JP4127004B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を投写して表示するプロジェクタに関する。特に、DMDを用いたプロジェクタに関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、プレゼンテーションやホームシアター等の分野において、プロジェクタが利用されている。このようなプロジェクタとしては、例えば、光源から射出されたフィールドレンズを通して入射した光束をマイクロミラーの角度を変化させることにより画像情報に応じて光変調する反射型光変調装置と、この光変調装置で形成された光束をフィールドレンズを通して拡大投写する投写光学系とを備えたものがある。
【0003】
反射型光変調装置としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device:TEXAS INSTURUMENTS社の商標)がある(例えば、特許文献1)。このDMDは、光源からの光束を画像データに応じて変調するものであり、2次元的に配列された複数のピクセルを含んで構成されている。各ピクセルは、微小なミラーと、このミラーの直下に配置されたメモリー素子とを備えている。各ピクセル毎にメモリー素子による静電界作用によってマイクロミラーの傾きを制御し、その反射光束の角度を変化させてオン/オフ状態を作り出す。オン状態では、反射光束は投写光学系に入射して画像光として投影され、オフ状態では、反射光束は投写光学系には入射せずに装置内部の所定の場所で吸収される。したがって、投写画像の精度を確保するため、DMDを照明光軸に対して高精度で取り付ける必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−334709号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プロジェクタの製造工程において、DMDは、回路基板に取り付けられ、この回路基板がプロジェクタ内部に配置されることによって、プロジェクタに固定される。このとき、現実には±0.2°程度の基板に対するDMDの取り付け誤差が生じるため、投写画像にボケや歪みが生じる、という課題があった。
【0006】
本発明の目的は、投写画像のボケや歪みを補正できるプロジェクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のプロジェクタは、光源から射出されフィールドレンズを通して入射した光束を、マイクロミラーの角度を変化させることにより画像情報に応じて光変調する反射型光変調装置と、この反射型光変調装置で変調された光束を前記フィールドレンズを通して拡大投写する投写光学系とを備えたプロジェクタであって、前記光源から前記投写光学系に至る照明光軸に対して、前記フィールドレンズの姿勢を調整する姿勢調整機構を有し、前記姿勢調整機構は、前記フィールドレンズの外周部を保持する保持枠と、照明光軸に対して固定されて前記保持枠の外周部を支持する支持部材と、前記保持枠を前記支持部材に対して相対移動させる調整機構とを備えていることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、DMDの回路基板への取り付け誤差があっても、フィールドレンズの照明光軸に対する姿勢を適宜調整することにより、DMDへの入射光束やDMDからの反射光束がフィールドレンズを通過する際の屈折角を変化させて、投写画像のボケや歪みを補正できる。
また、照明光軸に対して支持部材を固定し、調整機構で保持枠を支持部材に対して相対移動させることにより、調整機構を調整するだけでフィールドレンズの照明光軸に対する傾斜角を調整できるから、簡易な構造で高精度に投写画像を補正できる。
【0009】
本発明では、前記フィールドレンズは平凸レンズとされていることが好ましい。
この発明によれば、画像の解像度の評価値であるMTF値(Modulation Transfer Function)を低下させずに、投写画像のボケや歪みを補正できる。つまり、補正による投写画像の解像度の低下を防止できる。
【0010】
本発明では、前記姿勢調整機構は、前記フィールドレンズをその凸面の曲率中心を中心として回転させることが好ましい。
この発明によれば、凸面の曲率中心を中心としてフィールドレンズを回転させると、フィールドレンズは照明光軸に対して傾斜するが、このとき、フィールドレンズの凸面の照明光軸に対する角度は変化せず、平面の照明光軸に対する角度のみが変化する。よって、フィールドレンズの平面のみを照明光軸に対して傾斜させることができるから、レンズの屈折角が急激に変化することなく、投写画像を円滑に補正できる。
【0012】
本発明では、前記フィールドレンズは、平凸レンズとされ、前記支持部材は、前記フィールドレンズの凸面が当接される凹状のガイド面を有し、前記調整機構は、前記フィールドレンズを前記ガイド面に沿って摺動させながら前記保持枠を相対移動させることが好ましい。
この発明によれば、フィールドレンズを平凸レンズとしたので、画像の解像度の評価値であるMTF値(Modulation Transfer Function)を低下させることなく、投写画像のボケや歪みを補正できる。つまり、補正による投写画像の解像度の低下を防止できる。
また、調整機構によって、フィールドレンズをガイド面に沿って摺動させながら保持枠を相対移動させたので、簡単な機構でフィールドレンズを凸面の曲率中心を中心として容易に回転できる。よって、フィールドレンズの平面のみを照明光軸に対して傾斜させることができるから、投写画像を円滑に補正できる。
【0013】
本発明では、前記調整機構は、照明光軸に対して交差する特定方向に沿って前記保持枠を相対移動させる第1調整機構と、照明光軸および前記特定方向に対して交差する方向に沿って前記保持枠を相対移動させる第2調整機構とを備えていることが好ましい。
この発明によれば、フィールドレンズの照明光軸に対する傾斜角を三次元的に自在に調整できるから、投写画像を確実に補正できる。
【0014】
本発明では、前記調整機構は、前記支持部材に進退可能に設けられた調整ねじと、前記保持枠の外周部に形成され前記調整ねじ先端が当接される傾斜面とを含んで構成され、この傾斜面は、前記支持部材のガイド面に交差していることが好ましい。
この発明によれば、調整ねじを回転させて進退させると、この調整ねじの進退運動は、傾斜面によって支持部材のガイド面に沿った方向の保持枠の運動に変換される。これにより、フィールドレンズが凸面の曲率中心を中心として回転し、照明光軸に対する姿勢が変化する。したがって、調整ねじにより保持枠の相対位置を微調整でき、投写画像の補正を高精度で行うことができる。
【0015】
本発明では、前記調整ねじの先端は、略球形状とされていることが好ましい。この発明によれば、調整ねじを進退させることにより、その先端と傾斜面とが当接する角度が変化しても、調整ねじと傾斜面との接触面積を一定にできるから、投写画像の補正を円滑に行うことができる。
【0016】
本発明では、前記調整機構は、前記支持部材のうち前記保持枠を挟んで前記調整ねじの反対側に設けられた付勢部材と、前記保持枠の外周部に形成され前記付勢部材で押圧される被押圧面とを含んで構成され、この被押圧面は、前記支持部材のガイド面に交差していることが好ましい。
ここで、付勢部材としては、ばね、合成ゴム、天然ゴム等が挙げられる。
この発明によれば、付勢部材を調整ねじの反対側に設けたので、付勢部材の付勢力によって、支持部材のガイド面に沿った方向に保持枠が付勢されると、保持枠の傾斜面が調整ねじ側に付勢される。したがって、調整ねじを後退させても、調整ねじ先端が保持枠の傾斜面から離隔することがないから、調整ねじで投写画像を確実に調整できる。
【0017】
本発明では、前記付勢部材の前記被押圧面を押圧する押圧部は、略球形状とされていることが好ましい。
この発明によれば、調整ねじを進退させることにより、付勢部材の押圧部と保持枠の被押圧面とが当接する角度が変化しても、付勢部材の押圧部と被押圧面との接触面積を一定にできるから、安定して付勢力を加えることができ、投写画像の補正を円滑に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
〔1〕プロジェクタの構造
図1は、本発明に係るプロジェクタ1の構造を模式的に示した図である。プロジェクタ1は、照明光学系10と、色切替光学系20と、リレー光学系50と、反射型光変調装置としてのDMD30と、投写光学系40と、これら光学系20およびDMD30の動作制御を行う装置制御部60とを備える。
【0019】
照明光学系10は、白色光を射出してDMD30の画像形成領域を照明するための光学系であり、光源装置11で構成されている。
光源装置11は、放射状の光線を出射する光源としての光源ランプ11Aと、この光源ランプ11Aから出射された放射光を反射して後述するカラーホイール21に集光するリフレクタ11Bとを有する。光源ランプ11Aとしては、ハロゲンランプやメタルハライドランプ、または高圧水銀ランプが用いられることが多い。リフレクタ11Bは、楕円面鏡であり、この楕円面鏡を構成する楕円形の2つの焦点のうちリフレクタ11B側の焦点に光源ランプ11Aが位置している。リフレクタ11Bとしては、楕円面鏡の他、集光レンズ(凸レンズ)と共に放物面鏡を用いてもよい。
【0020】
色切替光学系20は、照明光学系10から射出される白色光を時分割で赤、緑、青の色光に切り替えるものである。色切替光学系20は、円盤状に形成されて回転することにより照明光学系10から射出された光束をR,G,Bの3つの色光に切り替えるカラーホイール21と、カラーホイール21を透過した発散光を重畳してDMD30の画像形成領域をほぼ均一に照明するロッドインテグレータ22とを備えている。
【0021】
図2は、カラーホイール21の正面図である。
カラーホイール21は、回転方向に沿って区切られた4つの扇形の領域に3つの透過型色フィルタ21R,21G,21Bが形成されている。ここで、透過型色フィルタ21Rは、赤の波長領域の光を透過させ、他の波長領域の光を反射または吸収することで、赤色のみを透過させるものである。同様に、透過型色フィルタ21G,21Bは、それぞれ、緑、青の波長領域の光を透過させ、他の波長領域の光を反射または吸収することで、緑色または青色のみを透過させるものである。このような透過型色フィルタ21R,21G,21Bは、例えば、誘電体多層膜や、塗料を用いて形成されたフィルタ板などを採用できる。4つの扇形の領域において、透過型色フィルタ21R,21G,21B以外の部分は、透光領域21Wとなっており、照明光学系10から射出された光束は、そのまま通過できるようになっている。この透光領域21Wにより、投写画像中の輝度を上げることができ、投写画像の明るさを確保することができる。
【0022】
ロッドインテグレータ22は、照明光軸方向から見てほぼ矩形状とされ、DMD30の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。例えば、DMD30の画像形成領域のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であるならば、ロッドインテグレータ22のアスペクト比も4:3に設定する。ロッドインテグレータ22の入射端面に入射された光束は、内部で反射を繰り返して重畳され射出端面から射出される。
なお、ロッドインテグレータ22の入射端面は、カラーホイール21の射出端面の近傍に配置され、リフレクタ11Bを構成する楕円形の2つの焦点のうちリフレクタ11B側と反対側の焦点に位置している。
【0023】
図1に戻って、リレー光学系50は、色切替光学系20で時分割された各色光をDMD30まで導くとともに、DMD30で変調された光束を投写光学系40まで導くものであって、リレーレンズ群51と、ミラー52と、フィールドレンズ15とを備えている。
リレーレンズ群51は、照明光軸上に配置された後述するフィールドレンズ15とともに、ロッドインテグレータ22から射出した光束を発散させずにDMD30上に結像させる機能を有している。
フィールドレンズ15は、リレーレンズ群51から射出された各色光をDMD30上にほぼ重畳させ、かつ、DMD30で変調された光束を投写光学系40とともに拡大投写するものである。このフィールドレンズ15は、後述する姿勢調整機構70で支持されている。
【0024】
図3は、DMDのピクセル毎の構造を示す側面図である。
DMD30は、色切替光学系20で時分割された各色光を画像データに応じて変調するものであって、CMOSウェハープロセスを基に、マイクロマシン技術により、半導体チップ上に多数の可動マイクロミラーを集積した反射型光変調装置である。
具体的に、DMD30は、各ピクセル毎に、CMOS基板31上に設けられたアドレス電極32およびバイアスリセットバス33と、これらアドレス電極32およびバイアスリセットバス33上に設けられたマイクロミラー34とを備えている。マイクロミラー34は、ミラー本体35と、このミラー本体を支持するヨーク36と、ヨーク36の両端に形成されたスプリングチップ37とを含んで構成されている。
【0025】
マイクロミラー34は、ヨーク36の略中央に設けられたヒンジ38の復元力により、アドレス電極32に印加されるバイアス電圧が0の場合には、非安定状態にある。
この状態から、アドレス電極32に所定のバイアス電圧が印加されると、静電引力がミラー本体35とアドレス電極32間、およびヨーク36とアドレス電極32間に作用して効率的に静電トルクを発生する。すると、図3に示すように、ヒンジ38の復元力に逆らってマイクロミラー34が回転し、この回転はスプリングチップ37が着地することにより停止する。このマイクロミラー34は、図3に示すような左側に−θ傾斜したオフ状態と、逆に右側に+θ傾斜したオン状態の2つの安定状態を採ることができる。
【0026】
図1に戻って、DMD30によれば、DMD30に対して2θの角度で入射光を入射させることにより、オン/オフ2つの状態間で4θの光偏向角が得られる。DMD30に入射する光束は、マイクロミラー34がオン状態の場合、2θ偏向されて投写光学系40により画像光として投写され、オフ状態の場合、6θ偏向されて吸収板53で吸収される。
【0027】
投写光学系40は、DMD30によって変調された画像光をスクリーン41に拡大投写するものであり、R,G,Bの各色光における色収差等による投写画像の不鮮明を防止する目的で、図示しない複数の集光素子を照明光軸方向に沿って配置した組レンズとして構成されている。
装置制御部60は、色切替光学系20およびDMD30と電気的に接続されており、それぞれの動作制御を行うものである。
【0028】
〔2〕姿勢調整機構の構造
図4は、姿勢調整機構70の全体斜視図である。図5は、姿勢調整機構70の分解斜視図である。図6は、姿勢調整機構70の平断面図である。図4〜6において、光源から投写光学系に至る照明光軸をZ方向とし、このZ方向に対して交差する特定方向をX方向とし、Z方向およびX方向に対して交差する方向をY方向とする。
姿勢調整機構70は、フィールドレンズ15の外周部を保持する保持枠71と、照明光軸に対して固定されて保持枠71の外周部を支持する支持部材72と、保持枠71を支持部材72に対して相対移動させる調整機構73と、保持枠71に支持されたフィールドレンズ15の照明光軸に対する中心の位置出しを行う中心位置出し機構74を備えている。
調整機構73は、X方向に沿って保持枠71を相対移動させる第1調整機構73Aと、Y方向に沿って保持枠71を相対移動させる第2調整機構73Bとで構成されている。
中心位置出し機構74は、フィールドレンズ15のX方向の中心の位置出しを行う第1中心位置出し機構74Aと、フィールドレンズ15のY方向の中心の位置出しを行う第2中心位置出し機構74Bとで構成されている。
【0029】
フィールドレンズ15は平面151と凸面152とを有する平凸レンズとされている。
保持枠71は、フィールドレンズ15の外周部を囲む枠状とされている。この保持枠71の外周部のうち、図5,6中X方向手前側の辺には、傾斜面732Aが形成され、この傾斜面に対してフィールドレンズ15を挟んで反対側(X方向奥側の辺)には、被押圧面734Aが形成されている。また、保持枠71の外周部のうち、図5,6中Y方向上側の辺には傾斜面732Bが形成され、この傾斜面732Bに対してフィールドレンズ15を挟んで反対側(Y方向下側の辺)には、被押圧面734Bが形成されている。これら傾斜面732A,732Bおよび被押圧面734A,734Bは、フィールドレンズ15の凸面152(および後述する支持部材72のガイド面721)にほぼ直交する角度で交差している(図6参照)。
また、保持枠71の外周部のうち、傾斜面732A,732B近傍には、凹部742A,742Bが形成されている。
【0030】
支持部材72は、フィールドレンズ15の凸面152が当接される凹状のガイド面721を有している。また、支持部材72は、保持枠71の傾斜面732A,732Bに対応した位置に設けられた調整ねじ731A,731Bと、保持枠71の被押圧面734A,734Bに対応した位置に設けられた付勢部材733A,733Bと、凹部742A,742Bに対応した位置に設けられた中心位置出しねじ741A,741Bとを備えている。なお、支持部材72の調整ねじ731A,731Bが設けられた部分近傍、および保持枠71の傾斜面732A,732B近傍には、組み立てや調整を行う際の目安となる略V字形状のマーク737が設けられている。
【0031】
調整ねじ731A,731Bは、ドライバ等で回転させることにより、保持枠71に対して進退可能に設けられ、その球形状の先端735で傾斜面732A,732Bに当接する。
中心位置出しねじ741A,741Bは、調整ねじ731A,731Bと同様に、保持枠71に対して進退可能に設けられ、その球形状の先端735で凹部742A,742B内部に嵌合可能とされている。
付勢部材733A,733Bは、板材を折り曲げた形状のばねとされ、被押圧面734A,734Bを押圧する球形状の押圧部736を有している。
【0032】
第1中心位置出し機構74Aは、中心位置出しねじ741A、および凹部742Aで構成されている。第2中心位置出し機構74Bは、中心位置出しねじ741B、および凹部742Bで構成されている。
これら中心位置出し機構74A,74Bによれば、中心位置出しねじ741Aが凹部742Aに嵌合され、中心位置出しねじ741Bが凹部742Bに嵌合されることにより、保持枠71が支持部材72に固定されて、保持枠71に保持されたフィールドレンズ15の中心が照明光軸と略一致するようになっている。
調整機構73A,73Bは、フィールドレンズ15をガイド面721に沿って摺動させながら、保持枠71を相対移動させるものである。第1調整機構73Aは、調整ねじ731A、傾斜面732A、付勢部材733A、および被押圧面734Aで構成されている。第2調整機構73Bは、調整ねじ731B、傾斜面732B、付勢部材733B、および被押圧面734Bで構成されている。
【0033】
ここで、第1調整機構73Aの動作について、図6を参照しながら説明する。なお、第2調整機構73Bについても同様である。
付勢部材733Aは、付勢力によって押圧部736で保持枠71の被押圧面734Aを図6中A方向に押圧する。これにより、保持枠71は、支持部材72のガイド面721に沿って図6中B方向に移動する。ここで、この支持部材72の図6中B方向への移動は、調整ねじ731Aが先端735で保持枠71の傾斜面732Aに当接することにより、規制される。
この状態から、例えば、調整ねじ731Aを回転させて後退させると、保持枠71の移動の規制が解除されて、付勢部材733Aの付勢力によって、保持枠71は支持部材72のガイド面721に沿って図6中B方向に移動する。すると、フィールドレンズ15がその凸面152の曲率中心を中心として図6中時計回りに回転し、フィールドレンズ15の平面151の面方向が図6中上向きに変化する。
【0034】
逆に、調整ねじ731Aを回転させて前進させると、この調整ねじ731Aの進退方向の動きは、傾斜面732Aによって保持枠71のガイド面721に沿った方向の動きに変換される。これにより、保持枠71は、付勢部材733Aの付勢力に逆らって、支持部材72のガイド面721に沿って図6中B方向と反対方向に移動する。すると、フィールドレンズ15がその凸面152の曲率中心を中心として図6中反時計回りに回転し、フィールドレンズ15の平面151の面方向が図6中下向きに変化する。
【0035】
次に、照明光軸に対するフィールドレンズ15の姿勢の調整手順について説明する。
まず、調整機構73A,73Bの調整ねじ731A,731Bを後退させた状態で、中心位置出しねじ741A,741Bを前進させて、凹部742A,742Bに嵌合させる。これにより、保持枠71は、付勢部材733A,733Bおよび中心位置出しねじ741A,741Bを介して、支持部材72に支持されて、フィールドレンズ15の中心が照明光軸に略一致した状態となる。
次に、調整ねじ731A,731Bを前進させて、その先端735を各傾斜面732A,732Bに当接させる。このとき、調整ねじ731A,731Bと各傾斜面732A,732Bとの間には、何ら力が作用していない。
【0036】
次に、中心位置出しねじ741A,741Bを後退させると、付勢部材733A,733Bによる付勢力が調整ねじ731A,731Bに作用し、保持枠71は、付勢部材733A,733Bおよび調整ねじ731A,731Bを介して、支持部材72に支持される。このようにしても、フィールドレンズ15の中心は、照明光軸に略一致した状態となっている。
続いて、各調整ねじ731A,731Bを適宜進退させることにより、保持枠71が付勢部材733A,733Bおよび調整ねじ731A,731Bを介して支持部材72に支持された状態で、フィールドレンズ15の照明光軸に対する姿勢を調整する。
【0037】
〔3〕プロジェクタの制御構造
図7は、本発明におけるプロジェクタの制御構造を模式的に表した図である。装置制御部60は、カラーホイール21を駆動するためのフィルタ切替部61と、DMD30に画像信号を与えてマイクロミラー34のオン/オフ状態を変換する信号処理部62とを備えている。
フィルタ切替部61は、カラーホイール21を回転軸21Aを中心に一定周波数の240Hzで回転させるものであり、光源ランプ11Aから射出された光束は、カラーホイール21の回転に応じて、カラーホイール21に形成された透過型色フィルタ21R,21G,21Bおよび透光領域21Wに順次照射され、結果として、カラーホイール21を通過した後、赤色光、緑色光、青色光、および白色光として循環的に変化しながら射出される。
【0038】
信号処理部62は、フィルタ切替部61の一定周波数240Hzに同期して、画像信号をDMD30に出力し、赤・緑・青の各画素に対応したマイクロミラー34のオン/オフを行う。
【0039】
したがって、本実施形態によれば以下の効果がある。
(1) プロジェクタ1に姿勢調整機構70を設けたので、DMD30の回路基板への取り付け誤差があっても、フィールドレンズ15の照明光軸に対する姿勢を適宜調整することにより、DMD30への入射光束やDMD30からの反射光束がフィールドレンズ15を通過する際の屈折角を変化させて、投写画像のボケや歪みを補正できる。
【0040】
(2) フィールドレンズ15を平凸レンズとしたので、画像の解像度の評価値であるMTF値(Modulation Transfer Function)を低下させずに、投写画像のボケや歪みを補正できる。つまり、補正による投写画像の解像度の低下を防止できる。
【0041】
(3) 姿勢調整機構70でフィールドレンズ15をその凸面152の曲率中心を中心として回転させたので、フィールドレンズ15は照明光軸に対して傾斜するが、このとき、フィールドレンズ15の凸面152の照明光軸に対する角度は変化せず、平面151の照明光軸に対する角度のみが変化する。よって、フィールドレンズ15の平面151のみを照明光軸に対して傾斜させることができるから、レンズの屈折角が急激に変化することなく、投写画像を円滑に補正できる。
【0042】
(4) 姿勢調整機構70を、保持枠71、支持部材72、および調整機構73を含んで構成したので、照明光軸に対して支持部材72を固定し、調整機構73で保持枠71を支持部材72に対して相対移動させることにより、調整機構73を調整するだけでフィールドレンズ15の照明光軸に対する傾斜角を調整できるから、簡易な構造で高精度に投写画像を補正できる。
【0043】
(5) 支持部材72にフィールドレンズ15の凸面152が当接される凹状のガイド面721を設け、調整機構73で、フィールドレンズ15をガイド面721に沿って摺動させながら、保持枠71を相対移動させた。これにより、簡単な機構でフィールドレンズ15を容易に回転できる。
【0044】
(6) 調整機構73を、X方向に沿って保持枠71を相対移動させる第1調整機構73Aと、Y方向に沿って保持枠71を相対移動させる第2調整機構73Bとで構成したので、フィールドレンズ15の照明光軸に対する傾斜角を三次元的に自在に調整できるから、投写画像を確実に補正できる。
【0045】
(7) 調整機構73A,73Bを、調整ねじ731A,731Bと、傾斜面732A,732Bとを含んで構成し、各傾斜面732A,732Bを支持部材72のガイド面721に交差させた。これにより、調整ねじ731A,731Bを回転させて進退させると、この調整ねじ731A,731Bの進退運動は、傾斜面732A,732Bによって支持部材72のガイド面721に沿った方向の保持枠71の運動に変換される。これにより、フィールドレンズ15が凸面152の曲率中心を中心として回転し、照明光軸に対する姿勢が変化する。したがって、調整ねじ731A,731Bにより保持枠71の相対位置を微調整でき、投写画像の補正を高精度で行うことができる。
【0046】
(8) 調整ねじ731A,731Bの先端735を球形状としたので、調整ねじ731A,731Bを進退させることにより、その先端735と傾斜面732A,732Bとが当接する角度が変化しても、調整ねじ731A,731Bと傾斜面732A,732Bとの接触面積を一定にできるから、投写画像の補正を円滑に行うことができる。
【0047】
(9) 調整機構73A,73Bを、付勢部材733A,733Bと、被押圧面734A,734Bとを含んで構成し、この被押圧面734A,734Bを、支持部材72のガイド面721に交差させた。ここで、付勢部材733A,733Bを調整ねじ731A,731Bの反対側に設けたので、付勢部材733A,733Bの付勢力によって、支持部材72のガイド面721に沿った方向に保持枠71が付勢されると、保持枠71の傾斜面732A,732Bが調整ねじ731A,731B側に付勢される。したがって、調整ねじ731A,731Bを後退させても、調整ねじ731A,731Bの先端735が保持枠71の傾斜面732A,732Bから離隔することがないから、調整ねじ731A,731Bで投写画像を確実に調整できる。
【0048】
(10) 付勢部材733A,733Bの被押圧面734A,734Bを押圧する押圧部736を球形状としたので、調整ねじ731A,731Bを進退させることにより、付勢部材733A,733Bの押圧部736と保持枠71の被押圧面734A,734Bとが当接する角度が変化しても、押圧部736と被押圧面734A,734Bとの接触面積を一定にできるから、安定して付勢力を加えることができ、投写画像の補正を円滑に行うことができる。
【0049】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、フィールドレンズ15の形状を平凸としたが、これに限らず、両凸やその他の形状としてもよい。
また、本実施形態では、フィールドレンズ15を凸面の曲率中心を中心として回転させたが、これに限らず、照明光軸に対して傾斜させればどのような方法を採用してもよい。
また、本実施形態では、調整機構73を第1調整機構73Aと第2調整機構73Bの2つとしたが、これに限らず、3つあるいはそれ以上としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの構造を示す模式図。
【図2】 前記実施形態に係るプロジェクタのカラーホイールの構造を示す正面図。
【図3】 前記実施形態に係る反射型光変調装置のピクセル毎の構造を示す側面図。
【図4】 前記実施形態に係る姿勢調整機構の全体斜視図。
【図5】 前記実施形態に係る姿勢調整機構の分解斜視図。
【図6】 前記実施形態に係る姿勢調整機構の平断面図。
【図7】 前記実施形態に係るプロジェクタの制御構造を示す模式図。
【符号の説明】
1…プロジェクタ、11A…光源ランプ(光源)、15…フィールドレンズ、30…DMD(反射型光変調装置)、34…マイクロミラー、40…投写光学系、70…姿勢調整機構、71…保持枠、72…支持部材、73…調整機構、73A…第1調整機構、73B…第2調整機構、152…凸面、721…ガイド面、731A,731B…調整ねじ、732A,732B…傾斜面、733A,733B…付勢部材、734A,734B…被押圧面、735…調整ねじの先端、736…付勢部材の押圧部

Claims (9)

  1. 光源から射出されフィールドレンズを通して入射した光束を、マイクロミラーの角度を変化させることにより画像情報に応じて光変調する反射型光変調装置と、この反射型光変調装置で変調された光束を前記フィールドレンズを通して拡大投写する投写光学系とを備えたプロジェクタであって、
    前記光源から前記投写光学系に至る照明光軸に対して、前記フィールドレンズの姿勢を調整する姿勢調整機構を有し
    前記姿勢調整機構は、前記フィールドレンズの外周部を保持する保持枠と、
    照明光軸に対して固定されて前記保持枠の外周部を支持する支持部材と、
    前記保持枠を前記支持部材に対して相対移動させる調整機構とを備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記フィールドレンズは平凸レンズとされていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記姿勢調整機構は、前記フィールドレンズをその凸面の曲率中心を中心として回転させることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記フィールドレンズは平凸レンズとされ、
    前記支持部材は、前記フィールドレンズの凸面が当接される凹状のガイド面を有し、前記調整機構は、前記フィールドレンズを前記ガイド面に沿って摺動させながら前記保持枠を相対移動させることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記調整機構は、照明光軸に対して交差する特定方向に沿って前記保持枠を相対移動させる第1調整機構と、照明光軸および前記特定方向に対して交差する方向に沿って前記保持枠を相対移動させる第2調整機構とを備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項4または請求項5に記載のプロジェクタにおいて、
    前記調整機構は、前記支持部材に進退可能に設けられた調整ねじと、前記保持枠の外周部に形成され前記調整ねじ先端が当接される傾斜面とを含んで構成され、
    この傾斜面は、前記支持部材のガイド面に交差していることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項6に記載のプロジェクタにおいて、
    前記調整ねじの先端は、略球形状とされていることを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項6または請求項7に記載のプロジェクタにおいて、
    前記調整機構は、前記支持部材のうち前記保持枠を挟んで前記調整ねじの反対側に設けられた付勢部材と、前記保持枠の外周部に形成され前記付勢部材で押圧される被押圧面とを含んで構成され、
    この被押圧面は、前記支持部材のガイド面に交差していることを特徴とするプロジェクタ。
  9. 請求項8に記載のプロジェクタにおいて、
    前記付勢部材のうち前記被押圧面に当接する押圧部は、略球形状とされていることを特徴とするプロジェクタ。
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