JP6769805B2 - 暖房システム - Google Patents

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Description

本発明は、室内空間の暖房を行う暖房システムの技術に関する。
従来、室内空間の暖房を行う暖房システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、太陽熱収集パネルと、床下空間に設けられた蓄熱体と、室内に設けられたヒートポンプ室内機に接続されたヒートポンプ室外機と、を備えた暖房システムが記載されている。当該暖房システムにおいて、蓄熱体は、太陽熱収集パネル及びヒートポンプ室外機と配管で接続されている。熱媒体は、当該配管を介して、太陽熱集熱パネル、蓄熱体及びヒートポンプ室外機を循環することができる。
このように構成された暖房システムにおいて、太陽熱収集パネルによって収集された熱が、熱媒体を介して蓄熱体に蓄熱される。蓄熱体は、当該熱を床下空間に放熱し、室内空間(床上空間)を暖めることができる。さらに、当該蓄熱体に残った熱を熱源としてヒートポンプ室外機を稼働させることで、ヒートポンプ室内機を用いて室内空間を暖めることができる。このように、特許文献1に記載の技術では、太陽熱収集パネルで収集された熱を、蓄熱体だけでなくヒートポンプ室外機(ヒートポンプ室内機)でも利用することで、熱の有効利用を図ることができる。
特開2015−64163号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、太陽熱の有効利用を図ることはできるものの、太陽熱集熱パネルによって収集された熱を用いることが前提となっているため、当該太陽熱集熱パネルで熱を収集することができない場合(例えば、曇天時や夜間等)には、床下空間を介した室内空間の暖房を十分に行うことが困難である点で不利であった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、太陽熱の有効利用を図りながら、床下空間を介した室内空間の暖房を十分に行うことが可能な暖房システムを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、太陽熱を集める集熱部と、熱を発生可能な熱源部と、放熱可能な放熱部と、前記集熱部、前記熱源部及び前記放熱部の順に熱媒体を循環させることが可能な循環流路と、前記熱源部へと流入する熱媒体の温度である熱源供給温度を検出可能な熱源供給温度検出部と、複数の運転モードを有し、前記複数の運転モードから選択された一の運転モードに応じて前記熱源部を制御可能な制御部と、を具備する暖房システムであって、前記複数の運転モードには、前記熱源供給温度が第一の設定温度以下である場合に、前記熱源部を作動させる通常運転モードと、前記熱源供給温度が前記第一の設定温度よりも低い値に設定された第二の設定温度以下である場合に、前記熱源部を作動させる集熱優先運転モードと、が含まれ、前記制御部は、前記集熱部において太陽熱を集めることが可能と判定した場合には、前記集熱優先運転モードを選択し、前記集熱部において太陽熱を集めることが不能と判定した場合には、前記通常運転モードを選択するものである。
請求項2においては、前記複数の運転モードには、前記熱源供給温度が前記第二の設定温度よりも低い値に設定された第三の設定温度以下である場合に、前記熱源部を作動させる維持運転モードがさらに含まれ、前記制御部は、前記集熱部において太陽熱を集めることが不能と判定した場合であっても、現在時刻が前記放熱部による放熱の必要性が低い時間帯である非活動時間帯に含まれていると判定した場合には、前記通常運転モードではなく前記維持運転モードを選択するものである。
請求項3においては、前記制御部は、現在時刻が前記非活動時間帯に含まれていないと判定した場合であっても、現在から所定時間以内に前記集熱部において太陽熱を集めることが可能となることが予測された場合には、前記通常運転モードではなく前記維持運転モードを選択するものである。
請求項4においては、前記循環流路のうち、前記放熱部の下流側と前記熱源部の上流側とを連通するバイパス流路と、前記バイパス流路を介することなく前記循環流路内に熱媒体を循環させることで、前記集熱部、前記熱源部及び前記放熱部に熱媒体を循環させる第一の状態、又は前記バイパス流路を介して前記循環流路内に熱媒体を循環させることで、前記熱源部及び前記放熱部に熱媒体を循環させる第二の状態に切り替え可能な切替部と、をさらに具備し、前記制御部は、前記集熱優先運転モードを選択した場合、前記切替部を前記第一の状態に切り替え、前記通常運転モード又は前記維持運転モードを選択した場合、前記切替部を前記第二の状態に切り替えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、太陽熱の有効利用を図りながら、床下空間を介した室内空間の暖房を十分に行うことができる。
請求項2においては、熱源部の作動を抑え、省エネを図ることができる。
請求項3においては、太陽熱の有効利用を図ることができる。
請求項4においては、熱媒体を効率よく循環させることができる。
本発明の一実施形態に係る床下暖房システムの構成を示した模式図。 床下暖房システムの動作を示したフローチャート。 熱媒体が太陽熱パネルを循環する様子を示した図。 熱媒体が太陽熱パネルを循環しない様子を示した図。 晴天日における室温等の一例を示した図。 曇天日における室温等の一例を示した図。
以下では、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る床下暖房システム1の構成について説明する。
床下暖房システム1は、住宅Hの床下空間S1を暖めることで、間接的に室内空間(床上空間)S2の暖房を行うものである。床下暖房システム1は、主として太陽熱パネル2、ヒートポンプ4、放熱器6、循環配管8、バイパス配管10、第一バルブ12、第二バルブ14、ポンプ16、第一温度センサ18、第二温度センサ20、第三温度センサ22及び制御装置24を具備する。
太陽熱パネル2は、太陽光を受けて太陽熱を集める(集熱する)ものである。太陽熱パネル2は、広い面で太陽光を受けることができるように、平板状に形成される。太陽熱パネル2は、住宅Hの屋根の上に設置される。
ヒートポンプ4は、電力を消費して熱を発生させる(製造する)ものである。ヒートポンプ4は、図示せぬ圧縮機、熱交換器、膨張弁等を具備する。ヒートポンプ4は、住宅Hの外部に設置される。ヒートポンプ4は、後述する循環配管8を介して流入してくる熱媒体の温度が、所定の設定温度Ts以下となった場合に作動し、当該熱媒体の温度を上昇させる。当該設定温度Tsは、後述する制御装置24によって設定される。
放熱器6は、熱を外部に放出する(放熱する)ものである。放熱器6は、熱を放出し易い適宜の形状(表面積の大きい形状)に形成される。放熱器6は、住宅Hの床下空間S1に設置される。
循環配管8は、太陽熱パネル2、ヒートポンプ4及び放熱器6の間で熱媒体を循環させるためのものである。循環配管8は、太陽熱パネル2とヒートポンプ4、ヒートポンプ4と放熱器6、放熱器6と太陽熱パネル2を、それぞれ接続する。当該循環配管8によって、太陽熱パネル2、ヒートポンプ4、放熱器6を順に循環可能な熱媒体の流路が形成される。
バイパス配管10は、熱媒体に循環配管8の一部を迂回させるためのものである。バイパス配管10の一端(図1における紙面右側の端部)は、放熱器6と太陽熱パネル2との間において、循環配管8に接続される。バイパス配管10の他端(図1における紙面左側の端部)は、太陽熱パネル2とヒートポンプ4との間において、循環配管8に接続される。
第一バルブ12は、循環配管8における熱媒体の流通の可否を切り替えるものである。第一バルブ12は、循環配管8のうち、放熱器6と太陽熱パネル2との間(より詳細には、バイパス配管10の一端が接続された部分と太陽熱パネル2との間)に設けられる。第一バルブ12が閉じられると、熱媒体は循環配管8の当該部分(第一バルブ12)を流通不能となる。
第二バルブ14は、バイパス配管10における熱媒体の流通の可否を切り替えるものである。第二バルブ14は、バイパス配管10の中途部に設けられる。第二バルブ14が閉じられると、熱媒体はバイパス配管10を流通不能となる。
本実施形態においては、第一バルブ12と第二バルブ14は、後述する制御装置24によって相反するように作動される。具体的には、第一バルブ12が開かれた場合には、第二バルブ14は閉じられる。また、第一バルブ12が閉じられた場合には、第二バルブ14は開かれる。
ポンプ16は、熱媒体を、循環配管8及びバイパス配管10内で流通させるためのものである。ポンプ16は、循環配管8のうち、ヒートポンプ4と放熱器6との間に設けられる。ポンプ16が作動すると、循環配管8内の熱媒体がヒートポンプ4から放熱器6へと向かう方向へと圧送される。
第一バルブ12が開かれた状態(第二バルブ14が閉じられた状態)でポンプ16が作動すると、熱媒体は、循環配管8を介して、放熱器6、太陽熱パネル2、ヒートポンプ4の順に循環する。
また、第一バルブ12が閉じられた状態(第二バルブ14が開かれた状態)でポンプ16が作動すると、熱媒体は、循環配管8及びバイパス配管10を介して、放熱器6、ヒートポンプ4の順に循環する。この際、熱媒体は太陽熱パネル2を循環することはない。
第一温度センサ18は、循環配管8を流通する熱媒体の温度を検出するものである。第一温度センサ18は、循環配管8のうち、太陽熱パネル2とヒートポンプ4との間(より詳細には、バイパス配管10の他端が接続された部分とヒートポンプ4との間)に設けられる。これによって、第一温度センサ18は、ヒートポンプ4へと流入する熱媒体の温度を検出することができる。以下では、第一温度センサ18によって検出される温度を第一温度T1と称する。
第二温度センサ20は、循環配管8を流通する熱媒体の温度を検出するものである。第二温度センサ20は、循環配管8のうち、ヒートポンプ4と放熱器6との間に設けられる。これによって、第二温度センサ20は、ヒートポンプ4から流出する(放熱器6へと流入する)熱媒体の温度を検出することができる。以下では、第二温度センサ20によって検出される温度を第二温度T2と称する。
第三温度センサ22は、循環配管8を流通する熱媒体の温度を検出するものである。第三温度センサ22は、循環配管8のうち、放熱器6と太陽熱パネル2との間(より詳細には、放熱器6とバイパス配管10の一端が接続された部分との間)に設けられる。これによって、第三温度センサ22は、放熱器6から流出する熱媒体の温度を検出することができる。以下では、第三温度センサ22によって検出される温度を第三温度T3と称する。
制御装置24は、床下暖房システム1の動作を制御するものである。制御装置24は、主としてCPU等の演算処理装置、RAMやROM等の記憶装置、I/O等の入出力装置、並びにモニター等の表示装置等により構成される。制御装置24には、床下暖房システム1の動作を制御するための種々の情報やプログラム等が予め記憶される。
制御装置24は、第一温度センサ18、第二温度センサ20及び第三温度センサ22に接続され、当該第一温度センサ18等により検出された温度に関する情報を受信することができる。
制御装置24は、ヒートポンプ4、第一バルブ12、第二バルブ14及びポンプ16に接続され、当該ヒートポンプ4等の動作を制御することができる。
制御装置24は、ヒートポンプ4等の制御態様として、複数の運転モードを有している。具体的には、制御装置24は、運転モードとして「集熱優先運転モード」、「通常運転モード」及び「維持運転モード」を有している。制御装置24は、複数の運転モードから一の運転モードを選択し、選択された運転モードに応じてヒートポンプ4等の制御を行う。なお、各運転モードの具体的な内容については後述する。
以下では、図2から図4までを用いて、床下暖房システム1の動作(制御装置24による制御)について説明する。
図2のステップS101において、制御装置24は、太陽熱パネル2が集熱可能であるか否かを判定する。制御装置24は、以下で説明するようなポンプ16等の制御(いわゆる、さぐり運転)を行うことで、当該判定を行うことができる。
具体的には、制御装置24は、第一バルブ12を開くと共に第二バルブ14を閉じ、この状態でポンプ16を作動させる。これによって、図3に示すように、熱媒体は、循環配管8を介して放熱器6、太陽熱パネル2及びヒートポンプ4を順に循環する。この際制御装置24は、第一温度T1及び第三温度T3を検出する。すなわち、制御装置24は、太陽熱パネル2へと流入する熱媒体の温度(第三温度T3)と、太陽熱パネル2から流出する熱媒体の温度(第一温度T1)とを検出する。
次に、制御装置24は、以下の数式(1)が満たされているか否かを判定する。
T1−T3>α ・・・ (1)
ここで、αは任意に設定される定数(例えば0)である。例えば、α=0とした場合、上記数式(1)が満たされているということは、太陽熱パネル2へと流入する熱媒体の温度(第三温度T3)よりも、太陽熱パネル2から流出する熱媒体の温度(第一温度T1)の方が大きいことを意味する。この場合、太陽熱パネル2によって集熱が行われている(集熱が可能である)と判定することができる。なお、太陽熱パネル2による集熱が不能となる場合としては、曇天時や夜間など、太陽光が太陽熱パネル2に十分に照射されない場合が想定される。
このような制御装置24による判定は、一定間隔ごと(例えば、1分ごと、5分ごと等)に行われる。すなわち、図2に示す制御装置24による処理(ステップS101〜ステップS106の処理)は、一定間隔ごとに行われることになる。
ステップS101において、制御装置24は、太陽熱パネル2が集熱可能であると判定した場合(ステップS101でYes)、ステップS102に移行する。
一方、制御装置24は、太陽熱パネル2が集熱不能であると判定した場合(ステップS101でNo)、ステップS103に移行する。
ステップS102において、制御装置24は、集熱優先運転モードを選択し、当該集熱優先運転モードに応じたヒートポンプ4等の制御を行う。
具体的には、制御装置24は、集熱優先運転モードを選択した場合、ヒートポンプ4の設定温度Tsを40℃に設定する。また制御装置24は、第一バルブ12を開くと共に第二バルブ14を閉じ、この状態でポンプ16を作動させる。これによって、図3に示すように、熱媒体は、循環配管8を介して放熱器6、太陽熱パネル2及びヒートポンプ4を順に循環する。
この場合、熱媒体は太陽熱パネル2で集熱された熱によって昇温され、当該熱を放熱器6へと供給することができる。放熱器6は、熱媒体によって供給された熱を放熱することで、床下空間S1を暖め、ひいては室内空間S2の暖房を行うことができる。
また、太陽熱パネル2からヒートポンプ4へと供給された熱媒体の温度(第一温度T1)が40℃以下(設定温度Ts以下)である場合には、ヒートポンプ4が作動し、当該熱媒体を加熱して昇温させる(いわゆる、バックアップを行う)。この際、ヒートポンプ4により加熱された熱媒体の温度(第二温度T2)が、設定温度Ts(40℃)よりも高い温度(例えば、50℃)となるように、当該ヒートポンプ4を作動させる。
なお、制御装置24が集熱優先運転モードを選択した場合の設定温度Ts(40℃)は、後述する通常運転モードを選択した場合の設定温度Ts(50℃)よりも低い値に設定されている。このように、集熱優先運転モードでは、ヒートポンプ4がバックアップを開始する設定温度Tsが、通常運転モードよりも低い値に設定されているため、通常運転モードに比べて当該ヒートポンプ4によるバックアップの頻度が抑えられる(ヒートポンプ4が作動し難い)。これによって、ヒートポンプ4によって製造された熱ではなく、太陽熱パネル2において集熱された熱を優先的に放熱器6へと供給することができ、太陽熱の有効利用を図ることができる。
また、ヒートポンプ4によるバックアップの頻度を抑えることで、放熱器6から太陽熱パネル2へと戻される熱媒体の温度(第三温度T3)が低く抑えられる。これによって、太陽熱パネル2における集熱効率を向上させることができる。
また、第一温度T1が設定温度Ts以下である場合にはヒートポンプ4が作動するため、太陽熱パネル2による集熱が十分でない場合であっても、室内空間S2の暖房を十分に行うことができる。
制御装置24は、当該ステップS102の処理を行った後、再度ステップS101に移行する。
一方、図2のステップS101から移行したステップS103において、制御装置24は、現在時刻が活動時間帯に含まれているか否かを判定する。
ここで、活動時間帯とは、放熱器6による放熱(暖房)の必要性が高いと考えられる時間帯である。例えば、活動時間帯として、住宅Hの住人が在宅しており、かつ起床していると考えられる時間帯が設定される。具体的には、活動時間帯として、7時から23時までのような時間帯を設定することができる。
なお、活動時間帯は、予め任意に設定することも可能であるし、過去の住宅Hの住人の行動パターン等から制御装置24が自動的に決定することも可能である。
また、以下では、活動時間帯以外の時間帯、すなわち、放熱器6による放熱(暖房)の必要性が低いと考えられる時間帯を、非活動時間帯と称する。例えば、非活動時間帯として、住宅Hの住人が外出している、又は就寝していると考えられる時間帯が設定される。具体的には、非活動時間帯として、23時から7時までのような時間帯を設定することができる。
ステップS103において、制御装置24は、現在時刻が活動時間帯に含まれていると判定した場合(ステップS103でYes)、ステップS104に移行する。
一方、制御装置24は、現在時刻が活動時間帯に含まれていない(非活動時間帯に含まれている)と判定した場合(ステップS103でNo)、ステップS106に移行する。
ステップS104において、制御装置24は、現在から所定時間以内に太陽熱パネル2における集熱が可能になるか否かを判定する。
具体的には、制御装置24は、天気予報や日の出入りの時刻に関する情報を外部から取得し、当該情報に基づいて、現在から所定時間以内に太陽熱パネル2における集熱が可能になる(すなわち、太陽熱パネル2に十分な太陽光が照射される)か否かを予想(判定)する。なお、前記所定時間としては、1時間など、比較的短い時間が設定される。当該所定時間は、任意に設定することができる。
ステップS104において、制御装置24は、現在から所定時間以内に太陽熱パネル2における集熱が可能になると判定した場合(ステップS104でYes)、ステップS106に移行する。
一方、制御装置24は、現在から所定時間以内に太陽熱パネル2における集熱が可能にならないと判定した場合(ステップS104でNo)、ステップS105に移行する。
ステップS105において、制御装置24は、通常運転モードを選択し、当該通常運転モードに応じたヒートポンプ4等の制御を行う。
具体的には、制御装置24は、通常運転モードを選択した場合、ヒートポンプ4の設定温度Tsを50℃に設定する。また制御装置24は、第一バルブ12を閉じると共に第二バルブ14を開き、この状態でポンプ16を作動させる。これによって、図4に示すように、熱媒体は、循環配管8及びバイパス配管10を介して放熱器6及びヒートポンプ4を順に循環する。この際、熱媒体は、太陽熱パネル2を循環することはない。
この場合、放熱器6からヒートポンプ4へと供給された熱媒体の温度(第一温度T1)が50℃以下(設定温度Ts以下)である場合には、ヒートポンプ4が作動し、当該熱媒体を加熱して昇温させる(いわゆる、バックアップを行う)。
なお、制御装置24が通常運転モードを選択した場合の設定温度Ts(50℃)は、集熱優先運転モードを選択した場合の設定温度Ts(40℃)よりも高い値に設定されている。このように、通常運転モードでは、ヒートポンプ4がバックアップを開始する設定温度Tsが、集熱優先運転モードよりも高い値に設定されているため、集熱優先運転モードに比べて当該ヒートポンプ4によるバックアップの頻度が高められる(ヒートポンプ4が作動し易い)。これによって、太陽熱パネル2で集熱できない場合であっても、ヒートポンプ4を積極的に作動させることで、室内空間S2の暖房を十分に行うことができる。
制御装置24は、当該ステップS105の処理を行った後、再度ステップS101に移行する。
一方、図2のステップS103又はステップS104から移行したステップS106において、制御装置24は、維持運転モードを選択し、当該維持運転モードに応じたヒートポンプ4等の制御を行う。
具体的には、制御装置24は、維持運転モードを選択した場合、ヒートポンプ4の設定温度Tsを35℃に設定する。また制御装置24は、第一バルブ12を閉じると共に第二バルブ14を開き、この状態でポンプ16を作動させる。これによって、図4に示すように、熱媒体は、循環配管8及びバイパス配管10を介して放熱器6及びヒートポンプ4を順に循環する。この際、熱媒体は、太陽熱パネル2を循環することはない。
この場合、放熱器6からヒートポンプ4へと供給された熱媒体の温度(第一温度T1)が35℃以下(設定温度Ts以下)である場合には、ヒートポンプ4が作動し、当該熱媒体を加熱して昇温させる(いわゆる、バックアップを行う)。この際、ヒートポンプ4により加熱された熱媒体の温度(第二温度T2)が、設定温度Ts(35℃)よりも高い温度(例えば、50℃)となるように、当該ヒートポンプ4を作動させる。
なお、制御装置24が維持運転モードを選択した場合の設定温度Ts(30℃)は、集熱優先運転モードや通常運転モードを選択した場合の設定温度Ts(40℃や50℃)よりも低い値に設定されている。このように、維持運転モードでは、ヒートポンプ4がバックアップを開始する設定温度Tsが、集熱優先運転モードや通常運転モードよりも低い値に設定されているため、集熱優先運転モードや通常運転モードに比べて当該ヒートポンプ4によるバックアップの頻度が抑えられる(ヒートポンプ4が作動し難い)。
これによって、暖房の必要性が低い非活動時間帯(ステップS103でNo)には、ヒートポンプ4の作動を最低限に抑えて、消費電力の低減を図る(省エネ性を向上させる)ことができる。また、もうじき集熱可能となる場合(ステップS104でYes)には、ヒートポンプ4の作動を最低限に抑えて太陽熱の有効利用を図ることができる。
制御装置24は、当該ステップS106の処理を行った後、再度ステップS101に移行する。
なお、上記床下暖房システム1の動作説明では、便宜上、制御装置24が集熱優先運転モード、通常運転モード及び維持運転モードを選択した場合における設定温度Tsの値を、それぞれ40℃、50℃、35℃であるものとしたが、これは一例であり、任意の値に設定することができる。但し、維持運転モードにおける設定温度Tsが最も低い値に設定され、通常運転モードにおける設定温度Tsが最も高い温度に設定される。
以下では、図5及び図6を用いて、上述の如く床下暖房システム1が動作した結果について、具体例を用いて説明する。
図5及び図6は、それぞれある1日において、床下暖房システム1が動作した場合における、室温(室内空間S2の温度)、第一温度T1、第二温度T2、第三温度T3の変化の具体例を示している。当該図5及び図6には、太陽熱パネル2において集熱された熱量(集熱量)も併せて示している。
なお、図5及び図6に示す例では、7時から0時までが活動時間帯、0時から7時までが非活動時間帯として、それぞれ設定されているものとする。また、当該例では、各運転モードにおける設定温度Tsは適宜の値に設定されている。また、図5は晴天日における例、図6は曇天日における例をそれぞれ示している。
図5及び図6に示す例では、7時から17時までの時間帯において集熱量が発生している。当該例では、制御装置24は、ある程度集熱量が高い7時から15時までの時間帯において集熱可能であると判定し、集熱優先運転モードを選択している(ステップS101及びステップS102)。また当該例では、制御装置24は、15時から0時までは活動時間帯であり、かつ所定時間以内に集熱可能とならないと判定し、通常運転モードを選択している。また当該例では、制御装置24は、0時から7時までは非活動時間帯であるため、維持運転モードを選択している。
図5及び図6に示すように、集熱優先運転モードが選択されている場合、太陽熱パネル2で集熱された熱を優先的に利用しているため、第一温度T1が高くなっていることが分かる。また、この際、ヒートポンプ4の作動は極力抑えられているため、第一温度T1と第二温度T2の温度差(ヒートポンプ4の上流側と下流側の温度差)はほとんど無い。また、第一温度T1及び第二温度T2に対して、放熱器6で放熱された後の熱媒体の温度(第三温度T3)は大幅に低い温度となっている。このため、太陽熱パネル2での集熱効率を向上させることができる。
通常運転モードが選択されている場合、太陽熱パネル2での集熱が不能であるため、ヒートポンプ4が作動する。このため、第一温度T1に対して第二温度T2(ヒートポンプ4の下流側の温度)が高くなっていることが分かる。
維持運転モードが選択されている場合、ヒートポンプ4の作動が極力抑えられている。このため、第一温度T1、第二温度T2及び第三温度T3に大きな差が無くなっていることが分かる。
このような床下暖房システム1の動作によって、室内空間S2の温度(室温)は略一定に保たれていることが分かる。また、維持運転モードが選択されている場合には、ヒートポンプ4の作動が極力抑えられているため、若干室温が低くなっていることが分かる。
以上の如く、本実施形態に係る床下暖房システム1(暖房システム)は、
太陽熱を集める太陽熱パネル2(集熱部)と、
熱を発生可能なヒートポンプ4(熱源部)と、
放熱可能な放熱器6(放熱部)と、
太陽熱パネル2、ヒートポンプ4及び放熱器6の順に熱媒体を循環させることが可能な循環配管8(循環流路)と、
ヒートポンプ4へと流入する熱媒体の温度である第一温度T1(熱源供給温度)を検出可能な第一温度センサ18(熱源供給温度検出部)と、
複数の運転モードを有し、前記複数の運転モードから選択された一の運転モードに応じてヒートポンプ4を制御可能な制御装置24(制御部)と、
を具備する床下暖房システム1であって、
前記複数の運転モードには、
第一温度T1が第一の設定温度(例えば、50℃)以下である場合に、ヒートポンプ4を作動させる通常運転モードと、
第一温度T1が前記第一の設定温度よりも低い値に設定された第二の設定温度(例えば、40℃)以下である場合に、ヒートポンプ4を作動させる集熱優先運転モードと、
が含まれ、
制御装置24は、
太陽熱パネル2において太陽熱を集めることが可能と判定した場合(ステップS101でYes)には、前記集熱優先運転モードを選択し(ステップS102)、
太陽熱パネル2において太陽熱を集めることが不能と判定した場合(ステップS101でNo)には、前記通常運転モードを選択する(ステップS105)ものである。
このように構成することにより、太陽熱の有効利用を図りながら、床下空間S1を介した室内空間S2の暖房を十分に行うことができる。すなわち、集熱可能な場合にはヒートポンプ4の作動を抑えることで太陽熱パネル2で集熱された熱の有効利用を図ることができる。一方、集熱不能な場合にはヒートポンプ4を作動させ易くすることで、室内空間S2の暖房を十分に行うことができる。
また、前記複数の運転モードには、
第一温度T1が前記第二の設定温度(例えば、40℃)よりも低い値に設定された第三の設定温度(例えば、35℃)以下である場合に、ヒートポンプ4を作動させる維持運転モードがさらに含まれ、
制御装置24は、
太陽熱パネル2において太陽熱を集めることが不能と判定した場合(ステップS101でNo)であっても、現在時刻が放熱器6による放熱の必要性が低い時間帯である非活動時間帯に含まれていると判定した場合(ステップS103でNo)には、前記通常運転モードではなく前記維持運転モードを選択する(ステップS106)ものである。
このように構成することにより、ヒートポンプ4の作動を抑え、省エネを図ることができる。すなわち、暖房の必要性が低い非活動時間帯においては、ヒートポンプ4の作動を抑えることで当該ヒートポンプ4による消費電力の低減を図ることができる。
また、制御装置24は、
現在時刻が前記非活動時間帯に含まれていないと判定した場合(ステップS103でYes)であっても、現在から所定時間以内に太陽熱パネル2において太陽熱を集めることが可能となることが予測された場合(ステップS104でYes)には、前記通常運転モードではなく前記維持運転モードを選択するものである。
このように構成することにより、太陽熱の有効利用を図ることができる。すなわち、所定時間以内に太陽熱パネル2で集熱できるようになることが分かっている(予測される)場合には、当該熱を利用することを期待して、ヒートポンプ4の作動を抑えることで、太陽熱の有効利用を図ることができる。また、ヒートポンプ4の作動を抑えるため、省エネを図ることもできる。
循環配管8のうち、放熱器6の下流側とヒートポンプ4の上流側とを連通するバイパス配管10(バイパス流路)と、
バイパス配管10を介することなく循環配管8内に熱媒体を循環させることで、太陽熱パネル2、ヒートポンプ4及び放熱器6に熱媒体を循環させる第一の状態、又はバイパス配管10を介して循環配管8内に熱媒体を循環させることで、ヒートポンプ4及び放熱器6に熱媒体を循環させる第二の状態に切り替え可能な第一バルブ12及び第二バルブ14(切替部)と、
をさらに具備し、
制御装置24は、
前記集熱優先運転モードを選択した場合、第一バルブ12及び第二バルブ14を前記第一の状態に切り替え、
前記通常運転モード又は前記維持運転モードを選択した場合、第一バルブ12及び第二バルブ14を前記第二の状態に切り替えるものである。
このように構成することにより、熱媒体を効率よく循環させることができる。すなわち、太陽熱パネル2に熱媒体を循環させる必要が無い場合(前記通常運転モード又は前記維持運転モードを選択した場合)には、当該太陽熱パネル2への熱媒体の供給(循環)を行わないため、熱媒体の循環経路を短くすることができ、当該熱媒体を効率よく循環させることができる。
なお、本実施形態に係る床下暖房システム1は、本発明に係る暖房システムの実施の一形態である。
また、本実施形態に係る太陽熱パネル2は、本発明に係る集熱部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るヒートポンプ4は、本発明に係る熱源部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る放熱器6は、本発明に係る放熱部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る循環配管8は、本発明に係る循環流路の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第一温度T1は、本発明に係る熱源供給温度の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第一温度センサ18は、本発明に係る熱源供給温度検出部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る制御装置24は、本発明に係る制御部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るバイパス配管10は、本発明に係るバイパス流路の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第一バルブ12及び第二バルブ14は、本発明に係る切替部の実施の一形態である。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、熱源部としてヒートポンプ4を例示したが、その他、熱を発生させることが可能な種々の機器を用いることが可能である。
また、本実施形態においては、制御装置24はさぐり運転を行うことで太陽熱パネル2が集熱可能か否かを判定するものとしたが、当該判定の方法はこれに限るものではない。例えば、日射量を検出する日射センサ等を用いて判定することも可能である。また、天気予報等の情報に基づいて集熱可能か否かを判定してもよい。
また、本実施形態においては、一定間隔ごとにさぐり運転を行うものとしたが、集熱優先運転モードが選択されている場合(太陽熱パネル2へと熱媒体が循環されている場合)には、さぐり運転を行うまでもなく、太陽熱パネル2が集熱可能か否かを判定することができる。
また、本実施形態のステップS101においては、太陽熱パネル2が集熱可能であるか否かを判定したが、この判定は集熱の可否を厳密に判定するものでなくてもよい。例えば、太陽熱パネル2で集熱できる状態だとしても、集熱可能な熱量が比較的少ない(所定値(任意の値)未満である)場合には、太陽熱パネル2での集熱が不能とみなすことも可能である。
また、床下暖房システム1に用いられる熱媒体の種類は特に限定するものではない。
また、本実施形態においては、各運転モードごとに設定された設定温度Tsに基づいて、ヒートポンプ4を作動させるものとしたが、ヒートポンプ4の作動方法はこれに限るものではない。例えば、維持運転モードを例に挙げて説明すると、本実施形態では、設定温度Tsが35℃である場合、制御装置24は、第一温度T1が35℃以下となった場合にヒートポンプ4を作動させる。また、ヒートポンプ4を作動させることで第一温度T1が35℃を超えた場合には、当該ヒートポンプ4を停止させるものである。
しかし、ヒートポンプ4の作動方法はこれに限らず、例えば、制御装置24は、第一温度T1が35℃以下となった場合にヒートポンプ4を作動させ、この状態で第一温度T1が35℃よりも高い所定の温度(例えば、40℃)を超えた時点で、当該ヒートポンプ4を停止させる構成とすることも可能である。このように、ヒートポンプ4が作動開始する温度(35℃)と、作動停止する温度(40℃)を個別に設定することも可能である。この際、ヒートポンプ4が作動開始する温度よりも作動停止する温度を高く設定することで、ヒートポンプ4が作動と停止を頻繁に繰り返してしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、床下暖房システム1を住宅Hに設けた例を示したが、その他種々の建物に適用することが可能である。また、本実施形態においては、暖房システムの一例として床下空間S1を暖めることで間接的に室内空間S2の暖房を行う床下暖房システム1を例示したが、本発明はその他種々の暖房システムに適用することが可能である。
また、本実施形態においては、制御装置24は、図2のステップS101において太陽熱パネル2が集熱不能であると判定した場合(ステップS101でNo)には、さらにステップS103及びステップS104の処理を行うことによって、通常運転モード又は維持運転モードのいずれか一方を選択するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、ステップS103又はステップS104の処理のいずれかを省くことも可能である。また、維持運転モードを用いず、ステップS101において太陽熱パネル2が集熱不能であると判定した場合(ステップS101でNo)には通常運転モードを選択する(ステップS103及びステップS104の処理を行わない)ように構成することも可能である。
1 床下暖房システム
2 太陽熱パネル
4 ヒートポンプ
6 放熱器
8 循環配管
10 バイパス配管
12 第一バルブ
14 第二バルブ
16 ポンプ
18 第一温度センサ
20 第二温度センサ
22 第三温度センサ
24 制御装置

Claims (4)

  1. 太陽熱を集める集熱部と、
    熱を発生可能な熱源部と、
    放熱可能な放熱部と、
    前記集熱部、前記熱源部及び前記放熱部の順に熱媒体を循環させることが可能な循環流路と、
    前記熱源部へと流入する熱媒体の温度である熱源供給温度を検出可能な熱源供給温度検出部と、
    複数の運転モードを有し、前記複数の運転モードから選択された一の運転モードに応じて前記熱源部を制御可能な制御部と、
    を具備する暖房システムであって、
    前記複数の運転モードには、
    前記熱源供給温度が第一の設定温度以下である場合に、前記熱源部を作動させる通常運転モードと、
    前記熱源供給温度が前記第一の設定温度よりも低い値に設定された第二の設定温度以下である場合に、前記熱源部を作動させる集熱優先運転モードと、
    が含まれ、
    前記制御部は、
    前記集熱部において太陽熱を集めることが可能と判定した場合には、前記集熱優先運転モードを選択し、
    前記集熱部において太陽熱を集めることが不能と判定した場合には、前記通常運転モードを選択する、
    暖房システム。
  2. 前記複数の運転モードには、
    前記熱源供給温度が前記第二の設定温度よりも低い値に設定された第三の設定温度以下である場合に、前記熱源部を作動させる維持運転モードがさらに含まれ、
    前記制御部は、
    前記集熱部において太陽熱を集めることが不能と判定した場合であっても、現在時刻が前記放熱部による放熱の必要性が低い時間帯である非活動時間帯に含まれていると判定した場合には、前記通常運転モードではなく前記維持運転モードを選択する、
    請求項1に記載の暖房システム。
  3. 前記制御部は、
    現在時刻が前記非活動時間帯に含まれていないと判定した場合であっても、現在から所定時間以内に前記集熱部において太陽熱を集めることが可能となることが予測された場合には、前記通常運転モードではなく前記維持運転モードを選択する、
    請求項2に記載の暖房システム。
  4. 前記循環流路のうち、前記放熱部の下流側と前記熱源部の上流側とを連通するバイパス流路と、
    前記バイパス流路を介することなく前記循環流路内に熱媒体を循環させることで、前記集熱部、前記熱源部及び前記放熱部に熱媒体を循環させる第一の状態、又は前記バイパス流路を介して前記循環流路内に熱媒体を循環させることで、前記熱源部及び前記放熱部に熱媒体を循環させる第二の状態に切り替え可能な切替部と、
    をさらに具備し、
    前記制御部は、
    前記集熱優先運転モードを選択した場合、前記切替部を前記第一の状態に切り替え、
    前記通常運転モード又は前記維持運転モードを選択した場合、前記切替部を前記第二の状態に切り替える、
    請求項2又は請求項3に記載の暖房システム。
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