JP6783534B2 - ラジアル軸受装置、及び、回転機械 - Google Patents

ラジアル軸受装置、及び、回転機械 Download PDF

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Description

本開示はラジアル軸受装置及び回転機械に関する。
例えば蒸気タービンやガスタービン等の回転機械は、回転軸を回転可能に支持するラジアル軸受装置を有している。この種のラジアル軸受装置としては、オイルホイップを防止可能である、ティルティングパッド軸受が知られている。
例えば、特許文献1が開示するジャーナル軸受は、回転軸のジャーナルを囲む軸受ハウジングを有する。ジャーナルの外周面と軸受ハウジングの内周面との間には、軸受ハウジングの周方向に4つのパッドが配列され、各パッドは、ジャーナルを回転可能に支持している。各パッドは傾動可能であり、パッドが傾動することにより、オイルホイップを防止可能である。これは、パッドが傾動可能であることにより、オイルホイップの原因となる軸受定数クロス項が発生しないからである。また、軸受定数クロス項が発生しないため、回転軸の不安定振動も抑制することができる。
一方、振動の減衰力が大きい軸受として、スクイーズフィルムダンパ軸受が知られている。例えば特許文献2が開示するスクイーズフィルムダンパ軸受では、転がり軸受の外輪の径方向外側に作動油空間が設けられている。作動油空間には作動油が供給され、作動油空間の作動油によって減衰力が得られる。
特開2010−116959号 特開2003−83325号
特許文献1が開示するジャーナル軸受にあっては、ジャーナル軸受自身では、軸受定数クロス項が発生しないため、回転軸の不安定振動を励起する励振力が発生しない。しかしながら、例えば、回転軸のジャーナル以外の部分に作用する流体励振力がジャーナル軸受の減衰作用を上回ったときに、回転軸の不安定振動が引き起こされる。このような不安定振動を防止するには、ジャーナル軸受の減衰作用を増大させる必要がある。
そのために、特許文献2が開示するスクイーズフィルムダンパ軸受を採用することが考えられる。しかしながら、特許文献2が開示するスクイーズフィルムダンパ軸受では、転がり軸受の外輪の径方向外側に作動油空間が設けられており、全体として構造が大きくなるという問題がある。
上述した事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態の目的は、簡単な構成にて、高い減衰性能を有するラジアル軸受装置、及び、該ラジアル軸受装置を備える回転機械を提供することにある。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るラジアル軸受装置は、
筒形状の空間を存して水平方向に延在する回転軸を囲繞可能なキャリアリングと、
前記空間にそれぞれ配置され、前記キャリアリングの周方向に配列された複数の軸受パッドと、を備え、
前記複数の軸受パッドは、少なくとも1つのダンパ軸受パッドを含み、
前記少なくとも1つのダンパ軸受パッドと前記キャリアリングとの間にダンパ隙間が形成され、
前記ダンパ隙間を満たす流体がスクイーズフィルムダンパを構成可能である。
上記構成(1)のラジアル軸受装置では、少なくとも1つのダンパ軸受パッドとキャリアリングとの間に、スクイーズフィルムダンパを構成可能なダンパ隙間が設けられている。つまり、キャリアリングの径方向内側にダンパ隙間が設けられている。このため、上記構成(1)によれば、ラジアル軸受装置の大型化を招くことなく、スクイーズフィルムダンパによって大きな減衰力が得られる。
(2)幾つかの実施形態では、上記構成(1)において、
前記少なくとも1つのダンパ軸受パッドは、前記空間の上半領域に配置された少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドを含む。
水平方向に延在する回転軸からの荷重については、通常、空間の下半領域に配置された軸受パッドが支持しており、空間の上半領域に配置された軸受パッドは実質的には支持していない。しかしながら、回転軸が振動したときには、回転軸からの荷重が空間の上半領域に配置された軸受パッドにも作用する。
そこで、上記構成(2)のラジアル軸受装置では、空間の上半領域に配置された上側ダンパ軸受パッドによって、回転軸が振動したときの荷重を支持することで、回転軸の振動を効率的に減衰させることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記構成(2)において、
前記キャリアリングの径方向での前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの変位を案内可能なガイド部を更に備える。
上記構成(3)では、キャリアリングの径方向での上側ダンパ軸受パッドの変位がガイド部によって案内されるので、回転軸が振動したときに、上側ダンパ軸受パッドがキャリアリングに向かって径方向に確実に移動可能である。これにより、ダンパ隙間の大きさ、即ち、ダンパ隙間における流体の厚さをキャリアリングの周方向及び軸線方向にて均一に保ちながら、ダンパ隙間の大きさを変化させることができ、大きな減衰力を確実に得ることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記構成(3)において、
前記ガイド部は、前記キャリアリングと前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドとの間を前記キャリアリングの径方向に延びるピンを含む。
上記構成(4)では、ピンによって、キャリアリングの径方向での上側ダンパ軸受パッドの変位を簡単な構成にて案内可能である。
(5)幾つかの実施形態では、上記構成(2)乃至(4)の何れか1つにおいて、
前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドは、
前記回転軸の回転方向にて前方側に位置する前方側端部と、
前記回転軸の回転方向にて後方側に位置する後方側端部とを含み、
前記前方側端部と前記回転軸との間の隙間は、前記後方側端部と前記回転軸との間の隙間よりも小さい。
上記構成(5)では、前方側端部と回転軸との間の隙間は、後方側端部と回転軸との間の隙間よりも小さく、回転軸の回転方向にて、前方側端部よりも手前で、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の圧力が高くなる。これにより、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の剛性が高くなる。回転軸の振動は、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜を介して上側ダンパ軸受パッドに伝達されるので、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の剛性が高くなることで、上側ダンパ軸受パッドは、高い追従性をもって、回転軸の振動に対応して変位する。このため、回転軸の振動を、上側ダンパ軸受パッドを介し、スクイーズフィルムダンパによって効率的に減衰させることができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記構成(4)において、
前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドは、
前記回転軸の回転方向にて前方側に位置する前方側端部と、
前記回転軸の回転方向にて後方側に位置する後方側端部とを含み、
前記前方側端部と前記回転軸との間の隙間は、前記後方側端部と前記回転軸との間の隙間よりも小さく、
前記ピンは、前記回転軸の回転方向にて、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの中央よりも前方側に位置している。
上記構成(6)では、前方側端部と回転軸との間の隙間は、後方側端部と回転軸との間の隙間よりも小さく、回転軸の回転方向にて、前方側端部よりも手前で、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の圧力が高くなる。これにより、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の剛性が高くなる。回転軸の振動は、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜を介して上側ダンパ軸受パッドに伝達されるので、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の剛性が高くなることで、上側ダンパ軸受パッドは、高い追従性をもって、回転軸の振動に対応して変位する。このため、回転軸の振動を、上側ダンパ軸受パッドを介し、スクイーズフィルムダンパによって効率的に減衰させることができる。
一方、回転軸の回転方向にて、上側ダンパ軸受パッドの中央よりも前方側で、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の圧力が高くなるのに対応して、上記構成(6)では、ピンが、回転軸の回転方向にて、上側ダンパ軸受パッドの中央よりも前方側に位置している。これにより、ピンに作用する曲げモーメントが低減され、ピンの耐久性を確保することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記構成(5)又は(6)において、
前記前方側端部は、段差面を存して、前記後方側端部よりも前記回転軸に向かって突出している。
上記構成(7)では、前方側端部は、段差面を存して、後方側端部よりも回転軸に向かって突出しているので、簡単な構成にて、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の剛性を高くすることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記構成(7)において、
前記回転軸と直交する断面でみて、前記後方側端部の端面と前記段差面との間の中心角は、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの中心角の50%以上80%以下である。
上記構成(8)では、後方側端部の端面と段差面との間の中心角が、上側ダンパ軸受パッドの中心角の50%以上80%以下であることで、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の剛性を確実に高くすることができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記構成(5)又は(6)において、
前記前方側端部は、湾曲面を存して、前記後方側端部よりも前記回転軸に向かって突出している。
上記構成(9)では、前方側端部は、湾曲面を存して、後方側端部よりも回転軸に向かって突出しているので、簡単な構成にて、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の油膜の剛性を高くすることができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記構成(2)乃至(9)の何れか1つにおいて、
前記空間の上半領域に、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドが1つのみ配置されている。
上記構成(10)では、空間の上半領域に、1つの上側ダンパ軸受パッドしか配置されていないので、上側ダンパ軸受パッドと回転軸との間の対向面積(ぬれ面積)を減らすことができ、損失が低減される。
(11)幾つかの実施形態では、上記構成(2)乃至(10)の何れか1つにおいて、
前記キャリアリングの周方向又は軸線方向での前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの移動を規制する位置決め部を更に有する。
上記構成(11)では、位置決め部によって、回転軸の回転に伴って上側ダンパ軸受パッドの位置が変位することを規制することができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記構成(11)において、
前記位置決め部は、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドと前記キャリアリングとの間に配置された少なくとも1つの弾性部材を含む。
上記構成(12)では、上側ダンパ軸受パッドとキャリアリングとの間に配置された弾性部材によって、上側ダンパ軸受パッドの位置が周方向や軸線方向に変位することを規制することにより、上側ダンパ軸受パッドと弾性部材との間の摩擦による、上側ダンパ軸受パッドや弾性部材の損傷が防止される。この結果として、上記構成(12)によれば、位置決め部の耐久性を確保することができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記構成(11)又は(12)において、
前記位置決め部は、
前記キャリアリングにそれぞれ取り付けられた1組のサイドプレートであって、前記キャリアリングの軸線方向にて前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの両側に配置される1組のサイドプレートと、
前記キャリアリングの軸線方向にて前記1組のサイドプレートの各々と前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドとの間を延び、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドを弾性的に支持可能な複数の梁と、
を含む。
上記構成(13)では、キャリアリングの軸線方向に延びる梁が上側ダンパ軸受パッドを弾性的に支持することによって、上側ダンパ軸受パッドの位置がキャリアリングの周方向や軸線方向に変位することを規制することにより、梁と上側ダンパ軸受パッドとの間の摩擦による上側ダンパ軸受パッドや梁の損傷が防止される。この結果として、上記構成(13)によれば、位置決め部の耐久性を確保することができる。
(14)幾つかの実施形態では、上記構成(2)乃至(13)の何れか1において、
前記複数の軸受パッドは、前記空間の下半領域に傾動可能に配置された少なくとも1つの下側ティルティング軸受パッドを含む。
上記構成(14)では、空間の下半領域に配置された下側ティルティング軸受パッドが傾動可能であり、ラジアル軸受自身では、回転軸に対して励振力が発生することがない。このため、回転軸を安定に支持することができる。
一方、ラジアル軸受の外部にて回転軸に励振力が作用したとしても、上側ダンパ軸受パッドとキャリアリングとの間に設けられたスクイーズフィルムダンパによって回転軸の振動が減衰させられる。
(15)本発明の少なくとも一実施形態に係る回転機械は、
上記構成(1)乃至(14)の何れか1つに記載のラジアル軸受装置を備える。
上記構成(15)の回転機械に用いられているラジアル軸受装置では、少なくとも1つのダンパ軸受パッドとキャリアリングとの間に、スクイーズフィルムダンパを構成可能なダンパ隙間が設けられている。つまり、キャリアリングの径方向内側にダンパ隙間が設けられている。このため、ラジアル軸受装置の大型化を招くことなく、スクイーズフィルムダンパによって大きな減衰力が得られる。
この結果として、上記構成(15)の回転機械では、全体として、大型化を招くことなく、振動が抑制され、信頼性が向上する。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、簡単な構成にて、高い減衰性能を有するラジアル軸受装置、及び、該ラジアル軸受装置を備える回転機械が提供される。
本発明の一実施形態に係るタービンの概略的な構成を示す断面図である。 一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 図2中のIII−III線に沿う概略的な断面図である。 他の一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 図4中のIV−IV線に沿う概略的な断面図である。 他の一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 他の一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 他の一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 他の一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 図9中のX−X線に沿う概略的な断面図である。 他の一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 他の一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 図12中のXIII−XIII線に沿う概略的な断面図である。 図12及び図13中の上側ダンパ軸受パッドを位置決め部とともに概略的に示す断面図である。 他の一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 他の一実施形態に係るラジアル軸受装置の横断面を概略的に示す図である。 図16中のXVII−XVII線に沿う概略的な断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るタービン1の概略的な構成を示す断面図である。
タービン1は、例えばコンバインドサイクル発電に適用可能な蒸気タービンであり、発電機3に接続されている。タービン1は、蒸気を利用してトルクを発生させ、発電機3はタービン1が出力したトルクを利用して発電する。
タービン1は、ハウジング(車室)5と、回転軸7と、ハウジング5に固定された複数の静翼列と、回転軸7に固定された複数の動翼列とを有する。回転軸7は、ラジアル軸受装置9,10及びスラスト軸受装置11によって、水平軸の回りで回転可能に支持され、回転軸7の少なくとも一部は、ハウジング5内を延びている。回転軸7の一端側に、発電機3が接続されている。
ハウジング5と回転軸7との間には筒状の内部流路12が形成され、内部流路12に静翼列及び動翼列が配置される。各静翼列は、回転軸7の周方向に配列された複数の静翼14からなり、各静翼14はハウジング5に対して固定されている。各動翼列は、回転軸7の周方向に配列された複数の動翼15からなり、各動翼15は、回転軸7に対して固定されている。各静翼列では、蒸気の流れが加速され、各動翼列では、蒸気のエネルギが回転軸7の回転エネルギに変換される。
つまり、タービン1は、大別すると、静止アセンブリ17と、静止アセンブリ17に対し相対回転可能な回転アセンブリ19とを有しており、ハウジング5及び静翼14は静止アセンブリ17の一部を構成し、回転軸7及び動翼15は回転アセンブリ19の一部を構成している。
以下、図2〜図17を参照して、本発明の幾つかの実施形態に係るラジアル軸受装置10について説明する。
図2は、一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10a)の横断面を概略的に示す図であり、図3中のII−II線に沿う概略的な断面図である。図3は、図2中のIII−III線に沿う概略的な断面図である。図4は、他の一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10b)の横断面を概略的に示す図であり、図5中のIV−IV線に沿う概略的な断面図である。図5は、図4中のV−V線に沿う概略的な断面図である。図6は、他の一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10c)の横断面を概略的に示す図である。図7は、他の一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10d)の横断面を概略的に示す図である。図8は、他の一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10e)の横断面を概略的に示す図である。図9は、他の一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10f)の横断面を概略的に示す図であり、図10中のIX−IX線に沿う概略的な断面図である。図10は、図9中のX−X線に沿う概略的な断面図である。図11は、他の一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10g)の横断面を概略的に示す図である。図12は、他の一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10h)の横断面を概略的に示す図であり、図13中のXII−XII線に沿う概略的な断面図である。図13は、図12中のXIII−IXIII線に沿う概略的な断面図である。図14は、図12及び図13のラジアル軸受装置10(10h)に用いられている1つの上側ダンパ軸受パッドを、サイドプレート及び梁とともに展開して概略的に示す図である。図15は、他の一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10i)の横断面を概略的に示す図である。図16は、他の一実施形態に係るラジアル軸受装置10(10j)の横断面を概略的に示す図であり、図17中のXVI−XVI線に沿う概略的な断面図である。図17は、図16中のXVII−XVII線に沿う概略的な断面図である。
なお、以下の説明では、ラジアル軸受装置10a〜10jを一括してラジアル軸受装置10とも称する。
ラジアル軸受装置10は、図2〜図13及び図15〜図17に示したように、キャリアリング20と、複数の軸受パッド22とを備えている。
キャリアリング20は、水平方向に延在する回転軸7を、筒形状、例えば円筒形状の空間24を存して囲繞可能である。キャリアリング20は、例えば、円筒形状を有し、2つの半円筒形状の部材26,28を結合して構成される。キャリアリング20、例えば図示しない軸受台によって支持される。
複数の軸受パッド22は、空間24にそれぞれ配置され、キャリアリング20の周方向に相互に隙間を存して配列されている。
複数の軸受パッド22は、少なくとも1つのダンパ軸受パッド30を含む。ダンパ軸受パッド30とキャリアリング20との間にはダンパ隙間32が形成され、ダンパ隙間32は流体、例えば潤滑油、によって満たされる。ダンパ隙間32は、キャリアリング20の周方向及び軸線方向に広がり、ダンパ隙間32を満たす流体はスクイーズフィルムダンパを構成する。
上記構成のラジアル軸受装置10では、少なくとも1つのダンパ軸受パッド30とキャリアリング20との間に、スクイーズフィルムダンパを構成可能なダンパ隙間32が設けられている。つまり、キャリアリング20の径方向内側にダンパ隙間32が設けられている。このため、上記構成によれば、ラジアル軸受装置10の大型化を招くことなく、スクイーズフィルムダンパによって大きな減衰力が得られる。
この結果として、上記構成のラジアル軸受装置10を有する回転機械としてのタービン1では、全体として、大型化を招くことなく、振動が抑制され、信頼性が向上する。
幾つかの実施形態では、図2〜図13及び図15〜図17に示したように、少なくとも1つのダンパ軸受パッド30は、空間24の上半領域に配置された少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッド34を含む。
水平方向に延在する回転軸7からの荷重については、通常、空間24の下半領域に配置された軸受パッド22が支持しており、空間24の上半領域に配置された軸受パッド22は実質的には支持していない。しかしながら、回転軸7が振動したときには、回転軸7からの荷重が空間24の上半領域に配置された軸受パッド22にも作用する。
そこで、上記構成のラジアル軸受装置10では、空間24の上半領域に配置された上側ダンパ軸受パッド34によって、回転軸7が振動したときの荷重を支持することで、回転軸7の振動を効率的に減衰させることができる。
幾つかの実施形態では、図2〜図8及び図15〜図18に示しように、ラジアル軸受装置10a,10b,10c,10d,10e,10i,10jは、キャリアリング20の径方向での上側ダンパ軸受パッド34の変位を案内可能なガイド部36を更に有している。
上記構成では、キャリアリング20の径方向での上側ダンパ軸受パッド34の変位がガイド部36によって案内されるので、回転軸7が振動したときに、上側ダンパ軸受パッド34がキャリアリング20に向かって径方向に確実に移動可能である。これにより、ダンパ隙間32の大きさ、即ち、ダンパ隙間32における流体の厚さをキャリアリング20の周方向及び軸線方向にて均一に保ちながら、ダンパ隙間32の大きさを変化させることができ、大きな減衰力を確実に得ることができる。
幾つかの実施形態では、図2〜図8及び図15〜図18に示しように、ガイド部36は、キャリアリング20と上側ダンパ軸受パッド34との間をキャリアリング20の径方向に延びるピン38を含む。例えば、ピン38は、円柱形状を有し、キャリアリング20及び上側ダンパ軸受パッド34には、キャリアリング20の径方向に延びる孔がそれぞれ形成されている。ピン38の一端側は、一方の孔に対し固定され、ピン38の他端側は、他方の孔に摺動自在に挿入される。
上記構成では、ピン38によって、キャリアリング20の径方向での上側ダンパ軸受パッド34の変位を簡単な構成にて案内可能である。
幾つかの実施形態では、図4、図6〜図9、図11、図12、図15及び図16に示したように、上側ダンパ軸受パッド34は、回転軸7の回転方向にて前方側に位置する前方側端部40と、回転軸7の回転方向にて後方側に位置する後方側端部42とを含む。そして、キャリアリング20の径方向にて、前方側端部40と回転軸7との間の隙間は、後方側端部42と回転軸7との間の隙間よりも小さい。
上記構成では、前方側端部40と回転軸7との間の隙間は、後方側端部42と回転軸7との間の隙間よりも小さく、回転軸7の回転方向にて、前方側端部40よりも手前で、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜の圧力が高くなる。これにより、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜の剛性が高くなる。回転軸7の振動は、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜を介して上側ダンパ軸受パッド34に伝達されるので、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜の剛性が高くなることで、上側ダンパ軸受パッド34は、高い追従性をもって、回転軸7の振動に対応して変位する。このため、回転軸7の振動を、上側ダンパ軸受パッド34を介し、スクイーズフィルムダンパを構成するダンパ隙間32の流体によって効率的に減衰させることができる。
幾つかの実施形態では、図4、図6〜図9、図11、図12、図15及び図16に示したように、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の前方側端部40は、後方側端部42よりも、回転軸7に向かって突出している。そして、キャリアリング20の径方向にて、後方側端部42に対する前方側端部40の突出量は、前方側端部40と回転軸7との間の軸受隙間の大きさの1倍以上3倍以下である。
幾つかの実施形態では、キャリアリング20の径方向にて、後方側端部42に対する前方側端部40の突出量は、前方側端部40と回転軸7との間の軸受隙間の大きさの1倍以上2倍以下である。
幾つかの実施形態では、図6、図7、図15及び図16に示したように、上側ダンパ軸受パッド34は、回転軸7の回転方向にて前方側に位置する前方側端部40と、回転軸7の回転方向にて後方側に位置する後方側端部42とを含み、前方側端部40と回転軸7との間の隙間は、後方側端部42と回転軸7との間の隙間よりも小さい。そして、ガイド部36を構成するピン38は、回転軸7の回転方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の中央よりも前方側に位置している。
上記構成では、前方側端部40と回転軸7との間の隙間は、後方側端部42と回転軸7との間の隙間よりも小さく、回転軸7の回転方向にて、前方側端部40よりも手前で、上側ダンパ軸受パッドと回転軸7との間の油膜の圧力が高くなる。これにより、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜の剛性が高くなる。回転軸7の振動は、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜を介して上側ダンパ軸受パッド34に伝達されるので、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜の剛性が高くなることで、上側ダンパ軸受パッド34は、高い追従性をもって、回転軸7の振動に対応して変位する。このため、回転軸7の振動を、上側ダンパ軸受パッド34を介し、スクイーズフィルムダンパによって効率的に減衰させることができる。
一方、回転軸7の回転方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の中央よりも前方側で、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜の圧力が高くなるのに対応して、上記構成では、ピン38が、回転軸7の回転方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の中央よりも前方側に位置している。これにより、ピン38に作用する曲げモーメントが低減され、ピン38の耐久性を確保することができる。
幾つかの実施形態では、図2及び図4に示したように、ガイド部36を構成するピン38は、回転軸7の回転方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の中央に位置している。
幾つかの実施形態では、図3、図5及び図17に示したように、ガイド部36を構成するピン38は、キャリアリング20の軸線方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の中央に位置している。
幾つかの実施形態では、図4、図6、図8、図9、図11、図12、図15及び図16に示したように、キャリアリング20の径方向にて、前方側端部40は、段差面44を存して、後方側端部42よりも回転軸7に向かって突出している。例えば、キャリアリング20の周方向にて、段差面44よりも前方側端部40側は一定の曲率半径の内面を有し、段差面44よりも後方側端部42側は、前方側端部40側よりも大きな曲率半径の内面を有する。
上記構成では、前方側端部40は、段差面44を存して、後方側端部42よりも回転軸7に向かって突出しているので、簡単な構成にて、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜の剛性を高くすることができる。
幾つかの実施形態では、図4、図6、図8、図9、図11、図12、図15及び図16に示したように、キャリアリング20の径方向にて、段差面44の高さは、前方側端部40と回転軸7との間の軸受隙間の大きさの1倍以上3倍以下である。
幾つかの実施形態では、キャリアリング20の径方向にて、段差面44の高さは、前方側端部40と回転軸7との間の軸受隙間の大きさの1倍以上2倍以下である。
幾つかの実施形態では、図4、図6、図8、図9、図11、図12、図15及び図16に示したように、回転軸7と直交する断面でみて、後方側端部42の端面と段差面44との間の中心角(張り角)θは、上側ダンパ軸受パッド34の中心角θwの50%以上80%以下である。
上記構成では、後方側端部42の端面と段差面44との間の中心角θが、上側ダンパ軸受パッド34の中心角θwの50%以上80%以下であることで、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜の剛性を確実に高くすることができる。
幾つかの実施形態では、キャリアリング20の径方向にて、前方側端部40は、湾曲面46を存して、後方側端部42よりも回転軸7に向かって突出している。湾曲面46は、回転軸7と対向しており、回転軸7の回転方向とは逆方向にて、前方側端部40から後方側端部42に向かって、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の間隔が徐々に拡大するように湾曲している。
上記構成では、前方側端部40は、湾曲面46を存して、後方側端部42よりも回転軸7に向かって突出しているので、簡単な構成にて、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の油膜の剛性を高くすることができる。
幾つかの実施形態では、図8に示したように、空間24の上半領域に、1つの上側ダンパ軸受パッド34のみ配置されている。
上記構成では、空間24の上半領域に、1つの上側ダンパ軸受パッド34しか配置されていないので、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の対向面積(ぬれ面積)を減らすことができ、損失が低減される。
幾つかの実施形態では、図9〜図15に示したように、ラジアル軸受装置10f,10g,10h,10iは、キャリアリング20の周方向又は軸線方向での上側ダンパ軸受パッド34の移動を規制する位置決め部48を更に有する。
上記構成では、位置決め部48によって、回転軸7の回転に伴って上側ダンパ軸受パッド34の位置が、キャリアリング20の周方向又は軸線方向に変位することを規制することができる。
なお、ガイド部36としてのピン38も、位置決め部48としての機能を有するが、ピン38とは別に位置決め部48を設けた場合、ピン38の耐久性も確保することができる。
幾つかの実施形態では、図9〜図11及び図15に示したように、位置決め部48は、少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間に配置された少なくとも1つの弾性部材50を含む。
上記構成では、上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間に配置された弾性部材50によって、上側ダンパ軸受パッド34の位置が周方向や軸線方向に変位することを規制することにより、上側ダンパ軸受パッド34と弾性部材50との間の摩擦による、上側ダンパ軸受パッド34や弾性部材50の損傷が防止される。この結果として、上記構成によれば、位置決め部48の耐久性を確保することができる。
幾つかの実施形態では、図9〜図11及び図15に示したように、弾性部材50は、キャリアリング20の径方向に伸縮可能に配置された圧縮コイルばね52によって構成される。キャリアリング20及び上側ダンパ軸受パッド34には、圧縮コイルばね52の端部を受け入れる凹部がそれぞれ形成されている。
幾つかの実施形態では、図9〜図11に示したように、1つの上側ダンパ軸受パッド34に対応して、複数の圧縮コイルばね52が設けられる。例えば、4つの圧縮コイルばね52が、キャリアリング20の周方向及び軸線方向に相互に離間して、上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間に設けられる。
幾つかの実施形態では、図9〜図11及び図15に示したように、回転軸7の回転方向にて、複数の圧縮コイルばね52の重心は、上側ダンパ軸受パッド34の中央よりも前方側に位置している。
上記構成では、回転軸7の回転方向にて、複数の圧縮コイルばね52の重心が、上側ダンパ軸受パッド34の中央よりも前方側に位置している。これにより、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の前方側端部40が後方側端部42よりも回転軸7に向かって突出していても、複数の圧縮コイルばね52に作用する曲げモーメントが低減され、複数の圧縮コイルばね52の耐久性を確保することができる。
幾つかの実施形態では、図12〜図14に示したように、位置決め部48は、1組のサイドプレート54と、複数の梁56とを含む。
1組のサイドプレート54は、キャリアリング20にそれぞれ取り付けられ、キャリアリング20の軸線方向にて上側ダンパ軸受パッド34の両側に配置される。
複数の梁56は、それぞれ、キャリアリング20の軸線方向にて1組のサイドプレート54の各々と上側ダンパ軸受パッド34との間を延び、上側ダンパ軸受パッド34を片持ち状態で弾性的に支持可能である。
上記構成では、キャリアリング20の軸線方向に延びる梁56が上側ダンパ軸受パッド34を弾性的に支持することによって、上側ダンパ軸受パッド34の位置がキャリアリング20の周方向や軸線方向に変位することを規制することにより、梁56と上側ダンパ軸受パッド34との間の摩擦による上側ダンパ軸受パッド34や梁56の損傷が防止される。この結果として、上記構成によれば、位置決め部48の耐久性を確保することができる。
幾つかの実施形態では、図12〜図14に示したように、上側ダンパ軸受パッド34には、キャリアリングの20の軸線方向に延びる複数のねじ孔58が形成されている。そして、梁56の一端部に設けられたねじ部60がねじ孔58に螺合させられることにより、上側ダンパ軸受パッド34と梁56が相互に結合されている。そして、梁56の他端部は、例えばナットによって、サイドプレート54に固定されている。
幾つかの実施形態では、図12〜図14に示したように、複数の梁56が、キャリアリング20の周方向に間隔を存して配列されている。そして、複数の梁56は、上側ダンパ軸受パッド34に結合される一端部及びサイドプレート54に固定される他端部が、キャリアリング20の周方向にて交互に入れ替わるよう、配置されている。換言すれば、図14に示したように、上側ダンパ軸受パッド34、サイドプレート54及び梁56を展開してみたとき、1つのサイドプレート54と、該サイドプレート54に固定された複数の梁56は櫛歯形状を有し、櫛歯が噛み合うように、1組のサイドプレート54と、これらサイドプレート54に固定された複数の梁56が配置されている。
上記構成によれば、上側ダンパ軸受パッド34が、複数の梁56によって、キャリアリング20の軸線方向にて両側から弾性的に均等に支持され、上側ダンパ軸受パッド34の不所望の変位が防止される。
幾つかの実施形態では、キャリアリング20の軸線方向にて、梁56の一端部に設けられたねじ部60は、当該梁56の他端部が固定されたサイドプレート54とは反対側の上側ダンパ軸受パッド34の端部に位置している。つまり梁56は、キャリアリング20の軸線方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の内部を全域に渡って延びている。梁56の中間部は、ねじ孔58よりも小径であり、上側ダンパ軸受パッド34に対し直接接触していない。このため、梁56の中間部は弾性変形可能であり、これにより、上側ダンパ軸受パッド34は、キャリアリング20の周方向及び軸線方向での位置を規制されながら、キャリアリング20の径方向に変位可能である。
幾つかの実施形態では、図示しないけれども、図15に示した圧縮コイルばね52の場合と同様に、回転軸7の回転方向にて、複数の梁56の重心が、上側ダンパ軸受パッド34の中央よりも前方側に位置している。
幾つかの実施形態では、図16及び図17に示したように、ラジアル軸受装置10jは、キャリアリング20と上側ダンパ軸受パッド34との間に、2つのシール部材62を更に有している。2つのシール部材62は、キャリアリング20の周方向にそれぞれ延在し、キャリアリング20の軸線方向に相互に離間している。例えば、シール部材62は、円形の断面形状を有する弾性変形可能なゴム等のエラストマによって構成されている。キャリアリング20及び上側ダンパ軸受パッド34のうち少なくとも一方には、シール部材62を部分的に受け入れる溝が形成されている。なお、シール部材62は、ダンパ隙間32の縮小を阻害しないように、軟質なエラストマで構成されている。
上記した構成によれば、シール部材62によって、上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間のダンパ隙間32に、スクイーズフィルムダンパを構成する流体、例えば潤滑油、を確実に保持することができる。
なお、図17に示したように、キャリアリング20及び上側ダンパ軸受パッド34の両方に、シール部材62を部分的に受け入れる溝が形成されている場合、シール部材62は、溝とともに、上側ダンパ軸受パッド34の軸線方向位置を決定する位置決め部48を構成可能である。
幾つかの実施形態では、図2〜図13及び図15〜図17に示したように、複数の軸受パッド22は、空間24の下半領域に傾動可能に配置された少なくとも1つの下側ティルティング軸受パッド64を含む。
上記構成では、空間24の下半領域に配置された下側ティルティング軸受パッド64が傾動可能であり、ラジアル軸受装置10自身では、回転軸7に対して励振力が発生することがない。このため、回転軸7を安定に支持することができる。
一方、ラジアル軸受装置10の外部にて回転軸7に励振力が作用したとしても、上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間に設けられたスクイーズフィルムダンパによって回転軸7の振動が減衰させられる。
幾つかの実施形態では、図2及び図3に示したように、複数の軸受パッド22は、空間24の上半領域に、キャリアリング20の径方向に変位可能に配置された少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッド34と、空間24の下半領域に傾動可能に配置された少なくとも1つの下側ティルティング軸受パッド64を含む。
そして、図2及び図3に示したように、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の軸受隙間の大きさは、下側ティルティング軸受パッド64と回転軸7との間の軸受隙間の大きさに等しい。換言すれば、上側ダンパ軸受パッド34の内面の曲率半径は、下側ティルティング軸受パッド64の内面の曲率半径に等しい。
その上、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間のダンパ隙間32の大きさは、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の軸受隙間の大きさの1倍以上3倍以下である。
幾つかの実施形態では、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間のダンパ隙間32の大きさは、上側ダンパ軸受パッド34と回転軸7との間の軸受隙間の大きさの1倍以上2倍以下である。
幾つかの実施形態では、図4〜図13及び図15〜図17に示したように、複数の軸受パッド22は、空間24の上半領域に、キャリアリング20の径方向に変位可能に配置された少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッド34と、空間24の下半領域に傾動可能に配置された少なくとも1つの下側ティルティング軸受パッド64を含む。
そして、図4〜図13及び図15〜図17に示したように、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の前方側端部40と回転軸7との間の軸受隙間の大きさは、下側ティルティング軸受パッド64と回転軸7との間の軸受隙間の大きさに等しい。換言すれば、上側ダンパ軸受パッド34の前方側端部40の内面の曲率半径は、下側ティルティング軸受パッド64の内面の曲率半径に等しい。
その上、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間のダンパ隙間32の大きさは、上側ダンパ軸受パッド34の前方側端部40と回転軸7との間の軸受隙間の大きさの1倍以上3倍以下である。
幾つかの実施形態では、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間のダンパ隙間32の大きさは、上側ダンパ軸受パッド34の前方側端部40と回転軸7との間の軸受隙間の大きさの1倍以上2倍以下である。
幾つかの実施形態では、図2〜図13及び図15〜図17に示したようにキャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34とキャリアリング20との間のダンパ隙間32の大きさは、下側ティルティング軸受パッド64とキャリアリング20との間の隙間の大きさよりも小さい。換言すれば、上側ダンパ軸受パッド34の外面の曲率半径と、上側ダンパ軸受パッド34の外面と対向するキャリアリング20の内面の曲率半径との差は、下側ティルティング軸受パッド64の外面の曲率半径と、下側ティルティング軸受パッド64の外面と対向するキャリアリング20の内面の曲率半径との差よりも小さい。
幾つかの実施形態では、図示しないけれども、ラジアル軸受装置10は、空間24に潤滑油を供給するための潤滑油供給装置を有する。
幾つかの実施形態では、図3、図5、図10、図13及び図17に示したように、ラジアル軸受装置10は、キャリアリング20に固定された1組のサイドプレート54を有する。1組のサイドプレート54は、キャリアリング20の軸線方向にて軸受パッド22の両側に位置している。1組のサイドプレート54は、キャリアリング20の軸線方向でみて、それぞれ環形状を有し、サイドプレート54の内周縁は、シール隙間を存して、回転軸7を囲んでいる。1組のサイドプレート54は、空間24からの潤滑油の漏れを制限可能である。
幾つかの実施形態では、潤滑油供給装置は、空間24全体が、軸受パッド22等の部品が配置されている部分を除き、潤滑油で満たされるように構成されている。この場合、ラジアル軸受装置10は、油浴式のラジアル軸受装置である。
幾つかの実施形態では、潤滑油供給装置は、少なくとも、軸受パッド22と回転軸7との間の軸受隙間と、ダンパ軸受パッド30とキャリアリング20との間のダンパ隙間32とが潤滑油で満たされるように、潤滑油を供給するように構成されている。この場合、ラジアル軸受装置10は、必要な部位にのみ潤滑油を供給する直潤式のラジアル軸受装置である。
幾つかの実施形態では、ダンパ隙間32を満たす流体、例えば潤滑油は、キャリアリング20及びダンパ軸受パッド30が回転しないので、回転軸7の回転方向での周速を有していない。このため、ダンパ隙間32を満たす流体によって、不安定振動が引き起こされることはない。
幾つかの実施形態では、図2〜図13及び図15〜図17に示したように、下側ティルティング軸受パッド64は、下側ティルティング軸受パッド64とキャリアリング20との間に設けられたピボット66によって、傾動可能に支持されている。
幾つかの実施形態では、図2〜図13及び図15〜図17に示したように、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の厚さは、下側ティルティング軸受パッド64の厚さよりも薄い。そして、キャリアリング20の下半分(部材28)の内径は、上半分(部材26)の内径よりも大きい。
上記した構成によれば、キャリアリング20の径方向にて、上側ダンパ軸受パッド34の厚さが下側ティルティング軸受パッド64の厚さよりも薄いので、上側ダンパ軸受パッド34の軽量化を図ることができる。このため、回転軸7の振動に対する上側ダンパ軸受パッド34の追従性が向上し、スクイーズフィルムダンパによって振動を的確に減衰させることができる。また、上側ダンパ軸受パッド34の厚さが下側ティルティング軸受パッド64の厚さよりも薄いので、上側ダンパ軸受パッド34の低価格化を図ることができる。
幾つかの実施形態では、図2〜図13及び図15〜図17に示したように、各軸受パッド22、すなわち、上側ダンパ軸受パッド34及び下側ティルティング軸受パッド64は、キャリアリング20の周方向に沿って円弧状に延び、且つ、キャリアリング20の軸線方向に延在している。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変更を加えた形態や、これらの形態を組み合わせた形態も含む。
例えば、上述した実施形態では、下側ティルティング軸受パッド64が、ピボット66によって傾動可能に支持されていたが、下側ティルティング軸受パッド64の外面の曲率半径と、キャリアリング20の内面の曲率半径との差を十分に大きくすれば、ピボット66を設けずに、下側ティルティング軸受パッド64を傾動可能に配置することができる。
例えば、タービン1は、蒸気タービンに限定されることはなく、ガスタービンであってもよい。また、ラジアル軸受装置10は、タービン1以外の回転機械、例えば送風機、圧縮機、ターボチャージャ、発電機等にも適用可能である。
1 タービン
3 発電機
5 ハウジング(車室)
7 回転軸
7a ジャーナル
9 ラジアル軸受装置
10 ラジアル軸受装置
11 スラスト軸受装置
12 内部流路
14 静翼
15 動翼
17 静止アセンブリ
19 回転アセンブリ
20 キャリアリング
22 軸受パッド
24 空間
26 部材
28 部材
30 ダンパ軸受パッド
32 ダンパ隙間
34 上側ダンパ軸受パッド
36 ガイド部
38 ピン
40 前方側端部
42 後方側端部
44 段差面
46 湾曲面
48 位置決め部
50 弾性部材
52 圧縮コイルばね
54 サイドプレート
56 梁
58 ねじ孔
60 ねじ部
62 シール部材
64 下側ティルティング軸受パッド
66 ピボット

Claims (15)

  1. 筒形状の空間を存して水平方向に延在する回転軸を囲繞可能なキャリアリングと、
    前記空間にそれぞれ配置され、前記キャリアリングの周方向に配列された複数の軸受パッドと、を備え、
    前記複数の軸受パッドは、少なくとも1つのダンパ軸受パッドを含み、
    前記少なくとも1つのダンパ軸受パッドは、前記少なくとも1つのダンパ軸受パッドの外周面が前記キャリアリングの内周面と非接触に配置され、
    前記少なくとも1つのダンパ軸受パッドと前記キャリアリングとの間にダンパ隙間が形成され、
    前記ダンパ隙間を満たす流体がスクイーズフィルムダンパを構成可能である
    ことを特徴とするラジアル軸受装置。
  2. 前記少なくとも1つのダンパ軸受パッドは、前記空間の上半領域に配置された少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のラジアル軸受装置。
  3. 前記キャリアリングの径方向での前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの変位を案内可能なガイド部を更に備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のラジアル軸受装置。
  4. 前記ガイド部は、前記キャリアリングと前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドとの間を前記キャリアリングの径方向に延びるピンを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載のラジアル軸受装置。
  5. 前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドは、
    前記回転軸の回転方向にて前方側に位置する前方側端部と、
    前記回転軸の回転方向にて後方側に位置する後方側端部とを含み、
    前記前方側端部と前記回転軸との間の隙間は、前記後方側端部と前記回転軸との間の隙間よりも小さい
    ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載のラジアル軸受装置。
  6. 前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドは、
    前記回転軸の回転方向にて前方側に位置する前方側端部と、
    前記回転軸の回転方向にて後方側に位置する後方側端部とを含み、
    前記前方側端部と前記回転軸との間の隙間は、前記後方側端部と前記回転軸との間の隙間よりも小さく、
    前記ピンは、前記回転軸の回転方向にて、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの中央よりも前方側に位置している
    ことを特徴とする請求項4に記載のラジアル軸受装置。
  7. 前記前方側端部は、段差面を存して、前記後方側端部よりも前記回転軸に向かって突出している
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のラジアル軸受装置。
  8. 前記回転軸と直交する断面でみて、前記後方側端部の端面と前記段差面との間の中心角は、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの中心角の50%以上80%以下である
    ことを特徴とする請求項7に記載のラジアル軸受装置。
  9. 前記前方側端部は、湾曲面を存して、前記後方側端部よりも前記回転軸に向かって突出している
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のラジアル軸受装置。
  10. 前記空間の上半領域に、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドが1つのみ配置されている
    ことを特徴とする請求項2乃至9の何れか1項に記載のラジアル軸受装置。
  11. 前記キャリアリングの周方向又は軸線方向での前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの移動を規制する位置決め部を更に有する
    ことを特徴とする請求項2乃至10の何れか1項に記載のラジアル軸受装置。
  12. 前記位置決め部は、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドと前記キャリアリングとの間に配置された少なくとも1つの弾性部材を含む
    ことを特徴とする請求項11に記載のラジアル軸受装置。
  13. 前記位置決め部は、
    前記キャリアリングにそれぞれ取り付けられた1組のサイドプレートであって、前記キャリアリングの軸線方向にて前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドの両側に配置される1組のサイドプレートと、
    前記キャリアリングの軸線方向にて前記1組のサイドプレートの各々と前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドとの間を延び、前記少なくとも1つの上側ダンパ軸受パッドを弾性的に支持可能な複数の梁と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載のラジアル軸受装置。
  14. 前記複数の軸受パッドは、前記空間の下半領域に傾動可能に配置された少なくとも1つの下側ティルティング軸受パッドを含む
    ことを特徴とする請求項2乃至13の何れか1項に記載のラジアル軸受装置。
  15. 請求項1乃至14の何れか1項に記載のラジアル軸受装置を備えることを特徴とする回転機械。
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