JP6783591B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、記録媒体上で物体の質感を再現するための情報処理技術に関する。
凹凸や立体物を形成する方法として、インクジェット記録方式を用いる方法が知られて
いる。特許文献1では、凹凸と色を形成して立体感や質感を表現したハードコピーを得る
インクジェットプリンタが開示されている。
特開2004−299058号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプリンタなど、物体の質感を再現するためのプリンタを用いる場合、質感が発現する構造を形成するには、画像の形成に時間がかかり、インクを多く消費してしまうという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、物体の質感を再現したプリント物の一定の質感を得るためにかかる時間の短縮及び記録材の消費量の削減を実現するための処理を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、3次元構造の高さを表す高さデータを取得する第1取得手段と、ユーザからの指示に基づいて、前記高さデータが表す高さを補正する方法を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された前記方法に基づいて、前記高さデータが表す高さを下げる補正を行う補正手段と、前記補正手段によって補正された前記高さデータが表す高さを有する3次元構造を記録媒体上に形成するための第1記録材の記録量を表す第1記録量データを出力する出力手段と、を有し、前記設定手段は、前記方法を少なくとも2つの補正方法から設定し、前記少なくとも2つの補正方法は、複数の面から構成される前記3次元構造の面それぞれについての法線と前記記録媒体への垂線とがなす角が、所定の角度範囲内にあるか否かを判定し、前記所定の角度範囲内にないと判定された面に対応する領域の前記高さを補正する第1の方法と、ユーザからの指示に基づいて前記高さの削減量を決定し、前記削減量に基づいて前記高さを補正する第2の方法と、であることを特徴とする。
本発明によれば、物体の質感を再現したプリント物の一定の質感を得るためにかかる時間の短縮及び記録材の消費量の削減を実現することができる。
情報処理装置1のハードウェア構成を表すブロック図 情報処理装置1の論理構成を表すブロック図 情報処理装置1の処理を表すフローチャート 質感データを説明するための模式図 UI画面の一例を説明するための図 UI画面の状態遷移を表す図 生成部202の処理を表すフローチャート 色変換LUTの模式図 色データを生成する処理を表すフローチャート 高さデータを生成する処理を表すフローチャート 形状LUT及び形状データを説明するための模式図 最大削減率の算出処理を表すフローチャート 高さデータを補正する処理を表すフローチャート 第1ドラフトモードにおける処理を表すフローチャート 第2ドラフトモードの処理を表すフローチャート 形成制御部206の処理を表すフローチャート UI画面の一例を説明するための図 UI画面の状態遷移を表す図 法線の角度の算出処理を表すフローチャート
以下に、ユーザインターフェース(以下、UIと呼ぶ)画面において設定された印刷設定に基づいて、低印刷コストで対象物体の質感を再現したプリント物を得ることができる情報処理技術について詳細を説明する。尚、低印刷コストは、画像の形成にかかる時間が従来より短く、かつ、画像の形成のために消費するインク量が従来より少ないこととする。
[実施例1]
図1は、本実施例における情報処理装置1のハードウェア構成例である。図1において、CPU101は、RAM103をワークメモリとして、ROM102、ハードディスクドライブ(HDD)13や各種記録メディアに格納されたオペレーティングシステム(OS)や各種プログラムを実行する。そして、システムバス107を介して各構成を制御する。尚、CPU101が実行するプログラムには、後述する処理を実行するプログラムが含まれる。汎用インターフェース(I/F)104は、例えばUSBなどのシリアルバスインターフェースである。汎用I/F104には、マウスやキーボードなどの入力デバイス11やプリンタ12などが接続される。シリアルATA(SATA)I/F105には、HDD13や各種記録メディアの読み書きを行う汎用ドライブ14が接続される。CPU101は、HDD13や汎用ドライブ14にマウントされた各種記録メディアをデータの格納場所として読み書きに利用する。また、ビデオインターフェース(I/F)106には、ディスプレイ15が接続される。CPU101は、プログラムが提供するUIの画面をディスプレイ15に表示し、入力デバイス11を介してユーザからの指示を受け付ける。上記構成において、CPU101からの指令に基づき情報処理アプリケーションが、実行する処理について以下に説明する。
図2は、本実施例における情報処理装置1の論理構成を表すブロック図である。情報処理装置1は、第1取得部201、生成部202、表示制御部203、第2取得部204、補正部205、形成制御部206、データ保持部207を有する。第1取得部201は、データ保持部207から質感データを取得する。図4に質感データを説明するための模式図を示す。図4(a)における401は質感データの画素である。質感データはBRDF(双方向反射率分布関数)のパラメータを画素ごとに保持している。本実施例においては、BRDFのモデルとして、式1及び式2で示す異方性Wardモデルを用いる。尚、BRDFのモデルは上記一例に限定されず、BRDFを表現可能なモデルであればどのようなモデルであってもよい。例えば、R,G,B毎にBRDFパラメータを有していてもよいし、色情報とBRDFパラメータの組み合わせであってもよい。また、BRDFパラメータについては、一般的なBRDF測定器から出力されるデータや、CGレンダリングソフトで用いる設定値を用いてもよい。また、複数の幾何条件において被写体を撮像して得た撮像データに対してフィッティングを行うことでパラメータを算出してもよい。
Figure 0006783591
Figure 0006783591
ここで、iは光源の方向を示す光源ベクトル、vは視線の方向を示す視線ベクトルである。θは画素の法線ベクトルと光源ベクトルiとがなす角度、θは画素の法線と視線ベクトルvとがなす角度、θは画素の法線ベクトルと、光源ベクトルiと視線ベクトルvとのハーフベクトルhとがなす角度である。また、φはハーフベクトルhと画素の接ベクトル(x軸)とがなす角度である。Rは反射強度の拡散反射成分、Rは反射強度の鏡面反射成分、aは鏡面反射の接ベクトル(x軸)方向の広がりを表す鏡面反射拡がり成分、aは鏡面反射の縦法線ベクトル(y軸)方向の広がりを表す鏡面反射拡がり成分である。鏡面反射拡がり成分を接ベクトル(x軸)方向、縦法線ベクトル(y軸)方向の2次元で表すことにより、光学的な異方性が表現される。本実施例では、上記4つのパラメータ(R、R、a、a)を、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3つの色情報それぞれについて有する。また、接ベクトル(x軸)は画素ごとに方向が異なるよう定義可能で、質感データは各画素の接ベクトルと画像の横軸とがなす角度(回転角)φを画素ごとに有する。図4(b)に、回転角φを説明するための模式図を示す。以上述べたように、本実施例における質感データは、各画素において4パラメータ(R、R、a、a)×3色(R,G,B)+1角度(回転角φ)の計13の情報を有する。
生成部202は、第1取得部201で取得した質感データに基づき、記録媒体上に形成する画像の色を表す色データと画像上に形成する3次元構造の高さを表す高さデータとを生成する。表示制御部203は、ディスプレイ15に印刷設定に関するUI画面を表示させ、ユーザからの指示を受け付ける。第2取得部204は、表示制御部で受け付けたユーザからの指示に基づいて設定された印刷設定を取得する。補正部205は、印刷設定に基づいて、生成部202で生成した高さデータを補正する。形成制御部206は、色データと補正された高さデータとに基づいて、プリンタ12に画像を形成させる。データ保持部207は、上述した質感データなどの情報を予め保持している。
図3は、情報処理装置1が実行する処理のフローチャートである。以下、図3を用いて情報処理装置1における動作の詳細を説明する。尚、下記動作は、入力デバイス11を介して入力されたユーザからの指示を受け付けることで開始する。以下、各ステップ(工程)は符号の前に「S」をつけて表す。
S301において、第1取得部201は、データ保持部207から上述した質感データを取得する。S302において、生成部202は、記録媒体上に形成する画像が表現する色を表す色データ及び画像上に形成する3次元構造の高さを表す高さデータを生成する。S302の詳細については後述する。
S303において、表示制御部303は、ディスプレイ15にUI画面を表示させる。本実施例におけるUI画面の一例を図5(a)に模式的に示す。UI画面500は、低コスト印刷を行う(オン)か行わない(オフ)かを設定するチェックボックス501、第1ドラフトモードを選択するボタン502、観察角度を設定するスクロールバー503a及びスクロールボックス503bを有する。また、第2ドラフトモードを選択するボタン504、削減率を設定するスクロールバー505a及びスクロールボックス505bを有する。さらに、設定に応じた画像の形成にかかる予想時間を表示するテキストボックス506、印刷を実行するための印刷ボタン507を有する。尚、上述した観察角度は、図5(b)に示すように、入射光(鏡面反射光)からの相対角度である。また、上述した削減率は、3次元構造を形成するためのインクの記録量(消費量)に対するインクの記録量の削減量の比率である。第1ドラフトモード及び第2ドラフトモードについては後述する。
図6にUI画面500の状態遷移図を示す。以下、各状態は符号の前に「ステート」をつけて表す。ステート601では、UI画面500をディスプレイ15に表示させ、ステート602へ移行する。ステート602は、ユーザの入力待ち状態であり、チェックボックス501がオンにされた場合ステート603へ、ボタン502が選択された場合ステート604へ、ボタン504が選択された場合ステート605へ移行する。また、印刷ボタン507が押下された場合はステート606へ移行する。ステート603では、S302で生成された高さデータから、後述の処理により最大削減率を算出し、算出終了後にステート602へ移行する。ステート604では、観察角度の変更を行うとともにドラフトモードとして第1ドラフトモードを設定し、設定終了後にステート602へ移行する。ステート605では、ステート603で算出した最大削減率の範囲内で削減率の変更を行うとともにドラフトモードに第2ドラフトモードを設定し、設定終了後にステート602へ移行する。ステート606では、UI画面500の表示を終了する処理を行う。
S304において、第2取得部204は、ユーザからの指示に基づいて設定された印刷設定を取得する。S305において、補正部205は、S304で取得した印刷設定に基づいて、後述の処理により高さデータを補正する。S306において、形成制御部206は、S302で生成した色データ及びS305で補正された高さデータに基づいて、後述の処理によりプリンタ12に画像を形成させる。
図7は、S302の処理を表すフローチャートである。S701では、後述の色データを生成する処理を行う。S702では、後述の高さデータを生成する処理を行う。
色データを生成する処理S701の処理を詳細に説明する。各画素について、第1取得部201において取得した質感データが表すR、Rから、色データが表すRGB値を決定する。本実施例においては、この処理をR,G,BそれぞれとR,Rとが対応付けられた色変換ルックアップテーブル(LUT)を参照することにより行う。図8は、この色変換LUTを説明するものである。図8に示すように、この色変換LUTには、801列のRGBの色信号に対するR、R、a、aの値がR,G,Bごとにそれぞれ802列〜805列に記録されている。尚、この色変換LUTは、801列の色を有するパッチ画像データを作成し、この画像データをプリンタ12に入力して形成した画像をゴニオフォトメータ等の公知の測定方法で測定することで作成できる。よって色変換LUTに記録されているa、aは、インクを記録した画像表面の鏡面反射広がり成分となる。図9は、色データを生成する処理S701の処理を表すフローチャートである。本実施例では、質感データが表すR、Rと色変換LUT802列及び803列のR、Rとの距離が最小となる801列のRGB値を各画素に格納したデータが色データである。具体的な処理の流れを図9のフローチャートに示す。S901において、R、Rの距離の評価値Vを式3、式4、式5によって算出する。
V=ΔEd+k・ΔEs・・・式(3)
Figure 0006783591
Figure 0006783591
ここで、kは定数であり、R_r、R_g、R_bは質感データが表すR(r),G(g),B(b)ごとの反射強度の拡散反射成分である。R_r、R_g、R_bは質感データが表すR(r),G(g),B(b)ごとの反射強度の鏡面反射成分である。また、RdLUT_r[m]、RdLUT_g[m]、RdLUT_b[m]は、802列のr,g,bにおけるm行目の値を示し、RsLUT_r[m]、RsLUT_g[m]、RsLUT_b[m]は803列のr,g,bにおけるm行目の値を示している。
S902において、色変換LUTの全点(図8の全行)について算出された評価値Vの中で最小となるVを与える行における801列のRGB値と804列と805列のax、の値を記録する。上記S901およびS902の処理を質感データの各画素に対して行う。S903において、得られた各画素におけるRGB値から、当該RGB値を各画素に格納した色データを生成する。尚、色データの生成方法としては以上で述べた方法に限らず、公知のカラーマッチングアルゴリズムを応用することができる。
高さデータを生成する処理S702の処理を詳細に説明する。S702では、質感データが表す鏡面反射拡がり成分であるa,aおよび回転角φ、S701の処理で記録した、インクを記録した画像表面の鏡面反射拡がり成分a’,a’から、6×6画素単位で画像上に形成する3次元構造の高さを決定する。図10は、S702の処理のフローチャートである。本実施例における質感データはR,G,Bごとに鏡面反射拡がり成分a,aを表す。そこで、まずS1001において、輝度についての鏡面反射拡がり成分を算出する。本実施例では、a,aについてR,G,Bの加重平均をとってR,G,Bについて1組のa,aを算出するが、上記一例には限定されない。以降では、この加重平均された値をそれぞれa,aと表記する。つぎに、S1002において、aとa’との比率Xratio及びaとa’との比率Yratioを式6、式7で算出する。
Xratio=a’/a・・・式(6)
Xratio=a’/a・・・式(7)
S1003において、上記Xratio、Yratioから形状LUTを参照し、ベースとなる表面の形状を決定する。図11は、この形状LUTを説明する図である。本実施例では、高さデータについて6×6画素単位に高さ情報を算出する。そのため形状LUTは、6×6画素以上の大きさの領域(画素単位)について高さ情報を記録した形状データを複数持つ。尚、高さデータの6×6画素は質感データの1画素に対応しているため、6×6画素の3次元構造を決めるために1組のXratio,Yratioを用いる。図11(a)は形状データの各画素について説明する図であり、図11(b)は形状データの3次元構造の一例を示す図である。図11(a)に示すように、本実施例ではx方向、y方向に各12画素、12×12画素において高さ情報を有する。このように形状データは、高さ情報を出力する1つの単位である6×6画素よりも大きいサイズ(12×12画素)で高さ情報を有することで、後述する回転処理S1005を施しても6×6画素のサイズで高さ情報を算出できる。なお、この6×6画素よりも大きいサイズは、出力するサイズの1辺の大きさ(本実施例では6)の√2倍以上のサイズであることが望ましい。尚、形状LUTの作成方法の一例として以下の手順で行うものとする。まず、作成する3次元構造のx方向、y方向各々について鏡面反射の広がりを異ならせた印字サンプルを用意する。次にBRDF測定器にて各3次元構造の測定を行う。次に、測定値からXratio,Yratioを算出し、3次元構造とパラメータを対応させたLUTとする。この形状データは、図11(c)に示す形状LUTにXratio、Yratioの組み合わせである1101列における114画素の高さ情報(1102列)として記録される。なお、後述する回転処理S1005があるため、この形状LUTは図11(d)に示すようにLUTを行列に見立てると、上三角行列についての形状データを保持すればよい。また、図11(d)に示すように、XratioまたはYratioが大きくなるほど形状の凹凸が大きくなるようにすることで、XratioまたはYratioが大きくなるほど鏡面反射の拡がりが大きく再現される。さらに、XratioとYratioとが等しい対角線上は鏡面反射の拡がりを等方的にするため、x方向とy方向で同じ形状となる高さ情報を表す形状データとすることが望ましい。また、XratioとYratioとの差が大きいほど、異方性を強く再現するため、x方向とy方向で形状が異なるような形状データとすることが望ましい。
3次元構造の面の法線の変化に対し、インク記録面の鏡面反射拡がり成分a’またはa’が小さいときは、面の法線の方向に応じて複数の方向に正反射光が広がりすぎてしまう。そこでS1004において、インク記録面の鏡面反射拡がり成分a’またはa’に応じて3次元構造の面の法線の変化率を制限する補正処理を行う。具体的には、形状データが表す高さ情報のx方向での変化率(微分値)を算出し、その値がa’に応じてあらかじめ決定される所定の閾値Thより大きい場合に、高さ情報に1未満の値を乗算することで高さを低くする処理を繰返し行う。本実施例における閾値Thの決定方法を以下に示す。プリンタがインクを積層して形成できる最大高さをHmax(μm)、プリンタが形成する画素サイズHpix(μm)として、式8により算出する。
Th=Hmax/Hpix・・・式(8)
次に、y方向についても同様に、高さ情報のy方向での変化率(微分値)を算出し、その値がa’に応じてあらかじめ決定される閾値Thより大きい場合に、高さ情報に1未満の値を乗算することで高さを低くする処理を繰返しおこなう。ここで1未満の値の一例として、補正後の変化率を閾値に近くしたい場合には1に近い値を用いるのが望ましい。
最後に、S1005において、S1004にて補正された形状データを回転角φだけ回転させ、6×6画素サイズの高さ情報を算出する。まず、S1004で補正されたベースとなる形状である12×12画素の高さ情報を、中心座標(図11(a)においては、(x,y)=(6,6))を中心にx、yを回転角φだけ回転させた座標(x’,y’)を求める。次に、出力する6×6画素の高さ情報に相当する座標(x,y)の高さhをx’,y’,hの空間から公知の補間処理にて算出する。図11(a)においては、中心座標を中心とする6×6画素(x座標3〜8,y座標3〜8)における高さ情報をx’,y’,空間から算出し、その高さ情報を出力する6×6画素の高さ情報とする。以上の処理を質感データの全画素について行うことで、各画素に高さ情報を格納した高さデータを生成する。
以下では、S303のステート603における最大削減率の算出処理の流れについて図12を用いて説明する。
S1201では、S302で算出した高さデータから高さ情報を取得するとともに、画素番号を表す変数i,jを0に初期化する。また、最小高さを表す変数Hminの初期値に十分大きな値を設定し、最大高さを表す変数Hmaxに十分小さな値を設定する。本実施例における初期値は、Hminの初期値を255、Hmaxの初期値を0とする。S1202では、画素(i,j)の高さHijとHminを比較し、HijがHminより小さければHminをHijで置き換える。
S1203では、画素(i,j)の高さHijとHmaxを比較し、HijがHmaxより大きければHmaxをHijで置き換える。S1204では、全ての画素に対して処理を行ったかを判定し、行っていればS1205へ、そうでなければ画素を表す変数を更新してS1202へ移行する。S1205では、式9により最大削減率Hredを算出する。
Hred=Hmin/Hmax・・・式(9)
以下に、S305における印刷設定に基づいた高さデータの補正について説明する。図13は、S305の処理の流れを表すフローチャートである。
S1301では、印刷設定を取得する。S1302では、ドラフトモード設定がオンになっているか否かを判定し、オンになっていればS1303へ、そうでなければ終了に関する処理を行う。S1303では、第1ドラフトモードを選択するボタン502がオンになっているかを判定し、オンになっていれば第1ドラフトモードを選択する。そうでなければ第2ドラフトモードを選択する。
S1304では、第1ドラフトモードにおける方法(第1の方法)によって、高さデータが表す高さ情報を補正する。第1ドラフトモードは、3次元構造の傾斜面のうち観察角度内の面だけを残してそれ以外の構造を削除する高さの補正方法を用いることで、コスト削減をしつつ観察角度内から観察すると質感が表れるプリント物を印刷できるドラフトモードである。具体的には、3次元構造の傾斜面のうち、UI画面500におけるスクロールボックス503bで設定された入射光からの相対的な角度範囲内の角度(入射光からの相対角度)である法線をもつ傾斜面のみを残してそれ以外の構造を削除するドラフトモードである。尚、傾斜面は平面として考える。図14は、第1の方法による高さの補正処理の流れを表すフローチャートである。
S1401では、スクロールボックス503bで設定された観察角度範囲(質感を再現する角度の範囲)とS702で生成された高さデータを取得する。S1402では後述の処理により画素位置(i,j)に形成される斜面の法線の角度を算出する。S1403では、法線の角度が設定された角度範囲に含まれるか否かを判定し、含まれていなければS1404へ、そうでなければS1405へ進む。S1404では、画素位置(i、j)の高さを0にする。S1405では、全ての画素位置における法線に対して設定された角度範囲にあるか否かの判定を実施したかを判定し、実施していればS1406へ、そうでなければ画素を更新してS1402へジャンプする。S1406では、高さが0でない画素の中から最小の高さを算出する。S1407では、S1406で求めた最小の高さを高さが0でない画素の高さから減算する。
以下では、S1402における法線の算出処理について説明する。図19は法線ベクトルの算出処理を表すフローチャートである。
S1801では、対象となる傾斜面(i,j)について、傾斜面(i,j)上に存在するAij,Bij,Cijの3点について座標を算出する。点Aは対象面(i,j)の中央の点であり、座標(XijA,YijA,ZijA)は(i+0.5,j+0.5,H+0.5)となる。ここで点Bijは、対象面とx方向に(本実施例では右方)隣接する斜面との境界上に位置する点であり、点Bijの座標(XijB,YijB,ZijB)は式10より算出する。尚、対象面(i,j)が3次元構造の右端にある場合は左方の斜面との境界上に位置する点を用いる。その場合の点Bijの座標は式11により算出する。
Xi,j,B=(Xi,j,A−Xi+1,j,A)/2
Yi,j,B=(Yi,j,A−Yi+1,j,A)/2・・・式(10)
Zi,j,B=(Zi,j,A−Zi+1,j,A)/2
Xi,j,B=(Xi−1,j,A−Xi,j,A)/2
Yi,j,B=(Yi−1,j,A−Yi,j,A)/2・・・式(11)
Zi,j,B=(Zi−1,j,A−Zi,j,A)/2
点Cijは、対象面とy方向に(本実施例では下方)隣接する斜面との境界上に位置する点であり、点Cijの座標(XijC,YijC,ZijC)は式12より算出する。尚、対象面(i,j)が下端にある場合は上方の斜面との境界上に位置する点を用いる。その場合の点Cijの座標は式13により算出する。
Xi,j,C=(Xi,j,A−Xi,j+1,A)/2
Yi,j,C=(Yi,j,A−Yi,j+1,A)/2・・・式(12)
Zi,j,C=(Zi,j,A−Zi,j+1,A)/2
Xi,j,C=(Xi,j−1,A−Xi,j,A)/2
Yi,j,C=(Yi,j−1,A−Yi,j,A)/2・・・式(13)
Zi,j,C=(Zi,j−1,A−Zi,j,A)/2
S1802では、算出する法線ベクトルnijを(NijX,NijY,NijZ)とし、ベクトルAB、ベクトルACとの内積が0となる一連の関係式14から変数の消去を行い、法線ベクトルnijを算出する。
Figure 0006783591
S1803では、S1802で算出した法線ベクトルと画像の水平面のベクトルnhor(0,0,1)を用いて式15よりベクトル内積の定義式からcosθを算出する。
Figure 0006783591
さらに算出されたcosθより、紙面(記録媒体)への垂線と斜面の法線とがなす角度θijを求める。
S1804では、全ての傾斜面について算出したかを判定し、算出してあれば終了に関する処理を行い、そうでなければiに1を加えて、S1801へジャンプする。
S1305では、第2ドラフトモードにおける方法(第2の方法)によって、高さデータが表す高さ情報を補正する。第2ドラフトモードは、S702で生成された高さデータが表す高さから、UI画面500におけるスクロールボックス505bで設定された高さの削減率を満たすように高さの補正を行う、削減率を優先したドラフトモードである。図15は、第2の方法による高さの補正処理の流れを表すフローチャートである。
S1501では、スクロールボックス505bにて設定された削減率とS702で生成された高さデータを取得する。S1502では、高さデータが表す高さから削減すべき高さHeを式16より算出する。ここで、最大高さをHmax、削減率をRとする。
He=Hmax×(1−R)・・・式(16)
S1503では、画素位置(i、j)の高さが削減すべき高さHe以下であるか否かを判定し、He以下であればS1504へ、そうでなければS1505へ進む。S1504では、高さを0にする。S1505では、式17によって補正後の高さH’を算出する。
H’=H−He・・・式(17)
S1506では、すべての画素に対して処理を行ったかを判定し、行っていれば終了し、そうでなければ画素位置を更新しS1503へジャンプする。
以下では、S306において、プリンタ12に画像を形成させる処理を詳細に説明する。図16はS306において実行される形成制御部206の処理のフローチャートである。
S1601において、S701で生成された色データを有色インクの記録量を表す記録量データに変換し、公知のハーフトーン処理及びパス分解により、プリンタ12に画像を形成させる。色データからインク量データへの変換にはRGB値とCMYK値が対応づけられているテーブルを利用する。
S1602において、S1304あるいはS1305で補正された高さ情報からUV硬化型インクの積層数を算出する。算出については、インクの厚みと積層数の対応関係を記録したテーブルを用いる方法を利用する。尚、積層数の算出方法として、積層数とインクの厚みは比例関係にあることから、インクの厚みに係数を掛けることで積層数を算出することもできる。S1603において、S1602において算出された積層数に基づき、記録媒体上に3次元構造(UV硬化型インクの層)を形成させる。本実施例のプリンタ12においては、所望の厚みの層を形成するため、キャリッジによる走査を繰り返すことでインクを複数回積層する。
以上説明したように、UI画面において設定されたドラフトモードに基づき、質感を発現する3次元構造の高さを補正し、低印刷コストでかつ質感を発現するプリント物を得ることができる。
[実施例2]
実施例1では、2つのうち一方のドラフトモードを設定する方法を説明した。しかしながら、観察角度及び削減率の両方の条件を勘案しつつ画像形成を行う場合がある。そこで本実施例では、質感を発現するプリントの形成において、観察角度及び削減率の両方の条件を勘案しつつコストを削減する方法について説明する。尚、以下に実施例1と異なる部分を主に説明する。
本実施例におけるUI画面1700の一例を図17に模式的に示す。UI画面1700は、低コスト印刷を行う(オン)か行わない(オフ)かを設定するチェックボックス1701、入射光からの相対観察角度を設定するためのスクロールバー1702a、観察角度の範囲を設定するためのスクロールボックス1702bを有する。また、削減率を設定するためのスクロールバー1703a、削除率の値を設定するためのスクロールボックス1703bを有する。さらに、設定に応じた予想所要時間を表示するためのテキストボックス1704、印刷を実行するための印刷ボタン1705を有する。
図18にUI画面1700の状態遷移図を示す。ステート1801ではUI画面1700をディスプレイ15に表示させ、ステート1802へ移行する。ステート1802では、S1701で高さデータの最大高さをHmaxとして格納し、ユーザの入力待ちになる。ユーザからの指示によりチェックボックス1701がオンにされた場合ステート1803へ、スクロールボックス1702bがアクティブな場合にステート1804へ、スクロールボックス1703bがアクティブな場合にステート1806へ移行する。また、印刷ボタン1705が押下された場合はステート1808へ移行する。尚、アクティブは、スクロールボックスが移動されたことを指す。ステート1803では、上述した方法により最大削減率を算出し、算出終了後ステート1802へ移行する。
ステート1804では、観察角度の変更を行うとともに第1ドラフトモードを設定し、変更および設定終了後ステート1805へ移行する。ステート1805では、第1ドラフトモードによって補正された高さの最大高さを算出し、その最大高さに基づいて最大削減率を変更しステート1802へ移行する。ステート1806では、削減率の変更を行うとともに第2ドラフトモードを設定し、変更および設定終了後ステート1807へ移行する。ステート1807では、UI画面の表示を終了させる処理を行う。
以上説明したように、片方のドラフトモードにおける補正の結果を他方のドラフトモードのパラメータの調整に用いることで、観察角度及び削減率の両方の条件を勘案しつつ低印刷コストでかつ質感を再現するプリント物を得ることができる。
[変形例]
上述した実施例では、インクを積層して3次元構造を形成する方法を例に説明を行ったが、3次元構造の形成方法はこれに限定されない。例えば、3次元構造に対応した形状を有した原版を記録媒体に押し当てて3次元構造を形成するナノインプリント技術を用いることも可能である。
また、上述した実施例では、3次元構造の表面における鏡面反射光の方向を制御する方法を説明したが、3次元構造と記録媒体との界面において鏡面反射光の方向を制御してもよい。例えば、3次元構造を吸収及び散乱係数の小さいインクで形成し、3次元構造を透過して記録媒体面で反射した鏡面反射光の方向を、3次元構造での屈折によって制御する形態が考えられる。
また、上述した実施例では、質感データから色データ及び質感データを生成したが、上記一例に限定されない。質感データを取得せず、直接色データと高さデータを取得しても良い。この場合、色データは各画素にRGB値を格納したデータであり、高さデータは各画素に高さ情報を格納したデータである。色データと高さデータとは同じ解像度であることが望ましい。
また、上述した実施例では、有色の記録材としてC(シアン)インク、M(マゼンタ)インク、Y(イエロー)インク、K(ブラック)インクを用いたが、有色トナーなどでも構わない。
また、上述した実施例では、第1の方法又は第2の方法によって高さの補正を行ってコスト削減したが、コストを削減しつつ質感が表れるプリント物を形成できれば、どのような高さの補正方法でも構わない。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 情報処理装置
201 第1取得部
204 第2取得部
205 補正部

Claims (18)

  1. 3次元構造の高さを表す高さデータを取得する第1取得手段と、
    ユーザからの指示に基づいて、前記高さデータが表す高さを補正する方法を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された前記方法に基づいて、前記高さデータが表す高さを下げる補正を行う補正手段と、
    前記補正手段によって補正された前記高さデータが表す高さを有する3次元構造を記録媒体上に形成するための第1記録材の記録量を表す第1記録量データを出力する出力手段と、を有し、
    前記設定手段は、前記方法を少なくとも2つの補正方法から設定し、
    前記少なくとも2つの補正方法は、
    複数の面から構成される前記3次元構造の面それぞれについての法線と前記記録媒体への垂線とがなす角が、所定の角度範囲内にあるか否かを判定し、前記所定の角度範囲内にないと判定された面に対応する領域の前記高さを補正する第1の方法と、
    ユーザからの指示に基づいて前記高さの削減量を決定し、前記削減量に基づいて前記高さを補正する第2の方法と、であることを特徴とする情報処理装置。
  2. 物体の表面の質感を表す質感データを取得する第2取得手段と、
    前記質感データに基づいて、前記高さデータを生成する第1生成手段と、をさらに有し、
    前記第1取得手段は、前記第1生成手段によって生成された前記高さデータを取得することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記質感データに基づいて、前記記録媒体上に画像の色を記録するための第2記録材の記録量を表す第2記録量データを生成する第2生成手段をさらに有し、
    前記出力手段は、さらに、前記第2記録量データを出力することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2記録材は有色インクであることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1記録材はUV硬化インクであることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. ユーザインターフェースを含む画面を表示装置に表示させる表示制御手段をさらに有し、
    前記設定手段は、前記ユーザインターフェースを含む画面を介して得られる前記ユーザからの指示に基づいて前記方法の設定を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記記録媒体上に前記3次元構造を形成するためにかかる所要時間前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記質感データは、所定のBRDFのモデルによって前記物体の表面の質感を表すことを特徴とする請求項又は請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定のBRDFのパラメータと、前記第2記録材の記録量及び前記記録媒体上に前記第2記録材を用いて形成された前記画像のBRDFのパラメータと、が対応付けられたテーブルを取得する第3取得手段をさらに有し、
    前記第2生成手段は、前記テーブルに基づいて、前記所定のBRDFのパラメータと前記画像のBRDFのパラメータとの値の差が最小となる前記第2記録材の記録量を表す前記第2記録量データを生成することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記設定手段は、前記補正手段が用いる前記方法として、前記第1の方法と前記第2の方法とのどちらか一方を設定することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記設定手段は、前記補正手段が用いる前記方法として、前記第1の方法と前記第2の方法との両方を設定し、
    前記補正手段は、前記第1の方法によって行った補正に基づいて、前記第2の方法による補正を行うことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  12. ユーザからの指示に基づいて、所定の角度範囲を決定する決定手段をさらに有し、前記補正手段は、前記所定の角度範囲に応じた補正値を取得し、前記補正値に基づいて前記高さデータが表す高さを下げる補正を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記法線と前記記録媒体への垂線とがなす角を前記3次元構造の面ごとに算出する算出手段と、
    ユーザからの指示に基づいて、所定の角度範囲を決定する決定手段と、をさらに有し、
    前記補正手段は、前記算出手段によって算出された前記法線と前記記録媒体への垂線とがなす角と、前記決定手段によって決定された前記所定の角度範囲と、に基づいて、前記高さデータが表す高さを補正することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  14. 前記第1記録量データに基づいて、前記記録媒体上に前記3次元構造を形成する形成手段をさらに有することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  15. 前記形成手段は、さらに、前記第2記録量データに基づいて、前記記録媒体上に前記画像を形成することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記形成手段は、前記第2記録材を用いて前記記録媒体上に前記画像を形成した後、前記第1記録材を用いて前記画像上に前記3次元構造を形成することを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. コンピュータを請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  18. 3次元構造の高さを表す高さデータを取得する取得ステップと、
    ユーザからの指示に基づいて、前記高さデータが表す高さを補正する方法を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいて設定された前記方法に基づいて、前記高さデータが表す高さを下げる補正を行う補正ステップと、
    前記補正ステップにおいて補正された前記高さデータが表す高さを有する3次元構造を記録媒体上に形成するための記録材の記録量を表す記録量データを出力する出力ステップと、を有し、
    前記設定ステップにおいて、前記方法を少なくとも2つの補正方法から設定し、
    前記少なくとも2つの補正方法は、
    複数の面から構成される前記3次元構造の面それぞれについての法線と前記記録媒体への垂線とがなす角が、所定の角度範囲内にあるか否かを判定し、前記所定の角度範囲内にないと判定された面に対応する領域の前記高さを補正する第1の方法と、
    ユーザからの指示に基づいて前記高さの削減量を決定し、前記削減量に基づいて前記高さを補正する第2の方法と、であることを特徴とする情報処理方法。
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