JPH10285380A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10285380A
JPH10285380A JP9084048A JP8404897A JPH10285380A JP H10285380 A JPH10285380 A JP H10285380A JP 9084048 A JP9084048 A JP 9084048A JP 8404897 A JP8404897 A JP 8404897A JP H10285380 A JPH10285380 A JP H10285380A
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JP9084048A
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Nobuhiro Mishima
信広 三縞
Kazuhiro Ueda
和弘 上田
Daisetsu Tooyama
大雪 遠山
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意角回転により原稿の傾きを補正する機能
を備える画像形成装置において、原稿が傾いている場合
の画像形成装置の使い勝手を向上する。 【解決手段】 原稿が傾きを任意角回転により補正した
場合、傾き補正をした場合の入力画像データを消去せず
に記憶しておく。また、通常のコピーの後で、コピーの
際に原稿の傾きが検出された場合、入力画像データを記
憶しておく。また、傾き補正をした場合に、表示、回転
排出、シフト排出、合紙などにより傾き補正の経歴をユ
ーザーに表示し、画質劣化の有無を確認できるようにす
る。これにより、必要であればユーザーは、容易に再コ
ピーをすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
ファクシミリ、複合機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置から出力するための2次元
画像データの任意角回転処理機能が提案されている(た
とえば特公昭63−9266号公報)。この任意角回転
処理では、原稿画像を読み取るためにプラテン上に置か
れた原稿の位置が誤って傾いている場合に、その原稿の
傾きを検出して、画像データを正常な向きに回転する。
こうして補正された画像データについて画像を形成す
る。これにより、ユーザーが不慮に傾いて置いた原稿
も、自動的に画像の傾きを補正して出力できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、任意角回転
による傾き補正をした後の画像は、ユーザーの希望する
画像でないことがある。たとえば、任意角回転による傾
き補正をした後の画像は、文字画像の場合は、ほとんど
画質は変わらないが、中間調画像の場合は、任意角回転
した後の画像は画質が劣化するという不都合がある。特
に、中間調画像はよい画質が要求されることが多い。ま
た、特に画像読取領域からはみ出している場合には、そ
のまま傾き補正処理をすると、画像欠損などが生じるお
それがある。また、ユーザーが意図的にはみだして置い
た可能性も高い。この場合、そのまま任意角回転処理を
したのでは、本来求められるべき補正画像が得られな
い。さらに、マルチジョブの場合でプリント中に登録し
た場合などでは、すぐにコピーの結果がわからず、時間
がたってから自分のジョブが処理されて初めてわかる。
そのときには原稿を持っていない場合が多いので、すぐ
には再コピーをすることができないことになる。一方、
原稿が傾いたまま通常どうり任意角回転をしないで画像
を出力したときに、再コピーで任意角回転により傾きを
補正したいこともある。
【0004】本発明の目的は、任意角回転機能を有する
画像形成装置であって、任意角回転機能を用いてまたは
用いずに、希望の画像が容易に出力できる使い勝手のよ
い画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の画像
形成装置は、原稿ガラスの読取領域に置かれている原稿
の2次元画像データを入力する画像入力手段と、画像入
力手段により入力された原稿の画像データを格納する記
憶手段と、記憶手段に格納された入力画像データを任意
角回転する任意角回転手段と、任意角回転手段により回
転された画像データを出力する出力手段と、画像データ
を記憶手段から消去する消去手段と、任意角回転手段に
より処理された画像データについて、消去手段の消去動
作をさせない消去制御手段とを備える。本発明に係る第
2の画像形成手段は、原稿ガラスの読取領域に置かれて
いる原稿の2次元画像データを入力する画像入力手段
と、原稿ガラスの読取領域に置かれている原稿を検出す
る検出手段と、画像入力手段により入力された原稿の画
像データを格納する記憶手段と、記憶手段に格納された
入力画像データを消去する消去手段と、記憶手段に格納
された入力画像データを任意角回転する任意角回転手段
と、記憶手段に格納された画像データを出力する出力手
段と、検出手段により傾きが検出された原稿の画像デー
タについて、消去手段の消去動作をさせないとともに、
任意角回転手段の動作を許容する消去制御手段とを備え
る。本発明に係る第3の画像形成手段は、原稿ガラスの
読取領域に置かれている原稿の2次元画像データを入力
する画像入力手段と、記憶手段に格納された入力画像デ
ータを任意角回転する任意角回転手段と、記憶手段に格
納された画像データを出力する出力手段と、任意角回転
手段により処理された画像データが出力手段により出力
されるとき、任意角回転がされたことを示す経歴表示手
段とを備える。好ましくは、上記の経歴表示手段は、任
意角回転手段が画像を回転させたことを表示する表示手
段を備える。また、好ましくは、上記の経歴表示手段
は、任意角回転手段に画像データを90°回転させる回
転制御手段と、90°回転した用紙を上記の出力手段に
供給させる用紙供給制御装置を備える。また、好ましく
は、上記の経歴表示手段は、画像が任意角回転されたと
きに、出力手段から排出される用紙の位置をシフトする
シフト排紙装置である。また、好ましくは、上記の経歴
表示手段は、画像が任意角回転されたときに合紙をする
合紙装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置の1実施形
態であるデジタル複写機を、以下に添付の図面を参照し
て説明する。 (1)複写機の構成 図1は、デジタル複写機1の全体の構成を図式的に示
す。このデジタル複写機1は、読取装置200、プリン
タ装置300、原稿搬送部500、操作パネル(図2参
照)および再給紙ユニット600からなる。原稿搬送部
500は、原稿給紙トレー510上にセットされた原稿
を自動的に原稿ガラス18上の読取位置に搬送し、読取
装置200が原稿を読み取った後に原稿を排出トレイ5
11へ排出する。原稿のサイズは、センサ551と55
2により検出される。読取装置200は、走査系、画像
処理部20などからなる。走査系では、原稿ガラス18
上の原稿を読み取り、その原稿の画像の各画素に対応す
る画像データを生成する。すなわち、原稿は、原稿ガラ
ス18の下方を移動するスキャナ19に組み付けられた
露光ランプ12により照射される。原稿からの反射光
は、第1ミラー12と固定ミラー13a,13bと集光用
のレンズ14を経て、CCDアレイなどを用いたライン
センサ(光電変換素子)16に入射される。スキャナ位
置センサ17は、スキャナ19が原稿読取領域(画像領
域)に達することを検出するために設けられる。ライン
センサ16は、図1の紙面に直交する方向(主走査方
向)に多数の光電変換素子を配列したものであり、たと
えば400DPIで画像を読み取り、原稿の画像の各画
素に対応する反射光を電気信号に変換し、画像信号処理
部20に出力する。画像信号処理部20は、入力電気信
号を処理し、メモリユニット部30に対して画像データ
を出力する。ここで、画像信号処理部20は、原稿の傾
きを検出できる。メモリユニット部30は、画像信号処
理部20から入力される画像データを圧縮して一旦記憶
し、次に、伸長処理を行ってプリンタ装置300に送信
する。伸長の際、必要ならば、傾いた原稿に対する任意
角回転などの編集処理などが施される。
【0007】また、メモリユニット部30は、後述する
外部機器インターフェース部を備えており、外部機器接
続用コネクタ50を介し、外部ケーブル51を通して外
部機器に接続される。プリンタ装置300は、印字処理
部40、レーザ光学系60、作像系などから構成され
る。印字処理部40は、メモリユニット部30から受信
される画像データに基づいてレーザ光学系60を制御す
る。レーザ光学系60において、半導体レーザ61は、
印字処理部40からの信号によって変調されるレーザビ
ームを放射し、ポリゴンミラー65は、このレーザビー
ムを偏向し、感光体ドラム71上へ走査させる。すなわ
ち、偏向されたレーザビームは、f-θレンズ66およ
び反射ミラー67、68をへて、感光体ドラム71上の
露光位置に導かれ、この走査により、感光体ドラム71
上に原稿画像の潜像が形成される。
【0008】画像形成は作像系において電子写真方式で
行われ、感光体ドラム71上に形成された潜像を現像
し、用紙上に転写かつ定着して用紙上に画像を形成す
る。ここで、図1の反時計方向に回転駆動される感光体
ドラム71が帯電チャージャ72により一様に帯電され
た後で露光され、潜像は現像器73により現像される。
一方、用紙は、カセット80a、80bから用紙ガイド8
1とタイミングローラ82をへて感光体ドラム71へ導
かれる。また、手差し給紙トレー88からも用紙が供給
される。合紙の際には、合紙用の用紙は手差し給紙トレ
ー88から供給される。現像で得られたトナー像は、転
写チャージャ74により用紙に転写される。次に、用紙
は、分離チャージャ75により分離され、定着ローラ8
4へ搬送される。定着ローラ84は、像を用紙に熱で定
着し、その後、用紙は、再給紙ユニット600を経て排
紙トレー610に排出される。再給紙ユニット600
は、後で説明するシフト排紙機構(図43参照)を備
え、これを作動させることより排紙トレー610上の排
紙の位置が変化できる。
【0009】本実施形態では、任意角回転による補正が
されたという経歴を各種の手段で表示できる。たとえ
ば、2つのカセット80a、80bに、同じサイズである
が、異なる向きの用紙が用意できる。そこで、任意角回
転による補正がされた場合、画像を90°回転するとと
もに、用紙の向きの異なる用紙を収容するカセットから
用紙を供給して原稿画像を形成する。ユーザーは、排紙
トレー610上の用紙の向きから、任意角回転がされた
ことを認識できる。または、任意角回転による補正がさ
れた場合にシフト排紙機構のモーター(図示しない)を
動作させることができる。任意角回転による補正がされ
た場合、排紙トレー610上の用紙の位置が異なるの
で、ユーザーは、排紙トレー610上の用紙の位置か
ら、任意角回転がされたことを認識できる。または、任
意角回転による補正がされた場合、合紙を行なうことが
できる。合紙用の用紙(たとえば異なる色の用紙)は手
差しトレー88から挿入する。任意角回転による補正が
された場合、手差しトレー88から合紙用の用紙を挿入
する。ユーザーは、排紙トレー610上の合紙の存在か
ら、任意角回転がされたことを認識できる。
【0010】図2は、複写機の操作パネルの平面図であ
る。操作パネルには、状態表示および各種モード設定の
ための液晶タッチパネル91、コピーの数値(枚数、倍
率など)を入力するためのテンキー92、数値を標準値
の戻すためのクリアキー93、コピーモードを初期化す
るためのパネルリセットキー94、コピーの中止を指示
するためのストップキー95、コピーの開始を指示する
ためのスタートキー96、割り込み起動および復帰を指
定するための割り込みキー97、傾斜角補正モードを指
示するキー102などが配置される。キー102を押す
ことにより、液晶タッチパネル91において、任意角回
転機能に関連した各種チョイス設定(モード設定など)
が行える。
【0011】図3は、複数のデジタル複写機1、1'を
ネットワーク上に接続したシステム形態の1例を示す。
デジタル複写機1、1’は、外部機器インターフェース
コネクタ50にて、インターフェースケーブル51を介
して、外部機器の1例であるコントローラ2、2'に接
続される。コントローラ2は、Ethernetなどの
汎用インターフェースを介してコンピュータ3に接続さ
れ、また、コントローラ2'を通して他のデジタル複写
機1'に接続される。1例として、コンピュータ3で作
成したデータファイルのプリントのため、各種設定(用
紙サイズ、倍率、プリント枚数、ステープル、ソーティ
ングなどの条件)および出力命令が入力されると、コン
ピュータ3上でのプリント処理でコントローラ2へ送ら
れる。コントローラ2では、一般的にコンピュータ3か
ら送られてくる画像データ(ポストスクリプトデータな
ど)をラスターデータへ変換する。そのため、コントロ
ーラ2には、最低で1画面分のメモリが搭載される。ビ
ットマップデータに変換されると、デジタル複写機1へ
画像データを伝送し(同時に、各種設定条件もコントロ
ーラ2を介して送信し)、デジタル複写機1側で、用紙
上への画像形成および各種処理が施される。なお、本発
明はこのシステム形態に限定されるものではなく、モデ
ムと電話回線を通して接続されているファクシミリ装置
などのシステムなども含むものである。
【0012】(2)複写機の制御系 図4と図5は、複写機1を制御する制御部100を示
す。制御部100は、8個のCPU101〜107を中
心に構成され、これら各CPU101〜107には、そ
れぞれプログラムを格納したROM111〜117およ
びプログラム実行のワークエリアとなるRAM121〜
127が設けられている。なお、CPU103は、メモ
リユニット30内に設けられる。第1CPU101は、
操作パネル(図2参照)の各種操作キーからの信号の入
力および液晶タッチパネルの表示を制御する。第2CP
U102は、読取装置200の走査系の駆動制御と画像
信号処理部20の各部の制御を行なう。ここで、読み取
った画像より、原稿の傾きを検出する。第3CPU10
3は、メモリユニット部30を制御することによって読
取った画像データを圧縮し符号メモリ303に一旦格納
し、次にこれを読出して印字処理部40へ出力する。こ
こで、読み出し時に、画像傾き補正を含む画像データの
回転編集などが行われる。なお、メモリユニット部30
には、外部機器とのインターフェースを行なう機能があ
り、画像データや制御データが送受信される。第4CP
U104は、プリンタ装置300の印字処理部40、光
学系60および作像系の制御を行なう。CPU104に
は、各種のセンサからの信号が受け取られ、また、各種
駆動部を駆動する。たとえば、カセット80a、80b
の用紙を検出するセンサ82a、82bはCPU104
に受信され、CPU104は、複写紙のサイズを管理す
る。また、印字処理部40は、後で説明するカセットか
らの用紙の90°回転、手差し給紙口88からの合紙な
どを行なうが、CPU104は、印字処理部40を制御
して、これらの動作を行わせる。第5CPU105は、
制御部100の全体的なタイミング調整や動作モードの
設定のための処理を行なう。第6CPU106は、原稿
搬送部500の制御を行なう。第7CPU107は、再
給紙ユニット600の制御を行なう。なお、再給紙ユニ
ット600が駆動する駆動回路には、図43に示すシフ
ト排紙機構のモーター607が含まれ、印字処理部40
によりシフト排紙が制御される。これらのCPU101
〜107の間では、割込みによるシリアル通信が行なわ
れ、コマンド、レポートなどデータが授受される。
【0013】図6は、CPU105により制御されるコ
ントローラ2のブロック図である。第1外部インターフ
ェース700は、外部のコンピュータ3と信号のやりと
りをする。インタープリタ702は、コンピュータ3か
ら送られてきたデータ(たとえばポストスクリプトデー
タ)を翻訳してラスターデータへ展開し、メモリ部70
2は、ラスターデータを記憶する。1ページ分の画像デ
ータを格納すると、第2外部インターフェース704を
介して印字部へ画像データが出力される。
【0014】次に、画像データの処理について説明す
る。図7は、画像信号処理部20を示し、画像信号処理
部20は、タイミング制御部21、アンプ23、A/D
変換器25、シェーディング補正部26、濃度変換部2
7、電気変倍部28、編集加工部29などからなり、C
PU102により制御される。画像信号処理部20によ
って、ラインセンサ16からの入力信号が、アンプ23
により増幅され、A/D変換器25により画素ごとに8
ビットの画像データに量子化される。画像データは、そ
の後、シェーディング補正、濃度データへの変換(ガン
マ補正)、電気変倍、編集加工の種々の処理が施された
後に、画像データとしてメモリユニット30やプリンタ
装置に送られる。CPU102は、画像信号処理部20
の各部26〜29へのパラメータの設定、レーザ走査系
のスキャナモータのスキャン制御、CPU105との通
信などを行い、読取装置200全体を制御する。原稿サ
イズおよび原稿の向きは次のように検知される。読み取
った画像が原稿であるか否かの判断において、たとえ
ば、原稿搬送装置500の原稿カバーを鏡面のものとし
て、原稿ガラス18上に置かれた原稿を走査し、反射光
量が多いところを原稿と判断する。鏡面であれば反射光
量がほとんどないため、その判断が容易である。したが
って、原稿カバーを開放した状態で走査してもよい。C
PU102は、CPU105より原稿サイズ検出動作の
指示を受けると、予備スキャンをおこなう。CPU10
2は、スキャナ位置センサ17からの位置情報に基づい
て、スキャナ19を駆動するスキャナモータを制御し、
スキャナ19を副走査方向に走査させる。副走査位置に
対応したタイミングで、画像データの内容とモニタ位置
情報とから、原稿サイズと縦置き/横置きを検出し、検
出結果をCPU105へ送信する。CPU102は、C
PU105から送信される倍率情報を基に、画像読取時
に、その倍率情報にあったスキャン速度でスキャナモー
タの速度を制御する。
【0015】図8は、メモリユニット30のブロック図
である。切り換え部301は、画像信号処理部20、印
字処理部、外部インターフェース310への画像データ
のルートを切り換える。領域判別部303は、入力画像
データが単純2値データであるか中間調データであるか
について領域判別をする。2値化処理部302は、第3
CPU103からのパラメータ設定に基づいて、誤差拡
散、ディザ法などにより多値画像データに復元可能な範
囲で画像データを2値データに変換する。画像メモリ
は、2ページ分の容量を有する。2値データは、画像メ
モリに記憶される。画像メモリ304から読み出された
2値データは、次に、符号処理部305の中の圧縮器3
11によって圧縮され、符号メモリ306に記憶され
る。符号メモリ306は、たとえば、400DPIでA
4サイズの1頁分の容量を有するマルチポートのメモリ
である。符号メモリ306には、複数頁の原稿画像の読
取データが一時的に記憶されるが、符号メモリ306内
のデータは、RAM126内に設けられた符号管理テー
ブルによって管理される。
【0016】プリント時には、符号メモリ306内の圧
縮された画像データは、伸長器312によって伸長され
る。また画像編集が必要な場合は、伸長時に編集制御部
307で編集処理(回転、変倍、移動など)を行い、編
集処理と伸長処理を同時に行う。必要ならば伸長時に傾
斜角回転も行われる。伸長されたデータは、画像メモリ
304に転送される。1ページ分のデータの伸長がなさ
れると、画像メモリ304から読み出された2値データ
は、多値化処理部308により多値データに変換され、
必要ならばスムージング処理部309においてスムージ
ング処理がされた後、切り換え部301を介して、印字
処理部40または外部機器に転送される。CPU103
は、多値化処理部302とスムージング処理部309に
制御パラメータを送る。
【0017】次に、画像読取及びプリントにおける複写
機1の動作シーケンスについて、CPU101〜106
の間でやりとりされる要求コマンド(Q)、レポート(A)
およびデータの流れを中心に説明する。図9は、メモリ
書き込み動作の概略のシーケンスを示す。まず、全体の
シーケンスを管理している第5CPU105が、メモリ
ユニット部30を制御する第3CPU103に対してメ
モリ準備を要求する。これを受けて、CPU103は、
内部ハードウエアに対し、画像信号処理部20からの画
像データを画像メモリ304へ転送させるためのバス接
続状態の設定、2値化処理のためのモードの設定、画像
メモリ304における書き込み領域の開始アドレス、X
Yレングス情報などの設定をおこなう。これらの設定が
終わって準備が完了すると、CPU103は、CPU1
05に対してメモリ準備の完了を通知する。次に、CP
U105は、CPU103とCPU102に対して読取
を要求する。これに応じて、CPU102は、読取装置
200の原稿走査部に対してスキャンを要求する。こう
して、原稿のスキャンが開始され、スキャナ19が原稿
ガラス上の原稿読取領域に達すると、CPU102によ
り設定された画像処理モードに応じて、読み取りデータ
(画像データD2)が画像信号処理部20からメモリユニ
ット部30に転送される。スキャンが終了すると、スキ
ャン終了信号がCPU102に送られ、CPU102、
103から読取の完了がCPU105に通知される。次
に、CPU105は、CPU103に対して、データの
圧縮を要求する。これを受けて、CPU103は、画像
メモリ304からの読み出しアドレス、XYレングス情
報、符号メモリ306への書き込みアドレス、圧縮器3
11のモード(たとえば算術符号化方式、MH方式)な
どを設定し、各部の起動を行う。これによって圧縮器3
11による圧縮処理が行われ、符号データが符号メモリ
306に格納される。圧縮処理が完了すると、CPU1
03はCPU105に圧縮の完了を通知する。このと
き、符号メモリ306がデータでいっぱいになっていた
場合には、圧縮不可能を示すパラメータを付加した圧縮
完了レポートがCPU105に送られる。これによっ
て、CPU105は、符号メモリ306がフルになった
ことを知ることができる。
【0018】図10は、メモリ読み出し動作の概略のシ
ーケンスを示す。メモリ読み出し動作では、画像メモリ
304から画像データが読み出され、その画像データに
基づいて用紙に複写画像がプリントされる。CPU10
5は、CPU103に対してデータ伸長を要求する。こ
れを受けて、CPU103は、符号メモリ306からの
読み出しアドレス、データの量、画像メモリ304への
書き込みアドレス、XYレングス情報、伸長器312の
モード(たとえば、算術符号化方式、MH方式)、傾斜
角回転などの編集処理モードなどを設定して、各部の起
動をおこなう。これによって伸長(編集)処理がおこな
われ、画像データが画像メモリ304に書き込まれる。
伸長処理が終了すると、CPU103はCPU105に
対して伸長完了を通知する。次に、CPU105は、C
PU103に対して、画像メモリ304から画像を読み
出すためのメモリ準備を要求する。これを受けて、CP
U103は、内部ハードウエアに対して、画像メモリ3
04から印字処理部40へ画像データを出力するための
バス接続状態の設定、画像メモリ304の読み出し領域
の開始アドレスおよびXYレングス情報などの設定を行
い、CPU105にメモリ準備完了を通知する。次に、
CPU105は、CPU103と印字部40に対して、
プリントを要求する。印字処理部部40からCPU10
5に用紙の搬送状態を知らせる給紙レポートが送られ、
その後、画像メモリ304から読み出された画像データ
が印字処理部40に出力され、プリントが行われる。プ
リントが終了すると、CPU103と印字処理部40が
CPU105に対してプリント完了レポートとイジェク
ト完了レポートを送る。これらのレポートを受け取った
CPU105は、必要に応じてCPU103に対してメ
モリクリア要求を与える。
【0019】(3)原稿が傾いている場合の原稿読取 次に、原稿ガラス18上で読み取られる原稿が傾いてい
る場合の画像読取について説明する。図11に示すよう
に、原稿10は、右上端(3角印で示す)を基準とする
原稿ガラス18の上に、原稿の複写面を下向きに置かれ
ている。原稿ガラス18の長手方向がスキャン読取の副
走査方向であり、それに垂直な方向が主走査方向であ
る。図11に示した例では、原稿は、画像基準から離れ
て置かれ、その位置は副走査方向と平行ではない。この
例では、原稿は読取領域からはみ出ていない。図12と
図13は、原稿10(破線で示す)が読取領域(実線で
示す長方形)からはみ出ていない場合の読み取った画像
のイメージを示す。(原稿10を複写面側から見るの
で、画像基準は左上端である。)画像信号処理部20で
は、少なくとも原稿の範囲を含む長方形領域の画像デー
タを処理して、原稿が存在する原稿領域の検出を行い、
原稿の周囲(すなわちエッジ部)のすべての座標から、
図に示すように長方形原稿の4隅の座標を検出する。こ
こで、主走査方向がX軸であり、副走査方向がY軸であ
る。XmaxとXminは、最大と最小のX座標であり、残り
の2つのX座標のうち大きいほうがX1であり、小さい
ほうがX2である。また、YmaxとYminは、最大と最小
のY座標であり、残りの2つのY座標のうち大きいほう
がY1であり、小さいほうがY2である。図12の例で
は、原稿の4隅のX座標とY座標は、(X1,Ymin)、
(Xmax,Y2)、(Xmin,Y1)、(X2,Ymax)であ
る。原稿10の4辺の長さa、b、c、dは、原稿の座
標から以下のとおり計算できる。 a=√{(Xmax−X1)2+(Y2−Ymin)2} b=√{(X1−Xmin)2+(Y1−Ymin)2} (1) c=√{(X2−Xmin)2+(Ymax−Y1)2} d=√{(Xmax−X2)2+(Ymax−Y2)2} また、図13の例では、原稿の傾きの方向が図12の場
合と異なり、原稿の4端の座標は、(Xmin,Y1)、
(X1,Ymin)、(X2,Ymax)、(Xmax,Y2)であ
る。この場合も4辺の長さa、b、c、dは同じ式で計
算できる。
【0020】ここで、傾いた画像を補正するための編集
処理パラメータは、次のようになる。まず、X1−Xmin
<Y1−Yminの場合(図12)、 回転座標: (X1,Ymin) 回転角θ: tan-1{(X1−Xmin)/(Y1−Ymin)} (2) デスティネーションアドレス(pmdax,pmday): (−X1,−Ymin) また、X1−Xmin>Y1−Yminの場合(図13)、 回転座標: (Xmin,Y1) 回転角θ: tan-1{(Y1−Ymin)/(X1−Xmin)} (3) デスティネーションアドレス(pmdax,pmday): (−Xmin,−Y1) 回転座標は、図の左上端に近い隅の座標である。回転角
θは、回転座標位置を基準として原稿を回転して読取領
域に平行にするための回転角である。デスティネーショ
ンアドレスは、メモリへの転送先の座標であり、左上端
の位置から画像基準への長さに相当する。
【0021】原稿10が読取領域(実線の長方形部)よ
りはみ出している場合、たとえば、読み取った画像(破
線)が図14のようなイメージであっても、原稿領域の
検出により上述の座標を検出する。図の左上端が、読取
領域の基準位置である。いまX軸の読取範囲がXmin0
max0であり、Y軸の読取範囲がYmin0〜Ymax0である
とする。原稿の隅が読取領域の外にあるので、極値X
max、Xmin、Ymax、Yminは、それぞれ読取領域の端と
交差する2点で検出される。すなわち、X軸、Y軸のそ
れぞれの極値が読取範囲の最大値Xmax0、Ymax0または
最小値Xmin0、Ymin0と一致した場合、2点づつ検出す
る。こうして、原稿の端の8点の座標は、(Xmin0,Y
10)、(Xmin0,Y11)、(X10,Ymin0)、(X11
min0)、(X20,Ymax0)、(X21,Ymax0)、(X
max0,Y20)、(Xmax0,Y21)である。これより、読
取範囲内に存在する辺a、b、c、dを抽出できる。こ
こに、原稿の4辺の長さa、b、c、dとはみ出し部分
の長さe、f、g、hはこれらの座標から以下のように
計算できる。 a=√{(Xmax0−X11)2+(Y20−Ymin0)2} b=√{(X10−Xmin0)2+(Y10−Ymin0)2} c=√{(X20−Xmin0)2+(Ymax0−Y11)2} d=√{(Xmax0−X21)2+(Ymax0−Y21)2} (4) e=X11−X10 f=Y11−Y10 g=X21−X20 h=Y21−Y20 また、原稿を長方形とした場合の4辺の長さは、図に示
されるように、それぞれ以下のように算出できる。 e*cosθ+a+h*sinθ、 f*cosθ+b+e*sinθ、 (5) g*cosθ+c+f*sinθ、 h*cosθ+d+g*sinθ。 ここで、傾き角θも各辺についてそれぞれ上述の座標か
ら算出できる。
【0022】以上に説明した考え方に基づいて、あらゆ
る原稿の置かれ方に対応して、編集処理パラメータを求
めることができる。4辺のうち少なくとも1辺が抽出で
きれば、傾き角θの算出は可能となる。また、抽出した
辺を辺の1部とし、読み取った原稿領域を含む長方形領
域を有効原稿領域とした場合の各辺の長さおよび座標を
算出することができる。図15は、置かれた原稿が読取
領域からはみ出してはいるが4辺とも抽出できる場合の
読み取った画像のイメージの1例を示す。原稿は読取領
域の左側と上側ではみ出ているが、それぞれ読取領域の
端と交差する2点(Xmin0,Y10)、(Xmin0
11)、(X10,Ymin0)、(X11,Ymin0)が検出で
きる。辺dの長さは抽出できるが、辺a、b、cについ
ては完全な辺が抽出できない。しかし、辺e,fと傾斜
角θに基づいて各辺の長さと4隅の座標が算出できる。
この例では、g=h=0であるので、4辺の長さは、式
(5)においてg=h=0として算出できる。 e*cosθ+a、 f*cosθ+b+e*sinθ、 (6) c+f*sinθ、 d+g*sinθ。
【0023】図16は、3辺のみを抽出できる場合の読
み取った画像のイメージの1例の図である。この場合、
読取可能な原稿部分の左上隅の位置α=(Xmin0
10)=(X10,Ymin0)である。この例では、b=g
=h=0であるので、4辺の長さは、式(5)において
b=g=h=0として算出できる。 e*cosθ+a、 f*cosθ+e*sinθ、 (7) c+f*sinθ、 d+g*sinθ。 図17は、2辺c、dのみを抽出できる場合の読み取っ
た画像のイメージの1例の図である。この例では、左上
隅の位置α=(Xmin0,Y10)=(X10,Ymin0)であ
り、右上の隅の位置β=(X11,Ymin0)=(Xmax
2)である。この例では、a=b=g=h=0である
ので、4辺の長さは、式(5)においてa=b=g=h
=0として算出できる。 e*cosθ、 f*cosθ+e*sinθ、 (8) c+f*sinθ、 d。
【0024】図18は、1辺のみを抽出できる場合の読
み取った画像のイメージの1例の図である。この例で
は、読取可能な原稿部分の左上隅の位置α=(Xmin0
10)=(X10,Ymin0)であり、右上隅の位置β=
(X11,Ymin0)=(Xmax,Y2)、右下隅の位置γ=
(Xmax0,Y21)=(X21,Ymax0)である。この例で
は、a=b=d=g=0であるので、4辺の長さは、式
(5)においてa=b=d=g=0として算出できる。 e*cosθ+h*sinθ、 f*cosθ+e*sinθ、 (9) c+f*sinθ、 h*cosθ。
【0025】(4)傾斜角補正 任意角回転処理では、読み取った原稿の傾きが検出され
た場合に、画像を傾斜角だけ自動的に回転して、傾かな
い画像を得るために行なう。したがって、使用者が原稿
を原稿ガラス上に置く場合に、誤って傾いて置いた場合
などにおいて、画像は自動的に傾斜角だけ回転されるの
で、正常な画像が得られる。任意角回転は、画像読取に
より検出された編集パラメータに基づいて、メモリユニ
ット30内の編集処理部307において行われる。ま
ず、編集処理部307について説明する。図19は、メ
モリユニット30内の編集処理部307の任意角回転に
関連する部分と画像メモリ304を示す。編集処理部3
07による回転などの編集は、画像メモリ304を利用
し、シフト処理、X−Y変換処理およびビットスワップ
処理を組み合わせて進められる(図20、図21参
照)。なお、回転処理をしない場合(0°回転)は、破
線で示すように、ビットスワップ処理のみがおこなわ
れ、信号W2、R2のみがアクセスされる。回転処理を
する場合、伸長部312より転送される入力画像データ
は、16ビットであり、編集処理部307において、ま
ず16→32変換部3070で32ビットに変換され
る。編集処理部307の内部動作および画像メモリ30
4へのアクセスを高速に処理するため、データ処理はす
べて32ビットで行われる。第1シフト部3071は、
ビット変換後のデータが必要であれば、シフト処理を
し、画像メモリ304内の第1-1スライスエリア部3
040と第1-2スライスエリア部3041に書き込
む。第1-1X-Y変換部3072と第1-2X-Y変換部
3073は、それぞれ、第1-1スライスエリア部30
40と第1-2スライスエリア部3041から読み出さ
れたデータR1についてX-Y変換処理をする。第2シ
フト部3074はX-Y変換後のデータを必要であれば
シフト処理をする。第1ビットスワップ部3075は、
16→32変換部3070からのデータまたは第2シフ
ト部3074からのデータを必要であればビットスワッ
プ処理し、画像メモリ304内の編集用の仮想用紙エリ
ア3042(最大でA3サイズの容量)に書き込む。第
2X-Y変換部3076は、プリント出力時に、必要で
あれば第2ビットスワップ部3077により、画像メモ
リ304内のプリント出力用の仮想用紙エリア3042
から読み出したR2データのX-Y変換処理をして、画
像メモリ304内の第2スライスエリア3043に書き
込む。プリント出力動作時に仮想用紙エリア3042か
ら読み出されたR2データまたは第2スライスエリア3
043から読み出されたR3データは、32→1変換部
3078により1ビットに変換され、多値化処理部30
8へ転送される。連続動作時には、画像メモリ304へ
のアクセス(信号W1〜W3、R1〜R3)は、32ビ
ットバスラインにて時分割で並列処理される。
【0026】次に、図20を参照して、画像データの9
0°回転処理を説明する。伸長部312より転送される
入力画像のイメージは、左上の(a)に示すように、左
上端を画像基準として受信される。この入力画像データ
は、右上の(b)に示すように、ライン単位で第1-1
スライスエリア部3040から32ビット×32ライン
のデータから、32ビット×32ビットのブロックの単
位で読み出されて、第1-1X-Y変換部3072で編集
処理される。次に、90°回転のために、中央の(c)
に示すように読み出され、右下の(d)に示すように、
仮想用紙エリア3042に書き込まれる。このとき、画
像基準(デスティネーションアドレス(pmdax,pmday))
が左下端になるように、データを展開する。第1-1ス
ライスエリア部3040と第1-2スライスエリア部3
041は、対になっていて、上記の処理がダブルバッフ
ァ動作で行われる。次に、図21を参照して、第1ビッ
トスワップ部3075と第2ビットスワップ部3077
による画像データのビットスワップ処理を説明する。こ
の処理において、図の上部に示すように、32ビットの
データの並びを逆転する。そして、図の下部に示すよう
に、逆転したデータを、仮想用紙エリア3042におい
て、画像基準(デスティネーションアドレス)が右下端
になるように書き込む。また、90°回転とビットスワ
ップ処理を組み合わせることにより270°回転もする
ことができる。このとき、画像基準が右上端になるよう
にデータを展開する。なお、編集処理部307では、画
像基準の仮想用紙エリアへの転送先(デスティネーショ
ンアドレス)を変えることにより、画像の平行移動も同
時に処理することができる。また、説明はしないが、特
定の領域の画像の消去や複写・貼り付けなどの処理も可
能である。
【0027】次に、任意角回転のための演算について説
明する。次の式は、アフィン変換における回転処理を示
す。式(10)に示されるように、座標(X,Y)は角
度θだけ回転されて座標(U,V)になる。この演算
は、式(11)に示すように分解され、第1シフト、9
0°回転、第2シフト、−90°回転の組み合わせとな
る。上述の編集処理部307では、これらの処理を組み
合わせて演算が行われる。第1シフトと第2シフトで
は、Y軸パラメータ固定でX軸パラメータのみが処理さ
れる。
【数1】
【0028】次に、上述の回転アドレス演算の逆演算を
示す。式(12)、(13)は、式(10)、(11)
の逆変換を示す。
【数2】
【0029】画像データの任意角回転処理では、上述の
任意角回転のための演算に従って画像データが処理され
る。図22により、画像データの任意角回転処理(シフ
トシフト方式)を説明する。編集処理部307におい
て、図22の左上に示すように、伸長部312より転送
される入力画像のイメージは、左上端を基準として受信
される。この入力画像データは、図の中央部上側に示す
ように、上述の第1シフト部3071において、設定さ
れた回転角θに応じて第1シフト処理がなされ、第1-
1スライスエリア3041と第1-2スライスエリア3
042へライン単位で書き込まれる。次に、第1-1ス
ライスエリア3041と第1-2スライスエリア304
2から32×32ビットのブロックの単位で読み出さ
れ、第1-1X-Y変換部3072と第1-2X-Y変換部
3073により処理される。次に、2ブロック分のデー
タを基に、第2シフト部3074にて、設定された回転
角θに応じた第2シフト処理がなされ、このデータが仮
想用紙エリア3042に書き込まれる。2つのスライス
エリア3040、3041は対になっており、上述の動
作がダブルバッファ動作にて行われる。これまでの処理
で、画像は(90°+θ)回転した状態となる。仮想用
紙エリア3042からプリント出力をするとき、−90
°回転(270°回転)を第2X-Y変換部3076と
第2ビットスワップ部3077を用いて処理し、第2ス
ライスエリア部3043へバッファリング(ビット変
換)してから、多値化処理部308へ出力する。シフト
シフト方式による回転処理は、処理後の画質を考慮する
とθはなるべく小さい角度が望ましいため、−45°<
θ<45°とする。それ以上の角度の回転は、90°単
位の回転と組み合わせることにより処理する。
【0030】次に、画像データの任意角回転と変倍処理
とを同時に処理するための論理式を示す。式(14)
は、アフィン変換における回転処理と変倍処理を示し、
座標(X,Y)は角度θだけ回転されてα倍になって座
標(U,V)になる。これは、式(16)に示すように
分解され、第1シフト、90°回転、第2シフト、−9
0°回転となる。第1と第2のシフトは、Y軸パラメー
タ固定でX軸パラメータのみが処理される。
【数3】 次に、上述の回転アドレス演算の逆演算を示す。式(1
6)、(17)は、式(14)、(15)の逆変換を示
す。
【数4】 図23は、上述の画像データの任意角回転処理を示す。
この処理は、シフト処理、90°回転、シフト処理、−
90°回転からなる。変倍は、図19に示す編集処理部
307において、第1と第2のシフト部において変倍の
パラメータを対応させることにより行なう。ただし、倍
率によっては、スライスエリアの数を増やすことが必要
になる。このとき、変倍のみを処理し、回転しない場合
は、回転角度の設定を0°にすればよい。
【0031】(5)複写機の制御(第1実施形態) 入力画像データを任意角回転する任意角回転機能を備え
た複写機において、特に中間調画像の場合などに、任意
角回転により画質が劣化することがある。このような場
合、任意角回転により画質が劣化することがわかれば、
任意角回転をせずに再コピーをすることが望ましい。そ
こで、本実施形態の複写機は、画像入力手段により入力
された原稿の画像データを記憶しておき、任意角回転が
された画像データは、消去させない(図37)。ユーザ
ーは、任意角回転により希望の画像が出力されなかった
こと(たとえば画質劣化)を確認すると、記憶されてい
る画像データを用いて、任意角回転をしない再コピーを
許容する(図32)。また、任意角回転をしないで通常
の画像出力がなされた場合に、画像出力の際に原稿の傾
きの有無を検出する。原稿の傾きが検出されると、原稿
の画像データの消去をさせない(図37)とともに、任
意角回転による再コピーを許容する(図32)。これに
より、ユーザーは、任意角回転により、傾きのない希望
の画像が出力できる。これにより、再コピーを容易に
し、任意角回転機能を有する画像形成装置の使い勝手を
向上する。マルチジョブの場合でも、画像データを記憶
しているので、すぐに再コピーをすることができる。
【0032】以下に第1実施形態の複写機の制御のフロ
ーを説明する。図24は、操作パネルを制御する第1C
PU101のメインフローチャートである。電源が投入
されると、まず、RAMやレジスタなどを初期化する初
期設定を行なう(ステップS11)。その後、1ルーチ
ンの長さを規定する内部タイマーをセットし(ステップ
S12)、キー操作を受け付けるキー入力処理をし(ス
テップS13)、キー操作に応じた表示を行なうパネル
表示処理をし(ステップS14)、チョイス設定をする
(ステップS15、図25参照)。次に、その他の処理
をした後(ステップS16)、内部タイマーの終了を待
って(ステップS17でYES)、ステップS12に戻
り、上述の処理をくり返す。また、適時に割り込み処理
として、他のCPUとの通信をおこなう。
【0033】図25は、チョイス設定(図24、ステッ
プS15)のフローチャートである。任意角回転処理の
設定をし(ステップS151)、次に、傾き検出の設定
をする(ステップS152)。そして、その他の処理を
して(ステップS153)、リターンする。図26は、
パネル表示処理(図24、ステップS14)の1部の回
転表示のフローチャートである。プリント完了レポート
を受信すると(ステップS141でYES)、チョイス
(図24、ステップS15)で任意角回転処理や傾き検
出処理が設定されていれば、その設定により分岐する
(ステップS142)。任意角回転処理が設定されてい
ると、任意角回転レポートを受信すると(ステップS1
43でYES)、任意角回転処理表示処理を行なう(ス
テップS144)。図27は、任意角回転処理表示処理
の1例を示す。この例では、第3ジョブの2頁目におい
て任意角回転がされたことが示される。傾き検出処理が
設定されていると、傾きを検出すると(ステップS14
5でYES)、傾き検出表示処理を行なう(ステップS
146)。図28は、傾き検出表示処理の1例を示す。
この例では、第3ジョブの2頁目において原稿の傾きが
検出されたことが示される。最後に、その他の処理をし
て(ステップS157)、リターンする。
【0034】図29は、画像信号処理部20を制御する
第2CPU102のメインフローチャートである。RA
Mやレジスタなどを初期化する初期設定をおこなった後
(ステップS21)、1ルーチンの長さを規定する内部
タイマーをセットする(ステップS22)。次に、画像
データを入力し(ステップS23)、原稿検出処理をし
(ステップS24)、画像処理をし(ステップS2
5)、画像データを出力する(ステップS26)。そし
て、その他の処理をし(ステップS27)、内部タイマ
ーの終了を待って(ステップS28でYES)、ステッ
プS22に戻り、上述の処理をくり返す。
【0035】図30は、メモリユニット部30を制御す
る第3CPU103のメインフローチャートである。ま
ずRAMやレジスタなどを初期化する初期設定をおこな
う(ステップS31)。次に、コマンド受信処理(ステ
ップS32)、ステータス送信処理(ステップS3
3)、画像メモリ書き込み処理(ステップS34)、圧
縮制御処理(ステップS35)、伸長制御処理(ステッ
プS36)、編集制御処理(ステップS37、図32参
照)、スムージング制御処理(ステップS38)、画像
メモリ読み出し処理(ステップS39)、および、その
他の処理(ステップS3A)をする。次に、ステップS
32に戻り、上述の処理をくり返す。図31は、編集制
御(図30、ステップS37)のフローチャートであ
る。プリント用のデータの準備がすんだら(ステップS
371でYES)、サイズパラメータ(cpx,cp
y)、(spx,spy)を設定し(ステップS37
2)、90°単位回転パラメータ(90θ)を設定し
(ステップS373)、任意角回転を設定し(ステップ
S374、図32参照)、回転座標パラメータを設定し
(ステップS375)、デスティネーションパラメータ
(pmdax、pmday)を設定する(ステップS3
76)。そして、他のパラメータを設定して(ステップ
S377)、リターンする。
【0036】図32は、任意角回転設定(図31、ステ
ップS374)のフローチャートである。チョイス(図
25、ステップS15)で任意角回転処理や傾き検出処
理が設定されていれば、その設定により分岐する(ステ
ップS3741)。任意角回転処理が設定されている
と、任意角回転レポートを受信すると(ステップS37
42でYES)、コピー/再コピーのいずれが設定され
ているかにより分岐する(ステップS3743)。コピ
ーが設定されていると、任意角回転パラメータを設定し
(ステップS3744)、再コピーが設定されている
と、任意角回転パラメータをリセットする(ステップS
3745)。ステップS3741で傾き検出が設定され
ていると判断されると、傾きが検出されると(ステップ
S3746でYES)、コピー/再コピーのいずれが設
定されているかにより分岐する(ステップS374
7)。再コピーが設定されていると、任意角回転パラメ
ータを設定し(ステップS3748)、コピーが設定さ
れていると、任意角回転パラメータをリセットする(ス
テップS3749)。
【0037】図33は、プリンタ部を制御する第4CP
U104のメインフローチャートである。RAMやレジ
スタなどを初期化する初期設定をおこなった後(ステッ
プS41)、1ルーチンの長さを規定する内部タイマー
をセットする(ステップS42)。次に、現像・転写系
の制御(ステップS43)、搬送系の制御(ステップS
44)、定着系の制御(ステップS45)、印字処理部
の制御(ステップS46)をする。そして、その他の処
理をする(ステップS47)。次に、内部タイマーの終
了を待って(ステップS48でYES)、ステップS4
2に戻り、上述の処理をくり返す。
【0038】図34は、複写機全体の制御を統括する第
5CPU105のメインフローチャートである。RAM
やレジスタなどを初期化する初期設定をおこなった後
(ステップS51)、1ルーチンの長さを規定する内部
タイマーをセットする(ステップS52)。次に、他の
CPUからの入力データをチェックする入力データ解析
処理(ステップS53、図35〜図37参照)、操作内
容に応じて動作モードを定めるモード設定処理(ステッ
プS54)、割り込み切換処理(ステップS55)、モ
ードに応じたコマンド設定処理(ステップS56)、コ
マンドを通信ポートに待機させる出力データ設定(ステ
ップS57)、および、その他の処理(ステップS5
8)をする。次に、内部タイマーの終了を待って(ステ
ップS59でYES)、ステップS52に戻り、上述の
処理をくり返す。
【0039】図35は、入力データ解析処理(図33、
ステップS53)の1部であるメモリ書き込み制御のフ
ローチャートである。画像データの転送があれば(ステ
ップS5311でYES)、ステートにより分岐する
(ステップS5312)。ステートが0であるとき、メ
モリ準備要求をし、ステートを1に更新して(ステップ
S5313)、ステップS5314に進む。ステートが
1であるとき、メモリ準備が完了していれば(ステップ
S5314でYES)、スキャン要求をして、ステート
を2に更新して(ステップS5315)、ステップS5
316に進む。ステートが2であるとき、読取が完了し
ていれば(ステップS5316でYES)、データ圧縮
要求をし、ステートを3に更新して(ステップS531
7)、ステップS5318に進む。ステートが3である
とき、圧縮が完了していれば(ステップS5318でY
ES)、画像メモリをクリアし、ステートを0に戻す
(ステップS5319)。そして、メモリがフルであれ
ば(ステップS531AでYES)、メモリフル処理を
して(ステップS531B)、リターンする。
【0040】図36は、入力データ解析処理(図33、
ステップS53)の1部であるメモリ読み出し制御のフ
ローチャートである。プリントリクエストがあれば(ス
テップS5321でYES)、ステートにより分岐する
(ステップS5322)。ステートが0であるとき、デ
ータ伸長要求をし、ステートを1に更新して(ステップ
S5323)、ステップS5324に進む。ステートが
1であるとき、データ伸長が終了していれば(ステップ
S5324でYES)、メモリの準備をして、ステート
を2に更新して(ステップS5325)、ステップS5
326に進む。ステートが2であるとき、メモリ準備が
完了していれば(ステップS5326でYES)、プリ
ント要求をし、ステートを3に更新して(ステップS5
327)、ステップS5328に進む。ステートが3で
あるとき、プリントが完了していれば(ステップS53
28でYES)、ステートを0に戻す(ステップS53
29)。そして、任意角回転をした場合(ステップS5
32AでYES)、任意角回転レポートを提出して(ス
テップS5321B)、リターンする。
【0041】図37は、入力データ解析処理(図33、
ステップS53)の1部であるメモリクリア制御のフロ
ーチャートである。プリント完了レポートを受信すると
(ステップS5331でYES)、チョイス(図24、
ステップS15)で任意角回転処理や傾き検出処理が設
定されていれば、その設定により分岐する(ステップS
5332)。任意角回転処理が設定されていると、任意
角回転レポートを受信しないと(ステップS5333で
NO)、メモリクリア要求をする(ステップS533
4)。傾き検出処理が設定されていると、傾きを検出し
ないと(ステップS5335でNO)、メモリクリア要
求をする(ステップS5334)。最後に、その他の処
理をして(ステップS5336)、リターンする。その
他の場合は、その他の処理のみをして(ステップS53
36)、リターンする。
【0042】(6)複写機の制御(第2実施形態) 入力画像データを任意角回転する任意角回転機能を備え
た複写機において、中間調画像の場合などに、任意角回
転により画質が劣化することがある。このような場合、
任意角回転により画質が劣化することがわかれば、任意
角回転をせずに再コピーをすることが望ましい。そこ
で、本実施形態の複写機は、任意角回転がされたという
経歴を表示する。たとえば、任意角回転の経歴は、任意
角回転手段を回転させたことの操作パネル200での表
示(図39)、任意角回転の際の画像の90°回転(図
40)、任意角回転の際のコピーのシフト排紙(図4
1)、任意角回転の際の合紙(図42)である。ユーザ
ーは、これらの手段を設定することにより(図38)、
残された経歴から任意角回転補正がされたことを認識で
き、任意角回転による画質劣化の有無を確認できる。こ
れにより、任意角回転機能を有する画像形成装置の使い
勝手を向上する。
【0043】以下に第2実施形態の複写機の制御を、図
24〜図37に示した第1実施形態の制御と異なる部分
についてのみ説明する。操作パネルを制御する第1CP
U101のフローは、図24に示したものと同様である
が、チョイス設定とパネル表示処理の内容が異なる。図
38は、本実施形態におけるチョイス設定(図24、ス
テップS15)のフローチャートである。回転排出の設
定をし(ステップS151')、シフト排出の設定をし
(ステップS152')、合紙の設定をする(ステップ
S153')。そして、その他の処理をして(ステップ
S154')、リターンする。
【0044】図39は、パネル表示処理(図24、ステ
ップS14)の1部の回転表示のフローチャートであ
る。プリント完了レポートを受信すると(ステップS1
41'でYES)、次に、任意角回転レポートを受信し
たかを判断する(ステップS142')。任意角回転レ
ポートを受信すると(ステップS142'でYES)、
任意角回転経歴表示処理を行なう(ステップS14
3')。図40は、任意角回転処理表示処理の1例を示
す。この例では、第3ジョブの2頁目において任意角回
転がされたことが示される。最後に、その他の処理をし
て(ステップS144')、リターンする。
【0045】複写機全体の制御を統括する第5CPU1
05のメインフローは、図34に示したのと同様である
が、コマンド設定処理(ステップS56)において、図
41〜図43に示される処理がなされる。図41は、回
転排出処理制御のフローチャートである。チョイス(図
24、ステップS15)で回転排出が設定されていれば
(ステップS5611でYES)、任意角回転が許可さ
れていて(ステップS5612でYES)、角度検出が
すんでいて(ステップS5613でYES)、検出され
た角度が0でなければ(ステップS5614でNO)、
すなわち、原稿が傾いていれば、画像の90度回転処理
要求(ステップS5615)とカセット80a、80b
の用紙についての90度回転(縦(T)/横(Y))用紙選択
要求(ステップS5616)をする。たとえば、傾いて
いない原稿についてA4縦(T)の用紙が供給されていれ
ば、傾いた原稿の場合にA4横(Y)の用紙の供給を選択
し、画像を90°回転して、選択された用紙に印字す
る。その他の場合は、これらの要求をしない。そして、
その他の処理をして(ステップS5617)、リターン
する。これにより、排紙トレー610において排紙の位
置から任意角回転の有無が判断できる。
【0046】図42は、シフト排出処理制御のフローチ
ャートである。チョイス(図24、ステップS15)で
シフト排出が設定されていれば(ステップS5621で
YES)、プリント完了レポートを受信していて(ステ
ップS5622でYES)、任意角完了レポートを受信
していれば(ステップS5623でYES)、シフト排
出要求をする(ステップS5624)。その他の場合
は、シフト排出要求をしない。そして、その他の処理を
して(ステップS5625)、リターンする。図43
は、シフト排出機構を示す。本実施形態では、再給紙ユ
ニット600において、排出ローラ605を移動するこ
とにより排紙トレイ610での排紙位置をシフトする。
シフト排出が要求されると(図42、ステップS562
4)、排紙トレー610での排紙位置を変化するモータ
ー607が駆動され、排紙位置がシフトされる。図44
は、合紙処理制御のフローチャートである。チョイス
(図24、ステップS15)で合紙排出が設定されてい
れば(ステップS5631でYES)、プリント完了レ
ポートを受信していて(ステップS5632でYE
S)、任意角完了レポートを受信していれば(ステップ
S5633でYES)、合紙要求をする(ステップS5
634)。(これに対応して印字処理部が合紙用のトレ
ーからコピーを排出する。)その他の場合は、合紙排出
要求をしない。そして、その他の処理をして(ステップ
S5635)、リターンする。
【0047】以上で、原稿読取装置から入力した画像デ
ータの任意角回転処理について述べたが、同様にネット
ワーク上の外部機器から通信される画像データ(角度パ
ラメータ付き)を処理することも可能である。たとえ
ば、外部機器から入力される画像データについて任意角
回転処理をして印字処理部で印字できる。また、画像読
取装置で読み取った画像データについて任意角回転処理
をして外部機器に出力できる。また、外部機器から入力
される画像データについて任意角回転処理をして再び外
部機器に出力できる。
【0048】
【発明の効果】原稿が原稿ガラス上に傾いて置かれた場
合、任意角回転により自動的に傾斜角を補正するが、傾
き補正処理がされたコピーの入力画像データ(回転処理
前のデータ)をメモリに残しておくので、ユーザーが意
図的に傾けて原稿を置いた場合や、任意角回転による画
質劣化があった場合、必要であれば傾き補正をせずに再
度コピーをすることができる。また、通常のコピーの後
に、傾きを検出した原稿の入力画像データをメモリに残
しておくので、必要であれば傾き補正をして再度コピー
をすることができる。また、自動的に傾き補正をしてコ
ピーを出力するとともに、コピー(ジョブ)の経歴を、
パネル表示、回転排出、シフト排出、合紙などとして残
すので、ユーザーは経歴をただちに知ることができ、ユ
ーザーは、任意角回転による画質劣化の有り無しを確認
できる。また、ユーザーは、コピーの画質に問題があれ
ば、そのコピーのみをとりなおすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る複写機の図式的な断面図であ
る。
【図2】 複写機の操作パネルの平面図である。
【図3】 複写機を含むシステム形態の1例の図であ
る。
【図4】 複写機の制御部の1部のブロック図である。
【図5】 複写機の制御部の1部のブロック図である。
【図6】 コントローラのブロック図である。
【図7】 画像信号処理部のブロック図である。
【図8】 メモリユニット部のブロック図である。
【図9】 メモリ書き込み動作の図である。
【図10】 メモリ読み出し動作の図である。
【図11】 スキャンによる原稿画像入力の説明するた
めの図である。
【図12】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図13】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図14】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図15】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図16】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図17】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図18】 読み取った画像のイメージの1例の図であ
る。
【図19】 メモリユニット内の編集処理部のブロック
図である。
【図20】 画像データの90°回転処理を説明するた
めの図である。
【図21】 画像データのビットスワップ処理を説明す
るための図である。
【図22】 画像データの任意角回転処理(シフトシフ
ト処理)を説明するための図である。
【図23】 画像データの任意角回転処理(シフトシフ
ト処理)と変倍処理を同時に行なう処理を説明するため
の図である。
【図24】 第1CPUのメインフローチャートであ
る。
【図25】 チョイス設定のフローチャートである。
【図26】 回転表示処理のフローチャートである。
【図27】 任意角回転処理表示の1例の図である。
【図28】 傾き検出表示の1例の図である。
【図29】 第2CPUのメインフローチャートであ
る。
【図30】 第3CPUのメインフローチャートであ
る。
【図31】 編集制御のフローチャートである。
【図32】 任意角回転設定のフローチャートである。
【図33】 第4CPUのメインフローチャートであ
る。
【図34】 第5CPUのメインフローチャートであ
る。
【図35】 メモリ書き込み制御のフローチャートであ
る。
【図36】 メモリ読み出し制御のフローチャートであ
る。
【図37】 メモリクリア制御のフローチャートであ
る。
【図38】 第2実施形態におけるチョイス設定のフロ
ーチャートである。
【図39】 第2実施形態における回転表示処理のフロ
ーチャートである。
【図40】 任意角回転経歴処理表示の1例の図であ
る。
【図41】 回転排出処理制御のフローチャートであ
る。
【図42】 シフト排出処理制御のフローチャートであ
る。
【図43】 シフト排出機構の斜視図である。
【図44】 合紙処理制御のフローチャートである。
【符号の説明】
30 メモリユニット部、 40 印字処理部、 10
3第3CPU、 104 第4CPU、 200 画像
読取部、 304 画像メモリ、 307 編集処理
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06T 1/00 G06F 15/62 320A H04N 1/21 15/64 325J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿ガラスの読取領域に置かれている原
    稿の2次元画像データを入力する画像入力手段と、 画像入力手段により入力された原稿の画像データを格納
    する記憶手段と、 記憶手段に格納された入力画像データを任意角回転する
    任意角回転手段と、 任意角回転手段により回転された画像データを用紙に出
    力する出力手段と、 画像データを記憶手段から消去する消去手段と、 任意角回転手段により処理された画像データについて、
    消去手段の消去動作をさせない消去制御手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿ガラスの読取領域に置かれている原
    稿の2次元画像データを入力する画像入力手段と、 原稿ガラスの読取領域に置かれている原稿を検出する検
    出手段と、 画像入力手段により入力された原稿の画像データを格納
    する記憶手段と、 記憶手段に格納された入力画像データを消去する消去手
    段と、 記憶手段に格納された入力画像データを任意角回転する
    任意角回転手段と、 記憶手段に格納された画像データを用紙に出力する出力
    手段と、 検出手段により傾きが検出された原稿の画像データにつ
    いて、消去手段の消去動作をさせないとともに、任意角
    回転手段の動作を許容する消去制御手段とを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿ガラスの読取領域に置かれている原
    稿の2次元画像データを入力する画像入力手段と、 記憶手段に格納された入力画像データを任意角回転する
    任意角回転手段と、 記憶手段に格納された画像データを出力する出力手段
    と、 任意角回転手段により処理された画像データが出力手段
    により出力されるとき、任意角回転がされたことを示す
    経歴表示手段とを備えることを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された画像形成装置にお
    いて、 上記の経歴表示手段は、任意角回転手段が画像を回転さ
    せたことを表示する表示手段を備えることを特徴とする
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載された画像形成装置にお
    いて、 上記の経歴表示手段は、任意角回転手段に画像データを
    90°回転させる回転制御手段と、90°回転した用紙
    を上記の出力手段に供給させる用紙供給制御装置を備え
    ることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載された画像形成装置にお
    いて、 上記の経歴表示手段は、画像が任意角回転されたとき
    に、出力手段から排出される用紙の位置をシフトするシ
    フト排紙装置であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載された画像形成装置にお
    いて、 上記の経歴表示手段は、画像が任意角回転されたときに
    合紙をする合紙装置であることを特徴とする画像形成装
    置。
JP9084048A 1997-04-02 1997-04-02 画像形成装置 Pending JPH10285380A (ja)

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JP9084048A JPH10285380A (ja) 1997-04-02 1997-04-02 画像形成装置

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