JP6777264B1 - 回転操作検出機構及び回転操作検出方法 - Google Patents

回転操作検出機構及び回転操作検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6777264B1
JP6777264B1 JP2020511836A JP2020511836A JP6777264B1 JP 6777264 B1 JP6777264 B1 JP 6777264B1 JP 2020511836 A JP2020511836 A JP 2020511836A JP 2020511836 A JP2020511836 A JP 2020511836A JP 6777264 B1 JP6777264 B1 JP 6777264B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
time
detection mechanism
rotation operation
operation unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020511836A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020100587A1 (ja
Inventor
森 健一
健一 森
正道 安藤
正道 安藤
博雄 山川
博雄 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6777264B1 publication Critical patent/JP6777264B1/ja
Publication of JPWO2020100587A1 publication Critical patent/JPWO2020100587A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P13/00Indicating or recording presence, absence, or direction, of movement
    • G01P13/02Indicating direction only, e.g. by weather vane
    • G01P13/04Indicating positive or negative direction of a linear movement or clockwise or anti-clockwise direction of a rotational movement
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/16Measuring force or stress, in general using properties of piezoelectric devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/0061Force sensors associated with industrial machines or actuators
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M13/00Testing of machine parts
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G1/00Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0362Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 1D translations or rotations of an operating part of the device, e.g. scroll wheels, sliders, knobs, rollers or belts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H35/00Switches operated by change of a physical condition
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H36/00Switches actuated by change of magnetic field or of electric field, e.g. by change of relative position of magnet and switch, by shielding
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/02Bases, casings, or covers
    • H01H9/04Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

回転操作検出機構(101)は、筐体(10)と、筐体(10)の第1主面(1)に配置された操作面(11)と、筐体(10)と一体として形成され、操作面(11)側に突出する操作部(12,13,14)と、操作部(12,13,14)が回転されたときに筐体(10)に生じる応力を検出するセンサ(15)と、を備える。

Description

本発明は、回転操作を検出する回転操作検出機構及び回転操作検出方法に関する。
特許文献1には、外側つまみと該外側つまみの取付面とを備えた防水構造が開示されている。Oリングが、外側つまみと該外側つまみの取付面との間に第1の防水材として嵌挿されている。また、Oリングが、外側つまみと内側つまみとの間に第2の防水材として嵌挿されている。
特開平6−224009号公報
特許文献1に記載のつまみ部の防水構造においては、外側つまみ及び内側つまみがハウジングに対して摺動する。外側つまみ及び内側つまみの摺動により、Oリングなどの部品は互いに擦れ合い、部品間で摩擦が生じる。外側つまみ及び内側つまみが繰り返し操作されると、摩擦によって部品が劣化する虞がある。
そこで、本発明の目的は、摺動する部分を削減した、回転操作を検出する回転操作検出機構及び回転操作検出方法を提供することにある。
本発明に係る回転操作検出機構は、筐体と、前記筐体の第1主面に配置された操作面と、前記筐体と一体として形成され、前記操作面側に突出する操作部と、前記操作部が回転されたときに前記筐体に生じる応力を検出するセンサと、を備えることを特徴とする。
この構成では、操作部は筐体と一体として形成されている。ユーザが操作部を回転操作するとき、部品同士が擦れ合う箇所を少なくできる。この構成では、操作部が筐体に対して摺動する箇所が少ないため、部品の劣化を抑制できる。
本発明に係る回転操作検出方法は、筐体と一体として形成され、かつ3つ以上に区画された操作部の区画毎に一つ配置され、前記操作部が回転されたときに前記操作部に生じる応力を検出する複数のセンサのいずれか一つのセンサが所定の閾値以上の強度のピークの信号を出力したと判定し、前記所定の閾値以上の強度のピークの信号を出力したと判定した後に、前記一つのセンサの信号が基準値になったと判定した時刻を第1時刻として記憶し、前記第1時刻後に、前記複数のセンサのいずれか一つのセンサが初めて前記所定の閾値以上の強度のピークの信号を出力したと判定した時刻を第2時刻として記憶し、前記第2時刻後に、前記複数のセンサのいずれか一つのセンサが初めて前記所定の閾値以上の強度のピークであって、前記第2時刻に出力されたピークと同じ極性の信号を出力したと判定した時刻を第3時刻として記憶し、前記第1時刻後から前記第3時刻までの間に、前記複数のセンサ全ての信号が前記所定の閾値を超えていると判定された場合は、前記操作部が回転操作を受けつけたと判定することを特徴とする。
この構成では、操作部に生じる応力を検出する複数のセンサからの出力の大きさ及び検出時刻を基に、ユーザが操作部を回転させたか否かを判定できる。
本発明によれば、摺動する部分の少ない、回転操作を検出する回転操作検出機構及び回転操作検出方法を提供できる。
図1(A)は第一実施形態に係る回転操作検出機構の斜視図である。図1(B)は図1(A)に示す回転操作検出機構の断面図である。 図2(A)は図1(B)に示すセンサの拡大断面図、図2(B)は第一実施形態に係るセンサの分解斜視図である。 図3は第一実施形態に係る圧電フィルムを説明するための一部拡大図である。 図4(A)は第一実施形態に係る回転操作検出機構をユーザが操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図、図4(B)はユーザが操作部を回転操作した場合又はユーザが操作部を把持した場合におけるセンサの出力値を示す図である。 図5(A)〜図5(C)は第二実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図6(A)〜図6(C)は第三実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図7(A)〜図7(C)は第四実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図8(A)及び図8(B)は第五実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図9(A)及び図9(B)は第六実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図10(A)は第七実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図、図10(B)は第八実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図11(A)〜図11(C)は第九実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図12(A)〜図12(D)は第一実施形態に係る回転操作検出機構の変形例を説明するための図である。 図13(A)〜図13(C)は第十実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図14(A)は第十実施形態に係る回転操作検出機構をユーザが操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図、図14(B)はユーザが操作部を回転操作した場合又はユーザが操作部を把持した場合におけるセンサの出力値を示す図である。 図15(A)〜図15(C)は第十一実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図16(A)〜図16(C)は第十二実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図17(A)及び図17(B)は第十二実施形態に係る回転操作検出機構をユーザが操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図である。 図18(A)〜図18(C)は第十三実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図19(A)〜図19(C)は第十四実施形態に係る回転操作検出機構を説明するための図である。 図20は第十四実施形態に係る回転操作検出機構のセンサ、センサ用検出回路、マイクロコンピュータで行われる信号処理の機能的なブロック図である。 図21は、ユーザが第十四実施形態に係る回転操作検出機構の操作部を右回転した場合におけるセンサの検出値を示すグラフである。 図22は、ユーザが第十四実施形態に係る回転操作検出機構の操作部を左回転した場合におけるセンサの検出値を示すグラフである。 図23は、ユーザが、第十四実施形態に係る回転操作検出機構の操作部を把持した場合におけるセンサの検出値を示すグラフである。 図24は、回転操作検出方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る回転操作検出機構及び回転操作検出方法について、図を参照しながら説明する。なお、各図面において、説明の都合上、配線などは省略している。
図1(A)は、第一実施形態に係る回転操作検出機構101の斜視図である。図1(B)は、回転操作検出機構101をX−Y平面で切断したときの断面図である。なお、図1(A)及び図1(B)に示す回転操作検出機構101はあくまで本願発明の一例であり、これに限るものではなく、仕様に応じて形状等を適宜変更することができる。また、図1(A)において、説明の都合上、筐体内部のセンサを破線で透過させた状態で示している。以下、他の図においても同様に筐体内部のセンサを破線で透過させた状態で示す場合がある。
図1(A)及び図1(B)に示すように、回転操作検出機構101は、略直方体形状の筐体10を備える。筐体10は、筐体10の第1主面1に操作面11を有する。操作部12、操作部13、及び操作部14は、筐体10と一体として形成され、筐体10から操作面11側に突出するように形成されている。操作部12、操作部13、及び操作部14は、同様の構成であるため、以下、操作部12を代表して説明する。回転操作検出機構101は、以下では、筐体10の幅方向(横方向)をX方向とし、厚み方向をY方向とし、長さ方向(縦方向)をZ方向として説明する。
筐体10は、金属素材からなる。筐体10の素材としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、又はステンレス等が挙げられる。操作部12は、筐体10の操作面11側をプレス加工することにより形成される。なお、筐体10及び操作部12は、樹脂等を一体的に射出成型したものであってもよい。また、筐体10及び操作部12は、回転操作によるせん断応力が発生するものであれば、別の材料であってもよい。
操作部12は筐体10と連続的に形成されている。このため操作部12は筐体10に対して摺動し難い、もしくは摺動しない。さらに筐体10の内部空間は、操作部12と筐体10との間に隙間を有さない場合、外部から水密に保たれる。また、少なくとも操作面11は連続的に形成されていればよい。なお、筐体10の素材や形状としては、金属や樹脂に限られず、力が付加されたときに微小なりとも筐体10が変形するものであればよい。
操作部12は円柱状であり、操作面11側に筐体10から突出している。このため、ユーザは操作部12の側面122を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えることができる。なお、操作部12は円柱状には限られず、例えば、直方体、六角柱等の多角柱状、又は周の一部に突起がある構造であってもよい。
操作部12は、中空形状に形成されている。操作部12において操作面11の裏側16にセンサ15が配置されている。センサ15は直接ユーザの手に接触しないため、センサ15の耐久性が高くなる。
センサ15は、操作部12の周方向に沿って配置されている。センサ15は、例えば接着剤又は粘着剤などで操作部12に貼り付けられている。以下に詳細に説明するが、センサ15は操作部12が回転されたときに筐体10に生じる応力を検出する。
ユーザがX−Z平面において操作部12が回転する方向、すなわち操作部12の周方向に力を加えたとき、センサ15は筐体10の変形を検出することができる。センサ15は、操作部12の側面122に沿って一周するように配置されている。操作部12の厚みが薄く形成されていると、ユーザの加えた力により操作部12が変形し易くなる。これにより、ユーザの加えた力が操作部12の内側に配置されたセンサ15に伝わる。
なお、センサ15は、操作部12の側面122に沿って一周するように配置されているが、この構成には限定されない。センサ15は、例えば、操作部12の側面122に沿った一部にのみ配置されていてもよく、又は操作部12の側面122に螺旋状に操作部12の一周以上に亘って配置されていてもよい。
図2(A)は、図1(B)に示すセンサ15をX−Y平面で切断した拡大断面図、図2(B)はセンサ15の分解斜視図である。なお、図2(A)及び図2(B)は模式的な図であり、説明の都合上、センサ15の各部品の厚み等が大きく表されており、処理部及び配線等は省略して示されている。また、図2(B)はセンサ15をY−Z平面に平行になるように引き延ばした図である。
図2(A)及び図2(B)に示すように、センサ15は、圧電フィルム20、第1電極21、及び第2電極22を備える。圧電フィルム20、第1電極21、及び第2電極22はそれぞれ平膜状である。第1電極21、及び第2電極22は、圧電フィルム20を挟み込むように積層され、第1接着層24及び第2接着層25によってそれぞれ接着されている。第1電極21は信号電極であり、第2電極22はグランド電極である。なお、第2電極22は信号電極であり、第1電極21はグランド電極であってもよい。また、図4(B)では、第1接着層24及び第2接着層25の図示は省略している。
圧電フィルム20、第1電極21、及び第2電極22は、それぞれ平面視で矩形状に形成されている。センサ15をX軸方向から平面視した時、第1電極21及び第2電極22は、上面視で圧電フィルム20と完全に重なるか、又は圧電フィルム20より面方向内側に位置していると良い。これにより、第1電極21と第2電極22との端部における短絡を抑制できる。
図3は、圧電フィルム20を説明するための一部拡大図である。圧電フィルム20は、キラル高分子から形成されるフィルムであってもよい。キラル高分子として、第一実施形態では、ポリ乳酸(PLA)、特にL型ポリ乳酸(PLLA)を用いている。キラル高分子からなるPLLAは、主鎖が螺旋構造を有する。PLLAは、一軸延伸されて分子が配向すると圧電性を有する。そして、一軸延伸されたPLLAは、圧電フィルム20の平板面が伸張されることにより、電荷を発生する。
第一実施形態では、圧電フィルム20(PLLA)の一軸延伸方向は、図3の矢印901に示すように、長辺方向であるZ方向に対して平行な方向である。この平行な方向には、例えば±10度程度を含む角度を含む。圧電フィルム20がZ方向に対して例えば、45度方向に伸張されたとき、電荷が発生する。この際、発生する電荷量は、伸張量及び伸張される方向に依存する。圧電フィルム20は、圧電フィルム20の一軸延伸方向に対して45度方向に伸張されたとき最も大きな電荷量を発生し、一軸延伸方向と同一方向に伸張されたとき電荷量を発生しない。なお、圧電フィルム20の一軸延伸方向は、短辺方向に対して平行な方向であってもよい。
PLLAは、延伸等による分子の配向処理で圧電性を生じるため、PVDF等の他のポリマーや圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。すなわち、強誘電体に属さないPLLAの圧電性は、PVDF又はPZT等の強誘電体のようにイオンの分極によって発現するものではなく、分子の特徴的な構造である螺旋構造に由来するものである。このため、PLLAには、他の強誘電性の圧電体で生じる焦電性が生じない。焦電性がないため、ユーザの指の温度や摩擦熱による影響が生じず、センサ15を薄く形成することができる。さらに、PVDF等は経時的に圧電定数の変動が見られ、場合によっては圧電定数が著しく低下する場合があるが、PLLAの圧電定数は経時的に極めて安定している。従って、周囲環境に影響されることなく、圧電フィルム20の伸縮を高感度に検出することができる。
圧電フィルム20の両主面に形成されている第1電極21及び第2電極22は、アルミニウムや銅等の金属系の電極を用いることができる。また電極に透明性が求められる場合、第1電極21及び第2電極22は、ITOやPEDOTなどの透明性の高い材料を用いることができる。このような第1電極21及び第2電極22を設けることで、圧電フィルム20が発生する電荷を不図示の処理部に出力し、処理部の回路において電圧に変換することで、伸張量に応じた電圧値が検出される。筐体10が変形したとき、センサ15は、筐体10の変形に応じた電荷を不図示の処理部へ出力する。
以下、ユーザが回転操作検出機構101の操作部12を操作した場合における、センサ15の電圧値の検出について詳細に説明する。
図4(A)は、ユーザが回転操作検出機構101の操作部12を回転操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図であり、操作部12をX方向から−X方向に向かって見た場合の側面図である。図4(B)は、ユーザが操作部12を回転操作した場合、又はユーザが操作部12を把持した場合におけるセンサ15のそれぞれの出力値を示す図である。
ユーザが操作部12を回転操作した場合、すなわちユーザが操作部12を把持し、かつX−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合について説明する。例えば、図1(A)の矢印900に示すように、ユーザが操作部12を反時計回りに回転させた場合を想定する。
図4(A)に示すように、操作部12の側面には、矢印301及び矢印302で示すようなせん断応力が発生する。せん断応力は、それぞれ操作部12の周方向に対して主に45度の方向をなすように発生する。せん断応力は圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印901)に対して、主に45度の方向をなすように発生する。すなわち、操作部12が回転操作を受け付けたときに操作面11に生じる各せん断応力(矢印301及び矢印302)と、センサ15が圧電フィルム20の伸張を検出する方向とが沿うように圧電フィルム20が配置される。ここで圧電フィルム20の伸張を検出する方向がせん断応力に沿っているとは、圧電フィルム20の伸張を検出する方向とせん断応力の方向とが平行±10°の角度となっていればよい。従って、センサ15は、せん断応力に応じた電圧値を出力する。なお、矢印301及び矢印302は、操作面11において発生するせん断応力のうち特に大きなものをいくつか代表して示したものである。以下の図面おいて示す各せん断応力も、図4(A)と同等に操作面11において発生するせん断応力のうち特に大きなものをいくつか代表して示すものとする。
図4(A)においては、操作部12の上下方向の中心付近の矢印302で示すせん断応力が、一軸延伸方向(矢印901)に対して、主に45度の方向をなしている。矢印301で示すせん断応力が矢印302で示すせん断応力に比べてZ方向に対する傾きが大きく示されている。これは、圧電フィルム20がX軸方向対して湾曲しており、湾曲度合いは矢印302のある中心より矢印301のあるZ軸方向の上下側のほうが大きいためである。
また、矢印301で示すせん断応力もX軸方向対して湾曲している圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印901)に対して、主に45度の方向をなしている。ここで、矢印301及び矢印302の太さは、圧電フィルム20からの電荷の発生量を示す。矢印301で示すせん断応力が矢印302で示すせん断応力に比べて大きく示されているのは、圧電フィルム20がX軸方向に対して湾曲しており、X軸方向にせん断応力が多く重なって見えているためである。実際は操作部12の周方向において均等にせん断応力が発生している。
操作部12の変形により、圧電フィルム20が変形する。圧電フィルム20は電荷を発生し、センサ15は図4(B)の実線で示すように電圧を出力する。これに対してユーザが操作部12を把持するだけの場合、図4(B)の破線で示すように、センサ15の出力値は小さい。これは圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印901)に対して、45度の方向をなすせん断応力が発生せず、圧電フィルム20において大きな電荷が発生しないためである。従って、センサ15からの出力の大きさによって、ユーザが操作部12を把持した場合であるか、又はユーザが操作部12を把持してさらに回転する操作を行った場合であるかを区別することが可能である。
例えば、不図示の処理部に予め所定の閾値を記憶させておく。センサ15からの出力の大きさが所定の閾値以上である場合、ユーザが操作部12を回転したとし、センサ15からの出力の大きさが所定の閾値より小さい場合、ユーザが操作部12を把持しただけと、回転操作検出機構101は区別することができる。
また、ユーザの操作部12の回転量が大きい程、操作部12に発生するせん断応力が大きくなる。ユーザの操作部12の回転量に比例してセンサ15からの出力が大きくなる。従って、回転操作検出機構101は、センサ15からの出力の大きさにより、操作部12の回転量を区別できる。
また、図1(A)の矢印900に示すように、ユーザが操作部12を反時計回りに回転させた場合について説明したが、ユーザが操作部12を図1(A)の矢印900と逆の時計回りに回転させた場合、操作部12に発生するせん断応力は全てユーザが操作部12を反時計回りに回転させた場合と比べて90度異なる向きとなる。このため、圧電フィルム20において発生する電荷の極性は逆となり、センサ15からの出力の極性が逆となる。従って、センサ15からの出力の極性により、ユーザが操作部12を時計回り又は反時計回りに回転させたかを区別することができる。
以下、第二実施形態に係る回転操作検出機構102について説明する。図5(A)は、第二実施形態に係る回転操作検出機構102の斜視図である。図5(B)は、回転操作検出機構102をX−Y平面で切断したときの断面図である。図5(C)は、ユーザが回転操作検出機構102の操作部12を回転操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図であり、操作面11を−Y方向からY方向に向かって見た場合の側面図である。第二実施形態に係る回転操作検出機構102は、一つの操作部12を備えること、及びセンサ15の配置が異なること以外は第一実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第二実施形態においては、第一実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図5(A)及び図5(B)に示すように、回転操作検出機構102は、一つの操作部12を備える。なお、操作部12は、第一実施形態のように複数備えられていてもよい。センサ15は、筐体50の裏側16に貼り付けられている。センサ15は、操作面11において操作部12以外に配置される。このため、センサ15は、平らな箇所に貼りつけることができるため、容易に配置し易い。
図5(C)に示すように、センサ15は、操作部12の周方向の接線方向であるZ方向と平行する方向に沿って配置されている。操作面11は、短辺51及び長辺52を備える。センサ15は、短辺51と平行する方向に沿って配置されるため、センサ15を筐体50の裏側16に貼り付ける際の位置決めが容易となる。
ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、せん断応力が操作部12の周囲に発生する。操作面11には、矢印501、矢印502及び矢印503で示すようなせん断応力が発生する。各せん断応力は、操作部12の接線方向に対して主に45度の方向をなすように発生する。
センサ15は操作部12の接線方向に対して平行する方向に沿って配置されているため、図5(C)に示すように、センサ15の圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印901)に対して、せん断応力は主に45度の方向をなすように発生する。従って、センサ15は、せん断応力に応じた電圧値を出力することができる。
なお、センサ15は、操作部12の接線方向に対して直交する方向に沿って配置されていてもよい。例えば、図5(A)に示すセンサ15をそのままの位置で90度回転させ、X軸方向に沿って貼りつける場合が挙げられる。この場合においても、センサ15の圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印901)に対して、せん断応力は主に45度の方向をなすように発生する。従って、センサ15は、大きな電圧値を出力する。
また、操作部12が把持されただけの場合、応力は主に操作部12の側面に発生する。このため、操作面11において操作部12以外に配置されているセンサ15の箇所には、大きな応力が伝わらない。従って、センサ15は、回転操作検出機構102における操作部12の回転量のみを検出することができる。このため、回転操作検出機構102は、より正確に操作部12の回転を検出することができる。
以下、第三実施形態に係る回転操作検出機構の103について説明する。図6(A)は、第三実施形態に係る回転操作検出機構103の斜視図である。図6(B)は、回転操作検出機構103をY−Z平面で切断したときの断面図である。図6(C)は、ユーザが回転操作検出機構103の操作部12を操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図であり、操作面11を−Y方向からY方向に向かって見た場合の側面図である。第三実施形態に係る回転操作検出機構103は、センサ15の配置が異なること以外は第二実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第三実施形態においては、第二実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図6(A)、図6(B)及び図6(C)に示すように、センサ15は、筐体50の裏側16に貼り付けられている。操作面11の端部は、短辺51及び長辺52である。センサ15は、操作面11において操作部12以外に配置される。
センサ15は、操作面11の端部から操作部12までの最短距離が最も短くなる操作面11の端部と、操作部12と、の間に配置されている。例えば、操作部12が操作面11の中心に配置されている場合、長辺52の中央から操作部12までの距離L2は、短辺51の中央から操作部12までの距離L1よりも短く、かつ長辺52の中央と操作部12までの距離L2が他の端部の位置に比べて最も短い。この場合、センサ15は、長辺52の中央から操作部12までの間に、操作部12の周方向の接線方向と平行する方向に沿って配置される。
ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、操作面11には、矢印501、矢印502及び矢印503で示すようなせん断応力が発生する。操作面11の端部は、筐体10における他の面に固定されている。このため、操作部12と固定された操作面11の端部との距離が狭くなるほど、操作部12と操作面11の端部との間により大きなひずみが発生する。従って、操作面11において、矢印501及び矢印503で示した位置より、矢印502で示した位置のほうがより大きなせん断応力が発生する。従って、回転操作検出機構103のセンサ15は、第二実施形態に係る回転操作検出機構102と比べてより大きな電圧値を出力することができる。従って、回転操作検出機構103の回転検出の精度を高めることができる。
以下、第四実施形態に係る回転操作検出機構104について説明する。図7(A)は、第四実施形態に係る回転操作検出機構104の斜視図である。図7(B)は、回転操作検出機構104をX−Y平面で切断したときの断面図である。図7(C)は、ユーザが回転操作検出機構104の操作部12を操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図であり、操作面11を−Y方向からY方向に向かって見た場合の側面図である。第四実施形態に係る回転操作検出機構104は、センサ15の配置が異なること以外は第二実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第四実施形態においては、第二実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図7(A)及び図7(B)に示すように、センサ15は、筐体50の裏側16において、操作部12と操作部12以外の筐体10との境71を跨ぐように配置されている。言い換えると、センサ15は、操作面11において操作部12と操作部12以外の筐体10とに連続するように配置されている。
図7(B)に示すように、筐体10の断面は、境71において大きく形状が変化している。図7(C)に示すように、ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、境71の周辺にせん断応力が集中して発生する。例えば、矢印504で示すように、境71の周辺で、操作面11の他の部分より大きなせん断応力が発生する。センサ15において、境71周辺の圧電フィルム20が大きく変形する。これにより、センサ15は、より大きな電圧値を出力することができる。従って、回転操作検出機構104の回転検出の精度を高めることができる。
以下、第五実施形態に係る回転操作検出機構105について説明する。図8(A)は、回転操作検出機構105を−Y方向からY方向に向かって見た場合の側面図である。図8(B)は、ユーザが回転操作検出機構105の操作部12を操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図である。回転操作検出機構105は、センサの形状、枚数、及び配置が異なること以外は第二実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第五実施形態においては、第二実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図8(A)に示すように、回転操作検出機構105は、センサ81、センサ82、センサ83、及びセンサ84を備える。センサ81、センサ82、センサ83、及びセンサ84は、それぞれ90度分の円弧状である扇状に形成されている。センサ81、センサ82、センサ83、及びセンサ84は、操作部12の周囲を取り巻くように環状に配置されている。これにより、操作部12の周囲に隙間なくセンサ81、センサ82、センサ83、及びセンサ84を配置することができる。このため、各センサ(センサ82、センサ83、及びセンサ84)は、操作部12の周囲に生じるせん断応力をもれなく検出することができる。
センサ82及びセンサ84における圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印901)は、それぞれZ方向に沿っている。センサ81及びセンサ83における圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印902)は、それぞれX方向に沿っている。すなわち、センサ81、センサ82、センサ83、及びセンサ84における圧電フィルム20の一軸延伸方向は、操作部12の接線に平行又は垂直である。
ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、図8(B)に示すように、操作部12周辺の操作面11において、矢印501及び矢印502で示すようなせん断応力が発生する。
矢印501及び矢印502で示すせん断応力は、それぞれセンサ81、センサ82、センサ83、及びセンサ84における圧電フィルム20の一軸延伸方向に対して、45度の角度をなす。これにより、センサ81、センサ82、センサ83、及びセンサ84は、せん断応力に応じた電圧値を出力することができる。また、回転操作検出機構105は複数のセンサを備えるため、各センサからの出力値を加算することで、より大きな電圧値を出力することができる。従って、回転操作検出機構105の回転検出の精度がより高くなる。
以下、第六実施形態に係る回転操作検出機構106について説明する。図9(A)は、回転操作検出機構106を−Y方向からY方向に向かって見た場合の側面図である。図9(B)は、図9(A)に示す回転操作検出機構106の一部を破線I−I切断した拡大断面図である。回転操作検出機構106は、センサの形状及び圧電フィルム20の枚数が異なること以外は第五実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第六実施形態においては、第五実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図9(A)に示すように、回転操作検出機構106は、センサ90を備える。センサ90は、O字状に形成されている。センサ90は、操作部12の周囲を取り巻くように配置されている。センサ90は、O字状の一枚の圧電フィルム20を備える。センサ90における圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印902)は、Z方向に沿っている。センサ90の圧電フィルム20は、一枚で形成されているため、第五実施形態のように複数の圧電フィルム20を貼りつける手間が省略できる。
ここで、図9(A)に示すように、センサ90を4つの領域(領域91、領域92、領域93、及び領域94)に分割して示す。図9(B)に示すように、センサ90は、各領域によって電極が分割されている。センサ90は、各領域において、第1電極21、及び第2電極22の配置が交互に逆になっている。領域91において、筐体10の操作面11側から圧電フィルム20を挟むように第2電極22、第1電極21の順に積層されている。領域94において、筐体10側から圧電フィルム20を挟むように第1電極21、第2電極22の順に積層されている。領域93は領域91と同様であり、領域92は領域94と同様である。
第1電極21は信号電極であり、第2電極22はグランド電極である場合、領域91及び領域93では、信号電極である第1電極21は圧電フィルム20における操作面11と反対の方向に配置されている。一方、領域92及び領域94では、信号電極である第1電極21は圧電フィルム20における操作面11側に配置されている。センサ90は、領域91及び領域93と、領域94及び領域92とにおいて、同様の変形を受けた場合に圧電フィルム20は逆の極性の電荷を検出する。
ユーザが操作部12を把持し、かつX−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、図8(B)と同様に、操作部12周辺の操作面11において、矢印501及び矢印502で示すようなせん断応力が発生する。
領域91及び領域93と、領域94及び領域92とにおいて、せん断応力の向きは異なる。このため、領域91及び領域93と、領域94及び領域92とにおいて、圧電フィルム20にはそれぞれ異なるせん断応力が伝わる。しかしながら、領域91及び領域93と、領域94及び領域92とにおいて、第1電極21と第2電極22とが逆に配置されているため、センサ90は、それぞれの領域の第1電極21と第2電極22とからなる電極対から同一の極性の電荷を検出する。従って、電極対からの出力値を加算することで、センサ90はより大きな電圧値を出力することができる。従って、回転操作検出機構106の回転検出の精度がより高くなる。
なお、領域91及び領域93と、領域94及び領域92とにおいて、第1電極21と第2電極22とを同様に配置することも可能である。この場合、例えば、領域91及び領域93の領域の第1電極21と第2電極22とからなる電極対から得られる電荷を、不図示の処理部で反転させる。これにより、領域91及び領域93から得られた電圧値と、領域94及び領域92とから得られた反転させた電圧値を加算することで、センサ90はより大きな電圧値を出力することができる。
以下、第七実施形態に係る回転操作検出機構107及び第八実施形態に係る回転操作検出機構108について説明する。図10(A)は、第七実施形態に係る回転操作検出機構107をX−Y平面で切断したときの断面図である。図10(B)は、第八実施形態に係る回転操作検出機構108をX−Y平面で切断したときの断面図である。第七実施形態に係る回転操作検出機構107及び第八実施形態に係る回転操作検出機構108は、操作部の数、及び形状が異なること以外は第一実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第七実施形態及び第八実施形態においては、第一実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図10(A)に示すように、回転操作検出機構107は、操作部17を備える。図10(B)に示すように、回転操作検出機構108は、操作部18を備える。操作部17及び操作部18の一部は、操作面11の裏側16に突出している。
回転操作検出機構107において、操作部17は、中央部171及び外周部172を備える。中央部171は、筐体10の操作面11側の操作部17以外の部分と同一平面上に位置する。外周部172は、操作面11の裏側16に突出し、筐体10の操作面11側の操作部17以外の部分より筐体10の内側に位置する。センサ15は、中央部171の側面177に配置されている。側面177は筐体10の操作面11側から、筐体10内部側へ凹んだ位置にある。このため、側面177に配置されたセンサ15は外部から影響を受けにくい。従って、ユーザが筐体10に衝突した場合等の誤検出を防止することができる。
回転操作検出機構108において、操作部18は、中央部181及び外周部182を備える。外周部182は、筐体10の操作面11側の操作部18以外の部分から操作面11側に突出する。すなわち、操作部18の端部183は、操作面11側に突出する。中央部181は、外周部182より操作面11の裏側16に向かって突出している。このため、操作部18の端部183の強度が増す。従って、従って、ユーザが端部183に衝突した場合等の誤検出を防止することができる。
以下、第九実施形態に係る回転操作検出機構109について説明する。図11(A)は、第九実施形態に係る回転操作検出機構109の斜視図である。図11(B)は、回転操作検出機構109をX−Y平面で切断したときの断面図である。図11(C)は、回転操作検出機構109を−Y方向からY方向に向かって見た場合の側面図である。第九実施形態に係る回転操作検出機構109は、操作部の形状と、センサの数及び配置が異なること以外は第一実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第九実施形態においては、第一実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図11(A)〜図11(C)に示すように、回転操作検出機構109において、操作部19は直方体形状である。操作部19の端部はZ−X方向に平行な辺を有する四角形状である。このため、操作部19と操作部19以外の筐体50との境界191も四角形状である。
回転操作検出機構109は、複数のセンサ15を備える。複数のセンサ15は、それぞれ境界191の各4辺と平行に配置されている。すなわち、複数のセンサ15は、X方向又はZ方向に平行に配置されている。これにより、回転操作検出機構109は、各センサからの出力値を加算することで、より大きな電圧値を出力することができる。従って、回転操作検出機構109の回転検出の精度がより高くなる。
以下、第一実施形態に係る変形例について説明する。図12(A)は変形例1を、図12(B)は変形例2を、図12(C)は変形例3を、図12(D)は変形例4をそれぞれ示した図である。なお、図12(A)〜図12(D)は、各操作部周辺をX−Y平面で切断した拡大断面図である。変形例1〜変形例4は、センサ15の配置、及び操作部の形状が異なること以外は第一実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、変形例1〜変形例4においては、第一実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図12(A)に示すように、変形例1において、センサ15は、操作部12を−Y方向からY方向に向かって見た場合、すなわち平面視して、操作部12を縦断するように配置されている。このため、センサ15は、操作部12と、操作部12以外の筐体10との境71において発生するせん断応力を検出することができる。
図12(B)に示すように、変形例2において、センサ15は、操作部12の端部121から側面122に亘って配置されている。また、センサ15は、筐体10の操作面11側に貼り付けられている。センサ15は、ユーザが力を付加しない操作部12の端部121において固定されている。このため、ユーザが側面122に力を付加した場合、センサ15が側面122から外れた場合でも、操作部12の端部121において固定されているため、センサ15が筐体10から剥がれ落ちることを防ぐことができる。
図12(C)に示すように、変形例3において、操作部12は空隙を有さない。センサ15は、変形例1と同様に、平面視して操作部12を縦断するように配置されている。このため、センサ15は、操作部12と、操作部12以外の筐体10との境71において発生するせん断応力を検出することができる。また、センサ15は平面に貼りつけられるため、筐体10にセンサ15を容易に貼りつけることができる。
図12(D)に示すように、変形例4において、操作部12は空隙を有さない。センサ15は、平面視して操作部12の一部を横断するように配置されている。このため、センサ15は、操作部12と、操作部12以外の筐体10との境71において発生するせん断応力を検出することができる。また、センサ15は平面に貼りつけられるため、筐体10にセンサ15を容易に貼りつけることができる。
以下、第十実施形態に係る回転操作検出機構110について説明する。図13(A)は、第十実施形態に係る回転操作検出機構110の斜視図である。図13(B)は、回転操作検出機構110を図13(A)のI−Iで切断したときの断面図である。図13(C)は、回転操作検出機構110を図13(B)のII−IIで切断したときの断面図である。図13(A)〜図13(C)は、回転操作検出機構110の操作部12周辺のみを示す。また、図13(A)は、操作部12を破線でかつ透過するように示す。図13(B)の切断面II−IIは、センサ15よりZ方向にプラス側である。図13(C)は、支持部32の一部を破線で、かつ筐体10を透過させて示す。
第十実施形態に係る回転操作検出機構110は、保持部31、支持部32を備えること、及びセンサ15の配置が異なること以外は第一実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第十実施形態においては、第一実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図13(A)〜図13(C)に示すように、回転操作検出機構110は、保持部31、支持部32を備える。保持部31は、操作部12における操作面11の裏側16に配置されている。支持部32は、操作面11における筐体10の裏側16に配置されている。また、支持部32の一部は、操作部12に対向するように配置されている。
保持部31は、平板状である。保持部31の両主面は、Y方向がX方向より長い矩形状である。保持部31の長手方向はY方向であり、保持部31の短手方向はX方向である。センサ15は、保持部31の一主面に配置されている。センサ15は、Y方向がX方向より長い矩形状である。X−Z平面で切断した場合、保持部31の断面は矩形状である。なお、保持部31は、センサ15を保持できればよく、Z方向の厚みが薄いフィルム形状であってもよい。また、X−Z平面で切断した場合の保持部31の断面は、平板状には限られず、例えば多角柱状や楕円でもよい。
センサ15は、一軸延伸方向(矢印901)がY方向に対して平行になるように保持部31に貼りつけられている。なお、センサ15は、保持部31の両主面にそれぞれ配置されていてもよい。これにより、センサ15全体の面積が広くなるため、センサ15全体としての出力が大きくなる。また、センサ15は、一軸延伸方向(矢印901)がY方向に対して垂直になるように保持部31に貼りつけられていてもよい。
保持部31の一端30は、操作部12の裏側16と固定されている。保持部31の他端33は、支持部32に固定されている。保持部31は、操作部12の裏側16及び支持部32によって、固定されている。保持部31は、操作部12及び支持部32と、例えば、ねじ、接着材等公知の方法によって固定されている。保持部31は、概ね操作部12の中央に位置する。保持部31は、操作部12の中央以外に位置する場合と比べて、操作部12の変形の影響を受け易い。このため、保持部31は、操作部12の変形を正確に捉え易くなる。
支持部32の一部は、操作面11から筐体10の内部へ突出している。これにより、保持部31はY方向の長さを長く確保できる。また、保持部31に配置されているセンサ15の面積がY方向に広くなるため、センサ15全体としての出力が大きくなる。また、ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、保持部31のY方向の長さが長くなるほど、保持部31は捻じれ易くなる。従って、センサ15の変形が大きくなるため、センサ15の出力は大きくなる。なお、支持部32は、操作面11から筐体10の内部へ突出していなくてもよい。例えば、支持部32が平板状である場合、支持部32の形成が容易となる。
保持部31及び支持部32は、筐体10と同じ素材で形成されていてもよく、又は別の素材で形成されていてもよい。保持部31及び支持部32の素材は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、又はステンレス、樹脂等が挙げられる。
図14(A)は、回転操作検出機構110をユーザが操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図である。図14(B)は、ユーザが操作部12を回転操作した場合又はユーザが操作部12を把持した場合におけるセンサ15の出力値を示す図である。
図14(A)に示すように、ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、操作部12に加えられた力は、操作部12の内部に存在する保持部31に伝わる。これにより、矢印303で示すせん断応力が保持部31に発生する。せん断応力は、保持部31の長手方向(Y方向)に対して主に45度の方向をなしている。
センサ15は保持部31の一主面に貼り付けられているため、矢印303で示すせん断応力は、センサ15においても発生する。センサ15は、圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印901)がY方向に対して平行な方向になるように貼り付けられている。このため、センサ15の圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印901)に対して、せん断応力は主に45度の方向をなすように発生する。従って、センサ15は、せん断応力に応じた電圧値を出力することができる。なお、圧電フィルム20の一軸延伸方向(矢印901)がY方向に対して垂直な方向になるように貼り付けられている場合も、せん断応力は一軸延伸方向(矢印901)に対して主に45度の方向をなすように発生するため、同様の効果が得られる。
圧電フィルム20の変形により、センサ15は電荷を発生する。ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、センサ15は、図14(B)の実線で示すように電圧を出力する。これに対してユーザが操作部12を把持するだけの場合、操作部12が表側から裏側へ微小に変形するだけである。この場合、ユーザが操作部12に加えた力は、保持部31に伝わり難い。このため、図14(B)の破線で示すように、センサ15の出力値は小さくなる。回転操作検出機構110は、センサ15からの出力の大きさによって、ユーザが操作部12を把持した場合であるか、又はユーザが操作部12を把持してさらに回転する操作を行った場合であるかを区別することができる。従って、回転操作検出機構110は、より正確に操作部12の回転を検出することができる。
以下、第十一実施形態に係る回転操作検出機構111について説明する。図15(A)は、第十一実施形態に係る回転操作検出機構111の斜視図である。図15(B)は、回転操作検出機構111を図15(A)のI−Iで切断したときの断面図である。図15(C)は、回転操作検出機構111を図15(B)のII−IIで切断したときの断面図である。図15(A)〜図15(C)は、回転操作検出機構111の操作部12周辺のみを示す。また、図15(A)は、操作部12を破線でかつ透過するように示す。図15(B)の切断面は、センサ15よりZ方向にプラス側である。
第十一実施形態に係る回転操作検出機構111は、支持部32を備えないこと、及び保持部41の配置が異なること以外は第十実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第十一実施形態においては、第十実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図15(A)〜図15(C)に示すように、回転操作検出機構111は、保持部41を備える。保持部41は平板状であり、操作部12における操作面11の裏側16に配置されている。保持部41の一端30は、操作部12の裏側16と接続されている。保持部41の他端33は、固定されていない。保持部41のX方向における端部34及び端部35は、操作部12の裏側16と接続されている。すなわち、保持部41は、操作部12の裏側16によって、三方向で固定されている。従って、回転操作検出機構111は、支持部が無いため、構造を簡易にできる。
ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、操作部12の変形が保持部41の一端30、端部34、及び端部35から保持部41に伝わる。これにより、回転操作検出機構110と同様に、せん断応力がセンサ15で発生する。従って、回転操作検出機構111は、操作部12の回転を検出することができる。
以下、第十二実施形態に係る回転操作検出機構112について説明する。図16(A)は、第十二実施形態に係る回転操作検出機構112の斜視図である。図16(B)は、回転操作検出機構112を図16(A)のI−Iで切断したときの一部断面図である。図16(C)は、回転操作検出機構112を図16(B)のII−IIで切断したときの断面図である。図16(A)〜図16(C)は、回転操作検出機構112の操作部12周辺のみを示す。図16(A)は、操作部12を破線でかつ透過するように示す。図16(B)の切断面は、センサ15よりZ方向にプラス側である。図16(B)は、操作部12及び支持部32のみ断面図として表し、Z方向のプラス側からマイナス側へ向かって見た図である。
第十二実施形態に係る回転操作検出機構112は、保持部42、支持部43、及びセンサ15の形状及び配置が異なること以外は第十実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第十二実施形態においては、第十実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図16(A)〜図16(C)に示すように、回転操作検出機構112は、円柱状の保持部42を備える。保持部42は、操作部12における操作面11の裏側16に配置されている。保持部42の一端30は、操作部12の裏側16と接続されている。保持部42の他端33は、支持部43と接続されている。なお、保持部42は、円柱状には限られず、例えば多角柱状でもよい。
支持部43は、操作部12に対応する位置を完全に覆うように配置されている。これにより、保持部42は、筐体10に対してより強固に固定される。
センサ15は、保持部42の側面に操作部12の周方向に沿って配置されている。センサ15は、保持部42の側面の全面を覆うように貼りつけられている。これにより、センサ15は、保持部42の変形を余すことなく検出できる。また、センサ15全体の面積が広くなるため、センサ15全体としての出力が大きくなる。
なお、センサ15は、保持部42の一部に配置されていてもよい。例えば、センサ15は、保持部42の断面における上方の半円部分に配置されていてもよい。また、センサ15は、保持部42の側面のY方向の一部を覆うように貼りつけられていてもよい。
センサ15は、一軸延伸方向(矢印901)がY方向に対して平行になるように保持部42に貼りつけられている。なお、センサ15は、一軸延伸方向(矢印901)が保持部42の周方向に沿うように保持部42に貼りつけられていてもよい。
図17(A)及び図17(B)は、回転操作検出機構112をユーザが操作した場合に発生するせん断応力を模式的に示した図である。図17(A)は、Z方向のプラス側から見た場合の図である。図17(B)は、X方向のプラス側から見た場合の図である。
ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、操作部12の変形が保持部42の一端30及び他端33から保持部42に伝わる。図17(A)及び図17(B)に示すように、矢印303で示すせん断応力が保持部42に発生する。
せん断応力は保持部42の長手方向(Y方向)に対して主に45度の方向をなしている。これにより、回転操作検出機構110と同様に、せん断応力がセンサ15で発生する。従って、回転操作検出機構112は、操作部12の回転を検出することができる。この場合、操作部12の回転方向は、矢印303で示すようなせん断応力を発生させる保持部42のねじりによる回転方向と一致している。従って、センサ15は、操作部12の回転をより高い精度で検出できる。
以下、第十三実施形態に係る回転操作検出機構113について説明する。図18(A)は、第十三実施形態に係る回転操作検出機構113の斜視図である。図18(B)は、回転操作検出機構113を図18(A)のI−Iで切断したときの一部断面図である。図18(C)は、回転操作検出機構113を図16(B)のII−IIで切断したときの断面図である。図18(A)〜図18(C)は、回転操作検出機構113の操作部12周辺のみを示す。図18(A)は、操作部12を破線でかつ透過するように示す。図18(B)の切断面は、センサ15よりZ方向にプラス側である。すなわち、図18(B)は、操作部12及び支持部38のみ断面図として表し、Z方向のプラス側からマイナス側へ向かって見た図である。
第十三実施形態に係る回転操作検出機構113は、保持部44及び支持部38の形状が異なること以外は第十二実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第十三実施形態においては、第十二実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図18(A)〜図18(C)に示すように、回転操作検出機構113は、円筒状の保持部44を備える。保持部44は、中空であり内部空間45を有する。保持部44は、内部空間45を有するため、剛性が低くなる。保持部44は、外力により変形し易くなる。このため、保持部44の側面に発生するせん断力は、保持部44が中空でない場合に比べて大きくなる。従って、ユーザが操作部12を把持し、X−Z平面において操作部12が回転する方向に力を加えた場合、センサ15の出力は、保持部44が中空でない場合に比べて大きくなる。
支持部38は、操作面11から筐体10の内部へ突出していない平板状である。このため、支持部38の形成が容易となる。
以下、第十四実施形態に係る回転操作検出機構114について説明する。図19(A)は、第十四実施形態に係る回転操作検出機構114の斜視図である。図19(B)は、回転操作検出機構114を図19(A)のIII−IIIで切断したときの断面図である。図19(C)は、回転操作検出機構114を図19(B)のII−IIで切断したときの断面図である。図19(A)〜図19(C)は、回転操作検出機構110の操作部12周辺のみを示す。図19(A)は、操作部12を破線でかつ透過するように示し、筐体10の一部のみ示す。
第十四実施形態に係る回転操作検出機構114は、複数のセンサ151〜156を備えること以外は第一実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第十四実施形態においては、第一実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図19(A)〜図19(C)に示すように、回転操作検出機構114は、6つのセンサ151〜156と、信号処理部61、及び信号検出部62を備える。信号処理部61及び信号検出部62は、筐体10の内部に配置されている。
センサ151〜156はそれぞれ、操作部12の側面において操作面11の裏側16に配置されている。センサ151〜156は、操作部12の周方向に沿って一定の間隔を開けて配置されている。6枚のセンサ151〜156は、操作部12の側面を6等分したそれぞれの区画毎に、一枚ずつ配置されている。6等分とは、操作部12を周方向に、中心角が60°毎に均等に分割されている状態を示す。すなわち、センサは、操作部12の側面を等分した区画毎に配置されている。なお、センサの枚数は6枚に限ることなく、3以上の枚数であればよい。また、センサは、操作部12を等分した区画毎に配置されていればよく、センサ毎の間隔が均等である必要はない。さらに、等分は、ある程度の誤差を含んでいてもよく、例えば、10°程度の誤差を含んでいてもよい。
図20は、回転操作検出機構114の6つのセンサ151〜156、信号検出部62、信号処理部61で行われる信号処理の機能的なブロック図である。センサ151〜156は、それぞれ信号検出部62に接続されている。
ユーザが操作部12を変形させると、操作部12の変形した箇所に対応するセンサ151〜156は電荷を生じる。信号検出部62は、センサ151〜156に生じる電荷を検出する。信号処理部61は、信号検出部62の検出値を入力する。信号処理部61は、信号検出部62で検出した電圧値を、センサ151〜156毎に検知する。すなわち、信号処理部61は、センサ151〜156毎に対応する位置の操作部12の変形の大きさを、ユーザが操作部12にかけている負荷として検知する。
信号処理部61は、不図示の記憶部を備え、予め設定された所定の閾値を記憶している。閾値は、正負それぞれの極性方向に設定されている。信号処理部61は、センサ151〜156から出力される電圧値のピークが所定の閾値以上であるものを、ピークとして検知する。また、信号処理部61は、センサ151〜156から出力される電圧値のピークが所定の閾値未満の場合、ピークとして検知しない。これにより、信号処理部61は、不要なノイズ等の処理を抑止できる。
信号処理部61は、信号検出部62が電圧値のピークを検出した時刻を記憶する。これにより、信号処理部61は、いつの時刻にどのセンサから信号が発生しているかを結び付けて記憶できる。従って、信号処理部61は、センサ毎に信号が発生した順番を判断することができる。以下、ユーザが操作部12を操作した場合におけるセンサ151〜156からの検出値について説明する。
図21は、ユーザが回転操作検出機構114の操作部12を時計回りに右回転した場合におけるセンサ151〜156の検出値を示すグラフである。図22は、ユーザが回転操作検出機構114の操作部12を反時計回りに左回転した場合におけるセンサ151〜156の検出値を示すグラフである。図23は、ユーザが回転操作検出機構114の操作部12を把持しただけの場合におけるセンサ151〜156の検出値を示すグラフである。なお、図21〜図23は、検出値の一例である。
以下、ユーザが操作部12を右回転した場合、操作部12を左回転した場合、操作部12を把持しただけの場合のセンサ151〜156からの検出値について順に説明する。
ユーザが操作部12を右回転した場合、図21に示すように、信号処理部61は、最初にセンサ152及びセンサ155からの正の電圧値のピークを検知する。なお、信号処理部61は、正負共に所定の閾値を超えるピークのみピークとして検知する。センサ152又はセンサ155からの検出される電圧値が最初に基準値である0Vに戻った時刻を第1時刻(T1)とする。この場合、センサ155からの検出される電圧値が0Vに戻った時刻が、第1時刻(T1)である。信号処理部61は、第1時刻(T1)を記憶する。
信号処理部61は、第1時刻(T1)より後に信号検出部62が検出する信号を、判定のための判断材料として扱う。すなわち、信号処理部61は、第1時刻(T1)より前を、ユーザが操作部12を把持することによる影響として、判定のための判断材料に含めず扱う。これにより、ユーザが操作部12を把持した時の影響による誤判断を阻止できる。
第1時刻(T1)以降、信号処理部61は、センサ151及びセンサ154から一番目の正の電圧値のピークを検出した後、センサ152及びセンサ155から二番目の正の電圧値のピークを検出する。信号処理部61は、センサ151及びセンサ154から一番目の正の電圧値のピークが検出された時刻を第2時刻(T2)として記憶する。信号処理部61は、センサ152及びセンサ155から二番目の正の電圧値のピークが検出された時刻を第3時刻(T3)として記憶する。第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間(図21に示すT4)に、信号処理部61は、センサ153及びセンサ156から発生する電圧値が閾値を超えていることを検知する。
第1時刻(T1)以降において、信号処理部61は、正の電圧値のピークの検出順序が、センサ151及びセンサ154からセンサ152及びセンサ155の順であると判定する。言い換えると、正の電圧値のピークの検出順序は、センサ151から隣り合うセンサ152と、センサ154から隣り合うセンサ155の順である。正の電圧値のピークの検出順序は、操作部12を正面から見た場合において時計回りの順である。
また、信号処理部61は、第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間に、センサ151、センサ152、センサ154、及びセンサ155からのピークを検知し、かつセンサ153、及びセンサ156から発生した電圧値が閾値を超えていることを検知している。言い換えると、信号処理部61は、第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間に、センサ151〜156の全てのセンサから発生した電圧値が閾値を超えていると判断する。従って、信号処理部61は、ユーザが操作部12を右回転したと判定する。
ユーザが操作部12を反時計回りに左回転した場合、図22に示すように、信号処理部61は、最初にセンサ152及びセンサ155からの正の電圧値のピークを検知する。センサ152又はセンサ155からの検出される電圧値が最初に基準値である0Vに戻った時刻を第1時刻(T1)とする。この場合、センサ155からの検出される電圧値が0Vに戻った時刻が、第1時刻(T1)である。
第1時刻(T1)以降、信号処理部61は、センサ153及びセンサ156から一番目の正の電圧値のピークを検出した後、センサ152及びセンサ155から二番目の正の電圧値のピークを検出する。信号処理部61は、センサ153及びセンサ156から一番目の正の電圧値のピークが検出された時刻を第2時刻(T2)として記憶する。信号処理部61は、センサ152及びセンサ155から二番目の正の電圧値のピークが検出された時刻を第3時刻(T3)として記憶する。第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間(図22に示すT4)に、信号処理部61は、センサ151及びセンサ154から発生する電圧値が閾値を超えていることを検知する。
第1時刻(T1)以降において、信号処理部61は、正の電圧値のピークの検出順序が、センサ153及びセンサ156からセンサ152及びセンサ155の順であると判定する。言い換えると、正の電圧値のピークの検出順序は、センサ153から隣り合うセンサ152と、センサ156から隣り合うセンサ155の順である。正の電圧値のピークの検出順序は、操作部12を正面から見た場合において反時計回りの順である。
また、信号処理部61は、第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間に、センサ152、センサ153、センサ155、及びセンサ156からのピークを検知し、かつセンサ151及びセンサ154から発生した電圧値が閾値を超えていることを検知している。言い換えると、信号処理部61は、第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間に、センサ151〜156の全てのセンサから発生した電圧値が閾値を超えていると判断する。従って、信号処理部61は、ユーザが操作部12を左回転したと判定する。
ユーザが操作部12を把持しただけの場合、図23に示すように、信号処理部61は、最初にセンサ155及びセンサ156からの正の電圧値のピークを検知する。センサ155又はセンサ156からの検出される電圧値が最初に基準値である0Vに戻った時刻を第1時刻(T1)とする。この場合、センサ156からの検出される電圧値が0Vに戻った時刻が、第1時刻(T1)である。
第1時刻(T1)以降、信号処理部61は、センサ152から一番目の正の電圧値のピークを検出した後、センサ151から二番目の正の電圧値のピークを検出する。信号処理部61は、センサ152から一番目の正の電圧値のピークが検出された時刻を第2時刻(T2)として記憶する。信号処理部61は、センサ151から二番目の正の電圧値のピークが検出された時刻を第3時刻(T3)として記憶する。第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間(図23に示すT4)に、信号処理部61は、センサ152から発生する電圧値が閾値を超えていないことを検知する。
これにより、信号処理部61は、第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間に、センサ151〜156から発生した電圧値のうち全てが閾値を超えていないと判定する。従って、信号処理部61は、ユーザが操作部12を把持しただけであり、回転操作がないと判定する。
このように、回転操作検出機構114は、ユーザが操作部12を回転させたか、又は把持しただけかを判定できる。また、回転操作検出機構114は、ユーザが操作部12を回転させたと判定した場合に、回転の向きが右回りであるか左回りであるかを判定することができる。
以下、回転操作検出機構114における回転操作検出方法について説明する。図24は、回転操作検出方法を示すフローチャートである。
図24に示すように、ユーザが操作部12を回転させるために把持した場合、信号処理部61は、最初にセンサ151〜156のうちいずれかのセンサからの正の電圧値の第1ピークを検知する(S11)。信号処理部61は、第1ピークを検出したセンサからの電圧値が最初に基準値である0Vになったか否かを判断する(S12)。信号処理部61は、第1ピークを検出したセンサからの電圧値が最初に基準値である0Vになったと判断した場合(S12:Yes)、0Vになった時刻を第1時刻(T1)として記憶する(S13)。信号処理部61は、第1ピークを検出したセンサからの電圧値が最初に基準値である0Vになってないと判断した場合(S12:No)、信号処理部61は、引き続き第1ピークを検出したセンサからの電圧値が最初に基準値である0Vになるまで、検知を続ける。
第1時刻(T1)以降、信号処理部61は、二番目の正の電圧値の第2ピークを検出する(S14)。信号処理部61は、第2ピークを検出した時刻を第2時刻(T2)として記憶する(S15)。第2時刻(T2)以降、信号処理部61は、三番目の正の電圧値の第3ピークを検出する(S16)。信号処理部61は、第3ピークを検出した時刻を第3時刻(T3)として記憶する(S17)。
信号処理部61は、第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間に、全てのセンサからの電圧値が閾値を超えているか否かを判断する(S18)。信号処理部61は、第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間に、全てのセンサからの電圧値が閾値を超えてないと判断した場合(S18:No)、ユーザが操作部12を把持しただけであり、回転操作がないと判定する(S19)。
信号処理部61は、第1時刻(T1)から第3時刻(T3)までの間に、全てのセンサからの電圧値が閾値を超えていると判断した場合(S18:Yes)、第2ピークと第3ピークを検出したセンサの検出順が操作部12において時計回りであるか否かを判断する(S20)。信号処理部61は、第2ピークと第3ピークを検出したセンサの検出順が操作部12において時計回りであると判断した場合(S20:Yes)、ユーザが操作部12を右回転したと判定する(S21)。信号処理部61は、第2ピークと第3ピークを検出したセンサの検出順が操作部12において時計回りでないと判断した場合(S20:No)、ユーザが操作部12を左回転したと判定する(S22)。
このように、回転操作検出方法は、ユーザが操作部12を回転させたか、又は把持しただけかを判定できる。また、回転操作検出方法は、ユーザが操作部12を回転させたと判定した場合に、回転の向きが右回りであるか左回りであるかを判定することができる。
なお、各実施形態において、筐体10、50は、直方体に形成されたが、これに限られず、円盤状、球状、多角柱状等に形成されていてもよい。
なお、各実施形態における回転操作検出機構は、様々なものに適応できる。例えば、洗濯機、電子レンジ、扇風機、冷蔵庫、エアコン、電話機、パーソナルコンピュータ、マウス、時計等の電化製品の操作パネル、シンクの蛇口の栓、ドアノブ、窓サッシ、浴室の環境設定パネル等の住宅設備、オシロスコープ、テスター、安定化電源等の評価設備、屋外に設置される電源ボタン等に適応できる。
最後に、前記実施形態の説明は、すべての点で例示であり、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲は、特許請求の範囲と均等の範囲を含む。
1…主面(第1主面)
10,50…筐体
11…操作面
12,13,14,17,18,19…操作部
15,81,82,83,84,90…センサ
16…裏側
20…圧電フィルム
21…第1電極
22…第2電極
31,41,42,44…保持部
32,38,43…支持部
51…短辺
52…長辺
61…信号処理部
62…信号検出部
71…境
101,102,103,104,105,106,107,108,109,110,111,112,113,114…回転操作検出機構
121…端部
151,152,153,154,155,156…センサ
191…境界

Claims (27)

  1. 筐体と、
    前記筐体の第1主面に配置された操作面と、
    前記筐体と一体として形成され、前記操作面側に突出する操作部と、
    前記操作部が回転操作されたときに前記操作部の変形によって、前記操作部に生じる応力又は前記筐体に生じる応力を検出するセンサと、を備える、
    回転操作検出機構。
  2. 前記センサは、前記操作面の裏側に配置される、
    請求項1に記載の回転操作検出機構。
  3. 前記操作部は、円柱状又は多角柱状である、
    請求項1又は請求項2に記載の回転操作検出機構。
  4. 前記操作部は、中空形状である、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  5. 前記操作部の一部は、前記操作面の裏側に突出する
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  6. 前記センサは、前記操作部が回転されたときに前記操作面に印加されるせん断応力と、前記センサが検出する方向とが一致する、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  7. 前記センサは、前記操作部の周方向に沿って配置される、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  8. 前記センサは、前記操作部の側面に沿って配置される、
    請求項7に記載の回転操作検出機構。
  9. 前記センサは、前記操作面において前記操作部以外に配置される、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  10. 前記センサは、前記操作部の周方向の接線方向と平行又は直交する方向に沿って配置される、
    請求項9に記載の回転操作検出機構。
  11. 前記センサは、前記操作面の端部から前記操作部までの最短距離が最も短くなる前記操作面の端部と、前記操作部と、の間に配置される、
    請求項9又は請求項10に記載の回転操作検出機構。
  12. 前記センサは、複数配置されている、
    請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  13. 前記センサは、前記操作部の周囲に環状に配置されている、
    請求項12に記載の回転操作検出機構。
  14. 前記センサは、前記操作部と前記操作部以外の前記筐体との境を跨ぐように配置される、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  15. 前記センサは、所定の方向に延伸されたキラル高分子を含む圧電フィルムを備える、
    請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  16. 前記圧電フィルムは矩形状に形成され、前記圧電フィルムの延伸方向が前記圧電フィルムの短辺方向又は長辺方向に沿う、
    請求項15に記載の回転操作検出機構。
  17. 前記操作部における前記操作面の裏側に配置された保持部をさらに備え、
    前記センサは、前記保持部に配置される、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  18. 前記保持部は、平板状又は円柱状である、
    請求項17に記載の回転操作検出機構。
  19. 前記保持部の前記操作面と反対側を前記筐体に固定する支持部をさらに備える、
    請求項17又は請求項18に記載の回転操作検出機構。
  20. 前記保持部は、中空である、
    請求項17乃至請求項19のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  21. 前記センサは、複数であり、
    前記センサは、前記操作部の側面における操作面の裏側に、3つ以上に区画された前記操作部の区画毎に配置される、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の回転操作検出機構。
  22. 複数の前記センサが出力する信号をそれぞれの前記センサ毎に検出する信号検出部と、
    前記信号検出部が検出した信号を入力して該信号を処理する信号処理部と、
    をさらに備える、
    請求項21に記載の回転操作検出機構。
  23. 前記信号処理部は、初めて前記センサのいずれか一つのセンサが所定の閾値以上の強度のピークの信号を出力したと判定した後に、該一つのセンサの信号が基準値になったと判定した時刻を第1時刻として記憶し、前記第1時刻後における前記信号検出部が検出する信号を、回転操作の検出の判定に扱う、
    請求項22に記載の回転操作検出機構。
  24. 前記信号処理部は、前記第1時刻後に初めて前記センサのいずれか一つのセンサが前記所定の閾値以上の強度のピークの信号を出力したと判定した時刻を第2時刻として記憶し、前記第2時刻後に初めて前記センサのいずれか一つのセンサが前記所定の閾値以上の強度のピークであって、前記第2時刻に出力されたピークと同じ極性の信号を出力したと判定した時刻を第3時刻として記憶し、前記第1時刻後から前記第3時刻までの間に、全ての前記センサの信号が前記所定の閾値を超えていると判定された場合は、前記操作部が回転操作を受けつけたと判定する、
    請求項23に記載の回転操作検出機構。
  25. 前記信号処理部は、第2時刻にピークの信号を出力したセンサ及び第3時刻にピークの信号を出力したセンサのピークの検出順により、前記操作部の回転方向を判定する、
    請求項24に記載の回転操作検出機構。
  26. 前記信号処理部は、前記第1時刻後に初めて前記センサのいずれか一つのセンサが前記所定の閾値以上の強度のピークの信号を出力したと判定した時刻を第2時刻として記憶し、前記第2時刻後に初めて前記センサのいずれか一つのセンサが前記所定の閾値以上の強度のピークであって、前記第2時刻に出力されたピークと同じ極性の信号を出力したと判定した時刻を第3時刻として記憶し、前記第1時刻後から前記第3時刻までの間に、全ての前記センサの信号が前記所定の閾値を超えていないと判定された場合は、前記操作部が把持操作のみを受けたと判定する、
    請求項23に記載の回転操作検出機構。
  27. 筐体と一体として形成され、かつ3つ以上に区画された操作部の区画毎に一つ配置され、前記操作部が回転操作されたときに前記操作部の変形によって、前記操作部に生じる応力又は前記筐体に生じる応力を検出する複数のセンサのいずれか一つのセンサが所定の閾値以上の強度のピークの信号を出力したと判定し、
    前記所定の閾値以上の強度のピークの信号を出力したと判定した後に、前記一つのセンサの信号が基準値になったと判定した時刻を第1時刻として記憶し、
    前記第1時刻後に、前記複数のセンサのいずれか一つのセンサが初めて前記所定の閾値以上の強度のピークの信号を出力したと判定した時刻を第2時刻として記憶し、
    前記第2時刻後に、前記複数のセンサのいずれか一つのセンサが初めて前記所定の閾値以上の強度のピークであって、前記第2時刻に出力されたピークと同じ極性の信号を出力したと判定した時刻を第3時刻として記憶し、
    前記第1時刻後から前記第3時刻までの間に、前記複数のセンサ全ての信号が前記所定の閾値を超えていると判定された場合は、前記操作部が回転操作を受けつけたと判定する、
    回転操作検出方法。
JP2020511836A 2018-11-13 2019-10-30 回転操作検出機構及び回転操作検出方法 Active JP6777264B1 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212638 2018-11-13
JP2018212638 2018-11-13
JP2019029027 2019-02-21
JP2019029027 2019-02-21
PCT/JP2019/042517 WO2020100587A1 (ja) 2018-11-13 2019-10-30 回転操作検出機構及び回転操作検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6777264B1 true JP6777264B1 (ja) 2020-10-28
JPWO2020100587A1 JPWO2020100587A1 (ja) 2021-02-15

Family

ID=70731469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020511836A Active JP6777264B1 (ja) 2018-11-13 2019-10-30 回転操作検出機構及び回転操作検出方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11709176B2 (ja)
JP (1) JP6777264B1 (ja)
CN (1) CN112204365A (ja)
WO (1) WO2020100587A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0866882A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Chubu Electric Power Co Inc 多軸ジョイスティック
JP2014019355A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Nec Access Technica Ltd 接触検出ステアリングホイール及びステアリングホイールの接触検出方法
WO2016038951A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 株式会社村田製作所 保持状態検出装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3170376B2 (ja) 1993-01-26 2001-05-28 松下電工株式会社 ボリュームのつまみ部の防水構造とその防水方法
JP4687443B2 (ja) * 2005-12-21 2011-05-25 株式会社デンソー ダイアル式操作装置
EP2781886B1 (en) * 2011-04-08 2017-06-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. Operation device including displacement sensor
CN104321613B (zh) * 2012-05-24 2017-03-29 株式会社村田制作所 传感器装置以及电子设备
DE102012014493B4 (de) 2012-07-23 2020-07-09 Epro Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur redundanten Erkennung einer Drehrichtung
JP2014116166A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Alps Electric Co Ltd 多方向入力装置
JP5905443B2 (ja) * 2013-12-25 2016-04-20 ファナック株式会社 人協調型産業用ロボットの外力判定方法および外力判定装置
US9534933B2 (en) * 2014-01-14 2017-01-03 Panasonic Automotive Systems Company Of America, Division Of Panasonic Corporation Of North America Capacitive encoder
US10318078B2 (en) * 2014-05-15 2019-06-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Operation knob and display device in which same is used
JP6344852B2 (ja) * 2014-08-28 2018-06-20 アルプス電気株式会社 回転操作型電気部品
KR102236583B1 (ko) * 2014-12-05 2021-04-06 삼성전자주식회사 전자기기용 조그 다이얼 및 이를 구비한 전자기기
KR102295819B1 (ko) * 2015-02-10 2021-08-31 엘지전자 주식회사 입출력장치
CN107533381B (zh) * 2015-04-23 2020-10-30 阿尔卑斯阿尔派株式会社 输入辅助装置和输入系统
CN106527817B (zh) * 2016-12-15 2020-02-14 青岛海信电器股份有限公司 触控操作识别方法及装置
US10447262B2 (en) * 2017-04-14 2019-10-15 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Cooking appliance and knob assembly removably mounted to a control panel of the cooking appliance

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0866882A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Chubu Electric Power Co Inc 多軸ジョイスティック
JP2014019355A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Nec Access Technica Ltd 接触検出ステアリングホイール及びステアリングホイールの接触検出方法
WO2016038951A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 株式会社村田製作所 保持状態検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20200278375A1 (en) 2020-09-03
US11709176B2 (en) 2023-07-25
WO2020100587A1 (ja) 2020-05-22
JPWO2020100587A1 (ja) 2021-02-15
CN112204365A (zh) 2021-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6123947B2 (ja) 押圧センサ及び電子機器
WO2013175848A1 (ja) センサーデバイスおよび電子機器
CN110494824B (zh) 按压传感器和电子设备
JP5950053B2 (ja) 押圧検出センサ
JP6777264B1 (ja) 回転操作検出機構及び回転操作検出方法
JPWO2019021856A1 (ja) 電子機器
CN210571096U (zh) 摩擦检知传感器以及电子设备
CN109791859B (zh) 压电器件以及显示装置
JP6988486B2 (ja) バスタブ型筐体に用いるセンサ及び電子機器
JP6791456B2 (ja) 変位検出センサおよびフレキシブルデバイス
JP6677355B2 (ja) 操作検出装置および表示装置
JP6566182B1 (ja) 押圧センサ及び電子機器
US11619555B2 (en) Pressure detection sensor and electronic device
US10289232B2 (en) Press detecting device
US10444893B2 (en) Touch input device and touch input detecting method
WO2022030356A1 (ja) 変形量検知装置
US20210096033A1 (en) Press sensor and press detection device
WO2018225407A1 (ja) 押し位置検出センサ及び電子機器
JP7016876B2 (ja) 電子機器
WO2023223879A1 (ja) 変形量検知装置
JP2018113165A (ja) 筐体の操作部

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200226

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200226

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6777264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150