JP6775165B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関し、特に、ソケットを用いて光源ユニットを筐体に取着して使用する照明器具に関する。
天井等の造営材に設けられた埋め込み孔に挿入されて取り付けられる、所謂ダウンライトと呼ばれる照明器具が普及している。照明器具には、筒状の筐体内部に配されたソケットに、光源ユニットがねじにより固定された構成のものがある(例えば、特許文献1)。
また近年、照明器具が設置される部屋の用途や生活シーンに応じて、それぞれ適した明るさ、発光色、及び配光角の光源を取り付けたいというユーザのニーズが高まっている。
加えて、照明器具の高機能化により、人感センサや室内の明るさを検知するセンサを備えた光源ユニット等が登場しており、高機能光源ユニットを取り付けたいというユーザのニーズも高まっている。
国際公開第2012/005244号
しかしながら、特許文献1の照明器具の場合、ネジにより光源ユニットを取り付ける必要があり、取付け作業が容易ではない。一方、例えば、スワン型のような容易に取り付け可能な光源ユニットの場合、ネジ留めと比較してしっかりと光源ユニットがソケットに固定されていないので、光源ユニットからソケットへの放熱性が十分確保できない虞がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、光源ユニットの取付け作業が容易であって、光源ユニットの温度上昇を抑制することができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の照明器具は、下端が開口した円筒形の胴部内に光源を有し、光源から発せられた光を下方へ出射する光源ユニットと、前記光源ユニットを保持するソケットとを備える。前記光源ユニットは、前記胴部の外周面に周方向に互いに間隔をあけて配置され、径外方向に突出する凸部を複数有する。前記ソケットは、第1規制部、第2規制部、及び保持部を有する。前記第1規制部は、上下方向における第1位置で前記凸部の上方への移動を規制し、前記第1位置で前記胴部の周方向における前記凸部の移動を許容する。前記第2規制部は、前記周方向における第2位置で前記凸部の前記周方向における一方への移動を規制する。そして、前記保持部は、前記第2位置において前記凸部を上方に付勢する弾性部材を有することを特徴とする。
本発明の照明器具は、光源ユニットのソケットへの取り付け作業が容易であって、光源ユニットからの放熱性を確保することができる。
実施形態に係る照明器具を斜め上方から見た外観斜視図である。 同上の照明器具を斜め下方から見た外観斜視図である。 同上の照明器具の図2におけるA−A線で切断した断面図である。 同上の照明器具において光源ユニットを取り外した状態を斜め下方から見た斜視図である。 同上の照明意器具の底面図である。 同上の照明器具における光源ユニットと電源ケーブルとを示す斜視図である。 同上の照明器具における光源ユニットの(a)は上面図であり、(b)は底面図であり、(c)は正面図であり、(d)は側面図である。 同上の照明器具における光源ユニットの(a)は斜め下方から見た斜視断面図であり、(b)は斜め上方から見た斜視断面図である。 同上の照明器具の図2におけるB−B線で切断した断面の一部拡大断面図である。 同上の照明器具の光源ユニットを取り外した状態における斜視断面図である。 同上の照明器具の光源ユニットを取り外した状態における図1のE−E線で切断した断面図である。 同上の照明器具において、凸部が保持部に保持される様子を示す模式図である。(a)は、凸部が傾斜部分に接触する前の状態を示す模式図である。(b)は、凸部が傾斜部分に接触している状態を示す模式図である。(c)は、凸部が第1規制部に接触し、弾性部材に接触する前の状態を示す模式図である。(d)は、凸部が弾性部材を介して第2規制部に接触する前の状態を示す模式図である。(e)は、凸部が弾性部材を介して第2規制部に接触している状態を示す模式図である。 変形例1に係る照明器具において、凸部が保持部に保持される様子を示す模式図である。(a)は、凸部が第1規制部に接触する前の状態を示す模式図である。(b)は、凸部が第1規制部に接触している状態を示す模式図である。(c)は、凸部が弾性部材に接触し、弾性部材を介して第2規制部に接触する前の状態を示す模式図である。(d)は、凸部が弾性部材を介して第2規制部に接触している状態を示す模式図である。 変形例2に係る照明器具において、凸部が保持部に保持される様子を示す模式図である。(a)は、凸部が第1規制部に接触する前の状態を示す模式図である。(b)は、凸部が第1規制部に接触している状態を示す模式図である。(c)は、凸部が弾性部材に接触し、弾性部材を介して第2規制部に接触する前の状態を示す模式図である。(d)は、凸部が弾性部材を介して第2規制部に接触している状態を示す模式図である。 変形例3に係る照明器具において、凸部が保持部に保持される様子を示す模式図である。(a)は、凸部が傾斜部分に接触する前の状態を示す模式図である。(b)は、凸部が傾斜部分に接触している状態を示す模式図である。(c)は、凸部が第1規制部に接触している状態を示す模式図である。(d)は、凸部が弾性部材に接触し、弾性部材を介して第2規制部に接触する前の状態を示す模式図である。(e)は、凸部が弾性部材を介して第2規制部に接触している状態を示す模式図である。 変形例4に係る照明器具において、凸部が保持部に保持される様子を示す模式図である。(a)は、凸部が傾斜部分に接触する前の状態を示す模式図である。(b)は、凸部が傾斜部分に接触している状態を示す模式図である。(c)は、凸部が第1規制部に接触している状態を示す模式図である。(d)は、凸部がヘッドに接触し、第2規制部に接触する前の状態を示す模式図である。(e)は、凸部が第2規制部に接触している状態を示す模式図である。 変形例5に係るソケットユニットの構成を模式的に示す図であって、(a)は、斜め下方から見た斜視図であり、(b)は、(a)におけるG−G線で切断した断面図である。 変形例6に係るソケットユニットの構成を模式的に示す図であって、(a)は、斜め下方から見た斜視図であり、(b)は、(a)におけるH−H線で切断した断面図である。
以下、実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図は、模式図であり、図面に示された部品等の各構成要素の形状や寸法および比等については、必ずしも厳密に図示したものではない。また、以下に説明する照明器具は、実施形態の一例に過ぎない。下記の実施形態に限定されることはなく、以下の実施形態以外であっても、技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能である。
≪実施形態≫
[1.全体構成]
図1は、実施形態に係る照明器具100を斜め上方から見た場合の斜視図である。図2は、照明器具100を斜め下方から見た場合の斜視図である。図1及び図2に示すように、照明器具100は、主な構成要素として、円筒状のケース10、ケース10を造営材の埋込穴に取り付けるための取付部20、及びケース10の内部に保持される光源ユニット30等を備える。照明器具100は、例えば、一般家屋やビルの天井などの造営材に取り付けられる、所謂ダウンライトである。
なお、埋込穴に挿入される側を上(各図面におけるZ軸の矢印方向)、埋込穴に挿入される側の反対側であって、光源ユニット30からの光の主出射方向を下(各図面におけるZ軸の矢印と反対方向)とする。ただし、当該規定された上下方向は、本実施形態の照明器具の使用状態を限定する趣旨ではない。
図3は、照明器具100の図2におけるA−A線で切断した断面図である。図4は、光源ユニット30がケース10から取り外された状態の照明器具100を斜め下方から見た場合の斜視図である。図5は、光源ユニット30がケース10から取り外された状態のケース10の底面図である。図3、図4、図5に示すように、照明器具100は、さらに、ソケット40及び帯状部50をケース10内部に有する。
[2.各部構成]
(1)ケース10
図3及び図4に示すように、ケース10は、光源ユニット30を収容する円筒状の筐体11と、筐体11の上方に連続的に配置された円筒状のコネクタ収容部12とからなる。本実施形態においては、筐体11及びコネクタ収容部12は、一体となっている。そして、筐体11の内部であって、筐体11の上端部には、光源ユニット30を保持するためのソケット40が配されている。筐体11は、収容部11a、拡径部11b、及びフランジ11cからなる。収容部11aには、ソケット40に保持された状態で光源ユニット30が収容される。拡径部11bは、収容部11aの下方に連続的に配置され、下方に向かうにつれて内径が拡径する形状を有する。フランジ11cは、拡径部11bの下端から径外方向に張り出すように連続的に配置されている。本実施形態においては、収容部11a、拡径部11b、及びフランジ11cは、一体となっている。
(2)取付部20
取付部20は、照明器具100を天井等に取り付けるためのものであり、図1、図2、図3に示すように、3個の取付部材21からなる。取付部材21は、側面視においてL字状に曲げられた金属製の板バネである。取付部材21は、ケース10の取付部材取付部10aに1つずつ取り付けられる。本実施形態においては、照明器具100は、3つの取付部材21により天井等に取り付けられる。従って、ケース10は3個の取付部材取付部10aを有している。そして、図5に示すように、取付部材取付部10aは、ケース10の筒軸X1を中心として略等角度間隔に配置されている。よって、取付部材21が、ケース10の筒軸X1を中心として略等角度間隔に配置される。従って、照明器具100が天井に取り付けられた場合に、取付部材21による保持力がより均等に働き、照明器具100が天井に取り付けられた状態がより安定して維持される。
なお、取付部20を構成する取付部材21の数は、3個に限られないが、複数個であることが好ましい。また、複数の取付部材21がケース10の筒軸X1を中心として略等角度間隔に配置されている構成に限られないが、埋込穴に取り付けられた状態がより安定して維持されるように、取付部材21は、できるだけ偏りなく配置されることが好ましい。
(3)光源ユニット30
図6は、光源ユニット30の斜め上方から見た斜視図である。図7(a)は、光源ユニット30の上面図である。図7(b)は、光源ユニット30の底面図である。図7(c)は、光源ユニット30のX軸方向から見た側面図である。図7(d)は、光源ユニット30のY軸方向から見た側面図である。図8(a)は、斜め下方から見た光源ユニット30の斜視断面図である。図8(b)は、斜め上方から見た光源ユニット30の斜視断面図である。
光源ユニット30は、胴部31、カバー32、光源モジュール33、放熱シート34、光源モジュールホルダ35、及び電源ケーブル36を有する。
胴部31は、両端が開口した円筒状の周壁31aと、周壁31aの上端を閉塞する上閉塞部分31bと、周壁31aの下端に連続的に配置され、光源モジュール33から発せられた光を下方へと反射させるための反射板31cとを有する。本実施形態においては、周壁31a及び反射板31cは、一体となっているが、当該構成に限られず、別部材として構成されていてもよい。
周壁31aは、樹脂やセラミック等の電気絶縁性の材料からなり、径外方向に突出する凸部31dを複数有する。本実施形態においては、周壁31aと凸部31dとは、同じ材料を用いて一体に形成されており、凸部31dも、樹脂やセラミック等の電気絶縁性の材料からなる。凸部31dは、周壁31aの径方向に見た場合(側面視)に、図7(c)に示すように、下方に先細りする五角形の形状を有する。本実施形態においては、周壁31aは2個の凸部31dを有し、図7(a)に示すように、平面視において、凸部31dは、胴部31(周壁31a)の筒軸X2に対して対称な位置に配置されている。
なお、凸部31dの数は、2個に限られないが、複数個有することが好ましい。また、凸部31dの数が複数個である場合、複数の凸部31dが胴部31の筒軸X2を中心として略等角度間隔に配置されていることが好ましい。等角度間隔に限られないが、光源ユニット30がソケット40に取り付けられた状態で、光源ユニット30がより安定して保持されるように、凸部31dは、できるだけ偏りなく配置されることが好ましい。
上閉塞部分31bは、熱伝導性の材料からなり、上面31b1は、平面となっている。上閉塞部分31bを構成する熱伝導性の材料としては、例えば、アルミやステンレス等の金属や、金属紛体が混合された樹脂等を用いることができる。上閉塞部分31bは、光源モジュール33と熱的に接続されている。
反射板31cは、樹脂等の材料からなり、中央に円形の開口31c1を有し、下方に向かうにつれて拡径する漏斗状の形状を有する。反射板31cの開口31c1内に光源モジュール33が位置するように配されている。従って、光源モジュール33から発せられた光は、反射板31cに遮られることなく開口31c1から下方へと出射される。また、反射板31cの下面は、光反射性を有する反射面31c2となっている。反射面31c2は、反射板31cが白色の着色料が混入された樹脂からなることにより光反射性を有してもよい。あるいは、反射面31c2の表面に鏡面加工が施されたり金属薄膜が形成されたりすることにより光反射性を実現してもよい。
カバー32は、例えば、アクリル樹脂等の透光性の材料からなり、上下両端が開口した円筒状の周壁32aと、周壁32aの下端に連続的に配置され、周壁32aの下端を閉塞する放射パネル32bとからなる。本実施形態においては、周壁32a及び放射パネル32bは、一体となっている。カバー32は、光源モジュール33及び反射板31cを覆うように周壁32aの上端が胴部31の下端に嵌め込まれて取り付けられている。従って、光源モジュール33から放射パネル32bに直接入射した光及び、反射板31cで反射されて放射パネル32bに入射した光が、放射パネル32bの下面32b1から下方(外部)へと出射される。
また、光源ユニット30の平面視において、凸部31dの側面は、カバー32の外周と重なるか又は外周よりも内側に位置している。言い換えると、凸部31dは、カバー32よりも外側に飛び出していない。従って、光源ユニット30がソケット40に取り付けられた状態において、下方から見た場合に、凸部31dがカバー32によって隠されるので、良好な美観を実現することができる。
そして、カバー32は、好ましくは、光拡散性をさらに有する。カバー32の光拡散性は、カバー32が、シリカ等の光拡散性の粒子が混入された樹脂により形成されることにより実現されてもよい。あるいは、放射パネル32bの上面及び下面の少なくとも一方にフロスト加工等の光拡散処理が施されることにより光拡散性が実現されてもよい。
放射パネル32bの下面には、下方に突出するつまみ32cが配置されている。本実施形態においては、つまみ32cは2個であり、図7(b)に示すように、平面視において周壁31aの筒軸X2を中心として、対称な位置に配置されている。そして、図7(a)、図7(b)に示すように、平面視において、凸部31dとつまみ32cとの筒軸X2を中心とした角度位置が一致している。なお、つまみ32cの個数は、必ずしも2個に限られないが、複数個配置されていることが好ましい。また、つまみ32cと凸部31dとの角度位置が一致している構成には、必ずしも限定されない。また、つまみ32cは、下面32b1からの光の出射を妨げず、美観を損なわない程度の大きさである。
光源モジュール33は、半導体発光素子、例えば、LED(Light−emitting Diode)が基板上に複数配置された構成を有する。なお、光源として用いられる半導体発光素子は、LEDに限られず、例えば、有機又は無機のEL(Electro−luminescence)素子等を用いてもよい。
放熱シート34は、熱伝導性を有する樹脂等からなるシート状の部材であり、光源モジュール33から発せられた熱を外部へと伝導させて光源モジュール33の温度上昇を抑制する。
光源モジュールホルダ35は、光源モジュール33及び放熱シート34が配置される。反射板31cの開口縁31c3が、光源モジュール33を取り囲むように配置され、開口縁31c3と上閉塞部分31bとで挟まれるようにして、光源モジュール33、放熱シート34、及び光源モジュールホルダ35が胴部31内に固定される。
電源ケーブル36は、一端が光源モジュール33に接続されたケーブル本体36aと、ケーブル本体36aの他端に接続されたコネクタ36bとを有する。コネクタ36bは、ケース10の開口44a(図4参照)を通ってコネクタ収容スペース12c(図3参照)内に配置され、コネクタ収容スペース12cにおいて、不図示の電源ユニットに接続される。そして、電源ケーブル36を介して、電源ユニットからの電力が光源モジュール33に供給される。
なお、図7(a)〜(d)及び図8(a)、(b)においては、電源ケーブル36については、図示を省略している。また、図8(a)は、凸部31dを通らない断面を示し、図8(b)は、凸部31dを通る断面を示している。
ケース10内に収容された状態のケース10及び光源ユニット30の凸部31dを通らない断面の一部拡大図を図9に示す。図9に示すように、カバー32の下面32b1と周壁32aとの接合点32b1aから、下面32b1の稜線をさらに延長した仮想線Cの延長端は、拡径部11bの反射面11b1と収容部11aの内周面11a1との接合点11dと一致している。また、カバーとケースとの間の間隙(仮想線Cの長さに近似することができる。)は、ユーザの指が入らない程度の十分に小さいものである。上記間隙の大きさは、具体的には、0.2mm〜10mmであるが、必ずしも当該具体的な数値範囲に限定されるものではない。従って、光源ユニット30がケース10に取り付けられた状態において、下方から見た場合に、光源ユニット30とケース10との一体感が増し、美観に資することができる。
(4)ソケット40
図10は、光源ユニット30が取り外された状態におけるケース10の、図1におけるD−D線で切断した断面である。図11は、光源ユニットが取り外された状態におけるケース10の、図1におけるE−E線で切断した断面であって、図10においてケース10が断面ではないとした場合のE−E線で切断した断面に相当する断面図である。図4、図10及び図11に示すように、ソケット40は、第1規制部41、保持部42、第2規制部43、放熱部44を有する。
第1規制部41は放熱部44の外周を取り囲むように一体に形成されており、第1規制部41と放熱部44とで中底45を構成する。また、中底45は、筐体11とコネクタ収容部12とを仕切るように、ケース10の内周面に連続的に配置されている。そして、少なくとも放熱部44は、熱伝導性の材料により形成されている。本実施形態においては、放熱部44及びケース10は、一体となっている。
保持部42は、弾性部材42a及び固定部材42bからなる。本実施形態においては、弾性部材42aは、金属製の板バネである。なお、本実施形態においては、ソケット40は、弾性部材42aを2つ有するが、図10においては、一方の弾性部材42aのみが示されており、かつ、切断されていない状態で図示されている。
図11に示すように、弾性部材42aは、側面視で略L字形状を有し、縦辺部42a1、横辺部42a2、折り返し部42a3、固定部42a4からなる。縦辺部42a1は、L字の縦辺に相当する部分である。横辺部42a2は、L字の横辺に相当する部分であって、接続部分42a5で縦辺部42a1とつながっている。折り返し部42a3は、横辺部42a2の接続部分42a5とは反対側の端部である折り返し部分42a6で横辺部42a2とつながっており、縦辺部42a1側に折り返されたようになっている。固定部42a4は、縦辺部42a1の接続部分42a5とは反対側の端部である接続部分42a7で縦辺部42a1とつながっており、横辺部42a2とは反対側に折り曲げられたようになっている。固定部42a4には、不図示の貫通孔が設けられており、固定部42a4が固定部材42bで中底45の固定部45aに固定されることにより、弾性部材42aが中底45に固定される。なお、本実施形態においては、固定部材42bは、ネジである。
折り返し部42a3の折り返し部分42a6とは反対側の解放端42a8を含む端部は、横辺部42a2側に凹んだ凹部分42a9を有している。即ち、折り返し部42a3は、折り返し部分42a6から解放端42a8へと向かう方向において、屈曲部分42a10で横辺部42a2に近づく方向に折り曲げられ、屈曲部分42a11で横辺部42a2から遠ざかる方向に折り曲げられたようになっている。
第2規制部43は、帯状部50の一部が切りかかれたような欠損部分の空間に臨む帯状部50の縁のうち、上下方向に沿った部分である。第2規制部43に接触して弾性部材42aの縦辺部42a1が配置されている。
なお、本実施形態においては、ソケット40は、保持部42及び第2規制部43を、それぞれ2つずつ有し、ケース10の内部に配置された状態において、平面視でケース10の筒軸X1を挟んで対称な位置に配置されている。
(5)帯状部50
図4及び図5に示すように、帯状部50は、中底45の下方において、筐体11の収容部11aの内周面11a1から径内方向に厚みを有し、内周面11a1に沿って周方向に帯状に形成されている。
帯状部50は、0mm以上の所定の厚みを有する規制領域50aと、厚みを有しない(即ち、0mmの厚みを有する。)許容領域50bとからなる。なお、0mmの厚みも厚みとして扱い、厚みを有しない場合は、0mmの厚みを有するとして考えることができる。
規制領域50aは、上下方向の大きさを幅とした場合に、周方向の幅が一定である平行部分51と、平行部分51に周方向において隣接し、平行部分51から遠ざかるにつれて上方に傾斜する傾斜部分52とからなる。帯状部50は、規制領域50a及び許容領域50bをそれぞれ2つずつ有し、許容領域50bを介して規制領域50a同士が繋がっており、全体として周方向にひとつながりになっている。
本実施形態においては、帯状部50は、筐体11及び中底45と一体的に形成されている。また、本実施形態においては、図5に示すように、許容領域50bは、平面視において、筒軸X1を挟んで対称な位置に配置されている。
[3.光源ユニット取り付け作業]
次に、光源ユニット30をソケット40に取り付ける方法について説明する。
図12(a)〜(e)は、光源ユニット30がソケット40に取り付けられる際の凸部31dとソケット40及び帯状部50との位置関係を示す模式図であって、図5におけるF−F線で切断した断面図に相当する図である。図12(a)〜(e)に示すように、凸部31dは、肩部分31d1、上端31d2、下端31d3、側部分31d4を有する。
なお、規制領域50a及び許容領域50bについては、図12(e)にのみ示している。
先ず、作業者は、光源ユニット30の放射パネル32bを下向きにして、筐体11のフランジ11c側の開口から筐体11内部に光源ユニット30を挿入し、上方へ光源ユニット30を移動させる。
光源ユニット30を筐体11内部に挿入する前に、作業者は下方から帯状部50の許容領域50bの位置を視認することができる。そして、つまみ32cの角度位置と凸部31dの角度位置が揃っている。従って、作業者は、光源ユニット30を上方へと移動させた際に、図12(a)に示すように、凸部31dが許容領域50b付近に位置する角度で光源ユニット30を筐体11内部に挿入することができる。
そして、光源ユニット30をさらに上方へと移動させると、図12(b)に示すように、凸部31dの肩部分31d1が、帯状部50の傾斜部分52に接触し、傾斜部分52によって凸部31dの上方へのまっすぐな移動が規制される。しかし、上方へと力を加えると、傾斜部分の傾斜によって凸部31dに対して、胴部31の周方向における一方へ移動させる応力が生じる。従って、作業者は、凸部31dの肩部分31d1を傾斜部分52に沿って滑らせるように、光源ユニット30を胴部31の周方向に回転させながら上方へと容易に移動させることができる。また、つまみ32cが下面32b1から下方に突出しているので、作業者は、つまみ32cを指にひっかけて光源ユニット30を回転させることができる。
そして、図12(c)に示すように、凸部31dの上端31d2が、第1規制部41に接触し、上下方向における第1位置P1で凸部31dの上方への移動が第1規制部41により規制される。当該状態において、凸部31dは、帯状部50の許容領域50bに位置しており、第1規制部41は凸部31dの上記周方向の移動は許容するので、作業者は、光源ユニット30を上記周方向に回すことができる。
光源ユニット30が胴部31の周方向の一方に回されると、凸部31dが図12(c)の白抜き矢印で示される方向である上記周方向における一方に移動する。なお、胴部31の周方向における一方とは、帯状部50の規制領域50aから遠ざかる方向である。そして、図12(d)に示すように、凸部31dの下端31d3が弾性部材42aの折り返し部42a3と接触して折り返し部42a3を横辺部42a2側に押し下げ、弾性部材42aが凸部31dを上方に付勢する付勢力が発生する。
引き続き、光源ユニット30が胴部31の周方向における一方に回されると、図12(e)に示すように、凸部31dの側部分31d4が弾性部材42aの縦辺部42a1に接触する。即ち、縦辺部42a1を介して第2規制部43により、上記周方向における第2位置P2で凸部31dの上記周方向における一方への移動が規制される。当該状態において、凸部31dは、弾性部材42aにより上方に付勢されている。よって、光源ユニット30の上閉塞部分31b(図6参照)が放熱部44の下面44b(図3参照)に対して押圧され、図3に示すように、上閉塞部分31bの上面31b1と放熱部44の下面44bとが密着する。従って、光源ユニット30から放熱部44への熱伝導性を向上させて、放熱部44から第1規制部41及びケース10を介して天井等の造営材へとさらに放熱することができるので、光源ユニットの温度上昇をより効果的に抑制することができる。
なお、上閉塞部分31bの上面31b1は、周壁31aの上端よりも若干量上方に飛び出している。上記構成により、上閉塞部分31bが放熱部44の下面44bに対して押圧された場合に、周壁31aの上端が下面44bに接触することがないので、上面31b1と下面44bとの密着性がより確実なものとなる。なお、上記若干量は、具体的には、例えば、0.2〜1.0mmであり、より好ましくは、0.3〜0.5mmであるが、前記具体的な数値範囲に限定されるものではない。
また、第2位置P2よりも上記周方向における他方側(即ち、帯状部50の規制領域50aに近づく側)の第3位置P3において、図12(d)に示すように、凸部31dの下端31d3は、弾性部材42aの屈曲部分42a10と接触している。第2位置P2においては、図12(e)に示すように凸部31dの下端31d3は、弾性部材42aの凹部分42a9に収まっている。図12(e)の状態よりも、図12(d)の状態の方が、弾性部材42aの折り返し部42a3は、横辺部42a2側により大きく押し下げられているため、より大きな付勢力が生じている。よって、凸部31dを、第3位置を超えて第2位置へと移動させる際に、凸部31dの上記周方向における一方への移動に対する弾性部材42aから受ける抵抗が弱まり、作業者がクリック感を感じることができる。従って、作業者は、光源ユニット30がソケット40に正しく取り付けられたことを感知することができる。
また、図12(e)に示す状態において、凸部31dの下端31d3は凹部分42a9に収まっているため、上記周方向における他方側(図12(c)、(d)に示す白抜き矢印の反対側)への移動が抑制され、安定して保持される。
なお、上記凸部31dの下端31d3が凹部分42a9に収まっている状態は、下端31d3が屈曲部分42a11(図11参照)に接している状態と考えることができる。
[4.実施形態のまとめ]
実施形態に係る照明器具100は、下端が開口した円筒形の胴部31内に光源モジュール(光源)33を有し、光源モジュール33から発せられた光を下方へ出射する光源ユニット30と、光源ユニット30を保持するソケット40とを備える。光源ユニット30は、胴部31の周壁31a(の外周面)に周方向に互いに間隔をあけて配置され、径外方向に突出する凸部31dを複数有する。ソケット40は、第1規制部41、第2規制部43、及び保持部42を有する。第1規制部41は、上下方向における第1位置P1で凸部31dの上方への移動を規制し、第1位置P1で胴部31の周方向における凸部31dの移動を許容する。第2規制部43は、前記周方向における第2位置P2で凸部31dの前記周方向における一方への移動を規制する。そして、保持部42は、第2位置P2において凸部31dを上方に付勢する弾性部材42aを有することを特徴とする。
実施形態に係る照明器具100は、弾性部材42aにより凸部31dが上方に付勢されている。従って、光源ユニット30が上方に付勢されることになり、光源ユニット30の上方に熱伝導性部材が配されている場合に、光源ユニット30の上端が熱伝導性部材に押圧され、光源ユニット30から熱伝導性部材へとより効率的に放熱することができる。
実施形態に係る照明器具100においては、ソケット40は、光源ユニット30の上方に位置する放熱部44を有してもよい。放熱部44の下面44bは、平坦であってもよい。胴部31は、上下両端が開口した円筒形の周壁31a及び、周壁31aの上側の開口を閉塞する上閉塞部分31bを有してもよい。上閉塞部分31bは、熱伝導性を有し、光源モジュール(光源)33と熱的に接続されていてもよい。上閉塞部分31bの上面31b1は、平坦であって、光源ユニット30の最も上方において露出していてもよい。そして、上閉塞部分31bの上面31b1は、弾性部材42aの付勢力により、放熱部44の下面44bに押圧されていてもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、上面31b1と下面44bとがより密着し、光源モジュール33で発生した熱を、上閉塞部分31bから放熱部44へとより効率よく放熱することができる。
実施形態に係る照明器具100においては、第1規制部41は、放熱部44を前記周方向に囲んで配置され、放熱部44と一体であってもよい。
また、少なくとも下端が開口した円筒形であって、ソケット40及び光源ユニット30を内部に収容する筐体11を備え、放熱部44は、熱伝導性を有し、筐体11と熱的に接続されていてもよい。
そして、第1規制部41は、筐体11の内周面11a1と一体であってもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、光源ユニット30の上閉塞部分31bから放熱部44へと伝導された熱が、第1規制部41を介して筐体11へとさらに伝導することができる。従って、光源モジュール33で発生した熱を、より効率よく放熱することができる。
実施形態に係る照明器具100においては、弾性部材42aは、第2位置P2よりも前記周方向における他方側の第3位置P3において、第2位置P2よりも強い力で凸部31dを付勢してもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、光源ユニット30のソケット40への取付け作業において、凸部31dが第3位置P3から第2位置P2へと移動(前記周方向の一方へと移動)される際に、作業者がクリック感を感じることができる。従って、光源ユニット30がソケット40に正しく取り付けられたことを感知することができる。
実施形態に係る照明器具100においては、弾性部材42aは、板バネからなってもよい。そして、弾性部材42aは、第2位置P2において凸部31dと接する部分(屈曲部分42a11)よりも、第3位置P3において凸部31dと接する部分(屈曲部分42a10)の方が、凸部31dと接する側に突出していてもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、弾性部材42aの形状によりクリック感を生じさせることができる。
実施形態に係る照明器具100においては、第1規制部41は、樹脂からなってもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、弾性部材42aが金属からなる場合に、第1規制部41が金属からなる場合と比較して熱負荷の問題が軽減され、摩耗が軽減される。
実施形態に係る照明器具100においては、複数の凸部31dは、平面視において、胴部31の筒軸X2を中心として等角度間隔に配されていてもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、凸部31dが保持部42に保持された状態において、光源ユニット30の重さがより均等に保持部42にかかり、より安定して光源ユニット30が保持される。
実施形態に係る照明器具100においては、胴部31の下端を閉塞する透光性のカバー32を有し、カバー32の下面32b1には、下方に突出するつまみ32cが複数配置されていてもよい。そして、平面視において、複数のつまみ32cと、複数の凸部31dとは、胴部31の筒軸X2を中心とする角度位置がそれぞれ一致していてもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、つまみ32cの位置で凸部31dの位置がわかる。従って、光源ユニット30をソケット40に取り付ける作業において、凸部31dが保持部42の近傍に位置するような角度で作業者が光源ユニット30を筐体11内に挿入することが容易である。
実施形態に係る照明器具100においては、平面視で、凸部31dは、カバー32の外周と重なるか、又はカバー32の外周よりも内側に位置していてもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、光源ユニット30がソケット40に取り付けられた状態において、下方から見た場合に、凸部31dがカバー32によって隠されるので、美観に資することができる。
実施形態に係る照明器具100においては、ソケット40は、第1規制部41の下方に配された帯状部50を有してもよい。そして、帯状部50は、第2位置P2よりも前記周方向における他方側の許容領域50bにおいて複数の凸部31dの上方への移動を許容し、許容領域50b以外の規制領域50aにおいて複数の凸部31dの上方への移動を規制してもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、規制領域50aでは、第1位置P1よりも下方で帯状部50により凸部31dの上方への移動が規制される。そして、保持部42により凸部31dが保持される第2位置P2よりも前記周方向における他方側に位置する許容領域50bでは、第1位置P1への上方への移動が許容される。
よって、光源ユニット30をソケット40に取り付ける作業において、作業者が光源ユニット30を筐体11内へと上方に挿入した場合に、規制領域50aでは、凸部31dが第1位置P1よりも下方で帯状部50により上方への移動が規制される。そして光源ユニット30を前記周方向における一方へと回転させた場合に、保持部42の手前の許容領域50bに達すると凸部31dを第1位置P1まで移動させることができる。従って、作業者は、凸部31dが保持部42の近傍に位置していることを感知することができる。
一方、帯状部50が存在しない場合には、凸部31dが保持部42の近傍に位置しているかどうかを作業者が感知することができないため、不用意に光源ユニット30を乱暴に回転させて、凸部31dが保持部42に衝突し、保持部42が損傷を受ける虞がある。
実施形態に係る照明器具100が上記の構成を有していると、作業者は、凸部31dが保持部42の近傍に位置していることを感知することができる。従って、光源ユニット30を回転させる力を調整することができ、保持部42が損傷を受ける蓋然性を低減させることができる。
実施形態に係る照明器具100においては、規制領域50aにおいて帯状部50は、許容領域50bに対して前記周方向における他方側に隣接する傾斜部分52を有してもよい。そして、傾斜部分52は、前記周方向における一方から他方に向かうにつれて上方から下方へと傾斜していてもよい。
照明器具100が上記のように構成されているため、凸部31dが傾斜部分52に接触している場合に、光源ユニット30を前記周方向における一方へと回転させると、傾斜部分52の傾斜に従って凸部31dを第1位置P1まで徐々に近づけることができる。よって、規制領域50aから許容領域50bへの凸部31dの移動を円滑に行うことができる。
実施形態に係る照明器具100においては、帯状部50は、筐体11の内周面11a1に沿って周方向に長尺であってもよい。そして、筐体11の径方向における帯状部50の大きさを厚みとすると、許容領域50bにおける厚みは、凸部31dと筐体11の内周面11a1との間の前記径方向の間隔以下であり、規制領域50aにおける厚みは、前記径方向の間隔よりも大きくてもよい。
そして、許容領域50bにおける帯状部50の厚みはゼロであってもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、許容領域50bにおける凸部31dの上方への移動を円滑に行うことができる。
実施形態に係る照明器具100においては、帯状部50は、筐体11と一体であってもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、製造が容易である。
実施形態に係る照明器具100においては、筐体11は、光源ユニット30が収容される収容部11aと、収容部11aの下方に連続的に配置され、下方に向かうにつれて内周面が拡径する拡径部11bとを有してもよい。収容部11aの下端の内径と、拡径部11bの上端の内径とは一致していてもよい。光源ユニット30がソケット40に保持された状態において、カバー32の外周縁部と筐体11の内周面11a1との間には、人間の人差し指の太さよりも小さい間隙が存在してもよい。そして、筐体11の筒軸X1を通る所定の平面による断面において、カバー32の下面32b1の稜線を筐体11の内周面11a1まで延長した仮想線Cの延長端は、収容部11aと拡径部11bの接合点11dと一致していてもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、光源ユニット30がソケット40に取り付けられた状態において、下方から見た場合に、光源ユニット30と筐体11との一体感が増し、美観に資することができる。
実施形態に係る照明器具100においては、光源モジュール33は、半導体発光素子を有してもよい。
半導体発光素子は、温度が上昇すると発光効率が低下するため、温度上昇の抑制がより重要な問題である。光源モジュール33が半導体発光素子である場合に、照明器具が上記構成を有すると、光源ユニット30からの放熱をより効率的に行うことができるので、光源モジュール33の温度上昇をより効率よく抑制することができる。
実施形態に係る照明器具100においては、筐体11が天井に取り付けられてもよい。
照明器具100が上記のように構成されていることにより、天井に取り付けられる所謂ダウンライトにおいて、上述した実施形態に係る照明器具100が有する各効果を得ることができる。
≪変形例≫
以上、実施形態に基づいて説明したが、上記実施形態の構成に限られず、以下のような変形例を実施することができる。なお、以下に説明する各変形例においては、実施形態に係る照明器具100と同様の構成要素には同一の符号を付して、説明を適宜省略する。
(変形例1)
実施形態に係る照明器具100においては、帯状部50は、規制領域50aにおいて平行部分51及び傾斜部分52を有していた。しかし、実施形態に係る照明器具100の構成に限定されるものではなく、傾斜部分を有さず、平行部分のみを有する構成としてもよい。
図13(a)〜(e)は、変形例1においてソケット40に光源ユニット30が取り付けられる際の凸部31dとソケット40及び帯状部150との位置関係を示す模式図である。変形例1に係る帯状部150は、規制領域150aにおいて、平行部分51のみを有する。なお、図13(a)〜(e)には示されていないが、変形例1に係る照明器具は、帯状部150以外の構成については、実施形態に係る照明器具100と同じである。また、規制領域50a及び許容領域50bについては、図13(d)にのみ示している。
先ず、作業者は、光源ユニット30の放射パネル32bを下向きにして、筐体11のフランジ11c側の開口から筐体11内部に光源ユニット30を挿入し、上方へ光源ユニット30を移動させる。変形例1においても、実施形態と同様に、つまみ32cの角度位置と凸部31dの角度位置が揃っている。従って、作業者は、光源ユニット30を上方へと移動させた際に、図13(a)に示すように、凸部31dが許容領域150b付近に位置する角度で光源ユニット30を筐体11内部に挿入することができる。
そして、光源ユニット30をさらに上方へと移動させると、図13(b)に示すように、凸部31dの上端31d2が、第1規制部41に接触し、上下方向における第1位置P1で凸部31dの上方への移動が第1規制部41により規制される。当該状態において、凸部31dは、帯状部150の許容領域150bに位置しており、第1規制部41は凸部31dの胴部31の周方向の移動は許容するので、作業者は、光源ユニット30を上記周方向に回すことができる。
光源ユニット30が胴部31の周方向の一方に回されると、凸部31dが上記周方向における一方(図13(b)の白抜き矢印で示される方向)に移動する。
そして、図13(c)に示すように、凸部31dの下端31d3が弾性部材42aの折り返し部42a3と接触して折り返し部42a3を横辺部42a2側に押し下げ、弾性部材42aが凸部31dを上方に付勢する付勢力が発生する。
引き続き、光源ユニット30が胴部31の周方向における一方に回されると、図13(d)に示すように、凸部31dの側部分31d4が弾性部材42aの縦辺部42a1に接触する。即ち、縦辺部42a1を介して第2規制部43により、上記周方向における第2位置P2で凸部31dの上記周方向における一方への移動が規制される。当該状態において、凸部31dは、弾性部材42aにより上方に付勢されており、図3に示すように、上閉塞部分31bの上面31b1と放熱部44の下面44bとが密着している。
従って、変形例1の構成によっても、実施形態と同様に、光源ユニット30から放熱部44への熱伝導性を向上させて、光源ユニットの温度上昇をより効果的に抑制することができる。
(変形例2)
さらには、帯状部を備えない構成としてもよい。
図14(a)〜(d)は、変形例2においてソケット40に光源ユニット30が取り付けられる際の凸部31dとソケット40との位置関係を示す模式図である。なお、図14(a)〜(e)には示されていないが、変形例2に係るソケット240は、帯状部を有しない点及び、固定部245a及び第2規制部243が帯状部と連続的に形成されていない点を除いては、実施形態に係る照明器具100と同じである。
図14(a)に示すように、先ず、作業者は、光源ユニット30の放射パネル32bを下向きにして、筐体11のフランジ11c側の開口から筐体11内部に光源ユニット30を挿入し、上方へ光源ユニット30を移動させる。
そして、光源ユニット30をさらに上方へと移動させると、図14(b)に示すように、凸部31dの上端31d2が、第1規制部41に接触し、上下方向における第1位置P1で凸部31dの上方への移動が第1規制部41により規制される。当該状態において、第1規制部41は凸部31dの胴部31の周方向の移動は許容するので、作業者は、光源ユニット30を上記周方向に回すことができる。
光源ユニット30が胴部31の周方向の一方に回されると、凸部31dが上記周方向における一方(図14(b)の白抜き矢印で示される方向)に移動する。
そして、図14(c)に示すように、凸部31dの下端31d3が弾性部材42aの折り返し部42a3と接触して折り返し部42a3を横辺部42a2側に押し下げ、弾性部材42aが凸部31dを上方に付勢する付勢力が発生する。
引き続き、光源ユニット30が胴部31の周方向における一方に回されると、図14(d)に示すように、凸部31dの側部分31d4が弾性部材42aの縦辺部42a1に接触する。即ち、縦辺部42a1を介して第2規制部243により、上記周方向における第2位置P2で凸部31dの上記周方向における一方への移動が規制される。当該状態において、凸部31dは、弾性部材42aにより上方に付勢されており、図3に示すように、上閉塞部分31bの上面31b1と放熱部44の下面44bとが密着している。
従って、変形例2の構成によっても、実施形態と同様に、光源ユニット30から放熱部44への熱伝導性を向上させて、光源ユニット30の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
なお、変形例2の構成においては、ソケット240は帯状部を有しないため、規制領域が存在せず、全体が許容領域である。しかし、凸部31dが固定部245aの下端部に接すると、上方への移動が規制されるため、固定部245aの下端部を平行部分51の一部と捉えることも可能である。上記の場合は、固定部245aの下端部に対応する領域が規制領域となる。
(変形例3)
実施形態に係る照明器具100においては、弾性部材42aが凹部分42a9を有することによりクリック感を生じさせていた。しかし、実施形態に係る照明器具100の構成に限定されるものではなく、以下のような変形例を実施することができる。
図15(a)〜(e)は、変形例3に係るソケット340に光源ユニットが取り付けられる際の変形例3に係る凸部331dとソケット340及び帯状部50との位置関係を示す模式図である。第1規制部341が下面に突起341aを有する点、弾性部材342aが凹部分を有しない点、及び凸部331dの側面視形状が楕円形である点を除いては、実施形態に係る照明器具100と同じである。また、規制領域50a及び許容領域50bについては、図15(e)にのみ示している。
先ず、作業者は、光源ユニットの放射パネル32bを下向きにして、筐体11のフランジ11c側の開口から筐体11内部に光源ユニットを挿入し、上方へ光源ユニットを移動させる。本変形例においても、つまみ32cの角度位置と凸部331dの角度位置が揃っている。従って、作業者は、光源ユニットを上方へと移動させた際に、図15(a)に示すように、凸部331dが許容領域50b付近に位置する角度で光源ユニットを筐体11内部に挿入することができる。
そして、光源ユニットをさらに上方へと移動させると、図15(b)に示すように、凸部331dの肩部分331d1が、帯状部50の傾斜部分52に接触し、傾斜部分52によって凸部331dの上方への移動が規制される。
続いて、作業者は、凸部331dの肩部分331d1を傾斜部分52に沿って滑らせるように、光源ユニットを胴部31の周方向に回転させながら上方へと移動させる。つまみ32cが下面32b1から下方に突出しているので、作業者は、つまみ32cを指にひっかけて光源ユニットを回転させることができる。
そして、図15(c)に示すように、凸部331dの上端331d2が、第1規制部341に接触し、上下方向における第1位置P1で凸部331dの上方への移動が第1規制部341により規制される。当該状態において、凸部331dは、帯状部50の許容領域50bに位置しており、第1規制部341は凸部331dの上記周方向の移動は許容するので、作業者は、光源ユニットを上記周方向に回すことができる。
光源ユニットが胴部31の周方向の一方に回されると、凸部331dが図15(c)の白抜き矢印で示される方向である上記周方向における一方に移動する。そして、図15(d)に示すように、凸部331dの下端331d3が弾性部材342aの折り返し部342a3と接触して折り返し部342a3を横辺部342a2側に押し下げ、弾性部材342aが凸部331dを上方に付勢する付勢力が発生する。
引き続き、光源ユニットが胴部31の周方向における一方に回されると、図15(e)に示すように、凸部331dの側部分331d4が弾性部材342aの縦辺部342a1に接触する。即ち、縦辺部342a1を介して第2規制部43により、上記周方向における第2位置P2で凸部331dの上記周方向における一方への移動が規制される。当該状態において、凸部331dは弾性部材342aにより上方に付勢されており、図3に示すように上閉塞部分31bの上面31b1と放熱部44の下面44bとが密着している。
従って、変形例3の構成によっても、実施形態と同様に、光源ユニットから放熱部44への熱伝導性を向上させて、光源ユニットの温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、上記周方向において第2位置P2よりも他方側の第3位置P3において、凸部331dの上端331d2が突起341aと接触している。当該状態において、凸部331dが第2位置P2に位置しているときよりも、弾性部材342aの折り返し部342a3が横辺部342a2側に大きく押し下げられており、上方へのより大きな付勢力が生じている。従って、光源ユニットをソケット340に取り付ける際に、作業者はクリック感を感じることができ、光源ユニットがソケット340に正しく取り付けられたことを感知することができる。
そして、凸部331dの側面視形状が楕円形であるので、図15(e)に示す状態において、上端331d2が弾性部材342aの縦辺部342a1と突起341aと間に位置している。従って、凸部331dの上記周方向における他方側(図15(c)、(d)に示す白抜き矢印の反対側)への移動が抑制され、安定して保持される。
変形例3に係る照明器具においては、第1規制部341は、第3位置P3において弾性部材342a側に突出する突起341aを有していてもよい。
変形例3に係る照明器具が上記のように構成されていることにより、弾性部材の形状によらなくても、クリック感を生じさせることができる。従って、単純な形状の弾性部材を用いることができ、弾性部材の製造が容易である。
(変形例4)
実施形態に係る弾性部材42aには、板バネが用いられていた。しかし、実施形態に係る照明器具100の構成に限定されるものではなく、以下のような変形例を実施することができる。
図16(a)〜(e)は、変形例4に係るソケット440に光源ユニット30が取り付けられる際の凸部31dとソケット440及び帯状部50との位置関係を示す模式図である。変形例4に係る照明器具は、ソケット440が以下の点で実施形態に係るソケット40と異なる以外は、実施形態に係る照明器具100と同じである。また、規制領域50a及び許容領域50bについては、図16(e)にのみ示している。
ソケット440がソケット40と異なる点は、以下の3点である。1つ目は、弾性部材442aが弦巻バネである点である。2つ目は、保持部442が弾性部材442a及び弾性部材442aの一端に固定された側面視三角形のヘッド442bから構成されている点である。3つ目は、弾性部材442aの他端が不図示の固定部材により固定される固定部445aが、弾性部材442aの下方に配置されている点である。
先ず、作業者は、光源ユニット30の放射パネル32bを下向きにして、筐体11のフランジ11c側の開口から筐体11内部に光源ユニット30を挿入し、上方へ光源ユニット30を移動させる。本変形例においても、つまみ32cの角度位置と凸部31dの角度位置が揃っている。従って、作業者は、光源ユニット30を上方へと移動させた際に、図16(a)に示すように、凸部31dが許容領域50b付近に位置する角度で光源ユニット30を筐体11内部に挿入することができる。
そして、光源ユニット30をさらに上方へと移動させると、図16(b)に示すように、凸部31dの肩部分31d1が、帯状部50の傾斜部分52に接触し、傾斜部分52によって凸部31dの上方への移動が規制される。
続いて、作業者は、凸部31dの肩部分31d1を傾斜部分52に沿って滑らせるように、光源ユニット30を胴部31の周方向に回転させながら上方へと移動させる。つまみ32cが下面32b1から下方に突出しているので、作業者は、つまみ32cを指にひっかけて光源ユニット30を回転させることができる。
そして、図16(c)に示すように、凸部31dの上端31d2が、第1規制部41に接触し、上下方向における第1位置P1で凸部31dの上方への移動が第1規制部41により規制される。当該状態において、凸部31dは、帯状部50の許容領域50bに位置しており、第1規制部41は凸部31dの上記周方向の移動は許容するので、作業者は、光源ユニット30を上記周方向に回すことができる。
光源ユニット30が胴部31の周方向の一方に回されると、凸部31dが図16(c)の白抜き矢印で示される方向である上記周方向における一方に移動する。そして、図16(d)に示すように、凸部31dの下端31d3がヘッド442bと接触してヘッド442bが下方に押し下げられ、弾性部材442aが縮められる。従って、凸部31dを上方に付勢する付勢力が弾性部材442aに発生する。
引き続き、光源ユニット30が胴部31の周方向における一方に回されると、図16(e)に示すように、凸部31dの側部分31d4が第2規制部43に接触する。即ち、第2規制部43により、上記周方向における第2位置P2で凸部31dの上記周方向における一方への移動が規制される。当該状態において、凸部31dは弾性部材442aにより上方に付勢されており、図3に示すように、上閉塞部分31bの上面31b1と放熱部44の下面44bとが密着している。
従って、変形例4の構成によっても、実施形態と同様に、光源ユニット30から放熱部44への熱伝導性を向上させて、光源ユニット30の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、変形例4においては、ヘッド442bの側面視形状が上方に突出する三角形である。従って、図16(c)、(d)、(e)に示すように、凸部31dが上記周方向における一方へと移動される際に、下端31d3が、ヘッド442bの辺部分442b1、上端442b2、辺部分442b3と順に接触する。そして、上記周方向における第2位置P2よりも他方側の第3位置P3において、凸部31dの下端31d3が、ヘッド442bの上端442b2と接触し、弾性部材442aに最も大きな付勢力が発生する。従って、作業者は、クリック感を感じることができ、光源ユニット30がソケット440に正しく取り付けられたことを感知することができる。
(変形例5)
実施形態に係る照明器具100においては、ソケット40がケース10の筐体11と一体に形成されていた。しかし、実施形態に係る照明器具100の構成に限定されるものではなく、ソケットが筐体から独立した別個の部材として構成されてもよい。
図17(a)は、変形例5に係るソケット540及び帯状部550を斜め下から見た外観斜視図である。図17(b)は、図17(a)におけるG−G線で切断した断面図である。図17(a)、(b)に示すように、変形例5に係るソケット540は、帯状部550と一体に形成され、ソケット540と帯状部550とでソケットユニット560を構成している。ソケットユニット560は、収容部11aの内部において筐体11に固定される。
ソケット540は、第1規制部541及び放熱部544からなる中底545と、中底545の一部である固定部545aに固定された保持部42とを備える。
帯状部550は、中底545の周縁部から下方に連続的に配置されている。帯状部550は、周方向に長尺な平行部分551と、平行部分551の保持部42に対向する側に連続的に配置され、保持部42に近づくにつれて中底545側に傾斜する傾斜部分552とからなる。本変形例においては、中底545及び帯状部550は、一体となっている。
変形例5に係るソケットユニット560の構成によっても、光源ユニット30の凸部31dが保持部42に保持された際に、弾性部材42aにより凸部31dが上方に付勢される。従って、光源ユニット30の上面31b1(図6参照)と放熱部544の下面544aとが密着し、光源ユニット30の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、ソケットユニットを筐体とは別体として構成することにより、ソケットユニットをアダプタとして用いることができる。即ち、凸部の形状や個数が異なる複数種類の光源ユニットが存在する場合に、それぞれの種類の光源ユニットに対応したソケットユニットを用いることにより、ケース10を共通して使用することができる。従って、複数種類の照明器具における部品の共通化を図って、製造コスト抑制に資することができる。
また、ソケットユニットを交換可能な構成とすることにより、ユーザにとっても利便性が増す。例えば、異なる種類の光源ユニットに取り換えたい場合に、使用したい光源ユニットに適合したソケットユニットに取り換えることができるので、天井から照明器具ごと取り換える必要がない。
(変形例6)
変形例5に係るソケットユニット560は、中底545を一体的に有していた。しかし、実施形態に係る照明器具100の構成に限定されるものではなく、中底を別体とした構成を採用することも可能である。
図18(a)は、変形例6に係るソケット640及び帯状部650を斜め下から見た外観斜視図である。図18(b)は、図18(a)におけるH−H線で切断した断面図である。ソケット640と帯状部650とでソケットユニット660が構成される。
図18(a)、(b)に示すように、変形例6に係るソケット640では、中底が保持部42及び第2規制部643とは別体となっており、中底は、図10に示す実施形態に係る中底45のように、筐体11と一体に形成されている。
なお、図18(a)、(b)においては、中底の図示を省略しており、ソケット640については、保持部42及び第2規制部643のみを図示している。
帯状部650は、平行部分651、傾斜部分652、及びブリッジ部分650bからなる。ブリッジ部分650bは、傾斜部分652と保持部42とを連結する部分である。ブリッジ部分650bは、ソケットユニット660が筐体内に配置された場合に、筐体の径方向における厚みが、平行部分651及び傾斜部分652の厚みよりも薄く、光源ユニット30の凸部31dと筐体の内周面との間の間隙の大きさ以下である。従って、ブリッジ部分650bは、光源ユニット30が筐体内に挿入された場合に、凸部31dの上方への移動を妨げない。即ち、ブリッジ部分650bは、許容領域650bに対応する部分であるので、同一の符号を用いている。
ソケットユニット660は、中底の下方において収容部11aの内部に配置され、筐体11に固定される。
変形例6に係るソケットユニット660の構成によっても、光源ユニット30の凸部31dが保持部42に保持された際に、弾性部材42aにより凸部31dが上方に付勢され、光源ユニット30の上面31b1(図6参照)と放熱部の下面とが密着する。従って、光源ユニット30の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、変形例5に係るソケットユニット560の場合と同様に、変形例6に係るソケットユニット660も、アダプタとして用いることができ、ソケットユニット560と同様の効果を奏することができる。
変形例6に係る照明器具においては、帯状部650は、筐体11の内周面11a1に沿って周方向に長尺であってもよい。筐体11の径方向における帯状部650の大きさを厚みとすると、許容領域(ブリッジ部分)650bにおける厚みは、凸部31dと筐体11の内周面11a1との間の前記径方向の間隔以下であってもよい。そして、規制領域(即ち、平行部分651及び傾斜部分652)における厚みは、前記径方向の間隔よりも大きくてもよい。
変形例6に係る照明器具が上記のように構成されていることにより、凸部31dが規制領域に位置している場合には、凸部31dの上方への移動が規制される。そして、凸部31dが許容領域650bに位置している場合には、ブリッジ部分650bによって邪魔されることなく、凸部31dを上方へと移動させることができる。
また、変形例6に係る照明器具においては、保持部42と帯状部650とは、胴部31の周方向において連続的に配置されていてもよい。
変形例6に係る照明器具が上記のように構成されていることにより、ソケット640が中底を備えない場合であっても、1つの部材として形状を保つことができる。
11 筐体
11a 収容部
11a1 内周面
11b 拡径部
11d 接合点
30 光源ユニット
31 胴部
31a 周壁
31b 上閉塞部分
31b1 上面
31d、331d 凸部
32 カバー
32b1 下面
32c つまみ
33 光源モジュール(光源)
40 ソケット
41、341 第1規制部
42 保持部
42a、342a 弾性部材(板バネ)
42a10、42a11 屈曲部分
43 第2規制部
44 放熱部
44b 下面
50 帯状部
50a 規制領域
50b 許容領域
52 傾斜部分
341a 突起
C 仮想線
P1 第1位置
P2 第2位置
P3 第3位置
X1、X2 筒軸

Claims (19)

  1. 下端が開口した円筒形の胴部内に光源を有し、前記光源から発せられた光を下方へ出射する光源ユニットと、前記光源ユニットを保持するソケットとを備え、
    前記光源ユニットは、前記胴部の外周面に周方向に互いに間隔をあけて配置され、径外方向に突出する凸部を複数有し、
    前記ソケットは、傾斜部、第1規制部、第2規制部、及び保持部を有し、
    前記傾斜部は、下方からソケットに挿入されてくる前記凸部に係合して、前記凸部に前記胴部の周方向であって前記保持部に向かう方向に力を加えると共に、前記凸部を上下方向における第1位置まで導く傾斜面を有し、
    前記第1規制部は、前記凸部に当接して前記第1位置において前記凸部の上方への移動を規制し、前記第1位置で前記胴部の周方向における前記凸部の移動を許容し、
    前記第2規制部は、前記周方向における第2位置で前記凸部の前記周方向における前記傾斜部と反対方向への移動を規制し、前記凸部の上方への移動を許容し
    前記保持部は、前記第2位置において前記凸部を上方に付勢する弾性部材を有しており、
    前記ソケットは、前記光源ユニットの上方に位置する放熱部を有し、
    前記放熱部の下面は、平坦であり、
    前記胴部は、上下両端が開口した円筒形の周壁及び、前記周壁の上側の開口を閉塞する上閉塞部分を有し、
    前記上閉塞部分は、熱伝導性を有し、前記光源と熱的に接続されており、
    前記上閉塞部分の上面は、平坦であって、前記光源ユニットの最も上方において露出しており、前記弾性部材の付勢力により、前記放熱部の下面に押圧されてなる
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 前記第1規制部は、前記放熱部を前記周方向に囲んで配置され、前記放熱部と一体である
    ことを特徴とする請求項に記載の照明器具。
  3. 少なくとも下端が開口した円筒形であって、前記ソケット及び前記光源ユニットを内部に収容する筐体を備え、
    前記放熱部は、熱伝導性を有し、前記筐体と熱的に接続されている
    ことを特徴とする請求項又はに記載の照明器具。
  4. 前記第1規制部は、前記筐体の内周面と一体である
    ことを特徴とする請求項に記載の照明器具。
  5. 前記弾性部材は、前記第2位置よりも前記周方向における他方側の第3位置において、前記第2位置よりも強い力で前記凸部を付勢する
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の照明器具。
  6. 前記弾性部材は、板バネからなり、前記第2位置において前記凸部と接する部分よりも、前記第3位置において前記凸部と接する部分の方が、前記凸部と接する側に突出している
    ことを特徴とする請求項に記載の照明器具。
  7. 前記第1規制部は、前記第3位置において前記弾性部材側に突出する突起を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の照明器具。
  8. 前記弾性部材は、金属からなり、
    前記第1規制部は、樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の照明器具。
  9. 複数の前記凸部は、平面視において、前記胴部の筒軸を中心として等角度間隔に配されている
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の照明器具。
  10. 前記胴部の下端を閉塞する透光性のカバーを有し、
    前記カバーの下面には、下方に突出するつまみが複数配置されており、
    平面視において、複数の前記つまみと、複数の前記凸部とは、前記胴部の筒軸を中心とする角度位置がそれぞれ一致している
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の照明器具。
  11. 平面視において、前記凸部は、前記カバーの外周と重なるか、又は前記カバーの外周よりも内側に位置している
    ことを特徴とする請求項10に記載の照明器具。
  12. 前記ソケットは、前記第1規制部の下方に配された帯状部を有し、
    前記帯状部は、前記第2位置よりも前記周方向における他方側の許容領域において複数の前記凸部の上方への移動を許容し、前記許容領域以外の規制領域において複数の前記凸部の上方への移動を規制する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の照明器具。
  13. 前記帯状部は、前記筐体の内周面に沿って周方向に長尺であって、前記筐体の径方向における大きさを厚みとすると、前記許容領域における前記厚みは、前記凸部と前記筐体の内周面との間の前記径方向の間隔以下であり、前記規制領域における前記厚みは、前記径方向の間隔よりも大きい
    ことを特徴とする請求項12に記載の照明器具。
  14. 前記許容領域における前記帯状部の前記厚みはゼロである
    ことを特徴とする請求項13に記載の照明器具。
  15. 前記保持部と前記帯状部とは、前記周方向において連続的に配置されている
    ことを特徴とする請求項12から14の何れか1項に記載の照明器具。
  16. 前記帯状部は、前記筐体と一体である
    ことを特徴とする請求項12から15の何れか1項に記載の照明器具。
  17. 前記筐体は、前記光源ユニットが収容される収容部と、前記収容部の下方に連続的に配置され、下方に向かうにつれて内径が拡径する拡径部とを有し、
    前記収容部の下端の内径と、前記拡径部の上端の内径とは一致しており、
    前記光源ユニットが前記ソケットに保持された状態において、前記カバーの外周縁部と前記収容部の内周面との間には、人間の人差し指の太さよりも小さい間隙が存在し、
    前記筐体の筒軸を通る所定の平面による断面において、前記カバーの下面の稜線を前記収容部の内周面まで延長した仮想線の延長端は、前記収容部と前記拡径部の接合点と一致している
    ことを特徴とする請求項10に記載の照明器具。
  18. 前記光源は、半導体発光素子を有する
    ことを特徴とする請求項1から17に記載の照明器具。
  19. 前記筐体が天井に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項に記載の照明器具。
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