JP6773937B1 - パワーコンディショナ - Google Patents

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Abstract

パワーコンディショナ(1)は、車両(2)の駆動用バッテリ(21)から供給される第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する第1変換部(11)と、第1変換部(11)によって得られた第2の直流電圧を交流電圧に変換する第2変換部(12)と、第2変換部(12)と電力系統(3)とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える連系リレー(13)と、第2変換部(12)と負荷(4)とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える自立リレー(14)と、第1変換部(11)、第2変換部(12)、連系リレー(13)及び自立リレー(14)を制御する制御部(15)と、第1変換部(11)によって得られた第2の直流電圧をもとに電源を生成して制御部(15)に電源を供給する電源部(16)とを有する。

Description

本発明は、車両の駆動用バッテリから供給される直流電圧を交流電圧に変換するパワーコンディショナに関する。
V2H(Vehicle to Home)システムに代表される電気自動車充放電システムにおけるパワーコンディショナは、電力系統において停電が発生した場合、動作を停止する。そのため、停電時に車両の駆動用バッテリの電力を住宅の負荷に供給するためには、パワーコンディショナを起動させる電源が必要である。従来、車両に駆動用バッテリと共に補機用バッテリを設けておき、停電時に補機用バッテリをパワーコンディショナに接続してパワーコンディショナを起動させるために補機用バッテリを用いる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−143710号公報
従来の技術では、停電時に、ユーザが例えばアクセサリーソケットを用いて離れた場所に位置する補機用バッテリとパワーコンディショナとを接続する必要があり、補機用バッテリとパワーコンディショナとを接続することはユーザにとって利便性が悪い。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電力系統に異常が発生してもユーザの利便性を低下させることなく動作するパワーコンディショナを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両の駆動用バッテリから供給される第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する第1変換部と、第1変換部によって得られた第2の直流電圧を交流電圧に変換する第2変換部と、第2変換部と電力系統とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える連系リレーと、第2変換部と負荷とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える自立リレーと、第1変換部、第2変換部、連系リレー及び自立リレーを制御する制御部と、第2の直流電圧と電力系統の交流電圧との一方又は双方をもとに電源を生成して制御部に電源を供給する電源部とを有する。駆動用バッテリから供給される第1の直流電圧は、車両と制御部間の通信により、車両が駆動用バッテリを接続することで供給される。制御部は、電力系統に異常が生じる可能性を示す情報を受け取った場合、又は電力系統の異常に備えて制御を行うよう指示された場合、第1変換部と車両の駆動用バッテリとが接続され、第1変換部が動作して、電源部が第1変換部によって得られた第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態で制御を行う。
本発明は、電力系統に異常が発生してもユーザの利便性を低下させることなく動作することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかるパワーコンディショナの構成を示す図 実施の形態1にかかるパワーコンディショナに関連する状況の変化を示す図 実施の形態2にかかるパワーコンディショナの構成を示す図 実施の形態2にかかるパワーコンディショナの動作の手順の例を示すフローチャート 実施の形態3にかかるパワーコンディショナの構成を示す図 異常が発生した場合の実施の形態1から3にかかる各パワーコンディショナ及び車両における複数の構成要素の各々の動作の可否を示す図 実施の形態1にかかるパワーコンディショナが有する制御部、検出部及びインターフェース部の一部の機能がプロセッサによって実現される場合のプロセッサを示す図 実施の形態1にかかるパワーコンディショナが有する制御部、検出部及びインターフェース部の一部又は全部が処理回路によって実現される場合の処理回路を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかるパワーコンディショナを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1の構成を説明する。図1は、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1の構成を示す図である。パワーコンディショナ1は、車両2の駆動用バッテリ21に接続されて駆動用バッテリ21から供給される第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する第1変換部11を有する。図1には、電力を生み出す機能を持つ駆動用バッテリ21を有する車両2も示されている。図1において、実線は電力が伝達する線を示しており、破線は信号が伝達する線を示している。実線における矢印は、電力が伝達する向きを示しており、破線における矢印は、信号が伝達する向きを示している。
パワーコンディショナ1は、第1変換部11によって得られた第2の直流電圧を交流電圧に変換する第2変換部12と、第2変換部12と電力系統3とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える連系リレー13とを更に有する。図1には、電力系統3も示されている。第2変換部12は、電力系統3から供給される交流電圧を直流電圧に変換する機能も有する。
パワーコンディショナ1は、第2変換部12と負荷4とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える自立リレー14を更に有する。図1には、負荷4も示されている。負荷4は、電力を消費する機器である。パワーコンディショナ1は、第1変換部11、第2変換部12、連系リレー13及び自立リレー14を制御する制御部15を更に有する。制御部15は、車両2に含まれている車両側制御部22に接続される。車両側制御部22は、駆動用バッテリ21の接続を制御する。制御部15及び車両側制御部22はいずれも、相手方に制御信号を送信し、相手方から送信された制御信号を受信する。
パワーコンディショナ1は、電力系統3の交流電圧、又は第1変換部11によって得られた第2の直流電圧をもとに電源を生成して制御部15に電源を供給する電源部16を更に有する。電源部16は、第1変換部11、第2変換部12、制御部15及び電力系統3に接続されている。パワーコンディショナ1は、電力系統3に異常が生じた場合の当該異常を検出する検出部17を更に有する。異常のひとつの例は、停電である。異常の別の例は、電力系統3が供給する交流電圧の電圧値が正常であると定められている値を超えることである。異常の更に別の例は、電力系統3が供給する交流電圧の周波数の値が正常であると定められている値を超えることである。以下では、異常は停電であると仮定する。パワーコンディショナ1は、ユーザから指示を受け付けるインターフェース部18を更に有する。
例えば、インターフェース部18は、電力系統3からパワーコンディショナ1に供給される交流電力を用いることなくパワーコンディショナ1を運転させる自立運転と、電力系統3からパワーコンディショナ1に供給される交流電力をもとにパワーコンディショナ1を運転させる連系運転とのうちのいずれかの運転をパワーコンディショナ1に行わせるための指示をユーザから受け付ける。つまり、インターフェース部18は、自立運転と連系運転との切り替えについての指示をユーザから受け付ける。インターフェース部18は、受け取った指示を制御部15に出力する。制御部15は、インターフェース部18から出力された指示をもとに制御を行う。自立運転及び連系運転については、後にも説明する。
上述の通り電源部16が電力系統3に接続されているので、制御部15は、電力系統3に停電が生じる前、電力系統3からパワーコンディショナ1に供給される交流電力をもとに動作する。電力系統3に停電が生じると、電力系統3からパワーコンディショナ1に供給される交流電圧は0Vになる。
制御部15は、第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されていて第2変換部12と電力系統3とが連系リレー13を介して接続されている状態で電力系統3に停電が生じたことが検出部17によって検出された場合、電力系統3に停電が生じたこと示す検出結果を検出部17から取得し、電源部16が第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態で制御を行う。第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されていて第2変換部12と電力系統3とが連系リレー13を介して接続されている状態は、電力系統3に停電が生じる前において連系運転が行われている状態を含む。
従来の技術では、電力系統3の交流電圧、又は車両2の補機用バッテリの直流電圧をもとに電源が生成される。そのため、従来の技術では、図1において、第1変換部11及び第2変換部12と電源部16とを接続する線は存在せず、車両2の補機用バッテリと、補機用バッテリと電源部16とを接続する線とが必要になる。図1には、補機用バッテリは記載されていない。
次に、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1の動作を説明する。図2は、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1に関連する状況の変化を示す図である。具体的には、図2は、電力系統3が正常であって第2変換部12と電力系統3とが連系リレー13を介して接続されている状態で電力系統3に停電が発生した場合のパワーコンディショナ1に関連する状況の変化を示している。
更に言うと、図2は、電力系統3の状態と、パワーコンディショナ1の運転の状態と、第1変換部11の動作の状態と、第2変換部12の動作の状態と、連系リレー13の状態と、自立リレー14の状態と、電力系統3からパワーコンディショナ1に供給される交流電圧と、第2の直流電圧と、電源部16との各々が時間の経過と共に変化する又は変化しない状況を示している。図2の「運転状態」は、パワーコンディショナ1の運転の状態を意味している。図2では、上記の交流電圧の値は実効値で示されており、交流電圧及び第2の直流電圧の値は、パワーコンディショナ1が停止するレベルの値と比較して示されている。
図2に示す通り、パワーコンディショナ1は、電力系統3に停電が発生するまで連系運転を行う。図2の例では、停電が発生する前、第2変換部12と負荷4とは接続されていない。停電が発生すると、パワーコンディショナ1の運転の状態は、連系運転の状態から待機の状態に移行する。連系運転は、パワーコンディショナ1が電力系統3から供給される交流電力をもとに、車両2の駆動用バッテリ21からパワーコンディショナ1に供給される電力を電力系統3に供給、又は電力系統3からパワーコンディショナ1に供給される電力を車両2の駆動用バッテリ21に供給する運転である。待機の状態は、パワーコンディショナ1が連系運転を行っていた状態から自立運転を行うまでの移行期の状態であり、車両2の駆動用バッテリ21からパワーコンディショナ1に供給される電力を電源部16に供給する状態である。自立運転は、パワーコンディショナ1が電力系統3から供給される交流電力を用いることなく行う運転である。具体的には、自立運転は、パワーコンディショナ1が車両2の駆動用バッテリ21からパワーコンディショナ1に供給される電力を負荷4に供給する運転である。
電力系統3に停電が発生すると、電力系統3からパワーコンディショナ1に供給される交流電圧は、パワーコンディショナ1が停止するレベルより高い値から0Vに低下する。電力系統3に停電が発生しても、第1の直流電圧が車両2の駆動用バッテリ21から第1変換部11に供給される。第1変換部11は、第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する。そのため、第2の直流電圧の値はパワーコンディショナ1が停止するレベルの値より高い値で維持される。
電源部16は、電力系統3に停電が発生しても、第2の直流電圧をもとに電源を生成して制御部15に電源を供給する。制御部15は、電源部16から供給される電源をもとに第1変換部11を動作させ続け、第2変換部12を停止させ、連系リレー13に対して第2変換部12と電力系統3とを接続させない制御を行う。パワーコンディショナ1が自立運転を開始すると、制御部15は、自立リレー14に対して第2変換部12と負荷4とを接続させると共に、第2変換部12を動作させる。図2において、「ON」はリレーが閉じている状態を示しており、「OFF」はリレーが開いている状態を示している。
上述の通り、電源部16は、電力系統3に停電が発生した場合、第2の直流電圧をもとに電源を生成して制御部15に電源を供給する。そのため、電力系統3に停電が発生しても、制御部15は動作することができる。その結果、パワーコンディショナ1は自立運転を行うことができる。なお、パワーコンディショナ1の自立運転は、ユーザがインターフェース部18に指示を与えることによって開始されてもよいし、制御部15の判断によって開始されてもよい。ユーザは、インターフェース部18に指示を与える場合、図面に示されていないリモートコントローラを用いてもよい。ユーザがリモートコントローラを用いてインターフェース部18に指示を与えることは、ユーザの利便性を向上させる。
制御部15は、第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されて電源部16が第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態で駆動用バッテリ21から供給される電力を負荷4へ供給することが指示された場合、駆動用バッテリ21と第1変換部11とを接続させた状態で、自立リレー14に対して第2変換部12と負荷4とを接続させる制御を開始する。加えて、制御部15は、第2変換部12に対して第1変換部11によって得られる第2の直流電圧を交流電圧に変換させて得られる交流電圧を負荷4に供給させる制御を開始する。
上述の通り、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1は、車両2の駆動用バッテリ21から供給される第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する第1変換部11と、第1変換部11によって得られた第2の直流電圧をもとに電源を生成して制御部15に電源を供給する電源部16とを有する。電源部16は、電力系統3に停電が発生した場合、電源を制御部15に供給することができる。制御部15は、電源部16から供給される電源をもとに動作することができる。そのため、第1変換部11は、制御部15が行う制御にしたがって動作を継続することができる。
従来の技術では、電力系統3の交流電圧、又は車両2の補機用バッテリの直流電圧をもとに電源が生成されるため、図2において、電力系統3に停電が発生すると、車両2の補機用バッテリとパワーコンディショナ1とが接続されていない場合、電源部16が停止する。第1変換部11は、制御部15が行う制御にしたがって動作し、制御部15は、電源部16から供給される電源をもとに動作するため、電源部16が停止する前に、第1変換部11を停止する必要がある。更に、パワーコンディショナ1が自立運転を開始する前に、車両2の補機用バッテリの直流電圧をもとに電源を生成して電源部16を動作させるため、ユーザが車両2の補機用バッテリとパワーコンディショナ1とを接続する必要がある。
具体的には、従来の技術では、電力系統3に停電が生じると、パワーコンディショナ1に自立運転を行わせるために、ユーザはアクセサリーソケットを用いて離れた場所に位置する車両の補機用バッテリとパワーコンディショナとを接続する必要がある。しかしながら、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1は、電力系統3に停電が発生しても、ユーザにアクセサリーソケットを用いて補機用バッテリとパワーコンディショナとを接続させることなく、電源部16によって電源を制御部15に供給することができる。すなわち、パワーコンディショナ1は、電力系統3に停電が発生してもユーザの利便性を低下させることなく動作することができる。
更に言うと、パワーコンディショナ1は、電力系統3に停電が発生しても、補機用バッテリを必要とすることなく動作することができる。加えて、パワーコンディショナ1は、電力系統3に停電が発生しても、電力系統3に停電が発生した場合の電力を確保するためのバッテリを有することなく動作することができる。更に、パワーコンディショナ1は、ユーザに補機用バッテリとパワーコンディショナとを接続させる場合に比べて、パワーコンディショナ1の筐体の一部が開閉される回数を抑制することができ、ひいては筐体の当該一部の劣化を遅らせることができる。
更に、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1では、制御部15は、車両2の駆動用バッテリ21から供給される電力を負荷4へ供給することが指示された場合、自立リレー14に対して第2変換部12と負荷4とを接続させる制御を開始し、第2変換部12に対して第1変換部11によって得られる第2の直流電圧を交流電圧に変換させて得られる交流電圧を負荷4に供給させる制御を開始する。したがって、パワーコンディショナ1は、電力系統3に停電が発生した後に自立運転を行うことができる。
なお、実施の形態1では、パワーコンディショナ1は、電力系統3に停電が生じた場合の当該停電を検出する検出部17を有する。しかしながら、検出部17は、パワーコンディショナ1の外部に配置されてもよい。その場合においても、制御部15は、電力系統3に停電が生じたこと示す検出結果を検出部17から取得する。
パワーコンディショナ1は、自立運転を行っているときに第2変換部12に異常が発生した場合、自立運転の状態から電力系統3が正常に戻るまで待機してもよい。
なお、上述の通り、停電は異常のひとつの例である。電力系統3に停電以外の異常が発生した場合でも、停電が発生した場合と同様に、第2変換部12を停止させ、連系リレー13に対して第2変換部12と電力系統3とを接続させない制御を行う必要がある。停電が発生した場合と同様に、電力系統3の交流電圧をもとに電源を生成できない場合、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1では、第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されて電源部16が第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態で、電源部16は電源を制御部15に供給し、制御部15は電源部16から供給される電源をもとに動作する。そのため、第1変換部11は、制御部15が行う制御にしたがって動作を継続することができる。すなわち、パワーコンディショナ1は、電力系統3に異常が発生した場合、ユーザの利便性を低下させることなく動作することができる。
実施の形態2.
まず、実施の形態2にかかるパワーコンディショナ1Aの構成を説明する。図3は、実施の形態2にかかるパワーコンディショナ1Aの構成を示す図である。パワーコンディショナ1Aは、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1が有するすべての構成要素のうちの制御部15以外の構成要素を有する。パワーコンディショナ1Aは、制御部15の替わりに、制御部15Aを有する。実施の形態2では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
パワーコンディショナ1Aは、インターネット5に接続されている中継装置6に接続されている。例えば、中継装置6はホームエネルギーマネジメントシステムによって実現される。中継装置6は、電力系統3に異常が生じる可能性を示す情報をインターネット5から取得してパワーコンディショナ1Aに送信する機能を有する。当該情報の例は、気象情報又は地震が発生することを予測する情報である。気象情報の例は、台風についての警報又は比較的強い風が発生することを予測する情報である。
制御部15Aは、中継装置6から送信された情報を受け取る機能を有しており、電力系統3に異常が生じる可能性を示す情報を中継装置6から受け取った場合、第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されて電源部16が第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態で制御を行う。電力系統3に異常が生じる可能性がある場合、電力系統3から供給される電力は不安定になる。そのため、制御部15Aは、電力系統3に異常が生じる可能性を示す情報を受け取った場合、車両2の駆動用バッテリ21から供給される電力をもとに電源を生成する状態で制御を行う。
制御部15Aは、電力系統3の異常に備えて待機の状態に制御を行うよう指示された場合においても、第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されて電源部16が第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態で制御を行う。例えば、電力系統3の異常に備えて待機の状態に制御を行うよう指示された場合とは、ユーザが待機の状態に制御を行うことを要求する指示をインターフェース部18に入力し、制御部15Aが当該指示をインターフェース部18から受け取った場合である。
次に、実施の形態2にかかるパワーコンディショナ1Aの動作の例を説明する。図4は、実施の形態2にかかるパワーコンディショナ1Aの動作の手順の例を示すフローチャートである。制御部15Aは、連系運転が行われているか否かを判断する(S1)。制御部15Aは、連系運転が行われていないと判断した場合(S1でNo)、自立運転が行われているか否かを判断する(S2)。
制御部15Aは、自立運転が行われていないと判断した場合(S2でNo)、台風についての警報が発表されているか否かを判断する(S3)。図4では、台風についての警報は「台風警報」と記載されている。制御部15Aは、台風についての警報が発表されていると判断した場合(S3でYes)、車両2に異常が発生しているか否かを判断する(S4)。制御部15Aは、車両2に異常が発生していないと判断した場合(S4でNo)、第1変換部11に異常が発生しているか否かを判断する(S5)。
制御部15Aは、第1変換部11に異常が発生していないと判断した場合(S5でNo)、車両2の駆動用バッテリ21が放電することが可能であるか否かを判断する(S6)。制御部15Aは、駆動用バッテリ21が放電することが可能であると判断した場合(S6でYes)、あらかじめ定められた時間が経過したか否かを判断する(S7)。図4では、ステップS7の動作は「一定時間経過?」と記載されている。
制御部15Aは、あらかじめ定められた時間が経過していないと判断した場合(S7でNo)、第1変換部11を運転させる(S8)。制御部15Aは、ステップS8の動作を行った後、車両2の駆動用バッテリ21と第1変換部11とを電気的に接続させる制御を開始する(S9)。図4では、ステップS9の動作は「車両接続」と記載されている。
制御部15Aは、ステップS7において、あらかじめ定められた時間が経過したと判断した場合(S7でYes)、第1変換部11を停止させる(S10)。制御部15Aは、ステップS10の動作を行った後、車両2の駆動用バッテリ21と第1変換部11とを電気的に接続させることを終了する(S11)。図4では、ステップS11の動作は「車両非接続」と記載されている。
制御部15Aは、台風についての警報が発表されていないと判断した場合(S3でNo)、車両2に異常が発生していると判断した場合(S4でYes)、第1変換部11に異常が発生していると判断した場合(S5でYes)及び駆動用バッテリ21が放電することが不可能であると判断した場合(S6でNo)、上述のステップS10の動作を行う。
制御部15Aは、ステップS2において自立運転が行われていると判断した場合(S2でYes)、第2変換部12に異常が発生しているか否かを判断する(S12)。制御部15Aは、第2変換部12に異常が発生していると判断した場合(S12でYes)、第2変換部12を停止させる(S13)。制御部15Aは、ステップS13の動作を行った後、自立リレー14を開いた状態にさせて、第2変換部12と負荷4とを接続させない状態にする(S14)。図4では、ステップS14の動作は「自立リレー解列」と記載されている。
制御部15Aは、第2変換部12に異常が発生していないと判断した場合(S12でNo)、第2変換部12を運転させる(S15)。制御部15Aは、ステップS15の動作を行った後、自立リレー14を閉じた状態にさせて、第2変換部12と負荷4とを接続させる状態にする(S16)。図4では、ステップS16の動作は「自立リレー接続」と記載されている。制御部15Aは、ステップS16の動作を行った後、第1変換部11を運転させ(S17)、その後、車両2の駆動用バッテリ21と第1変換部11とを電気的に接続させる制御を開始する(S18)。
制御部15Aは、ステップS1において連系運転が行われていると判断した場合(S1でYes)、電力系統3に異常が発生しているか否かを判断する(S19)。制御部15Aは、電力系統3に異常が発生していないと判断した場合(S19でNo)、第2変換部12に異常が発生しているか否かを判断する(S20)。
制御部15Aは、第2変換部12に異常が発生していると判断した場合(S20でYes)、第2変換部12を停止させる(S21)。制御部15Aは、電力系統3に異常が発生していると判断した場合(S19でYes)、ステップS21の動作を行う。制御部15Aは、ステップS21の動作を行った後、連系リレー13を開いた状態にさせて、第2変換部12と電力系統3とを接続させない状態にする(S22)。図4では、ステップS22の動作は「連系リレー解列」と記載されている。
制御部15Aは、ステップS14及びステップS22の動作を行った後、車両2に異常が発生しているか否かを判断する(S23)。制御部15Aは、車両2に異常が発生していないと判断した場合(S23でNo)、第1変換部11に異常が発生しているか否かを判断する(S24)。
制御部15Aは、第1変換部11に異常が発生していないと判断した場合(S24でNo)、車両2の駆動用バッテリ21が放電することが可能であるか否かを判断する(S25)。制御部15Aは、駆動用バッテリ21が放電することが可能であると判断した場合(S25でYes)、あらかじめ定められた時間が経過したか否かを判断する(S26)。図4では、ステップS26の動作は「一定時間経過?」と記載されている。
制御部15Aは、ステップS26において、あらかじめ定められた時間が経過したと判断した場合(S26でYes)、第1変換部11を停止させる(S27)。制御部15Aは、ステップS27の動作を行った後、車両2の駆動用バッテリ21と第1変換部11とを電気的に接続させることを終了する(S28)。図4では、ステップS28の動作は「車両非接続」と記載されている。
制御部15Aは、ステップS26において、あらかじめ定められた時間が経過していないと判断した場合(S26でNo)、第1変換部11を運転させ(S29)、その後、車両2の駆動用バッテリ21と第1変換部11とを電気的に接続させる制御を開始する(S30)。図4では、ステップS30の動作は「車両接続」と記載されている。
制御部15Aは、車両2に異常が発生していると判断した場合(S23でYes)、第1変換部11に異常が発生していると判断した場合(S24でYes)及び駆動用バッテリ21が放電することが不可能であると判断した場合(S25でNo)、上述のステップS27の動作を行う。
制御部15Aは、第2変換部12に異常が発生していないと判断した場合(S20でNo)、第2変換部12を運転させ(S31)、連系リレー13を閉じた状態にさせて、第2変換部12と負荷4とを接続させる状態にする(S32)。図4では、ステップS32の動作は「連系リレー接続」と記載されている。制御部15Aは、ステップS32の動作を行った後、第1変換部11を運転させ(S33)、その後、車両2の駆動用バッテリ21と第1変換部11とを電気的に接続させる制御を開始する(S34)。図4では、ステップS34の動作は「車両接続」と記載されている。制御部15Aは、ステップS9、ステップS11、ステップS18、ステップS28、ステップS30及びステップS34の動作を行うと、スタートに戻って定期的に動作を繰り返す。
上述の通り、実施の形態2にかかるパワーコンディショナ1Aは、車両2の駆動用バッテリ21から供給される第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する第1変換部11と、第1変換部11によって得られた第2の直流電圧をもとに電源を生成して制御部15Aに電源を供給する電源部16とを有する。電源部16は、電力系統3に異常が発生しても電源を制御部15Aに供給することができる。制御部15Aは、電源部16から供給される電源をもとに動作することができる。したがって、パワーコンディショナ1Aは、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1と同様に、電力系統3に異常が発生しても、ユーザの利便性を低下させることなく動作することができる。
パワーコンディショナ1Aは、インターネット5に接続されている中継装置6から送信された情報を受け取る機能を有する制御部15Aを有する。そのため、パワーコンディショナ1Aの自立運転は、ユーザがインターフェース部18に指示を与えることによって開始されてもよいし、制御部15の判断によって開始されてもよいし、中継装置6から送信される指示によって開始されてもよい。
また、実施の形態2にかかるパワーコンディショナ1Aでは、制御部15Aは、第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されて電源部16が第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態があらかじめ決められた時間継続した場合、第1変換部11と駆動用バッテリ21との電気的接続を終了させる。これにより、駆動用バッテリ21が有する電力の消費が抑制される。すなわち、パワーコンディショナ1Aは、駆動用バッテリ21が有する電力の消費を抑制することができる。
また、実施の形態2にかかるパワーコンディショナ1Aでは、制御部15Aは、第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されて電源部16が第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態で駆動用バッテリ21から放電することができなくなった場合、第1変換部11と駆動用バッテリ21との電気的接続を終了させる。これにより、パワーコンディショナ1Aと車両2とが電気的に切り離されてパワーコンディショナ1Aと車両2とのうちの一方に電気的な故障が生じた場合の当該故障による影響が他方に伝搬することが抑制される。すなわち、パワーコンディショナ1Aは、パワーコンディショナ1Aと車両2とのうちの一方に電気的な故障が生じた場合の当該故障による影響が他方に伝搬することを抑制することができる。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3にかかるパワーコンディショナ1Bの構成を示す図である。パワーコンディショナ1Bは、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1が有するすべての構成要素のうちの制御部15及び電源部16以外の構成要素を有する。パワーコンディショナ1Bは、制御部15の替わりに第1制御部15B及び第2制御部15Cを有し、電源部16の替わりに第1電源部16B及び第2電源部16Cを有する。実施の形態3では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
第1制御部15Bは第1変換部11を制御し、第2制御部15Cは第2変換部12、連系リレー13及び自立リレー14を制御する。実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1の制御部15が有する機能は、第1制御部15Bと第2制御部15Cとによって実現される。第1制御部15Bと第2制御部15Cとは、信号の送受信を行う。
第1電源部16Bは、第2の直流電圧をもとに電源を生成して第1制御部15Bに電源を供給する。第2電源部16Cは、電力系統3の交流電圧又は第2の直流電圧をもとに電源を生成して第2制御部15Cに電源を供給する。
第1制御部15Bは、第2変換部12と電力系統3とが連系リレー13を介して接続されている状態で電力系統3に異常が生じたことが検出部17によって検出された場合、第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されて第1電源部16Bが第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態で制御を行う。
第2制御部15Cは、第2変換部12と電力系統3とが連系リレー13を介して接続されている状態で電力系統3に異常が生じたことが検出部17によって検出された場合、第1変換部11と車両2の駆動用バッテリ21とが接続されて第2電源部16Cが第2の直流電圧をもとに電源を生成する状態で制御を行う。
したがって、実施の形態3にかかるパワーコンディショナ1Bは、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1と同様に、電力系統3に異常が発生してもユーザの利便性を低下させることなく動作することができる。
上述の通り、実施の形態3にかかるパワーコンディショナ1Bは、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1が有する制御部15の替わりに第1制御部15B及び第2制御部15Cを有し、パワーコンディショナ1が有する電源部16の替わりに第1電源部16B及び第2電源部16Cを有する。第1制御部15B及び第2制御部15Cの各々は制御部15より小さく、第1電源部16B及び第2電源部16Cの各々は電源部16より小さい。そのため、パワーコンディショナ1Bは、制御部15及び電源部16の各々が大型化することを抑制することができる。また、パワーコンディショナ1Bによれば、第1変換部11、第1制御部15B及び第1電源部16Bと、第2変換部12、第2制御部15C及び第2電源部16Cとを個別に開発することができ、ひいては開発にかかるコストが増大することを抑制する可能性を生じさせることができる。
なお、実施の形態3にかかるパワーコンディショナ1Bは、電力系統3に停電以外の異常が発生した場合、第2電源部16Cが電力系統3の交流電圧をもとに電源を生成できる状態であっても、第1電源部16Bは第2の直流電圧をもとにしか電源を生成できない。そのため、従来の技術では、電力系統3に停電以外の異常が発生した場合でも、第1電源部16Bが停止する。第1変換部11は、第1制御部15Bが行う制御にしたがって動作し、第1制御部15Bは、第1電源部16Bから供給される電源をもとに動作するため、第1電源部16Bが停止する前に、第1変換部11を停止する必要がある。
上述した実施の形態1から3では、電力系統3において発生する異常を含む複数の異常について説明した。電力系統3に異常が発生した場合、上述の通り、第1変換部11は、車両2の駆動用バッテリ21から供給される第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換した状態で待機する。電源部16、第1電源部16B及び第2電源部16Cの各々は、第1変換部11によって得られた第2の直流電圧をもとに電源を生成し、制御部15、制御部15A、第1制御部15B及び第2制御部15Cのいずれかに電源を供給する。
車両2に異常が発生した場合、車両2の状態を監視するために、第2変換部12は、電力系統3から供給される交流電圧をもとに第2の直流電圧を生成する。電源部16及び第2電源部16Cの各々は、第2変換部12によって得られた第2の直流電圧をもとに電源を生成し、制御部15、制御部15A及び第2制御部15Cのいずれかに電源を供給する。
しかしながら、電力系統3に異常が発生した場合、第1変換部11にも異常が発生したとき、車両2から供給される第1の直流電圧をもとに電源を生成することはできない。車両2に異常が発生した場合、第2変換部12にも異常が発生したとき、電力系統3から供給される交流電圧をもとに電源を生成することはできない。以下に、異常が発生した場合の実施の形態1から3の各パワーコンディショナの構成要素が動作することができるか否かを説明する。
図6は、異常が発生した場合の実施の形態1から3にかかる各パワーコンディショナ及び車両2における複数の構成要素の各々の動作の可否を示す図である。図6において、「系統異常」は電力系統3における異常を示しており、「第1変換部異常」は第1変換部11における異常を示しており、「第2変換部異常」は第2変換部12における異常を示しており、「車両異常」は車両2における異常を示している。
図6において、「○」の印は異常が発生していることを示しており、「−」の印は異常が発生していないことを示している。連系リレーの列において、「接続可」は連系リレー13が閉じて連系リレー13が第2変換部12と電力系統3とを接続することが可能であることを示しており、「接続不可」は連系リレー13が開いて連系リレー13が第2変換部12と電力系統3とを接続することが不可能であることを示している。
「動作可」は動作することが可能であることを示しており、「動作不可」は動作することが不可能であることを示している。車両側制御部の列において、「接続可」は制御部15が車両2と各パワーコンディショナとの接続を許可することを示しており、「接続不可」は制御部15が車両2と各パワーコンディショナとの接続を許可しないことを示している。
例えば、図6は、電力系統3、第1変換部11、第2変換部12及び車両2のいずれにおいても異常が発生していない場合、連系リレー13が第2変換部12と電力系統3とを接続することが可能であり、第1変換部11及び第2変換部12が動作することが可能であることを示している。加えて、図6は、上述の場合、制御部15が車両2と各パワーコンディショナとの接続を許可することを示している。
例えば、図6は、電力系統3、第1変換部11、第2変換部12及び車両2のいずれにおいても異常が発生している場合、連系リレー13が第2変換部12と電力系統3とを接続することが不可能であり、第1変換部11及び第2変換部12が動作することが不可能であることを示している。加えて、図6は、上述の場合、制御部15が車両2と各パワーコンディショナとの接続を許可しないことを示している。
図7は、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1が有する制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部の機能がプロセッサ71によって実現される場合のプロセッサ71を示す図である。つまり、制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部の機能は、メモリ72に格納されるプログラムを実行するプロセッサ71によって実現されてもよい。プロセッサ71は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、又はDSP(Digital Signal Processor)である。図7には、メモリ72も示されている。
制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部の機能がプロセッサ71によって実現される場合、当該一部の機能は、プロセッサ71と、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェア及びファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ72に格納される。プロセッサ71は、メモリ72に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部の機能を実現する。
制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部の機能がプロセッサ71によって実現される場合、パワーコンディショナ1は、制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部によって実行されるステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ72を有する。メモリ72に格納されるプログラムは、制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部が実行する手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
メモリ72は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク又はDVD(Digital Versatile Disk)等である。
図8は、実施の形態1にかかるパワーコンディショナ1が有する制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部又は全部が処理回路81によって実現される場合の処理回路81を示す図である。つまり、制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部又は全部は、処理回路81によって実現されてもよい。
処理回路81は、専用のハードウェアである。処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものである。制御部15、検出部17及びインターフェース部18の一部は、残部とは別個の専用のハードウェアであってもよい。
制御部15、検出部17及びインターフェース部18の複数の機能について、当該複数の機能の一部がソフトウェア又はファームウェアで実現され、当該複数の機能の残部が専用のハードウェアで実現されてもよい。このように、制御部15、検出部17及びインターフェース部18の複数の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって実現することができる。
実施の形態2にかかるパワーコンディショナ1Aが有する制御部15A、検出部17及びインターフェース部18の一部の機能は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサによって実現されてもよい。当該メモリはメモリ72と同等の機能を有するメモリである。当該プロセッサは、プロセッサ71と同等の機能を有するプロセッサである。制御部15A、検出部17及びインターフェース部18の一部又は全部は、処理回路によって実現されてもよい。当該処理回路は、処理回路81と同等の機能を有する処理回路である。
実施の形態3にかかるパワーコンディショナ1Bが有する第1制御部15B、第2制御部15C、検出部17及びインターフェース部18の一部の機能は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサによって実現されてもよい。当該メモリはメモリ72と同等の機能を有するメモリである。当該プロセッサは、プロセッサ71と同等の機能を有するプロセッサである。第1制御部15B、第2制御部15C、検出部17及びインターフェース部18の一部又は全部は、処理回路によって実現されてもよい。当該処理回路は、処理回路81と同等の機能を有する処理回路である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略又は変更することも可能である。
1,1A,1B パワーコンディショナ、2 車両、3 電力系統、4 負荷、5 インターネット、6 中継装置、11 第1変換部、12 第2変換部、13 連系リレー、14 自立リレー、15,15A 制御部、15B 第1制御部、15C 第2制御部、16 電源部、16B 第1電源部、16C 第2電源部、17 検出部、18 インターフェース部、21 駆動用バッテリ、22 車両側制御部、71 プロセッサ、72 メモリ、81 処理回路。

Claims (5)

  1. 車両の駆動用バッテリから供給される第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する第1変換部と、
    前記第1変換部によって得られた第2の直流電圧を交流電圧に変換する第2変換部と、
    前記第2変換部と電力系統とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える連系リレーと、
    前記第2変換部と負荷とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える自立リレーと、
    前記第1変換部、前記第2変換部、前記連系リレー及び前記自立リレーを制御する制御部と、
    前記第2の直流電圧と前記電力系統の交流電圧との一方又は双方をもとに電源を生成して前記制御部に前記電源を供給する電源部とを備え、
    前記駆動用バッテリから供給される第1の直流電圧は、前記車両と前記制御部間の通信により、前記車両が前記駆動用バッテリを接続することで供給され、
    前記制御部は、前記電力系統に異常が生じる可能性を示す情報を受け取った場合、又は前記電力系統の異常に備えて制御を行うよう指示された場合、前記第1変換部と前記車両の前記駆動用バッテリとが接続され、前記第1変換部が動作して、前記電源部が前記第1変換部によって得られた前記第2の直流電圧をもとに前記電源を生成する状態で制御を行う
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 車両の駆動用バッテリから供給される第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する第1変換部と、
    前記第1変換部によって得られた第2の直流電圧を交流電圧に変換する第2変換部と、
    前記第2変換部と電力系統とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える連系リレーと、
    前記第2変換部と負荷とが接続される状態と接続されない状態とを切り替える自立リレーと、
    前記第1変換部、前記第2変換部、前記連系リレー及び前記自立リレーを制御する制御部と、
    前記第2の直流電圧と前記電力系統の交流電圧との一方又は双方をもとに電源を生成して前記制御部に前記電源を供給する電源部とを備え、
    前記駆動用バッテリから供給される第1の直流電圧は、前記車両と前記制御部間の通信により、前記車両が前記駆動用バッテリを接続することで供給され、
    前記制御部は、前記第1変換部と前記車両の前記駆動用バッテリとが接続され、前記第2変換部と前記電力系統とが前記連系リレーを介して接続され、前記第1変換部が動作している状態で前記電力系統に異常が生じた場合、前記第1変換部と前記車両の前記駆動用バッテリとが接続され、前記第1変換部が動作している状態を継続し、前記電源部が前記第1変換部によって得られた前記第2の直流電圧をもとに前記電源を生成する状態で制御を行い、
    前記制御部は、前記電力系統に異常が生じる可能性を示す情報を受け取った場合、又は前記電力系統の異常に備えて制御を行うよう指示された場合、前記第1変換部と前記車両の前記駆動用バッテリとが接続され、前記第1変換部が動作して、前記電源部が前記第1変換部によって得られた前記第2の直流電圧をもとに前記電源を生成する状態で制御を行う
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  3. 前記制御部は、前記第1変換部と前記車両の前記駆動用バッテリとが接続されて前記電源部が前記第2の直流電圧をもとに前記電源を生成する状態で、前記駆動用バッテリから供給される電力を前記負荷へ供給することが指示された場合、前記駆動用バッテリと前記第1変換部とを接続させた状態で、前記自立リレーに対して前記第2変換部と前記負荷とを接続させる制御を開始し、前記第2変換部に対して前記第1変換部によって得られる前記第2の直流電圧を交流電圧に変換させて得られる前記交流電圧を前記負荷に供給させる制御を開始する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパワーコンディショナ。
  4. 前記制御部は、前記第1変換部と前記車両の前記駆動用バッテリとが接続されて前記電源部が前記第2の直流電圧をもとに前記電源を生成する状態があらかじめ決められた時間継続した場合、前記第1変換部と前記駆動用バッテリとの電気的接続を終了させる
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のパワーコンディショナ。
  5. 前記制御部は、前記第1変換部と前記車両の前記駆動用バッテリとが接続されて前記電源部が前記第2の直流電圧をもとに前記電源を生成する状態で前記駆動用バッテリから放電することができなくなった場合、前記第1変換部と前記駆動用バッテリとの電気的接続を終了させる
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のパワーコンディショナ。
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