JP6774530B2 - レンズユニットおよびカメラモジュール - Google Patents
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Description
このレンズユニットにおいては、筒状の鏡筒に一群のレンズとして、複数のレンズが略鏡筒内に光軸方向に重ねて配置されている。
例えば、黒染め処理無しの金属製鏡筒の内径の加工精度が±0.005〜±0.007mm程度であるのに対して、黒染め処理を施した後の厚み精度(内径精度)が±0.015〜±0.017mm程度となり、このため特にレンズの光軸と直交する偏心精度を高めることができない。したがって、レンズの光軸の偏心精度を高めることができない。
前記レンズユニットにより結像された画像を撮像する撮像素子とを備えることを特徴とする。
図1および図2に示すように、この実施の形態のレンズユニット100は、鏡筒1と、鏡筒1内に配置される複数(本例では5枚)のレンズ2,3,4,5,6と、鏡筒1のレンズ2,3,4,5,6が像を結ぶ結像側(撮像素子7が配置される側)の端部に配置される光学フィルタ8と、レンズ2とレンズ6との間に配置される複数(本例では3枚)の環状の遮光リング22,23,24および複数(本例では3つ)の環状のスペーサ(中間環)25,26,27と、鏡筒1の結像側の端部の端面と光学フィルタ8との間に挟まれている環状の遮光リング28とを備えている。
このレンズユニットは、例えば、自動車の後方側や前方側、自動車の周囲を撮影するために設けられる車載カメラに用いられる。
この鏡筒1には、その内面および結像側(撮像素子7が配置される側)の端部の端面を含めてすべての部分に、黒染め処理が施されていない。
なお、鏡筒1の外形部は、意匠的な理由等で黒染め処理を施しても良い。重要な点は、レンズ2,3,4,5,6を光軸OAと直交する方向に位置規制をする鏡筒1の内面および結像側端部の端面が、黒染め処理されていないことである。
ここで、黒染め処理とは、ステンレス鋼の代表的な処理として、例えば、黒色三価クロムめっき処理、アルミ合金の代表的な処理として、例えば、黒色アルマイト処理が挙げられる。これらの黒染め処理は、良好な反射防止機能を有する反面、膜厚バラツキが大きく、金属鏡筒の精度低下を招く問題を抱えている。
また、スペーサ27、スペーサ26およびスペーサ25は、本例ではステンレス鋼あるいはアルミニウム合金等の金属から形成されている。
また、スペーサ(中間環)25,26,27は、SUS303(オーステナイト系ステンレス鋼)製であり、黒色三価クロムめっきを表面に施すことで、反射防止機能を有する。スペーサ25,26,27は、レンズの光軸OAと直交する方向の位置規制をする訳ではないので、黒染めの厚みバラツキによる精度低下の問題はない。スペーサ25,26,27の材質は、アルミニウム合金、例えばA5056にサテン処理(化学的または物理的凹凸処理)を行った後、黒色アルマイト処理をすることでも代用出来る。
なお、光学フィルタ8は、上述のように特定の周波数成分を除去するものならば、赤外線カットフィルタに限られるものではない。
このように構成されたレンズユニット100は、台座としてのホルダー(マウント)200に取り付けられる。ホルダー200は、レンズユニット100が取り付けられる筒部202と、筒部202の外周面から袴状に外方および下方に延びる基部203とを備えている。基部203の先端は、筒部202の結像側の端よりも撮像素子7側に突出している。ホルダー200は、ステンレス鋼あるいはアルミニウム合金等の金属から形成されている。ホルダー200をアルミニウム合金で形成する場合には、ダイキャスト工法で製造できるため、より複雑な形状にすることができる。
を雌ねじ223にねじ込むことで、ホルダー200に取り付けられる。
この突出部225は、ダストトラップ部を構成する。すなわち、上述のように、鏡筒1を回転させてピント調整を行う際に、金属製のねじ同士を歯み合わせるので、鏡筒1およびホルダー200の雄ねじ72および雌ねじ223の削れ粉が撮像素子7に落下し、画像に黒いシミが発生する虞がある。そこで、突出部225の撮像素子7側の面に粘着物質を塗布したダストトラップ部を形成して、削れ粉をダストトラップ部に付着させ、画像へのシミの発生を防止することができる。
撮像素子7は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)といった一般的な撮像素子により構成される。撮像素子7の撮像面(主面)には複数の画素がマトリクス状に形成されている。撮像素子7は、配線基板上に配置され、ホルダー200の基部203の内側の収納空間に収納される。
また、光学フィルタ8が鏡筒1に接着剤72により固定されているので、鏡筒1の凹部62の底面63に遮光リング28を配置し、光学フィルタ8を鏡筒1の凹部62に接着剤72により固定することにより、遮光リング28を固定することができるため、遮光リング28の取り付け作業を効率的に行うことができる。
また、上述の実施の形態においては、遮光リング22,23,24,28およびスペーサ25,26,27をすべて金属製にしたが、これらの一部または全部を樹脂製等の他の材料のものにしても良い。
また、上述の実施の形態においては、ホルダー200を金属製としたが、樹脂製等の他の材料ものにしても良い。
また、上述の実施の形態においては、光学フィルタ8を金属製にしたが、樹脂製等の他の材料のものにしても良い。この場合、レンズの光軸OAの偏心精度は低下する虞があるが、金属製の鏡筒1の内面に黒染め処理等の反射防止処理を施さなくても、ゴーストやフレアを抑制するための反射防止を図ることができる。
また、上述の実施の形態においては、鏡筒1に光学フィルタ8を接着剤72により固定するようにしたが、他の方法により固定するようにしてもよい。
2,3,4,5,6 レンズ
8 光学フィルタ
28 遮光リング
63 凹部の底面(端面)
72 接着剤
100 レンズユニット
Claims (4)
- 鏡筒の内側に、複数のレンズが軸方向に並べて配置されたレンズユニットと、前記レンズユニットを保持するホルダと、前記レンズユニットの像側に配置され、前記複数のレンズにより結像された画像を撮像する撮像素子とを備えるカメラモジュールであって、
前記鏡筒は、
物体側外周面に形成された鏡筒側嵌合部と、
像側外周面に形成された雄ねじ部とを備え、
前記物体側外周面の径は、前記像側外周面の径より大きく、
前記ホルダは、
内周側に前記鏡筒を保持する筒部と、
前記筒部の外周面から像側に延びるように設けられ、前記筒部と前記撮像素子との間隔を規制する基部とを備え、
前記筒部は、
物体側内周面に形成されたホルダ側嵌合部と、
像側内周面に形成された雌ねじ部とを備え、
前記物体側内周面の径は、前記像側内周面の径より大きく、
前記基部は、前記ホルダ側嵌合部と前記雌ねじ部との境界部における外周面から外方に延び、
前記鏡筒側嵌合部と前記ホルダ側嵌合部とが嵌合し、前記雄ねじ部が前記雌ねじ部にねじ込まれるようになっている
ことを特徴とするカメラモジュール。 - 前記鏡筒の内側の前記複数のレンズにおける隣り合うレンズの間にスペーサが配置され、前記スペーサの内周面に、ねじ形状が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
- 前記ホルダの前記基部は、前記筒部の外周面から袴状に外方および像側に向かって延び、前記基部の像側の端部は、前記筒部の像側の端部よりも前記撮像素子側に突出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカメラモジュール。
- 前記ホルダの前記筒部の像側の端部には、径方向内側に向かって延びる突出部が形成され、前記突出部には粘着物質が塗布されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のカメラモジュール。
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