JP6768941B2 - 捕虫装置 - Google Patents

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Description

本開示は、全般的には、捕虫装置に関し、より具体的には、加熱部品を有する持ち運び可能な捕虫装置に関する。
これまで、種々の有害生物防除装置が、虫及び他の有害生物を捕獲するために使用されてきた。虫によって拡散される様々な疾患、感染及びその他の健康上のリスクが近年大幅に増加しているため、有害生物防除装置の必要性が増加するばかりである。そのような有害生物防除装置は、有害生物防除装置に有害生物を引き付ける誘引機構を一般的に採用している。例示的な誘引機構には、食品、光、熱、フェロモン又は有害生物を誘引することが見出された他の臭気物質などの誘引剤が挙げられる。いくつかの有害生物防除装置は、有害生物防除装置からの有害生物が逃げないようにするための固定化機構をこれまで含んでいた。使用された固定化機構の1種は、粘着剤でコーティングされた表面を有する板紙、紙又は他の媒体などの基材である。有害生物防除装置に誘引された又は粘着剤に偶然接触した有害生物は、粘着によって捕獲されることとなる。
一部の消費者にとっては、カ、ハエ、ガなどを含む多種多様な飛ぶ虫を同時に誘引かつ捕捉することができる有害生物防除装置を有することが好ましい。しかし、カは、特に危険な場合がある。いくつかの種類のカは、マラリア、デング熱、黄熱、西ナイルウイルス及びジカウイルスを含む多数の疾患のキャリアとして既知である。これらの疾患のうち、マラリアは、「最も流行し、最も悪性のヒトの疾患」として記述されてきた。White,N.,Antimalarial Drug Resistance,The Journal of Clinical Investigation,Vol.113,no.8(2004)。2010年の時点で、世界保健機関は、マラリアが2億1900万症例発生し、66万人が死亡したと推定した。Daniel,J.,Drug Resistant Malaria−A Generation of Progress in Jeopardy,Center for Strategic & International Studies(2013)。不幸にも、マラリアは、5歳未満の小児について3番目に多い死因であり、1時間ごとに50人以上が亡くなっている。同文献。いくつかのカの種は、ヒト病原体のキャリアであると考えられ、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ、エデス・カナデンシス、ガンビアハマダラカ、アノフェレス・フェヌストス(Anopheles Fenustus)、クレックス・アンヌリロトリス、クレックス・アンヌラス及びネッタイイエカなどがある。
熱は、カを誘引することが知られている。例えば、Maekawa et al.,The Role of proboscis of the malaria vector mosquito Anopheles stephensi in host−seeking behavior,Parasites and Vectors,4:10(2011)を参照されたい。Greppiらは、「カは、標的が周囲よりも高温となったときに強く誘引されたが、最大約50℃までであった。標的がより高温になったとき、この誘引力が強く低下した」ことを観察した。Greppi et al.,Some like it hot,but not too hot,eLife 4:e12838(2015)。また、CoRfas et al.,The cation channel TRPA1 tunes mosquito thermotaxis to host temperatures,eLife 4:e11750(2015)を参照されたい。カ及び他の虫はまた、光源に誘引することもできる。例えば、Burett et al.,Laboratory evaluation of colored light as an attractant for female aedes agypti,aedes albopictus,anopheles quadrimaculatus and culex nigripalpus,The Florida Entomologist,Vol.88,No.4(2005)を参照されたい。
虫を捕獲するための粘着剤を光及び熱と組み合わせた捕虫装置が既知であり、いくつかの例は、国際公開第2015/164,849号に記載されている。
国際公開第2015/164,849号
White,N.,Antimalarial Drug Resistance,The Journal of Clinical Investigation,Vol.113,no.8(2004) Daniel,J.,Drug Resistant Malaria−A Generation of Progress in Jeopardy,Center for Strategic & International Studies(2013) Maekawa et al.,The Role of proboscis of the malaria vector mosquito Anopheles stephensi in host−seeking behavior,Parasites and Vectors,4:10(2011) Greppi et al.,Some like it hot,but not too hot,eLife 4:e12838(2015) CoRfas et al.,The cation channel TRPA1 tunes mosquito thermotaxis to host temperatures,eLife 4:e11750(2015) Burett et al.,Laboratory evaluation of colored light as an attractant for female aedes agypti,aedes albopictus,anopheles quadrimaculatus and culex nigripalpus,The Florida Entomologist,Vol.88,No.4(2005)
しかし、改善の余地がある。実際に、虫、特にカを誘引するための粘着剤の所望の温度を実現するための改良された技術を備える捕虫装置を提供することが有利であろう。粘着剤及び/又は装置の内装又は外装上などの、カによって検知可能なホットスポットを回避するための改良された技術を備える捕虫装置を提供することが更に有利であり、回避しない場合には誘引の減少につながるであろう。信頼性が高く、製造が簡単であり、数点の部品のみ使用するヒータを備える捕虫装置を提供することが更に有利であろう。周囲の動作条件に基づいて発熱を調整する熱制御を備える捕虫装置を提供することが更に有利であろう。上記の利点の1つ又は2つ以上を、様々な虫を粘着剤に誘引するために粘着剤を通した光の分散を改善する技術と組み合わせた捕虫装置を提供することが更に有利であろう。多くの改善の余地が上述されているが、以下の開示は、そのような改善のいずれか又は全てを提供する装置に限定されていないことが理解されよう。
本開示は、一実施形態における、前面を有する、起立したシュラウドを含む、ベース部を含む捕虫装置により、上述した要望のうちの1つ又は2つ以上を満たす。シュラウドは、シュラウドの内部に配置された、シュラウドの前面を加熱するための電気発熱体を有する。捕虫装置は、ベース部に取り外し可能に係合したカートリッジを更に含み、カートリッジは、飛ぶ虫又は這う虫を受け入れるための開口部、及び、カートリッジがベース部と係合しているときに、シュラウドが通過する底部開口部を画定し、カートリッジは、虫を捕獲するための粘着性部分を含む。粘着性部分は、表面及び裏面を有する。捕虫装置は、シュラウドの外側にある光源を更に含み、光源は、カートリッジがベース部と係合しているときに、シュラウドの前面の少なくとも一部分、及び粘着性部分の裏面の少なくとも一部分を照らす光を生成する。この前面の一部分を照らす光の少なくとも一部分は、当該前面により、粘着性部分の裏面に向かって反射される。
他の実施形態では、捕虫装置は、前面を有する、起立したシュラウドを含む、ベース部を含み、シュラウドは、シュラウドの内部に配置された、シュラウドの前面を加熱するための電気発熱体を有する。捕虫装置は、ベース部に取り外し可能に係合したカートリッジを更に含む。カートリッジは、飛ぶ虫又は這う虫を受け入れるための開口部、及び、カートリッジがベース部と係合しているときに、シュラウドが通過する底部開口部を画定している。カートリッジは、虫を捕獲するための粘着性部分を含み、粘着性部分は、表面及び裏面を有する。捕虫装置は、熱制御回路を更に含む。熱制御回路は、電気発熱体によって誘導された温度を感知するための、温度センサと、温度センサと電気的に接続している制御部と、を含む。熱制御回路は、制御部と電気的に接続したスイッチング素子を更に含む。第1のスイッチング素子は、制御部により、導通状態と、電気発熱体を電源から電気的に絶縁する非導通状態との間で切替可能である。電気発熱体は、シュラウドを加熱するための、少なくとも1つの抵抗体を含む。熱制御回路は、電気発熱体の両端に、電圧を断続的に供給する。
本開示の上述の特徴及び利点並びに他の特徴及び利点、またそれらを実現する方法は、本開示の非限定的実施形態の以下の説明を、添付図面と併せて参照することによって、より明白となり、本開示自体が、より良好に理解されるであろう。
例示的な捕虫装置の図である。 図1に図示した捕虫装置の分解図である。 図1のカートリッジの分解図である。 インサート挿入後に直線3B−3Bに沿って取られた図3Aのカートリッジの断面である。 ベース部に連結されつつある図3Aのカートリッジの図である。 図1のベース部の等角図である。 図5Aのベース部の部分切欠図である。 光源を有するインサートの等角図である。 光源を有するインサートの等角図である。 光源及びリザーバを有するインサートの等角図である。 光源及びリザーバを有するインサートの等角図である。 例示的なフレームレス・インサートの分解図である。 別の例示的なカートリッジの等角図である。 別の例示的なカートリッジの等角図である。 図9A〜図9Bに示したカートリッジの分解図である。 図9A〜図9Bのカートリッジを用いる例示的な捕虫装置の図である。 カートリッジをベース部に連結した後の、シュラウドの幾何中心を通る図11のカートリッジ及びベース部の横方向断面図である。 光源を有する例示的なカートリッジの等角分解図である。 光源を有する例示的なカートリッジの等角分解図である。 インサートを装填し、次いでベース部に連結することができるシェルを有する例示的なカートリッジの図である。 捕虫装置の分解等角図である。 垂直軸に沿った図15の捕虫装置の側断面図である。 シェルと関連するベース部の分解正面図であり、ここで、説明の目的のためにシェルの前側ハウジングは示していない。 図17のシェルの背面図である。 およそ1cm間隔で孔を穿孔した後のシェルを示す例示的な捕虫装置の図である。 およそ1cm間隔で孔を穿孔した後、シェルを再取り付けする前の粘着性部分を示す図19の捕虫装置の図である。 抵抗加熱ダイオード(resistive heating diode)及び2つの発光ダイオード(LED)を含む回路基板を備える、加熱された通気ハウジングを有する捕虫装置の斜視図である。 図21に関して記載された回路基板の正面図である。 図21及び図22の装置から生成された粘着性部分の表面に対するヒートマップの図である。 図21及び図22の装置から生成された粘着性部分の表面に対する別のヒートマップの図である。 図4及び図5に示す装置と類似する装置から生成された粘着性部分の表面に対するヒートマップの図である。 温度センサを有する図1のベース部の等角図である。 図26Aのベース部の部分切欠図である。 シュラウド内に位置付けられた電気発熱体の例示的な1種を含むベース部の断面図である。 連結された例示的なフレームを備える金属板の後面の図である。 連結された別の例示的なフレームを備える金属板の後面の図である。 金属板と熱的に接触するセラミック封入抵抗体(ceramic encased resistor)を保持するためのフレームの図である。 熱制御回路を有する例示的な捕虫装置のブロック図である。 例示的な捕虫装置の温度調節用の例示的な処理フロー図である。 例示的な捕虫装置の感知温度の経時的なプロットの図である。 捕虫装置の例示的な回路図である。 捕虫装置の他の例示的な回路図である。
特に定義されない限り、本明細書で使用されている全ての技術的用語及び科学的用語は、本発明が属する分野の当業者に共通に理解されるものと同じ意味を有している。本明細書に記載されているものと同様又は同等の方法及び材料を、本発明を実施又は試験するために使用することが可能であるが、好適な方法及び材料を以下に記載する。本明細書で言及される全ての刊行物、特許出願、特許、及び他の参考文献は、参照することによりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。不一致である場合、定義を含め本明細書が適用される。加えて、材料、方法、及び例は、単に例示的なものであり、限定を意図したものではない。
本発明の他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
本開示は、捕虫装置、捕虫装置を作製する方法及び捕虫装置を使用する方法を提供する。本明細書に開示される捕虫装置の機能、設計及び使用の原理の総合的な理解を提供するために、ここで、本開示の様々な非限定的実施形態が説明される。これらの非限定的実施形態の1つ又は2つ以上の例を添付の図面に示す。当業者であれば、本明細書で説明され、かつ添付図面に示される方法が非限定的実施形態例であり、本開示の様々な非限定的実施形態の範囲は、特許請求の範囲によってのみ定義されることが理解されるであろう。ある非限定的実施形態に関連して示されるか又は述べられる特徴は、他の非限定的実施形態の特徴と組み合わせることができる。そのような修正及び変形は、本開示の範囲内に含まれるものとする。
ここで図1〜図2を参照すると、非限定的な一実施形態に従った例示的な捕虫装置100が図示されている。図2は、図1に図示した捕虫装置100の分解図である。捕虫装置100は、ベース部102と、ユーザによってベース部102に選択的に連結可能なカートリッジ118と、を有する。カートリッジ118は、インサート150と、インサート150を受容するように構成されたシェル122と、を含む。以下により詳細に説明するように、インサート150は、粘着性部分152の表面154に接触する虫を固定する粘着性部分152を含むことができる。ベース部102は、捕虫装置100を壁コンセントなどの好適な電源に差し込むことができるように、突起部112を含むことができる。他の構成では、捕虫装置100は、オンボード・バッテリ又は他の種類の電源(すなわち、太陽電池)から電力を取り出すことができる。捕虫装置100は、熱、光、化学組成物誘引剤などの、装置に虫を引き込むための多様な誘引要素を利用することができ、誘引要素のうちのいくつかは、動作するための電源を必要としてもよい。このように、電源は、電気発熱体110、光源114及び/又は捕虫装置100に虫を誘引するために機能してもよい他のコンポーネントなどの、様々なオンボードのコンポーネントに電力供給するために使用されてもよい。電気発熱体110について、多種多様な発熱体を利用してもよい。例示的な電気発熱体には、金属発熱体、セラミック発熱体、高分子発熱体、複合発熱体及び/又はそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
シェル122は、前面126を有する前側ハウジング124と、後面130を有する後側ハウジング128と、を有してもよい。前側ハウジング124及び後側ハウジング128は、一つに連結されてシェル122を形成する別個の部品であり得るか、又は、前側ハウジング124及び後側ハウジング128は、シェル122を一体的に形成する単一部品であり得る。前側ハウジング124及び後側ハウジング128は、インサートがシェル122内に着座すると、インサート150の粘着性部分152を実質的に取り囲むことができる。あるいは、いくつかの構成では、下記のカートリッジ518及び618によって例示されるように、粘着性部分は、シェル内部に予め配置されてユーザに提供される。
虫が、インサート150の粘着性部分152の表面154に接触することができるように、前面126は、飛ぶ虫又は這う虫を受け入れるための1つ又は2つ以上の開口部132を画定してもよい。図1〜図2では開口部132の例示的な一配置を図示しているが、1つ又は2つ以上の開口部132の大きさ、配置及び数が変化し得ることを理解されたい。前側ハウジング124は、凸状であり、シェル122の底部で後側ハウジング128から離間してもよく、それらは底部開口部134を共同して画定する(図2)。シェル122の底部又はインサート150は、シェル122又はインサート150が、虫を誘引かつ捕集するために消費者によって使用されている間に取るであろうように配向されるときに決定される。底部開口部134の両側は、ユーザがシェル122内に滑り込ませるときにインサート150の適切な位置合わせを補助するように、テーパ状、溝付きとなっているか、又は、他の様式で構成されてもよい。シェル122の頂部121は、(図1に非限定的例によって示すように)実質的に又は完全に閉じていてもよい。
図3Aは、シェル122に挿入されつつあるインサート150を図示し、図3Bは、インサート150の挿入後の、直線3B−3Bに沿った図3Aのカートリッジの断面図である。インサート150は、粘着性部分152が取り付けられているか又はそれ以外の場合には一緒に形成されているフレーム166を含むことができる。シェル122に挿入されると、粘着性部分152は、シェル122を前方空洞188と後方空洞174とに分割する。後方空洞174は、粘着性部分152の裏面156及び後側ハウジング128の内面131によって画定され、その一方で、前方空洞188は、粘着性部分152の表面154及び前側ハウジングの内面133によって画定される。インサート150がシェル122内に位置付けられると、カートリッジ118は、ベース部102と係合することができる。図4は、ベース部102に連結されつつある図3Aのカートリッジ118を図示する。後方空洞174は、開口部を欠く場合があるが、カートリッジ118がベース部102に連結されるときに周囲環境に対して効果的に封止される底部開口部を除く。後方空洞174のこの配置は、捕虫装置100が使用中のとき、対流に起因する後方空洞174から周囲環境への熱損失を制限することができる。比較すると、前方空洞188は、虫が前方空洞188内に進入可能となる1つ又は2つ以上の開口部132を含み、それにより空洞を周囲環境に露出させる。
ここで図1〜図4を参照すると、粘着性部分152は、シェル122の開口部132のうちの1つを通って捕虫装置100に進入して粘着剤に接触する虫を固定する。いくつかの実施形態では、粘着性部分152は、粘着剤(又は粘着剤を含む粘着剤組成物)を含み、粘着剤又は粘着剤組成物は、基材上にコーティングされるか又はそれ以外の場合には塗布されるか又は基材内若しくは基材上に組み込まれる。粘着剤は、感圧性粘着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、粘着剤は、例えば、アクリル系ポリマー、ブチルゴム、天然ゴム、ニトリル、シリコーン、スチレンブロックコポリマー、スチレン−エチレン/プロピレン、スチレン−イソプレン−スチレン及び/又はビニルエーテル系粘着剤又はそれらの混合物である。基材は、(紙を含む)フィルム、織布又は不織布などの多種多様な形態で提供されてもよい。いくつかの実施形態では、基材は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリプロピレンなどの1種又は2種以上のポリマーを含むフィルムの形態である。基材は、1つ又は2つ以上の層を含んでもよい。一般的に、粘着性部分152の厚さは、約0.01mm〜約5mmの範囲であってもよい。いくつかの実施形態では、粘着剤の厚さは、約0.05mm〜約1.0mmの範囲であってもよい。粘着性部分152の表面積は、約25cm〜約150cmとすることができる。粘着性部分152は、透明又は半透明の基材(例えば、フィルムなど)の上にコーティングされた透明又は半透明の粘着剤若しくは粘着剤組成物を含むことができる。剥離式ライナーは、粘着性部分152に適用することができ、使用前に粘着性部分152を覆うこととなる。ユーザは、例えば、インサート150をシェル122内に挿入する直前に、粘着性部分152の表面154を露出させるために、剥離式ライナーを剥離除去することができる。
インサート150は、粘着性部分152を完全に取り囲むフレーム166を含むように示されているが、この開示は、そのように限定されていない。例えば、フレーム166は、粘着性部分152の周りに部分的にのみ延びていてもよい。例示的な一構成では、フレーム166は、粘着性部分152の第1の垂直側面に沿って、粘着性部分152の頂部を横断し、粘着性部分152の第2の垂直側面を下向きに延びていてもよい。そのような構成では、粘着性部分152の底部縁部にはフレームがない。他の構成では、インサート150は、基材の少なくとも中央部分に適用された粘着性部分152を有し、十分な構造剛性を提供する基材を有して、フレームレスとすることができる。更に、粘着性部分152は、示すように平らであってもよいし、又は、例えば、湾曲などの他の好適な形態を有することができる。図2、図3A及び図3Bに示すように、フレーム166の外周縁は、シェル122と同様に成形してもよい。
いくつかの構成では、インサート150は、虫誘引組成物を格納するためのリザーバ176を有する。虫誘引組成物は、気体、液体、固体及びそれらの組み合わせを含む多種多様な形態で提供することができる。いくつかの実施形態では、虫誘引組成物は、虫に対して誘引する1種又は2種以上の剤を含む固体組成物の形態で提供してもよい。固体組成物はまた、1種又は2種以上の液体及び1種又は2種以上のゲル化剤を含む、ゲルなどの半固体組成物を含む。ゲル化剤は、虫誘引組成物内部での架橋ネットワークの形成を容易にしてもよい。リザーバ176はまた、粘着性部分152に当初は固定されたが、乾燥又は脆化した後に粘着性部分152によってもはや十分に保持されない虫などの、落下した虫類を捕捉するために機能してもよい。リザーバ176は、前壁180(図2)及び後壁182によって画定されてもよく、前壁180は、リザーバ176の開口部の少なくとも一部を画定する。前壁180は、フレーム166と一体的に形成されてもよい。リザーバ176は、約1mm〜約30mmの深さ(depth)、約10mm〜約100mmの幅及び約1mm〜約50mmの高さを有してもよい。リザーバ176は、約1cm〜約60cmの容積を有することができる。リザーバ176は、インサート150がシェル122と係合し、シェル122がベース部102と係合すると、虫誘引組成物が、開口部132を通って蒸発又は分散し得るように、位置決めすることができる。リザーバ176などの本開示に従ったリザーバは、その後壁182を含む1つの部品として作製され、次いで、フレーム166に取り付けられてもよい。あるいは、その後壁を含むリザーバは、同一の材料から、射出成形又は熱成形工程などよって、フレームと共に一体的に形成してもよい。粘着性部分152は、リザーバ開口部に近接して終端してもよいか、又はリザーバ開口部を通過して下方に延び、リザーバ176の後壁182を横断してもよい。リザーバ176内の虫誘引組成物は、使用中に蒸発する場合があるため、リザーバ176が粘着性部分152に連結されて、両方の部品を同時に交換できることが有利である。更に、粘着性部分152に対するリザーバ176の配置のため、リザーバ176は、粘着性部分152の表面領域が妨害されないようにベース部内に受容することができる。この配置により、虫を捕獲するための粘着性部分152の表面積が最大化される。
他の構成では、インサート150は、リザーバ176を含まなくてもよい。更に他の構成では、インサート150は、リザーバ176を含まず、粘着性部分152は、インサート150の表面及び裏面の両方の上に位置付けられる。そのような構成では、粘着性部分152の表面154が十分な数の虫を固定化すると、ユーザは、インサート150をシェル122から取り出し、インサート150を回転し、インサート150をシェル122内への再度挿し込んでもよい。この位置では、インサート150の裏面は、開口部132に近接して位置付けすることができ、シェルに入る虫を固定化するために使用することができる。
図3Aに示すように、インサート150は、ユーザによってシェル122に選択的に挿し込まれて、カートリッジ118をベース部102に取り付けるための準備をしてもよい。いくつかの構成では、インサート150がシェル122に完全に着座したとき、インサート150は、例えば、インターロック機構又は摩擦嵌合などにより、シェル122と機械的に係合させられてもよい。インサート及びシェルに関する例示的な構成は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる、2016年7月11日出願の国際出願PCT/US2016/41812号、名称「INSECT TRAPPING DEVICE AND METHODS THEREOF」に提示されている。カートリッジ118はまた、垂下タブ164を含む。垂下タブ164は、インサート150上又はシェル122において位置決めすることができる。スイッチ(図示せず)は、カートリッジ118がベース部102に係合するとき、垂下タブ164を受容するベース部102上に位置決めされる。ベース部102内のスイッチは、1種又は2種以上の虫誘引要素(すなわち、電気発熱体110、光源114など)を動作させる機能を果たしていてよく、これにより、そのような虫誘引要素は、カートリッジ118がベース部102に係合されるときにのみ給電され得るようになっている。このように、カートリッジ118がベース部102から取り外されているとき、スイッチは、非アクティブ状態であり、電源は、虫誘引要素から取り外されている。
垂下タブ164は、垂下タブ164の垂直中心線がインサート150の垂直中心線からずれるように位置決めすることができる。垂下タブ164をずらすことにより、カートリッジ118をベース部102と適切に位置合わせすることを補助するために役立ち得る。より具体的には、垂下タブ164がスイッチ内に受容されるようにカートリッジ118が適切な方向を向いているときにのみ、カートリッジ118は、ベース部102内に完全に着座され得る。更に、垂下タブ164は、インサート150がシェル122内に適切に配置されていることを確実にするために役立つことができる。垂下タブ164はまた、インサート150の挿し込み又は除去中にユーザ用の便利な把持点として機能することもできる。垂下タブ164は、任意の好適な構成又は形状を有することができる。いくつかの構成では、垂下タブ164は、その垂直中間部の幅が、インサート150の底部縁部の幅の75%未満である。いくつかの構成では、垂下タブ164は、その垂直中間部の幅が、インサート150の底部縁部の幅の50%未満である。いくつかの構成では、垂下タブ164は、その垂直中間部の幅が、インサート150の底部縁部の幅の25%未満である。いくつかの構成では、垂下タブ164は、その垂直中間部の幅が、インサート150の底部縁部の幅の10%未満である。いくつかの構成では、垂下タブ164は、インサート150の垂直中心線に対して非対称でありながら、インサート150の垂直中心線と重なっている。
カートリッジ118をベース部102に連結して捕虫装置100を使用する準備をするためには、シュラウド108が底部開口部134を通って(図2)シェル122の後方空洞174内に受容され(図3B)、粘着性部分152の裏面と後側ハウジング128の内面との間に位置付けられるように、カートリッジ118を、シュラウド108を覆って下降させる(図4)。シュラウド108は、電気発熱体110を取り囲む、ベース部201から上方に延びる起立部分である。連結時にカートリッジ118をベース部102に対して相対的に位置決めし、位置合わせすることが、シュラウド108によって補助することができるのは、カートリッジ118をベース部102に対して適切に誘導するためにシュラウド108が役立つことができるためである。更に、連結時にシュラウド108をシェル122内に受容することはまた、垂下タブ164のベース部102内に位置決めされたスイッチとの適切な位置合わせを確実にするのにも役立つ。ベース部102の一部は、シェル122内に受容されて、カートリッジ118をベース部102に機械的に係合させてもよい。そのような係合は、摩擦嵌合接続又は、例えば、クリップ、ラッチ、磁石及び戻り止めを利用するなどの他の適切な種類の接続を利用して、ユーザがカートリッジ118及びベース部102の連結解除を所望するまで、シェル122とベース部102との間の連結を維持してもよい。カートリッジ118がベース部102に取り付けられると、次いで、捕虫装置100は、虫を誘引して拘束するために動作することができる。
図5Aは、明確にするためにカートリッジ118を除去して示した、ベース部102の等角図を図示し、図5Bは、電気発熱体110をより詳細に説明するためにベース部102の部分切欠図を図示する。図1〜図5Bを参照すると、カートリッジ118がベース部102に係合されているとき、シュラウド108は、底部開口部134を通ってシェル122の後方空洞174内に延び、後側ハウジング128とインサート150との間に位置する。図示した構成では、電気発熱体110は、シュラウド108内に位置付けられる。シュラウド108は、電気発熱体110を保護し、動作中に電気発熱体110が生成した熱を放熱しやすくする。本明細書において使用するとき、電気発熱体110は、加熱の目的のために電気を熱に変換する装置を指す。このように、電気発熱体110に関連付けられていてもよい配線、制御回路、コネクタ、マウントなどは、電気発熱体110の部品ではない。電気発熱体110は、例えば、1つ又は2つ以上の加熱可能な表面を有する正温度係数(PTC)ヒータ、抵抗型ヒータ又は電気エネルギーを熱エネルギーに変換する任意の他の種類の素子であってもよい。更に、電気発熱体110の温度は、自動調節を通して制御されてもよいか、又はサーモスタットなどの種々の温度制御回路を利用してもよい。ここで理解されるように、本開示は、任意の特定の種類の電気発熱体110又は制御回路に限定されない。しかし、電気発熱体110としてPTCサーミスタを使用して、他の加熱技術によって提供されるよりも複雑ではなく、低価格のシュラウド108を加熱する手段が提供され得る。
好適な電源(電池、壁コンセントなど)により通電されると、電気発熱体110は、シュラウド108を加熱する。次いで、シュラウド108は、シュラウド108の前面104に近接して配置されたインサート150の近接した粘着性部分152の裏面に対して、最初に熱を放射する。粘着性部分152の裏面が加熱されるにつれて、次いで、粘着性部分152の反対側の表面154が加熱される。したがって、捕虫装置100の熱経路は、電気発熱体110から、シュラウド108へ、(対流加熱及び/又は放射加熱を介して)粘着性部分152の後面へと向かうようなものであり、これにより、粘着性部分152の表面154が温まる。粘着性部分152を加温することにより、特定の種類の虫を捕虫装置100に誘引することを補助してもよい。例えば、加熱された粘着性部分152は、生体表面(すなわち皮膚)の熱シグネチャを模倣してもよく、したがって、カ、ノミ、ダニなどの皮膚に引き寄せられる虫を誘引してもよい。そのような虫は、加熱された粘着性部分152に引き寄せられ、粘着性部分152の表面154に接触することとなり、それにより、捕獲されることとなる。
図示した構成では、光源114は、別の虫誘引要素として機能し、ベース部102内に位置付けられている。利用される光源114の波長及び種類は、特定の種類の光に引き寄せられる虫を誘引するように選択することができる。光源114は、固体照明の形態である発光ダイオード(LED)116として示されている。一実施形態では、光源114は、3つのLED 116である。LED 116は、スルーホール技術などの任意の好適な取付技術を使用してもよい。いくつかの構成では、LED 116のうちの1つ又は2つ以上は、LED 116が、表面実装デバイス(SMD)であるように、表面実装技術(SMT)を利用する。LED 116のそれぞれは、直径が約0.5mm〜約10mmであってもよい。更に、LEDのそれぞれは、表面積が約0.5mm〜約100mmであってもよい。LEDのいくつかの例には、半導体発光ダイオード、ポリマー発光ダイオード、有機発光ダイオードなどが挙げられる。使用してもよい他の光源には、白熱灯若しくはフィラメント系灯、蛍光灯、ハロゲン灯、キセノン灯又は当該技術分野で既知の他の光源が挙げられるが、これらに限定されない。光源は、その出力の波長を調整するためにフィルタを有してもよいか又は有さなくてもよい。更に、本明細書で使用するとき、光源114は、虫誘引要素として利用される照明技術の光発生部品又は素子である。この点に関して、光源114は、ダイオード、フィラメント、励起ガスなどのうちのいずれであってもよい。光源114は、光発生部品又は素子に関連付けられてもよい配線、コネクタ、ベース部、レンズ又は素子を含まない。光源114は、起立した熱シュラウド108の外部に位置付けられている。光源114は、シュラウド108の表面の前方、下方、側方(beside)にあるか又は表面上に実装されてもよい。この位置付けにより、シュラウド108の前面104によって光を粘着性部分152に向かってより効果的に偏向させることが可能であってもよい。それはまた、シュラウド108の前面104によって、より均一な放射加熱をもたらしてもよい。そのような外部配置部の例は、図2の光源114におけるLED 116、図6Aのインサート250上のLED 216及び図12のLED 516として図示されている。光源114は、カートリッジ118がベース部102に係合するとき、光源114がシュラウド108とインサート150の間に位置付けられるように位置付けられる。このように、光源114が通電されているとき、粘着性部分152の裏面156を直接かつシュラウド108に反射する光により間接的に照らす。この構成は、LED 116と粘着性部分152との間の有利に遮蔽されない光路を更に可能とし、光及び熱の両方が互いに干渉することなく虫誘引要素として提供されることを可能にする。いくつかの実施形態では、光源114は、シュラウド108から放射する熱又はシュラウド108から粘着性部分152の裏面156に向かう光の反射のいずれかと干渉しないように、シュラウド108のベース部に又はベース部の近くに配置される。図示の構成はまた、光源114からの光の効果的な順方向伝搬を提供することができる。より具体的には、粘着性部分152とシュラウド108との間のLED 116の相対的な位置付けは、シュラウド108に近接した状態であっても、粘着性部分152を通した光の前方への偏向量を増加させる。この構成はまた、シュラウド108と粘着性部分152との間にエアギャップをもたらし、それ以外の場合には単一点ヒータを使用するときに存在するであろう粘着性部分152上のホットスポットを緩和することに役立つ。図5Aに示すような単一点発熱体110を使用すると、より単純かつより安価である一方で、多点発熱体よりも高温で動作することが必要となる場合がある、かつ/又は熱の放射/放散に起因してシュラウドの中央部分がシュラウド108の縁部よりも高温となる。シェル122の後方空洞174の内側に生み出された空気塊は、いくつかの実施形態ではシュラウド108をその前面及び後面の周りで包み込んでおり、粘着性部分152の加熱面の熱安定性及び均一性を更に向上させてもよい。この構成では、光路は、光源114から、直接かつ/又はシュラウド108から反射されてのいずれかで粘着性部分152の裏面に向かうようなものである。次いで、光は、粘着性部分152の裏面を通って進み、粘着性部分152の表面156から出る。照らされ、かつ加熱された粘着性部分152に引き寄せられた虫は、前方空洞188内に配置され、開口部132に対向する粘着性部分の表面156によって捕獲されることとなる。
シュラウド108は、カートリッジ118の粘着性部分152の後面に面する前面104を有することができる。前面104は、カートリッジ118がベース部102に係合するとき、空洞がシュラウド108の中心部分と粘着性部分152との間に形成されるように、凹面状であってよい。シュラウド108の前面104は、滑らかな凹面として図示されているが、この開示は、そのように限定されない。前面104は、凹形状を形成する表面の任意の好適な構成又は組み合わせを有することができ、その凹形状では、前面104の中央部分が前面104の側方部分に対してくぼんでおり、それにより内側に向かう隆起部を形成する。前面104の例示的な構成には、平らな部分、傾斜部分、湾曲部分、曲線部分などが含まれ得る。また、前面104は、(図示のように)連続的であってもよいし、又は、前面が隙間又は他の種類の分離を有するように、不連続であってもよい。いくつかの配置では、シュラウド108及びその前面104は、直接接触して、又は離間してのいずれかで、互いに近位に位置付けられた2つ以上のシュラウドによって、集合的に形成することができる。そのような複数シュラウド配置は、それぞれのシュラウドが別個に加熱されてもよいため、必ずしも単一点発熱体を使用しなくてもよい。光源114は、カートリッジ118がベース部102に係合したとき、シュラウド108の前面104と粘着性部分152の後面との間に形成される空洞内でベース部102に位置付けられてもよい。このように、粘着性部分152を照明することに加えて、光源114はまた、シュラウド108の前面104も照らす。前面104と光源114との相対的位置付けにより、前面104は、光源114からの光の少なくとも一部を粘着性部分152の裏面156上に反射させる反射体として機能することができる。図5Aに示すように、例えば、光源114は、シュラウド108の底部でベース部102内に位置付けられている。更に、光源114は、シュラウド108の前面104よりも下方に位置付けられるとともに、前面104の前方に位置付けられているように示されている。様々な構成によれば、前面104の少なくとも一部は、光拡散、散乱及び/又は反射を助けるように粗面化されてもよい。いくつかの構成では、前面104の粗面化部分は、SPI A−1程度〜SPI D−3程度の表面粗さ(Ra)を有する。更に、粗面化部分は、シュラウド108の前面104の表面積の約70%〜約100%の表面積を有してもよい。
回路基板106(図5A)は、電気発熱体110及び光源114を動作させるための回路を含むベース部102内に位置付けることができる。回路基板を、リザーバ176の後方に位置付けることができるように、回路基板106は、ベース部102内に垂直に取り付けられてもよい。回路基板106をリザーバ176の後方に位置付けることで、虫誘引組成物が回路と接触する可能性は、最小化される。図5A〜図5Bに示すように、ベース部102はまた、シェル122がベース部102に連結されたとき、リザーバ176の少なくとも一部を受容するように寸法決めされた空洞120を画定してもよい。
捕虫装置100を動作中に前方側(すなわち、図12の突起部112の反対側)から観察するとき、粘着性部分152の表面154は、開口部132を通して少なくとも部分的に視認可能であってもよい。光源114は、粘着性部分152の後方に位置付けされているため、光源114が作動しているとき、粘着性部分152は、その裏面から照明される。電気発熱体110を収容するシュラウド108は、粘着性部分152及び光源114の両方の後方に位置付けられ、照らされた粘着性部分152を所望の温度範囲内に加熱するように機能する。発熱体110を粘着性部分152の後方に位置付けると、シェル122の前側ハウジング124の開口部132を通って前側エンクロージャに進入した虫、特にカから、相対的に高温の(50℃以上に加熱され得る)発熱体110を隠すという付加的な利点が更にもたらされる。より詳細に後述するように、凹面状の前面104並びにシュラウド108内での電気発熱体110の相対的配置及び構成に部分的に起因して、粘着性部分152の全表面領域は、概ね均一に加熱されて、ホットスポットを回避しながら生体組織を模倣することに役立つことができ、捕虫装置100の有効性を向上させる。
ここで図5Bを参照すると、ベース部102の部分切欠図は、シュラウド108の例示的な内部配置を図示する。電気発熱体110は、金属板158に熱的に接触している1つ又は2つ以上のPTC発熱体160を含む。説明の目的のために、1つのPTC発熱体160のみを図5Bに示す。例示的なPTC発熱体は、ShenZhen Jinke Special Materials Co.,Ltd.により製造されたPTC発熱体モデル番号15−6−.3のようなスイッチ型PTCサーミスタである。PTC発熱体160の平らな前面161は、PTC発熱体160が作動しているときに加熱され、金属板158と接触している。このように、PTC発熱体160により発生する熱は、金属板158の表面領域にわたって伝導して広がる。金属板158は、約0.25mm〜約1.5mmの厚さを有することができ、アルミニウム又は他の熱伝導材料から作製することができる。金属板158は、前面104と全般的に同じ大きさであるように寸法設定することができる。いくつかの構成では、金属板158は、幅が5cmより大きく、表面積が約23cm〜約148cmである。金属板158の幅は、消費者による使用中に虫を誘引かつ捕獲するであろうように金属板158を配向させるときに決定される。
更に、金属板158は、前面104の凹面状の幾何学形状に全般的に従うように構造化することができる。例示した構成では、例えば、金属板158は、平らな翼158Bが両側に位置付けられた平らな中央区分158Aを含み、翼158Bは、中央区分158Aに対して角度が付けられている。他の構成では、金属板158は、湾曲しているか、又は平らな区分及び湾曲区分を含む。PTC発熱体160は、金属板158に(クリップ、粘着剤などの任意の好適な技術を用いて中央区分158Aなどに)連結することができるいずれにしても、金属板158は、PTC発熱体160によって生成された熱の分配に役立ち、これにより、シュラウド108が加熱され得る。
PTC発熱体160に近接していることにより、金属板158の中央領域は、金属板158の周辺領域よりも高温となる。このように、金属板158の中央領域に近接するシュラウド108の前面104の一部は、金属板158の周辺領域に近接するシュラウド108の前面104の一部よりも高温であってもよい。しかし、前面104の凹面状の構成により、金属板158の周辺領域に近接する前面104の一部は、粘着性部分152に、より近く位置付けられ、金属板158の周辺領域に近接する前面104の一部は、粘着性部分152からより離れるように離間されている。そのような構成は、粘着性部分152の全表面積を全般的に均一に加熱することに役立つ。例示的な捕虫装置の粘着性部分と前面との間の相対的な間隔に関する付加的な詳細は、図12に関して以下でより詳細に説明される。
捕虫装置100の動作中、電気発熱体110が起動されると、シュラウド108の前面104は、1時間未満で定常状態平均温度に達してもよい。シュラウド108の前面104の定常状態平均温度は、約23℃の周囲温度で約40℃〜約50℃であってもよい。更に、前面104は、約23℃の周囲温度で定常状態平均温度の±6、8、10又は12℃以内の最小定常状態温度及び最大定常状態温度を有してもよい。前面104の最小定常状態温度と最大定常状態温度との間の絶対差は、約10、12、14、16、18、20又は22℃であり得る。粘着性部分152は、約23℃の周囲温度で約32℃〜約38℃の定常状態平均温度を有してもよい。(中国又はブラジルなどの国においてより高温の日について代用とすることができる)約30℃の周囲温度で、粘着性部分152は、約35℃〜約40.5℃の定常状態平均温度を有してもよい。粘着性部分152の直接熱最小定常状態温度及び直接熱最大定常状態温度は、定常状態平均温度の±1.5℃以内であってもよいか、又は粘着性部分152の直接熱最小定常状態温度及び直接熱最大定常状態温度は、定常状態平均温度の約±1.5℃〜約±3.5℃の範囲であってもよいか、又は粘着性部分152の直接熱最小定常状態温度及び直接熱最大定常状態温度は、定常状態平均温度の約±2.5℃〜約±3.5℃の範囲であってもよい。直接熱最小定常状態温度と直接熱最大定常状態温度との間の絶対差は、約2.5℃未満、5℃未満又は7.5℃未満とすることができる。これらの温度は、シュラウドの真正面にある(directly in front of)粘着性部分のその部分の最小温度及び最大温度である。いくつかの実施形態では、粘着性部分の表面積の50、60%、70%、80%又は90%超は、直接熱最小温度と直接熱最大温度との間に収まる温度に加熱される。加熱される粘着性部分全体の最小定常状態温度及び最大定常状態温度は、シュラウドの真正面であるかどうかにかかわらず、定常状態平均温度の±5℃以内であってもよい。PTC発熱体160の前面161の設定点温度(Ts)は、約50℃〜約70℃であってもよい。表面温度試験方法は、以下に示す。
シュラウド108をベース部102の部品として設けることは、装置のカートリッジ118と共にシュラウド108を廃棄することが望ましくない場合があるため、有益である。その代わりに、カートリッジ118の部品(又はカートリッジ全体)は、必要に応じて、シュラウド108をベース部102に残した状態のままで交換することができる。また、捕虫装置100の動作中にシュラウド108をカートリッジ118で取り囲むことによって、カートリッジ118は、シュラウド108を閉じ込める役割を果たし、これにより、シュラウドが一般的により迅速に、より均一に暖まり得るとともに、大気の擾乱及び乱流からの影響を受けにくくなる。シュラウド108が閉じ込められていない場合、粘着性部分152を所望の温度まで加熱するために、より高温での動作が必要となるであろうし、したがって、捕虫装置100において、粘着性部分152の表面温度のばらつきが、より大きくなりやすくなる。更に、シュラウド108は、後方空洞174内部に位置付けられ、シェル122の前方空洞188に進入した虫が容易には到達できないため、ホットスポット及び/又は50℃を超える温度は、カなどの虫に対して容易に視認されないこととなる。また、シュラウド108の前面104の表面積は、粘着性部分152の表面154の表面積と実質的に同様であってもよいため、粘着性部分152の裏面156を所望の温度範囲に均一に加熱することがより容易である。いくつかの実施形態では、シュラウド108の前面104は、粘着性部分152の裏面156の表面積の50%、60%、70%、80%、90%、又はそれ以上の表面積を有する。
シュラウド108に対する粘着性部分152の相対配置に起因して、カートリッジ118の構成はまた、虫を誘引する恐れがあり、次いで、虫が装置の捕獲用粘着面(すなわち、粘着性部分152)からあいにく離れてしまうであろう、粘着剤のない加熱表面の量を有益に最小化することに役立つ。最後に、シェル122は、虫を遠ざける恐れがある、捕虫装置100の高温部分を、虫が検知することを防ぎ得る。
ここで代替的なインサート構成を見ると、図6A〜図6B及び図7A〜図7Bは、それぞれオンボードの光源を含む例示的なインサート250及び350を図示する。そのようなインセット250、350は、光源を有さない捕虫装置のベース部と共に使用してもよい。図6A〜図6Bは、リザーバを含まない例示的なインサート250の等角図を示す。本明細書に記載されたインサート150と同様に、インサート250は、フレーム266によって囲まれ、虫を捕獲するための表面254を有する粘着性部分252を有する。インサート250はまた、1組のLED 216を含むように示されている光源214を有する。LED 216は、関連付けられた捕虫装置の動作中、(装置の観察者に対して)粘着性部分252の後方にあるように位置付けられ、粘着性部分252の裏面256は、LED 216が起動すると照らされる。インサート250は、関連付けられたベース部のシュラウドの前面の形状に酷似してもよい前縁部217を有する棚状部215を有する。インサート250はまた、インサート250の下方部分から延びる垂下タブ264を有する。垂下タブ264の垂直中心線は、インサート250の垂直中心線からずれており、対応するベース部のスイッチ内に受容されるように位置付けられる。垂下タブ264はまた、捕虫装置のベース部内の対応する接点と電気的に接触するように位置決めされた電気接点217を有する。ベース部と電気的に接触すると、電力を、電気接点217及び回路219を介して供給することができ、インサート250に搭載されてもよい光源214が点灯され、かつ/又は他の誘引要素が照らされる。
図7A〜図7Bは、インサート350がリザーバ376を含んでいることを除いてインサート250と類似している、インサート350の等角図を示す。インサート250と同様に、インサート350は、フレーム366に囲まれ、その上に虫を捕獲するための表面554を有する粘着性部分352を有する。インサート350はまた、1組のLED 316として示された光源314を有する。インサート350をシェル内に滑り込ませた後、LED 316が、(装置の観察者に対して)粘着性部分352の後方に位置し、その裏面356を照らすように、LED 316は、インサート350の、リザーバ376とは反対側に位置付けられている。インサート350は、関連付けられたベース部のシュラウドの前面の形状に酷似してもよい前縁部317を有する棚状部315を有する。インサート350はまた、図6A〜図6Bで上述した配置と同様に、電気接点317を有するインサート350の下方部分から延びる垂下タブ364を有する。ベース部と電気的に接触すると、電力を、電気契約317及び回路319を介して供給することができ、インサート350に搭載されてもよい光源314が点灯され、かつ/又は他の誘引要素が照らされる。
上述したインサートは、フレーム構造を利用しているが、この開示は、そのように制限されない。図8は、フレームレス構成を有するインサート450の分解図を図示する。示すように、粘着性部分452は、実質的に固体のベース部材468に取り付けられている。ベース部材468は、例えば、半硬質板紙又は他の好適な材料であり得る。そうであっても、固体ベース部材468は、粘着性部分452が上述した温度パラメータに従って加熱されるようにすることができる。ベース部材468は、ユーザに把持点を提供するように機能し、また捕虫装置内のスイッチを作動させるために使用することもできる垂下タブ464を含むことができる。図8は、垂下タブ464の垂直中心線がベース部材468の垂直中心線と概ね位置合わせされていることを示しているが、他の構成では、垂下タブ464の垂直中心線は、ベース部材468の垂直中心線からずらされている。更に、図8は、粘着性部分452がベース部材468の第1の側に位置付けられていることを図示しているが、この開示は、そのように制限されない。いくつかの構成では、例えば、第2の粘着性部分が、ベース部材468の第2の側に取り付けられている。(両面インサートと称する場合がある)そのような構成は、インサート450がシェルから除去され、ユーザによって裏返しにされ、次いで将来の使用のためにシェルに再挿し込みされることを可能にしてもよい。また、図8には、使用前に粘着性部分452を覆って保護するためにベース部材468に貼り付けることができる剥離式ライナー486が示されている。本明細書に記載された他のインサートと同様に、インサート450が、粘着性部分452を覆う剥離式ライナー486と共にパッケージ化されて出荷されるように、剥離式ライナー486は、製造中にインサート450(及び/又はインサートのリザーバ)に追加することができる。インサート450を捕虫装置のシェル内に挿し込む直前に、ユーザは、剥離式ライナー486を除去して廃棄し、粘着性部分452を露出させてインサート450を使用する準備をすることができる。図示した構成では、剥離式ライナー486は、ユーザ用の把持点を提供するためにベース部材468から分離されたタブ465を含む。
ここで代替的なカートリッジ構成を見ると、図9A〜図13Bは、カートリッジの内部に取り外し不能に位置付けられた粘着性部分を有する例示的なカートリッジ518及び618を図示する。このように、カートリッジは、捕虫装置のベース部に取り付けてもよく、そして使用後、ユーザによってカートリッジ全体が除去されて廃棄されてもよい。次いで、未使用のカートリッジは、ベース部に取り付けてもよく、捕虫装置の動作は、再開することができる。図9A〜図9Bは、図11に図示されたベース部と共に使用されてもよい例示的なカートリッジ518を等角図で図示する。図10は、カートリッジ518の分解図を図示して、粘着性部分552及びリザーバ576の例示的な一構成を説明する。リザーバ576は、インサート150に関して上述したリザーバ176と同様であり得る。しかし、いくつかの構成は、リザーバ576を含まないことに留意されたい。カートリッジ518は、カートリッジ118と多くの点で類似しているか又は同一であり得る。例えば、カートリッジ518の前側ハウジング524は、飛ぶ虫又は這う虫を受け入れるための1つ又は2つ以上の開口部532を画定することができ、これにより、虫が、粘着性部分552の前面554に接触することとなるようになっている。しかし、カートリッジ518の粘着性部分552は、前側ハウジング524と後側ハウジング528との間に取り外し不能に位置付けられ、図12に示すように、カートリッジの内部を前方空洞588及び後方空洞574に分割する。前側ハウジング524及び後側ハウジング528及び/又は粘着性部分552は、超音波溶接、接着剤、機械的ファスナーなどの任意の好適な技術を用いて連結することができる。あるいは、前側ハウジング524及び後側ハウジング528は、例えば、射出成形により形成された一体的構造であり得る。図9Bに示すように、後側ハウジング528は、凸状であって、カートリッジ518の底部で粘着性部分552の裏面556から離間していてもよく、これにより、これらが集合的に底部開口部534を画定するようになっていてもよい。カートリッジ518は、ベース部502のスイッチと係合する垂下タブ564を更に含むことができる(図11)。
図11は、ベース部502に連結される際のカートリッジ518を例示する。図12は、カートリッジ518のベース部502への連結後の、シュラウド508の幾何中心を通る、カートリッジ518(図11)及びベース部502の横方向断面図である。ベース部502は、ベース部102と多くの点で類似しているか又は同一であり得る。例えば、ベース部502は、金属板558に近接して位置付けられた前面504を有するシュラウド508を含むことができる。PTC発熱体560の平らな前面561は、PTC発熱体560が作動しているとき、金属板558が加熱されるように、金属板558に連結することができる。この構成では、PTC発熱体560は、クリップ511を介して金属板558に保持されている。
図11〜図12に示すように、シュラウド508は、カートリッジ518の底部開口部534を通ってカートリッジ518の後方空洞574内に受容することができ、後方空洞574は、粘着性部分552の裏面556及び後側ハウジング528の内面531によって画定されている。前方空洞588は、粘着性部分552の表面554と前側ハウジング524の内側面533との間に画定されている。カートリッジ518を完全に着座させると、粘着性部分552は、シュラウド508の前面504に近接して位置付けられることとなる。内部空洞562は、粘着性部分552の裏面556とシュラウド508の前面504との間に画定されている。内部空洞562は、後方空洞574の部分である。後方空洞574、前方空洞588及び内部空洞562は、動作中にPTC発熱体560によって生成される熱により加温することができるが、後方空洞574は、前方空洞588よりも一般的に高温になる。LED 516は、内部空洞562内に位置付けられ、作動されたとき、LEDが、粘着性部分552の後面556及びシュラウド508の前面504を照らすようになっている。上述した前面104と同様に、シュラウド508の前面504は、内部空洞562内での配光に役立つように、粗面化部分を含んでいてもよい。動作中、虫は、前側ハウジング524の開口部532を通って前方空洞588に進入する。
いくつかの構成では、シュラウド508が占める任意の容積を含む後方空洞574の全内部容積は、約75cm〜約150cmである。シュラウド508の容積は、約25cm〜100cmであってもよい。後方空洞574の全内部容積からシュラウド508の容積を引いたエアギャップ容積は、約37cm〜120cmであってもよい。いくつかの構成では、エアギャップ容積は、後方空洞574の全内部容積の約20%〜約80%である。いくつかの構成では、エアギャップは、後方空洞574の全内部容積の65%であり、シュラウド508の容積は、35%である。上述したように、エアギャップは、粘着性部分552の加熱面の熱安定性を向上させるために機能することができる。
図示の構成では、シュラウド508の前面504の凹面状の形状及び平らな粘着性部分552により、粘着性部分552の裏面556とシュラウド508の中央におけるシュラウド508の前面504との間に、間隔(G1)が画定されている。粘着性部分552の裏面556とシュラウド508の側縁部における前面504との間には、間隔(G2)が画定されている。間隔(G1)の長さは、間隔(G2)の長さよりも大きい。間隔(G1)は、約4mm〜約12mmとすることができ、間隔(G2)は、約0.5mm〜約3mmとすることができる。示すように、間隔(G1)に近接するシュラウド508の部分は、間隔(G2)に近接するシュラウド508の部分よりもPTC発熱体560の近くに位置付けられている。このように、間隔(G1)に近接するシュラウド508の部分は、間隔(G2)に近接するシュラウド508の部分よりも高い温度に一般的に加熱されることとなる。しかし、粘着性部分552は、間隔(G1)に近接するシュラウド508の前面504から更に遠くに離間されている。粘着性部分552は、間隔(G2)に近接するシュラウド508の前面504に、より近くに離間されている。シュラウド508の縁部で粘着性部分552とシュラウド508との間の距離を減少させ、シュラウド508の中央で粘着性部分552とシュラウド508との間の距離を増大させることは、一般的に、前面504の中央部分とシュラウド508の縁部との間の温度勾配の主要因となり得る。したがって、粘着性部分552は、その全表面積にわたって均一に加熱されてもよい。いずれかの理論に束縛されるものではないが、粘着性部分552を一様に加熱することが生体組織をより忠実に模倣すると考えられることから、粘着性部分552を均一に加熱すること(すなわち、局所的なホットスポットを回避すること)は、捕虫装置の有効性を増加させると考えられる。
ここで図13A〜図13Bを参照すると、別の例示的なカートリッジ618の分解等角図が示されている。カートリッジ618は、カートリッジ518と多くの点で類似しているか又は同一であり得る。例えば、カートリッジ618は、飛ぶ虫又は這う虫を受け入れるための1つ又は2つ以上の開口部632を画定する前側ハウジング624を有する。粘着性部分652は、前側ハウジングと後側ハウジング628との間に取り外し不能に取り付けられる。カートリッジ618は、関連付けられたベース部のスイッチに係合するための垂下タブ664を更に含むことができる。インサート250及び350と同様に、カートリッジ618は、1組のLED 616を含むように示される光源614を含む。LED616は、関連付けられた捕虫装置の動作中にLEDが粘着性部分652の後方にあるように位置付けられている。垂下タブ664の垂直中心線は、カートリッジ618の垂直中心線からずらされ、対応するベース部のスイッチ内に受容されるように位置付けられている。垂下タブ664はまた、捕虫装置のベース部内の対応する接点と電気的に接触するように位置付けられた電気接点617を有する。ベース部と電気的に接触すると、電力を、電気接点617及び回路619を介して供給することができ、カートリッジ618に搭載されてもよい光源614が点灯され、かつ/又は他の誘引要素が照らされる。カートリッジ618は、図11のベース部502と同様のベース部に連結することができ、これにより、シュラウド508に類似するシュラウドが、カートリッジ618の底部開口部634を通して受容され得るようになっている。次いで、粘着性部分652は、上記の技術に従って加温することができ、LED 616は、粘着性部分652の後面を照らすことができる。
ここで図14〜図18を参照すると、カートリッジ及びベース部の、更なる例示的な構成が示されている。これらの構成では、カートリッジのシェルは、電気発熱体及び/又は光源を取り外し不能に収容することができる。上述された構成と同様に、インサートは、インサートの粘着性部分が、発熱体によって加熱され、光源によって照らされ得るように、少なくとも部分的にシェル内にて、取り外し可能に保持され得る。図14は、インサート752を搭載することができるシェル722(図15)を有する、例示的なカートリッジ718を図示する。インサートがシェル722内に着座すると、次いで、カートリッジ718は、以下により詳細に説明するように、ベース部702に連結することができる。シュラウド708は、シェル722と共に配置され、上述した構成と同様に、1つ又は2つ以上の電気発熱体が、シュラウド708の凹面状前面704の後方に位置付けられていてよい。シェルはまた、図示の実施形態では前面704のベース部に近接して位置付けられた3つのLED 716を含む光源714を含む。前面704の少なくとも一部は、光源714によって生成された光の光拡散、散乱及び/又は反射を助けるように、粗面化されていてもよい。
カートリッジ718は、ベース部702の対応する電気接点742A〜Dと係合するように位置付けられている電気接点740A〜Dを有することができる。いくつかの構成では、カートリッジの電気接点740A〜Dは、ピンであり、ベース部702の電気接点742A〜Dは、ソケットであるが、他の構成を用いてもよい。電気接点の総数は、電気発熱体、光源などの必要に基づいて変化することができるが、図示のカートリッジ718では、電気接点740B及び740Cは、光源714用の回路と関連付けられ、電気接点740A及び740Dは、電気発熱体用の回路に関連付けられている。この配置により、ベース部102によって電気接点740B及び740Cに供給されることとなる電圧/電流レベルは、電気発熱体の電気契約740A及び740Dに供給される電圧/電流レベルと比較して異なることができる。
図15は、捕虫装置700の等角分解図である。例示的なインサート750が、図14のカートリッジ718に挿し込まれるところが図示されており、カートリッジ718は、次いで、図14のベース部702に連結することができる。更に明確にするために、図16は、垂直軸に沿った図15の捕虫装置700の側断面図である。ここで図15〜図16を参照すると、インサート750は、上述したインサートと同様であり、フレーム766、粘着性部分752及びリザーバ776を有することができる。底部開口部734を通してシェル722内に完全に挿し込まれると(図16)、インサート750の裏面756は、シュラウド708の前面704に近接して位置付けられることとなる。電気発熱体710は、前面704の後方に位置付けられ、光源714は、インサート750の裏面756とシュラウド708の前面704との間に位置付けられている。
捕虫装置100の動作を準備するために、着座したインサート750を備えたシェル722は、ユーザによってベース部702に連結することができる。連結の結果として、電気接点740A〜Dは、ベース部702の対応する電気接点742A〜Dに接触することとなる。インサート750の構造に応じて、ベース部は、リザーバ776の少なくとも一部を受容するように寸法決めされた空洞720を含んでもよい。上述した構成と同様に、インサート750は、ベース部702内のスイッチに係合するように位置付けされた垂下タブ764を任意選択的に含むことができる。そのような構成では、例えば、シェル722がベース部702に係合されて、スイッチもまた垂下タブ764によってアクティブにされるときにのみ、電気発熱体710及び光源714に、電力が供給されることとなる。このようにして、電気発熱体710及び光源714は、ユーザがインサート750をシェル722内に適切に位置付け、シェル722をベース部702に取り付けたときにのみ動作可能となる。
捕虫装置100の使用後、ユーザは、カートリッジ718をベース部702から取り外すことができる。インサート750は、シェル722の一定部分を締め付ける(squeeze)ことによるなどの任意の好適な技術によって、シェル722から除去することができる。シュラウド708、電気発熱体710及び光源714は、インサート750が除去されたとき、シェル722内に保持されたままである。
ここで図17〜図18を参照すると、シェル822の別の例示的な構成が図示されている。図17は、関連付けられたベース部802を備えるシェル822の分解正面図を示す。シェル822の前側ハウジングは、説明の目的のために示していない。図18は、シェル822の背面図である。ベース部802は、ベース部702と同様であり、シェル822の電気接点840A〜Dを受容するように構成された電気接点を含むことができる。シュラウド808は、シェル822の後側ハウジング828に連結されている。図示の構成では、2つの接続点809(図18)は、シュラウド808を後側ハウジング828に連結するために使用される。以下により詳細に説明するように、これらの接続点809は、インサートの除去中に、シェル822の様々な屈曲を容易にするために役立つことができる。シュラウド808は、動作中にシュラウド808の前面804を加熱するように構成された電気発熱体(図示せず)を収容することができる。他の構成と同様に、シュラウド808の前面804は、凹面状とし、前面804に近接して取り付けられたLED 816又は他の種類の光源と共にテクスチャ加工することができる。
シェル822はまた、シェル822の内面に少なくとも部分的に沿って延びる、対向するガイドレール844を含むことができる。対向するガイドレール843の内面843は、幅(G)を有する間隔を形成することができる。インサートをシェル822内に滑り込ませると、ガイドレール844が、インサート822の相対的な配置を摩擦嵌合を介して維持するように、幅(G)は、インサートの幅よりもわずかに狭くてもよい。他の技術は、インサートをシェル822と機械的に係合するために使用されてもよい。シェル822からインサートを取り外すために、シェル822は、ベース部802から除去することができ、ユーザは、シェル822の前面及び/又は後面を、それらの部分を内側に屈曲させるために締め付けることができる。例示的なディンプル892は、後側ハウジング828上の例示的な締め付け点として図18に示されている。同様のディンプルは、シェル822の前側ハウジング上に設けられてもよい。シェル822のそれらの部分が内側に屈曲するにつれて、ガイドレール843は、外側に広がることとなり、それにより間隔(G)が増大し、インサートとの摩擦嵌合が解除される。なお、後側ハウジング828に対するシュラウド808の2つの接続点809は、シェル822内部でのシュラウド808の配置が維持されたまま、インサートが取り外され得るような、シェル822の屈曲を容易にするために役立つことができる。
上記の様々な例がPTC型電気発熱体を利用しているが、この開示は、そのように限定されない。いくつかの構成に従って、捕虫装置は、熱を生成するために1つ又は2つ以上の抵抗型発熱体を利用することができる。更に、1つ又は2つ以上の温度センサは、捕虫装置の熱的条件を監視するために使用することができる。動作中の熱的条件に基づいて、温度を制御するために、一定の動作をとることができる。例えば、以下により詳細に説明するように、電気発熱体は、オフにする、オンにする、出力を上げる、出力を下げる、又は、他の様式で感知温度に応じて制御することができる。有益なことに、そのようなフィードバック回路を用いることにより、周囲温度は、電気発熱体を作動させるときに考慮することができる。例として、周囲温度が相対的に高い場合、電気発熱体は、捕虫装置の粘着性部分の過剰な加熱を回避するために、低頻度で又はより低い電力レベルで通電することができる。比較として、相対的により低温の環境で動作する場合、電気発熱体は、より頻繁に又はより高いレベルで動作して、粘着性部分の温度を所望の温度範囲内に維持することができる。上述したように、粘着性部分を加温して生体表面(すなわち、皮膚)の熱シグネチャを模倣することは、ある種類の虫を捕虫装置に誘引することに役立ち得る。粘着性部分を過剰に加熱すること又は粘着性部分を適切に加熱しないことにより、性能を阻害する恐れがある。したがって、周囲の動作条件に基づいて粘着性部分の加熱を制御することができることで、カ、ノミ、ダニなどの皮膚に引き寄せられる虫を誘引する性能を向上させることができる。
様々な技術は、温度フィードバック制御ループを提供するために利用することができる。いくつかの構成では、捕虫装置の1つ又は2つ以上の部分の温度は、電気発熱体に近接して位置付けられた温度センサにより監視することができる。温度センサの種類の一例は、感知温度に基づいて抵抗値が変化する負温度係数(NTC)サーミスタセンサである。したがって、温度センサの抵抗値は、熱制御回路に提供される基準出力を生成することができる。温度センサの出力(すなわち、抵抗値)に基づいて、熱制御回路は、適切な動作をとることができる。
いくつかの実施形態では、熱制御回路は、温度センサの抵抗値に基づいて出力を生成する1つ又は2つ以上の比較器又は他の論理構造を含むことができる。出力は、電気発熱体に電気的に結合されたスイッチを制御することができる。一般的に、比較器は、第1の電圧レベルを第2の電圧レベルと比較し、この比較に基づく出力を生成する。第1の電圧レベルは、適切な抵抗体を使用して所望の温度閾値に相当する特定のレベルに設定することができる。温度センサは、第2の電圧レベルが第1の電圧レベルを超えたとき(又は構成に応じて、第1の電圧レベル未満であるとき)、温度閾値が超過されたこととなるように、第2の電圧レベルを変化させるように機能することができる。その時点で、比較器は、電気発熱体と直列接続されているトランジスタなどのスイッチを開にするために、出力を生成することができる。
いくつかの実施形態では、熱制御回路は、制御ロジックでプログラムされたマイクロコントローラなどの制御部を含むことができる。上記と同様に、温度センサは、温度に基づき、抵抗値を変化させ、制御部に電圧レベルの形で提供してもよい。電圧レベルに基づいて、制御部は、電気発熱体への電力を制御するスイッチを制御するために使用される出力を生成することができる。いくつかの構成では、制御部は、高い温度閾値及びより低い温度閾値などの、複数の温度閾値をロジック内に実装することができる。以下により詳細に説明するように、2つの閾値を用いることで、スイッチング機能のためのヒステリシスを提供することができ、したがって、電気発熱体の過剰なスイッチングを制限することができる。
図26Aは、ベース部102の等角図を図示し、図5Aに類似して、明確にするためにカートリッジ118を除去して示し、ベース部102は、シュラウド108内に位置付けられた温度センサ136を有する。図26Bは、ベース部102の部分切欠図である。温度センサ136は、図26Aに概略的に示されているが、温度センサ136の大きさ、形状及び配置場所が変化してもよいことを理解されたい。図26A〜図26Bを参照すると、温度センサ136が、回路基板106の熱制御回路に提供することができる出力を生成するように、温度センサ136は、電気発熱体110に近接して位置付けられている。示すように、温度センサ136は、電気発熱体110に近接して位置付けて、相対的に迅速な温度フィードバック及びより正確な温度感知を提供することができる。電気発熱体110は、通電時に発熱する抵抗体とすることができる。電気発熱体110が好適な電源(電池、壁ソケットなど)によって通電されているとき、電気発熱体110は、詳細に上述したように、シュラウド108を加熱する金属板158(図26B)を加熱する。発生する熱の量は、温度センサ136によって感知される。したがって、電気発熱体110により生成される熱は、動作中に温度センサ136によって提供される温度フィードバックに基づいて、関連付けられた熱制御回路により制御することができる。温度センサ136は、図26A及び図26Bに示すように、温度フィードバック情報が、電気発熱体110により熱が発生すると比較的早く生成され得るように、シュラウド108の内側に、電気発熱体110に密に近接して配置することができる。追加的に又は代替的に、温度センサ136は、ベース部102に対して内部又は外部のどこにでも配置して、粘着性部分152(図3A)、前面104及び/又は他の対象の個所の温度などの様々な温度状態を感知することができる。更に、単一点電気発熱体110が図26Aに示されているが、1つ又は2つ以上の温度センサ136により提供される温度フィードバックに基づいて個別に又は一括して制御される、複数の発熱体(すなわち、複数の抵抗体)が利用されてもよいことが理解される。
ここで図27を参照すると、シュラウド108内に位置付けられた電気発熱体110の種類の一例を図示するベース部102の断面図は、明確にするために様々な部品を除去して示されている。電気発熱体110は、フレーム111に取付けられた抵抗体140であり、フレーム111は、金属板158に連結されている。明確にするために、図28は、金属板158の後面を、それに連結されたフレーム111と共に示す。図27〜図28を参照すると、温度センサ142もまたフレーム111に取り付けられている。図示した実施形態では、温度センサ142は、温度の上昇と共に抵抗値が減少する負温度係数(NTC)サーミスタである。他の実施形態では、感知温度に基づく出力を生成する様々な種類の温度センサは、いくつかある中で熱電対、抵抗温度計などを使用することができる。抵抗体140及び温度センサ142のそれぞれは、熱制御回路の部分として回路基板106(図27)に電気的に接続されている。
抵抗体140が通電されると、それにより、金属板158及び外側に放射する熱が生成され、シュラウド108の前面104を加熱する(図26B)。温度が上昇するにつれて、温度センサ142は、抵抗値が低下する。抵抗値がある程度まで低下すると、以下でより詳細に説明されるように、熱制御回路は、過剰な加熱を回避するために抵抗体140による発熱量を減少させることができる。例えば、発熱量を低減するために、抵抗体140は、電源から切り離すことができるか、又は抵抗体140に供給される電力量を低下させることができる。次いで、温度センサ142により感知される温度は、低下し始めることとなり、その負の温度係数により温度センサ142の抵抗値が増大する結果となる。抵抗値が、回路基板106の制御ロジックにより設定された一定量まで上昇すると、熱制御回路は、抵抗体140に再度通電して、抵抗体140による発熱量を増加させることができる。
ここで図29を参照すると、金属板158を加熱するための電気発熱体110の別の実施例が示されている。この実施形態では、電気発熱体110は、セラミック封入抵抗体144である。セラミック封入抵抗体144は、図30に示すフレーム113によって保持することができ、フレーム113は、金属板158に連結されている。いくつかの実施形態では、フレーム113は、セラミック封入抵抗体144の相対位置を、金属板158と熱的に接触したままであるように維持するためのブレース119(図30)を有する。更に、図30に示すように、フレーム113は、セラミック封入抵抗体144の一部を受容するように寸法設定されたフレーム壁117によって画定された開口部115を有することができ、これにより、セラミック封入抵抗体144の表面が、金属板158に接触して熱伝達に役立つことができるようになっている。抵抗体140用のフレーム111の配置と同様に、温度センサ142は、セラミック封入抵抗体144に近接する位置でフレーム113へと挿し込まれ得る。
抵抗体140又はセラミック封入抵抗体144などの電気発熱体110は、約0.5W、2W、2.5W〜約3.5W、4W、15W、好ましくは、約2.5W〜約3.5Wの電力定格を有することができる。一実施形態では、電気発熱体は、3Wの電力定格を有する抵抗体である。更に、いくつかの構成では、電気発熱体110は、複数の抵抗体を含むことができる。複数の抵抗体の総電力定格は、約0.5W、2W、2.5W〜約3.5W、4W、15W、好ましくは約2.5W〜約3.5Wとすることができる。更に、電気発熱体110は、約1.5kΩ、3kΩ、3.5kΩ〜約4k、4.5k、5.5k、好ましくは、3.5kΩ〜4kΩの抵抗値を有することができる。一実施形態では、電気発熱体は、3.77kΩの抵抗値を有する抵抗体である。起動時(すなわち、発熱状態)では、電気発熱体110は、約1W〜3Wの電力を消費し得る。一実施形態では、電気発熱体は、1.8Wの電力を消費する抵抗体である。
ここで図31を参照すると、熱制御回路を有する例示的な捕虫装置902のブロック図が示されている。捕虫装置902は、電気発熱体910を選択的に通電することができる電力源922を有することができる。いくつかの構成では、電力源922は、壁コンセントなどの電源924からの電力を受けることができる。他の構成では、電力源922は、例えば、電池などの内蔵の(local)電源とすることができる。電気発熱体910は、抵抗体140(図28)又はセラミック封入抵抗体144(図29)などの抵抗体、又は抵抗体の組み合わせとすることができる。電気発熱体910は、粘着性部分などの捕虫装置902の部分を所望の温度範囲に加熱するように位置付けることができる。NTCサーミスタなどの温度センサ942は、例えば、熱を感知し、感知した熱に基づいて制御部926に出力を提供するように位置付けられている。制御部926は、図31に示すように、スイッチング素子920と電気的に接続していてよい。電気発熱体910に供給される電力を制御するために、制御部926は、スイッチング素子920に制御信号を提供することができる。例えば、スイッチング素子920は、電気発熱体910を電力源922から電気的に絶縁するために開状態に動くことができるか、又は電気発熱体910を電力源922との電気的接続状態に置くために閉状態に動くことができる。図31は、単一の電気発熱体910及び単一温度センサ942を概略的に示しているが、他の構成は、複数の電気発熱体910及び/又は複数の温度センサ942を利用することができる。更に、捕虫装置の構成に応じて、1つ又は2つ以上の電気発熱体にそれぞれ関連付けられた複数の制御部926を利用することができる。
図32は、本開示に従った例示的な捕虫装置の温度調節のための例示的な処理フロー1000を示す。ブロック1002では、処理フロー1000は、捕虫装置の電源を入れること、ユニットを壁コンセントに差し込むこと、又はそれ以外の場合には装置を初期化することにより、開始する。ブロック1004では、捕虫装置の一部分の温度に相当する温度センサ出力が、制御部で受信される。上述したように、出力は、制御部によって可読な電圧レベルに変換された抵抗値の形態であってもよい。ブロック1006では、感知温度が第1の温度閾値(すなわち、最大温度閾値)を超えているかどうかが判定される。感知温度が第1の温度閾値を超えている場合、処理は、ブロック1008に進み、電気発熱体は、電源から電気的に絶縁される。次いで、処理は、ブロック1004にループバックする。感知温度が第1の温度閾値を超えていない場合、処理は、ブロック1010へ進み、感知温度が第2の温度閾値(すなわち、最小温度閾値)未満であるかどうかが判定される。感知温度が第2の温度閾値未満の場合、処理は、ブロック1012に進み、電気発熱体は、電源に電気的に接続される。感知温度が第2の温度閾値未満ではない場合、処理は、ブロック1004にループバックする。
図33は、非限定的な一実施形態に従った経時的な捕虫装置の感知温度1106のプロット1100を示す。感知温度1106は、例えば、温度センサ142又は942などの温度センサによって感知することができる。実線で示す感知温度1106の線分は、捕虫装置の電気発熱体が発熱していることを示し、破線で示す感知温度1106の線分は、電気発熱体が発熱していないことを示す。プロット1100はまた、第1の温度閾値1103及び第2の温度閾値1104を示す。第1の温度閾値1103及び第2の温度閾値1104のそれぞれは、捕虫装置の粘着性部分に対する温度センサの相対位置に基づいて、又は他の考慮に基づいて、選択することができる。一実施形態では、第1の温度閾値1103は、47℃に設定され、第2の温度閾値1104は、45℃に設定される。
ここで図32〜図33を参照すると、起動時の感知温度1106は、室内温度と同様であろうから(室温が第2の閾値1104未満であると想定して)、第2の温度閾値1104未満である。したがって、処理ブロック1012によって提供されるように、捕虫装置の電気ヒータが電源に電気的に接続されるため、温度上昇をもたらす。感知温度1106が第1の温度閾値1103に達したとき、切替点1108によって示すように、処理ブロック1008は、電気発熱体を電源から電気的に絶縁する。したがって、図33に示すように、感知温度は、下降し始める。感知温度1106が第2の温度閾値1104に達したとき、切替点1110によって示すように、処理ブロック1012は、電気発熱体を電源に電気的に接続する。図33に示すように、電気発熱体が電源に接続されると、感知温度は、上昇し始める。本明細書で説明された制御パラダイムを用いて、電気発熱体は、第1の温度閾値1103と第2の温度閾値1104との間の温度範囲で断続的に電力供給される。
図34は、非限定的な一実施形態に従った捕虫装置1102の例示的な回路図である。捕虫装置1102は、壁コンセントなどの電源1124から交流電力を受けることができる。電源スイッチ1130は、装置をオン又はオフするために使用することができる。いくつかの構成では、電源スイッチ1130は、カートリッジの装着時に起動される装置のベース部内に組み込まれる。電源924からの電力は、LED駆動回路1180によって示されるように、LEDを駆動するために整流され、次いで降圧することができる。電源1124からの電力はまた、降圧されて、制御部駆動回路1190によって示されるように、制御部1126用の動作電圧(例えば、VCC)を生成することもできる。
熱制御回路1170は、電気発熱体1110、スイッチ1120、温度センサ1142及び制御部1126を含むことができる。温度センサ1142の抵抗値は、制御部1126によって処理することができる電圧に変換される。電圧レベルに応じて、制御部116は、MOSFETトランジスタとすることができるスイッチ1120に適切な制御信号を送信することができる。したがって、制御部1126は、図33に示すように、第1の温度閾値及び第2の温度閾値を実装するロジックによりプログラムすることができる。動作中に、電源スイッチ1130が閉じ、スイッチ1120が閉じているとき、電力源1124からの電力は、電気発熱体1110に通電するために使用されて熱を生成することができる。電源スイッチ1130又はスイッチ1120のうちのいずれかが開くと、電気発熱体1110は、電源1124から電気的に絶縁されることとなる。図34の回路概略図は、1つの電気発熱体1110及び1つの温度センサ1142を示しているが、いくつかの熱制御回路が複数の電気発熱体1110及び/又は複数の温度センサ1142を利用してもよいことを理解されたい。更に、いくつかの実施形態では、複数の制御部1126及び/又は複数の熱制御回路を使用することができる。
図35は、非限定的な一実施形態に従った捕虫装置1102の例示的な回路図である。この実施形態では、熱制御回路1170は、電圧比較器1128である制御部を含む。比較器1128の出力は、スイッチ1120の状態を制御するために使用される。抵抗器1144及び1146は、分圧器として構成され、電圧比較器1128の非反転入力(+)において、温度閾値を規定する入力電圧を設定するように選択される。また、温度センサ1142及び抵抗器1148は、電圧比較器1128の反転入力(−)に、センサ温度に対応する入力電圧を供給する分圧器として構成される。温度センサ1142によって感知された温度が上昇しているものの、温度閾値を依然として下回っているとき、電圧比較器1128の反転入力(−)に与えられる電圧は、電圧比較器1128の非反転(+)入力における電圧よりも低い。したがって、電圧比較器1128の出力電圧は、スイッチ1120を導通状態に設定するVCC電圧レベルに実質的に等しいため、電源スイッチ1130もまた導通状態にあると想定すると、電流は、電気発熱体1110を通って流れることができる。温度が上昇して、温度センサ1142の温度が温度閾値を超えて十分に上がると、温度センサ1142の抵抗値が下がるため、電圧比較器1128の出力は、HighからLowに変化し、その結果、スイッチ1120は、開になる。次いで、電気発熱体1110は、電源1124から絶縁されて、冷却されることとなる。温度センサ1142もまた冷却されて、その抵抗値が増加することとなる。その抵抗値が一定のレベルに達すると、電圧比較器1128の出力は、LowからHighに変化し、スイッチ1120の閉鎖が起こり、電気発熱体1110は、電力源1124との電気的接続状態に戻される。
表面温度試験方法
捕虫装置の表面温度は、以下の手順に従って、起動された装置の3つの表面位置にわたって測定される。温度測定は、較正された熱電対型温度計(Fluke Corporation,Everett,Washington,U.S.Aから入手可能な、Fluke Model 51など)を用いて行われ、熱電対プローブ先端は、およそ1mmの直径を有する。
測定すべきであると指定された捕虫装置の3つの表面位置は、すなわち、粘着性部分、シュラウドの前面及び電気発熱体の前面である(図1〜図13Bを参照されたい)。それぞれの捕虫装置は、異なる2つの大気条件、すなわち、相対湿度20〜60%RHの23℃±2℃及び相対湿度20〜60%RHの30℃±1℃で測定される。空気の動きが結果に影響を及ぼす恐れがあるため、空気の流れ及び気流から捕虫装置が保護されている間のみ、測定を行う。この試験方法の目的のために、定常状態温度は、5分の監視期間中に±1℃の範囲内で変動する表面温度として定義され、指定された表面のおよそ中央で捕虫装置に接触して配置された熱電対により測定された温度として定義される。
試験されることとなるそれぞれの捕虫装置は、指定された23℃の大気条件に捕虫装置を設置し、インサート又はカートリッジに関連付けられてもよいライナーなどの任意の剥離ライナーを除去することによって最初に準備される。粘着性部分が装着されたカートリッジは、製造者が提供する任意の指示に従って捕虫装置に装着される。熱電対プローブ先端が測定すべき粘着性部分の領域に接触しやすいように容易にアクセスできるようにするためには、捕虫装置の外側シェルの開口部がサイズ又は位置において不十分である場合には、装置の外側シェルは、変更されてそのようなアクセスが提供される。装置の外側シェルは、必要に応じて除去してもよく、そのような変更は、鋭利な刃を用いてシェルに慎重に穿刺して行われ、複数の小さな穿孔スリットを形成する。それぞれの穿孔は、シェルの厚さにわたって切断されたXパターンを一緒に形成する1対の重複する直交スリットを含む。スリットは、熱電対プローブ先端がシェルを貫通して測定すべき粘着性部分の領域に接触するのに必要な最小長さである。スリットは、他の方法では、シェルを通って熱電対プローブによりアクセス可能ではない、測定すべき粘着性部分の領域にわたっておよそ1cmの間隔で格子状に配置される。シェルの厚さ及び/又は強度がそのようなスリットの切断を妨げる場合には、プローブ先端直径よりもわずかに大きい孔が、スリット穿孔の代わりにシェルを貫通して穿孔されてもよい。改変されたシェルは、装置上に戻されて再装着される。粘着性部分への適切なアクセスがシェルを改変することによって提供できない場合には、測定すべき粘着性部分の領域に適切なアクセスを提供するためにシェルを除去してもよい。説明の目的のために、図19は、例示的な捕虫装置900を図示し、およそ1cm間隔で孔968を穿孔した後のシェル922を示す。
捕虫装置は、カートリッジをベース部に装着し、装置ラベル上に指定されるような、又は、他の方法で指示されるような、適切な電圧で装置に電力を供給することにより、起動される。次いで、装置は、少なくとも30分間昇温させる。30分の加熱後、熱電対温度計を定期的に使用して測定すべき粘着性部分の位置を監視し、装置は、監視位置が定常状態温度に達するまで加温を継続する。定常状態温度が検出されたとき、その装置について、23℃の条件で、粘着性部分の報告対象の表面温度を測定する準備ができている。
23℃の条件で粘着性部分を測定するために、測定が加熱された露出粘着領域の表面のおよそ1センチメートル角ごとの範囲内で行われるように、表面温度は、グリッドパターンで繰り返し測定される。加熱されたシュラウド部分の直前にあるグリッド型測定の平均値が算出され(定常状態平均温度)、これらのグリッド型測定の最小値及び最大値の両方はまた、(i)シュラウドの直前にあるかどうかにかかわらず、加熱された粘着性部分全体について(それぞれ最小定常状態温度及び最大定常状態温度)、(ii)シュラウドの直前にある粘着性部分について(それぞれ直接熱最小定常状態温度及び直接熱最大定常状態温度)決定される。これらの3つの温度計量法の値は、23℃の大気条件で粘着性部分について報告される。
次いで、装置は、指定された30℃大気条件に置かれ、電力で起動され、少なくとも30分間、粘着性部分が再び定常状態温度に達するまで加熱される。熱電対型温度計はまた、同一大気条件下で平衡化される。次いで、粘着性部分は、上記で指定された同じ3つの温度計量法の値を決定するために、上記で使用した同じグリッドパターン技術及び計算を用い再度測定されるが、この場合は結果が30℃の大気圧条件で取得かつ報告されることを除く。
シュラウドの前面の測定を開始する前に、装置の外側シェルを除去し、下記のように粘着性部分が修正されるまで残しておく。シェルを一時的に取り外すことができない場合、前方部分は、粘着性部分の必要な変更後に交換することができるような様式で切除してもよい。シェル又はシェルの前方部分が一時的に除去された後、粘着性部分は、装置から除去され、シェルの変更用に上述された様式に類似する様式で、複数のスリット又は小孔により慎重に開口形成される。それぞれの開口部は、直径がおよそ1mmの寸法を有し、熱電対プローブが粘着性部分を通過できるようにするのに十分である。粘着性部分が穿刺処理後に支持フレーム又は架台に確実に良好に取り付けられたままにするように配慮される。孔は、粘着シートにわたって、粘着性部分の温度を記録するときに以前測定されたほぼ同一の位置に、およそ1cm間隔のグリッドパターンで配列される。それぞれの開口部は、加熱されたハウジングの表面の部分の直前の粘着シートに、シェルを交換した後にシェルの開口部と位置合わせされて、配置されるべきである。開口形成された粘着性部分は、装置内に再装填され、外側シェル又はシェル部分は、交換される。説明の目的のために、図20は、例示的な捕虫装置900を図示し、およそ1cm間隔で孔970を穿孔した後で、シェルに再取り付けする前の粘着性部分952を示す。
穿孔された粘着性部分を備えた装置は、指定された23℃の大気条件に置かれ、電力で起動され、少なくとも30分間、シュラウドの前面が定常状態温度に達するまで加熱される。次いで、シュラウドの前面の表面は、熱電対をシェル内の開口部(すなわち、図19の孔968)及び粘着性部分の開口部(図20の孔970)の両方を通過させることにより、グリッドパターンで測定される。グリッドパターンで測定された温度の値は、23℃で大気圧条件で定常状態平均温度、最小定常状態温度及び最大定常状態温度を決定するために使用されるが、この場合には結果がシュラウドの前面から取得かつ報告されることを除く。
次いで、装置は、指定された30℃大気条件に配置され、電力で起動され、少なくとも30分間、シュラウドの前面が再び定常状態温度に達するまで加熱される。熱電対型温度計はまた、同一大気条件下で平衡化される。次いで、シュラウドの前面は、上記で指定された同じ3つの温度計量法の値を決定するために、上記で使用した同じグリッドパターン技術及び計算を用い再度測定されるが、この場合は結果が30℃の大気圧条件で取得かつ報告されることを除く。
装置の様々な構造部品は、電気発熱体が電気発熱体に電力供給かつ制御する電子回路基板に機能的に取り付けられたまま、電気発熱体の全ての表面への直接アクセスを提供するために分解かつ除去される。測定処理のこの段階中に安全を確保して感電を防止するために、追加の配慮をすべきである。露出した機能性の電気発熱体を備える捕虫装置は、指定された23℃大気条件に置かれ、電力により起動され、少なくとも30分間、電気発熱体の前面が定常状態温度に達するまで加熱される。電気発熱体の前面の表面温度は、熱電対により単一の位置、すなわち、電気発熱体の面の表面のほぼ中央で測定される。23℃大気条件で電気発熱体の前面から得られた温度測定値は、装置の設定点温度(Ts)として報告される。
以下の実施例は、例示の目的のためにのみ提供され、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく多くの変更が可能であることから、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
1.実施例1
図21及び図22は、内部に4つの抵抗発熱体と2つのLEDを有する回路基板を含む、起立した通気ハウジングを備えるベース部の例を示す。4つの抵抗体のそれぞれは、3.3kΩの抵抗体であった。この特定の設計は、粘着シートの裏面の約58.5cmの表面積に対し、約6.5cmの(通気部の表面積を含む)起立した通気ハウジングの前面表面積を有していた。カートリッジは、カートリッジがベース部に係合したとき、起立した通気ハウジングが、粘着シートに対する裏面に近接して配置されるように、ベース部に係合するように適合された。図23は、約22℃及び相対湿度約50%の周囲条件における12か所での粘着シートの表面の測定温度を示す。図24は、約31℃及び相対湿度約50%の周囲条件における12か所での粘着シートの表面の温度を示す。シュラウドの輪郭は、粘着性部分の輪郭の内部の範囲内で図23及び図24に示されている。全ての温度測定は、動作1.5時間後に定常状態条件で行われた。定常状態平均温度は、図23では30℃であり、図24では37℃であった。最大定常状態温度は、図23では37.2℃であり、図24では43.3℃であった。熱最小定常状態温度は、図23では26.6℃であり、図24では33.8℃であった。直接熱最大定常状態温度は、図23では37.2℃であり、図24では43.3℃であった。直接熱最小定常状態温度は、図23では35.5℃であり、図24では38.3℃であった。この実施例は、実施例2より高い定常状態平均温度にもかかわらず、シュラウドの輪郭の外側で温度が大幅に低下することを示す。
2.実施例2
ShenZhen Jinke Special Materials Co.,Ltd.により製造されたPTCサーミスタ、モデル番号15−6−3によって加熱された金属板を内部に含む起立したハウジングを備えるベース部を有する図4〜図5に示した装置と類似する装置を試験した。PTCサーミスタのこのモデルは、60℃±5℃の目標表面温度を有する。この特定の設計は、粘着シートの裏面の約47cmの表面積に対して、約35cmの起立したハウジングの前面表面積を有していた。本明細書の図4に示したカートリッジと同様の設計のカートリッジは、起立したハウジングが、カートリッジがベース部に係合したとき、粘着シートに対する裏面に近接して配置されるように、ベース部と係合するように適合された。図25は、約22℃及び相対湿度50%の周囲条件における29か所での粘着シートの表面の温度を示す。シュラウドの輪郭は、粘着性部分の輪郭の内側の範囲内で図25に示されている。全ての温度測定は、動作1.5時間後に定常状態条件で行われた。定常状態平均温度は、32.5℃であった。最大定常状態温度は、34.4℃であった。熱最小定常状態温度は、28.9℃であった。直接熱最大定常状態温度は、34.4℃であった。直接熱最小定常状態温度は、31.7℃であった。この例では、実施例1よりも低い定常状態平均温度にもかかわらず、シュラウドの輪郭を越えた温度の低下がより少ないことを示す。
本開示の更なる非限定的な開示
以下に記載する、番号を付した各段落は、後に必要に応じて、「特許請求の範囲」へ追加されるのに適した形式にて、本開示の更なる非限定的な開示を構成している。
1.
前面を有する、起立したシュラウドを含む、ベース部であって、シュラウドは、シュラウドの内部に配置された、シュラウドの前面を加熱するための電気発熱体を有する、ベース部と、
ベース部に取り外し可能に係合したカートリッジであって、カートリッジは、飛ぶ虫又は這う虫を受け入れるための開口部、及び、カートリッジがベース部と係合しているときに、シュラウドが通過する底部開口部を画定し、カートリッジは、虫を捕獲するための粘着性部分を含み、粘着性部分は、表面及び裏面を有する、カートリッジと、
シュラウドの外側にある光源であって、光源は、カートリッジがベース部と係合しているときに、シュラウドの前面の少なくとも一部分、及び粘着性部分の裏面の少なくとも一部分を照らす光を生成し、前面の一部分を照らす光の少なくとも一部分は、前面により、粘着性部分の裏面に向かって反射される、光源と、を含む、捕虫装置。
2.前面は、電気発熱体によって加熱可能であり、前面は、カートリッジがベース部と係合しているとき、粘着性部分に近接して配置され、前面は、電気発熱体によって加熱されたとき、1時間未満で定常状態平均温度に達する、実施例1に記載の捕虫装置。
3.シュラウドの前面の定常状態平均温度は、周囲温度23℃において、約40℃〜約50℃である、実施例2に記載の捕虫装置。
4.シュラウドの前面は、周囲温度23℃において、定常状態平均温度の±3.3℃以内の最小及び最大定常状態温度を有する、実施例3に記載の捕虫装置。
5.粘着性部分は、周囲温度23℃において、約32℃〜約38℃の定常状態平均温度を有する、実施例1〜4のいずれか1つに記載の捕虫装置。
6.粘着性部分は、周囲温度30℃において、約35℃〜約40.5℃の定常状態平均温度を有する、前述の請求項(the preceding clams)のいずれか一項に記載の捕虫装置。
7.粘着性部分は、定常状態平均温度の±1.5℃以内の最小及び最大定常状態温度を有する、実施例5又は6に記載の捕虫装置。
8.シュラウドの前面は、凹面形状である、実施例1〜7のいずれか1つに記載の捕虫装置。
9.カートリッジがベース部と係合しているとき、シュラウドの側縁部は、シュラウドの幾何中心よりも、粘着性部分に近接している、実施例8に記載の捕虫装置。
10.シュラウドの側縁部と粘着性部分との間の間隔は、約0.5mm〜約3mmである、実施例9に記載の捕虫装置。
11.シュラウドの幾何中心と粘着性部分との間の間隔は、約4mm〜約12mmである、実施例9又は10に記載の捕虫装置。
12.光源は、1つ又は2つ以上のLEDを含み、1つ又は2つ以上のLEDはそれぞれ、直径が約0.5mm〜約10mmである、実施例1〜11のいずれか1つに記載の捕虫装置。
13.光源は、シュラウドの前面と粘着性部分の裏面との間に配置されている、実施例1〜12のいずれか1つに記載の捕虫装置。
14.シュラウドの前面の一部分は、粗面化されている、実施例1〜13のいずれか1つに記載の捕虫装置。
15.粗面化された、シュラウドの前面の一部分は、SPI A−1程度〜SPI D−3程度の表面粗さ(Ra)を有する、実施例14に記載の捕虫装置。
16.粗面化された、シュラウドの前面の一部分の表面積は、シュラウドの前面の表面積の約70%〜約100%である、実施例15に記載の捕虫装置。
17.カートリッジは、虫誘引組成物を格納するリザーバを更に含む、実施例1〜16のいずれか1つに記載の捕虫装置。
18.リザーバは、湾曲した前壁、及び実質的に平らな後壁により画定されている、実施例17に記載の捕虫装置。
19.カートリッジがベース部と係合しているとき、リザーバは、ベース部内に延びている、実施例17又は18に記載の捕虫装置。
20.粘着性部分は、リザーバ内に延びている、実施例17〜19のいずれか1つに記載の捕虫装置。
21.リザーバは、虫誘引組成物と粘着性部分との間に配置された開口部を更に画定している、実施例17〜20のいずれか1つに記載の捕虫装置。
22.リザーバの深さは、約0.2cm〜約4cmである、実施例17〜21のいずれか1つに記載の捕虫装置。
23.ベース部は、回路基板を更に含み、回路基板は、カートリッジがベース部と係合しているとき、リザーバの後方に配置される、実施例17〜22のいずれか1つに記載の捕虫装置。
24.カートリッジは、垂下タブを更に含み、垂下タブは、カートリッジがベース部と係合しているときに、ベース部のスイッチと係合する、実施例1〜23のいずれか1つに記載の捕虫装置。
25.粘着性部分の表面積は、約25cm〜約150cmである、実施例1〜24のいずれか1つに記載の捕虫装置。
26.ベース部は、ベース部に電力を供給するために、電気ソケットに挿し込み可能である突起部を更に含む、実施例1〜25のいずれか1つに記載の捕虫装置。
27.ベース部は、光源を含む、実施例1〜26のいずれか1つに記載の捕虫装置。
28.カートリッジは、光源を含む、実施例1〜27のいずれか1つに記載の捕虫装置。
29.ベース部は、カートリッジがベース部と係合しているときに、光源に電力を供給するための接点を含む、実施例28に記載の捕虫装置。
30.シュラウドの前面の表面積は、粘着性部分の裏面の表面積の50%、60%、70%、80%、90%、又はそれ以上である、実施例1〜29のいずれか1つに記載の捕虫装置。
31.電気発熱体は、使用中において、約50℃〜約70℃の温度に達する、実施例1〜30のいずれか1つに記載の捕虫装置。
32.光源は、シュラウドの底部近くに位置する、実施例1〜31のいずれか1つに記載の捕虫装置。
33.光源は、ベース部内部に配置されている、実施例32に記載の捕虫装置。
34.電気発熱体は、光源ではない、実施例1〜33のいずれか1つに記載の捕虫装置。
35.シュラウドの前面の一部分は、不透明である、実施例1〜34のいずれか1つに記載の捕虫装置。
36.シュラウドは、内部に空洞を有し、電気発熱体は、シュラウドの空洞内に配置されている、実施例1〜35のいずれか1つに記載の捕虫装置。
37.粘着性部分の裏面は、実質的に平らである、実施例1〜36のいずれか1つに記載の捕虫装置。
38.電気発熱体は、PTC発熱体を含み、PTC発熱体は、金属板と熱的に接触している、実施例1〜37のいずれか1つに記載の捕虫装置。
39.PTC発熱体は、約50℃〜約70℃の設定点温度(Ts)を有する、実施例38に記載の捕虫装置。
40.金属板の厚さは、約0.25mm〜約1.5mmである、実施例38又は39に記載の捕虫装置。
41.金属板は、アルミニウム製である、実施例38〜40のいずれか1つに記載の捕虫装置。
42.金属板は、5cmを超える幅を有する、実施例38〜41のいずれか1つに記載の捕虫装置。
43.金属板の表面積は、約23cm〜約148cmである、実施例38〜42のいずれか1つに記載の捕虫装置。
44.電気発熱体は、シュラウドの前面を加熱するための少なくとも1つの抵抗体を含み、ベース部は、電気発熱体によって誘導された温度を感知するための、温度センサを更に含む、実施例1〜37のいずれか1つに記載の捕虫装置。
45.温度センサは、シュラウドに関連する温度を感知するために、シュラウド内に配置されている、実施例44に記載の捕虫装置。
46.少なくとも1つの抵抗体は、約0.5、2、2.5W〜約3.5、4、15W、好ましくは、約2.5W〜約3.5Wの総電力定格を有する、実施例44又は45に記載の捕虫装置。
47.少なくとも1つの抵抗体の抵抗値は、約1.5kΩ、3kΩ、3.5kΩ〜約4k、4.5k、5.5kであり、好ましくは、3.5kΩ〜4kΩである、実施例44〜46のいずれか1つに記載の捕虫装置。
48.少なくとも1つの抵抗体に、少なくとも1つの抵抗体において約1W〜約3Wの電力が消費されるような電流及び電圧が供給される、実施例44〜47のいずれか1つに記載の捕虫装置。
49.熱制御回路を更に含み、熱制御回路は、電気発熱体と温度センサを含む、実施例44〜48のいずれか1つに記載の捕虫装置。
50.熱制御回路は、制御部とスイッチング素子を含み、制御部は、スイッチング素子及び温度センサと電気的に接続しており、スイッチング素子は、制御部により、導通状態と、発熱体を電源から電気的に絶縁する非導通状態との間で切替可能である、実施例49に記載の捕虫装置。
51.温度センサの感知温度が第1の温度閾値を超えた場合、スイッチング素子は、制御部により、非導通状態に切り替えられ、温度センサの感知温度が第2の温度閾値未満となった場合、スイッチング素子は、制御部により、導通状態に切り替えられる、実施例50に記載の捕虫装置。
52.温度センサは、感知温度に基づく基準出力を生成し、基準出力は、制御部により受け取られる、実施例50又は51に記載の捕虫装置。
53.第1の温度閾値は、48℃である、実施例51又は52に記載の捕虫装置。
54.第2の温度閾値は、40℃である、実施例51〜53のいずれか1つに記載の捕虫装置。
55.温度センサが40℃未満の温度を感知した場合、熱制御回路は、電気発熱体の両端に実質的に一定の電圧を供給する、実施例51〜54のいずれか1つに記載の捕虫装置。
56.少なくとも部分的にシュラウド内に配置された金属板を更に含む、実施例44〜55のいずれか1つに記載の捕虫装置。
57.電気発熱体及び温度センサは、金属板に取り付けられている、実施例56に記載の捕虫装置。
58.
前面を有する、起立したシュラウドを含む、ベース部であって、シュラウドは、シュラウドの内部に配置された、シュラウドの前面を加熱するための電気発熱体を有し、電気発熱体は、シュラウドを加熱するための、少なくとも1つの抵抗体を含む、ベース部と、
ベース部に取り外し可能に係合したカートリッジであって、カートリッジは、飛ぶ虫又は這う虫を受け入れるための開口部、及び、カートリッジがベース部と係合しているときに、シュラウドが通過する底部開口部を画定し、カートリッジは、虫を捕獲するための粘着性部分を含み、粘着性部分は、表面及び裏面を有する、カートリッジと、
電気発熱体の両端に、電圧を断続的に供給する熱制御回路と、を含む、捕虫装置であって、熱制御回路は、
電気発熱体によって誘導された温度を感知するための、温度センサと
温度センサと電気的に接続している制御部と、
制御部と電気的に接続しているスイッチング素子であって、スイッチング素子は、制御部により、導通状態と、電気発熱体を電源から電気的に絶縁する非導通状態との間で切替可能であり、温度センサの感知温度が第1の温度閾値を超えた場合、スイッチング素子は、制御部により、非導通状態に切り替えられ、温度センサの感知温度が第2の温度閾値未満となった場合、スイッチング素子は、制御部により、導通状態に切り替えられる、スイッチング素子と、を含む、捕虫装置。
59.シュラウドの外側にある光源であって、光源は、カートリッジがベース部と係合しているときに、シュラウドの前面の少なくとも一部分、及び粘着性部分の裏面の少なくとも一部分を照らす光を生成し、前面の一部分を照らす光の少なくとも一部分は、前面により、粘着性部分の裏面に向かって反射される、光源を更に含む、実施例58に記載の捕虫装置。
60.前面は、電気発熱体によって加熱可能であり、前面は、カートリッジがベース部と係合しているとき、粘着性部分に近接して配置され、前面は、電気発熱体によって加熱されたとき、1時間未満で定常状態平均温度に達する、実施例58又は59に記載の捕虫装置。
61.シュラウドの前面の定常状態平均温度は、周囲温度23℃において、約40℃〜約50℃である、実施例58〜60のいずれか1つに記載の捕虫装置。
62.シュラウドの前面は、周囲温度23℃において、定常状態平均温度の±3.3℃以内の最小及び最大定常状態温度を有する、実施例61に記載の捕虫装置。
63.粘着性部分は、周囲温度23℃において、約32℃〜約38℃の定常状態平均温度を有する、実施例58〜62のいずれか1つに記載の捕虫装置。
64.粘着性部分は、周囲温度30℃において、約35℃〜約40.5℃の定常状態平均温度を有する、実施例58〜63のいずれか1つに記載の捕虫装置。
65.粘着性部分は、定常状態平均温度の±1.5℃以内の最小及び最大定常状態温度を有する、実施例63又は64に記載の捕虫装置。
66.シュラウドの前面は、凹面形状である、実施例58〜65のいずれか1つに記載の捕虫装置。
67.カートリッジがベース部と係合しているとき、シュラウドの側縁部は、シュラウドの幾何中心よりも、粘着性部分に近接している、実施例66に記載の捕虫装置。
68.シュラウドの側縁部と粘着性部分との間の間隔は、約0.5mm〜約3mmである、実施例67に記載の捕虫装置。
69.シュラウドの幾何中心と粘着性部分との間の間隔は、約4mm〜約12mmである、実施例67又は68に記載の捕虫装置。
70.光源は、1つ又は2つ以上のLEDを含み、1つ又は2つ以上のLEDはそれぞれ、直径が約0.5mm〜約10mmである、実施例58〜69のいずれか1つに記載の捕虫装置。
71.光源は、シュラウドの前面と粘着性部分の裏面との間に配置されている、実施例58〜70のいずれか1つに記載の捕虫装置。
72.シュラウドの前面の一部分は、粗面化されている、実施例58〜71のいずれか1つに記載の捕虫装置。
73.粗面化された、シュラウドの前面の一部分は、SPI A−1程度〜SPI D−3程度の表面粗さ(Ra)を有する、実施例72に記載の捕虫装置。
74.粗面化された、シュラウドの前面の一部分の表面積は、シュラウドの前面の表面積の約70%〜約100%である、実施例73に記載の捕虫装置。
75.カートリッジは、虫誘引組成物を格納するリザーバを更に含む、実施例58〜74のいずれか1つに記載の捕虫装置。
76.リザーバは、湾曲した前壁、及び実質的に平らな後壁により画定されている、実施例75に記載の捕虫装置。
77.カートリッジがベース部と係合しているとき、リザーバは、ベース部内に延びている、実施例75又は76に記載の捕虫装置。
78.粘着性部分は、リザーバ内に延びている、実施例75〜77のいずれか1つに記載の捕虫装置。
79.リザーバは、虫誘引組成物と粘着性部分との間に配置された開口部を更に画定している、実施例75〜78のいずれか1つに記載の捕虫装置。
80.リザーバの深さは、約0.2cm〜約4cmである、実施例75〜79のいずれか1つに記載の捕虫装置。
81.ベース部は、回路基板を更に含み、回路基板は、カートリッジがベース部と係合しているとき、リザーバの後方に配置される、実施例75〜80のいずれか1つに記載の捕虫装置。
82.カートリッジは、垂下タブを更に含み、垂下タブは、カートリッジがベース部と係合しているときに、ベース部のスイッチと係合する、実施例58〜81のいずれか1つに記載の捕虫装置。
83.粘着性部分の表面積は、約25cm〜約150cmである、実施例58〜82のいずれか1つに記載の捕虫装置。
84.ベース部は、ベース部に電力を供給するために、電気ソケットに挿し込み可能である突起部を更に含む、実施例58〜83のいずれか1つに記載の捕虫装置。
85.ベース部は、光源を含む、実施例58〜84のいずれか1つに記載の捕虫装置。
86.カートリッジは、光源を含む、実施例58〜85のいずれか1つに記載の捕虫装置。
87.ベース部は、カートリッジがベース部と係合しているときに、光源に電力を供給するための接点を含む、実施例86に記載の捕虫装置。
88.シュラウドの前面の表面積は、粘着性部分の裏面の表面積の50%、60%、70%、80%、90%、又はそれ以上である、実施例58〜87のいずれか1つに記載の捕虫装置。
89.電気発熱体は、使用中において、約50℃〜約70℃の温度に達する、実施例58〜88のいずれか1つに記載の捕虫装置。
90.光源は、シュラウドの底部近くに位置する、実施例58〜89のいずれか1つに記載の捕虫装置。
91.光源は、ベース部内部に配置されている、実施例90に記載の捕虫装置。
92.電気発熱体は、光源ではない、実施例58〜91のいずれか1つに記載の捕虫装置。
93.シュラウドの前面の一部分は、不透明である、実施例58〜92のいずれか1つに記載の捕虫装置。
94.シュラウドは、内部に空洞を有し、電気発熱体は、シュラウドの空洞内に配置されている、実施例58〜93のいずれか1つに記載の捕虫装置。
95.粘着性部分の裏面は、実質的に平らである、実施例58〜94のいずれか1つに記載の捕虫装置。
96.金属板を更に含み、電気発熱体は、金属板と熱的に接触している、実施例58〜95のいずれか1つに記載の捕虫装置。
97.温度センサは、金属板と熱的に接触している、実施例96に記載の捕虫装置。
98.金属板の厚さは、約0.25mm〜約1.5mmである、実施例96又は97に記載の捕虫装置。
99.金属板は、アルミニウム製である、実施例96〜98のいずれか1つに記載の捕虫装置。
100.金属板は、5cmを超える幅を有する、実施例96〜99のいずれか1つに記載の捕虫装置。
101.金属板の表面積は、約23cm〜約148cmである、実施例96〜100のいずれか1つに記載の捕虫装置。
102.温度センサは、シュラウドに関連する温度を感知するために、シュラウド内に配置されている、実施例58〜101のいずれか1つに記載の捕虫装置。
103.少なくとも1つの抵抗体は、約0.5、2、2.5W〜約3.5、4、15W、好ましくは、約2.5W〜約3.5Wの総電力定格を有する、実施例58〜102のいずれか1つに記載の捕虫装置。
104.少なくとも1つの抵抗体の抵抗値は、約1.5kΩ、3kΩ、3.5kΩ〜約4k、4.5k、5.5kであり、好ましくは、3.5kΩ〜4kΩである、実施例58〜103のいずれか1つに記載の捕虫装置。
105.少なくとも1つの抵抗体に、少なくとも1つの抵抗体において約1W〜約3Wが消費されるような電流及び電圧が供給される、実施例58〜104のいずれか1つに記載の捕虫装置。
106.温度センサは、感知温度に基づく基準出力を生成し、基準出力は、制御部により受け取られる、実施例58又は105に記載の捕虫装置。
107.第1の温度閾値は、48℃である、実施例58又は106に記載の捕虫装置。
108.第2の温度閾値は、40℃である、実施例58〜107のいずれか1つに記載の捕虫装置。
109.少なくとも部分的にシュラウド内に配置された金属板を更に含む、実施例58〜108のいずれか1つに記載の捕虫装置。
本明細書に開示されている寸法及び/又は値は、列挙した正確な数値寸法及び/又は値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。むしろ、別段の指定のない限り、このような寸法及び/又は値のそれぞれは、列挙した寸法及び/若しくは値、並びにその寸法及び/若しくは値の近辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図している。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
あらゆる相互参照又は関連特許若しくは関連出願を含む、本明細書で引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、その全体が本明細書に参照として組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求されている任意の発明に関する先行技術であることを認めるものではなく、あるいは上記の引用が、単独で又は任意の他の参考文献(単数又は複数)と組み合わせて、任意のそのような発明を教示、示唆、又は開示することを認めるものではない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に割り当てられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (109)

  1. 前面を有する、起立したシュラウドを含む、ベース部であって、前記シュラウドは、前記シュラウドの内部に配置された、前記シュラウドの前記前面を加熱するための電気発熱体を有する、ベース部と、
    前記ベース部に取り外し可能に係合したカートリッジであって、前記カートリッジは、飛ぶ虫又は這う虫を受け入れるための開口部、及び、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているときに、前記シュラウドが通過する底部開口部を画定し、前記カートリッジは、前記虫を捕獲するための粘着性部分を含み、前記粘着性部分は、表面及び裏面を有する、カートリッジと、
    前記シュラウドの外側にある光源であって、前記光源は、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているときに、前記シュラウドの前記前面の少なくとも一部分、及び前記粘着性部分の前記裏面の少なくとも一部分を照らす光を生成し、前記前面の前記一部分を照らす前記光の少なくとも一部分は、前記前面により、前記粘着性部分の前記裏面に向かって反射される、光源と、を含む、捕虫装置。
  2. 前記前面は、前記電気発熱体によって加熱可能であり、前記前面は、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているとき、前記粘着性部分に近接して配置され、前記前面は、前記電気発熱体によって加熱されたとき、1時間未満で定常状態平均温度に達する、請求項1に記載の捕虫装置。
  3. 前記シュラウドの前記前面の前記定常状態平均温度は、周囲温度23℃において、約40℃〜約50℃である、請求項2に記載の捕虫装置。
  4. 前記シュラウドの前記前面は、周囲温度23℃において、前記定常状態平均温度の±3.3℃以内の最小及び最大定常状態温度を有する、請求項3に記載の捕虫装置。
  5. 前記粘着性部分は、周囲温度23℃において、約32℃〜約38℃の定常状態平均温度を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  6. 前記粘着性部分は、周囲温度30℃において、約35℃〜約40.5℃の定常状態平均温度を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  7. 前記粘着性部分は、前記定常状態平均温度の±1.5℃以内の最小及び最大定常状態温度を有する、請求項5又は6に記載の捕虫装置。
  8. 前記シュラウドの前記前面は、凹面形状である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  9. 前記カートリッジが前記ベース部と係合しているとき、前記シュラウドの側縁部は、前記シュラウドの幾何中心よりも、前記粘着性部分に近接している、請求項8に記載の捕虫装置。
  10. 前記シュラウドの前記側縁部と前記粘着性部分との間の間隔は、約0.5mm〜約3mmである、請求項9に記載の捕虫装置。
  11. 前記シュラウドの前記幾何中心と前記粘着性部分との間の前記間隔は、約4mm〜約12mmである、請求項9又は10に記載の捕虫装置。
  12. 前記光源は、1つ又は2つ以上のLEDを含み、前記1つ又は2つ以上のLEDはそれぞれ、直径が約0.5mm〜約10mmである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  13. 前記光源は、前記シュラウドの前記前面と前記粘着性部分の裏面との間に配置されている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  14. 前記シュラウドの前記前面の一部分は、粗面化されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  15. 粗面化された、前記シュラウドの前記前面の前記一部分は、SPI A−1程度〜SPI D−3程度の表面粗さ(Ra)を有する、請求項14に記載の捕虫装置。
  16. 粗面化された、前記シュラウドの前記前面の前記一部分の表面積は、前記シュラウドの前記前面の表面積の約70%〜約100%である、請求項15に記載の捕虫装置。
  17. 前記カートリッジは、虫誘引組成物を格納するリザーバを更に含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  18. 前記リザーバは、湾曲した前壁、及び実質的に平らな後壁により画定されている、請求項17に記載の捕虫装置。
  19. 前記カートリッジが前記ベース部と係合しているとき、前記リザーバは、前記ベース部内に延びている、請求項17又は18に記載の捕虫装置。
  20. 前記粘着性部分は、前記リザーバ内に延びている、請求項17〜19のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  21. 前記リザーバは、前記虫誘引組成物と前記粘着性部分との間に配置された開口部を更に画定している、請求項17〜20のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  22. 前記リザーバの深さは、約0.2cm〜約4cmである、請求項17〜21のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  23. 前記ベース部は、回路基板を更に含み、前記回路基板は、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているとき、前記リザーバの後方に配置される、請求項17〜22のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  24. 前記カートリッジは、垂下タブを更に含み、前記垂下タブは、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているときに、前記ベース部のスイッチと係合する、請求項1〜23のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  25. 前記粘着性部分の表面積は、約25cm2〜約150cm2である、請求項1〜24のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  26. 前記ベース部は、前記ベース部に電力を供給するために、電気ソケットに挿し込み可能である突起部を更に含む、請求項1〜25のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  27. 前記ベース部は、前記光源を含む、請求項1〜26のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  28. 前記カートリッジは、前記光源を含む、請求項1〜27のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  29. 前記ベース部は、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているときに、前記光源に電力を供給するための接点を含む、請求項28に記載の捕虫装置。
  30. 前記シュラウドの前記前面の表面積は、前記粘着性部分の前記裏面の表面積の50%、60%、70%、80%、90%、又はそれ以上である、請求項1〜29のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  31. 前記電気発熱体は、使用中において、約50℃〜約70℃の温度に達する、請求項1〜30のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  32. 前記光源は、前記シュラウドの底部近くに位置する、請求項1〜31のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  33. 前記光源は、前記ベース部内部に配置されている、請求項32に記載の捕虫装置。
  34. 前記電気発熱体は、光源ではない、請求項1〜33のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  35. 前記シュラウドの前記前面の前記一部分は、不透明である、請求項1〜34のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  36. 前記シュラウドは、内部に空洞を有し、前記電気発熱体は、前記シュラウドの前記空洞内に配置されている、請求項1〜35のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  37. 前記粘着性部分の前記裏面は、実質的に平らである、請求項1〜36のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  38. 前記電気発熱体は、PTC発熱体を含み、前記PTC発熱体は、金属板と熱的に接触している、請求項1〜37のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  39. 前記PTC発熱体は、約50℃〜約70℃の設定点温度(Ts)を有する、請求項38に記載の捕虫装置。
  40. 前記金属板の厚さは、約0.25mm〜約1.5mmである、請求項38又は39に記載の捕虫装置。
  41. 前記金属板は、アルミニウム製である、請求項38〜40のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  42. 前記金属板は、5cmを超える幅を有する、請求項38〜41のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  43. 前記金属板の表面積は、約23cm2〜約148cm2である、請求項38〜42のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  44. 前記電気発熱体は、前記シュラウドの前記前面を加熱するための少なくとも1つの抵抗体を含み、前記ベース部は、前記電気発熱体によって誘導された温度を感知するための、温度センサを更に含む、請求項1〜37のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  45. 前記温度センサは、前記シュラウドに関連する温度を感知するために、前記シュラウド内に配置されている、請求項44に記載の捕虫装置。
  46. 前記少なくとも1つの抵抗体は、約0.5、2、2.5W〜約3.5、4、15W、好ましくは、約2.5W〜約3.5Wの総電力定格を有する、請求項44又は45に記載の捕虫装置。
  47. 前記少なくとも1つの抵抗体の抵抗値は、約1.5kΩ、3kΩ、3.5kΩ〜約4k、4.5k、5.5kであり、好ましくは、3.5kΩ〜4kΩである、請求項44〜46のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  48. 前記少なくとも1つの抵抗体に、前記少なくとも1つの抵抗体において約1W〜約3Wの電力が消費されるような電流及び電圧が供給される、請求項44〜47のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  49. 熱制御回路を更に含み、前記熱制御回路は、前記電気発熱体と前記温度センサを含む、請求項44〜48のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  50. 前記熱制御回路は、制御部とスイッチング素子を含み、前記制御部は、前記スイッチング素子及び前記温度センサと電気的に接続しており、前記スイッチング素子は、前記制御部により、導通状態と、前記発熱体を電源から電気的に絶縁する非導通状態との間で切替可能である、請求項49に記載の捕虫装置。
  51. 前記温度センサの感知温度が第1の温度閾値を超えた場合、前記スイッチング素子は、前記制御部により、前記非導通状態に切り替えられ、前記温度センサの感知温度が第2の温度閾値未満となった場合、前記スイッチング素子は、前記制御部により、前記導通状態に切り替えられる、請求項50に記載の捕虫装置。
  52. 温度センサは、感知温度に基づく基準出力を生成し、前記基準出力は、前記制御部により受け取られる、請求項50又は51に記載の捕虫装置。
  53. 前記第1の温度閾値は、48℃である、請求項51又は52に記載の捕虫装置。
  54. 前記第2の温度閾値は、40℃である、請求項51〜53のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  55. 前記温度センサが40℃未満の温度を感知した場合、前記熱制御回路は、前記電気発熱体の両端に実質的に一定の電圧を供給する、請求項51〜54のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  56. 少なくとも部分的に前記シュラウド内に配置された金属板を更に含む、請求項44〜55のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  57. 前記電気発熱体及び前記温度センサは、前記金属板に取り付けられている、請求項56に記載の捕虫装置。
  58. 前面を有する、起立したシュラウドを含む、ベース部であって、前記シュラウドは、前記シュラウドの内部に配置された、前記シュラウドの前記前面を加熱するための電気発熱体を有し、前記電気発熱体は、前記シュラウドを加熱するための、少なくとも1つの抵抗体を含む、ベース部と、
    前記ベース部に取り外し可能に係合したカートリッジであって、前記カートリッジは、飛ぶ虫又は這う虫を受け入れるための開口部、及び、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているときに、前記シュラウドが通過する底部開口部を画定し、前記カートリッジは、前記虫を捕獲するための粘着性部分を含み、前記粘着性部分は、表面及び裏面を有する、カートリッジと、
    前記電気発熱体の両端に、電圧を断続的に供給する熱制御回路と、を含む、捕虫装置であって、前記熱制御回路は、
    前記電気発熱体によって誘導された温度を感知するための、温度センサと、
    前記温度センサと電気的に接続している制御部と、
    前記制御部と電気的に接続しているスイッチング素子であって、前記スイッチング素子は、前記制御部により、導通状態と、前記電気発熱体を電源から電気的に絶縁する非導通状態との間で切替可能であり、前記温度センサの感知温度が第1の温度閾値を超えた場合、前記スイッチング素子は、前記制御部により、前記非導通状態に切り替えられ、前記温度センサの感知温度が第2の温度閾値未満となった場合、前記スイッチング素子は、前記制御部により、前記導通状態に切り替えられる、スイッチング素子と、を含む、捕虫装置。
  59. 前記シュラウドの外側にある光源であって、前記光源は、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているときに、前記シュラウドの前記前面の少なくとも一部分、及び前記粘着性部分の前記裏面の少なくとも一部分を照らす光を生成し、前記前面の前記一部分を照らす前記光の少なくとも一部分は、前記前面により、前記粘着性部分の前記裏面に向かって反射される、光源を更に含む、請求項58に記載の捕虫装置。
  60. 前記前面は、前記電気発熱体によって加熱可能であり、前記前面は、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているとき、前記粘着性部分に近接して配置され、前記前面は、前記電気発熱体によって加熱されたとき、1時間未満で定常状態平均温度に達する、請求項58又は59に記載の捕虫装置。
  61. 前記シュラウドの前記前面の前記定常状態平均温度は、周囲温度23℃において、約40℃〜約50℃である、請求項58〜60のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  62. 前記シュラウドの前記前面は、周囲温度23℃において、前記定常状態平均温度の±3.3℃以内の最小及び最大定常状態温度を有する、請求項61に記載の捕虫装置。
  63. 前記粘着性部分は、周囲温度23℃において、約32℃〜約38℃の定常状態平均温度を有する、請求項58〜62のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  64. 前記粘着性部分は、周囲温度30℃において、約35℃〜約40.5℃の定常状態平均温度を有する、請求項58〜63のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  65. 前記粘着性部分は、前記定常状態平均温度の±1.5℃以内の最小及び最大定常状態温度を有する、請求項63又は64に記載の捕虫装置。
  66. 前記シュラウドの前記前面は、凹面形状である、請求項58〜65のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  67. 前記カートリッジが前記ベース部と係合しているとき、前記シュラウドの側縁部は、前記シュラウドの幾何中心よりも、前記粘着性部分に近接している、請求項66に記載の捕虫装置。
  68. 前記シュラウドの前記側縁部と前記粘着性部分との間の間隔は、約0.5mm〜約3mmである、請求項67に記載の捕虫装置。
  69. 前記シュラウドの前記幾何中心と前記粘着性部分との間の前記間隔は、約4mm〜約12mmである、請求項67又は68に記載の捕虫装置。
  70. 前記光源は、1つ又は2つ以上のLEDを含み、前記1つ又は2つ以上のLEDはそれぞれ、直径が約0.5mm〜約10mmである、請求項59〜69のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  71. 前記光源は、前記シュラウドの前記前面と前記粘着性部分の裏面との間に配置されている、請求項59〜70のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  72. 前記シュラウドの前記前面の一部分は、粗面化されている、請求項58〜71のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  73. 粗面化された、前記シュラウドの前記前面の前記一部分は、SPI A−1程度〜SPI D−3程度の表面粗さ(Ra)を有する、請求項72に記載の捕虫装置。
  74. 粗面化された、前記シュラウドの前記前面の前記一部分の表面積は、前記シュラウドの前記前面の表面積の約70%〜約100%である、請求項73に記載の捕虫装置。
  75. 前記カートリッジは、虫誘引組成物を格納するリザーバを更に含む、請求項58〜74のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  76. 前記リザーバは、湾曲した前壁、及び実質的に平らな後壁により画定されている、請求項75に記載の捕虫装置。
  77. 前記カートリッジが前記ベース部と係合しているとき、前記リザーバは、前記ベース部内に延びている、請求項75又は76に記載の捕虫装置。
  78. 前記粘着性部分は、前記リザーバ内に延びている、請求項75〜77のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  79. 前記リザーバは、前記虫誘引組成物と前記粘着性部分との間に配置された開口部を更に画定している、請求項75〜78のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  80. 前記リザーバの深さは、約0.2cm〜約4cmである、請求項75〜79のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  81. 前記ベース部は、回路基板を更に含み、前記回路基板は、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているとき、前記リザーバの後方に配置される、請求項75〜80のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  82. 前記カートリッジは、垂下タブを更に含み、前記垂下タブは、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているときに、前記ベース部のスイッチと係合する、請求項58〜81のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  83. 前記粘着性部分の表面積は、約25cm2〜約150cm2である、請求項58〜82のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  84. 前記ベース部は、前記ベース部に電力を供給するために、電気ソケットに挿し込み可能である突起部を更に含む、請求項58〜83のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  85. 前記ベース部は、前記光源を含む、請求項59〜84のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  86. 前記カートリッジは、前記光源を含む、請求項59〜85のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  87. 前記ベース部は、前記カートリッジが前記ベース部と係合しているときに、前記光源に電力を供給するための接点を含む、請求項86に記載の捕虫装置。
  88. 前記シュラウドの前記前面の表面積は、前記粘着性部分の前記裏面の表面積の50%、60%、70%、80%、90%、又はそれ以上である、請求項58〜87のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  89. 前記電気発熱体は、使用中において、約50℃〜約70℃の温度に達する、請求項58〜88のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  90. 前記光源は、前記シュラウドの底部近くに位置する、請求項58〜89のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  91. 前記光源は、前記ベース部内部に配置されている、請求項90に記載の捕虫装置。
  92. 前記電気発熱体は、光源ではない、請求項58〜91のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  93. 前記シュラウドの前記前面の前記一部分は、不透明である、請求項58〜92のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  94. 前記シュラウドは、内部に空洞を有し、前記電気発熱体は、前記シュラウドの前記空洞内に配置されている、請求項58〜93のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  95. 前記粘着性部分の前記裏面は、実質的に平らである、請求項58〜94のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  96. 金属板を更に含み、前記電気発熱体は、金属板と熱的に接触している、請求項58〜95のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  97. 前記温度センサは、金属板と熱的に接触している、請求項96に記載の捕虫装置。
  98. 前記金属板の厚さは、約0.25mm〜約1.5mmである、請求項96又は97に記載の捕虫装置。
  99. 前記金属板は、アルミニウム製である、請求項96〜98のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  100. 前記金属板は、5cmを超える幅を有する、請求項96〜99のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  101. 前記金属板の表面積は、約23cm2〜約148cm2である、請求項96〜100のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  102. 前記温度センサは、前記シュラウドに関連する温度を感知するために、前記シュラウド内に配置されている、請求項58〜101のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  103. 前記少なくとも1つの抵抗体は、約0.5、2、2.5W〜約3.5、4、15W、好ましくは、約2.5W〜約3.5Wの総電力定格を有する、請求項58〜102のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  104. 前記少なくとも1つの抵抗体の抵抗値は、約1.5kΩ、3kΩ、3.5kΩ〜約4k、4.5k、5.5kであり、好ましくは、3.5kΩ〜4kΩである、請求項58〜103のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  105. 前記少なくとも1つの抵抗体に、前記少なくとも1つの抵抗体において約1W〜約3Wが消費されるような電流及び電圧が供給される、請求項58〜104のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  106. 温度センサは、感知温度に基づく基準出力を生成し、前記基準出力は、前記制御部により受け取られる、請求項58又は105に記載の捕虫装置。
  107. 前記第1の温度閾値は、48℃である、請求項58又は106に記載の捕虫装置。
  108. 前記第2の温度閾値は、40℃である、請求項58〜107のいずれか一項に記載の捕虫装置。
  109. 少なくとも部分的に前記シュラウド内に配置された金属板を更に含む、請求項58〜108のいずれか一項に記載の捕虫装置。
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