JP6785684B2 - シミュレータシステム - Google Patents

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Description

この発明は、実機システムを模擬した例えば訓練用のシミュレータシステムにおいて、例えば訓練用のソフトウエア(以下、SWと略して示す)の動作やユーザ操作に与える影響を最小限にとどめることができるものである。
従来のシミュレーション装置では、SWの動作中状態をスナップショットとして保存しようとすると、スナップショットの保存が完了するまでSW動作を停止させ、ユーザ操作を待たせる必要があった。この問題を解決するために、スナップショットを取得する際に、SWの動作中状態をコピーして別SWとして立ち上げる。コピー先の別SWでスナップショット取得を行う。よって、スナップショット取得完了を待つ必要を無く、その間にも元SWを動作させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−30107号公報
従来のシミュレータシステムは、メモリ上でのみ動作する小規模なSWに対しては、コピーする時間がほぼ無視できるため有効な方法である。しかしながら、もしコピー中にユーザが操作してしまうと、その操作は処理されないという問題点があった。また、大容量メモリを使用したり、スナップショットとして記録装置の状態を保存する必要がある場合には、コピーを行う所要時間が長くかかるため、適用が困難であるという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、スナップショットの取得に対してユーザ操作やSWの動作への与える影響を最小限にとどめることができるシミュレータシステムを提供することを目的とする。
この発明のシミュレータシステムは、
ハイパーバイザと、前記ハイパーバイザ上で外部からの入力データに基づいて同一のシミュレーションを行う第一ソフトウエアおよび第二ソフトウエアと、前記第一ソフトウエアおよび前記第二ソフトウエアのシミュレーション状態を保存する第一メモリおよび第二メモリとを備えるシミュレータシステムであって、
前記ハイパーバイザは、前記入力データを前記第一ソフトウエアおよび前記第二ソフトウエアに出力する通常モードと、
スナップショットの取得信号を入力すると前記第二ソフトウエアの動作を停止して前記第二ソフトウエアの前記第二メモリのスナップショットを取得する取得モードと、
スナップショットの取得が終了すると前記第二ソフトウエアの動作が前記第一ソフトウエアの動作に追跡する追跡モードとを有する。
この発明のシミュレータシステムによれば、
スナップショットの取得に対してユーザ操作やSWの動作へ与える影響を最小限にとどめることができる。
この発明の実施の形態1のシミュレータシステムの構成を示す図である。 図1に示したシミュレータシステムの動作を説明するフローチャートである。 図1に示したシミュレータシステムの動作を説明するフローチャートである。 図1に示したシミュレータシステムの動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2のシミュレータシステムの構成を示す図である。 図5に示したシミュレータシステムの動作を説明するフローチャートである。 図5に示したシミュレータシステムの動作を説明するフローチャートである。 図5に示したシミュレータシステムの動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3のシミュレータシステムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態4のシミュレータシステムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態5のシミュレータシステムの構成を示す図である。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1におけるシミュレータシステム1の構成を示す図である。図2から図4は図1に示したシミュレータシステム1の動作を説明するフローチャートである。図1において、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略して称す)101上にハイパーバイザ102が搭載される。ハイパーバイザ102上には、外部からの入力データに基づいて同一のシミュレーションを行う第一SW103および第二SW104を備える。第一SW103は、入力データがスナップショットを取得するための取得信号であると判断すると取得部109に取得信号を送信する送信コマンド111を有する。
PC101にはメモリ領域116を備える。メモリ領域116には、第一メモリ113と第二メモリ114とを備える。第一メモリ113は、第一SW103のシミュレーション状態を保存する。第二メモリ114は、第二SW104のシミュレーション状態を保存する。
ハイパーバイザ102は、入力データを第一SW103および第二SW104に出力する通常モードと、スナップショットの取得信号を入力すると第二SW104の動作を停止して第二SW104の第二メモリ114のスナップショットを取得する取得モードと、スナップショットの取得が終了すると第二SW104の動作を第一SW103の動作に追跡させる追跡モードとを遷移する。
さらに、ハイパーバイザ102は、取得モードおよび追跡モードにおいて、入力データを第一SW103に送信して動作させる。また、取得モードにおいて、後述する第二保存部107をスナップショットの対象とする。また、追跡モードにおいて、第三保存部112に保存された入力データを用いて第二SW104の動作の追跡を行う。
ハイパーバイザ102は、第一制御部108と、取得部109とを備える。第一制御部108は、入力装置110から外部の入力データを入力して第一SW103および第二SW104に送信する。さらに、第一制御部108は、当該入力データを操作履歴として第三保存部112に保存する。取得部109は、スナップショットの取得信号に応じて第二メモリ114および第二保存部107をコピーして、スナップショットとして取得して第四保存部115に保存する。また、取得部109は、取得信号が入力されると、第三保存部112にスナップショットの取得開始を示すための取得マーク(識別子)を記録する。
PC101の外部には、記録装置105および入力装置110が存在する。入力装置110は、例えばユーザ操作により入力される外部の入力データをハイパーバイザ102に入力する。記録装置105は、第一保存部106、第二保存部107、第三保存部112、第四保存部115を有する。第一保存部106は、第一SW103のシミュレーション結果(ログ)としての記録データを記録する。
第二保存部107は、第二SW104のシミュレーション結果(ログ)としての記録データを記録する。第三保存部112は、入力データを記録する。第一制御部108は、第三保存部112に保存された入力データを取り出して第二SW104に送信する。これにより第一制御部108は第二SW104に入力装置110からの過去の操作を再現できる。第四保存部115は、スナップショットを記録する。
次に上記のように構成された実施の形態1のシミュレータシステム1の動作について図2から図4のフローチャートを交えて説明する。尚、第一SW103および第二SW104は、同一のSWであり、SWとして動作するのみであり特別な動作は行わない。ハイパーバイザ102の動作について説明する。ハイパーバイザ102は、通常モード、取得モードおよび追跡モードの三モードを遷移して動作する。
図2においてハイパーバイザ102の通常モードの時の動作を説明する。通常モードでは、第一SW103と第二SW104とは並列に動作させる。まず、通常モードが開始すると(図2のステップST201)、入力装置110から受け取った入力データは、第一制御部108により第一SW103に入力(図2のステップST202)、および第二SW104に入力される(図2のステップST203)。さらに、第三保存部112に入力され保存される(図2のステップST204)という一連の処理をあわせて行う。
これと並行して、第一SW103または第二SW104は入力データに基づいてシミュレーションしたシミュレーション結果(記録データ)の記録処理を行う。まず、受け取った記録データ(保存要求)が第一SW103からか第二SW104からかを判断する(図2のステップST205)。第一SW103からの場合には、当該記録データを第一保存部106に記録する(図2のステップST206)。また、第二SW104からの場合には、第二保存部107に記録する(図2のステップST207)。
次に、スナップショットの取得信号があるか否かを判断する(図2のステップST208)。そして、取得信号が無いと判断された場合(NO)には、上記に示した動作を繰り返す。また、第一SW103の送信コマンド111は入力データが取得信号であると判断すると、取得部109に取得信号を送信する。そして、取得信号がありと判断された場合(YES)には、取得モードに移行する(図2のステップST209)。すなわち、通常モードから取得モードに遷移する。
次に、図3においてハイパーバイザ102の取得モードの時の動作を説明する。まず、取得モードが開始すると(図3のステップST210)、取得部109は第三保存部112に、スナップショットの取得開始を示すための取得マーク(識別子)を記録する(図3のステップST211)。そして、第一SW103に対しては、通常モードと同様の処理を行い、第三保存部112には、ステップST211にて記録した取得マークに続けて入力データを保存する(図3のステップST212)。そして、後述するステップST215におけるスナップショットの取得が完了したか否か確認する(図3のステップST213)。スナップショットの取得が完了していない場合(NO)には、当該動作を繰り返す。
第二SW104に対しては、スナップショットの取得のために利用するため、動作を停止させる(図3のステップST214)。次に、取得部109は第二メモリ114および第二保存部107のスナップショットを取得し、第四保存部115に保存する(図3のステップST215)。そして、スナップショット取得の処理が完了したら、ステップST213においては、スナップショットの取得が完了したとされ(YES)、追跡モードに移行する(図3のステップST216)。すなわち、取得モードから追跡モードに遷移する。
次に、図4においてハイパーバイザ102の追跡モードの時の動作を説明する。まず、追跡モードが開始すると(図4のステップST217)、第一SW103に対しては、通常モードと同様の処理を行い、第三保存部112には、入力データが記録される(図4のステップST218)。そして、第二SW104の追跡動作が完了したか否か確認する(図4のステップST219)。そして、追跡が完了していない場合(NO)には、当該動作を繰り返す。また、追跡が完了した場合(YES)には、後述する通常モードに移行する(図4のステップST224)。
また、第二SW104に対しては、第一制御部108が第三保存部112に記録されたスナップショットの取得マークを検索する(図4のステップST220)。次に、第一制御部108は取得マーク以降に保存された入力データを取り出して、順次第二SW104に入力する(図4のステップST221)。この入力データに基づいて第二SW104はシミュレーションを行う。そして、第二SW104にてシミュレーションされたシミュレーション結果の記録データを第二保存部107に記録する(図4のステップST222)。
次に、第三保存部112に取得マーク以降に保存されている入力データに残があるか否かを判断する(図4のステップST223)。そして、第三保存部112に取得マーク以降に保存されている入力データに残がある場合(YES)には、上記に示した動作を繰り返す。また、第三保存部112に取得マーク以降に保存されている入力データに残が無い場合(NO)には、通常モードに移行する(図4のステップST224)。これにより、第二SW104の動作が第一SW103の動作に追いつき、第二SW104の追跡動作が終了すると、追跡モードから上記図2において示した通常モードに遷移し、第一SW103および第二SW104が並列動作する状況に復帰する。
上記のように構成された実施の形態1のシミュレータシステムによれば、スナップショットの取得信号を取得したあと、取得モードに瞬時に遷移し、そこから取得モードと追跡モードとを経由して通常モードに戻るまでの間、第一SWは通常モードと同一の動作を継続する。よって、スナップショットを取得する一連の動作において、第一SWの動作を一切停止させることが無く、スナップショットを取得できる。このため、ユーザ操作に全く違和感が発生すること無く、スナップショットを逐次取得できる。また、第二SWは一旦動作停止するものの、追跡モードにおいて動作停止中の入力データに対するシミュレーションを実施して第一SWの動作と同一状態に復帰できるため、第一SWの動作やユーザ操作に影響を与えること無く、任意のタイミングでスナップショットが保存可能となる。
また、ハイパーバイザに、第一制御部および取得部を備えることにより、入力データの制御およびスナップショットの取得を簡便に制御できる。
また、第一SWのシミュレーション結果を保存する第一保存部と、第二SWのシミュレーション結果を保存する第二保存部と、入力データを保存する第三保存部とを備え、第一制御部は、入力データを第三保存部に保存し、ハイパーバイザは、取得モードおよび追跡モードにおいて、入力データを第一SWに送信して動作させ、取得モードにおいて、第二メモリおよび第二保存部をスナップショットの対象とし、追跡モードにおいて、第三保存部に保存された入力データを用いて第二SWの追跡動作を行うため、第一SWおよび第二SWのシミュレーション結果の保存、第二メモリおよび第二保存部のスナップショットの保存、また、第二SWの動作を第一SWの動作に追跡させることなどが確実に実施できる。
また、スナップショットの取得信号を、第一SWの送信コマンドのみにて指示することができるため、スナップショットの取得信号を簡便に作成できる。
また、スナップショットを保存する第四保存部を備え、取得部は、スナップショットを第四保存部に保存するため、スナップショットを確実に保存することができる。
尚、上記実施の形態1においては、第二メモリと第二保存部との両方のスナップショットを取得する例を示したが、これに限られることは無く、第二メモリのみのスナップショットを取得する場合も同様に行うことができる。いずれのスナップショットを取得するかはシステム上にて適宜決定されるものである。また、スナップショットを第四保存部に保存する例を示したが、これに限られることは無く、外部の記録装置、または、ネットワークに接続されている外部装置に送信することも可能である。いずれの箇所に保存するかはシステム上にて適宜決定されるものである。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2は、基本的な構成は上記実施の形態1と同様であるが、第二SW104が、記録装置105に記録せず読み込み専用にて使用する、もしくはログ等の動作に必要ない情報のみ記録する場合に対応したものである。第二SW104と第一SW103とは同一のSWであるため、第二SW104がシミュレーションを行うための必要情報は、第一保存部106のデータを読み込み実施される。
図5はこの発明の実施の形態2におけるシミュレータシステム1の構成を示す図である。図6から図8は図5に示したシミュレータシステム1の動作を説明するフローチャートである。図5において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態2においては、第二保存部107が存在しない。第一制御部108は、第一SW103および第二SW104の動作の停止時のみに入力データを第三保存部112に保存する。取得部109は、第二メモリ114のみスナップショットを取得する。また、取得部109は、第三保存部112にアクセスすることは無い。
次に上記のように構成された実施の形態2のシミュレータシステム1の動作について図6から図8のフローチャートを交えて説明する。尚、上記実施の形態1と同様に、ハイパーバイザ102は、通常モードおよび取得モードおよび追跡モードの三モードを遷移するものであり、同様の部分は省略して示す場合もある。
図6においてハイパーバイザ102の通常モードの時の動作を説明する。通常モードでは、上記実施の形態1と同様に第一SW103と第二SW104とは並列に動作させる。まず、通常モードが開始すると(図6のステップST201)、入力装置110から受け取った入力データは、第一制御部108により第一SW103および第二SW104にそれぞれ入力される(図6のステップST202、ST203)。しかしながら、当該実施の形態2において、この時点で、入力データを第三保存部112には保存しない。
これと並行して、第一SW103は入力データに基づいてシミュレーションされたシミュレーション結果(記録データ)の記録処理を行う。まず、受け取った記録データ(保存要求)が第一SW103からか第二SW104からかを判断する(図6のステップST205)。第一SW103からの場合には、上記実施の形態1と同様に、当該記録データを第一保存部106に記録する(図6のステップST206)。
また、第二SW104からの場合には、ハイパーバイザ102内にて要求を破棄し、保存しない(図6のステップST406)。次に、スナップショットの取得信号があるか否かを判断する(図6のステップST208)。そして、取得信号が無いと判断された場合(NO)には、上記に示した動作を繰り返す。また、第一SW103の送信コマンド111が取得部109に取得信号を送信し、取得信号があると判断された場合(YES)には、取得モードに移行する(図6のステップST209)。すなわち、通常モードから取得モードに遷移する。
次に、図7においてハイパーバイザ102の取得モードの時の動作を説明する。まず、取得モードが開始すると(図7のステップST210)、第一SW103に対しては、通常モードと同様の処理を行う(図7のステップST212)。そして、第二SW104のスナップショットの取得が完了したか否か確認する(図7のステップST213)。スナップショットの取得が完了していない場合(NO)には、当該動作を繰り返す。
また、第二SW104に対しては、動作を停止させる(図7のステップST214)。次に、取得部109は第二メモリ114のスナップショットを取得し、第四保存部115に保存する(図7のステップST215)。そして、スナップショット取得の処理が完了したら、ステップST213においては、スナップショットの取得が完了したとされ(YES)、追跡モードに移行する(図7のステップST216)。すなわち、取得モードから追跡モードに遷移する。
次に、図8においてハイパーバイザ102の追跡モードの時の動作を説明する。まず、追跡モードが開始すると(図8のステップST217)、第一SW103および第二SW104の動作を停止する(図8のステップST416)。よって、第二SW104は取得モードの際の動作の停止が継続される。次に、第一制御部108は入力データを第三保存部112に保存する(図8のステップST417)。これと並列して、第一SW103の第一メモリ113の内容を第二SW104の第二メモリ114の内容に上書き(コピー)する(図8のステップST419)。
そして、当該コピー処理が完了したか否かを判断する(図8のステップST418)。当該コピー処理が終了してない場合(NO)には、ステップST417の動作を繰り返す。また、当該コピー処理が終了している場合(YES)には、第一制御部108は第三保存部112から入力データを順次取り出して第一SW103および第二SW104に入力する(図8のステップST420)。この入力データに基づいて第一SW103および第二SW104にてシミュレーションを行う。そして第一SW103にてシミュレーションされたシミュレーション結果の記録データを第一保存部106に記録する(図8のステップST420)。
そして、第三保存部112に保存されている入力データに残があるか否かを判断する(図8のステップST421)。そして、第三保存部112に保存されている入力データに残がある場合(YES)には、上記に示した動作を繰り返す。また、第三保存部112に入力データに残が無い場合(NO)には、第三保存部112をクリアにし(図8のステップST422)、通常モードに移行する(図8のステップST224)。よって、追跡モードにて一旦動作を停止された入力データの処理が実施され、第一SW103および第二SW104は同一状態となり、上記図6において示した通常モードに遷移し、第一SW103および第二SW104が並列動作する状況に復帰する。
上記のように構成された実施の形態2のシミュレータシステムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、第一SWのシミュレーション結果を保存する第一保存部と、入力データを保存する第三保存部を備え、第一制御部は、第一SWおよび第二SWの動作の停止時の入力データを第三保存部に保存し、ハイパーバイザは、取得モードにおいて、入力データを第一SWに送信して動作させ、追跡モードにおいて、スナップショットの取得が終了すると第一SWの動作を停止して、第一SWの第一メモリの内容を第二SWの第二メモリの内容に上書きして、停止中に第三保存部に保存された入力データを用いて第一SWおよび第二SWの動作を行うので、第一SWのシミュレーション結果の保存、第二メモリのスナップショットの保存、また、第二SWの動作を第一SWの動作に追跡させるなどが確実に実施できる。
また、追跡モードでは、第一メモリの内容を第二メモリの内容にコピーするのみにて行うため、ごく短時間の処理で完了する。よって、第一SWおよび第二SWの動作が停止している時間はごく短時間であり、ユーザ操作に違和感が発生すること無く、スナップショットを逐次取得できる。また、第三保存部の利用は、当該第一メモリの内容を第二メモリの内容にコピーする間の僅かな間に発生した入力データのみを保存するため、非常に小さなサイズにて構成可能となる。また、第二保存部を必要としないため、記録装置のサイズを小さくできる。
実施の形態3.
上記各実施の形態においては、スナップショットの取得信号を、外部から入力された入力データから第一SW103の送信コマンド111が判断して行う例を示したが、以下の実施の形態においては、それ以外のスナップショットの取得信号の送信について説明する。よって、以下の実施の形態においては、送信コマンド111を備えていない上記実施の形態1と同様の構成の場合に基づいて説明するが、上記実施の形態2においても同様に行うことができるため、その説明は適宜省略する。
図9はこの発明の実施の形態3におけるシミュレータシステム1の構成を示す図である。図9において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。ハイパーバイザ102は第一判定部502を備える。第一判定部502は入力装置110からの入力データがスナップショットの取得信号であるか否かを判定し、取得信号であると判定すると、取得部109に取得信号を送信する。それ以外の入力データは、第一制御部108に送信される。
例えば、第一判定部502は、入力装置110の入力データとして、キーボードからのENTERキーの押下、タッチパネルやマウスでの特定座標(決定ボタンのある位置)の押下、特定のジェスチャーを検知すると、スナップショットを取得する必要のある、ユーザが何らかの操作を確定して次の段階に移行するものと判断して、スナップショットの取得信号を送信する。他の動作については上記実施の形態1と同様に行うものである。
上記のように構成された実施の形態3のシミュレータシステムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏すると共に、ハイパーバイザが、入力データが取得信号であると判断すると、取得部に取得信号を送信する第一判定部を備えるため、スナップショットの取得指示、および、スナップショット取得処理をハイパーバイザ内にて完全に自動化できる。
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4におけるシミュレータシステム1の構成を示す図である。図10において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。PC101の外部には、取得データ部604および表示装置603が存在する。取得データ部604は、第一SW103のシミュレーション結果からスナップショットを取得するか否かを判定する取得データを格納する。表示装置603は、第一SW103のシミュレーション結果を表示する。
ハイパーバイザ102は、第二判定部602を備える。第二判定部602は第一SW103のシミュレーション結果と取得データ部604の取得データとを比較して取得信号を作成し、取得部109に取得信号を送信する。他の動作については上記実施の形態1と同様に行うものである。
すなわち、ハイパーバイザ102の第二判定部602は、表示装置603に表示された第一SW103のシミュレーション結果と、取得データ部604に保存している取得データとを比較および照合する。取得データ部604には、予めスナップショットを取得するためのタイミングに相当する、警報画面、設定変更画面など、シミュレーションに大きな変化をもたらす可能性がある画面(取得データ)を予め保存しておく。
よって、第一SW103のシミュレーション結果と取得データ部604の取得データとが一致することが第二判定部602にて判定され、スナップショット取得を行うべき、ユーザ操作によりシナリオが分岐するポイントであると判断し、スナップショットの取得が行われる。
上記のように構成された実施の形態4のシミュレータシステムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏すると共に、ハイパーバイザは、第一SWのシミュレーション結果と取得データ部の取得データと比較して取得信号を作成し、取得部に取得信号を送信するため、スナップショットの取得指示、および、スナップショット取得処理をハイパーバイザ内にて完全に自動でできる。
実施の形態5.
図11はこの発明の実施の形態5におけるシミュレータシステム1の構成を示す図である。図11において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。シミュレータシステム1の外部には、外部のネットワークに接続されている外部装置703が存在する。PC101と外部装置703とは何らかの通信などを行うものである。
ハイパーバイザ102は、第二制御部702を備える。第二制御部702は、外部装置703からアクセスがあると取得信号が入力されたとして、取得部109に取得信号を送信する。さらに第二制御部702は、外部装置703とPC101との通信を制御する。
第二制御部702は、PC101から外部装置703にデータが送信された場合、または外部装置703からPC101がデータを受信した場合が、スナップショットを取得するタイミングである、シナリオの分岐ポイントであると判断し、スナップショットを取得するための取得信号を取得部109に送信する。他の動作については上記実施の形態1と同様に行うものである。
上記のように構成された実施の形態5のシミュレータシステムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏すると共に、外部装置とアクセスがあると取得信号が入力されたとして、取得部に取得信号を送信する第二制御部を備えるため、スナップショットの取得指示、および、スナップショット取得処理をハイパーバイザ内にて完全に自動でできる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 シミュレータシステム、101 PC、102 ハイパーバイザ、
103 第一SW、104 第二SW、105 記録装置、106 第一保存部、
107 第二保存部、108 第一制御部、109 取得部、110 入力装置、
111 送信コマンド、112 第三保存部、113 第一メモリ、
114 第二メモリ、115 第四保存部、116 メモリ領域、502 第一判定部、602 第二判定部、603 表示装置、604 取得データ部、702 第二制御部、703 外部装置。

Claims (9)

  1. ハイパーバイザと、前記ハイパーバイザ上で外部からの入力データに基づいて同一のシミュレーションを行う第一ソフトウエアおよび第二ソフトウエアと、前記第一ソフトウエアおよび前記第二ソフトウエアのシミュレーション状態を保存する第一メモリおよび第二メモリとを備えるシミュレータシステムであって、
    前記ハイパーバイザは、前記入力データを前記第一ソフトウエアおよび前記第二ソフトウエアに出力する通常モードと、
    スナップショットの取得信号を入力すると前記第二ソフトウエアの動作を停止して前記第二ソフトウエアの前記第二メモリのスナップショットを取得する取得モードと、
    スナップショットの取得が終了すると前記第二ソフトウエアの動作が前記第一ソフトウエアの動作に追跡する追跡モードとを有するシミュレータシステム。
  2. 前記ハイパーバイザは、
    前記入力データを入力して前記第一ソフトウエアおよび前記第二ソフトウエアに送信する第一制御部と、
    前記取得信号に応じてスナップショットを取得する取得部とを備える請求項1に記載のシミュレータシステム。
  3. 前記第一ソフトウエアは、前記入力データが前記取得信号であると、前記取得部に前記取得信号を送信する送信コマンドを備える請求項2に記載のシミュレータシステム。
  4. 前記ハイパーバイザは、前記入力データが前記取得信号であると判断すると、前記取得部に前記取得信号を送信する第一判定部を備える請求項2に記載のシミュレータシステム。
  5. 前記第一ソフトウエアのシミュレーション結果からスナップショットを取得するか否かを判定する取得データを格納する取得データ部を備え、
    前記ハイパーバイザは、前記第一ソフトウエアのシミュレーション結果と前記取得データ部の前記取得データと比較して前記取得信号を作成し、前記取得部に前記取得信号を送信する第二判定部を備える請求項2に記載のシミュレータシステム。
  6. 前記ハイパーバイザは、外部のネットワークに接続された外部装置に接続され、
    前記ハイパーバイザは、前記外部装置とアクセスがあると前記取得信号が入力されたとして、前記取得部に前記取得信号を送信する第二制御部を備える請求項2に記載のシミュレータシステム。
  7. 前記第一ソフトウエアのシミュレーション結果を保存する第一保存部と、
    前記第二ソフトウエアのシミュレーション結果を保存する第二保存部と、
    前記入力データを保存する第三保存部とを備え、
    前記第一制御部は、前記入力データを前記第三保存部に保存し、
    前記ハイパーバイザは、前記取得モードおよび前記追跡モードにおいて、前記入力データを前記第一ソフトウエアに送信して動作させ、
    前記取得モードにおいて、前記第二保存部をスナップショットの対象とし、
    前記追跡モードにおいて、前記第三保存部に保存された前記入力データを用いて前記第二ソフトウエアの追跡動作を行う請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のシミュレータシステム。
  8. 前記第一ソフトウエアのシミュレーション結果を保存する第一保存部と、
    前記入力データを保存する第三保存部を備え、
    前記第一制御部は、前記第一ソフトウエアおよび前記第二ソフトウエアの動作の停止時の前記入力データを前記第三保存部に保存し、
    前記ハイパーバイザは、前記取得モードにおいて、前記入力データを前記第一ソフトウエアに送信して動作させ、
    前記追跡モードにおいて、スナップショットの取得が終了すると前記第一ソフトウエアの動作を停止して、前記第一ソフトウエアの前記第一メモリの内容を前記第二ソフトウエアの前記第二メモリの内容に上書きして、停止中に前記第三保存部に保存された前記入力データを用いて前記第一ソフトウエアおよび前記第二ソフトウエアの動作を行う請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のシミュレータシステム。
  9. スナップショットを保存する第四保存部を備え、
    前記取得部は、スナップショットを前記第四保存部に保存する請求項2から請求項8のいずれか1項に記載のシミュレータシステム。
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