターンする。
【0036】図30は、警告メッセージ(図29、ステ
ップS166)の表示の1例を示す。この例では、操作
パネルの表示装置91に、「原稿が斜めにセットされて
います。このままコピーしますか」とのメッセージが表
示される。図31は、画像信号処理部20を制御する第
2CPU102のメインフローチャートである。RAM
やレジスタなどを初期化する初期設定をおこなった後
(ステップS21)、1ルーチンの長さを規定する内部
タイマーをセットする(ステップS22)。次に、画像
データを入力し(ステップS23)、原稿検出処理をし
(ステップS24、図32参照)、画像処理をし(ステ
ップS25、図33〜図45参照)、画像データを出力
する(ステップS26)。そして、その他の処理をし
(ステップS27)、内部タイマーの終了を待って(ス
テップS28でYES)、ステップS22に戻り、上述
の処理をくり返す。
【0037】図32は、原稿検出(ステップS24)の
フローチャートである。ここで、原稿領域において抽出
した複数の座標からなる直線を原稿領域の各辺とみなす
(ステップS241)。辺が抽出できなかった場合は
(ステップS242でNO)、任意角回転を禁止すると
ともに(ステップS243)、操作パネルの表示装置9
1に警告メッセージを表示する(ステップS244)。
【0038】図33は、画像処理(図31、ステップS
25)のフローチャートである。はみ出し検出(ステッ
プS251、図34〜図36参照)、白領域検出(ステ
ップS252、図37〜図38参照)、角度検出(ステ
ップS253、図39〜図43参照)、サイズ検出(ス
テップS254、図44〜図46参照)、サイズ設定
(ステップS255、図47参照)、回転座標設定(ス
テップS256、図48参照)、デスティネーション設
定(ステップS257、図49参照)、90°回転デス
ティネーション設定(ステップS258、図50参
照)、その他の処理(ステップS24A)を順次おこな
う。この処理において、任意角回転のための各種パラメ
ータが決定される。パラメータには、以下のものが含ま
れる。傾斜角(回転角)θ(ステップS253参照)
は、有効原稿領域の傾きを表す。有効原稿領域サイズs
px,spy(ステップS254参照)は、検出された
原稿のサイズ(原稿が傾いていないとしたときのx方向
とy方向)を表すパラメータである。なお、サイズcp
x,cpyは、画像データを展開するための仮想用紙エ
リアを設定するサイズパラメータ(x方向とy方向)で
ある。用紙サイズ(ステップS255参照)は、通常
は、有効原稿領域を含む最小定形用紙サイズである。回
転座標rot_x,rot_y(ステップS256参照)
は、読取領域の原点を基準とした回転中心となる座標
(x方向とy方向)を表す。たとえば、図14の例で
は、左上隅を読取領域の原点としているので、回転座標
rot_x,rot_yは、原点に最も近い左上有効原稿
領域10(破線で表す)の隅を表し、原稿のずれを表す
量である。デスティネーション(ずれ量)pmdax,
pmday(ステップS257参照)は、回転座標から
仮想用紙エリアの原点に対する座標を表し、画像データ
を仮想用紙エリアに展開するときに、デスティネーショ
ンだけ座標を移動して、仮想用紙エリアの原点から画像
データを展開する。なお、90°回転パラメータ(ステ
ップS258参照)は、画像を90°回転するときに用
いるパラメータである。求められた各種パラメータは、
画像メモリに対する編集制御(図51、図52参照)に
おいて設定される。図34は、はみ出し検出(図33、
ステップS251)のフローチャートである。チョイス
選択の結果(ch_hm)がはみ出し量モード(hm_r
yo)であるとき(ステップS2511でYES)、は
み出し量の検出(ステップS2512、図35参照)を
行い、はみ出しエリアモードでは(ステップS2511
でNO)、はみ出しエリア検出(ステップS2513、
図36参照)を行なう。そして、その他の処理(ステッ
プS2514)をして、リターンする。図35は、はみ
出し量検出(図34、ステップS2512)のフローチ
ャートである。各辺の抽出結果より、はみ出し面積(e
+f+g+h)*sinθcosθを計算し、はみ出し量o_
sizとする(ステップS25121)。このはみ出し
量o_sizを、チョイスによるしきい値ref_siz
と比較して(ステップS25122)、はみ出し量o_
sizがしきい値ref_sizより小さい場合、si
ze_errとhm_errをともに0とする(ステップ
S25123)。また、はみ出し量o_sizがしきい
値ref_sizより大きい場合、size_errとh
m_errをともに1としてエラービットを立てる(ス
テップS25124)。
【0039】図36は、はみ出しエリア検出(図34、
ステップS2513)のフローチャートである。各辺の
抽出結果より、以下の条件をすべて満たす場合(ステッ
プS25131〜S25138ですべてYES)、はみ
出しエリアがチョイス(図28、ステップS155参
照)により設定されたはみ出し可能領域(図19参照)
を越えていると判断する。 (e*cosθ−ax0)tanθ<ay0 (f*cosθ−ay1)tanθ<ax0 (g*cosθ−ax1)tanθ<ay1 (h*cosθ−ay0)tanθ<ax1 (18) (e*sinθ−ay0)/tanθ<ax0 (f*sinθ−ax0)/tanθ<ay1 (g*sinθ−ay1)/tanθ<ax1 (h*sinθ−ax1)/tanθ<ay0 このとき、size_errとhm_errをともに0と
する(ステップS25139)。そうでない場合、si
ze_errとhm_errをともに1とする(ステップ
S2413A)。
【0040】図37は、白領域検出(図33、ステップ
S252)のフローを示す。まず、白領域検出エリアを
設定する(ステップS2515、図38参照)。白領域
検出エリア内の画像が白である場合は(ステップS25
16でYES)、フラグsiz_errとhm_errと
をともに0とするが(ステップS2517)、画像が白
でない場合(画像がある場合)は(ステップS2516
でNO)、フラグsiz_errとhm_errとともに
1とする(ステップS2518)。そして、その他の処
理をして(ステップS2519)、リターンする。
【0041】図38は、白領域検出エリア設定(図3
7、ステップS2515)のフローを示す。まず、白領
域検出モードにより分岐する(ステップS2515
1)。第2白領域検出モード(mode_i)である場
合(図22参照)、チョイスで設定されたIX0、I
1、IY0、IY1を白領域検出エリアのパラメータi
0、ix1、iy0、iy1に設定する(ステップS25
152)。第1白領域検出モード(mode_g)であ
る場合(図21参照)、原稿のはみ出しを判定し、はみ
出している部分のみパラメータを設定する。辺f>0で
あれば(ステップS25153でYES)、チョイスで
設定されたGX0をパラメータgx0に設定するが(ステ
ップS25154)、そうでないと(ステップS251
53でNO)、パラメータgx0を0に設定する(ステ
ップS25155)。辺h>0であれば(ステップS2
5156でYES)、チョイスで設定されたGX1をパ
ラメータgx1に設定するが(ステップS2515
7)、そうでないと(ステップS25156でNO)、
パラメータgx1を0に設定する(ステップS2515
8)。辺e>0であれば(ステップS25159でYE
S)、チョイスで設定されたGY0をパラメータgy0
設定するが(ステップS2515A)、そうでないと
(ステップS25159でNO)、パラメータgy0
0に設定する(ステップS2515B)。辺g>0であ
れば(ステップS2515CでYES)、チョイスで設
定されたGY1をパラメータgy1に設定するが(ステッ
プS2515D)、そうでないと(ステップS2515
CでNO)、パラメータgy1を0に設定する(ステッ
プS2515E)。そして、リターンする。
【0042】図39は、角度検出(図33、ステップS
253)のフローチャートである。まず、原稿領域の各
辺a、b、c、dよりそれぞれ角度θa、θb、θc、θd
を検出する(ステップS2521、図40〜図43参
照)。角度検出が終了したら実際の回転処理に用いる角
度を選定する。もしすべての角度θa、θb、θc、θd
すべて誤っている場合(ステップS2522でYE
S)、または、θa≒θb≒θ c≒θd(誤った角度を除
く)でない場合(ステップS2525でNO)、すなわ
ち、4辺より検出した角度のうち、他と著しく異なるも
のがある場合、すなわち、長方形でない場合、size
_errを1として任意角回転を禁止するとともに(ス
テップS2523)、θをθ0とする(ステップS25
23)。また、θa≒θb≒θc≒θd(誤った角度を除
く)であるが(ステップS2525でYES)、θa
θb≒θc≒θd>0(誤った角度を除く)でない場合
(ステップS2526でNO)、θをθ0とする(ステ
ップS2524)。以上の条件にあてはまらない場合
(ステップS2526でYES)、辺a〜dの長さを比
較し(ステップS2527)、読取領域から抽出した辺
a、b、c、dのうち最も長い辺から算出した角度
θa、θb、θcまたはθdを角度θとして採用する(ステ
ップS2527A〜S247D)。そして、その他の設
定(ステップS2528)をして、リターンする。
【0043】図40は、図39のステップS2521に
おいて辺aに基づく角度θa検出のフローチャートであ
る。辺a>0でない場合(ステップS25211aでN
O)、角度θaをerrとして(ステップS25219
a)、リターンする。辺a>0である場合(ステップS
25211aでYES)、次に原稿がはみ出しているか
を判断する。Ymin=Ymin0である場合、すなわち、辺
eが存在する場合(ステップS25212a)、X11
1とする(ステップS25213a)。また、Xmax
max0である場合、すなわち、辺gが存在する場合(ス
テップS25214a)、Y20をY2とする(ステップ
S25215a)。そして、(Y2−Ymin)と(Xmax
−X1)の長さを比較し(ステップS25216a)、
回転角θの小さくなるような回転方向に決定する。すな
わち、(Y2−Ymin)<(Xmax−X1)であるとき、ta
n-1{(Xmax−X1)/(Y2−Ymin)}を角度θとし(ス
テップS25217a)、(Y2−Ymin)<(Xmax
1)でないとき、tan-1{(Y2−Ymin)/(Xmax
1)}を角度θとする(ステップS25218a)。
【0044】図41〜図43においても、図40と同様
に角度θb、θc、θdが検出される。図41は、図39
のステップS2521において辺bに基づく角度θb
出のフローチャートである。辺b>0でない場合(ステ
ップS25211bでNO)、角度θbをerrとして
(ステップS25219b)、リターンする。辺b>0
である場合(ステップS25211bでYES)、次に
原稿がはみ出しているかを判断する。Ymin=Ymin0
ある場合、すなわち、辺eが存在する場合(ステップS
25212bでNO)、X10をX1とする(ステップS
25213b)。また、Xmin=Xmin0である場合、す
なわち、辺fが存在する場合(ステップS25214
b)、Y10をY1とする(ステップS25215b)。
そして、(Y1−Ymin)と(X1−Xmin)の長さを比較
し(ステップS25216b)、回転角度の小さくなる
ような回転方向に決定する。すなわち、(Y1−Ymin
<(X1−Xmin)であるとき、tan-1{(X1−Xmin)/
(Y1−Ymin)}を角度θbとし(ステップS25217
b)、(Y1−Ymin)<(X1−Xmin)でないとき、ta
n-1{(Y1−Ymin)/(X1−Xmin)}を角度θbとする
(ステップS25218b)。
【0045】図42は、図39のステップS2521に
おいて辺cに基づく角度θc検出のフローチャートであ
る。辺c>0でない場合(ステップS25211cでN
O)、角度θcをerrとして(ステップS25219
c)、リターンする。辺c>0である場合(ステップS
25211cでYES)、次に原稿がはみ出しているか
を判断する。Ymax=Ymax0である場合、すなわち、辺
gが存在する場合(ステップS25212cでYE
S)、X20をX2とする(ステップS25213c)。
また、Xmin=Xmin0である場合、すなわち、辺fが存
在する場合(ステップS25214c)、Y11をY1
する(ステップS25215c)。そして、(Ymax
1)と(X2−Xmin)の長さを比較し(ステップS2
5216c)、回転角度の小さくなるような回転方向に
決定する。すなわち、(Ymax−Y1)<(X2−Xmin
であるとき、tan-1{(X2−Xmin)/(Ymax−Y1)}を
角度θcとし(ステップS25217c)、(Ymax−Y
1)<(X2−Xmin)でないとき、tan-1{(Ymax−Y1)
/(X2−Xmin)}を角度θcとする(ステップS252
18c)。
【0046】図43は、図39のステップS2521に
おいて辺dに基づく角度θd検出のフローチャートであ
る。辺d>0でない場合(ステップS25211dでN
O)、角度θdをerrとして(ステップS25219
d)、リターンする。辺d>0である場合(ステップS
25211dでYES)、次に原稿がはみ出しているか
を判断する。Ymax=Ymax0である場合、すなわち、辺
gが存在する場合(ステップS25212cでYE
S)、X21をX2とする(ステップS252133
d)。また、Xmax=Xmax0である場合、すなわち、辺
hが存在する場合(ステップS25214d)、Y21
2とする(ステップS25215d)。そして、(Y
max−Y2)と(X2−Xmin)の長さを比較し(ステップ
S25216d)、回転角度の小さくなるような回転方
向に決定する。すなわち、(Ymax−Y2)<(X2−X
min)であるとき、tan-1{(X2−Xmin)/(Ymax
2)}を角度θdとし(ステップS25217d)、
(Ymax−Y2)<(X2−Xmin)でないとき、tan
-1{(X2−Xmin)/(Ymax−Y2)}を角度θdとする
(ステップS25218d)。
【0047】図44は、サイズ検出(図33、ステップ
S254)のフローチャートである。原稿用紙のサイズ
は、傾斜角と読取領域内の原稿用紙の辺の長さとから読
取領域外の辺の長さを設定し、それに基づいて検出され
る。ここで、spxとspyは、設定されるべき原稿用
紙のx方向とy方向のサイズである。size_err
=1である場合は(ステップS2531でNO)、原稿
の辺が正常に検出できなかったので、角度θをθ0とし
て(ステップS2535)、通常原稿サイズの検出をお
こなう(ステップS2536)。そして、spxをsp
x3に設定し、spyをspy3に設定し(ステップS
2537)、その他の設定をする(ステップS253
8)。size_err=1でない場合は(ステップS
2531でYES)、傾き原稿サイズの検出を行なう
(ステップS2532、図45参照)。そして、spx
1とspx2およびspy1とspy2の長さを比較し
(ステップS2533)、著しく異なっている場合は
(ステップS2533でNO)、ステップS2535に
進み、通常原稿サイズの検出をおこなう(図46参
照)。そうでない場合は(ステップS2533でYE
S)、そして、spx1をspxに設定し、spy1を
spyに設定し(ステップS2534)、その他の設定
をする(ステップS2538)。
【0048】図45は、傾き原稿サイズ検出(図44、
ステップS2532)のフローチャートである。このフ
ローでは、傾き角θと読取領域内の原稿の辺の長さa、
b、c、dから、読取領域外の辺の長さを設定する。ま
ず、(Y2−Ymin)と(Xmax−X1)を比較して回転方
向を判断する(ステップS25321)。(Y2
min)<(Xmax−X1)である場合は(ステップS2
5321でYES)、e*cosθ+a+f*sinθをsp
x1に代入し(ステップS25322)、そうでなけれ
ばspy1に代入する(ステップS25323)。同様
に、(Y1−Ymax)と(X2−Xmin)を比較して回転方
向を判断する(ステップS25324)。(Y1
max)<(X2−Xmin)である場合は(ステップS2
5324でYES)、g*cosθ+c+f*sinθをsp
x2に代入し(ステップS25325)、そうでなけれ
ばspy2に代入する(ステップS25326)。ま
た、(Y1−Ymin)と(X1−Xmin)を比較して回転方
向を判断する(ステップS25327)。(Y1
min)<(X1−Xmin)である場合は(ステップS2
5327でYES)、f*cosθ+b+e*sinθをsp
y1に代入し(ステップS25328)、そうでなけれ
ばspx1に代入する(ステップS25329)。ま
た、(Ymax−Y2)と(Xmax−X2)を比較して回転方
向を判断する(ステップS2532A)。(Ymax
2)<(Xmax−X2)である場合は(ステップS25
32AでYES)、h*cosθ+d+g*sinθをspy
2に代入し(ステップS2532B)、そうでなければ
spx2に代入する(ステップS2532C)。図46
は、通常原稿サイズ検出(図44、ステップS253
6)のフローチャートである。Xmaxをspx3に代入
し(ステップS25361)、Ymaxをspy3に代入
する(ステップS25362)。
【0049】図47は、サイズ設定(図33、ステップ
S255)のフローチャートである。ここで、spx、
spyは、検出された原稿のサイズであり、cpx、c
pyは仮想用紙エリア3042の設定サイズを表し、c
px_max、cpy_maxは、設定可能な最大サイズ
を表す。cpx<spxでありcpy<spyである場
合(ステップS2541、S2542でYES)、cp
x<spxかつcpy<spyとなる最小定型サイズを
設定する(ステップS2543)。検出された原稿のサ
イズが最大用紙サイズより大きいが、有効原稿サイズの
縦横を入れ替えると設定可能な最大サイズより小さい場
合、すなわち、spx<cpx_max、spy≧cp
y_max、spy<cpx_maxである場合(ステッ
プS2541でYES、ステップS2542でNO、ス
テップS2545でYES)、またはspx≧cpx_
max、spx<cpy_max、spy<cpx_ma
xである場合(ステップS2541でNO、ステップS
2544でYES、ステップS2545でYES)、c
px<spyかつcpy<spxとなる最小定型サイズ
を設定し(ステップS2546)、90°回転の設定を
する(ステップS2547)。その他の場合、すなわ
ち、有効原稿領域サイズspx、spyが設定可能な最
大サイズcpx_max、cpy_maxより大きい場合
(ステップS2541でNO、ステップS2544でN
O)、最大定型サイズを設定し、すなわち、sx_ma
xをcpxに代入し、sy_maxをcpyに代入する
(ステップS2548)。さらに、角度θをθ0に設定
して任意角回転をさせない(ステップS2549)。最
後に、その他の設定をして(ステップS254A)、リ
ターンする。
【0050】図48は、回転座標設定(図33、ステッ
プS256)のフローチャートである。ここで、rot
_xとrot_yは読取領域の原点を基準とした回転中心
をあらわす座標である。回転しない場合(θ=θ0
(ステップS2551でYES)、rot_xとrot_
yをともに0とする(ステップS2552)。回転する
場合(ステップS2551でNO)、検出された回転角
度θの正負により分岐する(ステップS2553)。回
転角度θが正である場合、e>0であれば(ステップS
2554でYES)、X10+e*sin2θをrot_xに
代入し、e*sinθ*cosθをrot_yに代入する(ス
テップS2555)。e>0でなければ、すなわち、e
=0であれば(ステップS2554でNO)、X1をr
ot_xに代入し、Yminをrot_yに代入する(ステ
ップS2556)。回転角度θが負である場合、f>0
であれば(ステップS2557でYES)、f*sinθ
*cosθをrot_xに代入し、Y10+f*cos2θをro
t_yに代入する(ステップS2558)。f>0でな
ければ、すなわち、f=0であれば(ステップS255
7でNO)、Yminをrot_xに代入し、Y1をrot_
yに代入する(ステップS2559)。そして、その他
の処理(ステップS255A)をして、リターンする。
【0051】図49は、デスティネーション設定(図3
3、ステップS256)のフローチャートである。デス
ティネーションは、仮想用紙に展開する入力画像の読取
領域原点に対応する(仮想用紙原点を基準とした)座標
pmdax、pmdayとする。仮想用紙エリアが定型
サイズに設定されているのに対し、原稿検出から各辺を
抽出することにより決定した入力画像サイズがそれと一
致しているとは限らない。そのため、読取基準側(回転
中心側)を優先に、抽出した2以上の辺がある場合、隣
り合った2辺が抽出できた隅が仮想用紙エリアの隅に合
致するように、その2辺と設定した用紙サイズとからデ
スティネーション(平行移動量)を設定する。ここで、
spx、spyは、検出された原稿用紙のサイズであり
(図44参照)、cpx、cpyは仮想用紙エリア30
42の設定サイズを表し、rot_xとrot_yは、読
取領域の原点を基準とした回転中心をあらわす座標であ
る(図44参照)。まず、角度θ>0であって、辺a、
bがともに正である場合(ステップS2561でθ>0
であり、ステップS2562でYESである場合)、ま
たは、角度θ<0であって、辺b,cがともに正である
場合(ステップS2561でθ<0であり、ステップS
2563でYESである場合)、回転中心を挟んだ2辺
が抽出できている。そこで、−rot_xをpmdax
に代入し、−rot_yをpmdayに代入する(ステ
ップS2564)。また、角度θ>0であって、辺a、
bがともに負である場合(ステップS2562でNO、
ステップS2565でYESである場合)、または、角
度θ<0であって、辺b,cがともに負である場合(ス
テップS2563でNO、ステップS2566でYES
である場合)、−rot_xをpmdaxに代入し、
(−rot_y+cpy−spy)をpmdayに代入
する(ステップS2567)。
【0052】また、角度θ>0であって、辺c、dがと
もに正である場合(ステップS2562とステップS2
565でNO、ステップS2568でYESである場
合)、または、角度θ<0であって、辺d、aがともに
正である場合(ステップS2563とステップS256
6でNO、ステップS2569でYESである場合)、
(−rot_x+cpx−spx)をpmdaxに代入
し、−rot_yをpmdayに代入する(ステップS
256A)。また、角度θ>0であって、辺d、aがと
もに正である場合(ステップS2562とステップS2
565とステップS2568でNO、ステップS256
BでYESである場合)、または、角度θ<0であっ
て、辺a、bがともに正である場合(ステップS256
3とステップS2566とS2569でNO、ステップ
S256CでYESである場合)、(−rot_x+c
px−spx)をpmdaxに代入し、(−rot_y
+cpy−spy)をpmdayに代入する(ステップ
S256D)。以上のどの条件も満足していなければ、
{−rot_x+(cpx−spx)/2}をpmda
xに代入し、{−rot_y+(cpx−spx)/
2}をpmdayに代入する(ステップS64E)。
【0053】図50は、90°回転のデスティネーショ
ン設定(図33、ステップS258)のフローチャート
である。90°回転を組み合わせる場合は、デスティネ
ーションの基準を変える必要がある。θ90=90である
場合(ステップS2571でYES)、pmdayをp
mdaxに代入し、cpx−pmdaxをpmdayに
代入する(ステップS2572)。また、θ90=180
である場合(ステップS2573でYES)、cpx−
pmdaxをpmdaxに代入し、cpx−pmday
をpmdayに代入する(ステップS2574)。ま
た、θ90=270である場合(ステップS2575でY
ES)、cpy−pmdayをpmdaxに代入し、p
mdaxをpmdayに代入する(ステップS257
6)。なお、上述のデスティネーション設定の内容は、
通常モードの場合について説明したが、綴じ代シフト、
複数原稿を1枚にコピーする節約コピーなどと組み合わ
せる場合、それを考慮した設定をすることも可能であ
る。
【0054】図51は、メモリユニット部30を制御す
る第3CPU103のメインフローチャートである。ま
ずRAMやレジスタなどを初期化する初期設定をおこな
う(ステップS31)。次に、コマンド受信処理(ステ
ップS32)、ステータス送信処理(ステップS3
3)、画像メモリ書き込み処理(ステップS34)、圧
縮制御処理(ステップS35)、伸長制御処理(ステッ
プS36)、編集制御処理(ステップS37、図52参
照)、スムージング制御処理(ステップS38)、画像
メモリ読み出し処理(ステップS39)、および、その
他の処理(ステップS3A)をする。次に、ステップS
32に戻り、上述の処理をくり返す。図52は、編集制
御(図51、ステップS37)のフローチャートであ
る。プリント用のデータの準備がすんだら(ステップS
371でYES)、サイズパラメータ(cpx,cp
y)、(spx,spy)を設定し(ステップS37
2)、90°単位回転パラメータ(90θ)を設定し
(ステップS373)、任意角回転パラメータθを設定
し(ステップS374)、回転座標パラメータを設定し
(ステップS375)、デスティネーションパラメータ
(pmdax、pmday)を設定する(ステップS3
76)。そして、他のパラメータを設定トして(ステッ
プS377)、リターンする。
【0055】図53は、プリンタ部を制御する第4CP
U104のメインフローチャートである。RAMやレジ
スタなどを初期化する初期設定をおこなった後(ステッ
プS41)、1ルーチンの長さを規定する内部タイマー
をセットする(ステップS42)。次に、現像・転写系
の制御(ステップS43)、搬送系の制御(ステップS
44)、定着系の制御(ステップS45)、印字処理部
の制御(ステップS46)をする。そして、その他の処
理をする(ステップS47)。次に、内部タイマーの終
了を待って(ステップS48でYES)、ステップS4
2に戻り、上述の処理をくり返す。図54は、複写機全
体の制御を統括する第5CPU105のメインフローチ
ャートである。RAMやレジスタなどを初期化する初期
設定をおこなった後(ステップS51)、1ルーチンの
長さを規定する内部タイマーをセットする(ステップS
52)。次に、他のCPUからの入力データをチェック
する入力データ解析処理(ステップS53)、操作内容
に応じて動作モードを定めるモード設定処理(ステップ
S54)、割り込み切換処理(ステップS55)、モー
ドに応じたコマンド設定処理(ステップS56)、コマ
ンドを通信ポートに待機させる出力データ設定(ステッ
プS57)、および、その他の処理(ステップS58)
をする。次に、内部タイマーの終了を待って(ステップ
S59でYES)、ステップS52に戻り、上述の処理
をくり返す。
【0056】以上で、原稿読取装置から入力した画像デ
ータの任意角回転処理について述べたが、同様にネット
ワーク上の外部機器から通信される画像データ(角度パ
ラメータ付き)を処理することも可能である。たとえ
ば、外部機器から入力される画像データについて任意角
回転処理をして印字処理部で印字できる。また、画像読
取装置で読み取った画像データについて任意角回転処理
をして外部機器に出力できる。また、外部機器から入力
される画像データについて任意角回転処理をして再び外
部機器に出力できる。
【0057】
【発明の効果】原稿が原稿ガラス上に傾いて置かれた場
合、自動的に傾斜角を補正するので、傾き補正がされた
コピーが得られる。また、原稿が原稿読取領域からはみ
出している場合、原稿がはみ出した領域に画像が存在す
るような場合は、不適切なコピーがとられるのを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る複写機の図式的な断面図であ
る。
【図2】 複写機の操作パネルの平面図である。
【図3】 複写機を含むシステム形態の1例の図であ
る。
【図4】 複写機の制御部の1部のブロック図である。
【図5】 複写機の制御部の1部のブロック図である。
【図6】 コントローラのブロック図である。
【図7】 画像信号処理部のブロック図である。
【図8】 メモリユニット部のブロック図である。
【図9】 メモリ書き込み動作の図である。
【図10】 メモリ読み出し動作の図である。
【図11】 スキャンにより原稿画像入力の説明をする
ための図である。
【図12】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図13】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図14】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図15】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図16】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図17】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図18】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図19】 メモリユニット内の編集処理部のブロック
図である。
【図20】 画像データの90°回転処理を説明するた
めの図である。
【図21】 画像データのビットスワップ処理を説明す
るための図である。
【図22】 画像データの任意角回転処理(シフトシフ
ト処理)を説明するための図である。
【図23】 画像データの任意角回転処理(シフトシフ
ト処理)と変倍処理を同時に行なう処理を説明するため
の図である。
【図24】 はみ出し可能領域の設定範囲を説明するた
めの図である。
【図25】 第1白領域検出モードにおける白領域検出
領域の設定範囲を説明するための図である。
【図26】 第2白領域検出モードにおける白領域検出
領域の設定範囲を説明するための図である。
【図27】 第1CPUのメインフローチャートであ
る。
【図28】 チョイス設定のフローチャートである。
【図29】 コピー禁止のフローチャートである。
【図30】 警告メッセージの表示の図である。
【図31】 第2CPUのメインフローチャートであ
る。
【図32】 原稿検出のフローチャートである。
【図33】 画像処理のフローチャートである。
【図34】 はみ出し検出のフローチャートである。
【図35】 はみ出し量検出のフローチャートである。
【図36】 はみ出しエリア検出のフローチャートであ
る。
【図37】 白領域検出のフローチャートである。
【図38】 白領域エリア設定のフローチャートであ
る。
【図39】 角度検出のフローチャートである。
【図40】 角度θa検出のフローチャートである。
【図41】 角度θb検出のフローチャートである。
【図42】 角度θc検出のフローチャートである。
【図43】 角度θd検出のフローチャートである。
【図44】 サイズ検出のフローチャートである。
【図45】 傾き原稿サイズ検出のフローチャートであ
る。
【図46】 通常原稿サイズ検出のフローチャートであ
る。
【図47】 サイズ設定のフローチャートである。
【図48】 回転座標設定のフローチャートである。
【図49】 デスティネーション設定のフローチャート
である。
【図50】 90°回転のデスティネーション設定のフ
ローチャートである。
【図51】 第3CPUのメインフローチャートであ
る。
【図52】 編集制御のフローチャートである。
【図53】 第4CPUのメインフローチャートであ
る。
【図54】 第5CPUのメインフローチャートであ
る。
【符号の説明】
30 メモリユニット部、 103 第3CPU、20
0 画像読取部、 307 編集処理部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿ガラス上の画像を入力する画像入力
    手段と、 2次元の入力画像データを任意角回転処理する任意角回
    転手段と、 原稿ガラス上に置かれている原稿の領域を検出する検出
    手段と、 検出手段により検出された原稿の領域より、読取領域か
    らの原稿のはみ出し領域を算出し、算出したはみ出し領
    域内の画像の有無を予測し、はみ出し領域内に画像があ
    る場合に前記の任意角回転手段の動作を禁止する制御手
    段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像形成装置にお
    いて、 前記の制御手段は、前記のはみ出し領域内の画像の有無
    の予測を、はみ出し領域に隣接する読取領域内の画像を
    基に行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された画像形成装置にお
    いて、 前記の制御手段は、前記のはみ出し領域内の画像の有無
    の予測を、原稿の各辺からの距離で規定される領域内の
    画像により行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載された画像
    形成装置において、 前記の制御手段は、前記の任意角回転手段を動作の禁止
    の際に、コピー動作を禁止し、警告メッセージを発生す
    ることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174479A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Fuji Xerox Co Ltd 読取制御システム
JP2018121229A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 コニカミノルタ株式会社 画像補正装置、画像補正方法、およびコンピュータプログラム
CN110769126A (zh) * 2019-09-29 2020-02-07 浙江树人学院(浙江树人大学) 一种多功能扫描装置及其图像成型系统

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