JP6784154B2 - 板状針、ムーブメント、時計および板状針の製造方法 - Google Patents

板状針、ムーブメント、時計および板状針の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、時計に使用される板状針に関する。
時計に使用される板状針が従来から提案されている。例えば特許文献1には、円板状に形成された曜板が開示されている。曜板が固定されている曜星車が一週間で一回転することで曜日を表わすことができる。
特開2016−102726号公報
時計用ムーブメントの車の回転軸に針を取り付ける場合、針の貫通孔に挿入された取付部材(例えば袴)により針をカシメ固定し、当該取付部材の取付孔に回転軸を挿入する。特許文献1のような円板状の曜板の場合、例えば、点検等の際に曜板を取り外すために把持できる部分が取付部材に必要であること、または、取付部材の外観を損なわないようにすることから、曜板の表示面とは反対側から取付部材によりカシメ固定される。しかし、表示面とは反対側から曜板をカシメ固定すると、カシメ固定により取付孔が変形して径が減少した場合に、回転軸が取付孔に十分に入り込まないといった問題がある。以上の事情を考慮して、本発明は、軸を取付孔に十分に挿入させることを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様に係る板状針は、表示面を含み貫通孔が形成された表示板と、貫通孔に挿入された取付部材とを具備し、取付部材は、表示板の表示面に接している支持部と、表示板を挟んで支持部とは反対側に位置するカシメ部と、当該取付部材のうちカシメ部側の端部から支持部に向って形成されて軸が挿入される取付孔とを含み、表示板は、カシメ部と支持部との間に、カシメ部によりカシメ固定され、取付孔は、カシメ部側に位置する第1部分と、支持部側に位置する第2部分とを含み、第2部分は第1部分よりも大径の部分を含む。以上の構成では、表示板がカシメ固定された取付部材の、軸が挿入される取付孔において、支持部側に位置する第2部分は、カシメ部側に位置する第1部分よりも大径の部分を含む。したがって、回転軸を取付孔の第2部分まで十分に挿入させることが可能である。
本発明の好適な態様において、支持部の側面には当該支持部を把持するための把持部が形成される。したがって、表示板を把持することなく、把持部を把持することで板状針を軸からはずすことが可能になる。ひいては、板状針を軸からはずす場合において、表示板にかかる負荷を低減することができる。
本発明の好適な態様において、カシメ部は、取付孔の全周にわたり円筒状に形成される。以上の構成では、カシメ部が取付孔の全周にわたり円筒状に形成される。
本発明に係るムーブメントは、上記課題を解決するために、上述した各種の板状針を具備する。
本発明に係る時計は、上記課題を解決するために、上述したムーブメントを具備する。以上の時計は、上述したムーブメントと同様の効果を有する。
本発明に係る板状針の製造方法は、表示面を含み貫通孔が形成された表示板と、貫通孔に挿入された取付部材とを具備する板状針の製造方法であって、取付部材は、表示板の表示面に接している支持部と、表示板を挟んで支持部とは反対側に位置するカシメ部と、当該取付部材のうちカシメ部側の端部から支持部に向って形成されて軸が挿入される取付孔とを含み、取付孔は、カシメ部側に位置する第1部分と、支持部側に位置する第2部分とを含み、第2部分の径は第1部分の径より大きく、カシメ部と支持部との間に、カシメ部により表示板をカシメ固定する工程を含む。以上の方法では、第1部分よりも大径の部分を含む第2部分を具備する板状針が形成される。したがって、第1部分の径と第2部分の径とが等しい取付孔をカシメ固定する方法と比較して、第2部分にカシメ固定によるふくらみが発生しても、軸を取付孔の第2部分まで十分に挿入させることが可能である。
本発明の本実施形態に係る時計の平面図である。 板状針の平面図である。 取付部材および表示板の断面図(カシメ固定前)である。 板状針の断面図(カシメ固定後)である。 対比例における取付部材および表示板の断面図(カシメ固定前)である。 対比例における板状針の断面図(カシメ固定後)である。 変形例における取付部材の断面図(カシメ固定前)である。 変形例における取付部材の断面図(カシメ固定前)である。 変形例における表示面側からみた板状針の平面図である。 変形例における表示面側からみた板状針の平面図である。
<実施形態>
図1は、本発明の好適な形態に係る時計100の平面図である。本実施形態の時計100は、利用者の手首に装着される腕時計であり、ムーブメント50と文字板60とを具備する。時計100は、機械式および電池式の何れでもよい。ムーブメント50は、時刻を指示する複数の指針90と板状針1とを駆動する駆動機構である。本実施形態のムーブメント50は、裏蓋(図示略)と文字板60との間に設置され、複数の指針90(秒針、分針および時針)と板状針1と動力装置と駆動輪列とを具備する。動力装置は、電池または香箱であり、駆動輪列を駆動させるための駆動力を発生する。駆動輪列は、歯車およびカナを含む複数の車を具備し、動力装置が発生した動力を複数の指針90と板状針1とに伝達する。複数の指針90の各々は、駆動輪列の複数の車のうち、指針90が表わす時間単位に対応した回転数で回転する車の軸(以下「回転軸」という)の先端に固定され、文字板60を挟んで動力装置とは反対側に設置される。
本実施形態の板状針1は、駆動輪列の車の回転軸の先端に固定され、文字板60よりも動力装置側に設置される。板状針1は、図2に例示される通り、取付部材30と表示板10とを具備する。本実施形態の表示板10は円板状に形成され、表示面12と取付部材30が挿入される貫通孔14とを含む。表示面12には、例えば時刻または日付等を表わす意匠(例えば絵または文字)が施されている。本実施形態の表示面12には、昼間を表す太陽および夜間を表わす月の絵が画図される。取付部材30(いわゆる袴)は、表示板10の貫通孔14に挿入されて表示板10を回転軸に固定する。取付部材30による表示板10の固定については、後述する。本実施形態の板状針1は、表示板10の表示面12が文字板60側に位置するように回転軸の先端に固定される。板状針1は、24時間で1回転する日送り車の回転に応じて文字板60と平行な面内で回転軸を中心に回転する。
文字板60には、複数の指針90が指示する目盛や数字等(図示略)が記されている。本実施形態の文字板60は、図1に例示される通り、開口部61を具備する。開口部61は、例えば扇形で文字板60を貫通するように形成され、表示板10の表示面12の一部を文字板60から露出させる。開口部61から露出する表示面12の絵は、表示板10の回転に応じて移動し、現在の時間帯を表わす。例えば、表示面12に画図された月の絵が開口部61から露出している場合、現在の時間帯が夜間であることを表す。
<板状針1の製造方法>
以下、板状針1の製造方法について説明する。以下の説明では、図3に例示されたZ方向を想定する。Z方向は、例えば板状針1の中心軸Gに平行な方向である。文字板60の表面に垂直な方向(あるいは板状針1が固定される回転軸の方向)をZ方向として把握することも可能である。図3に例示される通り、Z方向における一方側をZ1側(文字板60側)と表記するとともに他方側をZ2側(裏蓋側)と表記する。図3は、取付部材30を表示板10の貫通孔14に挿入した状態(表示板10の固定前)における、図2の表示板10の中心点を通るIII−III線での断面図である。本実施形態の取付部材30は、支持部32と軸部36とカシメ部34と取付孔Sとを含み、例えば金属により形成される。支持部32は、表示板10の表示面12に接していて、取付部材30のうち表示面12側(Z1側)の端部である。軸部36およびカシメ部34は、表示板10の表示面12を挟んで支持部32とは反対側に位置する。軸部36は、取付部材30のうち支持部32とは反対側(Z2側)の端部である。カシメ部34は、支持部32と軸部36との間に軸部36と連結するように形成される。以上の説明から理解される通り、Z1側から支持部32、表示板10、カシメ部34、および軸部36の順序で位置する。取付孔Sは、取付部材30のうち軸部36側(Z1側)の端部から支持部32に向って中心軸Gに沿うように形成される。本実施形態の取付孔Sは、取付部材30を貫通する。取付孔Sには、表示板の固定後に、駆動輪列の車の回転軸が軸部36側(Z2側)の端部から挿入される。
本実施形態の支持部32は、図3に例示される通り、装飾面35と把持部21とを含み、中心軸Gを中心とした円周方向の全周にわたり(つまり取付孔Sの全周にわたり)円筒状に形成される。装飾面35は、取付部材30のうち支持部32のZ1側の端面であり、例えば模様等により装飾、または研磨されている。把持部21は、当該支持部32を把持するために支持部32の側面に形成される。本実施形態の把持部21は、支持部32の側面の全周にわたり形成される溝部である。保守または点検等の作業を実行する作業者は、図4に例示される通り、工具80の先端を把持部21に係合させて引き上げることで、板状針1を回転軸70から取り外す。
本実施形態の軸部36およびカシメ部34は、図3に例示される通り、中心軸Gを中心とした円周方向の全周にわたり(つまり取付孔の全周にわたり)円筒状に形成される。カシメ部34の外径(最大径)D34は、軸部36の外径D36よりも大きい。本実施形態の取付孔Sは、軸部36側(Z2側)に位置する第1部分S1と、支持部32側(Z1側)に位置する第2部分S2とを含む。具体的には、第1部分S1は、取付部材30のうち軸部36側(Z2側)の端部から取付孔Sの途中まで形成される。本実施形態において第1部分S1は、カシメ部34のうち軸部36側(Z2側)の端部と、支持部32のうち表示面12側(Z2側)の端部との間の地点まで形成される。他方、第2部分S2は、第1部分S1と連結するように、第1部分S1のうちZ1側の端部から装飾面35側まで形成される。本実施形態において第2部分S2は、支持部32のうち表示面12側(Z2側)の端部と、装飾面35との間の地点まで形成される。具体的には、第2部分S2は、取付部材30のうち装飾面35まで、つまり装飾面35を貫通するように形成される。第1部分S1の径D1は、第1部分S1の全長にわたり略一定であり、取付孔Sに挿入される回転軸70の径D70とほぼ同等(例えば0.19mm)である。第2部分S2の径D2は、第2部分S2の全長にわたり略一定であり、第1部分S1の径D1より大きい(例えば0.3〜0.4mm)。
支持部32の外径D32(最大径)は、表示板10の貫通孔14の径D14よりも大きく、カシメ部34の外径D34は、表示板10の貫通孔14の径D14よりも小さい。したがって、取付部材30を軸部36側(Z2側)の端部から貫通孔14に挿入すると、図3に例示される通り、支持部32のうち装飾面35とは反対側の面に表示板10の表示面12が当接する。表示板10と取付部材30とが当接した状態で、カシメ部34と支持部32との間にカシメ部34により表示板10をカシメ固定することで、板状針1を製造する。カシメ固定とは、塑性変形しやすい部材(例えば金属)に圧力を加えることで変形させて、対象部材を固定する方法である。カシメ固定は、例えばカシメ打ち等の工具でカシメ部34を押圧することで行う。
図4は、カシメ部34によるカシメ固定後の板状針1の断面図である。図4に例示される通り、押圧されたカシメ部34は、変形することで外径D34が表示板10の貫通孔14の径D14よりも大きくなるとともに表示板10に圧着する。したがって、図4に例示される通り、表示板10はカシメ部34と支持部32との間にカシメ部34によりカシメ固定される。回転軸70は、取付部材30によるカシメ固定後に(つまり板状針1の完成後に)、取付孔Sのうち第1部分S1側の端部から第2部分S2に向って挿入され固定される。
ここで、表示板10を取付部材30にカシメ固定する方法として、表示板10の表示面12に接している支持部32により(つまり装飾面35側から)表示板10をカシメ固定する方法も考えられる。しかし、装飾面35と把持部21とを具備する支持部32によりカシメ固定をすると、装飾面35が美観を損なうといった問題および把持部21が変形するといった問題がある。以上の事情を考慮して、本実施形態では、表示板10の表示面12を挟んで支持部32とは反対側に位置するカシメ部34により表示板10をカシメ固定する。
表示板10をカシメ固定する場合、カシメ部34の変形とともに第2部分S2の一部の内周面が変形する。具体的には、図4に例示される通り、第2部分S2の内周面が中心軸Gに向って膨らむ、つまり第2部分S2の径D2が減少するという特性がある。以下、第2部分S2の変形した箇所を、部分Bという。
ここで、第1部分S1と第2部分S2との径が同一である取付部材30、つまり取付孔Sの全長にわたり径D0が略一定である取付部材30(図5)により表示板10をカシメ固定する場合(以下「対比例」という)について説明する。図5は、対比例における取付部材30とカシメ固定前の表示板10の断面図である。対比例の取付部材30の取付孔Sの径D0は、取付孔Sに挿入される回転軸70の径D70とほぼ同等(例えば0.19mm)である。取付部材30により表示板10をカシメ固定すると、図6に例示される通り、第2部分S2の内周面が中心軸Gに向って膨らむ。つまり、第2部分S2のうち部分Bの径DBは、第1部分S1の径D1より小さくなる、つまり回転軸70の径D70より小さくなる。したがって、対比例における板状針1に回転軸70を挿入した場合、図6に例示される通り、部分Bにより挿入が阻害され、回転軸70が取付孔Sに十分に挿入されないといった問題がある。
それに対して、第2部分S2の径D2が第1部分S1の径D1より大きい取付部材30により表示板10をカシメ固定した場合、図4に例示される通り、第2部分S2のうち部分Bの径DBは、カシメ固定前の第2部分S2の径D2よりも小さくなるものの第1部分S1の径D1よりは大きい、つまり回転軸70の径D70より大きい状態を維持できる。したがって、回転軸70を挿入した場合、回転軸70は、対比例と比較して、取付孔Sの部分Bまで十分に挿入される。つまり、回転軸70を第2部分S2に十分に挿入させることが可能である。ひいては、回転軸70をより強固に板状針1に固定することが可能である。
<変形例>
以上に例示した態様は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2個以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)前述の形態では、取付部材30は把持部21を具備したが、本発明において把持部21は必須ではない。ただし、取付部材30が把持部21を具備する構成によれば、表示板10を把持することなく、把持部21を把持することで板状針1を回転軸70から外すことが可能になる。ひいては、板状針1を回転軸70から外す場合において、表示板10にかかる負荷を低減することができる。
(2)前述の形態では、取付孔Sの全周にわたりカシメ部34を形成したが、取付孔Sの周方向の一部にカシメ部34を形成することも可能である。ただし、取付孔Sの全周にわたりカシメ部34を形成する構成の場合、取付孔Sの周方向の一部にカシメ部34を形成する構成と比較して、表示板10をより強固に取付部材30に固定することが可能である。また、取付孔Sの全周にわたりカシメ部34を形成する構成の場合、取付孔Sの周方向の一部にカシメ部34を形成する構成と比較して、カシメ固定をした際における第2部分S2の径D2の減縮の度合が大きい。したがって、カシメ固定により第2部分S2の径D2が縮減することに起因した回転軸70の挿入不足を抑制できる前述の実施形態は、取付孔Sの全周にわたりカシメ部34を形成する構成にとって格別に有効である。
(3)前述の形態では、取付孔Sの全周にわたり支持部32を形成したが、取付孔Sの周方向の一部に支持部32を形成することも可能である。
(4)前述の形態では、支持部32の側面に全周にわたり把持部21を形成したが、支持部32の側面の周方向の一部に把持部21を形成することも可能である。
(5)前述の形態では、取付部材30は軸部36を具備したが、本発明において軸部36は必須ではない。つまり、取付部材30は、カシメ部34および支持部32のみでも構成され得る。したがって、取付孔Sは、カシメ部34側(Z2側)の端部から支持部32に向って形成されて回転軸70が挿入される要素として包括的に表現され得る。また、第1部分S1についても、取付孔Sのうちカシメ部34側(Z2側)に位置する部分として包括的に表現され得る。
(6)前述の形態では、カシメ固定後の取付部材30における第2部分S2のうち部分Bの径DBが第1部分S1の径D1より大きい構成を例示した。ただし、部分Bのうち一部の径DBが第1部分S1の径D1より小さくても、取付孔Sの部分Bまで十分に回転軸70が挿入されるという効果は実現され得る。つまり、カシメ固定後の取付部材30において、第2部分S2は、第1部分S1よりも大径の部分を含む要素として観念され得る。
(7)前述の形態では、カシメ固定前の第2部分S2の径D2は全長にわたり略一定であったが、第2部分S2の形状は以上の例示に限定されない。例えば、図7に例示される通り、第2部分S2の径D2が、第1部分S1との連結側(Z2側)の端部から装飾面35にかけて、第1部分S1の径D1から単調増加するテーパー形状等も可能である。つまり、第2部分S2の少なくとも一部の径D2が第1部分S1の径D1より大きい形状であれば、カシメ固定前の第2部分S2の形状は任意である。
(8)前述の形態では、取付孔Sを第1部分S1および第2部分S2で構成したが、第1部分S1および第2部分S2以外の部分を取付孔Sが含むことも可能である。例えば、図8に例示される通り、第1部分S1および第2部分S2に加えて、第1部分S1の径D1よりも径D3が小さい第3部分S3を含む取付孔Sも採用され得る。具体的には、第3部分S3は、第2部分S2よりも装飾面35側(Z1側)に位置し、第2部分S2と連結するように、第2部分S2のうちZ1側の端部から装飾面35側まで形成される。
(9)前述の形態では、取付部材30を貫通する取付孔Sを形成したが、取付部材30のうち装飾面35側(Z1側)を貫通しないように取付孔Sを形成する構成、または、装飾面35側から取付孔Sを覆うような蓋部を具備する構成も可能である。
(10)前述の形態では、表示板10は円板状に形成されたが、表示板10の形状は以上の例示に限定されない。例えば、図9に例示される十字状の表示板10、または、図10に例示されるように開口部16を具備する表示板10も採用され得る。
(11)前述の形態では、表示板10には、時刻または日付等を表わす意匠が施されていたが、表示板10に施される意匠により表わされる情報は以上の例示に限定されない。例えば、動力装置が発生した駆動力の残量(パワーリザーブ)を表わす意匠を表示板10に施すことも可能である。
(12)前述の形態では、時計100の種類として腕時計を例示したが、腕時計以外の種類の時計(例えば懐中時計)も採用され得る。
100…時計、50…ムーブメント、60…文字板、16,61…開口部、90…指針、1…板状針、10…表示板、12…表示面、14…貫通孔、21…把持部、30…取付部材、32…支持部、34…カシメ部、35…装飾面、36…軸部、70…回転軸、80…工具、S…取付孔、S1…第1部分、S2…第2部分。

Claims (6)

  1. 表示面を含み貫通孔が形成された表示板と、
    前記貫通孔に挿入された取付部材とを具備し、
    前記取付部材は、
    前記表示板の表示面に接している支持部と、
    前記表示板を挟んで前記支持部とは反対側に位置するカシメ部と、
    当該取付部材のうち前記カシメ部側の端部から前記支持部に向って形成されて軸が挿入される取付孔とを含み、
    前記表示板は、前記カシメ部と前記支持部との間に前記カシメ部によりカシメ固定され、
    前記取付孔は、前記カシメ部側に位置する第1部分と、前記支持部側に位置する第2部分とを含み、前記第2部分は前記第1部分よりも大径の部分を含む
    板状針。
  2. 前記支持部の側面には当該支持部を把持するための把持部が形成される
    請求項1の板状針。
  3. 前記カシメ部は、前記取付孔の全周にわたり円筒状に形成される
    請求項1または請求項2の板状針。
  4. 請求項1から請求項3の何れかの板状針を具備する
    ムーブメント。
  5. 請求項4のムーブメントを具備する
    時計。
  6. 表示面を含み貫通孔が形成された表示板と、前記貫通孔に挿入された取付部材とを具備する板状針の製造方法であって、
    前記取付部材は、
    前記表示板の表示面に接している支持部と、
    前記表示板を挟んで前記支持部とは反対側に位置するカシメ部と、
    当該取付部材のうち前記カシメ部側の端部から前記支持部に向って形成されて軸が挿入される取付孔とを含み、
    前記取付孔は、前記カシメ部側に位置する第1部分と、前記支持部側に位置する第2部分とを含み、前記第2部分の径は前記第1部分の径より大きく、
    前記カシメ部と前記支持部との間に、前記カシメ部により前記表示板をカシメ固定する工程を含む
    板状針の製造方法。
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