JP2006211923A - 排気口 - Google Patents
排気口 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006211923A JP2006211923A JP2005026075A JP2005026075A JP2006211923A JP 2006211923 A JP2006211923 A JP 2006211923A JP 2005026075 A JP2005026075 A JP 2005026075A JP 2005026075 A JP2005026075 A JP 2005026075A JP 2006211923 A JP2006211923 A JP 2006211923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust port
- mosquitoes
- mosquito
- room
- attracting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Ventilation (AREA)
Abstract
【課題】建物の開口部近傍に存在している蚊を、室内空気を屋外へ排出する排気口に誘引することで、室内への蚊の侵入を簡易な方法で確実に防止することを目的とする。
【解決手段】排気口1は蚊誘引手段2を備えている。排気口1からは在室中の人体から発生した二酸化炭素を多く含む空気を屋外に排出している。排気口1から排出される二酸化炭素と蚊誘引手段2の効果により開口部101の近傍に存在している蚊を排気口1に誘引する。室内への蚊の侵入を簡易な方法で確実に防止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】排気口1は蚊誘引手段2を備えている。排気口1からは在室中の人体から発生した二酸化炭素を多く含む空気を屋外に排出している。排気口1から排出される二酸化炭素と蚊誘引手段2の効果により開口部101の近傍に存在している蚊を排気口1に誘引する。室内への蚊の侵入を簡易な方法で確実に防止することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、室内空気を屋外へ排出する排気口において、室内への蚊の侵入を防止するために使用される排気口に関する。
従来、この種の室内への虫の侵入を防止する装置としては、家屋の開口部に向けて面状の気流を吹き出すことにより虫の侵入を防止する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その虫の侵入を防止する装置について図13を参照しながら説明する。
図に示すように、窓のような開口部101の一辺に気流を吹き出して開口部101を面状に覆うエア吹き出し装置102を設けると共に,開口部101の屋外側に昆虫を検知するための超音波検知器103を配設する。この超音波検知器103の検知時にエア吹き出し装置102を駆動させるようにする。
特開昭62−040239号公報
このような従来の虫の侵入を防止する装置では、家屋の開口部を包含する広範囲の領域に面状の気流を生成するために、大風量を広範囲に吹き出すことのできるエア吹き出し装置を設置しなければならず、外壁面への大掛かりな工事等が必要になり、簡易な方法で蚊等の虫の侵入を防止することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、室内の空気を屋外に排出する目的で家屋の外壁面にすでに装備されている排気口を利用することで、簡易な方法で蚊の侵入を防止することのできる排気口を提供することを目的としている。
また、従来の虫の侵入を防止する装置では、一定風速以上の面状の気流が生成されている範囲においては蚊等の虫の侵入を防止することはできるが、面状の気流により室内への侵入を妨げられた蚊等の虫は、家屋の別の開口部から侵入を試みる可能性があるという課題があり、確実に蚊等の虫の侵入を防止することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、蚊を排除するのではなく一定の場所に誘引し、さらに誘引された蚊を捕獲すること、または誘引された蚊に損傷を与えることにより、確実に蚊の侵入を防止することのできる排気口を提供することを目的としている。
本発明の排気口は上記目的を達成するために、蚊の侵入を防止する蚊侵入防止手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により簡易な方法で蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、排気口に蚊を誘引する蚊誘引手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により簡易な方法で蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、排気口に発熱する発熱手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により簡易な方法で蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、排気口に蚊を誘引する化学物質を発生する化学物質発生手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により簡易な方法で蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、排気口に加湿する加湿手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により簡易な方法で蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、発熱する発熱手段、または蚊を誘引する化学物質を発生する化学物質発生手段、または加湿する加湿手段のいずれかを複数備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により簡易な方法で蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、誘引された蚊を捕獲する捕獲手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により確実に蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、誘引された蚊に損傷を与える損傷手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により確実に蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、誘引された蚊に対する電撃手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により確実に蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、誘引された蚊に対する破壊手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により確実に蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、誘引された蚊に対する加熱手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により確実に蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
また、本発明の排気口は上記目的を達成するために、誘引された蚊に対する化学物質噴射手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止できるようにしたものである。
この手段により確実に蚊の侵入を防止することのできる排気口が得られる。
本発明によれば簡易な方法で室内への蚊の侵入を防止できる効果のある排気口を提供できる。
また、確実に室内への蚊の侵入を防止できる効果のある排気口を提供することができる。
本発明の請求項1記載の発明は、室内の空気を屋外に排出する排気口において、排気口に蚊の侵入を防止する蚊侵入防止手段である蚊を誘引する蚊誘引手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、排気口から発生する二酸化炭素と蚊誘引手段の効果により、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引することで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
また、室内の空気を屋外に排出する排気口において、排気口に発熱する発熱手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、排気口から発生する二酸化炭素と発熱手段の発熱効果により、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引することで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
また、室内の空気を屋外に排出する排気口において、排気口に蚊を誘引する化学物質を発生させる化学物質発生手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、排気口から発生する二酸化炭素と化学物質発生手段により発生した蚊を誘引する化学物質の効果により、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引することで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
また、室内の空気を屋外に排出する排気口において、排気口に加湿手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、排気口から発生する二酸化炭素と加湿手段の加湿効果により、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引することで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
また、誘引された蚊を捕獲する手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引して捕獲することで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
また、誘引された蚊に損傷を与える損傷手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引して損傷を与えることで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
また、誘引された蚊に対する電撃手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引して電気的な衝撃により損傷を与えることで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
また、誘引された蚊に対する破壊手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引して破壊することで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
また、誘引された蚊に対する加熱手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引して加熱することで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
また、誘引された蚊に対する化学物質噴射手段を備えることにより室内への蚊の侵入を防止することのできる排気口としたものであり、家屋の開口部付近において室外から室内へ侵入しようとしている蚊を排気口に誘引し化学物質を噴射することで、開口部から室内へ蚊が侵入しなくなるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、排気口1は蚊誘引手段2を備えている。排気口1は室内の天井に設置された換気装置3にダクト4により接続されているので、換気装置4を運転することで、室内に人間が在室している場合に、人間が呼吸にともなって発生する二酸化炭素を屋外に排出することができる。人間の血液を吸血することで問題とされる蚊の習性として、人間が呼吸にともなって排出する二酸化炭素に誘引される性質がある。本発明で対象としている蚊は前述したように人間の血液を吸血する蚊であり、日本国内ではヒトスジシマカ、アカイエカ、チカイエカ、オオクロヤブカなどが挙げられる。またそれ以外の種類であっても、同様の特性で人間の存在を検知して吸血する蚊であれば、本発明による防除効果を得ることができる。一方、日本国内には、それ以外にも多くの種類の蚊が存在しているが、ユスリカなど人間の血液を吸血することのない蚊に関しては、本発明による防除対象としては考えていない。これ以降、本明細書においては、人間の血液を吸血する蚊の事を、単に「蚊」として表現することにする。
図1に示すように、排気口1は蚊誘引手段2を備えている。排気口1は室内の天井に設置された換気装置3にダクト4により接続されているので、換気装置4を運転することで、室内に人間が在室している場合に、人間が呼吸にともなって発生する二酸化炭素を屋外に排出することができる。人間の血液を吸血することで問題とされる蚊の習性として、人間が呼吸にともなって排出する二酸化炭素に誘引される性質がある。本発明で対象としている蚊は前述したように人間の血液を吸血する蚊であり、日本国内ではヒトスジシマカ、アカイエカ、チカイエカ、オオクロヤブカなどが挙げられる。またそれ以外の種類であっても、同様の特性で人間の存在を検知して吸血する蚊であれば、本発明による防除効果を得ることができる。一方、日本国内には、それ以外にも多くの種類の蚊が存在しているが、ユスリカなど人間の血液を吸血することのない蚊に関しては、本発明による防除対象としては考えていない。これ以降、本明細書においては、人間の血液を吸血する蚊の事を、単に「蚊」として表現することにする。
また、同様に前述した蚊の習性として、二酸化炭素の濃度分布以外にも様々な情報に基づいて、吸血対象である人間の存在を認識することが明らかにされている。その情報としては、人間の体温であったり、人間の皮膚表面から発生している微量な化学物質であったり、人間から発生している水蒸気にともなう局所的な湿度変化などが考えられている。
屋外で発生した蚊は、家屋の開口部101から僅かに漏れてくる二酸化炭素や微量な化学物質などを感知して、開口部101の周辺に飛翔していることや、開口部101の近傍に降着していることがある。そのような状態で、人間の出入りに伴い開口部101が開放された場合、屋外から室内へ蚊が侵入して室内で蚊に吸血されることがある。
図2に示すように、排気口1は円形の形状を有しており、蚊の侵入を防止する蚊の侵入防止手段としての蚊を誘引する蚊誘引手段2は、排気口1の中心部に設けられている。蚊誘引手段2は前述した蚊の特性を利用するために、蚊に対してあたかもそこに人間がいるかのように感じさせるための手段であり、人の体温である35℃〜37℃程度に排気口の中心部等排気口の一部あるいは全体を加熱し発熱させるヒータ等の発熱手段、人から発生する水蒸気の量と同程度の水蒸気を発生する水供給装置と加熱装置等で構成される加湿手段、人から発生する化学物質を発生する化学物質発生手段など、蚊が人間の存在を認識するために利用する情報、または人間の存在を認識するために利用する物質の発生を再現できる手段であればよい。排気口1から排出される二酸化炭素と蚊誘引手段2の効果により、開口部101の近傍で飛翔している蚊や降着している蚊は排気口1に誘引されることになる。したがって、室内から屋外への出入りの際に開口部101を開放した場合において、屋外から室内へ蚊が侵入するのを防止することができる。排気口1から排出される二酸化炭素だけでも蚊を誘引する効果はあるが、蚊誘引手段2を設けることで効果的に蚊を誘引することができる。蚊誘引手段2の具体的な構成に関しては以降の実施の形態で詳細を説明する。
本実施の形態においては、換気装置3と排気口1はダクト4で接続されていることとしたが、この形態に限ったものではなく、室内の空気を屋外に排出する機能を有した排気口であれば同様の効果を得ることができる。また、排気口1は開口部101の上部に設置された構造であるとしたが、この配置に限ったものではなく、開口部101の近傍に設置された排気口であれば、開口部101の横などに排気口1があったとしても開口部101の周辺に存在する蚊に対して誘引効果を示すことができる。
また、本実施の形態では図2に示すように蚊誘引手段2を排気口1の中央部に設置するものとしたが、その構造に限ったものではなく、排気口1から排出される二酸化炭素による誘引効果と蚊誘引手段2による誘引効果が集約されている状態であれば、開口部101の周辺に存在する蚊に対して誘引効果を示すことができる。
また、本実施の形態では図1に示すように換気装置3と排気口1はダクト4で接続されているので、排気口1に誘引された蚊がダクト4と換気装置3を経由して室内に侵入する可能性を懸念するが、換気装置3が運転中の場合はダクト4内には屋外方向への気流が発生しているので、その気流に対向して蚊が室内に侵入することはない。また、ダクト4と排気口1の接続部に蚊の大きさよりも小さい開口部を有する網状の部材を挟み込むことで、蚊の室内への侵入を防止することができる。
また、本実施の形態では図2に示すように排気口1の形状は円形の開口部を有する構造であるとしたが、その構造に限ったものではなく、室内の空気を屋外に排出するための機能を有しており、蚊誘引手段2を近傍に設置することができれば、長方形などの別の形状であっても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図3に示すように、排気口1は発熱手段5を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。蚊は人間を感知するために空間内での局所的な温度上昇を認識しているとされている。本実施の形態2で示す発熱手段5はその表面温度が人間の体表面とほぼ同等の温度となるように発熱しており、排気口1から排出される二酸化炭素と発熱手段5による局所的な温度上昇により、蚊を誘引できるものである。本実施の形態では図3に示すように発熱手段5を排気口1の中央部に設置するものとしたが、その構造に限ったものではなく、排気口1から排出される二酸化炭素による誘引効果と発熱手段5の局所的な温度上昇による誘引効果が集約されている状態であれば、開口部101の周辺に存在する蚊に対して誘引効果を示すことができる。また、本実施の形態では発熱手段5の動作原理を示さなかったが、電気ヒータなどの電気的な発熱手段を用いれば、発熱手段の表面温度を容易に制御することができる。なお、蚊が認識している人間の体表面とほぼ同等の35℃〜37℃の温度を再現できる手段であれば、触媒を活用した発熱手段など電気的な発熱手段以外の方法を用いても同様の効果を得ることができる。なお、蚊が認識している人間の体表面の温度は35℃〜37℃であるとしたが、排気口1の周囲温度との温度差により、有意に蚊の誘引効果を示す温度であれば35℃以下の温度であっても同様の効果を得ることができる。
図3に示すように、排気口1は発熱手段5を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。蚊は人間を感知するために空間内での局所的な温度上昇を認識しているとされている。本実施の形態2で示す発熱手段5はその表面温度が人間の体表面とほぼ同等の温度となるように発熱しており、排気口1から排出される二酸化炭素と発熱手段5による局所的な温度上昇により、蚊を誘引できるものである。本実施の形態では図3に示すように発熱手段5を排気口1の中央部に設置するものとしたが、その構造に限ったものではなく、排気口1から排出される二酸化炭素による誘引効果と発熱手段5の局所的な温度上昇による誘引効果が集約されている状態であれば、開口部101の周辺に存在する蚊に対して誘引効果を示すことができる。また、本実施の形態では発熱手段5の動作原理を示さなかったが、電気ヒータなどの電気的な発熱手段を用いれば、発熱手段の表面温度を容易に制御することができる。なお、蚊が認識している人間の体表面とほぼ同等の35℃〜37℃の温度を再現できる手段であれば、触媒を活用した発熱手段など電気的な発熱手段以外の方法を用いても同様の効果を得ることができる。なお、蚊が認識している人間の体表面の温度は35℃〜37℃であるとしたが、排気口1の周囲温度との温度差により、有意に蚊の誘引効果を示す温度であれば35℃以下の温度であっても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図4に示すように、排気口1は化学物質発生手段6を備えている。化学物質発生手段6の周囲に備えられたノズルから化学物質が発生するものである。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。蚊は人間を感知するために二酸化炭素以外にも人間から発生している様々な化学物質を認識している。例えば、蚊に対する誘引効果を示すものとしてはリシン、アラニン、乳酸などの化学物質が特定されている。本実施の形態では、化学物質発生手段6から前記の化学物質を発生することにより、蚊を誘引できるものとする。化学物質の発生方法としては、水溶液を噴霧する方法、水溶液を加熱して蒸散させる方法などが考えられるが、人間から発生している状態を再現できるように雰囲気空気中の濃度をコントロールできる方法が適している。本実施の形態では、図4に示すように化学物質発生手段6を排気口1の中央部に設置するものとしたが、その構造に限ったものではなく、排気口1から排出される二酸化炭素による誘引効果と化学物質発生手段6による誘引効果が集約されている状態であれば、開口部101の周辺に存在する蚊に対して誘引効果を示すことができる。本実施の形態では、蚊に対する誘引効果を示す物質として前記3種類の化学物質を示したが、それ以外の化学物質であっても蚊に対する誘引効果を示す物質であれば、同様の効果を得ることができる。また、発生させる化学物質の種類は前記3種類の化学物質のいずれか1種類に限ったものではなく、複数の化学物質を組合せて発生するようにしてもよく、人間から化学物質が発生している状態を再現できるような方法であれば同様な効果を得ることができる。
図4に示すように、排気口1は化学物質発生手段6を備えている。化学物質発生手段6の周囲に備えられたノズルから化学物質が発生するものである。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。蚊は人間を感知するために二酸化炭素以外にも人間から発生している様々な化学物質を認識している。例えば、蚊に対する誘引効果を示すものとしてはリシン、アラニン、乳酸などの化学物質が特定されている。本実施の形態では、化学物質発生手段6から前記の化学物質を発生することにより、蚊を誘引できるものとする。化学物質の発生方法としては、水溶液を噴霧する方法、水溶液を加熱して蒸散させる方法などが考えられるが、人間から発生している状態を再現できるように雰囲気空気中の濃度をコントロールできる方法が適している。本実施の形態では、図4に示すように化学物質発生手段6を排気口1の中央部に設置するものとしたが、その構造に限ったものではなく、排気口1から排出される二酸化炭素による誘引効果と化学物質発生手段6による誘引効果が集約されている状態であれば、開口部101の周辺に存在する蚊に対して誘引効果を示すことができる。本実施の形態では、蚊に対する誘引効果を示す物質として前記3種類の化学物質を示したが、それ以外の化学物質であっても蚊に対する誘引効果を示す物質であれば、同様の効果を得ることができる。また、発生させる化学物質の種類は前記3種類の化学物質のいずれか1種類に限ったものではなく、複数の化学物質を組合せて発生するようにしてもよく、人間から化学物質が発生している状態を再現できるような方法であれば同様な効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図5に示すように、排気口1は加湿手段7を備えている。加湿手段7は水を電気ヒータ等で加熱して水蒸気として発生する手段である。加湿手段7には連続的に水が供給されるものとする。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。蚊は人間を感知するために二酸化炭素以外にも人間から発生している水蒸気を認識しているとされている。本実施の形態では、加湿手段7から水蒸気を発生することにより、蚊を誘引できるものとする。水蒸気の発生方法としては、水を加熱して蒸発させる方法、微細な水滴を噴霧する方法などが考えられるが、人間から発生している状態を再現できるように湿度をコントロールできる方法が適している。本実施の形態では、図5に示すように加湿手段7を排気口1の中央部に設置するものとしたが、その構造に限ったものではなく、排気口1から排出される二酸化炭素による誘引効果と加湿手段7による誘引効果が集約されている状態であれば、開口部101の周辺に存在する蚊に対して誘引効果を示すことができる。本実施の形態では加湿手段7への加湿水の供給方法を明記しなかったが、加湿手段7に加湿水を供給するための給水タンクを別の場所に設置するなどの方法が考えられる。人間から発生している状態を再現できるような加湿能力を実現できるのであれば、他の加湿手段を用いても同様の効果を得ることができる。
図5に示すように、排気口1は加湿手段7を備えている。加湿手段7は水を電気ヒータ等で加熱して水蒸気として発生する手段である。加湿手段7には連続的に水が供給されるものとする。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。蚊は人間を感知するために二酸化炭素以外にも人間から発生している水蒸気を認識しているとされている。本実施の形態では、加湿手段7から水蒸気を発生することにより、蚊を誘引できるものとする。水蒸気の発生方法としては、水を加熱して蒸発させる方法、微細な水滴を噴霧する方法などが考えられるが、人間から発生している状態を再現できるように湿度をコントロールできる方法が適している。本実施の形態では、図5に示すように加湿手段7を排気口1の中央部に設置するものとしたが、その構造に限ったものではなく、排気口1から排出される二酸化炭素による誘引効果と加湿手段7による誘引効果が集約されている状態であれば、開口部101の周辺に存在する蚊に対して誘引効果を示すことができる。本実施の形態では加湿手段7への加湿水の供給方法を明記しなかったが、加湿手段7に加湿水を供給するための給水タンクを別の場所に設置するなどの方法が考えられる。人間から発生している状態を再現できるような加湿能力を実現できるのであれば、他の加湿手段を用いても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図6に示すように、排気口1は複数の蚊誘引手段として発熱手段5と化学物質発生手段6を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。前述したように、蚊は二酸化炭素の濃度分布以外にも様々な情報に基づいて吸血対象である人間の存在を認識しているので、排気口1に複数の蚊誘引手段を備えることで、蚊の誘引効果をさらに高めることができる。本実施の形態では複数の蚊誘引手段として発熱手段5と化学物質発生手段6の組合せを示したが、この組合せに限ったものではなく、複数の手段の組合せにより蚊の誘引効果を高めることができる組合せであれば同様の効果を得ることができる。
図6に示すように、排気口1は複数の蚊誘引手段として発熱手段5と化学物質発生手段6を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。前述したように、蚊は二酸化炭素の濃度分布以外にも様々な情報に基づいて吸血対象である人間の存在を認識しているので、排気口1に複数の蚊誘引手段を備えることで、蚊の誘引効果をさらに高めることができる。本実施の形態では複数の蚊誘引手段として発熱手段5と化学物質発生手段6の組合せを示したが、この組合せに限ったものではなく、複数の手段の組合せにより蚊の誘引効果を高めることができる組合せであれば同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図7に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と捕獲手段8を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。捕獲手段8は粘着性の表面を有するシート状部材であり、蚊誘引手段2に誘引されて排気口1に近づき捕獲手段8に降着した蚊を捕獲することができる。捕獲手段8に捕獲された蚊は再飛翔することができなくなり、もはや吸血することも産卵することもできなくなるので、将来的な蚊の吸血被害も減らすことができる。本実施の形態では捕獲手段8は粘着性の表面を有するシート状部材であるとしたが、その方法に限ったものではなく、誘引されてきた蚊を捕獲することで、再飛翔を妨げる機能を有する方法であれば同様な効果を得ることができる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。
図7に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と捕獲手段8を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。捕獲手段8は粘着性の表面を有するシート状部材であり、蚊誘引手段2に誘引されて排気口1に近づき捕獲手段8に降着した蚊を捕獲することができる。捕獲手段8に捕獲された蚊は再飛翔することができなくなり、もはや吸血することも産卵することもできなくなるので、将来的な蚊の吸血被害も減らすことができる。本実施の形態では捕獲手段8は粘着性の表面を有するシート状部材であるとしたが、その方法に限ったものではなく、誘引されてきた蚊を捕獲することで、再飛翔を妨げる機能を有する方法であれば同様な効果を得ることができる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。
(実施の形態7)
図8に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と損傷手段9を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。損傷手段9の構成については実施の形態8以降で説明するが、蚊誘引手段2に誘引されて排気口1に近づいた蚊に対して損傷を与える手段であり、蚊が飛翔できなくなるような損傷、蚊が吸血できなくなるような損傷、または産卵することができなくなるような損傷を与える手段であれば良い。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。吸血する蚊の生態として、吸血をしなければ産卵することができないので、確実に吸血できなくなるような損傷を与える手段であれば、人の吸血被害を減らすとともに、将来発生する蚊を減らすこともできる。そのような損傷手段としては、降着した蚊の足を破壊する手段などが考えられる。蚊の足が損傷を受ければ、吸血対象に降着することも、産卵のために水面に降着することもできなくなるので、吸血被害を減らし、将来発生する蚊を減らすこともできる。
図8に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と損傷手段9を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。損傷手段9の構成については実施の形態8以降で説明するが、蚊誘引手段2に誘引されて排気口1に近づいた蚊に対して損傷を与える手段であり、蚊が飛翔できなくなるような損傷、蚊が吸血できなくなるような損傷、または産卵することができなくなるような損傷を与える手段であれば良い。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。吸血する蚊の生態として、吸血をしなければ産卵することができないので、確実に吸血できなくなるような損傷を与える手段であれば、人の吸血被害を減らすとともに、将来発生する蚊を減らすこともできる。そのような損傷手段としては、降着した蚊の足を破壊する手段などが考えられる。蚊の足が損傷を受ければ、吸血対象に降着することも、産卵のために水面に降着することもできなくなるので、吸血被害を減らし、将来発生する蚊を減らすこともできる。
(実施の形態8)
図9に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と電撃手段10を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。電撃手段10は蚊誘引手段により誘引された蚊が降着した際に、高電圧が印加される構造になっており、電気的な衝撃により蚊が飛翔できなくなる効果がある。具体的には、平面状で数mmの間隔を有し対向する電極間に数百Vから数十kVの高電圧を印加することで、電極間に降着して対向する電極に接触した蚊が電気的な衝撃を受けることになる。電圧の大小によって蚊の損傷度は異なってくるが、2kV以上の高電圧であれば蚊に対して再飛翔不可能なほどの衝撃を与えることができる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。
図9に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と電撃手段10を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。電撃手段10は蚊誘引手段により誘引された蚊が降着した際に、高電圧が印加される構造になっており、電気的な衝撃により蚊が飛翔できなくなる効果がある。具体的には、平面状で数mmの間隔を有し対向する電極間に数百Vから数十kVの高電圧を印加することで、電極間に降着して対向する電極に接触した蚊が電気的な衝撃を受けることになる。電圧の大小によって蚊の損傷度は異なってくるが、2kV以上の高電圧であれば蚊に対して再飛翔不可能なほどの衝撃を与えることができる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では電撃手段10の構造を平面状の電極であるとしたが、この方法に限ったものではなく、2層の網状の電極を配置して、網状の電極間に蚊が接触した場合に電撃を受ける構造にしても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態9)
図10に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と破壊手段11を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。破壊手段11は蚊誘引手段により誘引された蚊が降着した際に、物理的な衝撃を与える構造になっており、蚊はそこで受けた物理的な衝撃により再飛翔できなくなる効果がある。具体的には、破壊手段11は固定部12と回転部13で構成されており、固定部12は網状の表面構造をしており、蚊が降着しやすくなっている。また回転部13は固定部12の表面で回転する構造を有しており、棒状の回転部13と固定部12の表面はほぼ密着している。蚊誘引手段2の効果により誘引されて、網状の固定部12に降着した蚊は、棒状の回転部13で打撃されることにより物理的な衝撃を受けて再飛翔できなくなる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。また、破壊手段の構造は、本実施の形態で示した固定部と回転部で構成される構造に限ったものではなく、再飛翔不可能な程度の物理的な衝撃を与えることができる手段であれば、逆方向に回転する平面網状の回転部を2枚有する破壊手段でも同様の効果を得ることができる。
図10に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と破壊手段11を備えている。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。破壊手段11は蚊誘引手段により誘引された蚊が降着した際に、物理的な衝撃を与える構造になっており、蚊はそこで受けた物理的な衝撃により再飛翔できなくなる効果がある。具体的には、破壊手段11は固定部12と回転部13で構成されており、固定部12は網状の表面構造をしており、蚊が降着しやすくなっている。また回転部13は固定部12の表面で回転する構造を有しており、棒状の回転部13と固定部12の表面はほぼ密着している。蚊誘引手段2の効果により誘引されて、網状の固定部12に降着した蚊は、棒状の回転部13で打撃されることにより物理的な衝撃を受けて再飛翔できなくなる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。また、破壊手段の構造は、本実施の形態で示した固定部と回転部で構成される構造に限ったものではなく、再飛翔不可能な程度の物理的な衝撃を与えることができる手段であれば、逆方向に回転する平面網状の回転部を2枚有する破壊手段でも同様の効果を得ることができる。
(実施の形態10)
図11に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と加熱手段14を備えている。加熱手段は電気ヒータ等により、蚊が再飛翔不可能なほどの損傷を受ける温度を発生できるものである。具体的には蚊の虫体を構成する成分が非可逆的に化学変化するような温度を発生できればよい。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。加熱手段14は蚊誘引手段2により誘引された蚊が降着した際に、熱的な損傷を与える構造になっており、蚊の受けた熱的な損傷により再飛翔できなくなる効果がある。具体的には蚊が加熱手段14に降着したことを検知して、自動的に加熱手段14に通電されるので加熱手段14が瞬時に発熱することで熱的な損傷を与えることができる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。
図11に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と加熱手段14を備えている。加熱手段は電気ヒータ等により、蚊が再飛翔不可能なほどの損傷を受ける温度を発生できるものである。具体的には蚊の虫体を構成する成分が非可逆的に化学変化するような温度を発生できればよい。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。加熱手段14は蚊誘引手段2により誘引された蚊が降着した際に、熱的な損傷を与える構造になっており、蚊の受けた熱的な損傷により再飛翔できなくなる効果がある。具体的には蚊が加熱手段14に降着したことを検知して、自動的に加熱手段14に通電されるので加熱手段14が瞬時に発熱することで熱的な損傷を与えることができる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。
(実施の形態11)
図12に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と化学物質噴射手段15を備えている。化学物質噴射手段15はノズルから蚊に対して損傷を与える化学物質を噴射できる構造である。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。化学物質噴射手段15は蚊誘引手段2により誘引された蚊が降着した際に、化学物質を噴射する構造になっている。具体的な化学物質とは殺虫剤として使用されるピレスロイド系の化合物や有機リン系の化合物などが考えられる。殺虫剤を噴射された蚊は神経系に障害を受けて正常な活動を持続することができなくなる。本実施の形態では化学物質噴射手段15は排気口の外周部から中央部に向かって化学物質を噴射する構造としたが、この構造に限ったものではなく、蚊誘引手段2によって誘引された蚊に対して効率良く化学物質を曝露できる方法であれば、同様な効果を得ることができる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。本実施の形態では化学物質噴射手段15の動作タイミングについて詳細は説明しなかったが、蚊の降着を検知して化学物質を噴射する構造にすれば、化学物質を無駄なく使用することができる。なお、化学物質としては上記の殺虫剤を示したが、これに限ったものではなく、蚊に対して損傷を与える化学物質であれば酸やアルカリなどの化学物質や有機溶剤または植物の精油などでも同様の効果を得ることができる。
図12に示すように、排気口1には蚊誘引手段2と化学物質噴射手段15を備えている。化学物質噴射手段15はノズルから蚊に対して損傷を与える化学物質を噴射できる構造である。排気口1は実施の形態1と同様に室内の空気を屋外に排出するために、家屋の外壁に装着されているものとする。化学物質噴射手段15は蚊誘引手段2により誘引された蚊が降着した際に、化学物質を噴射する構造になっている。具体的な化学物質とは殺虫剤として使用されるピレスロイド系の化合物や有機リン系の化合物などが考えられる。殺虫剤を噴射された蚊は神経系に障害を受けて正常な活動を持続することができなくなる。本実施の形態では化学物質噴射手段15は排気口の外周部から中央部に向かって化学物質を噴射する構造としたが、この構造に限ったものではなく、蚊誘引手段2によって誘引された蚊に対して効率良く化学物質を曝露できる方法であれば、同様な効果を得ることができる。本実施の形態では蚊誘引手段2について詳細は説明しなかったが、実施の形態1から5に記載されている内容の手段であれば、同様の効果を得ることができる。本実施の形態では化学物質噴射手段15の動作タイミングについて詳細は説明しなかったが、蚊の降着を検知して化学物質を噴射する構造にすれば、化学物質を無駄なく使用することができる。なお、化学物質としては上記の殺虫剤を示したが、これに限ったものではなく、蚊に対して損傷を与える化学物質であれば酸やアルカリなどの化学物質や有機溶剤または植物の精油などでも同様の効果を得ることができる。
本発明の排気口を家屋の開口部の近傍に設置することで、屋外から室内への蚊の侵入を簡易な方法で確実に防止することができる。
1 排気口
2 蚊誘引手段
5 発熱手段
6 化学物質発生手段
7 加湿手段
8 捕獲手段
9 損傷手段
10 電撃手段
11 破壊手段
14 加熱手段
15 化学物質噴射手段
2 蚊誘引手段
5 発熱手段
6 化学物質発生手段
7 加湿手段
8 捕獲手段
9 損傷手段
10 電撃手段
11 破壊手段
14 加熱手段
15 化学物質噴射手段
Claims (12)
- 室内の空気を屋外に排出する排気口において、蚊の侵入を防止する蚊侵入防止手段を備えたことを特徴とする排気口。
- 室内の空気を屋外に排出する排気口において、排気口に蚊を誘引する蚊誘引手段を備えたことを特徴とする排気口。
- 室内の空気を屋外に排出する排気口において、排気口に発熱する発熱手段を備えたことを特徴とする排気口。
- 室内の空気を屋外に排出する排気口において、排気口に蚊を誘引する化学物質を発生する化学物質発生手段を備えたことを特徴とする排気口。
- 室内の空気を屋外に排出する排気口において、排気口に加湿する加湿手段を備えたことを特徴とする排気口。
- 発熱する発熱手段、または蚊を誘引する化学物質を発生する化学物質発生手段、または加湿する加湿手段のいずれかを複数備えたことを特徴とする排気口。
- 誘引された蚊を捕獲する捕獲手段を備えたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の排気口。
- 誘引された蚊に損傷を与える損傷手段を備えたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の排気口。
- 誘引された蚊に対する電撃手段を備えたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の排気口。
- 誘引された蚊に対する破壊手段を備えたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の排気口。
- 誘引された蚊に対する加熱手段を備えたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の排気口。
- 誘引された蚊に対する化学物質噴射手段を備えたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の排気口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005026075A JP2006211923A (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | 排気口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005026075A JP2006211923A (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | 排気口 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006211923A true JP2006211923A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36975639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005026075A Pending JP2006211923A (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | 排気口 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006211923A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6337281B1 (ja) * | 2017-10-31 | 2018-06-06 | 岐阜技巧株式会社 | 防虫換気口 |
CN108826623A (zh) * | 2018-05-14 | 2018-11-16 | 朱小菊 | 灭蚊型空调进风口 |
JP2019517827A (ja) * | 2016-07-11 | 2019-06-27 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company | 加熱捕虫装置 |
CN110822546A (zh) * | 2018-07-23 | 2020-02-21 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 空调器 |
-
2005
- 2005-02-02 JP JP2005026075A patent/JP2006211923A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019517827A (ja) * | 2016-07-11 | 2019-06-27 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company | 加熱捕虫装置 |
US11311005B2 (en) | 2016-07-11 | 2022-04-26 | The Procter & Gamble Company | Heated insect trapping device and methods thereof |
JP6337281B1 (ja) * | 2017-10-31 | 2018-06-06 | 岐阜技巧株式会社 | 防虫換気口 |
JP2019080527A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 岐阜技巧株式会社 | 防虫換気口 |
CN108826623A (zh) * | 2018-05-14 | 2018-11-16 | 朱小菊 | 灭蚊型空调进风口 |
CN110822546A (zh) * | 2018-07-23 | 2020-02-21 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 空调器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5941932B2 (ja) | 昆虫誘引捕獲器 | |
US20170231210A1 (en) | Device and method for trapping flying insect pests | |
US6675528B2 (en) | Mosquito incinerator | |
US20060260183A1 (en) | Insect repellent and attractant and auto-thermostatic membrane vapor control delivery system | |
WO2007146332A3 (en) | Flying insect trapping device and flying insect trapping system | |
KR100810051B1 (ko) | 휴대용 해충 퇴치기 | |
WO2018023941A1 (zh) | 一种具有灭蚊功能的无叶风扇 | |
JP2002533203A (ja) | 揮発性組成物を分散するための方法及び装置 | |
JP2007301117A (ja) | 空気浄化、気温及び湿度調整、害虫捕獲方法とその装置 | |
JP2006211923A (ja) | 排気口 | |
CN104705285A (zh) | 智能驱蚊装置 | |
US11154044B2 (en) | Insect trap | |
CN101820750A (zh) | 用于捕捉昆虫的设备 | |
JP2007020509A (ja) | 虫類捕獲装置 | |
CN106524343A (zh) | 用于控制室内有害物质的清洁系统以及方法 | |
KR20180028490A (ko) | 해충을 퇴치 또는 박멸하기 위한 장치 | |
KR101196386B1 (ko) | 비래해충 포충장치 및 이의 제어 방법 | |
JP2006051016A (ja) | 虫類捕獲装置 | |
KR101959169B1 (ko) | 네트워크를 이용한 해충 퇴치 시스템 | |
WO2012086253A1 (ja) | 蚊誘引機 | |
WO2004054358A3 (de) | Insektenfalle | |
JP2014043756A (ja) | 虫除け網戸 | |
JP2016182131A (ja) | 接触式捕捉器 | |
JP2008185320A (ja) | ファンヒータ | |
JP2009250463A (ja) | 空気清浄機 |