JP6774130B1 - ペットボトルキャップ及びペットボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】ラベルの有無等、ペットボトル本体の条件に関わらず、キャップを保持することができるペットボトルキャップを提供する。【解決手段】ねじ切り式のペットボトルキャップ2であって、キャップ本体10と、キャップ本体10と切り離し可能なリング部20と、を備え、リング部20は、キャップ本体10を保持し、第1アーム部23と、第2アーム部24と、キャップ本体10の周縁部12が嵌合する窪み部26とを備えるキャップホルダー部22を有し、キャップホルダー部22は、キャップ本体10を水平位置より30°〜60°の範囲で傾斜した状態で保持し、キャップ本体10は、キャップホルダー部22の窪み部26に嵌った状態で、キャップ本体10の周縁部12が窪み部26に当接することによりキャップ本体10の動きが規制されている、ペットボトルキャップ2を提供する。【選択図】図6

Description

本開示は、取外したキャップを保持する機能を有するペットボトルに関する。
スクリュー式のキャップで飲み口の開閉をする構造を有するペットボトルにおいて、取り外したキャップは、ペットボットルを持っていない手で持つことが多く、この場合には両手が塞がり、例えば、ペットボットルの飲料を飲みながら携帯電話を使用したり、たばこを吸ったりすることができないとの不便さがあった。
また、キャップをテーブル等の上に置く場合には、開閉の都度、キャップを取りに行ったり、置きに行ったりする必要があり、非常に煩雑であった。
更に、野外でペットボットルの飲料を飲む場合にはキャップの置き場に困ることが多く、不適当な場所に置いてしまう等、衛生面においても問題があった。
この対策として、ペットボットルに貼り付けられたラベルを利用し、キャップに設けられたクリップでラベルに係止する技術が開示されている(特許文献1)。
登録実用新案公報第3157292号公報
近年、環境保全の観点から、ペットボットルの回収、リサイクルの促進が重要課題となっている。一方で、ペットボトルが回収されてもリサイクルされないで廃棄されるものが多くなっており、その主な原因は、異なる材質で形成されているペットボトル本体とラベルの未分別にある。この対応として、飲料メーカーにおいては、ラベルのないペットボトル製品を開発し、販売する動きが拡大している。
しかし、上記のような従来技術では、ラベルのないペットボトルの場合には、キャップを係止することができない、という問題があった。
そこで、本開示は、ラベルの有無等、ペットボトル本体の条件に関わらず、キャップを保持することができるペットボトルキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下によって把握される。
(1)本発明のペットボトルキャップは、ねじ切り式のペットボトルキャップであって、ねじ切り後に切り離されるキャップ本体と、前記キャップ本体の下端に設けられ、前記キャップ本体と切り離し可能なリング部と、を備え、前記リング部は、前記キャップ本体を保持するキャップホルダー部を有し、前記キャップホルダー部は、前記リング部の上側に設けられ、前記リング部の上端部よりも上側に突出しないよう前記リング部から略水平方向に延びる第1アーム部と、前記リング部の下側に設けられ、前記リング部から略水平方向に前記第1アーム部よりも長く延びるとともに、前記延びた端部から前記リング部の前記上端部より上側に突出しないよう略垂直方向に延びる第2アーム部と、前記第1アーム部と前記第2アーム部とによって形成され、前記キャップ本体の周縁部が嵌合する窪み部と、を有し、前記キャップホルダー部は、前記キャップ本体を水平位置より30°〜60°の範囲で傾斜した状態で保持し、前記キャップ本体は、前記第1アーム部と前記第2アーム部に挟まれるとともに、前記キャップホルダー部の前記窪み部に嵌った状態で、前記キャップ本体の周縁部が前記窪み部に当接することにより前記キャップ本体の動きが規制されている。
(2)上記(1)において、前記キャップ本体は、前記周縁部の厚みが前記周縁部の上部より厚く構成されており、前記窪み部の入口部の幅が、前記周縁部の厚みと略同寸法である。
(3)上記(2)において、前記周縁部の厚みと前記入口部の幅の差である(厚み−幅)が、−0.1mm以上であって0.5mm以下の範囲である。
(4)上記(2)又は(3)において、前記入口部の幅が、前記入口部の中央付近において前記周縁部の厚みと略同寸法であり、前記入口部の端部において前記周縁部の厚みより広く構成されている。
(5)上記(2)から(4)のいずれかにおいて、前記第1アーム部は、前記入口部を形成する先端部が円弧状に形成されており、前記第2アーム部は、前記入口部を形成する内面部が平面状に形成されている。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記キャップホルダー部の引張強さが5.0kgf以上である。
(7)本発明のペットボトルは、上記(1)から(6)のいずれかのペットボトルキャップを有する。
本開示によれば、ラベルの有無等、ペットボトル本体の条件に関わらず、キャップを保持することができるペットボトルキャップを提供することができる。
本発明の実施形態に係るペットボトルの斜視図である。 本発明の実施形態に係るペットボトルにおいてキャップを保持した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るペットボトルキャップにおけるリング部の斜視図である。 本発明の実施形態に係るペットボトルキャップにおけるリング部の側面図である。 本発明の実施形態に係るペットボトルキャップにおけるキャップ本体の側面図及び断面図である。 本発明の実施形態に係るペットボトルにおいて、ペットボトルキャップを保持した状態を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るペットボトルキャップにおけるリング部の上面図である。 本発明の実施形態に係るペットボトルキャップの取り外しを示す図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施形態について詳細に説明する。各実施形態は例示の目的で提示するものであり、本発明は、以下に示す実施形態に何ら限定されるものではない。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
図1は、本発明の実施形態に係るペットボトル1の斜視図である。
図1を用いて、本発明の実施形態に係るペットボトル1について説明する。
図1において、ペットボトル1は、飲料用の容器として一般的に使用されるものであり、通常の飲料水用、ガス圧力による変形を防止する炭酸飲料用、加熱飲料を充填する耐熱用等、様々なタイプのペットボトル1が用いられている。
ペットボトル1は、ペットボトル本体50とペットボトルキャップ2を有している。
ペットボトル本体50は、熱可塑性樹脂であるポリエチレンテレフタレート(PET)を材料として作られている容器であり、着色しない場合には無色透明で内容物を視認できるようになっている。必要に応じて着色して使用される場合もある。
ペットボトルキャップ2は、キャップ本体10とキャップ本体10の下端に設けられているリング部20から構成されている。図1に示すように、未開封の場合には、キャップ本体10とリング部20がブリッジ5で連結されて一体になっている。このように構成することで、例えば、店頭等において故意に開封するような事故を防止している。
図2は、本発明の実施形態に係るペットボトル1において、キャップ本体10を保持した状態を示す斜視図である。
ペットボトルキャップ2は、ねじ切り式であり、キャップ本体10とリング部20が切り離し可能に構成されている。
未開封のペットボトル1において、キャップ本体10を反時計回りに回すと、ブリッジ5が破損して、ねじ切り後にキャップ本体10がリング部20から切り離される。キャップ本体10の内側には雌ねじ16が設けられていて、ペットボトル本体50に設けられている雄ねじ52と螺合しており、反時計回りに回していくと、キャップ本体10がペットボトル本体50から外れ、飲み口51が開放される。この際、リング部20は、ペットボトル本体50に取り付けられたままの状態になっている。
図2に示すように、取り外したキャップ本体10は、ペットボトル本体50に取り付けられたままのリング部20に設けられたキャップホルダー部22によって保持することができる。
このような構成にすることで、取外したキャップ本体10を、ペットボトル本体50を持っていない手で持つ必要がなくなり、例えば、ペットボットルの飲料を飲みながら携帯電話を使用したり、たばこを吸ったりすることができる。
また、キャップをテーブル等の上に置く必要もなく、開閉の都度、キャップを取りに行ったり、置きに行ったりする必要がなくなり、非常に利便性が良くなる。
更に、野外でペットボットルの飲料を飲む場合にキャップの置き場に困ることがなく、衛生面においても有益である。
図3は、本発明の実施形態に係るペットボトルキャップ2におけるリング部20の斜視図である。
図4(a)は、本発明の実施形態に係るペットボトルキャップ2におけるリング部20の側面図であり、図4(b)は窪み部26の拡大図である。
図3及び図4を参照して、リング部20を説明する。
図3に示すように、リング部20は、中空の円柱状に形成されており、内周に向けて固定部29が円周上に設けられており、ペットボトル本体50に嵌め込まれた状態でリング部20がペットボトル本体50から外れないようになっている。
また、リング部20の外周面から外側に突出するようにキャップホルダー部22が設けられている。キャップホルダー部22は、第1アーム部23と第2アーム部24を有している。
図4(a)に示すように、第1アーム部23は、リング部20の上側に設けられており、上面部23bがリング部20の上端部21よりも上側に突出しないようにリング部20から略水平方向に先端部23aまで延びて設けられている。
第2アーム部24は、リング部20の下側に設けられており、リング部20から略水平方向に第1アーム部23よりも長く延びるとともに、延びた端部からリング部20の上端部21より上側に突出しないように先端部24aが略垂直方向に延びている。
そして、第1アーム部23と第2アーム部24によって窪み部26が形成されている。図3に示すように、窪み部26は、第1アーム部23と第2アーム部24の幅方向全域に亘って貫通するように設けられており、キャップ本体10が嵌合できるように形成されている。
図4(b)に示すように、窪み部26は、リング部20を側面から見ると、第1アーム部23の下面部23d、第2アーム部24の上面部24d及び奥面部28により囲まれるように形成されている。そして、第1アーム部23の角部23cとこれに対向する第2アーム部24の角部24cの間に入口部27が形成されている。
入口部27は幅Aとなっており、入口部27からキャップ本体10が挿入されて、窪み部26において嵌合して保持される。
図5は、本発明の実施形態に係るペットボトルキャップ2におけるキャップ本体10を示す図であり、図5(a)は側面図、図5(b)は断面図である。
図5(a)に示すように、キャップ本体10は、側面から見ると、胴部11と略平面状の上面部13と底面部14により略円柱状に形成されている。胴部11の表面には図示しない凹凸が設けられており、ペットボトル1を開封する際や開封後のキャップ本体10の着脱において、指で胴部11を挟持して回転する際に滑りにくくしている。この滑り止めは、キャップ本体10の軸断面形状が丸形の場合には特に重要であるが、例えば、キャップ本体10の軸断面形状が多角形に形成されている場合には、この形状自体で滑り止め効果を有するため、必ずしも必要ではない。
キャップ本体10の底面部14の外周部である周縁部12は、胴部11よりも外径が大きく形成されている。そして、胴部11と周縁部12は、斜めの面である斜面15で接続されており、これらによってキャップ本体10の外形が形成されている。周縁部12は同じ径の部分を一定高さまで形成し、斜面15につなげるようにしてもよい。
図5(b)に示すように、キャップ本体10は胴部11と上面部13がほぼ一定程度の厚みの樹脂で形成され、それ以外は中空なっている。
胴部11の内側には、雌ねじ16が設けられており、ペットボトル本体50の雄ねじ52と螺合して、飲み口51を遮蔽する。
雌ねじ16の最下部から底面部14までは、雌ねじ16の谷とほぼ同径の内周部17が形成されている。
雌ねじ16の最下部から底面部14までにおいて、周縁部12の厚みである厚みBが、最も厚くなっており、斜面15から胴部11にかけて徐々に厚みが薄くなるように形成されている。
図6は、本発明の実施形態に係るペットボトル1において、ペットボトルキャップ2を保持した状態を示す図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は保持する部分を拡大した断面図である。
図6(a)に示すように、ペットボトル1において、ペットボトル本体50の雄ねじ52の下方にリング部20が嵌め込まれており、リング部20に設けられたキャップホルダー部22によりキャップ本体10が保持されている。
キャップ本体10は、キャップホルダー部22によって傾斜した状態で保持されている。この状態で、上面部13がペットボトル本体50の飲み口51をなす平面(水平位置)となす角度θは、20°〜70°の範囲が好適であり、より好ましくは30°〜60°であり、更に好ましくは35°〜60°である。
角度θが小さいと、キャップ本体10がより上側の位置となり、キャップホルダー部22によりキャップ本体10が保持された状態で、飲み口51から飲料を飲む際にキャップ本体10が邪魔になってしまい、好適ではない。
一方、角度θが大きいと、キャップ本体10がより下側の位置となり、キャップホルダー部22によりキャップ本体10が保持された状態で、キャップ本体10がペットボトル本体50に干渉してしまう。これを避けるために、結果として、ペットボトル本体50の形状や寸法を設計する際の制約となり、多様な形状や大きさのペットボトル本体50にペットボトルキャップ2を使用することができなくなるため、好適ではない。
図6(b)において、キャップ本体10は、第1アーム部23と第2アーム部24に挟まれるとともに、キャップホルダー部22の窪み部26に嵌った状態で、キャップ本体10の周縁部12が窪み部26に当接することによりキャップ本体10の動きが規制されている。
すなわち、キャップ本体10は胴部11の外周面が第1アーム部23の角部23cにより規制され、内周部17が第2アーム部24の角部24cによって規制され、更に周縁部12が窪み部26の奥面部28に当接しており、これら3点によって支持することによりキャップ本体10動きが規制されて、図6(a)に示す角度θが所定の範囲になるように保持される。
キャップ本体10をペットボトル本体50から外した後、キャップホルダー部22に指で嵌め込んで保持する。キャップ本体10をキャップホルダー部22に嵌め込む際、キャップホルダー部22の入口部27に斜め上方から方向Pに沿って挿入していく。
図5(b)に示すとおり、キャップ本体10は、周縁部12の厚みである厚みBが、周縁部12の上部より厚く構成されている。図6(b)において、窪み部26の入口部27の幅である幅Aが、厚みBと略同寸法又は厚みBが幅Aより若干大きく構成されている。例えば、厚みBと幅Aの差である(厚みB−幅A)が、−0.1mm以上であって0.5mm以下の範囲が好適であり、より好ましくは、0mm以上であって0.3mm以下の範囲である。
このため、周縁部12が入口部27を通過する際、抵抗力が生じ、ある程度強く挿入することで周縁部12が入口部27の奥に形成された窪み部26に進入する。この状態で、厚みBより薄い内周部17が入口部27の位置になり、若干の隙間が生じてキャップ本体10に少し自由度が生まれるが、更に進入することで周縁部12が奥面部28に当接するため、キャップ本体10の動きが規制されて、所定の姿勢のまま保持される。
したがって、キャップホルダー部22によりキャップ本体10が保持された状態において、ペットボトル本体50を振ってもキャップ本体10が外れることはない。
また、方向Pと逆方向である方向Qの方向にキャップ本体10を引いてキャップ本体10を外す場合には、入口部27を通過する際に、周縁部12が抵抗力を受けるため、強い力で引き抜く必要がある。
図7は、本発明の実施形態に係るペットボトルキャップ2におけるリング部20の上面図である。
図7に示すように、入口部27の中央付近の幅Aは、周縁部12の厚みBと略同寸法である。幅Aの好適な範囲も先に説明したとおりである。なお、図7は上面から見た図であるが、図7における幅Aは、図6(b)で示す幅Aに相当するものである。
これに対して、入口部27の端部の幅Abは、幅Aより広くなっている。したがって、端部の幅Abは、キャップ本体10の周縁部12の厚みBより広く構成されている。
図7に示すように、第1アーム部23は、入口部27を形成する先端部23aが円弧状に形成されており、第2アーム部24は、入口部27を形成する内面部24bが平面状に形成されている。
このような構成にすることで、入口部27の端部の幅Abは、入口部27の中央付近の幅Aより広くなる。なお、幅Aより幅Abが広くなる構成は、先端部23aが円弧状に形成される構成に限定されるものではない。例えば、幅Abが幅Aより広くなるように、先端部23aが中央付近では内面部24bと並行な平面で形成されており、端部において内面部24bに対して斜面となるように形成されていてもよい。
図8は、本発明の実施形態に係るペットボトルキャップ2の取り外しを示す図である。
図6(b)で示すように、方向Qの方向にキャップ本体10を引いてキャップホルダー部22からキャップ本体10を外す場合には、入口部27を通過する際に、周縁部12が抵抗力を受けるため、強い力で引き抜く必要がある。
図7に示すように、入口部27を、端部の幅Abが周縁部12の厚みBより広くなる構成にすることにより、図8において、キャップ本体10を方向Rに回転させることで、周縁部12が入口部27の端部において干渉することがなく、入口部27に沿うようにして、入口部27からの抵抗力を殆ど受けることなく、キャップ本体10を外すことができる。方向Rに回転させる際に、周縁部12が点接触に近い状態で入口部27から外れるためである。
図8(a)において、キャップ本体10は、キャップホルダー部22の窪み部26に嵌った状態で保持されている。キャップ本体10の底面部14において、キャップホルダー部22の中央付近を通る軸を中心にして方向Rの方向にキャップ本体10をその位置で裏返すように回転させる。
図8(b)に示すとおり、第1アーム部23の先端部23aと第2アーム部24の内面部24bにより形成される入口部27の端部の幅Abをキャップ本体10の周縁部12が先端部23aに沿うようにガイドされて、殆ど抵抗を受けないで通過する。
図8(c)に示すように、キャップホルダー部22のすぐ近傍において、キャップ本体10を僅かな力で容易に取り外すことができる。
キャップ本体10を方向Rに回転させる力は、そのままの位置でキャップ本体10を裏返す方向の力に近いものであり、ペットボトル本体50を振っても方向Rに回転させる力をキャップ本体10が受けることは殆どない。このため、取り外す意図が無いにも関わらずキャップ本体10が外れてしまうという事故を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態においては、ペットボトル本体50のラベルの有無等の条件に関わらず、ペットボトル1を開封してペットボトル本体50から取り外したキャップ本体10を、開封した際にペットボトル本体50に残るリング部20に設けられたキャップホルダー部22に嵌合させて、容易に保持することができる。
そして、この状態で、ペットボトル本体50の中の飲料を飲むことができ、この際、キャップ本体10が邪魔になることがない位置(角度)に保持することができる。
また、ペットボトル本体50を振る等して外力が生じた場合であっても、キャップ本体10が外れてしまう事故を防止することができる。
更に、キャップホルダー部22からキャップ本体10を取り外す際は、キャップ本体10を裏返すように回転させることで、容易に取り外すことができる。
なお、キャップホルダー部22について引張試験を行い、必要な強度について確認した。この結果、キャップホルダー部22の引張強さは、5.0kgf以上であることが好適である。この強さ以上であれば、通常の使用において、キャップホルダー部22が破損することはない。より好しくは、キャップホルダー部22の引張強さは、8.0kgf以上であり、更に好ましくは、10.0kgf以上である。
キャップホルダー部22の引張強さは、キャップホルダー部22の形状、材質等により適切な範囲にすることが可能である。
キャップホルダー部22は、ペットボトルキャップ2としてキャップ本体10と一体成型されるため、キャップ本体10と同じ材質になる。
キャップ本体10は、比重が1未満の素材を使用することとされている。これは、リサイクルの際に、ペットボトル本体50の素材であるPET(比重約1.34〜1.39)とキャップ本体10の素材を水による比重分離によって容易に分離できるようにするためのガイドラインである。比重が1未満の樹脂材料ということで、キャップ本体10の素材としては、ポリプロピレン(PP、比重約0.90)、ポリエチレン(PE、比重約0.94〜0.96)等が使用される。
以上、具体的な実施形態に基づいて本発明を説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良を実施しても良い。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良を施したものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 ペットボトル
2 ペットボトルキャップ
5 ブリッジ
10 キャップ本体
11 胴部
12 周縁部
13 上面部
14 底面部
15 斜面
16 雌ねじ
17 内周部
20 リング部
21a 上端部
21b 下端部
22 キャップホルダー部
23 第1アーム部
23a 先端部
23b 上面部
23c 角部
23d 下面部
24 第2アーム部
24a 先端部
24b 内面部
24c 角部
24d 上面部
26 窪み部
27 入口部
28 奥壁
29 固定部
50 ペットボトル本体
51 飲み口
52 雄ねじ

Claims (7)

  1. ねじ切り式のペットボトルキャップであって、
    ねじ切り後に切り離されるキャップ本体と、
    前記キャップ本体の下端に設けられ、前記キャップ本体と切り離し可能なリング部と、を備え、
    前記リング部は、前記キャップ本体を保持するキャップホルダー部を有し、
    前記キャップホルダー部は、
    前記リング部の上側に設けられ、前記リング部の上端部よりも上側に突出しないよう前記リング部から略水平方向に延びる第1アーム部と、
    前記リング部の下側に設けられ、前記リング部から略水平方向に前記第1アーム部よりも長く延びるとともに、前記延びた端部から前記リング部の前記上端部より上側に突出しないよう略垂直方向に延びる第2アーム部と、
    前記第1アーム部と前記第2アーム部とによって形成され、前記キャップ本体の周縁部が嵌合する窪み部と、を有し、
    前記キャップホルダー部は、前記キャップ本体を水平位置より下側に傾斜した状態で保持し、
    前記キャップ本体は、前記第1アーム部と前記第2アーム部に挟まれるとともに、前記キャップホルダー部の前記窪み部に嵌った状態で、前記キャップ本体の周縁部が前記窪み部に当接することにより前記キャップ本体の動きが規制されており
    前記キャップ本体は、前記キャップホルダー部に保持された位置で回転させることで前記キャップホルダー部から外れる、
    ペットボトルキャップ。
  2. 前記キャップ本体は、前記周縁部の厚みが前記周縁部の上部より厚く構成されており、
    前記窪み部の入口部の幅が、前記周縁部の厚みと略同寸法である、請求項1に記載のペットボトルキャップ。
  3. 前記周縁部の厚みと前記入口部の幅の差である(厚み−幅)が、−0.1mm以上であって0.5mm以下の範囲である、請求項2に記載のペットボトルキャップ。
  4. 前記入口部の幅が、前記入口部の中央付近において前記周縁部の厚みと略同寸法であり、前記入口部の端部において前記周縁部の厚みより広く構成されている、請求項2又は請求項3に記載のペットボトルキャップ。
  5. 前記第1アーム部は、前記入口部を形成する先端部が円弧状に形成されており、
    前記第2アーム部は、前記入口部を形成する内面部が平面状に形成されている、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のペットボトルキャップ。
  6. 前記キャップホルダー部の引張強さが5.0kgf以上である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のペットボトルキャップ。
  7. 前記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のペットボトルキャップを有するペットボトル。
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