JP6780204B2 - 光源装置および投写型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光体とレーザー光源とを備えた光源装置、及びそれを用いた投写型表示装置に関する。
近年、信頼性や安定性などの理由から、投写型表示装置の光源として、レーザーダイオード(LD)や発光ダイオード(LED)などの固体光源や、蛍光体を用いた光源などが用いられるようになってきた。
特許文献1には、LEDからなる光源を用いた投写型表示装置が記載されている。この投写型表示装置は、光源、照明光学系、インテグレータ素子、画像表示素子及び投写光学系を有する。
光源は、赤色LEDアレイ、青色LEDアレイ及び緑色LEDアレイを備える。照明光学系は、赤色LEDアレイからの赤色光路と青色LEDアレイからの青色光路と緑色LEDアレイからの緑色光路とを1つの光路に合成する。
照明光学系の射出光(赤・青・緑)は、インテグレータ素子の入射面に入射する。インテグレータ素子は、ガラスロッド等からなり、入射面から入射した光はロッド内部を伝搬して射出面から射出される。インテグレータ素子の射出光(赤・青・緑)は、照明光として画像表示素子に照射される。赤色光、青色光、緑色光が順に画像表示素子に照射される。
画像表示素子は、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)等からなり、インテグレータ素子からの照明光(赤・青・緑)を空間的に変調して赤色画像、青色画像及び緑色画像を順に形成する。投写光学系は、画像表示素子に形成された画像(赤・青・緑)をスクリーン等へ投写する。
しかし、LDや蛍光体を用いた光源装置と比較して、LEDを用いた光源装置の輝度は低い。このため、高輝度化が求められる投写型表示装置では、LDや蛍光体を用いた光源装置が用いられている。例えば、デジタルシネマ用のプロジェクタ等では、蛍光体とレーザー光源とを組み合わせた高出力の光源装置が用いられている。
特許文献2に、蛍光体とレーザー光源とを組み合わせた光源装置が記載されている。この光源装置は、黄色蛍光体、赤色レーザー光源、青色レーザー光源、第1の光合成部及び第2の光合成部を有する。黄色蛍光体は、励起光を受けて黄色蛍光を発する。第1の光合成部は、黄色蛍光体からの黄色蛍光と赤色レーザー光源から射出された赤色レーザー光とを合成した第1の合成光を射出する。第2の光合成部は、第1の光合成部から射出された第1の合成光と青色レーザー光源から射出された青色レーザー光とを合成した第2の合成光を射出する。この第2の合成光が、光源装置の出力光である。
黄色蛍光体を用いた光源、赤色レーザー光源及び青色レーザー光源は、筐体内の同じ面上に並べて配置されている。なお、黄色蛍光体に代えて、緑色蛍光を発する緑色蛍光体を用いることもできる。
特開2013−238739号公報 特開2016−224304号公報
特許文献1に記載の投写型表示装置で用いられている光源装置は、LDや蛍光体を用いたものと比べて、光源の輝度が低いという問題がある。
特許文献2に記載の光源装置は、LEDを用いた光源よりも高輝度であるが、以下のような問題がある。
黄色蛍光体(又は緑色蛍光体)を用いた光源、赤色レーザー光源及び青色レーザー光源は同一面(例えば、筐体の底面)上に並べて配置されるため、これら光源を収容する筐体の奥行及び横幅が大きくなり、その結果、設置面積が増大する。
また、一般に、蛍光体から発せられた蛍光(黄色蛍光又は緑色蛍光)の拡散角は、赤色レーザー光源や青色レーザー光源から発したレーザー光の拡散角よりも大きい。ここで、拡散角は、光軸に対する光束の最外光線の角度である。この拡散角が大きいほど、光束径が大きくなり、その結果、光路上に配置される光学部品(レンズやミラーなど)のサイズも大きくなる。このような光学部品が大型化する蛍光光路に第1及び第2の光合成部を配置しているため、これら光合成部を構成する光学部品のサイズが大きくなり、その結果、光源装置の大型化を招く。
本発明の目的は、上記課題を解決し、設置面積の削減及び小型化が可能な、高輝度の光源装置及び投写型表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、
第1の収容階と第2の収容階とからなる階層構造を備え、前記第1の収容階に、赤色レーザー光を射出する赤色光源と青色レーザー光を射出する青色光源とが収容され、前記第2の収容階に、緑色蛍光を射出する緑色光源が収容された光源収容部と、
前記第2の収容階側に設けられた射出窓と、
前記赤色光源から射出された前記赤色レーザー光の光路と前記青色光源から射出された前記青色レーザー光の光路とを一つの光路に合成し、前記赤色レーザー光と前記青色レーザー光とを合成した第1の合成光を射出する第1の光合成部と、
前記緑色光源から射出された前記緑色蛍光の光路と前記第1の光合成部から射出された前記第1の合成光の光路とを一つの光路に合成し、前記緑色蛍光と前記第1の合成光とを合成した第2の合成光を前記射出窓に向けて射出する第2の光合成部と、を有する、光源装置が提供される。
本発明の別の態様によれば、
上記の光源装置と、
前記光源装置の出力光を変調して画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部で形成された画像を投写する投写レンズと、を有する、投写型表示装置が提供される。
本発明のさらに別の態様によれば、
第1および第2の光源装置と、
前記第1の光源装置の出力光の光路と前記第2の光源装置の出力光の光路とを一つの光路に合成し、前記第1および第2の光源装置の出力光を合成した照明光を射出する光合成部と、
前記照明光を変調して画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部で形成された画像を投写する投写レンズと、を有し、
前記第1および第2の光源装置はそれぞれ、
第1の収容階と第2の収容階とからなる階層構造を備え、前記第1の収容階に、赤色レーザー光を射出する赤色光源と青色レーザー光を射出する青色光源とが収容され、前記第2の収容階に、緑色蛍光を射出する緑色光源が収容された光源収容部と、
前記第2の収容階側に設けられた射出窓と、
前記赤色光源から射出された前記赤色レーザー光の光路と前記青色光源から射出された前記青色レーザー光の光路とを一つの光路に合成し、前記赤色レーザー光と前記青色レーザー光とを合成した第1の合成光を射出する第1の光合成部と、
前記緑色光源から射出された前記緑色蛍光の光路と前記第1の光合成部から射出された前記第1の合成光の光路とを一つの光路に合成し、前記緑色蛍光と前記第1の合成光とを合成した第2の合成光を前記射出窓に向けて射出する第2の光合成部と、を有する、投写型表示装置が提供される。
本発明によれば、設置面積の削減及び小型化が可能な、高輝度の光源装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態による光源装置を備えた光源システムを模式的に示す斜視図である。 図1に示す光源装置を上面から見たときの内部構造を示す模式図である。 図1に示す光源装置を側面から見たときの内部構造を示す模式図である。 赤色光源ユニットの構成を示す模式図である。 緑色光源ユニットの構成を示す模式図である。 第1の光合成部の構成を説明するための模式図である。 本発明の第1の実施形態による光源装置を備えた投写型表示装置の構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態による光源システムの構成を模式的に示す斜視図である。 図8に示す光源システムの動作を説明するための模式図である。 第1の結像面上に形成される光源装置の光源像を示す模式図である。 反射素子の一例であるV字ミラーを示す模式図である。 V字ミラーを第1の結像面に垂直な方向に移動した場合の光源像の変化を説明するための模式図である。 第1及び第2の光束にケラレが生じるように反射素子を配置した場合の第1の結像面上に形成される合成面光源を示す模式図である。 反射素子の別の例である直角プリズムを示す模式図である。 直角プリズムを第1の結像面に垂直な方向に移動した場合の光源像の変化を示す模式図である。 直角プリズムとV字ミラーの頂角部分の位置関係を説明するための模式図である。 図16Aに示す状態で第1の結像面上に形成される光源像を説明するための模式図である。 図8に示す光源システムを備えた投写型表示装置の構成を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態である光源装置の構成を示す模式図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による光源装置を備えた光源システムを模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示す光源装置を上面から見たときの内部構造を示す模式図である。図3は、図1に示す光源装置を側面から見たときの内部構造を示す模式図である。なお、図1には、便宜上、一部の光線の軌跡しか示されていない。
図1〜3に示すように、光源システムは、光源装置100、リレー光学系130及びロッドインテグレータ140を有する。
光源装置100は、1階と2階との階層構造を備えた筺体を備え、1階に光源ユニット収容部101が設けられ、2階に光源ユニット収容部102が設けられている。筺体内には、導光部材120がさらに設けられている。
光源ユニット収容部101は、赤色光源ユニット110Rと青色光源ユニット110Bを収容する。光源ユニット収容部102は、緑色光源ユニット110Gを収容する。筐体の光源ユニット収容部102側には、射出窓103が設けられている。射出窓103は、緑色光源ユニット110Gの射出光軸上に配置されている。
導光部材120は、赤色光源ユニット110Rから射出された赤色レーザー光、青色光源ユニット110Bから射出された青色レーザー光、緑色光源ユニット110Gから射出された緑色蛍光それぞれの光路を1つの光路に合成する。導光部材120は、赤色レーザー光、青色レーザー光及び緑色蛍光を合成した合成光を射出窓103に向けて射出する。射出窓103を通過した合成光(赤・青・緑)は、リレー光学系130を介してロッドインテグレータ140の入射面に供給される。
ロッドインテグレータ140は、柱状の導光体を備え、一方の面から入射した光が導光体内部を伝搬し他方の面から射出される光学素子(光均一化素子)である。光が導光体内部で複数回反射されることで、均一な面光源を射出面に形成することができる。ロッドインテグレータ140として、内部を中空にして内面をミラーで構成したライトトンネルや、ガラス等の透明な材料で多角柱を形成したロッドなどを用いることができる。
以下、赤色光源ユニット110R、青色光源ユニット110B、緑色光源ユニット110G及び導光部材120の構成を詳細に説明する。
まず、赤色光源ユニット110Rについて説明する。
図4に、赤色光源ユニット110Rの構成を示す。
図4を参照すると、赤色光源ユニット110Rは、光源部1a、1b、集光レンズ2a、2b、反射ミラー3a、3b、4a、4b、拡散板5、ロッドインテグレータ6およびレンズ7〜9を有する。なお、図4には、便宜上、一部の光線の軌跡しか示されていない。
光源部1aは、固体光源11a、12aと反射ミラー13aを含む。固体光源11a、12aは同じ構造のものであって、例えば、赤色レーザー光を出力する複数のレーザーダイオード(LD)を有する。ここでは、(n(行)×m(列))個の赤色LDが放熱部を備えた保持部材上に形成されたものが用いられる。
反射ミラー13aは、反射領域と透過領域が交互に配置されたストライプ構造のミラーである。例えば、帯状の反射領域を所定の間隔で透明基板上に蒸着することでストライプ構造のミラーを形成することができる。
固体光源11aのLDの各列と反射ミラー13aの各透過領域とは1対1で対応する。固体光源11aの各列の赤色LDより射出した赤色レーザー光は、反射ミラー13aの対応する透過領域を通過する。固体光源12aの赤色LDの各列と反射ミラー13aの各反射領域とは1対1で対応する。固体光源12aの各列の赤色LDより射出した赤色レーザー光は反射ミラー13aの対応する反射領域によって、透過領域を透過した赤色レーザー光の進行方向と同じ方向に向けて反射される。透過領域を透過した赤色レーザー光と反射領域で反射された赤色レーザー光とが光源部1aの出力光である。光源部1aの出力光は、集光レンズ2aに入射する。
光源部1bは、固体光源11b、12b及び反射ミラー13bを含む。これら固体光源11b、12b及び反射ミラー13bからなる部分は、上記の固体光源11a、12a及び反射ミラー13aからなる部分と同じ構造である。固体光源11bより射出した赤色レーザー光は、反射ミラー13bの各透過領域を透過する。固体光源12bより射出した赤色レーザー光は、反射ミラー13bの各反射領域で、透過領域を透過した赤色レーザー光の進行方向と同じ方向に反射される。透過領域を透過した赤色レーザー光と反射領域で反射された赤色レーザー光が光源部1bの出力光である。光源部1bの出力光は、集光レンズ2bに入射する。
集光レンズ2aを通過した赤色レーザー光は、反射ミラー3a、4a及び拡散板5を順次通過してロッドインテグレータ6の入射面に入射する。同様に、集光レンズ2bを通過した赤色レーザー光は、反射ミラー3b、4b及び拡散板5を順次通過してロッドインテグレータ6の入射面に入射する。集光レンズ2a、2bおよび反射ミラー3a、3b、4a、4bは、光折り返し手段と呼ぶことができる。
光源部1aからロッドインテグレータ6の入射面までの第1の光路の長さは、光源部1bからロッドインテグレータ6の入射面までの第2の光路の長さと同じである。集光レンズ2aの集光角(光軸と光束の最も外側の光線とのなす角度をθとするとき、2θで与えられる角度)は、集光レンズ2bのそれと同じである。第1の光路でロッドインテグレータ6の入射面に入射する光束の中心光線の入射角は、第2の光路でロッドインテグレータ6の入射面に入射する光束の中心光線の入射角と同じである。
ロッドインテグレータ6は、ロッドインテグレータ140と同様、柱状の導光体からなる。ロッドインテグレータ6として、ライトトンネルや、ガラス等の透明な材料で多角柱を形成したロッドなどを用いることができる。
集光レンズ2aは、光源部1aからの赤色レーザー光を集光してロッドインテグレータ6の入射面に入射させる。集光レンズ2bは、光源部1bからの赤色レーザー光を集光してロッドインテグレータ6の入射面に入射させる。ロッドインテグレータ6の入射面上の集光レンズ2a、2bそれぞれの集光位置が同じなるように構成されてもよい。
レンズ7〜9は、射出瞳が無限遠にあるテレセントリックレンズを構成する。このテレセントリックレンズを通過した光が赤色光源ユニット110Rの出力光(収束光)である。
図4に示した赤色光源ユニット110Rにおいて、光源部1a、1bがロッドインテグレータ6を挟んで対向するように配置されているが、これに限定されない。光折り返し手段を構成するミラー等の部品が干渉することなく光源部1a、1bからの光をロッドインテグレータ6の入射面に入射させることができるのであれば、光源部1a、1bは、ロッドインテグレータ6の周囲のどの位置に配置されてもよい。
また、ロッドインテグレータ6の周囲に配置される光源部の数は2個に限定されない。光折り返し手段を構成するミラー等の部品が干渉することなく光源部からの光をロッドインテグレータ6の入射面に入射させることができるのであれば、3個以上の光源部をロッドインテグレータ6の周囲に配置してもよい。
また、ロッドインテグレータ6を構成する導光体は、入射面から射出面に向かって導光部分の断面積が増大するようなテーパー形状の反射面を有してもよい。
次に、青色光源ユニット110Bの構成を説明する。
青色光源ユニット110Bは、赤色光源ユニット110Rとは異なり、ロッドインテグレータや折り返し手段など光学部品は設けられていない。青色光源ユニット110Bは、二次元に配列された複数の青色固体光源と、これら青色固体光源からの青色光を集光する集光レンズとを有する。青色固体光源は、青色レーザー光を出力する青色LDであっても良い。青色光源ユニット110Bは、テレセントリックレンズを構成するレンズを有していても良い。また、青色光源ユニット110Bの一部のレンズと赤色光源ユニット110R側の一部のレンズとでテレセントリックレンズを構成しても良い。
次に、緑色光源ユニット110Gの構成を詳細に説明する。
図5に、緑色光源ユニット110Gの構成を示す。
図5を参照すると、緑色光源ユニット110Gは、光源部21a、21b、集光レンズ22a、22b、反射ミラー23a、23b、24a、24b、34、拡散板25、ロッドインテグレータ26、レンズ27〜32、ダイクロイックミラー33および蛍光ホイール35を有する。なお、図5には、便宜上、一部の光線の軌跡しか示されていない。
光源部21a、21bは、蛍光体を励起するための励起用光源であって、同じ色の励起光を射出する。
光源部21aは、同じ色の励起光を射出する固体光源211a、212aと反射ミラー213aを含む。固体光源211a、212aは同じ構造のものであって、例えば、青色の波長域に中心波長を有する青色レーザー光を出力する複数のレーザーダイオード(LD)を備える。ここでは、(n(行)×m(列))個の青色LDが放熱部を備えた保持部材上に形成されたものが用いられる。
反射ミラー213aは、反射領域と透過領域を交互に配置したストライプ構造のミラーである。例えば、帯状の反射領域を所定の間隔で透明基板上に蒸着することでストライプ構造のミラーを形成することができる。
固体光源211aの青色LDの各列と反射ミラー213aの各透過領域とは1対1で対応しており、各列の青色LDより射出した青色レーザー光は、反射ミラー213aの対応する透過領域を通過する。固体光源212aの青色LDの各列と反射ミラー213aの各反射領域とは1対1で対応する。各列の青色LDより射出した青色レーザー光は反射ミラー213aの対応する反射領域によって、透過領域を透過した青色レーザー光の進行方向と同じ方向に反射される。透過領域を透過した青色レーザー光と反射領域で反射された青色レーザー光とが光源部21aの出力光である。光源部21aの出力光は、集光レンズ22aに入射する。
光源部21bは、固体光源211b、212b及び反射ミラー213bを含む。これら固体光源211b、212b及び反射ミラー213bからなる部分は、上記の固体光源211a、212a及び反射ミラー213aからなる部分と同じ構造である。固体光源211bより射出した青色レーザー光は反射ミラー213bの各透過領域を透過する。固体光源212bより射出した青色レーザー光は反射ミラー213bの各反射領域で、透過領域を透過した青色レーザー光の進行方向と同じ方向に反射される。透過領域を透過した青色レーザー光と反射領域で反射された青色レーザー光が光源部21bの出力光である。光源部21bの出力光は集光レンズ22bに入射する。
集光レンズ22aを通過した青色レーザー光は、反射ミラー23a、24a及び拡散板25を順次通過してロッドインテグレータ26の入射面に入射する。同様に、集光レンズ22bを通過した青色レーザー光は、反射ミラー23b、24b及び拡散板25を順次通過してロッドインテグレータ26の入射面に入射する。
光源部21aからロッドインテグレータ26の入射面までの第1の光路の長さは、光源部21bからロッドインテグレータ26の入射面までの第2の光路の長さと同じである。集光レンズ22aの集光角は、集光レンズ22bのそれと同じである。第1の光路でロッドインテグレータ26の入射面に入射する光束の中心光線の入射角は、第2の光路でロッドインテグレータ26の入射面に入射する光束の中心光線の入射角と同じである。
ロッドインテグレータ26は、ロッドインテグレータ140と同様、柱状の導光体からなる。ロッドインテグレータ26として、ライトトンネルや、ガラス等の透明な材料で多角柱を形成したロッドなどを用いることができる。
集光レンズ22aは、光源部21aからのレーザー光を集光してロッドインテグレータ26の入射面に入射させる。集光レンズ22bは、光源部21bからのレーザー光を集光してロッドインテグレータ26の入射面に入射させる。ロッドインテグレータ26の入射面上の集光レンズ22a、22bそれぞれの集光位置が同じなるように構成されてもよい。
ロッドインテグレータ26の射出面より射出した青色レーザー光(青色励起光)の進行方向に、レンズ27、28およびダイクロイックミラー33がこの順番で配置されている。レンズ27、28は集光レンズである。ダイクロイックミラー33は、可視光の波長域のうち、青色の波長域の光を反射し、それ以外の波長域の光を透過する反射透過特性を有する。ロッドインテグレータ26からの青色レーザー光は、レンズ27、28を通過した後、ダイクロイックミラー33で反射される。
ダイクロイックミラー33からの青色レーザー光(反射光)の進行方向に、レンズ29〜31および蛍光ホイール35がこの順番で配置されている。レンズ29〜31は、集光レンズである。
蛍光ホイール35は、回転可能な円形基板と、この円形基板上に周方向に沿って形成された蛍光体部と、を有する。円形基板の中心部は回転モーターの出力軸に支持されている。回転モーターは、円形基板を回転させる。蛍光体部は、ダイクロイックミラー33からの青色レーザー光によって励起可能な蛍光体を含む。蛍光体として、緑色蛍光を放出する緑色蛍光体が用いられている。
ダイクロイックミラー33からの青色レーザー光は、レンズ29〜31を通過した後、蛍光ホイール35の蛍光体部に入射する。蛍光体部から放出された緑色蛍光(発散光)は、レンズ29〜30を通過する。レンズ29〜30を通過した緑色蛍光は、ダイクロイックミラー33を透過する。ダイクロイックミラー33からの緑色蛍光(透過光)の進行方向に、レンズ32および反射ミラー34がこの順番で配置されている。レンズ32は、集光レンズである。
レンズ27〜32のうち、レンズ27〜31は、ロッドインテグレータ26の射出面より射出した青色レーザー光を蛍光ホイール35の蛍光体部上に集光する。また、レンズ29〜32は、蛍光体部から放出された緑色蛍光(発散光)を集光するように作用する。レンズ32を通過した緑色蛍光は、反射ミラー34で反射される。反射ミラー34からの反射光(緑色蛍光)が、緑色光源ユニット110Gの出力光(収束光)である。レンズ32を通過した緑色蛍光の光路中に、平行光束を得るためのレンズや光束径を調整するためのレンズが配置されてもよい。
次に、導光部材120の構成を詳細に説明する。
導光部材120は、赤色光源ユニット110Rから射出された赤色レーザー光の光路と青色光源ユニット110Bから射出された青色レーザー光の光路とを1つの光路に合成する第1の光合成部と、第1の光合成部から射出された合成光(赤・青)の光路と緑色光源ユニット110Gから射出された緑色蛍光の光路とを1つの光路に合成する第2の光合成部とを有する。
まず、導光部材120の第1の光合成部の構成を詳細に説明する。
図6に、上面側から見た場合の第1の光合成部の構成を模式的に示す。図6に示すように、第1の光合成部は、ミラー121、123及びダイクロイックミラー122を含む。
赤色光源ユニット110Rの射出光軸と青色光源ユニット110Bの射出光軸とは互いに平行である。ミラー121は、青色光源ユニット110Bの射出光軸に対して45°の角度で配置されている。青色光源ユニット110Bから射出された青色レーザー光は、略45°の入射角でミラー121に入射する。ミラー121は、青色レーザー光を反射する。
ミラー121からの反射光である青色レーザー光の光路は、赤色光源ユニット110Rから射出された赤色レーザー光の光路と直交する。これら光路の交差部に、ダイクロイックミラー122が配置されている。
ダイクロイックミラー122は、可視光の波長域のうち、赤色の波長域の光を反射し、それ以外の波長域の光を透過する反射透過特性を有する。ミラー121からの青色レーザー光は、ダイクロイックミラー122を透過する。赤色光源ユニット110Rからの赤色レーザー光は、ダイクロイックミラー122で反射される。ダイクロイックミラー122を透過した青色レーザー光とダイクロイックミラー122で反射された赤色レーザー光は、同一の光路で、ミラー123に入射する。ミラー123は、ダイクロイックミラー122からの合成光である赤・青色レーザー光を第2の光合成部に向けて反射する。
次に、第2の光合成部の構成を詳細に説明する。
第2の光合成部は、図3に示したミラー124、レンズ125、拡散板126及びダイクロイックミラー127を有する。
第1の光合成部のミラー123からの合成光(赤・青)は、ミラー124に入射する。ミラー124は、1階に配置されており、ミラー123からの合成光(赤・青)を2階に向けて反射する。ミラー124の反射方向は、例えば、鉛直方向と一致する。
ミラー124で反射された合成光(赤・青)の進行方向に、レンズ125、拡散板126及びダイクロイックミラー127がこの順番で配置されている。ミラー124からの合成光(赤・青)は、レンズ125及び拡散板126を順に通過してダイクロイックミラー127に入射する。
拡散板126を通過した合成光(赤・青)の光路は、緑色光源ユニット110Gから射出された緑色蛍光の光路と直交する。これら光路の交差部に、ダイクロイックミラー127が配置されている。ダイクロイックミラー127は、可視光の波長域のうち、緑色の波長域の光を透過し、それ以外の波長域の光を反射する反射透過特性を有する。
緑色光源ユニット110Gからの緑色蛍光は、ダイクロイックミラー127を透過する。拡散板126からの合成光(赤・青)は、ダイクロイックミラー127で反射される。ダイクロイックミラー127からの反射光である合成光(赤・青)とダイクロイックミラー127からの透過光である緑色蛍光とは、同一の光路で、図1に示した射出窓103に入射する。すなわち、赤色レーザー光と青色レーザー光と緑色蛍光とを合成した合成光が、射出窓103から射出される。
上記の第2の光合成部において、拡散板126は、赤色光源ユニット110R及び青色光源ユニット110Bに共通のものである。スペックルを抑制するために、拡散板126を振動させてもよい。
また、レンズ125は、ダイクロイックミラー127に入射する合成光(赤・青)の光束径をダイクロイックミラー127に入射する緑色蛍光の光束径と一致させるための調整用レンズである。ダイクロイックミラー127において、合成光(赤・青)と緑色蛍光はともに収束光であるので、ダイクロイックミラー127のサイズを小さくすることができる。
再び、図1を参照する。射出窓103の射出光(赤・青・緑)は、リレー光学系130を介してロッドインテグレータ140の入射面に入射する。リレー光学系130は、ミラー132、133及びレンズ131、134からなる。レンズ131、134は、リレーレンズである。
射出窓103の射出光(赤・青・緑)は、レンズ131を介してミラー132に入射する。ミラー132は、レンズ131の光軸に対して45°の角度で配置されている。レンズ131の射出光(赤・青・緑)は、略45°の入射角でミラー132に入射する。ミラー132は、レンズ131の射出光を2階から1階へ向かう方向(例えば、鉛直方向)に向けて反射する。
ミラー132からの反射光(赤・青・緑)は、ミラー133に入射する。ミラー133、レンズ134及びロッドインテグレータ140は、1階に相当する高さに配置されている。ミラー133は、ミラー132からの反射光(赤・青・緑)をロッドインテグレータ140に向けて反射する。ミラー133からの反射光(赤・青・緑)は、レンズ134を介してロッドインテグレータ140の入射面に入射する。
上述した光源装置100によれば、以下のような効果を奏する。
1階の光源ユニット収容部101に、赤色光源ユニット110Bと青色光源ユニット110Bが収容され、2階の光源ユニット収容部102に、緑色光源ユニット110Gが収容されている。このように1階と2階に分けて光源ユニットを収容する階層構造(2フロア構造)によれば、全ての光源ユニットを同一面上に並べて配置する1フロア構造と比較して、筐体の奥行及び横幅を小さくすることができ、設置面積を小さくすることができる。
また、導光部材120では、第1の合成部で赤色レーザー光と青色レーザー光とを合成し、第2の合成部で、第1の合成部からの合成光(赤・青色レーザー光)と緑色蛍光とを合成する。この場合、第1の合成部を構成するミラー121、123及びダイクロイックミラー122はいずれも、緑色蛍光に比べて拡散角が小さなレーザー光の光路上に配置される。よって、ミラー121、123及びダイクロイックミラー122のサイズを小さくすることができる。
同様に、第2の光合成部を構成するミラー124、レンズ125、拡散板126及びダイクロイックミラー127のうち、ミラー124、レンズ125及び拡散板126も、レーザー光の光路上に配置される。よって、ミラー124、レンズ125及び拡散板126のサイズを小さくすることができる。
また、ダイクロイックミラー127に入射する、合成光(赤・青)と緑色蛍光は、ともに収束光である。よって、ダイクロイックミラー127のサイズを小さくすることができる。
なお、射出窓103を1階に設けて、1階で、赤色レーザー光と青色レーザー光とを合成した合成光と緑色蛍光とを合成することもできる。しかし、この場合は、緑色蛍光を2階から1階へ導くためのミラー等の導光部材が必要になるため、以下の問題を生じる。
一般に、人間の目は緑色の光を最も強く感じることから、緑色光が光源の明るさに一番影響すると言える。レンズやミラーなどの導光部材では、数%の光損失を生じるため、明るさに一番影響する緑色光路に、導光部材を設けることは好ましくない。
また、緑色蛍光の拡散角はレーザー光よりも大きいため、蛍光光路に導光部材を設けると、導光部材のサイズを大きくする必要がある。導光部材のサイズを大きくすることは、光源装置の大型化を招く。
次に、光源装置100を備えた投写型表示装置の構成を説明する。
図7は、光源装置100を備えた投写型表示装置の構成を示す模式図である。
図7を参照すると、投写型表示装置は、光源装置100、リレー光学系130、ロッドインテグレータ140、照明光学系150、プリズム部160、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)161及び投写レンズ170を有する。光源装置100、リレー光学系130及びロッドインテグレータ140については、既に説明しているため、ここでは、それらの構成の具体的な説明は省略する。
ロッドインテグレータ140の射出面から射出された光(赤・青・緑)は、照明光学系150を介してプリズム部160に入射する。照明光学系150は、レンズ151、152、154及びミラー153からなる。プリズム部160は、TIR(Total Internal Reflection)プリズムと、ダイクロイック膜を備えた色分離合成プリズムとを含む。プリズム部160は、入射面、射出面及び第1乃至第3の側面を有する。第1乃至第3の側面にはそれぞれ、第1乃至第3のDMD161が配置されている。
照明光学系150からの照明光が、プリズム部160の入射面に入射する。プリズム部160では、入射面から入射した光は、赤色光、青色光及び緑色光に分離される。赤色光は、第1の側面から第1のDMD161に照射される。青色光は、第2の側面から第2のDMD161に照射される。緑色光は、第3の側面から第3のDMD161に照射される。レンズ151、152、154は、ロッドインテグレータ140の射出面に形成された光源像を第1乃至第3のDMD161それぞれの画像形成面に結像する。
第1のDMD161は、赤色光を変調して赤色画像を形成する。第2のDMD161は、青色光を変調して青色画像を形成する。第3のDMD161は、緑色光を変調して緑色画像を形成する。赤色画像光は、第1のDMD161から第1の側面に入射する。青色画像光は、第2のDMD161から第2の側面に入射する。緑色画像光は、第3のDMD161から第3の側面に入射する。第1乃至第3の側面から入射した赤色画像光、青色画像光及び緑色画像光はそれぞれ、射出面から投写レンズ170に向けて射出される。
投写レンズ170は、赤色画像光、青色画像光及び緑色画像光を不図示の投写面上に拡大投写する。
上述した投写型表示装置によれば、光源装置100を2フロア構造としたことで、以下のような効果を奏する。
光源装置100、リレー光学系130、ロッドインテグレータ140、照明光学系150、プリズム部160、DMD161及び投写レンズ170のそれぞれの高さを比較すると、最も高いのはプリズム部160である。ここで、高さは、投写型表示装置の筐体の底面からの高さである。投写型表示装置の筐体の高さは、プリズム部160の高さに設定されることから、光源装置100などの他の部材が配置された空間では、上部にデッドスペースが存在する。光源装置100では、この上部のデッドスペースを利用して、高さ方向における筐体の大型化を招くことなく、2フロワー構造を実現している。光源装置100を2フロワー構造としたことで、投写型表示装置自体の設置面積の削減及び小型化が可能である。
また、射出窓103は光源装置100の2階に設けられ、ロッドインテグレータ140は1階の高さに配置されている。この構造によれば、射出窓103の光軸とロッドインテグレータ140の光軸との間隔を十分に大きくとることができるため、リレー光学系130の各要素の配置の自由度が増大する。なお、射出窓103の光軸とロッドインテグレータ140の光軸との間隔が狭い場合には、ミラー132、133及びレンズ131、134の光学部材が互いに干渉したり、一部の光学部材でケラレが生じたりする場合がある。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態による光源システムを模式的に示す斜視図である。
図8を参照すると、光源システムは、2台の光源装置100a、100b、第1の光学系51、第2の光学系56及びロッドインテグレータ140を有する。光源装置100a、100bはいずれも、第1の実施形態で説明した光源装置100と同じものである。ロッドインテグレータ140は、第1の実施形態で説明した通りのものである。
光源装置100aの射出光(赤・青・緑)と光源装置100bの射出光(赤・青・緑)はそれぞれ、第1の光学系51及び第2の光学系56を介してロッドインテグレータ140の入射面に入射する。第1の光学系51は、レンズ81a、81b、83a、83b、ミラー82a、82b及び反射素子53を有する。第2の光学系56は、レンズ91、93、95及びミラー92、94を有する。
光源装置100aの射出光は、レンズ81aを介してミラー82aに入射する。ミラー82aは、レンズ81aの光軸に対して45°の角度で配置されている。レンズ81aの射出光(赤・青・緑)は、略45°の入射角でミラー82aに入射する。ミラー82aは、レンズ82aの射出光をレンズ83aに向けて反射する。ミラー82aからの反射光は、レンズ83aを介して反射素子53に入射する。ここで、レンズ81a、83aと光源装置100a内部のレンズとで第1の両側テレセントリック光学系を構成しても良い。両側テレセントリック光学系とは、物体側および像側ともに光軸と主光線が平行なテレセントリック光学系を意味する。
光源装置100bの射出光は、レンズ81bを介してミラー82bに入射する。ミラー82bは、レンズ81bの光軸に対して45°の角度で配置されている。レンズ81bの射出光(赤・青・緑)は、略45°の入射角でミラー82bに入射する。ミラー82bは、レンズ82bの射出光をレンズ83bに向けて反射する。ミラー82bからの反射光は、レンズ83bを介して反射素子53に入射する。ここで、レンズ81b、83bと光源装置100b内部のレンズとで第2の両側テレセントリック光学系を構成しても良い。
以下、光源システムの動作を説明する。
図9は、図8に示した光源システムの動作を説明するための模式図である。
第1の光学系51は、光源装置100a、100bの光源像を第1の結像面55上の異なる領域に結像する。第1の光学系51は、反射素子53を有する。光源装置100aの光源像は、赤色光源ユニット110R、青色光源ユニット110B及び緑色光源ユニット110Gそれぞれの光源像を重ね合わせた光学像である。ここで、赤色光源ユニット110Rの光源像は、図4に示したロッドインテグレータ6の射出面に形成された光源像である。青色光源ユニット110Bの光源像は、2次元に配列された青色固体光源の光源像である。緑色光源ユニット110Gの光源像は、図5に示した蛍光ホイール35の蛍光体部上の蛍光放出領域(励起光スポットの領域)である面光源の光源像である。
反射素子53は、互いに直角をなすように設けられた第1および第2の反射面53a、53bを備える。レンズ81a、83aを含む第1の両側テレセントリック光学系は、光源装置100aの光源像を、第1の反射面53aを介して第1の結像面55上に結像する。レンズ81b、83bを含む第2の両側テレセントリック光学系は、光源装置100bの光源像を第2の反射面53bを介して第1の結像面55上に結像する。
第1の両側テレセントリック光学系と第2の両側テレセントリック光学系は同じ構造であり、互いの射出面が反射素子53を挟んで対向するように配置されている。第1の両側テレセントリック光学系からの第1の光束の光軸と第2の両側テレセントリック光学系からの第2の光束の光軸とは同一軸上に一致している。
仮想結像面54は、第1の両側テレセントリック光学系と第2の両側テレセントリック光学系それぞれの、第1および第2の反射面53a、53bが介在しない状態での結像面を示す。仮想結像面54と第1の結像面55とは互いに直交する。
第1の反射面53aと仮想結像面54とのなす角度は45°であり、第1の両側テレセントリック光学系からの光束の光軸と第1の反射面53aとのなす角度は45°である。同様に、第2の反射面53bと仮想結像面54とのなす角度も45°であり、第2の両側テレセントリック光学系からの光束の光軸と第2の反射面53bとのなす角度も45°である。第1の反射面53aと第2の反射面53bは、第1の両側テレセントリック光学系からの第1の光束及び第2の両側テレセントリック光学系からの第2の光束を同一方向に反射する。
第1の両側テレセントリック光学系、第2の両側テレセントリック光学系及び反射素子53は、合成面光源が所定の形状(例えば、アスペクト比)になるように配置されている。ここで、所定の形状は、エテンデューを考慮し、ロッドインテグレータ140以降の光学系における光利用効率を向上させることが可能な形状である。導光部57aの射出面57cの形状(アスペクト比)は、画像形成面の形状(アスペクト比)と略一致する。
ここで、エテンデューについて、簡単に説明する。
一般に、プロジェクタにおいては、光束の断面積と発散角(光が定める立体角)との積で定義されるエテンデューと呼ばれる制約がある。光源からの光を投射光として効率よく利用するためには、照射側のエテンデューを取込側のエテンデュー以下にする必要がある。照射側のエテンデューは、光源の面積とその光源より射出した光の発散角との乗算値で与えられ、取込側のエテンデューは、表示素子の面積と投射レンズのFナンバーで決まる取り込み角(立体角)との乗算値で与えられる。
第1の両側テレセントリック光学系からの第1の光束の光軸と第2の両側テレセントリック光学系からの第2の光束の光軸とは、同一軸上に位置する。第1の反射面53aと第2の反射面53bとに直交する面に垂直な方向から見た場合に、第1および第2の反射面53a、53bの接合部である頂角部分が、第1および第2の光束の再外周部よりも光軸側に配置されてもよい。この場合、頂角部分で第1及び第2の光束にケラレを生じさせることで、光利用効率の向上を図ることが可能になる。
第2の光学系56は、第1の結像面55上に結像された光源装置100a、100bそれぞれの光源像からなる合成面光源を導光部57aの入射面57b上に結像する。第2の光学系56は、第3の両側テレセントリックレンズ光学系を含んでもよい。
図10に、第1の結像面55上に形成される光源装置100a、100bの光源像を模式的示す。図10において、光源像58aは光源装置100aの光源像であり、光源像58bは光源装置100bの光源像である。光源像58a、58bは、互いに線対称な形を有する。光源像58a、58bは、間隔dで形成されている。合成面光源58は、光源像58a、58bからなる。合成面光源58の水平方向の大きさHと垂直方向の大きさVとの比(H:V)がアスペクト比である。このアスペクト比がロッドインテグレータ140以降の光学系における光利用効率を向上させることができる所定のアスペクトになるように、第1及び第2の両側テレセントリック光学系と反射素子53が配置されている。
本実施形態の光源システムによれば、高輝度化を図ることができるとともに、光利用効率が向上するという効果を奏する。
以下、本実施形態の光源システムの具体的な構成を説明する。
本実施形態の光源システムにおいて、反射素子53は、V字ミラーや直角プリズムで構成することができる。
図11に、反射素子53の一例であるV字ミラーを模式的に示す。このV字ミラーは、互いの反射面が直角をなすように設けられた2つの反射部60a、60bからなる。反射部60a、60bはいずれも仮想結像面54側とは反対側の面に反射面が形成されており、この反射面と仮想結像面54(又は第1の結像面55)とのなす角度は45°である。
図12に、V字ミラーを第1の結像面55に垂直な方向に移動した場合の光源像58a、58bの変化を模式的に示す。図12において、実線の矢印A1は第1の両側テレセントリック光学系の光軸(第1の光束の主光線)を示し、実線の矢印A2は第2の両側テレセントリック光学系の光軸(第2の光束の主光線)を示す。符号Z1、Z2は、反射部60aの反射面上の光軸A1との交点から仮想結像面54までの距離を示し、符号Z1’、Z2’は、反射部60aの反射面上の光軸A1との交点から第1の結像面55までの距離を示す。
図12の左側には、Z1=Z1’の場合に形成される光源像58a、58bが示され、図12の右側には、Z2(>Z1)=Z2’の場合に形成される光源像58a、58bが示されている。Z1=Z1’の場合に比較して、Z2(>Z1)=Z2’の場合は、光源像58a、58bの面積(スポットサイズ)が大きくなり、光源像58a、58bの間隔も広くなる。
反射素子53を第1の結像面55に垂直な方向に移動させた場合、以下の条件がある。
(1)反射部60a、60b(又は第1の結像面55)への第1及び第2の光束の入射角は変化しない。
(2)第1の結像面55への光源装置100a、100bの光源像58a、58bの結像性能は変化しない。
(3)頂角部分でケラレが生じた場合、光源像58a、58bの面積は小さくなる。
(4)合成面光源58の水平方向の幅H及び光源像58a、58bの間隔Dは、反射素子53の垂直方向の移動量の2倍に比例する。
上記の条件を考慮し、ロッドインテグレータ140以降の光学系における光利用効率を向上させることができる所定の形状になるように、第1及び第2の両側テレセントリック光学系と反射素子53が配置される。具体的には、反射部60a、60bの頂角にて第1及び第2の光束にケラレが生じるように反射素子53が配置される。
図13に、第1及び第2の光束にケラレが生じるように反射素子53を配置した場合の第1の結像面55上に形成される合成面光源58を模式的に示す。第1及び第2の光束にケラレが生じるように反射素子53を配置したことで、光源像58a、58bの間隔Dをできるだけ小さくすることができる。このように、合成面光源58を所定の形状にし、かつ、光源像58a、58bの間隔Dを小さくすることで、エテンデューの制約による光利用効率の劣化を最小限に抑えることができ、その結果、高輝度化を図ることができる。
以下、DMDを例に反射素子53のケラレとエテンデューの関係を具体的に説明する。
DMDの微小ミラーの振れ角をθとすると、投写レンズのF値(Fナンバー)は、以下の式1で与えられる。
no=1/(2×sinθ) (式1)
例えば、微小ミラーが±12°の振れ角で動作する場合、上記式1により、Fno=2.40486(≒F/2.4)となる。Fnoが変化すると、その変化の比の二乗で、明るさが変化する。現行の1.38型サイズDMDでは、F/2.5(≒11.5°以下)であるので、以下では、F/2.5を例に説明する。
エテンデューは、以下の式2で与えられる。
E=π×A×sin2θ=π×A÷4Fno 2 (式2)
ここで、AはDMDの面積(画像形成面の面積)であり、θは微小ミラーの振れ角である。1.38型サイズDMDの水平方向(H)の大きさは30.96mm、垂直方向(V)の大きさは16.33mmである(A=505.66mm2)。上記式2より、F/2.5とすると、E=63.54である。よって、第1の結像面55上に形成される面光源の面積とこの面光源から射出した光の発散角(立体角)との積算値を63.54に近づけることで、光源からの光を効率よく利用することができる。
本実施形態では、光利用効率の劣化を最小限に抑えるために、図13に示したようにケラレを生じさせる。これにより、合成面光源58のH、Vをそれぞれ14.0mm、7.6mmとすることができ、E=67.5を得ることができる(ただし、ケラレのために、3%の光がカットされている。)。このエテンデュー値の67.5は、上記のエテンデュー値の63.54に近い。
なお、ケラレが生じないように反射素子53を配置した場合は、E=94.5となり、上記のエテンデュー値の63.54から大きく外れる。
E=67.5の場合のDMDの画像形成面上での角度は11.9°である。一方、E=94.5の場合のDMDの画像形成面上での角度は14.1°である。これら角度をFナンバーに換算して明るさの比をとると、E=67.5の方が約29%明るい。
以上のように、反射素子53でケラレを生じさることで、エテンデューの制約による光利用効率の劣化を最小限に抑え、高輝度化を図ることができる。
次に、反射素子53の別の例を説明する。
図14に、反射素子53の別の例である直角プリズムを模式的に示す。直角プリズム61は、互いに直角をなす反射面61a、61bを有する。反射面61aと仮想結像面54(又は第1の結像面55)とのなす角度は45°である。反射面61bと仮想結像面54(又は第1の結像面55)とのなす角度も45°である。
図15に、直角プリズム61を第1の結像面55に垂直な方向に移動した場合の光源像58a、58bの変化を模式的に示す。図15において、実線の矢印A1は第1の両側テレセントリック光学系52aの光軸(第1の光束の主光線)を示し、実線の矢印A2は第2の両側テレセントリック光学系52bの光軸(第2の光束の主光線)を示す。符号Z1、Z2は、反射面61a上の光軸A1との交点から仮想結像面54までの距離を示し、符号Z1’、Z2’は、反射面61a上の光軸A1との交点から第1の結像面55までの距離を示す。
図15の左側には、Z1=Z1’の場合に形成される光源像58a、58bが示され、図7の右側には、Z2(>Z1)=Z2’の場合に形成される光源像58a、58bが示されている。図12に示したV字ミラーと同様、Z1=Z1’の場合に比較して、Z2(>Z1)=Z2’の場合は、光源像58a、58bの面積(スポットサイズ)が大きくなり、光源像58a、58bの間隔も広くなる。
合成面光源58がロッドインテグレータ140以降の光学系における光利用効率を向上させることができる所定の形状になるように、第1及び第2の両側テレセントリック光学系と直角プリズム61が配置されている。具体的には、反射面61a、61bの頂角にて第1及び第2の光束にケラレが生じるように直角プリズム61を配置する。
上記の直角プリズム61を用いた場合も、V字ミラーを用いた場合と同様の作用効果を奏する。
また、V字ミラーと比較して、直角プリズム61を用いた場合には、以下のような効果もある。
図16Aに、ケラレが生じた状態で所定の形状(大きさ)になるように合成面光源58を形成する場合の、直角プリズム61とV字ミラーの頂角部分の位置関係を模式的に示す。図16Bに、図16Aに示した状態で第1の結像面55上に形成される光源像58a、58bを模式的に示す。
直角プリズム61の頂角部分は直角の面であるのに対して、V字ミラーの頂角部分(反射部60a、60bの接合部分)は直角の面にはなっていない。このため、図16Aに示すように、第1の結像面55に垂直な方向において、直角プリズム61の頂角部分は、高さd1だけ、V字ミラーの反射部60a、60bの接合部分よりも第1の結像面55側に位置する。その結果、図16Bに示すように、直角プリズム61を用いた場合の光源像58a、58b(破線)は、V字ミラーを用いた場合の光源像58a、58b(実線)よりも大きくなる。直角プリズム61を用いた場合とV字ミラーを用いた場合とで、合成面光源58の大きさは変わらないが、光源像58a、58b(実線)が大きくなることで、より効率よく光を取り込むことができ、光利用効率がさらに向上することができる。
次に、上述した光源システムを備えた投写型表示装置の構成を説明する。
図17は、図8に示した光源システムを備えた投写型表示装置の構成を示す模式図である。
図17を参照すると、投写型表示装置は、光源装置100a、100b、第1の光学系51、第2の光学系56、ロッドインテグレータ140、照明光学系150、プリズム部160、DMD161及び投写レンズ170を有する。照明光学系150、プリズム部160、DMD161及び投写レンズ170は、第1の実施形態で説明したものである。
ロッドインテグレータ140の射出面から射出された光(赤・青・緑)は、照明光学系150を介してプリズム部160に入射する。プリズム部160では、照明光学系150からの照明光が赤色光、青色光及び緑色光に分離される。赤色光は、第1のDMD161に照射される。青色光は、第2のDMD161に照射される。緑色光は、第3のDMD161に照射される。
第1のDMD161は、赤色光を変調して赤色画像を形成する。第2のDMD161は、青色光を変調して青色画像を形成する。第3のDMD161は、緑色光を変調して緑色画像を形成する。第1のDMD161からの赤色画像光、第2のDMD161からの青色画像光及び第3のDMD161からの緑色画像光は、プリズム部160を介して投写レンズ170に入射する。投写レンズ170は、赤色画像光、青色画像光及び緑色画像光を不図示の投写面上に拡大投写する。
上述した投写型表示装置によれば、2台の光源装置100a、100bを用いることで高輝度化を図ることができる。
また、2台の光源装置100a、100bはいずれも2フロア構造であるので、1フロア構造の光源装置を2台使用する場合と比較して、投写型表示装置の小型化及び設置面積の削減を図ることができる。
(第3の実施形態)
図18は、本発明の第3の実施形態である光源装置の構成を示す模式図である。
図18に示すように、光源装置は、光源収容部40、射出窓41、第1の光合成部42及び第2の光合成部43を有する。光源収容部40は、第1の収容階40aと第2の収容階40bとからなる階層構造を備える。第1の収容階40aに、赤色レーザー光を射出する赤色光源44Rと青色レーザー光を射出する青色光源44Bとが収容されている。第2の収容階40bに、緑色蛍光を射出する緑色光源44Gが収容されている。射出窓41は、第2の収容階40b側に設けられている。
第1の光合成部42は、赤色光源44Rから射出された赤色レーザー光の光路と青色光源44Bから射出された青色レーザー光の光路とを一つの光路に合成する。第1の光合成部42は、赤色レーザー光と青色レーザー光とを合成した第1の合成光を射出する。
第2の光合成部43は、緑色光源44Gから射出された緑色蛍光の光路と第1の光合成部42から射出された第1の合成光の光路とを一つの光路に合成する。第2の光合成部43は、緑色蛍光と第1の合成光とを合成した第2の合成光を射出窓41に向けて射出する。
本実施形態の光源装置の光源装置によれば、以下のような効果を奏する。
第1の収容階40aに、赤色光源44Rと青色光源44Bが収容され、第2の収容階40bに、緑色光源44Gが収容されている。このような階層構造(2フロア構造)によれば、全ての光源ユニットを同一面上に並べて配置する1フロア構造と比較して、筐体の奥行及び横幅を小さくすることができ、設置面積を小さくすることができる。
また、第1の合成部42は、赤色レーザー光と青色レーザー光とを合成する。この場合、第1の合成部42を構成する光学部材(ミラー、ダイクロイックミラーなど)は、緑色蛍光に比べて拡散角が小さなレーザー光の光路上に配置されるので、光学部材のサイズを小さくすることができる。
なお、図18に示した例では、第1の収容階40aが1階とされ、第2の収容階40bが2階とされているが、これに限定されない。第1の収容階40aを2階とし、第2の収容階40bを1階としてもよい。
また、第2の合成光の光路上に拡散板を設けても良い。
さらに、第2の合成光の光路上に、第2の合成光の光束径を緑色蛍光の光束径に合わせるための光束径調整用レンズを設けても良い。
次に、本実施形態の光源装置を用いた投写型表示装置について説明する。
投写型表示装置は、本実施形態の光源装置と、該光源装置の出力光を変調して画像を形成する画像形成部と、該画像形成部で形成された画像を投写する投写レンズと、を有する。
上記の投写型表示装置において、光源装置の出力光を画像形成部に導く光学系を、さらに有していても良い。この場合、画像形成部は、第1乃至第3の表示素子を有し、光学系は、角柱状のロッド部からなり、一方の面より入射した光がロッド内部を伝搬して他方の面から射出されるロッドインテグレータと、光源装置の出力光をロッドインテグレータの一方の面に入射させるリレー光学系と、ロッドインテグレータの他方の面から射出された光を画像形成部に向けて反射し、画像形成部からの画像光を投写レンズに向けて射出するプリズム部と、を有していても良い。光源装置、画像形成部、投写レンズ及び光学系を収容する筐体の底面を基準面とし、光源装置の基準面からの高さがプリズム部の基準面からの高さよりも低くなるように構成されても良い。
別の投写型表示装置は、本実施形態の光源装置を2台備える。具体的には、投写型表示装置は、第1および第2の光源装置と、第1の光源装置の出力光の光路と第2の光源装置の出力光の光路とを一つの光路に合成し、第1および第2の光源装置の出力光を合成した照明光を射出する光合成部と、照明光を変調して画像を形成する画像形成部と、記画像形成部で形成された画像を投写する投写レンズと、を有する。第1および第2の光源装置はそれぞれ、図18に示した構成を有する。
40 光源収容部
40R 赤色光源
40B 青色光源
40G 緑色光源
41 射出窓
42 第1の光合成部
43 第2の光合成部

Claims (12)

  1. 赤色レーザー光を射出する赤色光源と、
    青色レーザー光を射出する青色光源と、
    緑色蛍光を射出する緑色光源と、
    第1の収容階と第2の収容階とからなる階層構造を備え光源収容部と、を有し、
    前記赤色光源と前記青色光源とが前記第1の収容階に収容され、前記緑色光源が前記第2の収容階に収容され、前記赤色光源から射出された前記赤色レーザー光と前記青色光源から射出された前記青色レーザー光とを合成した合成光に、前記緑色光源から射出された前記緑色蛍光を合成する、光源装置。
  2. 赤色レーザー光を射出する赤色光源と、
    青色レーザー光を射出する青色光源と、
    緑色蛍光を射出する緑色光源と、
    第1の収容階と第2の収容階とからなる階層構造を備えた光源収容部と、を有し、
    前記赤色光源と前記青色光源とが前記第1の収容階に収容され、前記緑色光源が前記第2の収容階に収容されている、光源装置。
  3. 請求項1または2に記載の光源装置において、
    前記赤色光源から射出された前記赤色レーザー光の光路と前記青色光源から射出された前記青色レーザー光の光路とを一つの光路に合成し、前記赤色レーザー光と前記青色レーザー光とを合成した第1の合成光を射出する第1の光合成部と、
    前記緑色光源から射出された前記緑色蛍光の光路と前記第1の光合成部から射出された前記第1の合成光の光路とを一つの光路に合成し、前記緑色蛍光と前記第1の合成光とを合成した第2の合成光を射出する第2の光合成部と、を有する、光源装置。
  4. 請求項3に記載の光源装置において、
    前記第2の収容階側に設けられた射出窓を有し、
    前記第2の光合成部は、前記第2の合成光を前記射出窓に向けて射出する、光源装置。
  5. 請求項またはに記載の光源装置において、
    前記第2の合成光の光路上に拡散板を有する、光源装置。
  6. 請求項乃至のいずれか一項に記載の光源装置において、
    前記第1の合成光の光路上に設けられた、前記第1の合成光の光束径を前記緑色蛍光の光束径に合わせるための光束径調整用レンズを、さらに有する、光源装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光源装置において、
    前記第2の収容階は、前記第1の収容階の上に設けられている、光源装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置の出力光を変調して画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で形成された画像を投写する投写レンズと、を有する、投写型表示装置。
  9. 請求項に記載の投写型表示装置において、
    前記光源装置の出力光を前記画像形成部に導く光学系を、さらに有し、
    前記画像形成部は、第1乃至第3の表示素子を有し、
    前記光学系は、
    角柱状のロッド部からなり、一方の面より入射した光がロッド内部を伝搬して他方の面から射出されるロッドインテグレータと、
    前記光源装置の出力光を前記ロッドインテグレータの前記一方の面に入射させるリレー光学系と、
    前記ロッドインテグレータの前記他方の面から射出された光を前記画像形成部に向けて反射し、前記画像形成部からの画像光を前記投写レンズに向けて射出するプリズム部と、を有し、
    前記光源装置、前記画像形成部、前記投写レンズ及び前記光学系を収容する筐体の底面を基準面とし、前記光源装置の前記基準面からの高さが前記プリズム部の前記基準面からの高さよりも低い、投写型表示装置。
  10. 第1および第2の光源装置と、
    前記第1の光源装置の出力光の光路と前記第2の光源装置の出力光の光路とを一つの光路に合成し、前記第1および第2の光源装置の出力光を合成した照明光を射出する光合成部と、
    前記照明光を変調して画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で形成された画像を投写する投写レンズと、を有し、
    前記第1および第2の光源装置はそれぞれ、
    赤色レーザー光を射出する赤色光源と、
    青色レーザー光を射出する青色光源と、
    緑色蛍光を射出する緑色光源と、
    第1の収容階と第2の収容階とからなる階層構造を備え光源収容部と、を有し、
    前記赤色光源と前記青色光源とが前記第1の収容階に収容され、前記緑色光源が前記第2の収容階に収容され、前記赤色光源から射出された前記赤色レーザー光と前記青色光源から射出された前記青色レーザー光とを合成した合成光に、前記緑色光源から射出された前記緑色蛍光を合成する、投写型表示装置。
  11. 請求項10に記載の投写型表示装置において、
    前記第1および第2の光源装置はそれぞれ、
    前記赤色光源から射出された前記赤色レーザー光の光路と前記青色光源から射出された前記青色レーザー光の光路とを一つの光路に合成し、前記赤色レーザー光と前記青色レーザー光とを合成した第1の合成光を射出する第1の光合成部と、
    前記緑色光源から射出された前記緑色蛍光の光路と前記第1の光合成部から射出された前記第1の合成光の光路とを一つの光路に合成し、前記緑色蛍光と前記第1の合成光とを合成した第2の合成光を射出する第2の光合成部と、を有する、投写型表示装置。
  12. 請求項11に記載の投写型表示装置において、
    前記第1および第2の光源装置はそれぞれ、前記第2の収容階側に設けられた射出窓を有し、前記第2の光合成部が、前記第2の合成光を前記射出窓に向けて射出するように構成されている、投写型表示装置。
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