JP6768539B2 - シリンダ装置の製造方法およびシリンダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダ装置の製造方法およびシリンダ装置に関する。
シリンダの開口端部にカール加工により加締め部が形成されたシリンダ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−243629号公報
カール加工時に加締め部に割れを生じてしまう可能性がある。
したがって、本発明は、割れの発生を抑制することができるシリンダ装置の製造方法およびシリンダ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るシリンダ装置の製造方法は、外筒を、ブランク材から底部と筒状の側壁部とを有する有底筒状の中間成形体を形成する中間成形体加工工程と、前記中間成形体の前記側壁部をスピニング加工により軸方向に伸ばしてスピニング加工体とするスピニング加工工程と、を含んで形成し、少なくとも前記スピニング加工体の開口部側に、前記スピニング加工を行わない非スピニング加工部を設け、前記非スピニング加工部にカール加工を施す、構成とした。
本発明に係るシリンダ装置は、外筒の開口部に加締め部が形成され、前記加締め部が前記開口部から離間した位置よりも低張力である、構成とした。
本発明によれば、割れの発生を抑制することができる。
本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の製造方法で製造されたシリンダ装置を示す断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の製造方法で製造された切削加工体を示す断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の製造方法のブランク材から中間成形体を得る絞り加工工程を段階的に示す斜視図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の製造方法の工程図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の製造方法の絞り加工工程後、スピニング加工工程前の状態を示す断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の製造方法の中間成形体からスピニング加工体を得るスピニング加工工程を段階的に示す断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の製造方法で得られるスピニング加工体を示す断面図である。 本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の製造方法で製造された切削加工体の変形例を示す断面図である。
本発明に係る一実施形態のシリンダ装置の製造方法およびシリンダ装置を図面を参照して以下に説明する。
まず、本実施形態の製造方法で製造されるシリンダ装置11を図1を参照して説明する。図1に示すシリンダ装置11は、自動車や鉄道車両等の車両のサスペンション装置に用いられる緩衝器であり、具体的には自動車のストラット型サスペンションに用いられる緩衝器である。シリンダ装置11は、作動液体が封入される円筒状の内筒12と、内筒12よりも大径で内筒12の外周側に設けられ内筒12との間に作動液体および作動気体が封入されるリザーバ室13を形成する有底筒状の外筒14とを有している。つまり、シリンダ装置11は、外筒14内に内筒12が設けられた複筒式の緩衝器である。
外筒14は、金属製の一部材からなる一体成形品であり、円筒状の側壁部17と、側壁部17の軸方向の一端側を閉塞する底部18とを有している。これら側壁部17および底部18の中心軸線が外筒14の中心軸線となる。
底部18は、側壁部17の軸方向の端縁部から側壁部17から離れるほど縮径するように延出するテーパ筒状部21と、テーパ筒状部21の側壁部17とは反対側の端縁部から径方向内方に延出する平板状の円環部22と、円環部22のテーパ筒状部21とは反対側の端縁部から円環部22から離れるほど縮径するように延出するテーパ筒状部23と、テーパ筒状部23の円環部22とは反対側の端縁部から径方向内方に延出する平板状の円板部24とを有している。底部18は、テーパ筒状部21、円環部22、テーパ筒状部23および円板部24のいずれの厚さも、側壁部17よりも厚くなっている。テーパ筒状部21,23は、外筒14の中心軸線を中心とするテーパ状となっており、円環部22および円板部24は、外筒14の中心軸線に対し直交して広がっている。
内筒12は、金属製の一部材からなる一体成形品であり、円筒状をなしている。内筒12は、その軸方向の一端部に取り付けられた円環状のベース部材30を介して外筒14の底部18に係合している。また、内筒12は、その軸方向の他端部に取り付けられた円環状のロッドガイド31を介して外筒14の側壁部17の底部18とは反対側に係合している。
ベース部材30は、内筒12に嵌合し固定された状態で外筒14の底部18に載置されている。ベース部材30は、底部18の円環部22に載置されており、その際に、テーパ筒状部21で径方向に位置決めされる。これにより、ベース部材30は、外筒14と同軸状に配置されることになり、その結果、内筒12の軸方向の一端部を外筒14と同軸状に配置する。ロッドガイド31は、内筒12と外筒14の側壁部17とに嵌合することで、内筒12の軸方向の他端部を外筒14と同軸状に配置する。このロッドガイド31に対して底部18とは反対側には、円環状のシール部材33が配置されており、このシール部材33も側壁部17の内周部に嵌合されている。側壁部17の底部18とは反対の開口部19側には、カール加工によって径方向内方に塑性変形させられた加締め部34が形成されており、シール部材33は、この加締め部34とロッドガイド31とに挟持されている。シール部材33は、その軸方向の外側がこの加締め部34で係止されることによって、外筒14の開口部19側を封止する。
内筒12内には、ピストン35が摺動可能に嵌装されている。このピストン35は、内筒12内に第1室38と第2室39とを画成している。第1室38は、内筒12内のピストン35とロッドガイド31との間に設けられ、第2室39は、内筒12内のピストン35とベース部材30との間に設けられている。内筒12内の第2室39は、内筒12の一端側に設けられたベース部材30によって、リザーバ室13と画成されている。第1室38および第2室39には作動液体である油液が充填されており、リザーバ室13には作動気体であるガスと作動液体である油液とが充填されている。
ピストン35にはロッド41がナット43によって連結されている。ロッド41は、ロッドガイド31およびシール部材33を通って内筒12および外筒14から外部へと延出している。これにより、ロッド41は、一端側が外筒14および内筒12内に配置され他端側が外筒14および内筒12の外部に配置されている。ロッド41は、この他端側が外筒14の開口部19から外筒14の外部に延出している。ロッド41は、ロッドガイド31に案内されて、内筒12および外筒14に対して、ピストン35と一体に軸方向に移動する。シール部材33は、外筒14とロッド41との間を閉塞して、内筒12内の作動液体と、リザーバ室13内の作動気体および作動液体とが外部に漏出するのを規制する。
ピストン35には、軸方向に貫通する通路44および通路45が形成されている。通路44,45は、第1室38と第2室39とを連通可能となっている。ピストン35には、ピストン35に当接することで通路44を閉塞可能な円環状のディスクバルブ46が軸方向の底部18とは反対側に設けられている。また、ピストン35には、ピストン35に当接することで通路45を閉塞可能な円環状のディスクバルブ47が軸方向の底部18側に設けられている。
ディスクバルブ46は、ロッド41が内筒12および外筒14内への進入量を増やす縮み側に移動しピストン35が第2室39を狭める方向に移動して第2室39の圧力が第1室38の圧力よりも所定値以上高くなると通路44を開くことになり、その際に減衰力を発生させる。ディスクバルブ47は、ロッド41が内筒12および外筒14からの突出量を増やす伸び側に移動しピストン35が第1室38を狭める方向に移動して第1室38の圧力が第2室39の圧力よりも所定値以上高くなると通路45を開くことになり、その際に減衰力を発生させる。
ベース部材30には、軸方向に貫通する通路52および通路53が形成されている。通路52,53は第2室39とリザーバ室13とを連通可能となっている。ベース部材30には、その軸方向の底部18側に、ベース部材30に当接することで通路52を閉塞可能な円環状のディスクバルブ55が配置され、その軸方向の底部18とは反対側に、ベース部材30に当接することで通路53を閉塞可能な円環状のディスクバルブ56が配置されている。
ディスクバルブ55は、通路52を介する第2室39からリザーバ室13側への作動液体の流れを許容し、これとは逆方向の通路52を介する作動液体の流れを規制するチェックバルブである。ディスクバルブ55は、ロッド41が縮み側に移動して第2室39の圧力がリザーバ室13の圧力よりも所定値以上高くなると通路52を開くことになり、その際に減衰力を発生させる減衰バルブとなっている。
ディスクバルブ56は、通路53を介するリザーバ室13から第2室39側への作動液体の流れを許容し、これとは逆方向の通路53を介する作動液体の流れを規制するチェックバルブである。ディスクバルブ56は、ロッド41が伸び側に移動しピストン35が第1室38側に移動して第2室39の圧力がリザーバ室13の圧力より下降すると通路53を開くことになるが、その際にリザーバ室13から第2室39内に実質的に減衰力を発生させずに作動液体を流すサクションバルブである。
外筒14の底部18の円板部24の外側には円筒状の取付アイ58が溶接により固定されている。シリンダ装置11は、例えばロッド41が車両の車体側に連結され、取付アイ58が車両の車輪側に連結されて、車輪の車体に対する移動に対して減衰力を発生させる。シリンダ装置11は、ロッド41および外筒14が外部から衝撃力を受ける。
次に、本実施形態のシリンダ装置の製造方法について説明する。
本実施形態の製造方法は、上記したシリンダ装置11を製造する方法であって、外筒14の加締め部34が形成される前の状態の図2に示す切削加工体14dを形成する造管方法を含んでいる。
まず、冷間圧延鋼板(例えばSPCE)や熱間圧延鋼板(例えばSPHE)からなる所定厚さの平板からせん断加工により、図3(a)に示すように、一定厚さで所定の大きさの円形平板状のブランク材14aを形成する図4に示すせん断加工工程S1を行う。このせん断加工工程S1は冷間加工である。
次に、ダイとポンチとからなる金型を有する図示略のプレス成形機によって、図3(a)に示す平板状のブランク材14aに絞り加工の一種である深絞り加工を行って、図3(b)から図3(c)に示すように、有底筒状の中間成形体14bを形成する中間成形体加工工程である図4に示す絞り加工工程S2を行う。この絞り加工工程S2も冷間加工である。ここで、絞り加工工程S2では複数回(例えば2回)に分けて深絞り加工を行って徐々に中間成形体14bの深さを深くし、長さを長くする。
この絞り加工工程S2後の中間成形体14bは、絞り加工工程S2での天面加工により、テーパ筒状部21、円環部22、テーパ筒状部23および円板部24が形成された凸状の底部18が形成され、この底部18と連続する筒状の側壁部17bが形成された底付円筒体となる。言い換えれば、中間成形体加工工程である絞り加工工程S2では、ブランク材14aから、底部18と筒状の側壁部17bとを有する有底筒状の中間成形体14bを形成する。中間成形体14bは、図5に示すように、側壁部17bの底部18とは反対側が開口部19bとされており、側壁部17bが、後工程の図4に示すスピニング加工工程S3および切削加工工程S4後の図2に示す側壁部17dよりも長さが短く全体的に肉厚が厚い。このため、中間成形体14bは比較的短尺となる。
なお、本実施形態では、中間成形体加工工程として、ブランク材14aから絞り加工の一種である深絞り加工により有底円筒状の中間成形体14bを形成する例を示したが、内周側に穴のない中実の低炭素鋼棒から鍛造加工で中間成形体14bを形成しても良い。さらに、中間成形体加工工程として、絞り加工の一種であるスピニング加工により中間成形体14bを形成しても良い。
具体的に、後工程のスピニング加工工程S3を考慮して、中間成形体14bには側壁部17bに厚み(例えば2.6〜5.0mm)を持たせる。絞り加工工程S2は、しわ抑え板でブランク材14aに圧力を加えながら、パンチとダイの隙間(クリアランス)にブランク材14aを引き込み有底円筒形状とする。パンチ先端としわ抑え板により側壁部17bは引っ張られて薄くなるため、板厚減少量を見込んだ厚み(例えば5.0mm以上)をブランク材14aに持たせても良い。短尺の中間成形体14bは金型のクリアランスを広げ単純な曲げ変形を与えて円筒形状としても良い。
次に、中間成形体14bの側壁部17bを、図5および図6に一部を示すスピニング加工機によるスピニング加工により軸方向に伸ばして図5に示す中間成形体14bを図6に示すスピニング加工体14cとする図4に示すスピニング加工工程S3を行う。このスピニング加工工程S3も冷間加工である。スピニング加工は、回転加工である。ここで、回転加工には、ねじ転造加工、歯車転造加工、プロフィル転造加工、クロスローリング加工、ヘリカルローリング加工、ディスクローリング加工、回転鍛造加工、ロータリスエージング加工、スピニング加工がある。
スピニング加工機は、図5に示すように、中間成形体14bの内面形状と同形状の外面形状を有し、中間成形体14bよりも軸方向長さが長い円柱状のマンドレル61を有している。マンドレル61は、底部18の内面とほぼ同形状の先端面62と、側壁部17bの内径とほぼ同径の外径の円筒面からなる外周面63とを有している。なお、スピニング加工工程S3では側壁部17bのみ加工するようにし、凸状の底部18は加工しないほうが望ましい。すなわち、底部18は軸力が加わるため厚肉であることが望ましいことから、絞り加工工程S2で底部18を外筒14の最終形状にするほうがよい。
先端面62は、外周面63の軸方向の端縁部から外周面63から離れるほど縮径するように延出するテーパ面部65と、テーパ面部65の外周面63とは反対側の端縁部から径方向内方に延出する平板状の円環平面部66と、円環平面部66のテーパ面部65とは反対側の端縁部から円環平面部66から離れるほど縮径するように延出するテーパ面部67と、テーパ面部67の円環平面部66とは反対側の端縁部から径方向内方に延出する円形平面部68とを有している。円環平面部66および円形平面部68は、マンドレル61の中心軸線に対して直交して広がっている。マンドレル61は、テーパ面部65がテーパ筒状部21に、円環平面部66が円環部22に、テーパ面部67がテーパ筒状部23に、円形平面部68が円板部24に、それぞれ当接する。
スピニング加工機は、上記マンドレル61と、このマンドレル61を内側に挿入した状態の中間成形体14bの底部18をマンドレル61とで挟持してマンドレル61の中心軸線を中心にマンドレル61と一体に回転する図示略のセンタ治具と、このセンタ治具とマンドレル61とでこれらと一体に回転させられる中間成形体14bの側壁部17bをマンドレル61に向けて押し付ける複数のローラ72とを有している。
マンドレル61の中心軸線を中心に、中間成形体14bとこれを挟持するマンドレル61および図示略のセンタ治具とが一体に回転する。これらの回転数が設定した回転数に達した状態で、複数のローラ72が、図5に示す中間成形体14bに対する軸方向の位置を揃えながら、図5に示す側壁部17bを、図6(a)から図6(b)、さらに図6(c)に示すように、底部18側の端部から径方向内方に押圧し塑性変形させて薄肉化しつつ底部18から離れる方向に移動することで、図5に示す側壁部17bを軸方向に底部18とは反対に伸ばす。その際に、側壁部17bの底部18とは反対側の開口部19b側は、底部18から所定距離の位置から開口端まで、複数のローラ72を中間成形体14bから中間成形体14bの径方向の外方に逃がすことで、スピニング加工を行わない。
よって、中間成形体14bのスピニング加工工程S3後の図6(c)および図7に示すスピニング加工体14cの側壁部17cは、底部18とは反対の開口部19c側の開口端を含む軸方向所定範囲に、スピニング加工工程S3においてスピニング加工を行わない非スピニング加工部101cが設けられている。側壁部17cは、非スピニング加工部101cを除く部分がスピニング加工されたスピニング加工部102となっている。スピニング加工体14cは、側壁部17cが軸方向に伸されることで、図5に示す中間成形体14bよりも軸方向に長い長尺状となる。スピニング加工体14cの底部18は中間成形体14bと同様のままである。スピニング加工部102は外筒14の最終形状となっている。
図6(c)および図7に示すスピニング加工部102は、図5に示す側壁部17bのうちのスピニング加工部102に加工される部分よりも肉厚が薄く軸方向に長い。図6(c)および図7に示す非スピニング加工部101cは、図5に示す側壁部17bのうちの非スピニング加工部101cに加工される部分と肉厚が同等であり、軸方向長さも同等である。その結果、図6(c)および図7に示すスピニング加工体14cの側壁部17cは、図5に示す中間成形体14bの側壁部17bよりも軸方向に長い。よって、スピニング加工工程S3では、中間成形体14bの側壁部17bをスピニング加工により軸方向に伸ばすことになる。スピニング加工工程S3では、少なくともスピニング加工体14cの側壁部17cの開口部19c側に、スピニング加工を行わない非スピニング加工部101cを設ける。スピニング加工工程S3は、側壁部17bを塑性変形させて薄肉化しつつ一部を軸方向に伸ばして側壁部17cとするフローフォーミング(回転しごき加工)工程である。
図5に示す中間成形体14bから側壁部17bを伸ばすことで、図6(c)および図7に示すスピニング加工体14cの形状を得るには、前述のフローフォーミング工程以外に、管端絞りに用いている平行スエージ加工の適用も考えられる。しかし、平行スエージ加工はマンドレルとダイの間で素管端部をしごき加工するため、管壁を段付きに形成することは難しい。特に、平行スエージは、移動方向に移動するに従って肉厚を減じることはできるが、加工移動方向に肉厚を増やすように加工することは難しい。一方、スピニング加工は中間成形体14bを挿入したマンドレル61を回転させ、側壁部17bを複数のローラ72によりしごくことで軸方向に延伸させる。管軸方向と半径方向を同時に移動させるために、マンドレル61とのクリアランスを数値制御することで、側壁部17cが段付きのスピニング加工体14cを形成できる。
具体的に、中間成形体14bと一体に回転する図示略のセンタ治具およびマンドレル61の回転が所定の設定された回転数(例えば100〜3000rpm)に達したことを確認し、複数(2つ以上)のローラ72を、底部18付近に接触しないよう移動させ、設定した一定の径方向のクリアランスをマンドレル61との間で保ちつつ軸方向に移動させる。このクリアランスは、中間成形体14bの側壁部17bの肉厚よりも小さいため、ローラ72は、側壁部17bを、しごき加工しながら薄く軸方向に伸ばす回転しごき加工(前方回転しごき加工、後方回転しごき加工)を行って、側壁部17cを有するスピニング加工体14cを形成する。
ここで、スピニング加工体14cは、スピニング加工部102が上記した絞り加工工程S2で加工硬化しているため、スピニング加工工程S3の加工条件を最適化して延性低下による表面層剥離の発生、表面性状の悪化を抑制する。ローラ72の回転数・形状・送り速度、加工方法(前方、後方、多パス)、潤滑・冷却剤といった因子は、加工精度と表面性状の向上とサイクルタイムの短縮が可能な条件を選定する。
絞り加工工程S2で形成された側壁部17bの底部18とは反対側の開口部19b側は、後工程のスピニング加工工程S3でスピニング加工が行われない部分となっている。その結果、スピニング加工工程S3後のスピニング加工体14cの側壁部17cは、開口部19c側の開口端を含む所定範囲に非スピニング加工部101cが設けられ、非スピニング加工部101cを除く部分がスピニング加工部102となっている。非スピニング加工部101cは、スピニング加工部102と同等の内径であり、スピニング加工部102よりも外径が大きい。非スピニング加工部101cは、中間成形体14bの側壁部17bと同等の外径である。
次に、スピニング加工体14cの側壁部17cの非スピニング加工部101cを、スピニング加工が施されたスピニング加工部102と外径が同径となるように切削加工して、図2に示す非スピニング加工部101dを形成する図4に示す切削加工工程S4を行う。このようにして、図7に示すスピニング加工体14cから、スピニング加工部102およびこれと外径が同径の非スピニング加工部101dを有する側壁部17dを備える切削加工体14dを得る。切削加工体14dの底部18も、中間成形体14bと同様のままである。
ここで、この切削加工工程S4においては、非スピニング加工部101dにおける底部18から所定距離の位置から開口端までの範囲を突切りして切削加工体14dの全長を公差内とするように調整する。また、切削加工体14dの側壁部17dの開口部19d側の開口端を含む所定範囲の内周部は、図1に示すロッドガイド31およびシール部材33が嵌合する部分となることから、この切削加工工程S4において切削加工して、内径を公差内とするように調整する。さらに、この切削加工工程S4において側壁部17dの開口端の内外両側に面取りを形成する。
このような切削加工工程S4により、側壁部17bよりも肉厚が薄く軸方向に長い一定肉厚の側壁部17dを有する図2に示す有底筒状の切削加工体14dを得る。切削加工体14dは、側壁部17dの底部18とは反対の開口部19d側の開口端を含む所定範囲に、スピニング加工工程S3においてスピニング加工を行わずに外周部が切削加工工程S4において切削加工された非スピニング加工部101dが設けられている。切削加工体14dの側壁部17dは、この非スピニング加工部101dを除く部分が、スピニング加工され、非スピニング加工部101dよりも加工硬化し高張力となったスピニング加工部102となっている。非スピニング加工部101dおよびスピニング加工部102は内径が同径であり、外径も同径となっている。
その後、切削加工体14dを洗浄する図4に示す洗浄工程S5を行い、底部18の外側に取付アイ58を溶接する図4に示すアイ溶接工程S6を行う。
そして、別途、図1に示すベース部材30に内筒12の一端を嵌合させ、ピストン35がナット43により取り付けられた状態のロッド41を内筒12内に、ピストン35を内筒12内に嵌合させるように挿入して、ロッド41に支持されたロッドガイド31を内筒12の他端に嵌合させ、シール部材33をロッド41を径方向に覆うように配置する。
そして、取付アイ58が溶接された図2に示す切削加工体14dに、これら内装部品を挿入してベース部材30を底部18に当接させて、ロッド41に支持された封口部材であるシール部材33をロッドガイド31に押し付けながら側壁部17dの開口部19d側に、カール加工により内側にカールする図1に示す加締め部34を形成する加締め工程を含む組立工程S7を行って外筒14の形状とする。その際に、加締め部34は、図2に示す側壁部17dの非スピニング加工部101dの範囲内にカール加工を施すことで、塑性変形して形成されることになる。このように、加締め部34が形成されることで、図2に示す非スピニング加工部101dが、図1に示す加締め部34と加締め部34以外の非スピニング加工部101となる。図2に示す非スピニング加工部101dの範囲内に形成された図1に示す加締め部34は、外筒14の開口部19から離間した位置のスピニング加工部102よりも低張力である。
ここで、切削加工体14dに加締め部34を形成して外筒14とするカール加工は、中心軸を回転中心として回転する図2に示す切削加工体14dの開口部19dに対して、回転するローラを切削加工体14dの半径方向に移動させて押し付ける方式、中心軸を回転中心として回転する切削加工体14dの開口部19dに対して、ローラを切削加工体14dの軸方向に移動させて押し付ける方式、位置固定の切削加工体14dの開口部19dに対して、切削加工体14dの中心軸を中心にローラを旋回させ切削加工体14dの軸方向に移動させて押し付ける方式のいずれかの方式を採用できる。カール加工により、図1に示すように外筒14に側壁部17から径方向内側に延出して形成された加締め部34は、外筒14の全周にわたって連続する円環状をなしている。
このような組立工程S7を経て、シリンダ装置11が製造される。なお、上述したように、スピニング加工工程S3では、絞り加工工程S2での天面加工により形成された凸状底部18を変形させることはない。
上記した特許文献1では、筒状のシリンダの開口端部にカール加工により加締め部が形成されているが、このようにカール加工により加締め部が形成される側壁部を、その前工程において絞り加工およびスピニング加工で形成すると、これら絞り加工およびスピニング加工は強加工であることから加工硬化し、伸び率つまり延性が低下してしまう。延性が低下した側壁部をカール加工により塑性変形させて加締め部を形成すると、加締め部にその付け根部分を含んで割れを生じてしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態は、外筒14を、ブランク材14aから底部18と筒状の側壁部17bとを有する有底筒状の中間成形体14bを形成する絞り加工工程S2と、中間成形体14bの側壁部17bをスピニング加工により軸方向に伸ばしてスピニング加工体14cとするスピニング加工工程S3と、を含んで形成し、少なくともスピニング加工体14cの開口部19c側に、スピニング加工を行わない非スピニング加工部101cを設け、非スピニング加工部101cに切削加工を施した非スピニング加工部101dにカール加工を施すようにしている。
このように、スピニング加工を行わないことで延性の低下が抑制されている非スピニング加工部101dにカール加工で加締め部34を形成するため、割れの発生を抑制することができる。言い換えれば、非スピニング加工部101dに形成される加締め部34がその付け根部分を含めて、外筒14の開口部19から離間した位置であるスピニング加工部102よりも低張力で延性が高いため、割れの発生を抑制することができる。
また、スピニング加工工程S3後のスピニング加工体14cの非スピニング加工部101cを、スピニング加工工程S3でスピニング加工が施されたスピニング加工部102と同径となるように切削加工して非スピニング加工部101dとする切削加工工程を含むため、一定外径の側壁部17dを形成することができる。
ここで、シリンダを深絞りで成形すると精度が低下してしまう可能性がある。特に、長尺状のシリンダを深絞り加工で形成すると、金型やプレス機械の真直度が問題となり、要求される肉厚のばらつきや真直度を確保できない可能性がある。また、深絞り加工による長尺状のシリンダの製造はハイストロークのプレス機械が必要で、設備投資額が大きくなり、溶接レス化や検査工程のコスト低減効果が相殺されてしまう。また、深絞り加工は、製品直径を共通化しても長さ別に金型を用意しなければならず、コストがさらに高くなってしまう。
これに対して、本実施形態は、外筒14を、平板状のブランク材14aから絞り加工により底部18と側壁部17bとを有する有底筒状の中間成形体14bを形成する絞り加工工程S2と、中間成形体14bの側壁部17bを部分的にスピニング加工により軸方向に伸ばしてスピニング加工部102と非スピニング加工部101cとを有する側壁部17cとするスピニング加工工程S3と、非スピニング加工部101cを切削加工して非スピニング加工部101dとする切削加工工程とを含んで形成する。これにより、精度低下を抑制することができる。特に、長尺状の外筒を深絞り加工のみで形成する場合には、プレス機械および金型の加工圧力による撓みが大きいことから、要求される肉厚のばらつきや真直度低下という問題が生じるが、このような精度低下を抑制することができる。
すなわち、まず、絞り加工工程S2により、複雑形状の底部18を形成しつつ短尺の側壁部17bを形成して、中間成形体14bを得る。絞り加工工程S2の場合、短尺の中間成形体14bを形成するために必要な圧力負荷は比較的小さくでき、短いパンチで加工することができるため、撓み量が少なく肉厚のばらつきと真直度が改善可能となる。
このようにして形成された中間成形体14bの側壁部17bを、スピニング加工工程S3で軸方向に伸ばして長尺のスピニング加工体14cを形成する。スピニング加工工程S3は、肉厚のばらつきと真直度の低下を抑制しつつ加工を行うことができるばかりか、高い加工精度で、側壁部17bの肉厚のばらつきと真直度を加工しながら矯正できるため、スピニング加工体14cについて、肉厚のばらつきや真直度低下といった精度低下を抑制することができる。
また、スピニング加工工程S3の後の切削加工工程S4では、スピニング加工体14cの非スピニング加工部101cを切削加工し非スピニング加工部101dとして、切削加工体14dを得る。切削加工工程S4も、高い加工精度で、非スピニング加工部101cの肉厚のばらつきと真直度を加工しながら矯正できるため、切削加工体14dについての精度低下を抑制することができる。
ここで、シリンダ装置の外筒には、電縫管等の円筒状の素材の端部を熱間加工によってクロージングして底部を形成したり、電縫管等の円筒状の素材にボトムキャップを圧入後にシーム溶接するものもあるが、熱間クロージング加工は封止が不完全な場合に液漏れを発生する可能性がある。シーム溶接はスパッタが油液中に混入する等のコンタミネーションの発生の可能性がある。これに対して、本実施形態の製造方法によれば、外筒14を冷間加工で形成することができ、また、溶接レスで形成することができる。よって、コンタミネーションの発生や液漏れの可能性を低減できる。よって、品質安定化が可能であり、また、液漏れ検査の省略が可能となってコスト低減を実現することができる。
また、ハイストロークのプレス機械の導入が不要となるため、コスト低減が可能となる。加えて、スピニング加工は製品全長の自由度が高いため、金型数を減少させることができることから、さらにコスト低減が可能となる。また、スピニング加工工程により複筒式緩衝器の全長の自由度が増しを制御し多品種量産に適している。なお、本実施形態では、底部18と側壁部17dとが一体に形成される切削加工体14dにおいて、底部18の厚みと比して、小さくなる部分を側壁部17dに設ける構成としている。これにより底部18と側壁部17dを一体に形成した場合であっても、軸力が加わる底部18の肉厚を確保することができ、底部18の剛性を確保することができる。
冷間圧延鋼板(例えばSPCC,SPCD,SPCE)や熱間圧延鋼板(例えばSPHC,SPHD,SPHE)等の低炭素鋼を素材として用いても、加工硬化させて外筒14を得ることによって、590級高張力鋼板と同程度の200HVのビッカース硬さ(圧縮強さ)を得ることができる。
なお、非スピニング加工部101cの外周部を切削加工せずに、スピニング加工工程S3の後の非スピニング加工部101cにそのまま加締め部34を形成することも可能である。
次に、上述した一実施形態のスピニング加工工程の変形例を図8を参照して説明する。変形例の製造方法は、シリンダ装置を製造する方法のうち、加締め部が形成される前の図7に示す有底筒状の切削加工体84を製造する造管方法を含んでいる。
上述の図2に示す切削加工体14dは、スピニング加工工程S3において、図7に示すように、側壁部17cの底部18側から開口部19c手前までの所定範囲にスピニング加工によって一定径のスピニング加工部102を形成するとともに、側壁部17cの開口部19c側に、スピニング加工を行わないことによりスピニング加工部102よりも大径となる非スピニング加工部101cを形成するようになっている。
スピニング加工工程S3においては、このように側壁部17cを段付き形状に形成できることから、開口部19c側以外にも、側壁部17cの軸方向の中間部を段付き形状とすることができる。例えば、図8に示す切削加工体84のように、側壁部87について、ブラケット93が嵌合される嵌合部90の外径を小径に加工し、その後、ローラ72を外径側に逃がすことで外径が嵌合部90よりも大径の大径部91を加工し、さらに、その後、ローラ72を再度内径側に移動させて外径が大径部91よりも小径で、スプリングシート94が圧入される中径部92を形成することもできる。
これにより、従来、管を部分的にバルジ加工により拡径させて形成していた成形部をスピニング加工で同時に形成することができ、バルジ加工工程を止めることができ、生産性を向上させることができ、製造コストを低減できる。このように、スピニング加工工程S3において、側壁部87を薄肉化する際に、軸方向位置によって厚さを部分的に変更することで、スプリングを支持するスプリングシート94が固定される中径部92を他の部分よりも厚肉化して強度を高めることが容易にできる。この場合、厚肉部分の角部は組け付け時に応力集中を生じる可能性があるため、溶接補強により応力を分散させても良い。
ここで、切削加工体84は、側壁部87の開口部95側が、スピニング加工工程S3においては、スピニング加工されずに大径部91と同径あるいは大径部91よりも大径とされ、その後の外周部の切削加工により、図8に示すように中径部92よりも外径が小径の小径部97とされる。
以上の実施形態は、それ自体が懸架装置となることでロッド41に衝撃力を受けるストラット式サスペンション用の緩衝器であるが、ショックアブソーバ式サスペンション用の緩衝器にも適用可能である。また、各種自動車、ロボット、プレス機械、搬送器、椅子の上下部、扉の開閉部等に適用可能である。
以上に述べた実施形態の第1の態様は、有底筒状の外筒と、前記外筒内に設けられる内筒と、一端側が前記内筒内に配置され他端側が前記外筒の外部に配置されて前記内筒に対して軸方向に移動するロッドと、を有し、前記外筒の開口部がカール加工されたシリンダ装置の製造方法であって、前記外筒を、ブランク材から底部と筒状の側壁部とを有する有底筒状の中間成形体を形成する中間成形体加工工程と、前記中間成形体の前記側壁部をスピニング加工により軸方向に伸ばしてスピニング加工体とするスピニング加工工程と、を含んで形成し、少なくとも前記スピニング加工体の開口部側に、前記スピニング加工を行わない非スピニング加工部を設け、前記非スピニング加工部に前記カール加工を施すことを特徴とする。このように、スピニング加工を行わないことで延性の低下が抑制されている非スピニング加工部にカール加工を施すため、割れの発生を抑制することができる。
実施形態の第2の態様は、上記第1の態様において、前記非スピニング加工部を、スピニング加工が施されたスピニング加工部と同径となるように切削加工する切削加工工程を含むことを特徴とする。これにより、一定径の側壁部を形成することができる。
実施形態の第3の態様は、有底筒状の外筒と、前記外筒内に設けられる内筒と、一端側が前記内筒内に配置され他端側が前記外筒の外部に配置されて前記内筒に対して軸方向に移動するロッドと、を有し、前記外筒の開口部に加締め部が形成されたシリンダ装置であって、前記加締め部は、前記外筒の前記開口部から離間した位置よりも低張力であることを特徴とする。このように、加締め部が、外筒の開口部から離間した位置よりも低張力であるため、割れの発生を抑制することができる。
11 シリンダ装置
12 内筒
14 外筒
14a ブランク材
14b 中間成形体
14c スピニング加工体
14d,84 切削加工体
17b,17c 側壁部
18 底部
19,19c 開口部
41 ロッド
101c,101d 非スピニング加工部
102 スピニング加工部

Claims (3)

  1. 有底筒状の外筒と、
    前記外筒内に設けられる内筒と、
    一端側が前記内筒内に配置され他端側が前記外筒の外部に配置されて前記内筒に対して軸方向に移動するロッドと、を有し、
    前記外筒の開口部がカール加工されたシリンダ装置の製造方法であって、
    前記外筒を、
    ブランク材から底部と筒状の側壁部とを有する有底筒状の中間成形体を形成する中間成形体加工工程と、
    前記中間成形体の前記側壁部をスピニング加工により軸方向に伸ばしてスピニング加工体とするスピニング加工工程と、を含んで形成し、
    少なくとも前記スピニング加工体の開口部側に、前記スピニング加工を行わない非スピニング加工部を設け、
    前記非スピニング加工部に前記カール加工を施すことを特徴とするシリンダ装置の製造方法。
  2. 前記非スピニング加工部を、スピニング加工が施されたスピニング加工部と同径となるように切削加工する切削加工工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置の製造方法。
  3. 有底筒状の外筒と、
    前記外筒内に設けられる内筒と、
    一端側が前記内筒内に配置され他端側が前記外筒の外部に配置されて前記内筒に対して軸方向に移動するロッドと、を有し、
    前記外筒の開口部に加締め部が形成されたシリンダ装置であって、
    前記加締め部は、前記外筒の前記開口部から離間した位置よりも低張力であることを特徴とするシリンダ装置。
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