JP2011170271A - 光学装置、光学部品の位置調整固定方法、及びレーザプロジェクタ - Google Patents

光学装置、光学部品の位置調整固定方法、及びレーザプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】小型化や薄型化が可能な光学装置、及び信頼性の高い光学部品の位置調整固定方法を提供すること。
【解決手段】本位置調整固定方法は、レーザと、前記レーザから出射されるレーザ光が入射するカップリングレンズと、を有する光学装置における、前記レーザと前記カップリングレンズとの位置調整固定方法であって、ハウジングに前記カップリングレンズを固定し、前記レーザを点灯させて、前記レーザから出射される前記レーザ光を前記カップリングレンズに入射させ、前記カップリングレンズから出射される前記レーザ光が所定の品質になるように、前記レーザの位置を前記レーザ光の光軸であるZ方向と、前記光軸に垂直な平面であるXY平面内で調整し、前記調整後に、前記ハウジングと前記レーザとを浮動ホルダを介して固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学装置、光学部品の位置調整固定方法、及びレーザプロジェクタに関する。
光源に半導体レーザを用い、これをカップリングレンズにより平行化して用いる光学装置として、レーザ走査型プロジェクタ、光ピックアップ、レーザプリンタ等がある。これらの光学装置においては、光源であるレーザと平行化素子であるカップリングレンズとの相対位置関係を一般的にはXYZの3軸で調整する必要がある。レーザとカップリングレンズとの相対位置関係をXYZの3軸で調整するための調整技術としては、レーザをLDホルダに取り付けて、このLDホルダを光軸に垂直なハウジングの壁に沿って2軸に調整(いわゆるXY調整)すると共に、カップリングレンズを筒状のCLホルダ(セル)に取り付けて、このセルを光軸方向に調整(いわゆるZ調整)する調整技術が知られている。
しかしながら、光学装置に大きさの制約がない場合には、前述の調整技術でも支障はないが、光学装置を一層小型化や薄型化しようとする場合には、LDホルダやCLホルダ(セル)は小型化や薄型化の妨げになる。従って、光学装置の一層の小型化や薄型化をはかるならば、できる限りLDホルダやCLホルダ(セル)は廃止したい。
又、レーザ走査型プロジェクタにおいて、3色のレーザをXプリズムで合成して1つのカップリングレンズで兼用するような場合には、前述のような調整技術を採用することはできない。カップリングレンズを光軸方向(Z方向)に調整して1つのレーザに合わせ込んでも、他の2つのレーザには対応できないからである。この場合には、各レーザを3軸に調整して各々のレーザを1つのカップリングレンズに合わせ込む必要がある。この場合、レーザをLDホルダに固定してしまうと、LDホルダをハウジングの壁に沿ってスライドさせてもXYの2軸しか調整できず、Z方向に動かすとハウジングの壁とLDホルダの間に隙間ができてしまい、空中接着のような形で固定することになるが、空中接着は隙間が大きいと信頼性上の問題が大きい。
本発明は、上記の点に鑑みて、小型化や薄型化が可能な光学装置、及び信頼性の高い光学部品の位置調整固定方法を提供することを課題とする。
本位置調整固定方法は、レーザと、前記レーザから出射されるレーザ光が入射するカップリングレンズと、を有する光学装置における、前記レーザと前記カップリングレンズとの位置調整固定方法であって、ハウジングに前記カップリングレンズを固定し、前記レーザを点灯させて、前記レーザから出射される前記レーザ光を前記カップリングレンズに入射させ、前記カップリングレンズから出射される前記レーザ光が所定の品質になるように、前記レーザの位置を前記レーザ光の光軸であるZ方向と、前記光軸に垂直な平面であるXY平面内で調整し、前記調整後に、前記ハウジングと前記レーザとを浮動ホルダを介して固定することを要件とする。
本光学装置は、レーザと、前記レーザから出射されるレーザ光が入射するカップリングレンズと、を有し、前記レーザは、浮動ホルダを介してハウジングに固定されていることを要件とする。
開示の技術によれば、小型化や薄型化が可能な光学装置、及び信頼性の高い光学部品の位置調整固定方法を提供することができる。
第1の実施の形態に係るプロジェクタを例示する斜視図である。 ハウジングについて説明するための斜視図である。 第1の実施の形態に係る浮動ホルダについて説明するための斜視図である。 第1の実施の形態に係る位置調整固定方法を例示する斜視図(その1)である。 第1の実施の形態に係る位置調整固定方法を例示する斜視図(その2)である。 第2の実施の形態に係るプロジェクタを例示する斜視図である。 第2の実施の形態に係る浮動ホルダについて説明するための斜視図である。 第2の実施の形態に係る位置調整固定方法を例示する斜視図(その1)である。 第2の実施の形態に係る位置調整固定方法を例示する斜視図(その2)である。 第3の実施の形態に係るプロジェクタを例示する斜視図である。
以下、図面を参照して、実施の形態の説明を行う。
〈第1の実施の形態〉
[プロジェクタの構造]
始めに、図1を参照しながら、第1の実施の形態に係るプロジェクタの構造について説明する。図1は、第1の実施の形態に係るプロジェクタを例示する斜視図である。図1を参照するに、プロジェクタ10は、ハウジング11と、カバー12と、浮動ホルダ13と、浮動ホルダ14と、浮動ホルダ15と、レーザ16と、レーザ17と、レーザ18と、色合成素子19と、カップリングレンズ20と、MEMS21とを有する。
ハウジング11は、例えば樹脂から構成されており、光学素子等が固定される部品である。カバー12は、例えば樹脂から構成されており、ハウジング11の少なくとも一部を覆うように設けられた部品であり、レーザ光を外部に出射するための出射口12aが設けられている。
浮動ホルダ13、浮動ホルダ14、及び浮動ホルダ15は、例えば樹脂から構成されており、紫外線硬化型や熱硬化型の接着剤或いはネジ止め等により、ハウジング11に固定されている。
レーザ16、レーザ17、及びレーザ18は、それぞれ赤色、緑色、及び青色に対応した波長の異なるレーザ光を出射する半導体レーザである。レーザ16、レーザ17、及びレーザ18は、紫外線硬化型や熱硬化型の接着剤或いはネジ止め等により、それぞれ浮動ホルダ13、浮動ホルダ14、及び浮動ホルダ15に固定されている。
色合成素子19は、ハウジング11内の、レーザ16、レーザ17、及びレーザ18からの出射光が交差する位置に固定されたXプリズム型の色合成素子である。レーザ16、レーザ17、及びレーザ18からの出射光は色合成素子19で合成され、カップリングレンズ20に入射する。
カップリングレンズ20は、ハウジング11内に固定された光学素子である。第1の実施の形態に係るカップリングレンズ20は集光レンズを兼ねているため、カップリングレンズ20を透過した後のレーザ光は、所定投影距離で集光するように調整されている。なお、カップリングレンズ20の後段に別途集光レンズを配設することもできる。この場合には、カップリングレンズ20を透過した後のレーザ光は略平行光となって集光レンズへ入射し、集光レンズにより所定投影距離で集光するように調整される。
MEMS21は、ハウジング11内に固定された2次元走査型のMEMSデバイスであり、カップリングレンズ20を透過した後のレーザ光を2次元に走査し、所定距離離れたスクリーン(図示せず)に画像を形成する。
ここで、図2及び図3を参照しながら、ハウジング11及び浮動ホルダ14いついて補足説明をする。なお、浮動ホルダ13及び15は、浮動ホルダ14と同様に構成されているため、その説明は省略する。
図2は、ハウジングについて説明するための斜視図であり、図1に示すプロジェクタ10から浮動ホルダ13〜15及びレーザ16〜レーザ18を削除した図である。図2を参照するに、ハウジング11は、面11a、面11b、及び面11cを有する。面11a〜11cは平面であり、それぞれに光透過穴11d〜11fが設けられている。光透過穴11d〜11fは、レーザ16〜18から出射されたレーザ光を色合成素子19に入射させるための穴である。
図3は、第1の実施の形態に係る浮動ホルダについて説明するための斜視図である。図3を参照するに、浮動ホルダ14は、LD保持部14xと、LD保持部14aと、LD保持部14bと、LD保持部14cと、LD保持部14dとを有する。LD保持部14xは、レーザ17の円筒部17aの外径に対応した内径を有する筒状穴であり、円筒部17aと嵌合する。LD保持部14a〜14dは、それぞれの内側面14a〜14dがレーザ17の円筒部17bの側面を保持できる位置に設けられている。なお、LD保持部14a〜14dの内側面14a〜14dは、必ずしも面全体でレーザ17の円筒部17bの面に密着する形状(円筒部17bの面に対応する曲面)でなくても良く、面の一部が円筒部17bの面に接する形状(例えば平面)であっても良い。円筒部17aがLD保持部14xと嵌合し円筒部17bがLD保持部14a〜14dに保持されたレーザ17は、レーザ17が出射するレーザ光の光軸方向(図3のZ方向)に、ガタなくスライド可能とされている。
浮動ホルダ14の面14yは、ハウジング11の面11bと密着する面である。浮動ホルダ14の面14yがハウジング11の面11bと密着している状態では、レーザ17が出射するレーザ光の光軸は、ハウジング11の面11bに対して垂直となる。すなわち、レーザ17が浮動ホルダ14に固定されてなく、かつ、浮動ホルダ14がハウジング11に固定されてない状態では、レーザ17を保持している浮動ホルダ14をハウジング11の面11bに沿って動かすことによりXY方向の位置調整が可能であり、レーザ17を浮動ホルダ14に沿って動かすことによりZ方向の位置調整が可能である。
[レーザの位置調整固定方法]
次に、第1の実施の形態に係るレーザの位置調整固定方法について説明する。ここでは、レーザ17の位置調整固定方法について説明するが、レーザ16及び18も同様の方法により、位置調整固定することができる。
始めに、図4に示すように、ハウジング11を固定し、浮動ホルダ14の面14yを所定の治具(図示せず)によりハウジング11の面11bに押し当て、浮動ホルダ14の面14yがハウジング11の面11bと密着している状態にする。なお、カバー12、色合成素子19、カップリングレンズ20、及びMEMS21は、予めハウジング11の所定の位置に固定されている。
次いで、図5に示すように、レーザ17の円筒部17aが浮動ホルダ14の筒状穴であるLD保持部14xと嵌合し、レーザ17の円筒部17bが浮動ホルダ14のLD保持部14a〜14dに保持された状態にする。この状態で、レーザ17が出射するレーザ光の光軸は、ハウジング11の面11bに対して垂直となる。レーザ17は、3次元ステージから伸びるレーザ保持用の爪(図示せず)により保持されている。なお、浮動ホルダ14の各LD保持部の間には隙間が設けられているため、レーザ保持用の爪(図示せず)は各LD保持部の間の隙間を介してレーザ17を保持することができる。この際、レーザ保持用の爪(図示せず)が各LD保持部の間の隙間に入ることにより、浮動ホルダ14の周り止めの機能を有する。
次いで、レーザ17を点灯し、レーザ17の出射するレーザ光を色合成素子19、カップリングレンズ20、及びMEMS21を介して所定距離離れたスクリーン(図示せず)に照射し、スクリーン上にスポットを形成する。そして、スクリーン上に形成されたスポットが小さくなるように(合焦するように)、3次元ステージを用いて、レーザ17を浮動ホルダ14に沿ってZ方向に動かす。これにより、レーザ17はZ方向の所定の位置に移動し、レーザ17のZ方向の位置調整が終了する。なお、Z方向の位置調整の際には、面14yを所定の治具(図示せず)によりハウジング11の面11bに押し当てられている浮動ホルダ14は動かない。
次いで、スクリーン上に形成されたスポットが所定の位置に来るように、3次元ステージを用いて、レーザ17を浮動ホルダ14ごとハウジング11の面11bに沿って動かす。これにより、浮動ホルダ14に保持されているレーザ17はXY方向の所定の位置に移動し、レーザ17のXY方向の位置調整が終了する。
レーザ17のXY方向の位置調整及びZ方向の位置調整が終了した時点では、浮動ホルダ14の面14yはハウジング11の面11bに押し付けられると共に、浮動ホルダ14とレーザ17とは嵌合状態にある。なお、浮動ホルダ14の面14yをハウジング11の面11bに押し付ける力は、レーザ17のXYZ調整中、常にかけるようにしても良いし、レーザ17のXYZ調整が終了した時点でかけるようにしても良い。この状態で、浮動ホルダ14とハウジング11、及び浮動ホルダ14とレーザ17を紫外線硬化型や熱硬化型の接着剤或いはネジ止め等により固定する。そして、固定が完了した後、所定の治具による浮動ホルダ14の保持、及び3次元ステージによるレーザ17の保持を解除する。これにより、レーザ17は、XYZ調整が終了した位置に固定される。
このように、浮動ホルダを用いることにより、スクリーン上でスポットが小さくなるように各レーザを光軸方向に調整(Z調整)すると共に、各色が同一点に集光するように各レーザを光軸に垂直な平面内で2次元調整(XY調整)することができる。なお、Z調整とXY調整とを交互に複数回繰り返して実行しても良い。
以上のように、第1の実施の形態によれば、従来のLDホルダやCLホルダを廃止し、浮動ホルダを用いてレーザのXYZ方向の位置調整(XYZ調整)を行うことにより、部品点数が削減できるため、プロジェクタの小型化や薄型化が可能となる。
又、3色のレーザを色合成素子で合成して1つのカップリングレンズで兼用するような構成のプロジェクタの場合にも、レーザを空中接着のような形で固定せずに、浮動ホルダを介してハウジングに固定するため、レーザの固定に関する信頼性を向上することが可能となる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なる形状の浮動ホルダを用いる例を示す。
[プロジェクタの構造]
始めに、図6を参照しながら、第2の実施の形態に係るプロジェクタの構造について説明する。図6は、第2の実施の形態に係るプロジェクタを例示する斜視図である。図6を参照するに、第2の実施の形態に係るプロジェクタ10Aは、浮動ホルダ13〜15が浮動ホルダ23〜25に置換された点が第1の実施の形態に係るプロジェクタ10と異なる。以下、プロジェクタ10Aについて、プロジェクタ10と同一構成部分についての説明は省略し、プロジェクタ10と異なる部分を中心に説明する。
図7は、第2の実施の形態に係る浮動ホルダについて説明するための斜視図である。図7を参照するに、浮動ホルダ24は、第1浮動ホルダ35と、第2浮動ホルダ36とに分かれている。第1浮動ホルダ35は、LD保持部35aと、LD保持部35bと、LD保持部35cとを有する。LD保持部35a〜35cは、それぞれの内側面35a〜35cを有する。第2浮動ホルダ36は、LD保持部36aと、LD保持部36bと、LD保持部36cとを有する。LD保持部36a〜36cは、それぞれの内側面36a〜36cを有する。
レーザ17を第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36により左右から挟むことにより、LD保持部35aの内側面35aとLD保持部36aの内側面36aとはレーザ17の円筒部17aを挟持することができる。又、レーザ17を第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36により左右から挟むことにより、LD保持部35b及び35cの内側面35b及び35cとLD保持部36b及び36cの内側面36b及び36cとはレーザ17の円筒部17bを挟持することができる。
なお、LD保持部35bの内側面35b、LD保持部35cの内側面35c、LD保持部36bの内側面36b、及びLD保持部36cの内側面36cは、必ずしも面全体でレーザ17の円筒部17bの面に密着する形状(円筒部17bの面に対応する曲面)でなくても良く、面の一部が円筒部17bの面に接する形状(例えば平面)であっても良い。又、浮動ホルダ24は、第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36のように、必ずしも左右に分割しなくても良く、上下に分割しても良い。
[レーザの位置調整固定方法]
次に、第2の実施の形態に係るレーザの位置調整固定方法について説明する。ここでは、レーザ17の位置調整固定方法について説明するが、レーザ16及び18も同様の方法により、位置調整することができる。
始めに、図8に示すように、ハウジング11を固定し、レーザ17のレーザ光が出射する側の面がハウジング11の面11bと密着するように、3次元ステージから伸びるレーザ保持用の爪(図示せず)でレーザ17を保持する。この状態で、レーザ17が出射するレーザ光の光軸は、ハウジング11の面11bに対して垂直となる。
次いで、レーザ17を点灯し、レーザ17の出射するレーザ光を色合成素子19、カップリングレンズ20、及びMEMS21を介して所定距離離れたスクリーン(図示せず)に照射し、スクリーン上にスポットを形成する。そして、スクリーン上に形成されたスポットが小さくなるように(合焦するように)、3次元ステージを用いて、レーザ17を光軸方向(Z方向)に動かす。これにより、3次元ステージから伸びるレーザ保持用の爪(図示せず)に保持されているレーザ17はZ方向の所定の位置に移動し、レーザ17のZ方向の位置調整が終了する。
次いで、スクリーン上に形成されたスポットが所定の位置に来るように、3次元ステージを用いて、レーザ17をハウジング11の面11bに沿って動かす。これにより、3次元ステージから伸びるレーザ保持用の爪(図示せず)に保持されているレーザ17はXY方向の所定の位置に移動し、レーザ17のXY方向の位置調整が終了する。
次いで、図9に示すように、所定の治具により浮動ホルダ24の第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36を保持し、第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36をXYZ方向の位置調整(XYZ調整)が終了したレーザ17を挟持する位置に移動させる。これにより、第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36の面35y及び36y(図7参照)はハウジング11の面11bに押し付けられると共に、第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36はレーザ17を挟持する。この状態で、第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36とハウジング11、及び第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36とレーザ17を紫外線硬化型や熱硬化型の接着剤或いはネジ止め等により固定する。そして、固定が完了した後、所定の治具による第1浮動ホルダ35及び第2浮動ホルダ36の保持、及び3次元ステージによるレーザ17の保持を解除する。これにより、レーザ17は、XYZ調整が終了した位置で固定される。
このように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
〈第3の実施の形態〉
第3の実施の形態では、各レーザに専用のカップリングレンズを備えたプロジェクタの例を示す。
図10は、第3の実施の形態に係るプロジェクタを例示する斜視図である。図10を参照するに、第3の実施の形態に係るプロジェクタ10Bは、色合成素子19が色合成素子39に置換され、色合成素子39の入射側にレーザ16〜18に対応する専用のカップリングレンズ31〜33が設けられている点が第1の実施の形態に係るプロジェクタ10と異なる。
プロジェクタ10Bのような構造のプロジェクタにおいても、カップリングレンズ31〜33をZ調整する部品を備えることなく、第1又は第2の実施の形態で説明した浮動ホルダを用いるXYZ調整方法を適用することにより、プロジェクタの小型化、治具の簡略化等の効果を奏する。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、各実施の形態では、本発明をプロジェクタに適用する例を示したが、本発明はプロジェクタのみならず、光ピックアップやレーザプリンタ等のレーザとカップリングレンズとの位置関係を調整する光学装置であれば、どのようなものにでも適用可能である。
又、本発明に係る位置調整固定方法は、位置調整のみならず、回転調整も含めた調整にも適用可能である。
10、10A、10B プロジェクタ
11 ハウジング
11a、11b、11c、14y、35y、36y 面
11d、11e、11f 光透過穴
12 カバー
12a 出射口
13、14、15、23、24、25 浮動ホルダ
14a、14b、14c、14d、14x、35a、35b、35c、36a、36b、36c LD保持部
14a1、14b1、14c1、14d1、35a1、35b1、35c1、36a1、36b1、36c1 内側面
16、17、18 レーザ
17a、17b 円筒部
19、39 色合成素子
20、31、32、33 カップリングレンズ
21 MEMS
35 第1浮動ホルダ
36 第2浮動ホルダ
特開平06−085233号公報 特開平08−147712号公報

Claims (7)

  1. レーザと、前記レーザから出射されるレーザ光が入射するカップリングレンズと、を有する光学装置における、前記レーザと前記カップリングレンズとの位置調整固定方法であって、
    ハウジングに前記カップリングレンズを固定し、
    前記レーザを点灯させて、前記レーザから出射される前記レーザ光を前記カップリングレンズに入射させ、
    前記カップリングレンズから出射される前記レーザ光が所定の品質になるように、前記レーザの位置を前記レーザ光の光軸であるZ方向と、前記光軸に垂直な平面であるXY平面内で調整し、
    前記調整後に、前記ハウジングと前記レーザとを浮動ホルダを介して固定する位置調整固定方法。
  2. 前記浮動ホルダは、前記ハウジングの前記光軸に垂直な面に密着する面と、前記レーザを前記光軸方向に移動可能な状態で保持する保持部と、を有し、
    前記Z方向の調整は、前記レーザを前記浮動ホルダに保持させ、前記保持部に対して前記レーザを前記光軸方向に移動させることで行い、
    前記XY平面内での調整は、前記レーザを保持した状態で、前記浮動ホルダを前記ハウジングの前記光軸に垂直な面に沿って移動させることで行う請求項1記載の位置調整固定方法。
  3. 前記浮動ホルダは、第1浮動ホルダ及び第2浮動ホルダを有し、
    前記第1浮動ホルダ及び前記第2浮動ホルダは、それぞれ前記ハウジングの前記光軸に垂直な面に密着する面と、前記レーザを保持する保持部と、を備え、
    前記Z方向の調整及び前記XY平面内での調整が終了後、前記レーザを前記第1浮動ホルダと前記第2浮動ホルダとで挟持し、前記ハウジングと前記レーザとを前記第1浮動ホルダ及び前記第2浮動ホルダを介して固定する請求項1記載の位置調整固定方法。
  4. レーザと、前記レーザから出射されるレーザ光が入射するカップリングレンズと、を有し、
    前記レーザは、浮動ホルダを介してハウジングに固定されている光学装置。
  5. 前記浮動ホルダは、前記ハウジングの前記レーザ光の光軸に垂直な面に密着する面と、前記レーザを保持する保持部と、を有する請求項4記載の光学装置。
  6. 前記浮動ホルダは、第1浮動ホルダ及び第2浮動ホルダを有し、
    前記第1浮動ホルダ及び前記第2浮動ホルダは、それぞれ前記ハウジングの前記レーザ光の光軸に垂直な面に密着する面と、前記レーザを保持する保持部と、を備える請求項4記載の光学装置。
  7. 波長の異なる3つのレーザと、Xプリズム型の色合成素子と、1つのカップリングレンズと、を有し、前記カップリングレンズを前記3つのレーザに共通に用いているレーザプロジェクタであって、
    前記3つのレーザは、それぞれ請求項4乃至6の何れか一項記載の浮動ホルダを介してハウジングに固定されているレーザプロジェクタ。
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