JP6770761B2 - 感染症病室 - Google Patents

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Description

本発明は、病室と前室とを備え、感染症法の規定に基づき感染症患者が収容される感染症病室に関する。
従来、感染症患者が収容される病室に関する技術が知られていた。この種の病室では、感染症患者が保有している病原菌が室外に流出することを防止するため、病室に隣接する前室が設けられ、室外、前室、病室の順番に気圧が低くなる(陰圧になる)ように気圧が制御されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。なお、以下、本願では、病室と前室とを備えた感染症法の規定に基づき、感染症患者が収容される病室を「感染症病室」ともいう。
また、病室の中に他の部分から仕切られた領域が形成され、その領域内の気圧が陰圧または陽圧に切り替え可能な無菌病室に関する技術も知られていた(例えば、特許文献3参照)。さらに、病室として利用される隔離室と、隔離室に隣接する減圧室と、減圧室に隣接する一般室とが設けられ、隔離室と一般室とが等気圧に保たれ、かつ減圧室が隔離室および一般室よりも低気圧に保たれるように、気圧制御を行う技術もあった(特許文献4参照)。
一方、感染症病室では、病室や前室の気圧を制御することが必要である。この場合、例えば、特許文献2に開示されているように、差圧調整ダンパが用いられて、病室や前室の気圧が制御されている。また、室圧を制御する技術に関しては、給気バルブ、排気バルブを用いて室内への給気風量や排気風量を制御する技術や、ドアを介して隣接する2室のドア開度を検出して2室を所定圧力に維持する技術もあった(特許文献5、特許文献6参照)。
特開2003−24396号公報 特開2003−50031号公報 特開2004−159730号公報 特開2010−240282号公報 特開2016−161156号公報 特開2016−169874号公報
そして、従来、図6に示すような感染症病室100があった。図6は、従来の感染症病室100を示す平面図である。感染症病室100は、病室101と、病室101に隣接している前室102と、洗面・トイレ室103とを有し、廊下104に沿って設けられている。感染病患者は、病室101及び洗面・トイレ室103の領域内で入院生活をおくる。
感染症病室100では、感染病患者から出る病原菌が感染症病室100の外に漏れないように、病室101内及び洗面・トイレ室103の空気圧が陰圧に保たれている。また、病室101の空気を屋外に排出する病室吸込みダクト112と、トイレ吸込みダクト115が設置されており、図示しない高性能フィルタが双方それぞれに内蔵されている。病原菌がその高性能フィルタに捕集されるため、室内の浮遊菌が外部に排出されない。
また、病室101及び前室102には、外気を室内に取り入れる病室吹出しダクト111、前室吹出しダクト113がそれぞれ設置されている。その病室吹出しダクト111、前室吹出しダクト113に図示しない高性能フィルタがそれぞれ内蔵されているため、病室101及び前室102には、無菌状態の清浄空気が取り込まれる。前室102には、前室吸込みダクト114が設置されている。
そして、医者や看護師、医療スタッフは、感染病患者の治療等のために入室するときは、廊下104から前室102に入る。医者や看護師、医療スタッフは、感染防止のため、その前室102で全身を防護する無菌防護服に着替え、そのあと、病室101に入る。
また、感染症病室100は、入出の際、病室101の空気が外部に漏れ出ないように、前室102につながる廊下扉121と前室扉122が同時に開かない構造を備えている。感染症病室100は、廊下扉121と前室扉122の一方が開いているときは、他方が開放されずに閉じている構造を備えている。
そして、感染症病室100は、病室101の内部が陰圧に保たれ、かつ病室101、前室102、廊下104の順に気圧が高くなるように、それぞれ室内の気圧が制御されている。
感染症病室100では、病室101の内部が陰圧に保たれているため、感染症患者が保有する病原菌が外部に漏れ出ることがない。
しかしながら、病室101の内部が陰圧に保たれているがゆえに、病室101の外から、すなわち、廊下104、前室102を通って外部の空気が病室101の内部に流れこみやすい。すると、空気中に浮遊している一般の雑菌(一般細菌ともいう)や塵、埃などがその外部の空気とともに病室101の内部に混入し、病室101内の一般の雑菌が前室102よりも増えてしまう。すると、病室101に収容されている感染症の患者がその感染症とは別の病原菌に感染するおそれが高くなる。その上、患者の体力が感染症によって衰えていたり、患者が免疫不全を併発しているおそれもあるため、感染症患者は、健常者よりも重症化しやすい。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、感染症患者が保有している病原菌が外部に漏れ出る事態を無くすだけでなく、感染症患者が一般の雑菌に起因した別の感染症を併発することを無くすことができる感染症病室を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、感染症患者が収容される感染症病室であって、その感染症病室は、病室と、その病室への入退室に用いられる前室と、その病室とその前室との間に配置されている遮断室とを有し、それぞれの室内の気圧が、その前室よりもその病室が低く、かつその病室よりもその遮断室が低い特殊陰圧になるように、保持され、病室、遮断室および前室の排気を行う排気ファンが接続され、その排気ファンと、病室、遮断室および前室との間にそれぞれ病室排気弁、遮断室排気弁、前室排気弁が配置され、その病室排気弁および前室排気弁は、風量変更が可能な可変風量弁によって構成され、かつその遮断室排気弁は、可変風量弁よりも高速排気が可能な高速可変風量弁によって構成され、病室、遮断室および前室の給気を行う給気ファンが接続され、その給気ファンと、病室、遮断室および前室との間にそれぞれ一定風量の給気を行う病室給気弁、遮断室給気弁、前室給気弁が配置され、その病室給気弁、遮断室給気弁、前室給気弁として、定風量制御装置がそれぞれ配置され、かつ病室排気弁、遮断室排気弁、前室排気弁として、可変風量制御装置がそれぞれ配置され、病室の気圧を検出する病室用室圧センサと、遮断室の気圧を検出する遮断室用室圧センサと、前室の気圧を検出する前室用室圧センサとを更に有し、病室用室圧センサ、遮断室用室圧センサ、前室用室圧センサの検出結果にしたがい、病室給気弁、遮断室給気弁、前室給気弁および/または病室排気弁、遮断室排気弁、前室排気弁を特殊陰圧が保持されるように作動させる定常モードに加え、病室用室圧センサ、遮断室用室圧センサ、前室用室圧センサの検出結果に従うことなく病室給気弁、遮断室給気弁、前室給気弁および/または病室排気弁、遮断室排気弁、前室排気弁を特殊陰圧が保持されるように作動させる簡易モードでも、病室給気弁、遮断室給気弁、前室給気弁および/または病室排気弁、遮断室排気弁、前室排気弁が作動するように構成されている給排気制御手段を更に有する感染症病室を提供する。
また、病室と遮断室との間に設けられている病室扉と、その病室扉が開放されたことを検出する病室扉センサと、遮断室と前室との間に設けられている遮断室扉と、その遮断室扉が開放されたことを検出する遮断室扉センサと、病室扉センサまたは遮断室扉センサのいずれか一方によって、病室扉または遮断室扉が開放されたことが検出されたときに、遮断室排気弁を作動させる排気制御手段とを更に有することが好ましい。
以上詳述したように、本発明によれば、感染症患者が保有している病原菌が外部に漏れ出る事態を無くすだけでなく、感染症患者が一般の雑菌に起因した別の感染症を併発することを無くすことができる感染症病室が得られる。
本発明の実施の形態に係る感染症病室の概略構成を示した平面図である。 本発明の実施の形態に係る感染症病室の概略構成および感染症病室の給排気に係る構成を示した機能ブロック図である。 感染症病室の給排気制御に係る構成を示した機能ブロック図である。 感染症病室に設けられている各種センサと、センサユニットとを示したブロック図である。 本発明の実施の形態に係る感染症病室がCAV,VAVを有する場合の概略構成および感染症病室の給排気に係る構成を示した機能ブロック図である。 従来の感染症病室の概略構成を示した平面図である。
本発明の実施の形態に係る感染症病室10について、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る感染症病室10の概略構成を示した平面図である。図2は、感染症病室10の概略構成および感染症病室10の給排気に係る構成を示した機能ブロック図、図3は、感染症病室10の概略構成および感染症病室10の給排気制御に係る構成を示した機能ブロック図、図4は、感染症病室10に設けられている各種センサと、センサユニットとを示したブロック図である。
本発明の実施の形態に係る感染症病室10は、病室1と、病室1への入退室に用いられる前室2と、病室1と前室2との間に配置されている遮断室5と、さらに洗面・トイレ室3とを有し、廊下4に沿って設けられている。
この感染症病室10は、病室1と、遮断室5、前室2のそれぞれの室内の気圧が、前室2よりも病室1が低く、かつ病室1よりも遮断室5が低い陰圧(本実施の形態では、このような陰圧を特殊陰圧ともいう)になるように、それぞれの室内の気圧が保持されている。そして、感染症病室10では、その特殊陰圧が保持されるように、給排気制御が行われている。また、感染症病室10では、前室2の気圧が感染症病室10の外部(例えば、本実施の形態では、廊下4)の気圧よりも低い陰圧に保持されている。
病室1には、室内に空気を取り込む病室給気ダクト11と、室内の空気を室外に排出する病室排気ダクト12とが設けられていて、そのそれぞれには、図示しない高性能フィルタ(例えば、HEPAフィルタ)が収められている。また、病室1には、病室1と遮断室5との間に配置され、遮断室5から病室1への入室または病室1から遮断室5への退室に用いられる病室扉23と、病室扉23が開放されたことを検出する病室扉センサ58が設けられている。病室扉23には、病室扉23を開放できないように施錠する病室ドアロック23A(図2には図示せず)が備えられている。洗面・トイレ室3には、室内に空気を取り込むトイレ室給気ダクト15が設けられている。病室1には、室内の気圧を検出する病室用室圧センサ56が接続されている。
前室2には、室内に空気を取り込む前室給気ダクト13と、室内の空気を室外に排出する前室排気ダクト14とが設けられていて、そのそれぞれには、図示しない高性能フィルタ(例えば、HEPAフィルタ)が収められている。また、前室2には、前室2と遮断室5との間に配置され、遮断室5から前室2への入室または前室2から遮断室5への退室に用いられる遮断室扉22と、遮断室扉22が開放されたことを検出する遮断室扉センサ57が設けられている。遮断室扉22には、遮断室扉22を開放できないように施錠する遮断室ドアロック22A(図2には図示せず)が備えられている。前室2には、室内の気圧を検出する前室用室圧センサ55が接続されている。前室2には、廊下4からの入室に用いる廊下扉21が設けられている。廊下扉21には、廊下扉21を開放できないように施錠する廊下ドアロック21A(図2には図示せず)が備えられている。
遮断室5には、室内に空気を取り込む遮断室給気ダクト16と、室内の空気を室外に排出する遮断室排気ダクト17とが設けられていて、そのそれぞれには、図示しない高性能フィルタ(例えば、HEPAフィルタ)が収められている。遮断室5には、室内の気圧を検出する遮断室用室圧センサ54が接続されている。
さらに、図2に示すように、感染症病室10は、病室1、遮断室5および前室2に給気を行う給気ファン31と、病室1、遮断室5および前室2の排気を行う排気ファン32とが接続されている。
また、その給気ファン31と、病室1、遮断室5および前室2との間にそれぞれ病室給気弁43、遮断室給気弁41、前室給気弁42が配置されている。病室給気弁43、遮断室給気弁41、前室給気弁42はいずれも一定風量の通気が行えるバルブ(定風量弁)などを有する装置であって、それぞれ病室給気ダクト11、遮断室給気ダクト16、前室給気ダクト13と、給気ファン31とに接続されている。
排気ファン32と、病室1、遮断室5および前室2との間にそれぞれ病室排気弁53、遮断室排気弁51、前室排気弁52が配置されている。病室排気弁53、前室排気弁52は、いずれも風量変更可能に通気が行えるバルブ(可変風量弁)などを有する装置であって、それぞれ病室排気ダクト12、前室排気ダクト14と排気ファン32に接続されている。遮断室排気弁51は、風量変更可能に通気が行えるバルブなどを有する装置であって、しかも、病室排気弁53、前室排気弁52よりも高速排気が行えるように、すなわち、短時間で排気が行える高速可変風量弁である。遮断室排気弁51は、遮断室排気ダクト17と排気ファン32とに接続されている。
医者や看護師、医療スタッフは、感染病患者の治療等のために入室するときは、廊下4から前室2に入る。医者や看護師、医療スタッフは、感染防止のため、その前室2で全身を防護する無菌防護服に着替え、そのあと、いったん、遮断室5に入り、そのあと、病室1に入る。
そして、感染症病室10では、特殊陰圧が保持されるように、給排気制御が行われている。その給排気制御が実行されるための構成について説明すると以下のとおりである。図3に示すように、感染症病室10は、コントロールユニット20と、センサユニット50と、ドアロックユニット70と、給気弁ユニット40と、排気弁ユニット60とを有し、そのそれぞれは図示しない接続手段(配線コードなど)によって電気的に接続されている。
コントロールユニット20は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを有している。そして、CPUがROMに記憶されているプログラムにしたがい作動して、センサユニット50から入力される各種検出データに応じて制御データを給気ファン31、排気ファン32、ドアロックユニット70、給気弁ユニット40、排気弁ユニット60に出力して、本発明の実施の形態に係る排気制御手段、給排気制御手段、給排気制御装置としての動作を実行する。
センサユニット50は、各種センサの検出データをコントロールユニット20に出力する手段であって、図4に示すように、遮断室用室圧センサ54、前室用室圧センサ55、病室用室圧センサ56、遮断室扉センサ57、病室扉センサ58が接続されている。
ドアロックユニット70は、コントロールユニット20の出力データを各種ドアロックに出力する手段であって、病室ドアロック23A,遮断室ドアロック22A,廊下ドアロック21Aが接続されている。
給気弁ユニット40は、コントロールユニット20の出力データを各給気弁に出力する手段であって、病室給気弁43、遮断室給気弁41、前室給気弁42が接続されている。
排気弁ユニット60は、コントロールユニット20の出力データを各排気弁に出力する手段であって、病室排気弁53、遮断室排気弁51、前室排気弁52が接続されている。
そして、コントロールユニット20は、センサユニット50から出力される検出データにしたがい、次のように作動する。この場合、コントロールユニット20は排気制御手段としての動作を行い、病室扉センサ58または遮断室扉センサ57のいずれか一方から、病室扉23か遮断室扉22のどちらかが開放されたことを示すデータ(扉開放データ)がセンサユニット50を介して出力されたときに、遮断室排気弁51を作動させる。遮断室排気弁51は高速可変風量弁であるから、遮断室排気弁51が作動することにより、病室排気弁53や前室排気弁52よりも風量の多い高速排気が行われる(遮断室排気弁51が作動して得られる風量の多い気流を遮断気流ともいう)。この場合、コントロールユニット20は、遮断室用室圧センサ54の検出結果に応じて、特殊陰圧が保持されるように、遮断室排気弁51による排気風量を増やしたり、減らしたりしてもよい。
病室扉23か遮断室扉22のどちらかが開放されたときには、その開放前の気圧差に起因して、病室1と遮断室5の気圧差がなくなるか、または、遮断室5と前室2の気圧差がなくなるか、のいずれか一方の事態が起こり得る。しかし、その場合、特殊陰圧が消失するおそれがある。遮断室排気弁51は、ほかの排気弁よりも高速排気が可能なので、これが作動することで遮断気流が形成されて、遮断室5の室圧を他よりも低くすることができる。こうして、感染症病室10では、特殊陰圧が保持されるようにしている。
また、コントロールユニット20は、センサユニット50から出力される検出データにしたがい、次のようにして給排気制御手段としての動作を行う。この場合、コントロールユニット20は、病室用室圧センサ56、遮断室用室圧センサ54、前室用室圧センサ55の検出結果にしたがい、病室1、遮断室5、前室2それぞれの給気弁か排気弁の双方か、またはどちらか一方を作動させる。病室1、遮断室5、前室2それぞれの給気弁は、病室給気弁43、遮断室給気弁41、前室給気弁42であり、病室1、遮断室5、前室2それぞれの排気弁は、病室排気弁53、遮断室排気弁51、前室排気弁52である。
病室1、遮断室5、前室2の室圧を検出した結果、それぞれの気圧差が特殊陰圧に必要な気圧差よりも小さい場合があり、中には気圧差が消失している場合も考えられる。そのような場合に、コントロールユニット20は、特殊陰圧が保持されるように、給気弁か排気弁の双方か、どちらか一方を作動させる。こうすることにより、病室1、遮断室5、前室2に対して給気または排気が行われて、それぞれの室圧が調整されるため、特殊陰圧が保持される。そのため、コントロールユニット20は、上記動作を行う。
さらに、コントロールユニット20は、遮断室扉22と病室扉23の双方が同時に開放されないようにするため、次の動作を行う。コントロールユニット20は、遮断室扉22が開放されているときは病室扉23を開放不可とし、病室扉23が開放されているときは遮断室扉22を開放不可とする。
この場合、コントロールユニット20は、センサユニット50を通じて、遮断室扉センサ57、病室扉センサ58が、遮断室扉22か、病室扉23のどちらか一方の扉開放データを出力したときに、他方が開放されないように、ドアロックユニット70を介してロックデータを出力する。ロックデータは、病室ドアロック23Aまたは遮断室ドアロック22Aを作動させて、それぞれ病室扉23か、遮断室扉22を施錠するための制御データである。
以上のように、感染症病室10では、病室1と、遮断室5、前室2のそれぞれの室内の気圧が、特殊陰圧になるように保持されている。そのため、感染症病室10では、前室2よりも病室1が低く、かつ病室1よりも遮断室5が低くなるように、それぞれの室内の気圧が保持されている。前室2よりも病室1が低くなっていることで、前室2と病室1との関係でみると、病室1が陰圧である。すると、病室1に感染症患者が収容されていても、その患者が保有する病原菌が空気中に浮遊して、病室1の外に出ることはない。
しかも、病室1と、それに隣接する遮断室5との関係でみると、遮断室5が陰圧である。そのため、感染症患者が保有する病原菌が病室1から遮断室5に流出することはあっても、遮断室5から病室1に空気が流れ込むことはない。そのため、廊下4側の空気が前室2から遮断室5に流れこみ、一般細菌が遮断室5に入り込むことがあっても、その一般細菌がそこから病室1に入り込むことはない。
したがって、感染症病室10では、感染症患者が保有している病原菌が外部に漏れ出ることが無いし、感染症患者が一般細菌に起因した別の感染症を併発することも無い。たとえ、感染症患者が免疫不全であっても、感染症患者が別の感染症を併発することはない。
また、病室1、遮断室5、前室2の入退室で病室扉23,遮断室扉22が開放されると、それぞれの気圧差に起因した気流が発生するため、特殊陰圧が保持されなくなる恐れがある。そのうえ、遮断室5は、病室1、遮断室5、前室2の中で最も気圧が低いから、感染症患者が保有している病原菌とともに一般細菌が入り込みやすい。
しかし、その場合は、コントロールユニット20の制御によって、遮断室排気弁51が作動するため、すばやく遮断室5の室圧を下げることができ、そのため、特殊陰圧が消失することはない。また、たとえ、感染症患者が保有している病原菌とともに一般細菌が遮断室5に入り込んでも、それらを遮断室排気ダクト17の高性能フィルタによって捕獲できる。よって、遮断室5の衛生環境が維持される。
感染症病室10では、病室給気弁43、遮断室給気弁41、前室給気弁42として、CAV(Constant Air Volume,定風量制御装置)が配置されることができる。また、病室排気弁53、遮断室排気弁51、前室排気弁52として、VAV(Variable Air Volume,可変風量制御装置)が配置されることもできる。例えば図5に示すように、感染症病室10は、病室CAV43A、遮断室CAV41A、前室CAV42Aを備え、病室VAV53A、遮断室VAV51A、前室VAV52Aを備えることもできる。
CAVは、設定された風量が供給されるように、装置内の風速センサや差圧検出器で通過風速を計測したり、風量センサで通過風量を計測しながらダンパやプロペラを駆動して風量制御を行う。また、VAVは、要求風量信号によって風量を変化させるが、風速センサや差圧検出器で通過風速を計測したり、風量センサで通過風量を計測しながらダンパやプロペラを駆動して風量制御を行う。そのため、VAVは、CAVと同様に、設定された風量が供給されるように、制御できる。特に、遮断室VAV51Aは、病室VAV53Aや前室VAV52Aよりも制御風量が大きく、単位時間あたりの供給風量が大きい機種が用いられる。
そして、感染症病室10がCAVおよびVAVを有する場合、CAV、VAVのそれぞれにおいて、特殊陰圧が保持されるように、供給される風量および排出される風量を設定しておくことで、室圧センサ(病室用室圧センサ56、遮断室用室圧センサ54、前室用室圧センサ55)の検出結果に従うことなく(検出結果に応じた風量調節を行うことなく)特殊陰圧が保持されているようにすることができる。
特殊陰圧が保持されているためには、前室2、病室1、遮断室5の順番にそれぞれの室内の気圧が低くなった状態が保持される必要がある。そのため、例えば、CAV(病室CAV43A、遮断室CAV41A、前室CAV42A)で供給される風量およびVAV(病室VAV53A、遮断室VAV51A、前室VAV52A)で排出される風量が次のパターンa,b,c(パターンa,b,cを風量パターンともいう)に設定されることによって、特殊陰圧が保持されているようにすることができる。
a 前室2、病室1、遮断室5の順番に給気量が減少し、かつ前室2、病室1、遮断室5の排気量が一定の大きさに設定されているパターン
b 前室2、病室1、遮断室5の給気量が一定の大きさに設定され、かつ前室2、病室1、遮断室5の順番に排気量が増加するように設定されているパターン
c 前室2、病室1、遮断室5の順番に給気量が減少し、かつ前室2、病室1、遮断室5の順番に排気量が増加するように設定されているパターン
例えば、パターンaの場合、前室CAV42A、病室CAV43A、遮断室CAV41Aの給気量C2、C1、C5がそれぞれ"60"、"50"、"30"に設定され、前室VAV52A、病室VAV53A、遮断室VAV51Aの排気量V2、V1、V5がそれぞれ"70"、"70"、"70"に設定される場合が考えられる(以下、この場合の設定風量を「風量パターンaの設定風量」ともいう)。この場合、前室2では、給気量C2が"60"に対して、排気量V2が"70"なので、室内の空気が差し引きマイナス"10"になる。また、病室1では、給気量C1が"50"に対して、排気量V1が"70"なので、室内の空気が差し引きマイナス"20"になる。同様に、遮断室5では、室内の空気が差し引きマイナス"40"になる。よって、前室2、病室1、遮断室5の順番にそれぞれの室内の気圧が低くなった状態が得られるため、特殊陰圧が保持されるようにすることができる。
しかし、この場合でも、病室扉センサ58、遮断室扉センサ57のどちらかが、扉(病室扉23、遮断室扉22)が開放されたことを検出したときは、病室1、前室2から遮断室5への空気の流れ込みが発生し、特殊陰圧が消失するおそれがある。そのため、病室扉23、遮断室扉22の開放に連動して遮断室VAV51Aによる高速排気が行えるように、病室扉センサ58および遮断室扉センサ57は作動状態を継続させ、それぞれの検出結果を用いる。
感染症病室10が以上のようなCAV(Constant Air Volume,定風量制御装置)、VAV(Variable Air Volume,可変風量制御装置)を備えることによって、感染症病室10は、室圧センサ(病室用室圧センサ56、遮断室用室圧センサ54、前室用室圧センサ55)の検出結果に従い風量が調節されるモード(定常モードともいう)に加え、室圧センサ(病室用室圧センサ56、遮断室用室圧センサ54、前室用室圧センサ55)の検出結果に従うことなく風量が設定されているモード(簡易モードともいう)でも、各CAVおよび/またはVAVが作動するように、給排気制御手段としてのコントロールユニット20が構成されることができる。簡易モードでは、例えば、室圧センサの検出結果に関わらず、各CAV、VAVの風量が前述した風量パターンaの設定風量に設定されるように、コントロールユニット20が構成される。すると、簡易モードでは、室圧センサが作動する必要がないので、感染症病室10の運用に要する費用(ランニングコスト)を削減する効果が期待できる。
そして、例えば、病室扉センサ58、遮断室扉センサ57の開放が少ない時間帯(例えば、夜間や早朝)は、感染症病室10が簡易モードで作動し、それ以外は、感染症病室10が定常モードで作動するように給排気制御手段を構成することもできる。このようにすると、感染症病室10のランニングコストを削減しつつ、きめ細かい風量制御を行い、特殊陰圧が保持されるようにすることができる。
さらに、室圧センサ(病室用室圧センサ56、遮断室用室圧センサ54、前室用室圧センサ55)を省き、感染症病室10が簡易制御モードだけで作動するように構成されてもよい。こうすると、感染症病室10の設置費用をも削減する効果が期待できる。
感染症病室10は、以上述べた感染症患者を収容する感染症用途だけでなく、無菌病室用途でも利用できる。そのため、1つの病院施設を2つの用途で利用できるため、病院施設の有効利用が図られ、施設の運用効率が高くなる。感染症病室10は、感染症法の第一種、第二種病室の基準に適した病室として申請することもできる。無菌治療用の病室は、病室1の空間が清浄度クラス6または清浄度クラス7が維持される(JIS B 9920)。
1…病室、2…前室、5…遮断室、10…感染症病室、11…病室給気ダクト、12…病室排気ダクト、13…前室給気ダクト、14…前室排気ダクト、16…遮断室給気ダクト、17…遮断室排気ダクト、20…コントロールユニット、22…遮断室扉、23…病室扉、31…給気ファン、32…排気ファン、41…遮断室給気弁、42…前室給気弁、43…病室給気弁、51…遮断室排気弁、52…前室排気弁、53…病室排気弁、54…遮断室用室圧センサ、55…前室用室圧センサ、56…病室用室圧センサ、57…遮断室扉センサ、58…病室扉センサ、41A…遮断室CAV、42A…前室CAV、43A…病室CAV、51A…遮断室VAV、52A…前室VAV、53A…病室VAV。

Claims (2)

  1. 感染症患者が収容される感染症病室であって、
    該感染症病室は、病室と、該病室への入退室に用いられる前室と、該病室と該前室との間に配置されている遮断室とを有し、それぞれの室内の気圧が、該前室よりも該病室が低く、かつ該病室よりも該遮断室が低い特殊陰圧になるように、保持され、
    前記病室、前記遮断室および前記前室の排気を行う排気ファンが接続され、
    該排気ファンと、前記病室、前記遮断室および前記前室との間にそれぞれ病室排気弁、遮断室排気弁、前室排気弁が配置され、
    該病室排気弁および前室排気弁は、風量変更が可能な可変風量弁によって構成され、かつ該遮断室排気弁は、前記可変風量弁よりも高速排気が可能な高速可変風量弁によって構成され、
    前記病室、前記遮断室および前記前室の給気を行う給気ファンが接続され、
    該給気ファンと、前記病室、前記遮断室および前記前室との間にそれぞれ一定風量の給気を行う病室給気弁、遮断室給気弁、前室給気弁が配置され、
    該病室給気弁、遮断室給気弁、前室給気弁として、定風量制御装置がそれぞれ配置され、かつ前記病室排気弁、遮断室排気弁、前室排気弁として、可変風量制御装置がそれぞれ配置され、
    前記病室の気圧を検出する病室用室圧センサと、
    前記遮断室の気圧を検出する遮断室用室圧センサと、
    前記前室の気圧を検出する前室用室圧センサとを更に有し、
    前記病室用室圧センサ、前記遮断室用室圧センサ、前記前室用室圧センサの検出結果にしたがい、前記病室給気弁、前記遮断室給気弁、前室給気弁および/または前記病室排気弁、前記遮断室排気弁、前記前室排気弁を前記特殊陰圧が保持されるように作動させる定常モードに加え、前記病室用室圧センサ、前記遮断室用室圧センサ、前記前室用室圧センサの検出結果に従うことなく前記病室給気弁、前記遮断室給気弁、前室給気弁および/または前記病室排気弁、前記遮断室排気弁、前記前室排気弁を前記特殊陰圧が保持されるように作動させる簡易モードでも、前記病室給気弁、前記遮断室給気弁、前室給気弁および/または前記病室排気弁、前記遮断室排気弁、前記前室排気弁が作動するように構成されている給排気制御手段を更に有する感染症病室。
  2. 前記病室と前記遮断室との間に設けられている病室扉と、該病室扉が開放されたことを検出する病室扉センサと、
    前記遮断室と前記前室との間に設けられている遮断室扉と、該遮断室扉が開放されたことを検出する遮断室扉センサと、
    前記病室扉センサまたは前記遮断室扉センサのいずれか一方によって、前記病室扉または前記遮断室扉が開放されたことが検出されたときに、前記遮断室排気弁を作動させる排気制御手段とを更に有する請求項1記載の感染症病室。
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