JP6782629B2 - カウルトップカバー - Google Patents

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本発明は、フロントウインドウシールドパネルとフードとの間に設けられるカウルトップカバーに関する。
従来、歩行者が車両前部のフードの後端に衝突してカウルトップカバーに負荷が掛かった際に、カウルトップカバーが変形することで衝撃を吸収することが、特許文献1に開示されている。
特開2005−306086号公報
このようなカウルトップカバーは、変形量が大きくなるに従って反力が高くなるのを抑制する必要がある。
そこで、本発明は、変形量が大きくなるに従って反力が高くなるのを抑制することを目的としている。
本発明は、フロントウインドウシールドパネルと、フロントウインドウシールドパネルの前方に位置するフードとの間に設けられるカウルトップカバーであって、前記カウルトップカバーは、前記フードと当該フードの下方の車体部材との間に設けられる縦壁部を備え、前記縦壁部は、前記フード側の縦壁上部と、前記車体部材側の縦壁下部と、前記縦壁上部の下端と前記縦壁下部の上端とをつなぎ前後方向に延在する段差部と、前記段差部に上方からの荷重を集中させて開裂させる荷重付与部と、を有し、前記荷重付与部は、前記縦壁上部と前記縦壁下部とのいずれか一方と前記段差部との間の少なくとも一部に設けられる第1リブと、前記縦壁上部と前記縦壁下部とのいずれか他方と前記段差部との間の少なくとも一部に設けられる第2リブと、を備え、前記縦壁上部の下端は、前記縦壁下部の上端よりも後方に位置し、前記第1リブは、前記縦壁上部の前方と前記段差部との間の少なくとも一部に設けられ、前記第2リブは、前記縦壁下部の後方と前記段差部との間の少なくとも一部に設けられている。
本発明によれば、フードからカウルトップカバーの縦壁部に荷重が入力したときに、荷重付与部が段差部を押圧して開裂させ、段差部を境にして縦壁上部と縦壁下部とが分断されることによって、反力が高くなるのを抑制することができ、衝撃荷重をより効率よく吸収することができる。
本発明の第1の実施形態に係わるカウルトップカバーの斜視図である。 図1のカウルトップカバーの一部を示す正面図である。 図2のA−A断面図に、フロントガラスやフード等の他の部材を追加した図である。 図1のカウルトップカバーを裏側から見た斜視図である。 図1のカウルトップカバーの段差部を開裂させた状態を、図4のB部の拡大図として示す斜視図である。 図5の開裂後に段差部が破壊されて縦壁上部と縦壁下部とが分断された状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係わるカウルトップカバーの一部を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係わるカウルトップカバーの一部を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に示す本発明の第1の実施形態に係わるカウルトップカバー1は、図3に示すように、自動車のフロントウインドウシールドパネルとしてのフロントガラス3と、エンジンルーム5の上部開口を覆うフード7との間に設けてある。フード7は、アウタパネル7aとインナパネル7bとを備えている。カウルトップカバー1は、車幅方向に長く形成されていて、車幅方向長さがフード7の車幅方向長さと略同等である。なお、図中のFRで示す方向が車両前方で、矢印UPで示す方向が車両上方であり、以下の説明で、単に「前」あるいは「後」という場合には、車両の前後方向を意味する。
カウルトップカバー1は、フロントガラス3とフード7との間の隙間を覆う遮蔽部9と、フード7のインナパネル7bと車体部材としての車体パネル11との間に位置する縦壁部13とを備えている。遮蔽部9及び縦壁部13を含むカウルトップカバー1は、例えばポリプロピレンなどの合成樹脂により一体成形してある。
遮蔽部9は、フロントガラス3の前端3aが嵌合固定される嵌合部9aと、嵌合部9aにつながる後方傾斜部9bと、フード7の下方に位置する前方傾斜部9cと、後方傾斜部9bと前方傾斜部9cとをつなぐ中間傾斜部9dとを備えている。後方傾斜部9bは、嵌合部9aから前方斜め下方に向けてフロントガラス3と略平行に延びている。中間傾斜部9dは、後方傾斜部9bの前端から前方斜め上方に向けて延びている。前方傾斜部9cは、中間傾斜部9dの前端から前方斜め下方に向けて延びている。
フード7の下方において、前方傾斜部9cの前端から略水平な状態で前方に向けて荷重受面としてのシール材支持部15を突出形成している。シール材支持部15の上にはフード用シール材17を接着により固定してある。フード用シール材17は、フード7が閉じた状態でインナパネル7bが接触することで弾性変形し、フード7とカウルトップカバー1との間をシールする。
前方傾斜部9cとシール材支持部15との接続部に、縦壁部13の上端がつながっている。縦壁部13の下端から前方に向けて突出する車体取付部19が形成される。車体取付部19は、略水平に形成され、車体パネル11の水平部11aに例えば図示しないクリップを用いて固定する。縦壁部13は、フード7側に位置して前方傾斜部9c及びシール材支持部15につながる縦壁上部13aと、車体パネル11側に位置して車体取付部19につながる縦壁下部13bとを備えている。
縦壁上部13aは、図3に示すように、略鉛直方向に沿って形成してある。一方、縦壁下部13bは、上部が下部よりも車両前方側となるよう鉛直方向に対して傾斜して、上端部が縦壁上部13aの下端部よりも車両前方に位置している。縦壁上部13aの下端部と、縦壁下部13bの上端部とは、段差部13cによりつながっている。段差部13cは、略水平に形成してあり、縦壁上部13a及び縦壁下部13bよりも薄肉としてある。縦壁上部13a及び縦壁下部13bは、遮蔽部9等の他の部位と同等の板厚である。
縦壁上部13aの前側には、図2に示すように、車両前後方向から見てV字形状の第1リブとしての表面側リブ21を設けてあり、表面側リブ21は、板状の一対の傾斜リブ21a,21bで構成している。一対の傾斜リブ21a,21bは、下端が互いにつながっていて、上端が車幅方向に沿って互いに離間することで、V字形状となっている。V字形状の表面側リブ21の下端21vは、段差部13cの上面に接触した状態で、図3に示すように、縦壁下部13bの上端部よりも後方に位置している。
一対の傾斜リブ21a,21bは、図3に示すように、側面視で、略直角三角形状となっている。直角三角形状の各傾斜リブ21a,21bの車両後方側の後辺部21rは縦壁上部13aの前側につながり、直角三角形状のフード7側の上辺部21uはシール材支持部15につながっている。上辺部21uの前端と後辺部21rの下端とは、下辺部21wを介して斜辺部21hによりつながっている。下辺部21wは、表面側リブ21の下端21vに対応しており、段差部13cの上面において前後方向に延在している。このような表面側リブ21は、図1に示すように、長手方向に沿って等間隔に複数設けてある。
表面側リブ21は、シール材支持部15の下面と段差部13cの上面との間に設けてある。この場合、表面側リブ21が、縦壁上部13aの前面とシール材支持部15の下面との間に設けられる構成を含み、縦壁上部13aの前面と段差部13cの上面との間に設けられる構成を含む。
縦壁下部13bの後側には、図3に示すように側面視で三角形状の第2リブとしての裏面側リブ23を設けている。裏面側リブ23は、縦壁下部13bの上部後面と段差部13cの下面との間に設けてある。このような裏面側リブ23は、図2に示すように、表面側リブ21の下端21vの車幅方向両側近傍に対応する位置に一対設けている。表面側リブ21と裏面側リブ23とで荷重付与部を構成している。
図3に示すように、縦壁下部13bの前側の下部には、側面視で三角形状の補強リブ25を設けている。補強リブ25は、縦壁下部13bの下部前面と車体取付部19の上面との間に設けてある。補強リブ25は、図1に示すように、車幅方向に沿って複数設けてある表面側リブ21相互間に対応する位置に設けている。
補強リブ25の上端近傍の縦壁下部13bの前面には、脆弱部としての溝13b1を形成している。溝13b1は、図2に示すように、車幅方向に沿ってカウルトップカバー1の全長にわたり延在しており、縦壁下部13bの上下方向略中央に位置している。したがって、溝13b1の下部に位置する補強リブ25と裏面側リブ23とは、上下方向で離間している。
次に、上記した構造のカウルトップカバー1を備えた車両が衝突等によって、例えば歩行者の頭部がフード7の後端に衝突した場合を想定する。この場合、図3に示すように、フード7に対して下方に向かう衝撃荷重Fが掛かり、衝撃荷重Fは、フード用シール材17を介してカウルトップカバー1に伝達される。カウルトップカバー1は、衝撃荷重Fを、シール材支持部15を介して縦壁部13及び複数の表面側リブ21で受ける。
複数の表面側リブ21は、上辺部21uで受けた衝撃荷重Fを下端21vによって段差部13cに伝達する。このとき、段差部13cを一対の裏面側リブ23で支持しながら、下端21vに応力が集中する。これにより、図5に示すように、下端21vが段差部13cに対し突き刺さるようにして亀裂を発生させて開裂させる。段差部13cは、車幅方向の複数箇所で発生した開裂部Pを起点として破壊が進行し、図6に示すように、破壊した段差部13cを境にして縦壁部13は、縦壁上部13aと縦壁下部13bとに分断される。
このとき、縦壁下部13bは、図3に示したように上部が下部よりも前方に位置するよう傾斜していることもあって、溝13b1を支点として前方に折り曲がる。縦壁下部13bが前方へ折り曲がる際には、溝13b1の下部近傍に補強リブ25を設けてあるので、縦壁下部13bの折れ曲がり変形がより確実となる。縦壁下部13bが前方へ折れ曲がる際には、図6に示すように、表面側リブ21の斜辺部21hが、縦壁下部13bの溝13b1に対応する折れ曲がった部分に接触しながら下方に移動する。
このように、本実施形態は、フード7からカウルトップカバー1の縦壁部13に衝撃荷重Fが入力したときに、表面側リブ21が段差部13cを押圧して破壊し、段差部13cを境にして縦壁上部13aと縦壁下部13bとが分断される。これにより、衝撃荷重Fが入力したときの反力が、カウルトップカバー1の変形量が大きくなるに従って高くなるのを抑制することができ、衝撃荷重Fをより効率よく吸収することができる。
本実施形態は、荷重付与部が、縦壁上部13aと縦壁下部13bとのいずれか一方と段差部13cとの間の少なくとも一部に設けられる表面側リブ21と、縦壁上部13aと縦壁下部13bとのいずれか他方と段差部13cとの間の少なくとも一部に設けられる裏面側リブ23と、を備えている.
この場合、フード7からカウルトップカバー1の縦壁部13に衝撃荷重Fが入力したときに、段差部13cは、裏面側リブ23で支持された状態で、表面側リブ21によって応力の集中をより確実に受ける。これにより、段差部13cは、表面側リブ21により押圧されて容易に開裂して破壊され、衝撃荷重Fが入力したときの反力をより確実に抑制することができる。
本実施形態は、表面側リブ21と裏面側リブ23とは車幅方向に沿って互いに離間して設けられている。この場合、表面側リブ21が段差部13cに対して荷重を付与したときに、裏面側リブ23が、表面側リブ21に対して車幅方向に沿って離間した位置で段差部13cを支持することによって、段差部13cをより確実に開裂させることができる。
本実施形態は、縦壁上部13aの下端は縦壁下部13bの上端よりも後方に位置し、表面側リブ21は、縦壁上部13aの前方と段差部13cとの間の少なくとも一部に設けられ、裏面側リブ23は、縦壁下部13bの後方と13c段差部との間の少なくとも一部に設けられている。この場合、縦壁上部13aの前方に位置する表面側リブ21は、フード7が受ける衝撃荷重Fを、段差部13cに対してより確実に伝達することができる。
本実施形態は、表面側リブ21及び裏面側リブ23は、車幅方向に沿って複数設けられ、複数の表面側リブ21の上面に車幅方向に沿って延在するシール材支持部15が設けられている。この場合、フード7が受ける衝撃荷重Fをシール材支持部15から複数の表面側リブ21に伝達することで、段差部13cを車幅方向の全長にわたり容易に破壊することができる。表面側リブ21及び裏面側リブ23を複数設けることで、フード7の車幅方向の異なる位置に衝撃荷重Fが作用しても段差部13cを破壊することができる。
本実施形態は、表面側リブ21は、シール材支持部15に対向する上辺部21uと、上辺部21uの後端に位置し縦壁上部13aの前面に接続される後辺部21rと、上辺部21uの前端と後辺部21rの下端とをつなぐ斜辺部21hと、を備え、側面視で略直角三角形状である。この場合、表面側リブ21は、上辺部21uで受ける衝撃荷重Fを、後辺部21rと斜辺部21hとの間の下端21vによって段差部13cに伝達して開裂させることができる。縦壁上部13aと縦壁下部13bとが段差部13cを境にして分断されるときに、表面側リブ21の斜辺部21hが縦壁下部13bを前方に押し倒すようにして衝撃を吸収する。
本実施形態は、段差部13cは、縦壁上部13a及び縦壁下部13bよりも薄肉に形成されている。このため、段差部13cは、表面側リブ21によって応力集中を受けたときに開裂しやすく、縦壁上部13aと縦壁下部13bとが段差部13cを境にして分断しやすくなり、反力の低減効果がより高まって衝撃吸収効率がより高まる。
図7に示す第2の実施形態のカウルトップカバー1Aは、図2に示すV字形状の表面側リブ21に代えて、1枚の板状の表面側リブ21Aを設けている。その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同様の構成要素は同一符号を付してある。
第2の実施形態の表面側リブ21Aは、シール材支持部15と段差部13cとの間で上下方向に延在し、側面視では、図3に示したV字形状の表面側リブ21と同様に、略直角三角形状となっている。すなわち、表面側リブ21Aは、後方側(図7中で紙面裏側)の図示しない後辺部は縦壁上部13aの前側につながり、直角三角形状のフード7側の上辺部21Auはシール材支持部15につながっている。上辺部21Auの前端と後辺部の下端とは、表面側リブ21Aの下端21Avに対応する下辺部21Awを介して斜辺部21Ahによりつながっている。
このような表面側リブ21Aは、第1の実施形態の表面側リブ21と同様に長手方向に沿って等間隔に複数設けてあり、表面側リブ21Aの車幅方向両側に対応する位置に裏面側リブ23が位置している。
第2の実施形態においても、フード7からカウルトップカバー1の縦壁部13に衝撃荷重Fが入力したときに、表面側リブ21Aが段差部13cに応力を集中させて開裂させ、段差部13cを境にして縦壁上部13aと縦壁下部13bとが分断される。これにより、衝撃荷重Fが入力したときの反力が高くなるのを抑制することができ、衝撃荷重Fをより効率よく吸収することができる。
第2の実施形態は、表面側リブ21Aを1枚の板状で構成してあるので、V字形状の表面側リブ21に比較して構造が簡素化し、重量低減を図ることができる。
図8に示す第3の実施形態のカウルトップカバー1Bは、図2に示すV字形状の表面側リブ21及び裏面側リブ23にそれぞれ代わる表面側リブ21B及び裏面側リブ23Bを設けている。表面側リブ21Bは、互いに平行で車幅方向に沿って互いに離間している2枚の板状の平行リブ21Ba,21Bbで構成している。平行リブ21Ba,21Bbは、図7に示した第2の実施形態の表面側リブ21Aと同様に側面視で略直角三角形状である。
裏面側リブ23Bは、第1の実施形態の裏面側リブ23と同様な側面視で三角形状のものを一つ、一対の表面側リブ21B相互間に対応する位置に設けている。その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同様の構成要素は同一符号を付してある。
第3の実施形態は、フード7からカウルトップカバー1の縦壁部13に衝撃荷重Fが入力したときに、表面側リブ21Bの2枚の平行リブ21Ba,21Bbが衝撃荷重を受け、段差部13cを下方に押圧する。このとき、一つの裏面側リブ23Bが、平行リブ21Ba,21Bb相互間で、平行リブ21Ba,21Bbからの押圧力に抵抗して段差部13cを開裂させる。
このような開裂が、車幅方向に沿って複数設けてある表面側リブ21B及び裏面側リブ23Bに対応する部位で発生することで段差部13cが破壊され、縦壁部13が、第1の実施形態と同様に縦壁上部13aと縦壁下部13bとに分断される。これにより、衝撃荷重Fが入力したときの反力が高くなるのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。
例えば、第1の実施形態における表面側リブ21は、上辺部21uがシール材支持部15に対して全部あるいは一部が多少離間していてもよく、下端21vが段差部13cに対して全部あるいは一部が多少離間していてもよい。また、表面側リブ21は、後辺部21rが縦壁上部13aに対して全部あるいは一部が多少離間していてもよい。第2、第3の実施形態の表面側リブ21A,21Bについても同様である。
第1の実施形態における裏面側リブ23は、上端が段差部13cの下面につながっているが、全部あるいは一部が多少離間していてもよい。第2、第3の実施形態の裏面側リブ23,23Bについても同様である。
上記した実施形態では、段差部13cを縦壁上部13a及び縦壁下部13bよりも薄肉としてあるが、縦壁上部13a及び縦壁下部13bと同等の肉厚としてもよい。また、縦壁下部13bの溝13b1は設けなくてもよい。この場合、図6に示したような縦壁下部13bの折れ曲がり変形が起きにくくなるが、縦壁上部13aと縦壁下部13bとが分断することによって反力が高くなるのを抑制することができる。
1 カウルトップカバー
3 フロントガラス(フロントウインドウシールドパネル)
7 フード
11 車体パネル(車体部材)
13 縦壁部
13a 縦壁上部
13b 縦壁下部
13c 段差部
15 シール材支持部(荷重受面)
21,21A,21B 表面側リブ(第1リブ、荷重付与部)
21h,21Ah 表面側リブの斜辺部
21r 表面側リブの後辺部
21u,21Au 表面側リブの上辺部
23,23B 裏面側リブ(第2リブ、荷重付与部)

Claims (3)

  1. フロントウインドウシールドパネルと、フロントウインドウシールドパネルの前方に位置するフードとの間に設けられるカウルトップカバーであって、
    前記カウルトップカバーは、
    前記フードと当該フードの下方の車体部材との間に設けられる縦壁部を備え、
    前記縦壁部は、
    前記フード側の縦壁上部と、
    前記車体部材側の縦壁下部と、
    前記縦壁上部の下端と前記縦壁下部の上端とをつなぎ前後方向に延在する段差部と、
    前記段差部に上方からの荷重を集中させて開裂させる荷重付与部と、を有し、
    前記荷重付与部は、
    前記縦壁上部と前記縦壁下部とのいずれか一方と前記段差部との間の少なくとも一部に設けられる第1リブと、
    前記縦壁上部と前記縦壁下部とのいずれか他方と前記段差部との間の少なくとも一部に設けられる第2リブと、を備え、
    前記縦壁上部の下端は、前記縦壁下部の上端よりも後方に位置し、
    前記第1リブは、前記縦壁上部の前方と前記段差部との間の少なくとも一部に設けられ、
    前記第2リブは、前記縦壁下部の後方と前記段差部との間の少なくとも一部に設けられていることを特徴とするカウルトップカバー。
  2. 前記第1リブと前記第2リブとは車幅方向に沿って互いに離間して設けられていることを特徴とする請求項に記載のカウルトップカバー。
  3. 前記第1リブ及び前記第2リブは、車幅方向に沿って複数設けられ、複数の前記第1リブの上面に車幅方向に沿って延在する荷重受面が設けられ、
    前記第1リブは、前記荷重受面に対向する上辺部と、上辺部の後端に位置し前記縦壁上部の前面に接続される後辺部と、上辺部の前端と後辺部の下端とをつなぐ斜辺部と、を備え、側面視で略直角三角形状であり、
    前記段差部は、前記縦壁上部及び前記縦壁下部よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカウルトップカバー。
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