JP6776982B2 - キー入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作性の良いキー入力装置に関する。
特許文献1には、キー入力装置の一例であるキーボードの構成について記載されている。キーボードでは、各キーが独立した部品により形成される。キーケースに第1の固定部と第2の固定部とが設けられ、両固定部により軸心が固定される。キートップには、第1のつめ部と第2のつめ部とが向かい合った状態で設けられ、それらのつめ部が軸心を挟み込むようにして軸心が固定される。ラバースイッチはキーケースによって固定され、キートップを基板から離隔させる方向に付勢する。キートップのストッパー部と、キーケースのストッパー受け部とが当接することで、ラバースイッチの付勢力によるキートップの回動が制限される。
特開2007−179376号公報
しかしながら、キー入力装置の各構成部品は寸法公差をもって設計されることから、各構成部分を組み付けたときには、寸法公差に応じた隙間が組み付けられた複数の構成部品の間で生ずる。複数の部品の間で生じた隙間によって、キートップは種々の方向にガタを生ずる。
また、特許文献1に記載のキーボードでは、キートップに第1のつめ部と第2のつめ部とが向かい合った状態で設けられ、それらのつめ部が軸心を挟み込むようにして軸心が固定される。しかし、軸心とつめ部との間にも寸法公差によるガタが生じることが考えられる。ラバースイッチの付勢力を受けて、ストッパー部とストッパー受け部とが当接することでガタを抑えることが考えられるが、付勢方向と押圧操作方向とが相反する方向であるため、ガタを抑える付勢力の大きさに比例して、押圧操作に必要な力が増加し、操作性が悪くなってしまう。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、キー入力装置の操作性を損ねることなく、かつ、ガタが抑制できるキー入力装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載のキー入力装置は、キーケースと、前記キーケースの所定位置に配置されるスイッチ手段と、操作位置と非操作位置との間で所定の回動軸線の回りに回動可能に前記キーケースに取り付けられる操作部材と、前記操作部材が操作位置へ回動するときに前記スイッチ手段を押圧し、前記操作部材が非操作位置に回動するときに前記スイッチ手段を非押圧状態にする前記操作部材の押圧部と、前記操作部材が回動する方向と交差する方向、かつ、前記回動軸線と直交する方向に、前記操作部材に付勢力を作用させる付勢手段と、を備え、前記付勢手段は、前記操作部材に設けられ、前記回動軸線上に配置される第1部分と、前記第1部分と係合するように前記キーケースに設けられる第2部分と、を含み、前記第1部分と前記第2部分とは係合状態において前記第1部分および前記第2部分の少なくとも一方の部分が弾性変形可能に構成され、前記第2部分は前記第1部分の前記回動軸線近傍に係合して前記第1部材を前記回動軸方向に押圧することを特徴とする。
また、請求項2記載のキー入力装置は、キーケースと、前記キーケースの複数の所定位置にそれぞれ配置される複数のスイッチ手段と、操作位置と非操作位置との間で所定の回動軸線の回りに回動可能に前記キーケースに複数取り付けられ、かつ、複数の前記スイッチ手段にそれぞれ対応して取り付けられる複数の操作部材と、複数の前記操作部材のそれぞれが操作位置へ回動するときにそれぞれの前記操作部材に対応する前記スイッチ手段を押圧し、複数の前記操作部材のそれぞれが非操作位置に回動するときにそれぞれの前記操作部材に対応する前記スイッチ手段を非押圧状態にする前記操作部材の押圧部と、複数の前記操作部材のそれぞれが回動する方向と交差する方向、かつ、前記回動軸線と直交する方向に、それぞれの前記操作部材に付勢力を作用させる付勢手段と、を備え、前記付勢手段は、前記押圧部よりも前記回動軸線に近い位置に配置され、複数の前記操作部材のそれぞれに設けられる第1部分と、前記第1部分と係合するように前記キーケースに設けられる第2部分と、を含み、前記第1部分と前記第2部分とは係合状態において前記第1部分および前記第2部分の少なくとも一方の部分が弾性変形可能に構成され、複数の前記操作部材は、前記回動軸線と直交する所定の方向に複数並べられて前記キーケースに取り付けられ、複数の前記操作部材のうち、前記所定の方向に互いに隣接して取り付けられる第1の操作部材および第2の操作部材は、第1の操作部材の押圧部が第2の操作部材の押圧部より第2の操作部材の回動軸線に近接するように配列され、前記第1の操作部材の押圧部と前記第2の操作部材の回動軸線との距離が、前記第1の操作部材の回動軸線と前記第1の操作部材の押圧部との距離よりも小さくなるように、複数の前記操作部材が前記キーケースに取り付けられることを特徴とする。
また、請求項3記載のキー入力装置では、複数の前記操作部材は、前記所定の方向である鉛直方向に並べられて前記キーケースにそれぞれ取り付けられ、複数の前記操作部材のうちで、互いに鉛直方向に隣接する第1の操作部材および第2の操作部材は、前記第1の操作部材の押圧部と前記第2の操作部材の回動軸との距離が、前記第1の操作部材の回動軸線と前記第1の操作部材の押圧部との距離よりも小さくなるように取り付けられ、それぞれの前記操作部材の回動軸線が、それぞれの前記操作部材の押圧部よりも鉛直方向の上方に位置するように、複数の前記操作部材が前記キーケースに取り付けられることを特徴とする。
また、請求項4記載のキー入力装置では、前記操作部材において、一対の回動軸部分と、前記第1部分とが一体的に形成され、前記キーケースは、前記一対の回動軸部分を受ける一対の取付部を含むことを特徴とする。
また、請求項5記載のキー入力装置では、前記第1部分と前記第2部分との係合位置は、前記回動軸線上に位置することを特徴とする。
また、請求項6記載のキー入力装置では、前記操作部材は、少なくとも2つの取付部によって回動可能に前記キーケースに取り付けられ、前記第1部分は、少なくとも2つの前記取付部のうちの特定の2つの取付部の間に配置されることを特徴とする。
また、請求項7記載のキー入力装置では、前記特定の2つの取付部の間の中央位置で前記第1部分と、前記第2部分とが係合することを特徴とする。
また、請求項8記載のキー入力装置では、前記押圧部の前記スイッチ手段と当接する当接部分が前記回動軸線の回りに回動する方向において、前記当接部分から前記回動軸線までの第1距離は、前記当接部分が前記回動軸線の回りに回動する方向において、ユーザの操作を受け付ける前記操作部材の接触面から前記回動軸線までの第2距離よりも小さいことを特徴とする。
また、請求項9記載のキー入力装置は、前記押圧部の前記スイッチ手段と当接する当接部分が前記回動軸線の回りに回動する方向、および前記回動軸線の方向の各方向に直交する方向において、前記押圧部の前記スイッチ手段と当接する当接部分から前記回動軸線までの第3距離は、前記当接部分が前記回動軸線の回りに回動する方向において、前記当接部分から前記回動軸線までの第4距離よりも大きいことを特徴とする。
また、請求項10記載のキー入力装置では、前記第1部分と、前記第2部分とが係合する係合部分は互いに平面であって、前記付勢力の作用方向に直交する平面であることを特徴とする。
本発明の一態様では、付勢手段が、操作部材が回動する方向と交差する方向、かつ、回動軸線と直交する方向に、操作部材に付勢力を作用させる。さらに、付勢手段の第1部分と第2部分との係合状態において第1部分および第2部分の少なくとも一方の部分が弾性変形可能に構成される。付勢力の作用方向と押圧操作方向とが交差する方向であるため、ガタを抑制するための付勢力は、押圧操作方向に作用していないため、押圧操作の妨げとなる力の発生を低減できる。さらに、第1部分および第2部分の少なくとも一方の部分が弾性変形可能に構成される。これにより、キー入力装置の操作性を損ねることなく、かつ、ガタを抑制できる。
また、複数の操作部材を備える、本発明の一態様では、複数の操作部材は、回動軸線と直交する所定の方向に複数並べられてキーケースに取り付けられる。複数の操作部材のうち、所定の方向に互いに隣接して取り付けられる第1の操作部材および第2の操作部材は、第1の操作部材の押圧部が第2の操作部材の押圧部より第2の操作部材の回動軸線に近接するように配列される。第1の操作部材の押圧部と第2の操作部材の回動軸線との距離が、第1の操作部材の回動軸線と第1の操作部材の押圧部との距離よりも小さくなるように、複数の操作部材がキーケースに取り付けられる。ユーザが第1の操作部材を操作するときに、第2の操作部材に触れてしまっても、回動軸線に近い位置に触れることになり、第2の操作部材は第1の操作部材と比べて回動しにくい。これにより、ユーザが操作する際に隣接する操作部材に触れてしまってもスイッチ手段が押圧されにくく、誤操作を減らすことができ、キー入力装置の操作性を損ねることなく、かつ、ガタを抑制できる。
また、本発明の一態様では、操作部材において、一対の回動軸部分と第1部分とが一体的に形成される。キーケースは、一対の回動軸部分を受ける一対の取付部を含む。回動軸部分と、第1部分とが一体に形成されているため、回動軸部分と第1部分との位置関係を一定の関係にすることができる。これにより、キー入力装置の操作性を損ねることなく、かつ、ガタを抑制できる。
また、本発明の一態様では、第1部分と第2部分との係合位置が、回動軸線上に位置する。回動軸線上において付勢力が加えられるため、付勢力が回動方向に分散されることが抑止できる。これにより、キー入力装置の操作性を損ねることなく、かつ、ガタを抑制できる。
また、本発明の一態様では、操作部材が少なくとも2つの取付部によって回動可能にキーケースに取り付けられる。第1部分は、少なくとも2つの取付部のうちの特定の2つの取付部の間に配置される。特定の2つの取付部の間において第1部分と第2部分との係合部分で付勢力が加えられるため、両取付部に付勢力が同時に作用してキー入力装置のガタの抑制効果を効率的に高めることができる。
また、本発明の一態様では、特定の2つの取付部の間の中央位置で第1部分と、第2部分とが係合する。これにより、付勢力が、特定の2つの取付部に均等にかかり、キー入力装置の操作性を損ねることなく、かつ、ガタの抑制効果を高めることができる。
また、本発明の一態様では、スイッチ手段と当接する当接部分が回動軸線の回りに回動する方向において、当接部分から回動軸線までの第1距離は、当接部分が回動軸線の回りに回動する方向において、ユーザの操作を受け付ける操作部材の接触面から回動軸線までの第2距離よりも小さい。これにより、当接部分が回動する方向が直線に近くなり、スイッチ手段を押圧するときのキー入力装置の操作性を高めることができる。
また、本発明の一態様では、スイッチ手段と当接する当接部分が回動軸線の回りに回動する方向、および回動軸線の方向の各方向に直交する方向において、押圧部のスイッチ手段と当接する当接部分から回動軸線までの距離は、当接部分が回動軸線の回りに回動する方向において、前記当接部分から前記回動軸線までの距離よりも大きい。これにより、当接部分が回動する方向が直線に近くなり、スイッチ手段を直線的に押圧してキー入力装置の操作性を高めることができる。
また、本発明の一態様では、第1部分と、第2部分とが係合する部分は互いに平面であって、付勢力の作用方向に直交する面である。これにより、非押圧操作時の静止状態の位置が決められることで、操作に伴う押し込み量や操作部材毎の操作感を一定にすることができ、キー入力装置の操作性を高めることができる。
本発明の一実施形態におけるキー入力装置1を備えるカラオケ装置100の前面を示す正面図である。 図1の第1仮想線Aにおいて切断されたキー入力装置1をX軸の負の方向から正の方向に見た断面図である。 図1の第2仮想線Bにおいて切断されたキー入力装置1をX軸の負の方向から正の方向に見た断面図である。 図3の第3仮想線Cにおいて切断されたキー入力装置1をZ軸の負の方向から正の方向に見た断面図である。 操作部材4をY軸の正の方向から負の方向に見た斜視図である。 操作部材4をX軸の負の方向から正の方向に見た斜視図である。 図3に示される操作部材3に関して、回動軸線600と接触面400と押圧面415Aとの配置関係を説明する断面図である。 本実施形態における被付勢部414の弾性変形について説明する図である。 付勢部36と被付勢部414とが係合する部分の変形例ついて説明する図である 付勢部36と被付勢部414とが係合する状態において、付勢部36が弾性変形する場合について説明する図である。
本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。図1の左右方向にX軸、上下方向にY軸、および、前後方向にZ軸を定義し、図示する。また、右方向をX軸の正の方向、上方向をY軸の正の方向、前後方向の奥行方向をZ軸の正の方向と定義する。ただし、各軸は方向を定義するものであって、始点については定義しない。図2から図10においても同様の定義において方向が分かるように方向軸を図示する。
[1.0、カラオケ装置100]
図1は、本発明のキー入力装置を備えるカラオケ装置100の一例である。カラオケ装置100の前面には、第1化粧板101と、第2化粧板102と、ダイヤル式入力部103と、タッチパネル式モニタ104と、キー入力部材105とが備えられる。
第1化粧板101は、樹脂形成されたカラオケ装置100のフロントパネルの基台となる部材である。第2化粧板102は、樹脂形成されたカラオケ装置100のフロントパネルの一部材である。ダイヤル式入力部103は、樹脂形成された複数の円筒形の部材である。タッチパネル式モニタ104は、カラオケサービス提供時に歌詞等を表示する表示装置にタッチパネルが張り合わされて形成される。複数のキー入力部材105は、それぞれが独立して樹脂形成される。キー入力部材105の表面には、各キー入力部材105に割り当てられた機能を示す記号又は文字が印刷されている。仮想領域106は、図1に一点鎖線で示され、複数のキー入力部材105を備えるカラオケ装置100のフロントパネル上の領域を表す。
[1.1、配置]
第1化粧板101は、カラオケ装置100にねじ止めされる。さらに、電気基板(図示しない)は第1化粧板101にねじ止めされている。第1化粧板101は、第2化粧板102と、複数のダイヤル式入力部103と、複数のキー入力部材105とがはめ込み可能に形成される。第2化粧板102は、第1化粧板101の中央にはめ込まれ、第1化粧板101に取り付けられる。第2化粧板102には、タッチパネル式モニタ104のための切欠きと、複数のキー入力部材105のための複数の切欠きと、が形成される。第2化粧板102が第1化粧板101にはめ込まれるとき、タッチパネル式モニタ104と、複数のキー入力部材105とは、第1化粧板101と第2化粧板102との間に挟み込まれてカラオケ装置100に組み付けられる。ダイヤル式入力部103は、第1化粧板のX軸方向の両端部に2つずつ形成される。タッチパネル式モニタ104は、第1化粧板101および第2化粧板102の中央位置に組み付けられる。複数のキー入力部材105は、第2化粧板102のX軸方向の両端部にY軸方向に複数個並べられて組み付けられる。電気基板には、複数のダイヤル式入力部103のための複数のダイヤル式スイッチと、タッチパネル式モニタ104の制御部と、複数のキー入力部材105のための複数のスイッチと、がそれぞれの対応する位置に配置される。
[1.2、各構成の役割]
第1化粧板101は、第2化粧板102と、ダイヤル式入力部103と、タッチパネル式モニタ104と、キー入力部材105とをはめ込むための基台となる部材である。第2化粧板102は、第1化粧板101の中央にはめ込まれる部材であり、かつ、タッチパネル式モニタ104、および、キー入力部材105の抜け落ちを防止するための部材である。ダイヤル式入力部103は、カラオケ装置100が実行する楽曲再生処理において再生される楽曲の音量およびエコー・リバーブなどのエフェクトの深度などを決定するためのダイヤルである。ダイヤル式入力部103は、電気基板に配置されるダイヤル式スイッチと連結される。ダイヤル式入力部103は、ユーザの操作を受けつけ、ダイヤル式スイッチに伝える。タッチパネル式モニタ104は、カラオケ装置100が実行する再生処理に同期して実行される映像再生処理、および、カラオケ装置100が実行可能な制御をユーザに提示する表示処理に応じた映像を表示する。また、タッチパネル式モニタ104は、表示した映像に合わせてユーザの操作を受け付ける。受け付けた操作の内容は電気基板に送られる。キー入力部材105は、ユーザの押圧操作を受け付ける。一例として、再生処理において再生される楽曲の調性を変更する機能が割り当てられたスイッチに対応する位置に形成されるキー入力部材105は、それぞれ対応するスイッチの機能を表す印刷がされる。つまり、それぞれのキー入力部材105は、調整を半音上げる「#」、楽曲オリジナルの調性にする「標準」、および、半音下げる「♭」がそれぞれに印刷される。キー入力部材105は、ユーザに押圧操作されると押圧力を電気基板に配置されるスイッチに伝え、スイッチは押圧力に従って生成される電気信号を制御部へ送る。これにより、再生される楽曲の調性が変更される。
[2.0、キー入力装置1]
キー入力装置1について、図2、図3、および、図4に示される断面図を参照して説明する。図2は、図1の第1仮想線Aの位置においてZ軸方向に切断されたキー入力装置1の一部をX軸の負の方向から正の方向に見た断面図である。また、図3は、図1の第2仮想線Bの位置においてZ軸方向に切断されたキー入力装置1の一部をX軸の負の方向から正の方向に見た断面図である。また、図4は、図3の第3仮想線Cの位置においてX軸方向に切断されたキー入力装置1の一部をZ軸の負の方向から正の方向に見た断面図である。以下の説明においては、キー入力装置1に複数備えられる操作部材4のうち、任意の1つの操作部材4を中心に説明する。任意の1つの操作部材4以外の複数の操作部材4についても同様の構成を備える。
キー入力装置1は、基板2と、キーケース3と、操作部材4と、キーカバー5とにより構成される。図1における第1化粧板101がキーケース3を兼ねている。図1の第2化粧板102がキーカバー5を兼ねている。図1のキー入力部材105が操作部材4である。また、図1において図示されない電気基板が基板2である。
本実施形態において、キー入力装置1はカラオケ装置100の仮想領域106に示す複数のキー入力部材105と、それらに関係する第1化粧板101と、第2化粧板102と、電気基板とによって構成される。つまり、カラオケ装置100では、キー入力装置1の一部構成が、カラオケ装置100のフロントパネルと一体に構成されている。
基板2は、スイッチモジュール21と、LED22とが配置される電気基板である。基板2は、キー入力装置1を備える装置を制御するコンピュータと電気的に接続される。本実施形態において、基板2は、キー入力装置1が備えられるカラオケ装置100のコンピュータである制御基板に電気的に接続され、電気信号の送受信ができる。
キーケース3は、Z軸の負の方向に開口した箱状に形成される。図2に示すように、キーケース3は、XY平面上に形成される第1壁部31と、XZ平面上に形成される第2壁部32と、YZ平面上に形成される第3壁部(図示しない)と、が一体に形成される。さらに、第2壁部32の開口方向であるZ軸の負の方向の端部には、キーカバー5と当接するための第4壁部33が形成される。第1壁部31には、軸受34と、開口部35と、付勢部36と、ガイド37と、が形成される。軸受34は、Z軸の負の方向に突出して形成され、その端部に凹部34Aが形成される。軸受34は、1つの操作部材4に対して一対に形成される。X軸の正の方向の側には、第1軸受34Rが形成され、X軸の負の方向の側には、第2軸受34Lが形成される。また、第1軸受34Rの端部には、第1凹部34ARが形成され、第2軸受34Lの端部には、第2凹部34ALが形成される。開口部35は、スイッチモジュール21およびLED22が配置される位置に対応して、第1壁部31に形成された切欠きである。付勢部36は、Z軸の負の方向に突出して形成され、先端には付勢部分36Aが形成される。図3に示す断面において、付勢部分36Aは、その断面がY軸の正の方向に突出する半円状に形成される。図4に示すガイド37は、操作部材4を組み付けるためにZ軸の負の方向に突出して形成され、X軸方向にガイド37を貫通する孔37Aが形成される。ガイド37は、1つの操作部材4に対して一対に形成され、X軸の正の方向の側のガイド37および孔37Aを第1ガイド37Rおよび第1孔37ARとし、X軸の負の方向の側のガイド37および孔37Aを第2ガイド37Lおよび第2孔37ALとする。
操作部材4は、キートップ40と、キーベース41とが係合されて形成される。操作部材4は、キーケース3に組み付けられる。操作部材4の詳細な構成については、後述する。キーカバー5は、キートップ40を露出させるための露出口51が形成される。キーカバー5は、キーケース3に嵌合されてキーケース3に組み付けられる。
[2.1、操作部材4の構成]
操作部材4について、図5および図6を参照して説明する。操作部材4のキートップ40は、接触面400と、フランジ401と、切欠部402と、が形成される。接触面400は、ユーザに押圧操作される面である。キートップ40は、透光性を有する樹脂によって形成される。フランジ401は、接触面400からZ軸の正の方向に一段下がった面であり、外周に沿って張り出して形成される。切欠部402は、フランジ401からX軸方向に延伸された部分に形成される切欠きである。切欠部402は、キートップ40のX軸の正の方向の側および負の方向の側にそれぞれ形成され、フランジ401からX軸の正の方向の側に延伸された部分に形成される切欠きを第1切欠部402Rとし、フランジ401からX軸の負の方向に延伸された部分に形成される切欠きを第2切欠部402Lとする。
操作部材4のキーベース41は、内部に空洞を有し、さらに、Z軸の負の方向に配置されるキートップ40からZ軸の正の方向に向かって、内部の空洞が徐々狭くなるように形成されている。キーベース41には、突出部410と、仮止めフック411と、凸部412と、回動軸413と、被付勢部414と、スイッチ押圧部415と、開口端416と、が一体に形成される。キーベース41は、遮光性を有する樹脂によって形成される。
突出部410は、キーベース41のZ軸の負の方向の外周縁のうち、X軸方向の側面からX軸方向に張り出した延伸部分410Aに形成され、Z軸の負の方向に突出して形成される。突出部410は、キーベース41の外周縁において、X軸の正の方向の側に第1延伸部分410ARが形成され、負の方向の側に第2突出部410Lが形成される。第1延伸部分410ARには第1突出部410Rが形成され、第2延伸部分410ALには第2突出部410Lが形成される。仮止めフック411は、延伸部分410Aの延伸方向の端部よりZ軸の正の方向に延伸されて形成される。仮止めフック411の延伸方向であるZ軸の正の方向の端部にはフック411Aが形成される。仮止めフック411およびフック411Aは、キーベース41において、X軸の正の方向の側においてと負の方向の側とに形成される。第1延伸部分410ARには、第1仮止めフック411Rおよび第1フック411ARが形成され、第2延伸部分410ALには、第2仮止めフック411Lおよび第2フック411ALが形成される。
凸部412は、キーベース41のY軸の正の方向の側面に2つ形成され、X軸方向のキーベース41の中央よりも端部に近い位置にそれぞれ形成される。図5に示すように、凸部412は、キーベース41のY軸の正の方向の側面において、X軸の正の方向の側に第1凸部412Rが形成され、X軸の負の方向の側に第2凸部412Lが形成される。回動軸413は、図5に示すように、第1凸部412RからX軸の正の方向に張り出して形成される第1回動軸413Rと、第2凸部412LからX軸の負の方向に張り出して形成される第2回動軸413Lと、が形成される。図5の2点鎖線で表される回動軸線600は、第1回動軸413Rおよび第2回動軸413Lの回動軸線を表す。つまり、第1回動軸413Rおよび第2回動軸413Lの回動軸線が一致していることを表している。図5に示す被付勢部414は、2つの凸部412の間に形成され、第1凸部412Rと、第2凸部412Lとを接続する。被付勢部414のY軸の負の方向には、平面である被付勢面414Aが形成される。
図6に示すスイッチ押圧部415は、回動軸413が形成されるキーベース41の側面と対向する側面に形成される。スイッチ押圧部415は、スイッチを押圧するためにZ軸方向に突出して形成され、その突出した端部には押圧面415Aが形成される。
図6に示すキーベース41のZ軸の正の方向に開口端416が形成される。開口端416は、Y軸方向において回動軸線600とスイッチ押圧部との間に形成され、X軸方向において2つの仮止めフック411の間に形成される。
図5および図6に示されるように、操作部材4は、キートップ40の切欠部402と、キーベース41の突出部410とが嵌合して組み立てられる。具体的には、第1切欠き402Rと第1突出部410Rとが嵌合し、第2切欠き402Lと第2突出部410Lとが嵌合することでキートップ40がキーベース41に固定される。
図7は、図3に示される操作部材4に関して、回動軸線600と接触面400と押圧面415Aとの配置関係を説明する断面図である。図7に示すキーベース41において、回動軸線600と押圧面415Aとの間のZ軸方向の第1距離L1は、回動軸線600と接触面400との間のZ軸方向の第2距離L2よりも小さく形成される。また、回動軸線600と押圧面415Aとの間のY軸方向の第3距離L3は、回動軸線600と押圧面415Aとの間のZ軸方向の第1距離L1よりも大きく形成される。
[2.2、キー入力装置1の組み付け]
キー入力装置1の組み付けについて図3および図4を参照して詳しく説明する。基板2はスイッチモジュール21とLED22とが配置される位置に、キーケース3の開口部35が位置するように、キーケース3にねじ止めされる。
図4に示すように、操作部材4は、凹部34Aに回動軸413が嵌合され、ガイド37の孔37Aに仮止めフック411のフック411Aが嵌合されて組み付けられる。具体的には、操作部材4は、第1凹部34Rに第1回動軸413Rが嵌合され、第2凹部34Lに第2回動軸413Lが嵌合される。また、操作部材4は、孔37ARに第1フック411ARが挟み込まれ、孔37ALに第1フック411ALが挟み込まれる。Z軸の負の方向において、孔34Aの端部とフック411Aとが引っ掛ることにより、組み付け時の抜け落ちが防止される。また、凹部34Aに回動軸413が嵌合されることにより、スイッチモジュール21と、押圧面415Aとが当接する位置を規制する。
操作部材4が軸受けに嵌合されると、図3に示すように押圧面415Aとスイッチモジュール21とが当接し、LED22の照射方向であるZ軸の負の方向に開口端416が配置される。開口端416は、LED22の光をキーベース41の内部に有する空洞に受け、ランプシェードの役割を果たす。さらに、操作部材4が軸受けに嵌合されると、付勢部分36Aと被付勢面414Aとが接触し、付勢部36は被付勢部414をY軸の正の方向へ付勢する。付勢部分36Aと被付勢面414Aとが接触する位置は、第1凸部412Rと第2凸部412Lとの間であって、被付勢部414のX軸方向の中点である。図4に示すように、付勢部36により付勢された被付勢部414は、弾性変形し、Y軸の正の方向に弓なりに変形する。
図3に示すキーカバー5は、キーケース3と嵌め合わされてキーケース3に固定される。キーカバー5に形成された露出口51からキートップ40の接触面400を露出させ、操作部材4は接触面400が押圧操作可能に取り付けられる。キーカバー5は、キーケース3の第4壁面33と接触する。さらに、キーカバー5は、操作部材4の抜け落ちを防止し、さらにZ軸の負の方向の回動範囲を規制するためにフランジ401と接触する。
キー入力装置1の組み付けについての説明は、1つの操作部材4に着目して説明した。しかし、キー入力装置1は、図3および図4に示されるように、複数の操作部材4を備える構成であってもよい。前述の組み付け工程を経て複数の操作部材4が組み付けられたキー入力装置1を他の装置の入力部とする場合、上記の組み付け工程を経て組み付けられた
キー入力装置1を1つのユニットとして他の装置に組み付けてもよい。また、カラオケ装置100のように、複数の操作部材4が組み付けられるための構成を含んで一体に形成されてもよい。
複数の操作部材4を組み付ける場合においては、図3および図4に示されるようにY軸方向に一列に組み付けられる。Y軸の正の方向の側に組み付けられる操作部材4を第1の操作部材4Aとし、Y軸の負の方向の側に組み付けられる操作部材4を第2の操作部材4Bとすると、次の位置関係となる。第1の操作部材4Aのスイッチ押圧部415と第2の操作部材4Bの回動軸線600とのY軸方向の距離は、前記第1の操作部材4Aの回動軸線600と前記第1の操作部材4Aのスイッチ押圧部415との距離よりも小さくなるように備えられる。
[2.3、付勢部36および被付勢部414について]
付勢部36および、被付勢部414について図8を参照して詳しく説明する。図8は、本実施形態における被付勢部414の弾性変形について説明する図である。図8の(A1)は、非付勢状態における凸部412と、回動軸413と、被付勢部414とをZ軸の負の方向からZ軸の正の方向に見たときの図である。図8の(A2)は、非付勢状態における凸部412と、回動軸413と、被付勢部414とをX軸の正の方向からX軸の負の方向に見たときの図である。図8の(B1)は、付勢状態における凸部412と、回動軸413と、被付勢部414とをZ軸の負の方向からZ軸の正の方向に見たときの図である。図8の(B2)は、非付勢状態における凸部412と、回動軸413と、被付勢部414とをX軸の正の方向からX軸の負の方向に見たときの図である。
図8の(A1)および(A2)では、被付勢部414に付勢部分36Aが接触しておらず付勢力が作用していないため、被付勢面414Aは回動軸線600と平行な平面である。この時、図8の(A2)に示すように、回動軸線600は、被付勢部414のYZ平面上の断面において断面の中心に位置する。図8の(B1)および(B2)では、被付勢部414に付勢部分36Aが接触し、付勢力が作用している。そのため、被付勢面414Aに付勢部分36Aが接触し、被付勢部414は、付勢力の加えられる方向であるY軸の正の方向に張り出して弧を描く状態となる。この時、回動軸413は軸受34に軸支されている。付勢部分36Aから受ける付勢力によって、被付勢部414が弾性変形すると、図8の(B2)に示すように、被付勢面414Aと回動軸線600との距離は、非付勢状態のときよりも接近する。本実施形態においては、被付勢面414Aと付勢部分36Aとは、回動軸線上で接触する。このように、回動軸600上で被付勢部414に付勢力が加えられる場合、回動方向への力の分散を防ぐことができる。
[実施形態の効果]
組み付けられた操作部材4には、寸法公差や、複数部品間の隙間などでガタが発生する。言い換えれば、組み付け時に一体に形成されていない部材と部材とが接触する部分、および、動作または運動する部分にガタが発生する。具体的には、回動軸413と軸受34との間の隙間においてX軸方向およびY軸方向のガタが発生する。また、回動軸線周りの回動方向であるZ軸方向に付勢力が無い場合にガタが発生する。そのため、従来のようにユーザによる押圧操作の方向であるZ軸の正の方向と反対の負の方向に付勢力が無い場合、フランジ401とキーカバー5との間の隙間や、Z軸方向の回動範囲においてガタが発生してしまう。しかし、被付勢部414がZ軸方向と直交する方向であるY軸方向に付勢されることにより、第1凹部34ARおよび第2凹部34ALに第1回動軸413Rおよび第2回動軸413Lが押しつけられ、操作部材4が付勢される。これにより、キー入力装置のガタが低減される。さらに、図8(B1)などに示すように被付勢部414が弾性変形することで、回動軸線600上で被付勢面414Aと付勢部分36Aとが接触し、操作部材4を付勢することができる。回動軸線600上で付勢力が加えられることで操作部
材4においては、Y軸方向の付勢力がZ軸方向に分解されることがなく、押圧操作の妨げとなる押圧操作の方向と反対の方向であるZ軸の負の方向に力が発生されない。これにより、押圧操作において必要となる力が少なくなり、キー入力装置の操作性がよくなる。
[第1の変形例]
第1の変形例について図9を参照して説明する。図9の(1)には本実施形態における付勢部36と被付勢部414とを示し、図9の(2)には第1の変形例における付勢部36と被付勢部414とを示す。本実施形態において、図9の(1)に示すように、付勢部分36Aは、その断面がY軸の正の方向に突出する半円状に形成された。また、被付勢面414Aは被付勢部414のY軸の負の方向の側に形成された平面と定義された。そして、付勢部分36Aと被付勢面414Aとが接触して、付勢力P1が被付勢部414に加えられていた。しかし、図9の(2)に示すように、付勢部分36Aはその断面がY軸の負の方向に突出する半円状に形成され、かつ、被付勢面414Aは被付勢部414のY軸の正の方向の側に形成された面であってもよい。第1の変形例において、付勢力P2は、付勢部分36Aから被付勢面414Aに向かって加えられ、付勢力P2の作用方向は、Y軸の負の方向である。なお、図9に図示しない構成については、変形例の構成に合わせて、本実施形態を適宜変更して実施されればよい。
[第2の変形例]
第2の変形例について図9を参照して説明する。図9の(3)には第2の変形例における付勢部36と被付勢部414とを示す。本実施形態において、図9の(1)に示すように、付勢部分36Aは、その断面がY軸の正の方向に突出する半円状に形成されたが、別の形状であってもよい。一例として、YZ平面上における付勢部分36Aの断面が、四角形などの直方体である場合、付勢部分36Aと被付勢面414Aとは面で接触する。付勢部分36Aと被付勢面414Aとが面と面とで接触する場合、付勢部分36Aと被付勢面414Aとが接触する部分は安定状態となる位置に静止ししようとする力が発生する。そのため、非押圧状態のときは、付勢部分36Aと被付勢面414Aとが接触する部分は安定状態となる位置に静止し、操作部材4は特定の位置に位置決めされる。押圧状態のときは、付勢部分36Aと被付勢面414Aとの接触部分が安定状態の位置に戻ろうとする力が発生する。そのため、押圧操作による押圧力から開放されると、付勢部分36Aと被付勢面414Aとが接触する部分は安定状態の位置に戻り、操作部材4は特定の位置に位置決めされる。これにより、非押圧状態のとき、操作部材4は安定位置に位置決めされるため、操作部材4の押し込み量を一定にすることができ、操作性が向上する。
[第3の変形例]
第3の変形例について図10を参照して説明する。本実施形態においては、被付勢部414が弾性変形する構成を採用したが、付勢部36が弾性変形してもよい。図10の(1)に示す付勢部分36Aは、操作部材4が組み付けられると、回動軸線600上に配置される位置に形成される。図10の(2)に示すように、操作部材4が組み付けられると、被付勢面414Aと付勢部分416Aとが接触し、付勢力が加えられると付勢部36は弾性変形する。付勢部36が弾性変形すると、付勢部分36Aは、Y軸の負の方向に位置が移動される。つまり、被付勢面414Aおよび付勢部分36Aの接触位置は、組み付ける前の状態の時より組み付けた後の状態の方が回動軸線600に近くなる。一例として、被付勢面414Aおよび付勢部分36Aは、回動軸線600上において接触する。これにより、実施形態と同様の効果が得られる。
[第4の変形例]
本実施形態において、付勢部分36Aと被付勢面414Aとが接触する位置は、第1凸部412Rと第2凸部412Lとの間であって、被付勢部414のX軸方向の中点であった。しかし、第4の変形例としては、被付勢部414のX軸方向の中心でなくてもよい。
具体的には、付勢部分36Aと被付勢面414Aとが接触する位置が中心でない場合、第1凸部412Rまたは第2凸部412Lの一方に対して他方よりも近い位置に付勢部36が配置されてもよい。さらに、被付勢面414Aは、付勢部36に対応する位置のみに配置されてもよい。そのため、第1凸部412Rまたは第2凸部412Lの一方に対して他方よりも近い位置に形成される付勢部分36Aに合わせて被付勢面414Aも形成される。一例として、第1凸部412R及び第2凸分412Lの間には、弾性変形する円柱状の被付勢部414が形成される。付勢部36および付勢部分36Aは、第1凸部412Rよりも第2凸部412Lに近い位置に形成される。被付勢部414には、付勢部分36Aに対応する位置においてY軸に垂直な平面の切欠き被付勢面414Aが形成されてもよい。
[第5の変形例]
本実施形態において、付勢部分36Aと被付勢面414Aとが接触する位置は、第1凸部412Rと第2凸部412Lとの間であって、被付勢部414のX軸方向の中点であった。しかし、軸受34、および、回動軸413は複数備えられてもよい。また、付勢部36は複数形成されてもよい。具体的には、第1軸受34Rと第2軸受34Lとの間に第3軸受34C配置されてもよい。このとき、操作部材4には、各軸受34に対応する位置に回動軸413が形成される。付勢部36は、第1軸受34Rと第3軸受34Cとの間に配置されてもよいし、第2軸受34Lと第3軸受34Cとの間に付勢部36が配置されてもよい。さらに、第1軸受34Rと第2軸受34Lとの間、および、第2軸受34Lと第3軸受34Cとの間の両方に付勢部36が配置されてもよい。操作部材4には、各付勢部材36に対応する位置に被付勢面414Aが配置される。さらに、複数形成された軸受34の間ではなく、第1軸受36RよりもX軸の正の方向側、および、第2軸受36LよりもX軸の負の方向側に付勢部36及び被付勢部414が形成されてもよい。
本実施形態、及び、変形例は、組み合わせて実施されてもよく、一例として、第1の実施例と第2の実施例とが組み合わされて実行されてもよい。また、キー入力装置1は、本実施形態のカラオケ装置100のように他の装置と一体に構成されても、単独で構成されてもよい。
[特許請求の範囲と実施形態の対応関係]
キー入力装置1は、本発明のキー入力装置の一例である。キーケース3は、本発明のキーケースの一例である。スイッチモジュール21は、本発明のスイッチ手段の一例である。回動軸線600は、本発明の回動軸線の一例である。操作部材4は、本発明の操作部材の一例である。被付勢部414は、本発明の第1部分の一例である。付勢部36は、本発明の第2部分である。付勢部36と被付勢部414とは、本発明の付勢手段の一例である。第1の操作部材4Aは、本発明の第1操作部材であり、第2の操作部材4Bは、本発明の第2操作部材の一例である。第1回動軸413Rと第2回動軸413Lとは、本発明の一対の回動軸部分の一例である。第1軸受34Rと第2軸受34Lとは、本発明の一対の取付部の一例である。図9及び図10に示す被付勢面414Aと付勢部分36Aとの接触部分が本発明の係合部分の一例である。押圧面415Aは、本発明の当接部分の一例である。接触面400は、本発明の接触面の一例である。第1距離L1は、本発明の第1距離および第4距離の一例である。第2距離L2は、本発明の第2距離の一例である。第3距離L3は、本発明の第3距離の一例である。
100 カラオケ装置
101 第1化粧板
102 第2化粧板
105 キー入力部材
106 仮想領域
1 キー入力装置
2 基板
21 スイッチモジュール
3 キーケース
34 軸受
36 付勢部
36A 付勢部分
4 操作部材
400 接触面
413 回動軸
413R 第1回動軸
413L 第2回動軸
414 被付勢部
414A 被付勢面
5 キーカバー
600 回動軸線

Claims (10)

  1. キーケースと、
    前記キーケースの所定位置に配置されるスイッチ手段と、
    回動軸を備え、操作位置と非操作位置との間で前記回動軸により規定される回動軸線の回りに回動可能に前記キーケースに取り付けられる操作部材と、
    前記操作部材が操作位置へ回動するときに前記スイッチ手段を押圧し、前記操作部材が非操作位置に回動するときに前記スイッチ手段を非押圧状態にする前記操作部材の押圧部と、
    前記操作部材が回動する方向と交差する方向、かつ、前記回動軸線と直交する方向に、前記操作部材に付勢力を作用させる付勢手段と、
    を備え、
    前記付勢手段は、
    前記操作部材に設けられ、前記回動軸線上に配置される第1部分と、
    前記第1部分と係合するように前記キーケースに設けられる第2部分と、を含み、
    前記第1部分と前記第2部分とは係合状態において前記第1部分および前記第2部分の少なくとも一方の部分が弾性変形可能に構成され、前記第2部分は前記第1部分の前記回動軸線近傍に係合して前記第1部材を前記回動軸方向に押圧することを特徴とするキー入力装置。
  2. キーケースと、
    前記キーケースの複数の所定位置にそれぞれ配置される複数のスイッチ手段と、
    操作位置と非操作位置との間で所定の回動軸線の回りに回動可能に前記キーケースに複数取り付けられ、かつ、複数の前記スイッチ手段にそれぞれ対応して取り付けられる複数の操作部材と、
    複数の前記操作部材のそれぞれが操作位置へ回動するときにそれぞれの前記操作部材に対応する前記スイッチ手段を押圧し、複数の前記操作部材のそれぞれが非操作位置に回動するときにそれぞれの前記操作部材に対応する前記スイッチ手段を非押圧状態にする前記操作部材の押圧部と、
    複数の前記操作部材のそれぞれが回動する方向と交差する方向、かつ、前記回動軸線と直交する方向に、それぞれの前記操作部材に付勢力を作用させる付勢手段と、を備え、
    前記付勢手段は、
    前記押圧部よりも前記回動軸線に近い位置に配置され、複数の前記操作部材のそれぞれに設けられる第1部分と、
    前記第1部分と係合するように前記キーケースに設けられる第2部分と、を含み、
    前記第1部分と前記第2部分とは係合状態において前記第1部分および前記第2部分の少なくとも一方の部分が弾性変形可能に構成され、
    複数の前記操作部材は、前記回動軸線と直交する所定の方向に複数並べられて前記キーケースに取り付けられ、
    複数の前記操作部材のうち、前記所定の方向に互いに隣接して取り付けられる第1の操作部材および第2の操作部材は、第1の操作部材の押圧部が第2の操作部材の押圧部より第2の操作部材の回動軸線に近接するように配列され、
    前記第1の操作部材の押圧部と前記第2の操作部材の回動軸線との距離が、前記第1の操作部材の回動軸線と前記第1の操作部材の押圧部との距離よりも小さくなるように、複数の前記操作部材が前記キーケースに取り付けられることを特徴とするキー入力装置。
  3. 複数の前記操作部材は、前記所定の方向である鉛直方向に並べられて前記キーケースにそれぞれ取り付けられ、
    複数の前記操作部材のうちで、互いに鉛直方向に隣接する第1の操作部材および第2の操作部材は、前記第1の操作部材の押圧部と前記第2の操作部材の回動軸との距離が、前記第1の操作部材の回動軸線と前記第1の操作部材の押圧部との距離よりも小さくなるように取り付けられ、
    それぞれの前記操作部材の回動軸線が、それぞれの前記操作部材の押圧部よりも鉛直方向の上方に位置するように、複数の前記操作部材が前記キーケースに取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のキー入力装置。
  4. 前記操作部材において、一対の回動軸部分と、前記第1部分とが一体的に形成され、
    前記キーケースは、前記一対の回動軸部分を受ける一対の取付部を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のキー入力装置。
  5. 前記第1部分と前記第2部分との係合位置は、前記回動軸線上に位置することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のキー入力装置。
  6. 前記操作部材は、少なくとも2つの取付部によって回動可能に前記キーケースに取り付けられ、
    前記第1部分は、少なくとも2つの前記取付部のうちの特定の2つの取付部の間に配置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のキー入力装置。
  7. 前記特定の2つの取付部の間の中央位置で前記第1部分と、前記第2部分とが係合することを特徴とする請求項6記載のキー入力装置。
  8. 前記押圧部の前記スイッチ手段と当接する当接部分が前記回動軸線の回りに回動する方向において、前記当接部分から前記回動軸線までの第1距離は、前記当接部分が前記回動軸線の回りに回動する方向において、ユーザの操作を受け付ける前記操作部材の接触面から前記回動軸線までの第2距離よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のキー入力装置。
  9. 前記押圧部の前記スイッチ手段と当接する当接部分が前記回動軸線の回りに回動する方向、および前記回動軸線の方向の各方向に直交する方向において、前記押圧部の前記スイッチ手段と当接する当接部分から前記回動軸線までの第3距離は、前記当接部分が前記回動軸線の回りに回動する方向において、前記当接部分から前記回動軸線までの第4距離よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のキー入力装置。
  10. 前記第1部分と、前記第2部分とが係合する係合部分は互いに平面であって、前記付勢力の作用方向に直交する平面であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のキー入力装置。
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