JP2019080527A - 防虫換気口 - Google Patents

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Abstract

【課題】換気が必要な空間やケースに設ける換気口において、害虫の侵入通過を防ぎ、通気性が良い、防虫換気口を提供する。【解決手段】向かい合う壁部1の内壁面に粘着力を持たせ、その間隙に形成される換気通路を経由して換気を行う防虫換気口を作成する。この換気通路内に隔壁4や邪魔板等の構造物を設け、これらの表面に粘着力を持たせる。また換気口を、取り換えが容易なカートリッジ式とする。【選択図】図1

Description

本発明は、換気口から害虫が出入りすることを防止するために、向かい合う壁部の
間隙に形成される換気通路に設けた粘着捕虫通路を経由して換気を行う、防虫換気口に関する。
都合上、密閉することが好ましくないために、換気口を設けなければならない部屋
やケースには、換気口から害虫が侵入する恐れがある。 従来、換気口から害虫が侵入することを防ぐためには、換気口の開口部に害虫が通過できない程度に細かい網を掛ける方法が一般的であった。(特許文献1、2、3参照) 換気口から出入りする可能性のある害虫の中で、飛翔する昆虫の最小種はコバエの類であるが、その体幅は0,5ミリメートル程度であるため、前述の方法によりその通過を防止するためには、網目の最大幅を0,5ミリメートル未満にする必要があった。 しかしそのような製品は、汎用プラスチック成形やワイヤー製の網で安価に大量生産することが困難であり、一般の市場にはほとんど流通していない。 コバエ対策用の商品としては、不織布等を用いた通気性のあるシートで、開口部を覆うものが存在する程度であった。(特許文献2参照) しかもこれらの不織布等は通気性が悪かった。 細かい網も同様で、網目幅が0,5ミリメートル未満の極細網を、幅1ミリメートルのワイヤーで作成して換気口開口部を覆うと、開口面積の9分の8以上をワイヤーが覆う構造となり、やはり通気性が大きく損なわれていた。 また、換気口開口部に掛けた網の表面や付近に、粘着捕虫器具を設置したり(特許文献1、2参照)、網自体に粘着剤を塗着して(特許文献3参照)、害虫を駆除することで害虫の侵入を防止しようとする試みがなされていたが、これらは粘着剤に偶然触れた害虫を捕らえるか、誘引剤を用いてこれに引き寄せられた害虫を捕らえるもので、その効果は付近を移動する害虫の全体数を僅かに減らすことであった。 これはゴキブリやムカデなど、ある程度大型で数の多くない害虫には一定の効果を有するが、コバエ等の短期間で爆発的に増殖する小さな害虫に対しては効果が乏しかった。 例えばこれらの方法で付近を飛ぶ1000匹のコバエのうち200匹を捕獲したとしても、換気口からコバエを侵入させないための対策としては、意味を成さなかった。 向かい合う壁部の間隙に形成される換気通路に設けた、粘着捕虫通路を経由して換気を行う防虫換気口は無かった。
実登3126511号
実登3067798号
実開昭51−18289号
網掛けの防虫換気口は、極細の網を安価に生産することが難しいため、高い防虫効果を求めるほどコストが増大していた。 また換気口を覆う網目を細かくすることが通気性を損ない、防虫効果と通気性が相反関係にあるというジレンマがあった。
換気口の付近に粘着捕虫器具を設置する対策は、害虫の駆除効果が偶然性や誘引剤の効能に依存していた。 害虫が換気口を通過することを直接妨げる手段を有しないため、短期間に大量発生する小型の害虫に対しては効果が乏しかった。 本発明はこれらの課題を解消するためになされたものである。
向かい合う壁部の間隙に形成される換気通路が、開口部から連通して延設された換気口において、粘着捕虫通路を経由して換気を行う防虫換気口であって、
粘着捕虫通路は、換気通路を形成する向かい合う壁部の、内壁の少なくとも一部に粘着部が設けられている、換気通路であって、
粘着部は、表面に粘着力を有する部位である、防虫換気口を作成する。
粘着捕虫通路内に、邪魔板または邪魔棒もしくはその両方が設けられ、
邪魔板および邪魔棒は、粘着捕虫通路を、完全に閉塞することなく、換気通路を確保しつつ間仕切りし、
粘着捕虫通路を形成する向かい合う壁部の内壁から、粘着捕虫通路内に突設または架設される、
板状または棒状の構造体であって、
邪魔板および邪魔棒の少なくとも一部に、粘着部を設けた、これらの防虫換気口を作成する。
粘着捕虫通路内に、隔壁が設けられ、
隔壁は、粘着捕虫通路を、一端から逆端まで貫通する複数のセルに区画してルーバー構造またはハニカム構造を形成する、
板状の構造体であって、
隔壁の少なくとも一部に、粘着部を設けた、これらの防虫換気口を作成する。
粘着捕虫通路を形成する向かい合う壁部の内壁に、凹凸部または屈曲部を設けた、これらの防虫換気口を作成する。
粘着捕虫通路を形成する向かい合う壁部の、内壁の少なくとも一部に、粘着捕虫通路を全周にわたって取り囲む、連続した環状を成す粘着部を設けた、これらの防虫換気口を作成する。
これらの防虫換気口が使い捨ての粘着カートリッジからなる防虫換気口を作成する。
これらの防虫換気口を備えた生物飼育用ケースを作成する。
使い捨ての粘着カートリッジからなる、粘着捕虫通路内に隔壁を設けた防虫換気口を備えた、生物飼育用ケースであって、
この生物飼育用ケースは、ケース本体の上面を覆う蓋体に、粘着カートリッジを設置するための凹部が設けられ、また凹部底面には開口部が設けられ、
粘着カートリッジが、蓋体の凹部に、着脱可能に嵌合または遊嵌して、
蓋体の開口部と、粘着カートリッジの換気通路が連通する、生物飼育用ケースを作成する。
これらの防虫換気口が使い捨ての粘着カートリッジからなる防虫換気口において、粘着カートリッジが折りたたみ構造であり、
この粘着カートリッジは、
粘着面と剥離面を設けた一体のシート部材が、粘着面と剥離面が相対するように折りたたまれ、使用時に粘着面と剥離面が容易に剥離する構造であって、
粘着面と剥離面を剥離したこの粘着カートリッジは、
剥離した一対のシート部材面部が、向かい合う壁部を構成し、
剥離した一対のシート部材面部の間隙が、換気通路を構成し、
剥離した一対のシート部材面部の粘着面と剥離面が、向かい合う壁部の内壁を構成し、
粘着面が、粘着部を構成する、粘着カートリッジを作成する。
本発明の防虫原理は、害虫の習性と能力に基づいている。 一般家庭で見られる、
飛翔する害虫の代表的な種に、ハエ目の昆虫があるが、この中のいくつかのハエ科の種は足先に感覚器官を有するため、あらゆる物体に積極的に触れて確かめるという接触習性を持っている。 また、昆虫のはばたきによる飛翔行動は元来非常に困難な運動であり、ほとんどの昆虫は、体幅の数倍程度の内径の細長い通路や屈曲した通路・障害物のある通路を飛翔したまま通過するような能力を有していない。 飛翔する小さな害虫の例として、体幅約0,5ミリメートルのキイロショウジョウバエを実際に観察してみても、換気通路を有する換気口において、内径が体幅の数倍から20倍程度ある換気通路をこのハエが通過する際に、換気通路の内壁に一度も触れることなく、飛翔したまま通り抜けて内部まで到達することはまれであり、多くは通過途中で何度も内壁に着地し、内壁面上を確かめるように歩きまわる。 これに対し、本発明換気口換気通路を成す、向かい合う壁部の内壁面は、害虫の着地を促し、粘着部の形成面を確保する。 すなわち、本発明換気口の粘着捕虫通路を通過しようとする害虫のうち、這って移動する虫が通路に設けられた粘着部に触れて捕らえられ、通過が困難であることは構造上自明であるが、飛翔する虫もその習性と飛翔能力の問題から、多くは本発明粘着部に着地するため、その粘着力により捕らえられ、通過できない。
また、従来は体幅0,5ミリメートルの害虫の通過を換気口の構造により防ごうと
すると、換気口開口部に掛ける網目の最大幅は0,5ミリメートル未満であることを要したため、害虫の通過防止と引き換えに、製造コストの増大と、通気性の悪化を容認せざるを得なかった。 しかし本発明は、向かい合う壁部の内壁に粘着部を設けることで、害虫の侵入通過を防止できるため、換気口の開口部や換気通路の内径を、想定する害虫よりも小さくすることを要しない。 ゆえに、同等の害虫通過防止効果を持つ、従来型の網掛け換気口よりも、製造コストが低く、通気性が良い。 つまり本発明は、従来の換気口が両立不可能であった、小さな害虫の通過防止と通気性を、従来品では成し得ないレベルで同時達成している点、またそれを低コストで達成している点で、大変画期的である。
加えて本発明換気口は、侵入通過しようとする害虫にとって、唯一の侵入口である
換気口の換気通路に、捕虫機能を備えた粘着部を有する構造のため、偶然性や誘引剤の効能に依存することなく、まさに侵入通過しようとする害虫を必然的に捕らえる手段を有している点で、従来品とは異なる。 しかも本発明換気口は、害虫の通過方向に関わらず捕獲可能であり、その効果は害虫の一方向への侵入を防ぐだけに止まらない。 生物飼育ケース等でよくある、ケース内に害虫が大量発生した場合などにも、害虫をケース内に留めて外への飛び出しを防ぐと同時に、ケース外に出ようとする害虫は順次捕獲することができる。 ゆえに害虫の通過を防ぐ効果と、それを助ける害虫駆除の効果はともに、粘着捕虫器具を換気口付近に設置する構成とは比較にならないほど高い。
換気通路内に、邪魔板や隔壁があれば、害虫がそれらの構造物や内壁に着地する確率が高まり、そこに粘着部を設ければ害虫の通過がより困難になる。 粘着捕虫通路の内壁面に、凹凸部や屈曲部を設ければ、害虫が内壁の粘着部に着地する確率が高まり、害虫の通過がより困難になる。 粘着捕虫通路の内壁面の少なくとも一部に、換気通路を全周にわたって取り囲む、連続した環状を成す粘着部を設ければ、換気通路を、内壁面を伝って一端から逆端へと通過する際の、すべての表面経路上に、少なくとも一個所の粘着部が設けられた構造となり、害虫の通過がより困難になる。
これらの換気口を、使い捨ての粘着カートリッジとすれば、定期的なカートリッジ
の交換により、粘着力を永続的に保つことができるため、高い通気性、害虫の通過防止、それを助ける害虫の駆除という効果も永続的に保たれる。 ケース本体の上面を覆う蓋体に、粘着カートリッジを設置するための凹部を設け、凹部底面に開口部を設けた生物飼育用ケースを作成し、凹部に設置して開口部から連通する粘着カートリッジとともに用いれば、構造が単純で安価に大量生産でき、ケース開口部と粘着カートリッジ換気通路が隙間無く連通しやすく、設置時や取り換え時の利便性も高い。
粘着面と剥離面を設けた一体のシートを、粘着面と剥離面が相対するように折りたたんだ構造の粘着カートリッジは、流通・販売・保管時はシート状で扱い易く、使用時には粘着面と剥離面を剥離して、瞬時に粘着カートリッジを形成するため、利便性が高い。
ハニカム構造の隔壁を設けた本発明換気口の斜視図である。 円筒形状の本発明換気口の斜視図である。 内壁に屈曲部を設けた本発明換気口の斜視図である。 内壁に屈曲部を設けた本発明換気口の側面図である。 内壁に凹凸部を設けた本発明換気口の側面図である。 邪魔板と邪魔棒を設けた本発明換気口の斜視図である。 邪魔板と邪魔棒を設けた本発明換気口の上面図である。 邪魔板と邪魔棒を設けた本発明換気口の側面図である。 蓋体に凹部が設けられた生物飼育用ケースと、凹部に設置する粘着カートリッジの説明図である。 生物飼育用ケースの蓋体凹部に、粘着カートリッジが遊嵌した状態の側面の端面図である。 粘着面と剥離面を設けた一体のシート部材の展開図である。 粘着面と剥離面が相対するように折りたたんだ図11の斜視図である。 粘着面と剥離面を剥離して、本発明換気口の粘着カートリッジとして使用できる状態になった図11・図12の斜視図である。
部屋やケースなどに設ける換気口において、縦横各10センチメートル程度の正方
形の換気口開口部が壁面を貫通して形成されているところに、連通する換気通路3を延設するように、開口部の形状を端面外郭とする長さ5センチメートル程度の短筒状の筒体を設置する。 筒内に間隔幅が1センチメートル程度のルーバーを設け、換気通路内の隔壁4とする。 この短筒状部材の内壁2やルーバーには、粘着剤を塗布したり粘着シートを貼り付けるなどの方法で粘着部を設ける。 粘着剤または粘着シートの粘着力は、害虫が触れると自力では剥がせず捕らえられる程度の強さであり、概ね1N/20mm以上とするが、温度や湿度の外的環境、本発明部材の材質、想定する害虫の種によっても粘着力の適正値は変動するため、あくまで想定する害虫を設置環境において捕らえられる程度の強さを基準に作成する。 短筒状部材の筒内には、ルーバー構造以外にも、ルーバー羽板に垂直に交差する複数の羽板を加えたハニカム構造体4を設けてもよい。 邪魔板5を設けてもよく、邪魔板5は換気通路内壁面2から生えた平板5が換気通路内壁の対向面手前まで伸びる突設構造5の他、対向面に届いて架橋する架設構造6でもよく、平板の幅は換気通路の半分以上を塞ぐ幅広の構造の他、細い板や短い板でもよい。 平板の代わりに棒状の部材を用いて邪魔棒6としてもよい。 内壁面を屈曲7させたり、内部に凹凸8を設けるなど、換気通路の内壁面積を増やす構造は、害虫の侵入通過をより困難にすることができる。
また、この短筒状の部材を、板紙や樹脂等で作成し、換気口開口部に設置する粘着
カートリッジ13を作成する。 その内壁2や隔壁4・邪魔板5等に粘着剤を塗布するか、粘着シートを貼り付けて剥離紙で覆い、使用時にはこれを剥離して粘着面を露出して使用する。 粘着カートリッジ13の端部や端面外郭は、設置・連通するための、ツメやシール・嵌合端等の接続手段や密着手段を設けてもよい。 パイプ状の換気通路を有する換気口に、その換気通路を延設するようにパイプ端に粘着カートリッジ13を取り付ける構造や、パイプ内に粘着カートリッジ13を挿入設置する構造の他、換気通路を有しない開口部のみの換気口に粘着カートリッジ13を連通設置することで、本発明換気口を形成する構成でもよい。 想定する害虫の大きさと換気効率を鑑みて、最適な大きさ・形状の粘着捕虫通路を持つ粘着カートリッジ13を選択使用できるようにする。 例えば、換気口開口部が10センチメートル四方で、想定する害虫が体幅0,5ミリメートルである場合、1センチメートル四方に区画されたハニカム構造4の粘着カートリッジ13や、粘着捕虫通路の全長が10センチメートル程度ある粘着カートリッジ13を用いて防虫効果を高める。 換気口開口部が3センチメートル四方で害虫の体幅が5ミリメートルの場合、また害虫の数が多くないと想定される場合などは、全長5センチメートル程度の短筒状の粘着カートリッジ13を用いて、コストを低く抑えたり場所を取らない構成とすることができる。
粘着カートリッジ13の換気通路内に、別途作成した隔壁4や邪魔板5等の構造体
を挿入設置する構成でもよい。 粘着捕虫通路を形成する枠体に対し、別途枠内に設置する板状のルーバーやハニカム、邪魔板5等を板紙で作成し、粘着剤を塗布して剥離紙で覆い、隔壁4や邪魔板5等の構造体のみで交換可能とすることもできる。
粘着カートリッジ13を折りたたみ構造とすることもでき、折りたたみ構造の粘着
カートリッジは、板紙等に粘着剤を塗布して剥離紙で覆うか、板紙等に粘着面14と剥離面15を設けて、各々が相対するように折りたたんだのち、所定の形状にカットして、使用時には剥離紙および剥離面15を剥離して使用できるようにする。 その形状の例として、四角柱の筒の展開図(図11)や、2個所以上の開口部を設けた直方体の箱の展開図等がある。 これを使用時に組み立て、筒や箱等の粘着捕虫通路を形成する際の内壁にあたる面14・15に粘着剤を塗布しておく。
また粘着カートリッジ13を拉げて折りたためる構成とすることもできる。 四角柱の上面と底面を開口した筒を板紙で作成し、内壁に粘着加工した面と剥離加工した面を設け、粘着面14と剥離面15が相対するように拉げて折りたたむ。(図12) 折りたたまれてシート状となったもの(図12)を、筒の径方向に引っ張ることで、粘着面14と剥離面15が剥離して筒を形成する(図13)ようにし、筒状の粘着カートリッジとする。 同じサイズの長方形の板紙を複数作成し、幅方向に幅の略半分まで一定の間隔で切り込みを入れ、そうしてできた長方形板紙を縦横に並行および垂直に並べて互いの接触部分の切り込みに互いを挿入し、この筒状の枠体に挿入するハニカム構造体4を作成する。 枠体設置時の開口面の対角線方向にハニカム構造体4が拉げるように折りたたみ、シート状に折りたたまれた際に相対する2面を、一方が粘着面14、他方が剥離面15となるよう粘着加工と剥離加工を施し、粘着面14と剥離面15が相対するように折りたたむ。 折りたたんだ方向の対角線と交差するもう一本の対角線方向に引っ張ることで、粘着面と剥離面が剥離してハニカム構造体4を形成するようにする。
縦20センチメートル横30センチメートル高さ20センチメートル程度のポリス
チレン製ケース本体9と、ポリプロピレン製蓋体10を作成する。 蓋体10には、ケース本体9との接触部位にシリコーン製軟質クッションを設けて両者の密着度を高め、隙間を無くす。 蓋体10の中央に一辺10センチメートル程度、深さ2センチメートル程度の正方形の凹部11を設け、凹部11底面中央に一辺8センチメートル程度の正方形の換気口開口部12を設け、この開口部には口径1センチメートル程度の格子12を設ける。 蓋体の凹部11にすっぽりと収まる、一辺10センチメートル弱の正方形の端面外郭を持つ、ルーバー隔壁を設けた筒状の粘着カートリッジ13を作成し、蓋体凹部11に緩やかに嵌合させて使用できるようにする。 粘着カートリッジ13のサイズは、ケース蓋体10の凹部11にぴったりと嵌合するものの他、緩やかに収まり、蓋体凹部11の底面に戴置するように設置する構成であっても、設置時に凹部11底面に設けられた一辺8センチメートルの換気口開口部12を、粘着カートリッジ13の端面外郭がすべて覆うサイズであればよい。
1 向かい合う壁部
2 内壁
3 換気通路
4 隔壁
5 邪魔板
6 邪魔棒
7 屈曲部
8 凹凸部
9 生物飼育用ケース本体
10 生物飼育用ケース蓋体
11 凹部
12 開口部
13 粘着カートリッジ
14 粘着面
15 剥離面


























向かい合う壁部の間隙に形成される換気通路が、開口部から連通して延設された換気口において、粘着捕虫通路を経由して換気を行う防虫換気口であって、
粘着捕虫通路は、換気通路を形成する向かい合う壁部の、内壁の少なくとも一部に、第一粘着部が設けられた、換気通路であって、
粘着捕虫通路内に、邪魔板または邪魔棒もしくはその両方が設けられ、
邪魔板および邪魔棒は、粘着捕虫通路を、完全に閉塞することなく、換気通路を確保しつつ間仕切りし、
粘着捕虫通路を形成する向かい合う壁部の内壁から、粘着捕虫通路内に突設または架設される、
板状または棒状の構造体であって、
邪魔板および邪魔棒の少なくとも一部には、第二粘着部が設けられており、
第一粘着部および第二粘着部は、表面に粘着力を有する部位である、防虫換気口を作成する。
向かい合う壁部の間隙に形成される換気通路が、開口部から連通して延設された換気口において、粘着捕虫通路を経由して換気を行う防虫換気口であって、
粘着捕虫通路は、換気通路を形成する向かい合う壁部の、内壁の少なくとも一部に、第一粘着部が設けられた、換気通路であって、
粘着捕虫通路内に、隔壁が設けられ、
隔壁は、粘着捕虫通路を、一端から逆端まで貫通する複数のセルに区画してルーバー構造またはハニカム構造を形成する、
板状の構造体であって、
隔壁の少なくとも一部には、第二粘着部が設けられており、
第一粘着部および第二粘着部は、表面に粘着力を有する部位である、防虫換気口を作成する。
向かい合う壁部の間隙に形成される換気通路が、開口部から連通して延設された換気口において、粘着捕虫通路を経由して換気を行う防虫換気口であって、
粘着捕虫通路は、換気通路を形成する向かい合う壁部の、内壁の少なくとも一部に、第一粘着部が設けられた、換気通路であって、
粘着捕虫通路を形成する向かい合う壁部の内壁に、凹凸部または屈曲部が設けられており、
第一粘着部は、表面に粘着力を有する部位である、防虫換気口を作成する。
向かい合う壁部の間隙に形成される換気通路が、開口部から連通して延設された換気口において、粘着捕虫通路を経由して換気を行う防虫換気口であって、
粘着捕虫通路は、換気通路を形成する向かい合う壁部の、内壁の少なくとも一部に、第一粘着部が設けられた、換気通路であって、
第一粘着部は、表面に粘着力を有する部位であり、
防虫換気口が、使い捨ての粘着カートリッジからなり、
粘着カートリッジが折りたたみ構造であって、
粘着面と剥離面を設けた一体のシート部材が、粘着面と剥離面が相対するように折りたたまれ、
使用時に、粘着面と剥離面が容易に剥離して、シート部材が筒体を形成する構造であって、
シート部材を、折りたたみ線を鉛直方向に向けて広げたとき、
シート部材の周囲の辺縁部のうち、
折りたたみ線に並行方向の左右の辺縁部をそれぞれA辺、B辺、
折りたたみ線に直交方向の上下の辺縁部をそれぞれC辺、D辺とし、
折りたたみ線を挟んで左右の内側面をそれぞれX面、Y面とすると、
X面には、粘着面と剥離面が設けられており、粘着面と剥離面の境界線が、A辺から折りたたみ線まで横断するように配され、
Y面においては、粘着面と剥離面が、X面とは互い違いになるように配されており、
使用時には、
粘着面と剥離面を剥離したシート部材の
A辺とB辺が接して、筒体を形成し、
C辺とD辺が、筒体の両端開口部のそれぞれの辺縁を形成し、
X面とY面が、筒体の内壁を形成し、
X面とY面の間隙が、換気通路を成し
筒体を形成するシート部材は、向かい合う壁部を構成し、
粘着面は、第一粘着部を構成する、防虫換気口を作成する。
換気通路内に、邪魔板や隔壁があれば、害虫がそれらの構造物や内壁に着地する確率が高まり、そこに粘着部を設ければ害虫の通過がより困難になる。 粘着捕虫通路の内壁面に、凹凸部や屈曲部を設ければ、害虫が内壁の粘着部に着地する確率が高まり、害虫の通過がより困難になる。

Claims (9)

  1. 向かい合う壁部の間隙に形成される換気通路が、開口部から連通して延設された換気口において、粘着捕虫通路を経由して換気を行う防虫換気口であって、
    前記粘着捕虫通路は、前記換気通路を形成する前記向かい合う壁部の、内壁の少なくとも一部に粘着部が設けられた、前記換気通路であって、
    前記粘着部は、表面に粘着力を有する部位であることを特徴とする、防虫換気口。
  2. 前記粘着捕虫通路内に、邪魔板または邪魔棒もしくはその両方が設けられ、
    前記邪魔板および前記邪魔棒は、前記粘着捕虫通路を、完全に閉塞することなく、換気通路を確保しつつ間仕切りし、
    前記粘着捕虫通路を形成する前記向かい合う壁部の内壁から、前記粘着捕虫通路内に突設または架設される、
    板状または棒状の構造体であって、
    前記邪魔板および前記邪魔棒の少なくとも一部には、前記粘着部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の防虫換気口。
  3. 前記粘着捕虫通路内に、隔壁が設けられ、
    前記隔壁は、前記粘着捕虫通路を、一端から逆端まで貫通する複数のセルに区画してルーバー構造またはハニカム構造を形成する、
    板状の構造体であって、
    前記隔壁の少なくとも一部には、前記粘着部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の防虫換気口。
  4. 前記粘着捕虫通路を形成する前記向かい合う壁部の内壁に、凹凸部または屈曲部を設けたことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の防虫換気口。
  5. 前記粘着捕虫通路を形成する前記向かい合う壁部の、内壁の少なくとも一部に、前記粘着捕虫通路を全周にわたって取り囲む、連続した環状を成す前記粘着部を設けたことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の防虫換気口。
  6. 前記防虫換気口が、使い捨ての粘着カートリッジからなることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の防虫換気口。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の防虫換気口を備えた生物飼育用ケース。
  8. 使い捨ての粘着カートリッジからなる請求項3に記載の防虫換気口を備えた、生物飼育用ケースであって、
    前記生物飼育用ケースは、ケース本体の上面を覆う蓋体に、前記粘着カートリッジを設置するための凹部が設けられ、また前記凹部底面には前記開口部が設けられ、
    前記粘着カートリッジが、前記蓋体の前記凹部に、着脱可能に嵌合または遊嵌して、
    前記蓋体の前記開口部と、前記粘着カートリッジの前記換気通路が、連通することを特徴とする、生物飼育用ケース。
  9. 請求項6に記載の防虫換気口において、前記粘着カートリッジが折りたたみ構造であり、
    前記粘着カートリッジは、
    粘着面と剥離面を設けた一体のシート部材が、前記粘着面と前記剥離面が相対するように折りたたまれ、使用時に前記粘着面と前記剥離面が容易に剥離する構造であって、
    前記粘着面と前記剥離面を剥離した前記粘着カートリッジは、
    剥離した一対のシート部材面部が、前記向かい合う壁部を構成し、
    前記剥離した一対のシート部材面部の間隙が、前記換気通路を構成し、
    前記剥離した一対のシート部材面部の前記粘着面と前記剥離面が、前記向かい合う壁部の内壁を構成し、
    前記粘着面が、前記粘着部を構成することを特徴とする、粘着カートリッジ。
























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