JP6720556B2 - プロジェクター - Google Patents
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Description
この構成によれば、固定部の固定面が、被固定面に対し点接触するため、接触点を基準点として、光合成装置を固定部に対して傾けることが可能となる。したがって、光合成装置の姿勢を連続的に変化させながら、各色の画像ずれが最も少ない位置に光合成装置を位置決めできる。
加えて、上記の構成によれば、光合成装置の姿勢の調整を行う際に固定面と被固定面との接触点の位置が変わらない。光合成装置は、接触点を起点として熱膨張する。したがって、例えば被固定面の中心で、固定面の頂点を接触させることで、光合成装置の膨張量の分布傾向にプロジェクターごとの差が生じることを抑制できる。これにより、光合成装置の熱膨張に起因する投影画面の位置移動やフォーカスのずれ等の画像のズレを抑制することができる。
この構成によれば、接着剤により、固定面と被固定面とを強固に固定することができる。また、接着剤を用いることで、固定部に対する光合成装置の姿勢の調整を接着剤が未硬化の状態で行い、調整完了後に硬化させて固定することが可能となる。なお、接着剤の変形量は、接着層の厚さに依存する。このため、固定面と被固定面との接着においては、固定面の頂点近傍で最も互いの位置関係を強固に保持する。したがって、接着剤を用いた場合であっても、光合成装置の熱膨張の起点が接触点となるという性質は、変わらない。
この構成によれば、固定面が頂点を有する。このため、被固定面に対し1つの点で点接触する固定面を実現して、固定部に対する光合成装置の姿勢を容易に変化させることができる。
この構成によれば、固定面および被固定面を接触させた状態で相対的な姿勢を変化させた場合に常に円錐面の頂点で接触する構成を容易に実現できる。
この構成によれば、3色の画像を合成する光合成装置において、熱膨張による投影画面の位置移動やフォーカスのずれ等の画像ずれの影響を小さくすることができる。
この構成によれば、光合成装置が被固定面の中心から膨張するため、各方向への膨張量を略均一させることができ、投影画面の位置移動やフォーカスのずれ等画像のズレをより効果的に抑制することができる。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
プロジェクター1は、図1に示すように、光源2と、凹レンズ20と、インテグレーター光学系30と、偏光変換素子40と、重畳光学系50と、色分離光学系3と、光変調装置4Rと、光変調装置4Gと、光変調装置4Bと、光合成装置60と、投射光学系6と、筐体70と、を概略備えている。
光源2から射出された照明光WLは、凹レンズ20を介して、インテグレーター光学系30に入射する。
なお、緑色光LGは、第2のダイクロイックミラー7bにより光変調装置4Gに向けて反射される。
本実施得形態の光合成装置60は、直方体のクロスダイクロイックプリズム52である。光合成装置60は、3つの入射面61R、61G、61Bと、1つの射出面61Cと、入射面61R、61G、61Bおよび射出面61Cと直交する2つの直交面と、を有する。
図4に示すように固定面73は、円錐面である。ここで円錐面とは、円錐の表面のうち底面を除いた面である。本実施形態において、固定面73を構成する円錐面は、底面の円の直径φが例えば20mm〜30mmであり、高さHが0.1mm〜0.2mmである。
図5および図6は、固定ベース72の固定面73および光合成装置60を模式的に示す側面図である。図5および図6を基に、固定ベース72に対する光合成装置60の組み付け工程および姿勢調整について説明する。
次いで、図5に示すように、接着剤74が塗布された固定面73に光合成装置60を載置する。このとき、光合成装置60の被固定面63は、中心C63(図4参照)において、固定面73の頂点Pと点接触する。この状態の光合成装置60は、固定ベース72に対して、X軸方向を中心とする回転方向(以下、Xθ方向)、Y軸方向を中心とする回転方向(以下、Yθ方向)、およびZ軸方向を中心とする回転方向(以下、Zθ方向)、に回転可能である。
光合成装置60の姿勢調整が完了した後に、紫外線を照射して接着剤74を硬化させ、固定面73と被固定面63とを互いに固定する。
図5および図6に示すように、光合成装置60は、被固定面63の中心C63を固定面73の頂点Pに点接触させる。また、光合成装置60の姿勢調整は、頂点Pを中心として光合成装置60をXθ方向およびYθ方向に傾ける(又はZθ方向に回転させる)ことで行われる。本実施形態によれば、固定面73が円錐面であるため、固定ベース72に対する光合成装置60の姿勢を変化させても、接触点CPが頂点Pから移動しない。
比較例の固定ベース1072は、球面形状の固定面1073を有する。このため、光合成装置60の姿勢調整時に、光合成装置60を固定ベース1072に対して傾けると接触点CPが頂点Pから移動してしまう。すなわち、姿勢調整を行うと、個体ごとに接触点CPの位置が異なってしまう。光合成装置60の熱膨張は、接触点CPを起点とするため、接触点が個体ごとに異なると、光合成装置60の各方位の膨張量E1、E2の分布傾向に個体差が生じる。上述した実施形態の固定ベース72は、このような比較例の課題を解決することができる。
Claims (4)
- 光源と、
前記光源からの光を変調させて画像光を形成する複数の光変調装置と、
複数の前記画像光を合成する光合成装置と、
前記光合成装置を固定する固定部と、を備え、
前記光合成装置は、前記固定部に固定される被固定面を有し、
前記固定部は、前記光合成装置を固定する固定面を有し、
前記固定面は、前記被固定面の中心と点接触する頂点を有し、
前記被固定面における前記頂点との接触点は、前記固定部と前記光合成装置との相対的な姿勢を変化させた場合に、前記頂点から移動しない、プロジェクター。 - 前記固定面と前記被固定面との間には、接着剤が充填されている、請求項1に記載のプロジェクター。
- 前記固定面が、円錐面である、
請求項1又は2に記載のプロジェクター。 - 前記光合成装置は、光が入射する3つの入射面と、合成された光を出射する1つの射出面と、前記入射面および前記射出面と直交する2つの直交面と、を有するクロスダイクロイックプリズムであり、
前記被固定面は、2つの直交面のうち何れか一方である、請求項1〜3の何れか一項に記載のプロジェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016019462A JP6720556B2 (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | プロジェクター |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016019462A JP6720556B2 (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | プロジェクター |
Publications (3)
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JP2017138486A JP2017138486A (ja) | 2017-08-10 |
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JP2016019462A Active JP6720556B2 (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | プロジェクター |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6720556B2 (ja) |
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- 2016-02-04 JP JP2016019462A patent/JP6720556B2/ja active Active
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JP2017138486A (ja) | 2017-08-10 |
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