JP6771322B2 - 異常検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、異常検出装置に関し、特に、AD変換部の異常を検出する異常検出装置に関する。
従来から、AD変換部が異常であるか否かを判定するための技術が知られている。たとえば、特開2014−49916号公報(特許文献1)には、異常検出用アナログ信号がAD変換部に入力されるとともに、異常検出用アナログ信号をAD変換した後のデジタル信号の値と、RAM(Random Access Memory)に予め記憶された期待値との比較によって、AD変換部の異常を検出する装置が開示されている。
特開2014−49916号公報
使用部材、製造場所、製造時期、および製造方法など、様々な要因から全く同じ特性を有するAD変換部を製造することは困難である。しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、RAMに記憶された期待値についてAD変換部の個体差を何ら考慮していないため、精度良くAD変換部の異常を検出できない場合が生じ得る。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、個体差によらずAD変換部の異常を精度良く検出することができる異常検出装置を提供することである。
本発明のある局面に従う異常検出装置は、不揮発性メモリと、入力部と、AD変換部と、比較部とを備える。不揮発性メモリには、異常検出用の期待値が記憶されている。入力部には、予め定められた異常検出用アナログ信号を含む複数のアナログ信号が入力される。AD変換部は、入力部に入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。比較部は、異常検出用アナログ信号を前記AD変換部によって変換した異常検出用デジタル信号の値と、期待値とを比較することで、AD変換部の異常を検出する。不揮発性メモリには、所定のタイミングにおいて異常検出用アナログ信号をAD変換部によって変換したときの異常検出用デジタル信号の値が期待値として記憶されている。
この異常検出装置によれば、所定のタイミングにおいて異常検出用アナログ信号をAD変換部によって変換したときの異常検出用デジタル信号の値が期待値として不揮発性メモリに記憶され、比較部は、その期待値を用いてAD変換部の異常を検出することができる。よって、異常検出装置は、判定対象となるAD変換部の個体差を考慮した期待値を用いてAD変換部の異常を検出することができるため、個体差によらずAD変換部の異常を精度良く検出することができる。
好ましくは、上記異常検出装置は、変換用電源部をさらに備える。異常検出用アナログ信号は、変換用電源部によって供給される基準電圧から生成される。
この異常検出装置によれば、変換用電源部がAD変換部に基準電圧を供給するとともに、その基準電圧から異常検出用アナログ信号が生成されるため、異常検出用アナログ信号は、基準電圧と同じ温度特性を有する。よって、異常検出用アナログ信号の温度特性がAD変換部の異常検出に影響しないため、異常検出装置は、AD変換部の異常を精度良く検出することができる。
好ましくは、上記異常検出装置は、変換用電源部と、検出用電源部とをさらに備える。変換用電源部は、AD変換部に基準電圧を供給する。検出用電源部は、変換用電源部とは別に異常検出用アナログ信号を生成するための検出用電圧を供給する。
この異常検出装置によれば、変換用電源部がAD変換部に基準電圧を供給する一方で、検出用電源部によって供給される検出用電圧から異常検出用アナログ信号が生成されるため、AD変換部に供給される基準電圧に異常があったとしても、異常検出用アナログ信号には影響が及ばない。よって、異常検出装置は、基準電圧の異常を含んだAD変換部の異常を検出することができる。
好ましくは、上記異常検出装置は、変換用電源部と、検出用電源部と、温度センサとをさらに備える。変換用電源部は、AD変換部に基準電圧を供給する。検出用電源部は、変換用電源部とは別に異常検出用アナログ信号を生成するための検出用電圧を供給する。温度センサは、異常検出装置の温度を測定する。比較部は、異常検出用デジタル信号の値を温度センサの測定値に基づき補正した後の値と、不揮発性メモリに記憶された期待値とを比較することで、AD変換部の異常を検出する。
この異常検出装置によれば、変換用電源部がAD変換部に基準電圧を供給する一方で、検出用電源部によって供給される検出用電圧から異常検出用アナログ信号が生成されるため、AD変換部に供給される基準電圧に異常があったとしても、異常検出用アナログ信号には影響が及ばない。さらに、異常検出用アナログ信号に温度特性があったとしても、異常検出用デジタル信号の値が温度センサによって測定された異常検出装置の温度に基づき補正されるため、異常検出装置は、異常検出用アナログ信号の温度特性に影響されない。よって、基準電圧の異常を含んだAD変換部の異常を精度良く検出することができる。
好ましくは、上記異常検出装置において、所定のタイミングは、異常検出装置の出荷検査時である。
この異常検出装置によれば、異常検出装置の出荷検査時で異常検出用アナログ信号をAD変換部によって変換した異常検出用デジタル信号の値が期待値として不揮発性メモリに記憶される。よって、比較部は、出荷検査時に行われたAD変換部によるAD変換の結果と、出荷後に行われる同じAD変換部によるAD変換の結果とを比較することができる。すなわち、比較部は、製造初期の正常時のAD変換部との比較によって、AD変換部の異常を検出することができる。
好ましくは、上記異常検出装置において、所定のタイミングは、異常検出装置を含む電子機器の出荷検査時である。
この異常検出装置によれば、異常検出装置を含む電子機器の出荷検査時で異常検出用アナログ信号をAD変換部によって変換した異常検出用デジタル信号の値が期待値として不揮発性メモリに記憶される。よって、比較部は、出荷検査時に行われたAD変換部によるAD変換の結果と、出荷後に行われる同じAD変換部によるAD変換の結果とを比較することができる。すなわち、比較部は、製造初期の正常時のAD変換部との比較によって、AD変換部の異常を検出することができる。
好ましくは、上記異常検出装置において、AD変換部は、ΔΣ型AD変換部である。
この異常検出装置によれば、比較部は、ΔΣ型のAD変換部の異常についても精度良く検出することができる。
本発明の別の局面に従う異常検出装置は、不揮発性メモリと、第1入力部と、第2入力部と、AD変換部と、比較部とを備える。不揮発性メモリには、異常検出用の期待値が記憶されている。第1入力部には、予め定められた異常検出用アナログ信号を含む複数のアナログ信号が入力される。第2入力部には、第1入力部に入力されるアナログ信号を極性反転させたアナログ信号が入力される。AD変換部は、第1入力部および第2入力部のそれぞれに入力されたアナログ信号に基づきデジタル信号を生成する。比較部は、第1入力部および第2入力部のそれぞれに入力された異常検出用アナログ信号に基づきAD変換部によって生成した異常検出用デジタル信号の値と、期待値とを比較することで、AD変換部の異常を検出する。不揮発性メモリには、所定のタイミングにおいて第1入力部および第2入力部のそれぞれに入力された異常検出用アナログ信号に基づきAD変換部によって生成したときの異常検出用デジタル信号の値が期待値として記憶されている。
この異常検出装置によれば、所定のタイミングにおいて異常検出用アナログ信号をAD変換部によって変換した異常検出用デジタル信号の値が期待値として不揮発性メモリに記憶され、比較部は、その期待値を用いてAD変換部の異常を検出することができる。よって、異常検出装置は、判定対象となるAD変換部の個体差を考慮した期待値を用いてAD変換部の異常を検出することができるため、個体差によらずAD変換部の異常を精度良く検出することができる。さらに、第1入力部および第2入力部のそれぞれに入力された異常検出用アナログ信号に基づきAD変換部によって異常検出用デジタル信号が生成される。このように、AD変換部への信号入力に差動方式が用いられることによって、グランドの電位を基準として異常検出用アナログ信号が入力されるシングルエンド方式のようにグランドに重畳されるノイズの影響を受けることが少なく、異常検出装置は、AD変換部の異常をより精度良く検出することができる。
本発明によれば、異常検出装置は、個体差によらずAD変換部の異常を精度良く検出することができる。
第1実施形態における異常検出装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 第2実施形態における異常検出装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 第3実施形態における異常検出装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 第4実施形態における異常検出装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 変形例における異常検出装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 変形例における異常検出装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、参照する図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付してその説明は繰り返さない。
[第1実施形態における異常検出装置]
図1は、第1実施形態における異常検出装置10の構成の一例を概略的に示すブロック図である。異常検出装置10は、複数の素子が一つにまとめられてパッケージ内に封入された電子部品であって、電子機器100に搭載される。異常検出装置10は、図示しないセンサからのアナログ信号をデジタル信号に変換するとともに、変換したデジタル信号を外部出力する。なお、異常検出装置10は、センサから入力されるアナログ信号に限らず、外部から入力されるアナログ信号であれば、いずれのアナログ信号であってもデジタル信号に変換して出力することができる。
図1に示すように、異常検出装置10は、入力部2と、AD変換部3と、変換用電源部4と、比較部5と、不揮発性メモリ6と、メモリ7とを備える。
なお、異常検出装置10は、「異常検出装置」の一実施形態に対応する。入力部2は、「入力部」の一実施形態に対応する。AD変換部3は、「AD変換部」の一実施形態に対応する。変換用電源部4は、「変換用電源部」の一実施形態に対応する。比較部5は、「比較部」の一実施形態に対応する。不揮発性メモリ6は、「不揮発性メモリ」の一実施形態に対応する。
入力部2は、センサなどからアナログ信号が入力されるマルチプレクサである。異常検出装置10は複数のセンサのそれぞれと接続されており、入力部2には、各センサからの複数のアナログ信号が入力される。たとえば、入力部2には、図示しないセンサaからアナログ信号Aが入力される一方で、図示しないセンサbからアナログ信号Bが入力される。さらに、入力部2には、AD変換部3の異常を検出するための異常検出用アナログ信号として、既知のアナログ信号Cが入力される。入力部2は、入力された複数のアナログ信号のうち、一のアナログ信号を選択してAD変換部3に出力する。
AD変換部3への信号入力には、グランドの電位を基準として各アナログ信号が入力されるシングルエンド方式が用いられている。AD変換部3は、変換用電源部4から供給される基準電圧Vref1を基準として、入力部2からのアナログ信号をデジタル信号にAD変換する。たとえば、AD変換部3は、基準電圧Vref1として5Vが用いられた場合において、入力されたアナログ信号の電圧が5VのときにAD変換後の8ビットのデジタル信号が16進数換算でFFとなる場合、入力されたアナログ信号の電圧が2.5VのときにはAD変換後の8ビットのデジタル信号が16進数換算で中央値の80または7Fになる。なお、AD変換部3は、アナログ信号を8ビットのデジタル信号に変換するものに限らず、たとえば、16ビットのデジタル信号に変換するものであってもよい。
ここで、AD変換部3は、出荷後の時間経過に伴い特性が変化する虞がある。そこで、比較部5は、異常検出用アナログ信号CがAD変換部3によって変換された異常検出用デジタル信号の値である変換値C1と、不揮発性メモリ6に記憶された期待値C0とを比較することで、AD変換部3が異常であるか否かを判定する。期待値C0は、たとえば、異常検出装置10の出荷検査時や異常検出装置10を含んだ電子機器100の出荷検査時において、不揮発性メモリ6に記憶される固定値である。
具体的には、入力部2は、複数のアナログ信号のうち、周期的にアナログ信号Cを選択してAD変換部3に出力する。たとえば、入力部2は、アナログ信号C以外のアナログ信号を10回選択するたびにアナログ信号Cを1回選択してAD変換部3に出力する。AD変換部3は、入力されたアナログ信号Cをデジタル信号に変換し、そのデジタル信号の値を変換値C1として比較部5に出力する。比較部5は、変換値C1と、不揮発性メモリ6に記憶された期待値C0とを比較して、両者が所定範囲内で一致するときにはAD変換部3が正常であると判断する一方、両者が所定範囲内で一致しないときにはAD変換部3が異常であると判断する。
そして、比較部5は、AD変換部3が異常であると判断した場合、メモリ7に記憶されたエラーフラグをオンに設定する。メモリ7は、たとえば、電子機器100が備える図示しない制御装置によって外部からアクセス可能である。メモリ7に記憶されたエラーフラグがオンに設定されると、電子機器100の制御装置によってエラーフラグが読み込まれ、所定のエラー処理が行われる。あるいは、メモリ7に記憶されたエラーフラグがオンに設定されると、異常の発生を特定可能なエラー信号が電子機器100の制御装置に出力される。なお、AD変換部3が異常でない場合、比較部5によってエラーフラグがオンに設定されないため、エラーフラグはオフに設定されたままとなる。
このように、異常検出装置10は、異常検出用アナログ信号CをAD変換した後の変換値C1と、不揮発性メモリ6に記憶された期待値C0とを比較することで、AD変換部3の異常を検出することができる。
ところで、使用部材、製造場所、製造時期、および製造方法など、様々な要因から全く同じ特性を有するAD変換部3を製造することは困難である。しかしながら、不揮発性メモリ6に記憶された期待値C0についてAD変換部3の個体差を何ら考慮することなく、どのAD変換部3であっても一律に同じ値を用いた場合、精度良くAD変換部3の異常を検出できない場合が生じ得る。
すなわち、AD変換部3の個体差を考慮せずに一律に同じ期待値C0を用いた場合、AD変換部3の出荷当初からの特性によっては変換値C1と期待値C0とが所定範囲内で一致しない場合が生じ得る。また、AD変換部3の出荷当初においては、変換値C1と期待値C0とが辛うじて所定範囲内で一致していても、AD変換部3の出荷後に少しの特性ずれが生じただけで変換値C1と期待値C0とが所定範囲内で一致しない場合が生じ得る。
そこで、第1実施形態においては、不揮発性メモリ6には、所定のタイミングで異常検出用アナログ信号CをAD変換部3によってAD変換した異常検出用デジタル信号の値が期待値C0として記憶されている。
具体的には、異常検出装置10の出荷検査時や異常検出装置10を含んだ電子機器100の出荷検査時において、AD変換部3は、異常検出用アナログ信号Cをデジタル信号に変換することで変換値C1を得る。そして、不揮発性メモリ6には、出荷検査時の変換値C1が期待値C0として記憶される。つまり、第1実施形態における異常検出装置10では、個体別にAD変換部3に対応する期待値C0が、不揮発性メモリ6に記憶されている。
このように、第1実施形態における異常検出装置10によれば、所定のタイミングにおいて異常検出用アナログ信号CをAD変換部3によって変換したときの異常検出用デジタル信号の値が期待値C0として不揮発性メモリ6に記憶され、比較部5は、その期待値C0を用いてAD変換部3の異常を検出することができる。よって、異常検出装置10は、判定対象となるAD変換部3の個体差を考慮した期待値C0を用いてAD変換部3の異常を検出することができるため、個体差によらずAD変換部3の異常を精度良く検出することができる。
また、第1実施形態における異常検出装置10によれば、異常検出装置10の出荷検査時で異常検出用アナログ信号CをAD変換部3によって変換した異常検出用デジタル信号の値が期待値C0として不揮発性メモリ6に記憶される。よって、比較部5は、出荷検査時に行われたAD変換部3によるAD変換の結果と、出荷後に行われる同じAD変換部3によるAD変換の結果とを比較することができる。すなわち、比較部5は、製造初期の正常時のAD変換部3との比較によって、AD変換部3の異常を検出することができる。
[第2実施形態における異常検出装置]
図2は、第2実施形態における異常検出装置20の構成の一例を概略的に示すブロック図である。
異常検出用アナログ信号Cは、一般的に温度特性を有するため、常に同じ値のアナログ信号Cが入力部2に入力されるとは限らない。温度特性によってアナログ信号Cの値がばらつくと、比較部5によるAD変換部3の異常検出が精度良く行えない場合が生じ得る。
そこで、第2実施形態における異常検出装置20では、異常検出用アナログ信号Cが変換用電源部4によって供給される基準電圧Vref1から生成されるように構成されている。なお、その他の点については、異常検出装置20は第1実施形態における異常検出装置10と基本的に同じ構成を備える。
具体的には、図2に示すように、異常検出装置20は、抵抗器21および抵抗器22を備える。抵抗器21は、一端が変換用電源部4に接続され、他端が抵抗器22に接続されている。抵抗器22は、一端が抵抗器21に接続され、他端がグランドに接続されている。抵抗器21と抵抗器22との信号線には、入力部2に入力されるアナログ信号Cの信号線が接続されている。変換用電源部4から供給される基準電圧Vref1は、抵抗器21において電圧降下を生じ、電圧降下後の電圧Vref2が異常検出用アナログ信号Cとして入力部2に入力される。
このように、第2実施形態における異常検出装置20によれば、変換用電源部4がAD変換部3に基準電圧Vref1を供給するとともに、その基準電圧Vref1から異常検出用アナログ信号Cが生成される。このため、温度特性によって基準電圧Vref1が下がると、その基準電圧Vref1の下がり度合に応じて異常検出用アナログ信号Cの値も下がり、反対に、温度特性によって基準電圧Vref1が上がると、その基準電圧Vref1の上がり度合に応じて異常検出用アナログ信号Cの値も上がる。このように、異常検出用アナログ信号Cは、基準電圧Vref1と同じ温度特性を有する。
たとえば、前述したように、基準電圧Vref1として5Vが用いられた場合、アナログ信号Cの値として2.5VのときにはAD変換後の8ビットのデジタル信号が16進数換算で中央値の80または7Fになる。この状態から、温度特性によって、アナログ信号Cの値が2.5Vから2.0Vにまで下がった場合、基準電圧Vref1も5Vから4Vに下がっているため、AD変換後の8ビットのデジタル信号は16進数換算で中央値の80または7Fになり、温度特性による影響がない。
このように、第2実施形態における異常検出装置20によれば、異常検出用アナログ信号Cの温度特性がAD変換部3の異常検出に影響しないため、異常検出装置20は、AD変換部3の異常を精度良く検出することができる。
なお、抵抗器21および抵抗器22は、異常検出装置20の外部に設けられていてもよい。
[第3実施形態における異常検出装置]
図3は、第3実施形態における異常検出装置30の構成の一例を概略的に示すブロック図である。
変換用電源部4は劣化することがあるため、常に同じ値の基準電圧Vref1が変換用電源部4からAD変換部3に供給されるとは限らない。基準電圧Vref1の値がばらつくと、比較部5によるAD変換部3の異常検出が精度良く行えない場合が生じ得る。
そこで、第3実施形態における異常検出装置30では、異常検出用アナログ信号Cが変換用電源部4とは別の検出用電源部31によって供給されるように構成されている。その他の点については、異常検出装置30は第1実施形態における異常検出装置10と基本的に同じ構成を備える。なお、検出用電源部31は、「検出用電源部」の一実施形態に対応する。
具体的には、図3に示すように、異常検出装置20は、検出用電源部31を備える。検出用電源部31は、異常検出用アナログ信号Cを生成するための電圧として検出用電圧Vref2を供給する。検出用電圧Vref2から生成された異常検出用アナログ信号Cは、入力部2に入力される。
このように、第3実施形態における異常検出装置30によれば、変換用電源部4がAD変換部3に基準電圧Vref1を供給する一方で、検出用電源部31によって供給される検出用電圧Vref2から異常検出用アナログ信号Cが生成される。このため、AD変換部3に供給される基準電圧Vref1に異常があったとしても、異常検出用アナログ信号Cには影響が及ばない。よって、異常検出装置30は、基準電圧Vref1の異常を含んだAD変換部3の異常を検出することができる。
なお、検出用電源部31は、異常検出装置30の外部に設けられていてもよい。
[第4実施形態における異常検出装置]
図4は、第4実施形態における異常検出装置40の構成の一例を概略的に示すブロック図である。
前述したように、第2実施形態における異常検出装置20のように、異常検出用アナログ信号Cが変換用電源部4によって供給される基準電圧Vref1から生成されるように構成した場合、異常検出用アナログ信号Cの温度特性がAD変換部3の異常検出に影響することがない。しかし、第2実施形態における異常検出装置20のように構成すると、変換用電源部4の劣化による基準電圧Vref1の異常を検出することができない。
一方、前述したように、第3実施形態における異常検出装置30のように、異常検出用アナログ信号Cが変換用電源部4とは別の検出用電源部31によって供給されるように構成した場合、変換用電源部4の劣化による基準電圧Vref1の異常を検出することができる。しかし、第3実施形態における異常検出装置30のように構成すると、異常検出用アナログ信号Cの温度特性がAD変換部3の異常検出に影響する場合が生じ得る。
そこで、第4実施形態における異常検出装置40では、異常検出用アナログ信号Cが変換用電源部4とは別の検出用電源部31によって供給されるとともに、AD変換部3によってAD変換された後の変換値C1が温度センサ42によって測定された異常検出装置40の温度に基づき補正されるように構成されている。そして、比較部5は、変換値C1が温度補正された後の変換値C2と、不揮発性メモリ6に記憶された期待値C0とを比較することで、AD変換部3が異常であるか否かを判定する。その他の点については、異常検出装置30は第1実施形態における異常検出装置10と基本的に同じ構成を備える。なお、温度センサ42は、「温度センサ」の一実施形態に対応する。
具体的には、図4に示すように、異常検出装置40は、検出用電源部31と、温度センサ42とを備える。検出用電源部31は、異常検出用アナログ信号Cを生成するための電圧として検出用電圧Vref2を供給する。検出用電圧Vref2から生成された異常検出用アナログ信号Cは、入力部2に入力される。温度センサ42は、異常検出装置40の内部温度を測定する。温度センサ42の測定値Dは、入力部2に入力される。
入力部2に入力された測定値Dは、AD変換部3によってデジタル信号にAD変換されて変換値D1となる。比較部5は、変換値C1を、変換値D1によって補正することで、温度補正後の変換値C2を得る。たとえば、変換値C2は以下の演算式によって算出される。
変換値C2=変換値C1×(σ/変換値D1)
なお、σは任意の数であり、たとえばσ=5が用いられる。
そして、比較部5は、温度補正後の変換値C2と、不揮発性メモリ6に記憶された期待値C0とを比較して、両者が一致するときにはAD変換部3が正常であると判断する一方、両者が一致しないときにはAD変換部3が異常であると判断する。
このように、第4実施形態における異常検出装置40によれば、変換用電源部4がAD変換部3に基準電圧Vref1を供給する一方で、検出用電源部31によって供給される検出用電圧Vref2から異常検出用アナログ信号Cが生成されるため、AD変換部3に供給される基準電圧Vref1に異常があったとしても、異常検出用アナログ信号Cには影響が及ばない。さらに、異常検出用アナログ信号Cに温度特性があったとしても、アナログ信号CがAD変換部3によってAD変換された後の変換値C1が温度センサ42によって測定された異常検出装置40の温度に基づき補正されるため、異常検出装置40は、異常検出用アナログ信号Cの温度特性に影響されない。よって、基準電圧Vref1の異常を含んだAD変換部3の異常を精度良く検出することができる。
なお、検出用電源部31および温度センサ42は、異常検出装置40の外部に設けられていてもよい。
[変形例]
前述した実施形態においては、AD変換部3への信号入力に、グランドの電位を基準として各アナログ信号が入力されるシングルエンド方式が用いられていた。しかし、AD変換部3への信号入力には、シングルエンド方式に限らず、その他の方式が用いられてもよい。
たとえば、図5に示すように、異常検出装置50は、入力部2とは別の入力部52を備える。なお、図5に示す入力部2は、「第1入力部」の一実施形態に対応し、入力部52は、「第2入力部」の一実施形態に対応する。入力部52は、入力部2と同様に、各センサからの複数のアナログ信号が入力されるマルチプレクサである。入力部52には、入力部2に入力されるアナログ信号を極性反転させたアナログ信号が入力される。たとえば、入力部52には、入力部2に入力されるアナログ信号Aが極性反転したアナログ信号A’が入力され、入力部2に入力されるアナログ信号Bが極性反転したアナログ信号B’が入力される。さらに、入力部52には、入力部2に入力される異常検出用アナログ信号Cを極性反転させたアナログ信号C’が入力される。入力部52は、入力された複数のアナログ信号のうち、一のアナログ信号を選択してAD変換部3に出力する。
AD変換部3には、入力部2から極性反転していないアナログ信号が入力されるとともに、入力部52から極性反転したアナログ信号が入力される。このように、変形例における異常検出装置50においては、AD変換部3への信号入力として、差動方式が用いられる。そして、AD変換部3は、入力部2に入力された異常検出用アナログ信号Cと、入力部52に入力された極性反転した異常検出用アナログ信号C’とに基づき、異常検出用デジタル信号を生成する。
このように、変形例における異常検出装置50によれば、入力部2に入力された異常検出用アナログ信号Cと、入力部52に入力された極性反転した異常検出用アナログ信号C’とに基づき、AD変換部3によって異常検出用デジタル信号が生成される。このように、AD変換部3への信号入力に差動方式が用いられることによって、グランドの電位を基準として異常検出用アナログ信号が入力されるシングルエンド方式のようにグランドに重畳されるノイズの影響を受けることが少なく、異常検出装置50は、AD変換部3の異常をより精度良く検出することができる。
なお、図5に示す異常検出装置50のように、AD変換部3への信号入力が差動方式で行われる構成は、前述した図1〜図4に示すいずれの異常検出装置においても適用することができる。
また、AD変換部3は、フラッシュ型や逐次比較型など、いずれの方式を用いてAD変換するものであってもよく、たとえば、図6に示す異常検出装置60が備えるようなΔΣ型AD変換部63であってもよい。なお、図6に示すΔΣ型AD変換部63は、「ΔΣ型AD変換部」の一実施形態に対応する。
ΔΣ型AD変換部63は、たとえば、サンプリング周波数ごとに入力されたアナログ信号と1周期前にデジタル出力されたデジタル信号との差分を積分し、その積分結果を基準値と比較することによってデジタル信号を出力するものである。なお、ΔΣ型AD変換部63は、上述した方法の他、一般的に知られているΔΣ型のAD変換器で用いられている方法でデジタル信号を生成するものであればよい。
そして、比較部5は、ΔΣ型AD変換部63から出力されたデジタル信号の値である変換値C1と、不揮発性メモリ6に記憶された期待値C0とを比較して、両者が一致するときにはΔΣ型AD変換部63が正常であると判断する一方、両者が一致しないときにはΔΣ型AD変換部63が異常であると判断する。
このように、変形例における異常検出装置60によれば、比較部5は、ΔΣ型AD変換部63の異常についても精度良く検出することができる。
なお、図6に示す異常検出装置60のように、ΔΣ型AD変換部63を備える構成は、前述した図1〜図4に示すいずれの異常検出装置においても適用することができる。さらに、図5に示す異常検出装置50のようにAD変換部3への信号入力が差動方式で行われる構成と、図6に示す異常検出装置60のようにΔΣ型AD変換部63を備える構成との両方を、前述した図1〜図4に示す異常検出装置に適用してもよい。
前述した実施形態においては、不揮発性メモリ6に期待値C0が記憶される所定のタイミングとして、異常検出装置10の出荷検査時を例示したが、所定のタイミングは出荷検査時に限らない。たとえば、所定のタイミングは、異常検出装置10の出荷後に、異常検出装置10が製品に組み込まれるときであってもよいし、異常検出装置10が製品に組み込まれた状態で異常検出装置10に電力が供給されるときであってもよく、AD変換部3が正常な状態であればいずれのタイミングであってもよい。
前述した図4に示す異常検出装置40においては、温度センサ42が異常検出装置40の内部温度を測定するものであったが、温度センサ42の測定範囲はこれに限らない。たとえば、温度センサ42は、入力部2の温度を測定してもよいし、検出用電源部31の温度を測定してもよく、異常検出用アナログ信号Cの温度特性が分かるものであれば、いずれの範囲を測定してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2,52 入力部、3 AD変換部、4 変換用電源部、5 比較部、6 不揮発性メモリ、7 メモリ、10,20,30,40,50,60 異常検出装置、21,22 抵抗器、31 検出用電源部、42 温度センサ、63 ΔΣ型AD変換部。

Claims (5)

  1. 異常検出を行う異常検出装置であって、
    異常検出用の期待値が記憶された不揮発性メモリと、
    予め定められた異常検出用アナログ信号を含む複数のアナログ信号が入力される入力部と、
    前記入力部に入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、
    前記AD変換部に基準電圧を供給する変換用電源部と、
    前記変換用電源部とは別に前記異常検出用アナログ信号を生成するための検出用電圧を供給する検出用電源部と、
    前記異常検出装置の温度を測定する温度センサと、
    前記異常検出用アナログ信号を前記AD変換部によって変換した異常検出用デジタル信号の値と、前記期待値とに基づく比較によって、前記AD変換部の異常を検出する比較部とを備え、
    前記不揮発性メモリには、所定のタイミングにおいて前記異常検出用アナログ信号を前記AD変換部によって変換したときの前記異常検出用デジタル信号の値が前記期待値として記憶されており、
    前記比較部は、前記異常検出用デジタル信号の値を前記温度センサの測定値に基づき補正した後の値と、前記不揮発性メモリに記憶された前記期待値との比較によって、前記AD変換部の異常を検出する、異常検出装置。
  2. 前記所定のタイミングは、前記異常検出装置の出荷検査時である、請求項1に記載の異常検出装置。
  3. 前記所定のタイミングは、前記異常検出装置を含む電子機器の出荷検査時である、請求項1に記載の異常検出装置。
  4. 前記AD変換部は、ΔΣ型AD変換部である、請求項1〜のいずれか1項に記載の異常検出装置。
  5. 異常検出を行う異常検出装置であって、
    異常検出用の期待値が記憶された不揮発性メモリと、
    予め定められた異常検出用アナログ信号を含む複数のアナログ信号が入力される第1入力部と、
    前記第1入力部に入力されるアナログ信号を極性反転させたアナログ信号が入力される第2入力部と、
    前記第1入力部および前記第2入力部のそれぞれに入力されたアナログ信号に基づきデジタル信号を生成するAD変換部と、
    前記AD変換部に基準電圧を供給する変換用電源部と、
    前記変換用電源部とは別に前記異常検出用アナログ信号を生成するための検出用電圧を供給する検出用電源部と、
    前記異常検出装置の温度を測定する温度センサと、
    前記第1入力部および前記第2入力部のそれぞれに入力された前記異常検出用アナログ信号に基づき前記AD変換部によって生成した異常検出用デジタル信号の値と、前記期待値とに基づく比較によって、前記AD変換部の異常を検出する比較部とを備え、
    前記不揮発性メモリには、所定のタイミングにおいて前記第1入力部および前記第2入力部のそれぞれに入力された前記異常検出用アナログ信号に基づき前記AD変換部によって生成したときの前記異常検出用デジタル信号の値が前記期待値として記憶されており、
    前記比較部は、前記異常検出用デジタル信号の値を前記温度センサの測定値に基づき補正した後の値と、前記不揮発性メモリに記憶された前記期待値との比較によって、前記AD変換部の異常を検出する、異常検出装置。
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