JP6782780B2 - 分離式レンズモジュールの組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像モジュールに関し、より詳細に、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法に関する。
撮像モジュールの市場の激しい競争と伴い、製造コストの削減、生産性の増加と撮像モジュールの画像品質の向上が、撮像モジュールの製造者が絶えず追求する目標となっている。
一般的に、調整可能な焦点調整撮像モジュールは、レンズアセンブリ、焦点調整機構と感光性チップなどの重要な構成要素で構成されている。焦点調整可能な撮像モジュールの製造は、一般的に、これらの部品の組み立てであり、レンズアセンブリおよび焦点調整機構自体の製造も、いくつかの部品を組み立てた後、組み立てられたレンズアセンブリと焦点調整機構を組み立て、さらに、感光性デバイスと組み立てて、撮像モジュールの組立を完了するものである。これらの組立方法は、次のような問題点をある。まず、組立工程が比較的に面倒で、結果的に、撮像モジュールの生産性が低下する。第二に、組立工程でのレンズアセンブリと焦点調整機構との間の組立公差と、レンズアセンブリと焦点調整機構自体の組立公差自体が比較的長い公差チェーンをもたらして、モジュールの品質に影響を与える。第三に、このように組み立てられたモジュールは、撮像モジュールの軽薄化の発展に不利になる。第四に、組立過程で、レンズアセンブリと焦点調整機構にほこりが容易に浸入し、汚れなどの欠陥が発生する可能性がある。これは、レンズアセンブリと焦点調整機構との間の接続が十分に密接しなくて、両者の間に小さな隙間が存在するので、レンズアセンブリと焦点調整機構との間にほこりが引き込まれ、このような汚れを除去するのは非常に難しい。また、モジュール内部の汚れが長時間削除されない場合、レンズアセンブリ、焦点調整機構と撮像モジュール全体が汚染されて、撮像モジュールの結像画質と耐用年数に影響を与える可能性がある。その結果、撮像モジュールを備えている製品全体の品質に影響を与えることになる。
レンズアセンブリは、互いに重なって装着されている複数のレンズを含む。各レンズの中心軸の位置は、レンズアセンブリの中心軸に影響を与える。理想的な状況は、レンズの中心軸が一致する場合である。しかしながら、パッケージ工程の限界と供給材料の品質のために、各レンズの中心軸は、一定の偏差を持つ可能性がある。また、各レンズは、接着剤や溶接方法で鏡筒にパッケージされなければならないため、パッケージ工程がレンズの位置と傾きに影響を与え、各レンズの中心軸に大きなばらつきが発生する可能性がある。レンズアセンブリと感光性チップを一緒にパッケージして撮像モジュールを構成する場合に、レンズアセンブリの中心軸が感光性チップの中心軸と一致するように確保しにくいため、偏心や傾きが発生する可能性がある。その結果、撮像モジュールの結像画質に大きな影響を与え、撮像モジュールの良品率を制御し確保しにくくなる。したがって、製造時の撮像モジュールの結像画質を確保する方法は、早急に解決すべき技術的課題として残っている状況である。
また、分離式レンズモジュールの場合、撮像モジュールを形成するために、各鏡筒を組み立てる過程で、鏡筒間の組み立てにも組立公差が発生し、従来の分離式レンズアセンブリの各レンズアセンブリは、一緒に固定されて分離式レンズモジュールを形成する。さらに、製造された分離式レンズモジュールは、補正することができない。これらの公差は、レンズアセンブリの不安定な光学的品質の原因となる可能性がある。これにより、撮像モジュール全体の生産性と画像品質に影響を与える。したがって、撮像モジュールのレンズモジュールの製造過程で、製造された分離式レンズアセンブリの結像画質をどのように確保するかが早急に解決される問題である。
したがって、撮像モジュールの製造工程において、上記問題を効果的に解決することが、撮像モジュールの製造良品率や品質を向上させるポイントである。
本発明の一つ目的は、上記先行技術で提示されているレンズアセンブリとモジュールの組立公差チェーンが長すぎて、生産性が低く、製造コストが高く、モジュールのサイズが大きく、モジュールの結像品質が悪いという問題を解決するように、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構のホルダーとレンズアセンブリの鏡筒を一体に製造して、鏡筒と焦点調整機構のホルダーとの間の組立工程を減らし、さらに、撮像モジュールの全体的な組立工程を簡単化して、生産性と結像品質の向上に有利な、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、光学レンズを焦点調整機構のホルダーに直接に組み立てることにより、従来の光学レンズと鏡筒を組み立てた後、鏡筒を焦点調整機構のホルダーに組み立てる方法を改善して、組立公差チェーンを短縮し、モジュールの製造良品率の向上、およびモジュールの組立コストの低減に有利な、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、支持構造物で従来の焦点調整機構のホルダーとレンズアセンブリの鏡筒を置き換えることにより、レンズアセンブリおよびモジュールのサイズを減らし、撮像モジュールの軽薄化の発展に有利な、焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構のホルダーを鏡筒の構造形状に設計して、光学レンズを直接支持して、レンズを移動させることにより、焦点調整の効果を向上させることができる、焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、上記撮像モジュールの感光性デバイスは、COBプロセスまたはフリップチップ工程によって製造されることができるので、選択範囲が広く、撮像モジュールの製造がより便利になり、フリップチップ工程を利用する感光性デバイスは、上記撮像モジュールのサイズをより減らすことができ、構造がコンパクトになる。
本発明の一つ目的は、レンズと焦点調整機構のホルダーとの間の組み立てを省略することにより、従来の組立方法で両者の間にほこりが引き込まれることを防止して、撮像モジュールの結像品質の確保に有利な、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリを相応するジグ(jig)によって固定することにより、光学レンズ2011の装着に有利な、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、ジグで組み立てることにより、組立方法がさらに簡単になり、作業がより便利になり、時間が短縮されて、広く普遍化することができる、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、上記組み立てに補助的に使用されるジグは、レンズモジュールとマッチングされて、レンズモジュールを固定して、光学レンズの装着に有利だけでなく、ズレや傾きなどの現象が発生することを防止して、レンズモジュールの組み立て精度を確保することができる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、少なくとも一つの光学レンズを予め組み立てて調整可能なレンズとすることにより、調整可能な光学レンズアセンブリを形成して、その後の工程で組み立て済みの光学レンズを少なくとも1つの方向へ調整して、撮像モジュールの結像品質を確保することができる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、調整可能な光学レンズアセンブリと感光性チップをパッケージして撮像モジュールを形成する過程で、調整可能なレンズの調整によって、撮像モジュールの結像画像が目的の解像度の要求を満たし、さらに、撮像モジュールの製造過程で製造後の結像品質を確保することができ、撮像モジュールの信頼性を確保し、生産性を向上させることができる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、予め組み立てられた光学レンズを支持構造物に装着して、上記支持構造物で従来の焦点調整機構のホルダーとレンズアセンブリの鏡筒を置き換えることにより、レンズアセンブリおよびモジュールのサイズを減らし、撮像モジュールの軽薄化の発展に有利するようにする。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、上記支持構造物に少なくとも一つの調整通路が備えられ、光学レンズ2011が上記光学構造物の内部空間に装着されて調整可能な光学レンズアセンブリを形成する場合に、調整可能なレンズは上記支持構造物の内部空間で調整通路に対応され、調整通路を介して上記支持構造物の外部環境から上記支持構造物の内部空間での調整可能なレンズの位置を調整することができますので、作業が便利になる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。上記撮像モジュールをパッケージする過程で、調整可能なレンズを調整して、調整可能な光学レンズアセンブリの中心軸線と感光性チップの中心軸線とが重畳され、または許容偏差の範囲に位置するように調整することにより、上記撮像モジュールの良品率を確保し、上記撮像モジュールの結像品質を向上させることができる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構のホルダーとレンズアセンブリの鏡筒を一体に製造することにより、鏡筒と焦点調整機構のホルダーとの間の組立工程を削減し、さらに、撮像モジュールの全体的な組立工程を簡単化して、組立公差チェーンを短くして、生産性の向上、製品の良品率や結像品質の向上に有利な、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構のホルダーを鏡筒の構造形状に設計して、光学レンズを直接支持して、レンズを移動させることにより、焦点調整の効果を向上させることができる、焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、レンズと焦点調整機構のホルダーとの間の組み立てを省略することにより、従来の組立方法で両者の間にほこりが引き込まれることを防止して、撮像モジュールの結像品質の確保に有利な、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、上記方法で製造した調整可能な光学レンズアセンブリは、構造上でよりコンパクトになり、様々な応用情景に適用できるので、応用範囲が拡大されることができる。
本発明の一つ目的は、ジグで組み立てることにより、組立方法がさらに簡単になり、作業がより便利になり、時間が短縮されて、広く普遍化することができる、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、上記組み立てに補助的に使用されるジグは、調整可能な光学レンズアセンブリとマッチングされて、調整可能な光学レンズアセンブリを固定して、光学レンズの装着に有利だけでなく、ズレや傾きなどの現象が発生することを防止して、調整可能な光学レンズアセンブリの組み立て精度を確保することができる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、従来の撮像モジュールのレンズモジュールの組み立てのステップに存在する欠陥を解消して、レンズアセンブリの組み立てと調整を撮像モジュール全体の組み立てにステップに組み合わせることにより、撮像モジュールの結像品質を向上させることができる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。上記撮像モジュールは、パッケージ前に調整や補正を行うことにより、分離式レンズアセンブリと撮像モジュール全体の加工工程を減らし、生産性を向上させることができ、製造コストを削減することができる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、レンズアセンブリは、少なくとも一つの調整可能なレンズアセンブリを含み、調整可能なレンズアセンブリのそれぞれは、少なくとも一つの光学レンズ2011と、少なくとも一つの鏡筒部材とを含み、調整可能なレンズアセンブリのそれぞれの組立位置は、調整可能であることにより、製造されたレンズアセンブリの全体的な光学的品質を向上させることができる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、鏡筒部材の組立位置を調整することにより、前の手順での公差を補償して、撮像モジュールの他の部材の組立公差の要求を下げ、生産性を向上させ、組立コストを低減させることができる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、各調整待ちレンズアセンブリは、様々な方向へ調整可能なので、より便利に調整することができるだけでなく、組み立て精度と結像品質の確保に有利である。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構が組み込まれているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。ここで、光学レンズを支持構造物に装着して固定レンズアセンブリを形成することにより、上記支持構造物で従来の焦点調整可能な装置のホルダーとレンズアセンブリの鏡筒を置き換えて、レンズアセンブリおよびモジュールのサイズを減らし、撮像モジュールの軽薄化の発展に有利になる。
本発明の一つ目的は、焦点調整機構のホルダーを鏡筒の構造形状に設計して、光学レンズを直接支持して、レンズを移動させることにより、焦点調整の効果を向上させることができる、焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリ、撮像モジュールおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の上記少なくとも一つの一つ目的を実現するために、本発明の一側面では、焦点調整機構が組み込まれているレンズモジュールを提供し、上記レンズモジュールは、
少なくとも一つの光学レンズと、
焦点調整機構と、
支持構造物と、を含み、
4つの上記光学レンズが上記支持構造物の高さ方向に沿って、上記支持構造物に備えられている収納室の内部に装着され、上記支持構造物の内壁は、上記収納室の方向に延長されて少なくとも一つの固定部を形成し、上記固定部は、各上記光学レンズを装着することができ、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部に接続され、ここで、上記支持構造物は、上記焦点調整機構の通電によって移動し、上記光学レンズのそれぞれが動くように駆動することにより、焦点調整を行うことができる。
本発明の他の一側面では、撮像モジュールを提供し、上記撮像モジュールは、感光性デバイスとレンズモジュールとを含み、
上記感光性デバイスは、フィルタ、レンズベースと回路基板を含み、上記フィルタと上記感光性チップは、上記レンズベースの内部に装着され接続され、上記フィルタは、上記感光性チップの上部に配置され、上記回路基板は、上記レンズベースの底部に装着され、
上記レンズモジュールは、上記感光性チップの感光経路に装着されており、
上記レンズモジュールは、
少なくとも一つの光学レンズと、
焦点調整機構と、
支持構造物と、を含み、
4つの上記光学レンズが上記支持構造物の高さ方向に沿って、上記支持構造物に備えられている収納室の内部に装着され、上記支持構造物の内壁は、上記収納室の方向に延長されて少なくとも一つの固定部を形成し、上記固定部は、各上記光学レンズを装着することができ、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部に接続され、ここで、上記支持構造物は、上記焦点調整機構の通電によって移動し、上記光学レンズのそれぞれが動くように駆動することにより、焦点調整を行うことができる。
本発明に他の一側面では、焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリを提供し、上記調整可能な光学レンズアセンブリは、
それぞれ第1の光学レンズ、第2の光学レンズ、第3の光学レンズ及び第4の光学レンズである4つの光学レンズと、
焦点調整機構と、
支持構造物と、を含み、
各上記光学レンズは、上記支持構造物の高さ方向に沿って上記支持構造物の内部空間に装着され、上記第1の光学レンズは、上記調整可能な光学レンズアセンブリの上部に位置し、上記第1の光学レンズは、調整可能なレンズとして上記支持構造物に予め組み立てられ、上記支持構造物における上記調整可能なレンズの位置は調整可能であり、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部にさらに接続され、 上記焦点調整機構の通電に応じて動作し、焦点調整を行うことができ、
ここで、上記支持構造物は、調整通路を備え、上記調整通路は、上記支持構造物の内部空間と外部環境に接続し、上記第1の光学レンズの位置と対応されて、第1の光学レンズの組立位置を調整するようにする。
一部の実施形態によれば、上記支持構造物の上部に固定通路が備えられ、上記固定通路は、上記第1の光学レンズと対応されて、上記第1の光学レンズを調整した後、上記固定通路を通って接着剤を注入することにより、上記第1の光学レンズを固定することができる。
本発明の他の一側面では、撮像モジュールを提供し、上記撮像モジュールは、
感光性チップを含む感光性デバイスと、
上記感光性チップの感光経路に位置する調整可能な光学レンズアセンブリであって、上記調整可能な光学レンズアセンブリは、それぞれ第1の光学レンズ、第2の光学レンズ、第3の光学レンズ及び第4の光学レンズである4つの光学レンズを備える、調整可能な光学レンズアセンブリと、
焦点調整機構と、
支持構造物と、を含み、
各上記光学レンズは、上記支持構造物の高さ方向に沿って上記支持構造物の内部空間に装着され、上記第1の光学レンズは、上記調整可能な光学レンズアセンブリの上部に位置し、上記第1の光学レンズは、調整可能なレンズとして上記支持構造物に予め組み立てられ、上記支持構造物における上記調整可能なレンズの位置は調整可能であり、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部にさらに接続され、上記焦点調整機構の通電に応じて動作し、焦点調整を行うことができ、
ここで、上記支持構造物は、調整通路を備え、上記調整通路は、上記支持構造物の内部空間と外部環境に接続し、上記第1の光学レンズの位置と対応されて、第1の光学レンズの組立位置を調整するようにする。
本発明の他の一側面では、焦点調整機構が組み込まれている分離式レンズモジュールを提供し、上記分離式レンズモジュールは、
焦点調整機構と、
4つの光学レンズ、鏡筒部材及び支持構造物を含むレンズアセンブリであって、上記鏡筒部材は、1つの上記光学レンズを装着して調整待ちレンズアセンブリを形成し、上記支持構造物は、3つの上記光学レンズを装着して固定レンズアセンブリを形成し、上記調整待ちレンズアセンブリは、接着剤によって上記固定レンズアセンブリに予め組み立てられ、上記調整待ちレンズアセンブリは、上記固定レンズアセンブリに対して調整可能なように組み立てられ、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部に接続されて、上記焦点調整機構の通電によって移動し、焦点調整を行うことができる、レンズアセンブリとを含む。
本発明の他の一側面では、撮像モジュールを提供し、上記撮像モジュールは、
感光性チップを含む感光性デバイスと、
分離式レンズモジュールと、を含み、
上記分離式レンズモジュールは、
焦点調整機構と、
4つの光学レンズ、鏡筒部材及び支持構造物を含むレンズアセンブリであって、上記鏡筒部材は、1つの上記光学レンズを装着して調整待ちレンズアセンブリを形成し、上記支持構造物は、3つの上記光学レンズを装着して固定レンズアセンブリを形成し、上記調整待ちレンズアセンブリは、接着剤によって上記固定レンズアセンブリに予め組み立てられ、上記調整待ちレンズアセンブリは、上記固定レンズアセンブリに対して調整可能なように組み立てられ、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部に接続されて、上記焦点調整機構の通電によって移動し、焦点調整を行うことができる、レンズアセンブリとを含む。
本発明では、レンズモジュールを提供し、上記レンズモジュールは、
少なくとも一つの光学レンズと、
焦点調整機構と、
支持構造物と、を含み、
各上記光学レンズは、上記支持構造物の高さ方向に沿って、上記支持構造物に備えられている収納室に装着され、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部に接続され、ここで、上記支持構造物は、上記焦点調整機構の通電によって移動し、上記光学レンズのそれぞれが動くように駆動することにより、焦点調整を行うことができる。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の内壁は、上記収納室の方向に延長され、少なくとも一つの固定部を形成し、上記固定部は、各上記光学レンズを装着することができる。
本発明の一実施例によれば、上記焦点調整機構は、ボイスコイルモータ、圧電セラミックモータ及び液晶モータから選択されることができる。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも低い。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも高い。
本発明の他の一側面によれば、本発明では、撮像モジュールを提供し、上記撮像モジュールは、
感光性チップを含む感光性デバイスと、
上記感光性チップの感光経路に装着されているレンズモジュールであって、上記レンズモジュールは、少なくとも一つの光学レンズ、焦点調整機構と支持構造物を含み、各上記光学レンズは、上記支持構造物の高さ方向に沿って、上記支持構造物に備えられている収納室に装着され、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部に接続され、ここで、上記支持構造物は、上記焦点調整機構の通電によって移動し、上記光学レンズのそれぞれが動くように駆動することにより、焦点調整を進行することができる、レンズモジュールとを含む。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の内壁は、上記収納室の方向に延長されて少なくとも一つの固定部を形成し、上記固定部は、各上記光学レンズを装着することができる。
本発明の一実施例によれば、上記焦点調整機構は、ボイスコイルモータ、圧電セラミックモータ及び液晶モータから選択されることができる。
本発明の一実施例によれば、上記感光性デバイスは、フィルタ、レンズベースと回路基板をさらに含み、上記フィルタは、上記レンズベースの内壁に接続されて上記感光性チップの上方に位置し、上記感光性チップは、上記回路基板の上方に装着され、上記回路基板は、上記レンズベースの底部に装着されることにより、上記感光性チップが上記レンズベースの内部に位置して、上記レンズベースの内壁と一定の間隔を維持するようにする。
本発明の一実施例によれば、上記感光性デバイスは、フィルタ、レンズベースと回路基板をさらに含み、上記フィルタと上記感光性チップは、上記レンズベースの内部に装着されて上記レンズベースの内壁に接続され、上記フィルタは、上記感光性チップの上部に配置され、上記回路基板は、上記レンズベースの底部に装着されている。
ここで、上記焦点調整機構と上記支持構造物は、上記レンズベースの上部に組み立てられている。
本発明の他の一側面によれば、本発明は、レンズモジュールの組立方法を提供し、上記方法は、
焦点調整機構と支持構造物をジグ上に逆さまに配置するステップ(A)と、
上記焦点調整機構と上記支持構造物が上記ジグに固定されるように、上記ジグを調整するステップ(B)と、
少なくとも一つの光学レンズを順次に上記支持構造物内に配置し固定するステップ(C)と、
レンズモジュールの組み立てを完了するステップ(D)と、を含む。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(A)において、上記ジグは、上記支持構造物の形状と大きさにマッチングされて上記支持構造物を装着することができる第1の支持部と、上記焦点調整機構の形状と大きさにマッチングされて上記焦点調整機構を装着することができる第2の支持部と、を備える。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(B)において、上記ジグは、少なくとも2つの空気通路を備え、上記少なくとも2つの空気通路は、上記ジグの上部と底部に連通し、上記空気通路は、上記第1の支持部と上記第2の支持部にそれぞれ配置され、ノズルまたは真空機器を用いて上記空気通路を介して上記支持構造物と上記焦点調整機構を固定することができる。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(C)において、各上記光学レンズは、一つずつ順番に上記支持構造物に組み立てられ、または、各上記光学レンズにおける光学レンズの一部を一体に互いに組み合わせた後、他の組み合わせていない光学レンズと一緒に上記支持構造物に順番に組み立てられる。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(C)において、熱硬化性接着剤を用いて各上記光学レンズを固定する。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(A)において、上記支持構造物は、上記焦点調整機構の内部に装着され、上記焦点調整機構のホルダーとして、上記焦点調整機構の通電によって移動する。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(A)において、上記焦点調整機構が上記支持構造物と一体に予め組み合わせられ、または、上記支持構造物が上記焦点調整機構の内部に予め組み立てられることにより、上記ステップ(D)において、上記焦点調整機構と上記支持構造物を組み合わせるようにする。
本発明の一実施例によれば、上記方法において、上記支持構造物の内壁は、その収納室の方向に延長されて、上記光学レンズの数と同じ固定部を形成し、各上記光学レンズを固定するようにする。
本発明の一実施例によれば、上記方法において、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも高く、上記ジグの第1の支持部の上部の表面は、上記第2の支持部の上部の表面よりも高く、第1の支持部と第2の支持部との間に、上記支持構造物における上記焦点調整機構よりも高い部分を収容することができる溝が形成され、上記溝の深さは、上記焦点調整機構と上記支持構造物との間の高さの差と同じである。
本発明の一実施例によれば、上記方法において、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも低く、上記ジグの第1の支持部の上部の表面は、上記第2の支持部の上部の表面よりも低く、第1の支持部と第2の支持部との間には、上記焦点調整デバイスと上記支持構造物との間の高さの差と同じ高さの突起部が形成されている。
本発明では、調整可能な光学レンズアセンブリを提供し、上記調整可能な光学レンズアセンブリは、
少なくとも一つの光学レンズと、
焦点調整機構と、
支持構造物と、を含み、
各上記光学レンズは、上記支持構造物の高さ方向に沿って、上記支持構造物の内部空間に装着され、上記少なくとも一つの光学レンズは、調整可能なレンズとして、上記支持構造物における上記調整可能なレンズの位置は調整可能であり、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部にさらに接続されて、上記焦点調整機構の通電によって移動し、焦点調整を行うことができる。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物は、少なくとも一つの調整通路を備え、上記調整通路は、上記支持構造物の内部空間と外部環境に接続し、且つ、上記調整可能なレンズの組立位置を調整するように、上記調整可能なレンズと対応される。
本発明の一実施例によれば、上記調整可能なレンズアセンブリの上部に配置された上記光学レンズを上記調整可能なレンズとして、上記支持構造物の上部に少なくとも一つの固定通路が備え、上記固定通路は、上記調整可能なレンズと対応されて、上記調整可能なレンズの調整を行った後、上記固定通路に接着剤を注入することにより、上記調整可能なレンズを固定することができる。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の内壁は、キャビティの方向に延長されて少なくとも一つの固定部を形成し、上記固定部は、各上記光学レンズを装着することができる。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも高く、上記調整通路は上記支持構造物において、上記焦点調整機構よりも高い部分に配置される。
本発明の一実施例によれば、上記調整可能なレンズは、上記支持構造物に予め組み立てられ、上記調整可能なレンズの組立位置は、少なくとも一つの方向へ調整可能である。
本発明の一実施例によれば、上記調整可能なレンズは、接着剤によって上記支持構造物に予め組み立てられ、予め組み立て用の接着剤は、熱硬化接着剤とUV接着剤との混合剤であり、紫外線照射を介して上記接着剤が半硬化されて予め組み立てを実現し、上記接着剤がベーキング処理を経て完全に硬化されることにより、上記調整可能な光学レンズアセンブリ全体を固定する。
本発明の一実施例によれば、上記焦点調整機構は、ボイスコイルモータ、圧電セラミックモータ及び液晶モータから選択されることができる。
本発明の他の一側面によれば、本発明では、撮像モジュールを提供し、上記撮像モジュールは、
感光性チップを含む感光性デバイスと、
調整可能な光学レンズアセンブリであって、上記調整可能な光学レンズアセンブリは、上記感光性チップの感光経路に配置され、上記調整可能な光学レンズアセンブリは、少なくとも一つの光学レンズ、焦点調整機構と支持構造物を含み、各上記光学レンズは、上記支持構造物の高さ方向に沿って、上記支持構造物の内部空間に装着され、上記少なくとも一つの光学レンズは、調整可能なレンズとして、上記支持構造物における上記調整可能なレンズの位置は調整可能であり、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部にさらに接続され、上記焦点調整機構の通電によって移動し、焦点調整を行うことができる、調整可能な光学レンズアセンブリとを含む。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物は、少なくとも一つの調整通路を備え、上記調整通路は、上記支持構造物の内部空間と外部環境に接続し、上記調整可能なレンズと対応されて、上記調整可能なレンズの組立位置を調整するようにする。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の上部に少なくとも一つの固定通路が備え、上記固定通路は、上記調整可能なレンズと対応されて、上記調整可能なレンズの調整を行った後、上記固定通路に接着剤を注入することにより、上記調整可能なレンズを固定することができる。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の内壁は、キャビティの方向に延長されて少なくとも一つの固定部を形成し、上記固定部は、各上記光学レンズを装着することができる。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも高く、上記調整通路は、上記支持構造物における上記焦点調整機構よりも高い部分に配置される。
本発明の一実施例によれば、上記調整可能なレンズは、上記支持構造物に予め組み立てられ、上記調整可能なレンズの組立位置は、少なくとも一つの方向へ調整可能である。
本発明の一実施例によれば、上記調整可能なレンズは、接着剤によって上記支持構造物に予め組み立てられ、予め組み立て用の接着剤は、熱硬化接着剤とUV接着剤との混合剤であり、紫外線照射を介して上記接着剤が半硬化されて予め組み立てを実現し、上記接着剤がベーキング処理を経て完全に硬化されることにより、上記調整可能な光学レンズアセンブリ全体を固定する。
本発明の一実施例によれば、上記感光性デバイスは、フィルタ、レンズベースと回路基板をさらに含み、上記フィルタは、上記レンズベースの内壁に接続されて上記感光性チップの上方に位置し、上記感光性チップは、上記回路基板の上方に装着され、上記回路基板は、上記レンズベースの底部に装着されることにより、上記感光性チップが上記レンズベースの内部に位置して、上記レンズベースの内壁と一定の間隔を維持するようにする。
本発明の一実施例によれば、上記感光性デバイスは、フィルタ、レンズベースと回路基板をさらに含み、上記フィルタと上記感光性チップは、上記レンズベースの内部に装着されて上記レンズベースの内壁に接続され、上記フィルタは、上記感光性チップの上部に配置され、上記回路基板は、上記レンズベースの底部に装着されている。
本発明の一実施例によれば、上記焦点調整機構と上記支持構造物は、上記レンズベースの上部に組み立てられる。
本発明の他の一側面によれば、本発明では、調整可能な光学レンズアセンブリの組立方法を提供し、上記方法は、
焦点調整機構と支持構造物をジグ上に逆さまに配置するステップ(A)と、
上記焦点調整機構と上記支持構造物が上記ジグに固定されるように、上記ジグを調整するステップ(B)と、
少なくとも一つの光学レンズを順次に上記支持構造物の内部空間に配置するステップであって、上記少なくとも一つの光学レンズは、調整可能なレンズである、ステップ(C)と、
上記調整可能なレンズ以外の他の光学レンズを固定するステップ(D)と、
上記調整可能な光学レンズアセンブリの組み立てを完了するステップ(E)と、を含む。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(A)において、上記ジグに備えられている第1の支持部及び第2の支持部によって上記支持構造物と上記焦点調整機構のそれぞれを装着し、上記第1の支持部と上記第2の支持部は、上記支持構造物及び上記焦点調整機構の形状と大きさにそれぞれマッチングされる。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(B)において、上記支持構造物と上記焦点調整機構は、上記ジグに備えられている少なくとも2つの空気通路によって固定され、各上記空気通路は、上記ジグの上部と底部に連通し、上記空気通路は、上記第1の支持部と上記第2の支持部にそれぞれ配置され、ノズルまたは真空機器を用いて上記空気通路を介して上記支持構造物と上記焦点調整機構を固定することができる。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(C)において、上記調整可能なレンズを除く他の光学レンズを一つずつ順次上記支持構造物の内部空間に組み立て、または上記調整可能なレンズを除く他の光学レンズの光学レンズの一部を一体に組み合わせた後、組み合わせていない光学レンズと一緒に上記支持構造物内に順番に組み立てる。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(D)において、上記調整可能なレンズを接着剤によって上記支持構造物に予め組み立てるが、固定せず、上記調整可能なレンズを除く他の光学レンズを上記支持構造物に直接に固定し、予め組み立て用の接着剤は、熱硬化接着剤とUV接着剤との混合接着剤であり、紫外線照射を介して上記接着剤が半硬化されて予め組み立てを実現する。
本発明の一実施例によれば、上記方法において、上記支持構造物に少なくとも一つの調整通路が備えられ、上記調整通路は、上記支持構造物の内部空間と外部環境に連通し、上記調整可能なレンズと対応されて、上記調整可能なレンズの組立位置を調整するようにする。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも高く、上記調整通路は、上記支持構造物における上記焦点調整機構よりも高い部分に配置される。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(A)において、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部に装着され、上記焦点調整機構の通電によって移動する。
本発明の一実施例によれば、上記焦点調整機構が上記支持構造物と一体に予め組み合わせられ、または、上記支持構造物が上記焦点調整機構の内部に予め組み立てられることにより、上記ステップ(E)において、上記焦点調整機構と上記支持構造物を組み合わせるようにする。
本発明の一実施例によれば、上記方法において、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも高く、上記ジグには、上記支持構造物における上記焦点調整機構よりも高い部分を収容することができる溝が備えられ、上記溝の深さは、上記焦点調整機構と上記支持構造物との間の高さの差と同じである。
本発明の他の一側面によれば、本発明では、撮像モジュールの組立方法を提供し、上記方法は、
焦点調整機構と支持構造物をジグ上に逆さまに配置するステップ(a)と、
上記焦点調整機構と上記支持構造物が上記ジグに固定されるように、上記ジグを調整するステップ(b)と、
少なくとも一つの光学レンズを順次上記支持構造物の内部空間に配置するステップであって、上記少なくとも一つの光学レンズは、調整可能なレンズである、ステップ(c)と、
上記調整可能なレンズを除く他の各光学レンズを固定して、上記調整可能な光学レンズアセンブリの組み立てを完了するステップ(d)と、
上記調整可能な光学レンズアセンブリが、上記感光性デバイスに含まれている感光性チップの感光経路に配置されるように、組立された上記調整可能な光学レンズアセンブリを感光性デバイスに接続するステップ(e)と、
予め組み立てられた撮像モジュールに通電して、撮像モジュールからの画像を収集し、上記調整可能なレンズの調整方法と調整量を算出するステップ(f)と、
上記撮像モジュールの画像が解像度の要求を満足するように、調整量に応じて上記調整可能なレンズを調整するステップ(g)と
上記調整可能なレンズを固定して上記撮像モジュールの組み立てを完了するステップ(h)と、を含む。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(a)において、上記ジグに備えられている第1の支持部及び第2の支持部によって上記支持構造物と上記焦点調整機構のそれぞれを装着し、上記第1の支持部と上記第2の支持部は、上記支持構造物及び上記焦点調整機構の形状と大きさ大きさにそれぞれマッチングされる。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(b)において、上記支持構造物と上記焦点調整機構は、上記ジグに備えられている少なくとも2つの空気通路によって固定され、各上記空気通路は、上記ジグの上部と底部に連通し、上記空気通路は、上記第1の支持部と上記第2の支持部にそれぞれ配置され、ノズルまたは真空機器を用いて上記空気通路を介して上記支持構造物と上記焦点調整機構を固定する。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(c)において、上記調整可能なレンズを除く他の光学レンズを一つずつ順次上記支持構造物の内部空間に組み立て、または上記調整可能なレンズを除く他の光学レンズの光学レンズの一部を一体に組み合わせた後、組み合わせていない光学レンズと一緒に上記支持構造物内に順番に組み立てる。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(d)において、上記調整可能なレンズを接着剤によって上記支持構造物に予め組み立てるが、固定せず、上記調整可能なレンズを除く他の光学レンズを上記支持構造物に直接に固定し、予め組み立て用の接着剤は、熱硬化接着剤とUV接着剤との混合接着剤であり、紫外線照射を介して上記接着剤が半硬化されて予め組み立てを実現する。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(g)において、上記支持構造物に備えられている少なくとも一つの調整通路により上記調整可能なレンズを調整し、上記調整通路は、上記支持構造物の内部空間と外部環境に連通し、上記調整可能なレンズと対応されて、上記支持構造物の外部から上記調整可能なレンズの組立位置を調整可能である。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(a)において、上記支持構造物は、上記焦点調整機構のホルダーとして上記焦点調整機構の内部に装着されて、上記焦点調整機構の通電によって移動する。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(a)において、上記焦点調整機構が上記支持構造物と一体に予め組み合わせられ、または、上記支持構造物が上記焦点調整機構の内部に予め組み立てられることにより、上記ステップ(d)において、上記焦点調整機構と上記支持構造物を組み合わせるようにする。
本発明の一実施例によれば、上記方法において、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも高く、上記ジグには、上記支持構造物における上記焦点調整機構よりも高い部分を収容することができる溝が備えられ、上記溝の深さは、上記焦点調整機構と上記支持構造物との間の高さの差と同じである。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(h)において、上記支持構造物の上部に少なくとも一つの固定通路が具備され、上記固定通路は、上記調整可能なレンズと対応されて、上記調整可能なレンズの調整を行った後、上記固定通路に接着剤を注入することにより、上記調整可能なレンズを固定することができる。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(h)において、上記調整通路に接着剤を注入して、上記調整可能なレンズを接着剤の硬化により固定し、上記調整通路を密封する。
本発明は、取り外し式レンズモジュールを提供し、上記分離式レンズモジュールは、
焦点調整機構と、
少なくとも2つの光学レンズ、少なくとも一つの鏡筒部材及び支持構造物を含むレンズアセンブリであって、各上記鏡筒部材は、少なくとも一つの上記光学レンズをそれぞれ支持して少なくとも一つの調整待ちレンズアセンブリを形成し、上記支持構造物は、少なくとも一つの上記光学レンズを支持して固定レンズアセンブリを形成し、上記調整待ちレンズアセンブリは、上記固定レンズアセンブリに予め組み立てられ、上記調整待ちレンズアセンブリは、上記固定レンズアセンブリに対する組立位置を調整可能であり、上記固定レンズアセンブリは、上記支持構造物により上記焦点調整機構の内部に装着され、上記焦点調整機構の通電によって移動し、焦点調整を行うことができる、レンズアセンブリとを含む。
本発明の一実施例によれば、上記鏡筒部材は、接着剤によって上記支持構造物の上部に組み立てられることにより、上記調整待ちレンズアセンブリと上記固定レンズアセンブリが予め組み立てられる。
本発明の一実施例によれば、予め組み立て用の上記接着剤は、UV接着剤と熱硬化接着剤との混合剤であり、紫外線照射を介して上記接着剤が半硬化されて予め組み立てを実現し、上記接着剤がベーキング処理を経て完全に硬化されることにより、上記分離式レンズモジュールを全体的に固定する。
本発明の一実施例によれば、上記調整待ちレンズアセンブリの組立位置は、少なくとも一つの方向へ調整可能である。
本発明の一実施例によれば、上記焦点調整機構は、ボイスコイルモータ、圧電セラミックモータ及び液晶モータから選択されることができる。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物は、上記焦点調整機構の内部に装着され、上記焦点調整機構に沿って移動する。
本発明の一実施例によれば、上記支持構造物の上部表面は、上記焦点調整機構の上部表面よりも高い。
本発明の一実施例によれば、一つの光学レンズは、上記鏡筒部材の内部空間に固定され、3つの光学レンズは、上記支持構造物の高さ方向に沿って上記支持構造物の内部空間に固定される。
本発明の他の一側面によれば、本発明では、撮像モジュールを提供し、上記撮像モジュールは、
感光性チップを含む感光性デバイスと、
分離式レンズモジュールと、を含み、
上記分離式レンズモジュールは、上記感光性チップの感光経路に配置され、
上記分離式レンズモジュールは、焦点調整機構とレンズアセンブリセットとを含み、
上記レンズアセンブリセットは、少なくとも2つの光学レンズ、少なくとも一つの鏡筒部材及び支持構造物を含み、
各上記鏡筒部材は、それぞれ少なくとも一つの上記光学レンズを支持して少なくとも一つの調整待ちレンズアセンブリを形成し、
上記支持構造物は、少なくとも一つの上記光学レンズを支持して固定レンズアセンブリを形成し、
上記調整待ちレンズアセンブリは、上記固定レンズアセンブリに予め組み立てられ、上記感光性チップに対する上記調整待ちレンズアセンブリの組立位置は調整可能であり、上記固定レンズアセンブリは、上記支持構造物により上記焦点調整機構の内部に装着され、上記焦点調整機構の通電によって移動することにより、焦点調整を行うことができる。
本発明の一実施例によれば、上記調整待ちレンズアセンブリの組立位置は、調整後に分離式レンズモジュールの中心軸線と上記感光性チップの中心軸線とが重畳され、または偏差の許容範囲内に位置するように、少なくとも一つの方向へ調整可能である。
本発明の一実施例によれば、上記感光性デバイスは、フィルタ、レンズベースと回路基板をさらに含み、上記フィルタは、上記レンズベースの内壁に接続され上記感光性チップの上方に位置し、上記感光性チップは、上記回路基板の上方に装着され、上記回路基板は、上記レンズベースの底部に装着されて、上記感光性チップが上記レンズベースの内部に位置し、上記レンズベースの内壁と一定の間隔を維持するようにする。
本発明の一実施例によれば上記感光性デバイスは、フィルタ、レンズベースと回路基板をさらに含み、上記フィルタと上記感光性チップは、上記レンズベースの内部に装着されて上記レンズベースの内壁に接続され、上記フィルタは、上記感光性チップの上部に配置され、上記回路基板は、上記レンズベースの底部に装着されている。
本発明の他の一側面によれば、本発明は、取り外し式レンズモジュールの組立方法を提供し、この方法は、
少なくとも一つの光学レンズを鏡筒部材の内部空間に組み立てて調整待ちレンズアセンブリを形成するステップ(A)と
少なくとも一つの光学レンズを支持構造物の内部空間に組み立てて固定レンズアセンブリを形成するステップであって、上記支持構造物は、焦点調整機構の内部に配置され、上記焦点調整機構の通電によって移動する、ステップ(B)と、
上記調整待ちレンズアセンブリと上記固定レンズアセンブリを予め組み立てて、上記調整待ちレンズアセンブリが調整可能な分離式レンズモジュールを形成するステップ(C)と、を含む。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(A)において、上記ジグに備えられている溝に上記鏡筒部材を逆さまに配置してから、各上記光学レンズを上記鏡筒部材の高さ方向に沿って、上記鏡筒部材の内部空間に装着して固定する。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(B)において、上記支持構造物と上記焦点調整機構のそれぞれを、ジグに備えられている第1の支持部及び第2の支持部に逆さまに装着してから、各上記光学レンズを上記支持構造物の高さ方向に沿って、上記支持構造物の内部空間に装着して固定する。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(C)において、上記調整待ちレンズアセンブリと上記固定レンズアセンブリを予め組み立てる前に、上記鏡筒部材の底部または上記支持構造物の上部に接着剤を塗布することにより、上記支持構造物と上記鏡筒部材は、接着剤によって予め組み立てられ、
上記調整待ちレンズアセンブリの組立位置は、少なくとも一つの方向へ調整可能である。
本発明の一実施例によれば、上記方法において、上記鏡筒部材と上記支持構造物は、上記ジグに備えられている上記第1の支持部によって支持され、上記焦点調整機構は、上記第2の支持部によって支持され、
上記第1の支持部と上記第2の支持部により形成される上記溝は、上記支持構造物における上記焦点調整機構よりも高い部分と上記鏡筒部材とを収容することができ、
上記溝の深さは、上記鏡筒部材の高さと、上記支持構造物における上記焦点調整機構よりも高い部分の高さとの和と同じである。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(B)において、上記支持構造物と上記焦点調整機構のそれぞれを、上記鏡筒部材の底部及び上記ジグに備えられている第2の支持部に逆さまに装着してから、各上記光学レンズを上記支持構造物の高さ方向に沿って上記支持構造物の内部空間に装着して固定する。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(C)において、上記ジグから上記固定レンズアセンブリを取り外して、組立完成された上記調整待ちレンズアセンブリを上記固定レンズアセンブリの上部に予め組み立て、
上記調整待ちレンズアセンブリの組立位置は、上記固定レンズアセンブリの空間位置に対して少なくとも1つの方向へ調整可能である。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(C)において、上記固定レンズアセンブリの上部又は上記調整待ちレンズアセンブリの底部に接着剤を塗布することにより、上記調整待ちレンズアセンブリと上記固定レンズアセンブリとが接着剤によって予め組み立てられる。
本発明の一実施例によれば、上記方法において上記第1の支持部と上記第2の支持部の形状およびサイズは、それぞれ上記支持構造物と上記鏡筒部材の形状および大きさとマッチングされ、
上記第1の支持部と上記第2の支持部により形成される上記溝は、上記支持構造物における上記焦点調整機構よりも高い部分を収容することができ、
上記溝の深さは、上記支持構造物と上記焦点調整機構間の高さの差と同じである。
本発明の一実施例によれば、上記方法において、上記支持構造物と上記焦点調整機構は、上記ジグに備えられている少なくとも2つの空気通路によって固定され、各上記空気通路は、上記ジグの上部と底部に連通され、上記空気通路は、上記第1の支持部と上記第2の支持部にそれぞれ配置されることにより、ノズルまたは真空機器を用いて上記空気通路を介して上記支持構造物と上記焦点調整機構を固定することができる。
本発明の一実施例によれば、上記方法において、上記方法において、調整待ちレンズアセンブリの組立位置のX、Y、Z、U、V、Wの6つの軸方向へ調整可能である。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(B)において、上記支持構造物は、上記焦点調整機構の内部に装着されて、上記焦点調整機構のホルダーとして、上記焦点調整機構の通電によって上記焦点調整機構に沿って移動する。
本発明の一実施例によれば、上記ステップ(B)において、
上記焦点調整機構が上記支持構造物と一体に予め連結され、または、上記支持構造物が上記焦点調整機構の内部に予め組み立てられることにより、ステップ(C)において上記焦点調整機構と上記支持構造物を接続するようにする。
図1は、本発明の第1の好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリの例示的な断面図である。 図2は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリの第1組立方法の例示図である。 図3は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリの第1組立方法の変形実施例である。 図4は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリの第2組立方法の例示図である。 図5は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリの第2組立方法の例示図である。 図6は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリの組立工程に使用されるジグの例示的構造図である。 図7は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリの組立工程に使用されるジグの変形実施例である。 図8は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているアセンブリにより構成された撮像モジュールの例示的な断面図である。 図9は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているアセンブリにより構成された撮像モジュールの変形実施例である。 図10は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込みられているレンズアセンブリの組立方法のフローチャートである。 図11Aは、本発明の第2の好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリの立体構造の例示図である。 図11Bは、本発明の第2の好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリの例示的な断面図である。 図12は、本発明の第2の好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリの組立方法の例示図である。 図13は、本発明の第2の好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリの組立方法の例示図である。 図14は、本発明の第2の好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリを含む撮像モジュールの例示的な断面図である。 図15は、本発明の第2の好ましい実施形態に係る撮像モジュールの変形実施例である。 図16は、本発明の第3の好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリの例示的な断面図である。 図17は、本発明の上記第3の好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリを含む撮像モジュールの例示的な断面図である。 図18は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリの組立方法のフローチャートである。 図19は、本発明の上記好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリを含む撮像モジュールの組立方法のフローチャートである。 図20は、本発明の第4の好ましい実施形態に係る分離式レンズモジュールの例示的な断面図である。 図21は、本発明の上記好ましい実施形態に係る分離式レンズモジュールの第1組立方法の例示図である。 図22は、本発明の上記好ましい実施形態に係る分離式レンズモジュールの第1組立方法の例示図である。 図23は、本発明の上記好ましい実施形態に係る分離式レンズモジュールの第2組立方法の例示図である。 図24は、本発明の上記好ましい実施形態に係る分離式レンズモジュールの第2組立方法の例示図である。 図25は、本発明の上記好ましい実施形態に係る分離式レンズモジュールを含む撮像モジュールの例示的な断面図である。 図26は、本発明の上記好ましい実施形態に係る分離式レンズモジュールを含む撮像モジュールの変形実施例である。 図27は、本発明の上記好ましい実施形態に係る分離式レンズモジュールの組立方法のフローチャートである。 図28は、本発明の上記好ましい実施形態に係る分離式レンズモジュール的別の組立方法のフローチャートである。
以下の説明は、当業者が本発明を実現できるように、本発明を説明する。好ましい実施例は単に例示として、当業者は他の明らかな変形を容易に考えられる。以下の説明で規定された本発明の一般的な要旨は、他の実施形態、代替形態、変形形態、同等形態、および本発明の精神と範囲を逸脱しない他の形態に適用することができる。
当業者は、本発明の開示において、「縦」、「横」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「上部」、「底部」、「内部」、「外部」などの用語が指す方向や位置関係は、図示されている方向と位置関係を基礎としたものであり、これらが指すデバイスまたは素子が必ずしも特定の方向を持ち、または特定の方向へ構成および動作することを指すのではなく、単に本発明の説明及び説明の便宜のためなものであることを理解すべきである。したがって、上記用語を、本発明の限定と解釈されてはならない。
従来の焦点調整可能な撮像モジュールにおいて、レンズモジュールは、一般的に、レンズアセンブリと焦点調整機構を含む。レンズアセンブリは、光学レンズと、レンズを支持する鏡筒とを含み、焦点調整機構は、焦点調整機構の他の部分に接続するホルダー(Holder)を含む。上記ホルダーは、移動部材のホルダーであって、内部にねじを備え、ねじまたはその他の方法でレンズアセンブリと組み合わせる。つまり、レンズアセンブリが上記ホルダーに固定されてホルダーと一緒に移動できるように、上記ホルダーと上記レンズアセンブリが組み合わせられることにより、焦点調整の目的を実現する。
本発明は、鏡筒と焦点調整機構のホルダーの改善として、鏡筒と焦点調整機構のホルダーを一体に設計して、組立工程を減らし、製造コストを低減し、結像品質を向上させることができる。
図1は、本発明の第1の好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれているレンズモジュールを示す。図1に示すように、レンズアセンブリ1010は、少なくとも一つの光学レンズ1011、焦点調整機構1012と支持構造物1013を含む。各上記光学レンズ1011は、上記支持構造物1013の高さ方向に沿って、上記支持構造物1013に備えられている収納室10131に装着され固定され、上記支持構造物1013は、上記焦点調整機構1012の内部に装着され、上記焦点調整機構1012のホルダーとして、その取り付け位置は、従来の焦点調整機構の取り付け位置と同一であり、上記焦点調整機構1012のその他の部材に接続する。ここで、上記支持構造物1013は、上記焦点調整機構1012の通電によって移動することができ、移動過程で、上記光学レンズ1011が移動するように直接駆動することにより、焦点調整を行うことができる。
本好ましい実施形態に係る光学レンズ1011は、4つ備えられており、それぞれ第1の光学レンズ10111、第2の光学レンズ10112、第3の光学レンズ10113及び第4の光学レンズ10114である。
なお、上記支持構造物1013は、従来のレンズモジュールにおける鏡筒とモータのホルダーとの機能を同時に備え、本発明では、上記支持構造物1013を鏡筒と焦点調整機構のホルダーとして使用することにより、上記支持構造物1013が、上記焦点調整機構1012の内部で移動することができるだけでなく、上記光学レンズ1011を支持し、且つ、外部の光線が入射孔以外の他の隙間を介して上記レンズモジュール1010に入射されることを防止するように、非透明材質で製造されることができる。
上記支持構造物1013は、以下の3つの方法で実現することができる。(1)上記焦点調整機構1012の設計時、そのホルダーの機能を備えるとともに、鏡筒の機能を備え、鏡筒のサイズに適合され、レンズを支持できるように、そのホルダーを製造する。(2)鏡筒の設計時、鏡筒がレンズを支持するとともに、焦点調整機構のホルダーの機能を備えるように、焦点調整機構のホルダーとして焦点調整機構に装着するようにする。(3)製造時、鏡筒と焦点調整機構のホルダーとを一つの組み合せで製造する。上記製造方法は、一例であり、鏡筒を焦点調整機構のホルダーとして使用しても、または、焦点調整機構のホルダーを鏡筒として使用しても、上記支持構造物1013の製造方法は、上記支持構造物1013が鏡筒と焦点調整機構の機能を同時に持つことができれば、他の方法で実施されてもよいことは、当業者にとって自明である。
上記焦点調整機構1012は、ボイスコイルモータ(VCM)、圧電セラミックモータおよび液晶モータなどで実施することができる。
さらに、上記支持構造物1013は、少なくとも一つの固定部10132を備え、ここで、上記固定部10132は、上記支持構造物1013の内壁が上記収納室10131の方向に延長されて形成された突起部であり、各上記光学レンズ1011を装着するのに用いられる。上記固定部10132の数は、上記光学レンズ1011の数と同じである。本好適な実施例では、4つの上記固定部10132として実施され、上記レンズモジュール1010を逆さまに各光学レンズ1011を装着することにおいて、各上記光学レンズ1011は、相応した上記固定部10132の表面に装着した後、上記各光学レンズ1011を固定する。上記固定部10132を介して各上記光学レンズ1011が安定的に装着されることにより、光学レンズ1011が上記支持構造物1013に固定されることができる。
図2、図6及び図10を参照して、上記レンズモジュール1010の組立方法及び組立に使用されるジグ1020を説明する。上記ジグ1020は、第1の支持部1021と第2の支持部1022を含み、少なくとも2つの空気通路1023を備える。上記第2の支持部1022は、上記第1の支持部1021の外周に配置され、上記第2の支持部1022と上記第1の支持部1021とは、上記ジグ1020の上部に位置する。上記空気通路1023は、上記ジグ1020の上部と底部を連結することにより、吸入を行うようにする。ここで、少なくとも一つの上記空気通路1023は、上記第1の支持部1021に配置され、少なくとも一つの上記空気通路1023は、上記第2の支持部1022に配置されることにより、それぞれ上記支持構造物1013及び上記焦点調整機構1012を固定する。さらに強固に固定するために、複数の上記空気通路1023を均一に配置して、さまざまな角度から上記支持構造1013と上記焦点調整機構1012を固定することができる。例えば、4つの上記空気通路1023を上記第1の支持部1021に均一に配置し、4つの上記空気通路1023を上記第2の支持部1022に均一に配置することができる。
上記第1の支持部1021は、本好ましい実施例では溝として実施されることができる。すなわち、上記第1の支持部1021の上部表面と上記第2の支持部1022の上部表面との間に一定の間隔を有するようにして、上記第1の支持部1021の上部表面が上記第2の支持部1022の上端表面よりも低くように設定することができる。上記第1の支持部1021の形状とサイズは、上記支持構造物1013の形状とサイズにマッチングされ、組立プロセスにおいて、上記支持構造物1013を支持することができる。上記第2の支持部1022は、上記焦点調整機構1012の形状とサイズにマッチングされ、組立プロセスにおいて、上記焦点調整機構1012を支持することができる。組立工程では、上記支持構造物1013と上記焦点調整機構1012をそれぞれ上記第1の支持部1021と上記第2の支持部1022に逆さまに装着する。上記光学レンズ1011を装着する時、上記第1の支持部1021に配置された上記空気通路1023によって上記支持構造物1013を固定し、上記第2の支持部1022に配置された上記空気通路1023によって上記焦点調整機構1012を固定することができる。
さらに、上記ジグ1020の形態は、上記レンズモジュール1010の形態とマッチングされるべきである。本好ましい実施例において、上記支持構造物1013の上部表面は、上記焦点調整機構1012の上部表面よりも高いので、第1の支持部1021は、上記支持構造物1013における上記焦点調整機構1012よりも高い部分を収容するように、溝として実施され、上記溝の深さは、上記支持構造物1013と上記焦点調整機構1012との間の高さの差に相当する。
なお、ノズルまたはその他の真空機器を介して上記空気通路1023によって上記支持構造物1013と上記焦点調整機構1012を固定することができる。
図10を参照すると、上記レンズモジュール1010の組立方法101000は、次のようなステップを含む。
ステップ101001において、上記焦点調整機構1012と上記支持構造物1013を、上記ジグ1020上に逆さまに装着する。
ステップ101002において、上記ジグ1020を調整して、上記焦点調整機構1012と上記支持構造物1013を上記ジグ1020上に固定する。
ステップ101003において、上記光学レンズの1011を順次に上記支持構造物1013に装着して固定する。
ステップ101004において、上記レンズモジュール1010の組み立てを完了する。
なお、上記ステップ101001で、上記支持構造物1013は、設計プロセスで鏡筒と焦点調整機構のホルダーの2つの機能を備えるように設計されて、上記焦点調整機構1012と上記支持構造物1013は、次のような3つの方法のうちの一つの方法で組み立てることができる。(a)上記焦点調整機構1012は、上記支持構造物1013と予め接続されて、上記支持構造物1013が焦点調整機構1012のホルダーの機能を備えるようにして、両者が一体に上記ジグ1020上に逆さまに装着されて、鏡筒の機能をさらに備えることができる。(b)上記焦点調整機構1012と上記支持構造物1013のそれぞれを、マッチングされる上記ジグ1020上に逆さまに装着した後、上記ステップ101004において上記焦点調整機構1012と上記支持構造物1013をリップする。(c)上記各光学レンズ1011を上記支持構造物1013の内部に固定して、上記支持構造物1013が鏡筒の機能を備えるようにして、上記各光学レンズ1011と一体に組み立てられ、上記支持構造物1013と上記焦点調整機構1012を組み立てることにより、上記焦点調整機構1012のホルダー機能をさらに備えることができる。
上記ステップ101002において、上記ジグ1020を調整することにより、上記ジグがノズルまたは真空機器にマッチングされるようにする。上記ジグ1020の底部は、上記ノズルまたは真空機器を上記空気通路1023に向かって加圧することにより、上記空気通路1023を介して吸引し、上記焦点調整機構1012と上記支持構造物1013を固定する。したがって、上記焦点調整機構1012と上記支持構造物1013をそれぞれ上記ジグ1020の上記第2の支持部1022と、上記第1の支持部1021とに固定し、それがその後の組立工程でスライド、揺れ、ズレなどの現象が発生することを防止し、組み立て偏差を減らすことにより、組み立て精度を確保することができる。
上記ステップ101003において、上記各光学レンズ1011を入れる。例えば、本好ましい実施例では、4つの光学レンズ1011を入れる。本好ましい実施例は、上記光学レンズ1011を一つずつ装着する方法を用いて、上記第1の光学レンズ10111、第2の光学レンズ10112、第3の光学レンズ10113及び第4の光学レンズ10114を順次に装着する。装着した後、熱硬化接着剤を用いて各上記光学レンズ1011を固定することができる。1つの光学レンズ2011を入れるたびに固定してもよく、すべての光学レンズを装着した後に固定してもよい。これは実際の状況に応じて選択することができる。該当分野の当業者達は、上記支持構造物1013の内壁の構造に応じて各上記光学レンズ1011の組立方法を選択することができ、溶接方式を利用して各上記光学レンズ1011を固定することもあることを理解することができる。
また、図4及び図5を参照すると、本発明では、図4及び図5に図示する方法を用いて上記撮像モジュール10を組み立てることができる。図4及び図5に示すように、組立前に、まず、上記光学レンズ1011の一部を一体に固定した後、他の組み合わせていない光学レンズ1011と順次に組み立てて、上記支持構造物1013に装着することにより、上記レンズモジュール1010の組み立てを完了することができる。これらの組立方法においては、まず第1の光学レンズ10111、第2の光学レンズ10112及び第3の光学レンズ10113を組み合わせた後、上記支持構造物1013の上記収納室10131に装着する。その後、上記第4の光学レンズ10114を装着して各上記光学レンズ1011を固定することにより、上記レンズモジュール1010の組み立てを完了する。該当分野の当業者は、組立前に任意の光学レンズ1011を組み合わせた後、順次に組み立てることができることを理解できるだろう。例えば、組立前に上記第2の光学レンズ10112及び第3の光学レンズ10113を一体に組み合わせた後、組立時、上記第1の光学レンズ10111、組み合わせられている上記第2の光学レンズ10112、上記第3の光学レンズ10113及び上記第4の光学レンズ10114を順次に装着した後、熱硬化接着剤で固定してもよく、4つの光学レンズ1011を組み合わせた後、一体として上記支持構造物1013に装着してもよい。
上記ステップ101004において、ノズルまたはその他の真空機器を取り外し、上記ジグ1020から上記レンズモジュール1010を取り外すことにより、上記レンズモジュール1010の組み立てを完了する。上記レンズモジュール1010の分離は、上記空気通路1023の気体を噴射する方式で行うことができる。すなわち、上記レンズモジュール1010に反対方向への力を加えて、上記レンズモジュール1010を押して出すことができる。または、実際の状況に応じて、他の方法で上記レンズモジュール1010を取り外すことができる。
図3及び図7を参照すると、上記好ましい実施形態の変形例、すなわち、レンズモジュールとジグ1020の変形を実施した変形例を示す。これらの変形例において、ジグ1020Aは、レンズアセンブリ1010Aの組み立てをアシストし、上記ジグ1020Aは、上記レンズモジュール1010Aとマッチングされる。
上記レンズモジュール1010Aは、複数の光学レンズ1011A、焦点調整機構1012Aと支持構造物1013Aを含み、上記支持構造物1013Aは、上記焦点調整機構1012Aとして、光学レンズ1011Aを収容するように収納室10131Aを備え、また、鏡筒と焦点調整機構のホルダーの役割も果たしている。ここで、上記支持構造物1013Aは、上記焦点調整機構1012Aの通電によって上記焦点調整機構1012Aの内部で移動することにより、焦点調整を行うことができる。
さらに、上記支持構造物1013Aは、少なくとも一つの固定部10132Aを備え、上記固定部10132Aは、上記支持構造物1013Aの内壁から上記収納室10131Aの方向に沿って延長されて、上記各光学レンズ1011Aを装着するための突起部を形成する。本好適な実施例では、4つの上記固定部10132Aが備えられ、上記レンズモジュール1010Aを逆さまにして各上記光学レンズ1011Aを装着する場合に、上記各光学レンズ1011Aを相応した上記固定部10132Aの表面に装着した後、上記各光学レンズ1011Aに固定することができる。上記固定部10132Aを介して、各上記光学レンズ1011Aが安定的に置かれることができ、従って、上記各光学レンズ1011Aを上記支持構造物1013Aに装着するのに便利するようになる。
上記ジグ1020Aは、第1の支持部1021A及び第2の支持部1022Aを含み、且つ、複数の空気通路1023Aを備える。上記第2の支持部1022Aは、上記第1の支持部1021Aの外周に配置され、上記第2の支持部1022Aと上記第1の支持部1021Aは、すべて上記ジグ1020Aの上部に位置する。上記空気通路1023Aは、上記ジグ1020Aの上部と底部を連結することにより、吸入を行うようにする。ここで、少なくとも一つの上記空気通路1023Aは、上記第1の支持部1021Aに配置され、少なくとも一つの上記空気通路1023Aは、上記第2の支持部1022Aに配置されることにより、それぞれ上記支持構造物1013Aおよび上記焦点調整機構1012Aを固定する。本好ましい実施例において、上記第1の支持部1021Aに4つの上記空気通路1023Aを均一に配置し、上記第2の支持部1022Aに4つの上記空気通路1023Aを均一に配置することができる。
上記第1の支持部1021Aは、本好ましい実施例では突起部として実施されることができる。すなわち、上記第1の支持部1021Aの上部表面と上記第2の支持部1022Aの上部表面との間に一定の間隔を有するようにして、上記第1の支持部1021Aの上部表面が上記第2の支持部1022Aの上部の表面よりも高く設定することができる。上記第1の支持部1021Aの形と大きさは、上記支持構造物1013Aの形と大きさとマッチングされ、組立プロセスでは、上記支持構造物1013Aを支持することができる。上記第2の支持部1022Aは、上記焦点調整機構1012Aの形と大きさとマッチングされ、組立プロセスでは、上記焦点調整機構1012Aを支持することができる。組立工程では、上記支持構造物1013A及び上記焦点調整機構1012Aをそれぞれ上記第1の支持部1021A及び上記第2の支持部1022Aに逆さまに装着し、上記光学レンズ1011Aの装着時、第1の支持部1021Aに配置された上記空気通路1023Aによって上記支持構造物1013Aを固定し、上記第2の支持部1022Aに配置された上記空気通路1023Aにより上記焦点調整機構1012Aを固定する。
さらに、上記ジグ1020Aの形態は、上記レンズモジュール1010Aの形態とマッチングされるべきである。本好ましい実施例において、上記支持構造物1013Aの上部表面は、上記焦点調整機構1012Aの上部表面よりも低いので、上記支持構造物1013Aと上記焦点調整機構1012Aの間に溝が形成される。したがって、上記支持構造物1013Aにおける上記焦点調整機構1012Aよりも低い部分とマッチングされるように、上記第1の支持部1021Aは、突起部として実施され、上記突出部の高さは上記支持構造物1013Aと、上記焦点調整機構1012Aとの間の高さの差に相当する。
なお、ノズルまたはその他の真空機器を介して上記空気通路1023Aによって上記支持構造物1013A及び上記焦点調整機構1012Aを固定することにより、上記光学レンズ1011Aを簡単に装着することができる。
さらに、上記ジグ1020Aの構造は、上記レンズモジュール1010Aとマッチングされるべきである。上記焦点調整機構1012Aの上部表面と上記支持構造物1013Aの上端表面が平衡になる場合、すなわち、両者が同一平面に位置する場合に、上記ジグ1020Aの第1の支持部1021Aの上部表面と第2の支持部1022Aの上部の表面も同一平面に位置することにより、それぞれ上記支持構造物1013A及び上記焦点調整機構1012Aを支持し固定することができる。
図8は、上記好ましい実施形態のレンズアセンブリ1010の撮像モジュールを示す。図8を参照すると、撮像モジュールは、上記レンズモジュール1010と感光性デバイス1030を含み、上記感光性デバイス1030は、フィルタ1031、レンズベース1032、感光性チップ1033と回路基板1034を含み、上記感光性デバイス1030は、COB(chip on board)工程によって製作される。ここで、上記フィルタ1031は、上記レンズベース1032の内部の上方に装着され、上記レンズベース1032に接続され、上記感光性チップ1033の上方に位置する。上記感光性チップ1033は、上記回路基板1034の上部に付着され、上記レンズベース1032の内壁と一定の距離を維持し、上記回路基板1034は、レンズベース1032の底部に装着されることにより、上記感光性チップ1033が上記レンズベース1032の内部の空間に装着されるようにする。上記レンズモジュール1010は、上記感光性デバイス1030の上部に装着され、上記感光性チップ1033の感光経路に位置する。物体によって反射された光線が上記レンズモジュール1010を介して上記撮像モジュールの内部に入射される場合に、上記感光性チップ1033に照射され、光電気変換が行われることにより、上記撮像モジュールが物体の映像を取得することができる。
さらに、上記焦点調整機構1012と上記支持構造物1013は、上記レンズベース1032の上部に固定され組み立てられ、上記レンズベース1032と接続されることにより、各上記光学レンズ1011が、上記感光性チップ1033の感光経路に位置して、その後の結像が行われるようにする。したがって、上記撮像モジュールがさらに安定的に動作するようにして、動作の信頼性を向上させることができる。
図9は、上記好ましい実施形態によるレンズアセンブリ1010の撮像モジュールの他の一実施例を示す。図9を参照すると、撮像モジュールは、上記レンズモジュール1010と感光性デバイス1030Bを含む。上記感光性デバイス1030Bは、フィルタ1031B、レンズベース1032B、感光性チップ1033Bと回路基板1034Bを含み、上記感光性デバイス1030Bは、フリップチップ(chip on board)工程を介して製造され、上記フィルタ1031Bは、上記レンズベース1032Bの内部の上方に装着されて、上記レンズベース1032Bと接続される。上記感光性チップ1033Bは、上記フィルタ1031Bの下部と一定の距離を維持するように装着され、上記感光性チップ1033Bは、上記レンズベース1032Bと直接接続され、上記レンズベース1032Bの底部に装着された上記回路基板1034Bと一定の距離を維持する。上記レンズベース1032Bは、電気機能を備え、対応する電気素子がその内部に内蔵されて、上記撮像モジュールの結像画像を確保するとともに、上記感光性デバイス1030Bの厚さがより薄く、コンパクトに装着するようにし、上記撮像モジュールのサイズを削減することができる。
上記レンズモジュール1010は、上記感光性デバイス1030Bの上部に装着され、上記感光性チップ1033Bの感光経路に位置する。物体によって反射された光線が、上記レンズモジュール1010を介して上記撮像モジュールの内部に入射される場合に、上記感光性チップ1033Bに照射され、光電気変換が行われることにより、上記撮像モジュールは、物体の画像を取得することができる。
さらに、上記焦点調整機構1012と上記支持構造物1013は、上記レンズベース1032Bの上部に固定され装着されて、すべての上記レンズベース1032Bと接続される。各上記光学レンズ1011が上記感光性チップ1033Bの感光経路に位置することにより、その後の結像が行われるようにする。したがって、上記撮像モジュールがさらに安定的に動作するようにして、動作の信頼性を向上させることができる。
従来の焦点調整可能な撮像モジュールにおいて、レンズモジュールは、一般的に、レンズアセンブリと焦点調整機構を含む。レンズアセンブリは、光学レンズとレンズを支持する鏡筒を含み、焦点調整機構は、焦点調整機構の他の部分を接続するホルダー(Holder)を含み、上記ホルダーは、移動部材のホルダーであって、内部にねじ山を備え、ねじまたはその他の方法で、レンズアセンブリと結合される。つまり、レンズアセンブリが上記ホルダーに固定されてホルダーと一緒に移動できるように、上記ホルダーと上記レンズアセンブリが結合されることにより、焦点調整の目的を実現する。また、従来の光学レンズアセンブリの光学レンズは、鏡筒に装着された後、その組立位置はもう調整できないので、レンズアセンブリまたは撮像モジュールの組立工程で結像品質の調整を行うことができない。
本発明は、鏡筒と焦点調整機構のホルダーの改善として、鏡筒および焦点調整機構のホルダーを一体に設計して、組立工程のステップを減らし、製造コストを低減し、結像品質を向上させることができるだけではなく、少なくとも一つの光学レンズを予め組み立てることにより、その後の工程では、組立位置を調整して、調整可能な光学レンズアセンブリを製造することができる。したがって、撮像モジュールの組立工程で結像品質について計画的に調整することができるので、レンズアセンブリと撮像モジュールの製造良品率を向上させることができる。
図11A及び図11Bを参照すると、本好ましい実施形態に係る焦点調整機構が組み込まれている調整可能な光学レンズアセンブリの説明を提供する。図11A及び図11Bに示すように、調整可能な光学レンズアセンブリ2010は、少なくとも一つの光学レンズ2011、焦点調整機構2012と支持構造物2013を含み、各上記光学レンズ2011は、上記支持構造物2013の高さ方向に沿って、上記支持構造物2013に備えられている収納室20131に装着される。上記支持構造物2013は、上記各光学レンズ2011を支持し、上記支持構造物2013は、上記焦点調整機構2012の内部に装着されて上記焦点調整機構2012の通電によって移動し、上記各光学レンズ2011が一緒に移動するように駆動されることにより、焦点調整が可能になる。
本好ましい実施例では、4つの光学レンズ2011を含み、これらは、それぞれ第1の光学レンズ20111、第2の光学レンズ20112、第3の光学レンズ20113及び第4の光学レンズ20114である。ここで、少なくとも一つの上記光学レンズ2011は、上記支持構造物2013に予め組み立てられ、上記支持構造物2013での予め組み立てられた上記光学レンズ2011の組立位置、調整することができるので、光学レンズアセンブリの光学中心を調整することができる。
本発明では、予め組み立てられた上記光学レンズ2011を調整可能なレンズと呼び、調整可能なレンズを含むレンズアセンブリを調整可能な光学レンズアセンブリと称する。本好ましい実施例において、上記第1の光学レンズ2011を上記支持構造物2013の内部空間に予め組み立てている。すなわち、上記第1の光学レンズ2011は、本好ましい実施例での調整可能なレンズであり、上記支持構造物2013での上記調整可能なレンズの組立位置は、少なくとも一つの方向へ調整可能である。例えば、調整可能な方向は、水平方向、垂直方向、傾斜方向と円周方向のうち1つまたは複数であることができる。
上記支持構造物2013は、上記光学レンズ2011と同じ数の固定部20132を備え、上記固定部20132は、上記支持構造物2013の内壁から上記収納室20131の方向に延長されて、上記光学レンズ2011を支持するための突起部を形成する。すなわち、上記各光学レンズ2011は、相応する上記固定部20132に装着されることができる。上記支持構造物2013を逆さまにして上記各光学レンズ2011を組み立てる場合に、上記光学レンズ2011を上記固定部20132に装着することができ、接着剤の塗布または溶接に有利だけでなく、組立固定にも有利である。
上記支持構造物2013は、少なくとも一つの調整通路20133を備え、上記調整通路20133は、上記支持構造物2013の内部空間と外部環境を連結し、上記調整通路20133を使用して上記支持構造物2013の外部から上記調整可能なレンズを調整することができるように、上記調整可能なレンズの外壁は、上記調整通路20133と対応されることで、上記調整可能なレンズの中心軸線を調整することができる。上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010と感光性チップを組み立てて、撮像モジュールを形成した後、上記調整可能なレンズの調整を介して上記調整可能な光学レンズアセンブリの中心軸線と感光性チップの中心軸線が重畳され、または許容可能な偏差範囲に位置するようにすることにより、撮像モジュールの結像品質を確保することができる。
本好ましい実施例において、上記支持構造物2013の外壁に沿って、4つの上記調整通路20133を配置し、各上記調整通路20133が互いに90°の角度で離間されるようにし、すべて上記調整可能なレンズに対応するようにする。
上記支持構造物2013は、少なくとも一つの固定通路20134をさらに備え、上記固定通路20134は、上記支持構造物2013の外部環境と上記調整可能なレンズが接続されるように、上記支持構造物2013の上部に配置される。上記固定通路20134は、上記調整可能なレンズの位置と対応され、好ましくは、上記調整可能なレンズの縁と対応されることで、上記固定通路20134を使用して接着剤を注入して、上記支持構造物2013の内壁に上記調整可能なレンズを固定されるようにする。
本好ましい実施例によると、4つの上記固定通路20134が備えられ、各上記固定通路20134の上部は、上記支持構造物2013の上部に配置され、各上記固定通路20134の底部は、上記調整可能なレンズと接続されて、接着剤が上記固定通路20134の上部から底部に注入される場合に、接着剤の硬化により上記調整可能なレンズと上記支持構造物2013を接続することができる。
なお、上記支持構造物2013は、従来のレンズモジュール中の鏡筒と、モータのホルダーの機能を同時に備える。本発明では、上記支持構造物2013を、鏡筒と焦点調整機構のホルダーとして使用して、上記支持構造物2013が上記焦点調整機構2012の内部で移動することができるだけでなく、上記光学レンズ2011を支持することもできる。また、入射孔以外の他の隙間を介して上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の外部の光線が入射されることを防止することができるように、非透明材質で製造されることが好ましい。
上記支持構造物2013は、以下の3つの方法で実装することができる。(1)上記焦点調整機構2012の設計時、ホルダーの機能を備えるとともに、そのホルダーは、鏡筒の機能をさらに実行するように製造することにより、鏡筒のサイズに適合され、レンズの支持が可能になる。(2)鏡筒の設計時に、鏡筒がレンズを支持するとともに、焦点調整機構のホルダーの機能を具備して、焦点調整機構に装着して焦点調整機構のホルダーの役割をするようにする。(3)製造時、通過焦点調整機構のホルダーを一つの組合せで製造することができる。上記製造方法は、一例であり、鏡筒を焦点調整機構のホルダーとして使用しても、または、焦点調整機構のホルダーを鏡筒として使用しても、上記支持構造物2013の製造方法は、上記支持構造物2013が鏡筒と焦点調整機構の機能を同時に持つことができれば、他の方法で実施されてもよいことは、当業者にとって自明である。
上記焦点調整機構2012は、ボイスコイルモータ(VCM)、圧電セラミックモータおよび液晶モータなでとして実施することができる。
図12、図13、図16及び図18を参照して、本好ましい実施例に係る上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の組立方法及び組立に用いられるジグ2020について説明する。ここで、上記ジグ2020は、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の形状と大きさとマッチングされる。
上記ジグ2020は、第1の支持部2021と第2の支持部2022を含み、且つ、少なくとも2つの空気通路2023を備える。上記第2の支持部2022は、上記第1の支持部2021の外周に配置され、上記第2の支持部2022の上部表面は、上記第1の支持部2021の底面よりも高く、上記第1の支持部2021には溝が形成されている。上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010において、上記支持構造物2013の上部表面が、上記焦点調整機構2012の上部表面よりも高いので、上記ジグ2020の上記第1の支持部2021と上記第2の支持部2022との間の溝は、上記支持構造物2013における上記焦点調整機構2012よりも高い部分を収容することができる。すなわち、第1の支持部2021は、上記支持構造物2013の形状とサイズとマッチングされ、上記第2の支持部2022は、上記焦点調整機構2012の形状と大きさとマッチングされる。上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を組み立てることにより、上記焦点調整機構2012を上記第2の支持部2022に逆さまに装着し、上記支持構造物2013を上記第1の支持部2021に逆さまに装着する。組立工程では、上記第1の支持部2021と上記第2の支持部2022は、上記支持構造物2013と上記焦点調整機構2012を支持する。
さらに、上記空気通路2023は、上記ジグ2020の上部と底部を接続して、上記ジグ2020の上部の外部環境とその底部の外部環境が上記空気通路2023を介して接続されるようにする。ここで、少なくとも一つの上記空気通路2023は、上記第1の支持部2021に配置され、少なくとも一つの上記空気通路2023は、上記第2の支持部2022に配置されることにより、ノズルまたはその他の真空機器を上記ジグ2020の底部に配置して、上記空気通路2023を介して上記支持構造物2013と上記焦点調整機構2012に外部からの圧力を加えて、上記支持構造物2013と上記焦点調整機構2012のそれぞれ、上記第1の支持部2021および上記第2の支持部2022に固定されて、後続の組立工程が便利するようにする。
本好ましい実施例において、上記第1の支持部2021と上記第2の支持部2022に4つの上記空気通路2023をそれぞれ均一に離隔されるように配置して、全面的に上記支持構造物2013と上記焦点調整機構2012を固定して、部材の固定がさらに強固になる。
上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の組立方法20900は、以下のようなステップを含む。
ステップ20901において、上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013を、上記ジグ2020上に逆さまに装着する。
ステップ20902において、上記ジグ2020を調整して、上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013を上記ジグ2020上に固定する。
ステップ20903において、上記各光学レンズ2011を順次上記支持構造物2013の内部空間に組み立て、ここで、少なくとも一つの上記光学レンズ2011を調整可能なレンズとして、上記調整可能なレンズの組立位置は調整可能である。
ステップ20904において、上記調整可能なレンズ以外の他の光学レンズ2011を固定する。
ステップ20905において、上記ジグ2020から上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を取り外して、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の組み立てを完了する。
上記ステップ20901で、上記支持構造物2013は、設計時に、鏡筒と焦点調整可能な装置のホルダーの2つの機能を備えるように設計されているので、上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013は、以下のような3つの方法のうちの一つの方法で組み立てることができる。(a)上記焦点調整機構2012は、上記支持構造物2013と予め接続されて、上記支持構造物2013が焦点調整機構2012のホルダーの機能を実行するようにして、両者は一体として、上記ジグ2020上に逆さまに装着されて、鏡筒の機能をさらに実行するようにする。(b)上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013とを、マッチングされる上記ジグ2020上に逆さまに装着した後、両者を組み立てる。(c)上記各光学レンズ2011を上記支持構造物2013の内部に装着した後、上記支持構造物2013が鏡筒の機能を実行するようにして、上記各光学レンズ2011と一体に組み立てた後、上記支持構造物2013と上記焦点調整機構2012を組み立てることにより、上記焦点調整機構2012のホルダーの機能をさらに実行するようにする。
上記ステップ20902で、上記ジグ2020を調整して、ノズルまたは真空機器と配合するようにし、上記ジグ2020の底部では、上記ノズルまたは真空機器が上記空気通路2023に向けて加圧するようにすることで、上記空気通路2023を介して吸引を行い、上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013を固定するようにする。さらに、上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013をそれぞれ上記ジグ2020の上記第2の支持部2022と上記第1の支持部2021に固定して、上記構成がその後の組立工程でスライド、揺れ、ズレなどの現象が発生することを防止して、組み立て偏差を減らし、組み立て精度を確保することができる。
上記ステップ20903と上記ステップ20904で、上記各光学レンズ2011を装着する。例えば、本好ましい実施例では、4つの光学レンズ2011を装着する。本好ましい実施例では、上記光学レンズ2011を一つずつ装着する方法を用いて上記第1の光学レンズ20111、第2の光学レンズ20112、第3の光学レンズ20113及び第4の光学レンズ20114を順次に装着する。上記第1の光学レンズ20111は、調整可能なレンズとして、上記支持構造物2013に予め組み立てられるので、その後の工程で調整できるように固定しない。熱硬化接着剤とUV接着剤の混合剤を利用して、紫外線照射により半硬化を進め、その後の工程でこれについて調整できるように、上記第1の光学レンズ20111を上記支持構造物2013に予め組み立てる。調整後、直接ベーキング処理を行うことにより、予め組み立てに使用された接着剤が完全に硬化され、上記第1の光学レンズ20111を固定する。上記第2の光学レンズ20112、第3の光学レンズ20113及び上記第4の光学レンズ20114を装着した後、熱硬化接着剤を用いて直接固定することができる。光学レンズ2011を1つ装着するたびに固定してもよく、すべての光学レンズを装着した後に固定してもよく、これは実際の状況に応じて選択することができる。該当分野の当業者達は、上記支持構造物2013の内壁の構造に応じて各上記光学レンズ2011の組立方式を選択することができることを理解できるだろう。具体的に、4つの光学レンズ2011中のいずれか1つまたは複数のレンズを調整可能なレンズとして予め組み立てるが、予め組み立てられた上記調整可能なレンズは、外部から調整可能なように、上記支持構造物2013における上記焦点調整可能なデバイスよりも高い部分の構造上に装着されるべきである。
なお、上記調整可能なレンズ以外の他のレンズの固定において、すなわち、第2の光学レンズ20112、第3の光学レンズ20113及び上記第4の光学レンズ20114の組み立てを完了した後、接着剤塗布の方法で熱硬化接着剤を用いて固定する。上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を撮像モジュールに装着した後、上記調整可能なレンズについて、すなわち、本好ましい実施例では上記第1の光学レンズ20111を調整して、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の中心軸線と撮像モジュール中の感光性チップの中心軸線とが重畳され、または許容偏差の範囲に位置するようにした後、上記調整可能なレンズの調整が要求に合致するようにして固定する。
上記ステップ20905で、ノズルまたはその他の真空機器を取り外して、上記ジグ2020から上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を取り出すことにより、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の組み立てを完了する。上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の取り外しは、上記空気通路2023を通じて気体を噴射する方式で進行することができる。すなわち、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の反対方向への力を加えて、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を押して取り出すことができる。または、実際の状況に応じて他の方法で上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を取り出すことができる。
図14を参照して、上記好ましい実施例に係る上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を含む撮像モジュールについて説明する。図14に示すように、撮像モジュールは、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010と感光性デバイス2030を含み、上記感光性デバイス2030は、フィルタ2031、レンズベース2032、感光性チップ2033と回路基板2034を含む。上記感光性デバイスは、COB(chip on board)工程を介して製造され、上記フィルタ2031は、上記レンズベース2032の内部の上部に装着され、上記レンズベース2032と接続され、上記感光性チップ2033の上部に位置する。上記感光性チップ2033は、上記レンズベース2032の内壁と一定の距離を持つように、上記回路基板2034の上部に取り付けられる。上記回路基板2034は、上記レンズベース2032の底部に装着され、上記感光性チップ2033が、上記レンズベース2032の内部の空間に装着されるようにする。上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010は、上記感光性デバイス2030の上部に装着され、上記感光性チップ2033の感光経路に位置する。物体によって反射された光線が上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を介して上記撮像モジュールの内部に入射される場合に、上記感光性チップ2033に照射され、光電気変換が行われることにより、上記撮像モジュールは、物体の画像を取得することができる。
さらに、上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013は、すべて上記レンズベース2032の上部に固定され装着されて、上記レンズベース2032と接続されて、各上記光学レンズ2011が上記感光性チップ2033の感光経路に位置することにより、その後の結像が行われるようにする。したがって、上記撮像モジュールがさらに安定的に動作し、動作の信頼性を向上させることができる。
図19を参考すると、上記撮像モジュールの組立方法201000は、以下のようなステップを含む。
ステップ201001において、上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013を、上記ジグ2020上に逆さまに装着する。
ステップ201002において、上記ジグ2020を調整して、上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013を上記ジグ2020上に固定する。
ステップ201003において、上記各光学レンズ2011を順次に上記支持構造物2013の内部空間に組み立て、ここで、第1の光学レンズ20111を調整可能なレンズとして、上記調整可能なレンズの組立位置は調整可能である。
ステップ201004において、上記調整可能なレンズ以外の他の上記各光学レンズ2011を固定して、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の組み立てを完了する。
ステップ201005において、組み立てられた上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を上記感光性デバイス20に接続して、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010が上記感光性チップ2033の感光経路上に位置するようにする。
ステップ201006において、予め組み立てた撮像モジュールに通電して、撮像モジュールからの画像を収集し、上記調整可能なレンズの調整方法と調整量を算出する。
ステップ201007において、上記撮像モジュールの画像が解像度の要求を満足するように、調整量に応じて上記調整可能なレンズを調整する。
ステップ201008において、上記調整可能なレンズを固定して上記撮像モジュールの組み立てを完了する。
ここで、上記ステップ201001ないしステップ201004は、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の組み立てと同じなので、重複した説明は省略する。
上記ステップ201005で、上記支持構造物2013と上記焦点調整機構2012は、すべて上記レンズベース2032の上部に装着され、上記レンズベース2032と固定され接続される。
上記ステップ201006で、ソフトウェアを用いて上記調整可能なレンズの調整方法と調整量を算出し、上記調整可能なレンズについて定量的で計画的に調整する。調整後、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010の中心軸線と、上記感光性チップ2033の中心軸線とが重畳され、または許容偏差の範囲内に位置するようにすることで、上記撮像モジュールの結像画像が解像度の要求を満足するようにする。
上記ステップ201008で、上記調整可能なレンズは、上記調整通路20133または上記固定通路20134を使用して接着剤を注入して固定され、または上記調整可能なレンズ自体の予め組み立てに使用される接着剤を完全に硬化させる方式を使用して固定される。つまり、以下の2つの方法のうちのいずれかを利用することができる。(1)上記調整通路20133の接着剤を注入してベーキング処理によって、上記調整可能なレンズの予め組み立てに使用される接着剤と調整通路20133に注入された接着剤とを同時に硬化させ、上記調整可能なレンズが固定されるようにし、上記調整通路を密封する。(2)上記固定通路20134の接着剤を注入して、上記調整可能なレンズと接触するようにして、上記固定通路20134を介して注入された接着剤および上記調整可能なレンズの予め組み立てに使用される接着剤を同時に硬化させ、上記調整可能なレンズと上記固定通路20134を同時に固定する。(3)同時に上記調整通路20133と上記固定通路20134を使用して接着剤を注入し硬化させることにより、上記調整可能なレンズを固定する。(4)上記調整可能なレンズが上記固定部20132に装着される場合に、接着剤を利用して、半硬化の進行時にベーキング処理を直接に行って、予め組み立てに使用される接着剤を完全に硬化させることで、上記調整可能なレンズを固定する。
図15を参照して、上記好ましい実施例に係る上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を含む撮像モジュールの一実施例について説明する。図15に示すように、撮像モジュールは、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010と感光性デバイス2030Aを含み、上記感光性デバイス2030Aは、フィルタ2031A、レンズベース2032A、感光性チップ2033Aと回路基板2034Aを含む。上記感光性デバイス2030Aはフリップチップ(chip on board)工程を介して製造され、上記フィルタ2031Aは、上記レンズベース2032Aの内部の上方に装着され、上記レンズベース2032Aと接続される。上記感光性チップ2033Aは、上記フィルタ2031Aの下部に一定の距離を維持するように装着される。上記感光性チップ2033Aは、上記レンズベース2032Aに直接接続され、上記レンズベース2032Aの底部に装着された上記回路基板2034Aと一定の距離を維持する。上記レンズベース2032Aは、電気機能を備え、対応する電気素子を内部に内蔵して、上記撮像モジュールの結像画像を確保するとともに、上記感光性デバイス2030Aの厚さがより薄く、サイズがよりコンパクトになって、上記撮像モジュールのサイズを削減することができる。
上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010は、上記感光性デバイス2030Aの上部に装着され、上記感光性チップ2033Aの感光経路に位置する。物体によって反射された光線が上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010を介して上記撮像モジュールの内部に入射される場合に、上記感光性チップ2033Aに照射され、光電気変換が行われることにより、上記撮像モジュールが物体の映像を取得することができる。
さらに、上記焦点調整機構2012と上記支持構造物2013は、すべて上記レンズベース2032Aの上部に固定され組み立てられ、上記レンズベース2032Aと接続されて、各上記光学レンズ2011がすべて上記感光性チップ2033Aの感光経路に位置することにより、その後の結像が行われるようにする。したがって、上記撮像モジュールがさらに安定的に動作し、動作の信頼性を向上させることができる。
図16を参照して、本発明に係る調整可能な光学レンズアセンブリの第2の実施例について説明する。図16に示すように、調整可能な光学レンズアセンブリ2010Bは、少なくとも2つの光学レンズ2011B、焦点調整機構2012Bと支持構造物2013Bを含み、各上記光学レンズ2011Bは上記支持構造物2013Bの高さ方向に沿って上記支持構造物2013Bの内部空間に配置され、その中の少なくとも2つの上記光学レンズ2011Bの組立位置は調整可能であり、上記支持構造物2013Bは、上記焦点調整機構2012Bに装着され、上記焦点調整機構2012Bの他の素子を接続し、上記焦点調整機構2012Bの通電によって移動することにより、焦点調整を行うことができる。
上記支持構造物2013Bは、従来のレンズアセンブリの鏡筒と焦点調整機構のホルダーの機能を実行し、各上記光学レンズ201113Bを支持することができ、上記焦点調整機構2012Bのホルダーの機能を実行する。また、上記焦点調整機構2012Bの通電によって移動することにより、レンズアセンブリのサイズを削減し、組立を簡単化し、結像品質を向上させることができる。
本好ましい実施例によると、4つの光学レンズ2011Bを含み、それぞれ第1の光学レンズ20111B、第2の光学レンズ20112B、第3の光学レンズ20113B及び第4の光学レンズ20114Bである。ここで、上記第1の光学レンズ20111B及び上記第2の光学レンズ20112Bは上記支持構造物2013Bに予め組み立てられ、組立位置が少なくとも一つの方向へ調整可能である。すなわち、本好ましい実施例では、第1の光学レンズ20111B及び上記第2の光学レンズ20112Bは調整可能なレンズである。
上記支持構造物2013Bは、上記光学レンズ2011Bと同じ数の固定部20132Bを備え、上記固定部20132Bは上記支持構造物2013Bの内壁から上記収納室20131Bの方向に沿って延長されて上記光学レンズ2011Bを支持するための突起部を形成する。すなわち、上記各光学レンズ2011Bは、相応する上記固定部20132Bに装着することができ、上記支持構造物2013Bを逆さまにして各上記光学レンズ2011Bを組み立てる場合に、上記固定部への上記光学レンズ2011Bの装着、接着剤塗布または溶接に有利だけでなく、組立固定にも有利である。
上記支持構造物2013Bは、少なくとも2つの調整通路20133Bを備え、上記調整通路20133Bは上記支持構造物2013Bの内部空間と外部環境を連結し、上記各調整可能なレンズの外壁は、それぞれ少なくとも一つの上記調整通路20133Bと対応されることにより、上記調整通路20133Bを介して上記支持構造物2013Bの外部から上記調整可能なレンズを調整できるようにし、さらに、上記調整可能なレンズの中心軸線を調整するようにする。
本好ましい実施例において、上記支持構造物2013Bの外壁に沿って8つの上記調整通路20133Bが配置され、1グループあたり4個ずつ配置され、各グループは、上記支持構造物2013Bに沿って円柱状に配置される。その中の一グループは、上記第1の光学レンズ20111Bと対応され、別のグループは、上記第2の光学レンズ20112Bと対応され、各グループの中の各調整通路20133Bは90°の角度で離隔され、相応する上記調整可能なレンズとそれぞれ対応される。
上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010Bを組み立てる時、上記第1の光学レンズ2011B及び上記第2の光学レンズ20112Bを上記支持構造物2013Bに装着し、これに対して調整可能なように完全に固定しなく、第3の光学レンズ20113Bと上記第4の光学レンズ20114Bを固定する。
上記第1の光学レンズ20111B及び上記第2の光学レンズ20112Bを調整して、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010Bの中心軸線が要求に合致するようにした後、上記第1の光学レンズ20111Bと上記第2の光学レンズ20112Bを固定する。固定時、次のような方法が適用されることができる。(1)熱硬化接着剤とUV接着剤を用いて、紫外線照射による半硬化を進めて、上記第1の光学レンズ20111B及び上記第2の光学レンズ20112Bを予め組み立てる場合、調整後、ベーキング処理を直接行って、予め組み立てに使用される接着剤が完全に硬化されるようにして、上記第1の光学レンズ20111B及び上記第2の光学レンズ20112Bを固定する。(2)熱硬化接着剤とUV接着剤を用いて、紫外線照射による半硬化を進めて、上記第1の光学レンズ20111B及び上記第2の光学レンズ20112Bを予め組み立てる場合、調整後、上記調整通路20133Bを介して接着剤、例えば、熱硬化接着剤を注入して、ベーキング処理を経て、予め組み立てに使用される接着剤及び上記調整通路20133Bを介して注入された接着剤が完全に硬化されるようにして、上記第1の光学レンズ20111B及び上記第2の光学レンズ20112Bを固定するとともに、上記調整通路20133Bを密封する。(3)その他の方式を用いて上記第1の光学レンズ20111B及び上記第2の光学レンズ20112Bを予め組み立てた場合、調整後、上記調整通路20133Bを介して接着剤を注入して固定するとともに、上記調整通路20133Bを密封する。(4)上記支持構造物2013Bの上部に固定通路を配置して、接着剤を注入して上記第1の光学レンズ20111Bを固定し、上記調整通路20133Bに接着剤を注入することにより、上記第2の光学レンズ20112Bを固定することもできる。
図17を参照して、上記好ましい実施例に係る上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010Bを含む撮像モジュールについて説明する。図17に示すように、撮像モジュールは、上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010Bと感光性デバイス2030Bを含み、上記感光性デバイス2030Bは、フィルタ2031B、レンズベース2032B、感光性チップ2033Bと回路基板2034Bを含む。上記感光性デバイスは、COB(chip on board)工程を介して製造され、上記フィルタ2031Bは、上記レンズベース2032Bの内部の上方に装着され、上記レンズベース2032Bと接続され、上記感光性チップ2033Bの上方に位置する。上記感光性チップ2033Bは、上記回路基板2034Bの上記レンズベース2032Bの内壁と一定の距離を維持するように、上部に取り付けられる。上記回路基板2034Bは、レンズベース2032Bの底部に装着されて、上記感光性チップ2033Bが上記レンズベース2032Bの内部の空間に装着されるようにする。上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010Bは、上記感光性デバイス2030Bの上部に装着され、上記感光性チップ2033Bの感光経路に位置する。物体によって反射された光線が上記調整可能な光学レンズアセンブリ2010Bを介して上記撮像モジュールの内部に入射される場合に、上記感光性チップ2033Bに照射され、光電気変換が行われることにより、上記撮像モジュールが物体の映像を取得することができる。
さらに、上記焦点調整機構2012Bと上記支持構造物2013Bは、すべて上記レンズベース2032Bの上部に固定され組み立てられ、上記レンズベース2032Bと接続され、各上記光学レンズ2011Bがすべて上記感光性チップ2033Bの感光経路に位置して、その後の結像が行われるようにする。これにより、上記撮像モジュールがさらに安定的に動作し、動作の信頼性を向上させることができる。
本発明では、各鏡筒と焦点調整機構のホルダーの改善を進めたことで、レンズアセンブリの鏡筒と焦点調整機構を固定するホルダーを一体に設計して、組立工程のステップを減らし、製造コストを低減し、結像品質を向上させることができるだけでなく、少なくとも一つのレンズアセンブリを予め組み立てることにより、その後の工程で組立位置を調整して、調整可能な分離式レンズアセンブリを製造する。したがって、組立工程で撮像モジュールの結像品質を計画的に調整することができるので、分離式レンズアセンブリと撮像モジュールの製造良品率を向上させることができる。
図20を参照して、本発明で提供される分離式レンズモジュールについて説明する。図20に示すように、分離式レンズモジュール3010は、レンズアセンブリ30100および焦点調整機構3012を含み、上記レンズアセンブリ30100は、少なくとも2つの光学レンズ3011、少なくとも一つの鏡筒部材3014と支持構造物3013を含む。ここで、各上記光学レンズ3011は、それぞれ上記支持構造物3013と上記鏡筒部材3014に装着されて、上記支持構造物3013を含む固定レンズアセンブリ1及び上記鏡筒部材3014を含む少なくとも一つの調整待ちレンズアセンブリ2を構成する。上記調整待ちレンズアセンブリ2は、上記固定レンズアセンブリ1に予め組み立てられ、上記調整待ちレンズアセンブリ2の組立位置は上記固定レンズアセンブリ1の組立位置に対して調整可能であり、さらに、上記分離式レンズモジュール3010の光学中心を調整することができる。上記固定レンズアセンブリ1は、上記焦点調整機構3012の内部に装着され、上記支持構造物3013は、上記焦点調整機構3012のホルダーであって、上記焦点調整機構3012の通電によって移動することにより、焦点調整が可能になる。
本好ましい実施例は、一つの上記固定レンズアセンブリ1と1つの上記調整待ちレンズアセンブリ2を例に説明したが、ここで、上記固定レンズアセンブリ1は、少なくとも一つの上記光学レンズ3011を支持し、上記調整待ちレンズアセンブリ2は、少なくとも一つの上記光学レンズ3011を支持する。図20に示すように、本好ましい実施例では、上記固定レンズアセンブリ1は、3つの光学レンズ3011を含み、上記3つの光学レンズ3011は、順次に上記支持構造物3013の高さ方向に沿って上記支持構造物3013の内部空間に装着され配置される。接着剤塗布や溶接またはその他の方法を用いて上記光学レンズ3011と上記支持構造物3013を組み立てて固定することができるが、本好適な実施例では、熱硬化接着剤を用いて上記光学レンズ3011を上記支持構造物3013に固定する。
さらに、上記支持構造物3013は、上記各光学レンズ3011を支持するための上記固定レンズアセンブリ1の鏡筒部材の機能を実行するだけでなく、上記焦点調整機構3012の内部に装着されて上記焦点調整機構3012のその他の部材を接続して、上記焦点調整機構3012のホルダーとして作用する。上記焦点調整機構3012に通電する場合に、上記支持構造物3013は、上記焦点調整機構3012の通電によって移動することができる。したがって、上記焦点調整機構3012の高さ方向またはその他の方向に移動することで、焦点調整が可能になる。
上記調整待ちレンズアセンブリ2は、上記光学レンズ3011を含み、上記光学レンズ3011は、上記鏡筒部材3014の内部空間に固定され、接着剤塗布または溶接またはその他の方法を利用して上記光学レンズ3011と上記支持構造物3013を組み立てて固定することができる。本好適な実施例では、熱硬化接着剤を用いて上記光学レンズ3011を、上記鏡筒部材3014に固定する。
上記調整待ちレンズアセンブリ2は、接着剤3によって上記固定レンズアセンブリ1の上部に予め組み立てられる。すなわち、上記鏡筒部材3014は、上記接着剤3によって上記支持構造物3013と接続されて、上記調整待ちレンズアセンブリ2と上記固定レンズアセンブリ1の組み立てを実現する。上記調整待ちレンズアセンブリ2の組立位置は、少なくとも一つの方向へ調整することができ、調整可能な方向は、水平方向、垂直方向、傾斜方向と円周方向のうち1つまたは複数を選択することができる。
なお、上記調整待ちレンズアセンブリ2の予め組み立てに使用される上記接着剤3は、熱硬化接着剤またはUV接着剤と熱硬化接着剤の混合剤を選択することができる。本好ましい実施例による上記接着剤3は、UV接着剤と熱硬化接着剤の混合剤であり、紫外線照射を経て、上記接着剤3が半硬化されることによって、予め組み立てを実現する。後続的に上記調整待ちレンズアセンブリ2の調整を進めて固定する場合、ベーキング処理を経て、上記接着剤3が完全に硬化されることにより、上記分離式レンズモジュール3010全体を固定することができる。
さらに、本好ましい実施例は、ただ例示であるだけで、当該分野の当業者は、複数の上記調整待ちレンズアセンブリ2を予め組み立てて、複数の調整可能なレンズアセンブリを形成し、または複数のレンズアセンブリを固定して、1つまたは複数のレンズアセンブリを調整待ちレンズアセンブリに保留することにより、その後の工程で、レンズアセンブリの光学中心について調整することができることを理解する。
図21、図22、図26及び図27を参照して、本発明の分離式レンズモジュール3010の組立方法及び組立工程に使用されるジグ3020について説明する。上記ジグ3020は、上記分離式レンズモジュール3010の形状とサイズとマッチングされて、上記分離式レンズモジュール3010の組み立てに補助的に使用される。
図26に示すように、上記ジグ3020は、第1の支持部3021と第2の支持部3022を含み、少なくとも2つの空気通路3023を備える。上記第2の支持部3022は、上記第1の支持部3021の外周に配置され、上記第2の支持部3022の上部表面は、上記第1の支持部3021の底面よりも高い。第1の支持部と第2の支持部との間に溝が形成され、上記溝は、上記第1の支持部3021に位置する。上記分離式レンズモジュール3010において、上記支持構造物3013の上部表面が、上記焦点調整機構3012の上部表面よりも高いので、上記ジグ3020の上記第1の支持部3021と上記第2の支持部3022との間の溝は、上記支持構造物3013と上記鏡筒部材3014における上記焦点調整機構3012よりも高い部分を収容することができる。すなわち、第1の支持部3021は、上記支持構造物3013と、上記鏡筒部材3014の形状とサイズとマッチングされ、上記第2の支持部3022は、上記焦点調整機構3012の形とサイズとマッチングされる。上記分離式レンズモジュール3010の組立時、上記焦点調整機構3012は、上記第2の支持部3022に逆装着され、上記支持構造物3013は、上記第1の支持部3021に逆装着され、組立プロセスにおいて、上記第1の支持部3021と上記第2の支持部3022は、それぞれ上記支持構造物3013、上記鏡筒部材3014と上記焦点調整機構3012を支持する。
さらに、上記空気通路3023は、上記ジグ3020の上部と底部に連結することにより、上記ジグ3020の上部の外側環境と底部の外部環境が上記空気通路3023によって接続されるようにする。上記第1の支持部3021には、少なくとも一つの上記空気通路3023が配置され、上記第2の支持部3022には、少なくとも一つの上記空気通路3023が配置されることにより、ノズルまたはその他の真空機器を上記ジグ3020の底部に配置して、上記空気通路3023を介して上記支持構造物3013と、上記焦点調整機構3012に外力を加えて上記支持構造物3013、および/または上記鏡筒部材3014と上記焦点調整機構3012をそれぞれ上記第1の支持部3021と上記第2の支持部3022に固定する。これにより、その後の工程で組み立てを進めるのに便利になる。
本好ましい実施例において、上記第1の支持部3021と上記第2の支持部3022には、それぞれ4つの上記空気通路3023が均一に離隔されて配置されることにより、上記支持構造物13と上記焦点調整機構3012を全面的に固定し、さらに強固に固定されるようにする。
図21、図22及び図27に示すように、上記分離式レンズモジュール3010の組立方法900は、次のようなステップを含む。
ステップ30901において、上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013を、上記ジグ3020上に逆さまに装着する。
ステップ30902において、上記ジグ3020を調整して、上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013を上記ジグ3020上に固定する。
ステップ30903において、上記各光学レンズ3011を順次上記支持構造物3013の内部空間にしっかりと固定して上記固定レンズアセンブリ1を形成する。
ステップ30904において、上記ジグ3020から上記固定レンズアセンブリ1を取り外す。
ステップ30905において、上記調整待ちレンズアセンブリ2を上記固定レンズアセンブリ1の上部に予め組み立てる。
ステップ30906において、上記分離式レンズモジュール3010の組み立てを完了する。
上記ステップ30901で、上記支持構造物3013は、設計時、鏡筒と焦点調整可能な枚ホルダーの2つの機能を備えるように設計されているので、上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013は、以下のような3つの方法のうちの一つの方法で組み立てることができる。(a)上記焦点調整機構3012は、上記支持構造物3013と予め接続されて、上記支持構造物3013が焦点調整機構3012のホルダー機能を実行するようにして、両者が一体として、上記ジグ3020上に逆さまに装着されることにより、さらに、鏡筒の機能を実行するようにする。(b)上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013を、マッチングされる上記ジグ3020上に逆さまにそれぞれ装置した後、両者を組み立てる。(c)上記各光学レンズ3011を上記支持構造物3013の内部に装着した後、上記支持構造物3013が、鏡筒の機能を実行するようにして、上記各光学レンズ3011と一体に組み立てて、上記支持構造物3013と上記焦点調整機構3012を組み立てる。これにより、さらに上記焦点調整機構3012のホルダーの機能を実行するようにする。
上記ステップ30902で、上記ジグ3020を調整して、ノズルまたは真空機器と配合するようにし、上記ジグ3020の底部では、上記ノズルまたは真空機器が上記空気通路3023を向かって加圧するようにすることにより、上記空気通路3023を介して吸引を行い、上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013を固定するようにする。さらに、上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013をそれぞれ上記ジグ3020の上記第2の支持部3022と上記第1の支持部3021に固定して、上記構成がその後の組立工程でスライド、揺れ、ズレなどの現象が発生することを防止して、組み立て偏差を減らし、組み立て精度を確保することができる。
さらに、第1の支持部3021と上記第2の支持部3022との間に形成された上記溝の深さは、上記支持構造物3013と上記焦点調整機構3012との間の高さの差と同じである。したがって、上記支持構造物3013における上記焦点調整機構3012よりも高い部分を収容することができる。
なお、上記支持構造物3013と上記焦点調整機構3012が逆さまに装着する前に接続されている場合は、上記第1の支持部3021に、上記空気通路3023を配置しなく、上記焦点調整機構3012だけを固定すればよい。
上記ステップ30903で、上記各光学レンズ3011を装着する。例えば、本好ましい実施例では、3つの光学レンズ3011を装着する。本好ましい実施例では、上記光学レンズ11を一つずつ装着する方法を利用して、3つの光学レンズ3011を順次に装着し、装着した後、熱硬化接着剤を用いて直接固定する。具体的には、光学レンズごとに1つ装着するたびに固定してもよく、すべての光学レンズを装着した後、一緒に固定してもよく、実際の状況に応じて選択することができる。該当分野の当業者達は、上記支持構造物3013の内壁の構造に応じて各上記光学レンズ3011の組立方式を選択することができることを理解できるだろう。例えば、3つの光学レンズ3011を結合して組み立てた後、一体に上記支持構造物3013の内部空間に装着することができる。
なお、上記各光学レンズ3011は、上記鏡筒部材3014に予め組み立てられて、その後の工程で調整することもできる。
上記ステップ30904で、まず、ノズルまたはその他の真空機器を取り外した後、上記ジグ3020から上記固定レンズアセンブリ1を取り出して、上記固定レンズアセンブリ1の組立を完了する。上記固定レンズアセンブリ1の取り外しは、上記空気通路3023を介して気体を噴射して上記固定レンズアセンブリ1に反対方向への力を加えて、上記固定レンズアセンブリ1を押して取り出す方式を利用することもできる。または、実際の状況に応じて他の方法で上記固定レンズアセンブリ1を着脱することができる。
上記ステップ30905で、上記調整待ちレンズアセンブリ2を上記固定レンズアセンブリ1に予め組み立て前に、上記調整待ちレンズアセンブリ2を組み立てる。すなわち、上記光学レンズ3011を上記鏡筒部材3014の内部空間に固定して、上記調整待ちレンズアセンブリ2の組み立てを完了する。上記ジグ3020を用いて上記調整待ちレンズアセンブリ2の組み立てを行う場合、上記空気通路3023を介して、上記調整待ちレンズアセンブリ2の上記鏡筒部材3014を上記第1の支持部3021に固定し、上記光学レンズ3011を上記鏡筒部材3014にしっかりと固定する。
上記調整待ちレンズアセンブリ2を組み立てた後、上記接着剤3を用いて上記調整待ちレンズアセンブリ2を上記固定レンズアセンブリ1の上部に装着する。つまり、上記接着剤3を上記調整待ちレンズアセンブリ2の底部または上記固定レンズアセンブリ1の上部に塗布して、すなわち、上記接着剤3を上記鏡筒部材3014の底部または上記支持構造物3013の上部に塗布して、上記鏡筒部材3014と上記支持構造物3013が上記接着剤3によって接続されるようにする。これにより、上記鏡筒部材3014を介して上記調整待ちレンズアセンブリ2を調整する。
上記ステップ30906で、上記調整待ちレンズアセンブリ2は、上記分離式レンズモジュール3010に予め組み立てられ、組立位置は調整可能である。上記分離式レンズモジュール3010を撮像モジュールに組み立てた後、上記調整待ちレンズアセンブリ2を調整することにより、撮像モジュールの結像画像が解像度の要求を満足するようにして、上記調整待ちレンズアセンブリ2を完全に固定する。
図23、図24及び図28を参照して、本発明に提供される上記分離式レンズモジュール3010の第二の組立方法について説明する。ジグ3020Aは、上記分離式レンズモジュール3010とマッチングされ、上記分離式レンズモジュール3010の組み立てに使用される。上記ジグ3020Aは、第1の支持部3021A及び第2の支持部3022Aを含み、且つ、少なくとも2つの空気通路3023Aを備える。上記第2の支持部3022Aは、上記第1の支持部3021Aの外周に配置され、上記第1の支持部3021Aは、少なくとも一つの上記空気通路3023Aが配置され、上記第2の支持部3022Aは少なくとも一つの上記空気通路3023Aが配置される。
さらに、第1の支持部3021Aの形と大きさは、上記鏡筒部材3014、上記支持構造物3013が結合された後の形状と大きさとマッチングされる。上記第2の支持部3022Aと上記焦点調整機構3012の形状とサイズは、マッチングされて組み立てができるようにする。上記第1の支持部3021Aの上部表面は、上記第2の支持部3022Aの底面よりも低く、第1の支持部と第2の支持部との間に溝が形成され、且つ、上記支持構造物13の上部表面は、上記焦点調整機構3012の上部表面よりも高く、上記鏡筒部材3014が上記支持構造物3013の上部に重畳されて結合されるので、本好ましい実施例において、上記溝の深さは、上記支持構造物3013と上記焦点調整機構3012との間の高さの差と、上記鏡筒部材3014の高さとの合計と同じである。したがって、上記鏡筒部材3014と上記支持構造物3013における上記焦点調整機構3012よりも高い部分を収容することにより、固定して組み立てが便利である。
上記分離式レンズモジュール3010の第二の組立方法301000は、以下のようなステップを含む。
ステップ301001において、上記鏡筒部材3014を、上記ジグ3020A上に逆さまに装着して固定する。
ステップ301002において、一つの上記光学レンズ3011を上記鏡筒部材3014に組み立てて固定することにより、上記調整待ちレンズアセンブリ2を形成する。
ステップ301003において、上記鏡筒部材3014に接着剤を塗布し、上記支持構造物3013を上記鏡筒部材3014上に逆さまに装着して両者を予め組み立てた後、上記焦点調整機構3012を上記ジグ3020A上に逆さまに装着する。
ステップ301004において、上記ジグ3020Aを調整して、上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013を上記ジグ3020A上に固定する。
ステップ301005において、上記各光学レンズ3011を順次上記支持構造物3013の内部空間に組み立てて固定して、上記固定レンズアセンブリ1を形成する。
ステップ301006において、上記ジグ3020Aから分離式レンズモジュール3010を取り外して、上記分離式レンズモジュール3010の組み立てを完了する。
上記ステップ301001で、上記鏡筒部材3014を、上記ジグ3020Aの上記第1の支持部3021Aに逆さまに装着して、上記鏡筒部材3014が上記ジグ3020Aの上記溝に装着されるようにして、ノズルまたはその他の真空機器を介上記ジグ3020Aの底部に装着した後、上記第1の支持部3021Aに配置された上記空気通路3023Aを介して上記鏡筒部材3014を固定する。これにより、レンズの組立過程でスライド、揺れ、ズレなどの現象が発生することを防止して、組み立て精度を確保することができる。
上記ステップ301002で、一つの上記光学レンズ3011を、上記鏡筒部材3014の内部空間に装着して、接着剤または溶接方法で固定する。実施例では、熱硬化接着剤を用いて上記光学レンズ3011を固定する。
また、当該分野の当業者は、複数の光学レンズ3011を、上記鏡筒部材3014に固定してもよく、レンズの数量と鏡筒部材の数量は例示であるだけで、本発明を制限するためのではない。
上記ステップ301003で、上記鏡筒部材3014の底部に接着剤を塗布してもよく、上記支持構造物3013の上部に接着剤を塗布してもよい。次に、両者を重畳されるように結合して組み立てる。例えば、塗布する上記接着剤3は、熱硬化接着剤として選択し、または熱硬化接着剤とUV接着剤の混合剤として選択することができる。その後、上記支持構造物3013を、上記鏡筒部材3014の底部に逆さまに装着することにより、上記接着剤3を介して上記鏡筒部材3014と上記支持構造物3013の予め組み立てを完了する。上記鏡筒部材3014の組立位置は調整可能であり、上記支持構造物3013における上記焦点調整機構3012よりも高い部分は、上記ジグ3020Aの上記溝に位置し、かつ、上記焦点調整機構3012を上記第2の支持部3022Aに装着する。
なお、上記ステップ301003で、上記支持構造物3013は、設計時、鏡筒と焦点調整機構のホルダーの2つの機能を備えるように設計されているので、上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013は、以下のような3つの方法のうちの一つの方法で組み立てることができる。(a)上記焦点調整機構3012は、上記支持構造物3013と予め接続されて、上記支持構造物3013が焦点調整機構3012のホルダー機能を実行するようにし、両者が一体として、上記ジグ3020上に逆さまに装着されることにより、さらに、鏡筒の機能を実行するようにする。(b)上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013をマッチングされる上記ジグ3020上にそれぞれ逆さまに装着した後、両者を組み立てる。(c)上記各光学レンズ3011を上記支持構造物3013の内部に装着した後、上記支持構造物3013が鏡筒の機能を実行するようにし、上記各光学レンズ3011と一体に組み立てた後、上記支持構造物3013と上記焦点調整機構3012を組み立てることにより、さらに上記焦点調整機構3012のホルダーの機能を実行するようにする。
上記ステップ301004で、上記ジグ3020Aを調整して、ノズルまたは真空機器と配合するようにし、上記ジグ3020Aの底部では、上記ノズルまたは真空機器が上記空気通路3023Aを向かって加圧するようすることにより、上記空気通路3023Aを介して吸引を行い、上記焦点調整機構3012を固定し、さらに、上記焦点調整機構3012を上記ジグ3020Aの上記第2の支持部3022Aに固定する。上記支持構造物3013は、上記鏡筒部材3014との間の接着剤を介して上記溝に強固に固定されることにより、その後の組立工程でスライド、揺れ、ズレなどの現象が発生すること防止し、組み立て偏差を減らし、組み立て精度を確保することができる。
上記ステップ301005で、上記各光学レンズ3011を装着する。例えば、本好ましい実施例では、3つの光学レンズ3011を装着し、本好ましい実施例は、上記光学レンズ11を一つずつ装着する方法を用いて、3つの光学レンズ3011を順次に装着した後、熱硬化接着剤を用いて直接固定する。光学レンズを1つ装着するたびに固定してもよく、すべての光学レンズを装着した後、固定してもよく、これは実際の状況に応じて選択することができる。該当分野の当業者達は、上記支持構造物3013の内壁の構造に応じて各上記光学レンズ3011の組立方式を選択することができることを理解できるだろう。例えば、3つの光学レンズ3011を予め組み合わせた後、一体に上記支持構造物3013の内部空間に装着することができる。
上記ステップ301006で、まず、ノズルまたはその他の真空機器を取り外した後、上記ジグ3020Aから分離式レンズモジュール3010を取り出して、上記分離式レンズモジュール3010の組み立てを完了する。上記分離式レンズモジュール3010の取り外しは、上記空気通路3023Aを介して気体を噴射して、上記分離式レンズモジュール3010に反対方向への力を加えて上記分離式レンズモジュール3010を押して取り出す方法を利用することもできる。または、実際の状況に応じて他の方法で上記分離式レンズモジュール3010を着脱することができる。
上記調整待ちレンズアセンブリ2は、上記分離式レンズモジュール3010に予め組み立てられ、その組立位置は調整可能である。上記分離式レンズモジュール3010を撮像モジュールに組み立てた後、上記調整待ちレンズアセンブリ2を調整することにより、撮像モジュールの結像画像が解像度の要求に合致するようにした後、上記調整待ちレンズアセンブリ2を完全に固定する。
また、本好ましい実施例において、上記鏡筒部材3014と上記支持構造物3013の予め組み立てを完了した後、上記各光学レンズ3011をそれぞれ順次に上記鏡筒部材3014と上記支持構造物にしっかりと固定することにより、上記分離式レンズモジュール3010の予め組み立てを完了する。すなわち、上記ステップ301002での上記光学レンズ3011の組み立てを、上記ステップ1005中の他の3つの光学レンズ3011との組立に変更する。
図25を参照して、上記好ましい実施形態に係る上記分離式レンズモジュール3010を含む撮像モジュールについて説明する。図25に示すように、撮像モジュールは、上記分離式レンズモジュール3010と感光性デバイス3030Aを含み、上記感光性デバイス3030Aは、フィルタ3031A、レンズベース3032A、感光性チップ3033Aと回路基板3034Aを含む。上記感光性デバイスは、COB(chip on board)工程を介して製造され、上記フィルタ3031Aは、上記レンズベース3032Aの内部の上方に装着され上記レンズベース3032Aと接続され、上記感光性チップ3033Aの上方に装着される。上記感光性チップ3033Aは、上記レンズベース3032Aの内壁と一定の距離を持つように、上記回路基板3034Aの上部に取り付けられる。上記回路基板3034Aは、上記レンズベース3032Aの底部に装着され、上記感光性チップ3033Aは、上記レンズベース3032Aの内部の空間に装着される。上記分離式レンズモジュール3010は、上記感光性デバイス3030Aの上部に装着され、上記感光性チップ3033Aの感光経路に位置する。物体によって反射された光線が上記分離式レンズモジュール3010を介して上記撮像モジュールの内部に入射される場合に、上記感光性チップ3033Aに照射され、光電気変換が行われることにより、上記撮像モジュールが物体の画像を取得することができる。
さらに、上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013は、それぞれ上記レンズベース3032Aの上部に固定され装着され、上記レンズベース3032Aと接続されて、各上記光学レンズ3011がそれぞれ上記感光性チップ3033の感光経路に位置するようにすることにより、後続的に結像が行われて、さらに上記撮像モジュールがさらに安定的に動作するようになる。
なお、上記分離式レンズモジュール3010と上記感光性デバイス3030Aを組み立てることにより、上記撮像モジュールの予め組み立てを完了する。予め組み立てられた上記撮像モジュールに通電して、撮像モジュールの結像画像を取得する。上記撮像モジュールの結像は光学的方法に基づいて、ソフトウェアを用いて、上記調整待ちレンズアセンブリ2の調整方式と調整量を算出し、調整量に応じて上記調整待ちレンズアセンブリ2の組立位置を調整する。これにより、上記分離式レンズモジュール3010の中心軸線と、上記感光性チップ3033Aの中心軸線とが重畳され、または許容偏差の範囲内に位置するようにし、さらに、上記撮像モジュールの結像画像が解像度の要求に合致するようにした後、上記調整待ちレンズアセンブリ2を完全に固定し、上記鏡筒部材3014と上記支持構造物3013が固定されるようにする。すなわち、上記調整待ちレンズアセンブリ2と上記固定レンズアセンブリ1を固定することにより、上記撮像モジュールの組立を完了する。
好ましくは、上記調整待ちレンズアセンブリ2と上記固定レンズアセンブリ1の組み立てに使用される上記接着剤3の半硬化状態で予め組み立てを進めすることにより、上記調整待ちレンズアセンブリ2を半固定式に固定してシフトを防止することができる。また、調整を行うこともできるので、調整を行って後、上記接着剤3の完全硬化によって上記調整待ちレンズアセンブリ2を固定して、上記撮像モジュールの組み立てを完了する。
上記調整待ちレンズアセンブリ2の組立位置は、上記撮像モジュールのX、Y、Z、U、V、Wなどの6つの軸方向へ調整可能である。
図26を参照して、上記好ましい実施形態に係る上記分離式レンズモジュール3010を含む撮像モジュールの一実施例について説明する。図26に示すように、撮像モジュールは、上記分離式レンズモジュール3010と感光性デバイス3030Bを含み、上記感光性デバイス3030Bは、フィルタ3031B、レンズベース3032B、感光性チップ3033Bと回路基板3034Bを含む。上記感光性デバイス3030Bは、フリップチップ(chip on board)工程を通じて製造される。上記フィルタ3031Bは、上記レンズベース3032Bの内部の上方に装着され、上記レンズベース3032Bに接続され、上記感光性チップ3033Bは、上記フィルタ3031Bの下部に一定の距離を保つように装着される。上記感光性チップ3033Bは、上記レンズベース3032Bと直接接続され、上記レンズベース3032B底部に装着された上記回路基板3034Bと一定の距離を維持する。上記レンズベース3032Bは、電気機能を備え、対応する電気素子を内部に内蔵し、上記撮像モジュールの結像画像を確保するとともに、上記感光性デバイス3030Bの厚さがより薄く、サイズがよりコンパクトになって、上記撮像モジュールのサイズを削減することができる。
上記分離式レンズモジュール3010は、上記感光性デバイス3030Bの上部に装着され、上記感光性チップ3033Bの感光経路に位置する。物体によって反射された光線が上記分離式レンズモジュール3010を介して上記撮像モジュールの内部に入射される場合に、上記感光性チップ3033Bに照射され、光電気変換が行われることにより、上記撮像モジュールが物体の画像を取得することができる。
さらに、上記焦点調整機構3012と上記支持構造物3013は、それぞれ上記レンズベース3032Bの上部に固定され装着され、上記レンズベース3032Bと接続されて、各上記光学レンズ3011がそれぞれ上記感光性チップ3033Bの感光経路に位置することで、後続的に結像が行われ、上記撮像モジュールがさらに安定的に動作し、動作の信頼性を向上させることができる。
該当分野の当業者は、上記説明及び図面に示された本発明の実施例が例示であるだけで、本発明を制限するためのものではないことを理解する。本発明の目的は、十分に効率的に実現されている。本発明の機能および構成原理も実施例で説明しており、上記原理に違反しない限り、本発明の実施例についてさまざまな変形及び修正を行うことができる。
1 固定レンズアセンブリ
2 レンズアセンブリ
3 接着剤
10 撮像モジュール
11 光学レンズ
13 支持構造物
20 感光性デバイス
900 組立方法
1005 ステップ
1010 レンズモジュール(レンズアセンブリ)
1010A レンズモジュール(レンズアセンブリ)
1011 光学レンズ
1011A 光学レンズ
1012 焦点調整機構
1012A 焦点調整機構
1013 支持構造物
1013A 支持構造物
1020 ジグ
1020A ジグ
1021 第1の支持部
1021A 第1の支持部
1022 第2の支持部
1022A 第2の支持部
1023 空気通路
1023A 空気通路
1030 感光性デバイス
1030B 感光性デバイス
1031 フィルタ
1031B フィルタ
1032 レンズベース
1032B レンズベース
1033 感光性チップ
1033B 感光性チップ
1034 回路基板
1034B 回路基板
2010 光学レンズアセンブリ
2010B 光学レンズアセンブリ
2011 第1の光学レンズ
2011B 第1の光学レンズ
2012 焦点調整機構
2012B 焦点調整機構
2013 支持構造物
2013B 支持構造物
2020 ジグ
2021 第1の支持部
2022 第2の支持部
2023 空気通路
2030 感光性デバイス
2030A 感光性デバイス
2030B 感光性デバイス
2031 フィルタ
2031A フィルタ
2031B フィルタ
2032 レンズベース
2032A レンズベース
2032B レンズベース
2033 感光性チップ
2033A 感光性チップ
2033B 感光性チップ
2034 回路基板
2034A 回路基板
2034B 回路基板
3010 分離式レンズモジュール
3011 光学レンズ
3012 焦点調整機構
3013 支持構造物
3014 鏡筒部材
3020 ジグ
3020A ジグ
3021 第1の支持部
3021A 第1の支持部
3022 第2の支持部
3022A 第2の支持部
3023 空気通路
3023A 空気通路
3030A 感光性デバイス
3030B 感光性デバイス
3031A フィルタ
3031B フィルタ
3032A レンズベース
3032B レンズベース
3033 感光性チップ
3033A 感光性チップ
3033B 感光性チップ
3034A 回路基板
3034B 回路基板
10111 第1の光学レンズ
10112 第2の光学レンズ
10113 第3の光学レンズ
10114 第4の光学レンズ
10131 収納室
10131A 収納室
10132 固定部
10132A 固定部
20111 第1の光学レンズ
20111B 第1の光学レンズ
20112 第2の光学レンズ
20112B 第2の光学レンズ
20113 第3の光学レンズ
20113B 第3の光学レンズ
20114 第4の光学レンズ
20114B 第4の光学レンズ
20131 収納室
20131B 収納室
20132 固定部
20132B 固定部
20133 調整通路
20133B 調整通路
20134 固定通路
20900 組立方法
20901 ステップ
20902 ステップ
20903 ステップ
20904 ステップ
20905 ステップ
30100 レンズアセンブリ
30901 ステップ
30902 ステップ
30903 ステップ
30904 ステップ
30905 ステップ
30906 ステップ
101000 組立方法
101001 ステップ
101002 ステップ
101003 ステップ
101004 ステップ
201000 組立方法
201001 ステップ
201002 ステップ
201003 ステップ
201004 ステップ
201005 ステップ
201006 ステップ
201007 ステップ
201008 ステップ
201113B 光学レンズ
301000 第二の組立方法
301001 ステップ
301002 ステップ
301003 ステップ
301004 ステップ
301005 ステップ
301006 ステップ

Claims (15)

  1. 分離式レンズモジュールの組立方法において、
    少なくとも一つの光学レンズを鏡筒部材の内部空間に組み立てて調整待ちレンズアセンブリを形成するステップ(A)と、
    少なくとも一つの光学レンズを支持構造物の内部空間に組み立てて固定レンズアセンブリを形成するステップであって、前記支持構造物は、焦点調整機構の内部に配置され、前記焦点調整機構の通電によって移動する、ステップ(B)と、
    前記調整待ちレンズアセンブリと前記固定レンズアセンブリを予め組み立てて、前記調整待ちレンズアセンブリを調整可能な、分離式レンズモジュールを形成するステップ(C)と、
    予め組み立てられた撮像モジュールに通電して、前記撮像モジュールの結像画像を取得するステップ(D)と、
    前記撮像モジュールの結像画像に基づいて、前記撮像モジュールの結像画像が解像度の要求に合致するように調整待ちレンズアセンブリを調整する調整方式及び調整量を算出するステップ(E)と、
    算出された調整方式及び調整量に基づいて、前記調整待ちレンズアセンブリの組立位置を調整するステップ(F)と、
    を含むことを特徴とする分離式レンズモジュールの組立方法。
  2. 前記ステップ(A)において、ジグに備えられている溝に前記鏡筒部材を逆さまに配置してから、各前記光学レンズを前記鏡筒部材の高さ方向に沿って前記鏡筒部材の内部空間に装着して固定する、請求項に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  3. 前記ステップ(B)において、
    前記支持構造物及び前記焦点調整機構のそれぞれを、ジグに備えられている第1の支持部及び第2の支持部に逆さまに固定してから、各前記光学レンズを前記支持構造物の高さ方向に沿って前記支持構造物の内部空間に装着して固定する、請求項に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  4. 前記ステップ(B)において、
    前記支持構造物及び前記焦点調整機構のそれぞれを、前記鏡筒部材の底部及びジグに備えられている第2の支持部に逆さまに装着してから、各前記光学レンズを前記支持構造物の高さ方向に沿って前記支持構造物の内部空間に装着して固定する、請求項に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  5. 前記ステップ(C)において、
    前記ジグから前記固定レンズアセンブリを取り外して、組立完成された前記調整待ちレンズアセンブリを前記固定レンズアセンブリの上部に予め組み立て、
    前記調整待ちレンズアセンブリの組立位置は、前記固定レンズアセンブリの空間位置に対して少なくとも1つの方向へ調整可能である、請求項に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  6. 前記ステップ(C)において、
    前記調整待ちレンズアセンブリと前記固定レンズアセンブリを予め組み立てる前に、前記鏡筒部材の底部または前記支持構造物の上部に接着剤を塗布することにより、前記支持構造物と前記鏡筒部材が接着剤によって予め組み立てられ、
    前記調整待ちレンズアセンブリの組立位置は、少なくとも一つの方向へ調整可能である、
    請求項に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  7. 前記ステップ(C)において、
    前記固定レンズアセンブリの上部又は前記調整待ちレンズアセンブリの底部に接着剤を塗布することにより、前記調整待ちレンズアセンブリと前記固定レンズアセンブリとが接着剤によって予め組み立てられる、請求項に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  8. 前記鏡筒部材と前記支持構造物は、前記ジグに備えられている第1の支持部によって支持され、前記焦点調整機構は、前記第2の支持部によって支持され、
    前記第1の支持部及び前記第2の支持部により形成される溝は、前記支持構造物における前記焦点調整機構よりも高い部分と前記鏡筒部材とを収容することができ、
    前記溝の深さは、前記鏡筒部材の高さと、前記支持構造物における前記焦点調整機構よりも高い部分の高さとの和と同じである、請求項に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  9. 前記第1の支持部と前記第2の支持部の形状およびサイズは、それぞれ前記支持構造物と前記鏡筒部材の形状および大きさとマッチングされ、
    前記第1の支持部と前記第2の支持部により形成される溝は、前記支持構造物における前記焦点調整機構よりも高い部分を収容することができ、
    前記溝の深さは、前記支持構造物と前記焦点調整機構間の高さの差と同じである、
    請求項に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  10. 前記支持構造物と前記焦点調整機構は、前記ジグに備えられている少なくとも2つの空気通路によって固定され、各前記空気通路は、前記ジグの上部と底部に連通され、前記空気通路は、前記第1の支持部と前記第2の支持部にそれぞれ配置されることにより、ノズルまたは真空機器を用いて前記空気通路を介して前記支持構造物と前記焦点調整機構を固定することができる、
    請求項またはに記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  11. 予め組み立て用の接着剤は、UV接着剤と熱硬化接着剤との混合剤であり、紫外線照射を介して前記接着剤が半硬化されて予め組み立てを実現し、前記接着剤がベーキング処理を経て完全に硬化されることにより、前記分離式レンズモジュールを全体的に固定する、
    請求項10に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  12. 前記調整待ちレンズアセンブリの組立位置のX、Y、Z、U、V、Wの6つの軸方向へ調整可能であり、前記U、V、Wは、それぞれ、X軸回り方向、Y軸回り方向、Z軸回り方向を表す、請求項またはに記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  13. 前記ステップ(B)において、
    前記支持構造物は、前記焦点調整機構の内部に装着されて、前記焦点調整機構のホルダーとして、前記焦点調整機構の通電によって前記焦点調整機構に沿って移動する、請求項またはに記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  14. 前記ステップ(B)において、
    前記支持構造物は、前記焦点調整機構の内部に装着されて、前記焦点調整機構のホルダーとして、前記焦点調整機構の通電によって前記焦点調整機構に沿って移動する、
    請求項11に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
  15. 前記ステップ(B)において、前記焦点調整機構が前記支持構造物と一体に予め連結され、或いは、
    前記ステップ(B)において、前記支持構造物が前記焦点調整機構の内部に予め組み立てられることにより、ステップ(C)において前記焦点調整機構と前記支持構造物を連結するようにする、請求項13に記載の分離式レンズモジュールの組立方法。
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