JP6774715B2 - 印刷配線板およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、印刷配線板およびその製造方法に関する。
従来、ワイヤレス給電のコイルアンテナとしては、巻線コイルが一般的使用されている。給電電力(2W以下)の少ないワイヤレス給電用のコイルアンテナは、印刷配線板によって製造が可能であり、印刷配線板の表面に部品実装がされている。
印刷配線板の構造上、アンテナ部(コイル部)と回路部との領域を分けて作製し、印刷配線板の表面に部品が実装されている。そのため、ワイヤレス給電アンテナモジュールとしての小型・薄型化が出来ない。
印刷配線板の小型化を実現するため、特許文献1には、平板状のコイルを、磁性体材料を含有する樹脂構造体の一面側に偏って内蔵し、複数の電子部品を実装した回路基板をコイルに対して水平方向に配置して、少なくとも回路基板の一部を樹脂構造体に内蔵してあるコイルモジュールが開示されている。
しかしながら、ワイヤレス給電アンテナモジュールの厚さは、構造上基板の厚さと部品の高さの合計以下にすることが出来ない。アンテナコイルの性能を上げるために多層化が進むことで、ワイヤレス給電アンテナモジュールとして、小型化・薄型化は難しい。
さらに、印刷配線板の小型化のためにコイル部と回路部とを同じ印刷配線板で製造する場合は、コイル部に電流を流すことにより発生する電磁波の影響を回路部が受け誤動作してしまう恐れがある。
特開2011−210937号公報
本開示の印刷配線板は、基板内部に形成された回路部と、基板内部に収容され、回路部と電気的に接続する部品と、回路部の周囲に設けられたコイル部と、コイル部を覆うための第1の磁性体と、回路部とコイル部との間に設けられた第2の磁性体と、
を備え、前記基板が、前記回路部と前記コイル部との間に形成されたスリットを有しており、前記第2の磁性体が、底部と少なくとも1つの開口部を有する側壁部とを含むトレイ形状を有し、前記回路部の形成面と反対側の面から、前記側壁部を前記スリットに挿入した状態で、前記基板に固定されている。
本開示の印刷配線板の製造方法は、基板内部に回路部と、回路部の周囲にコイル部とを形成する工程と、基板内部に部品を収容し、この部品と回路部とを電気的に接続する工程と、前記基板の、前記回路部と前記コイル部との間にスリットを形成する工程と、前記コイル部を第1の磁性体で覆う工程と、底部と少なくとも1つの開口部を有する側壁部とを含む、トレイ形状を有する第2の磁性体を、前記コイル部の形成面と反対側の面から、前記側壁部を前記スリットに挿入して前記基板に固定する工程とを含む。
(a)は本開示の印刷配線板の一実施形態を示す上面図であり、(b)は(a)のA−A線の断面図である。 図1に示す印刷配線板に使用されている第2の磁性体を示す斜視図である。 第2の磁性体の別の実施形態を示す斜視図である。 本開示の印刷配線板の別の実施形態を示す斜視図である。 (a)および(b)は本開示の印刷配線板の製造方法の一実施形態を示す斜視図である。 送信側と受信側とからなる印刷配線板を示す斜視図である。 Qi規格の周波数帯における磁界強度のシミュレーションを示すグラフである。 Qi規格の周波数帯における送受電効率のシミュレーションを示すグラフである。 RF−IDで用いられる周波数帯における磁界強度のシミュレーションを示すグラフである。 RF−IDで用いられる周波数帯における送受電効率のシミュレーションを示すグラフである。
本開示の一実施形態である印刷配線板10は、図1(a)に示すように、基板10aの内部に形成され、部品20と電気的に接続された回路部2と、この回路部2の周囲に設けられたコイル部1と、このコイル部1を覆うために設けられた第1の磁性体31と、コイル部1と回路部2との間に設けられた第2の磁性体32とを備える。以下、第1の磁性体31と第2の磁性体32とをまとめて、単に「磁性体3」と記載する場合がある。
回路部2は、基板10aにおいて、部品20(例えばIC部品などの電子部品)を実装し電子回路を構成する領域である。この回路部2および部品20は、基板上と基板内部にそれぞれ設けることもできるが、印刷配線板の小型化・薄型化のために、回路部2は部品20ごと基板10aに内蔵されるのがよい。この回路部2および部品20の形成位置は、後述のコイル部1が回路部2の周囲に設けられることを考慮すると、基板10aの略中央部に設けるのがよい。
コイル部1は、基板10a上に、回路部2と同様に、印刷配線板の配線(例えば銅等の導体)で形成されている。コイル部1は回路部2を略中心に、その周囲を囲い、巻回されるように配置されるのがよい。なお、回路部2を囲うコイル部1の外形は特に限定されず、略円形、略楕円形、略四角形などであってもよい。
磁性体3は、図1(b)に示すように、基板10aにてコイル部1を覆うための第1の磁性体31と、回路部2をコイル部1から遮るように配置される第2の磁性体32とを含む。この磁性体3は、コイル部1で発生する電磁波から回路部2を保護し、回路の誤動作を防止する。
図1(b)に示すように、回路部2とコイル部1との間には、第2の磁性体32の側壁部321が回路部2および部品20を囲うように、底面側からスリット4を貫通した状態で固定されている。スリット4は、図1(b)に示すように、回路部2を囲い基板10aの表裏面を貫通する溝である。ただし、スリット4は、第2の磁性体32の開口部30となる部分は基板10aを貫通していない。なお、回路部2および部品20が基板10aに内蔵されている場合、第2の磁性体32の側壁部321は、基板10aの表面に突出しなくてもよい。
第2の磁性体32は、図2に示すように、底部322と側壁部321とを含むトレイ形状を有する。この側壁部321は少なくとも1つの開口部30を有する。第2の磁性体32は、基板10aにおいて、回路部2の形成面と反対側の面から、各側壁部321をスリット4に挿入した状態で、接着剤やスリット4を利用した圧入などで基板10aと第1の磁性体31に固定される。このとき、各側壁部321は、回路部2を囲い、スリット4から突出した状態となる。底部322は回路部2の形成面の反対側から入る電磁波を遮るため、回路部2を形成した基板10aの反対側に接しているのがよい。
図3に第2の磁性体32の別の実施形態を示す。第2の磁性体32aは、図3に示す第2の磁性体32に、蓋部33をさらに設けた形状を有する。このような形状の第2の磁性体32aは、スリット4に挿入した後、トレイ形状を有する第2の磁性体32(図3参照)の開口した上部に、蓋部33となる磁性体を接着して形成する。あるいは、磁性体シートを展開図状態で作製し、基板10aのスリット4を挿通させた後に蓋部33となる面を折曲げて形成する。蓋部33を形成して回路部2を覆うことで、回路部2がコイル部1からの電磁波をより受けなくなる。
磁性体3の磁性材料としては特に限定されず、鉄、ニッケル、コバルト、これらの合金、フェライトなどが挙げられる。これらの中でも加工のしやすさなどからフェライトが好ましく、スピネルフェライト(ソフトフェライト)が特に好ましい。スピネルフェライトは、透磁率が高く、電気抵抗が高いので磁性体に生じる渦電流損失が小さい。磁性体3は、これらの磁性材料を予め所望の形状に加工した成形品を用いてもよく、シート状の磁性体(磁性体シート)を用いてもよい。特に、磁性体シートは展開図を作成でき、金型を用いて折り曲げやすくしておけば基板に組み込みやすい。この磁性体シートとしては、例えばFFSW-0.1-5060T(Ni-Zn-Fe2-O3)(北川工業株式会社製)などがある。第1の磁性体31と第2の磁性体32とは同一の磁性材料で形成されていてもよく、異なる磁性材料で形成されていてもよい。
第1の磁性体31は、好ましくは0.1mm以上の厚みを有する。厚みを0.1mm以上有することによってコイル部1からの電磁波をより効率よく防止することができる。厚みは、0.1mm以上となるように、磁性体の成形性を考慮し、適宜選択すれば良い。第2の磁性体32の厚みについても、第1の磁性体31と同様である。
(別の実施形態)
図4は、本開示の印刷配線板の別の実施形態を示すものである。なお、上記した部材と同じものには同符号を付けて説明を省略する。図4に示すように、印刷配線板10´は、基板10aの内部に形成した回路部2以外に、基板10a上に形成された回路部2´を有し、この回路部2,2´の周囲に設けられたコイル部1と、このコイル部1を覆うために設けられた第1の磁性体31と、コイル部1と回路部2,2´との間に設けられた第2の磁性体32とを備える。このとき、回路部2,2´は、それぞれ電気的に接続される部品20,20´を含む。このように、回路部2,2´の周囲にコイル部1を設けて一体成型しているので、印刷配線板の小型化を実現することができる。さらに、コイル部1で発生する電磁波の回路部2,2´への影響を、コイル部1上およびコイル部1と回路部2,2´との間に備えた磁性体3で防ぐことで、回路部2,2´の誤動作を防止できる。
(印刷配線板の製造方法)
本開示の一実施形態における印刷配線板の製造方法は、下記の工程を含む。
(i)回路部を基板内部に内蔵し、この回路部の周囲の基板上にコイル部を設け、さらに回路部とコイル部との間にスリットを設ける工程。
(ii)基板内部に部品を収容し、この部品と回路部とを電気的に接続する工程。
(iii)コイル部を覆うように第1の磁性体を配置する工程。
(iv)底部と少なくとも一つの開口部を設けた側壁部とを含むトレイ形状の第2の磁性体を形成し、基板のコイル部の形成面と反対側の面から、第2の磁性体の側壁部をスリットに挿入し、この側壁部がスリットを貫通した状態で基板に固定する工程。
本開示の一実施形態における印刷配線板の製造方法を、図5(a)および(b)に基づいて説明する。なお、上記した部材と同じものには同符号を付けて説明を省略する。
まず、図5(a)に示すように、基板10aの内部に回路部2を配置し、回路部2と基板10a内部に収容した部品20とを電気的に接続する。基板10aの内部への回路部2および部品20の収容方法は特に限定されず、例えば基板10aの内部に公知の方法で内層回路を形成して回路部2を配置し、次に溝部や孔部を作製し、これに部品20を収容し、部品20の電極と回路部2をビア(図示せず)で電気的に接続すればよい。次に、回路部2を略中心として、その周囲の少なくとも一方の基板10a上に、回路部2と同様に、印刷配線板の配線でコイル部1を作製する。その後、コイル部1と回路部2との間に、基板10aの表裏面を貫通するスリット4を設ける。なお、回路部2とコイル部1の形成は同時に行ってもよい。
次に、基板10aに、コイル部1を覆うための第1の磁性体31を配置する。この第1の磁性体31は、第2の磁性体32の外周あるいはスリット4の外形の大きさに合う孔部311を有している。なお、基板10a上に回路部2が形成されておらず、第2の磁性体32やスリット4も無い場合は、第1の磁性体31の孔部311は無くてもよい。このとき、孔部311の無い第1の磁性体31は、磁性体3の蓋部33を兼ねることができる。
次に、基板10aに形成されたスリット4に挿入し得るように、底部322および側壁部321を含むトレイ形状を有する第2の磁性体32を作製する。第2の磁性体32は、磁性材料をスリット4に挿入し得る形状に成形して焼結して作製してもよく、スリット4に挿入し得る形状に磁性体シートを組み立てまたは折り曲げて作製してもよい。この第2の磁性体32は少なくとも1つの開口部30を有する。この開口部30の長さは、基板10aに設けたスリット4の非貫通部分と同じ長さであるのがよい。
次に、第2の磁性体32を、基板10aのコイル部1の形成面と反対側の面から、第2の磁性体32の側壁部321をスリット4に挿入する。側壁部321はスリット4から基板10a内部の回路部2を囲うように基板10a表面に突出する。このとき側壁部321は第1の磁性体31の孔部311からも突出した状態となる。底部322は、反対側から入る電磁波を遮るため、コイル部1の形成面と反対側の面に接しているのがよい。
最後に、接着剤やスリット4を利用した圧入などで基板10aと第2の磁性体32と第1の磁性体31とを固定すると、図5(b)に示す印刷配線板10が完成する。
この後、印刷配線板10に、回路部2の上部側を覆うための蓋部(図示せず)を、第2の磁性体32の上部に磁性体シートなどで形成してもよい。この蓋部は回路部2が基板10a内部にある場合、基板10a上に貼り付けて設けてもよい。第1の磁性体31および第2の磁性体32の基板10aへの取り付けは特に順序を問わない。
基板10a上にさらに別の回路部2´を設け、部品20´と電気的に接続する工程をさらに含んでもよい。この場合、第1の磁性体31によりコイル部1を覆う前に、基板10a上に回路部2´および部品20´を設ければよい。なお、その後の工程は同一であるので省略する。
(送受電アンテナ間の通信)
次に、磁性体3を設けたときの回路部2への磁界強度の影響を、図6に示すように、同じ形状の印刷配線板100をそれぞれ送信側基板11と受信側基板12として対向させたシミュレーションを実施した。送信側基板11と受信側基板12との距離は2mmである。この印刷配線板100は、基板10a内部に回路部2および部品20を配置したものである。
図6に示した印刷配線板100は、磁性体3(第2の磁性体32)がコイル部1で発生した電磁波から回路部2を防護しているので、送信側基板11および受信側基板12のそれぞれの回路部2の近辺の磁界強度が、磁性体3を備えない印刷配線板と比べて低減される。そのため、送信側基板11と受信側基板12との送受電アンテナ間における、互いのコイル部1の電磁波同士の干渉により起こる回路部2の誤動作の発生を抑制する。また、図6に示すように磁性体3の上部が開口した印刷配線板100では、例えば回路部2が基板上に形成されている場合、蓋部33を備えた印刷配線板(図示せず)と比べて、回路部2の放熱に寄与できる。
(Qi規格およびRF−IDへの応用)
コイル部と回路部を備えた印刷配線板に関して、磁性体を印刷配線板に組み込むことで、コイル部で発生する電磁波の回路部への侵入を防ぐ優位性は、製品の小型化や、コイル部の配置領域の制限により限界となった効率を向上させることができる点である。この優位性は、例えば、ワイヤレス給電(無線給電)のQi規格や、ICタグなどに利用されるRF−IDで用いられる周波数帯においても応用することができる。
そのため、基板内部の回路部を磁性体で覆ったもの、基板内部の回路部の直上を開口したもの、磁性体無しの、それぞれの印刷配線板を用いて、IC実装部を含む回路部の表面中心付近の3×3×0.1(mm)範囲の、各周波数帯(125kHz、13.56MHz)における最大磁界強度のシミュレーションを実施した。
図7は、Qi規格(125kHz)の周波数帯における結果を示すグラフである。このときの磁性体(フェライト)の物性値は、比誘電率12、比透磁率650、導電率0.01[S/m]、フェライト組成がNi-Zn-Fe2-O3である。
図7より、125kHzの周波数帯において、回路部の直上の磁性体を開口したものは、磁性体なしと比較して、磁界強度が17A/m程度低減していることがわかる。また、125kHzにおいて、回路部を磁性体で覆ったものよりも、回路部の直上を開口したものの場合は3A/m程度増加するが、磁性体なしと比較すると磁界強度は低い値となっており、回路部を防護していることがわかる。
図8は、Qi規格(125kHz)で用いられる周波数帯における送信側基板から対向した受信側基板に伝わった電力比率(効率)のシミュレーションを示すグラフである。図8から、磁性体の効果により、効率が改善しているのがわかる。また、回路部を磁性体で覆った場合と、回路部の直上を開口した場合の差異は軽微であることがわかる。
図9は、RF−ID規格(13.56MHz)の周波数帯における結果を示すグラフである。このときの磁性体(フェライト)の物性値は、比誘電率12、比透磁率110、導電率0.01[S/m]、フェライト組成がNi-Zn-Fe2-O3である。
図9より、13MHzの周波数帯において、回路部の直上の磁性体を開口したものは、磁性体なしと比較して、磁界強度が0.5A/m程度低減していることがわかる。また、13MHzにおいて、回路部を磁性体で覆ったものよりも、直上を開口したものの場合は0.7A/m程度増加するが、磁性体なしと比較すると磁界強度は低い値となっており、回路部を防護していることがわかる。
図10は、RF−ID規格(13.56MHz)で用いられる周波数帯における送信側基板から対向した受信側基板に伝わった電力比率(効率)のシミュレーションを示すグラフである。図10から、磁性体の効果により、効率が改善しているのがわかる。また、回路部を磁性体で覆った場合と、開口した場合の差異は軽微であることがわかる。
図7〜10より、印刷配線板に設けた回路部の周囲に磁性体を設けることで、送受電アンテナ間の通信および(無線)給電効率を改善することができることがわかる。
以上、本開示の印刷配線板の製造方法および印刷配線板を説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改善や改良が可能である。例えば、本開示では第2の磁性体32の側壁部321はスリット4を貫通し、基板10a上に突出しているが、これに限定されず、第2の磁性体32は基板10a内部の回路部2を囲うならば、側壁部321は非貫通であってもよい。この場合、スリット4も基板10aを非貫通であってもよい。
本開示によれば、印刷配線板の基板内部に収容した部品と、この部品と電気的に接続する回路部とを設けているので、小型化・薄型化が可能になる。また、コイル部で発生する電磁波の回路部への影響を、コイル部上およびコイル部と回路部との間に備えた磁性体で防ぐことで、回路部の誤動作を防止できる。さらに、磁性体により、送受電アンテナ間の通信および(無線)給電効率を改善することができる。
1 コイル部
2、2´ 回路部
3 磁性体
4 スリット
11 送信側基板
12 受信側基板
20、20´ 部品
30 開口部
31 第1の磁性体
32 第2の磁性体
33 蓋部
321 側壁部
322 底部
311 孔部
10、10´、100 印刷配線板
10a 基板

Claims (8)

  1. 基板と、該基板の内部に設けられた回路部と、
    前記基板の内部に収容され、前記回路部と電気的に接続する部品と、
    前記基板の第1面における、前記回路部の周囲に設けられたコイル部と、
    該コイル部および前記回路部を前記基板の同じ面側から覆うための第1の磁性体と、
    前記回路部と前記コイル部との間に設けられた第2の磁性体と、
    を備え、
    前記基板が、前記回路部と前記コイル部との間にスリットを有しており、
    前記第2の磁性体が、底部と少なくとも1つの開口部を有し、前記底部に繋がる側壁部とを含むトレイ形状を成しており、
    前記底部は前記基板の前記第1面の反対に位置する第2面に配置されており、
    前記側壁部は前記スリット内に位置し、前記基板に固定されていることを特徴とする印刷配線板。
  2. 前記第2の磁性体が、基板上に形成された回路部を覆うための蓋部をさらに含む請求項1に記載の印刷配線板。
  3. 前記第1および前記第2の磁性体の少なくとも一方が、スピネルフェライトで形成されている請求項1または2に記載の印刷配線板。
  4. 前記第1および前記第2の磁性体の少なくとも一方が、0.1mm以上の厚みを有する請求項1〜3のいずれかに記載の印刷配線板。
  5. 回路部が基板上にも形成される請求項1〜4のいずれかに記載の印刷配線板。
  6. 基板の内部に回路部を形成し、該回路部の周囲にコイル部を形成する工程と、
    前記基板の内部に部品を収容し、この部品と前記回路部とを電気的に接続する工程と、
    前記基板の、前記回路部と前記コイル部との間にスリットを形成する工程と、
    前記コイル部および前記回路部を前記基板の同じ面側から第1の磁性体で覆う工程と、
    底部と、少なくとも1つの開口部を有する側壁部とを有し、トレイ形状を成す第2の磁性体を準備し、前記側壁部を前記コイル部の形成面と反対側の面から前記スリットに挿入して前記基板に固定する工程と、
    を含むことを特徴とする印刷配線板の製造方法。
  7. 回路部を基板上にも設け、部品と電気的に接続する工程をさらに含む請求項6に記載の印刷配線板の製造方法。
  8. 前記回路部を覆うための蓋部を、前記第2の磁性体に形成する工程をさらに含む請求項6または7に記載の印刷配線板の製造方法。
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