JP6778719B2 - ノックアウト装置 - Google Patents
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Description
昇及び下降は、電磁切替弁の切り替えにより行っている。しかし、電磁切替弁の切り替えタイミングをプレスサイクルに対し常に一定に設定していても、ノックアウトが上昇を完了するタイミングは常に安定したものになるわけではない。これは、外部(環境)温度の変動や、稼働時間の経過に伴うノックアウト装置の温度、油温等の変動の影響を受けるからである。それらの影響により、電磁切替弁を切り替えてからの圧力媒体(油、エア、窒素ガス等)の単位時間当たりの供給量や、ノックアウト装置内の各部の摩擦抵抗、摺動抵抗が変化するため、ノックアウトが上昇を開始してから完了する(上昇端に達する)までの時間は一定しない。ノックアウトの上昇完了を検出するためには、ノックアウト装置の上昇端でのピストン位置を検出する位置センサを設置することが考えられる。しかし、圧力媒体で駆動するアクチュエータによりノックアウトを動作させるノックアウト装置を金型又はプレス機械内に組み込む場合には、構造上、位置センサの設置が困難なことが多い。位置センサでの検出ができない場合は、ノックアウト装置のピストンが上昇端に達したときの圧力の変動(サージ圧)を検出して上昇完了を検出することが考えられる。しかしこの方式では、ノックアウト装置以外の部分での部品の損傷や組み付け不良によりピストンの上昇端への戻りが阻害されたときも同様な圧力の変動が発生するため、誤検出の原因となる。従って、製品の取り出しタイミングは余裕をもって設定する必要があり、生産時のプレスSPMの向上を阻害していた。
ダ16には、リテーナ23がリテーナ取付ボルト24により固定される。リテーナ23は、ピストン15が上昇端に達したときにピストン15に当接し、ピストン15の上昇端を規制する。すなわち、リテーナ23は、ノックアウト9が上昇端に達したときにノックアウト9の上昇を防げる(ノックアウト9の上昇端を規制する)ノックアウト上昇端ストッパとして機能する。
して油タンク29に油が流れるようになる(油圧室19に油圧がかからなくなる)。スライド2が下死点を通過して上昇に転じた後、リフタ26の上昇が完了すると、プレス機械1のコントローラからの信号に基づき、油圧電磁弁28が再び励磁され、アキュムレータ31から油圧電磁弁28を介して油圧室19に油が流れるようになり、ピストン15が上昇する。なお、アキュムレータ31と油圧室19間の流路には、アキュムレータ31から油圧室19に直接(油圧電磁弁28を介さずに)油が流れることを防ぐチェック弁34が設けられている。
のスリーブ43の顎部の更なる圧縮によりスリーブ43が変形し、その変形はセンサ44で検出され、センサ44からの信号は、信号線配線用溝39に敷設されたセンサ信号線40を通じて計測器41に出力される。図7に示す例においても、図5に示す例と同様に、センサ44で検出される負荷の有無によって、ノックアウト9が上昇端に位置するか否かを判断することができる。計測器41は、センサ44からの信号に基づきノックアウト9が上昇端に達したと判断した場合に、送り装置に信号を送信し、送り装置は、計測器41からの信号に基づき、ノックアウトされた製品11を次工程に送る。
製品11が金型から離間したこと)を確実に検出することができ、これにより、製品11の取り出しタイミングをノックアウト9の上昇完了に正確に合わせることができるため、生産時のプレスSPMの向上を図ることができる。また、本実施形態のノックアウト装置によれば、平面視で互いに異なる少なくとも3か所に負荷検出機構を配置することで、複数の負荷検出機構が出力するそれぞれの負荷状態の変化のタイミングの差から、ノックアウト9やピストン15が傾いたことを検出することができ、ノックアウトピン20の長さが不均一であることや異物を噛み込んでいることの把握や、アクチュエータの予防保全を行うことができる。
、48…ノックアウト下降開始角度、49…プレス下死点、50…ノックアウト上昇完了角度
Claims (3)
- プレス機械に装着する金型の内部又はプレス機械に設けるノックアウト装置であって、
ノックアウトを駆動するアクチュエータと、
前記アクチュエータを駆動する駆動機構と、
前記ノックアウトが上昇端に達したときに、前記ノックアウトの上昇端を規制し、前記ノックアウトの上昇を防げるノックアウト上昇端ストッパと、
前記ノックアウトが上昇端に達したときに、前記ノックアウト上昇端ストッパに当接することにより、前記ノックアウト上昇端ストッパに発生する負荷を検出する負荷検出機構とを備えたことを特徴とするノックアウト装置。 - 請求項1において、
前記負荷検出機構は、
前記負荷がない無負荷状態から前記負荷がある負荷状態に変化したことを示すタイミング、及び/又は、前記負荷状態から前記無負荷状態に変化したことを示すタイミングを検出することを特徴とするノックアウト装置。 - 請求項1又は2において、
平面視で互いに異なる少なくとも3か所に設けられる複数の前記負荷検出機構を備えたことを特徴とするノックアウト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018144825A JP6778719B2 (ja) | 2018-08-01 | 2018-08-01 | ノックアウト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018144825A JP6778719B2 (ja) | 2018-08-01 | 2018-08-01 | ノックアウト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020019044A JP2020019044A (ja) | 2020-02-06 |
JP6778719B2 true JP6778719B2 (ja) | 2020-11-04 |
Family
ID=69587855
Family Applications (1)
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JP2018144825A Active JP6778719B2 (ja) | 2018-08-01 | 2018-08-01 | ノックアウト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (3)
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CN117655181B (zh) * | 2023-11-29 | 2024-06-21 | 如东中灿机械有限公司 | 一种机械零件加工用挤压装置 |
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