JP6778703B2 - 高次モード結合器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、高次モード結合器に関する。
近年、無線通信機器の分野では、装置の小型化や低コスト化が一層求められるようになっている。この傾向は、基本モードの信号と高次モードの信号の分離または合成を行う高次モード結合器においても同様である。高次モード結合器は、一般に主導波管と、周囲に接続された副導波管を備えている。高次モード結合器を作るときに、金属を複雑な立体形状に加工するのが一般的であるが、製造コストがかかってしまう。
また、副導波管の幅は信号に係る波長の半分以上である必要があるため、高次モード結合器のうち、副導波管に係る部分のサイズや重量が大きくなりがちである。このような制約があるため、高次モード結合器全体のサイズを小さくするのも難しい。
特開平11−112201号公報 特開昭60−160702号公報
本発明の実施形態は、小型であり、低コストで製造可能な高次モード結合器を提供する。
本発明の実施形態としての高次モード結合器は、第1導波管と、第2導波管と、基板と、を備える。前記基板は、第1面と、第1面に対向する第2面とを備え、前記第1面は、前記第1導波管の端部の開口と結合される第1結合部を有し、前記第2面は、前記第2導波管の端部の開口と結合される第2結合部を有し、前記基板は、前記第1結合部と前記第2結合部との間の領域に結合された複数の伝送線路、を含む。
第1の実施形態に係る高次モード結合器の構成例を示す図。 部品ごとに分離された高次モード結合器の構成例を示す図。 導波管の断面形状の例を示す図。 高次モード結合器の回路基板の各層を示した図。 高次モード結合器に係る回路基板の断面図。 第1の実施形態に係る高次モード結合器の断面図。 テーパー状となっている導波管の例を示す図。 ステップ状となっている導波管の例を示す図。 第2の実施形態に係る高次モード結合器の回路基板の構成例を示す図。 第3の実施形態に係る高次モード結合器の回路基板の構成例を示す図。 第4の実施形態に係る高次モード結合器の回路基板の構成例を示す図。 第5の実施形態に係る高次モード結合器の回路基板の構成例を示す図。 導体ビアを備えた回路基板の断面図。 導波管の端部に溝を設けた構成例を示す図。 導波管の端部に溝と周期構造を設けた構成例を示す図。 第8の実施形態に係る高次モード結合器の回路基板の構成例を示す図。 第9の実施形態に係る高次モード結合器の構成例を示す図。 第9の実施形態に係るプレートの構成例を示す図。 高次モード結合器に接続される合成回路の例を示す図。 高次モード結合器に接続される合成回路の例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。また、図面において同一の構成要素は、同じ番号を付し、説明は、適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る高次モード結合器の構成例を示している。図2は、高次モード結合器100を部品ごとに分離して示した斜視図である。図1の高次モード結合器100は、導波管101a、101bと、基板(高次モード伝送基板)103とを備えている。
導波管101a、101bは、主導波管であり、それぞれ第1導波管と第2導波管に相当する。導波管101a、101bは、それぞれの管軸が一致するように配置されている。すなわち、管軸102は、導波管101aの管軸と、導波管101bの管軸と一致する。高次モード伝送基板103は、導波管101aの端部と導波管101bの端部の間に配置されている。
導波管101a、101bは、例えば銅、アルミニウム、真鍮、ステンレスなどの金属から形成されている。また、炭素繊維強化プラスチック(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)など、金属以外の導電性材料を用いてもよい。樹脂の表面に金属メッキを施したものを使ってもよい。
図3(A)、図3(B)、図3(C)および図3(D)は、導波管の断面形状の例を示している。図1の導波管101a、101bの断面形状は、図3(A)で示される、円形の断面形状10である。導波管の断面形状は回転対称であれば、その他の形状をとることもできる。図3(B)〜図3(D)の断面形状11〜13は回転対称性を有する形状の他の例である。図3(B)の断面形状11は円形状であるが、内壁にリッジ(ridge)が設けられている。図3(C)の断面形状12は、正方形状となっている。図3(D)の断面形状13は、正方形状であるが、内壁にリッジ(ridge)が設けられている。
断面形状が図3(B)の断面形状11または図3(D)の断面形状13である場合の導波管は、リッジ導波管である。リッジは導波管の本体と同一の材料で形成されていてもよいし、異なる材料で形成されていてもよい。また、導波管の内壁に溝を有するコルゲート導波管を用いてもよい。
導波管101a、101bは同一の断面形状であり、同一の材料で形成されているとする。ただし、導波管101aと導波管101bは異なる断面形状であってもよいし、異なる材料で形成されていてもよい。
導波管101a、101bの管軸102は同一の直線を形成している。また、第1導波管である導波管101aと、第2導波管である導波管101bの断面形状は管軸102に対して回転対称となっている。導波管の配置と構造により、反射や、不要なモードの発生を抑制できる。
図4は高次モード伝送基板103の各層を分離して示した斜視図である。図5は、高次モード伝送基板103を、図2のAA´線を通るx−y平面で切断した断面図である。以下では図2、図4および図5を参照しながら、高次モード伝送基板103について説明する。
高次モード伝送基板103は、平板状の構造物である。高次モード伝送基板103の両面は、それぞれ導波管101a、101bの端部と対向している。また、高次モード伝送基板103の中心には、導波管101aおよび導波管101bの管軸102が通っている。高次モード伝送基板103の形状は、方形でも、円形でも、他の形状でもよい。
図4に示すように、高次モード伝送基板103は、当該基板103の第1面に対応する導体層105aと、第1面に対向する第2面に対応する導体層105bと、導体層105a、105bにはさまれた中間層である誘電体層(誘電体基板)107との積層構造を有する。導体層105a、105bは例えば、銅、アルミニウム、真鍮、ステンレスなどの導電体から形成されている。誘電体基板107は、例えばエポキシ樹脂、ふっ素樹脂(PTFE)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)、液晶ポリマー、ポリイミド、セラミック、マイカなどの誘電体から形成された誘電体基板である。誘電体基板107は単一の層から形成されていてもよいし、複数の層を含むものであってもよい。誘電体層が複数の層を含む場合、それぞれの層は同じ材料で形成されていてもよいし、異なる材料で形成されていてもよい。誘電体層の内部にガラスクロスやセラミックフィラーなどが含まれていてもよい。
導体層105aには、第1結合部である開口106aが形成されている。開口(第1結合部)106aは、導波管101aの端部の開口と結合される。また、導体層105bには、第2結合部である開口106bが形成されている。開口(第2結合部)106bは、導波管101bの端部の開口と結合される。開口106a、106bは円形であり、中心が管軸102と一致している。開口106a、106bの円は、互いに直径と面積が等しい。したがって、x−y面に垂直な方向からみると開口106a、106bの位置は重なりあっている。
ただし、開口106a、106bの形状は回転対称であればよく、開口106aと、開口106bの形状は異なっていてもよい。開口106aと開口106bが回転対称であり、開口106aと開口106bの中心が管軸102に一致することにより、反射や、不要なモードの発生が抑制される。
誘電体基板107には、複数(ここでは4つ)の伝送線路104が設けられている。伝送線路104の端部(一端)は、開口106aと開口106bとの間の誘電体基板107の領域に結合されている。各伝送線路104は、当該領域から外側方向に延びるように形成されている。伝送線路104は、副導波管に相当する。本実施形態に係る伝送線路の例としては、ストリップライン、マイクロストリップライン、同軸線路、ポスト壁導波路(SIW:Substrate−Integrated Waveguide)などがあるが、特に構造は限定しない。伝送線路104は、誘電体基板107の中に形成された中空状のものでもよい。
4本の伝送線路104の方向は90度ずつずらされている。伝送線路の本数は4本でなくてもよい。例えば、2本、3本または5本以上の伝送線路が設けられていてもよい。また、伝送線路104はいずれも直線状となっているが、曲線状に形成された伝送線路を使ってもよい。
図6は、高次モード結合器100を、管軸102を通るz−x平面で切断した断面図である。
導波管101aの端部が、基板103表面の導体層105aと接している。電磁波の漏れを軽減するため、高次モード伝送基板103と導波管101aの間の間隙は無いことが好ましい。なお、導波管101aにz軸マイナス方向の力を加え、位置をずれにくくしてもよい。
導波管101bの端部が、高次モード伝送基板103表面の導体層105bと接している。電磁波の漏れを軽減するため、高次モード伝送基板103と導波管101bの間の間隙は無いことが好ましい。なお、導波管101bにz軸プラス方向の力を加えて、位置をずれにくくしてもよい。
(高次モード結合器の機能)
各伝送線路104は、例えばマイクロ波またはミリ波等の電磁波用の合成回路(後述する図19、図20参照)に接続される。合成回路では、例えばマイクロ波やミリ波などの電磁波信号の合成または分配が行われる。また、上述の導波管101aの端部(高次モード伝送基板103と反対側の端部)または導波管101bの端部(高次モード伝送基板103と反対側の端部)にホーンアンテナ等のアンテナが形成されている。ホーンアンテナは、一例として、導波管の端部における開口端の開口面積を徐々に広くすることによって形成できる。この場合、導波管101aまたは導波管101bは、導波管とアンテナの機能を兼ねる。以下の説明では導波管101aの端部にアンテナが形成される場合を想定し、受信時の動作および送信時の動作を説明する。
受信時にアンテナで受信された電磁波(高周波信号)が導波管101aの内側を伝播する。導波管101aから入った電磁波の一部の高次モードに係る成分が誘電体基板107内の伝送線路104から取り出される。同様に、導波管101aから入った電磁波の基本モード成分の一部も誘電体基板107内の伝送線路104から取り出される。
導波管を進行する電磁波の伝播モードは、導波管の断面形状に依存する。例えば、断面形状で円形である円形導波管が使われた場合、基本モードはTE11モードである。このとき、高次モードは複数存在する。代表的な高次モードの例としては、TM01モード、TE21モード、TE21*モード、TE01モードなどがある。なお、TE21*モードは、TE21モードの電磁界分布を45度回転させた伝播モードである。
断面形状が長方形の方形導波管の場合、基本モードはTE10モード(またはTE01モード)となる。代表的な高次モードの例としては、TE01モード(またはTE10モード)、TM11モード、TE20モード、TE02モード、TE11モードなどがある。なお、断面形状が正方形である場合、基本モードはTE10モードとTE01モードが縮退したモードとなる。
複数の異なる高次モードの分配または合成が行えるように伝送線路104を構成してもよい。例えば、本実施形態に係る4本の伝送線路に、これらの伝送線路を45度ずつずらした伝送線路をさらに4本追加した構成を用いることができる。この場合、円形導波管のTE21モードと、TE21*モードを別々に取り出すことができるようになる。
送信時の場合は、受信時の逆の動作になる。例えば、基本モードの電磁波が導波管101bから入る。一方、合成回路から各伝送線路104を介して高次モードの電磁波が入力される。高次モード伝送基板103における各伝送線路104が結合される領域で、基本モードの電磁波と高次モードの電磁波が混合し、混合した電磁波が導波管101aを伝播し、アンテナから送信される。
(変形例1)
導波管101a、101bは、管軸について回転対称であれば、円筒形以外の形状であってもよい。図7は、テーパー状となっている導波管の例を示している。図7の導波管は、z軸プラス方向に進むと直径(内径)が大きくなっている。このように導波管の内径を変化させることにより、導波管内の伝播モードやカットオフ周波数を調節し、不要な高次モードが伝播するのを防ぐことができる。
図8は、ステップ状となっている導波管の例を示している。図8の例では、導波管の直径(内径)が途中で変化しており、内壁に段差が生じている。このような導波管を使っても、導波管内の伝播モードやカットオフ周波数を調節し、不要な高次モードが伝播するのを防ぐことができる。
(変形例2)
第1の実施形態では、高次モード伝送基板103の第1面は導体層105aであり、第2面は導体層105bであったが、高次モード伝送基板103の第1面および第2面が誘電体層(誘電体基板)でもよい。これにより電磁波の漏洩抑制効果が低減するものの、軽量化の効果を得ることができる。この場合、第1面と第2面との間の層も誘電体層(誘電体基板)107のため全体を物理的に一体に構成してもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、高次モード伝送基板103における誘電体基板の表面と裏面の間にz軸方向に貫通する開口、すなわち誘電体基板の中心部を貫通する孔(開口)を設ける。
図9は、第3の実施形態に係る高次モード結合器の高次モード伝送基板103の構成例を示している。図9の高次モード伝送基板103は、第1の実施形態に係る高次モード伝送基板103と同様、誘電体基板の両面に導体層105a、105bを形成したものである。導体層105a、105bには第1の実施形態と同様、開口106a、106bが設けられている。また、誘電体基板107内には、第1の実施形態と同様、4つの伝送線路104が形成されている。
誘電体基板107の中心部に、z軸方向に貫通した孔(開口)130が設けられている。孔130は、開口106a、106bと連通している。孔130は円形など回転対称な形状をとり、その中心が導波管の管軸102と一致する。孔130により、導波管101aまたは導波管101bの一方を伝播する電磁波は、誘電体層107の物質を通過せずに、導波管101aまたは導波管101bの他方に伝播できる。これにより、誘電体層に起因する反射や損失を軽減できる。また、孔130の中心が管軸102に合い、形状が回転対称であることで、導波管内における反射や、不要モードの発生を抑制できる。
(第3の実施形態)
上述の各実施形態に係る高次モード結合器では、高次モード伝送基板103は、誘電体基板の両面に導体層(金属層)を形成することで構成されていた。本実施形態では、高次モード伝送基板103の全体を金属などの導電体によって形成する。高次モード伝送基板103の全体を導電体で形成することにより、伝播損失を軽減し、効率的な伝送を行うことができる。
図10は、第3の実施形態に係る高次モード結合器の高次モード伝送基板の構成例を示している。図10の高次モード伝送基板103aは、導体層105cと、中間層である導体層105eと、導体層105dとを含む。第1の実施形態では中間層は誘電体基板であったが、本実施形態では導体により形成されている。導体層105eには4つの伝送線路104が形成されている。例えば金属板の切削加工により、伝送線路104が形成できる。これにより、導体層105eと導体層105dとの全体を一体形成できる。
図10の例では、伝送線路104の断面形状が長方形となっている。このような伝送線路を方形導波管と呼ぶ。伝送線路104の断面形状は、長方形以外の形状とし、別のタイプの導波管ともよい。例えば、リッジ導波管やGap導波管を形成してもよい。また、伝送線路は直線状の経路であってもよいし、カーブ状の経路を有するものであってもよい。
高次モード伝送基板103aは、中央にz軸方向に貫通した孔(開口)を有する。具体的には、導体層105cが開口106aを有し、導体層105dが開口106bを有し、導体層105eには、これらの開口106a、106bと連通する開口(孔)が形成されている。これらの開口の形状は、矩形または正方形状となっている。開口106a、106bの中心部が導波管の管軸102と一致するよう、開口106a、106bに導波管101a、101bが結合される。
以上、本実施形態によれば、高次モード伝送基板全体を金属で形成することにより、伝送損失を軽減できる。なお、第1の実施形態のように誘電体基板の両面に金属層を形成する場合は、高次モード伝送基板を軽量化し、高次モード結合器全体の重量を抑えることができる利点がある。
(第4の実施形態)
本実施形態では、高次モード伝送基板に導体ビアを設けることによって、電磁波の不要な反射や、高次モード伝送基板内部への電磁波漏れを抑圧する。
図11は、第4の実施形態に係る高次モード結合器の高次モード伝送基板の構成例を示している。第1の実施形態に係る基板と同様、誘電体基板107の両面に導体層105a、105bが形成されている。導体層105a、105bには開口106a、106bが形成されている。また、誘電体基板108には第1の実施形態と同様、4つの伝送線路104が形成されている。
開口106a、106bの外周に沿って、周期的に導体ビア109が設けられている。導体ビア109は、高次モード伝送基板をz軸方向に貫通する孔である。導体ビア109の孔内の側壁は、金属などの導体で被覆されている。したがって、導体層105a、105b間は、導体ビア109の側壁の導体層を介して電気的に接続されている。このような構造を用いることによって、不要な反射や、高次モード伝送基板内への電磁波の漏洩を抑制できる。
(第5の実施形態)
副導波管に相当する伝送線路として、各種の構造を用いることができる。本実施形態では、導体ビアを使って伝送線路を形成する。
図12は、第5の実施形態に係る高次モード結合器の高次モード伝送基板の構成例を示している。誘電体基板107の両面に、金属層105a、105bが形成されている。開口106a、106bの外周から外側方向に向かって、複数の対の導体ビア109a列が設けられている。導体ビア109aは、高次モード伝送基板をz軸方向に貫通する孔であり、孔内の側壁は金属などの導体で被覆されている。導体層105a、105b間は、導体ビア109の側壁の導体層を介して電気的に接続されている。各対の導体ビア109a列は、互いに平行な導体ビア109aの列である。本例では、4組の対が90度間隔で形成されている。
図13は、図12の高次モード伝送基板を線BB´を通るy−z平面で切断した断面図である。誘電体基板107において各対(互いに平行な導体ビアの列)で挟まれた部分が、伝送線路104aに相当する。すなわち、本実施形態における伝送線路104aは、ポスト壁導波路(SIW)である。
(第6の実施形態)
本実施形態では、導波管の端部にチョーク構造を形成することによって、電磁波の漏れを抑制する。
図14は、導波管101aの端部における基板と対向する面、すなわち基板と結合される面(以下、結合面)にチョーク構造を形成した例を示す。図14上段は、導波管101aを、z−x平面で切断した断面図である。図14下段は、導波管101aの端部の結合面を正面視した図である。導波管101aの端部の結合面には、溝110が周回状に形成されている。このように溝を設けた構造は、チョーク構造と呼ばれる。なお、溝の内側部分の壁は、外側の壁よりも短くなっているが、これに限定されない。
このように導波管101aの端部の結合面にチョーク構造を設けることにより、導波管101aの端部と高次モード伝送基板との間からの電磁波の漏れを低減できる。本例では導波管101aにチョーク構造を設けたが、導波管101bに形成してもよいし、これらの両方に形成してもよい。
(第7の実施形態)
前述した第6の実施形態では、導波管の端部の結合面にチョーク構造を設けたが、チョーク構造に代えて周期構造を設けてもよい。
図15は、導波管101aの端部の結合面に周期構造を設けた例を示す。図15上段は、導波管101aを、管軸102を通るz−x平面で切断した断面図である。図15下段は、導波管101aの端部の結合面を正面視した図である。
導波管101aの端部の結合面には、周回状の溝110が形成されており、さらに溝110の内部に複数の凸部111が周期的に設けられている。すなわち、溝110の内側で、凹凸構造が形成されている。図15で示された、溝110および凸部111を含む構造は電磁バンドギャップ(EBG:Electromagnetic Band Gap)構造と呼ばれる。電磁バンドギャップ構造とは、電磁波の波長よりも小さい周期構造であり、電磁波を遮断する周波数帯域を有する。
なお、図15の例では、凸部111の周期構造は一列となっているが、周期構造は例えば二列や三列など複数列でもよい。
本実施形態では導波管101aに電磁バンドギャップ構造を形成したが、導波管101bに形成してもよいし、これらの両方に形成してもよい。
以上、本実施形態によれば、導波管の端部の結合面に電磁バンドギャップ構造を設けることにより、導波管の端部と高次モード伝送基板との間からの電磁波の漏れを低減できる。第6の実施形態のチョーク構造を設ける場合に比べて、広い周波数帯域で電磁波の漏洩が抑制される。
(第8の実施形態)
前述した第7の実施形態では、導波管の端部の結合面に周期構造を形成したが、本実施形態では、高次モード伝送基板に周期構造を形成する。
図16は、第8の実施形態に係る高次モード結合器の高次モード伝送基板の構成例を示している。図16上段は、高次モード伝送基板103bを、管軸102を通るz−x平面で切断した断面図である。図16下段は、高次モード伝送基板103bをz軸マイナス方向に向かって正面視した図である。高次モード伝送基板103bには、z軸方向に貫通した孔(開口)160が設けられている。孔160の中心は、管軸102と一致する。
高次モード伝送基板103bは、誘電体層108、導体層105a、誘電体基板(誘電体層)107、導体層105bの4層で形成されている。誘電体基板107には4つの伝送線路104が形成されている。図16下段では、誘電体層108の上面図が示されている。
誘電体層108には、孔160の外周に沿って、周期構造112が形成されている。周期構造112は、誘電体層108に埋め込み形成された金属製の構造物により構成される。周期構造112は、半径方向に沿って周回状の3つの列を含む。各列では、金属製の構造物が周方向に周期的に配置されている。金属製の構造物は、一例としてネジ状に構成される。導波管101aまたは101bの端部の結合面は、周期構造112が形成された部分に対向する。
周期構造112の構成は、その他の形状または種類に係るものであってもよい。例えば、導体ビアを孔160の外周に沿って形成してもよい。孔160の外周に沿って導体層105aまたは105bまたはこれらの両方の表面に凸状の構造物(例えば金属)を形成してもよい。また、孔160の外周に沿って、導体層105aまたは105bまたはこれらの両方の表面に、複数の凹部を規則的に形成してもよい。ここでは周期構造112が金属により形成される例を示したが、金属により形成する以外の方法で周期構造112を構成してもよい。例えば、周期構造112は、誘電体層108に形成した周期的な穴でもよい。
以上、本実施形態によれば、導波管の端部の結合面と結合される(対向する)部分に周期構造112を設けることにより、導波管の端部と高次モード伝送基板との間から電磁波の漏洩することを抑制できる。
(第9の実施形態)
本実施形態では周期構造を有する部品を、導波管と高次モード伝送基板との間に追加する。
図17は、第9の実施形態に係る高次モード結合器150を、管軸102を通るz−x面で切断した断面図である、図17では高次モード結合器を複数の部品に分解した図を示しているが、実際にはこれらの部品は紙面に沿って縦方向に結合される。プレート(第1導体基板)120aは、導波管101aと高次モード伝送基板103の導体層105aとの間に配置される。プレート(第2導体基板)120bは、高次モード伝送基板103の導体層105bと導波管101bの間に配置される。
プレート120a、120bは、金属などの導電性材料で形成されている。プレート120a、120bの材料は、導波管101a、101bと同一であってもよいし異なっていてもよい。
図18は、プレート120aの構成例を示している。プレート120bの構造はプレート120aと同様である。図18上段は、プレート120aを、管軸102を通るz−x面で切断した断面図である。図18下段は、プレート120aを、z軸方向から正面視した図である。プレート120aは、中央に孔(開口)161を有する。孔161は円形である。プレート120aは、孔161の中心が、導波管101a、101bの管軸102と一致している。
孔161の外周に沿って、プレート120aの表面に溝121a、裏面に溝122aが設けられている。すなわち、溝121aはプレート120aのz軸プラス側の面に設けられている。溝122aは、プレート120aのz軸マイナス側の面に設けられている。
なお、プレート120a、120bは、金属などの導電性材料と誘電体の組み合わせあってもよいし、誘電体のみで形成されていてもよい。溝の代わりに電磁バンドギャップ構造などの周期構造を形成してもよい。
図17に示すように、プレート120aは、孔161の外周部分で、導波管101aの端部の結合面と結合されている。この結合面はプレート120aの溝121aに対向している。溝121aと反対側の溝122aは、導体層105aに対向している。プレート120bは、孔の外周部分で、導波管101bの端部の結合面に結合されている。この結合面はプレート120bの溝122bに対向している。プレート120bの溝121bは、高次モード伝送基板103の導体層105bに対向している。
以上、本実施形態によれば、溝または周期構造を備えたプレートを、導波管と高次モード伝送基板との間に追加することにより、高次モード伝送基板と導波管との間における電磁波の漏洩を抑制し、効率的な伝送を実現できる。
上述した各実施形態に係る高次モード伝送基板に、例えば、マジックT、ハイブリッド回路、T分岐回路、方向性結合器などを形成してもよい。上述の各種回路に係る伝送線路は、高次モード伝送基板本体の伝送線路と同一の種類のものであってもよいし、異なる種類のものであってもよい。高次モード伝送基板上にその他の回路を形成することで、無線通信システムを小型化できる。
また、上述の周期性、配置、対称性に関する条件が満たされているのであれば各部品に対して構成要素を追加してもよい。例えば、第1導波管、第2導波管、高次モード伝送基板、プレート上にネジ穴、溝、突起などが形成されていてもよいし、固定用の器具が接続されていてもよい。
(第10の実施形態)
本実施形態では、第1〜9の実施形態のいずれかに係る高次モード結合器と接続される合成回路について説明する。
図19は、高次モード結合器に結合される合成回路の例を示している。合成回路200は、高次モード伝送基板103に円形導波管のTE21モードが入力されたときのみ、高次モード信号vを出力する。合成回路200は、マジックT201〜203と、無反射終端211〜213とを備え、高次モード伝送基板103に接続されている。
高次モード伝送基板103は、上述の各実施形態で説明した通りである。高次モード伝送基板の両面の中心には導波管101a、101b(図19において図示せず)が結合されている。高次モード伝送基板には4本の伝送線路が形成されている。一方の導波管から4本の伝送線路へ高次モードに係る電磁波が分岐され、分岐された電磁波はそれぞれ、u、u、u、uである。
マジックT201〜203は、和(Σ)ポート,差(Δ)ポート,その他2つの入出力ポート(0°,180°)の計4本のポートを備える。0°ポートおよび180°ポートに、等振幅で同相のマイクロ波を入力すると、和ポートから合成された電磁波を得ることができる。このとき、差ポートから電磁波は出力されない。また、0°ポートおよび180°ポートに等振幅で互いに逆相の関係にある電磁波を入力すると、差ポートから合成された電磁波を得ることができる。このとき、和ポートからは電磁波は出力されない。
無反射終端211〜213は、入力された電磁波を反射せずに終端させるデバイスである。無反射終端の例としては、誘電体を装荷した導波管やチップ抵抗を使った同軸無反射終端器があるが、その他の種類のデバイスを用いてもよい。
次に、合成回路200の動作について説明する。
高次モード伝送基板103から出力される高次モードに係る電磁波u、uはマジックT201に入力される。電磁波u、uが等振幅で互いに逆相のとき、マジックT201の差ポートのみから合成信号が出力される。また、高次モード伝送基板103から出力される高次モードに係る電磁波u、uはマジックT203に入力される。電磁波u、uが等振幅で互いに逆相のとき、マジックT203からの差ポートのみから合成信号が出力される。そして、マジックT型202には、電磁波u、uの合成信号と、電磁波u、uの合成信号が入力される。電磁波u、uの合成信号と電磁波u、uの合成信号が等振幅で互いに同相のとき、マジックT202の和ポートから高次モード信号vが出力される。円形導波管のTE21モードを高次モード伝送基板103に入力すると、電磁波uとu、uとuが等振幅で互いに逆相になる。また、電磁波u、uの合成信号と電磁波u、uの合成信号が等振幅で互いに同相であるため、高次モード信号vが出力される。円形導波管のTE11モードやTM01モードなど、他のモードが高次モード伝送基板103に入力された場合、電磁波は無反射終端器201〜203で吸収され高次モード信号vは出力されない。
図20は、高次モード結合器に接続される合成回路の他の例を示している。合成回路200aは、マジックT201〜204と、無反射終端212、214とを備えている。高次モード伝送基板103の両面の中心には導波管101a、101b(図19において図示せず)が結合されている。合成回路200aの各構成要素の機能は、合成回路200の各構成要素と同様である。合成回路200aは、高次モード伝送基板103に円形導波管のTE21モードが入力されたとき高次モード信号v、円形導波管のTM01モードが入力されたとき高次モード信号vを出力する。
次に、合成回路200aの動作について説明する。
高次モード伝送基板103から出力される高次モードに係る電磁波u、uはマジックT201に入力される。電磁波u、uが等振幅で互いに逆相のとき、マジックT201の差ポートのみから合成信号が出力される。また、電磁波u、uが等振幅で互いに同相のとき、マジックT201の和ポートのみから合成信号が出力される。また、高次モード伝送基板103から出力される高次モードに係る電磁波u、uはマジックT203に入力される。電磁波u、uが等振幅で互いに逆相のとき、マジックT203の差ポートのみから合成信号が出力される。また、電磁波u、uが等振幅で互いに同相のとき、マジックT203の和ポートのみから合成信号が出力される。マジックT202は、マジックT201の差ポートから出力された電磁波u、uの合成信号と、マジックT203の差ポートから出力された電磁波u、uの合成信号が同相のとき高次モード信号vを出力する。マジックT204は、マジックT201の和ポートから出力された電磁波u、uの合成信号と、マジックT203の和ポートから出力された電磁波u、uの合成信号が同相のとき高次モード信号vを出力する。
本実施形態で説明した合成回路は、本発明の実施形態に係る高次モード結合器の適用例のひとつにしか過ぎない。本発明の実施形態に係る高次モード結合器をその他の回路や、無線通信装置に適用できる。
第2の適用例として、反射鏡アンテナの一次放射器との組み合わせが挙げられる。高次モード結合器を反射鏡アンテナの一次放射器に接続すると、基本モードと高次モードの指向性を形成できる。基本モードの指向性はアンテナ正面方向で最大の和パターンとなり、高次モードの指向性はアンテナ正面方向でヌルの差パターンとなる。このような組み合わせを用いることにより、モノパルス方式による到来角推定やビーム走査を行うことができる。
第3の応用例として、多重モード伝送の実現が挙げられる。上述のように本発明の実施形態に係る高次モード結合器は複数の伝播モードに係る電磁波を低損失で伝送できる。各々の伝播モードを使って別々のビット列を搬送すると、通信路容量が拡大し、大容量のデータ伝送が実現される。
第4の応用例として、物性定数の測定が挙げられる。導波管や導波管共振器の高次モードを使うと、複素誘電率など、物質の物性定数の測定を行うことができる。本発明の実施形態に係る高次モード結合器を用いると、測定器の小型化・軽量化を実現できる。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10、11、12、13 断面形状
100、150 高次モード結合器
101a、101b 導波管
102 管軸
103、103a、103b 高次モード伝送基板
104、104a 伝送線路
105a、105b、105c、105d 導体層
106、106a、106b 開口
107 誘電体基板
108 誘電体層
109、109a 導体ビア
110、121a、122a、121b、122b 溝
111 凸部
112 周期構造
120a、120b プレート
130、160、161 孔
200、200a 合成回路
201、202、203、204 マジックT
211、212、213、214 無反射終端

Claims (13)

  1. 第1導波管と、
    第2導波管と、
    基板と、を備え、
    前記基板は、第1面と、第1面に対向する第2面とを備え、
    前記第1面は、前記第1導波管の端部の開口と結合される第1結合部を有し、
    前記第2面は、前記第2導波管の端部の開口と結合される第2結合部を有し、
    前記基板は、前記第1結合部と前記第2結合部との間の領域に結合された複数の伝送線路、を含む
    高次モード結合器。
  2. 前記第1面は第1導体層により構成され、
    前記第2面は第2導体層により構成され、
    前記第1結合部は、前記第1導体層に形成される第1開口であり、
    前記第2結合部は、前記第2導体層に形成される第2開口である
    請求項1に記載の高次モード結合器。
  3. 前記第1開口と前記第2開口とに挟まれた前記基板の領域には、前記第1開口および前記第2開口と連通する第3開口が形成されている
    請求項1または2に記載の高次モード結合器。
  4. 前記基板の前記第1面と前記第2面との間の層は誘電体層である
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の高次モード結合器。
  5. 前記基板の前記第1面と前記第2面との間の層は、導体層である
    請求項3に記載の高次モード結合器。
  6. 前記複数の伝送線路は、前記第1導波管または前記第2導波管の管軸に関して軸対称である
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の高次モード結合器。
  7. 前記第1開口および前記第2開口の周囲に、前記基板を貫通する、前記第1導体層と前記第2導体層間を接続する複数の導体ビアが形成されている
    請求項2に記載の高次モード結合器。
  8. 前記複数の導体ビアは、前記伝送線路を挟むように形成されている
    請求項7に記載の高次モード結合器。
  9. 前記第1導波管の端部の前記第1面と対向する面に溝が形成されている、および/または、
    前記第2導波管の端部の前記第2面と対向する面に溝が形成されている、
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載の高次モード結合器。
  10. 前記第1導波管の端部の前記第1面と対向する面に導電性材料による周期構造が形成されている、および/または、
    前記第2導波管の端部の前記第2面と対向する面に導電性材料による周期構造が形成されている、
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載の高次モード結合器。
  11. 前記第1面において前記第1結合部の周囲に沿って、周期構造が形成されている、および/または、
    前記第2面において前記第2結合部の周囲に沿って、周期構造が形成されている
    請求項1ないし10のいずれか一項に記載の高次モード結合器。
  12. 前記第1導体層と、前記第1導波管との間に、第1導体基板が配置されており、前記第1導体基板は、前記第1開口と連通する第4開口を有し、前記第1導波管の前記端部の開口は前記第4開口に結合され、前記第4開口の周囲に沿って第1溝が形成されており、前記第1導波管の端部は、前記第1溝に対向し、および/または、
    前記第2導体層と、前記第2導波管との間に、第2導体基板が配置されており、前記第2導体基板は、前記第2開口と連通する第5開口を有し、前記第2導波管の前記端部の開口は前記第5開口に結合され、前記第5開口の周囲に沿って第2溝が形成されており、前記第2導波管の端部は、前記第2溝に対向する、
    請求項2に記載の高次モード結合器。
  13. 前記基板は、前記第1導波管または前記第2導波管から前記複数の伝送線路へ入力された信号を受信し、受信した信号を合成することにより高次モード信号を取得する合成回路を含む
    請求項1ないし12のいずれか一項に記載の高次モード結合器。
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