JP2005214591A - 自然エネルギー利用の給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 自然エネルギーを有効に活用することができる給湯システムを提供する。
【解決手段】 地熱を吸収する採熱部3を有する熱媒体の循環回路4と、循環回路4を流れる熱媒体から熱を吸収するヒートポンプ6と、ヒートポンプ6により加熱される熱媒体を流す第1の加熱コイル81を有する貯湯槽2とを備え、循環回路4に接続される集熱器5を設けると共に、循環回路4に接続される第2の加熱コイル82を貯湯槽5に設け、採熱部3を経由せずに集熱器5と第2の加熱コイル82とに熱媒体を流す状態と、第2の加熱コイル82を経由せずに集熱器5と採熱部3とに熱媒体を流す状態と、集熱器5と第2の加熱コイル82とを経由せずに採熱部3に熱媒体を流す状態とに切換自在な流路切換手段を循環回路4に設け、温度T1と温度T2と水温T3とに応じて、流路切換手段とヒートポンプ6との動作を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地熱と太陽熱との自然エネルギーを利用した給湯システムに関する。
従来、自然エネルギーを利用するものとして、地熱を利用してヒートポンプにより室内を加温する暖房システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この暖房システムは、地熱を吸収する採熱部を有する熱媒体の循環回路と、循環回路を流れる熱媒体から蒸発器を介して熱を吸収するヒートポンプと、ヒートポンプにより凝縮器を介して加熱される熱媒体を流す暖房用コイルとを備える。暖房用コイルは、室内に設置され、熱媒体の熱を放熱することにより、室内を暖房する。
また、この暖房システムは、ヒートポンプの蒸発器と並列に接続された太陽熱集熱器を循環回路に備え、循環回路に、太陽熱集熱器を経由せずに採熱部とヒートポンプの蒸発器とに熱媒体を流す状態と、ヒートポンプの蒸発器を経由せずに太陽集熱器と採熱部とに熱媒体を流す状態とに切り換える流路切換手段を設けている。そして、ヒートポンプを使用していない間に、流路切換手段により、ヒートポンプの蒸発器を経由せずに太陽集熱器と採熱部とに熱媒体を流す状態に切り換え、太陽熱集熱器により得られた太陽熱を熱媒体を介して地中に埋設された採熱部から放熱し、地中に蓄熱する。このような暖房システムは、貯湯槽を設けて、貯湯槽内に、ヒートポンプにより凝縮器を介して加温される熱媒体を流す加熱コイルを設けることにより、給湯システムにも応用することができる。
しかしながら、上記システムは、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が貯湯槽の水温以上であっても、集熱した太陽熱を地中に蓄熱することしかできないため、地中に熱が逃げてしまい太陽熱を最大限利用できていなかった。
実開昭60−25822号公報(第4頁、第1図)
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、得られた太陽熱の熱量に応じて熱媒体が流れる循環回路の流路を切り換えることにより、地熱と太陽熱との自然エネルギーを有効に活用することができる給湯システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の給湯システムは、地熱を吸収する採熱部を有する熱媒体の循環回路と、循環回路を流れる熱媒体から蒸発器を介して熱を吸収するヒートポンプと、ヒートポンプにより凝縮器を介して加熱される熱媒体を流す第1の加熱コイルを有する貯湯槽とを備え、前記循環回路に接続される太陽熱集熱器を設けると共に、循環回路に採熱部と並列に接続される第2の加熱コイルを貯湯槽に設け、採熱部を経由せずに太陽熱集熱器と第2の加熱コイルとに熱媒体を流す第1の状態と、第2の加熱コイルを経由せずに太陽熱集熱器と採熱部とに熱媒体を流す第2の状態と、太陽熱集熱器と第2の加熱コイルとを経由せずに採熱部に熱媒体を流す第3の状態とに切換自在な流路切換手段を循環回路に設け、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度と、採熱部で加温された熱媒体の温度と、貯湯槽内の水温とに応じて、流路切換手段とヒートポンプとの動作を制御することを特徴とする。
かかる構成によれば、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度と、採熱部で加温された熱媒体の温度と、貯湯槽内の水温とに応じて、流路切換手段により循環回路の状態を切り換え及びヒートポンプの作動を制御することができるため、太陽熱を無駄なく利用することができる。
ここで、貯湯槽内の水温が設定温度より低く、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が貯湯槽内の水温より所定温度高い温度以上である場合には、ヒートポンプを作動せずに、流路切換手段で第1の状態に切り換えることが好ましい。即ち、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が貯湯槽内の水温より所定温度高い温度以上である場合には、ヒートポンプを介して貯湯槽を加熱する必要がない。また、ヒートポンプを介すると、蒸発器、凝縮器等により熱を伝達する回数が多く、この熱伝達中に大気中に放熱することもあり、太陽熱を充分に利用できない場合がある。これに対して、上記の如く第1の状態に切り換えれば、太陽熱で加温された熱媒体の熱により、貯湯槽内の温水を直接的に効率良く加温することができる。
また、貯湯槽内の水温が設定温度より低く、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が、貯湯槽内の水温より所定温度高い温度より低く、かつ、採熱部で加温された熱媒体の温度より所定温度高い温度以上である場合には、ヒートポンプを作動させると共に、流路切換手段で第2の状態に切り換えることが好ましい。これにより、地熱により加温された熱媒体の温度を太陽熱により更に加温するため、ヒートポンプに蒸発器を介して伝達される熱量が大きくなる。その結果、ヒートポンプの圧縮機の圧縮率を低く抑えることができ、圧縮機の消費電力を抑えることができる。
また、貯湯槽内の水温が設定温度より低く、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が採熱部で加温された熱媒体の温度より所定温度高い温度より低い場合には、ヒートポンプを作動させると共に、流路切換手段で第3の状態に切り換えることが好ましい。これにより、地熱で加温された熱媒体の熱を、太陽集熱器で放熱することなく、蒸発器を介してヒートポンプに伝達することができる。
また、貯湯槽内の水温が設定温度以上であり、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が採熱部で加温された熱媒体の温度より所定温度高い温度以上である場合には、ヒートポンプを作動せずに、流路切換手段で第2の状態に切り換えることが好ましい。これにより、貯湯槽内の温水を加温する必要がない間に、太陽熱集熱器で太陽熱により加温された熱媒体の熱を採熱部から放熱し、地中に蓄熱することができる。
本発明の実施の形態を図1から図3を参照して説明する。図1は本実施形態の全体構成を示す模式図、図2、図3は本実施形態の作動を示すフローチャートである。
本発明の実施形態の自然エネルギー利用の給湯システム1は、図1に示すように、給湯用の貯湯槽2と、地熱を吸収する採熱部3を有する熱媒体の循環回路4と、太陽熱を吸収する太陽熱集熱器5と、ヒートポンプ6と、ヒートポンプ6を介して加熱される熱媒体を循環させる放熱回路7とを備える。
ヒートポンプ6は、蒸発器61と圧縮機62と凝縮器63と膨張弁64とを備える。そして、ヒートポンプ6内に循環する冷媒を蒸発器61において循環回路4に流れる熱媒体の熱により蒸発させ、また、冷媒を凝縮器63において凝縮させて、放熱回路7に流れる熱媒体を加熱する。
貯湯槽2には、放熱回路7に接続される第1の加熱コイル81と、循環回路4に接続される第2の加熱コイル82とが設けられている。
循環回路4には、蒸発器61の熱媒体出口61aと採熱部3の熱媒体入口3aとを結ぶ採熱部往き管路4aと、採熱部3の熱媒体出口3bと蒸発器61の熱媒体入口61bとを結ぶ採熱部戻り管路4bとが設けられている。採熱部往き管路4aには、循環ポンプPと三方弁9aとが設けられている。三方弁9aには、第2の加熱コイル82に連なる往き管路4cが接続される。第2の加熱コイル82に連なる戻り管路4dは採熱部戻り管路4bに接続される。
また、採熱部戻り管路4bには、第2の加熱コイル82用の戻り管路4dの接続部と蒸発器61の熱媒体入口61bとの間に位置させて、三方弁9bが設けられている。三方弁9bには、太陽熱集熱器5に連なる往き管路4eが接続されている。太陽熱集熱器5に連なる戻り管路4fは、三方弁9bと蒸発器61の熱媒体入口61bとの間に位置させて、採熱部戻り管路4bに接続される。
また、太陽熱集熱器5には、太陽熱集熱器5の出口部の熱媒体の温度T1を測定する温度センサー10aが設けられている。また、採熱部戻り管路4bには、採熱部3の熱媒体出口3bと三方弁9bとの間に位置させて、採熱部3で加温された熱媒体の温度T2を測定する温度センサー10bが設けられている。また、貯湯槽2には、内部の温水の温度T3を測定する温度センサー10cが設けられている。各温度センサー10a、10b、10cで測定された温度T1、T2、T3は、図示しないコントローラに入力される。
ここで、本実施形態における流路切換手段としての三方弁9a、9bは、コントローラにより制御されており、コントローラからの指示信号に応じて三方弁9a、9bを切り換え制御し、循環回路4の流路を第1乃至第3の状態に切り換える。また、ヒートポンプ6の作動は、コントローラにより制御されている。
具体的には、コントローラから第1の状態に切り換える指示信号が三方弁9a、9bに送信された場合には、三方弁9aは、採熱部往き管路4aの上流部を接続したポート9aと第2の加熱コイル82用の往き管路4cを接続したポート9aとを連通させ、採熱部往き管路4aの下流部を接続したポート9aを閉塞する。一方、三方弁9bは、採熱部戻り管路4bの上流部を接続したポート9bと太陽熱集熱器5用の往き管路4eを接続したポート9bとを連通させ、採熱部戻り管路4bの下流部を接続したポート9bを閉塞する。これにより、採熱部3を経由せずに太陽熱集熱器5と第2の加熱コイル82とに熱媒体を流す状態(第1の状態)に切り換えられる。
コントローラから第2の状態に切り換える指示信号が三方弁9a、9bに送信された場合には、三方弁9aは、ポート9aとポート9aとを連通させ、ポート9aを閉塞する。一方、三方弁9bは、ポート9bとポート9bとを連通させ、ポート9bを閉塞する。これにより、第2の加熱コイル82を経由せずに太陽熱集熱器5と採熱部3とに熱媒体を流す状態(第2の状態)に切り換えられる。
コントローラから第3の状態に切り換える指示信号が三方弁9a、9bに送信された場合には、三方弁9aは、ポート9aとポート9aとを連通させ、ポート9aを閉塞する。一方、三方弁9bは、ポート9bとポート9bとを連通させ、ポート9bを閉塞する。これにより、太陽熱集熱器5と第2の加熱コイル82とを経由せずに採熱部3に熱媒体を流す状態(第3の状態)に切り換えられる。
放熱回路7には、ファン11により送風される室内空気を加温する暖房用コイル83が介設されている。そして、凝縮器63の熱媒体出口63aと暖房用コイル83の熱媒体入口83aとの間の放熱回路7の部分に循環ポンプPを介設すると共に、循環ポンプPと暖房用コイル83の熱媒体入口83aとの間の放熱回路7の部分に、第1の加熱コイル81に連なる往き管路7aを接続している。往き管路7aには二方向弁12が介設されている。第1の加熱コイル81に連なる戻り管路7bは、暖房用コイル83の熱媒体出口83bと凝縮器63の熱媒体入口63bとの間の放熱回路7の部分に接続されている。ファン11には、暖房用のリモートコントローラ13が接続されている。
次いで、本実施形態の給湯システム1の作動について、図2、図3を参照して説明する。給湯システム1は、この図2、図3に示すフローの処理を、所定のサイクルタイムで実行する。また、本実施形態の給湯システム1においては、貯湯槽2内の温水の設定温度をTSとしている。
まず、STEP1において、リモートコントローラ13からの信号に基づいて暖房がOFFであるか否かを判断する。暖房がOFFである場合には、STEP2に進み、温度センサー10cにより測定される貯湯槽2内の水温T3が設定温度TS(例えば50℃)未満であるか否かを判断する。T3<TSである場合には、STEP3に進み、温度センサー10aにより測定される太陽熱集熱器5で加温された熱媒体の温度T1が、水温T3より所定温度ΔT(例えば、5℃)高い温度以上であるか否かを判断する。T1≧T3+ΔTと判別された場合には、STEP4に進み、本実施形態における流路切換手段としての三方弁9a、9bにより、採熱部3を経由せずに太陽熱集熱器5と第2の加熱コイル82とに熱媒体を流す第1の状態に循環回路4の流路を切り換える。この場合、ヒートポンプ6は作動させない。これにより、太陽熱集熱器5で加温された熱媒体の熱を直接貯湯槽2内に設けられた第2の加熱コイル82で放熱できる。
また、STEP3でT1<T3+ΔTと判別された場合には、STEP5に進み、温度T1が温度センサー10bにより測定される採熱部3で加温された熱媒体の温度T2より所定温度ΔT高い温度以上であるか否かを判断する。T1≧T2+ΔTと判別された場合には、STEP6に進み、三方弁9a、9bにより、第2の加熱コイル82を経由せずに、太陽熱集熱器5と採熱部3とに熱媒体を流す第2の状態に循環回路4の流路を切り換える。そして、STEP7に進み、ヒートポンプ6を作動させ、STEP8において二方向弁12を開く。これにより、ヒートポンプ6からの凝縮器63を介しての熱伝達で加熱された放熱回路7の熱媒体が第1の加熱コイル81に流れ、貯湯槽2内の温水が加熱される。そして、この場合には、採熱部3で地熱により加温された熱媒体を太陽熱集熱器5で更に加温するため、蒸発器61を介してヒートポンプ6に伝達される熱量が大きくなり、圧縮機62の圧縮率を低く抑えることができる。よって、圧縮機62の消費電力を低く抑えることができる。
また、STEP5において、T1<T2+ΔTと判別された場合には、STEP9に進み、三方弁9a、9bにより、太陽熱集熱器5と第2の加熱コイル82とを経由せずに、採熱部3に熱媒体を流す第3の状態に循環回路4の流路を切り換える。これにより、採熱部3で地熱により加温された熱媒体の熱を、太陽熱集熱器5で放熱することなく、蒸発器61を介してヒートポンプ6に伝達することができる。
また、STEP2でT3≧TSと判別された場合には、STEP10に進み、太陽熱集熱器5で加温された熱媒体の温度T1が、採熱部3で加温された熱媒体の温度T2より所定温度ΔT高い温度以上であるか否かを判断する。T1≧T2+ΔTと判別された場合には、STEP11に進み、三方弁9a、9bにより、第2の加熱コイル82を経由せずに、太陽熱集熱器5と採熱部3とに熱媒体を流す第2の状態に循環回路4の流路を切り換える。このとき、ヒートポンプ6は作動せずに、熱媒体を循環回路4内で循環ポンプPにより循環させる。これにより、太陽熱集熱器5により太陽熱で加温された熱媒体の熱が採熱部3で地中に放熱されることにより、地中に蓄熱することができる。
また、STEP10でT1<T2+ΔTと判別された場合には、そのまま今回の処理を終了する。
また、STEP1で暖房がONと判別された場合には、図3のSTEP12に進む。STEP12では、太陽熱集熱器5で加温された熱媒体の温度T1が、採熱部3で加温された熱媒体の温度T2より所定温度ΔT高い温度以上であるか否かが判断される。T1≧T2+ΔTと判別された場合には、STEP13に進み、三方弁9a、9bにより、第2の加熱コイル82を経由せずに太陽熱集熱器5と採熱部3とに熱媒体を流す第2の状態に循環回路4の流路を切り換える。
また、STEP12において、T1<T2+ΔTと判別された場合には、STEP14に進み、三方弁9a、9bにより、太陽熱集熱器5と第2の加熱コイル82とを経由せずに採熱部3に熱媒体を流す第3の状態に循環回路4の流路を切り換える。これにより、採熱部3で加温された熱媒体の熱を、太陽熱集熱器5で放熱することなく、蒸発器61を介してヒートポンプ6に伝達することができる。
次いで、STEP15でヒートポンプ6を作動させると共に、STEP16でファン11を回転させる。こうして、ファン11により送風される室内空気が暖房用コイル83により加温され、暖房が行われる。
このようにして暖房を行うと、次に、STEP17に進み、貯湯槽2内の水温T3が設定温度TS未満であるか否かを判断する。T3<TSと判別された場合には、STEP18に進み、二方向弁12を開いて、第1の加熱コイル81に放熱回路7の熱媒体を流し、貯湯槽2内の温水を加温する。STEP16において、T3≧TSと判別された場合には、そのまま今回の処理を終了する。
本実施形態によれば、太陽熱集熱器5で太陽熱により加温された熱媒体の温度T1と、採熱部3で加温された熱媒体の温度T2と、貯湯槽2内の水温T3とに応じて、図示しないコントローラの指令信号により流路切換手段としての三方弁9a、9bにより循環回路4の状態を切り換え及びヒートポンプ6の作動を制御することができる。このため、温度T1の変化に伴い、得られた太陽熱で直接貯湯槽2の温水を暖めたり、また、得られた太陽熱を、地熱を利用するヒートポンプ6の補助熱源として利用したり、若しくは地中に蓄熱したりできるため、太陽熱を無駄なく利用することができる。
本実施形態の全体構成を示す模式図。 本実施形態の作動を示すフローチャート。 本実施形態の作動を示すフローチャート。
符号の説明
1…給湯システム、 2…貯湯槽、 3…採熱部、 4…循環回路、 5…太陽熱集熱器、 6…ヒートポンプ、 61…蒸発器、 62…圧縮機、 63…凝縮器、 64…膨張弁、 7…放熱回路、 81…第1の加熱コイル、 82…第2の加熱コイル、 83…暖房用コイル、 10a,10b,10c…温度センサー、 9a,9b…三方弁、 11…ファン、 12…二方向弁、 13…リモートコントローラ。

Claims (2)

  1. 地熱を吸収する採熱部を有する熱媒体の循環回路と、循環回路を流れる熱媒体から蒸発器を介して熱を吸収するヒートポンプと、ヒートポンプにより凝縮器を介して加熱される熱媒体を流す第1の加熱コイルを有する貯湯槽とを備え、
    前記循環回路に接続される太陽熱集熱器を設けると共に、循環回路に採熱部と並列に接続される第2の加熱コイルを貯湯槽に設け、
    採熱部を経由せずに太陽熱集熱器と第2の加熱コイルとに熱媒体を流す第1の状態と、第2の加熱コイルを経由せずに太陽熱集熱器と採熱部とに熱媒体を流す第2の状態と、太陽熱集熱器と第2の加熱コイルとを経由せずに採熱部に熱媒体を流す第3の状態とに切換自在な流路切換手段を循環回路に設け、
    太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度と、採熱部で加温された熱媒体の温度と、貯湯槽内の水温とに応じて、流路切換手段とヒートポンプとの動作を制御することを特徴とする自然エネルギー利用の給湯システム。
  2. 貯湯槽内の水温が設定温度より低く、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が貯湯槽内の水温より所定温度高い温度以上である場合には、ヒートポンプを作動せずに、流路切換手段で第1の状態に切り換え、
    貯湯槽内の水温が設定温度より低く、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が、貯湯槽内の水温より所定温度高い温度より低く、かつ、採熱部で加温された熱媒体の温度より所定温度高い温度以上である場合には、ヒートポンプを作動させると共に、流路切換手段で第2の状態に切り換え、
    貯湯槽内の水温が設定温度より低く、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が採熱部で加温された熱媒体の温度より所定温度高い温度より低い場合には、ヒートポンプを作動させると共に、流路切換手段で第3の状態に切り換え、
    貯湯槽内の水温が設定温度以上であり、太陽熱集熱器で加温された熱媒体の温度が採熱部で加温された熱媒体の温度より所定温度高い温度以上である場合には、ヒートポンプを作動せずに、流路切換手段で第2の状態に切り換えることを特徴とする請求項1記載の自然エネルギー利用の給湯システム。
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