JP6777413B2 - 合成梁 - Google Patents

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Description

この発明は、鉄骨梁にスラブ床が結合される合成梁に関する。
特許文献1には、鉄骨梁の上フランジとスラブコンクリートとを一体化して成る合成梁が開示されている。この合成梁は、鉄骨梁のウェブの上方位置にスラブ受け治具が取り付けられ、上フランジの下面或いはウェブにスタッドが設置され、上記スラブ受け治具の上に、鉄骨梁の上フランジの上面とスラブの上面とが一致するように揃えたスラブコンクリートが打設された鉄骨フランジの埋め込み型合成梁となっている。
また、特許文献2には、両端部が柱に剛接合された鉄骨梁にスラブ床が一体化された合成梁であって、上記鉄骨梁は、両端部よりも中央部の梁せいが小さく形成されるとともに、上記スラブ床は、その下面レベルが上記中央部の上フランジの上面となり、かつその上面レベルが上記両端部の上フランジの上面または当該上面に施工された耐火物の上面となるように打設されて上記鉄骨梁と一体化されている合成梁が開示されている。
特許第4605896号 特開2015-227600号公報
しかしながら、上記従来構造では、上フランジ或いはウェブに多くのスタッドが設けられる構造であるため、その取り付け作業に時間を要し、作製コストが高くなるという欠点があった。
この発明は、上記の事情に鑑み、スタッドを不要にできる、或いは使用本数を削減できる合成梁を提供することを課題とする。
この発明の合成梁は、上記の課題を解決するために、鉄骨梁にスラブ床が結合される合成梁において、上記スラブ床は、上記鉄骨梁のウェブに固定された部材によって支持されており、上記鉄骨梁のウェブ部には、貫通孔が形成されており、上記貫通孔に上記スラブ床のコンクリートと鉄筋の少なくとも一方が入り込んでいることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記貫通孔に入り込んだ鉄筋或いはコンクリートが、上記スラブ床と鉄骨梁とを一体化するジベルとして機能するので、スタッドの取り付けの工程を省略可能にして、作製コストを低減することができる。
上記スラブ床のコンクリートの上面が、上記鉄骨梁の上フランジの上面と略面一とされていてもよい。
上記貫通孔に2本の鉄筋を入り込ませて重ね継手を形成していてもよい。これによれば、鉄骨梁で区画される隣り合う床部分に長い鉄筋を通しで配置するのではなく、短い鉄筋を用いることが可能になり、作業効率も向上する。
上記鉄骨梁のウェブまたはフランジにスタッドが設けられていてもよい。これによれば、上記貫通孔によるジベル効果が在るため、上記スタッドの本数を少なくすることができる。
本発明であれば、スタッドを不要にできる或いはスタッドの本数を削減できるので、合成梁の作製コストを低減することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る合成梁を斜視により示した概略説明図である。 同図(A)は本発明の他の実施形態に係る合成梁を示した概略の平面図であり、同図(B)は同概略の縦断面図である。 同図(A)は本発明の他の実施形態に係る合成梁を示した概略の平面図であり、同図(B)は同概略の縦断面図である。 本発明の他の実施形態を示しており、合成梁の貫通孔部分の概略の縦断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この実施形態にかかる合成梁1は、鉄骨梁2と、デッキプレート3と、上記デッキプレート3上に設けられた鉄筋4と、上記鉄筋4に被るように上記デッキプレート3上に打設されたコンクリート5とを備えて成る。上記デッキプレート3と鉄筋4とコンクリート5とによって、スラブ床が形成されており、このスラブ床が上記鉄骨梁2に結合したものとなっている。
上記鉄骨梁2はH形鋼からなっている。なお、図1において実線で示している鉄骨梁2については、その上フランジを省略して示している。この鉄骨梁2のウェブ2aには、縦断面略L字形状のアングル21が、その水平面部を上側に向けた状態で、溶接等によって固定されており、このアングル21の上記水平面部上に上記デッキプレート3が支持されている。このデッキプレート3は一般的な波形状を有するものを用いているが、他の波形状を有するものでもよい。そして、このデッキプレート3上には、上記鉄筋4が格子状に相互に連結されて設けられている。
また、上記鉄骨梁2のウェブ2aには、貫通孔2bが多数形成されている。これら貫通孔2bは、上記アングル21よりも上側となる位置において、鉄骨梁2の長手方向に間隔をおいて形成されている。なお、貫通孔2bは、ウェブ2aと上フランジの境界のアール部にかからないように、当該アール部よりも下の位置に形成されているのが望ましい。上記貫通孔2bには、上記鉄筋4が挿通されている。上記貫通孔2bの直径は、例えば、30〜50mm程度とされ、上記鉄筋4の呼び径は、例えば、10〜13mm程度とされる。この実施形態では、上記貫通孔2bに1つおきに上記鉄筋4が挿通されたが、これに限らないものであり、また、全ての貫通孔2bに上記鉄筋4が挿通されていてもよいものである。
上記コンクリート5は、例えば、上記鉄骨梁2の上フランジの上面と略面一となる高さまで打設されている。また、このコンクリート5は、上記鉄筋4が挿通されていない貫通孔2bにも入り込んで固化している。すなわち、この例では、上記貫通孔2bに上記鉄筋4が入り込んだ構造部分と、上記貫通孔2bに上記コンクリート5が入り込んだ構造部分とが混在している。また、上記貫通孔2bと上記鉄筋4の相互の大きさにもよるが、上記鉄筋4の外周と上記貫通孔2bの内面との隙間にも上記コンクリート5を存在させる構造とすることができる。なお、全ての貫通孔2bに上記鉄筋4が挿通された構造とすることもでき、或いは、全ての貫通孔2bにコンクリート5のみが入り込む構造とすることもできる。
このような構成であれば、上記貫通孔2bに入り込んだ鉄筋4或いはコンクリート5が、スラブ床と鉄骨梁2とを一体化するジベルとして機能するので、スタッドの取り付けの工程を省略可能にして、作製コストを低減することができる。
図2(A)および図2(B)に他の実施形態の合成梁1を示す。この合成梁1においては、ウェブ2aに形成された貫通孔2bに鉄筋4或いはコンクリート5が入り込むとともに複数本のスタッド6も備えており、これによって、上記鉄骨梁2とスラブ床とを一体化している。上記スタッド6は、鉄骨梁2の上フランジの下面に垂下状に溶接等により固定されている。また、この実施形態では、ウェブ2aを境にした一方側と他方側のスタッド6の配置ピッチを同じくする一方で位相を互いにずらすことにより、複数のスタッド6は千鳥状に配置されたものとなっている。このような構成であると、上記貫通孔2bによるジベル効果が在るため、上記スタッド6の本数を少なくしつつ上記鉄骨梁2とスラブ床とを一体化できる。
図3(A)および図3(B)に他の実施形態の合成梁1を示す。この合成梁1においては、ウェブ2aに形成された貫通孔2bに鉄筋4或いはコンクリート5が入り込むことによるジベルとともに複数本のスタッド7も備えており、これによって、上記デッキプレート3を備えるスラブ床と鉄骨梁2とを一体化している。上記スタッド7は、鉄骨梁2のウェブ2aに水平配置で溶接等により固定されている。また、この実施形態では、ウェブ2aを境にした一方側と他方側のスタッド7の配置ピッチを同じくする一方で位相を互いにずらすことにより、複数のスタッド7は千鳥状に配置されたものとなっている。さらに、この実施形態では、上記スタッド7は、ウェブ2aに形成された貫通孔2bよりも下側の位置に形成されており、貫通孔2bの配置の影響を受けずに適切な配置で設けられるようになっている。もちろん、ウェブ2aに形成された貫通孔2bと同じ高さの位置に上記スタッド7を設けるようにしてもよく、この場合には、貫通孔2b間に限って上記スタッド7を設けることになる。このような構成においても、上記貫通孔2bによるジベル効果が在るため、上記スタッド7の本数を少なくしつつ上記鉄骨梁2とスラブ床とを一体化できる。
図4に他の実施形態の合成梁1を示す。この合成梁1においては、鉄骨梁2のウェブ2aに形成された貫通孔2bに2本の鉄筋4の端部側を入り込ませて重ね継手を形成している。これによれば、鉄骨梁2で区画される隣り合う床部分に長い鉄筋4を通しで配置するのではなく、短い鉄筋を用いることが可能になり、作業効率も向上する。図4に示した例では、2本の鉄筋4の間に隙間が形成され、この隙間にコンクリートが入り込むようにしたが、このようなコンクリートが入り込む隙間を形成しない構造としてもよいものである。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :合成梁
2 :鉄骨梁
2a :ウェブ
2b :貫通孔
3 :デッキプレート
4 :鉄筋
5 :コンクリート
6 :スタッド
7 :スタッド
21 :アングル(部材)

Claims (3)

  1. 鉄骨梁にスラブ床が結合される合成梁において、上記スラブ床は、上記鉄骨梁のウェブに固定された部材によって支持されており、上記鉄骨梁のウェブ部には、貫通孔が形成されており、
    上記鉄骨梁で区画される隣り合う床部分に通じる上記貫通孔に、上記隣り合う床部分に配置する2本の鉄筋の端部側およびコンクリートを入り込ませて重ね継手を形成していることを特徴とする合成梁。
  2. 請求項1に記載の合成梁において、上記スラブ床のコンクリートの上面が、上記鉄骨梁の上フランジの上面と略面一とされていることを特徴とする合成梁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の合成梁において、上記鉄骨梁のウェブまたはフランジに、上記スラブ床に入り込むスタッドが設けられたことを特徴とする合成梁。
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