JP6786247B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、指通りに優れ、毛髪のうねり・くせを改善しつつ、程良いハリコシのある仕上がり感を与えることができる多剤式毛髪化粧料に関する。
髪は、染毛や縮毛などによる化学的なダメージや、加齢によって生じる髪質そのものの変化などにより、様々な変化を遂げる。その結果、様々な髪悩みが発生し、それらを解決する毛髪化粧料の開発が望まれている。特に加齢に伴い、うねった形状の毛髪(うねり毛)が増加し、その結果、髪のまとまりや、髪全体の艶が悪化することが知られている。また、毛髪に対する染色や脱色などの化学的なダメージや、熱や摩擦などによる物理的なダメージなどによっても、うねり毛が増加することが知られている。その為、うねり毛を改善する製剤の開発が広く求められている。一方で、毛髪のハリコシも加齢やダメージの蓄積によって低下する傾向にあることが知られている。そのような中で、シャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント等の毛髪化粧料においては、カチオン性ポリマーやシリコーン等を配合し、毛髪の硬さや重さを出すことによってうねりを改善し、ハリコシのある仕上がり感を与えることが試みられている。特にカチオン性ポリマーは、指通りやすすぎ時の滑り性改善を目的として、数多くの成分が開発されているが(例えば、特許文献1参照。)、これらの技術では、毛髪のハリコシ感を向上させる面では有効である一方で、うねり毛の矯正には効果が薄く、更にはごわつきや毛髪を乾燥させる途中での指通りの悪化などが生じる傾向にある。すなわち通常のシャンプーやヘアリンス等の技術だけでは、これらのニーズを満足させることは困難であり、うねり毛を改善する効果とハリコシ感とを両立することが課題であった。
このような課題を解決する方法として、例えばユーカリ属植物の抽出物を有効成分とする毛髪うねり改善剤(例えば、特許文献2参照。)や、特定のアンモニウム塩と直接染料を併用することで、毛髪のうねりを緩和させる毛髪処理剤(例えば、特許文献3参照。)などが開示されている。また、アニオン性界面活性剤を含有する毛髪洗浄剤において、複数の有機酸を組み合わせて用いることで、顕著なちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果を得ることができる技術(例えば、特許文献4参照。)も知られている。また、ユーカリエキスと血行促進剤と抗炎症剤と特定の増粘剤とエタノールを組み合わせることにより、毛髪のハリコシやツヤを改善できる水性頭皮外用剤(例えば、特許文献5参照。)や、特定のシリコーンとシリル化ウレタン系樹脂を組み合わせることでハリコシを付与するシャンプー組成物(例えば、特許文献6参照。)などが開示されている。このように、毛髪のうねりを改善したり、ハリコシ感を向上させたりする技術は年々進歩しているものの、消費者の要求も拡大し続けており、これらを両立させつつ更に効果実感の高い製剤の開発が望まれている。
特開2013−18749号公報 特開2008−184422号公報 特開2008−115097号公報 特開2008−208071号公報 特開2012−214508号公報 特開2012−232953号公報
すなわち本発明の目的は、指通りに優れ、毛髪のくせ・うねりを改善しつつ、程良いハリコシのある仕上がり感を与えることができる毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者は、このような状況に鑑み、鋭意研究した結果、特定のカチオン化ポリマーを含有する第一剤と、特定のホスホリルコリン基含有重合体を含む第二剤とを組み合わせた毛髪化粧料が、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、下記成分(A)を含む第一剤及び下記成分(B)を含有する第二剤を含む多剤式毛髪化粧料である。
(A)カチオン化多糖類
(B)下記一般式(1)で表されるホスホリルコリン基を含有する重合体
(上記式(1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、n1は他の構成単位とのモル比を表す。)
前記(B)成分はポリクオタニウム−107であることが好ましい。
本発明によれば、指通りに優れ、毛髪のくせ・うねりを改善しつつ、程良いハリコシのある仕上がり感を与えることができる毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の多剤式毛髪化粧料の第一剤に使用する成分(A)カチオン化多糖類は、多糖類をカチオン化したものであれば、特に限定されないが、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化フェヌグリークガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化タラガムなどが望ましい。
カチオン化セルロースの具体例としては、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースに塩化グリシジルトリメチルアンモニウムを付加して得られる4級アンモニウム塩の重合体(ポリクオタニウム−10、例えばレオガードG、同GP;ライオン社、ポリマーJR−125、同JR−400、同JR−30M、同LR−400、同LR−30M;ダウケミカル社)、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体(ポリクオタニウム−4、例えばセルコートHC−100、同HC−200、同LC−100、同L−200;アクゾノーベル社)等が挙げられる。カチオン化グアーガムの具体例としては、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアーガム(グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド)(ジャガーC−13S、同C14−S、同C−500、同C−162、同EXCEL;ソルベイ社)等が挙げられる
。カチオン化フェヌグリークガムの具体例としては、コロハヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(カチナールCF−100;東邦化学工業社)等が挙げられる。カチオン化ローカストビーンガムの具体例としては、ローカストビーンヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(カチナールCLB−100;東邦化学工業社)等が挙げられる。カチオン化タラガムの具体例としては、カエサルピニアスピノサヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(カチナールCT−100;東邦化学工業社)等が挙げられる。
このようなカチオン化多糖類を1種または2種以上組み合わせて使うことができるが、その中でもカチオン化グアーガム及びカチオン化セルロースを用いることが望ましい。これらの成分はグアーガムに4級化窒素を含む基を導入したものが広く用いられているが、本発明においては使用感の面から、配合量は、本発明の多剤式毛髪化粧料の第一剤の全量に対し0.001質量%(以下、特に記載のあるもの以外は、質量%を単に「%」で示す)〜3%が好ましく、更には0.01%〜2%が好ましい。これらの成分を第一剤に用いることにより、第二剤に含まれるホスホリルコリン基含有重合体の効果を発揮しやすくする土台を構築するのである。
本発明の多剤式毛髪化粧料の第二剤に使用する成分(B)ホスホリルコリン基を含有する重合体は、下記一般式(1)で表されるホスホリルコリン基を含有する重合体である。このホスホリルコリン基を含有する重合体は、必要に応じて2種以上のホスホリルコリン基が組み合わされて含有するものでも良い。
(上記式(1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、n1は他の構成単位とのモル比を表す。)
また、上記ホスホリルコリン基を含有する重合体には、下記一般式(2)で表されるカチオン性基や、下記一般式(3)で表される疎水性基を含有することが好ましい。


(上記式(2)及び(3)中、R2及びR5は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を表し、R3及びR4はそれぞれ独立にメチル基又はエチル基を表し、R6は炭素数12〜24の一価の炭化水素基を表し、mは1〜3の整数を表し、n2及びn3は他の構成単位とのモル比を表す。)
なお、上記ホスホリルコリン基を含有する重合体において、一般式(1)で表されるホスホリルコリン基とともに、一般式(2)で表されるカチオン性基及び一般式(3)で表される疎水性基を含有する場合の各構成単位とのモル比は、n1:n2:n3=100:1〜400:1〜50が好ましい。
上記ホスホリルコリン基を含有する重合体は、様々な方法で作成することができる。例えば、一般式(1)で表される単量体を初めとする組成物を、ラジカル重合開始剤の存在下、窒素、二酸化炭素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスで置換または雰囲気においてラジカル重合、例えば、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合等の公知の方法により行うことができる。精製等の観点から好ましくは溶液重合が挙げられる。ホスホリルコリン基を含有する重合体の精製は、再沈殿法、透析法、限外濾過法など一般的な精製方法により行うことができる。また、これらを含有する重合体が市販されており、それらを用いても良い。成分(B)の具体例としては、ポリクオタニウム−51、ポリクオタニウム−61、ポリクオタニウム−64、ポリクオタニウム−65、ポリクオタニウム−107等が挙げられる。これらの中でも、特に一般式(1)、(2)及び(3)の単量体を含む組成物であるポリクオタニウム−107を用いることが好ましい。
成分(B)ホスホリルコリン基を含有する重合体の配合量は、毛髪へのハリコシ感、ボリュームアップ、すすぎ時の指通り、乾燥後のしっとり感、重さの観点から、本発明の多剤式毛髪化粧料の第二剤の全量に対して0.001〜5.0質量%(以下、特に記載のあるもの以外は、質量%を単に「%」で示す。)が好ましく、更には0.005〜2%、特には0.01〜1%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、第一剤においては上記のカチオン化多糖類、第二剤においては上記のホスホリルコリン基含有重合体が必須成分であり、これらを水又は水に適宜な溶剤などを加えた液に含有させることによって調製されるが、これらの必須成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で通常毛髪化粧料に一般的に配合される他の成分を目的に応じて配合することができる。
そのような成分としては、例えば、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、ステアリルPGトリモニウムクロリド、ベヘニルPGトリモニウムクロリド、脂肪酸アミドアミン塩、ステアロキシプロピルジメチルアミン、ステアリルPGジメチルアミン、PPG−1/PEG−1ステアラミン等のカチオン性界面活性剤
;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;アボカド油、アルモンド油、オリーブ油、グレープシード油、コメヌカ油、コメ胚芽油、月見草油、ツバキ油、サザンカ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、シアバター、卵黄油、馬脂等の油脂類;ホホバ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ラノリン、ミツロウ等のロウ類;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
本発明の多剤式毛髪化粧料の剤型は特に限定されない。例えばクリーム状、乳液状等の乳化物、液状、ジェル状、ムース状等の適宜な剤型にして用いることができる。
本発明の多剤式毛髪化粧料の用途はシャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、リーブオントリートメント等に用いることができるが、第一剤をシャンプー、第二剤をヘアコンディショナーとして組み合わせて使用することが好ましい。また、本発明においては、上記した第一剤及び第二剤の他、前処理剤、中間処理剤、後処理剤等が多剤式毛髪化粧料の構成に含まれてもよい。
本発明の多剤式毛髪化粧料の使用順序は第一剤、第二剤の順序とすることが好ましい。その理由として、成分(A)を含む第一剤で毛髪を処理した後に、成分(B)を含む第二剤で毛髪を処理することにより、成分(B)の効果を効率よく発現させることができ、結果として指通りが良く、毛髪のうねりを改善し、程良いハリコシ感は維持しつつ、柔らかでなめらかな手触りを生み出すことができることが挙げられる。また、第一剤の適用前、第一剤の適用と第二剤の適用の間、第二剤の適用後に適宜他の手順を行っても良い。好ましい一例として、第一剤の適用と第二剤の適用の間に水洗を行うことが挙げられる。
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)前記第一剤、前記第二剤の順に毛髪に適用する多剤式毛髪化粧料。
(ロ)前記多剤式毛髪化粧料を用いた毛髪の処理方法であって、前記第一剤を毛髪に塗布した後、前記第二剤を毛髪に塗布する毛髪の処理方法。
(ハ)前記多剤式毛髪化粧料を用いた毛髪の処理方法であって、前記第一剤を毛髪に塗布し、洗い流した後、前記第二剤を毛髪に塗布する毛髪の処理方法。
次に本発明の毛髪化粧料について実施例及び比較例を例示することにより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。まず、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(1)感触試験法
5名の訓練された評価者が本発明の実施例及び比較例の第一剤を毛髪に万遍なく塗布した後に水ですすぎ、軽く水を切った後に第二剤を同様に毛髪に塗布し、水ですすいだ後、風乾した。乾燥後の指通り、使用後のハリコシ感、使用後の毛髪の柔らかさについて官能評価を行った。評価は、「大変良い」を5点、「良い」を3点、「悪い」を1点の5段階で判定し、各評価者の判定結果を平均化したものを、以下のように分類・記号化して表記した。
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
(2)うねり改善評価法
ビューラックス社製アジア人同一人毛(長さ30cm、重さ10g)の毛束を10%濃度のラウレス硫酸ナトリウム溶液にて洗浄してタオルドライを行い、コーミングをして吊るした状態で自然乾燥した。うねりの度合いの強さを4段階に選別し、一番うねりの強いグループを評価用毛束として選択し、長さ25cm、毛量を同一に調整し、ヘアブリーチ処理しダメージを与え、うねりを増強させたものを評価用のうねり毛束として用いた。5名の訓練された評価者が、本発明の実施例及び比較例の第一剤をうねり毛束に万遍なく塗布した後に水ですすぎ、軽く水を切った後に第二剤を同様にうねり毛束に塗布し、水ですすいだ後、風乾した。未処理のうねり毛束と本発明の実施例および比較例で処理した各毛束とを見比べ、うねり改善効果を評価した。評価基準・方法は前記の感触試験法と同様に行った。
実施例1〜15及び比較例1〜7
表1及び表2に記載の配合組成により第一剤及び第二剤を調製し、乾燥後の指通り、うねり改善効果、使用後のハリコシ感、使用後の毛髪の柔らかさについて調べ、その結果も表1に示した。なお、以下の表1及び表2に示す多剤式毛髪化粧料の配合量は、それぞれ質量%で示す。
表1及び表2から明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜15の組成物は、比較例1〜7の組成物に比べていずれも優れた性能を見出した。
以下、本発明の毛髪化粧料のその他の処方例を実施例16〜18として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、上記の乾燥後の指通り、うねり改善効果、使用後のハリコシ感、使用後の毛髪の柔らかさの各項目を検討したところ、いずれの実施例においても優れた特性を有しており良好であった。
実施例16
第一剤 シャンプー
配合量(%)
(1)ラウレス硫酸Na(3E.O) 12.0
(2)ラウロイルメチルアラニンNa 2.5
(3)ラウラミドプロピルベタイン 3.0
(4)コカミドメチルMEA 2.0
(5)ジステアリン酸グリコール 0.5
(6)グリコシルトレハロース 1.0
(7)アロエベラ葉エキス 1.0
(8)ヒマワリ種子エキス 1.0
(9)加水分解コンキオリン 0.5
(10)モモ葉エキス 0.5
(11)グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.3
(12)香料 0・2
(13)精製水 全量を100とする
第二剤 ヘアコンディショナー
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 2.0
(2)ステアリルPGトリモニウムクロリド 0.5
(3)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 1.0
(4)ラノリン脂肪酸 1.0
(クロダシッド18−MEA、クローダジャパン社製)
(5)セトステアリルアルコール 6.5
(6)ベヘニルアルコール 0.5
(7)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 2.0
(8)セラミド2 0.1
(9)トウモロコシ由来スフィンゴ脂質 0.1
(10)メチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(11)高重合メチルポリシロキサン(10万cs) 1.0
(12)パラフィン 1.0
(13)プロピレングリコール 0.5
(14)ソルビトール 3.0
(15)グリセリン 0.5
(16)オリーブ油 1.0
(17)ヒドロキシエチルセルロース 0.4
(18)高重合ジメチコノールエマルジョン 2.0
(XS65−C2173、モメンティブ社製)
(19)ポリクオタニウム−107 0.05
(20)フェノキシエタノール 0.2
(21)香料 0.5
(22)精製水 全量を100とする
実施例17
第一剤 ヘアコンディショナー
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 2.0
(2)ステアリルPGトリモニウムクロリド 0.5
(3)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 1.0
(4)ラノリン脂肪酸 1.0
(クロダシッド18−MEA、クローダジャパン社製)
(5)セトステアリルアルコール 6.5
(6)ベヘニルアルコール 0.5
(7)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 2.0
(8)セラミド2 0.1
(9)トウモロコシ由来スフィンゴ脂質 0.1
(10)メチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(11)高重合メチルポリシロキサン(10万cs) 1.0
(12)パラフィン 1.0
(13)プロピレングリコール 0.5
(14)ソルビトール 3.0
(15)グリセリン 0.5
(16)オリーブ油 1.0
(17)ヒドロキシエチルセルロース 0.4
(18)高重合ジメチコノールエマルジョン 2.0
(XS65−C2173、モメンティブ社製)
(19)グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.05
(20)フェノキシエタノール 0.2
(21)香料 0.5
(22)精製水 全量を100とする
第二剤 ヘアトリートメント
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 3.0
(2)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 1.0
(3)ラノリン脂肪酸 0.5
(クロダシッド18−MEA、クローダジャパン社製)
(4)16−メチルオクタデカン酸 0.5
(5)セトステアリルアルコール 6.0
(6)ベヘニルアルコール 3.0
(7)オレイン酸フィトステリル 0.5
(8)ヒドロキシステアリン酸コレステリル 0.5
(9)セレブロシド 0.01
(10)メチルポリシロキサン(100cs) 2.0
(11)高重合メチルポリシロキサン(100万cs) 1.0
(12)セリシン 0.5
(13)パラフィン 2.0
(14)1,3−ブチレングリコール 3.0
(15)オレンジラフィー油 1.0
(16)ヒオウギエキス 0.5
(17)加水分解コムギ末 1.0
(18)LIPIDURE−C(日本油脂社製) 1.0
(19)ポリクオタニウム−107 0.001
(20)高重合ジメチコノールエマルジョン 2.5
(XS65−C2173、モメンティブ社製)
(21)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(22)香料 0.5
(23)精製水 全量を100とする
実施例18
第一剤 ヘアトリートメント
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 3.0
(2)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 1.0
(3)ラノリン脂肪酸 0.5
(クロダシッド18−MEA、クローダジャパン社製)
(4)16−メチルオクタデカン酸 0.5
(5)セトステアリルアルコール 6.0
(6)ベヘニルアルコール 3.0
(7)オレイン酸フィトステリル 0.5
(8)ヒドロキシステアリン酸コレステリル 0.5
(9)セレブロシド 0.01
(10)メチルポリシロキサン(100cs) 2.0
(11)高重合メチルポリシロキサン(100万cs) 1.0
(12)セリシン 0.5
(13)パラフィン 2.0
(14)1,3−ブチレングリコール 3.0
(15)ひまわり油 1.0
(16)ヒオウギエキス 0.5
(17)加水分解コムギ末 1.0
(18)LIPIDURE−C(日本油脂社製) 1.0
(19)グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.2
(20)高重合ジメチコノールエマルジョン 2.5
(XS65−C2173、モメンティブ社製)
(21)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(22)香料 0.5
(23)精製水 全量を100とする
第二剤 アウトバストリートメント
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 0.5
(2)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.5
(3)ラノリン脂肪酸 0.3
(クロダシッド18−MEA、クローダジャパン社製)
(4)16−メチルヘプタデカン酸 0.2
(5)セチルアルコール 3.0
(6)ナタネ油 2.0
(7)シリコーン水性エマルジョン 2.0
(XS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(8)高重合ジメチコノールエマルジョン 1.0
(XS65−C2173、モメンティブ社製)
(9)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(10)オレイン酸コレステリル 1.0
(11)1,3−ブチレングリコール 2.0
(12)セバシン酸ジエチル 3.0
(13)海苔タンパク質加水分解物 2.0
(ピュアポルフィラPE、株式会社白子社製)
(14)ポリクオタニウム−107 0.1
(15)グリコール酸 0.2
(16)フェノキシエタノール 0.2
(17)香料 微 量
(18)精製水 全量を100とする

Claims (5)

  1. 下記成分(A)を含有する第一剤と下記成分(B)を含有する第二剤とを含むことを特徴
    とする多剤式毛髪化粧料:
    (A)カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化ローカストビーンガムおよびカチオン化タラガムからなる群より選択される少なくとも1つのカチオン化多糖類(B)下記一般式(1)で表されるホスホリルコリン基を含有する重合体
    (上記式(1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、n1は他の構成単位とのモル比を表す)。
  2. 成分(B)がポリクオタニウム−107である、請求項1に記載の多剤式毛髪化粧料。
  3. 下記成分(A)を含有する第一剤で毛髪を処理する第一の工程と、
    下記成分(B)を含有する第二剤で毛髪を処理する第二の工程と、
    を含む、毛髪のうねりを改善する方法:
    (A)カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化ローカストビーンガムおよびカチオン化タラガムからなる群より選択される少なくとも1つのカチオン化多糖類(B)下記一般式(1)で表されるホスホリルコリン基を含有する重合体
    (上記式(1)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、n1は他の構成単位とのモル比を表す)。
  4. 前記第一の工程の後に、洗い流す工程をさらに含む、請求項3に記載の毛髪のうねりを改善する方法。
  5. 成分(B)がポリクオタニウム−107である、請求項3または4に記載の毛髪のうねりを改善する方法。
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